JP5858969B2 - コイル及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はコイル及びその製造方法に関するものであり、例えば、電磁石、発電機、変圧器、モーター、電子機器、及び高周波回路素子等々のインダクタンス素子に用いて好適な、コイル及びその製造方法に関するものである。
インダクタンス素子の多くは、エナメル線によってマルチターンコイル(coil)を形成したものであり、これらのコイルは、電磁石や、発電機、変圧器などに広く応用されて使われている。
今日の業界は、低製造コストで高占積率のコイルの開発に努めている。ここで占積率(space factor、スペースファクター)とは、コイルに流れる電流と直交する断面において、コイル導線の断面積がコイルの断面積に占める比率(コイル断面積に占める導体断面積の割合)のことである。占積率が高いほど、コイルの磁気損失(magnetic loss)も小さくなる。その上、コイルはモーターの主な構成要素であるので、仮にコイルの占積率を高めることができれば、小型、軽量かつ強力なモーターを実現することができる。また、高周波応用分野においては、コイル電流の表皮効果がエネルギー損耗を引き起こすが、フラット導線は一般の円形導線よりも比較的大きい表面積を有しているため、フラット導線を使用することにより、高周波コイルのエネルギー損耗を減少させるのに有利となる。また、フラット導線は、好ましい放熱性能も有している。
しかし、従来のコイル構造は、エナメル線を用いた導線で巻線を行うので、その構造では占積率を高めることができない。そのため、仮に、小型、軽量のモーターを製作する場合、コイルの低占積率によって制限されているため、モーター効率が比較的低くなるという問題がある。また仮に、フラット導線を使用した場合には、導線のフラット面とコイル中心軸が互いに直交する場合、一般の巻線方法でコイルを製造することができないため、製造コストが比較的高くなるという問題がある。
そのため、低コスト、高占積率、低損耗のコイルを如何に設計し、且つ更にフラット導線を使用してコイルを製造することが業界においてますます重要な課題の1つとなっている。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、占積率を高めることのできるコイルを提供し、更に高占積率のフラットコイルを提供することにあり、また更に、生産過程が比較的簡単で低コストで製造できると共に、表皮効果による影響も少なく、放熱効果の向上やコイル構造の緊密化も可能なコイル及びその製造方法を提供することにある。
上記の課題を達成するために、本発明に基づいたコイルは、互いに接続される複数のコイルセクションを有するコイルであって、前記各コイルセクションは、それぞれ本体と、前記各本体の片側に設置され、且つ他のコイルセクションのうちの1つに接続される少なくとも1つの接続部と、を備え、前記複数のコイルセクションは、前記コイルの中心軸を取巻く少なくとも1つの周回電路を形成し、互いに接続される2つのコイルセクションは、それぞれの前記接続部の接続部分において1つの重畳面のみを形成し、且つ、1つの周回電路における前記複数の本体においては、1つの本体の第1端部は他の本体の第2端部に隣接し、この第2端部は前記中心軸の延伸方向に向けた表面を有し、前記表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って前記第1端部側へ向けて延伸し、かつ前記第1端部を通過するように成したことを特徴とする
ここで、「直接に接続される」とは、第1端部と第2端部が少なくとも1つの接続部によって接続され、特に「電気的に接続される」との意味である。
本発明の他の一実施例においては、前記第1端部と前記第2端部のうち1つの表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って同一平面に位置し、或は前記第2端部のうち1つの表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って前記第1端部の2つの表面の間に位置し、或は前記第2端部のうち1つの表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って前記第1端部の1つの表面を通過することを特徴とする。
本発明の一実施例において、前記複数のコイルセクションは、めっき、或ははんだ付けの方式によって互いに接続される。
本発明の一実施例においては、前記複数のコイルセクションは、金属シートをプレス加工の後、互いに接続される前記複数のコイルセクションを形成し、更に前記複数の接続部を折り畳むことにより、前記コイルを形成する。
本発明の一実施例において、 前記コイルセクションは、コイルの用途により異なる幅及び/又は異なる厚さを有する。
上記課題を達成するために、本発明に基づいたもう1つのコイルは、互いに接続される複数のコイルセクションを有するコイルであって、前記各コイルセクションは、それぞれ本体と、前記各本体の片側に設置され、他のコイルセクションのうちの1つに接続される少なくとも1つの直接接続部、或は少なくとも1つの突出接続部と、を備え、前記複数のコイルセクションは、前記コイルの中心軸を取巻く少なくとも1つの周回電路を形成し、前記複数の突出接続部は、前記コイルの中心軸方向の投影において、前記複数の直接接続部を含む前記周回電路のメインコイル領域よりも外側に突出するよう形成され、且つ、
互いに接続される2つのコイルセクションは、それぞれの前記直接接続部、或は前記突出接続部の接続部分において1つの重畳面のみを形成し、且つ、前記1つの周回電路における前記複数の本体においては、1つの本体の第1端部は他の本体の第2端部に隣接し、この第2端部は前記中心軸の延伸方向に向けた表面を有し、前記表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って前記第1端部側へ向けて延伸し、かつ前記第1端部を通過するよう構成される。
本発明の一実施例においては、前記第1端部と前記第2端部のうち1つの表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って同一平面に位置し、或は前記第2端部のうち1つの表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って前記第1端部の2つの表面の間に位置し、或は前記第2端部のうち1つの表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って前記第1端部の1つの表面を通過するように構成される。
本発明の一実施例においては、前記複数のコイルセクションは、金属シートをプレス加工の後、互いに接続される前記複数のコイルセクションを形成し、更に前記複数の直接接続部及び前記複数の突出接続部を折り畳むことにより、前記コイルを形成する。
本発明の一実施例においては、前記複数のコイルセクションは、2組に分けられ、それぞれ金属シートをプレス加工して成り、且つ、前記各直接接続部と前記各突出接続部においてそれぞれ1回の折り畳みを形成し、前記2組のコイルセクションを互いに巻き付けることにより前記コイルを形成する。
本発明の一実施例において、前記複数のコイルセクションは、めっき、或ははんだ付けの方式によって互いに接続される。
本発明の一実施例においては、少なくとも1つのコイルセクションは、コイルの用途により異なる幅及び/又は異なる厚さを有する。
上述したように、本発明に係るコイルは、金属シートをプレス加工して得たコイルセクションを、めっき、はんだ付け、或は折り畳むことにより多段に重ねて形成されるので、従来の巻線方式により作製されたコイルに比べて、コイルの占積率を高めることができ、且つフラット導線による表面積の増加によって、表皮効果(導体中に交流電流、或は交番電磁場がある場合、導体内部の電流が表面に集中する現象を指す)による悪影響を低減させ、コイルの放熱効果を高め、また、コイルの構造を緊密化できると共に、コイルの厚さも均一化できるため、例えば、電磁石、発電機、変圧器、モーター、電子機器、及び高周波回路素子等々のインダクタンス素子として広い技術分野で好適に利用できるコイルを提供し得る。
また、本発明に係るコイルの製造方法は、金属シートをプレス加工する方式によって、互いに接続することができるコイルセクションを製作し、更にめっき、はんだ付け、或は折り畳みの方式によってコイルを形成するため、その生産過程は比較的簡単であり、且つ従来のエッジ巻きコイルの製造過程に比べて更に迅速化が可能であるので、量産しやすく、生産コストを大幅に下げることができる。
本発明の第1実施例のコイルを示す展開図である。 図1Aのコイルの一部をスタック状で表した立体図である。 図1Aのコイルの一部をスタック状で表したもう1つの立体図である。 図1Aのコイルの一部をスタック状で表した変化立体図である。 図1Aのコイルの一部をスタック状で表したもう1つの変化立体図である。 図1Bのコイルの上面図である。 本発明の第1実施例のコイルのはんだ付けによる接続状態を示す図である。 図1Gのコイルの一部がスタック状で表した立体図である。 本発明の第1実施例のコイルのもう1つの状態を示す展開図である。 図1Iのコイルをスタック状で表した立体図である。 本発明の第2実施例のコイルを示す展開斜視図である。 図2Aのコイルセクションの分解斜視図である。 図2Aのコイルをスタック状で表した立体図である。 図2Cのコイルの上面図である。 本発明の第2実施例のコイルのはんだ付けによる接続状態を示す図である。 本発明の第三実施例のコイルを示す展開図である。 図3Aのコイルが互いに巻き付けられた状態を示す図である。 図3Aのコイルをスタック状で表した立体図である。 図3Cのコイルの側面図である。 図3Cのコイルの上面図である。 本発明に基づいたコイルの製作方法の流れ図である。 本発明のコイルセクションの一部に絶縁体を設置する過程を示す概略図である。
以下に関連する図面を参照しながら、本発明の複数の実施例に係るコイルを説明する。以下の説明において、同じ部材は同じ符号を付して説明する。
図1Aから図1Fを同時に参照されたい。図1Aは本発明の第1実施例のコイルを示す展開図であり、図1Bは図1Aのコイルの一部をスタック状で表した立体図であり、図1Cは図1Aのコイルの一部をスタック状で表したもう1つの立体図であり、図1Dは図1Aのコイルの一部をスタック状で表した変化立体図であり、図1Eは図1Aのコイルの一部をスタック状で表したもう1つの変化立体図であり、図1Fは図1Bのコイルの上面図である。
コイル1は同一の金属シートをプレス加工することにより形成した複数の連続コイルセクション10a〜10dを有し、コイルセクション10a〜10dの幅dは、例えば、1センチメートルであるが、それに限定されない。各コイルセクション10a〜10dはそれぞれ本体10、及び少なくとも1つの接続部11を有し、接続部11は、それぞれ各本体10の片側、或は両側に設置され、各本体10と各接続部11は、いずれも異なる形状を有することができる。図1Aにおいて、一番左下方のコイルセクション群を左側から右側へ見た場合、第1組目の4種のコイルセクション10a〜10dが設けられ、且つ各コイルセクション10a〜10dは互いに接続され、一番左のコイルセクション10aは1つの接続部11を有し、コイルセクション10bは2つの接続部11を有し、コイルセクション10cは2つの接続部11を有し、コイルセクション10dは2つの接続部11を有する。図1Aにおけるコイルセクション10aの接続部11を破線に沿って、コイルセクション10bの一方の接続部11の上方へ折り畳み(図1B)、コイルセクション10bの他方の接続部11は破線に沿って、コイルセクション10cの一方の接続部11の上方へ折り畳み、コイルセクション10cの他方の接続部11は破線に沿って、コイルセクション10dの一方の接続部11の上方へ折り畳むことにより、第1組目のこれら4種のコイルセクション10a〜10dによって、図1Cに示す如く、コイルの中心軸Cを取巻く二段分の周回電路M1、M2を形成することができる。これを更に、図1Aにおいて右側の第2組目のコイルセクション10a〜10dと重ね合わせるよう、前記第1組目のコイルセクション10dのもう一方の接続部11を破線に沿って、右側の第2組目のコイルセクション10aの一方の接続部11の上方へ折り畳み、以下同様にして、第三組目、第四組目のコイルセクション10a〜10dも順に積み重ねて行くものであり、その操作は上記と同様であるので、ここで繰り返して述べない。
接続部11の特徴を明らかにするために、図1Bにおいてはコイルセクション10aとコイルセクション10bのみを表し、これらのコイルセクションとその接続部について説明する。そのうち、図1Aにおける破線に沿って、折り畳んだ接続部の上半部はコイルセクション10aの接続部11であり、下半部はコイルセクション10bの接続部11である。コイルセクション10aとコイルセクション10bは、1つのコイルの中心軸Cを取巻く周回電路(一段分)を形成し、且つ、図1Fに示す如く、前記複数の接続部11の接続部分ごとに1つの重畳面Fのみを形成し、重畳面Fの厚さは、コイルセクション10aと10bの二層重畳の厚さに等しい。注意すべきことは、この重畳面Fは、接続された隣接する2つのコイルセクションの一回の重ね合わせに過ぎず、それ以上の連続した複数回の折り畳みによって引き起こされる二層を超える重畳面ではないことである。もちろん、隣接する2つのコイルセクションが接続部11によって接続される時、矩形の重畳面によって重畳するとは限らず、上記接続部11は接続部分において、少なくとも1つの分岐を有するように構成できる。例えば、接続部11が分岐を有し、分岐した2つの部分のそれぞれを、隣接するコイルセクションの接続部11と接続することができ、この時、接続部11は、依然として重畳面Fとして重畳する共に、本体10も少なくとも1つの分岐を有するように構成することができる。これにより、コイルのセット全体は、複数の並列のコイルセットと等価なものとすることができる。
ここで説明すべきことは、コイルセクション10aとコイルセクション10bの本体10a1、10b1(図1B参照)は同一の周回電路に属し、且つ本体10a1は第1端部e1を有し、もう1つの本体10b1は第2端部e2を有し、第1端部e1と第2端部e2は直接互いに接続されることなく、隣接して配置されていることである。第2端部e2のうち1つの側面(例えば上面)G1の延伸面H1(後記するように、実際に延伸されるものではないので、本願において「仮想延伸面」と言う。)は、周回電路M1に沿って第1端部e1の1つの側面(例えば上面)K1と同一表面上に延伸する(図1B参照)。上記の一段分の周回電路は周回電路の基本単位であり、コイルセクション10aとコイルセクション10bが接続された後、コイルの中心軸Cを取巻くことによって形成される。この場合、コイルセクション10aとコイルセクション10bは同一コイル(wind or turn)、或は同一段の周回電路M1に属する。図1Cに示すように、コイルセクション10aとコイルセクション10bが接続されることにより同一コイルを形成し(即ち、同一の周回電路である)、コイルセクション10cとコイルセクション10dが接続されることによりもう一段のコイルを形成する(即ち、もう一段の周回電路である)。この場合、一段分の周回電路は2つのコイルセクションより構成されているが、もちろん、周回電路は2つ以上のコイルセクションから構成することもできる。それについては図1I、図1Jで説明する。
図1Bと、図1Dと、図1Eとを参照されたい。本実施例において、コイルセクション10a、10bはフラット状を例とするので、コイルセクション10a、10bの表面は実質的に上、下の2つの側面で構成される。図に示したように、第2端部e2のうち1つの側面(例えば上面、すなわち、中心軸Cの延伸方向に向けた第2端部e2の上面)G1の仮想延伸面H1(破線で示す)は、周回電路M1に沿って第1端部e1へ向けて延伸する。図1Bに示した例では、この第2端部e2の1つの側面G1(例えば上面)の仮想延伸面は、実質上、第1端部e1の1つの側面(上面)K1と同一平面上に位置する。図1Dに示した例では、第2端部e2の1つの側面(例えば上面)G1の仮想延伸面は、周回電路M1に沿って第1端部e1の上下2つの側面K1及びK2の中間に位置する。図1Eに示した例では、第2端部e2の1つの側面(例えば下面、すなわち、中心軸Cの延伸方向に向けた第2端部e2の下面G2の仮想延伸面は、周回電路M1に沿って第1端部e1の1つの側面(例えば上面)K1をこれと交差するように通過する。ここで注意すべきことは、上記の仮想延伸面は、あくまで仮想面であり、実際に延伸されるものではないことである。
図1Gと図1Hを参照されたい。図1Gは、本発明の第1実施例のコイルのはんだ付けによる接続状態であり、図1Hは図1Gのコイルの一部をスタック状で表した立体図である。
図1Gに示すコイル2は、同一金属シートをプレス加工して形成され、分離された独立の4種のコイルセクション20a〜20dを複数組(図では四組)備え、コイルセクション20a〜20dの幅dは、例えば、1センチメートルであるが、これに限定されない。各コイルセクション20a〜20dは、本体20と少なくとも1つの接続部21とをそれぞれ有し、各コイルセクションの接続部21は、いずれも各本体20の片側、或は両側に設置される。前記図1A〜図1Fの形態と異なる所は、コイル2のコイルセクション20a〜20dの接続部21は、本体20上に位置する溶接点(図中の黒点)で構成され、これらの溶接点は、はんだ付け、或はめっきによって接続されるようにした点である。即ち、コイルセクション20aの接続部21をコイルセクション20bの接続部21の上方にはんだ付けし、コイルセクション20bの接続部21をコイルセクション20cの接続部21の上方にはんだ付けし、コイルセクション20cの接続部21をコイルセクション20dの接続部21の上方にはんだ付けするようにする。これら複数のコイルセクション20a〜20dをはんだ付け(或はめっき)方式によって互いに接続し、且つ積み重ねることにより、コイルを形成するものである。図1Hには、コイルセクション20aと20bをはんだ付けしたスタック状のものを立体図で示してある。
図1Iと図1Jを参照されたい。図1Iは、本発明の第1実施例のコイルのもう1つの状態を示す展開図であり、図1Jは図1Iのコイルセクションをスタック状で表した立体図である。
コイル3は同一金属シートをプレス加工して形成された複数の連続のコイルセクション30a、30b、30cを備え、各コイルセクション30a、30b、30cは円弧状を呈し、且つ本体30と、少なくとも1つの接続部31とをそれぞれ有し、接続部31は、各本体30の片側、或は両側にそれぞれ設置される。図1Jに示したように、コイル3は、そのコイルセクション30a、30b、30cの形状が前記図1A〜図1Hの実施例と異なる以外に、コイル3における一段分に含まれるコイルセクションの数が3つ(コイルセクション30a、30b、30c)である点が、これまでの図1A〜図1Hの実施例では2つのコイルセクションだけで構成されていたのと異なっている。図1Iと図1Jに示す実施例において、互いに接続された3つのコイルセクションのうち、コイルセクション30a、30bの間、及び30b、30cの間において直接に接続されていない端部同士は同一平面上に位置していないが、コイルセクション30cの本体の第2端部e2と、コイルセクション30aの本体の第1端部e1とについては、互いに隣接させることができ、第2端部e2の上面の仮想延伸面は、前記と同様、周回電路M1に沿って第1端部e1側に向けて延伸することができ、これにより、第2端部e2と第1端部e1の上面は、実質上、同一の平面上(図示の円形破線の如く)にあるようにすることができる。このように、接続される2つのコイルセクション(30aと30b、及び、30bと30c)と、一方の端部同士が、実質上同一の平面上に位置する2つのコイルセクション(30aと30c)とは、異なる組み合わせの2つコイルセクションであることができる。つまり、接続された2つのコイルセクション30a、30b、或は2つのコイルセクション30b、30cは、前記複数の接続部31の接続部分においてそれぞれ1つの重畳面のみを形成し、且つ隣接する2つのコイルセクション30a、30cの各本体30の直接接続されていない片側の端部(e1、e2)は、実質上、同一の平面上に位置させるようにすることができる。もちろん、上記の如く、第1端部e1と第2端部e2の一方の側面が、実質上、周回電路M1に沿って他方の側面と同一平面に位置する以外に、第2端部e2の1つの側面の仮想延伸面が、周回電路M1に沿って第1端部e1の上下2つの側面の間に位置したり、或は第2端部e2の1つの側面の仮想延伸面が、周回電路M1に沿って第1端部e1の1つの側面をこれと交差して通過するように構成することもできる。それらについては前記の実施例と同様であるのでここでは繰り返して述べない。
コイルセクションは金属シートをプレス加工して成り、これを更に折り畳み、或ははんだ付け、或はめっきすることによってコイルを製作するため、この生産工程は便利で、且つ量産しやすく、従来の巻き線式のコイルよりもコストを大幅に省くことができる。更に、コイル形状をフラット(flat)にすることができるので、占積率を高め、表皮効果を下げることができ、且つ好ましい放熱効果を得ることができる。
注意すべきことは、前記コイル1、2、3中のコイルセクションの数は、いずれも製品の実際の需要に応じて調整することができる。且つ各コイルセクションの幅d及び厚さも製品に応じて変えることができることである。表皮効果に応じて、各コイルセクションの断面積、或は断面の円周長をほぼ同じに保つだけで、不必要な損耗を回避することができる。
図2Aと図2Bを同時に参照されたい。図2Aは本発明の第2実施例のコイルを示す展開斜視図であり、図2Bは図2Aのコイルセクションの分解斜視図である。
コイル4は、同一金属シートをプレス加工して形成された連続する複数のコイルセクション40a〜40dを備え、これらのコイルセクション40a〜40dは折り畳まれてコイル4に形成される。各コイルセクション40a〜40dの形状はいずれも異なり、且つ幅は例えば1センチメートルであるが、これに限定されない。各コイルセクション40a〜40dは、本体40と、直接接続部41、或は突出接続部42をそれぞれ有する。直接接続部41、或は突出接続部42は、各本体40の片側、或は両側にそれぞれ設置される。即ち、図2Bの各コイルセクション40a〜40dを上から下の順に見た場合、コイルセクション40aは直接接続部41を有する。コイルセクション40bは直接接続部41と突出接続部42を有する。コイルセクション40cは2つの突出接続部42を有する。コイルセクション40dは突出接続部42を有する。前記複数の突出接続部42は、図2Cに示すようにスタック状に組み立てられたとき、前記複数の直接接続部41を含む周回電路M1、M2のメインコイル領域Z(図2D参照)よりも外側に突出し、且つ、互いに接続される2つのコイルセクションは、直接接続部41、或は突出接続部42の接続部分において、それぞれ1つの重畳面Fのみを形成するようになっている。
本実施例において、各コイルセクション40a〜40dの本体40は略U字型を呈する。図2Cから分かるように、コイルセクション40a、40bにより一段の周回電路M1を形成することができる。コイルセクション40a、40bの本体中において、コイルセクション40bの本体上の第1端部e1とコイルセクション40aの本体上の第2端部e2は互いに隣接すると共に、図2Bに示す直接接続部41、41において両コイルセクションは直接接続し、前記第2端部e2の上面の仮想延伸面は、前記図1B、1H、1Jの実施例と同様に、周回電路に沿って第1端部e1に向けて延伸するように構成することができる。図2Cの場合は、第2端部e2の上面の仮想延伸面と第1端部e1の上面とが実質的に同一平面上にあることを例とする。もちろん、第1端部e1と第2端部e2のうちそれぞれ1つの側面同士が、実質上、同一平面上に位置する以外に、第2端部e2の1つの側面の仮想延伸面が、周回電路に沿って第1端部e1の上下2つの側面の中間に位置したり、或は第2端部e2の1つの側面の仮想延伸面が、周回電路に沿って第1端部e1の1つの側面をこれと交差するよう通過したりするように構成することができる。これらについては、前記の実施例と同様であるのでここでは繰り返して述べない。また、注意すべきことは、本実施例の第2端部e2は、コイルセクション40aの直接接続部41上に位置すること、つまり、本体40a1の一部となっていることである。一方、第1端部e1は、コイルセクション40bの本体40b1上に位置し、突出接続部42が、当該本体40b1の第1端部e1に接続するように設けられていることである。
図2Aから図2Dを同時に参照されたい。図2Cは図2Aのコイルをスタック状で表した立体図である。図2Dは図2Cのコイルの上面図である。
図2Aのコイルセクション40aの直接接続部41をコイルセクション40bの直接接続部41の上方へ折り畳み、コイルセクション40bの突出接続部42をコイルセクション40cのうち1つの突出接続部42の上方へ折り畳み、コイルセクション40cのもう1つの突出接続部42をコイルセクション40dの突出接続部42の上方へ折り畳むことで、図2Cに示す如く、前記複数のコイルセクション40a〜40dは1つのコイルの中心軸Cを取巻く二段分の周回電路M1、M2を形成することができる。この場合において、コイルセクション40bの本体40の一部40b1(本実施例では本体40の中間部分)を傾斜面として形成することによって、コイルセクション40bの本体40の上面(top surface)を、コイルセクション40aの本体40の底面(bottom surface)の高さ位置からコイルセクション40aの本体の上面の高さ位置まで上方へ向けて傾け、つまり、一段の高さ分(one layer's height)だけ持ち上げるように形成する。コイルセクション40dについても同様に、コイルセクション40dの本体40の上面を、コイルセクション40cの底面の高さ位置からコイルセクション40cの本体40の上面の高さ位置まで上方へ向けて傾けることにより、各コイルセクション40a〜40dを互いに重ねたときに、図2Cのコイル立体図と図2Dの上面図に示したようなコイル4が得られ、そのとき各コイルセクション40a〜40dがいずれも緊密に重なり合うようになっている。
ここで説明すべきことは、本実施例ではコイルセクション40b、40dのみが前記傾斜面を有するが、実際上はコイルセクション40a、40cも傾斜面を有するように構成することができる。四つのコイルセクション40a〜40dは、上記の如く折り畳まれた後、本体40と直接接続部41により構成された矩形のメインコイル領域Z(図2D中に破線のブロックで示す)と、突出接続部42とを有する。即ち、メインコイル領域Zは前記コイル中心軸Cを取巻く長方形領域である。突出接続部42は、直接接続部41を含む周回電路において外側に突出するように、即ち前記メインコイル領域Zよりも外側に突出するように構成される。これによって、互いに接続される任意の2つのコイルセクションが、直接接続部41、或は突出接続部42の接続部分において1つの重畳面F(図2Dにおいて斜めの破線で示す。)のみを形成する。注意すべきことは、この重畳面Fは、隣接するコイルセクションによる単に一回だけの重ね合わせであり、連続した複数の折り畳みによって引き起こされた重畳面ではないため、図1B、図1F等に示す如く、折り畳み部分(折り目線部分)は最低限の高さとなり、この折り目線部分の高さは重畳面Fの厚さ、即ち二層重畳面Fの厚さより小さくできる。もちろん、直接接続部41、或は突出接続部42による接続部分が、矩形の重畳面によって重畳するとは限らず、直接接続部41、或は突出接続部42は接続部分において、少なくとも1つの分岐を有するように構成することができる。例えば、直接接続部41が分岐を有し、分岐する2つの部分が、分岐する本体40と分岐する突出接続部42とにそれぞれ接続するように構成することができ、この時、直接接続部41、或は突出接続部42は、前記と同様に重畳面Fのように重畳させることができる。これによって、コイルのセット全体としては、複数のコイルセットの並列と等価なものとすることができる。
次に、図2Eを参照されたい。図2Eは本発明の第2実施例のコイルのはんだ付けによる接続状態を示す図である。コイル5は、互いに分離、独立した2組のコイルセクション50a〜50d(合計8個のコイルセクション)を有する。そのうち、コイルセクション50aの直接接続部51は、コイルセクション50bの直接接続部51の上方へはんだ付けされ、コイルセクション50bの突出接続部52はコイルセクション50cの突出接続部52の上方へはんだ付けされ、コイルセクション50cのもう1つの突出接続部52はコイルセクション50dの突出接続部52の上方へはんだ付けされる。この形態のはんだ付け方式は、第1実施例と同じであるため、ここで繰り返して述べない。このはんだ付け形態は、8つのコイルセクション50a〜50dを繰り返してはんだ付けして成るが、実際の場合においては、コイルセクションの数は製品の実際の需要に応じて増加または減少することができるため、図示した例に限定されるものではない。また、コイルセクションの接続方式も、折り畳み、或はめっきに変更することができる。
図3Aから図3Eを参照されたい。図3Aは本発明の第三実施例のコイルを示す展開図であり、図3Bは図3Aのコイルが互いに巻き付けられた状態の概略図である。図3Cは図3Aのコイルをスタック状で表した立体図であり、図3Dは図3Cのコイルの側面図であり、図3Eは図3Cのコイルの上面図である。
図3Aに示すように、コイル6はコイル列6aとコイル列6bを有し、コイル列6a、6bはそれぞれ同一金属シートをプレス加工して形成され、いずれも連続した複数のコイルセクション60a、60bを備え、コイルセクション60aとコイルセクション60bは交差配置され、コイル列6a、6bはいずれも、3つのコイルセクション60aと、2つのコイルセクション60bとを有する例を示してある。コイルセクション60aとコイルセクション60bの幅dは、例えば、1センチメートルであるが、これに限定されない。各コイルセクション60a、60bはそれぞれ本体60と、直接接続部61、或は突出接続部62を有する。直接接続部61、或は突出接続部62は、それぞれ各本体60の片側、或は両側に設置される。コイル列6aとコイル列6bを、それぞれ左側から右側へ見てゆくと、コイルセクション60aは直接接続部61及び突出接続部62を有し、コイルセクション60bも直接接続部61及び突出接続部62を有する。
図3Aから図3Eを同時に参照されたい。コイル列6a(図3Aにおいては下側に示す。)の中において、コイルセクション60aの直接接続部61は、折り目線(図3A中に破線で示す)を介して、隣接するコイルセクション60bの直接接続部61に隣接している。同様に、コイルセクション60bの突出接続部62は、折り目線を介して、もう1つ隣接するコイルセクション60cの突出接続部62に隣接している。よって、隣接するコイルセクション60aと60bの双方の直接接続部61の間、或は双方の突出接続部62の間を折り目線(破線)に沿って折り畳むだけでコイル列6aの折り畳み操作を完成することができる。同様に、コイル列6bを折り畳んだ上で、コイル列6aとコイル列6bを図3Bに示すように二重らせん方式に交差するように巻き合わせることによって、これらのコイルセクション60a、60bがコイルの中心軸Cを取巻く周回電路M1〜M5を形成し、これをスタック状にすることで、図3Cの立体図に示すようなコイル6を得ることができる。このようにして折り畳まれた複数のコイルセクション60a、60bは、本体60と直接接続部61とにより構成された矩形のメインコイル領域Z(図3E中に破線のブロックで示す。)と、突出接続部62(図3C、3D参照)とを有する。即ち、メインコイル領域Zはコイル中心軸C(図3C参照)を取巻く長方形領域である。突出接続部62は、直接接続部61を含む周回電路において外側に突出するように、つまり、メインコイル領域Zより外側に突出するように構成される。互いに接続される任意の2つのコイルセクションは、直接接続部61、或は突出接続部62の接続部分において1つの重畳面F(図3E中に斜めの破線で示す。)のみを形成する。図3Cは実質上、2組のコイルが互いに巻き付けられたものであり、2組のコイルは使用者の必要に応じて並列接続、或は直列接続、或はそれぞれ独立のものとして使用することができる。
ここで説明すべきことは、本実施例において、各コイルセクション60a及び60bの本体は略U字型を呈することである。図3Cからわかるように、一段分の周回電路は前記コイル列6a(図3A参照)中のコイルセクション60aと、コイル列6b中のコイルセクション60aとから形成される。コイル列6aのコイルセクション60aの本体と、コイル列6bのコイルセクション60aの本体とにおいて、互いに接続していない第1端部e1と第2端部e2のうち、第2端部e2の上面の仮想延伸面は、前記実施例の場合と同様に、周回電路に沿ってコイル列6a、6bのコイルセクション60aの本体の第1端部e1へ向けて延伸するように構成することができる。図3A〜3Eに示した実施例では、第2端部e2の上面の仮想延伸面と第1端部e1の上面とが実質上、同一平面上にある場合を例とする(図3Cと図3D参照)。もちろん、第1端部e1と第2端部e2のうち、それぞれ1つの表面同士が、実質上、同一平面上に位置する以外に、第2端部e2のうちの1つの表面の仮想延伸面が、周回電路に沿って第1端部e1の2つの表面の中間に位置したり、或は第2端部e2のうちの1つの表面の仮想延伸面が、周回電路に沿って第1端部e1の1つの表面を、これと交差するように通過したりするように構成することもできる。これらについては、前記の実施例と同様であるのでここでは繰り返して述べない。また、注意すべきことは、本実施例の第2端部e2は、コイルセクション60aの直接接続部61上に位置すること、つまり、本体60a1の一部となっていることである。一方、第1端部e1は、本体60a1上に位置し、突出接続部62は、当該第1端部e1に接続するように設けられている。
図4と図5を参照されたい。図4は本発明のコイルの製作方法の流れ図であり、図5は本発明のコイルセクションの一部に絶縁体を設置する過程を示す概略図である。第1実施例から第三実施例のコイルはいずれも図4のコイルの製作方法により製造することができる。図4の流れ図と他の図との関係を明らかにするため、以下、第1実施例の折り畳み形態のコイルセクション10a、10bを例として、本発明のコイル製作方法を説明する。
本発明によるコイル製作方法は、第1ステップS01において、金属シートをプレスして複数のコイルセクション10a、10bを形成する。この第1ステップにおいて、前記各コイルセクションに、それぞれ、本体と、前記各本体の少なくとも一方の端部に設置され、且つ他のコイルセクションに接続される少なくとも1つの接続部と、を設けるようにする。第2ステップS02においては、コイルセクション10a、10bの外表面、或は必要のある表面にコロイドS1を塗布する。第3ステップS03においては、コロイドS1に複数の絶縁顆粒Pを設置する。第4ステップS04においては、折り畳み、めっき或ははんだ付けの方式によって、コイルセクション10a、10bを互いに重ね合わせ、コイルセクション10bをコイルセクション10aの上に積み重ねさせ、コロイドS1及び絶縁顆粒Pより構成された絶縁体Sをコイルセクション10a、10bの間に重ねて設置し、それを介してコイルセクションの表面間の絶縁の機能を得るようにする。この第4ステップにおいては、前記複数のコイルセクションを重ね合わせることにより、前記コイルの中心軸を取巻く周回電路を形成し、且つ、互いに接続される2つのコイルセクションにより、それぞれの前記接続部の接続部分において、1つの重畳面のみを形成するようにする。尚、第2ステップS02と第3ステップS03は合併することができ、つまり、絶縁顆粒PをコロイドS1中に予め混合し、更にスプレーの方式によって、コイルセクション10a、10bの外表面、或は必要のある表面に設置するようにすることができる。
尚、製品のニーズに基づいて更に多層のコイルセクションを積み重ねることができる。必要であれば、絶縁顆粒P及びコロイドS1を焼付けするステップによって更に硬化させ、絶縁体Sを形成することができる。注意すべきことは、図5において、説明の便宜上、絶縁顆粒PとコロイドS1の比率を誇大表示してあることである。
上記により、本発明に係るコイルにおける各層のコイルセクションの間には、ギャップが形成されないか若しくは小さなギャップしか形成されないので、占積率を著しく高めることができる。また、コイルセクションの形状に制限がないから、円形、矩形、三角形、或は多角形、等々の多様な形状とすることができる。本発明に係るコイルは、金属シートをプレス、或はカットする方式によってコイルセクションを製作し、これを折り畳み、或ははんだ付け、めっき等の手段で接続することによってコイルを製作するため、その生産工程は比較的簡単であり、従来の巻き線式のコイルよりも迅速に製造可能である。また本発明は、コイルセクションを重ね合わせる方式によりコイルを製造するため、迅速且つ低コストに多層のフラットコイルを製作することができる。
尚、上記は例示的なものであって、本発明を限定するためのものではない。本発明の技術的思想および範囲から逸脱することなく行われる等価の修正または変更は、いずれも別紙の特許請求の範囲に含まれる。
本発明は以上の如く構成したため、占積率を高めることができるコイルを提供し、更に高占積率のフラットコイルを提供し得るものであり、また更に、生産過程が比較的簡単で低コストで製造できると共に、表皮効果による影響も少なく、放熱効果の向上やコイル構造の緊密化も可能であるため、例えば、電磁石、発電機、変圧器、モーター、電子機器、高周波回路素子、等々のインダクタンス素子として広い技術分野で好適に利用できるものである。
1、2、3、4、5、6 コイル
10a、10b、10c、10d、20a、20b、20c、20d、30a、30b、30c、40a、40b、40c、40d、50a、50b、50c、50d、60a、60b コイルセクション
10、10a1、10b1、20、30、40、40a1、40b1、50、60、60a1 本体
11、21、31 接続部
41、51、61 直接接続部
42、52、62 突出接続部
6a、6b コイル列
C 中心軸
d 幅
e1 第1端部
e2 第2端部
F 重畳面
G1、G2、K1、K2 側面
H1、H2 仮想延伸面
M1〜M5 周回電路
P 絶縁顆粒
S 絶縁体
S1 コロイド
Z メインコイル領域

Claims (8)

  1. 互いに接続される複数のコイルセクションを有するコイルであって、
    前記各コイルセクションは、それぞれ本体と、前記各本体の片側に設置され、且つ他のコイルセクションのうちの1つに接続される少なくとも1つの接続部と、を備え、
    前記複数のコイルセクションは、前記コイルの中心軸を取巻く少なくとも1つの周回電路を形成し、
    互いに接続される2つのコイルセクションは、それぞれの前記接続部の接続部分において1つの重畳面のみを形成し、
    且つ、1つの周回電路における前記複数の本体においては、1つの本体の第1端部は他の本体の第2端部に隣接し、この第2端部は前記中心軸の延伸方向に向けた表面を有し、前記表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って前記第1端部側へ向けて延伸し、かつ前記第1端部を通過するように成したことを特徴とする、コイル。
  2. 前記第1端部と前記第2端部のうち1つの表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って同一平面に位置し、或は前記第2端部のうち1つの表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って前記第1端部の2つの表面の間に位置し、或は前記第2端部のうち1つの表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って前記第1端部の1つの表面を通過することを特徴とする請求項1に記載の、コイル。
  3. 前記複数のコイルセクションは、めっき、或ははんだ付けの方式によって互いに接続されることを特徴とする請求項1に記載の、コイル。
  4. 前記コイルセクションは、コイルの用途により異なる幅及び/又は異なる厚さを有することを特徴とする請求項1に記載の、コイル。
  5. 互いに接続される複数のコイルセクションを有するコイルであって、
    前記各コイルセクションは、それぞれ本体と、前記各本体の片側に設置され、他のコイルセクションのうちの1つに接続される少なくとも1つの直接接続部、或は少なくとも1つの突出接続部と、を備え、
    前記複数のコイルセクションは、前記コイルの中心軸を取巻く少なくとも1つの周回電路を形成し、
    前記複数の突出接続部は、前記コイルの中心軸方向の投影において、前記複数の直接接続部を含む前記周回電路のメインコイル領域よりも外側に突出するよう形成され、且つ、
    互いに接続される2つのコイルセクションは、それぞれの前記直接接続部、或は前記突出接続部の接続部分において1つの重畳面のみを形成し、
    且つ、前記1つの周回電路における前記複数の本体においては、1つの本体の第1端部は他の本体の第2端部に隣接し、この第2端部は前記中心軸の延伸方向に向けた表面を有し、前記表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って前記第1端部側へ向けて延伸し、かつ前記第1端部を通過するよう構成されたことを特徴とする、コイル。
  6. 前記第1端部と前記第2端部のうち1つの表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って同一平面に位置し、或は前記第2端部のうち1つの表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って前記第1端部の2つの表面の間に位置し、或は前記第2端部のうち1つの表面の仮想延伸面は、前記周回電路に沿って前記第1端部の1つの表面を通過することを特徴とする請求項に記載の、コイル。
  7. 前記複数のコイルセクションは、めっき、或ははんだ付けの方式によって互いに接続されることを特徴とする請求項に記載の、コイル。
  8. 少なくとも1つのコイルセクションは、コイルの用途により異なる幅及び/又は異なる厚さを有することを特徴とする請求項に記載の、コイル。
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