JP2020063658A - スナップ連結ガイド部材を備える面一装着ガラスデザイン用ウィンドウレギュレータアセンブリ、およびその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】面一装着ガラスデザインの車両用ウィンドウレギュレータを簡単に組付けし得る、ウィンドウレギュレータアセンブリを提供する。【解決手段】ウィンドウレギュレータアセンブリは、ウィンドウガラスFSと、その側縁部の領域に固定された少なくとも1つの第1のガイド部材1と、第1のガイド部材1をウィンドウガラスの調節経路に沿って変位可能に保持する、少なくとも1つの第2のガイド部材と、を備える。第1または第2のガイド部材は、調節経路を横切ってガラス面と略平行に延びる連結方向xで両者が互いにスナップ嵌合し得るよう、少なくとも1つの弾性変位可能な掛止部10aを有し、この掛止部10aにより、第1のガイド部材は第2のガイド部材に連結方向xで連結・固定され、第1および第2のガイド部材により、連結方向xとこれに直交する横方向yにおいてウィンドウガラスが物理的に案内される。【選択図】図2A

Description

本発明は、特に、請求項1の前提部に記載されるウィンドウレギュレータアセンブリ、
およびウィンドウレギュレータアセンブリの組立方法に関する。
車両ウィンドウレギュレータに関して、調節経路に沿って調節でき、ガラス面(局面の
場合もある)に沿って延在するウィンドウガラスを備える、ウィンドウレギュレータアセ
ンブリが広く知られている。この場合、閉じた(閉めた)状態では、車両ドア内のウィン
ドウ開口部(あるいは、リア側ガラスの場合には車体側のウィンドウ開口部)がウィンド
ウガラスにより閉じられる。近年少なくとも高級車においては、いわゆる面一装着ガラス
デザイン(「フラッシュガラス」または「フラッシュグレイジング」)が、ますます人気
を博している。この場合、閉められた位置では、ウィンドウガラスで閉じられるウィンド
ウ開口部を画定する上方および/または側方の車体部分に対し、ウィンドウガラスが面一
に装着されることになる。つまり、ウィンドウガラスが完全に閉められているときに、そ
の外側表面を見ると、該ウィンドウガラスは、それを取り囲む車体部分に対して沈み込ん
でおらず、むしろ、車体の側面において、ガラスと車体の平らな表面が途切れることなく
延びているという印象が生まれる。例えば、このような面一装着ガラスデザインは、ポル
シェパナメーラで実現されている。
このようなガラスデザインでは、ウィンドウガラスを案内するためのガイド部材が、該
ウィンドウガラスのフロント側およびリア側の側縁(lateral edge)に固定されている。
このようなガイド部材はそれぞれ、車体側またはドア側にある別のガイド部材(一般的に
は、ガイドプロファイルとして構成されている)で、調節経路に沿って変位可能に案内さ
れる。この場合、ウィンドウガラスに固定されたガイド部材は、しばしば「ピンガイド」
と称される。しかし、このようなウィンドウガラスの組立は従来、比較的複雑であった。
つまり、ガラスはしばしば、下方から、すなわち、例えば車両ドアのウィンドウパラペッ
トよりも下方から、車体側またはドア側のガイドプロファイルのガイド溝内に挿入される
ことが必要であった。しかしながら、そのためにこのようなアセンブリはさらに、ドアア
ウタスキンが後から組み付けられる特殊なドア設計、あるいは、ドアキャリアとウィンド
ウフレームとこれに組み付けられたガラスとからなる完成品として組み立て可能なドアフ
レームモジュールが用意されてから該ドアフレームモジュールが車両ドアの残りの部品(
特には、ドアインナスキンおよびドアアウタスキン)に後から連結される特殊なドア設計
を必要とする。
したがって、本発明の目的は、面一装着ガラスデザイン(いわゆる「フラッシュガラス
」または「フラッシュグレイジング」デザイン)用の車両ウィンドウレギュレータの場合
に簡単な組付を可能にする、ウィンドウレギュレータアセンブリを提供することである。
この目的は、請求項1に記載のウィンドウレギュレータアセンブリ、請求項20に記載
のウィンドウレギュレータアセンブリ、および請求項21に記載の組付方法のいずれによ
っても達成される。
本発明では、とりわけ、ウィンドウレギュレータアセンブリであって、ガラス面に沿っ
て延在するウィンドウガラス、該ウィンドウガラスの側縁部の領域で該ウィンドウガラス
に固定されている少なくとも1つの第1のガイド部材を備える、ウィンドウレギュレータ
アセンブリが提案される。この少なくとも1つの第1のガイド部材は、一般に車体側また
はドア側の第2のガイド部材でウィンドウガラスの調節経路に沿って変位可能に保持され
る。簡単な組付のために、第1または第2のガイド部材は、該第1および第2のガイド部
材が調節経路を横切ってガラス面と略平行に延びる連結方向において互いにスナップ嵌合
されることを可能にする、少なくとも1つの弾性変位可能な掛止部を有している。この少
なくとも1つの掛止部により、ウィンドウガラスに固定される第1のガイド部材と第2の
ガイド部材との形状係合連結(positive connection)であって、該第1のガイド部材を
該第2のガイド部材に連結方向に関して固定する連結がもたらされる。ウィンドウレギュ
レータアセンブリの組立のために第1および第2のガイド部材が互いにスナップ嵌合され
得る連結方向は、該ウィンドウレギュレータアセンブリの設置後状態を基準として、車両
フロント側から車両リア側に向いた車両前後方向と略平行に延びる方向である。さらに、
所期のとおり互いに形状係合によって連結された第1および第2のガイド部材により、連
結方向および該連結方向と直交して伸びる横方向におけるウィンドウガラスの位置を規定
するガイド構造が提供される。
本発明に従って構成された第1および第2のガイド部材により、ウィンドウガラスをウ
ィンドウパラペットよりも上方から、簡単に組み付けることができる。というのも、ウィ
ンドウガラスに固定される第1のガイド部材を第2のガイド部材のガイド溝内に下方から
挿入することが特に必要でなくなり、むしろ、これらガイド部材同士をリア側またはフロ
ント側に向いた連結方向で互いにスナップ嵌合すればよいからである。まずこの場合、弾
性変位可能な掛止部が、ガラス側の第1のガイド部材に設けられているのか、それとも、
車体側またはドア側の第2のガイド部材に設けられているのかは重要でない。重要なのは
、まず、ウィンドウガラスが連結方向だけでなく、これと直交して延びる横方向にも案内
され得る形状係合(掛止)連結(形状同士の組み合せによる連結)が生じるように、それ
ら2つのガイド部材が連結方向にまとまって配置されて、互いに掛止され得るという点の
みである。
この場合、一方のガイド部材の、他方のガイド部材のガイド溝内にスナップ嵌合される
掛止部が、ウィンドウガラスを連結方向に関して固定すると共に、該連結方向における位
置ガイド体を提供する。さらに、この掛止部または該掛止部とは別のガイド部により、連
結方向と直交して延びる横方向における位置のガイド構造も提供される。したがって、互
いにスナップ嵌合された第1および第2のガイド部材によって、ウィンドウガラスは、第
1のガイド部材を含む側縁部の領域において、該ウィンドウガラスの調節経路と直交して
延びる複数の空間方向に所期のとおり案内されることになる。好ましくは、この場合の第
2のガイド部材は、該第2のガイド部材によって第1のガイド部材がウィンドウ開口部に
おいて変位可能に保持されるように、該ウィンドウ開口部の少なくとも一部に延在する。
よって、この場合ウィンドウパラペットよりも上方でのそれら2つのガイド部材のスナッ
プ嵌合が可能となる。したがって、本発明に従って構成されたウィンドウレギュレータア
センブリが車両ドアに使用される場合には、原則として、ドアアウタスキンを後から(す
なわち、具体的にはウィンドウガラスの導入後に)組み付けることを可能とするドア設計
がもはや必要でなくなる。当然ながら、車体側またはドア側にある第2のガイド部材は、
ウィンドウパラペットよりも下方に、したがって、例えばドアチャンネル内に延長してい
るものとされてもよい。ただし、第2のガイド部材の少なくとも一部が、ウィンドウ開口
部に、したがって、ウィンドウパラペットよりも上方に延在することが好ましい。
一変形例において、掛止部は、第1および第2のガイド部材が互いにスナップ嵌合され
たときにガイド溝の壁部に係止される少なくとも1つの掛止フックを具備するように構成
されている。該掛止フックが壁部の背面に係止されることによって、ガイド溝からの掛止
部の抜け落ちが防止される。これと同時に壁部に接する掛止フックにより、連結方向にお
ける位置を規定するガイド構造を提供することができる。
一改良形態では、一つのガイド部材に少なくとも2つの掛止部が設けられており、その
うち第1の掛止部は、第1の方向に突出する掛止フックを形成しており、第2の掛止部は
、第1の方向とは反対の第2の方向に突出する掛止フックを形成している。これにより、
少なくとも2つの掛止フックをガイド溝の対向し合う2つの壁部の背面に係止できるので
、それら2つのガイド部材間の形状係合掛止連結の安定性が向上する。
改良形態に基づく一変形例では、第1の掛止部と第2の掛止部とが、連結方向と直交し
、ガラス面と略平行に延びる縦方向で上下に配置されている。そのため、これら2つの掛
止部は、ウィンドウレギュレータアセンブリ設置後状態を基準として、車両床から車両屋
根に向いた車両の上下軸と平行に一般的に延びる縦方向において互いに離間している。第
1の掛止部と第2の掛止部とが複数ある場合には、これら掛止部が縦方向において互いに
交互に配置され、これによって該掛止部の掛止フックが、断面U字状のガイド溝の一方ま
たは他方の壁部に交互に掛止することになる。
代替的な一変形例では、第1の掛止部と第2の掛止部とが、横方向において前後に、し
たがって、互いに向かい合わせに配置されている。よって、この場合、前後に配置された
2つの掛止部は、2つのガイド部材を互いにスナップ嵌合するためにガイド溝内に挿入さ
れると、初めは互いに向かって弾性的に圧迫されるが、該掛止部がそのガイド溝内に連結
方向に十分深く挿入されると、該掛止部がスナップして該掛止部の掛止フックがそのガイ
ド溝の対向し合う壁部上に配される。
一変形例では、少なくとも1つの掛止部が(それぞれ)、断面L字状に構成されている
。この場合のL字状の掛止部は、例えば、ウィンドウガラスの車両内部に面することにな
る内側表面に該ウィンドウガラスの側縁部の領域で固定されたベースに対して、弾性変位
可能である。したがって、弾性変位可能な掛止部は、ウィンドウガラスの内側表面からベ
ースを経由して若干突出してから、連結方向にウィンドウガラスのガラス面(場合によっ
ては、曲面である)と略平行に延設されている。この場合の掛止部は、さらに、ガラス面
の側縁部を越えて連結方向に突出していてもよい。
一変形例では、第1または第2のガイド部材が、連結方向と略平行に突出する少なくと
も1つの剛体のガイド部を有している。このガイド部は、第1および第2のガイド部材が
互いにスナップ嵌合された後に、該第1のガイド部材と該第2のガイド部材とのさらなる
形状係合連結であって、該第1のガイド部材を該第2のガイド部材に横方向に対して固定
する連結をもたらす。この構成によれば、掛止部によってウィンドウガラスの側縁部の領
域において連結方向における該ウィンドウガラスの案内が行われるとともに、ガイド部に
よってウィンドウガラスの側縁部の領域において横方向における該ウィンドウガラスの案
内が行われる。つまり、少なくとも1つの掛止部の弾性により、第1および第2のガイド
部材の掛止が可能となるだけでなく連結方向における組付公差、設定挙動及び温度依存性
の可変膨張の補償も可能となる。この構成によれば、組付時において、ウィンドウガラス
を連結方向において位置合わせしたり調節したりすることが、掛止部により可能となる。
そして、これとは独立して、剛体構造のガイド部により、少なくとも横方向においてガラ
スを所定位置に規定するガイド構造が提供されるので、横方向で内側又は外側に大きな力
が働いた場合であっても、車体側またはドア側にあるガイド体でウィンドウガラスが保持
される。
例えば、ガイド部の厚さは、掛止部及び設けられている掛止フックの厚さよりも大きく
選択されており、これによって掛止部とガイド部とが同じガイド溝内に挿入され得る一方
で、掛止部については該ガイド溝内に挿入された時に、未だ掛止のため連結方向を横切る
ように変位可能であり、かつ、剛体の該ガイド部については該ガイド溝内において該ガイ
ド溝を画定する、対向する2つの壁部間で実質的に隙間なしに又は横方向に関して隙間な
しに収容されるようにできる。また、一方のガイド部材が少なくとも1つの掛止部を形成
し、他方のガイド部材が少なくとも1つのガイド部を形成するものであってもよい。
例示的な一実施形態では、掛止部とガイド部とが、連結方向と直交し、ガラス面と略平
行に延びる縦方向において互いに離間しており、従って、上下に配置されていることが好
ましい。具体的には、この場合の掛止部とガイド部とは、縦方向において連なって配置さ
れているものであってもよい。掛止部が複数ある場合には、ガイド部が複数の(2つ以上
の)掛止部間に配置されてもよく、特には、上下に連なって配置されていてもよい。
一変形例では、ウィンドウレギュレータアセンブリのガイド部材の一方に弾性領域が設
けられており、2つのガイド部材が互いにスナップ嵌合されると、少なくとも1つの掛止
部を有するガイド部材が、弾性領域によって他方のガイド部材に対して連結方向と平行に
、すなわち、連結方向とは逆方向に又は連結方向に付勢される。つまり、弾性領域により
例えば、掛止部の掛止フックが背面に係止された壁部に該掛止フックが該弾性領域の付勢
力によって押し付けられることで、互いにスナップ嵌合された第1および第2のガイド部
材の形状係合掛止連結が支援される。この場合の弾性領域は、例えば、ガイド部に設けら
れ得る。
変形例に基づく一改良形態では、弾性領域が、ガイド部の連結方向に位置する前面に形
成された円弧状のバネによって形成されている。2つのガイド部材が所期のとおり互いに
連結された状態においてこの円弧状のバネは、ガイド溝のウィンドウガラスの側縁部に面
するベースに押し付けられることによって掛止部を有するガイド部材に付勢力を加え、該
掛止部によるウィンドウガラスの位置制御を支援し、(場合によっては)掛止連結を意図
せずして解除されることのない確実なものとする。
一変形例では、第1および第2のガイド部材の形状係合連結を(さらに)確実なものに
するために、少なくとも1つの掛止部に配置される少なくとも1つの固定部材が設けられ
る。この場合、該固定部材は、形状係合連結を連結方向と直交する方向において又は連結
方向と平行な方向において確実なものにするように、少なくとも1つの掛止部に配置され
得る。これにより、固定部材によって2つのガイド部材が、相互の係合状態から意図せず
して外れないようにされる。好ましくは、連結方向と直交する方向での固定部材の配置又
は挿入は、ガラス面と略平行に延びる縦方向(場合によっては、垂直方向)で(好ましく
は、ウィンドウガラスの内側表面上で)行われる。
この場合、掛止部に配置された固定部材により、一方のガイド部材の掛止部の掛止フッ
クが、他方のガイド部材の壁部との係合状態から外れ得ないようにされる。この場合の固
定部材は、ガイド部材同士が互いにスナップ嵌合された後に、掛止部の弾性変位を阻止す
るものである。固定部材は、まず、少なくとも1つの掛止部に後から配置され得るか、あ
るいは、該固定部材が第1および第2のガイド部材を係合状態から外れないことを確実に
する固定位置で、少なくとも後から掛止部に配置され得る。
固定部材の少なくとも一部は、掛止部による形状係合掛止連結を確実なものにするよう
、掛止部に設けられた挿入口に挿入され得る。掛止部自体に設けられている挿入口への挿
入によって、この場合の固定部材は、例えば、該掛止部を後から補強し、これによって掛
止部の弾性変位を防止することができる。
一変形例では、複数の掛止部が(例えば、縦方向において)互いに離間して設けられて
おり、これらに対して個々の固定部材を同時に配置することができる。一変形例では、該
固定部材が例えば剛体のピン状体を形成しており、該剛体のピン状体は、相異なる2つの
方向に交互に突出する掛止フックを具備する複数の掛止部間に延在せしめられて、該掛止
フックをガイド溝の対向し合う壁部との係合状態に保持するように掛止フック同士を互い
に支持する。さらなる変形例では、固定部材はピンストリップを含み、このピンストリッ
プからは複数の固定ピンが突出している。そして、各々の固定ピンが、一つ一つの掛止部
の挿入口に振り当てられる。ピンストリップを含む固定部材を用いることにより、全ての
固定ピンが複数の掛止部に同時に取り付けられて、掛止係合を確実なものにする。
原則として、ウィンドウガラスに固定されている第1のガイド部材は、ウィンドウガラ
スの連結方向を基準としてリア側の縁部の領域に固定されるものであってもよい。そのた
めウィンドウガラスの位置制御は、該ウィンドウガラスのリア側縁部で第2のガイド部材
により行われ、フロント側ガラスの場合にはBピラーの近傍で、リア側ガラスの場合には
Cピラーの近傍で行われる。変形例として、ウィンドウガラスの連結方向に対するフロン
ト側縁部の領域においてウィンドウガラスに固定された第1のガイド部材は、ウィンドウ
ガラスの位置制御が、該ウィンドウガラスのフロント側縁部で第2のガイド部材により行
われ、すなわち、フロント側ガラスの場合にはAピラーの近傍で又はリア側ガラスの場合
にはBピラーの近傍で行われるように固定されていてもよい。
一変形例では、連結方向に対して反対側の縁部においてもウィンドウガラスの案内を行
うために、第3のガイド部材が設けられる。該第3のガイド部材は、ウィンドウ開口部で
第4のガイド部材にウィンドウガラスの調節経路に沿って変位可能に保持される。この場
合、第3または第4のガイド部材には連結部が設けられており、該連結部は、第1または
第2のガイド部材の少なくとも1つの掛止部と同じ方向に延びている。そこで、例えば、
ウィンドウガラスに固定されている第1および第3のガイド部材がそれぞれ、連結方向に
延出した部位を有するいわゆる「ピンガイド」として構成されており、好ましくは、該部
位が、車体に固定されているか又はドアに固定されている第2および第4のガイド部材の
ガイドトラックで変位可能に保持される。連結部と掛止部とが同じ方向に延びていること
により、第一に、ウィンドウガラスは各ウィンドウ開口部へ連結方向にしか組み付けられ
ることができないので、組付順序が実質的に予め決まったものになる。第二に、このよう
にしてウィンドウガラスの側方ガイド体で連結方向とは逆方向でもウィンドウガラスおよ
び/またはガイド部材についての対応する支持が行われるようになるので、ウィンドウガ
ラスの恒久的かつ確実な保持が比較的簡単に確保できる。結果として、ウィンドウガラス
に同じく固定される第3のガイド部材は、ドアに固定されるか又は車体に固定される第4
のガイド部材のガイド溝で変位可能に保持される連結部を有するものであってもよい。
この場合の一変形例では、ウィンドウレギュレータアセンブリの組立のため、第4のガ
イド部材が、ドアに固定されたか又は車体に固定された部品上で、連結方向と平行な方向
に変位可能であってもよい。従って、この変形例では、ウィンドウガラスをウィンドウ開
口部に配置でき、次いで第1および第2のガイド部材が互いにスナップ嵌合される。その
後、第4のガイド部材の変位が行われ、この後、同じくウィンドウガラスに固定された第
3のガイド部材の連結部は、所期のとおり第4のガイド部材のガイド溝にしか係合しない
ようにされる。まず、第4のガイド部材は初めに、ドアに固定されているか又は車体に固
定されている部品上で組付時位置に配置されており、ウィンドウガラスは、第1および第
2のガイド部材を互いにスナップ嵌合することによりこの位置に配置され、ウィンドウ開
口部と位置合わせされる。この後でようやく第4のガイド部材がその組付時位置から使用
位置(少なくとも1つの第3のガイド部材の位置制御が該第4のガイド部材によって行わ
れる位置)まで変位され、その位置に固定される。例えば、ウィンドウガラスは車両前後
軸に対ししてリア側縁部で、該ウィンドウガラスの第1のガイド部材によってBピラー側
のガイド体(フロント側ガラスの場合)又はCピラー側のガイド体(リア側ガラスの場合
)にスナップ嵌合される。その後、該ウィンドウガラスはそのフロント側縁部でAピラー
(フロント側ガラスの場合)又はBピラー(リア側ガラスの場合)の領域における所定の
組付時位置に保持される。この保持は、そのフロント側縁部に配された該第4のガイド部
材のガイド溝内に第3のガイド部材の連結部を収容し、そこで変位可能に保持するために
、Aピラー側又はBピラー側にある第4のガイド部材が該ウィンドウガラスの前記フロン
ト側縁部の方向に変位されるまで行われる。
一変形例では、第3および第4のガイド部材も、例えば該第3または第4のガイド部材
の弾性変位可能な掛止部によって、互いにスナップ嵌合され得る。第3および第4のガイ
ド部材にも、第1および第2のガイド部材のスナップ嵌合に関して既述したような追加の
固定部材が、該第3および第4のガイド部材の形状係合掛止連結を確実なものにするよう
に設けられてよい。
上記の構成に代えて、または加えて、車両のドア部分または車体部分に取り付け得る別
体のカバー部材にシールを設けることができ、ウィンドウガラスの側縁部がこのシールに
もたれかかり、所期のとおりに設置された状態のウィンドウガラスは、カバー部材によっ
て連結方向と平行な方向に支持される。つまり、この場合のカバー部材(好ましくは、車
体または車両ドアの、車両内部に面する側に取り付けられるものである)は、ウィンドウ
ガラスの組付後に該ウィンドウガラスが連結方向とは逆方向に意図せずして変位されるこ
とができないように、ウィンドウ開口部での該ウィンドウガラスの側方支持体として機能
する。カバー部材により、ガイド部材同士がはずれることが防止されるだけではなく、ガ
タつき音の発生も防止される。車体部分又はドア部分の被覆体を形成するカバー部材がウ
ィンドウガラス(したがって、該ウィンドウガラスに固定されている第1および第3のガ
イド部材)の連結方向とは逆方向への変位を妨げることによって、ガイド部材と、対応す
る他方のガイド部材との形状係合がさらに確実なものとなる。
例示的な一実施形態では、ウィンドウガラスが車両フロント側ドアにおけるウィンドウ
開口部を閉じるために設けられているものであるとき、カバー部材は三角形状のミラーパ
ネルにより形成されている。この場合の三角形状のミラーパネルは、一般的に、車両のA
ピラーの近傍の領域に取り付けられる。したがって、この変形例では、このような三角形
状のミラーパネルに、カバーとしての機能以外に、他の機能が組み込まれている。すなわ
ち、この変形例における三角形状のミラーパネルは、ウィンドウ開口部に配置されるウィ
ンドウガラスの側縁部に対するシールの担持体でもある。該三角形状のミラーパネルは、
さらに、連結方向と平行な方向でのウィンドウガラスの(追加の)固定部としても機能す
る。
カバー部材、特には三角形状のミラーパネルへのこのような機能の組込みは、本発明に
従って可能となる第1および第2のガイド部材のスナップ嵌合との組合せで有利となり得
るが、当然ながらスナップ嵌合との組合せに限定されない。したがって、これとは独立し
て、本発明のさらなる態様で提案されるウィンドウレギュレータアセンブリは。少なくと
も2つのガイド部材の一つのガイド部材が、ガラス面と略平行に延びる連結方向で、別の
ガイド部材に固定され得て、車両のドア部分または車体部分に取り付けられ得る別体のカ
バー部材にシールが設けられており、ウィンドウガラスの側縁部がこのシールに圧接し(
もたれかかり)、所期のとおりの設置された状態のウィンドウガラスは、カバー部材によ
って連結方向とは逆方向に支持される、ウィンドウレギュレータアセンブリである。
カバー部材により、該カバー部材が連結方向とは逆方向へのウィンドウガラス(したが
って、該ウィンドウガラスに固定されているガイド部材)の変位を阻止するので、このよ
うにして他方のカバー部材での一方のカバー部材の保持、具体的には他方のガイド部材で
の一方のカバー部材の形状係合が連結方向においてさらに確実なものにされ得る。これに
より、ウィンドウガラスは、連結方向とは逆方向にカバー部材を越えて変位され得ない。
この場合においても、対応するカバー部材が三角形状のミラーパネルにより形成されて
おり、該三角形状のミラーパネルが、ウィンドウガラスのフロント側縁部に対するシール
の担持体にもなることが好ましい。
本発明のさらなる態様は、ウィンドウレギュレータアセンブリ(特には、本発明に従っ
て構成されたウィンドウレギュレータアセンブリ)の組立方法であって、該ウィンドウレ
ギュレータアセンブリは、車両のウィンドウレギュレータ用に設けられており、調節され
るウィンドウガラスは、閉めた状態では、該ウィンドウガラスによって閉じられる開口部
を画定する上方および/または側方の車体部分に対して面一に装着される、方法である。
本発明では、ウィンドウガラスにフロントまたはリア側縁部の領域において固定されて
いる第1のガイド部材、あるいは、前記第1のガイド部材をウィンドウガラスの調節経路
に沿って変位可能に保持するよう設計された第2のガイド部材が、少なくとも1つの弾性
変位可能な掛止部を有している。本発明では、第1および第2のガイド部材がウィンドウ
レギュレータアセンブリの組立のために、調節経路を横切ってガラス面と略平行に延びる
連結方向において互いにスナップ嵌合される。この場合の2つのガイド部材同士のスナッ
プ嵌合は、ウィンドウ開口部の領域において行われ得る(ただし、任意で、ウィンドウパ
ラペットよりも下方で、したがって、例えばドアチャンネル内で行われてもよい)。重要
なのは、第1または第2のガイド部材の少なくとも1つの掛止部により、ウィンドウガラ
スに固定されている第1のガイド部材と第2のガイド部材との形状係合連結が行われ、こ
の連結が該第1のガイド部材を該第2のガイド部材に連結方向に対して固定することであ
る。本発明では、この場合にさらに、所期のとおり互いに形状係合によって連結された第
1および第2のガイド部材により、連結方向および該連結方向と直交して延びる横方向の
両方においてウィンドウガラスの位置を規定するガイド構造が提供される。
上述のように、第1および第2のガイド部材が互いにスナップ嵌合された後、別体の部
品として構成された固定部材を少なくとも1つの掛止部に配置し、該固定部材によって第
1および第2のガイド部材の形状係合連結を確実なものとしてもよい。
第1のガイド部材は、連結方向に対してリア(フロント)側縁部の領域でウィンドウガ
ラスに固定されているものであってもよい。そして、第3のガイド部材は、ウィンドウガ
ラスのフロント(リア)側縁部の領域で該ウィンドウガラスに固定でき、車体側またはド
ア側にある第4のガイド部材に、ウィンドウ開口部で変位可能に保持され得る。第3のガ
イド部材には、このための連結部が設けられており、ウィンドウガラスが該連結部を介し
て、ウィンドウ開口部で第4のガイド部に変位可能に保持されるように設計されている。
例示的な一実施形態における該連結部は、第1および第2のガイド部材が互いにスナップ
嵌合されるときに第4のガイド部材との係合状態に移行させられるか、あるいは、第1お
よび第2のガイド部材が互いにスナップ嵌合された後に第4のガイド部材との係合状態に
移行させられる。
最初に述べた場合には、第1および第2のガイド部材、さらには、第3および第4のガ
イド部材が互いに連結された後にのみ、シールを具備するカバー部材を取り付けのため、
車両のドア又は車体部分に提供することができる。その後、取り付けられたカバー部材は
、部材のシールによってウィンドウガラスを、該ウィンドウガラスの側縁部が該シールに
圧接することによって支持する。
第1および第2のガイド部材がリア(フロント)側縁部の領域において互いにスナップ
嵌合された後でしか第3および第4のガイド部材がウィンドウガラスのフロント(リア)
側縁部の領域において互いとの係合状態に移行されない一変形例では、車体側またはドア
側にある第4のガイド部材がウィンドウレギュレータアセンブリの組立のために変位可能
とされている。この場合の該第4のガイド部材はドアに固定されているか又は車体に固定
されている部品上において連結方向と平行な方向に変位可能に保持されており、ウィンド
ウガラスをウィンドウ開口部に配置して位置合わせした後に、該第4のガイド部材に第3
のガイド部材が係合するように、連結方向に又は該連結方向とは逆方向に変位される。従
って、この場合の第3および第4のガイド部材の所期のとおりの連結は、第1および第2
のガイド部材が互いにスナップ嵌合されて、ウィンドウガラスがウィンドウ開口部に位置
合わせされた後でしか実現されない。このようにして、例えば、第4のガイド部材のガイ
ド溝は、ウィンドウガラスがウィンドウ開口部に配置された後はじめて、連結方向に平行
に、したがってその延在方向を実質的に横切るように配置され、ウィンドウガラスに固定
された第3のガイド部材の連結部に押しかぶせられる。その後、変位された第4のガイド
部材が、使用時位置を規定する調整位置で固定される。
ウィンドウレギュレータアセンブリの組立時に第4のガイド部材を組付時位置から使用
時位置に変位できるよう、該ガイド部材を変位可能とするために、ガイド部として例えば
スロットが設けられている。この場合、例えば、第4のガイド部材に固定されている締結
具(例えば、ねじ等)などの部品が車体部分又はドア部分におけるスロットに係合してお
り、ここで例えばこの締結具等を用いて第4のガイド部材が該車体部分又はドア部分に固
定されることになる。あるいは、これとは逆に、車体部分又はドア部分に固定されている
部品が第4のガイド部材のスロットに係合していてもよい。
さらなる変形例では、第1および第2のガイド部材が互いにスナップ嵌合された後に、
第3および第4のガイド部材も互いにスナップ嵌合される。具体的には、この変形例では
さらに、第3および第4のガイド部材を互いに連結するよりも前にフロント側縁部の領域
にはシールを具備したカバー部材が既に、車両のドア部分または車体部分に設けられ、ウ
ィンドウガラスが所期のとおりウィンドウ開口部内に配置されると、シールにウィンドウ
ガラスのフロント側縁部が圧接してカバー部材によってウィンドウガラスが連結方向と平
行な方向に支持される。
本発明にかかる組立方法はこの場合、特には、本発明に従って構成されたウィンドウレ
ギュレータアセンブリの組立に適用され得る。結果として、本発明にかかるウィンドウレ
ギュレータアセンブリの各種変形例に関して前述した及び後述する利点及び特徴は、本発
明にかかる組立方法の各種変形例にも当てはまり、その逆も然りである。
さらに、本発明にかかる解決技術の想定可能な変形例について、添付の図面を参照しな
がら説明する。
ウィンドウガラスの側縁部に固定され、車体側またはドア側にある第2のガイド部材により形成されるガイド体にスナップ嵌合する第1のガイド部材を示す詳部斜視図である。 ガイド部材同士が所期のとおり互いに形状係合によって連結されている状態を示す断面図である。 ガイド部材同士が所期のとおり互いに形状係合によって連結されている状態を示す他の断面図である。 ウィンドウガラスに固定されている第1のガイド部材のさらなる変形例を示す詳細斜視図であり、異なる掛止部及びガイド部を備える図である。 図3のガイド部材が車体側またはドア側にあるガイド体に形状係合によって連結されている状態を示す断面図である。 図3のガイド部材が車体側またはドア側にあるガイド体に形状係合によって連結されている状態を示す他の断面図である。 図3のガイド部材が車体側またはドア側にあるガイド体に形状係合によって連結されている状態を示すさらなる他の断面図である。 ウィンドウガラスの側縁部に固定されている第1のガイド部材のさらなる変形例であり、該第1のガイド部材に固定部材が縦方向に配置される状態を、組付時のある段階で示した図である。 ウィンドウガラスの側縁部に固定されている第1のガイド部材のさらなる変形例であり、該第1のガイド部材に固定部材が縦方向に配置される状態を、組付時の異なる段階で示した図である。 図5Aに示す段階の変形例を断面で見た図である。 図5Bに示す段階の変形例を断面で見た図である。 ウィンドウガラスの側縁部に固定される第1のガイド部材の一変形例であり、固定部材が横断的に配置される状態を、組付時のある段階で示した図である。 図6Aに示す段階の変形例を断面で見た図である。 ウィンドウガラスの側縁部に固定される第1のガイド部材の一変形例であり、固定部材が横断的に配置される状態を、組付時の別の段階で示した図である。 図6Cに示す段階の変形例を断面で見た図である。 ウィンドウガラスの側縁部に固定される第1のガイド部材のさらなる変形例であり、固定部材が横断的に配置される状態を、組付時のある段階で示した図である。 図7Aに示す段階の変形例を断面で見た図である。 ウィンドウガラスの側縁部に固定される第1のガイド部材のさらなる変形例であり、固定部材が横断的に配置される状態を、組付時の別の段階で示した図である。 図7Cに示す段階の変形例を断面で見た図である。 ウィンドウガラスのフロント側縁部を示す断面図であり、該フロント側縁部でウィンドウガラスに固定されるさらなる(第3の)ガイド部材が、フロント側ガイド溝との係合状態に移行させられて、三角形状のミラーパネルの形態のカバー部材によって固定される状態が描かれている図である。 ウィンドウガラスのフロント側縁部を示す断面図であり、該フロント側縁部でウィンドウガラスに固定されているさらなる(第3の)ガイド部材が、フロント側ガイド溝との係合状態に移行させられて、三角形状のミラーパネルの形態のカバー部材によって固定される状態が描かれている他の図である。 図8A及び図8Bのウィンドウレギュレータアセンブリの組立時のある段階での、ウィンドウガラスのフロント側縁部とリア側縁部とを示した断面図である。 図8A及び図8Bのウィンドウレギュレータアセンブリの組立時の異なる段階での、ウィンドウガラスのフロント側縁部とリア側縁部とを示した断面図である。 図8A及び図8Bのウィンドウレギュレータアセンブリの組立時のさらに異なる段階での、ウィンドウガラスのフロント側縁部とリア側縁部とを示した断面図である。 図8A及び図8Bと同様の図であって、ドア側のガイド部材が別途固定されるものである代替的な一変形例を示す図である。 本発明にかかるウィンドウレギュレータアセンブリのさらなる変形例であって、フロント側の(第4の)ガイド部材が連結方向と平行な方向に変位可能なものとされる変形例の、ウィンドウガラスの組付時のある段階を示した断面図である。 本発明にかかるウィンドウレギュレータアセンブリのさらなる変形例であって、フロント側の(第4の)ガイド部材が連結方向と平行な方向に変位可能なものとされる変形例の、ウィンドウガラスの組付時の異なる段階を示した断面図である。 本発明にかかるウィンドウレギュレータアセンブリのさらなる変形例であって、フロント側の(第4の)ガイド部材が連結方向と平行な方向に変位可能なものとされる変形例の、ウィンドウガラスの組付時のさらに異なる段階を示した断面図である。 本発明にかかるウィンドウレギュレータアセンブリのさらなる変形例であって、リア側のガイド部材とフロント側のガイド部材との両方がスナップ嵌合されることが可能なものである変形例の、組付時のある段階を示した断面図である。 本発明にかかるウィンドウレギュレータアセンブリのさらなる変形例であって、リア側のガイド部材とフロント側のガイド部材との両方がスナップ嵌合されることが可能なものである変形例の、組付時の異なる段階を示した断面図である。 車両ドアの側面図であって、本発明にかかるウィンドウレギュレータアセンブリを使用することにより、閉じられた状態で上方および側方の車体部分と面一に装着されることになるウィンドウガラスが、上方からドアチャンネル内に挿入され得て、リア側に向いた連結方向でウィンドウフレームの側方ガイド体に固定され得る状態を示した図である。 車両ドアの側面図であって、本発明にかかるウィンドウレギュレータアセンブリを使用することにより、閉じられた状態で上方および側方の車体部分と面一に装着されることになるウィンドウガラスが、上方からドアチャンネル内に挿入され得て、リア側に向いた連結方向でウィンドウフレームの側方ガイド体に固定され得る状態を示した他の図である。
図12A及び図12Bは、車両ドアTの側面図であって、ドアアウタパネルTABの形
態のドアアウタスキンを備える状態を示す図である。車両ドアTはウィンドウフレームR
Fによりウィンドウ開口部を形成しており、該ウィンドウ開口部は、調節経路に沿って調
節され得るウィンドウガラスFSにより開閉される。図示の例におけるウィンドウガラス
FSの調節経路は、直線状に延びており、ウィンドウガラスFSが設計どおり車両に配置
されているときには、空間方向zで規定される鉛直方向に対し若干傾いている。
ウィンドウガラスFSは該ウィンドウガラスの閉じられた状態において、ウィンドウ開
口部を画定する車体部分に対して上方および/または側方で面一に装着されている。この
点に関し、これは、面一装着ガラスデザイン用のウィンドウレギュレータシステム、また
は「フラッシュグレイジング」もしくは「ピンガイド」ウィンドウレギュレータシステム
とも称される。閉じられたウィンドウガラスがウィンドウ開口部を画定する車体部分に対
して上方および/または側方で面一に装着される配置構成により、極めて魅力的な意匠性
や、ガラスと車体側面との滑らかな印象が得られる。ウィンドウガラスFSを特にウィン
ドウ開口部において案内し、ウィンドウガラスFSの調節経路を予め定めるために、ウィ
ンドウガラスFSに固定されたガイド部材が設けられている。これらのガイド部材は、車
両前後軸に対し、ウィンドウガラスFSのリア側の縁部Rhとフロント側縁部Rvとに固
定されており、かつ、ドアに固定されているガイド部材(図12A及び図12Bでは、こ
れらのリア側ガイド体2のみが、第2のガイド部材として描かれている)により形成され
るガイド溝内で変位可能にそれぞれ案内される。
一例として図12A及び図12Bを参照すると、本発明に従って設計されたウィンドウ
レギュレータアセンブリを使用することによってウィンドウガラスFSが下方から(すな
わち、ウィンドウパラペットよりも下方から)車両ドアTに設置されなくてもよくなる状
態が描かれており、これによって特に、ドアアウタスキンTABを取外し可能に構成する
必要がなくなる。ウィンドウガラスFSはむしろ、上方からウィンドウ開口部に配置され
た後、ガイド体2の方向にリア側へ変位されることにより、ガイド部材同士を(具体的に
は、ウィンドウガラスFSのリア側縁部Rhにて)互いにスナップ嵌合させて形状係合状
態に移行させる。結果として、図12Aに示すように、ガイド部材が既に固定されている
ウィンドウガラスが、まず、車両ドアTに上方から空間方向−zに設置される。続いて、
ウィンドウ開口部の領域に配されたウィンドウガラスFSが、該ウィンドウガラスと直交
に延びて、リア側に向いている連結方向xに変位されて、結果としてウィンドウフレーム
RFにより提供されるガイド体2に固定される。後述する図1〜図11Bには、ウィンド
ウガラスFSを車両ドアTに取り付けたときに図12A及び図12Bを参照しながら説明
した組付順序で組み付けられる、ウィンドウレギュレータアセンブリの各種変形例が描か
れている。
図1、図2A及び図2Bに、本発明に従って構成されるウィンドウレギュレータアセン
ブリの例示的な第1の実施形態を示す。この実施形態では、ガラス側の第1のガイド部材
が、リア側のガラスガイド部材1の形をとり、弾性変位可能な2つの掛止部10a,10
bおよびこれら掛止部10a,10b間に配置されたガイド部11によって形成されてい
る。掛止タブ又は掛止アームの様式で構成される掛止部10a,10bおよびガイド部1
1は、それぞれ、ガイドレールFSの内側表面上のベース1aからL字状に突出している
。掛止部10a,10bおよびガイド部11はこのベース1aにより、ウィンドウガラス
FSのリア側縁部Rhの領域に固定されている。この場合、掛止部10a,10bおよび
ガイド部11はベース1aと一体的に構成されており、かつ、該ベース1aがウィンドウ
ガラスFSに例えば接着されている。
掛止部10a,10bはそれぞれガラス側ガイド部材1のベース1a上で弾性変位可能
に構成されており、該掛止部10a,10bがウィンドウガラスFSに対して連結方向x
と直交する方向に(したがって、図示の例で言えば該ウィンドウガラスFSが延在するガ
ラス面と直交する方向に、すなわち、横方向yと平行な方向に)弾性変位できるようにな
っている。これにより、ガラス側のガイド部材1を備えたウィンドウガラスFSが連結方
向xでリア側ガイド体2の方向に変位されると、掛止部10a,10bに設けられた掛止
フック100がウィンドウフレームRFのリア側ガイド体2のガイド溝20内にスナップ
嵌合される。この場合の掛止フック100はそれぞれ、横方向yに掛止部10a,10b
を越えて突き出している。掛止フック100を形成する掛止部10a,10bの端部が、
さらに、ウィンドウガラスFSのリア側縁部を越えて延出している。
リア側ガイド体2のガイド溝20は、横方向yにおいて対向し合う2つの壁部21a,
21bを有している。ガラスのリア側にあるガイド部材1が所期のとおりリア側ガイド体
2に連結されると、掛止部10a,10bの端部およびガイド部11の端部が壁部21a
,21b間に収容される。壁部21aは突起の形でy方向に突出する縁部を形成しており
、ガラスのリア側にあって掛止部10a,10bを有しているガイド部材1が所期のとお
りガイド溝20内に挿入されて各々の掛止フック100がスナップ嵌合すると、その縁部
に図2Aの断面図に対応する掛止部10a,10bが係止される。掛止フック100が壁
部21bに係止されることによって掛止部10a,10bはそれぞれ、ガラスのリア側に
あるガイド部材1とリア側ガイド体2との形状係合連結を形成し、該形状係合連結により
、ガラス側のガイド部材1(したがって、該ガラス側のガイド部材1と固定的に接続され
ているウィンドウガラスFS)がガイド体2で連結方向xに関して固定される。
しかし、ガラス側のガイド部材1による固定は、連結方向xに関してのみではなく、該
連結方向xを横切るように横方向yにおいても発生する。このように、2つの掛止部10
a,10b間の中央に配置されており、ピンの様式で突出しているガイド部11も、ガイ
ド溝20内に挿入されるのである。この場合、ガイド部11は、2つの壁部21a,21
b間にクリアランスなしで実質的に収容されるように、(y方向の)断面視で掛止部10
a,10bよりも肉厚に構成されている。したがって、ガラスのリア側にあるガイド部材
1がガイド溝20内にスナップ嵌合されると、ガイド部11により、横方向yに対し、リ
ア側ガイド体2上でのウィンドウガラスFSの位置が制御される。結果として、ガラス側
のガイド部材1とガイド体2とが互いにスナップ嵌合されると、該ウィンドウガラスFS
は、そのリア側縁部Rhで、ガイド体2に変位可能に保持されるだけでなく、連結方向x
および横方向yに対し、所定の様式で該ガイド体2に固定されることとなる。この場合、
掛止部10a,10bが連結方向xの案内を行い、ガイド部11が横方向yの案内を行う
。したがって、ガラスのリア側にあるガイド部材1により形成される「ピンガイド」が、
ドア側の(車両ドアのBピラーの近傍にある)ガイド体2に簡単にスナップ嵌合され得て
、スナップ嵌合された後は該ガイド体2で、該ガイド体2に沿って変位可能に保持される
と共に互いに直交する2つの空間方向x,yに関する位置が、制御される。
図3および図4A〜図4Cに、本発明にかかるウィンドウレギュレータアセンブリの例
示的なさらなる実施形態を示す。この実施形態では、ガラスのリア側にあるガイド部材1
が、相異なる向きの掛止フック100を具備した複数の掛止部10a〜10dおよび該掛
止部10a〜10d間の中央に配置された個別のガイド部11を有している。掛止部10
a〜10dとガイド部11とは、図1、図2A及び図2Bの変形例と同じく(ウィンドウ
ガラスが所期のとおり車両ドアTのウィンドウ開口部に配置された状態を基準とする)縦
方向zにおいて上下に配置されている。そのため、ウィンドウガラスFSの内側表面を視
た図3の斜視図では個々の掛止部10a〜10dおよびガイド部11が、ウィンドウガラ
スFSのリア側縁部Rhに沿って互いに隣り合って配置されている。
この場合、外側のそれぞれの掛止部10c,10dが、ウィンドウガラスFSの内側表
面から-y方向に遠ざかるように突出する掛止フック100をそれぞれ具備しており、ガ
イド部11に隣接している内側の各掛止部10a,10bが、反対方向yに突出する掛止
フック100を具備している。よって、相異なる2種類の掛止部10a,10b;10c
,10dにより、ドア側のガイド体2の対向する壁部21a,21bと交互に掛止係合す
ることが可能となる。
図4B及び図4Cの断面図に示すように、ガイド体2はガイド溝2の壁部21a,21
bにおいて、互いに向かって突出し合う突起の形で縁部(エッジ)を形成している。ガラ
ス側のガイド部材1とガイド体2とが互いにスナップ嵌合されると(したがって、図示の
例で言えばガラスのリア側にあるガイド部材1がガイド体2にスナップ嵌合されると)、
一方の縁部に一方の種類の掛止部10a,10bが係止されると同時に、反対側の他方の
縁部に他方の種類の掛止部10c,10dが係止される。この場合、突起の形で突出して
いる壁部21a,21bの縁部が(図1、図2A及び図2Bの変形例の壁部21bにおけ
る縁部も)ガイド体2において縦方向zに途切れることなく延設されており、これに伴っ
て掛止部10a〜10dはウィンドウ開口部にてウィンドウガラスFSが可能とされる調
節経路全体にわたって、該縁部によって物理的に案内される。
この場合、連結方向xの案内は、中央に配置されたガイド部11によって離間された、
二組の掛止部10a〜10dによって行われ、これらはそれぞれ、交互に突出する掛止フ
ック100を具備している。この変形例では、一対の掛止部10a,10cと一対の掛止
部10b,10dとの間(中央)に配置されたガイド部11が、横方向y位置の制御を行
う。この目的のために、ガイド部11は、壁部21a,21bの互いに向かって突起の形
で突出し合う縁部の間にクリアランスなしで収容される。
さらに、ガイド部11は連結方向xに位置した前面に、円弧状のバネ110により形成
される弾性領域を有している。ガイド部11は、ガラスのリア側にあるガイド部材1が所
期のとおり該ガイド部材1の掛止部10a〜10dを介してガイド体2に形状係合によっ
て掛止したときにこの円弧状のバネ110により、ガイド溝20の連結方向xに位置して
いるベースで弾性的に支持される。そして、圧縮された円弧状のバネ110は連結方向x
とは逆方向に付勢力を、掛止部10a〜10dの掛止フック100がガイド体2の壁部2
1a,21bの突出している縁部に押し付けられるように働かせる。このようにして、ま
ず、連結方向xに所与の弾性がもたらされるので、特に製造時の公差(誤差)を補償する
ことができ、ウィンドウガラスFSを所期のとおりガイド体2に対して連結方向xと平行
な方向に位置合わせすることができる。さらに、円弧状のバネ110により生じる付勢力
により、ガイド溝20内への掛止部10a〜10dの掛止フック100の形状係合が支援
されることから、ガラスのリア側にあるガイド部材1はガイド体2にスナップ嵌合されれ
ばガイド体2から容易に再びはじき出されることができないと共に、掛止フック100が
壁部21a,21bにぶつかることによって発生するガタつき音も防がれる。
相対する方向に交互に突出する掛止フック100を具備した掛止部により、さらに、横
方向yにおけるウィンドウガラスFSの案内も行うことができる。この構成は、ドア側の
ガイド体2のガイド溝20への非掛止ガイド部11なしで機能する図5A〜図5Dの変形
例で応用されている。
この変形例では、ガラスのリア側にあるガイド部材1が、縦方向zで上下に配置された
複数の掛止部10a〜10eによって形成されている。この場合の、ガラスのリア側にあ
る該ガイド部材1も、ガイド体2のガイド溝20内にスナップ嵌合される。ガラス側のガ
イド部材1とガイド体2とを互いにスナップ嵌合した後には、細長い固定部材3によって
この形状係合掛止連結が確実なものとされる。この細長い固定部材は、縦方向(−z方向
)と平行のピン状体30によって掛止部10a〜10eに配置されて、該細長い固定部材
3が横方向yに対し交互にオフセットしている掛止部10a〜10e同士を支持する。つ
まり、ガラスのリア側にあるガイド部材1には掛止部10a〜10eが、掛止フック10
0を相対する2つの方向y,−yに突出するように交互に配置されている。これにより、
横方向yに突出する掛止フック100を具備する第1の種類の(第1の)掛止部10a,
10b,10eがそれぞれ、反対の横方向−yに突出する掛止フック100を形成する第
2の種類の少なくとも1つの(第2の)掛止部10c,10dに隣接している。ガラスの
リア側にあるガイド部材1がスナップ嵌合された後に固定部材3が掛止部10a〜10e
間のガイド体2のガイド溝20内に配置されることで、第1の種類の掛止部10a,10
b,10eが該固定部材3の縦方向の一方の側に配されて、第2の種類の掛止部10c,
10dが該固定部材3の縦方向の他方の側に配されることにより、個々の掛止部10a〜
10eがそれぞれ、ガイド体2の対応付けられる壁部21a,21bとの係合状態から外
れないように固定される。
この場合、固定部材3のピン状体30には、該固定部材3によって掛止アーム10a〜
10e同士の互いの支持を支援するように、該固定部材3の縦の延在方向を横切るように
して互いに交互にオフセットした部位が形成されている。固定部材3を所期のとおり取り
付けた後は、y方向にオフセットした部位が、このy方向に突出する掛止フック100を
具備した掛止部10a,10b,10eで支持されると同時に、ピン状体30のy方向に
オフセットした部位が、このーy方向に突出する掛止フック100を具備した掛止部10
c,10dで支持される。
固定部材3を図5Dに示すような到達したロック位置(全ての掛止部10a〜10e同
士が所期のとおり互いに支持される位置)で確実に保持するために、掛止手段が設けられ
ている。固定部材3が所期のとおり掛止部10a〜10eに配置されると該固定部材3は
これらの掛止手段により、該掛止部10a〜10eに形状係合によって掛止される。この
目的のために、固定部材3は該固定部材3のピン状体30において複数の掛止ラグ300
,301を、縦方向の相対する2つの側に具備している。これらの掛止ラグ300,30
1は、掛止部10a〜10eにおける掛止凹所101に形状係合によって係合する。この
場合の掛止凹所101はそれぞれ、掛止部10a〜10eにおいて各々の該掛止部10a
〜10eの、対応付けられている掛止フック100に面していない裏面に設けられている
図6A〜図6Dの変形例においても、単一の固定部材3が、ガラスのリア側にあるガイ
ド部材1の複数の掛止部10a,10bをリア側ガイド体2のガイド溝20にスナップ嵌
合させた後に該複数の掛止部10a,10bをこのガイド体2に固定するために設けられ
る。この場合、ガラスのリア側にあるガイド部材1には、ウィンドウガラスFSのリア側
縁部Rhに沿って延在する一連の掛止部材10が形成されており、かつ、それぞれの掛止
部材が、一対の掛止部10a,10bを有している。各対の掛止部10a,10bには、
共通のベース1aが一体的に形成されている。各対の掛止部10a,10bは、連結方向
xにおいて互いに離間して向かい合う2つの掛止部10a,10bを含んでおり、該2つ
の掛止部10a,10bはそれぞれ、弾性変位され得る。そこで、一つ一つの掛止部材1
0の掛止部10a,10bが、ウィンドウガラスFSの内側表面上において横方向yの左
右に配置されている。これにより、相対する方向y,−yに突出する掛止フック100a
,100bを具備する一対の掛止部10a,10bが、ガイド溝20に形状係合すると同
時に該ガイド溝20の壁部21a,21bの、対向して突出する2つの縁部に係止される
上下に連なって配置された合計5つの掛止部材10における各対の掛止部10a,10
bには挿入口102が設けられており、該挿入口に固定部材3の固定ピン310を挿入す
ることができる。この場合、挿入口102に連結方向xで挿入された固定ピン310が、
掛止部材10の2つの掛止部10a,10b間で押圧され、挿入された固定ピン310に
よって掛止部材10が、(さらに)拡開されるか又は掛止部材10の2つの掛止部10a
,10bが所定の様式で互いに離間されている拡開状態に少なくとも保持される。このよ
うにして、リア側ガイド体2のガイド溝20内への掛止部材10の掛止係合が、挿入され
た固定ピン310により確実なものとなり、固定部材3を取り外さない限りはガラスのリ
ア側にあるガイド部材1がリア側ガイド体2との係合状態から外され得ないようにできる
固定部材3によって拡開された掛止部材10により、さらに、連結方向xと直交して延
びる横方向yにおいても位置制御が行われる。このため、この横方向yにおいて前後に配
置されている掛止部10a,10bが、突起の形で突出し対向し合うガイド体2の壁部2
1a,21bの縁部に摺動可能な状態で圧接し、各フック100a,100bは、該壁部
に係止される。
この場合の固定部材3は、連なって配置されている掛止部材10のために、互いに平行
に延設された複数の固定ピン310を有している。この場合の固定ピン310は、固定部
材3の細長いピンストリップ31上に突設されている。固定部材3の固定ピン310を掛
止部材10の挿入口102に同時に挿入することにより、単一の固定部材3を介し、複数
の掛止部材10が、ガイド溝20内で係合状態においてそれぞれ対となって配置される複
数の掛止部10a,10bによって固定され得る。
図7A〜図7Dの変形例においても同様に、ピンストリップ31と該ピンストリップ3
1上に互いに平行に延設された固定ピン310とを有する単一の固定部材3が設けられる
。ただし、第一に、図7A〜図7Dの変形例では固定ピン310が、図6A〜図6Dの変
形例のように円筒状に構成されているのではなく、断面が長方形状に構成されている。第
二に、この場合、ガラスのリア側にあるガイド部材1が上下に連なって配置されている複
数の掛止部10aを有しており、かつ、該複数の掛止部10aの掛止フック100が同じ
横方向−yに突出しているので、該掛止フック100は、ガラス側のガイド部材1がガイ
ド体2にスナップ嵌合されたときにリア側ガイド体2の壁部21aの同じ突起状縁部に係
止する。よって、この場合、個々の掛止部10aにより、ガラスのリア側にあるガイド部
材1のリア側ガイド体2への固定が、連結方向xに関してもたらされる。
連結方向xと直交する横方向yにおける案内は、ガラスのリア側にあるガイド部材1に
固定部材3を配置することによって行われる。つまり、固定部材3の固定ピン310が、
挿入口として形成された挿入口102を通って、ガイド溝20の壁部21bの、掛止部1
0aの掛止フック100が係止していない縁部と該掛止部10aとの間に存在するギャッ
プ内に挿入される。これにより、このギャップ内に挿入された固定ピン310(好ましく
は、該ギャップ内にクリアランスなしで収容されている)が掛止部10aと協働し、ガイ
ド体2の一方の壁部21aの縁部に該掛止部10aの掛止フック100が突起の形で係止
して該掛止部10aがその縁部に若干圧接することにより、固定部材3の挿入された固定
ピン310が他方の壁部21bの突起の形でy方向に突出する反対側の縁部に圧接するこ
とにより、車体側又はドア側にあるリア側ガイド体2での、ガラスのリア側にあるガイド
部材1のガタつき音のない位置制御が確実となる。
ウィンドウガラスFSをそのフロント側縁部Rvでウィンドウ開口部で変位可能に案内
するために、該ウィンドウガラスFSには、ガラスのフロント側にあるガイド部材4の形
態の第3のガイド部材が設けられている。ガラスのフロント側にあるこのガイド部材4は
、ガラスのリア側にあるガイド部材1と同じくウィンドウガラスFSの内側表面に例えば
接着等で固定されており、かつ、連結方向xにフィンガの様式で突出する部位を有してい
る。図示の例におけるこの部位は、連結部40と称される。さらに、ガラスのフロント側
にあるガイド部材4は、連結部40が連結方向xに突出していると共にウィンドウガラス
FSの内側表面からも離間していることにより、断面が略L字状の構造となっている。
図8A、図8Bおよび図8C〜図8Eに詳細に示す一変形例では、ウィンドウガラスF
Sが所期のとおり配置された組付後の時点において連結部40が、車体に固定されている
か又はドアに固定されているフロント側ガイド体5の形の第4のガイド部材の断面U字状
のガイド溝50に係合している。この場合のフロント側ガイド体5のガイド溝50もリア
側ガイド体2のガイド溝20の場合と同じく、連結方向xとは逆の−x方向に開口してい
る。これにより、連結方向xに延出する連結部40は該連結部40に対応付けられている
ガイド体5に、ガラスのリア側にあるガイド部材1の掛止部10a〜10e又はガイド部
11と共に連結方向xでの形状係合状態に移行させられ得る。よって、この場合の連結部
40は、ウィンドウガラスFSの内側表面からリア側に突出している。この場合、ガラス
のフロント側にあるガイド部材4は、ウィンドウガラスFSのフロント側縁部を越えて突
出していない。
組付時にはウィンドウガラスFSが、車両ドアTのウィンドウ開口部にウィンドウパラ
ペットよりも上方から(−z方向に)配置されて、該ウィンドウ開口部における組付時位
置に移行させられる。該ウィンドウガラスをリア側に連結方向x(後の時点での車両前後
軸)に変位させることにより、ガラス側の少なくとも1つのガイド部材1がリア側ガイド
体2に掛止される。これと同時に、図8C〜図8Bに示すようにガラスのフロント側にあ
るガイド部材4も、フロント側ガイドプロファイルおよび/またはフロント側ガイド体5
に挿入される。というのも、それぞれに対応付けられているガイド溝20,50内に挿入
される部位10a〜10e,11,40を有するガラス側のガイド部材1,4がいずれも
、同じ方向、連結方向xに向いているからである。
続いて、三角形状のミラーパネル6の形態のカバー部材が、ドアシェル(図示の例では
、車両ドアTのフレーム部分RTで表されている)に組み付けられて固定される。図示の
例では、車両ドアTのAピラーの近傍の領域において取り付けられた三角形状のミラーパ
ネル6が、所期のとおり配置されたウィンドウガラスFSを該三角形状のミラーパネル6
に保持されたシール60によって、連結方向xと平行な方向に(該連結方向xとは逆方向
に)支持する。つまり、ウィンドウガラスFSのフロント側縁部が、シール60に圧接し
て、三角形状のミラーパネル6によって連結方向xとは逆方向に支持されるので、該三角
形状のミラーパネル60により、ガラスのリア側にあるガイド部材1とガラスのフロント
側にあるガイド部材4とが固定されているウィンドウガラスFSの、連結方向xとは逆方
向の変位が阻止される。したがって、ガラスのフロント側にあるガイド体5の領域におい
て後から組み付けられる三角形状のミラーパネル6は、ウィンドウガラスFSのフロント
側縁部に対するシール60の担持体としてだけでなく、x方向での該ウィンドウガラスF
Sの追加の固定部としても機能する。この場合の三角形状のミラーパネル6は図8Dに対
応して横方向−yに、ドアシェルに取り付けられて該ドアシェルに固定される。
図9の断面図に示すように、フロント側ガイド体5がウィンドウフレームRFに一体化
されたガイドプロファイルとして構成されていることは必須ではない。フロント側ガイド
体5は、別体の部品として構成されて、少なくとも1つの締結具BE(例えば、ねじ、リ
ベット等)でドア部分TT(あるいは、車体部分)に固定されるものとされてもよい。
図10A〜図10Cに示す変形例では、ガラスのフロント側にあるガイド部材4が該ガ
イド部材4に対応付けられているフロント側ガイド体5に連結されるよりも前に、三角形
状のミラーパネル6が既にドアシェルに固定されている。この場合、フロント側ガイド体
5とガラスのフロント側にあるガイド部材4とを所期のとおり互いとの係合状態に移行さ
せるためにフロント側ガイド体5が、ドアに固定されているドア部分TT上において、連
結方向xとは逆方向に延びる方向−xに変位可能に保持されている。この目的のために、
フロント側ガイド体5の前後方向案内が、スロットLによってもたらされる。この場合、
フロント側ガイド体5に固定されている締結具BEが、ウィンドウレギュレータアセンブ
リの組立のためにスロットL内で変位可能に保持されている。
組立時にはウィンドウガラスFSがまず、該ウィンドウガラスFSの該ガラスのリア側
にあるガイド部材1を介してリア側ガイド体2にスナップ嵌合される。その後、ウィンド
ウガラスFSが該ウィンドウガラスFSのフロント側縁部Rvにて、リア側ガイド体2を
中心として横方向−yにガイド体5の方向に回動させられる。この場合のガイド体5は図
10Aに示すように、具体的には、ウィンドウガラスFSをウィンドウ開口部に取り付け
て位置合わせした時に、リア側に変位させられた組付時位置に保持されている。
次いで、図10Bに示すように、ウィンドウガラスFSが位置合わせされると、そこで
は、ウィンドウガラスFSのフロント側縁部が三角形状のミラーパネル6のシール60に
既に圧接して該三角形状のミラーパネル6によって支持されており、フロント側ガイド体
5はフロント側に連結方向xとは逆の−x方向に変位して使用時位置となる。結果として
、フロント側ガイド体5のガイド溝50がガラスのフロント側にあるガイド部材4の連結
方向xに突出する連結部40に押しかぶせられ、これによって連結部40がガイド溝50
内に形状係合によって収容されると共に該ガイド溝50内において変位可能に保持される
スロットLに沿ってフロント側に変位することによってフロント側ガイド体5が図10
Cに対応する使用時位置に到達すると、該フロント側ガイド体5のこの位置が、締結具B
Eを用いて車両ドアTの内側表面から固定される。この場合の締結具BEは、フロント側
ガイド体5の支承部51に係合している。さらに、該支承部51を介してフロント側ガイ
ド体5はドア部分TT上において、組立のために組付時位置と使用時位置との間で変位可
能に保持されている。
本発明にかかるウィンドウレギュレータアセンブリの図11A及び図11Bの断面図に
示すさらなる変形例では、ウィンドウガラスFSのフロント側縁部Rvの領域で該ウィン
ドウガラスFSに固定されたフロント側のガイド部材4にも、掛止フック400が設けら
れている。この場合の連結部40は横方向−yに延びる掛止部を形成しており、該掛止部
は連結方向xとは逆方向に突出する掛止フック400を具備している。さらに、フロント
側ガイド体5には掛止フック400に対応する係合縁部52が形成されており、ガラスの
フロント側にあるガイド部材4の掛止フック400をフロント側ガイド体5にスナップ嵌
合することが可能であり、ガラス側の該ガイド部材4がこのフロント側ガイド体5で変位
可能に保持される。
この場合には、図11A及び図11Bに示すように、まず、ガラスのリア側にあるガイ
ド部材1がリア側ガイド体2に連結方向xにスナップ嵌合される。これにより、ガラスの
リア側にあるガイド部材1とリア側ガイド体2とが互いにスナップ嵌合される。続いて、
ウィンドウガラスFSが該ウィンドウガラスFSのフロント側縁部Rvと共に、リア側ガ
イド体2を中心として横方向−yにAピラーの近傍にあるフロント側ガイド体5に向かっ
て回動させられる。結果として、ウィンドウガラスFSが所期のとおりウィンドウ開口部
に配置されるときに掛止フック400が、ガイド体5の係合縁部52に接触して連結方向
xに弾性変位させられた後、該係合縁部52にスナップ嵌合する。
この変形例においても、ガラスのフロント側にあるガイド部材4が該ガイド部材4に対
応付けられているフロント側ガイド体5に連結されるよりも前に、三角形状のミラーパネ
ル6がドアシェルに既に(好ましくは、ねじで)固定されているものであってもよい。
ウィンドウ開口部における対応付けられているガイド体2,5とのスナップ連結のみに
よってフロントおよびリア側縁部Rv,Rhで変位可能に保持されているウィンドウガラ
スFSをさらに固定するために、図11Bに概略的に示す固定部材7が設けられる。横方
向yと平行な方向(好ましくは、横方向y)に挿入又は螺合されるこの固定部材7により
、フロント側ガイド体5とガラスのフロント側にあるガイド部材4との掛止連結が確実な
ものにされる。この目的のために、固定部材7は例えば、車体に固定されているか又はド
アに固定されている部品上において支持されているものとされ、ガラスのフロント側にあ
るガイド部材4の掛止フック400に、該固定部材7を取り外さない限りは該掛止フック
が係合縁部52との係合状態から外されることができないように背後から係合する。
本発明にかかるウィンドウレギュレータアセンブリについての図示の例のような例示的
な実施形態、およびこの関連で説明した組立方法により、面一装着ガラスデザイン用のウ
ィンドウレギュレータの、フロントおよびリア側のガイド部材1,4が固定されたウィン
ドウガラスFSを、ウィンドウパラペットよりも上方から比較的簡単に、素早く組み付け
ることができ、ウィンドウ開口部における側縁ガイド体への少なくとも1つの連結(図示
の例では、Bピラーの近傍にある車体側又はドア側のリア側ガイド体2への、ガラスのリ
ア側にあるガイド部材1の連結)が、スナップ連結によって行われる。これにより、取外
し可能なドアアウタスキンを有さない車両ドアTに対しても、閉じられた状態において終
端部がウィンドウ開口部を画定する車体部分と面一に装着されることになるウィンドウガ
ラスFSの組付が可能となる。むしろ、いわゆる「フラッシュガラス」または「フラッシ
ュグレイジング」ウィンドウレギュレータシステム用のウィンドウガラスFSの設置が、
従来からの2シェルドア構造に従って製作された車両ドアTに対しても可能となる。
1 ガラスのリア側にあるガイド部材(第1のガイド部材)
100,100a,100b 掛止フック
101 掛止凹所
102 挿入口
10a〜10e 掛止部
11 ガイド部
110 円弧状のバネ(弾性領域)
1a ベース
2 リア側ガイド体(第2のガイド部材)
20 ガイド溝
21a,21b 壁部(場合によっては、突起の形でy方向に突出する縁
部を有している)
3 固定部材
30 ピン状体
300,301 掛止ラグ
31 ピンストリップ
310 固定ピン
4 ガラスのフロント側にあるガイド部材(第3のガイド部材)
40 連結部
400 掛止フック
5 フロント側ガイド体(第4のガイド部材)
50 ガイド溝
51 支承部
52 係合縁部
6 三角形状のミラーパネル(カバー部材)
60 シール
7 固定部材
BE 締結具
FS ウィンドウガラス
L スロット
RF ウィンドウフレーム
Rh リア側縁部
RT フレーム部分
Rv フロント側縁部
T 車両ドア
TAB ドアアウタスキン
TT ドア部分
本発明にかかるウィンドウレギュレータアセンブリについての図示の例のような例示的な実施形態、およびこの関連で説明した組立方法により、面一装着ガラスデザイン用のウィンドウレギュレータの、フロントおよびリア側のガイド部材1,4が固定されたウィンドウガラスFSを、ウィンドウパラペットよりも上方から比較的簡単に、素早く組み付けることができ、ウィンドウ開口部における側縁ガイド体への少なくとも1つの連結(図示の例では、Bピラーの近傍にある車体側又はドア側のリア側ガイド体2への、ガラスのリア側にあるガイド部材1の連結)が、スナップ連結によって行われる。これにより、取外し可能なドアアウタスキンを有さない車両ドアTに対しても、閉じられた状態において終端部がウィンドウ開口部を画定する車体部分と面一に装着されることになるウィンドウガラスFSの組付が可能となる。むしろ、いわゆる「フラッシュガラス」または「フラッシュグレイジング」ウィンドウレギュレータシステム用のウィンドウガラスFSの設置が、従来からの2シェルドア構造に従って製作された車両ドアTに対しても可能となる。
なお、本発明は、実施の態様として以下の内容を含む。
〔態様1〕
車両ウィンドウレギュレータ用のウィンドウレギュレータアセンブリであって、
調節経路に沿って調節でき、ガラス面に沿って延在するウィンドウガラス(FS)を備え、
閉じられた状態の前記ウィンドウガラス(FS)は、該ウィンドウガラス(FS)により閉じられるウィンドウ開口部を画定する上方および/または側方の車体部分に対して面一に装着されるものであり、
さらに、
前記ウィンドウガラス(FS)の側縁部(Rh)の領域で該ウィンドウガラス(FS)に固定される少なくとも1つの第1のガイド部材(1)と、
前記第1のガイド部材(1)がウィンドウガラス(FS)の調節経路に沿って変位可能に保持される、少なくとも1つの第2のガイド部材(2)と、
を少なくとも備える、ウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、
前記第1または第2のガイド部材(1,2)は、前記第1および第2のガイド部材(1,2)を、前記調節経路を横切ってガラス面と略平行に延びる連結方向(x)で互いにスナップ嵌合させ得る、弾性変位可能な掛止部(10a〜10e)を少なくとも1つ有し、
該少なくとも1つの掛止部(10a〜10e)により、前記ウィンドウガラス(FS)に固定されている前記第1のガイド部材(1)と前記第2のガイド部材(2)との形状係合連結が行われ、その連結により前記第1のガイド部材(1)が、前記第2のガイド部材(2)に前記連結方向(x)で固定され、
所期のとおり互いに形状係合によって連結された前記第1および第2のガイド部材(1,2)により、連結方向(x)およびこれと直交して延びる横方向(y)におけるウィンドウガラス(FS)の位置を規定するガイド構造が提供されることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様2〕
態様1に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記掛止部(10a〜10e)が少なくとも1つの掛止フック(100,100a,100b)を形成しており、該少なくとも1つの掛止フック(100,100a,100b)は、前記第1および第2のガイド部材(1,2)が互いにスナップ嵌合されたときにガイド溝(20)の壁部(21a,21b)に係止されることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様3〕
態様2に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、一つのガイド部材(1)に少なくとも2つの掛止部(10a〜10e)が設けられており、該少なくとも2つの掛止部(10a〜10e)のうち、第1の掛止部(10a,10b,10e)は、第1の方向(y)に突出する掛止フック(100)を形成し、第2の掛止部(10c,10d)は、前記第1の方向(y)とは反対の第2の方向(−y)に突出する掛止フック(100)を形成していることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様4〕
態様3に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、第1の掛止部(10a)と第2の掛止部(10b)とが、連結方向(x)と直交してガラス面と略平行に延びる縦方向(z)において上下に配置されているか、第1の掛止部(10a)と第2の掛止部(10b)とが、横方向(y)で前後に配置されていることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様5〕
態様1から4のいずれか一態様に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記掛止部(10a〜10e)が、断面L字状に構成されていることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様6〕
態様1から5のいずれか一態様に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記第1または前記第2のガイド部材(1,2)が、前記連結方向(x)と略平行に突出する少なくとも1つの剛体のガイド部(11)を有し、該少なくとも1つの剛体のガイド部(11)は、前記第1および第2のガイド部材(1,2)が互いにスナップ嵌合された後に該第1のガイド部材(1)と該第2のガイド部材(2)とのさらなる形状係合連結をもたらし、その連結によって、横方向(y)に対して、前記第1のガイド部材(1)が前記第2のガイド部材(2)に固定されることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様7〕
態様6に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記掛止部(10a,10b,10c,10d)と前記ガイド部(11)とが、連結方向(x)と直交してガラス面と略平行に延びる縦方向(z)において互いに離間していることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様8〕
態様1から7のいずれか一態様に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、ガイド部材(1,2)の一方に弾性領域(110)が設けられており、2つのガイド部材(1,2)が互いにスナップ嵌合されると、前記少なくとも1つの掛止部(10a〜10e)を有する前記ガイド部材(1)が、前記弾性領域によって他方のガイド部材(2)に対して連結方向(x)とは逆方向に付勢されることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様9〕
態様6または7に従属する場合の態様8に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記弾性領域(110)が、前記ガイド部(11)に設けられており、特には、該ガイド部(111)の連結方向(x)に位置した前面における円弧状のバネ(110)として構成されていることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様10〕
態様1から9のいずれか一態様に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記少なくとも1つの掛止部(10a〜10e)に配置される固定部材(3)が設けられ、該固定部材(3)によって前記第1および第2のガイド部材(1,2)の形状係合連結が確実なものにされることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様11〕
態様10に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記連結方向(x)と直交する又は平行な方向における形状係合連結を確実なものとするように、前記固定部材(3)が前記少なくとも1つの掛止部(10a〜10e)に配置されることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様12〕
態様10または11に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記掛止部(10a〜10e)に配置された前記固定部材(3)により、一方の前記ガイド部材(1)の掛止部(10a〜10e)の前記掛止フック(100)が、他方の前記ガイド部材(2)の前記壁部(21a,21b)との係合状態から外れ得ないようにされることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様13〕
態様10から12のいずれか一態様に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記固定部材(3)の少なくとも一部(310)が、前記掛止部(10a〜10e)に設けられた挿入口(102)に挿入されることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様14〕
態様10から13のいずれか一態様に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、複数の掛止部(10a〜10e)が互いに離間して設けられており、該複数の掛止部(10a〜10e)に同時に配置される単一の固定部材(3)が設けられることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様15〕
態様1から14のいずれか一態様に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、
(a)第1のガイド部材(1)が、ウィンドウガラス(FS)の連結方向(x)に対するリア側縁部(Rh)の領域で該ウィンドウガラス(FS)に固定されており、第3のガイド部材(4)が、前記ウィンドウガラス(FS)のフロント側縁部(Rv)の領域で該ウィンドウガラス(FS)に固定されているか、あるいは、
(b)第1のガイド部材(1)が、ウィンドウガラス(FS)の連結方向(x)に対するフロント側縁部(Rv)の領域で該ウィンドウガラス(FS)に固定されており、第3のガイド部材(4)が、前記ウィンドウガラス(FS)のリア側縁部(Rh)の領域で該ウィンドウガラス(FS)に固定されており、
前記第3のガイド部材(4)は、ウィンドウ開口部において第4のガイド部材(5)によりウィンドウガラス(FS)の調節経路に沿って変位可能に保持されるものであり、このため前記第3または第4のガイド部材(4,5)には連結部(40)が設けられており、前記連結部(40)は、前記少なくとも1つの掛止部(10a〜10e)と同じ方向(x)に延びるものであることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様16〕
態様15に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、ウィンドウガラス(FS)に固定されている前記第3のガイド部材(4)が前記連結部(40)を有し、この連結部(40)は、前記第4のガイド部材(5)のガイド溝(50)で変位可能に保持され、該第4のガイド部材(5)はドアに固定されているか又は車体に固定された部品(TT)上において、該ウィンドウレギュレータアセンブリの組立のために連結方向(x)に変位可能であることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様17〕
態様15または16に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記第3および第4のガイド部材(4,5)も、互いにスナップ嵌合され得ることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様18〕
態様15から17のいずれか一態様に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、車両のドア部分または車体部分(RT)に取り付け可能な別体のカバー部材(6)にシール(60)が設けられており、ウィンドウガラス(FS)の側縁部がこのシール(60)に圧接し、所期のとおりの設置後状態のウィンドウガラス(FS)は、カバー部材(6)によって連結方向(x)と平行な方向に支持されることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様19〕
態様18に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記ウィンドウガラス(FS)は、車両ドア(T)におけるウィンドウ開口部を閉じるために設けられており、前記カバー部材が、車両のAピラー近傍の領域に取り付けられる三角形状のミラーパネル(6)により形成されていることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様20〕
車両ウィンドウレギュレータ用のウィンドウレギュレータアセンブリ、特には、態様1から19のいずれか一態様に記載のウィンドウレギュレータアセンブリであって、
調節経路に沿って調節でき、ガラス面に沿って延在するウィンドウガラス(FS)
を備え、閉じられた状態のウィンドウガラス(FS)は、該ウィンドウガラス(FS)により閉じられるウィンドウ開口部を画定する上方および/または側方の車体部分に対して面一に装着されるものであり、
さらに、
前記ウィンドウガラス(FS)の側縁部(Rh;Rv)の領域で該ウィンドウガラス(FS)に固定される少なくとも1つのガイド部材(1;4)と、
前記少なくとも1つのガイド部材(1;4)を、ウィンドウガラス(FS)の調節経路に沿ってウィンドウ開口部で変位可能に保持する、少なくとも1つのさらに別のガイド部材(2;5)と、
を少なくとも備える、ウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、
前記ウィンドウレギュレータアセンブリの組立のために、
2つのガイド部材(1,2;4,5)の一方のガイド部材をガラス面と略平行に延びる連結方向(x,−x)で他方のガイド部材(1,2;4,5)に連結でき、
車両のドア部分または車体部分(RT)に取り付け得る別体のカバー部材(6)にシール(60)が設けられており、前記ウィンドウガラス(FS)の側縁部がこのシール(60)に圧接し、所期のとおりの設置された状態の前記ウィンドウガラス(FS)は、前記カバー部材(6)によって前記連結方向(x,−x)とは逆方向に支持されることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
〔態様21〕
車両ウィンドウレギュレータ用のウィンドウレギュレータアセンブリの組立方法であって、
該ウィンドウレギュレータアセンブリは、
調節経路に沿って調節でき、ガラス面に沿って延在するウィンドウガラス(FS)を備え、
閉じられた状態のウィンドウガラス(FS)を、該ウィンドウガラス(FS)により閉じられるウィンドウ開口部を画定する上方および/または側方の車体部分に対して面一に装着するものであり、
さらに、ウィンドウガラス(FS)のフロント側またはリア側の縁部(Rv,Rh)の領域で該ウィンドウガラス(FS)に固定された少なくとも1つの第1のガイド部材(1)と、
前記第1のガイド部材(1)を前記ウィンドウガラス(FS)の前記調節経路に沿って変位可能に保持するように設計された、少なくとも1つの第2のガイド部材(2)とを少なくとも備えるものである、方法において、
前記第1または第2のガイド部材(1,2)を、少なくとも1つの弾性変位可能な掛止部(10a〜10e)を備えるものとし、
該第1および第2のガイド部材(1,2)を、前記ウィンドウレギュレータアセンブリの組立のために、前記調節経路を横切ってガラス面と略平行に延びる連結方向(x)において互いにスナップ嵌合し、これによって、
前記少なくとも1つの掛止部(10a〜10e)により、前記ウィンドウガラス(FS)に固定された第1のガイド部材(1)と前記第2のガイド部材(2)とを形状係合連結して、該第1のガイド部材(1)を該第2のガイド部材(2)に前記連結方向(x)に対して固定し、
所期のとおり互いに形状係合によって連結された前記第1および第2のガイド部材(1,2)により、前記連結方向(x)およびこれと直交して延びる横方向(y)の両方において前記ウィンドウガラス(FS)の位置を規定するガイド構造を提供することを特徴とする、方法。
〔態様22〕
態様21に記載の方法において、前記第1および第2のガイド部材(1,2)を互いにスナップ嵌合した後に、固定部材(3)を前記少なくとも1つの掛止部(10a〜10e)に別体の部品として配置し、該固定部材(3)によって前記第1および第2のガイド部材(1,2)の形状係合連結が確実なものとすることを特徴とする、方法。
〔態様23〕
態様21または22に記載の方法において、前記第1のガイド部材(1)を、
前記ウィンドウガラス(FS)の連結方向(x)に対してのリア側縁部(Rh)の領域において前記第1のガイド部材(1)を該ウィンドウガラス(FS)に固定し、
前記ウィンドウガラス(FS)のフロント側縁部(Rv)の領域において 第3のガイド部材(4)を、ウィンドウガラス(FS)に固定し、
前記第3のガイド部材(4)は、第4のガイド部材(5)で、ウィンドウガラス(FS)の調節経路に沿ってウィンドウ開口部において変位可能に保持されるよう意図されており、
このため、第1および第2のガイド部材(1,2)が互いにスナップ嵌合されるときに、第3のガイド部材(4)に設けられた連結部(40)が第4のガイド部材(5)との係合状態に移行するものとする、
方法。
〔態様24〕
態様23に記載の方法において、
前記第1および第2のガイド部材(1,2)を前記リア側縁部(Rh)の領域において連結し、
前記第3および第4のガイド部材(4,5)を前記フロント側縁部(Rv)の領域において連結した後に、
シール(60)を具備したカバー部材(6)を車両のドア部分または車体部分(RT)に取り付けて、ウィンドウガラス(FS)のフロント側縁部をシール(60)に圧接させ、該カバー部材(6)によってウィンドウガラス(FS)を連結方向(x)と平行な方向に支持することを特徴とする、方法。
〔態様25〕
態様21または22に記載の方法において、前記第1のガイド部材(1)を、
前記ウィンドウガラス(FS)の連結方向(x)に対してのリア側縁部(Rh)の領域において前記第1のガイド部材(1)を該ウィンドウガラス(FS)に固定し、
前記ウィンドウガラス(FS)のフロント側縁部(Rv)の領域において 第3のガイド部材(4)を、ウィンドウガラス(FS)に固定し、
前記第3のガイド部材(4)は、第4のガイド部材(5)で、ウィンドウガラス(FS)の調節経路に沿ってウィンドウ開口部において変位可能に保持されるよう意図されており、
このため、第1および第2のガイド部材(1,2)が互いにスナップ嵌合された後に、第3のガイド部材(4)に設けられた連結部(40)が第4のガイド部材(5)との係合状態に移行するものとする、
方法。
〔態様26〕
態様25に記載の方法において、前記第4のガイド部材(5)を、
ドアに固定されているか又は車体に固定された部品(TT)上において、ウィンドウレギュレータアセンブリの組立のために連結方向(x)で変位可能に保持し、
該第4のガイド部材(5)を連結方向(x)と平行な方向に変位して
前記第1および第2のガイド部材(1,2)を互いにスナップ嵌合し、
前記ウィンドウガラス(FS)をウィンドウ開口部に位置合わせした後に
前記第3のガイド部材(4)を前記第4のガイド部材(5)に係合させることを特徴とする、方法。
〔態様27〕
態様25に記載の方法において、前記第1および第2のガイド部材(1,2)を互いにスナップ嵌合した後に、前記第3および第4のガイド部材(4,5)を互いにスナップ嵌合させることを特徴とする、方法。
〔態様28〕
態様25から27のいずれか一態様に記載の方法において、
前記第3および第4のガイド部材(4,5)を連結するよりも前に
フロント側縁部(Rv)の領域において、
シール(60)を具備したカバー部材(6)を車両のドア部分または車体部分(RT)に設け、
前記ウィンドウガラス(FS)のフロント側縁部を前記シールに圧接させ、
前記カバー部材(6)によって、前記ウィンドウガラス(FS)がを連結方向(x)と平行な方向に支持することを特徴とする、方法。

Claims (28)

  1. 車両ウィンドウレギュレータ用のウィンドウレギュレータアセンブリであって、
    調節経路に沿って調節でき、ガラス面に沿って延在するウィンドウガラス(FS)を備
    え、
    閉じられた状態の前記ウィンドウガラス(FS)は、該ウィンドウガラス(FS)によ
    り閉じられるウィンドウ開口部を画定する上方および/または側方の車体部分に対して面
    一に装着されるものであり、
    さらに、
    前記ウィンドウガラス(FS)の側縁部(Rh)の領域で該ウィンドウガラス(FS)
    に固定される少なくとも1つの第1のガイド部材(1)と、
    前記第1のガイド部材(1)がウィンドウガラス(FS)の調節経路に沿って変位可能
    に保持される、少なくとも1つの第2のガイド部材(2)と、
    を少なくとも備える、ウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、
    前記第1または第2のガイド部材(1,2)は、前記第1および第2のガイド部材(1
    ,2)を、前記調節経路を横切ってガラス面と略平行に延びる連結方向(x)で互いにス
    ナップ嵌合させ得る、弾性変位可能な掛止部(10a〜10e)を少なくとも1つ有し、
    該少なくとも1つの掛止部(10a〜10e)により、前記ウィンドウガラス(FS)
    に固定されている前記第1のガイド部材(1)と前記第2のガイド部材(2)との形状係
    合連結が行われ、その連結により前記第1のガイド部材(1)が、前記第2のガイド部材
    (2)に前記連結方向(x)で固定され、
    所期のとおり互いに形状係合によって連結された前記第1および第2のガイド部材(1
    ,2)により、連結方向(x)およびこれと直交して延びる横方向(y)におけるウィン
    ドウガラス(FS)の位置を規定するガイド構造が提供されることを特徴とする、ウィン
    ドウレギュレータアセンブリ。
  2. 請求項1に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記掛止部(10a〜
    10e)が少なくとも1つの掛止フック(100,100a,100b)を形成しており
    、該少なくとも1つの掛止フック(100,100a,100b)は、前記第1および第
    2のガイド部材(1,2)が互いにスナップ嵌合されたときにガイド溝(20)の壁部(
    21a,21b)に係止されることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
  3. 請求項2に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、一つのガイド部材(1
    )に少なくとも2つの掛止部(10a〜10e)が設けられており、該少なくとも2つの
    掛止部(10a〜10e)のうち、第1の掛止部(10a,10b,10e)は、第1の
    方向(y)に突出する掛止フック(100)を形成し、第2の掛止部(10c,10d)
    は、前記第1の方向(y)とは反対の第2の方向(−y)に突出する掛止フック(100
    )を形成していることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
  4. 請求項3に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、第1の掛止部(10a
    )と第2の掛止部(10b)とが、連結方向(x)と直交してガラス面と略平行に延びる
    縦方向(z)において上下に配置されているか、第1の掛止部(10a)と第2の掛止部
    (10b)とが、横方向(y)で前後に配置されていることを特徴とする、ウィンドウレ
    ギュレータアセンブリ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、
    前記掛止部(10a〜10e)が、断面L字状に構成されていることを特徴とする、ウィ
    ンドウレギュレータアセンブリ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、
    前記第1または前記第2のガイド部材(1,2)が、前記連結方向(x)と略平行に突出
    する少なくとも1つの剛体のガイド部(11)を有し、該少なくとも1つの剛体のガイド
    部(11)は、前記第1および第2のガイド部材(1,2)が互いにスナップ嵌合された
    後に該第1のガイド部材(1)と該第2のガイド部材(2)とのさらなる形状係合連結を
    もたらし、その連結によって、横方向(y)に対して、前記第1のガイド部材(1)が前
    記第2のガイド部材(2)に固定されることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセ
    ンブリ。
  7. 請求項6に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記掛止部(10a,
    10b,10c,10d)と前記ガイド部(11)とが、連結方向(x)と直交してガラ
    ス面と略平行に延びる縦方向(z)において互いに離間していることを特徴とする、ウィ
    ンドウレギュレータアセンブリ。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、
    ガイド部材(1,2)の一方に弾性領域(110)が設けられており、2つのガイド部材
    (1,2)が互いにスナップ嵌合されると、前記少なくとも1つの掛止部(10a〜10
    e)を有する前記ガイド部材(1)が、前記弾性領域によって他方のガイド部材(2)に
    対して連結方向(x)とは逆方向に付勢されることを特徴とする、ウィンドウレギュレー
    タアセンブリ。
  9. 請求項6または7に従属する場合の請求項8に記載のウィンドウレギュレータアセンブ
    リにおいて、前記弾性領域(110)が、前記ガイド部(11)に設けられており、特に
    は、該ガイド部(111)の連結方向(x)に位置した前面における円弧状のバネ(11
    0)として構成されていることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、
    前記少なくとも1つの掛止部(10a〜10e)に配置される固定部材(3)が設けられ
    、該固定部材(3)によって前記第1および第2のガイド部材(1,2)の形状係合連結
    が確実なものにされることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
  11. 請求項10に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記連結方向(x)
    と直交する又は平行な方向における形状係合連結を確実なものとするように、前記固定部
    材(3)が前記少なくとも1つの掛止部(10a〜10e)に配置されることを特徴とす
    る、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
  12. 請求項10または11に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記掛止
    部(10a〜10e)に配置された前記固定部材(3)により、一方の前記ガイド部材(
    1)の掛止部(10a〜10e)の前記掛止フック(100)が、他方の前記ガイド部材
    (2)の前記壁部(21a,21b)との係合状態から外れ得ないようにされることを特
    徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
  13. 請求項10から12のいずれか一項に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおい
    て、前記固定部材(3)の少なくとも一部(310)が、前記掛止部(10a〜10e)
    に設けられた挿入口(102)に挿入されることを特徴とする、ウィンドウレギュレータ
    アセンブリ。
  14. 請求項10から13のいずれか一項に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおい
    て、複数の掛止部(10a〜10e)が互いに離間して設けられており、該複数の掛止部
    (10a〜10e)に同時に配置される単一の固定部材(3)が設けられることを特徴と
    する、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて

    (a)第1のガイド部材(1)が、ウィンドウガラス(FS)の連結方向(x)に対す
    るリア側縁部(Rh)の領域で該ウィンドウガラス(FS)に固定されており、第3のガ
    イド部材(4)が、前記ウィンドウガラス(FS)のフロント側縁部(Rv)の領域で該
    ウィンドウガラス(FS)に固定されているか、あるいは、
    (b)第1のガイド部材(1)が、ウィンドウガラス(FS)の連結方向(x)に対す
    るフロント側縁部(Rv)の領域で該ウィンドウガラス(FS)に固定されており、第3
    のガイド部材(4)が、前記ウィンドウガラス(FS)のリア側縁部(Rh)の領域で該
    ウィンドウガラス(FS)に固定されており、
    前記第3のガイド部材(4)は、ウィンドウ開口部において第4のガイド部材(5)に
    よりウィンドウガラス(FS)の調節経路に沿って変位可能に保持されるものであり、こ
    のため前記第3または第4のガイド部材(4,5)には連結部(40)が設けられており
    、前記連結部(40)は、前記少なくとも1つの掛止部(10a〜10e)と同じ方向(
    x)に延びるものであることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
  16. 請求項15に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、ウィンドウガラス(
    FS)に固定されている前記第3のガイド部材(4)が前記連結部(40)を有し、この
    連結部(40)は、前記第4のガイド部材(5)のガイド溝(50)で変位可能に保持さ
    れ、該第4のガイド部材(5)はドアに固定されているか又は車体に固定された部品(T
    T)上において、該ウィンドウレギュレータアセンブリの組立のために連結方向(x)に
    変位可能であることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
  17. 請求項15または16に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記第3
    および第4のガイド部材(4,5)も、互いにスナップ嵌合され得ることを特徴とする、
    ウィンドウレギュレータアセンブリ。
  18. 請求項15から17のいずれか一項に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおい
    て、車両のドア部分または車体部分(RT)に取り付け可能な別体のカバー部材(6)に
    シール(60)が設けられており、ウィンドウガラス(FS)の側縁部がこのシール(6
    0)に圧接し、所期のとおりの設置後状態のウィンドウガラス(FS)は、カバー部材(
    6)によって連結方向(x)と平行な方向に支持されることを特徴とする、ウィンドウレ
    ギュレータアセンブリ。
  19. 請求項18に記載のウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、前記ウィンドウガラ
    ス(FS)は、車両ドア(T)におけるウィンドウ開口部を閉じるために設けられており
    、前記カバー部材が、車両のAピラー近傍の領域に取り付けられる三角形状のミラーパネ
    ル(6)により形成されていることを特徴とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
  20. 車両ウィンドウレギュレータ用のウィンドウレギュレータアセンブリ、特には、請求項
    1から19のいずれか一項に記載のウィンドウレギュレータアセンブリであって、
    調節経路に沿って調節でき、ガラス面に沿って延在するウィンドウガラス(FS)
    を備え、閉じられた状態のウィンドウガラス(FS)は、該ウィンドウガラス(FS)
    により閉じられるウィンドウ開口部を画定する上方および/または側方の車体部分に対し
    て面一に装着されるものであり、
    さらに、
    前記ウィンドウガラス(FS)の側縁部(Rh;Rv)の領域で該ウィンドウガラス(
    FS)に固定される少なくとも1つのガイド部材(1;4)と、
    前記少なくとも1つのガイド部材(1;4)を、ウィンドウガラス(FS)の調節経路
    に沿ってウィンドウ開口部で変位可能に保持する、少なくとも1つのさらに別のガイド部
    材(2;5)と、
    を少なくとも備える、ウィンドウレギュレータアセンブリにおいて、
    前記ウィンドウレギュレータアセンブリの組立のために、
    2つのガイド部材(1,2;4,5)の一方のガイド部材をガラス面と略平行に延びる
    連結方向(x,−x)で他方のガイド部材(1,2;4,5)に連結でき、
    車両のドア部分または車体部分(RT)に取り付け得る別体のカバー部材(6)にシー
    ル(60)が設けられており、前記ウィンドウガラス(FS)の側縁部がこのシール(6
    0)に圧接し、所期のとおりの設置された状態の前記ウィンドウガラス(FS)は、前記
    カバー部材(6)によって前記連結方向(x,−x)とは逆方向に支持されることを特徴
    とする、ウィンドウレギュレータアセンブリ。
  21. 車両ウィンドウレギュレータ用のウィンドウレギュレータアセンブリの組立方法であっ
    て、
    該ウィンドウレギュレータアセンブリは、
    調節経路に沿って調節でき、ガラス面に沿って延在するウィンドウガラス(FS)を備
    え、
    閉じられた状態のウィンドウガラス(FS)を、該ウィンドウガラス(FS)により閉
    じられるウィンドウ開口部を画定する上方および/または側方の車体部分に対して面一に
    装着するものであり、
    さらに、ウィンドウガラス(FS)のフロント側またはリア側の縁部(Rv,Rh)の
    領域で該ウィンドウガラス(FS)に固定された少なくとも1つの第1のガイド部材(1
    )と、
    前記第1のガイド部材(1)を前記ウィンドウガラス(FS)の前記調節経路に沿って
    変位可能に保持するように設計された、少なくとも1つの第2のガイド部材(2)とを少
    なくとも備えるものである、方法において、
    前記第1または第2のガイド部材(1,2)を、少なくとも1つの弾性変位可能な掛止
    部(10a〜10e)を備えるものとし、
    該第1および第2のガイド部材(1,2)を、前記ウィンドウレギュレータアセンブリ
    の組立のために、前記調節経路を横切ってガラス面と略平行に延びる連結方向(x)にお
    いて互いにスナップ嵌合し、これによって、
    前記少なくとも1つの掛止部(10a〜10e)により、前記ウィンドウガラス(FS
    )に固定された第1のガイド部材(1)と前記第2のガイド部材(2)とを形状係合連結
    して、該第1のガイド部材(1)を該第2のガイド部材(2)に前記連結方向(x)に対
    して固定し、
    所期のとおり互いに形状係合によって連結された前記第1および第2のガイド部材(1
    ,2)により、前記連結方向(x)およびこれと直交して延びる横方向(y)の両方にお
    いて前記ウィンドウガラス(FS)の位置を規定するガイド構造を提供することを特徴と
    する、方法。
  22. 請求項21に記載の方法において、前記第1および第2のガイド部材(1,2)を互い
    にスナップ嵌合した後に、固定部材(3)を前記少なくとも1つの掛止部(10a〜10
    e)に別体の部品として配置し、該固定部材(3)によって前記第1および第2のガイド
    部材(1,2)の形状係合連結が確実なものとすることを特徴とする、方法。
  23. 請求項21または22に記載の方法において、前記第1のガイド部材(1)を、
    前記ウィンドウガラス(FS)の連結方向(x)に対してのリア側縁部(Rh)の領域
    において前記第1のガイド部材(1)を該ウィンドウガラス(FS)に固定し、
    前記ウィンドウガラス(FS)のフロント側縁部(Rv)の領域において 第3のガイ
    ド部材(4)を、ウィンドウガラス(FS)に固定し、
    前記第3のガイド部材(4)は、第4のガイド部材(5)で、ウィンドウガラス(FS
    )の調節経路に沿ってウィンドウ開口部において変位可能に保持されるよう意図されてお
    り、
    このため、第1および第2のガイド部材(1,2)が互いにスナップ嵌合されるときに
    、第3のガイド部材(4)に設けられた連結部(40)が第4のガイド部材(5)との係
    合状態に移行するものとする、
    方法。
  24. 請求項23に記載の方法において、
    前記第1および第2のガイド部材(1,2)を前記リア側縁部(Rh)の領域において
    連結し、
    前記第3および第4のガイド部材(4,5)を前記フロント側縁部(Rv)の領域にお
    いて連結した後に、
    シール(60)を具備したカバー部材(6)を車両のドア部分または車体部分(RT)
    に取り付けて、ウィンドウガラス(FS)のフロント側縁部をシール(60)に圧接させ
    、該カバー部材(6)によってウィンドウガラス(FS)を連結方向(x)と平行な方向
    に支持することを特徴とする、方法。
  25. 請求項21または22に記載の方法において、前記第1のガイド部材(1)を、
    前記ウィンドウガラス(FS)の連結方向(x)に対してのリア側縁部(Rh)の領域
    において前記第1のガイド部材(1)を該ウィンドウガラス(FS)に固定し、
    前記ウィンドウガラス(FS)のフロント側縁部(Rv)の領域において 第3のガイ
    ド部材(4)を、ウィンドウガラス(FS)に固定し、
    前記第3のガイド部材(4)は、第4のガイド部材(5)で、ウィンドウガラス(FS
    )の調節経路に沿ってウィンドウ開口部において変位可能に保持されるよう意図されてお
    り、
    このため、第1および第2のガイド部材(1,2)が互いにスナップ嵌合された後に、
    第3のガイド部材(4)に設けられた連結部(40)が第4のガイド部材(5)との係合
    状態に移行するものとする、
    方法。
  26. 請求項25に記載の方法において、前記第4のガイド部材(5)を、
    ドアに固定されているか又は車体に固定された部品(TT)上において、ウィンドウレ
    ギュレータアセンブリの組立のために連結方向(x)で変位可能に保持し、
    該第4のガイド部材(5)を連結方向(x)と平行な方向に変位して
    前記第1および第2のガイド部材(1,2)を互いにスナップ嵌合し、
    前記ウィンドウガラス(FS)をウィンドウ開口部に位置合わせした後に
    前記第3のガイド部材(4)を前記第4のガイド部材(5)に係合させることを特徴と
    する、方法。
  27. 請求項25に記載の方法において、前記第1および第2のガイド部材(1,2)を互い
    にスナップ嵌合した後に、前記第3および第4のガイド部材(4,5)を互いにスナップ
    嵌合させることを特徴とする、方法。
  28. 請求項25から27のいずれか一項に記載の方法において、
    前記第3および第4のガイド部材(4,5)を連結するよりも前に
    フロント側縁部(Rv)の領域において、
    シール(60)を具備したカバー部材(6)を車両のドア部分または車体部分(RT)
    に設け、
    前記ウィンドウガラス(FS)のフロント側縁部を前記シールに圧接させ、
    前記カバー部材(6)によって、前記ウィンドウガラス(FS)がを連結方向(x)と
    平行な方向に支持することを特徴とする、方法。
JP2019216014A 2015-11-13 2019-11-29 スナップ連結ガイド部材を備える面一装着ガラスデザイン用ウィンドウレギュレータアセンブリ、およびその組立方法 Active JP6890169B2 (ja)

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