JP2016054030A - ワイヤハーネスおよびシールド導電路 - Google Patents

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収一 金川
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Abstract

【課題】複数本の電線間に形成される隙間を小さくすることが可能なワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】パイプPに一括して挿通される複数本の電線11を有し、前記電線11は、1本の金属棒である単芯導体12の外周を絶縁被覆13で包囲してなる単芯線であり、前記複数本の電線11には、前記パイプPに挿通されたときに略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の対向面16が形成されている。この構成によれば、パイプP内において複数本の電線11が略均一な間隔をあけて配置されるから、パイプPに挿通されたときに電線11間に形成される隙間を小さくすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、パイプに挿通されるワイヤハーネスおよびワイヤハーネスがシールド機能を有するパイプに挿通されてなるシールド導電路に関する。
従来、ハイブリッド自動車等の車両において、例えば車両後部に備えられた高圧バッテリ等の機器と、車両前部に備えられたインバータやヒューズボックス等の機器とを接続するべく、車両の床下にワイヤハーネスを配索することがある。その際に、ワイヤハーネスを金属製のパイプに挿通することで、電磁シールドするだけでなく、異物の干渉から保護する技術が知られている(例えば下記特許文献1に記載)。
特開2012−222888号公報
ところで、ワイヤハーネスを構成する電線は、一般に、断面形状が円形状をなしているので、複数本の電線を束ねて互いに当接させたとしても、その当接位置を除く部分には、それぞれの曲面に沿って大きな隙間が形成される。そこで、パイプの細径化を図るためにも、複数本の電線間に形成される隙間をできだけ小さくする(占積率を高める)ことが望まれた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、パイプに挿通されたときに複数本の電線間に形成される隙間を小さくすることが可能なワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本発明のワイヤハーネスは、パイプに一括して挿通される複数本の電線を有し、前記電線は、1本の金属棒である単芯導体の外周を絶縁被覆で包囲してなる単芯線であり、前記複数本の電線には、前記パイプに挿通されたときに略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の対向面が形成されているものである。
本発明によれば、パイプ内において複数本の電線が略均一な間隔をあけて配置されるから、パイプに挿通されたときに電線間に形成される隙間を小さくすることができる。
実施例1におけるワイヤハーネスの配索経路を示す概略側面図 単芯線と撚線との接続部位の周辺を拡大して示す側断面図 単芯線と撚線との接続部位を拡大して示す平面図 ワイヤハーネスの断面形状を示す断面図 実施例2におけるワイヤハーネスの断面形状を示す断面図 実施例3におけるワイヤハーネスの断面形状を示す断面図 実施例4におけるワイヤハーネスの断面形状を示す断面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明のワイヤハーネスは、前記複数本の電線に、前記パイプに挿通されたときに前記パイプの内周面と略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の外周面が形成されているものとしてもよい。このような構成によれば、パイプ内に挿通された複数本の電線とパイプとが略均一な間隔をあけて配置されるから、パイプをより細径化することができる。
また、本発明のワイヤハーネスは、前記単芯導体の端部に、複数本の素線を撚り合わせてなる撚線導体が固着される平らな固着面が、同じ方向を向くように形成されているものとしてもよい。このような構成によれば、平らな固着面に撚線導体をそれぞれ載置して接続作業を行うことができるから、ワイヤハーネスをパイプに挿通した後に、その端部に撚線電線を容易に接続することができる。
また、本発明のワイヤハーネスは、前記固着面が、軸方向にずれた位置に配されているものとしてもよい。このような構成によれば、複数本の電線において撚線導体が固着される固着面の位置が長さ方向にずれて配されるから、固着面が並んで配される場合に比して撚線導体を接続する作業を容易に行うことができる。
本発明のシールド導電路は、前記ワイヤハーネスがシールド機能を有するパイプに挿通され、前記単芯導体と前記撚線導体との接続部が一括シールド部材で覆われているものとしてもよい。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図4を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例におけるワイヤハーネス10は、ハイブリッド車等の車両Bにおいて、例えば車両Bの後部に備えられた高圧バッテリ等の機器M1と、車両Bの前部に備えられたインバータやヒューズボックス等の機器M2とを接続するべく、車両Bの床下に配索されるものである(図1参照)。なお、各機器M1,M2は、導電性のシールドケース内に収容されている。
本実施例のワイヤハーネス10は、シールド機能を有する金属製のシールドパイプ(パイプ)Pに一括して挿通される複数本(本実施例では2本)のノンシールド電線を有している。
シールドパイプPは金属製(鉄、アルミニウム、銅、ステンレス等)であって、2本の電線11を一括して包囲可能な筒形状をなし、その断面は真円形状とされている(図4参照)。シールドパイプPは、電線11の配索経路に沿って3次元方向に屈曲された形状に曲げ加工される。なお、シールドパイプPは、金属製のパイプ以外に導電性の樹脂管であってもよい。
電線11は、1本の金属棒である単芯導体12の外周を絶縁被覆13で包囲してなる単芯線である。単芯導体12は、銅あるいは銅合金、更にアルミあるいはアルミ合金によって形成され、比較的剛性が高く撓みにくいものとされている。
電線11の両端部は、図2に示すように、シールドパイプPから外側に導出されている。なお、以下では、電線11のうちシールドパイプPから外側に出る部分をパイプ外出部11A、シールドパイプPの内側に挿入される部分をパイプ挿入部11Bと称する。
電線11のパイプ外出部11Aの長さ寸法は、2本の電線11において異なるものとされている。各電線11のパイプ外出部11Aの端部は、図2に示すように、所定長さ範囲に亘って絶縁被覆13が剥がされ、単芯導体12が露出されている。
単芯導体12の露出部分には、一方から圧潰されて平板状に形成された圧潰部14が形成されている(図2参照)。圧潰部14には、撚線15の端末部が固着される平らな固着面14Aが設けられている。固着面14Aは、2本の電線11において、同じ方向を向くように形成され、また軸方向にずれた位置に配されている。これにより、電線11と撚線15との接続作業を容易に行うことができる。また、電線11と撚線15との接続部の位置が軸方向にずれるから、接続部の位置が軸方向に揃って横並びする場合に比べ、この部位においてワイヤハーネス10の幅寸法が増すことを防ぐことができる。
撚線15は、複数本の素線を螺旋状に撚り合わせてなる撚線導体15Aの外周を絶縁被覆15Bで包囲してなるノンシールド電線である。各素線は銅あるいは銅合金、更にアルミあるいはアルミ合金によって形成されている。撚線導体15Aは、剛性が低く撓みやすいものとされている。
撚線15の両端部はそれぞれ所定長さ範囲に亘って絶縁被覆15Bが剥がされ、撚線導体15Aが露出されている(図2参照)。撚線15の両端部のうち一端側の端部は、単芯導体12の圧潰部14に半田付けや溶接等によって接合され、他端側の端部は、図示しない端子金具に接続されている。端子金具はそれぞれコネクタCに収容され、このコネクタCが機器M1またはM2のコネクタと嵌合することで機器M1またはM2側との電気的接続がとられている。
電線11と撚線15との接続部は、熱収縮チューブTによって全周を覆われている。熱収縮チューブTは、電線11の絶縁被覆13と撚線15の絶縁被覆15Bとの間に架け渡されるように被せ付けられている。これにより、電線11と撚線15との接続部は、絶縁状態およびシール状態に保持される。
電線11のパイプ外出部11Aと、撚線15のうちコネクタCから導出された部分とは、編組部材Hにより一括して包囲されている。編組部材Hは、導電性の金属細線(例えば、銅)をメッシュ状に編み込んで筒状に形成したものである。なお、編組部材Hのかわりに金属箔や金属箔にスリットを形成したもので包囲してもよい。
編組部材Hの一端側は、シールドパイプPの外周面に金属バンドKによってカシメ付けられて導通可能に固着され、また他端側はコネクタCに導通可能に固着されている。
さて、各電線11のパイプ挿入部11Bには、図4に示すように、略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の対向面16が形成されている。対向面16は、凹凸のない平坦な面とされ、隣り合う電線11間において対向面16が互いに略平行をなして対向配置されている。また、各パイプ挿入部11Bには、シールドパイプPの内周面と略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の外周面17が形成されている。外周面17は、シールドパイプPの内周面に沿う円弧形状をなし、シールドパイプPの内周面に略平行をなして配置されている。
パイプ挿入部11Bの断面形状は、概ねシールドパイプPの内部空間を平坦な面で2分割した半円形状をなしている。このパイプ挿入部11Bの断面形状は、単芯導体12の断面形状を半円形状に成形し、その外周を一定の厚さ寸法を有する絶縁被覆13によって包囲することで形成されている。
2本の電線11(単芯導体12)の断面積は同等とされている。2本の電線11は、対向面16を向き合わせた姿勢でシールドパイプP内に配されている。シールドパイプP内に配された2本のパイプ挿入部11Bは、全体として断面円形状をなしている。各電線11(パイプ挿入部11B)の外周面17とシールドパイプPの内周面との間には、電線11を挿通するのに必要な最小限の隙間のみ空けられている。
次に、本実施例のワイヤハーネス10をシールドパイプPに挿通してシールド導電路を製造する作業の一例について説明する。
まず、ワイヤハーネス10をシールドパイプPに挿通する。所定の長さに切断した電線11を、対向面16を合わせるようにして束ねてシールドパイプPに挿入する。そして、各電線11の端部を、所定の長さ寸法ずつ導出させて固定する。この際、電線11は、撚線に比して撓み難いから、比較的容易に挿通作業を行うことができる。
次に、電線11の端部に撚線15を接続する。この際、電線11の固着面14Aが同一方向に向いているから、例えば2本の電線の固着面が反対方向に向いている場合に比して接続作業を容易に行うことができる。
その後、シールドパイプPを所定の形状に曲げ加工する。
以上によりシールド導電路の製造作業が完了する。
次に、上記のように構成された本実施例の作用および効果について説明する。
本実施例のワイヤハーネス10は、シールドパイプPに一括して挿通される複数本の電線11を有し、複数本の電線11には、シールドパイプPに挿通されたときに略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の対向面16が形成されている。この構成によれば、シールドパイプP内において複数本の電線11が略均一な間隔をあけて配置されるから、シールドパイプPに挿通されたときに電線11間に形成される隙間を小さくすることができる。
また、複数本の電線11に、シールドパイプPに挿通されたときにシールドパイプPの内周面と略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の外周面17が形成されている。この構成によれば、シールドパイプP内に挿通された複数本の電線11とシールドパイプPとが略均一な間隔をあけて配置されるから、シールドパイプPをより細径化することができる。
また、電線11が、1本の導体を絶縁被覆13で包囲してなる単芯線とされている。この構成によれば、例えば電線が、複数本の素線を撚り合わしてなる芯線を絶縁被覆で包囲した撚線である場合に比して、電線11自体の径寸法を小さくすることができるから、シールドパイプPをより細径化することができる。
なお、本実施例のシールドパイプPは、車両Bの床下に配索されるものであるから、最低地上高を考慮して、できるだけ径寸法を小さくすることが望ましく、本実施例のような構成は特に有効である。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2に係るワイヤハーネス20を図5によって説明する。
本実施例のワイヤハーネス20は、電線21のパイプ挿入部22の断面形状が長方形状であり、断面形状が正方形に近い方形状をなすシールドパイプ23に挿通される点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例に係るワイヤハーネス20は、実施例1と同様に、シールドパイプ23に一括して挿通される2本の電線21を有し、各電線21のパイプ挿入部22には、略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の対向面24と、シールドパイプ23の内周面に略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の外周面25とが形成されている。各電線21(パイプ挿入部22)の外周面25とシールドパイプ23の内周面との間には、実施例1と同様、電線21を挿通するのに必要な最小限の隙間のみ形成されている。
対向面24は、実施例1と同様、凹凸のない平坦な面とされ、2本の電線21は、対向面24を向き合わせた姿勢でシールドパイプ23内に配されている。なお、電線21は、実施例1と同様、1本の金属棒である単芯導体12の外周を絶縁被覆13で包囲してなる単芯線とされている。
パイプ挿入部22の断面形状は、概ねシールドパイプ23の内部空間を平坦な面で2分割した長方形状とされている。各パイプ挿入部22は、シールドパイプ23の内周面に沿う3つの平坦な外周面25を有している。3つの外周面25は互いに略垂直をなし、それぞれがシールドパイプ23の内周面に略平行に配される。シールドパイプ23内に配された2本のパイプ挿入部22は、全体として断面正方形状をなしている。
以上のように本実施例においては、電線21のパイプ挿入部22には、略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の対向面24が形成されているから、実施例1と同様、電線21間に形成される隙間を小さくすることができる。
<実施例3>
次に、本発明を具体化した実施例3に係るワイヤハーネス30を図6によって説明する。
本実施例のワイヤハーネス30は、シールドパイプPに一括して挿通される3本の電線31を有している点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例に係るワイヤハーネス30は、実施例1と同様に、電線31のパイプ挿入部32に、略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の対向面33と、シールドパイプPの内周面に略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の外周面34とが形成されている。外周面34は、実施例1と同様、シールドパイプPの内周面に沿う円弧形状をなしている。各電線31(パイプ挿入部32)の外周面34とシールドパイプPの内周面との間には、実施例1と同様、電線31を挿通するのに必要な最小限の隙間のみ形成されている。なお、電線31は、実施例1と同様、1本の金属棒である単芯導体12の外周を絶縁被覆13で包囲してなる単芯線とされている。
各電線31のパイプ挿入部32の断面形状は、概ねシールドパイプPの内部空間を中心から放射状をなすような平坦な面で3分割した扇形状とされている。各パイプ挿入部32は、2つの平坦な対向面33を有し、2つの対向面33は、概ね120度をなしている。3本の電線31のパイプ挿入部32は、シールドパイプPの中心軸の周りに互いの対向面33を略平行に向き合わせた姿勢で並べられ、全体として断面円形状をなしている。
以上のように本実施例においては、電線31のパイプ挿入部32には、略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の対向面33が形成されているから、実施例1と同様、電線31間に形成される隙間を小さくすることができる。
<実施例4>
次に、本発明を具体化した実施例4に係るワイヤハーネス40を図7によって説明する。
本実施例のワイヤハーネス40は、電線41のパイプ挿入部42の対向面43に段差が形成されている点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例に係るワイヤハーネス40は、実施例1と同様に、シールドパイプPに一括して挿通される2本の電線41を有し、各電線41のパイプ挿入部42には、略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の対向面43と、シールドパイプPの内周面に略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の外周面44とが形成されている。外周面44は、実施例1と同様、シールドパイプPの内周面に沿う円弧形状をなし、各電線41(パイプ挿入部42)の外周面44とシールドパイプPの内周面との間には、電線41を挿通するのに必要な最小限の隙間のみ形成されている。
対向面43は、隣接する電線41との対向方向に凹凸が形成され、対向面43の略半分が対向方向に突出する対向凸部45、略半分が相対的に対向方向に凹む対向凹部46とされている。
対向面43は、3つの平坦な面で構成され、そのうちの一つは、隣接する電線41との対向方向に略平行をなす平行面47、他の2つはそれに略垂直をなす垂直面48とされている。平行面47は対向面43の略中心に位置し、垂直面48はその両外側に連なっている。なお、平行面47は、対向面43の中心に位置しなくても良い。
そして、2本の電線41は、実施例1と同様、対向面43を向き合わせた姿勢でシールドパイプP内に配されている。このとき、一方の電線41の対向面43の対向凹部46に他方の電線41の対向面43の対向凸部45が向き合った状態になっている。
以上のように本実施例においては、電線41のパイプ挿入部42には、略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の対向面43が形成されているから、実施例1と同様、電線41間に形成される隙間を小さくすることができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、ワイヤハーネス10(20)(30)(40)を構成するすべての電線11(21)(31)(41)のパイプ挿入部11B(22)(32)(42)が同等の断面形状を有するものとしているが、これに限らず、各パイプ挿入部が異なる断面形状または断面積を有するものとしてもよい。
(2)上記実施例では、本発明を、2本または3本の電線11(21)(31)(41)を有するワイヤハーネス10(20)(30)(40)に適用した例を示したが、これに限らず、本発明は、4本以上の電線を有するワイヤハーネスにも適用することができる。
(3)上記実施例では、ワイヤハーネス10(20)(30)(40)をシールド機能を有するシールドパイプP(23)に挿通する場合について説明したが、これに限らず、本発明は、シールド機能を有さず保護機能のみを有するパイプ(例えば樹脂パイプ等)に挿通されるワイヤハーネスにも適用することができる。
(4)上記実施例では、パイプ挿入部11B(22)(32)(42)の対向面16(24)(33)(43)は平坦な面で構成されているが、これに限らず、対向面は、例えば緩く湾曲した面で構成してもよい。
(5)上記実施例では、シールドパイプP(23)の断面形状が真円形状または方形状である場合について説明したが、シールドパイプの外形形状はどのような形状であってもよく、例えば楕円形状等であってもよい。また、そのようにシールドパイプが横長断面を有している場合には、その断面の長手方向に電線のパイプ挿入部を並べるようにしてもよい。
(6)上記実施例では、電線11(21)(31)(41)のパイプ挿入部11B(22)(32)(42)には、シールドパイプP(23)の内周面に略平行をなして配置される外周面17(25)(34)(44)が形成されているが、必ずしもこのような外周面を形成しなくてもよく、例えば、上記実施例1に記載したような、2本の電線のパイプ挿入部を束ねると断面円形状をなすワイヤハーネスを、上記実施例2に記載したような角筒状のシールドパイプに挿通するものとしてもよい。
H…編組部材(一括シールド部材)
P,23…シールドパイプ(パイプ)
10,20,30,40…ワイヤハーネス
11,21,31,41…電線
12…単芯導体
13…絶縁被覆
14A…固着面
15…撚線導体
16,24,33,43…対向面
17,25,34,44…外周面

Claims (5)

  1. パイプに一括して挿通される複数本の電線を有し、
    前記電線は、1本の金属棒である単芯導体の外周を絶縁被覆で包囲してなる単芯線であり、
    前記複数本の電線には、前記パイプに挿通されたときに略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の対向面が形成されているワイヤハーネス。
  2. 前記複数本の電線には、前記パイプに挿通されたときに前記パイプの内周面と略均一な間隔をあけて対向し得るような形状の外周面が形成されている請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記単芯導体の端部に、複数本の素線を撚り合わせてなる撚線導体が固着される平らな固着面が、同じ方向を向くように形成されている請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記固着面が、軸方向にずれた位置に配されている請求項3に記載のワイヤハーネス。
  5. 請求項3または請求項4に記載のワイヤハーネスがシールド機能を有するパイプに挿通され、
    前記単芯導体と前記撚線導体との接続部が一括シールド部材で覆われているシールド導電路。
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