JP2017076500A - ワイヤハーネス - Google Patents

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誠司 及川
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Abstract

【課題】ツイスト電線を使用しない構成でありながら、電磁ノイズの影響を受けにくく、かつ、組立作業性の良いワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】第1のフレーム10では、第1の電線60が、上側薄板部20の上面両側縁部23に設けられた複数の第1の電線掛止用リブ24および各下側薄板部30に設けられた第2の電線掛止用リブ34に係止されることで立体的に配索される。第2のフレーム40では、第2の電線70が、上面両側縁部53に千鳥配列状に設けられた複数の第3の電線掛止用リブ54に係止されることで蛇行状に配索される。配索後の第1のフレーム10の収容空間80の所定位置に、配索後の第2のフレーム40を収容した状態において、各開口部21の位置で第1の電線60が第2の電線70の下側を通り、かつ、各連結部22の位置で第1の電線60が連結部22上を通るとともに第2の電線70の上側を通る。
【選択図】図5

Description

本発明は、電磁ノイズに対する対策が必要とされるワイヤハーネスに関する。
現在、車両には各種の電子機器やセンサー類、およびそれらを制御するためのECU(電子制御ユニット)が複数搭載されている。そして、これらの電子機器やセンサー類とECU間、あるいは各ECU間を接続する信号線に外部から電磁ノイズが混入しないように、様々な対策が講じられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、2本の電線を螺旋状に撚り合わせたツイストペア線を備えたワイヤハーネスが開示されており、光硬化性樹脂からなる保持体が2本の電線に対し相対変位を規制した状態で密着している。これにより、電線の撚りが解けて電線同士の間隔が拡がってノイズ低減効果が低下することを防止している。
一方、車両内に配索される信号線が切断、絶縁不良等の損傷を受けないように、信号線を含むワイヤハーネスに外装される筒状の合成樹脂製プロテクタが用いられることも多い(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2には、三次元形状に折り曲げた状態で形状保持力を有する樹脂板を基板として用いたワイヤハーネス用のプロテクタが開示されている。この基板は、長方形状であり、幅方向に間隔をあけた3カ所で、長さ方向の全長にわたって平行に折り曲げて、ワイヤハーネスの電線群を挿通する中空部を有する四角筒状に組み立てるものである。
特開2015−038838号公報、図1、段落0002、段落0008 特開2015−196016号公報、図3、段落0007
しかしながら、特許文献1に記載のようなツイストペア線を使用したワイヤハーネスに対して、特許文献2に記載のようなプロテクタを用いる場合、電線の撚り作業によりツイストペア線を作成した上で、プロテクタにテープ止めで取り付け、プロテクタを四角筒状に組み立てる作業が必要となり、手間が掛かり、作業効率が良くなかった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、ツイスト電線を使用しない構成でありながら、電磁ノイズの影響を受けにくく、かつ、組立作業性の良いワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本発明に係るワイヤハーネスは、上記目的を達成するため、長矩形であり上面両側縁部に挟まれる領域に配索用の開口部と連結部とが交互に配列された上側薄板部と、前記各開口部に対応する下側に所要寸法離れて下側薄板部と、前記各下側薄板部の両側を前記上側薄板部の下面に連結している一対の側面部と、を有する第1のフレームと、前記上側薄板部に対応する長さを有しかつ前記一対の側面部間に通される幅を有する第2のフレームと、前記上側薄板部の前記上面両側縁部に設けられた複数の第1の電線掛止手段および前記各下側薄板部の中央部に設けられた第2の電線掛止手段に係止されることにより立体的に配索された第1の電線と、前記第2のフレームの上面両側縁部に千鳥配列状に設けられた複数の第3の電線掛止手段が、前記第1のフレームの前記上側薄板部と前記下側薄板部との間に前記第2のフレームが収容された状態において、前記複数の開口部の一側と他側に交互に位置し、前記複数の第3の電線掛止手段に係止されるように蛇行状に配索された第2の電線と、を備え、前記各開口部の位置で前記第1の電線が前記第2の電線の下側を通り、かつ、前記各連結部の位置で前記第1の電線が連結部上を通るとともに前記第2の電線の上側を通り、前記第1の電線と前記第2の電線は、いずれも、一または複数の信号線であって、一方がプラス側、他方がマイナス側である、ことを特徴としている。
この構成により、本発明に係るワイヤハーネスは、第1の電線が立体的に配索された第1のフレームの上側薄板部と下側薄板部との間に、第2の電線が蛇行状に配索された第2のフレームを収容している状態にて、上記各開口部の位置で第1の電線が第2の電線の下側を通り、かつ、上記各連結部の位置で第1の電線が連結部上を通るとともに第2の電線の上側を通るようになっている。すなわち、従来の電線の撚り作業をすることなく、第1の電線と第2の電線とのツイスト構造が実現されている。これにより、従来の電線の撚り作業等の手間の掛かる作業を省略できるので、容易かつ低コストで耐ノイズ性のワイヤハーネスを製造することができる。
また、本発明に係るワイヤハーネスは、前記第1のフレームの前記上側薄板部と前記下側薄板部との間に前記第2のフレームが収容された状態をロックするロック手段をさらに備えていてもよい。
この構成により、本発明に係るワイヤハーネスは、第1のフレームに対して第2のフレームがずれることなく、正確に位置決めすることができるので、耐ノイズ性能を安定的に発揮させることができる。
本発明によれば、ツイスト電線を使用しない構成でありながら、電磁ノイズの影響を受けにくく、かつ、組立作業性の良いワイヤハーネスを提供することができる。
本発明の一実施形態に係り、第1の電線が配索された第1のフレームの斜視図である。 図2(a)は図1に示す第1のフレームの正面図であり、図2(b)はその平面図である。 本発明の一実施形態に係り、第2の電線が配索された第2のフレームの斜視図である。 図4(a)は図3に示す第2のフレームの正面図であり、図4(b)はその平面図である。 本発明の一実施形態に係るワイヤハーネスの斜視図である。 図6(a)は図5に示すワイヤハーネスの正面図であり、図6(b)はその平面図である。 図6(b)のA−A断面図である。
以下、本発明に係るワイヤハーネスの実施の形態について、図面を参照して説明する。
[構成]
本実施形態に係るワイヤハーネス1は、図5および図6に示すように、第1のフレーム10と、第2のフレーム40と、第1の電線60と、第2の電線70と、を備えている。
第1のフレーム10は、図1および図2に示すように、長矩形であり上面両側縁部23、23に挟まれる領域に配索用の開口部21と連結部22とが交互に配列された上側薄板部20と、各開口部21に対応する下側に所要寸法離れて下側薄板部30と、各下側薄板部30の両側を上側薄板部20の下面に連結している一対の側面部31と、を有している。第1のフレーム10の長手方向の長さは、限定するものではないが、例えば200mmであり、開口部21(の中央部)と次の開口部21(の中央部)との間隔は、例えば13〜25mmである。第1のフレーム10は絶縁性の合成樹脂からなり、一体成形品として形成されている。
図2(a)に示すように、第1のフレーム10において、上側薄板部20と下側薄板部30との間は、後で説明するように第2のフレーム40を長手方向から収容する収容空間80とされている。
第1のフレーム10の上側薄板部20の上面両側縁部23、23には、複数の第1の電線掛止手段として複数の第1の電線掛止用リブ24が設けられ、各下側薄板部30の中央部には、第2の電線掛止手段として第2の電線掛止用リブ34が設けられている。
具体的には、複数の第1の電線掛止用リブ24は、上側薄板部20の長手方向に沿った上面両側縁部23、23において配索用の開口部21に対応する位置に交互に片側に存在する千鳥配列にて設けられている。第1の電線掛止用リブ24は、上面両側縁部23、23に沿って延在し、かつ、その断面が外向きのフック形状を有している。このフック形状の部分に電線を掛け止めることにより、電線を簡単に配索していくことができる。
また、配索用の各開口部21に対応する各下側薄板部30の中央部に設けられた第2の電線掛止用リブ34は、第1のフレーム10の幅方向に沿って延在し、かつ、その断面がフック形状を有している(図7参照)。このフック形状の部分に電線を掛け止めることにより、電線を簡単に配索していくことができる。
第2のフレーム40は、図3および図4に示すように、長矩形の薄板部50を有し、この薄板部50は、第1のフレーム10の上側薄板部20に対応する長さを有し、かつ、一対の側面部31、31間に通される幅を有して構成されている。第2のフレーム40は絶縁性の合成樹脂からなり、一体成型品として形成されている。
第2のフレーム40の上面両側縁部53、53には、複数の第3の電線掛止手段として複数の第3の電線掛止用リブ54が千鳥配列状に設けられている。
具体的には、複数の第3の電線掛止用リブ54は、薄板部50の上面の長手方向に沿った上面両側縁部53、53において交互に片側に存在する千鳥配列にて設けられている。第3の電線掛止用リブ54は、上面両側縁部53、53に沿って延在し、かつ、その断面が外向きのフック形状を有している。このフック形状の部分に電線を掛け止めることにより、電線を簡単に配索していくことができる。
また、図6(b)に示すように、複数の第3の電線掛止用リブ54は、第1のフレーム10の上側薄板部20と下側薄板部30との間に第2のフレーム40が収容された状態において、複数の開口部21の一側と他側に交互に位置するように配置されている。このような構成により、電線の配索後に第1のフレーム10の上側薄板部20と下側薄板部30との間に第2のフレーム40が収容された状態において、平面視で第1の電線60と第2の電線70とで形成される閉ループL1、L2、L3、L4の面積を均一にすることができる。ここで、「閉ループ」とは、図6(b)における平面視で第1の電線60と第2の電線70とが交差した地点のうち、隣接した2つの交差地点の間にある第1の電線60の部分と第2の電線70の部分とで形成される仮想的な閉ループである。
第1の電線60と第2の電線70は、いずれも、一または複数の信号線であって、一方がプラス側、他方がマイナス側となっている。ここで、プラス側の信号線とは、所定の一方向に電流が流れることにより信号を伝える信号線をいい、マイナス側の信号線とは、プラス側における電流の方向とは反対方向に電流が流れることにより信号を伝える信号線をいう。よって、第1の電線60を構成する1または複数の信号線では、信号伝送において所定の一方向に電流が流れ、第2の電線70を構成する一または複数の信号線では、信号伝送において上記所定の一方向とは逆方向に電流が流れることになる。
第1の電線60は、図1および図2に示すように、上側薄板部20の上面両側縁部23、23に設けられた複数の第1の電線掛止用リブ24および下側に所要寸法離れて位置する各下側薄板部30の中央部に設けられた第2の電線掛止用リブ34に係止されることにより立体的に配索されている。
第2の電線70は、図3および図4に示すように、第2のフレーム40の上面両側縁部53、53に千鳥配列状に設けられた複数の第3の電線掛止用リブ54に係止されるように蛇行状に配索されている。
図5および図6に示すように、電線の配索後に第1のフレーム10の上側薄板部20と下側薄板部30との間に第2のフレーム40が収容された状態において、各開口部21の位置で第1の電線60が第2の電線70の下側を通り、かつ、各連結部22の位置で第1の電線60が連結部22上を通るとともに第2の電線70の上側を通るようになっている。すなわち、第1の電線60と第2の電線70とがツイスト構造にて配索されている。
本実施形態に係るワイヤハーネス1は、第2のフレーム40が第1のフレーム10の上側薄板部20と下側薄板部30との間の収容空間80に収容された状態をロックするロック手段をさらに備えるように構成されていてもよい。
具体的には、図7に示すように、このロック手段として、第2のフレーム40の薄板部50の下面に一体形成された係合受部56と、第1のフレーム10の下側薄板部30の上面に一体形成された係合突起部36とを有している。係合突起部36が弾性変形を伴って係合受部56の開口部に入ることで、ロック機能を発揮する。
より具体的には、薄板部50の下面から2本の部材が下方に延び、その両先端部が1本の水平部材で連結され、矩形の受入れ開口部を形成している。係合突起部36は、下側薄板部30の上面から上方に延びた後に水平方向後方に折れ曲がったL字形状であり、その水平部分の先端部が若干膨らんだ形状を有している。そして、第2のフレーム40を収容空間80(図2(a)参照)に長手方向から挿入した際に、係合突起部36の膨らんだ先端部が係合受部56の水平部材を乗り越えて受入れ開口部に入って係合することにより、収容状態をロックするようになっている。
係合受部56は、第2のフレーム40の薄板部50の一端部の下面で、幅方向中央に1つ設けられ、係合突起部36は、係合受部56に対応するように、第1のフレーム10の下側薄板部30の一端部の上面で、幅方向中央に1つ設けられている。しかし、係合受部56および係合突起部36の数は任意であり、各1個に限定されない。係合受部56および係合突起部36の配置についても、それぞれ薄板部50の一端部および下側薄板部30の一端部への配置に限定されず、係合受部56と係合突起部36が対応する配置ならば任意の箇所に形成してもよい。また、第1のフレーム10に係合受部を形成し、第2のフレーム40に係合突起部を形成するようにしてもよい。
また、ロック手段として、第2のフレーム40を形状記憶性の樹脂製部材とし、第1のフレーム10の開口部21に係合するような係合凸部形状を第2のフレーム40に従来公知の方法により記憶させておいてもよい。第2のフレーム40が第1のフレーム10の収容空間80に収容された状態で、所要温度に加熱して記憶しておいた係合凸部形状を復元することで、復元した係合凸部を第1のフレーム10の開口部21に係合させ、収容状態をロックすることができる。この場合には、第1のフレーム10の係合突起部36と、第2のフレーム40の係合受部56は不要になる。
[組立方法]
次に、本実施形態に係るワイヤハーネス1の組立方法を説明する。
まず、両端に金属端子が取り付けられた信号線をプラス側信号線(例えば第1の電線60)とマイナス側信号線(例えば第2の電線70)とに仕分けし、仕分けられた第1の電線60と第2の電線70をそれぞれ複数個所にて粘着テープでテープ巻きし結束しておく。
次いで、第1のフレーム10の上側薄板部20の上面両側縁部23、23において千鳥配列状に設けられた複数の第1の電線掛止用リブ24の1つに、第1の電線60を掛止し、配索用の開口部21において落ち込ませて下側薄板部30の中央部に設けられた第2の電線掛止用リブ34に掛止した後、立ち上げて次の第1の電線掛止用リブ24に掛止することを複数回繰り返すことで、立体的に配索していく。
具体的には、例えば、図1および図2に示すように、第1の電線60を、第1の電線掛止用リブ24aに掛止した後に側面部31に沿って立ち下げて第2の電線掛止用リブ34aに掛止し、その後、対向する側面部31に沿って立ち上げて第1の電線掛止用リブ24b、24cに順に掛止する。次いで、同様に、側面部31に沿って立ち下げて第2の電線掛止用リブ34bに掛止し、その後、対向する側面部31に沿って立ち上げて第1の電線掛止用リブ24d、24eに順に掛止する。次いで、側面部31に沿って立ち下げて第2の電線掛止用リブ34cに掛止し、その後、対向する側面部31に沿って立ち上げて第1の電線掛止用リブ24fに掛止する。このようにして、平面視で長手方向に蛇行した状態で、かつ、立体的には長手方向に略スパイラル状に配索されることになる。
上記説明では、端の第1の電線掛止用リブ24aから配索を開始したが、反対側の端にある第1の電線掛止用リブ24fから開始して上記とは逆方向に配索していってもよい。また、中間にある第1の電線掛止用リブ24c等から開始して両方向に配索していってもよい。
次に、第2のフレーム40の薄板部50の上面両側縁部53、53に千鳥配列状に設けられた複数の第3の電線掛止用リブ54に、第2の電線70を掛止していき、薄板部50上で長手方向に蛇行状に配索する。例えば、図3および図4に示すように、第3の電線掛止用リブ54a、54b、54c、54d、54eにこの順でまたは逆順で第2の電線70を掛止していくことで、蛇行状に配索される。
その後、図5および図6に示すように、第1の電線が配索された第1のフレーム10の上側薄板部20と下側薄板部30との間の収容空間80に、第2の電線70が配索された第2のフレーム40を、長手方向から挿入する。第1のフレーム10の収容空間80において第2のフレームが所定の位置に収容された状態で、薄板部50の一端部下面に設けられた係合受部56を、下側薄板部30の一端部上面に設けられた係合突起部36に係合させ固定することで組立作業が完了する。
[作用・効果]
本実施形態に係るワイヤハーネス1では、第1のフレーム10の上側薄板部20と下側薄板部30との間の収容空間80に第2のフレーム40が収容された状態において、第3の電線掛止用リブ54は、配索用の複数の開口部21の一側と他側に交互に位置するようになっている。そして、各開口部21の位置で第1の電線60が第2の電線70の下側を通り、かつ、各連結部22の位置で第1の電線60が連結部22上を通るとともに第2の電線70の上側を通るようになっている。すなわち、第1の電線60と第2の電線とが撚り合わされたツイスト構造が形成されている。
その結果、図6(b)に示すように、平面視で第1の電線60と第2の電線70とで同面積の4つの閉ループL1、L2、L3、L4が形成されている。図6(b)の紙面に垂直な方向に、時間的に変化する磁束が存在していると仮定すると、一の閉ループを貫く磁束の変化により電線に誘導される起電力と、その隣の閉ループを貫く磁束の変化により電線に誘導される起電力とは、方向が逆になるので、外部から電磁ノイズの影響を受けにくい構造になっている。
図6(b)では、一方の上面側縁部53の第3の電線掛止用リブ54から他方の上面側縁部53の第3の電線掛止用リブ54に幅方向に渡される第2の電線70の部分は、開口部21で幅方向に渡される第1の電線60の部分と、その隣の連結部22の上を渡される第1の電線60の部分との間の中間に位置している。しかしながら、第2の電線70の配置はこれに限定されない。
例えば、一方の上面側縁部53の第3の電線掛止用リブ54から他方の上面側縁部53の第3の電線掛止用リブ54に幅方向に渡される第2の電線70の部分を、開口部21で幅方向に渡される第1の電線60の部分か、あるいはその隣の連結部22の上を渡される第1の電線60の部分に、平面視で重なるように配置してもよい。このようにすると、平面視で第1の電線60と第2の電線70とで形成される閉ループの面積が小さくなるので、図6(b)の紙面に垂直な方向の外部電磁ノイズの影響を受けにくい。
図6(b)において、平面視で第1の電線60と第2の電線70とで形成される閉ループの面積を小さくするため、平面視で第1の電線60の蛇行ピッチと、第2の電線70の蛇行ピッチとを等しくするのが好ましい。しかし、これに限定されるものではなく、例えば、第1の電線60の蛇行ピッチと第2の電線70の蛇行ピッチとの比を1:2などとし、異なるピッチにしてもよい。
図6(a)の紙面に垂直な方向からの電磁ノイズの影響を小さくするために、必要な収容空間80を確保しつつも、側面部31の高さを低くするのが好ましい。
上述したように、本実施の形態に係るワイヤハーネス1は、第1の電線60が立体的に配索された第1のフレーム10の上側薄板部20と下側薄板部30との間に、第2の電線70が蛇行状に配索された第2のフレーム40を収容している状態にて、各開口部21の位置で第1の電線60が第2の電線70の下側を通り、かつ、各連結部22の位置で第1の電線60が連結部22上を通るとともに第2の電線70の上側を通るようになっている。すなわち、第1のフレーム10と第2のフレーム40の夫々において第1乃至第3の電線掛止用リブ24、34、54に電線を掛け渡した後、第2のフレーム40の収容空間80に第1のフレーム10を挿入するという極簡単な組立作業により、電線のツイスト構造を実現することができる。また、第1のフレーム10と第2のフレーム40との組み合わせにより、電線を保護するプロテクタの機能も有している。このように、ツイスト電線にするための従来の電線の撚り作業やプロテクタへのテープ止め作業などを省略できるので、組立作業性が良く、耐ノイズ性に優れたワイヤハーネス1を提供することができる。
また、本実施の形態に係るワイヤハーネス1は、第2のフレーム40が第1のフレーム10の上側薄板部20と下側薄板部30との間の収容空間80に収容された状態をロックするロック手段として、第2のフレーム40の薄板部50の下面に係合受部56と、第1のフレーム10の下側薄板部30の上面に係合突起部36とを有している。第2のフレーム40を収容空間80に長手方向から挿入し、係合受部56を係合突起部36に係合させることにより、収容状態をロックするよう構成されている。この構成により、ワイヤハーネス1は、第2のフレーム40を第1のフレーム10に対して正確に配置することができ、かつ、一旦配置すると両者の相対的な位置がずれることがない。これにより、ツイスト構造を精度よく簡単に構成することができ、耐ノイズ性能を安定的に発揮させることができる。
以上のとおり、本発明のワイヤハーネスは、ツイスト電線を使用しない構成でありながら、電磁ノイズの影響を受けにくく、かつ、組立作業性が良いという効果を有し、電磁ノイズ環境下で使用されるワイヤハーネスの全般に有用である。
1 ワイヤハーネス
10 第1のフレーム
20 上側薄板部
21 開口部
22 連結部
23 上面側縁部
24 第1の電線掛止用リブ(第1の電線掛止手段)
25 側端リブ
30 下側薄板部
31 側面部
34 第2の電線掛止用リブ(第2の電線掛止手段)
36 係合突起部(ロック手段)
40 第2のフレーム
50 薄板部
53 上面側縁部
54 第3の電線掛止用リブ(第3の電線掛止手段)
55 側端リブ
56 係合受部(ロック手段)
60 第1の電線
70 第2の電線
80 収容空間

Claims (2)

  1. 長矩形であり上面両側縁部に挟まれる領域に配索用の開口部と連結部とが交互に配列された上側薄板部と、前記各開口部に対応する下側に所要寸法離れて下側薄板部と、前記各下側薄板部の両側を前記上側薄板部の下面に連結している一対の側面部と、を有する第1のフレームと、
    前記上側薄板部に対応する長さを有しかつ前記一対の側面部間に通される幅を有する第2のフレームと、
    前記上側薄板部の前記上面両側縁部に設けられた複数の第1の電線掛止手段および前記各下側薄板部の中央部に設けられた第2の電線掛止手段に係止されることにより立体的に配索された第1の電線と、
    前記第2のフレームの上面両側縁部に千鳥配列状に設けられた複数の第3の電線掛止手段が、前記第1のフレームの前記上側薄板部と前記下側薄板部との間に前記第2のフレームが収容された状態において、前記複数の開口部の一側と他側に交互に位置し、前記複数の第3の電線掛止手段に係止されるように蛇行状に配索された第2の電線と、
    を備え、
    前記各開口部の位置で前記第1の電線が前記第2の電線の下側を通り、かつ、前記各連結部の位置で前記第1の電線が連結部上を通るとともに前記第2の電線の上側を通り、
    前記第1の電線と前記第2の電線は、いずれも、一または複数の信号線であって、一方がプラス側、他方がマイナス側である、ことを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 前記第1のフレームの前記上側薄板部と前記下側薄板部との間に前記第2のフレームが収容された状態をロックするロック手段をさらに備えた請求項1に記載のワイヤハーネス。
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