JPH10245099A - 飲料ディスペンサ - Google Patents
飲料ディスペンサInfo
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- JPH10245099A JPH10245099A JP5122697A JP5122697A JPH10245099A JP H10245099 A JPH10245099 A JP H10245099A JP 5122697 A JP5122697 A JP 5122697A JP 5122697 A JP5122697 A JP 5122697A JP H10245099 A JPH10245099 A JP H10245099A
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- Japan
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- bottle
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Abstract
(57)【要約】
【課題】リキュール類などの飲料の気抜けを防ぎつつ、
ボトルから飲料を殆ど残さずに最後まで抽出して供給で
きるように改良する。 【解決手段】ボトル容器４から飲料５をポンプ７により
吸引，抽出してカップに供給する飲料ディスペンサにお
いて、ボトル容器の口４ａに液密に装着するディスペン
スヘッド１０と、飲料ホース８に接続してディスペンス
ヘッドと結合するソケット１２を頂部に備えてボトル容
器を倒立姿勢に保持する支持架台１１を具備し、ディス
ペンスヘッドには、その先端ノズル部に組み込んだ自動
閉止弁（スプール弁）１４、該閉止弁とボトル内を連通
してヘッド本体を貫通する飲料抽出通路、ヘッド本体を
貫通する給気通路、該給気通路の入口に接続した給気用
逆止弁１６、給気通路から延在してボトル内に突き出す
給気パイプ１５を備え、ボトル容器を倒立姿勢にセット
した状態で飲料抽出を行う。
ボトルから飲料を殆ど残さずに最後まで抽出して供給で
きるように改良する。 【解決手段】ボトル容器４から飲料５をポンプ７により
吸引，抽出してカップに供給する飲料ディスペンサにお
いて、ボトル容器の口４ａに液密に装着するディスペン
スヘッド１０と、飲料ホース８に接続してディスペンス
ヘッドと結合するソケット１２を頂部に備えてボトル容
器を倒立姿勢に保持する支持架台１１を具備し、ディス
ペンスヘッドには、その先端ノズル部に組み込んだ自動
閉止弁（スプール弁）１４、該閉止弁とボトル内を連通
してヘッド本体を貫通する飲料抽出通路、ヘッド本体を
貫通する給気通路、該給気通路の入口に接続した給気用
逆止弁１６、給気通路から延在してボトル内に突き出す
給気パイプ１５を備え、ボトル容器を倒立姿勢にセット
した状態で飲料抽出を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボトル容器に収
容された飲料、例えばウイスキーなどのリキュウル類，
炭酸シロップなどの飲料をポンプによりボトルから抽出
して送液し、飲料供給端に配した飲料供給弁を通じてカ
ップに吐出し供給する飲料ディスペンサに関する。
容された飲料、例えばウイスキーなどのリキュウル類，
炭酸シロップなどの飲料をポンプによりボトルから抽出
して送液し、飲料供給端に配した飲料供給弁を通じてカ
ップに吐出し供給する飲料ディスペンサに関する。
【０００２】
【従来の技術】まず、頭記した飲料ディスペンサの従来
構成を図２に示す。図において、１はディスペンサ本
体、２はディスペンサ本体１に搭載した冷却水槽、２ａ
は冷却水槽内に浸漬配備した冷却コイル、２ｂは冷却ユ
ニット、３はディスペンサ本体１の前面側に設けたハン
ドル操作式，あるいは押ボタン式の飲料供給弁、４は飲
料５を収容したボトル容器、６はボトル容器４の口４ａ
に上方から差し込んだ飲料吸い上げ用のサイホンパイ
プ、７はポンプ、８は前記のサイホンパイプ６からポン
プ７，冷却コイル２ａを経由して飲料供給弁３との間に
配管した飲料ホースである。
構成を図２に示す。図において、１はディスペンサ本
体、２はディスペンサ本体１に搭載した冷却水槽、２ａ
は冷却水槽内に浸漬配備した冷却コイル、２ｂは冷却ユ
ニット、３はディスペンサ本体１の前面側に設けたハン
ドル操作式，あるいは押ボタン式の飲料供給弁、４は飲
料５を収容したボトル容器、６はボトル容器４の口４ａ
に上方から差し込んだ飲料吸い上げ用のサイホンパイ
プ、７はポンプ、８は前記のサイホンパイプ６からポン
プ７，冷却コイル２ａを経由して飲料供給弁３との間に
配管した飲料ホースである。
【０００３】かかる飲料ディスペンサの動作は周知であ
り、カップ９をベンドステージにセットして飲料供給弁
３を開くと、その開弁信号を基にポンプ７が始動してボ
トル容器４に収容した飲料５を吸い上げ、冷却コイル２
ａ，飲料供給弁３を通じてカップ９に吐出し供給する。
り、カップ９をベンドステージにセットして飲料供給弁
３を開くと、その開弁信号を基にポンプ７が始動してボ
トル容器４に収容した飲料５を吸い上げ、冷却コイル２
ａ，飲料供給弁３を通じてカップ９に吐出し供給する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来構成の飲料ディスペンサでリキュール類，炭酸シロッ
プなどの飲料を供給する場合には次記のような問題点が
生じる。 (1) ボトル容器４にサイホンパイプ６を上方から差し込
んで飲料５をポンプ７により吸引，送液するには、ボト
ル容器４の内圧が負圧とならないように口４ａを大気側
に開放しておく必要がある。しかしながら、ボトル容器
４の口４ａを長時間開放しておいたままで飲料ディスペ
ンサを使用すると、飲料に含まれているアルコール分，
炭酸ガスが抜けて大気中に逃げてしまい、このために飲
料が気抜けしてその品質が低下してしまう。
来構成の飲料ディスペンサでリキュール類，炭酸シロッ
プなどの飲料を供給する場合には次記のような問題点が
生じる。 (1) ボトル容器４にサイホンパイプ６を上方から差し込
んで飲料５をポンプ７により吸引，送液するには、ボト
ル容器４の内圧が負圧とならないように口４ａを大気側
に開放しておく必要がある。しかしながら、ボトル容器
４の口４ａを長時間開放しておいたままで飲料ディスペ
ンサを使用すると、飲料に含まれているアルコール分，
炭酸ガスが抜けて大気中に逃げてしまい、このために飲
料が気抜けしてその品質が低下してしまう。
【０００５】(2) ボトル容器４の口４ａを上にしてボト
ルを立てたまま、サイホンパイプ６を通じて飲料５を抽
出すると、最後にはサイホンパイプ６の開口端が飲料の
液面上に露呈するために、ボトル容器４の底部に残って
いる飲料５を全て抽出することができない。この発明上
記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題
を解決し、リキュール類，炭酸シロップなどの飲料の気
抜けを回避しつつ、ボトル容器から飲料を殆ど残さずに
最後まで抽出して供給できるように改良した飲料ディス
ペンサを提供することにある。
ルを立てたまま、サイホンパイプ６を通じて飲料５を抽
出すると、最後にはサイホンパイプ６の開口端が飲料の
液面上に露呈するために、ボトル容器４の底部に残って
いる飲料５を全て抽出することができない。この発明上
記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題
を解決し、リキュール類，炭酸シロップなどの飲料の気
抜けを回避しつつ、ボトル容器から飲料を殆ど残さずに
最後まで抽出して供給できるように改良した飲料ディス
ペンサを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、ボトル容器の口へ液密に差し込
み装着するディスペンスヘッドと、ポンプに通じる飲料
ホースと接続して前記ディスペンスヘッドと液密に結合
し合うソケットと、該ソケットを頂部に備えてボトル容
器を倒立姿勢に保持する架台を具備し、前記ディスペン
スヘッドには、その先端ノズル部に組み込んだ自動閉止
弁と、該閉止弁とボトル内部との間を連通して栓体構造
のヘッド本体を貫通する飲料抽出通路と、飲料抽出通路
と分離してヘッド本体の内外を貫通する給気通路と、該
給気通路に連ねてヘッド本体の外部側面に取付けた給気
用逆止弁と、前記給気通路のボトル内開口端に接続して
倒立姿勢のボトル内に突き出す給気パイプを備えた構成
とする。
に、この発明によれば、ボトル容器の口へ液密に差し込
み装着するディスペンスヘッドと、ポンプに通じる飲料
ホースと接続して前記ディスペンスヘッドと液密に結合
し合うソケットと、該ソケットを頂部に備えてボトル容
器を倒立姿勢に保持する架台を具備し、前記ディスペン
スヘッドには、その先端ノズル部に組み込んだ自動閉止
弁と、該閉止弁とボトル内部との間を連通して栓体構造
のヘッド本体を貫通する飲料抽出通路と、飲料抽出通路
と分離してヘッド本体の内外を貫通する給気通路と、該
給気通路に連ねてヘッド本体の外部側面に取付けた給気
用逆止弁と、前記給気通路のボトル内開口端に接続して
倒立姿勢のボトル内に突き出す給気パイプを備えた構成
とする。
【０００７】ここで、前記の構成で、ディスペンスヘッ
ドに組み込んだ自動締切弁は、閉方向にばね付勢された
スプール弁であり、スプールの先端がディスペンスヘッ
ドの先端ノズル部から突き出し、ボトル容器に装着した
ディスペンスヘッドをソケットに結合した状態でスプー
ルの先端がソケットの底面に押されて開弁し、ディスペ
ンスヘッドの飲料抽出通路を通じてボトル内の飲料を抽
出するようする。
ドに組み込んだ自動締切弁は、閉方向にばね付勢された
スプール弁であり、スプールの先端がディスペンスヘッ
ドの先端ノズル部から突き出し、ボトル容器に装着した
ディスペンスヘッドをソケットに結合した状態でスプー
ルの先端がソケットの底面に押されて開弁し、ディスペ
ンスヘッドの飲料抽出通路を通じてボトル内の飲料を抽
出するようする。
【０００８】また、ディスペンスヘッドからボトル容器
内に突き出す給気パイプは、ボトルの高さに合わせてそ
のパイプ長さが調節可能な伸縮式パイプで構成する。か
かる構成の飲料ディスペンサにボトル容器をセットした
状態では、飲料を収容したボトル容器は底を上にした倒
立姿勢に保持されており、飲料の液面上の空間は閉じた
状態となり、大気側との間が給気用逆止弁を介して閉止
されている。したがって、この状態ではキリユール類の
アルコール分，、炭酸シロップの炭酸ガスがボトル容器
から大気側へ自由に抜け出してしまうことがなく、飲料
の品質維持が図れる。
内に突き出す給気パイプは、ボトルの高さに合わせてそ
のパイプ長さが調節可能な伸縮式パイプで構成する。か
かる構成の飲料ディスペンサにボトル容器をセットした
状態では、飲料を収容したボトル容器は底を上にした倒
立姿勢に保持されており、飲料の液面上の空間は閉じた
状態となり、大気側との間が給気用逆止弁を介して閉止
されている。したがって、この状態ではキリユール類の
アルコール分，、炭酸シロップの炭酸ガスがボトル容器
から大気側へ自由に抜け出してしまうことがなく、飲料
の品質維持が図れる。
【０００９】そして、前記のセット状態で飲料供給を行
うと、ボトル内の飲料はディスペンスヘッド，ソケット
を通じて抽出，送液されるとともに、これに伴う液面低
下からボトル内における液面上の内圧が大気圧に対して
負圧になると、給気用逆止弁を通じて外部から空気がボ
トル内に給気される。これにより、ボトル容器の内圧が
大気圧とバランスし、飲料がボトル容器から円滑に抽出
される。
うと、ボトル内の飲料はディスペンスヘッド，ソケット
を通じて抽出，送液されるとともに、これに伴う液面低
下からボトル内における液面上の内圧が大気圧に対して
負圧になると、給気用逆止弁を通じて外部から空気がボ
トル内に給気される。これにより、ボトル容器の内圧が
大気圧とバランスし、飲料がボトル容器から円滑に抽出
される。
【００１０】しかも、ボトル容器はボトル底部側と比べ
て断面が狭まった口を下にし、ここに差し込んだディス
ペンスヘッドの飲料抽出通路を通じて抽出されるので、
ボトル容器が殆ど完全に空になるまで飲料を残さずに最
後まで抽出できる。
て断面が狭まった口を下にし、ここに差し込んだディス
ペンスヘッドの飲料抽出通路を通じて抽出されるので、
ボトル容器が殆ど完全に空になるまで飲料を残さずに最
後まで抽出できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図１
(a),(b) 、および図３に基づいて説明する。なお、実施
例の図中で図２に対応する同一部材には同じ符号が付し
てある。まず、この発明の飲料ディスペンサに飲料入り
ボトル容器４をセットした状態を図１(a) に示す。この
セット状態では、ボトル容器４の口４ａに詳細構造を後
述するディスペンスヘッド１０が差し込み装着されてお
り、該ディスペンスヘッド１０の先端ノズル部を支持架
台１１の頂部に設けたソケット１２に差し込み結合して
ボトル容器４が倒立姿勢に保持されている。ここで、前
記ソケット１２にはポンプ７に通じる飲料ホース８が接
続されており、飲料供給端に配した飲料供給弁３（図３
参照）を開弁するとポンプ７が始動し、ボトル容器４か
らディスペンスヘッド１０を通じて飲料５が吸引，抽出
され、ポンプ７を通じて飲料供給端に送液される。
(a),(b) 、および図３に基づいて説明する。なお、実施
例の図中で図２に対応する同一部材には同じ符号が付し
てある。まず、この発明の飲料ディスペンサに飲料入り
ボトル容器４をセットした状態を図１(a) に示す。この
セット状態では、ボトル容器４の口４ａに詳細構造を後
述するディスペンスヘッド１０が差し込み装着されてお
り、該ディスペンスヘッド１０の先端ノズル部を支持架
台１１の頂部に設けたソケット１２に差し込み結合して
ボトル容器４が倒立姿勢に保持されている。ここで、前
記ソケット１２にはポンプ７に通じる飲料ホース８が接
続されており、飲料供給端に配した飲料供給弁３（図３
参照）を開弁するとポンプ７が始動し、ボトル容器４か
らディスペンスヘッド１０を通じて飲料５が吸引，抽出
され、ポンプ７を通じて飲料供給端に送液される。
【００１２】次に、前記したディスペンスヘッド１０の
詳細構造を図３で説明する。すなわち、ディスペンスヘ
ッド１０は、そのヘッド本体１０ａの先端側にノズル部
１０ｂが突き出した栓体構造になり、かつ先端ノズル部
１０ｂにはスプール弁としての自動閉止弁１４が組み込
まれている。なお１４ａはスプール弁体、１４ｂは上端
に円錐状の弁座を形成したスリーブ状の弁ケース、１４
ｃは弁体１４ａを閉じる方向に押圧する付勢ばねであ
る。
詳細構造を図３で説明する。すなわち、ディスペンスヘ
ッド１０は、そのヘッド本体１０ａの先端側にノズル部
１０ｂが突き出した栓体構造になり、かつ先端ノズル部
１０ｂにはスプール弁としての自動閉止弁１４が組み込
まれている。なお１４ａはスプール弁体、１４ｂは上端
に円錐状の弁座を形成したスリーブ状の弁ケース、１４
ｃは弁体１４ａを閉じる方向に押圧する付勢ばねであ
る。
【００１３】また、前記のヘッド本体１０ａには自動閉
止弁１４とボトル容器４の内部との間を連通するように
飲料抽出通路１０ｃが貫通形成されており、さらに該飲
料抽出通路１０ｃと分離してヘッド本体１０ａの内外を
貫通するように給気通路１０ｄが形成されている。この
給気通路１０ｄは一端がボトル容器４の内方に開口し、
他端側がＬ字形に屈曲してヘッド本体４ａの外側面に開
口しており、内側の開口部にはボトル容器４の底部側に
向けて起立延在する給気パイプ１５が接続され、外側の
開口部にダックビル逆止弁（弁体部分が嘴状の可撓膜で
形成されている）と呼ばれる給気用逆止弁１６が装着さ
れている。なお、１６ａは逆止弁１６にホースを接続す
るためにジョイント、１７はディスペンスヘッドの各部
に装着したシール用Ｏリングである。
止弁１４とボトル容器４の内部との間を連通するように
飲料抽出通路１０ｃが貫通形成されており、さらに該飲
料抽出通路１０ｃと分離してヘッド本体１０ａの内外を
貫通するように給気通路１０ｄが形成されている。この
給気通路１０ｄは一端がボトル容器４の内方に開口し、
他端側がＬ字形に屈曲してヘッド本体４ａの外側面に開
口しており、内側の開口部にはボトル容器４の底部側に
向けて起立延在する給気パイプ１５が接続され、外側の
開口部にダックビル逆止弁（弁体部分が嘴状の可撓膜で
形成されている）と呼ばれる給気用逆止弁１６が装着さ
れている。なお、１６ａは逆止弁１６にホースを接続す
るためにジョイント、１７はディスペンスヘッドの各部
に装着したシール用Ｏリングである。
【００１４】一方、前記したソケット１２は、前記ディ
スペンスヘッド１０の先端ノズル部１０ｂと液密に嵌合
し合うような凹形の受け口体で、その底面に開口した飲
料流出口に飲料ホース８が接続されており、支持架台１
１に対してその頂部にナット１２ａを介して締結固定さ
れている。また、先記の給気パイプ１５はボトル容器４
の高さに合わせて調節可能な二分割構造の伸縮式パイプ
であり、その根元側パイプ１５ａと先端側パイプ１５ｂ
との間がスライド式のパイプ継手１５ｃを介して相互連
結されている。
スペンスヘッド１０の先端ノズル部１０ｂと液密に嵌合
し合うような凹形の受け口体で、その底面に開口した飲
料流出口に飲料ホース８が接続されており、支持架台１
１に対してその頂部にナット１２ａを介して締結固定さ
れている。また、先記の給気パイプ１５はボトル容器４
の高さに合わせて調節可能な二分割構造の伸縮式パイプ
であり、その根元側パイプ１５ａと先端側パイプ１５ｂ
との間がスライド式のパイプ継手１５ｃを介して相互連
結されている。
【００１５】次に前記構成になるディスペンスヘッド１
０の使用手順を説明する。まず、飲料入りボトル容器４
の栓を外した上でボトルの口４ａにディスペンスヘッド
１０を差し込んで液密に装着する。この場合に、給気パ
イプ１５の先端がボトル容器４の底面に近接するように
パイプ長を調節しておく。次に、図１(b) で示すように
ボトルの口４ａを下向けにしてボトル容器４を倒立姿勢
にした状態で、ディスペンスヘッド１０の先端ノズル部
１０ｂを支持架台１１の頂部に備えたソケット１２へ差
し込む。この場合に、ディスペンスヘッド１０の先端ノ
ズル部１０ｂに組み込んだ自動閉止弁（スプール弁）１
４が閉じており、したがって飲料抽出通路１０ｃを通じ
て倒立姿勢のボトルから飲料がこぼれ出るおそれはな
い。
０の使用手順を説明する。まず、飲料入りボトル容器４
の栓を外した上でボトルの口４ａにディスペンスヘッド
１０を差し込んで液密に装着する。この場合に、給気パ
イプ１５の先端がボトル容器４の底面に近接するように
パイプ長を調節しておく。次に、図１(b) で示すように
ボトルの口４ａを下向けにしてボトル容器４を倒立姿勢
にした状態で、ディスペンスヘッド１０の先端ノズル部
１０ｂを支持架台１１の頂部に備えたソケット１２へ差
し込む。この場合に、ディスペンスヘッド１０の先端ノ
ズル部１０ｂに組み込んだ自動閉止弁（スプール弁）１
４が閉じており、したがって飲料抽出通路１０ｃを通じ
て倒立姿勢のボトルから飲料がこぼれ出るおそれはな
い。
【００１６】そして、図１(a) のようにディスペンスヘ
ッド１０をソケット１２に押し込みセットすると、先端
ノズル部１０ｂから突き出していた自動閉止弁１４のス
プール先端がソケット１２の底部に突き当たって押し込
まれて弁が開く。これにより、ボトル容器４の内部とソ
ケット１２に接続した飲料ホース８との間がディスペン
スヘッド１０の飲料抽出通路１０ｃを通じて連通ように
なる。
ッド１０をソケット１２に押し込みセットすると、先端
ノズル部１０ｂから突き出していた自動閉止弁１４のス
プール先端がソケット１２の底部に突き当たって押し込
まれて弁が開く。これにより、ボトル容器４の内部とソ
ケット１２に接続した飲料ホース８との間がディスペン
スヘッド１０の飲料抽出通路１０ｃを通じて連通ように
なる。
【００１７】したがって、この状態で飲料供給弁３（図
２参照）を開き、ポンプ７を始動すると、ボトル容器４
から飲料５が吸引，抽出されて飲料ホース８を通じて飲
料供給端に送液される。また、飲料の抽出に伴う液面低
下によりボトル容器４の内圧が低下すると、大気圧との
圧力差からいままで閉じていた給気用逆止弁１６が開
き、内外圧力がバランスするように大気側からディスペ
ンスヘッド１０の給気通路１０ｄ，給気パイプ１５を通
じてボトル内の液面上に空気が補給される。これによ
り、飲料の抽出動作が円滑に行われる。また、飲料抽出
の待機中は給気用逆止弁１６が閉じてボトル容器４の液
面上空間は密閉状態となるので、リキュール類，炭酸シ
ロップなどの飲料の気抜けが進行することはない。しか
も、飲料の抽出が進んで飲料の残り量が少なくなった場
合でも、ボトル容器４はボトル底部側と比べて断面の狭
まった口４ａを下にし、ここに差し込んだディスペンス
ヘッド１０の飲料抽出通路を通じて飲料５が抽出される
ので、ボトル容器が殆ど空になるまで飲料を残さず最後
まで抽出することができる。
２参照）を開き、ポンプ７を始動すると、ボトル容器４
から飲料５が吸引，抽出されて飲料ホース８を通じて飲
料供給端に送液される。また、飲料の抽出に伴う液面低
下によりボトル容器４の内圧が低下すると、大気圧との
圧力差からいままで閉じていた給気用逆止弁１６が開
き、内外圧力がバランスするように大気側からディスペ
ンスヘッド１０の給気通路１０ｄ，給気パイプ１５を通
じてボトル内の液面上に空気が補給される。これによ
り、飲料の抽出動作が円滑に行われる。また、飲料抽出
の待機中は給気用逆止弁１６が閉じてボトル容器４の液
面上空間は密閉状態となるので、リキュール類，炭酸シ
ロップなどの飲料の気抜けが進行することはない。しか
も、飲料の抽出が進んで飲料の残り量が少なくなった場
合でも、ボトル容器４はボトル底部側と比べて断面の狭
まった口４ａを下にし、ここに差し込んだディスペンス
ヘッド１０の飲料抽出通路を通じて飲料５が抽出される
ので、ボトル容器が殆ど空になるまで飲料を残さず最後
まで抽出することができる。
【００１８】なお、図示実施例では、給気用逆止弁１６
を通じてボトル内に空気を給気するようにしたが、必要
により逆止弁のジョイント１６ａに、例えば窒素ガスな
どの不活性ガス源のホースを接続し、ボトル容器内に不
活性ガスを給気して飲料と空気との接触に起因する飲料
の変質を防ぐようにすることも可能である。
を通じてボトル内に空気を給気するようにしたが、必要
により逆止弁のジョイント１６ａに、例えば窒素ガスな
どの不活性ガス源のホースを接続し、ボトル容器内に不
活性ガスを給気して飲料と空気との接触に起因する飲料
の変質を防ぐようにすることも可能である。
【００１９】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の構成によ
れば、従来の飲料ディスペンサで問題となっていた、リ
キュール類，炭酸シロップなどの飲料の気抜けを回避し
て品質劣化を防ぎつつ、ボトル容器が殆ど完全に空にな
るまで飲料を残さずに抽出することができる。
れば、従来の飲料ディスペンサで問題となっていた、リ
キュール類，炭酸シロップなどの飲料の気抜けを回避し
て品質劣化を防ぎつつ、ボトル容器が殆ど完全に空にな
るまで飲料を残さずに抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施例による飲料ディスペンサの構
成概要図であり、(a) は飲料ボトルのセット状態を表す
図、(b) はセット手順の説明図
成概要図であり、(a) は飲料ボトルのセット状態を表す
図、(b) はセット手順の説明図
【図２】従来における飲料ディスペンサ全体の略示構成
図
図
【図３】図１におけるディスペンスヘッド，およびソケ
ットの詳細構造を表す構成断面図
ットの詳細構造を表す構成断面図
３ 飲料供給弁 ４ ボトル容器 ４ａ 口 ５ 飲料 ７ ポンプ ８ 飲料ホース ９ カップ １０ ディスペンスヘッド １０ａ ヘッド本体 １０ｂ 先端ノズル部 １０ｃ 飲料抽出通路 １０ｄ 給気通路 １１ 支持架台 １２ ソケット １４ 自動閉止弁（スプール弁） １５ 給気パイプ １６ 給気用逆止弁
Claims (3)
- 【請求項１】ボトル容器に収容した飲料をポンプにより
吸引，抽出して送液し、飲料供給端に配した飲料供給弁
を通じてカップに供給する飲料ディスペンサであって、
ボトル容器の口へ液密に差し込み装着するディスペンス
ヘッドと、ポンプへ通じる飲料ホースに接続して前記デ
ィスペンスヘッドと液密に結合し合うソケットと、該ソ
ケットを頂部に備えてボトル容器を倒立姿勢に保持する
支持架台を具備し、前記ディスペンスヘッドには、その
先端ノズル部に組み込んだ自動閉止弁と、該閉止弁とボ
トル内部との間を連通して栓体構造のヘッド本体を貫通
する飲料抽出通路と、飲料抽出通路と分離してヘッド本
体の内外を貫通する給気通路と、該給気通路に連ねてヘ
ッド本体の外部側面に取付けた給気用逆止弁と、前記給
気通路のボトル内開口端に接続して倒立姿勢のボトル内
に突き出す給気パイプを備えたことを特徴とする飲料デ
ィスペンサ。 - 【請求項２】請求項１記載の飲料ディスペンサにおい
て、自動締切弁が、閉方向にばね付勢されたスプール弁
であり、スプールの先端がディスペンスヘッドの先端ノ
ズル部から突き出し、ボトル容器に装着したディスペン
スヘッドをソケットに結合した状態でスプールの先端が
ソケットの底面に押されて開弁し、ディスペンスヘッド
の飲料抽出通路を通じてボトル内の飲料を抽出するよう
にしたことを特徴とする飲料ディスペンサ。 - 【請求項３】請求項１記載の飲料ディスペンサにおい
て、給気パイプが、ボトルの高さに合わせてそのパイプ
長さが調節可能な伸縮式パイプであることを特徴とする
飲料ディスペンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5122697A JPH10245099A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 飲料ディスペンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5122697A JPH10245099A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 飲料ディスペンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10245099A true JPH10245099A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12881043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5122697A Pending JPH10245099A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 飲料ディスペンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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