JP6200282B2 - シールド電線及び電線のシールド方法 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも1本の被覆電線とドレイン線とをシールド部材で被覆してなるシールド電線と、当該被覆電線とドレイン線との束をシールド部材で被覆するためのシールド方法とに関する。
自動車のワイヤハーネス等においては、少なくとも1本の被覆電線と、導電性の金属からなるドレイン線とをシールド部材で被覆してなるシールド電線が用いられることがある。シールド部材は、銅やアルミニウム等の導電性の金属からなるシールド層と、絶縁性の合成樹脂で形成される補強層とを接着剤で接着したもので、シールド層を内側にしたシールド部材によって被覆電線とドレイン線との束に海苔巻き状に巻き付けることで、ドレイン線がシールド層と接触した状態でシールド部材に被覆される。よって、外部からのノイズはシールド層で遮蔽され、アースに接地されるドレイン線を介して外部に逃がされることになる。
このようなシールド電線においては、巻回したシールド部材の端部においてシールド層が露出しているため、車両搭載時等にボディ等の導電体に接触すると、シールド部材にアースのループ電流が流れ、その電流により被覆電線にノイズを誘起してしまう。このためシールド部材の端部を覆うようにテープ巻等の絶縁処理を施す必要があり、加工工数が多くなってコストアップにも繋がる。
そこで、特許文献1には、シールド部材のシールド層を補強層の幅よりも小さい帯状に形成し、補強層の端部にシールド層と並ぶ接着層を設けて、シールド部材を巻き付ける際、接着層が設けられた端部が外側に位置するように重ねることで、シールド層が露出しないようにした発明が開示されている。
特開2008−147476号公報
特許文献1の発明においては、シールド層の露出は防止されるが、特殊な構造のシールド部材を用いるためコストアップとなる。また、シールド部材を電線束に巻いただけであるので、シールド層とドレイン線との十分な接触・導通が得られないことがあり、接触が悪いと発生したノイズをアースに落とすことが不十分となり、ノイズの遮蔽性能が低下する。シールド部材の外側からテープ巻等を行ってシールド部材をドレイン線に押し付ける対策も考えられるが、結局加工工数が多くなってコストアップに繋がってしまう。
そこで、本発明は、コストの掛からない簡単な構成で、シールド層の露出を防止し、シールド層とドレイン線との十分な接触・導通を確保して好適なシールド特性(ノイズ遮蔽性能)が得られるシールド電線及び電線のシールド方法を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、1本以上の被覆電線とドレイン線との束に、絶縁層とシールド層とを備えるシールド部材、シールド層を内側にして巻き付けられ、外側端部絶縁層に接着されてなるシールド電線であって、シールド部材の少なくとも外側端部に、内側へ折り返した折り返し部が、ドレイン線の外側に位置するように形成されて、折り返し部絶縁層に接着されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、折り返し部、外側端部の折り返し複数回行われて形成されていることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、1本以上の被覆電線とドレイン線との束に、絶縁層とシールド層とを備えるシールド部材を、シールド層を内側にして巻き付けて、外側端部を絶縁層に接着する電線のシールド方法であって、シールド部材の少なくとも外側端部に、内側へ折り返した折り返し部を、ドレイン線の外側に位置するように形成して、折り返し部を絶縁層に接着することを特徴とするものである。
本発明によれば、コストの掛からない簡単な構成で、シールド層の露出を防止し、また、折り返し部の弾性反発力によりシールド層とドレイン線との十分な接触・導通を確保して好適なシールド特性(ノイズ遮蔽性能)を得ることができる。
特に請求項2の発明によれば、折り返しを複数回行って折り返し部を形成したことで、折り返し部の弾性反発力が増加してシールド部材を内側に押圧し、シールド層とドレイン線との接触性をより向上させることができる。
シールド電線の横断面図である。 シールド部材の断面図である。 折り返し部の拡大断面図である。 折り返し部の変更例を示すシールド電線の横断面図である。 ハーフラップ巻のシールド電線の説明図である。 ハーフラップ巻のシールド電線の拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、シールド電線の一例を示す横断面図で、シールド電線1は、2本の被覆電線2,2と1本のドレイン線3とを束ねてその外周をシールド部材4で巻回したものである。まず被覆電線2は、銅等の導電性金属の撚り線である芯線5と、その芯線5の周囲を覆う絶縁性を有する合成樹脂の被覆部6とからなる。
ドレイン線3は、銅等の導電性金属からなり、被覆電線2よりもやや小径となっている。
シールド部材4は、図2に示すように、PET等からなる絶縁層としての樹脂基材7に、銅やアルミニウム等の導電層としての導電体箔8を接着剤9を介して接着したシート状で、樹脂基材7における導電体箔8接着側と反対の面にも接着剤10が塗布されている。
このシールド部材4は、導電体箔8を内側にして、被覆電線2,2とドレイン線3との束に、端部同士が重なる格好で巻き付けられるものであるが、ここでの外側端部には、長手方向の全長に亘って所定幅分だけ内側へ折り返された折り返し部11が形成されている。よって、巻き付けた状態では図3にも示すように折り返し部11が内側端部12と当接し、対向する両者の樹脂基材7同士が互いに接着されることになる。
この接着状態では、折り返し部11の導電体箔8が外部に露出せず、ドレイン線3以外のアースへの接地がないため、シールド部材4とアース間のループ電流が発生せず、被覆電線2へのノイズ誘起も生じない。また、シールド部材4に樹脂被覆やテープ巻といった処理が必要ないので、コストダウンとなる。
さらに、折り返し部11には、図3に矢印で示すように、樹脂基材7の弾性反発力によって内側端部12を中心側へ押圧する力が働くため、導電体箔8がドレイン線3に押し付けられることとなり、導電体箔8とドレイン線3との接触が好適に維持される。この接触性の向上によりアースへのインピーダンスが低下してノイズ電圧のアースへの短絡性が向上し、静電結合ノイズの遮蔽性能が向上する。
このように、上記形態のシールド電線及びシールド方法によれば、シールド部材4の外側端部に、内側へ折り返した折り返し部11を形成して、折り返し部11を樹脂基材7に接着したことで、コストの掛からない簡単な構成で、導電体箔8とドレイン線3との十分な接触・導通を確保して好適なシールド特性(ノイズ遮蔽性能)を得ることができる。
なお、上記形態では、シールド部材の外側の端部を一回だけ折り返しているが、図4に示すように複数回折り返して多重の折り返し部13を形成してもよい。このように複数回折り返されると、樹脂基材7の弾性反発力が増加するため、シールド部材4の導電体箔8とドレイン線3との接触性がより向上する。
さらに、シールド部材の巻き付けは、上記形態のようないわゆる海苔巻き型に限らず、図5のようにテープ状のシールド部材4を被覆電線とドレイン線との束14に対して略半幅ずつ重なるように螺旋状に巻き付けるいわゆるハーフラップ巻であってもよい。この場合も図6のように、シールド部材4の長手方向の端縁を内側へ折り返して全長に亘って折り返し部15を形成した状態で、折り返し部15が先に巻いた部分に重なるように螺旋状に巻き付けていけば、導電体箔8が端部に露出することがない上、折り返し部15の弾性反発力によって内側の導電体箔8がドレイン線3に押し付けられる。勿論この折り返し部15も複数回折り返した多重のものとしてもよい。
一方、シールド部材の外側端部のみを折り返す構造に限らず、内側端部も内側へ折り返すこともできる。このように両端を折り返すと、樹脂基材の弾性反発力がさらに増すため、導電体箔とドレイン線との接触性がより向上する。
その他、被覆電線は2本に限らず、1本以上であれば本発明は適用可能である。接着剤も、上記形態では樹脂基材の外側全面に塗布されているが、折り返し部のみに接着層を設けることもできる。
1・・シールド電線、2・・被覆電線、3・・ドレイン線、4・・シールド部材、5・・芯線、6・・被覆部、7・・樹脂基材、8・・導電体箔、9,10・・接着剤、11,13,15・・折り返し部、12・・内側端部、14・・束。

Claims (3)

  1. 1本以上の被覆電線とドレイン線との束に、絶縁層とシールド層とを備えるシールド部材、前記シールド層を内側にして巻き付けられ、外側端部前記絶縁層に接着されてなるシールド電線であって、
    前記シールド部材の少なくとも前記外側端部に、内側へ折り返した折り返し部が、前記ドレイン線の外側に位置するように形成されて、前記折り返し部前記絶縁層に接着されていることを特徴とするシールド電線。
  2. 前記折り返し部、前記外側端部の折り返し複数回行われて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシールド電線。
  3. 1本以上の被覆電線とドレイン線との束に、絶縁層とシールド層とを備えるシールド部材を、前記シールド層を内側にして巻き付けて、外側端部を前記絶縁層に接着する電線のシールド方法であって、
    前記シールド部材の少なくとも前記外側端部に、内側へ折り返した折り返し部を、前記ドレイン線の外側に位置するように形成して、前記折り返し部を前記絶縁層に接着することを特徴とする電線のシールド方法。
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