JP5097388B2 - シールド導電体及びシールド導電体の接続部材 - Google Patents
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Description
そこで、本願出願人は、特許文献1に記載されているように、ノンシールド電線を金属製のパイプ内に挿通する構造を提案した。この構造によれば、パイプが、電線をシールドする機能と電線を保護する機能を発揮するので、シールド部材とプロテクタを用いたシールド導電体に比べて部品点数が少なくて済むという利点がある。
ここで、導体に所定の電流を流したときの発熱量は、導体の断面積が大きい程小さくなり、発熱に起因する導体の温度上昇値は、導電路の放熱性が高いほど小さく抑えられる。したがって、導体の温度上昇値に上限が定められている環境下では、上記のように放熱効率の低いシールド導電体の場合、導体の断面積を大きくして発熱量を抑える必要がある。
この構造によれば、パイプの内面が電線の外周に密着するので、電線で発生した熱は、直接、パイプに伝達され、パイプの外周から大気中へ放出されることになり、高い放熱効果が期待できる。
ところが、電線を個別に包囲するパイプを連結した形態のシールド部材は、その外周形状が複雑であるため、カシメリングを用いてカシメ付けにより編組線を固着することは困難である。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線を個別に包囲するパイプを連結した形態のシールド部材と、編組線からなるシールド部材とを接続する手段を提供することを目的とする。
接続部材は、複数のパイプと嵌合可能な複数の筒状嵌合部と、第2シールド部材の接続が可能な筒状接続部とを備えているので、電線を個別に包囲するパイプを連結した形態の第1シールド部材と、編組線からなる第2シールド部材とを導通可能に接続することができる。
複数のパイプに対して複数の筒状嵌合部を同時に軸線方向に嵌合させる場合には、各パイプの軸線と各筒状嵌合部の軸線との間でアライメントに狂いがあると、嵌合が困難となる。
その点、本発明では、複数のパイプに対し、一対の半割体を軸線方向と略直角な方向に個別に組み付けて、複数の小弧状部を嵌合させるようにしているので、軸線のアライメントに狂いがあっても、矯正しつつパイプに小弧状部を嵌合させることが可能であり、作業性に優れている。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明する。本実施形態のシールド導電体Waは、例えば電気自動車において走行用の動力源を構成するバッテリ、インバータ、モータなどの装置(図示せず)の間に配索されるものであり、3本のノンシールドタイプの電線10を、一括シールド機能と電線10保護機能を兼ね備える第1シールド部材20内と、一括シールド機能を有する第2シールド部材30内に挿通した構成になる。
次に、本発明を具体化した実施形態2を図10ないし図17を参照して説明する。
一方、筒体52の略前半部分は、後方に向かって次第に縮径する形態の筒状テーパ状部59となっており、筒体52の略後半部分は、円筒形をなす筒状接続部60となっている。また、筒体52の前端部には、その周縁から張り出すフランジ部61が形成されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではパイプに対して一対の半割体に設けた小弧状部を組み付けたが、本発明によれば、パイプに対して筒状嵌合部を軸線方向に嵌合させてもよい。
(2)上記実施形態ではシールド導電体を構成する電線の本数を3本としたが、本発明によれば、電線の本数は、2本又は4本以上でもよい。
(3)上記実施形態において、一対の半割体が互いに異なる形状であってもよい。
10…電線
25…パイプ
20…第1シールド部材
30…第2シールド部材
40…接続部材
41…半割体
42…小弧状部
44…大弧状部
47…筒状嵌合部
48…筒状接続部
Wb…シールド導電体
50…接続部材
51…半割体
52…筒体
53…小弧状部
58…筒状嵌合部
60…筒状接続部
Claims (6)
- 複数本の電線と、
前記複数本の電線を個別に密着するように包囲する複数のパイプを並列状に連結した形態の第1シールド部材と、
前記複数本の電線を一括して包囲する編組線からなる筒状の第2シールド部材と、
前記第1シールド部材と前記第2シールド部材とを接続するための導電性材料からなる接続部材とを備えたものであって、
前記接続部材が、前記第1シールド部材における前記複数のパイプと嵌合可能な複数の筒状嵌合部と、前記第2シールド部材の接続が可能であって前記複数の筒状嵌合部と連通する筒状接続部とを備えていることを特徴とするシールド導電体。 - 前記接続部材が、前記筒状嵌合部を構成する略半筒状の複数の小弧状部と前記筒状接続部を構成する略半筒状の大弧状部とを備えた一対の半割体を合体させて構成されていることを特徴とする請求項1記載のシールド導電体。
- 前記接続部材が、前記筒状嵌合部を構成する略半筒状の複数の小弧状部を備えた一対の半割体を合体させたものに対し、前記筒状接続部を有する筒体を組み付けて構成されていることを特徴とする請求項1記載のシールド導電体。
- 複数本の電線と、前記複数本の電線を個別に密着するように包囲する複数のパイプを並列状に連結した形態の第1シールド部材と、前記複数本の電線を一括して包囲する編組線からなる筒状の第2シールド部材とを備えたシールド導電体において、前記第1シールド部材と前記第2シールド部材とを接続するための導電性材料からなる接続部材であって、
前記第1シールド部材における前記複数のパイプと嵌合可能な複数の筒状嵌合部と、前記第2シールド部材の接続が可能であって前記複数の筒状嵌合部と連通する筒状接続部とを備えていることを特徴とするシールド導電体の接続部材。 - 前記筒状嵌合部を構成する略半筒状の複数の小弧状部と前記筒状接続部を構成する略半筒状の大弧状部とを備えた一対の半割体を合体させて構成されていることを特徴とする請求項4記載のシールド導電体の接続部材。
- 前記筒状嵌合部を構成する略半筒状の複数の小弧状部を備えた一対の半割体を合体させたものに対し、前記筒状接続部を有する筒体を組み付けて構成されていることを特徴とする請求項4記載のシールド導電体の接続部材。
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