JP5063613B2 - シールド導電体及びシールド導電体の製造方法 - Google Patents
シールド導電体及びシールド導電体の製造方法 Download PDFInfo
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Description
パイプを用いたシールド導電体では、電線とパイプとの間に空気層が存在しているため、通電時に電線で発生した熱が、熱伝導率の低い空気によって遮断されてパイプに伝わり難く、しかも、パイプには、編組線における編み目の隙間のような外部との通気経路が存在しないため、電線で発生した熱がパイプの内部に籠もり易く、放熱性が低くなる傾向がある。
(課題を解決するための手段)
前記複数の割体は、一対の半割体からなるものでもよい。
パイプを一対の半割体によって構成したので、筒状の成形されているパイプに伝熱部材を挿通させる構造のものに比べると、伝熱部材に対するパイプの取付けが容易である。
本発明は、シールド導電体の製造方法であって、複数本の電線に対し、その外周に密着し且つ前記複数本の電線を一括して包囲する合成樹脂製の伝熱部材を成形する工程と、前記伝熱部材に対しその外周に密着させて一対の半割体からなる金属製のパイプを取り付ける工程と、を実行し、前記一対の半割体には、合体時に対応する側縁に沿って外側へ張り出す耳部が形成され、前記一対の半割体は、その半割体を前記伝熱部材に対して個別に外嵌した状態で対応する前記耳部同士が離間する形態とされており、前記一対の半割体を前記伝熱部材に外嵌した状態で離間している前記耳部同士を接近させて導通可能に結合することで前記パイプを構成する工程を実行する。
本発明によれば、パイプ内における電線との隙間に合成樹脂製の伝熱部材を介在させたので、電線で発生した熱は、伝熱部材に伝達され、伝熱部材からパイプに伝達され、パイプの外周から大気中へ放出される。本発明によれば、伝熱部材を設けずに電線とパイプとの間に空気層が存在しているものと比較すると、放熱性能に優れている。
また、複数本の電線を一括して伝熱部材で包囲したので、伝熱部材の外周形状を簡素化することにより、伝熱部材の外周に対するパイプの形状追従性を向上させ、ひいては、伝熱部材とパイプとの密着性を高めて、放熱効率を向上させることができる。
さらに、一対の半割体を伝熱部材に外嵌した状態で離間している耳部同士を接近させて結合しているので、半割体、即ちパイプの内周面が伝熱部材の外周面に対して確実に密着する。これにより、伝熱部材の外周からパイプの内周への伝熱効率が向上する。
10...電線
20...パイプ
21...半割体
24...耳部
30...伝熱部材
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図4を参照して説明する。本実施形態のシールド導電体Wは、例えば電気自動車において走行用の動力源を構成するバッテリ、インバータ、モータなどの装置(図示せず)の間に配索されるものであり、3本のノンシールドタイプの電線10を、一括シールド機能と電線保護機能を兼ね備えるパイプ20内に挿通し、電線10の外周とパイプ20の内周との隙間に伝熱部材30を介在させた構成になる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)参考例として、パイプは、伝熱部材の外周形状に合わせて筒状に成形した単一部品であってもよい。この場合、伝熱部材をパイプに挿通し、この状態で、パイプを、プレス加工して、伝熱部材の外周に密着するように塑性変形させればよい。
(2)一対の半割体を伝熱部材に対して個別に外嵌した状態で、対応する耳部同士が当接又は密着するようにしてもよい。
(3)耳部同士を結合する手段としては、スポット溶接による方法や、半割体の側縁同士を半田付けにより結合する方法や、パイプとは別の結合部品を用いて耳部同士を挟むように結合する方法等が適用できる。
(4)伝熱部材及びパイプの断面形状は、楕円形、真円形等、長円形以外の形状としてもよい。
(5)3本の電線の配列は、これらの電線の軸心が正三角形をなすような形であってもよい。
(6)1つの伝熱部材で包囲する電線の本数は、2本又は4本以上であってもよい。
(7)上記実施形態では伝熱部材の内部において隣り合う電線同士が接触するようにしたが、伝熱部材の内部において電線同士が非接触となる配置であってもよい。
(8)上記実施形態では一対の半割体が電線の並び方向と直角な方向に合体される形態であったが、これに限らず、一対の半割体が電線の並び方向と平行な方向に合体される形態であってもよい。
(9)一対の半割体は、互いに異なる形状のものであってもよい。
(10)パイプは3つ以上の部品を合体させたものであってもよい。
(11)導体11及び絶縁被覆12の断面形状は、楕円形、長円形、長方形等、真円形以外の形状としてもよい。
Claims (7)
- 複数本の電線と、
前記電線の外周に密着し且つ前記電線の外周を一括して包囲するように成形された合成樹脂製の伝熱部材と、
前記伝熱部材に対しその外周に密着するように取り付けられた金属製のパイプと、を備え、
前記パイプは、複数の割体を筒状に合体させて構成されているシールド導電体。 - 前記複数の割体は、一対の半割体からなる請求項1に記載のシールド導電体。
- 前記複数の割体には、合体時に対応する側縁に沿って外側へ張り出す耳部が形成されており、
前記複数の割体は、前記耳部同士がシーム溶接によって固着されている請求項1又は請求項2に記載のシールド導電体。 - 複数本の電線に対し、その外周に密着し且つ前記複数本の電線を一括して包囲する合成樹脂製の伝熱部材を成形する工程と、
前記伝熱部材に対しその外周に密着させて金属製のパイプを取り付ける工程と、
複数の割体の側縁に沿って、前記複数の割体を合体させたときに対応する位置に、外側へ張り出す耳部を形成する工程と、
前記複数の割体を前記伝熱部材に個別に外嵌する工程と、
前記耳部同士を接近させて導通可能に固着することで、前記複数の割体を結合させると共に前記伝熱部材に前記割体を密着させて前記パイプを構成する工程と、を実行するシールド導電体の製造方法。 - 前記複数の割体は、一対の半割体であり、前記一対の半割体を結合させて前記パイプを構成している請求項4に記載のシールド導電体の製造方法。
- 前記対応する耳部同士をシーム溶接によって固着する工程を実行する請求項4又は請求項5に記載のシールド導電体の製造方法。
- シールド導電体の製造方法であって、
複数本の電線に対し、その外周に密着し且つ前記複数本の電線を一括して包囲する合成樹脂製の伝熱部材を成形する工程と、
前記伝熱部材に対しその外周に密着させて一対の半割体からなる金属製のパイプを取り付ける工程と、を実行し、
前記一対の半割体には、合体時に対応する側縁に沿って外側へ張り出す耳部が形成され、前記一対の半割体は、その半割体を前記伝熱部材に対して個別に外嵌した状態で対応する前記耳部同士が離間する形態とされており、
前記一対の半割体を前記伝熱部材に外嵌した状態で離間している前記耳部同士を接近させて導通可能に結合することで前記パイプを構成する工程を実行するシールド導電体の製造方法。
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