JP4197597B2 - 絶縁バスダクト接続部 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、絶縁バスダクト接続部に係り、特に、絶縁バスダクトの内、プラグインバスダクト又はタップ付きバスダクトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数枚の銅又はアルミ導体を、鋼板又はアルミ板製の金属ダクト内に収納し、これらを締結手段で一括して締め付けてなるバスダクトは、直線ユニット及び曲がりユニット等を適宜組み合わせて接続することで、自由度の高い配線システムを構成することができるので、ビルや工場などで低圧大容量幹線として広く用いられている。
【0003】
バスダクトの内、全長絶縁された導体が密着配置されているものを絶縁バスダクトと呼んでいる。また、ダクトの中間部にプラグイン器具を装着して分岐を取り出すためのプラグインホールを有するユニットを「プラグインバスダクト」、ダクトの中間部又は終端部に機器や電線などとの接続部を有するユニットを「タップ付きバスダクト」と呼んでいる。
【0004】
図9(a)〜図9(c)及び図10(a)〜(d)に示すように、従来のプラグイン分岐可能な絶縁バスダクト接続部は、同極相の主導体91a,92a、91b,92b、91c,92cの端部同士を間隙Sを設けて対向して突き合わせると共に、主導体91a〜91c,92a〜92cの各突き合わせ部近傍を接続導体93a,93bで挟み込み、極相の異なる主導体間(図9(b)中では91a,92aと91b,92b、91b,92bと91c,92c)及び最外側の主導体(図9(b)中では91a,92aと91c,92c)とダクト側板94,94との間にそれぞれ絶縁セパレータ95を設け、各絶縁セパレータ95、全ての主導体91a〜91c,92a〜92c、及び各ダクト側板94,94をボルト部材(締結手段)100で一括して締結してなるものである。同極相の主導体91a,92a、91b,92b、91c,92cと各接続導体93a,93bとで形成される空間の少なくとも一方の開口101に、プラグインクリップ(プラグイン器具)102が挿入され、プラグイン分岐される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、開口101の開口高さ(接続導体93a,93bの離間距離)は、主導体91a〜91c,92a〜92cの厚さtと等しいことから、プラグインクリップ102の受口は極めて狭いものとなる。このため、開口101に挿入可能なプラグインクリップ102のサイズ、容量などに制限が生じてしまい、大電流の分岐(大容量の分岐)には不向きであった。
【0006】
また、バスダクト定格電流サイズによって主導体91a〜91c,92a〜92cの厚さが変わると、それに応じて開口101の開口高さtが変わると共に、図9(c)に示す極間寸法L1も変わるため、バスダクト定格電流サイズ毎にプラグインクリップ102が必要となり、プラグインクリップ102に互換性を持たせることは困難であった。ここで、プラグインクリップ102に互換性を持たせるためには、定格電流サイズ毎に最も経済的な厚さの主導体を選定するのではなく、全定格電流サイズに亘って主導体の厚さを一定にする必要がある。
【0007】
さらに、図10(b)に示したように、接続導体93a,93bで同極相の主導体91a,92aを挟み込んでいることから、主導体91a,92aの電気接続面は、主導体91aの両面と主導体92aの両面(ともに図10(b)中では上下面)の4面となる。電気接続面においては高い信頼性が要求されることから、電気接続面を4面形成するということは、必然的にその形成に要する時間の増大及び形成コストの上昇を招いてしまい、その結果、絶縁バスダクト接続部の製造コストの上昇を招いていた。
【0008】
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、大容量の分岐が可能で、容易、かつ、安価に製造可能な絶縁バスダクト接続部を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本発明に係る絶縁バスダクト接続部は、同極相の主導体の端部同士を重ね合わせると共に、極相の異なる主導体間及び最外側の主導体とダクト側板との間にそれぞれ絶縁セパレータを設け、各絶縁セパレータ、全ての主導体、及び各ダクト側板を締結手段で一括して締結してなる絶縁バスダクト接続部において、同極相の主導体同士の各重ね合わせ面に、主導体よりも広幅で、平板状の接続導体を、主導体の幅方向一端又は両端から突出させて設け、その主導体から突出した各接続導体突出部をプラグイン器具の接続部分とするものである。
【0010】
以上の構成によれば、比較的大容量の分岐が可能で、容易、かつ、安価に製造可能な絶縁バスダクトのプラグインバスダクトを得ることができる。また、バスダクト定格電流サイズ毎に最も経済的な厚さの主導体を選定しても、プラグインクリップに互換性を持たせることができる。
【0011】
また、本発明に係る絶縁バスダクト接続部は、同極相の主導体の端部同士を重ね合わせると共に、極相の異なる主導体間及び最外側の主導体とダクト側板との間にそれぞれ絶縁セパレータを設け、各絶縁セパレータ、全ての主導体、及び各ダクト側板を締結手段で一括して締結してなる絶縁バスダクト接続部において、同極相の主導体同士の各重ね合わせ面に、主導体よりも広幅で、平板状の接続導体を、主導体の幅方向両端側を覆うダクトカバーの一方又は両方から突出させて設け、そのダクトカバーから突出した各接続導体突出部をタップバーとするものである。
【0012】
以上の構成によれば、接続部において大容量の分岐が可能で、容易、かつ、安価に製造可能な絶縁バスダクトのタップ付きバスダクトを得ることができる。
【0013】
さらに、本発明に係る絶縁バスダクト接続部は、同極相の主導体の端部同士を重ね合わせると共に、極相の異なる主導体間及び最外側の主導体とダクト側板との間にそれぞれ絶縁セパレータを設け、各絶縁セパレータ、全ての主導体、及び各ダクト側板を締結手段で一括して締結してなる絶縁バスダクト接続部において、幅方向に同極相の主導体が複数列に亘って並設された主導体群の、主導体同士の各重ね合わせ面に、主導体群と同じ幅又は略同じ幅で、平板状の接続導体を設けたものである。
【0014】
以上の構成によれば、複導体絶縁バスダクトの主導体間で偏流が生じても、接続導体により電流を均等化することができる。
【0015】
また、本発明に係る絶縁バスダクト接続部は、同極相の主導体の端部同士を重ね合わせると共に、極相の異なる主導体間及び最外側の主導体とダクト側板との間にそれぞれ絶縁セパレータを設け、各絶縁セパレータ、全ての主導体、及び各ダクト側板を締結手段で一括して締結してなる絶縁バスダクト接続部において、幅方向に同極相の主導体が複数列に亘って並設された主導体群の、主導体同士の各重ね合わせ面に、主導体群よりも広幅で、平板状の接続導体を、主導体群の幅方向一端又は両端から突出させて設け、その主導体群から突出した各接続導体突出部をプラグイン器具の接続部分とするものである。
【0016】
以上の構成によれば、複導体絶縁バスダクトの主導体間で偏流が生じても、接続導体により電流を均等化することができる。また、比較的大容量の分岐が可能で、容易、かつ、安価に製造可能な絶縁バスダクトのプラグインバスダクトを得ることができる。さらに、バスダクト定格電流サイズ毎に最も経済的な厚さの主導体を選定しても、プラグインクリップに互換性を持たせることができる。
【0017】
上記各プラグイン分岐部を挟み込むように、かつ、上記主導体又は主導体群の長手方向に沿って、プラグイン器具を複数個接続して設けてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適一実施の形態を添付図面に基いて説明する。
【0019】
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態に係る絶縁バスダクト接続部の構造図を図1に、図1における重なり合った1対の主導体の構造図を図2に示す。ここで、図1(a)は絶縁バスダクト接続部の平面図、図1(b)は図1(a)の1b−1b線断面図、図1(c)は図1(a)の1c−1c線断面図、図2(a)は重なり合った1対の主導体の平面図、図2(b)は図1(a)の2b方向矢視図、図2(c)及び図2(d)は図2(a)の2c,2d−2c,2d線断面図である。
【0020】
図1(a)〜図1(c)及び図2(a)〜図2(d)に示すように、本実施の形態に係る絶縁バスダクト接続部は、同極相の主導体(11a,12a)、(11b,12b)、(11c,12c)の端部同士を重ね合わせると共に、同極相の主導体(図2(b)中では(11a,12a)のみ図示)の端部同士の各重ね合わせ面に、主導体(11a,12a)よりも広幅で、平板状の接続導体13を、主導体(11a,12a)の幅方向両端から突出させて設け、その主導体(11a,12a)から突出した各接続導体突出部23a,23bをプラグイン分岐部に形成したものである。また、極相の異なる主導体間(図1(b)中では(11a,12a)と(11b,12b)、(11b,12b)と(11c,12c))及び最外側の主導体(図1(b)中では(11a,12a)及び(11c,12c))とダクト側板14a,14bとの間にそれぞれ絶縁セパレータ15を設け、各絶縁セパレータ15、全ての主導体11a〜11c,12a〜12c、及び各ダクト側板14をボルト部材(締結手段)20で一括して締結したものである。ここで、主導体11aと12a、主導体11bと12b、及び主導体11cと12cはそれぞれ同極であり、主導体(11a,12a)、主導体(11b,12b)、及び主導体(11c,12c)の極相は異極同士である。
【0021】
主導体11a〜11c,12a〜12cの幅方向(図1(a)及び図1(c)中では上下方向)両端側は、蓋状のダクトカバー16a,16bにより覆われている。ダクトカバー16a,16bの幅方向(図1(c)中では左右方向)の両端部は、主導体11a〜11c,12a〜12c側に折曲されており、この折曲部がダクト側板14a,14bの幅方向(図1(c)中では上下方向)両端に嵌め合わされる。
【0022】
ここで、図1及び図2においては、締結手段としてボルトとナットとで構成されるボルト部材20を用いた場合について説明を行ったが、各絶縁セパレータ15、全ての主導体11a〜11c,12a〜12c、及び各ダクト側板14を一括締結できるものであれば、特に限定するものではない。
【0023】
また、図1及び図2においては、プラグイン分岐部(各接続導体突出部)を主導体11a〜11c,12a〜12cの幅方向両端に設けた場合について説明を行ったが、幅方向両端に設けることに特に限定するものではなく、プラグイン分岐部をプラグイン分岐を行う側のみに設け、プラグイン分岐部を23a(又は23b)のみとしてもよい。
【0024】
次に、本実施の形態の作用を添付図面に基づいて説明する。
【0025】
本実施の形態の絶縁バスダクト接続部は、図2に示したように、同極相の主導体(11a,12a)の端部同士の重ね合わせ面に、主導体(11a,12a)よりも広幅で、平板状の接続導体13を、主導体(11a,12a)の幅方向両端から突出させて設け、その主導体(11a,12a)から突出した接続導体突出部23a,23bをプラグイン分岐部に形成している。そして、このプラグイン分岐部23a,23bを挟み込むようにプラグインクリップ(プラグイン器具)22を接続することができる。
【0026】
つまり、接続導体突出部23a,23bは、接続導体13の厚さと等しいことから、主導体(11a,12a)の厚さに左右されることはない。よって、プラグイン分岐部(接続導体突出部)23a,23bに接続可能なプラグインクリップ22であれば、そのサイズ、容量などに制限が生じることはなく、分岐容量を自在に調整することが可能である。
【0027】
第1の実施の形態に係る絶縁バスダクト接続部の第1変形例を図3に示す。ここで、図3(a)は厚さがT1の主導体を用いた絶縁バスダクト接続部の横断面図、図3(b)は厚さがT2(>T1)の主導体を用いた絶縁バスダクト接続部の横断面図を示している。尚、図1(c)と同様の部材には同じ符号を付している。
【0028】
また、バスダクト定格電流サイズによって主導体(11a,12a)の厚さが変わっても、プラグイン分岐部23a,23bの厚さは変わらないため、プラグインクリップ22に互換性を持たせることができる。
【0029】
しかし、プラグインクリップ22の極間寸法を、主導体(11a,12a)の厚さに左右されることなく一定にすることが必要となる。例えば、図3(a),図3(b)に示すように、厚さがT1の主導体31aを基準とし、その時の極間寸法をPとした場合、厚さがT2(>T1)の主導体31dを用いた時の極間寸法を同じくPとするためには、任意の接続導体13の接続導体突出部23a,23bを、主導体31dの重ね合わせ方向(図3(b)中では左右方向)に曲げてクランク状に形成することで、プラグインクリップ22の極間寸法を一定(=P)にすることができる。この曲げは、重ね合わせ方向中央に位置する接続導体13を対称面として面対称に行う。これによって、バスダクト定格電流サイズ毎に最も経済的な厚さの主導体(11a,12a)を選定しても、プラグインクリップ22は同じものを用いることができるため、プラグインクリップ22に互換性を持たせることができる。
【0030】
さらに、接続導体13のサイズ、断面積などは、主導体11a〜11c,12a〜12cの厚さに制限を受けることはないため、任意に選定することができる。よって、接続導体13のサイズ、断面積などを適宜調節することで、比較的大容量(800〜1200A程度)のプラグイン分岐が可能となる。
【0031】
また、プラグイン分岐部(接続導体突出部)23a,23bの周辺は、図10に示した従来のプラグイン分岐部(開口101)の周辺と比較して大きなスペースを確保することができる。このため、プラグインクリップ22の設計・配置の自由度も大きくなり、プラグインクリップ22を主導体11a〜11c,12a〜12cの長手方向に沿って複数個接続して設けることもできる。よって、絶縁バスダクト布設後においても、プラグイン分岐の容量拡大を容易、かつ、自在に行うことができる。
【0032】
次に、本発明の他の実施の形態を添付図面に基いて説明する。
【0033】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る絶縁バスダクト接続部の構造図を図4に示す。ここで、図4(a)は絶縁バスダクト接続部の平面図、図4(b)は図4(a)の4b−4b線断面図である。尚、図1と同様の部材には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0034】
図4(a),図4(b)に示すように、本実施の形態に係る絶縁バスダクト接続部は、同極相の主導体(図4(b)中では(11a,12a)、(11b,12b)、(11c,12c)の端部同士を重ね合わせると共に、同極相の主導体(11a,12a)、(11b,12b)、(11c,12c)の端部同士の各重ね合わせ面に、主導体11a〜11c,12a〜12cよりも広幅で、平板状の接続導体43を、主導体11a〜11c,12a〜12cの幅方向(図4(b)中では上下方向)両端側を覆うダクトカバー16a,16bの内、ダクトカバー16aの開口41から突出させて設け、そのダクトカバー16aから突出した各接続導体突出部43aを任意の形状に折曲し、タップバー43aに形成したものである。また、極相の異なる主導体間(図4(b)中では(11a,12a)と(11b,12b)、(11b,12b)と(11c,12c))及び最外側の主導体(図4(b)中では(11a,12a)及び(11c,12c))とダクト側板14a,14bとの間にそれぞれ絶縁セパレータ15を設け、各絶縁セパレータ15、全ての主導体11a〜11c,12a〜12c、及び各ダクト側板14をボルト部材(締結手段)20で一括して締結したものである。
【0035】
ここで、各接続導体突出部43aの内、最外側(図4(b)中では左右両側)の接続導体突出部43aがクランク状に折曲され、この折曲部がタップバー43aを形成している。このタップバー43aよりも主導体11a〜11c,12a〜12c側(図4(b)中では下側)の位置の各接続導体突出部43aに、ダクトカバー16aが取付けられる。
【0036】
ダクトカバー16aの外側(図4(b)中では上側)には、開口41を塞ぐための薄板部材42が設けられている。このダクトカバー16a及び薄板部材42は主導体11a〜11c,12a〜12cの長手方向(図4(a)中では左右方向)に分割可能に設けられる。また、薄板部材42には、各接続導体突出部43aの幅、厚さ、及び離間距離に対応した溝部42aが形成される。さらに、溝部42aに対応した各接続導体突出部43aには、絶縁部材(例えば、絶縁テープなど)44が設けられる。ダクトカバー16aの取付けは、最外側の接続導体突出部43aをタップバー43aに形成した後、タップバー43aよりも主導体11a〜11c,12a〜12c側の位置の各接続導体突出部43aに絶縁部材44を設け、その絶縁部材44を取付けた部分の各接続導体突出部43aを、溝部42aで挟み込むように、予め分割形成したダクトカバー16a及び薄板部材42を取付ける。
【0037】
各接続導体突出部43aの先端部近傍には、分岐ケーブルの端子などを接続するための穴44が形成されており、この穴44と分岐ケーブルの端子とがボルトを用いて直接締結される。
【0038】
ここで、図4においては、タップバー(各接続導体突出部)43aを主導体11a〜11c,12a〜12cの幅方向一端に設けた場合について説明を行ったが、幅方向一端に設けることに特に限定するものではなく、タップバー43aを主導体11a〜11c,12a〜12cの幅方向両端に設けてもよい。
【0039】
また、タップバー43aを含む接続導体43は、タップバー分岐を行うバスダクト接続部を工場で接続する際に予め取付けておく又は布設を行う現地で絶縁バスダクトの接続を行う際に取付けるのいずれであってもよい。
【0040】
次に、本実施の形態の作用を添付図面に基づいて説明する。
【0041】
従来、タップバー分岐は、バスダクト接続部以外の絶縁バスダクト本体部分に形成するのが一般的であり、絶縁導体密着形のバスダクトにおいては、タップバーを主導体に溶接することで形成している。このため、溶接加工、及び溶接後における絶縁バスダクトとタップバーとの境界部の絶縁処理が、タップ付きバスダクト製造上の難点であった。
【0042】
そこで、本実施の形態においては、同極相の主導体(11a,12a)、(11b,12b)、(11c,12c)の端部同士を、接続導体43を介して重ね合わせる際に、接続導体43をダクトカバー16aの開口41から突出させて設けている。これによって、同極相の主導体(11a,12a)、(11b,12b)、(11c,12c)の端部同士の電気的接続と、大容量の分岐が可能なタップバー43aの形成とを、同時に行うことができる。
【0043】
この時、従来のタップバー形成時のように、各タップバー43aと主導体(11a,12a)、(11b,12b)、(11c,12c)との溶接処理、及び絶縁バスダクトとタップバー43aとの境界部の絶縁処理を必要としないため、容易、かつ、安価にタップ付きバスダクトを製造することができる。
【0044】
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係る絶縁バスダクト接続部の構造図を図5に示す。ここで、図5(a)は絶縁バスダクト接続部の平面図、図5(b)は図5(a)の5b−5b線断面図、図5(c)は図5(a)の5c−5c線断面図、図5(d)は図5(c)における重なり合った1対の主導体群の断面図である。尚、図1と同様の部材には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0045】
図5(a)〜図5(d)に示すように、本実施の形態に係る絶縁バスダクト接続部は、幅方向(図5(c)及び図5(d)中では上下方向)に同極相の主導体(11a,12a)、(11b,12b)、(11c,12c)が複数列(図5(c)及び図5(d)中では2列のみ図示)に亘って並設された各主導体群51の、同極相の主導体(11a,12a)、(11b,12b)、(11c,12c)の端部同士を重ね合わせ、主導体群51の各重ね合わせ面に、主導体群51と同じ幅又は略同じ幅で、平板状の接続導体53を設けたものである。また、極相の異なる主導体群51間及び最外側(図5(b)中では左右両側)の主導体群51とダクト側板14a,14bとの間にそれぞれ絶縁セパレータ15を設け、各絶縁セパレータ15、全ての主導体群51、及び各ダクト側板14をボルト部材(締結手段)20で一括して締結したものである。
【0046】
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態に係る絶縁バスダクト接続部の構造図を図6に示す。ここで、図6(a)は絶縁バスダクト接続部の平面図、図6(b)は図6(a)の6b−6b線断面図、図6(c)は図6(a)の6c−6c線断面図、図6(d)は図6(c)における重なり合った1対の主導体群の断面図である。尚、図5と同様の部材には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0047】
図6(a)〜図6(d)に示すように、本実施の形態に係る絶縁バスダクト接続部は、基本的な構造は前実施の形態の絶縁バスダクト接続部と同じであるが、幅方向(図6(c)及び図6(d)中では上下方向)に同極相の主導体(11a,12a)、(11b,12b)、(11c,12c)が複数列(図6(c)及び図6(d)中では2列のみ図示)に亘って並設された各主導体群51の、同極相の主導体(11a,12a)、(11b,12b)、(11c,12c)の端部同士を重ね合わせ、主導体群51の各重ね合わせ面に、主導体群51よりも広幅で、平板状の接続導体63を、主導体群51の幅方向両端から突出させて設け、その主導体群51から突出した各接続導体突出部73a,73bをプラグイン分岐部に形成したものである。この各プラグイン分岐部(各接続導体突出部)73a,73bを挟み込むようにプラグインクリップ(プラグイン器具)22を接続することができる。
【0048】
次に、第3及び第4の実施の形態の作用を添付図面に基づいて説明する。
【0049】
図6の絶縁バスダクト接続部を適用した複導体絶縁バスダクトの、電流の流れを示す模式図を図7に、従来の複導体絶縁バスダクトの、電流の流れを示す模式図を図8に示す。ここで、図7(a)は平面模式図、図7(b)は図7(a)の要部を示す平面模式図、図8(a)は平面模式図、図8(b)は図8(a)の要部を示す平面模式図である。
【0050】
第3及び第4の実施の形態の絶縁バスダクト接続部は、金属ダクト(ダクト側板14a,14b及びダクトカバー16a,16b)内に、幅方向に同極相の主導体(11a,12a)、(11b,12b)、(11c,12c)が2列に亘って並設されてなる各主導体群51が収納された絶縁バスダクト(以下、複導体絶縁バスダクトと示す)の接続部である。ここで、大電流バスダクトである複導体絶縁バスダクトにおいて、図5(c)及び図6(c)に示す同極相の主導体群51における各主導体11a,11a及び12a,12a間で電流アンバランス(偏流)が生じる場合がある。
【0051】
この時、従来の複導体絶縁バスダクトにおいては、図8(a),図8(b)に示すように、バスダクト接続部間に、主導体11a,11a及び12a,12a間を連結するための連結導体83が溶接により取付けられている。電源71に接続された各主導体11a,11aを流れる電流I4,I5は、連結導体83がバイパス導体となることで均等化され、連結導体83よりも後流側(図8(a)中では右側)の各主導体11a,11aを流れる電流I6,I6が等しくなる。この時、連結導体83を含めると主導体11a,11a(又は12a,12a)の導体形状はエ字状となるため、主導体11a,11a(又は12a,12a)及び連結導体83からなる導体部を絶縁するための絶縁部の形状もエ字状としなければならなくなる。よって、連結導体83の溶接後に、この連結導体83の部分及びその近傍部に絶縁処理を施す必要があるため、溶接処理と共に絶縁処理が必要となってしまい、製造工程数の増大を招いていた。
【0052】
これに対して、第3及び第4の実施の形態の絶縁バスダクト接続部を適用した複導体絶縁バスダクトにおいては、図7(a),図7(b)に示すように、主導体11a,11a及び12a,12a間を連結するのは、接続部における接続導体53,63であるため、図8に示した連結導体83の溶接処理を必要としない。電源71に接続された各主導体11a,11aを流れる電流I1,I2は、接続部の接続導体53,63がバイパス導体となることで均等化され、各主導体12a,12aを流れる電流I3,I3が等しくなる。この時、主導体11a,11a(又は12a,12a)に対して溶接処理を施していないため、主導体11a,11a(又は12a,12a)に特別な絶縁処理を施す必要もない。よって、従来と比較して製造工程数の低減を図ることができる。
【0053】
また、従来においては、導体部の内、連結導体83の溶接部がプラグイン分岐部になるため、連結導体83を溶接した部分の近傍領域を非絶縁部85に形成する必要がある。これによって、絶縁部の形状が更に複雑になってしまい、絶縁処理を更に複雑にすると共に絶縁処理に要する時間を更に長くすることになっていた。
【0054】
これに対して、第4の実施の形態においては、接続部の接続導体63が、プラグイン分岐部及びタップバー分岐部も兼ねているため、バスダクト接続部間にタップバー分岐のための非絶縁部を形成する必要がない。すなわち、図7(b)に示した第4の実施の形態における主導体11a,11a(又は12a,12a)の絶縁形状は、図8(b)に示した従来の主導体11a,11a(又は12a,12a)の絶縁形状と比較して更に簡素となるため、製造工程数の更なる低減を図ることができる。
【0055】
以上、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のものが想定されることは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、大容量の分岐が可能で、容易、かつ、安価に製造可能な絶縁バスダクト接続部を得ることができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る絶縁バスダクト接続部の構造図である。
【図2】図1における重なり合った1対の主導体の構造図である。
【図3】第1の実施の形態に係る絶縁バスダクト接続部の第1変形例を示す図である。
【図4】第2の実施の形態に係る絶縁バスダクト接続部の構造図である。
【図5】第3の実施の形態に係る絶縁バスダクト接続部の構造図である。
【図6】第4の実施の形態に係る絶縁バスダクト接続部の構造図である。
【図7】図6の絶縁バスダクト接続部を適用した複導体絶縁バスダクトの、電流の流れを示す模式図である。
【図8】従来の複導体絶縁バスダクトの、電流の流れを示す模式図である。
【図9】従来の絶縁バスダクト接続部の構造図である。
【図10】図9における重なり合った1対の主導体の構造図である。
【符号の説明】
11a〜11c,12a〜12c 主導体
13,43,53,63 接続導体
14a,14b ダクト側板
15 絶縁セパレータ
20 ボルト部材(締結手段)
22 プラグインクリップ(プラグイン器具)
23a,23b,73a,73b プラグイン分岐部(接続導体突出部)
43a タップバー分岐部(接続導体突出部)

Claims (5)

  1. 同極相の主導体の端部同士を重ね合わせると共に、極相の異なる主導体間及び最外側の主導体とダクト側板との間にそれぞれ絶縁セパレータを設け、各絶縁セパレータ、全ての主導体、及び各ダクト側板を締結手段で一括して締結してなる絶縁バスダクト接続部において、
    同極相の主導体同士の各重ね合わせ面に、主導体よりも広幅で、平板状の接続導体を、主導体の幅方向一端又は両端から突出させて設け、
    その主導体から突出した各接続導体突出部をプラグイン器具の接続部分とすることを特徴とする絶縁バスダクト接続部。
  2. 同極相の主導体の端部同士を重ね合わせると共に、極相の異なる主導体間及び最外側の主導体とダクト側板との間にそれぞれ絶縁セパレータを設け、各絶縁セパレータ、全ての主導体、及び各ダクト側板を締結手段で一括して締結してなる絶縁バスダクト接続部において、
    同極相の主導体同士の各重ね合わせ面に、主導体よりも広幅で、平板状の接続導体を、主導体の幅方向両端側を覆うダクトカバーの一方又は両方から突出させて設け、
    そのダクトカバーから突出した各接続導体突出部をタップバーとすることを特徴とする絶縁バスダクト接続部。
  3. 同極相の主導体の端部同士を重ね合わせると共に、極相の異なる主導体間及び最外側の主導体とダクト側板との間にそれぞれ絶縁セパレータを設け、各絶縁セパレータ、全ての主導体、及び各ダクト側板を締結手段で一括して締結してなる絶縁バスダクト接続部において、
    幅方向に同極相の主導体が複数列に亘って並設された主導体群の、主導体同士の各重ね合わせ面に、主導体群と同じ幅又は略同じ幅で、平板状の接続導体を設けたことを特徴とする絶縁バスダクト接続部。
  4. 同極相の主導体の端部同士を重ね合わせると共に、極相の異なる主導体間及び最外側の主導体とダクト側板との間にそれぞれ絶縁セパレータを設け、各絶縁セパレータ、全ての主導体、及び各ダクト側板を締結手段で一括して締結してなる絶縁バスダクト接続部において、
    幅方向に同極相の主導体が複数列に亘って並設された主導体群の、主導体同士の各重ね合わせ面に、主導体群よりも広幅で、平板状の接続導体を、主導体群の幅方向一端又は両端から突出させて設け、
    その主導体群から突出した各接続導体突出部をプラグイン器具の接続部分とすることを特徴とする絶縁バスダクト接続部。
  5. 上記各プラグイン分岐部を挟み込むように、かつ、上記主導体又は主導体群の長手方向に沿って、プラグイン器具を複数個接続して設けた請求項1又は4記載の絶縁バスダクト接続部。
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