JP2003031032A - フラット回路体 - Google Patents

フラット回路体

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JP2003031032A
JP2003031032A JP2001213659A JP2001213659A JP2003031032A JP 2003031032 A JP2003031032 A JP 2003031032A JP 2001213659 A JP2001213659 A JP 2001213659A JP 2001213659 A JP2001213659 A JP 2001213659A JP 2003031032 A JP2003031032 A JP 2003031032A
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conductor
insulator
circuit body
curved
flat circuit
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JP2001213659A
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Masashi Tsukamoto
真史 塚本
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド性能を向上することができるフラッ
ト回路体を提供する。 【解決手段】 絶縁体の一方の面に第1導体2が、他方
の面に第2導体4がそれぞれ配置され、それら第1、第
2導体2、4が、絶縁体の面方向と直交する第1方向か
らみて第1、第2導体2、4で囲まれる領域が形成され
るように配置されているフラット回路体において、前記
絶縁体が、湾曲又は屈曲した曲状の絶縁体であり、この
曲状の絶縁体の曲部内に前記第2導体4を配置し、この
絶縁体の外面に、その面に沿って前記第1導体2を配置
し、この第1導体2が、前記第1方向からみてウェーブ
状に蛇行する曲線状に形成されると共に、絶縁体の幅方
向からみて第2導体4の上下にウェーブ状に蛇行する曲
線状に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内の配線や
電子機器等の配線に用いられるフラット回路体に関し、
特にシールド性能を向上することができるフラット回路
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フラット回路体は、自動車内の配線や電
子機器等に使用されており、シールド層を使用せずに電
磁シールド性を備えたものがあり、例えば、特開平5-12
0928号公報に開示されたものが知られている。このフラ
ット回路体は、図9及び図10に示すように、一方の面
に第1フラット導体30を設けた第1絶縁フィルム31
と一方の面に第2フラット導体32を設けた第2絶縁フ
ィルム33とを接着剤等により固着するもので、第1、
2フラット導体30、32が、サインウェーブ状に蛇行
する曲線状に形成されていると共に、フラット回路体3
4の面方向と直交する方向からみてほぼ同一の軸線に関
して対称に配置されている。これにより、フラット回路
体34の面方向と交差する方向(厚さ方向)の磁束Wが
生じた場合には、ノイズの発生を抑制している。すなわ
ち、フラット回路体34の厚さ方向に磁束Wが生じた場
合、同一の第1フラット導体30及び第2フラット導体
32に、それぞれ隣接した領域毎に逆方向の誘導電圧V
1、V2が発生することになるため、各フラット導体3
0、32においては各領域の誘導電圧V1、V2が互い
に相殺することになり、全体としては大きな誘導電圧す
なわちノイズが発生することがない。また、第1フラッ
ト導体30と第2フラット導体32とに逆方向に電流が
流れた場合、隣接する領域毎に逆方向の磁束が発生する
ため、隣接して発生した磁束が互いを打ち消し合い、ノ
イズの誘発が抑制される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
フラット回路体は、その面方向と直交する方向からみて
同一の軸線に関して第1、第2フラット導体が対称に蛇
行するように配置されているため、フラット回路体の厚
さ方向の磁束が生じた場合には、ノイズの発生が抑制で
きるが、第1、第2フラット導体は第1絶縁フィルムの
一方の面と他方の面にそれぞれ設けられほぼ平行に配置
されているため、フラット回路体の面方向とほぼ平行に
磁束が生じた場合にはシールド性がなく、ノイズの発生
を抑制することができない。このため、第1、第2フラ
ット導体を極限まで近づける(絶縁フィルムの厚さをで
きる限り薄くする)ことにより、ノイズの発生を最小限
に抑制することも可能であるが、この場合、静電容量が
異常に大きくなり所望の電気特性が確保できない。
【0004】そこで、本発明は、このような実状に鑑み
なされたものであり、その目的は、シールド性能を向上
することができるフラット回路体を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のフラット回路体は、絶縁体の一方の面に第
1導体が、他方の面に第2導体がそれぞれ配置され、そ
れら第1、第2導体が、絶縁体の面方向と直交する第1
方向からみて第1、第2導体で囲まれる領域が形成され
るように配置されているフラット回路体において、前記
絶縁体が、湾曲又は屈曲した曲状の絶縁体であり、該曲
状の絶縁体の曲部内に前記第2導体を配置し、該絶縁体
の外面に、前記第1方向からみてウェーブ状に蛇行する
と共に、絶縁体の幅方向からみて第2導体の上下にウェ
ーブ状に蛇行する曲線状に形成された第1導体が設けら
れたものである(請求項1)。
【0006】このように構成すれば、第1方向からみ
て、互いが交差する2点間に第1、第2導体で囲まれる
領域が形成されるので、フラット回路体の厚さ方向の磁
束が生じた場合には、ノイズの発生が抑制される。ま
た、フラット回路体の幅方向からみて、互いが交差する
2点間に第1、第2導体で囲まれる領域が形成されるた
め、その幅方向に磁束が生じた場合でも、第1、第2導
体にそれぞれ隣接した領域毎に逆方向の誘導電圧が発生
するので、各導体においては各領域の誘導電圧が互いに
相殺され、ノイズの発生が抑制される。
【0007】また、第1、第2導体に逆方向に電流が流
れた場合、フラット回路体の厚さ方向及び幅方向に隣接
する領域毎に磁束が発生しても、これら磁束は方向毎に
順次反対方向であるので、磁束が互いを打ち消し合い、
ノイズの発生が抑制される。
【0008】したがって、本発明のフラット回路体は、
その厚さ方向及びその幅方向の磁場による誘導起電力が
打ち消されるので、ノイズの発生を抑制することがで
き、シールド性能が向上する。
【0009】前記第1導体が、前記第1方向からみて、
前記曲状の絶縁体の頂部とほぼ同一直線上に配置される
軸を基準線とし、山部と谷部とがほぼ同じ形状のジグザ
グ状に蛇行する曲線状に形成され、前記第2導体が、第
1方向からみて、前記第1導体の基準線とほぼ同一直線
上に配置される軸を基準線とし、山部と谷部とがほぼ同
じ形状のジグザグ状に蛇行し、第1導体より振幅が短い
と共に第1導体とピッチがほぼ同じで、かつ、第1導体
とで交差する点が前記基準線とほぼ同一直線上に配置さ
れる曲線状に形成されることが好ましい(請求項2)。
【0010】このように構成すれば、第1方向からみて
第1、第2導体とが互いに交差する2点間に形成される
第1、第2導体で囲まれる各領域がほぼ同じ形状である
ため、第1、第2導体に逆方向に電流が流れた場合、隣
接する領域毎に順次反対方向に発生した磁束が互いを確
実に打ち消し合うので、ノイズの発生をより抑制するこ
とができる。
【0011】前記第1導体が、前記第1方向からみて、
前記曲状の絶縁体の頂部とほぼ同一直線上に配置される
軸を基準線とし、山部と谷部とがほぼ同じ形状のジグザ
グ状に蛇行する曲線状に形成され、前記第2導体が、第
1方向からみて、前記第1導体2の基準線とほぼ同一直
線上に配置される軸を基準線とし、山部と谷部とがほぼ
同じ形状のジグザグ状に蛇行し、第1導体より振幅及び
ピッチが短く、かつ、第1導体とで交差する点が前記基
準線とほぼ同一直線上に配置される曲線状に形成される
ことが好ましい(請求項3)。
【0012】このように構成すれば、第1方向からみて
第1、第2導体とが互いに交差する2点間に形成される
第1、第2導体で囲まれる各領域がほぼ同じ形状である
ため、第1、第2導体に逆方向に電流が流れた場合、隣
接する領域毎に順次反対方向に発生した磁束が互いを確
実に打ち消し合うので、ノイズの発生をより抑制するこ
とができる。
【0013】前記第2導体が、絶縁体の幅方向からみ
て、ジグザグ状に蛇行する曲線状に形成された第1導体
の基準線とほぼ同一直線上に配置される軸を基準線と
し、ジグザグ状に蛇行する曲線状に形成されるように湾
曲又は屈曲されていることが好ましい(請求項4)。
【0014】このように構成すれば、絶縁体の幅方向か
らみて第1、第2導体とが互いに交差する2点間に形成
される第1、第2導体で囲まれる各領域がほぼ同じ形状
であるため、第1、第2導体に逆方向に電流が流れた場
合、隣接する領域毎に順次反対方向に発生した磁束が互
いを確実に打ち消し合うので、ノイズの発生をより抑制
することができる。
【0015】前記第1導体が、前記第1方向からみて、
前記曲状の絶縁体の頂部とほぼ同一直線上に配置される
軸を基準線とし、山部と谷部とがほぼ同じ形状のジグザ
グ状に蛇行する曲線状に形成され、前記第2導体が、前
記第1方向からみて、第1導体の基準線とほぼ同一直線
上に配置される直線状に形成されることが好ましい(請
求項5)。
【0016】このように構成すれば、第1方向からみて
第1、第2導体とが互いに交差する2点間に形成される
第1、第2導体で囲まれる各領域がほぼ同じ形状である
ため、第1、第2導体に逆方向に電流が流れた場合、隣
接する領域毎に順次反対方向に発生した磁束が互いを確
実に打ち消し合うので、ノイズの発生をより抑制するこ
とができる。
【0017】前記第2導体が、絶縁体の幅方向からみ
て、ジグザグ状に蛇行する曲線状に形成された第1導体
の基準線とほぼ同一直線上に配置されることが好ましい
(請求項6)。このように構成すれば、絶縁体の幅方向
からみて第1、第2導体とが互いに交差する2点間に形
成される第1、第2導体で囲まれる各領域がほぼ同じ形
状であるため、第1、第2導体に逆方向に電流が流れた
場合、隣接する領域毎に順次反対方向に発生した磁束が
互いを確実に打ち消し合うので、ノイズの発生をより抑
制することができる。
【0018】前記第1導体が一方の面に設けられた折り
曲げ可能な第1絶縁体と、前記第2導体が一方の面に設
けられた折り曲げ可能な第2絶縁体とを積層してなるこ
とが好ましい(請求項7)。このように構成すれば、第
1、第2絶縁体を積層するとき、第1導体と第2導体と
の位置を微調整することができる。
【0019】前記第1絶縁体及び前記第2絶縁体が1枚
のフレキシブル絶縁体により形成されることが好ましい
(請求項8)。このように構成すれば、取付部品点数の
削減を行える。
【0020】前記第2絶縁体が絶縁体被覆電線であるこ
とが好ましい(請求項9)。このように構成すれば、絶
縁体被覆電線も用いることができ、適用範囲が広がる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。図1は本発明のフラット回路
体の第1の例を示す図である。図1において、1はフラ
ット回路体を示し、このフラット回路体1は、絶縁体の
一方の面に第1導体2が、他方の面に第2導体4がそれ
ぞれ配置されてなる。
【0022】第1導体2と第2導体4とは、絶縁体の一
方の面と他方の面にそれぞれ配置されるならばどのよう
に形成してもよく、例えば、1枚の絶縁体の一方の面に
第1導体を設けると共に、他方の面に第2導体を設ける
ようにしてもよいし、2枚の絶縁体を用いて一方の絶縁
体(第1絶縁体3)に第1導体2を設けると共に残りの
絶縁体(第2絶縁体5)に第2導体4を設けるようにし
てもよい。本実施の形態では主に2枚の絶縁体を用いる
場合について説明する。すなわち、フラット回路体1
は、図1に示すように、第1導体2を有する第1絶縁体
3と、第2導体4を有する第2絶縁体5とを積層してな
る。
【0023】第1絶縁体3は、湾曲又は屈曲した曲状の
絶縁体であり、どのように形成してもよいが、簡単に作
れることから、導体を有するフラット絶縁体を湾曲又は
屈曲させて形成することが好ましい。すなわち、第1絶
縁体3は、例えば折り曲げ可能なフレキシブル絶縁材料
により形成された帯状のフラット絶縁フィルム(フレキ
シブルフラット絶縁体)が用いられる。第1絶縁体3の
一方の面(例えば上面)には、図1及び図2に示すよう
に、その面に沿って山部と谷部とからなるウェーブ状に
蛇行する曲線状のフラット導体である第1導体2が設け
られている。第1導体2は、その曲線形状は特に限定さ
れず、例えば、湾曲形状、ジグザグ形状等が挙げられる
が、好ましくは第1絶縁体3の長手方向に沿って延在す
る軸線を基準線とし、山部と谷部とがほぼ同じ形状のジ
グザグ形状であることが好ましい。具体的には例えば、
第1導体2は、山部と谷部がほぼ同一の2等辺三角状の
ジグザグ形状に形成することが好ましい。この第1絶縁
体3を例えば湾曲治具6等を用いて湾曲することによ
り、曲状の絶縁体になる。この第1絶縁体3の内面に第
2絶縁体5が配置される。
【0024】第2絶縁体5としては、例えば折り曲げ可
能なフレキシブル絶縁材料により形成された帯状のフラ
ット絶縁フィルム(フレキシブルフラット絶縁体)が用
いられ、その幅は特に限定されず、例えば、第1絶縁体
3とほぼ同じ幅のものや、第1絶縁体3より幅が短いも
のが用いられる。
【0025】第2絶縁体5の一方の面(例えば上面)に
は、その面に沿ってフラット導体である第2導体4が設
けられている。第2導体4は、どのようなものを用いて
もよく、例えば、ウェーブ状に蛇行する曲線状のフラッ
ト導体、直線状のフラット導体等が用いられるが、第2
絶縁体5の長手方向に沿って延在し、その幅方向のほぼ
中央部に位置する軸線を基準線とすることが好ましい。
【0026】第2導体4として曲線状の導体を用いる場
合には、その曲線形状は特に限定されず、例えば、湾曲
形状、ジグザグ形状等が挙げられ、好ましくは山部と谷
部とがほぼ同一の2等辺三角状のジグザグ形状に形成す
ることが好ましい。具体的には例えば、第2導体4とし
ては、図1及び図2に示すように、第1導体2とピッチ
が同じで、第1導体2の振幅Aより振幅Bが短いジグザ
グ形状の導体や、図3に示すように、第1導体2よりピ
ッチ及び振幅が短いジグザグ形状の導体等を用いること
ができ、また、図4に示すように直線状の導体を用いて
もよい。第2導体4として、第1導体2よりピッチ及び
振幅が短いジグザグ形状の導体を用いる場合には、第1
導体2の回路長が第2導体4と同じになるように第1導
体2のピッチ及び振幅を例えば図3に示すように調整す
ることが好ましい。
【0027】さて、例えば図2に示すように、まず第2
絶縁体5を湾曲治具6の周面(湾曲表面)に押しつけて
その表面に沿って湾曲させて、湾曲治具6上に積層す
る。この湾曲した第2絶縁体5の表面に平板状の第1絶
縁体3を押しつけて湾曲させ、第1、第2絶縁体3、5
を積層することにより、本発明のフラット回路体1が得
られる。なお、図示例では、第1絶縁体3の上面に第1
導体2が、第2絶縁体5の上面に第2導体4がそれぞれ
配設されているが、第2導体4は第2絶縁体5の下面に
配設するようにしてもよく、また、第1絶縁体3の下面
に第1導体2を、第2絶縁体5の下面に第2導体4をそ
れぞれ配設するようにしてもよい。また、上面に第1導
体2を有する第1絶縁体3の下面に第2導体4を設け
て、この第1絶縁体3を湾曲治具6の周面(湾曲表面)
に押しつけてその表面に沿って湾曲させるようにしても
よい。
【0028】第1、第2絶縁体3、5を積層するときに
は、第1、第2絶縁体3、5の幅方向のほぼ中央部(軸
線)がそれぞれ湾曲させた頂部に位置されると共に、絶
縁体(積層する前の絶縁体)の面方向と直交する方向
(第1方向)からみて、図1(a)に示すように、第1
導体2と第2導体4とが交差する点が前記軸線である基
準線とほぼ同一直線上に配置されるように第1、第2絶
縁体3、5を積層することが好ましい。また、湾曲は、
絶縁体の幅方向からみて、図1(c)に示すように、第
2導体4の上下に第1導体2が位置されるようにするこ
とが好ましく、特に、絶縁体の幅方向からみて湾曲する
ことにより第1導体2と第2導体4は共にウェーブ状に
蛇行する曲線状になるので、それら基準線がほぼ同一の
直線上に配置されるように湾曲することが好ましい。
【0029】また、第2絶縁体5(第2導体4)は、平
板状のままでもよく、この場合、平板状の第2絶縁体5
を、湾曲した第1絶縁体3の内部に、第1方向からみ
て、第1導体2の基準線とほぼ同一の直線上に第2導体
4の基準線が配置されると共に、第1絶縁体3の幅方向
からみて、第1導体2の基準線とほぼ同一の直線上に第
2導体2(第2導体2は絶縁体の幅方向からみると直線
である)が配置されるようにすることが好ましい。ま
た、第2導体4が直線状に形成されている場合、湾曲し
た第1絶縁体3の内部に、第1方向及びその幅方向から
みて、それぞれ第1導体2の基準線とほぼ同一の直線上
に第2導体4を配置するようにしてもよい。
【0030】このフラット回路体1は、図1に示すよう
に、湾曲した第1絶縁体3の内部に第1導体2が配置さ
れ、第1方向からみると、第1導体2と第2導体4とが
上下方向(絶縁体の幅方向)に交互に入れ替っており、
互いが交差する2点間に第1、第2導体2、4で囲まれ
る領域C、Dが形成される。このため、フラット回路体
1の積層方向(第1方向)に磁束が生じた場合には、第
1、第2導体2、4上に、それぞれ隣接した領域C、D
毎に逆方向の誘導電圧が発生するため、各導体において
は各領域の誘導電圧が互いに相殺することになり、全体
としては誘導電圧すなわちノイズが発生することが抑制
される。
【0031】また、第1導体2と第2導体4とは、絶縁
体の幅方向からみると、その位置が上下方向(絶縁体の
厚さ方向)に交互に入れ替っており、互いが交差する2
点間に第1、第2導体2、4で囲まれる領域E、Fが形
成される。このため、フラット回路体1の幅方向に磁束
が生じた場合には、第1、第2導体2、4上に、それぞ
れ隣接した領域E、F毎に逆方向の誘導電圧が発生する
ため、各導体においては各領域の誘導電圧が互いに相殺
することになり、全体としては誘導電圧すなわちノイズ
が発生することが抑制される。
【0032】また、第1導体2と第2導体4に逆方向に
電流が流れた場合に、フラット回路体1の積層方向及び
幅方向において隣接する領域毎に逆方向の磁束が発生す
るが、これら磁束は、それぞれ方向毎に順次反対方向で
あるので、磁束が互いを打ち消し合い、ノイズの発生が
抑制される。
【0033】したがって、本発明のフラット回路体1
は、その厚さ方向及びその幅方向の磁場による誘導起電
力が打ち消されるので、ノイズの発生を抑制することが
でき、シールド性能が向上する。また、第1導体2を有
する第1絶縁体3と、第2導体4を有する第2絶縁体5
との2枚の絶縁体を用いることで、第1導体2と第2導
体4との位置を微調整することができる。
【0034】また、第1導体2を図1及び図2に示すよ
うに2等辺三角形状のジグザグ形状に形成し、この第1
導体2の基準線と、第2導体4の基準線(第2導体4が
直線状の場合には第2導体)とを第1方向からみて、ほ
ぼ同一直線状に配置することにより、互いが交差する2
点間に第1導体2と第2導体4で囲まれる領域C、Dが
すべてほぼ同一の形状(隣接とは向きが180°異なる
がほぼ同一の形状)であるので、第1、第2導体2、4
に逆方向に電流が流れた場合、隣接する領域毎に順次反
対方向に発生した磁束が互いを確実に打ち消し合うの
で、ノイズの発生をより抑制することができる。
【0035】また、フラット回路体1の幅方向からみ
て、第1導体2の基準線と、第2導体4の基準線(第2
導体4が直線状の場合には第2導体)とを、ほぼ同一直
線状に配置することにより、互いが交差する2点間に第
1、第2導体2、4で囲まれる領域E、Fがすべてほぼ
同一の形状(隣接とは向きが180°異なるがほぼ同一
の形状)であるので、第1、第2導体2、4に逆方向に
電流が流れた場合、隣接する領域毎に順次反対方向に発
生した磁束が互いを確実に打ち消し合うので、ノイズの
発生をより一層抑制することができる。
【0036】また、第2導体4を、図3に示すように、
第1導体2よりピッチ及び振幅が短いジグザグ形状であ
って、第1導体2と回路長を同じに形成することによ
り、第1、第2導体2、4を伝わる信号の遅延時間を同
じにすることができる。
【0037】なお、本実施の形態では絶縁体を曲状にす
る場合、湾曲治具を用いたが、三角治具を用いて図5に
示すように第1、第2絶縁体3、5を屈曲させて(折り
曲げて)、フラット回路体1を製造するようにしてもよ
い。
【0038】また、第2絶縁体5として折り曲げ可能な
フレキシブルフラット絶縁体を用いたが、図6に示すよ
うに、第2絶縁体5として絶縁体被覆電線7を用いても
よく、このとき、曲げ治具の代わりに絶縁体被覆電線7
の表面を曲げ治具として利用するようにしてもよい。
【0039】図7は、本発明のフラット回路体の第2の
実施の形態を示す図である。図7において、10はフラ
ット回路体を示し、このフラット回路体10と前記フラ
ット回路体1との異なるところは、第1絶縁体3と第2
絶縁体5とを1枚の絶縁体11で形成した点である。前
記フラット回路体1と同一部分には同一の符号を付し、
その説明を省略する。
【0040】絶縁体11としては、折り曲げ可能なフレ
キシブル絶縁材料等により例えば帯状のフラット絶縁フ
ィルムが用いられる。絶縁体11の一方の面(例えば図
示で上面)には、図7及び図8に示すように、その長手
方向に沿って延在する折曲線aが設けられている。折曲
線aは、絶縁体11の上面に引かれた直線や点線でもよ
いし、折り曲げが容易に行えるように連続した例えば断
面凹状等の溝、又は所定の間隔を隔てて設けられた複数
の溝であってもよい。
【0041】絶縁体11の折返し先端部11aから折曲
線aまでが前記第1絶縁体3に相当する部分である。こ
の部分の折曲線aと反対側の面(図示例では下面)に
は、その長手方向に沿って第1導体(図示例ではジグザ
グ状の第1導体)2が配設されている。
【0042】絶縁体11の折曲線aから折返し先端部1
1aとは反対側が前記第2絶縁体5に相当する部分で、
例えば一方の面(図示例では上面)には、その長手方向
に沿って第2導体4が配設されている。具体的には例え
ば、第1導体2の基準線と第2導体4の基準線とは、そ
れぞれ折曲線aとほぼ平行に配設されていると共に、絶
縁体11を折曲線aに沿って折曲線aが内側になるよう
に二つ折りにしたとき、ほぼ同一直線上に配置されるよ
うに構成することが好ましい。なお、第2導体は勿論直
線形状に形成してもよい。
【0043】このように構成しても、ノイズの発生を抑
制したフラット回路体10が得られる。すなわち、絶縁
体11を、折曲線aに沿って折曲線aが内側になるよう
に二つ折りにし、この二つ折りにした部分を第1導体2
が外面(周面)となるように、湾曲治具6の湾曲表面に
押しつけてその表面に沿って湾曲させることで、フラッ
ト回路体10が得られる。
【0044】このフラット回路体10は、湾曲した絶縁
体11の内部に第2導体2が配置され、第1方向からみ
ると、第1導体2と第2導体4とが上下方向(絶縁体の
幅方向)に交互に入れ替っており、互いが交差する2点
間に第1、第2導体2、4で囲まれる領域が形成され
る。このため、フラット回路体10の積層方向(第1方
向)に磁束が生じた場合には、第1、第2導体2、4上
に、それぞれ隣接した領域毎に逆方向の誘導電圧が発生
するため、各導体においては各領域の誘導電圧が互いに
相殺することになり、全体としては誘導電圧すなわちノ
イズが発生することが抑制される。
【0045】また、第1導体2と第2導体4とは、フラ
ット回路体10の幅方向からみると、その位置が上下方
向(絶縁体の厚さ方向)に交互に入れ替っており、互い
が交差する2点間に第1、第2導体2、4で囲まれる領
域が形成される。このため、フラット回路体10の幅方
向に磁束が生じた場合には、第1、第2導体2、4上
に、それぞれ隣接した領域毎に逆方向の誘導電圧が発生
するため、各導体においては各領域の誘導電圧が互いに
相殺することになり、全体としては誘導電圧すなわちノ
イズが発生することが抑制される。
【0046】また、第1導体2と第2導体4に逆方向に
電流が流れた場合に、フラット回路体10の積層方向及
び幅方向において隣接する領域毎に逆方向の磁束が発生
するが、これら磁束は、それぞれ方向毎に順次反対方向
であるので、磁束が互いを打ち消し合い、ノイズの発生
が抑制される。
【0047】したがって、本発明のフラット回路体10
は、その厚さ方向及びその幅方向の磁場による誘導起電
力が打ち消されるので、ノイズの発生を抑制することが
でき、シールド性能が向上する。また、1枚の絶縁体1
1を折り曲げ積層してフラット回路体10を形成するの
で、部品点数を少なくすることができる。
【0048】また、第1導体2を図7及び図8に示すよ
うに2等辺三角形状のジグザグ形状に形成し、この第1
導体2の基準線と、第2導体4の基準線(第2導体4が
直線状の場合には第2導体)とを第1方向からみて、ほ
ぼ同一直線状に配置することにより、互いが交差する2
点間に第1導体2と第2導体4で囲まれる領域がすべて
ほぼ同一の形状(隣接とは向きが180°異なるがほぼ
同一の形状)であるので、第1、第2導体2、4に逆方
向に電流が流れた場合、隣接する領域毎に順次反対方向
に発生した磁束が互いを確実に打ち消し合うので、ノイ
ズの発生をより抑制することができる。
【0049】また、フラット回路体1の幅方向からみ
て、第1導体2の基準線と、第2導体4の基準線(第2
導体4が直線状の場合には第2導体)とを、ほぼ同一直
線状に配置することにより、互いが交差する2点間に第
1、第2導体2、4で囲まれる領域がすべてほぼ同一の
形状(隣接とは向きが180°異なるがほぼ同一の形
状)であるので、第1、第2導体2、4に逆方向に電流
が流れた場合、隣接する領域毎に順次反対方向に発生し
た磁束が互いを確実に打ち消し合うので、ノイズの発生
をより抑制することができる。
【0050】
【発明の効果】以上要するに請求項1に記載の発明によ
れば、シールド性能が向上するフラット回路体が得られ
る。
【0051】請求項2及び請求項3に記載の発明によれ
ば、第1方向からみて第1、第2導体とが互いに交差す
る2点間に形成される第1、第2導体で囲まれる各領域
がほぼ同一の形状であるので、ノイズの発生をより抑制
することができる。
【0052】請求項4に記載の発明によれば、絶縁体の
幅方向からみて第1、第2導体とが互いに交差する2点
間に形成される第1、第2導体で囲まれる各領域がほぼ
同一の形状であるので、ノイズの発生をより一層抑制す
ることができる。
【0053】請求項5に記載の発明によれば、第1方向
からみて第1、第2導体とが互いに交差する2点間に形
成される第1、第2導体で囲まれる各領域がほぼ同一の
形状であるので、ノイズの発生をより抑制することがで
きる。
【0054】請求項6に記載の発明によれば、絶縁体の
幅方向からみて第1、第2導体とが互いに交差する2点
間に形成される第1、第2導体で囲まれる各領域がほぼ
同一の形状であるので、ノイズの発生をより一層抑制す
ることができる。
【0055】請求項7に記載の発明によれば、第1、第
2絶縁体を積層するとき、第1導体と第2導体との位置
を微調整することができる。
【0056】請求項8に記載の発明によれば、部品点数
を削減することができる。
【0057】請求項9に記載の発明によれば、絶縁体被
覆電線も用いることができ、適用範囲が広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラット回路体の第1の例を示す図
で、その(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は側
面図である。
【図2】本発明の第1のフラット回路体を製造する一例
を示す図である。
【図3】本発明の第2の第2導体を用いて得られた第1
のフラット回路体を示す平面図である。
【図4】本発明の第3の第2導体を用いて得られた第1
のフラット回路体を示す平面図である。
【図5】本発明の第1のフラット回路体の形状を変えた
他の例を示す斜視図である。
【図6】絶縁体被覆電線を用いて得られた本発明のフラ
ット回路体を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2のフラット回路体を示す斜視図で
ある。
【図8】本発明の絶縁体を広げた状態を示す斜視図であ
る。
【図9】従来のフラット回路体の一例を示す斜視図であ
る。
【図10】従来のフラット回路体の第1絶縁体と第2絶
縁体との関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フラット回路体 2 第1導体 3 第1絶縁体 4 第2導体 5 第2絶縁体 7 絶縁体被覆電線 10 フラット回路体 11 絶縁体 a 折曲線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体の一方の面に第1導体が、他方の
    面に第2導体がそれぞれ配置され、それら第1、第2導
    体が、絶縁体の面方向と直交する第1方向からみて第
    1、第2導体で囲まれる領域が形成されるように配置さ
    れているフラット回路体において、 前記絶縁体が、湾曲又は屈曲した曲状の絶縁体であり、
    該曲状の絶縁体の曲部内に前記第2導体を配置し、該絶
    縁体の外面に、前記第1方向からみてウェーブ状に蛇行
    すると共に、絶縁体の幅方向からみて第2導体の上下に
    ウェーブ状に蛇行する曲線状に形成された第1導体が設
    けられたことを特徴とするフラット回路体。
  2. 【請求項2】 前記第1導体が、前記第1方向からみ
    て、前記曲状の絶縁体の頂部とほぼ同一直線上に配置さ
    れる軸を基準線とし、山部と谷部とがほぼ同じ形状のジ
    グザグ状に蛇行する曲線状に形成され、前記第2導体
    が、第1方向からみて、前記第1導体の基準線とほぼ同
    一直線上に配置される軸を基準線とし、山部と谷部とが
    ほぼ同じ形状のジグザグ状に蛇行し、第1導体より振幅
    が短いと共に第1導体2とピッチがほぼ同じで、かつ、
    第1導体とで交差する点が前記基準線とほぼ同一直線上
    に配置される曲線状に形成された請求項1に記載のフラ
    ット回路体。
  3. 【請求項3】 前記第1導体が、前記第1方向からみ
    て、前記曲状の絶縁体の頂部とほぼ同一直線上に配置さ
    れる軸を基準線とし、山部と谷部とがほぼ同じ形状のジ
    グザグ状に蛇行する曲線状に形成され、前記第2導体
    が、第1方向からみて、前記第1導体の基準線とほぼ同
    一直線上に配置される軸を基準線とし、山部と谷部とが
    ほぼ同じ形状のジグザグ状に蛇行し、第1導体より振幅
    及びピッチが短く、かつ、第1導体とで交差する点が前
    記基準線とほぼ同一直線上に配置される曲線状に形成さ
    れた請求項1に記載のフラット回路体。
  4. 【請求項4】 前記第2導体が、絶縁体の幅方向からみ
    て、ジグザグ状に蛇行する曲線状に形成された第1導体
    の基準線とほぼ同一直線上に配置される軸を基準線と
    し、ジグザグ状に蛇行する曲線状に形成されるように湾
    曲又は屈曲されている請求項2又は3に記載のフラット
    回路体。
  5. 【請求項5】 前記第1導体が、前記第1方向からみ
    て、前記曲状の絶縁体の頂部とほぼ同一直線上に配置さ
    れる軸を基準線とし、山部と谷部とがほぼ同じ形状のジ
    グザグ状に蛇行する曲線状に形成され、前記第2導体
    が、前記第1方向からみて、第1導体の基準線とほぼ同
    一直線上に配置される直線状に形成された請求項1に記
    載のフラット回路体。
  6. 【請求項6】 前記第2導体が、絶縁体の幅方向からみ
    て、ジグザグ状に蛇行する曲線状に形成された第1導体
    の基準線とほぼ同一直線上に配置される請求項2、3又
    は5に記載のフラット回路体。
  7. 【請求項7】 前記第1導体が一方の面に設けられた折
    り曲げ可能な第1絶縁体と、前記第2導体が一方の面に
    設けられた折り曲げ可能な第2絶縁体とを積層してなる
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載のフラット回路
    体。
  8. 【請求項8】 前記第1絶縁体及び前記第2絶縁体が、
    1枚のフレキシブル絶縁体により形成された請求項7に
    記載のフラット回路体。
  9. 【請求項9】 前記第2導体が絶縁体被覆電線の導体で
    ある請求項1又は5に記載のフラット回路体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7167378B2 (en) 2003-11-05 2007-01-23 Sharp Kabushiki Kaisha Circuit board transmitting high frequency signal

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