JP5927692B2 - ワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤハーネスに関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車の機器、具体的にはモータユニットやインバータユニット、バッテリーなどの機器を電気的に接続するためとして、高圧のワイヤハーネスが用いられる。
下記特許文献1に開示されたワイヤハーネスは、機器間を電気的に接続する三本の電線と、三本の電線をこの全長の大半にわたって収容し且つシールドする金属パイプとを備えて構成される。
特開2004−171952号公報
上記従来技術のように、ワイヤハーネスの構成に金属パイプ(管体)を含む場合、金属パイプはこれを必要長さに切断してから使用することになる。従って、金属パイプの端末開口縁には、エッジ部分(バリ等を含む)が生じてしまう虞がある。このエッジ部分は、電線の被覆に接触すると被覆を傷付けてしまう虞がある。
ところで、上記金属パイプにあっては断面円形であることから、平坦な面上に置くと容易に転がってしまい、三本の電線(導電路)を挿通する際の作業性に影響を来してしまう虞がある。金属パイプは長尺であり、三本の電線を挿通する際に転がりが生じた場合には、電線の挿通側と電線の引き出し側とで電線の並びが変わってしまうこともあり、この場合も作業性に影響を来してしまう虞がある。
電線の挿通作業において電線の捩れ等が生じると、パイプ端末から引き出される電線は、例えば水平面に対しどのような向きにあるかが不明になってしまう虞がある。尚、向きが不明になり易いのは、電線の他にキャブタイヤケーブル等が挙げられる。電線の捩れは寸法変化につながり、ワイヤハーネスの仕上がり寸法にバラツキを生じさせてしまうことになる。
上記のような問題点に関し、仮に治具等を用いて転がらないようにしても、治具の取り付け取り外しに係る作業分だけ時間が掛かってしまう。治具等を用いずに金属パイプ側に追加工をすることも考えられるが、この場合は追加工分だけコスト上昇を引き起こしてしまう。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、導電路の損傷防止を図るのは勿論のこと、寸法バラツキを防止して品質の安定化も図り、さらには、導電路の挿通に係る作業性の向上や管体への追加工を無くしてコスト低減を図ることも可能なワイヤハーネスを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明のワイヤハーネスは、一又は複数本の導電路と、該一又は複数本の導電路を挿通する管体と、該管体の両端末にそれぞれ係合するプロテクタとを含み、該プロテクタは前記管体の前記端末に係合する端末係合部を有し、該端末係合部には所定の載置面に対し転がり無く置く部分としての転がり防止部形成され、
前記一又は複数本の導電路を一本とする場合、該一本の導電路は所定方向の並びにて配置される複数の導体を有し、前記一又は複数本の導電路を複数本とする場合は、該複数本の導電路を所定方向の並びにて配置し、このような前記一又は複数本の導電路を前記管体から引き出す部分として前記端末係合部には導電路引出孔を形成し、該導電路引出孔を、前記所定方向の並び状態を維持する形状に形成することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、管体の端末に仮にエッジ部分が生じていても、エッジ部分からの影響を受けることはない。これは管体の端末に係合する端末係合部を有するからである。また、本発明によれば、管体の端末にプロテクタを係合させた状態で所定の載置面に置いても管体が転がってしまうことはなく、さらには、管体に導電路を挿通しても捩れが起こり難くなる。これは端末係合部に転がり防止部を形成するからである。
また、このような特徴を有する本発明によれば、管体から引き出された導電路が例えば所定の載置面に対しどのような向きにあるか不明になることはない。これは捩れ防止がなされるからであり、また、端末係合部に形成された導電路引出孔の形状による、導体の並びや導電路の並び状態が維持されるからである。
請求項2に記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項1に記載のワイヤハーネスに係り、前記転がり防止部を一又は複数の平面形状に形成することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、管体の端末にプロテクタを係合させた状態で所定の載置面に置いても管体が転がってしまうことはない。これは置いた状態が載置面に対し面接触するような転がり防止部に形成されるからである。尚、平面形状に限らず、例えば二点接触や三点接触可能な突起形状に形成することも有効である。本発明の転がり防止部は、各種作業や加工の基準面でもある。
請求項3に記載の本発明のワイヤハーネスは、一又は複数本の導電路と、該一又は複数本の導電路を挿通する管体)と、該管体の両端末にそれぞれ係合するプロテクタとを含み、該プロテクタは前記管体の前記端末を覆い該端末に係合しキャップ形状に形成される端末係合部を有し、該端末係合部には所定の載置面に対し転がり無く置く部分としての転がり防止部を形成することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、管体の端末に仮にエッジ部分が生じていても、エッジ部分からの影響を受けることはない。これは管体の端末に係合する端末係合部を有するからである。また、本発明によれば、管体の端末にプロテクタを係合させた状態で所定の載置面に置いても管体が転がってしまうことはなく、さらには、管体に導電路を挿通しても捩れが起こり難くなる。これは端末係合部に転がり防止部を形成するからである。
請求項1に記載された本発明によれば、管体の端末に係合する端末係合部と、この端末係合部に形成される転がり防止部とを有するプロテクタを構成に含むワイヤハーネスであることから、管体から引き出される導電路を保護することができるという効果や、管体の転がりを防止して管体の位置を安定させ、以て作業性向上を図ることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、管体の位置を安定させることで導電路の捩れ防止に寄与するとともに、捩れに起因する寸法バラツキの防止にも寄与することができ、以て品質の安定化を図ることができるという効果も奏する。捩れ防止は、導電路を必ず所定の向きで引き出すことができることから有効である。さらに、本発明によれば、導電路の保護と同時に上記の如く作業性の向上や寸法バラツキの防止を図ることから、管体への追加工や専用部品の追加を不要とすることができ、以てコスト低減を図ることができるという効果も奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、端末係合部に導電路引出孔を形成するとともに、この導電路引出孔を導体や導電路の並び状態を維持できる形状に形成することから、導電路がどのような向きにあるか不明になることがなく、結果、導電路の捩れ防止に寄与して寸法バラツキを防止し、以て品質の安定化を図ることができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、転がり防止部を一又は複数の平面形状に形成することから、管体の転がりを防止して管体の位置の安定化に寄与することができるという効果を奏する。
本発明に係るワイヤハーネスの配索状態を示す概略図である。 プロテクタと管体と導電路の断面図である。 管体一端末側のプロテクタと管体と導電路の斜視図である。 プロテクタの斜視図である。 導電路を所定の向きで引き出した状態を示す管体一端末側のプロテクタと管体と導電路の斜視図である。 プロテクタの他の例を示す図である。
ワイヤハーネスは、一又は複数本の導電路と、この導電路を挿通する管体と、管体の両端末にそれぞれ係合するプロテクタとを含む。プロテクタは管体の端末に係合する端末係合部を有し、この端末係合部には転がり防止部を形成する。
以下、図面を参照しながら実施例1を説明する。図1は本発明に係るワイヤハーネスの配索状態を示す概略図である。また、図2はプロテクタと管体と導電路の断面図、図3は管体一端末側のプロテクタと管体と導電路の斜視図、図4はプロテクタの斜視図、図5は導電路を所定の向きで引き出した状態を示す管体一端末側のプロテクタと管体と導電路の斜視図である。
本実施例においては、ハイブリッド自動車(電気自動車や一般的な自動車であってもよいものとする)に配索されるワイヤハーネスに対し本発明を採用するものとする。
図1において、引用符号1はハイブリッド自動車を示す。ハイブリッド自動車1は、エンジン2及びモータユニット3の二つの動力をミックスして駆動する車両であって、モータユニット3にはインバータユニット4を介してバッテリー5(電池パック)からの電力が供給される。エンジン2、モータユニット3、及びインバータユニット4は、本実施例において前輪等がある位置のエンジンルーム6に搭載される。また、バッテリー5は、後輪等がある自動車後部7に搭載される(エンジンルーム6の後方に存在する自動車室内に搭載してもよいものとする)。
モータユニット3とインバータユニット4は、高圧のワイヤハーネス8により接続される。また、バッテリー5とインバータユニット4も高圧のワイヤハーネス9により接続される。ワイヤハーネス9は、この中間部10が車体床下11の地面側に配索される。また、車体床下11に沿って略平行に配索される。車体床下11は、公知のボディであるとともに所謂パネル部材であって、所定位置には貫通孔(符号省略)が形成される。この貫通孔には、ワイヤハーネス9が挿通される。
ワイヤハーネス9とバッテリー5は、このバッテリー5に設けられるジャンクションブロック12を介して接続される。ジャンクションブロック12には、ワイヤハーネス9の後端13が公知の方法で電気的に接続される。ワイヤハーネス9の前端14側は、インバータユニット4に対し公知の方法で電気的に接続される。
モータユニット3は、モータ及びジェネレータを構成に含むものとする。また、インバータユニット4は、インバータ及びコンバータを構成に含むものとする。モータユニット3は、シールドケースを含むモータアッセンブリとして形成されるものとする。また、インバータユニット4もシールドケースを含むインバータアッセンブリとして形成されるものとする。バッテリー5は、Ni−MH系やLi−ion系のものであって、モジュール化してなるものとする。尚、例えばキャパシタのような蓄電装置を使用することも可能であるものとする。バッテリー5は、ハイブリッド自動車1や電気自動車に使用可能であれば特に限定されないものとする。
先ず、ワイヤハーネス9の構成及び構造について説明をする。
図2及び図3において、ワイヤハーネス9は、導電路15と、この導電路15を挿通する管体16と、管体16の一端末17a及び他端末17b(両端末を総称する場合は端末17とする)にそれぞれ係合するプロテクタ18と、図示しない機器接続部とを含んで構成される。
導電路15としては、本実施例において断面形状が長円形状となる一本の高圧のキャブタイヤケーブルが用いられる。導電路15は、間隔をあけて並ぶ二本の導体と、この二本の導体をそれぞれ被覆する絶縁体と、これら高圧電線を一括して被覆するシースとを含んで構成される。導電路15は、電気的な接続に必要な長さを有するように形成される。
尚、上記導体及び絶縁体からなる高圧電線も導電路として見ることができるものとする。導電路15以外としては、公知の高圧電線をはじめ、公知のバスバーに絶縁体を設けて高圧の導電路としたもの等が挙げられるものとする。上記高圧電線の導体構造は、素線を撚り合わせてなる導体構造のものや、例えば断面丸形となる棒状の導体構造(例えば丸単心となる導体構造)のもののいずれであってもよいものとする。導体は、銅や銅合金、アルミニウムやアルミニウム合金により製造される。
導電路15の端末には、端子金具が設けられる。端子金具は、上記図示しない機器接続部を構成する。このような端子金具は、インバータユニット4等のシールドケース内部に差し込まれた後に、電気接続部に対し公知の方法で接続される。導電路15は、電気的な接続のために管体16の端末17から所定長さで、また、所定の向きで引き出されることが有効である。
本実施例において、引用符号15aは導電路15の上側平面、15bは導電路の下側平面を示すものとする。導電路15は、管体16の端末17から引き出された状態で、上側平面15aが図中上側を向き、下側平面15bが図中下側を向く。導電路15は、後述するプロテクタ18が存在することから、捩れなく管体16に挿通される。
管体16は、ワイヤハーネス9における外装部材であって、本実施例においては金属パイプ(例えばアルミニウムパイプ)が採用される。管体16は、導電路15を収容するのに必要な長さと内径寸法とを有するように形成される。また、管体16は、保護機能を発揮させるのに必要な厚みに形成される。
尚、管体16は、金属パイプに限らず樹脂製の管体であってもよいものとする。管体16は、本実施例において断面円形状に形成される(断面形状は一例であり、楕円形状や長円形状、矩形状であってもよいものとする)。
このような管体16は、ワイヤハーネス9の配索経路に合わせて曲げ加工が施される。引用符号19(図1及び図5参照)は曲げ部を示す。曲げ加工は、例えば図示しないベンダーを用いるものとする。
管体16は、この端末17が長尺管体から切断したままの状態であっても問題がなく、端末開口縁のエッジ部分(バリ等を含む)は、プロテクタ18の係合により覆われる。管体16の端面は、管体16の軸に直交方向の面となり、このような端面に対し突き当たるようにプロテクタ18が形成される。以下、管体16の端末17に係合するプロテクタ18について詳細に説明をする。
図2ないし図4において、プロテクタ18は、上記の如く管体16の端末17に係合する部材であって、係合部分としては端末係合部20を有する。この端末係合部20は、端末17を覆う略キャップ形状に形成される。具体的には、内側挿入部21と、外側挿入部22と、端末挿入溝23と、確認窓24と、端末開口覆い部25と、導電路引出孔26と、転がり防止部32とを有して略キャップ形状に形成される。
内側挿入部21は、端末17への係合時に管体16の内面側に挿入及び配置される部分として形成される。内側挿入部21は、環状に形成される。内側挿入部21の一部は、導電路15に対する支持部27(図2参照)として形成される。支持部27は、図中下側に配置形成される。
外側挿入部22は、端末17への係合時に管体16の外面側に挿入及び配置される部分として形成される。外側挿入部22は、環状に形成される。
内側挿入部21と外側挿入部22との間は、端末挿入溝23として形成される。端末挿入溝23は、端末17を全周に渡り囲う形状に形成される。端末挿入溝23の溝底は、プロテクタ18の完全な係合状態において、端末17の端面が突き当たる形状に形成される。尚、上記溝底は、端末開口覆い部25の内面位置に配置される。
外側挿入部22の図中上側であって端末開口覆い部25との連続位置には、確認窓24が配置形成される。確認窓24は、端末挿入溝23に連通し、管体16の端末17を外方から臨むことができる形状に形成される。プロテクタ18は、確認窓24を形成することにより、端末17が突き当たっているか否かを容易に確認することができる。従って、端末17への係合が不完全になることはなく、また、係合に係る作業性も良好になる。
正常な係合状態にあるか否かを容易に判断できれば、プロテクタ18の外れや空き、寸法がでないなどの不具合を防止し、品質向上や信頼性を高めることができる。また、正常な係合状態にあれば、管体16の端末17における位置が安定し、後述する寸法保証にも寄与する。
端末開口覆い部25は、管体16の軸に直交方向の壁として形成される。また、管体16の端末開口を覆う部分として形成される。本実施例の端末開口覆い部25における外面は、基準面28として形成される。基準面28は、管体16への曲げ加工の際に基準となる面である(基準面28は、ベンダーなどによる曲げ位置の基準や固定位置の基準となる)。このような基準面28を有する端末開口覆い部25の中央位置には、導電路引出孔26が形成される。
導電路引出孔26は、導電路15の断面形状に合わせて開口形成される。本実施例においては、長円形状に開口形成される。また、導電路引出孔26は、本実施例において管体16の軸に沿って突出する筒形状に形成される。尚、筒形状に形成することにより、導電路15の支持部分を増やすことができる。
管体16の端末17にプロテクタ18を係合させることにより、導電路15は導電路引出孔26から引き出されるようになる。
本実施例の導電路15としては、上記の如く高圧のキャブタイヤケーブルが用いられることから、構造上、導電路15における図示しない二本の導体の並びは維持される。導電路引出孔26は、導電路15の断面形状に合わせて開口形成されることから、仮に高圧電線を二本並べて用いる場合であっても導体の並びは維持される。導電路15は、捩れなく所定の向きで引き出されるようになる。
導電路引出孔26は、上記の如く並び状態を維持できる形状に、また、所定の向きで引き出せる形状に形成される。
転がり防止部32は、所定の載置面Pに対し転がり無く置く部分として形成される。本実施例の転がり防止部32は、平面形状に形成される。転がり防止部32は、端末係合部20の下部に配置形成される。転がり防止部32は、端末係合部20の下部を切り欠くように形成される。
端末係合部20は、転がり防止部32の形成により、外周位置の形状が非円形となる形状になる。本実施例の転がり防止部32は一つであるが、この限りでないものとする。他の例に関しては実施例2において説明をする。
本実施例においては、平面形状の転がり防止部32を端末係合部20に形成することから、断面円形状の管体16に係合する端末係合部20の外周位置には、外側へ若干突出するフランジ部33も形成される。
以上のような略キャップ形状の端末係合部20には、導電路固定部29と、管体固定部30とが更に形成される。導電路固定部29は、導電路15を固定する部分であって、導電路引出孔26の突出先端位置にある開口縁下部から導電路15の引き出し方向にのびる舌片形状に形成される。一方、管体固定部30は、管体16を固定する部分であって、外側挿入部22の突出先端位置下部から管体16の外面に沿ってのびる舌片形状に形成される。
導電路固定部29及び管体固定部30は、固定方法に応じて適宜形状に形成されるものとする。本実施例においては、テープ31や結束バンド等の安価な固定方法を採用することができる形状に形成される。テープ31に関しては、アセテートテープ、ポリエステルテープ等が一例として挙げられるものとする。
次に、上記構成及び構造に基づきながら、プロテクタ18の係合や導電路15の挿通等について説明をする。
図2、図3及び図5において、管体16の端末17にプロテクタ18をそれぞれ係合させる。この係合により端末17の端末開口縁のエッジ部分が覆われる。すなわち、エッジ部分にバリ等があっても導電路15への影響はない。プロテクタ18と管体16は、プロテクタ18の管体固定部30の位置でテープ31を巻き付けることにより固定状態となる。
端末17にプロテクタ18を係合させた後は、プロテクタ18の転がり防止部32を載置面Pに対し転がり無く置いた状態にする。そして、例えば他端末17b側から一端末17aに向けて導電路15を管体16に挿通する。導電路15の挿通は、プロテクタ18の導電路引出孔26を介して行われ、一端末17a側のプロテクタ18から所定長さL分だけ引き出されるまで行われる。導電路15は、プロテクタ18により捩れなく所定の向きで引き出される。
導電路15の挿通後、プロテクタ18の導電路固定部29の位置でテープ31を巻き付けることにより一端末17a側のプロテクタ18と導電路15とを固定状態にする。一端末17a側のプロテクタ18は、上記の如く管体16との間でも固定状態になることから、一端末17a側において導電路15及び管体16の両者も固定状態になる。
図5において、導電路引出孔26を介して所定長さL分だけ引き出された導電路15は、上記固定状態から分かるように寸法が保証される。
一端末17a側のプロテクタ18における基準面28を利用してベンダーによる曲げ加工を管体16に対し施すと、管体16には曲げ部19が形成される。尚、曲げ部19の形成の際に、所定長さL分だけ引き出された導電路15の寸法が保証されるのは勿論である。また、一端末17a及び他端末17bそれぞれから引き出された導電路15の向き及び並びがプロテクタ18により維持されるのも勿論である。
ベンダーによる曲げ加工の後は、管体16の他端末17b側において導電路15と管体16とを上記同様に固定状態にする。すなわち、管体16の他端末17bに係合させたプロテクタ18を介して固定状態にする。
以上、図1ないし図5を参照しながら説明してきたように、管体16の端末17に係合する端末係合部20と、この端末係合部20に形成される転がり防止部32とを有するプロテクタ18を構成に含むワイヤハーネス9であることから、管体16から引き出される導電路15をエッジ部分から保護することができるという効果や、管体16の転がりを防止して管体16の位置を安定させ、以て作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
また、管体16の位置を安定させることから、導電路15の捩れ防止に寄与するとともに、捩れに起因する寸法バラツキの防止にも寄与することができ、以て品質の安定化を図ることができるという効果も奏する。捩れ防止は、導電路15を必ず所定の向きで引き出すことができることから有効である。
さらに、導電路15の保護と同時に上記の如く作業性の向上や寸法バラツキの防止を図ることから、管体16への追加工や専用部品の追加を不要とすることができ、以てコスト低減を図ることができるという効果も奏する。
以下、図面を参照しながら実施例2を説明する。図6はプロテクタの他の例を示す図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施例2も実施例1と同様の効果を奏するのは勿論である。
図6において、プロテクタ18は、端末係合部20の外周位置の形状を仮想線Q、Rで示す如く多角形状に形成して転がり防止部32を複数有する。図6(a)の場合は、転がり防止部32が五つ形成される。また、図6(b)の場合は四つ形成される。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…ハイブリッド自動車、 2…エンジン、 3…モータユニット、 4…インバータユニット、 5…バッテリー、 6…エンジンルーム、 7…自動車後部、 8、9…ワイヤハーネス、 10…中間部、 11…車体床下、 12…ジャンクションブロック、 13…後端、 14…前端、 15…導電路、 15a…上側平面、 15b…下側平面、 16…管体、 17…端末、 17a…一端末、 17b…他端末、 18…プロテクタ、 19…曲げ部、 20…端末係合部、 21…内側挿入部、 22…外側挿入部、 23…端末挿入溝、 24…確認窓、 25…端末開口覆い部、 26…導電路引出孔、 27…支持部、 28…基準面、 29…導電路固定部、 30…管体固定部、 31…テープ、 32…転がり防止部、 33…フランジ部、 P…載置面

Claims (3)

  1. 一又は複数本の導電路と、該一又は複数本の導電路を挿通する管体と、該管体の両端末にそれぞれ係合するプロテクタとを含み、該プロテクタは前記管体の前記端末に係合する端末係合部を有し、該端末係合部には所定の載置面に対し転がり無く置く部分としての転がり防止部形成され、
    前記一又は複数本の導電路を一本とする場合、該一本の導電路は所定方向の並びにて配置される複数の導体を有し、前記一又は複数本の導電路を複数本とする場合は、該複数本の導電路を所定方向の並びにて配置し、このような前記一又は複数本の導電路を前記管体から引き出す部分として前記端末係合部には導電路引出孔を形成し、該導電路引出孔を、前記所定方向の並び状態を維持する形状に形成する
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記転がり防止部を一又は複数の平面形状に形成する
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  3. 一又は複数本の導電路と、該一又は複数本の導電路を挿通する管体と、該管体の両端末にそれぞれ係合するプロテクタとを含み、該プロテクタは前記管体の前記端末を覆い該端末に係合しキャップ形状に形成される端末係合部を有し、該端末係合部には所定の載置面に対し転がり無く置く部分としての転がり防止部を形成する
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
JP2012019509A 2012-02-01 2012-02-01 ワイヤハーネス Active JP5927692B2 (ja)

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