JP7151590B2 - ワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本開示は、ワイヤハーネスに関する。
従来、電線が内部に収容された金属製のパイプを保持して車体に固定されるクランプを備えるワイヤハーネスが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-022219号公報
ところで、金属製のパイプは、その外周面が平滑面に形成されている。このため、金属製のパイプにクランプを取り付けた場合には、パイプに対してクランプが位置ずれしやすいという問題があった。
そこで、クランプの位置ずれを抑制できるワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本開示のワイヤハーネスは、電線と、前記電線を収容する筒状の金属製のパイプと、前記パイプの外周面に取り付けられるクランプと、を有し、前記パイプは、外周面に形成された第1係止部を有し、前記クランプは、前記第1係止部と前記パイプの軸方向に係止する第2係止部を有する。
本開示のワイヤハーネスによれば、クランプの位置ずれを抑制できるという効果を奏する。
一実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。 一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す概略斜視図である。 一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す概略分解斜視図である。 一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す概略断面図(図2のII-II線断面図)である。 変更例のワイヤハーネスを示す概略断面図である。 変更例のワイヤハーネスを示す概略断面図である。 変更例のワイヤハーネスを示す概略断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]電線と、前記電線を収容する筒状の金属製のパイプと、前記パイプの外周面に取り付けられるクランプと、を有し、前記パイプは、外周面に形成された第1係止部を有し、前記クランプは、前記第1係止部と前記パイプの軸方向に係止する第2係止部を有する。
この構成によれば、金属製のパイプに設けられた第1係止部とクランプに設けられた第2係止部とがパイプの軸方向に係止される。これにより、クランプのパイプの軸方向への移動が規制されるため、クランプがパイプの軸方向に位置ずれすることを抑制できる。
[2]前記第1係止部及び前記第2係止部の少なくとも一方は、前記パイプの周方向全周にわたって形成されて環状をなしていることが好ましい。
この構成によれば、第1係止部及び第2係止部の少なくとも一方を広範囲に設けることができるため、クランプがパイプの軸方向に位置ずれすることを好適に抑制できる。
[3]前記第1係止部は、前記クランプの前記軸方向の両側に一対設けられていることが好ましい。
この構成によれば、一対の第1係止部によってクランプをパイプの軸方向の両側から係止することができるため、クランプのパイプの軸方向への移動が軸方向の両方向において規制される。このため、クランプがパイプの軸方向に位置ずれすることを好適に抑制できる。
[4]前記第1係止部は、前記パイプの外周面から前記パイプの径方向外側に突出する突部であり、前記第2係止部は、前記クランプの内面に設けられた凹部であり、前記凹部には、前記突部が嵌合されることが好ましい。
この構成によれば、クランプに形成された凹部の内側面によってパイプの突部がパイプの軸方向の両側から係止される。換言すると、凹部の両内側面のそれぞれがパイプの突部とパイプの軸方向に係止される。これにより、クランプのパイプの軸方向への移動が軸方向の両方向において規制されるため、クランプがパイプの軸方向に位置ずれすることを好適に抑制できる。
[5]前記パイプは、前記パイプの軸方向において所定の間隔を空けて設けられた一対の前記第1係止部を有し、前記各第1係止部は、前記パイプの外周面から前記パイプの径方向外側に突出する突部であり、前記クランプは、前記一対の第1係止部の前記軸方向の両側に設けられた一対の前記第2係止部を有し、前記各第2係止部は、前記クランプの内面から前記パイプに向かって突出する突部である。
この構成によれば、一対の第2係止部がそれぞれ一対の第1係止部とパイプの軸方向に係止される。これにより、クランプのパイプの軸方向への移動が軸方向の両方向において規制されるため、クランプがパイプの軸方向に位置ずれすることを好適に抑制できる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際とは異なる場合がある。
図1に示すように、ワイヤハーネス1は、ハイブリッド車や電気自動車等の車両2に搭載される。ワイヤハーネス1は、高圧回路を構成する高圧電線3と、低圧回路を構成する低圧電線4とを備えている。高圧電線3は、車両2の前部に搭載されたインバータ等の機器5と、車両2の後部に搭載された高圧バッテリ等の機器6とを電気的に接続する。インバータは、車両走行の動力源となる車輪駆動用のモータと接続され、高圧バッテリから交流電力を生成し、その交流電力をモータに供給する。高圧バッテリは、例えば数百ボルトの電圧を供給可能なバッテリである。
低圧電線4は、車両2の前部に搭載されたヒューズボックス等の機器7と、車両2の後部に搭載された低圧バッテリ等の機器8とを電気的に接続する。低圧バッテリは、例えば12ボルトの電圧を供給可能なバッテリである。ワイヤハーネス1は、例えば車両2の床下等を通るように配索される。
高圧電線3及び低圧電線4は、例えば車両2の前後方向に延びるように長尺状に形成されている。高圧電線3は、高電圧・大電流に対応可能である。高圧電線3及び低圧電線4は、例えば複数の金属素線を撚り合わせてなる芯線と、その芯線を被覆する絶縁被覆とを有している。高圧電線3及び低圧電線4は、自身に電磁波をシールドする電磁シールド構造を有するシールド電線であってもよいし、自身にシールド構造を有さないノンシールド電線であってもよい。高圧電線3は、一端部がコネクタを介して機器5と接続され、他端部がコネクタを介して機器6と接続されている。低圧電線4は、一端部が端子金具を介して機器7と接続され、他端部が端子金具を介して機器8と接続されている。
図2に示すように、ワイヤハーネス1は、高圧電線3や低圧電線4を収納して車体に取り付ける部品としてハーネスユニット11を備える。ハーネスユニット11は、電線を内部に収納する筒状のハーネス用パイプ(以下、パイプ12と記す)と、パイプ12の外周面に沿って組み付けられるハーネス用クランプ(以下、クランプ13と記す)とを備える。パイプ12は、軸方向に貫通された貫通孔14に電線が挿通される。本例のパイプ12は、高圧電線3を内部に収容する高圧側パイプ12aと、低圧電線4を内部に収容する低圧側パイプ12bとを備える。
クランプ13は、高圧側パイプ12a及び低圧側パイプ12bを保持する1個又は2個以上の部材である。クランプ13は、樹脂製である。クランプ13には、軸方向(図2のX軸方向)に延びる貫通孔15が形成され、この貫通孔15にパイプ12が挿通されている。
パイプ12は、金属製であって、例えば銅系やアルミニウム系の金属材料が使用されている。パイプ12は、飛翔物や水滴から高圧電線3や低圧電線4を保護するとともに、高圧電線3や低圧電線4を電磁波から保護するシールド構造の役目を果たす。高圧側パイプ12aは、低圧側パイプ12bよりも外径が大きい。この理由は、内部に収容される高圧電線3が低圧電線4よりも電線径大になるからである。ワイヤハーネス1は、パイプ12にクランプ13を取り付けた後、クランプ13を車体等の被固定部に固定することにより、所定の部位に固定される。クランプ13は、パイプ12が組み付けられた際、パイプ12の軸回り沿って回動可能となっている。
図3に示すように、クランプ13の本体部分をなすクランプ本体部17は、断面U字状の第1部品18と、第1部品18の開口19を閉じるように組み付けられる板状の第2部品20とを備える。なお、クランプ本体部17は、クランプ13においてパイプ12が組み付く部分をいう。第2部品20の幅方向(図3のY軸方向)の両端には、段部22が各々形成され、この段部22に第1部品18の端縁が配置される。第1部品18及び第2部品20の組付構造は、例えばスナップフィット構造など、既知の構造を用いることができる。
図2及び図3に示すように、パイプ12及びクランプ13は、クランプ13がパイプ12の軸方向(図2及び図3のX軸方向)に位置ずれするのを規制する位置規制機構24が設けられている。本例の位置規制機構24は、パイプ本体25の外周面上に突部26を形成し、その突部26をクランプ13に接触させることにより、クランプ13のパイプ12の軸方向への位置ずれを規制するものである。すなわち、本実施形態では、突部26が第1係止部に対応する。なお、パイプ本体25は、パイプ12においてクランプ13が取り付けられる部分をいう。
突部26は、パイプ12の外周面からパイプ12の径方向外側に突出して形成されている。突部26は、例えばパイプ母材をプレス加工するなどして形成され、裏面側に凹部26aが形成される。突部26は、パイプ12の周方向に沿って延びるように形成されている。本実施形態の突部26は、パイプ12の周方向全周にわたって形成されて環状をなしている。本実施形態のパイプ12では、パイプ12の軸方向(図2及び図3のX軸方向)において所定の間隔を空けて一対の突部26が設けられている。一対の突部26は、例えば、クランプ13のパイプ12の軸方向の両側に設けられている。換言すると、クランプ13は、一対の突部26の間に位置するパイプ12の外周面に取り付けられている。本実施形態のクランプ13は、パイプ12の外周面に取り付けられた状態では、パイプ12の軸方向において一対の突部26によって挟まれている。
図4に示すように、クランプ13の第2部品20の軸方向両端(図4のX1方向両端)には、組み付け時においてパイプ12の突部26に接触する突片21が形成されている。突片21は、パイプ12に形成された突部26と係止できるように、パイプ12に向かって突出する。本実施形態の突片21は、パイプ12の突部26の数に合わせて第2部品20の各端部に計2つ設けられている。突片21の表面は、パイプ12の外周面に合わせて円弧状に形成されている。
図2及び図3に戻り、クランプ13の第1部品18の軸方向両端(図2及び図3のX軸方向両端)には、クランプ13の軸方向においてパイプ12の突部26と接触する規制壁27が形成されている。規制壁27は、クランプ13の幅方向(図2及び図3のY軸方向)に一対配置されている。第1部品18は、複数の規制壁27と、これら規制壁27を支持する壁部29とが、パイプ12の軸方向において突部26と接触する。
パイプ12に取り付けられたクランプ13では、パイプ12の軸方向から視た平面視において、突片21の一部、規制壁27の一部及び壁部29の一部が突部26と重なるように形成されている。このため、パイプ12に取り付けられたクランプ13では、突片21の一部、規制壁27の一部及び壁部29の一部が、突部26とパイプ12の軸方向(図4のX1方向)に係止可能になっている。具体的には、パイプ12に取り付けられたクランプ13では、突片21のX1方向の端面の一部、規制壁27のX1方向の端面の一部、及び壁部29の一部が、突部26とパイプ12の軸方向に係止可能になっている。すなわち、本実施形態では、突片21、規制壁27及び壁部29が第2係止部に対応する。
パイプ12の外周面は、例えば、突部26の形成された部位以外が平滑に形成されている。すなわち、パイプ12では、全体として平滑面に形成されている外周面の一部に局所的に突部26が形成されている。突部26は、例えば、突部26の形成された部位以外の外周面と連続して一体に形成されている。
図4に戻り、クランプ13の軸方向の長さL1は、一対の突部26の配置間隔L2よりも小さく形成されている。このため、クランプ13をパイプ12に組み付けた際には、突部26とクランプ13の端縁と突部26との間に、所定の隙間Wが生じる。隙間Wは、パイプ12及びクランプ13が組み付けられた際において、パイプ軸方向の交差を吸収するためのものである。
次に、図4を用いて、本実施形態のワイヤハーネス1の作用について説明する。
パイプ12がクランプ13に取り付けられると、パイプ12に設けられた一対の突部26によってクランプ13が挟み込まれる。このとき、クランプ13の一部が突部26とパイプ12の軸方向に係止される。これにより、クランプ13のパイプ12の軸方向への移動が規制される。このため、パイプ12に対してクランプ13がパイプ12の軸方向にずれてしまう位置ずれを生じにくくすることができる。
ここで、比較例のワイヤハーネスとして、例えば粘着テープや保護材などの外装材でパイプ12及びクランプ13をまとめて取着することにより、両者を位置規制する構成例が考えられる。この場合には、外装材の追加が必要となるため、その分コストが増加してしまう。また、車体への搭載位置によっては、チッピング等によって外装材が劣化し、パイプ12がクランプ13から脱落する可能性に繋がる。
これに対し、本実施形態のワイヤハーネス1では、パイプ12に一対の突部26を一体形成し、これら突部26をクランプ13に係止することにより、クランプ13のパイプ12の軸方向への移動を規制する構造とした。このため、粘着テープや保護材などの別部材を使用しなくとも、クランプ13の位置ずれを抑制することが可能となる。したがって、外装材の追加によるコストの増加を抑制でき、外装材の劣化に伴うクランプ13の脱落といった問題の発生を未然に抑制することができる。さらに、突部26が金属材料からなり、その突部26の剛性がクランプ13よりも高くなっている。このため、例えばクランプ13をパイプ12の軸方向に移動させるような外力がクランプ13に加わった場合であっても、剛性の高い突部26によってクランプ13のパイプ12の軸方向への移動を好適に規制することができる。
上記実施形態のワイヤハーネス1によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ワイヤハーネス1は、高圧電線3又は低圧電線4を収容する筒状の金属製のパイプ12と、パイプ12の外周面に取り付けられるクランプ13とを有する。パイプ12は、外周面に形成された突部26を有する。クランプ13は、突部26とパイプ12の軸方向に係止する突片21、規制壁27及び壁部29を有する。
この構成によれば、パイプ12に設けられた突部26と、クランプ13の突片21、規制壁27及び壁部29とがパイプ12の軸方向に係止される。これにより、クランプ13におけるパイプ12の軸方向への移動が規制されるため、クランプ13がパイプ12の軸方向に位置ずれすることを抑制できる。
(2)突部26は、パイプ12の周方向全周にわたって形成されて環状をなしている。この構成によれば、突部26を広範囲に設けることができるため、クランプ13がパイプ12の軸方向に位置ずれすることを好適に抑制できる。
(3)突部26は、クランプ13のパイプ12の軸方向の両側に一対設けられている。この構成によれば、一対の突部26によってクランプ13をパイプ12の軸方向の両側から係止することができる。このため、クランプ13におけるパイプ12の軸方向への移動がその軸方向の両方向において規制される。これにより、クランプ13がパイプ12の軸方向に位置ずれすることを好適に抑制できる。
(4)クランプ13の軸方向の長さL1を、一対の突部26の配置間隔L2よりも小さくすることにより、パイプ12及びクランプ13の組み付け時に、突部26とクランプ13の端縁と突部26との間に隙間Wができるようにした。これにより、クランプ13でパイプ12を車体に固定する際に、車体側の固定部との位置調整を、パイプ12の軸方向において実施することができる。
(5)クランプ13は、パイプ12に対して回動可能に組み付けられる。このように、クランプ13をパイプ12に組み付けた後に、パイプ12の周方向にクランプ13を回すことができる。なお、この回転操作の際、パイプ12に対するクランプ13の軸方向の移動は、位置規制機構24によって制限される。よって、クランプ13でパイプ12を車体に固定する際に、車体側の固定部に対し、角度調整しながら位置合わせして組み付けることができる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図5に示すように、位置規制機構24は、突部26を凹部30に係止させる構造でもよい。同図の例の場合、クランプ13の内面に凹部30を設け、この凹部30にパイプ12の突部26を嵌め込むように係止する。凹部30は、環状の突部26に合わせ、クランプ13の内面において周方向全周にわたって形成されている。この構成によれば、凹部30の内側面によって突部26がパイプ12の軸方向の両側から係止される。換言すると、凹部の両内側面のそれぞれがパイプ12の突部26とパイプ12の軸方向に係止される。これにより、クランプ13におけるパイプ12の軸方向への移動がその軸方向の両方向において規制されるため、クランプ13がパイプ12の軸方向に位置ずれすることを好適に抑制できる。なお、本変更例では、凹部30が第2係止部に対応する。
・図6に示すように、位置規制機構24は、一対の突部26を、クランプ13に形成した突部31によってクランプ13の両端で外側から押さえ込む構造としてもよい。例えば、クランプ13には、パイプ12の軸方向において一対の突部26の両側に設けられた一対の突部31a,31bが形成されている。一対の突部31a,31bは、例えば、クランプ13におけるパイプ12の軸方向の両端に設けられている。各突部31a,31bは、例えば、クランプ13の内面からパイプ12に向かって突出するように形成されている。この構成によれば、一方の突部31aが一方の突部26に対して外側から係止され、他方の突部31bが他方の突部26に対して外側から係止される。これにより、クランプ13におけるパイプ12の軸方向への移動がその軸方向の両方向において規制されるため、クランプ13がパイプ12の軸方向に位置ずれすることを好適に抑制できる。なお、本変更例では、突部31a,31bが第2係止部に対応する。
・図7に示すように、位置規制機構24は、突部26をパイプ12の軸方向において一対備えることに限定されず、片側のみに設けられてもよい。この場合でも、パイプ12及びクランプ13の軸方向の位置ずれを生じ難くすることができる。
・パイプ12の外周面や内周面に、樹脂層が積層されてもよい。樹脂層の一例としては、例えば高圧電線が内部に収容されていることを示す有色の塗料等がある。
・パイプ12の形状は、円筒形状に限定されず、多角形状であればよい。
・突部26は、クランプ13がパイプ12に取り付けられた状態において突片21に接触することに限定されず、第2部品20のどの位置に接触してもよい。
・突部26は、例えばパイプ12の周方向に所定ピッチを空けて複数設けられたパターン形状としてもよい。
・突部26を複数設ける場合、これらを異なる形状としてもよい。
・突部26は、クランプ13に対してその両側に配置されることに限定されず、例えばクランプ13の中央付近に1つのみ設けられてもよい。
・突部26の形状は、断面四角形状に限定されず、例えば円弧状等の他の形状に変更可能である。
・第1係止部は、突部26に限定されず、クランプ13に係止可能な形状のものであればよい。
・クランプ13は、例えば3部品以上から構成される部品としてもよい。
・クランプ13は、パイプ12が挿し込まれて組み付くことが可能な形状であればよい。
・クランプ13は、複数のパイプ12が組み付けられる構造でもよい。
・第2部品20において突部26と接触する部分は、突片21に限定されず、例えば第1部品18の裏面ほぼ一帯がパイプ12側に突出した肉厚部でもよい。
・壁部29は、第1部品18の底壁に限定されず、幅方向両側の側壁を含むことが好ましい。
・第1部品18において突部26と接触する部分は、規制壁27及び壁部29から構成されることに限定されない。例えば、第1部品18から規制壁27を省略し、壁部29のみで突部26と接触する構造としてもよい。
・第2係止部は、突部26と接触することができる形状や構造を有していればよい。
・ハーネスユニット11は、車載用に限定されず、他の装置や機器に使用されてもよい。
1…ワイヤハーネス
2…車両
3…高圧電線
4…低圧電線
5~8…機器
11…ハーネスユニット
12…パイプ
12a…高圧側パイプ
12b…低圧側パイプ
13…クランプ
14,15…貫通孔
17…クランプ本体部
18…第1部品
19…開口
20…第2部品
21…突片
22…段部
24…位置規制機構
25…パイプ本体
26…突部
27…規制壁、
29…壁部、
30…凹部
31,31a,31b…突部

Claims (3)

  1. 電線と、
    前記電線を収容する筒状の金属製のパイプと、
    前記パイプの外周面に取り付けられるクランプと、を有し、
    前記パイプは、外周面に形成された第1係止部を有し、
    前記クランプは、前記第1係止部と前記パイプの軸方向に係止する第2係止部を有し、
    前記パイプは、前記パイプの軸方向において所定の間隔を空けて設けられた一対の前記第1係止部を有し、
    前記各第1係止部は、前記パイプの外周面から前記パイプの径方向外側に突出する突部であり、
    前記クランプは、前記一対の第1係止部の前記軸方向の両側に設けられた一対の前記第2係止部を有し、
    前記各第2係止部は、前記クランプの内面から前記パイプに向かって突出する突部であるワイヤハーネス。
  2. 前記第1係止部及び前記第2係止部の少なくとも一方は、前記パイプの周方向全周にわたって形成されて環状をなしている請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 電線と、
    前記電線を収容する筒状の金属製のパイプと、
    前記パイプの外周面に取り付けられるクランプと、を有し、
    前記パイプは、外周面に形成された第1係止部を有し、
    前記クランプは、前記第1係止部と前記パイプの軸方向に係止する第2係止部を有し、
    前記第1係止部は、前記パイプの外周面から前記パイプの径方向外側に突出する突部であり、
    前記第2係止部は、前記クランプの内面から前記パイプに向かって突出する一対の突部であるワイヤハーネス。
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