JP2015082467A - 導電路 - Google Patents

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Yuta Kataoka
裕太 片岡
加藤 幸一
Koichi Kato
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Abstract

【課題】組み立て作業時の煩雑化を抑えながら、放熱性を高めることが可能な導電路を提供する。【解決手段】導電路11は、中心導体21及び中心導体21を被覆する絶縁体22を有する電線2と、電線2を収容する筒状からなり、周方向の少なくとも一部に開口43を有するコルゲートチューブ4と、電線2の延伸方向に延在する導電部材51とを備え、導電部材51は、電線2の延伸方向における一側が電線2の外周かつコルゲートチューブ4の内側に配置され、電線2の延伸方向における他側がコルゲートチューブ4の開口43を介してコルゲートチューブ4の外周側に引き出されている。【選択図】図2

Description

本発明は、電線と電線を収容する筒状体とを有する導電路に関する。
従来、導電路としてパイプに電線が挿通されたものが知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特許文献1に記載の導電路は、導体及び導体を被覆してなる絶縁被覆を有する1本の電線と、電線の外周に沿うように形成された金属製のパイプとを備えている。電線は、パイプに挿通された状態において、外周が全周に亘ってパイプの内面に近接している。
特許文献2に記載の導電路(導電体)は、金属製のパイプと、パイプに挿通される電線と、弾性変形可能な材料からなり、パイプの内側に挿通されて電線をパイプの内側で保持する中空状の保持部材とを備えている。保持部材は、電線を保持しながら圧縮された状態でパイプ内に挿入され、パイプ内で元の状態に戻ると共に弾性復帰することにより、電線の外周面の少なくとも一部をパイプの内周面に接触させた状態で電線を保持している。
特許文献1及び2に記載の導電路は、それぞれ前述の構成を有することによって、電線から発生する熱をパイプに伝達して放熱性を向上させている。
特開2010−186601号公報 特開2010−27577号公報
特許文献1に記載の導電路では、電線の外周が全周に亘ってパイプの内周に近接するため、電線とパイプとの間における隙間が僅かである。このため、電線をパイプに挿通させる作業が難しくなるといった問題があった。
また、特許文献2に記載の導電路では、電線を保持しながら圧縮された保持部材をパイプ内に挿通させて、挿通作業の完了後に保持部材を元に戻す作業が煩雑であるといった問題があった。
そこで、本発明は、組み立て作業時の煩雑化を抑えながら、放熱性を高めることが可能な導電路を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、中心導体を有する電線と、前記電線を収容する筒状からなり、周方向の少なくとも一部に開口を有する筒状体と、前記電線の延伸方向に延在する導電部材とを備え、前記導電部材は、前記延伸方向における一側が前記電線の外周かつ前記筒状体の内側に配置され、前記延伸方向における他側が前記筒状体の前記開口を介して前記筒状体の外周側に引き出されている導電路を提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、中心導体を有する電線と、前記電線を収容し、前記電線の延伸方向に隙間を介して並列する第1及び第2の筒状体と、前記延伸方向に延在する筒状の第1及び第2の導電部材とを備え、前記第1の導電部材は、前記延伸方向における一側が前記電線の外周かつ前記第1の筒状体の内側に配置され、前記延伸方向における他側が前記第1の筒状体の開口端部で折り返されて前記第1の筒状体の外周側に引き出され、前記第2の導電部材は、前記延伸方向における一側が前記電線の外周かつ前記第2の筒状体の内側に配置され、前記延伸方向における他側が前記隙間を介して前記第1の筒状体の外周側に引き出され、第1の筒状体の外周側に引き出された第1の導電部材と第1の筒状体の外周側に引き出された第2の導電部材とが電気的に接続されている導電路を提供する。
本発明に係る導電路によれば、組み立て作業時の煩雑化を抑えながら、放熱性を高めることが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る導電路を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 (a)は、図2のB−B線断面図、(b)は図2のC−C線断面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る導電路を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る導電路を示し、複数の電線の延伸方向に沿って切断したときの断面図である。 図5のD−D線断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る導電路を示し、複数の電線の延伸方向に沿って切断したときの断面図である。 図7のE−E線断面図である。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る導電路を示す斜視図である。
この導電路11は、例えば車両に搭載され、車両の走行用の駆動源や車両に備え付けられたエアコンの運転用の駆動源としての電動モータにインバータから出力される電流を供給する。導電路11の一端部には、インバータに接続するためのコネクタが、他端部には、電動モータに接続するためのコネクタが、それぞれ設けられる。
導電路11は、中心導体21及び中心導体21を被覆する絶縁体22を有する複数(本実施の形態では3本)の電線2と、複数の電線2を一括して覆う編組シールド3と、複数の電線2の延伸方向に延びて編組シールド3に覆われた複数の電線2を収容する筒状体としてのコルゲートチューブ4と、複数の電線2の延伸方向に延在する導電部材51と、コルゲートチューブ4の外周に設けられたテープ6とを備えている。
導電路11が車両の走行用として用いられる場合には、複数の電線2のそれぞれには500A程度の電流が流れる。また、導電路11が車両に備え付けられたエアコンの運転用として用いられる場合には、複数の電線2のそれぞれには100A程度の電流が流れる。
編組シールド3は、例えば銅等の導電性を有する金属からなる素線を網目状に編み合わせて、可撓性を有する筒状に形成したものである。コルゲートチューブ4は、樹脂からなり、蛇腹状に形成された可撓性を有する中空のチューブである。
図2は、図1のA−A線断面図である。図3(a)は、図2のB−B線断面図、図3(b)は図2のC−C線断面図である。
本実施の形態では、図2に示すように、コルゲートチューブ4の内周と編組シールド3で覆われた複数の電線2との間には、隙間4aが形成されている。
コルゲートチューブ4は、周方向の少なくとも一部に開口43を有し、開口43を介して複数の電線2の延伸方向に並列する第1の領域41及び第2の領域42を備えている。本実施の形態では、開口43は、コルゲートチューブ4の周方向の全周に亘って形成されている。すなわち、第1の領域41と第2の領域42とは、切り離された状態である。
導電部材51は、例えば銅やアルミニウム等の熱伝導率の高い導電部材が用いられている。本実施の形態では、導電部材51は、複数の電線2の延伸方向に延びる帯状に形成され、厚みは0.1〜0.2mm程度である。
導電部材51は、複数の電線2の延伸方向における一側に、複数の電線2から発生する熱を吸熱する吸熱部511を有し、複数の電線2の延伸方向における他側に、吸熱部511で吸熱された熱を放熱する放熱部512を有している。
図3(a)に示すように、吸熱部511は、コルゲートチューブ4の第1の領域41の内側に配置され、編組シールド3の外周に接触している。このとき、導電部材51に例えば接着剤等を塗布して、吸熱部511と編組シールド3とを接着させる。なお、吸熱部511は、複数の電線2の外周かつコルゲートチューブ4の内側に配置されていればよく、編組シールド3の外周に接触していなくともよい。
図3(b)に示すように、放熱部512は、コルゲートチューブ4の開口43を介して第2の領域42の外周側に引き出されている。本実施の形態では、放熱部512は、コルゲートチューブ4の第2の領域42の外周に接触している。このとき、導電部材51に例えば接着剤等を塗布して、放熱部512とコルゲートチューブ4の第2の領域42の外周面とを接着させる。なお、放熱部512は、コルゲートチューブ4の外周側に露出していればよく、コルゲートチューブ4の外周に接触していなくともよい。
また、吸熱部511と放熱部512との間には、吸熱部511と放熱部512とを連結すると共に、吸熱部511で吸熱した熱を放熱部512に伝導する伝導部513を有している。
コルゲートチューブ4の開口43は、コルゲートチューブ4の外周側に引き出された導電部材51、すなわち、放熱部512の外側から巻き回されたテープ6によって閉塞されている。テープ6は、本発明に係る閉塞部材の一態様である。テープ6には、例えば自己融着テープや熱収縮テープ等が用いられる。放熱部512は、テープ6から少なくとも1cm程度露出していればよい。
(第1の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下のような作用及び効果が得られる。
(1)導電部材51は、複数の電線2の延伸方向における一側に、複数の電線2の外周かつコルゲートチューブ4の第1の領域41の内側に配置された吸熱部511を有し、複数の電線2の延伸方向における他側に、コルゲートチューブ4の開口43を介してコルゲートチューブ4の第2の領域42の外周側に引き出された放熱部512を有しているため、吸熱部511でコルゲートチューブ4内の熱を吸熱し、吸熱した熱を放熱部512からコルゲートチューブ4の外部に放熱することができ、コルゲートチューブ4と複数の電線2との間に隙間4aが介在している場合であっても、導電路11における放熱性の向上を図ることができる。
(2)導電部材51を用いてコルゲートチューブ4内の熱をコルゲートチューブ4の外部に放熱するといった簡易な構成で放熱を行うことができるため、コストの削減につながる。
(3)コルゲートチューブ4の開口43は、導電部材51の放熱部512の外側からテープ6を巻き回すことによって閉塞されているため、開口43からコルゲートチューブ4内への水等の侵入を防ぐことができる。さらに、テープ6に自己融着テープを用いた場合には、テープ6をコルゲートチューブ4の外周に巻き付けた時にできる隙間が、テープ6の自己融着性により粘着層で全て埋め尽くされるため、高い防水効果を得ることが可能である。
(第1の実施の形態の変形例)
また、第1の実施の形態に係る導電路11は、例えば以下のように変形して実施することも可能である。
図4は、本発明の第1の実施の形態の変形例に係る導電路12を示す斜視図である。
本変形例に係る導電路12の導電部材52は、複数の電線2の延伸方向における一側が編組シールド3の外周に巻き回されることによって吸熱部521が形成され、複数の電線2の延伸方向における他側がコルゲートチューブ4の第2の領域42の外周に巻き回されることによって放熱部522が形成されている。
本変形例によっても、第1の実施の形態について説明した(1)〜(3)の作用及び効果と同様の作用及び効果が得られる。また、導電部材52は、複数の電線2の延伸方向における一側が編組シールド3の外周に巻き回されることにより吸熱部521の表面積が拡大され、複数の電線2の延伸方向における他側がコルゲートチューブ4の第2の領域42の外周に巻き回されることにより放熱部522の表面積が拡大されている。これにより、コルゲートチューブ4内の熱は、より広い面積で吸熱されて、より広い面積で放熱されるため、導電路12の放熱性がより向上する。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について、図5及び図6を参照して説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る導電路13を示し、複数の電線2の延伸方向に沿って切断したときの断面図である。図6は、図5のD−D線断面図である。
図5及び図6において、第1の実施の形態について説明したものと同様の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
本実施の形態に係る導電部材53は、放熱部532が、コルゲートチューブ4の開口43を介して折り返され、第1の領域41の外周側に引き出されている。
より具体的には、吸熱部531は、第1の実施の形態と同様にして、コルゲートチューブ4の第1の領域41の内側に配置され、編組シールド3の外周に接触している。一方、放熱部532は、コルゲートチューブ4の開口43を介して複数の電線2の延伸方向に沿って第1の領域41側に折り返され、第1の領域41の外周に接触している。
図5に示すように、伝導部533は、吸熱部531及び放熱部532に対して交差する方向に延在している。コルゲートチューブ4の開口43は、第1の実施の形態と同様にして、放熱部532の外側からテープ6によって閉塞されている。
なお、本実施の形態では、導電部材53は、コルゲートチューブ4の第1の領域41側に設けられているが、これに限らず、第2の領域42側に設けられていてもよいし、第1の領域41及び第2の領域42の両方に設けられていてもよい。
(第2の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態について説明した(1)〜(3)の作用及び効果と同様の作用及び効果が得られる。また、導電部材53は、放熱部532がコルゲートチューブ4の開口43を介して折り返されているため、コルゲートチューブ4が開口43を含む範囲で屈曲された場合でも伝導部533に力が加わることを抑制することができ、伝導部533における導電部材53の破れを低減することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について、図7及び図8を参照して説明する。
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る導電路14を示し、複数の電線2の延伸方向に沿って切断したときの断面図である。図8は、図7のE−E線断面図である。
図7及び図8において、第1及び第2の実施の形態について説明したものと同様の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
本実施の形態に係る導電路14は、複数の電線2と、複数の電線2を一括して収容し、複数の電線2の延伸方向に隙間400を介して並列する第1の筒状体としての第1のコルゲートチューブ410及び第2の筒状体としての第2のコルゲートチューブ420と、複数の電線2の延伸方向に延在する第1の導電部材54及び第2の導電部材55と、隙間400を閉塞するテープ6とを備えている。
第1の導電部材54は、複数の電線2の延伸方向に延びる筒状に形成され、第1のコルゲートチューブ410の内側において複数の電線2を一括して覆っている。第1の導電部材54は、複数の電線2の延伸方向における一側に、複数の電線2の外周かつ第1のコルゲートチューブ410の内側に配置された吸熱部541を有し、複数の電線2の延伸方向における他側に、第1のコルゲートチューブ410の開口端部410aで折り返されて第1のコルゲートチューブ410の外周側に引き出された放熱部542を有している。
本実施の形態では、吸熱部541は、少なくとも一部が複数の電線2の絶縁体22の外周面に接触し、放熱部542は、第1のコルゲートチューブ410の外周に接触している。伝導部543は、吸熱部541及び放熱部542に対して交差する方向に延在している。
第2の導電部材55は、複数の電線2の延伸方向に延びる筒状に形成され、第2のコルゲートチューブ420の内側において複数の電線2を一括して覆っている。第2の導電部材55は、複数の電線2の延伸方向における一側に、複数の電線2の外周かつ第2のコルゲートチューブ420の内側に配置された吸熱部551を有し、複数の電線2の延伸方向における他側に、第1のコルゲートチューブ410と第2のコルゲートチューブ420との隙間400を介して第1のコルゲートチューブ410の外周側に引き出された放熱部552を有している。吸熱部551と放熱部552との間には、伝導部553を備えている。
第2の導電部材55の放熱部552は、例えば接着剤等により第1の導電部材54の放熱部542に接着され、第1の導電部材54と第2の導電部材55とは電気的に接続されている。これにより、本実施の形態では、第1の導電部材54及び第2の導電部材55が、第1の実施の形態に係る編組シールド3の代わりに、シールド機能を果たしている。
テープ6は、第1のコルゲートチューブ410と第2のコルゲートチューブ420とを連結させると共に、第2の導電部材55の放熱部552の外側から巻き回すことにより隙間400を閉塞している。
(第3の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態について説明した(1)〜(3)の作用及び効果と同様の作用及び効果が得られる。また、第1の導電部材54及び第2の導電部材55は、複数の電線2を覆うように筒状に形成され、第1の導電部材54の放熱部542と第2の導電部材55の放熱部552とが電気的に接続されていることにより、第1及び第2の実施の形態のように別途編組シールド3を設けることなく、第1の導電部材54及び第2の導電部材55によってシールド機能を発揮させることが可能である。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]中心導体(21)を有する電線(2)と、電線(2)を収容する筒状からなり、周方向の少なくとも一部に開口(43)を有する筒状体(コルゲートチューブ4)と、電線(2)の延伸方向に延在する導電部材(51/52/53)とを備え、導電部材(51/52/53)は、電線(2)の延伸方向における一側(吸熱部511/521/531)が電線(2)の外周かつコルゲートチューブ(4)の内側に配置され、電線(2)の延伸方向における他側(放熱部512/522/532)がコルゲートチューブ(4)の開口(43)を介してコルゲートチューブ(4)の外周側に引き出されている導電路(11/12/13)。
[2]開口(43)は、コルゲートチューブ(4)の外周側に引き出された導電部材(放熱部512/522/532)の外側から閉塞部材(テープ6)によって閉塞されている、[1]に記載の導電路(11/12/13)。
[3]コルゲートチューブ(4)は、開口(43)を介して電線(2)の延伸方向に並列する第1の領域(41)及び第2の領域(42)を有し、導電部材(51/52)は、吸熱部(511/521)が第1の領域(41)の内側に配置され、放熱部(512/522)が開口(43)を介して第2の領域(42)の外周側に引き出されている、[1]又は[2]に記載の導電路(11/12)。
[4]導電部材(53)は、放熱部(532)が開口(43)を介して折り返されてコルゲートチューブ(4)の外周側に引き出されている、[1]又は[2]に記載の導電路(13)。
[5]導電部材(52)は、吸熱部(521)が電線(2)の外周に巻き回され、放熱部(522)がコルゲートチューブ(4)の外周に巻き回されている、[1]乃至[4]の何れか1項に記載の導電路(12)。
[6]中心導体(21)を有する電線(2)と、電線(2)を収容し、電線(2)の延伸方向に隙間(400)を介して並列する第1及び第2の筒状体(第1のコルゲートチューブ410及び第2のコルゲートチューブ420)と、電線(2)の延伸方向に延在する筒状の第1の導電部材(54)及び第2の導電部材(55)とを備え、第1の導電部材(54)は、電線(2)の延伸方向における一側(吸熱部541)が電線(2)の外周かつ第1のコルゲートチューブ(410)の内側に配置され、電線(2)の延伸方向における他側(放熱部542)が第1のコルゲートチューブ(410)の開口端部(410a)で折り返されて第1のコルゲートチューブ(410)の外周側に引き出され、第2の導電部材(55)は、電線(2)の延伸方向における一側(吸熱部551)が電線(2)の外周かつ第2のコルゲートチューブ(420)の内側に配置され、電線(2)の延伸方向における他側(放熱部552)が隙間(400)を介して第1のコルゲートチューブ(410)の外周側に引き出され、第1のコルゲートチューブ(410)の外周側に引き出された第1の導電部材(54)と第1のコルゲートチューブ(410)外周側に引き出された第2の導電部材(55)とが電気的に接続されている導電路(14)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、筒状体としてコルゲートチューブを用いていたが、これに限らず、例えば金属製のパイプ等を用いてもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、開口43がコルゲートチューブ4の周方向の全周に亘って形成されていたが、これに限らず、例えば、コルゲートチューブ4の周方向の一部に窓部を形成してもよい。この場合、第1の実施の形態では、導電路11に振動が加わっても第1の領域41と第2の領域42との相対的な移動が緩和されるため、伝導部513の破損を抑制することが可能となる。また、この場合におけるテープ6は、窓部を閉塞できればよく、コルゲートチューブ4の外周を巻き回さなくてもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、導電部材51,53は帯状に形成されていたが、これに限らず、例えば筒状に形成されていてもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、導電路11,13は、複数の電線2を一括して覆う編組シールド3を備えていたが、これに限らず、例えば、複数の電線2のそれぞれの外周を覆う編組シールドを備えていてもよい。また、電線2の絶縁体22に導電性を有する金属粉等を混ぜ込んでシールド機能を果たしてもよい。
また、上記第1の実施の形態の変形例を第2の実施の形態に適用することも可能である。
また、電線2の本数に制限はなく、例えば1本でもよい。
2…電線
4…コルゲートチューブ(筒状体)
6…テープ(閉塞部材)
11,12,13,14…導電路
21…中心導体
22…絶縁体
41…第1の領域
42…第2の領域
43…開口
51,52,53…導電部材
54…第1の導電部材
55…第2の導電部材
400…隙間
410…第1のコルゲートチューブ(第1の筒状体)
410a…開口端部
420…第2のコルゲートチューブ(第2の筒状体)
511,521,531,541,551…吸熱部(一側)
512,522,532,542,552…放熱部(他側)

Claims (6)

  1. 中心導体を有する電線と、
    前記電線を収容する筒状からなり、周方向の少なくとも一部に開口を有する筒状体と、
    前記電線の延伸方向に延在する導電部材とを備え、
    前記導電部材は、前記延伸方向における一側が前記電線の外周かつ前記筒状体の内側に配置され、前記延伸方向における他側が前記筒状体の前記開口を介して前記筒状体の外周側に引き出されている
    導電路。
  2. 前記開口は、前記筒状体の外周側に引き出された前記導電部材の外側から閉塞部材によって閉塞されている、
    請求項1に記載の導電路。
  3. 前記筒状体は、前記開口を介して前記延伸方向に並列する第1及び第2の領域を有し、
    前記導電部材は、前記一側が前記第1の領域の内側に配置され、前記他側が前記開口を介して前記第2の領域の外周側に引き出されている、
    請求項1又は2に記載の導電路。
  4. 前記導電部材は、前記他側が前記開口を介して折り返されて前記筒状体の外周側に引き出されている、
    請求項1又は2に記載の導電路。
  5. 前記導電部材は、前記一側が前記電線の外周に巻き回され、前記他側が前記筒状体の外周に巻き回されている、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の導電路。
  6. 中心導体を有する電線と、
    前記電線を収容し、前記電線の延伸方向に隙間を介して並列する第1及び第2の筒状体と、
    前記延伸方向に延在する筒状の第1及び第2の導電部材とを備え、
    前記第1の導電部材は、前記延伸方向における一側が前記電線の外周かつ前記第1の筒状体の内側に配置され、前記延伸方向における他側が前記第1の筒状体の開口端部で折り返されて前記第1の筒状体の外周側に引き出され、
    前記第2の導電部材は、前記延伸方向における一側が前記電線の外周かつ前記第2の筒状体の内側に配置され、前記延伸方向における他側が前記隙間を介して前記第1の筒状体の外周側に引き出され、
    第1の筒状体の外周側に引き出された第1の導電部材と第1の筒状体の外周側に引き出された第2の導電部材とが電気的に接続されている
    導電路。
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