JPH0747934Y2 - 電気接続箱の防水構造 - Google Patents
電気接続箱の防水構造Info
- Publication number
- JPH0747934Y2 JPH0747934Y2 JP1989005987U JP598789U JPH0747934Y2 JP H0747934 Y2 JPH0747934 Y2 JP H0747934Y2 JP 1989005987 U JP1989005987 U JP 1989005987U JP 598789 U JP598789 U JP 598789U JP H0747934 Y2 JPH0747934 Y2 JP H0747934Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating substrate
- wall
- case
- bus bar
- protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用ワイヤーハーネスの相互接続などに
用いられる電気接続箱の防水構造に関する。
用いられる電気接続箱の防水構造に関する。
電気接続箱は、一般に第５図に示す如く、複数のブスバ
ー１と絶縁基板２とを重ねて成る積層配線板３を上部ケ
ース４と下部ケース５に収容して構成される。
ー１と絶縁基板２とを重ねて成る積層配線板３を上部ケ
ース４と下部ケース５に収容して構成される。
上部ケース４及び下部ケース５には、それぞれヒューズ
キャビティ６、リレーキャビティー７、コネクタハウジ
ング８等の結合部が形成され、これらの結合部には上記
ブスバー１に連成された立ち上がり（または立ち下が
り）タブ９が突出して収容される。タブ９には必要に応
じて雌−雌中継端子10を嵌挿し、図示しないリレー，ヒ
ューズ，コネクタ等の雄端子と接続する。
キャビティ６、リレーキャビティー７、コネクタハウジ
ング８等の結合部が形成され、これらの結合部には上記
ブスバー１に連成された立ち上がり（または立ち下が
り）タブ９が突出して収容される。タブ９には必要に応
じて雌−雌中継端子10を嵌挿し、図示しないリレー，ヒ
ューズ，コネクタ等の雄端子と接続する。
一方、下部ケース５と上部ケース４には、その周壁適宜
箇所に係止爪11と可撓性係止板12とから成るロック手段
を設け、両者を固定できるようにしてある。
箇所に係止爪11と可撓性係止板12とから成るロック手段
を設け、両者を固定できるようにしてある。
第６図はロック部分の断面図である。すなわち、可撓性
係止板12は、下端部に内側に向かう突起13を有し、突起
13に係止爪11が係合し、ロックされる構造である。
係止板12は、下端部に内側に向かう突起13を有し、突起
13に係止爪11が係合し、ロックされる構造である。
この可撓性係止板12の金型による形成のために、内壁14
との間に抜き穴15が残る。この抜き穴15から水が箱内に
浸入した場合などに備え、下部ケース５には排水孔16が
設けてある。
との間に抜き穴15が残る。この抜き穴15から水が箱内に
浸入した場合などに備え、下部ケース５には排水孔16が
設けてある。
ところが、内壁14の下端は、可撓性係止板12の上端の部
分で止まっており、しかも最上層の絶縁基板２の上に位
置する。
分で止まっており、しかも最上層の絶縁基板２の上に位
置する。
このために、従来、抜き穴15から水が浸入すると、第７
図の矢線に示す如く、上層部の絶縁基板２やブスバー１
を濡らし、その合わせ目から内部に入り込み、ブスバー
間にリークやショートが生じ、リレーや各種制御機器の
誤作動の原因となる点が指摘されていた。
図の矢線に示す如く、上層部の絶縁基板２やブスバー１
を濡らし、その合わせ目から内部に入り込み、ブスバー
間にリークやショートが生じ、リレーや各種制御機器の
誤作動の原因となる点が指摘されていた。
本考案の課題は、従来の電気接続箱の基本構造を変えず
に、ブスバーのリークやショートを防止することができ
る防水構造を提供することにある。
に、ブスバーのリークやショートを防止することができ
る防水構造を提供することにある。
前記の課題を達成するため、本考案にあっては、第１図
に示すように、抜き穴15部分の内壁14を延設し、その延
設部14′の下端を積層配線板３の最下層のブスバー13ま
たは絶縁基板23の位置以下に位置せしめたことを特徴と
する。
に示すように、抜き穴15部分の内壁14を延設し、その延
設部14′の下端を積層配線板３の最下層のブスバー13ま
たは絶縁基板23の位置以下に位置せしめたことを特徴と
する。
図中、11,12,13はそれぞれ上から第１層，第２層，第３
層のブスバーを示し、21,22,23は同じく第１層，第２
層，第３層の絶縁基板を示す。
層のブスバーを示し、21,22,23は同じく第１層，第２
層，第３層の絶縁基板を示す。
もう一つの解決手段は、第３図に示すように、積層配線
板３を構成する第１層絶縁基板21の周縁に下層の第２層
絶縁基板22の周縁を覆う囲い枠171を、同様に第２層絶
縁基板22には第３層絶縁基板23に対する囲い枠172を、
順次設けたことである。第３図の実施例では、各層の囲
い枠171,172,173の下端が面一になっているが、必ずし
も揃える必要がない。
板３を構成する第１層絶縁基板21の周縁に下層の第２層
絶縁基板22の周縁を覆う囲い枠171を、同様に第２層絶
縁基板22には第３層絶縁基板23に対する囲い枠172を、
順次設けたことである。第３図の実施例では、各層の囲
い枠171,172,173の下端が面一になっているが、必ずし
も揃える必要がない。
また、最上層の絶縁基板21の囲い枠171は省くこともで
きる。これはヒューズキャビティ６などから、内部の雌
−雌中継端子10および立ち上がりタブ９を伝わって第１
層ブスバー11に水が浸入して来た場合に、できるだけ早
く外部に排出または蒸散させるためである。
きる。これはヒューズキャビティ６などから、内部の雌
−雌中継端子10および立ち上がりタブ９を伝わって第１
層ブスバー11に水が浸入して来た場合に、できるだけ早
く外部に排出または蒸散させるためである。
〔作用） 第２図のように、内壁14を延設した場合は、その延設部
14′によって、抜き穴15から浸入した水は矢線のように
排水孔16の方に導かれ、内部の積層配線板３を濡らす心
配がない。
14′によって、抜き穴15から浸入した水は矢線のように
排水孔16の方に導かれ、内部の積層配線板３を濡らす心
配がない。
また、第４図のように、各絶縁基板21〜23に下層の絶縁
基板（またはブスバー）を覆う囲い枠171〜173があれ
ば、内壁14から水が伝わって浸入しても、内部のブスバ
ー11〜13が濡れる心配はなく、リークやショートを有効
に防止できる。
基板（またはブスバー）を覆う囲い枠171〜173があれ
ば、内壁14から水が伝わって浸入しても、内部のブスバ
ー11〜13が濡れる心配はなく、リークやショートを有効
に防止できる。
勿論、第１図と第３図の内壁の延設部14′と絶縁基板の
囲い枠171〜173を併用することにより防水性を高めるこ
とができる。
囲い枠171〜173を併用することにより防水性を高めるこ
とができる。
以上説明したように、本考案によれば、電気接続箱の基
本構造を変えずに、ロック部の抜き穴から浸入する水に
よるブスバーのリークやショートを防止することができ
る。
本構造を変えずに、ロック部の抜き穴から浸入する水に
よるブスバーのリークやショートを防止することができ
る。
第１図は本考案の防水構造の一実施例を示す電気接続箱
の要部断面図、 第２図は同上の作用状態の説明図、 第３図は本考案の防水構造の他の実施例を示す電気接続
箱の要部断面図、 第４図は同上の作用状態の説明図、 第５図は従来の電気接続箱の分解斜視図、 第６図は同上の電気接続箱の組立状態の要部断面図、 第７図は同上の作用状態の説明図である。 1,11,12,13……ブスバー、2,21,22,23……絶縁基板、３
……積層配線板、４……上部ケース、５……下部ケー
ス、11……係止爪、12……可撓性係止板、13……突起、
14……内壁、14′……延設部、15……抜き穴、171,172,
173……囲い枠。
の要部断面図、 第２図は同上の作用状態の説明図、 第３図は本考案の防水構造の他の実施例を示す電気接続
箱の要部断面図、 第４図は同上の作用状態の説明図、 第５図は従来の電気接続箱の分解斜視図、 第６図は同上の電気接続箱の組立状態の要部断面図、 第７図は同上の作用状態の説明図である。 1,11,12,13……ブスバー、2,21,22,23……絶縁基板、３
……積層配線板、４……上部ケース、５……下部ケー
ス、11……係止爪、12……可撓性係止板、13……突起、
14……内壁、14′……延設部、15……抜き穴、171,172,
173……囲い枠。
Claims (2)
- 【請求項１】ブスバーと絶縁基板とを重ねた積層配線板
を上部ケースと下部ケースに収容し、下部ケースの周壁
に係止爪を設け、上部ケースの周壁部分に抜き穴を介し
て下方に延び、下端内面に突起を有する可撓性係止板を
設け、上部および下部ケースの突き合わせにより前記係
止爪を前記突起に係合させ、両ケースをロック固定する
電気接続箱において、 上部ケースの前記抜き穴の内端に、下方に垂下する内壁
を設け、その内壁の下端を前記積層配線板の最下層のブ
スバーまたは絶縁基板の位置以下に位置せしめたことを
特徴とする電気接続箱の防水構造。 - 【請求項２】ブスバーと絶縁基板とを重ねた積層配線板
を上部ケースと下部ケースに収容し、下部ケースの周壁
に係止爪を設け、上部ケースの周壁部分に抜き穴を介し
て下方に延び、下端内面に突起を有する可撓性係止板を
設け、上部および下部ケースの突き合わせにより前記係
止爪を前記突起に係合させ、両ケースをロック固定する
電気接続箱において、 前記各絶縁基板の周縁には垂下する囲い枠を設け、上側
に位置する絶縁基板の囲い枠が下側に位置する絶縁基板
の囲い枠を覆う構成としたことを特徴とする電気接続箱
の防水構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989005987U JPH0747934Y2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | 電気接続箱の防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989005987U JPH0747934Y2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | 電気接続箱の防水構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0297821U JPH0297821U (ja) | 1990-08-03 |
| JPH0747934Y2 true JPH0747934Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31209841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989005987U Expired - Fee Related JPH0747934Y2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | 電気接続箱の防水構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0747934Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2570339Y2 (ja) * | 1991-05-23 | 1998-05-06 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
| JP5125763B2 (ja) * | 2008-05-27 | 2013-01-23 | 住友電装株式会社 | 電気接続箱 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58131119U (ja) * | 1982-02-28 | 1983-09-05 | トヨタ自動車株式会社 | 防水カバ−付きジヨイントボツクス |
-
1989
- 1989-01-24 JP JP1989005987U patent/JPH0747934Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0297821U (ja) | 1990-08-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |