JPH066654Y2 - アンダーカーペットケーブルの上部保護層板の電気的接続構造 - Google Patents

アンダーカーペットケーブルの上部保護層板の電気的接続構造

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JPH066654Y2
JPH066654Y2 JP11294987U JP11294987U JPH066654Y2 JP H066654 Y2 JPH066654 Y2 JP H066654Y2 JP 11294987 U JP11294987 U JP 11294987U JP 11294987 U JP11294987 U JP 11294987U JP H066654 Y2 JPH066654 Y2 JP H066654Y2
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俊男 森下
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は床面上に設けられたカーペットの下に敷設する
アンダーカーペットケーブルの屈曲配線部や分岐部にお
ける上部保護層板の電気的接続構造に関するものであ
る。
(従来技術及び解決しようとする問題点) 床面上に設けられたカーペットの下に敷設する電源用ア
ンダーカーペットケーブルは、第5図に示すもので床面
側から、絶縁性と機械的保護性を具えたプラスチックよ
り成る厚さ0.2〜0.3mmの下部保護層シート(41)、電気用
銅条導体(421)をプラスチックテープで包囲被覆して絶
縁体(422)とし、絶縁導体相互間を分離できるようにし
たミシン目状穴(423)を長手方向に設けた厚さが0.6〜0.
8mmの平型絶縁導体(10)、接地回路性と機械的保護性と
耐食性を有する鉄鋼板より成る厚さが0.27mmの上部保護
層板(43)より構成され、配線路が形成される。
このようなアンダーカーペットケーブルの屈曲配線部に
おいては、例えば第6図に示すように、平型絶縁導体(1
0)は折りたたんで屈曲部(11)を形成し、この上に折りた
たみが出来ない厚さと硬さを有する上部保護層板(50)は
互いに交叉させて交叉部(51)の端部を接続コネクタ(52)
で圧着接続がなされていた。
又分岐接続部においては、第7図及び第8図に示すよう
に、平型絶縁導体(10)を互いに交叉させて導体部を接続
コネクタ(12)で圧着接続し、絶縁保護シート(13)で絶縁
保護した後、その上にさらに上部保護層板(50)を交叉さ
せてその交叉部(51)の端部を接続コネクタ(52)で圧着接
続していた。この分岐接続部の横断面を図示すると第8
図のとおりである。
このような屈曲配線部や分岐接続部を形成する場合、平
型絶縁導体(10)の折りたたみや交叉の処理は必要不可欠
であるとしても、上部保護層板(50)の処理は交叉部(51)
では厚さが2倍(例えば0.27mmのものでは2×0.27=0.
54mm)となり、さらに圧着コネクタ(52)の厚さが加わっ
て総厚さが約3mmとなり、カーペットの下に敷設して盛
りあがり感を与えないことを特長とするアンダーカーペ
ットケーブルとしては問題である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上述の問題点である上部保護層板の交叉重ね合
せ圧着コネクタ接続部の厚さを改善するための基本手段
として、必要性能である接地回路性(上部保護層板が鉄
鋼板等の金属製であるため、上部保護層板全体を接地し
ておく必要があるため)及び事務椅子の上に人が座って
アンダーカーペットケーブル敷設上を移動することを模
擬した136kg荷重の4輪キャスターの400サイクル移動に
よる機械的ダメージに耐えることを満足させるものを前
提として、上部保護層板の交叉重ね合せ部で接続コネク
ターによる電気的接地回路としての接続をしないで、前
記交叉部をはずれた位置で平型絶縁導体の1導体分を用
いて前記上部保護層板同志を電気的接地回路として接続
することを特徴としたアンダーカーペットケーブルの上
部保護層板の電気的接続構造を提供するものである。
第1図は本考案の上部保護層板(1)の具体例の横断面図
である。
図面において、(2)は敷設時床面に対して上層に位置し
平型絶縁導体の機械的保護を目的とした鉄鋼板である。
該鉄鋼板(2)は材質としては耐食性を考え亜鉛メッキ鉄
板を用いるが、亜鉛メッキの代りに錫メッキや樹脂塗装
を施してもよい。又鉄鋼板(2)の厚さはこの上を136kg荷
重の4輪キャスターが400サイクル移動しても平型絶縁
導体の絶縁不良を生じさせないことが必要で、実験経験
上0.25〜0.27mmが望ましく、その幅は平型絶縁導体を完
全に覆う寸法、例えば150mmである。
(3)は上部保護層板(1)を下部保護層シート又は床面に平
型絶縁導体を包み込むように粘接着させて固定するため
に鉄鋼板(2)の下面両耳部に設けた粘接着層である。
この粘接着層(3)は厚さが0.5mm、幅が15〜25mm程度のも
のが経験上望ましく、材質としては一般に知られている
もので、下層に剥離のできるセパレータ紙付きのものが
好ましい。
第2図は本考案の上部保護層板(1)の屈曲配線部の具体
例の説明図である。平型絶縁導体(10)は従来同様折りた
たんで屈曲部(11)を形成しており、この上に上部保護層
板(1)をお互いに交叉させ、交叉部(61)をはずれた端部
(62)において、別に分離して用意しておいた平型絶縁導
体(10)の1導体分(63)の適当長を中央部で折りたたんで
屈曲部を形成し、相互の端部(62)で圧着接続コネクター
(20)により圧着接続されている。
第3図は本考案の上部保護層板(1)の分岐接続部の具体
例の説明図である。平型絶縁導体(10)は従来同様交叉さ
せて重ね合せ、導体同志を接続コネクタ(12)で圧着接続
し、絶縁保護のために上下より粘着性絶縁シート(13)で
狭み込み、端部を端部絶縁シートで(14)処理した後、そ
の上に上部保護層板(1)を交叉させ、交叉部(61)をはず
れた端部(62)において、別に分離して用意しておいた平
型絶縁導体(10)の1導体分(63)の適当長を中央部で折り
たたんで屈曲部を形成し、相互の端部(64)で圧着接続コ
ネクター(20)により圧着接続されている。
分岐接続部の横断面を従来の第8図との比較で、図示す
ると第4図のとおりである。
尚、前記では保護層板(1)の端部(62)の相互間を1ヶ所
で接続する説明をしたが、接続性を向上させるのに2〜
4ヶ所の接続をすることを否定するものではない。
(作用) 上述したように本考案の上部保護層板の電気的接続構造
によれば、上部保護層板を交叉しての交叉部で圧着接続
コネクターによる圧着接続をせず、交叉部をはずれた端
部において、別に分離して用意しておいた平型絶縁導体
の1導体分の適当長を用いて相互間で圧着接続コネクタ
ーによる圧着接続をするため、従来の厚さよりうすくで
き、特に分岐接続部にあっては平型絶縁導体接続部上に
上部保護層板同志のコネクターによる圧着接続部が位置
しないため従来厚さが3mmであったものが0.54mmとでき
る。
さらに硬くて厚さのある鉄鋼板を交叉重ねてコネクタ圧
着接続するのに比して、軟らかい平型絶縁導体の1導体
分との交叉重ねでのコネクタ圧着接続は圧着作業が楽で
容易となる。
また、従来はコネクタの圧着ヶ所を出来るだけ少なくし
たいため屈曲配線部以外の直線配線部においては鉄鋼板
を一連長敷設していたが、鉄鋼板は非一連長の重ね合せ
敷設で平型絶縁導体の1導体分を用いてコの字状にして
相互間をコネクタ圧着接続で電気的に一連長に仕上げる
ことが可能ともなり作業効率が著しく向上する。
(実施例) 本考案の上部保護層板の電気的接続構造によって平型絶
縁導体の厚さを含めた交叉部の総厚さと、従来のものと
を比較した結果を表に示す。
又機械的特性試験(JISC3652の5.16)の試験方法により13
6kg荷重の4輪キャスターを400サイクル移動させる過酷
な機械的ダメージを与えた後に上部保護層板の接地回路
性及び平型絶縁導体の絶縁性能を確認したが全く異常は
認められなかった。
(考案の効果) 上述した本考案の上部保護層板の電気的接続構造によれ
ば、従来のように鉄鋼板を交叉重ねしてコネクタ接続す
る必要がないので、接続部の厚さが薄くなり、盛り上が
り感が改善される。
又硬い鉄鋼板2枚のコネクタ圧着接続に比し、軟らかい
平型絶縁導体の1導体分と鉄鋼板1枚とのコネクタ圧着
接続は楽で容易である。さらに相互を接続するための平
型絶縁導体の1導体分は敷設される平型絶縁導体の余長
分から用意できるため特別な材料の用意が不要である。
これにより、配線屈曲部や分岐部以外の直線配線部にお
いても上部保護層板のユニット長敷設が可能となり、従
来敷設端から一連長敷設していたのに比し、作業効率の
向上がはかれる。
その工業的利用価値は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に用いる上部保護板の横断面図である。 第2図及び第3図は本考案の上部保護層板の屈曲配線部
及び分岐部の接続部説明図、第4図分岐部の横断面図で
ある。第5図は平型絶縁導体の横断面図である。第6図
及び第7図は従来の上部保護層板の屈曲配線部及び分岐
部の接続部説明図である。第8図は分岐接続部の横断面
図である。 1……上部保護層板、2……鉄鋼板、3……粘接着層、
31……交叉部、32……接続コネクタ、33……突合
せ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンダーカーペットケーブルの屈曲配線部
    や分岐部での上部保護層板同志の交叉部において、前記
    上部保護層板同志の交叉部では電気的接地回路としての
    接続をせず、前記交叉部をはずれた位置で平型絶縁導体
    の1導体分を用いて前記上部保護層板同志を電気的接地
    回路として接続してなることを特徴とするアンダーカー
    ペットケーブルの上部保護層板の電気的接続構造。
JP11294987U 1987-07-22 1987-07-22 アンダーカーペットケーブルの上部保護層板の電気的接続構造 Expired - Lifetime JPH066654Y2 (ja)

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JP11294987U JPH066654Y2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22 アンダーカーペットケーブルの上部保護層板の電気的接続構造

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Publication Number Publication Date
JPS6420018U JPS6420018U (ja) 1989-01-31
JPH066654Y2 true JPH066654Y2 (ja) 1994-02-16

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JP11294987U Expired - Lifetime JPH066654Y2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22 アンダーカーペットケーブルの上部保護層板の電気的接続構造

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