JP2003031044A - フラット回路体 - Google Patents

フラット回路体

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JP2003031044A
JP2003031044A JP2001213660A JP2001213660A JP2003031044A JP 2003031044 A JP2003031044 A JP 2003031044A JP 2001213660 A JP2001213660 A JP 2001213660A JP 2001213660 A JP2001213660 A JP 2001213660A JP 2003031044 A JP2003031044 A JP 2003031044A
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conductor
insulator
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flat circuit
same
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Masashi Tsukamoto
真史 塚本
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド性能を向上することができるフラッ
ト回路体を提供する。 【解決手段】 一方の面にウェーブ状に蛇行する曲線状
の第1導体2を有する第1絶縁体3の挿入片6を折り曲
げ、一方の面に、絶縁体の面方向と直交する方向からみ
て第1導体2とで囲まれる領域が形成されるように配置
された第2導体4を有する第2絶縁体5のスリット7に
それぞれ挿入して、第1絶縁体3と第2絶縁体5とを当
接させる。スリット7を介して第2絶縁体5の積層面
(当接面)とは反対面に突出した挿入片6をそれぞれ第
2絶縁体5の側部側に折り曲げて第2絶縁体5に当接さ
せ、第1導体2の各山部及び谷部の一部を第2絶縁体5
の反対面に位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内の配線や
電子機器等の配線に用いられるフラット回路体に関し、
特にシールド性能を向上することができるフラット回路
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フラット回路体は、自動車内の配線や電
子機器等に使用されており、シールド層を使用せずに電
磁シールド性を備えたものがあり、例えば、特開平5-12
0928号公報に開示されたものが知られている。このフラ
ット回路体は、図11及び図12に示すように、一方の
面に第1フラット導体30を設けた第1絶縁フィルム3
1と一方の面に第2フラット導体32を設けた第2絶縁
フィルム33とを接着剤等により固着するもので、第
1、2フラット導体30、32が、サインウェーブ状に
蛇行する曲線状に形成されていると共に、フラット回路
体34の面方向と直交する方向からみてほぼ同一の軸線
に関して対称に配置されている。これにより、フラット
回路体34の面方向と交差する方向(厚さ方向)の磁束
Wが生じた場合には、ノイズの発生を抑制している。す
なわち、フラット回路体34の厚さ方向に磁束Wが生じ
た場合、同一の第1フラット導体30及び第2フラット
導体32に、それぞれ隣接した領域毎に逆方向の誘導電
圧V1、V2が発生することになるため、各フラット導
体30、32においては各領域の誘導電圧V1、V2が
互いに相殺することになり、全体としては大きな誘導電
圧すなわちノイズが発生することがない。また、第1フ
ラット導体30と第2フラット導体32とに逆方向に電
流が流れた場合、隣接する領域毎に逆方向の磁束が発生
するため、隣接して発生した磁束が互いを打ち消し合
い、ノイズの誘発が抑制される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
フラット回路体は、その面方向と直交する方向からみて
同一の軸線に関して第1、第2フラット導体が対称に蛇
行するように配置されているため、フラット回路体の厚
さ方向の磁束が生じた場合には、ノイズの発生が抑制で
きるが、第1、第2フラット導体は第1絶縁フィルムの
一方の面と他方の面にそれぞれ設けられほぼ平行に配置
されているため、フラット回路体の面方向とほぼ平行に
磁束が生じた場合にはシールド性がなく、ノイズの発生
を抑制することができない。このため、第1、第2フラ
ット導体を極限まで近づける(絶縁フィルムの厚さをで
きる限り薄くする)ことにより、ノイズの発生を最小限
に抑制することも可能であるが、この場合、静電容量が
異常に大きくなり所望の電気特性が確保できない。
【0004】そこで、本発明は、このような実状に鑑み
なされたものであり、その目的は、シールド性能を向上
することができるフラット回路体を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のフラット回路体は、第1導体2を有する第
1絶縁体3と第2導体4を有する第2絶縁体5とを積層
してなり、前記第1、第2導体2、4が、絶縁体の面方
向と直交する第1方向からみて第1、第2導体2、4で
囲まれる領域が形成されるように配置されているフラッ
ト回路体において、前記第1絶縁体を折り曲げ可能なフ
レキシブルフラット絶縁体で形成し、第1絶縁体の一方
の面に、その面に沿って山部と谷部とからなるウェーブ
状に蛇行する曲線状に形成された第1導体を配設し、第
1絶縁体に、第1導体の1又は2以上の山部及び1又は
2以上の谷部をそれぞれ順次囲繞する挿入片を複数設
け、前記第2絶縁体に、前記挿入片がそれぞれ挿入され
て挿入片上の第1導体が第2絶縁体の積層面と反対側面
上に位置させるスリットを複数配設したものである(請
求項1)。
【0006】このように構成すれば、第1方向からみ
て、互いが交差する2点間に第1、第2導体で囲まれる
領域が形成されるので、フラット回路体の厚さ方向の磁
束が生じた場合には、ノイズの発生が抑制される。ま
た、フラット回路体の幅方向からみて、互いが交差する
2点間に第1、第2導体で囲まれる領域が形成されるた
め、その幅方向に磁束が生じた場合でも、第1、第2導
体にそれぞれ隣接した領域毎に逆方向の誘導電圧が発生
するので、各導体においては各領域の誘導電圧が互いに
相殺され、ノイズの発生が抑制される。
【0007】また、第1、第2導体に逆方向に電流が流
れた場合、フラット回路体の厚さ方向及び幅方向に隣接
する領域毎に磁束が発生しても、これら磁束は方向毎に
順次反対方向であるので、磁束が互いを打ち消し合い、
ノイズの発生が抑制される。
【0008】したがって、本発明のフラット回路体は、
その厚さ方向及びその幅方向の磁場による誘導起電力が
打ち消されるので、ノイズの発生を抑制することがで
き、シールド性能が向上する。
【0009】前記第1導体が、山部と谷部とがほぼ同じ
形状に蛇行する曲線状に形成され、前記第2導体が、前
記第1方向からみて、前記第1導体の基準線とほぼ同一
直線上に配置される軸を基準線とし、山部と谷部とがほ
ぼ同じ形状に蛇行し、第1導体より振幅が短いと共にピ
ッチがほぼ同じで、かつ、かつ、第1導体とで交差する
点が前記基準線とほぼ同一直線上に配置される曲線状に
形成されることが好ましい(請求項2)。
【0010】このように構成すれば、第1方向からみて
第1、第2導体とが互いに交差する2点間に形成される
第1、第2導体で囲まれる各領域がほぼ同じ形状である
ため、第1、第2導体に逆方向に電流が流れた場合、隣
接する領域毎に順次反対方向に発生した磁束が互いを確
実に打ち消し合うので、ノイズの発生をより抑制するこ
とができる。
【0011】前記第1導体が、山部と谷部とがほぼ同じ
形状に蛇行する曲線状に形成され、前記第2導体が、前
記第1方向からみて、前記第1導体の基準線とほぼ同一
直線上に配置される軸を基準線とし、山部と谷部とがほ
ぼ同じ形状に蛇行し、第1導体より振幅及びピッチが短
く、かつ、第1導体とで交差する点が前記基準線とほぼ
同一直線上に配置される曲線状に形成されることが好ま
しい(請求項3)。
【0012】このように構成すれば、第1方向からみて
第1、第2導体とが互いに交差する2点間に形成される
第1、第2導体で囲まれる各領域がほぼ同じ形状である
ため、第1、第2導体に逆方向に電流が流れた場合、隣
接する領域毎に順次反対方向に発生した磁束が互いを確
実に打ち消し合うので、ノイズの発生をより抑制するこ
とができる。
【0013】前記第1導体が、山部と谷部とがほぼ同じ
形状に蛇行する曲線状に形成され、前記第2導体が、前
記第1方向からみて、第1導体の基準線とほぼ同一直線
上に配置される直線状に形成されることが好ましい(請
求項4)。
【0014】このように構成すれば、第1方向からみて
第1、第2導体とが互いに交差する2点間に形成される
第1、第2導体で囲まれる各領域がほぼ同じ形状である
ため、第1、第2導体に逆方向に電流が流れた場合、隣
接する領域毎に順次反対方向に発生した磁束が互いを確
実に打ち消し合うので、ノイズの発生をより抑制するこ
とができる。
【0015】また、本発明のフラット回路体は、第1導
体2を有する第1絶縁体3と第2導体4を有する第2絶
縁体5とを積層してなり、前記第1、第2導体2、4
が、絶縁体の面方向と直交する第1方向からみて第1、
第2導体2、4で囲まれる領域が形成されるように配置
されているフラット回路体において、前記第1絶縁体を
折り曲げ可能なフレキシブルフラット絶縁体で形成し、
該第1絶縁体の一方の面に、その面に沿って山部と谷部
とがほぼ同じ形状に蛇行する曲線状に形成された第1導
体を配設し、該第1絶縁体に、第1導体の各山部及び各
谷部をそれぞれ囲繞する挿入片を複数設け、前記第2絶
縁体の一方の面に、前記第1方向からみて、前記第1導
体の基準線とほぼ同一直線上に配置される軸を基準線と
し、前記第1導体とほぼ同じ曲線状に形成された第2導
体を配設し、該第2絶縁体の第2導体の各山部及び各谷
部の間に、前記挿入片がそれぞれ挿入されて挿入片上の
第1導体が第2絶縁体の積層面と反対側面上に位置させ
るスリットを複数配設したものである。(請求項5)。
【0016】このように構成すれば、第1方向からみ
て、互いが交差する2点間に第1、第2導体で囲まれる
領域が形成され、かつ、各領域の面積がほぼ同じになる
ため、ノイズの発生がより抑制される。また、フラット
回路体の幅方向からみて、互いが交差する2点間に第
1、第2導体で囲まれる領域が形成されるため、ノイズ
の発生が抑制される。したがって、本発明のフラット回
路体は、その厚さ方向及びその幅方向の磁場による誘導
起電力が打ち消されるので、ノイズの発生をより抑制す
ることができ、シールド性能がより向上する。
【0017】前記第1絶縁体の厚さと前記第2絶縁体の
厚さとがほぼ同じに形成され、どちらか一方の絶縁体の
両面に第1導体と第2導体とが位置されると共に、絶縁
体の幅方向からみて、第1絶縁体、第2絶縁体及び第1
絶縁体の挿入片が3層に積層され、かつ、前記挿入片及
びスリットが、絶縁体の幅方向からみて、第2導体が山
部と谷部とがほぼ同じ形状に蛇行する曲線状に形成され
るように構成されることが好ましい(請求項6)。
【0018】このように構成すれば、絶縁体の幅方向か
らみて第1、第2導体とが互いに交差する2点間に形成
される第1、第2導体で囲まれる各領域がほぼ同じ形状
であるため、第1、第2導体に逆方向に電流が流れた場
合、隣接する領域毎に順次反対方向に発生した磁束が互
いを確実に打ち消し合うので、ノイズの発生をより抑制
することができる。
【0019】前記第2絶縁体が、リジッドフラット絶縁
体又は前記第1絶縁体より剛性が高いフレキシブルフラ
ット絶縁体で形成されていることが好ましい(請求項
7)。このように構成することにより、挿入片をスリッ
トに挿入したとき、第2絶縁体が変形することがないの
で、フラット回路体の形状をほぼ同じに保持することが
でき、安定したフラット回路体が得られる。
【0020】前記第2絶縁体が、前記第1絶縁体とほぼ
同じ材料又は剛性が低いフレキシブル絶縁材料により成
形されているとき、第1絶縁体の両側部の挿入片の根元
部の間隔が、それら挿入片が挿入される前記スリットの
間隔より長く形成されていることが好ましい(請求項
8)。このように構成することにより、挿入片をスリッ
トに挿入したとき、フラット回路体の形状が変形するこ
となくほぼ同じ形状に保持され、安定したフラット回路
体が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。図1乃至図4は本発明のフラ
ット回路体の第1の例を示す図である。図1乃至図4に
おいて、1はフラット回路体を示し、このフラット回路
体1は、第1導体2を有する第1絶縁体3と、第2導体
4を有する第2絶縁体5とを積層してなる。
【0022】第1絶縁体3としては、図1乃至図3、図
5、図7に示すように、折り曲げ可能なフレキシブル絶
縁材料により形成された帯状のフラット絶縁フィルム
(フレキシブルフラット絶縁体)が用いられる。第1絶
縁体3の一方の面(例えば上面)には、その面に沿って
山部と谷部とからなるウェーブ状に蛇行する曲線状のフ
ラット導体である第1導体2が設けられている。第1導
体2は、その曲線形状は特に限定されず、例えば、湾曲
形状、ジグザグ形状等が挙げられるが、好ましくは第1
絶縁体3の長手方向に沿って延在する軸線を基準線と
し、山部と谷部とがほぼ同じ形状のジグザグ形状である
ことが好ましい。具体的には例えば、第1導体2は、山
部と谷部がほぼ同一の2等辺三角状のジグザグ形状に形
成することが好ましい。
【0023】第1絶縁体3には、第1導体2の1又は2
以上の山部及び1又は2以上の谷部をそれぞれ順次囲繞
する挿入片6が複数設けられている。挿入片6は、どの
ように形成してもよく、例えばほぼコ字状に切込みを入
れて形成してもよいが、好ましくは、第1絶縁体3の両
側部に複数設けた凸部を挿入片6として形成することが
よい。具体的には例えば、第1絶縁体3の両側部が、第
1導体2の基準線とほぼ平行であって、第1導体2の最
大振幅部の近傍にそれぞれ位置されるように第1絶縁体
3を形成する。第1絶縁体3の両側部に、第1導体2の
山部と山部との間であって複数例えば3つの山部を隔て
た位置に凹部を設けると共に、第1導体2の谷部と谷部
との間であって複数例えば3つの谷部を隔てた位置に凹
部を設け、これら凹部により形成された凸部(第1導体
2の山部又は谷部を3つ含む凸部)が挿入片6として形
成される。挿入片6の両側部は、第1導体2の近傍であ
ってその導体に沿ってほぼ平行につまりテーパ状に形成
することがよい。すなわち、挿入片6は台形状に形成す
ることがよく、これにより、挿入片6をスリットに挿入
し易くなる。
【0024】第2絶縁体5としては、図1乃至図3、図
6、図7に示すように、帯状のフラット絶縁フィルム
(フラット絶縁体)が用いられ、リジッド(湾曲しな
い)絶縁材料又は前記第1絶縁体3より剛性が高いフレ
キシブル絶縁材料により成形することが好ましい。第2
絶縁体5の幅は、第1絶縁体3の幅と同じかそれより長
く形成することが好ましく、例えば第1絶縁体3とほぼ
同じ幅に形成される。第2絶縁体5の厚さは、特に限定
されないが、第1絶縁体3の厚さとほぼ同じに形成する
ことが好ましい。
【0025】第2絶縁体5の一方の面(例えば上面)に
は、その面に沿ってフラット導体である第2導体4が設
けられている。第2導体4は、どのようなものを用いて
もよく、例えば、ウェーブ状に蛇行する曲線状のフラッ
ト導体、直線状のフラット導体等が用いられるが、第1
絶縁体3の長手方向に沿って延在し、その幅方向のほぼ
中央部に位置する軸線を基準線とすることが好ましい。
【0026】第2導体4として曲線状の導体を用いる場
合には、その曲線形状は特に限定されず、例えば、湾曲
形状、ジグザグ形状等が挙げられ、好ましくは山部と谷
部とがほぼ同一の2等辺三角状のジグザグ形状に形成す
ることが好ましい。前記挿入片6に第1導体2の山部又
は谷部が複数配置されている場合には、第2導体4の振
幅は、第1絶縁体3の両側部の挿入片6の根元部間の間
隔Cの1/2より短く形成するようにする。第2導体4
としては、具体的には例えば、第1導体2とピッチが同
じで、第1導体2の振幅Aより振幅Bが短いジグザグ形
状の導体、図8に示すように、第1導体2よりピッチと
振幅が短いジグザグ形状の導体等を用いることができ、
また、図9に示すように直線状の導体も用いてもよい。
第2導体4として、第1導体2よりピッチ及び振幅が短
いジグザグ形状の導体を用いる場合には、第1導体2の
回路長が第2導体4と同じになるように第1導体2のピ
ッチ及び振幅を例えば図8に示すように調整することが
好ましい。
【0027】第2絶縁体5の第2導体4の幅方向両側に
は、図1乃至図3、図6、図7に示すように、第2導体
4の基準線とほぼ平行にそれぞれ延在するスリット列が
2列並設されている。スリット列は、第2導体4の基準
線とほぼ平行に延在するスリット7を所定の間隔を隔て
て複数配設してそれぞれ形成されている。各スリット7
は、第1絶縁体3の各挿入片6がそれぞれ挿入されて挿
入片6上の第1導体2が第2絶縁体5の積層面と反対面
上の側部側に位置させるものである。
【0028】前記挿入片6及びスリット7は、挿入片6
をスリット7に挿入して図1乃至図3に示すように第1
絶縁体3と第2絶縁体5とを積層したとき、絶縁体の幅
方向からみて、図4に示すように、第1導体2が山部と
谷部とがほぼ同じ形状に蛇行する曲線状に形成されるよ
うに挿入片6の片の長さ及びスリット7の位置を任意に
決めるようにすることが好ましい。
【0029】さて、一方の面(上面)に第1導体2を有
する第1絶縁体3の挿入片6をそれぞれ下方に折り曲
げ、一方の面(上面)に第2導体4を有する第2絶縁体
5のスリット7に図7に示すようにそれぞれ挿入して、
第1絶縁体3(挿入片6を含まない部分)の下面と第2
絶縁体5の上面とを当接させる。そして、スリット7を
介して第2絶縁体5の積層面(当接面)とは反対面(下
面)に突出した挿入片6を、図1及び図2に示すよう
に、それぞれ第2絶縁体5の下面の側部側(スリット列
より側部側)に折り曲げて、第2絶縁体5の下面に当接
させる。これにより、第1絶縁体3と第2絶縁体5と
が、絶縁体の幅方向からみて、第1絶縁体3、第2絶縁
体5、挿入片6の3層に積層され、かつ、絶縁体の面方
向と直交する第1方向からみて第1、第2導体2、4の
基準線が同一直線上に配置されると共に、その直線上に
第1、第2導体2、4が互いに交差する点が配置された
本発明のフラット回路体1が得られる。なお、第1絶縁
体3の下面に第1導体2が、第2絶縁体5の下面に第2
導体4がそれぞれ配置されるように第1絶縁体3と第2
絶縁体5を積層するようにしてもよい。
【0030】このフラット回路体1は、第2絶縁体5が
リジッド絶縁材料又は第1絶縁体より剛性が高いフレキ
シブル絶縁材料により成形されていると、第1絶縁体3
が例えば元の形状に戻ろうとしても、第2絶縁体5によ
り抑制される。このため、フラット回路体1の形状が変
形することなくほぼ同じ形状に保持され、安定したフラ
ット回路体となる。
【0031】また、第2絶縁体5が、第1絶縁体3とほ
ぼ同じ材料又は剛性が低いフレキシブル絶縁材料により
成形されている場合には、両側部の挿入片6の根元部の
間隔Cが、スリット7(スリット列)の間隔Dより長く
形成することにより(図5乃至図7参照)、安定したフ
ラット回路体1となる。すなわち、スリット7に挿入片
6を挿入したとき、第1絶縁体3(挿入片6を含まない
部分)の方が第2絶縁体5のスリット7間より長いの
で、第1絶縁体3が平板状に戻り難いので、フラット回
路体1の形状が変形することなくほぼ同じ形状に保持さ
れ、安定したフラット回路体となる。
【0032】このフラット回路体1は、図3に示すよう
に、第1方向からみると、第1導体2と第2導体4とが
上下方向(絶縁体の幅方向)に交互に入れ替っており、
互いが交差する2点間に第1、第2導体2、4で囲まれ
る領域E、Fが形成される。このため、フラット回路体
1の厚さ方向(積層方向)に磁束が生じた場合には、第
1、第2導体2、4上に、それぞれ隣接した領域E、F
毎に逆方向の誘導電圧が発生するため、各導体において
は各領域の誘導電圧が互いに相殺することになり、全体
としては誘導電圧すなわちノイズが発生することが抑制
される。
【0033】また、第1導体2と第2導体4とは、図4
に示すように、絶縁体の幅方向からみると、その位置が
上下方向(絶縁体の厚さ方向)に交互に入れ替ってお
り、互いが交差する2点間に第1、第2導体2、4で囲
まれる領域G、Hが形成される。このため、フラット回
路体1の幅方向に磁束が生じた場合には、第1、第2導
体2、4上に、それぞれ隣接した領域G、H毎に逆方向
の誘導電圧が発生するため、各導体においては各領域の
誘導電圧が互いに相殺することになり、全体としては誘
導電圧すなわちノイズが発生することが抑制される。
【0034】また、第1導体2と第2導体4に逆方向に
電流が流れた場合に、絶縁体の厚さ方向及び幅方向にお
いて隣接する領域毎に逆方向の磁束が発生するが、これ
ら磁束は、それぞれ方向毎に順次反対方向であるので、
磁束が互いを打ち消し合い、ノイズの発生が抑制され
る。
【0035】したがって、本発明のフラット回路体1
は、その厚さ方向及びその幅方向の磁場による誘導起電
力が打ち消されるので、ノイズの発生を抑制することが
でき、シールド性能が向上する。
【0036】また、第1絶縁体3と第2絶縁体5とを、
挿入片6をスリット7に挿入するだけで積層することが
できるので、接着剤等の固着材料が不要にでき、部品点
数の削減を行える。また、挿入片6をスリット7に挿入
することにより、第1絶縁体3と第2絶縁体5とが積層
されて、第1、第2導体2、4の位置決めも行われるの
で、導体を位置決めするための装置がなくても、簡単に
導体(絶縁体)の位置決めを行える。
【0037】また、第1導体2を図3、図5及び図7に
示すように2等辺三角形状のジグザグ形状に形成し、こ
の第1導体2の基準線と、第2導体の基準線(第2導体
が直線状の場合には第2導体)とを第1方向からみて、
ほぼ同一直線状に配置することにより、図3、図8及び
図9に示すように、互いが交差する2点間に第1導体2
と第2導体4で囲まれる領域E、Fがすべてほぼ同一の
形状であるので、第1、第2導体2、4に逆方向に電流
が流れた場合、隣接する領域毎に順次反対方向に発生し
た磁束が互いを確実に打ち消し合うので、ノイズの発生
をより抑制することができる。
【0038】また、挿入片6及びスリット7が、挿入片
6をスリット7に挿入して第1、第2絶縁体2、4を3
層に積層したとき、絶縁体の幅方向からみて、第1導体
2が山部と谷部とがほぼ同じ形状に蛇行する曲線状にな
るように形成することにより、図4に示すように、第1
導体2の基準線と第2導体4の基準線(第2導体が直線
状の場合には第2導体4)とがほぼ同一直線状に配置さ
れるため、互いが交差する2点間に第1、第2導体で囲
まれる領域G、Hがすべてほぼ同一の形状であるので、
第1、第2導体2、4に逆方向に電流が流れた場合、隣
接する領域毎に順次反対方向に発生した磁束が互いを確
実に打ち消し合うので、ノイズの発生をより抑制するこ
とができる。
【0039】また、第2導体4を、図8に示すように、
第1導体2よりピッチ及び振幅が短いジグザグ形状であ
って、第1導体2と回路長を同じに形成することによ
り、第1、第2導体2、4を伝わる信号の遅延時間を同
じにすることができる。
【0040】図10は、本発明のフラット回路体の他の
例を示す図である。図10において、10はフラット回
路体を示し、このフラット回路体10と前記フラット回
路体1との異なるところは、挿入片11が第1導体2の
各山部及び各谷部をそれぞれ囲繞するように設けられる
と共に、スリット12が第2導体4の山部間及び谷部間
にそれぞれ設けられている点である。前記フラット回路
体1と同一部分には同一の符号を付し、その説明を省略
する。
【0041】挿入片11は、第1導体2の各山部及び各
谷部の近傍に第1導体2に沿って三角形状に形成されて
いる。第2導体4は、第1絶縁体3の長手方向に沿って
延在し、その幅方向のほぼ中央部に位置する軸線を基準
線とし、第1導体2とほぼ同じ山部と谷部がほぼ同一の
2等辺三角状のジグザグ形状に形成されている。第2絶
縁体3の第2導体2の各山部間及び各谷部間に、スリッ
ト12が設けられている。スリット12は、第1絶縁体
3の長手方向に沿って延在し、挿入片11が挿入可能な
大きさに形成されている。
【0042】このように構成しても、ノイズの発生を抑
制することができるフラット回路体10が得られる。す
なわち、一方の面(上面)に第1導体2を有する第1絶
縁体3の挿入片11をそれぞれ下方に折り曲げ、一方の
面(上面)に第2導体4を有する第2絶縁体5のスリッ
ト12にそれぞれ挿入して、第1絶縁体3の下面と第2
絶縁体5の上面とを当接させる。そして、スリット12
を介して第2絶縁体5の積層面(当接面)とは反対面
(下面)に突出した挿入片11をそれぞれ第2絶縁体5
の下面の側部側(スリット12より側部側)に折り曲げ
て、第2絶縁体5の下面に当接させる。これにより、第
1絶縁体3と第2絶縁体5とが、絶縁体の幅方向からみ
て、第1絶縁体3、第2絶縁体5、挿入片11の3層に
積層され、かつ、絶縁体の面方向と直交する第1方向か
らみて第1、第2導体2、4の基準線が同一直線上に配
置されると共に、その直線上に第1、第2導体2、4が
互いに交差する点が配置されたフラット回路体10が得
られる。なお、第1絶縁体3の下面に第1導体2が、第
2絶縁体5の下面に第2導体4がそれぞれ配置されるよ
うに第1絶縁体3と第2絶縁体5を積層するようにして
もよい。
【0043】このフラット回路体10は、第2絶縁体5
がリジッド絶縁材料又は第1絶縁体より剛性が高いフレ
キシブル絶縁材料により成形されていると、第1絶縁体
3が例えば元の形状に戻ろうとしても、第2絶縁体5に
より抑制される。このため、フラット回路体10の形状
が変形することなくほぼ同じ形状に保持され、安定した
フラット回路体となる。
【0044】また、第2絶縁体5が、第1絶縁体3とほ
ぼ同じ材料又は剛性が低いフレキシブル絶縁材料により
成形されている場合には、両側部の挿入片11の根元部
の間隔Cが、スリット12(スリット列)の間隔Dより
長く形成することにより、安定したフラット回路体10
となる。すなわち、スリット12に挿入片11を挿入し
たとき、第1絶縁体3(挿入片6を含まない部分)の方
が第2絶縁体5のスリット12間より長いので、第1絶
縁体3が平板状に戻り難いので、フラット回路体10の
形状が変形することなくほぼ同じ形状に保持され、安定
したフラット回路体となる。
【0045】このフラット回路体10は、その面方向と
直交する方向からみると、第1導体2と第2導体4とが
上下方向(絶縁体の幅方向)に交互に入れ替っており、
互いが交差する2点間に第1、第2導体2、4で囲まれ
る領域Jが形成され、これら領域Jが基準線に対して対
象に形成されている。このため、フラット回路体10の
厚さ方向(積層方向)に磁束が生じた場合には、第1、
第2導体2、4上に、それぞれ隣接した領域J毎に逆方
向の誘導電圧が発生するため、各導体においては各領域
の誘導電圧が互いに相殺することになり、全体としては
誘導電圧すなわちノイズが発生することがより抑制され
る。
【0046】また、第1導体2と第2導体4とは、図4
に示すように、絶縁体の幅方向からみると、その位置が
上下方向(絶縁体の厚さ方向)に交互に入れ替ってお
り、互いが交差する2点間に第1、第2導体2、4で囲
まれる領域G、Hが形成される。このため、フラット回
路体10の幅方向に磁束が生じた場合には、第1、第2
導体2、4上に、それぞれ隣接した領域G、H毎に逆方
向の誘導電圧が発生するため、各導体においては各領域
の誘導電圧が互いに相殺することになり、全体としては
誘導電圧すなわちノイズが発生することが抑制される。
【0047】また、第1導体2と第2導体4に逆方向に
電流が流れた場合に、絶縁体の厚さ方向及び幅方向にお
いて隣接する領域毎に逆方向の磁束が発生するが、これ
ら磁束は、それぞれ方向毎に順次反対方向であるので、
磁束が互いを打ち消し合い、ノイズの発生が抑制され
る。
【0048】したがって、本発明のフラット回路体10
は、その厚さ方向及びその幅方向の磁場による誘導起電
力が打ち消されるので、ノイズの発生をより抑制するこ
とができ、シールド性能がより向上する。
【0049】また、挿入片11及びスリット12が、挿
入片11をスリット12に挿入して第1、第2絶縁体
2、4を3層に積層したとき、絶縁体の幅方向からみ
て、第1導体2が山部と谷部とがほぼ同じ形状に蛇行す
る曲線状になるように形成することにより、図4に示す
ように、第1導体2の基準線と第2導体4の基準線(第
2導体が直線状の場合には第2導体)とがほぼ同一直線
状に配置されるため、互いが交差する2点間に第1、第
2導体で囲まれる領域G、Hがすべてほぼ同一の形状で
あるので、第1、第2導体2、4に逆方向に電流が流れ
た場合、隣接する領域毎に順次反対方向に発生した磁束
が互いを確実に打ち消し合うので、ノイズの発生をより
抑制することができる。
【0050】
【発明の効果】以上要するに請求項1に記載の発明によ
れば、フラット回路体の厚さ方向及びその幅方向の磁場
による誘導起電力が打ち消されるので、ノイズの発生を
抑制することができ、シールド性能が向上する。
【0051】請求項2、3、4に記載の発明によれば、
第1方向からみて第1、第2導体とが互いに交差する2
点間に形成される第1、第2導体で囲まれる各領域がほ
ぼ同じ形状であるので、ノイズの発生をより抑制するこ
とができる。
【0052】請求項5に記載の発明によれば、第1方向
からみて第1、第2導体とが互いに交差する2点間に形
成される第1、第2導体で囲まれる各領域がほぼ同じ形
状であるので、ノイズの発生をより抑制することがで
き、シールド性能がより向上したフラット回路体が得ら
れる。
【0053】請求項6に記載の発明によれば、絶縁体の
幅方向からみて第1、第2導体とが互いに交差する2点
間に形成される第1、第2導体で囲まれる各領域がほぼ
同じ形状であるので、ノイズの発生をより一層抑制する
ことができる。
【0054】請求項7及び請求項8に記載の発明によれ
ば、フラット回路体の形状をほぼ同じに保持することが
でき、安定したフラット回路体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のフラット回路体を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の第1のフラット回路体を示す断面図で
ある。
【図3】本発明の第1のフラット回路体を示す平面図で
ある。
【図4】本発明の第1のフラット回路体を幅方向からみ
たときの導体の状態を示す側面図である。
【図5】本発明の第1絶縁体の一例を示す平面図であ
る。
【図6】本発明の第2絶縁体の一例を示す平面図であ
る。
【図7】本発明の第1絶縁体と第2絶縁体とを積層する
ときの説明図である。
【図8】本発明の第2の第2導体を用いて得られた第1
のフラット回路体を示す平面図である。
【図9】本発明の第3の第2導体を用いて得られた第1
のフラット回路体を示す平面図である。
【図10】本発明の第1のフラット回路体の他の例を示
す平面図である。
【図11】従来のフラット回路体の一例を示す斜視図で
ある。
【図12】従来のフラット回路体の第1絶縁体と第2絶
縁体との関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フラット回路体 2 第1導体 3 第1絶縁体 4 第2導体 5 第2絶縁体 6 挿入片 7 スリット 10 フラット回路体 11 挿入片 12 スリット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導体を有する第1絶縁体と第2導体
    を有する第2絶縁体とを積層してなり、前記第1、第2
    導体が、絶縁体の面方向と直交する第1方向からみて第
    1、第2導体で囲まれる領域が形成されるように配置さ
    れているフラット回路体において、 前記第1絶縁体を折り曲げ可能なフレキシブルフラット
    絶縁体で形成し、該第1絶縁体の一方の面に、その面に
    沿って山部と谷部とからなるウェーブ状に蛇行する曲線
    状に形成された第1導体を配設し、該第1絶縁体に、第
    1導体の1又は2以上の山部及び1又は2以上の谷部を
    それぞれ順次囲繞する挿入片を複数設け、前記第2絶縁
    体に、前記挿入片がそれぞれ挿入されて挿入片上の第1
    導体が第2絶縁体の積層面と反対側面上に位置させるス
    リットを複数配設したことを特徴とするフラット回路
    体。
  2. 【請求項2】 前記第1導体が、山部と谷部とがほぼ同
    じ形状に蛇行する曲線状に形成され、前記第2導体が、
    前記第1方向からみて、前記第1導体の基準線とほぼ同
    一直線上に配置される軸を基準線とし、山部と谷部とが
    ほぼ同じ形状に蛇行し、第1導体より振幅が短いと共に
    ピッチがほぼ同じで、かつ、かつ、第1導体とで交差す
    る点が前記基準線とほぼ同一直線上に配置される曲線状
    に形成された請求項1に記載のフラット回路体。
  3. 【請求項3】 前記第1導体が、山部と谷部とがほぼ同
    じ形状に蛇行する曲線状に形成され、前記第2導体が、
    前記第1方向からみて、前記第1導体の基準線とほぼ同
    一直線上に配置される軸を基準線とし、山部と谷部とが
    ほぼ同じ形状に蛇行し、第1導体より振幅及びピッチが
    短く、かつ、第1導体とで交差する点が前記基準線とほ
    ぼ同一直線上に配置される曲線状に形成された請求項1
    に記載のフラット回路体。
  4. 【請求項4】 前記第1導体が、山部と谷部とがほぼ同
    じ形状に蛇行する曲線状に形成され、前記第2導体が、
    前記第1方向からみて、第1導体の基準線とほぼ同一直
    線上に配置される直線状に形成された請求項1に記載の
    フラット回路体。
  5. 【請求項5】 第1導体を有する第1絶縁体と第2導体
    を有する第2絶縁体とを積層してなり、前記第1、第2
    導体が、絶縁体の面方向と直交する第1方向からみて第
    1、第2導体で囲まれる領域が形成されるように配置さ
    れているフラット回路体において、 前記第1絶縁体を折り曲げ可能なフレキシブルフラット
    絶縁体で形成し、該第1絶縁体の一方の面に、その面に
    沿って山部と谷部とがほぼ同じ形状に蛇行する曲線状に
    形成された第1導体を配設し、該第1絶縁体に、第1導
    体の各山部及び各谷部をそれぞれ囲繞する挿入片を複数
    設け、前記第2絶縁体の一方の面に、前記第1方向から
    みて、前記第1導体の基準線とほぼ同一直線上に配置さ
    れる軸を基準線とし、前記第1導体とほぼ同じ曲線状に
    形成された第2導体を配設し、該第2絶縁体の第2導体
    の各山部及び各谷部の間に、前記挿入片がそれぞれ挿入
    されて挿入片上の第1導体が第2絶縁体の積層面と反対
    側面上に位置させるスリットを複数配設したことを特徴
    とするフラット回路体。
  6. 【請求項6】 前記第1絶縁体の厚さと前記第2絶縁体
    の厚さとがほぼ同じに形成され、どちらか一方の絶縁体
    の両面に第1導体と第2導体とが位置されると共に、絶
    縁体の幅方向からみて、第1絶縁体、第2絶縁体及び第
    1絶縁体の挿入片が3層に積層され、かつ、前記挿入片
    及びスリットが、絶縁体の幅方向からみて、第2導体が
    山部と谷部とがほぼ同じ形状に蛇行する曲線状に形成さ
    れるように構成された請求項1乃至5のいずれか1項に
    記載のフラット回路体。
  7. 【請求項7】 前記第2絶縁体が、リジッドフラット絶
    縁体又は前記第1絶縁体より剛性が高いフレキシブルフ
    ラット絶縁体で形成されている請求項6に記載のフラッ
    ト回路体。
  8. 【請求項8】 前記第2絶縁体が、前記第1絶縁体とほ
    ぼ同じ材料又は剛性が低いフレキシブル絶縁材料により
    成形されているとき、第1絶縁体の両側部の挿入片の根
    元部の間隔が、それら挿入片が挿入される前記スリット
    の間隔より長く形成されている請求項6に記載のフラッ
    ト回路体。
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US7167378B2 (en) 2003-11-05 2007-01-23 Sharp Kabushiki Kaisha Circuit board transmitting high frequency signal

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