JP2023078918A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Ryuta Saito
克俊 伊澤
Katsutoshi Izawa
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Abstract

【課題】がたつきを抑制可能としたワイヤハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤハーネス10は、電線部材20及び外装部材30を有するワイヤハーネス本体11と、ワイヤハーネス本体11の経路を規制する第1経路規制部材40と、第2経路規制部材60とを備える。第1経路規制部材40は、第1経路規制部材40の長さ方向と直交する方向に開口する挿入口40Xを有する。第2経路規制部材60は、第1経路規制部材40の周方向の一部を覆う受け部65と、受け部65と共に第1経路規制部材40の全周を覆いつつ受け部65と第1経路規制部材40とを結束する柔軟な結束バンド62とを有する。【選択図】図6

Description

本開示は、ワイヤハーネスに関する。
従来、車両用のワイヤハーネスとしては、電線部材及び電線部材を覆う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、外装部材に外周に取り付けられ、ワイヤハーネス本体の経路を規制する経路規制部材とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-53894号公報
ところで、上記のようなワイヤハーネスにおいて、経路規制部材は、他の経路規制部材等の取付部材に対して取り付けられることがあり、その場合、経路規制部材と取付部材との取付部位にがたつきが生じないことが望まれる。なお、取付部位のがたつきは、例えば、振動等によって取付部位を破損させる原因となる。
本開示の目的は、がたつきを抑制可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
本開示のワイヤハーネスは、電線部材及び前記電線部材の外周を覆う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する第1経路規制部材と、前記第1経路規制部材の長さ方向の一部における外周に取り付けられる取付部材と、を備え、前記第1経路規制部材は、前記第1経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記第1経路規制部材の長さ方向の全体にわたって延びる挿入口を有し、前記取付部材は、前記第1経路規制部材の周方向の一部を覆う受け部と、前記受け部と共に前記第1経路規制部材の全周を覆いつつ前記受け部と前記第1経路規制部材とを結束する柔軟なバンドと、を有する。
本開示のワイヤハーネスによれば、がたつきを抑制できる。
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。 図2は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。 図3は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。 図4は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略分解斜視図である。 図5は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略側面図である。 図6は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略横断面図である。 図7は、変更例のワイヤハーネスを示す概略側面図である。 図8は、変更例のワイヤハーネスを示す概略横断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]電線部材及び前記電線部材の外周を覆う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する第1経路規制部材と、前記第1経路規制部材の長さ方向の一部における外周に取り付けられる取付部材と、を備え、前記第1経路規制部材は、前記第1経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記第1経路規制部材の長さ方向の全体にわたって延びる挿入口を有し、前記取付部材は、前記第1経路規制部材の周方向の一部を覆う受け部と、前記受け部と共に前記第1経路規制部材の全周を覆いつつ前記受け部と前記第1経路規制部材とを結束する柔軟なバンドと、を有する。
同構成によれば、第1経路規制部材の周方向の一部を覆う受け部と共に第1経路規制部材の全周を覆う柔軟なバンドによって受け部と第1経路規制部材とが結束される。このようにすると、例えば、受け部に蓋が薄肉のヒンジ部を介して一体成形され、閉状態で爪部の係合によって受け部に蓋がロックされる構成に比べて、受け部と第1経路規制部材とのがたつきが抑制される。すなわち、薄肉のヒンジ部及び爪部を有する構成では、ヒンジ部及び爪部の各部位で受け部と蓋とのがたつきが生じ易いが、それを回避することができる。よって、受け部とバンドとで第1経路規制部材をがたつきなく保持することができ、第1経路規制部材と取付部材とのがたつきを抑制できる。
[2]前記バンドは、柔軟な帯状部と、前記帯状部の長さ方向の端部に設けられ、前記帯状部が通された状態で、その通す方向の反対方向である抜き方向への前記帯状部の移動を規制するロック部とを有する結束バンドであり、前記結束バンドは、前記受け部の周方向の全体を覆いつつ前記受け部と共に前記第1経路規制部材の全周を覆うように取り付けられていることが好ましい。
同構成によれば、バンドは、帯状部とロック部とを有する結束バンドであるため、例えば、周知のものを利用することができ、入手が容易である。また、結束バンドは、受け部の周方向の全体を覆いつつ受け部と共に第1経路規制部材の全周を覆うように取り付けられるため、第1経路規制部材の全周を締め付けるように結束することができ、受け部と第1経路規制部材とのがたつきを良好に抑制できる。
[3]前記受け部は、前記受け部の長さ方向において前記帯状部と係合可能な係合部を有することが好ましい。
同構成によれば、受け部は、受け部の長さ方向において帯状部と係合可能な係合部を有するため、帯状部が受け部の長さ方向にずれることを抑制できる。よって、受け部と第1経路規制部材とのがたつきを安定して抑制できる。
[4]前記係合部は、前記受け部における周方向の両端部に設けられていることが好ましい。
同構成によれば、係合部は、前記受け部における周方向の両端部に設けられるため、帯状部が受け部の長さ方向にずれることを良好に抑制できる。
[5]前記バンドは、前記受け部の周方向の一方の端部から延びて他方の端部で固定されて前記受け部と前記第1経路規制部材とを結束することが好ましい。
[6]前記バンドは、前記受け部と一体成形品であることが好ましい。
同構成によれば、バンドは、受け部と一体成形品であるため、例えば、別体の構成に比べて、部品点数を少なくすることができる。
[7]前記取付部材は、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する第2経路規制部材であり、前記受け部は、前記第2経路規制部材の長さ方向の端部に設けられ、前記第1経路規制部材の長さ方向の端部における周方向の一部を覆うことが好ましい。
同構成によれば、受け部は、第2経路規制部材の長さ方向の端部に設けられ、第1経路規制部材の長さ方向の端部における周方向の一部を覆うため、第1経路規制部材と第2経路規制部材とが長さ方向に連結される。よって、ワイヤハーネス本体は、第1経路規制部材と第2経路規制部材とによって経路が連続的に規制される。
[8]前記第1経路規制部材は、前記ワイヤハーネス本体の経路において直線状をなす部分である直線部の経路を規制しており、前記第2経路規制部材は、前記ワイヤハーネス本体の経路において屈曲する部分である屈曲部の経路を規制していることが好ましい。
同構成によれば、第1経路規制部材によって直線部の経路が規制され、第2経路規制部材によって屈曲部の経路が規制される。これにより、ワイヤハーネスの直線部の経路及び屈曲部の経路がそれぞれ所望の経路から外れることが連続的に抑制される。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」は、厳密に平行や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行や直交の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(ワイヤハーネス10の全体構成)
図1に示すワイヤハーネス10は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等の車両Vに搭載されるものである。ワイヤハーネス10は、2個以上の車載機器同士を電気的に接続する。車載機器は、車両Vに搭載された電気機器である。ワイヤハーネス10は、例えば、車両Vの前部に設置されたインバータM1と、そのインバータM1よりも車両Vの後方に設置された高圧バッテリM2とを電気的に接続する。ワイヤハーネス10は、例えば、車両Vの前後方向に延びるように長尺状に形成されている。ワイヤハーネス10は、例えば、ワイヤハーネス10の長さ方向の中間部分が車両Vの床下などの車室外を通るように車両Vに配索されている。
インバータM1は、例えば、車両走行の動力源となる図示しない車輪駆動用のモータと接続される。インバータM1は、高圧バッテリM2の直流電力から交流電力を生成し、その交流電力をモータに供給する。高圧バッテリM2は、例えば、数百ボルトの電圧を供給可能なバッテリである。
ワイヤハーネス10は、ワイヤハーネス本体11を有している。ワイヤハーネス本体11は、電線部材20と、電線部材20の外周を覆う筒状の外装部材30とを有している。ワイヤハーネス10は、電線部材20の両端部に取り付けられたコネクタC1,C2を有している。電線部材20の長さ方向の一端部はコネクタC1を介してインバータM1と接続されるとともに、電線部材20の長さ方向の他端部はコネクタC2を介して高圧バッテリM2と接続されている。
図2及び図3に示すように、ワイヤハーネス10は、外装部材30の外周に取り付けられる第1経路規制部材40と、外装部材30の外周に取り付けられる取付部材としての第2経路規制部材60とを有している。第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60は、ワイヤハーネス本体11の配索される経路を規制している。なお、図1では、第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60の図示を省略している。
(電線部材20の構成)
図4及び図6に示すように、電線部材20は、例えば、1本又は複数本であって、本実施形態では、2本の電線21と、複数本の電線21の外周を一括して包囲する編組部材25とを有している。
図6に示すように、各電線21は、導電性を有する芯線22と、芯線22の外周を囲うとともに絶縁性を有する絶縁被覆23とを有する被覆電線である。各電線21は、例えば、高電圧・大電流に対応可能な高圧電線である。各電線21は、例えば、自身に電磁シールド構造を有しないノンシールド電線であってもよいし、自身に電磁シールド構造を有するシールド電線であってもよい。本実施形態の各電線21は、ノンシールド電線である。
芯線22としては、例えば、複数の金属素線を撚り合わせてなる撚線や単一の導体からなる単芯線などを用いることができる。単芯線としては、例えば、内部が中実構造をなす柱状の1本の金属棒からなる柱状導体や内部が中空構造をなす筒状導体などを用いることができる。芯線22としては、撚線、柱状導体や筒状導体を組み合わせて用いてもよい。芯線22の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。
絶縁被覆23は、例えば、芯線22の外周面を周方向全周にわたって被覆している。絶縁被覆23は、例えば、絶縁性を有する樹脂材料により構成されている。
各電線21の長さ方向と直交する平面によって電線21を切断した断面形状、つまり各電線21の横断面形状は、任意の形状に形成することができる。各電線21の横断面形状は、例えば、円形状、半円状、多角形状、正方形状、扁平形状等に形成されている。本実施形態の各電線21の横断面形状は、円形状に形成されている。
編組部材25は、例えば、全体として複数の電線21の外周を一括して包囲する筒状をなしている。編組部材25としては、例えば、複数の金属素線が編成された編組線や、金属素線と樹脂素線とを組み合わせて編成された編組線を用いることができる。金属素線の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。図示は省略するが、編組部材25の長さ方向の両端部は、例えば、コネクタC1,C2(図1参照)などにおいてアース接続されている。
(外装部材30の構成)
図4に示すように、外装部材30は、電線部材20の外周を周方向全周にわたって包囲する筒状をなしている。本実施形態の外装部材30は、円筒状に形成されている。外装部材30は、例えば、外装部材30の周方向全周にわたって連続して周壁が形成されている。外装部材30は、例えば、外装部材30の内部を周方向全周にわたって密閉している。外装部材30は、例えば、飛翔物や水滴から電線部材20を保護する機能を有している。
外装部材30は、例えば、可撓性を有し、容易に屈曲可能である。可撓性を有する外装部材30の例としては、例えば、樹脂製のコルゲートチューブやゴム製の防水カバーなどが挙げられる。本実施形態の外装部材30は、外装部材30の長さ方向において径が大小繰り返す蛇腹形状をなす樹脂製のコルゲートチューブである。すなわち、本実施形態の外装部材30は、外装部材30の長さ方向に沿って大径部31と大径部31よりも径の小さい小径部32とが交互に連なって設けられた蛇腹構造を有している。大径部31及び小径部32の各々は、例えば、外装部材30の周方向に沿って1周する環状をなしている。外装部材30の材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。なお、図1~図3では、図面の簡略化のために、外装部材30を簡略化して図示している。
(第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60の構成)
図2及び図3に示すように、第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60の各々は、外装部材30を保持する。第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60の各々は、例えば、外装部材30よりも堅硬である。第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60の各々は、外装部材30に比べて、ワイヤハーネス本体11の長さ方向と直交する方向に曲がり難い硬さを有している。これにより、第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60の各々は、ワイヤハーネス本体11の経路を規制する。例えば、第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60の各々は、ワイヤハーネス本体11が自重などで撓んで所望の経路から外れないように、外装部材30を補助する。
図2に示すように、第1経路規制部材40は、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において部分的に設けられている。第1経路規制部材40は、例えば、ワイヤハーネス本体11の経路のうち直線状をなす部分である直線部11Aにおいて、外装部材30の外周に取り付けられている。第1経路規制部材40は、直線部11Aにおけるワイヤハーネス本体11の経路を規制する。ここで、直線部11Aは、ワイヤハーネス本体11の経路が一方向に直線状に延びる部分である。なお、第1経路規制部材40は、ワイヤハーネス本体11の経路に応じて、単数または複数設けられる。
第2経路規制部材60は、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において部分的に設けられている。第2経路規制部材60は、例えば、ワイヤハーネス本体11の経路のうち屈曲する部分である屈曲部11Bにおいて、外装部材30の外周に取り付けられている。第2経路規制部材60は、屈曲部11Bにおけるワイヤハーネス本体11の経路を規制する。ここで、屈曲部11Bは、ワイヤハーネス本体11の経路が一直線上から外れるように屈曲している部分である。なお、第2経路規制部材60は、ワイヤハーネス本体11の経路に応じて、単数または複数設けられる。
(第1経路規制部材40の構成)
図6に示すように、第1経路規制部材40は、外装部材30の外周のうち外装部材30の周方向の一部を覆っている。第1経路規制部材40は、外装部材30の周方向の一部において外装部材30の外周を被覆する形状である。第1経路規制部材40の横断面形状は、全体としてC字状をなしている。第1経路規制部材40は、例えば、外装部材30の外周の半分よりも大きい範囲を覆っている。すなわち、第1経路規制部材40は、外装部材30の外周のうち外装部材30の周方向全周の半分よりも大きい範囲を覆っている。図2に示すように、第1経路規制部材40は、直線部11Aにおける外装部材30の長さ方向に沿って延びている。第1経路規制部材40は、例えば、一方向に直線状に延びる形状に形成されている。第1経路規制部材40の横断面形状は、例えば、第1経路規制部材40の長さ方向の全長にわたって一様である。
第1経路規制部材40は、例えば、金属製又は樹脂製である。本実施形態の第1経路規制部材40は、樹脂製である。第1経路規制部材40の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセタールなどの合成樹脂を用いることができる。第1経路規制部材40は、例えば、押出成形や射出成形などの周知の製造方法によって製造することができる。本実施形態では、第1経路規制部材40は、押出成形によって製造された押出成形品である。よって、第1経路規制部材40の原料を長さ方向に押し出す押出成形機を用いることで、第1経路規制部材40を容易に製造することができる。また、単一の押出成形機を用いて、長さ方向の寸法が異なる複数種類の第1経路規制部材40を製造することができる。例えば、単一の押出成形機で形成された第1経路規制部材40の母材を、切断機を用いて任意の長さで切断することによって、長さ方向の寸法が異なる複数種類の第1経路規制部材40を製造することができる。
第1経路規制部材40は、第1経路規制部材40の長さ方向と直交する方向に開口する挿入口40Xを有している。挿入口40Xは、第1経路規制部材40の長さ方向の全体にわたって延びている。第1経路規制部材40は、第1経路規制部材40の周方向の両端部であって挿入口40Xを形成する第1端部41及び第2端部42を有している。第1経路規制部材40は、第1端部41と第2端部42とを連結する連結部43を有している。換言すると、第1経路規制部材40は、外装部材30の周方向の一部を覆うように形成された連結部43と、連結部43の両端部に設けられた第1端部41及び第2端部42と、第1端部41及び第2端部42によって形成された挿入口40Xとを有している。
図6に示すように、連結部43は、第1経路規制部材40の主部分を構成している。連結部43の径方向の厚さは、例えば、第1経路規制部材40の周方向において一様である。連結部43の横断面形状は、例えば、外装部材30の外面に沿った形状に形成されている。第1端部41と第2端部42と連結部43との横断面形状は、例えば、円弧状に形成されている。
第1端部41と第2端部42とは、第1経路規制部材40の周方向において互いに反対側に設けられている。第1端部41と第2端部42とは、第1経路規制部材40の周方向において挿入口40Xを挟んで互いに離れて設けられている。換言すると、第1経路規制部材40の周方向において第1端部41と第2端部42との間の間隙が挿入口40Xとして構成される。このように、第1経路規制部材40は、第1経路規制部材40の周方向の一部に挿入口40Xを有するC字状に形成されている。
第1端部41及び第2端部42の先端の横断面形状は、湾曲形状に形成されている。本実施形態の第1端部41及び第2端部42の先端の横断面形状は、円弧形状に形成されている。
第1経路規制部材40は、第1端部41の内面から突出する突出部45と、第2端部42の内面から突出する突出部46とを有している。各突出部45,46は、第1経路規制部材40の内部に挿入された外装部材30に向かって突出して外装部材30の外面に接触している。各突出部45,46は、外装部材30の大径部31の外面に接触している。突出部45は、例えば、第1端部41の先端の内面から突出している。突出部46は、例えば、第2端部42の先端の内面から突出している。各突出部45,46の横断面形状は、例えば、湾曲形状に形成されている。本実施形態の各突出部45,46の横断面形状は、円弧形状に形成されている。
図3に示すように、各突出部45,46は、第1経路規制部材40の長さ方向に延びている。各突出部45,46は、例えば、第1経路規制部材40の長さ方向の全長にわたって延びている。
各突出部45,46は、外装部材30を外装部材30の外側から押圧する。外装部材30は、突出部45と突出部46と連結部43とによって弾性的に挟まれている。これにより、外装部材30に対する第1経路規制部材40の連結が強固となる。
図6に示すように、挿入口40Xの開口幅、つまり第1端部41と第2端部42との最短距離は、外装部材30の外径よりも小さい。
挿入口40Xの開口幅は、第1経路規制部材40が弾性変形することによって大きくなる。例えば、挿入口40Xの開口幅は、第1経路規制部材40の長さ方向と直交する方向から挿入口40Xに外装部材30が挿入されることにより、大きくなる。外装部材30が第1経路規制部材40の内部に挿入されると、第1経路規制部材40は元の形状に戻ろうと弾性復帰する。これにより、挿入口40Xの開口幅は外装部材30の外径よりも小さくなるため、外装部材30の外周に対して第1経路規制部材40が取り付けられる。
(第2経路規制部材60の構成)
図2に示すように、第2経路規制部材60は、第1経路規制部材40の長さ方向の一部における外周に取り付けられる。第2経路規制部材60は、第1経路規制部材40の長さ方向の端部における外周に取り付けられる。また、第2経路規制部材60は、屈曲部11Bにおける外装部材30の外周に取り付けられる。第2経路規制部材60は、屈曲部11Bにおける外装部材30の長さ方向に沿って延びている。第2経路規制部材60は、例えば、屈曲部11Bの形状に沿って屈曲している。
第2経路規制部材60は、第2経路規制本体61と、バンドとしての結束バンド62とを有している。
第2経路規制部材60を構成する第2経路規制本体61と、結束バンド62とは、例えば、それぞれ金属製又は樹脂製である。本実施形態の第2経路規制本体61と、結束バンド62とは、樹脂製である。第2経路規制本体61と、結束バンド62との材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセタールなどの合成樹脂を用いることができる。第2経路規制本体61と、結束バンド62とは、例えば、射出成形などの周知の製造方法によって製造することができる。
第2経路規制本体61は、本体部64と、受け部65とを有している。
本体部64は、外装部材30の外周のうち外装部材30の周方向の一部を覆っている。本体部64は、外装部材30の周方向の一部において外装部材30の外周を被覆する形状である。本体部64の横断面形状は、全体として半円筒形状をなしている。本体部64は、外装部材30の外周の半分を覆っている。図2に示すように、本体部64は、屈曲部11Bにおける外装部材30の長さ方向に沿って延びている。本体部64は、屈曲部11Bの形状に沿って屈曲している。
受け部65は、第2経路規制部材60の長さ方向の端部であって本体部64の長さ方向の端部に設けられている。受け部65は、第1経路規制部材40の外周のうち第1経路規制部材40の周方向の一部を覆っている。受け部65は、第1経路規制部材40の長さ方向の端部における周方向の一部を覆っている。受け部65は、第1経路規制部材40の周方向の一部において第1経路規制部材40の外周を被覆する形状である。受け部65の横断面形状は、全体として半円筒形状をなしている。受け部65は、本体部64よりも径の大きい半円筒形状をなしている。受け部65は、第1経路規制部材40の外周の半分を覆っている。
図2~図6に示すように、受け部65は、係合部66を有している。係合部66は、受け部65における周方向の両端部に設けられている。係合部66は、受け部65における周方向の両端部から径方向外側に突出している。図5に示すように、係合部66は、受け部65の長さ方向に2つ設けられている。図6に示すように、係合部66は、貫通孔67を有している。貫通孔67は、受け部65の外周面に沿った円弧の接線方向に貫通している。受け部65の周方向の両方の係合部66における貫通孔67は、貫通方向が平行である。
結束バンド62は、受け部65と共に第1経路規制部材40の全周を覆いつつ受け部65と第1経路規制部材40とを結束する。
詳しくは、結束バンド62は、可撓性を有する柔軟な帯状部68と、帯状部68の長さ方向の端部に設けられているロック部69とを有する。ロック部69は、帯状部68が通された状態で、その通す方向の反対方向である抜き方向への帯状部68の移動を規制して、帯状部68をロックするものである。
結束バンド62は、帯状部68が係合部66の貫通孔67を通されながら受け部65の周方向の全体を覆いつつ受け部65と共に第1経路規制部材40の全周を覆うように取り付けられている。言い換えると、結束バンド62は、受け部65と共に第1経路規制部材40の外周に沿った周方向の全体を覆っている。また、結束バンド62は、第1経路規制部材40が受け部65から離れないように、受け部65と第1経路規制部材40とを結束している。また、係合部66は、第2経路規制部材60の長さ方向であって受け部65の長さ方向において帯状部68と係合可能である。係合部66は、第2経路規制部材60の長さ方向であって受け部65の長さ方向に帯状部68がずれることを抑制する。なお、帯状部68はロック部69を通り抜けた先の先端部位が不要となる。よって、結束バンド62が取り付けられた後の状態を示している図2、図5及び図6では、帯状部68の先端部位は切断されている。
また、図2に示すように、ワイヤハーネス10は、例えば、外装部材30の長さ方向に対する第1経路規制部材40のスライド移動を規制するスライド規制部材70を有している。ワイヤハーネス10は、例えば、外装部材30の長さ方向に対する第2経路規制部材60のスライド移動を規制するスライド規制部材71を有している。スライド規制部材70,71としては、例えば、樹脂製又は金属製の結束バンド、カシメリングや粘着テープなどを用いることができる。本実施形態のスライド規制部材70,71は、粘着テープである。スライド規制部材70は、第1経路規制部材40の第2経路規制部材60に連結されていない側の端部と、外装部材30とにわたって巻き付けられている。スライド規制部材71は、第2経路規制部材60の第1経路規制部材40に連結されていない側の端部と、外装部材30とにわたって巻き付けられている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
受け部65と第1経路規制部材40とは結束バンド62によって結束される。よって、第1経路規制部材40と第2経路規制部材60とが連結された状態が維持される。よって、ワイヤハーネス本体11の経路が連続的に規制される。
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)第1経路規制部材40の周方向の一部を覆う受け部65と共に第1経路規制部材40の全周を覆う柔軟な結束バンド62によって受け部65と第1経路規制部材40とが結束される。このようにすると、例えば、受け部65に蓋が薄肉のヒンジ部を介して一体成形され、閉状態で爪部の係合によって受け部65に蓋がロックされる構成に比べて、受け部65と第1経路規制部材40とのがたつきが抑制される。すなわち、薄肉のヒンジ部及び爪部を有する構成では、ヒンジ部及び爪部の各部位で受け部65と蓋とのがたつきが生じ易いが、それを回避することができる。よって、受け部65と結束バンド62とで第1経路規制部材40をがたつきなく保持することができ、第1経路規制部材40と第2経路規制部材60とのがたつきを抑制できる。その結果、例えば、第1経路規制部材40と第2経路規制部材60との取付部位の破損を抑制でき、ひいてはワイヤハーネス本体11の経路を安定して規制できる。
(2)受け部65と第1経路規制部材40とを結束するバンドは、帯状部68とロック部69とを有する結束バンド62であるため、例えば、周知のものを利用することができ、入手が容易である。また、結束バンド62は、受け部65の周方向の全体を覆いつつ受け部65と共に第1経路規制部材40の全周を覆うように取り付けられるため、第1経路規制部材40の全周を締め付けるように結束することができる。よって、受け部65と第1経路規制部材40とのがたつきを良好に抑制できる。
(3)受け部65は、第2経路規制部材60の長さ方向であって受け部65の長さ方向において帯状部68と係合可能な係合部66を有するため、帯状部68が受け部65の長さ方向にずれることを抑制できる。よって、受け部65と第1経路規制部材40とのがたつきを安定して抑制できる。
(4)係合部66は、受け部65における周方向の両端部に設けられるため、帯状部68が受け部65の長さ方向にずれることを良好に抑制できる。
(5)第1経路規制部材40に取り付けられる取付部材は、外装部材30の外周に取り付けられ、ワイヤハーネス本体11の経路を規制する第2経路規制部材60である。そして、受け部65は、第2経路規制部材60の長さ方向の端部に設けられ、第1経路規制部材40の長さ方向の端部における周方向の一部を覆うため、第1経路規制部材40と第2経路規制部材60とが長さ方向に連結される。よって、ワイヤハーネス本体11は、第1経路規制部材40と第2経路規制部材60とによって経路が連続的に規制される。
(6)第1経路規制部材40によってワイヤハーネス本体11の直線部11Aの経路が規制され、第2経路規制部材60によってワイヤハーネス本体11の屈曲部11Bの経路が規制される。これにより、ワイヤハーネス本体11の直線部11Aの経路及び屈曲部11Bの経路がそれぞれ所望の経路から外れることが連続的に抑制される。
(他の実施形態)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、係合部66は、貫通孔67を有しているとしたが、第2経路規制部材60の長さ方向であって受け部65の長さ方向において帯状部68と係合可能であれば、貫通孔67を有していなくてもよい。
例えば、図7に示すように、変更してもよい。この例の係合部80は、受け部65の外周面から突出するとともに一対が受け部65の長さ方向に並ぶように設けられている。なお、この例の一対の係合部80は、受け部65の長さ方向に2つ並ぶように、すなわち二対設けられている。そして、帯状部68は、一対の係合部80の間を通るように配置されている。このようにしても、帯状部68が受け部65の長さ方向にずれることを抑制できる。
また、この例の係合部80は、受け部65における周方向の両端部ではなく、受け部65における周方向の中間部に設けられている。このように、係合部66,80は、受け部65における周方向の中間部に設けてもよい。
また、係合部66,80は、受け部65における周方向の全体に設けてもよい。
また、係合部66,80は、受け部65における周方向に、3つ以上等、いくつ設けてもよい。
・上記実施形態では、受け部65は、係合部66,80を有するとしたが、これに限定されず、係合部66,80を有していない構成としてもよい。
・上記実施形態では、第2経路規制部材60は、2つの結束バンド62を有する構成としたが、これに限定されず、1つ、または3つ以上の結束バンド62を有する構成としてもよい。なお、もちろん、係合部66,80の数は結束バンド62の数に応じて変更してもよい。
・上記実施形態では、バンドは、帯状部68とロック部69とを有する結束バンド62であるとしたが、受け部65と共に第1経路規制部材40の全周を覆いつつ受け部65と第1経路規制部材40とを結束することができる他の柔軟なバンドに変更してもよい。
例えば、バンドは、受け部65の周方向の一方の端部から延びて他方の端部で固定されて受け部65と第1経路規制部材40とを結束するものとしてもよい。
具体的には、例えば、図8に示すように、変更してもよい。この例のバンド81は、受け部82と一体成形されている。すなわち、バンド81は受け部82と一体成形品である。なお、この例の受け部82は係合部66を有していない。バンド81は、受け部82における周方向の一端部から延びている。バンド81は、受け部82よりも薄肉とされ柔軟である。受け部82における周方向の他端部には、バンドロック部83が設けられている。バンドロック部83は、バンド81が通された状態で、その通す方向の反対方向である抜き方向へのバンド81の移動を規制して、バンド81をロックするものである。そして、バンド81は、受け部82と共に第1経路規制部材40の全周を覆いつつバンドロック部83に通されて、受け部82と第1経路規制部材40とを結束している。
このようにすると、バンド81は、短い長さで受け部82と第1経路規制部材40とを結束することができる。すなわち、例えば、上記実施形態のように受け部65の周方向の全体を覆いつつ受け部65と共に第1経路規制部材40の全周を覆うように取り付けられる結束バンド62等に比べて、必要な長さを短くすることができる。また、バンド81は、受け部82と一体成形品であるため、例えば、別体の構成に比べて、部品点数を少なくすることができる。
・上記実施形態の第2経路規制部材60は、ワイヤハーネス本体11の屈曲部11Bの経路を規制するように形成したが、これに限定されない。例えば、第2経路規制部材60を、ワイヤハーネス本体11の直線部11Aの経路を規制する形状に変更してもよい。この場合の第2経路規制部材60は、例えば、本体部64における屈曲形状が直線状に延びる形状に変更される。
・上記実施形態では、第1経路規制部材40に取り付けられる取付部材として、第2経路規制部材60に具体化したが、これに限定されない。例えば、取付部材を、第1経路規制部材40を車両Vに取り付けるための車両取付部材に具体化してもよい。
・上記実施形態の第1経路規制部材40の構造は適宜変更可能である。例えば、第1経路規制部材40は、挿入口40Xを有し、外装部材30の外周に取り付け可能な構造を有していれば、その他の構造は特に限定されない。
・上記実施形態の突出部45を、第1経路規制部材40の周方向において、第1端部41の先端よりも挿入口40Xから離した位置に設けてもよい。
・上記実施形態の突出部46を、第1経路規制部材40の周方向において、第2端部42の先端よりも挿入口40Xから離した位置に設けてもよい。
・上記実施形態の突出部45,46を、第1経路規制部材40の長さ方向において部分的に設けてもよい。
・上記実施形態の突出部45,46の少なくとも一方を省略してもよい。
・上記実施形態の第1経路規制部材40において、連結部43の径方向の厚さが周方向において変わるように構成してもよい。
・上記実施形態の第1経路規制部材40における連結部43の形状は、円弧状に限定されるものではなく、例えば楕円弧形状やU字形状などに変更可能である。
・上記実施形態では、第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60は、外装部材30よりも堅硬であるとしたが、これに限定されず、外装部材30と同等かそれ以下の堅さであってもよい。すなわち、第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60は、第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60が取り付けられていない状態のワイヤハーネス本体11よりもワイヤハーネス本体11が曲がり難くなるように作用すればよい。
・上記実施形態の外装部材30は、例えば、樹脂製のコルゲートチューブの外面に金属材料を含む金属層が設けられるものであってもよい。
・上記実施形態の外装部材30は、コルゲートチューブに限らず、例えば、大径部31及び小径部32を有さない外装部材であってもよい。
・上記実施形態の外装部材30は、外装部材30の長さ方向に延びるスリットを有するものであってもよい。
・上記実施形態では、電線21を高圧電線としたが、これに限定されるものではなく、例えば、電線21を低圧電線としてもよい。
・上記実施形態の電線部材20では、電磁シールド部材を編組部材25に具体化したが、これに限定されない。例えば、電線部材20における電磁シールド部材を金属箔に具体化してもよい。
・上記実施形態の電線部材20における編組部材25を省略してもよい。
・上記実施形態では、電線部材20を構成する電線21を2本としたが、これに限定されない。電線21の本数は1本であってもよいし、3本以上であってもよい。
・車両VにおけるインバータM1と高圧バッテリM2の配置関係は、上記実施形態に限定されるものではなく、車両構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス10が電気的に接続する複数の車載機器を、インバータM1及び高圧バッテリM2に具体化したが、これに限定されない。ワイヤハーネス10が電気的に接続する複数の車載機器は、車両Vに搭載される電気機器であれば、特に限定されない。
・今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 ワイヤハーネス
11 ワイヤハーネス本体
11A 直線部
11B 屈曲部
20 電線部材
21 電線
22 芯線
23 絶縁被覆
25 編組部材
30 外装部材
31 大径部
32 小径部
40 第1経路規制部材
40X 挿入口
41 第1端部
42 第2端部
43 連結部
45 突出部
46 突出部
60 第2経路規制部材(取付部材)
61 第2経路規制本体
62 結束バンド(バンド)
64 本体部
65 受け部
66 係合部
67 貫通孔
68 帯状部
69 ロック部
70 スライド規制部材
71 スライド規制部材
80 係合部
81 バンド
82 受け部
83 バンドロック部
91 規制部
C1 コネクタ
C2 コネクタ
M1 インバータ
M2 高圧バッテリ
V 車両

Claims (8)

  1. 電線部材及び前記電線部材の外周を覆う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、
    前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する第1経路規制部材と、
    前記第1経路規制部材の長さ方向の一部における外周に取り付けられる取付部材と、を備え、
    前記第1経路規制部材は、前記第1経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記第1経路規制部材の長さ方向の全体にわたって延びる挿入口を有し、
    前記取付部材は、前記第1経路規制部材の周方向の一部を覆う受け部と、前記受け部と共に前記第1経路規制部材の全周を覆いつつ前記受け部と前記第1経路規制部材とを結束する柔軟なバンドと、を有する、
    ワイヤハーネス。
  2. 前記バンドは、柔軟な帯状部と、前記帯状部の長さ方向の端部に設けられ、前記帯状部が通された状態で、その通す方向の反対方向である抜き方向への前記帯状部の移動を規制するロック部とを有する結束バンドであり、
    前記結束バンドは、前記受け部の周方向の全体を覆いつつ前記受け部と共に前記第1経路規制部材の全周を覆うように取り付けられている、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記受け部は、前記受け部の長さ方向において前記帯状部と係合可能な係合部を有する、
    請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記係合部は、前記受け部における周方向の両端部に設けられている、
    請求項3に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記バンドは、前記受け部の周方向の一方の端部から延びて他方の端部で固定されて前記受け部と前記第1経路規制部材とを結束する、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記バンドは、前記受け部と一体成形品である、
    請求項5に記載のワイヤハーネス。
  7. 前記取付部材は、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する第2経路規制部材であり、
    前記受け部は、前記第2経路規制部材の長さ方向の端部に設けられ、前記第1経路規制部材の長さ方向の端部における周方向の一部を覆う、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  8. 前記第1経路規制部材は、前記ワイヤハーネス本体の経路において直線状をなす部分である直線部の経路を規制しており、
    前記第2経路規制部材は、前記ワイヤハーネス本体の経路において屈曲する部分である屈曲部の経路を規制している、
    請求項7に記載のワイヤハーネス。
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