JP2019503946A5 - - Google Patents

Description

飲料基体または食品基体用カートリッジ

本発明は、壁領域を有するカートリッジであって、壁領域の一方の端部は、特に、膜によって閉鎖される接続領域によって隣接され、壁領域の反対側の端部には、任意選択的に底部領域が設けられ、これらの壁領域および底部領域は、飲料基体または食品基体を収容するキャビティを画成するカートリッジに関する。

このようなカートリッジは、欧州特許出願第１６７１５６８Ａ２号明細書および国際公開第２０１１／０８４６０３Ａ１号パンフレットから知られ、例えば、冷たい飲料を製造するために使用される。
このプロセス中、カートリッジは、ディスペンサに挿入され、カートリッジ内に配置されている飲料基体が、溶媒、特に、水とブレンドされる。
従来、そのようなシステムには、カートリッジのディスペンサへの挿入に関して、または、カートリッジとディスペンサとの界面の密封に関して、しばしば問題があった。

したがって、従来技術の欠点を持たないカートリッジを提供することが、本発明の目的である。

この目的は、壁領域を有するカートリッジであって、壁領域の一方の端部は、膜によって閉鎖される接続領域によって隣接され、壁領域の反対側の端部には、任意選択的に底部領域が設けられ、壁領域および底部領域は、飲料基体または食品基体を収容するキャビティを画成し、接続領域は、位置決め手段または被覆手段が設けられたフランジを有し、位置決め手段は、フランジの直線的な周囲領域を含み、このフランジの周囲は、直線的な周囲領域から離れて湾曲して形成され、首部が、壁領域と接続領域との間に提供されるカートリッジによって達成される。

本発明の主題は、本発明の他の主題に等しくあてはまり、逆もまた同様である。

本発明によれば、プラスチックから成形または吹込み成形プロセスによって製造されるカートリッジに関する。
例えば、カートリッジは、部分的に円形、長方形、正方形、円錐形または楕円形の断面を有する側壁を有している。
底部は、側壁の一方の端部に一体部品として、一般に設けられている。
側壁および任意選択的に底部領域は、液体のような飲料基体または食品基体が提供されるキャビティを画成している。
壁領域の他方の端部に設けられるのは、接続領域であり、これによって、カートリッジは、カートリッジ受入れ部品に接続される。
このカートリッジ受入れ部品は、ディスペンサの一部またはディスペンサと別個の構成要素である。

また、本発明によれば、接続領域は、フランジを有するように設けられている。
このフランジは、接続領域から突出し、接続領域の壁領域からある角度で、好ましくは直角に突き出る。
飲料または食品を製造するために、フランジは、水平に配向される。
このフランジは、固体材料から作られ、すなわち、中空に作製されない。

さらに、このフランジには、位置決め手段または被覆手段が設けられている。
位置決め手段は、カートリッジが特定の位置でのみ、特定の回転角度で、カートリッジの長手方向中心軸に対して、ディスペンサ上にまたはカートリッジ受入れ部品上に配置されることを保証する。
被覆手段は、出来上がった飲料または食品が通り抜けて流出する領域を被覆する。
位置決め手段および被覆手段は、同一のものである。

カートリッジは、長手方向において互いにオフセットされた状態で配置された２つのフランジを有している。
２つのフランジの内のどちらか１つだけまたは両方のフランジが、位置決め手段または被覆手段を有している。

そして、位置決め手段または被覆手段は、窪みまたはフランジから、特に、その周囲から突出する突出部である。
位置決め手段または被覆手段は、フランジと一体の部品として設けられている。
例えば、位置決め手段または被覆手段は、フランジの周囲の一点で一体的に形成される突起として構成されている。
位置決め手段または被覆手段の厚さは、実質的にフランジの厚さに一致する。

特に、位置決め手段または被覆手段は、フランジの直線的な周囲領域を含む。
フランジは、直線的な周囲領域から離れたその周囲が湾曲するように構成されている。
長手方向軸に対して垂直な面（断面または断平面とも呼ばれる）内のフランジの形状は、位置決め手段または被覆手段を形成する平坦または直線的な側を有する楕円形または円形である。
この平坦または直線的な側は、カートリッジの向きをその長手方向軸の周りで固定するように使用可能である。
特に、カートリッジの長手方向軸に平行に伸びるエッジ部分が、直線的な周囲領域と湾曲した周囲領域との間の各移行領域に形成されている。
フランジは、２つのエッジ部分を有し、具体的には、平坦または直線的な領域の１つの端部に１つのエッジ部分を有している。
エッジ部分に基づいてカートリッジの明確な向きを固定することも可能である。

首部が、壁領域と接続領域との間に設けられている。
この首部は、例えば、丸い断面を有することができる。
首部は、接続領域の壁領域を示す。
フランジは、直角に首部に隣接する。

カートリッジを使用前に閉鎖する、特に、気密式に密封する膜が、フランジまたは２つのフランジのうちの１つに、特にその端面に密封式に設けられている。
このため、フランジの端面は、密封の間、この密封器具と協働するビード、特に、円形リングのようなビードを有することができる。
膜の外周は、フランジの外周よりも短い。
２つのフランジが実現される場合、膜は、外側のフランジにのみ設けられている。

固定手段が、壁領域または首部の領域に設けられている。
この固定手段を介して、カートリッジをディスペンサに接続することができる。
例えば、固定手段は、ディスペンサ上の固定手段と係合する溝であることができる。

カートリッジは、識別子を有し、識別子によってカートリッジを個別化することが可能である。
例えば、この識別子は、電磁信号または機械的手段を用いてディスペンサ上の読取器によって読み取られる手段である。
識別子は、バーコード、電磁波、例えば、自身によって反射される光を変形または吸収する刻印、または、ＦＩＤもしくはＲＦＩＤである。
識別子は、例えば、カプセルの製造者、カプセルの中身、または使用期限に関する情報を含むことができる。
この情報に基づいて、ディスペンサは、飲料または食品が、製造されるかどうかを確かめ、そうであるとしたら、いつ、どの飲料または食品が、どの条件の下で製造されるかを確かめることができる。
例えば、飲料基体または食品基体とブレンドされる水の量を自動的に決定することができ、または、水が炭酸化されることを意図されているかどうかを決定することが可能である。

個別化は、カートリッジが使用された後、使用不能にされる。
これは、電磁放射によりまたは機械的に行うことができ、後者は、例えば、カートリッジおよび以下に記載されるカートリッジ受入れ部品が相対的に移動される場合である。

本発明は、本発明によるカートリッジとこのカートリッジの接続領域内に提供されたカートリッジ受入れ部品とを有するシステムである。

本発明の主題は、本発明の他の主題に等しくあてはまり、逆もまた同様である。

本発明の主題は、本発明によるカートリッジとカートリッジ受入れ部品品とからなるシステムに関する。
カートリッジ受入れ部品は、カートリッジに固定式に接続することができる、または、カートリッジの使用後にカートリッジから取り外され、新しいカートリッジに接続される交換部品であることができる。
カートリッジ受入れ部品は、射出成形によってプラスチックから作られる。
カートリッジ受入れ部品は、ディスペンサに接続される。

カートリッジ受入れ部品は、飲料基体または食品基体が特にキャビティへ、特に、カートリッジ受入れ部品の混合チャンバへ流れ込むように膜に穴を開ける穿刺手段を有してもよい。
さらに、カートリッジ受入れ部品は、希釈液、特に、水の流入部分を有する。
存在する混合チャンバ中で、飲料基体または食品基体を希釈液と混合することができる。
出来上がった飲料または食品は、その後、飲料または食品の流出部分を経由して流れ出る。

希釈液の流入部分ならびに飲料または食品の流出部分は、カートリッジ受入れ部品の両端に設けられる。
それらの間に配置されるのは、混合チャンバであり、その中で飲料基体または食品基体は、希釈液と混合される。
本発明は、２つの成分間の良好なブレンディングが生じるという利点を有する。

穿刺手段は、希釈液の流入部分ならびに飲料または食品の流出部分と整列された状態で設けられている。
膜が穿刺されるとすぐに、飲料基体または食品基体は、重力または圧力によって穿刺手段を通り過ぎて混合チャンバへ流れ込む。
穿刺手段の構成の結果として、飲料基体または食品基体と溶媒との間の良好な混合が再び達成される。

溶媒の流れの方向に関して、混合チャンバの流れ断面は、最初に拡張され、次いで、出来上がった飲料が混合チャンバを出る前に、再び狭められる。

被覆手段は、カートリッジのフランジに設けられ、カートリッジ受入れ部品の飲料または食品の流出部分を被覆する。

カートリッジの周囲のフランジは、カートリッジ受入れ部品と密封式に協働する。
このため、フランジの周囲は、例えば、カートリッジ受入れ部品の溝に係合することができる。
このフランジ／溝接続は、圧力嵌めとして作用することもでき、それにより、飲料または食品製造の間、カートリッジ受入れ部品に対してカートリッジが移動することを防止し、また、カートリッジとカートリッジ受入れ部品との間の接続がその密着性を喪失することを防止する。

カートリッジおよびカートリッジ受入れ部品は、膜が穿刺される前、長手方向に互いに変位可能であるように設けられている。
この長手方向の変位の結果として、穿刺手段は、膜と係合され、膜を穿刺することができる。

カートリッジおよびカートリッジ受入れ部品は、一体回転できるように固定された方法で相互に接続される。

穿刺手段は、チャネルを有している。
このチャネルを介してガスをカートリッジに押し込むことができ、ガスは、飲料基体または食品基体をカートリッジから押し出し、カートリッジ受入れ部品の混合スペースに押し込む。
そして、カートリッジに圧縮空気を吹き込むための圧縮空気ラインの圧縮空気出口が、カートリッジに面する穿刺手段の側に形成される。

以下の文において、本発明を図１〜図１２を参照して説明する。
これらの説明は、一例であり、本発明による一般概念を制限しない。
説明は、本発明によるカートリッジおよびシステムに等しくあてはまる。

本発明の第１実施形態であるシステムを示す。 本発明の第１実施形態であるシステムを示す。 本発明の第１実施形態であるシステムを示す。 本発明の第１実施形態であるシステムを示す。 本発明のさらなる実施形態であるシステムを示す。 本発明のさらなる実施形態であるシステムを示す。 本発明のさらなる実施形態であるシステムを示す。 本発明のさらなる実施形態であるシステムを示す。 固定手段を有する実施形態を示す。 本発明のさらなる実施形態によるカートリッジシステムのカートリッジを示す。 本発明のさらなる実施形態によるカートリッジシステムのカートリッジ受入れ部品を示す。 本発明のさらなる実施形態によるカートリッジ受入れ部品のスパイクを示す。

図１〜図４は、カートリッジ１とカートリッジ受入れ部品１０とからなる本発明の第１実施形態であるシステムを示す。
例えば、カートリッジ１は、射出成形または吹込み成形技術によってプラスチック材料から製造されている。
本例において、カートリッジ１は、正方形の壁領域６を有し、その上端部は、底部領域７に隣接している。
壁領域６および底部領域７は、キャビティの境界を定め、キャビティ内に飲料基体または食品基体、具体的には、濃縮物が配置され、それを用いて、飲料または食品を製造することができる。
底部領域７と反対側の壁領域６の端部であるより低い端部に接続領域４が設けられ、それは、首部３およびフランジ５を有している。
カートリッジ１のキャビティは、充填された後、膜からなるクロージャ１４によって気密式に密封される。
具体的には、プラスチックフォイルからなる膜１４は、接着式にシール１９によって、フランジ５に接続される。
接続領域４を介して、カートリッジ１は、カートリッジ受入れ部品１０に接続される。
本例では、突起状の突出部として設けられる位置決め手段または被覆手段８が、フランジ５に設けられている。
突起は、フランジ５に一体的に形成されている。
さらに、図１ｂ）および図１ｃ）から理解できるように、システムは、カートリッジ受入れ部品１０を有する。
このカートリッジ受入れ部品１０は、溶媒、特に、水の流入部分１５（図２参照）、ならびに、溶媒と飲料基体または食品基体とが混合される混合チャンバ１３を有している。
混合物の流れの方向１２は、図１ｃ）中に矢印で示されている。
出来上がった飲料／食品は、流出部分１１を介して混合チャンバ１３を出て、容器、例えば、グラスに収集される。
さらに、図２から理解できるように、カートリッジ受入れ部品１０は、図３で示すスパイクからなる穿刺手段１６を有し、穿刺手段１６は、カートリッジ１のフランジ領域に封じ付けられる膜１４を穿刺し、その結果、飲料基体または食品基体は、スパイク１６の外面に特に沿って混合チャンバ１３に流れ込むことができ、このために、スパイク１６には、その外側に流出チャネル１７が設けられている。

図２は、穿刺手段１６が、膜１４と係合する前のシステムを示す。
係合を達成するために、カートリッジ１またはカートリッジ受入れ部品１０は、長手方向に互いにシフトされ、その結果、スパイク１６は、膜１４を貫通し、これは、図３ｃ）から見ることができる。
前記図中、飲料基体または食品基体が混合チャンバ１３に流れ込む流出チャネル１７も、識別することができる。
混合チャンバ１３に入る飲料基体または食品基体の流れは、穿刺手段であるスパイク１６内の後述するガス入口１８を介してカートリッジ１に押し込まれるガスによって、目標とする態様で加速および制御することができる。
例えば、カートリッジ１内の圧力は、溶媒の体積流量に適合させることができる。

図１ｄ）および図４から理解できるように、カートリッジ１のフランジ５は、カートリッジ受入れ部品１０と密封式に協働し、その結果として、液体が、飲料または食品の流出部分１１だけを通って混合チャンバ１３を出ることを保証する。
さらに、突出部８は、位置決め手段であるだけでなくカートリッジ受入れ部品１０内の飲料または食品の流出部分１１を特に密封式に被覆することが、これらの図から明らかである。
フランジ５およびそれに設けられた突出部８は、それらの端面を介してまたはそれらの周囲を介して、カートリッジ受入れ部品１０の対応する面と、密封式に協働することができる。

図５〜図８は、本発明のさらなる実施形態であるシステムを示す。
図１〜図４に示すカートリッジ１は、フランジ５に加えて、その接続領域４に固定手段２０も有し、前記固定手段２０は、カートリッジ１をカートリッジ受入れ部品１０に接続する。
さらに、壁領域６は、図８に示す窪み２４を有し、窪み２４は、カートリッジ１とカートリッジ受入れ部品１０および任意選択的にディスペンサとの間の長手方向の変位を可能にし、また、カートリッジ１の案内部分２４に相当する。

カートリッジ受入れ部品１０に関しても、図１〜図４を参照することができる。
しかしながら、図７から理解できるように、カートリッジ受入れ部品１０は、本例では、所定の変形点または破断点２２によって混合チャンバ１３に接続される固定リングまたは固着リング２１を有している。
この固定リングまたは固着リング２１は、固定手段２０と、例えば、カートリッジ１に設けられたカラー２０と圧力嵌め式に協働する。
さらに、カートリッジ受入れ部品１０は、ガス入口１８に加えてさらなる穿刺手段１６も有することが図７から分かる。
ガス入口１８を介して、ガスが、カートリッジ１に押し込まれ、ガスは、飲料基体または食品基体をカートリッジ１から押し出す。
本例においては、開封手段である穿刺手段１６は、斜めの切り込みによって膜１４に切り込み、斜めの切り込みは、その後フラップを形成し、フラップは、飲料基体または食品基体の圧力により下方へ押され、従って、飲料基体または食品基体がより簡単に流れ出ることを可能にする。
穿刺手段１６は、十分であること、または、図１〜図４を参照して説明したような膜１４の穿刺および飲料基体または食品基体の流出に使用することも可能である。
当然のことながら、この開封手段である穿刺手段１６、ガス入口１８を図１〜図４による実施形態に移行することもできる。

図５は、穿刺前のシステムを示す。
図６は、膜１４が穿刺された後のシステムを示す。
図６にて移動方向２の矢印で示す混合チャンバ１３とカートリッジ１との間の相対移動を介して、所定の変形点または破断点２２がそれぞれ変形または破壊され、その結果、カートリッジ１は、固定リングまたは固着リング２１と一緒に混合チャンバ１３の方向に動くことができる。
この結果、フランジ５が、同じく溝２７に導入され、密封式に溝２７と協働し、膜１４は、穴を開けられ、飲料基体または食品基体は、カートリッジ１から混合チャンバ１３に流れ込むことができ、混合チャンバ１３内で溶媒と混合され、溶媒は、流入部分１５を介して混合チャンバ１３に計量供給され、飲料または食品の流出部分１１を介して混合チャンバ１３を出る。

図９は、カートリッジ１の壁領域６の固定手段である溝状の形状合致手段２５を示す。
固定手段２６は、カートリッジ１がディスペンサに固定されるものであるが、この溝状の形状合致手段２５、に係合することが可能である。

図１０は、カートリッジ１の４つの図を示す。
カートリッジ１は、本発明の第１実施形態による図１〜図４に説明されるカートリッジ１と機能の点で似ている。

しかしながら、図１０に示されるカートリッジ１は、対照的に、２つのフランジ５を有している。
両方のフランジ５は、カートリッジ受入れ部品１０をカートリッジ１に固定する働きをする。加えて、膜１４は、外側のフランジ５に封じ付けられる。

２つのフランジ５の（カートリッジ１の長手方向軸に対して垂直な）断面は、丸い周囲を有し、直線的な周囲領域２８が一方の側に設けられている。
平坦なまたは直線的な周囲領域２８において、周囲は、直線として延在し（図１０の右側の図中、フランジ５の下側において見ることができる）、一方で、直線的な周囲領域２８から離れたフランジ５の周囲は曲線として延在する。
直線的な周囲領域２８は、位置決め手段として機能し、それを介してカートリッジ１の向きは、カートリッジ受入れ部品１０に対して固定されている。

図１１に、カートリッジ受入れ部品１０を見ることができる。
カートリッジ受入れ部品１０の周囲が、図１０に示す２つのフランジ５の輪郭に対応する形状を有し、カートリッジ１およびカートリッジ受入れ部品１０は、互いに特別な向きにおいてのみ接続できる。
直線的な周囲領域２８は、ねじれ防止手段として機能する。
これは、ガスがキャビティに押し込まれるカートリッジ１の領域も決定する。
混合チャンバ１３内に配置されるのは、スパイク１６が移動可能な方法でその中を案内されるスパイク案内部分２９である。

カートリッジ１に面するカートリッジ受入れ部品１０の側に、ラッチストリップ３０が設けられ、カートリッジ１をカートリッジ受入れ部品１０に固定するために、２つのフランジ５の１つの周囲に形状合致式または圧力嵌め式に係合する。

図１２は、図１１に示すスパイク案内部分２９の中を案内されるスパイク１６の概略図を示す。
スパイク１６は、ガスをカートリッジ１に供給する内側のチャネルであるガス入口１８と、外側の流出チャネル１７とを有し、この外側の流出チャネル１７を介して、飲料基体または食品基体は、スパイク１６によって穿刺された密封フォイルを越えて混合チャンバ１３へ流れ込むことができる。
また、図示しない圧縮空気ライン３１が、スパイクからなる穿刺手段１６に一体化され、圧縮空気源に接続する圧縮空気ライン３１の圧縮空気接続部が、カートリッジ１から離れた穿刺手段１６の側に形成され、圧縮空気接続部は、カートリッジ受入れ部品１０の外側からアクセス可能である。
そして、カートリッジ１に圧縮空気を吹き込む圧縮空気ライン３１の圧縮空気出口が、カートリッジ１に面する穿刺手段１６の側に形成される。
ガス入口１８が、前記圧縮空気出口に相当する。

スパイク１６は、カートリッジ１の密封フォイルから離れた後退位置から、カートリッジ１のキャビティへ突出し、その過程で、密封フォイルを穿刺する伸長位置へ移動できるようにスパイク案内部分２９内に変位可能に取り付けられている。

図１２に示すスパイク１６が、図１１に示すカートリッジ受入れ部品１０のスパイク案内部分２９の中に配置され、図１１に示されるカートリッジ受入れ部品１０が、図１０に示されるカートリッジ１に接続される配置は、本発明のさらなる実施形態によるカートリッジシステムを示す。

１ ・・・カートリッジ
２ ・・・移動方向
３ ・・・首部
４ ・・・接続領域
５ ・・・フランジ
６ ・・・壁領域
７ ・・・底部領域
８ ・・・位置決め手段または被覆手段、窪みまたは突出部
９ ・・・物質の流入部分、穿刺手段
１０ ・・・カートリッジ受入れ部品
１１ ・・・物質プラス溶媒（水）の流出部分
１２ ・・・物質プラス溶媒（水）の流れの方向
１３ ・・・混合チャンバ
１４ ・・・膜（クロージャ）
１５ ・・・溶媒（水）の流入部分
１６ ・・・穿刺手段（スパイク）
１７ ・・・流出チャネル
１８ ・・・ガス入口
１９ ・・・シール（カラーシール）
２０ ・・・固定手段（カラー）
２１ ・・・固定リング（固着リング）
２２ ・・・変形点または破断点
２３ ・・・カートリッジ受入れ部品の窪みまたは突出部
２４ ・・・窪み、案内部分
２５ ・・・固定手段２６の形状合致手段
２６ ・・・固定手段
２７ ・・・密封手段、溝
２８ ・・・直線的な周囲領域
２９ ・・・スパイク案内部分
３０ ・・・ラッチストリップ
３１ ・・・圧縮空気ライン

Claims (16)

1. 壁領域（６）の一方の端部が膜（１４）によって閉鎖される接続領域（４）に隣接され、前記壁領域（６）の反対側の端部には任意選択的に底部領域（７）が設けられ、前記壁領域（６）および前記底部領域（７）が飲料基体または食品基体を収容するキャビティを画成し、前記接続領域（４）が位置決め手段または被覆手段（８）を設けられた少なくとも１つのフランジ（５）を有するカートリッジ（１）において、
   前記位置決め手段または被覆手段（８）が、前記フランジ（５）の直線的な周囲領域（２８）を含み、
   前記フランジ（５）の周囲が、前記周囲領域（２８）から離れる方に湾曲した状態に形成され、
   前記壁領域（６）と前記接続領域（４）との間に首部（３）が、設けられていることを特徴とするカートリッジ（１）。
2. 前記カートリッジ（１）の長手方向軸に平行に伸びるエッジ部分が、前記周囲領域（２８）と前記湾曲した周囲領域との間の各移行領域に形成されることを特徴とする、請求項１に記載のカートリッジ（１）。
3. 前記膜（１４）が、フランジ（５）に設けられていることを特徴とする、請求項１または請求項２に記載のカートリッジ（１）。
4. 固定手段（２６）が、前記壁領域（６）にまたは前記首部（３）の領域に設けられることを特徴とする、請求項１〜請求項３のいずれか一項に記載のカートリッジ（１）。
5. 前記カートリッジ（１）が、前記カートリッジ（１）の長手方向において互いにオフセットされた状態で配置された２つのフランジ（５）を有し、
   前記２つのフランジ（５）の１つだけまたは両方のフランジ（５）が、前記位置決め手段または被覆手段（８）を有していることを特徴とする、請求項１〜請求項４のいずれか一項に記載のカートリッジ（１）。
6. 請求項１〜請求項５のいずれか一項に記載のカートリッジ（１）と、前記カートリッジ（１）の前記接続領域（４）に設けられているカートリッジ受入れ部品（１０）とを有していることを特徴とする、システム。
7. 前記カートリッジ受入れ部品（１０）が、前記膜（１４）に穴を開ける穿刺手段（１６）と、希釈液、特に、水の流入部分（１５）と、飲料基体または食品基体が前記希釈液と混合される混合チャンバ（１３）と、飲料または食品の流出部分（１１）とを有していることを特徴とする、請求項６に記載のシステム。
8. 前記流入部分（１５）および前記流出部分（１１）が、前記カートリッジ受入れ部品（１０）の両端に設けられていることを特徴とする、請求項６または請求項７に記載のシステム。
9. 前記穿刺手段（１６）が、前記流入部分（１５）および前記流出部分（１１）と整列された状態で設けられていることを特徴とする、請求項６〜請求項８のいずれか一項に記載のシステム。
10. 前記希釈液の流れの方向（１２）に関して、前記混合チャンバ（１３）の流れ断面が、最初に拡張され、次いで、再び狭められていることを特徴とする、請求項６〜請求項９のいずれか一項に記載のシステム。
11. 前記位置決め手段または被覆手段（８）が、前記カートリッジ受入れ部品（１０）の前記流出部分（１１）を被覆することを特徴とする、請求項６〜請求項１０のいずれか一項に記載のシステム。
12. 前記フランジ（５）が、前記カートリッジ受入れ部品（１０）と密封式に協働することを特徴とする、請求項６〜請求項１１のいずれか一項に記載のシステム。
13. 前記カートリッジ（１）および前記カートリッジ受入れ部品（１０）が、一体回転できるように固定された状態で接続されていることを特徴とする、請求項６〜請求項１２のいずれか一項に記載のシステム。
14. 前記カートリッジ受入れ部品（１０）が、スパイク案内部分（２９）を有し、
    前記穿刺手段（１６）が、前記スパイク案内部分（２９）内に変位可能な方法で取り付けられ、
    前記穿刺手段（１６）が、前記膜（１４）から離れる後退位置と前記膜（１４）を穿刺して前記カートリッジ（１）に突出する伸長位置との間で変位可能であることを特徴とする、請求項６〜請求項１３のいずれか一項に記載のシステム。
15. 前記膜（１４）が前記穿刺手段（１６）によって穿刺されると、前記飲料基体または食品基体を前記混合チャンバ（１３）の方向に流す少なくとも１つの横方向の流出チャネル（１７）が、前記穿刺手段（１６）の外壁に導入されていることを特徴とする、請求項６〜請求項１４のいずれか一項に記載のシステム。
16. 圧縮空気ライン（３１）が、前記穿刺手段（１６）に一体化され、
    圧縮空気源に接続する前記圧縮空気ライン（３１）の圧縮空気接続部が、前記カートリッジ（１）から離れた前記穿刺手段（１６）の側に形成され、
    前記圧縮空気接続部が、前記カートリッジ受入れ部品（１０）の外側からアクセス可能であり、
    前記カートリッジ（１）に圧縮空気を吹き込む前記圧縮空気ライン（３１）の圧縮空気出口が、前記カートリッジ（１）に面する前記穿刺手段（１６）の側に形成されていることを特徴とする、請求項６〜請求項１５のいずれか一項に記載のシステム。