JP5630362B2 - ワイヤハーネスの配索構造 - Google Patents
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前記ワイヤハーネスを構成する電線をアルミニウム系金属からなるシールドパイプに挿通する第一領域と、前記シールドパイプから引き出された電線を、金属線をメッシュ状に編組して形成したシールド編組チューブ内に挿通する第二領域とを設け、
前記第一領域のシールドパイプと前記第二領域のシールド編組チューブとを金属ブラケットと金属クランプを用いて固定して電気接続しており、
前記金属ブラケットは、アルミニウム系金属からなると共に前記シールド編組チューブを被せる大きさとした円板を二分割した一対の半円部材からなり、これら半円部材の対向辺に半円状凹部からなるシールドパイプ挿通溝を対向して設け、
前記シールドパイプ挿通溝に前記シールドパイプを接触させて挿通させ、該一対の半円部材からなる前記金属ブラケットの外周に前記シールド編組チューブを被せ、該シールド編組チューブの外周に金属クランプを外嵌して締結し、該金属クランプで前記シールド編組チューブを前記金属ブラケットを介して前記シールドパイプに固定して電気接続しており、
前記金属ブラケットの一対の半円部材の表面には、少なくとも前記シールド編組チューブが被せられる領域に耐食性を有するメッキ加工が施されていることを特徴としているワイヤハーネスの配索構造を提供している。
また、前記耐食性を有するメッキとしては、例えば、錫メッキや金メッキ等が挙げられる。特に、前記金属ブラケットの一対の半円部材の表面に施す耐食性を有するメッキ加工を錫メッキ加工とし、前記シールド編組チューブを編組する金属線は表面に錫メッキ加工が施された銅系金属線であることが好ましい。
一方、前記金属クランプもアルミニウム系金属から形成すると共に、表面に錫メッキ加工を施していることが好ましい。
図1乃至図3は本発明の第1実施形態を示している。本実施形態ではハイブリッド自動車において、図1に示すように、リア側に搭載したバッテリ1とエンジンルーム3内に搭載したインバータ4とを接続するためにワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスW/Hを構成する2本の絶縁被覆電線10(以下、電線10という)をリア側のバッテリ1に接続してフロア2の下方を配線し、フロント側でフロア2上方に引きこんでエンジンルーム3内のインバータ4に接続している。
金属ブラケット13はアルミニウム系金属からなると共に、図2および図3に示すように、シールド編組チューブ12を被せる大きさとした所要厚さを有する円板(本実施形態では楕円状円板)を二分割した一対の半円部材14からなり、これら半円部材14の対向辺にシールドパイプ11を密着状態で挿通可能な半円状凹部からなるシールドパイプ挿通溝15を対向して設けている。一対の半円部材14の表面全体には錫メッキ加工を施している。
一方、金属クランプ16はステンレス製のメタルバンドからなる。本実施形態における金属クランプは、図2に示すような環形状のカシメリングであり、その一部にカシメ突起部17を設けている。
最後に、カシメリングからなる金属クランプ16を金属ブラケット13の外周にシールド編組チューブ12の先端部分を挟んで被せた後、該金属クランプ16のカシメ突起部17を加締めて固定する。これにより、シールドパイプ11とシールド編組チューブ12との固定が完了する。
第2実施形態では、両側にボルト穴28を設けた一対の半円環部材27から金属クランプ26を形成し、ボルト穴28にボルト29を通してナットNで固定することにより金属クランプ26を締結できるようにしている。その他は第1実施形態と同様としている。
第3実施形態では、それぞれ1本の電線30を挿通した3本のシールドパイプ31を一括して1本のシールド編組チューブ32と固定し電気接続している。金属ブラケット33の一対の半円部材34の対向辺には、半円状凹部からなるシールドパイプ挿通溝35を間隔をあけて3個並設している。その他は第1実施形態と同様としている。
11、31 シールドパイプ
12、32 シールド編組チューブ
13、33 金属ブラケット
14、34 半円部材
15、35 シールドパイプ挿通溝
16、26、36 金属クランプ
17 カシメ突起部
27 半円環部材
28 ボルト穴
N ナット
Claims (5)
- ハイブリッド自動車または電気自動車に配索するワイヤハーネスの配索構造であって、 前記ワイヤハーネスを構成する電線をアルミニウム系金属からなるシールドパイプに挿通する第一領域と、前記シールドパイプから引き出された電線を、金属線をメッシュ状に編組して形成したシールド編組チューブ内に挿通する第二領域とを設け、
前記第一領域のシールドパイプと前記第二領域のシールド編組チューブとを金属ブラケットと金属クランプを用いて固定して電気接続しており、
前記金属ブラケットは、アルミニウム系金属からなると共に前記シールド編組チューブを被せる大きさとした円板を二分割した一対の半円部材からなり、これら半円部材の対向辺に半円状凹部からなるシールドパイプ挿通溝を対向して設け、
前記シールドパイプ挿通溝に前記シールドパイプを接触させて挿通させ、該一対の半円部材からなる前記金属ブラケットの外周に前記シールド編組チューブを被せ、該シールド編組チューブの外周に金属クランプを外嵌して締結し、該金属クランプで前記シールド編組チューブを前記金属ブラケットを介して前記シールドパイプに固定して電気接続しており、
前記金属ブラケットの一対の半円部材の表面には、少なくとも前記シールド編組チューブが被せられる領域に耐食性を有するメッキ加工が施されていることを特徴としているワイヤハーネスの配索構造。 - 前記金属ブラケットの一対の半円部材の表面に施す耐食性を有するメッキ加工を錫メッキ加工とし、前記シールド編組チューブを編組する金属線は表面に錫メッキ加工が施された銅系金属線である請求項1に記載のワイヤハーネスの配索構造。
- 前記金属クランプは環形状で、その一部にカシメ突起部を設けたカシメリングからなり、前記金属ブラケットの外周に前記シールド編組チューブの先端部分を挟んで前記カシメリングを被せた後に加締めて固定している請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの配索構造。
- 前記金属クランプは一対の半円環部材からなり、該半円環部材の両側にボルト穴を設けており、前記金属ブラケットの外周に前記シールド編組チューブの先端部分を挟んで前記一対の半円環部材を被せた後に前記両側のボルト穴にボルトを通してナットで固定している請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの配索構造。
- 前記第一領域は車両フロア下方の配線領域であり、前記第二領域はエンジンルーム内の配線領域である請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの配索構造。
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