JPH07309397A - バッグインボックスの原液注出装置 - Google Patents

バッグインボックスの原液注出装置

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JPH07309397A
JPH07309397A JP9878394A JP9878394A JPH07309397A JP H07309397 A JPH07309397 A JP H07309397A JP 9878394 A JP9878394 A JP 9878394A JP 9878394 A JP9878394 A JP 9878394A JP H07309397 A JPH07309397 A JP H07309397A
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air
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bag
regulator
pressure
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JP9878394A
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Toshifumi Wakui
敏史 涌井
Kiyoshi Sakai
清 酒井
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原液を量的に安定に注出することができると
共に、安全に取扱うことができるバッグインボックスの
原液注出装置を提供することを目的とする。 【構成】 バッグインボックス2の原液容器22に圧力
を加えることにより、原液容器22内の原液を外部に吐
出させるようにしたバッグインボックスの原液注出装置
において、エアーポンプ41と、エアーポンプ41の吐
出エアーを貯留するエアータンク43と、エアータンク
43からのエアーを減圧するレギュレータ44と、レギ
ュレータ44からのエアーにより原液容器22を加圧す
る加圧手段23と、これらエアーポンプ41、エアータ
ンク43、レギュレータ44および加圧手段23を接続
するエアー配管46と、原液容器22の吐出ホース25
を挟み込むように閉止して原液の吐出量を制御するピン
チ機構31とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲料用ディスペンサな
どに搭載するバッグインボックス(BIB(BAG IN BO
X))から、その濃縮原液をカップに供給するためのバ
ッグインボックスの原液注出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ウーロン茶、無糖コーヒー、無糖
紅茶、高果汁飲料などの、劣化し易い、いわゆる中性飲
料の原液容器として、BIB(バッグインボックス)が
考案されている。BIBは、バッグ形式の原液容器に濃
縮原液を充填したもので、濃縮原液を注出する際に、B
IBが収縮することで、内部に空気が入らないようにな
っている。BIBから供給された濃縮原料は、販売用の
カップに供給され、カップ内に別途供給される希釈水と
混合されて、販売される。
【0003】このような、BIBから原液を注出して供
給する原液注出装置として、例えば特開昭63−203
590号公報および特開平1−267194号公報に記
載のものが知られている。これらの原料注出装置は、ケ
ース内にBIB(原液容器)および加圧容器を収容する
と共に、この加圧容器の接続口に炭酸ガスボンベを接続
して、構成されている。この場合、炭酸ガスボンベの炭
酸ガスを、減圧弁を介して加圧容器に供給し、加圧容器
を膨張させることにより、原液容器を収縮(加圧)させ
て、内部の濃縮原料を外部に注出するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような、従来の原
液注出装置では、加圧源としてボンベが必要になり、デ
ィスペンサなどの装置内、あるいは装置外に大きなスペ
ースが必要となると共に、ボンベの交換など、取扱いが
煩雑になる不具合があった。また、減圧弁から加圧容器
に至る二次側圧力に対する安全性が考慮されておらず、
かつ、一つのカップに対する濃縮原料の供給量が、加圧
容器に空気圧を加えるか否かで制御されるため、量的に
安定性を欠くものとなっていた。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、原液を量的に安定に供給することがで
きると共に、安全に取扱うことができるバッグインボッ
クスの原液注出装置を提供することをその目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、バッグインボックスの原液容器に圧力を加える
ことにより、原液容器内の原液を外部に吐出させるよう
にしたバッグインボックスの原液注出装置において、エ
アーポンプと、エアーポンプの吐出エアーを貯留するエ
アータンクと、エアータンクからのエアーを減圧するレ
ギュレータと、レギュレータからのエアーにより原液容
器を加圧する加圧手段と、これらエアーポンプ、エアー
タンク、レギュレータおよび加圧手段を接続するエアー
配管と、原液容器の吐出ホースを挟み込むように閉止し
て原液の吐出量を制御するピンチ機構とを備えたことを
特徴とする。
【0007】この場合、エアーポンプとレギュレータと
の間の一次側圧力を検出して、一次側圧力が所定の値を
保持するように、エアーポンプの駆動を制御する一次側
圧力スイッチを、更に備えることが好ましい。
【0008】これらの場合、レギュレータおよび押圧手
段の間のエアー配管に設けられたエアー抜き弁と、レギ
ュレータおよび押圧手段の間の二次側圧力を検出して、
二次側圧力が所定の値を保持するように、エアー抜き弁
の作動を制御する二次側圧力スイッチとを、更に備える
ことが好ましい。
【0009】この場合、原液容器は、開閉扉を有するキ
ャビネットに収容されており、開閉扉の開動作により、
エアー抜き弁を作動させる扉スイッチを、更に備えるこ
とが好ましい。
【0010】これらの場合、エアーポンプの駆動停止お
よびエアー抜き弁の作動を同時に制御するメインスイッ
チを、更に備えることが好ましい。
【0011】
【作用】請求項1の原液注出装置によれば、エアー配管
を介して、エアーポンプから送り出された吐出エアー
は、エアータンクにいったん貯留された後、レギュレー
タで減圧されて加圧手段に供給される。加圧手段は、エ
アーが供給されると原液容器を加圧する。ここで、ピン
チ機構を開操作すると、原液容器が収縮し、原液容器か
ら吐出ホースを介して、原液容器内の原液が外部に吐出
する。この場合、エアー配管の経路中に、エアータンク
およびレギュレータを介在させることにより、一定圧力
のエアーを加圧手段に安定に供給することができ、すな
わち、原液容器が徐々に収縮していっても、一定の圧力
で原液容器を常に加圧することができ、原液容器から注
出される原液の単位時間当たりの量を、一定にすること
ができる。また、最もスペースを必要とするエアータン
クの容量は、原液容器内の原液の連続販売量(商品の連
続販売量)に基づいて決定されるため、比較的小さなも
ので済み、かつエアータンクを備えることにより、エア
ーポンプの駆動および駆動停止にかかわらず、原液容器
を常に一定の圧力で加圧しておくことができ、販売指令
から原液の吐出までのタイムラグをほとんど無くすこと
ができる。さらに、ピンチ機構により、一回当たりの源
液の供給量(注出量)を精度良く制御でき、かつ原液を
衛生的に供給することができる。
【0012】請求項2の原液注出装置によれば、エアー
ポンプとレギュレータとの間の一次側圧力を検出して、
一次側圧力が所定の値を保持するように、エアーポンプ
の駆動を制御する一次側圧力スイッチを、更に備えるこ
とにより、エアータンク内の貯留エアーを一定の圧力に
保つことができると共に、エアーポンプを無理なく、か
つ効率よく運転させることができる。
【0013】請求項3の原液注出装置によれば、レギュ
レータおよび押圧手段の間のエアー配管に設けられたエ
アー抜き弁と、レギュレータおよび押圧手段の間の二次
側圧力を検出して、二次側圧力が所定の値を保持するよ
うに、エアー抜き弁の作動を制御する二次側圧力スイッ
チとを、更に備えることにより、装置故障などによる二
次側圧力の過剰な上昇を、未然に防止することができ
る。
【0014】請求項4の原液注出装置によれば、原液容
器は、開閉扉を有するキャビネットに収容されており、
開閉扉の開動作により、エアー抜き弁を作動させる扉ス
イッチを、更に備えることにより、原液容器の交換など
開閉扉を開く動作に連動して、加圧手段の圧力を抜くこ
とができる。したがって、原液容器の交換などの取扱い
が容易となり、かつその際の安全性を保持することがで
きる。
【0015】請求項5の原液注出装置によれば、エアー
ポンプの駆動停止およびエアー抜き弁の作動を同時に制
御するメインスイッチを、更に備えることにより、夜間
などの装置自体の運転を停止させるときに、メインスイ
ッチの操作のみで、エアーポンプの運転停止と、加圧手
段の圧力を抜くことができ、一次側圧力および二次側圧
力の減圧を同時に行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の一実施
例に係るバッグインボックスの原液注出装置を、ディス
ペンサに適用した場合について説明する。このディスペ
ンサは、コーラ、ジュース、ウーロン茶などを、カップ
で販売するものであり、これらの飲料は、BIBの濃縮
原液と希釈水とを直接、カップに供給し、ここで商品と
して調理(混合)される。
【0017】図1はディスペンサの内部構造を示す裁断
側面図であり、同図に示すように、ディスペンサ1は、
上半部にBIBユニット2および冷却水槽3を収容する
と共に、下半部に機器類を収容して、構成されている。
ディスペンサ1の上半部の前面には、操作パネル4を有
する開閉扉5が設けられており、開閉扉5を開放するこ
とにより、BIBユニット2のBIB6を交換できるよ
うになっている。また、ディスペンサ1の下半部の前面
には、カップをセットするステージ7が設けられてお
り、このステージ7にカップをセットした後、操作パネ
ル4のポーションスイッチ(カップサイズに対応して複
数個のスイッチで構成されている)8を押釦することに
より、カップに販売飲料が供給される。
【0018】ディスペンサ1は、BIB6から冷却した
原液をカップに供給する原液系と、希釈水(水道水)を
冷却した後、カップに供給する希釈水系とで構成されて
いる。希釈水系は、吸込み側に水道管が接続された給水
ポンプ9と、給水ポンプ9の吐出側配管に接続されたサ
ージタンク10と、サージタンク10の下流側に配設し
た冷却水槽3と、冷却水槽3内の貯留水を冷却する冷却
ユニット11とで構成されている。冷却水槽3内の貯留
水は、攪拌されながら冷却ユニット11により、所定の
温度に冷却されており、これに販売指令に基づいて、給
水ポンプ9から希釈水が送り込まれる。希釈水は、サー
ジタンク10により安定した吐出圧力に保持され、冷却
水槽3内にコイル状に配設した配管内を流れると共に、
この冷却水槽3内において、貯留水との間で熱交換が行
われて、冷却された後、ステージ7の上方に位置するミ
キシングノズル12に導かれる。
【0019】一方、原液系は、エバポレータ13および
BIB6から成るBIBユニット2と、BIBユニット
2から原液をカップに注出する原液加圧装置14とで構
成されている。エバポレータ13は、BIB6の上側に
配設され、また原液加圧装置14は、コンパクトにユニ
ット化され、給水ポンプ9の上側に配設されている。
【0020】図2に示すように、BIB6は、外殻を構
成する段ボール箱21と、段ボール箱21に収容した内
袋(原液容器)22および外袋(加圧手段)23から成
る二重構造のバッグ本体とで構成されており、開閉扉5
により開放される収納庫15内に収納されている(図1
参照)。この場合、開閉扉5と収納庫15の前面との間
には、内扉16が設けられており、開閉扉5を開放した
ときに、この内扉16により、加圧されたBIB6が前
方に張り出すのを、防止している。もっとも、後述する
ように、開閉扉5を開放に連動してBIB6は減圧され
る。しかし、開閉扉5の開放から減圧完了までにタイム
ラグがあり、また加圧時の安全性を考慮して、この内扉
16が設けられている。
【0021】内袋22は、飲料の原液で満たされてお
り、原液の注出に伴って収縮する。内袋22の下部に
は、注出口24が一体に設けられたおり、注出口24の
内部には、原液の注出流量を一定にするためのオリフィ
ス(図示省略)が内蔵されている。また、注出口24に
連なる供給ホース(吐出ホース)25には、ピンチ機構
31が臨んでおり、ピンチ機構31は、機構本体32で
供給ホース25を潰すように閉塞した状態から、ソレノ
イド33の作動により、これを開放し、原液の注出を可
能にする。そして、注出された原液は、供給ホース25
を介して、ミキシングノズル12に導かれる。
【0022】一方、外袋23には、エアー導入口26が
一体に設けられており、エアー導入口26に原液加圧装
置14から圧縮エアーが導入されることにより、内袋2
2が加圧される。すなわち、外袋23と内袋22の間の
空間に圧縮エアーを導入して、内袋22を所定の圧力
(0.15kg/cm2 )で加圧しておき、ピンチ機構31
により、一定時間、供給ホース25を開放して、所定量
の原液をカップに供給する。
【0023】次に、図3を参照して、原液加圧装置14
を詳細に説明する。同図に示すように、原液加圧装置1
4は、エアーポンプ41と、エアーフィルタ42と、エ
アータンク43と、レギュレータ44と、三方弁(エア
抜き弁)45と、上記外袋23とを、エアー配管46で
接続して構成されている。エアーポンプ41から導入し
たエアーは、エアーフィルタ42を通ってエアータンク
43にいったん貯留された後、エアータンク43からレ
ギュレータ44に導かれる。このレギュレータ44で減
圧されたエアーは、三方弁45を通ってBIB6の外袋
23に導かれる。この場合、レギュレータ44の上流側
となる一次側圧力は、後述する一次側圧力スイッチ48
により、0.35〜0.45kg/cm2 に調整され、下流
側となる二次側圧力は、レギュレータ44により0.1
5kg/cm2 に調整される。
【0024】エアーフィルタ42は、エアーポンプ41
から導入したエアーに含まれる埃などを除去するもので
あり、主として、埃によりレギュレータ44が故障する
のを防止するためのものである。エアーフィルタ42と
エアータンク43との間のエアー配管46には、逆止弁
47が設けられており、エアーポンプ41が停止したと
きに、エアーが逆流してエアータンク43内の圧力が低
下するのを防止している。エアータンク43には、一次
側圧力スイッチ48が設けられており、一次側圧力スイ
ッチ48により、エアータンク43内の空気圧が0.3
5〜0.45kg/cm2 になるように、エアーポンプ41
の駆動が制御されている。すなわち、エアーポンプ41
は、エアータンク43内が常に所定の圧力に保たれるよ
うに、かつ一次側圧力が二次側圧力より常に高くなるよ
うに、制御運転される。
【0025】三方弁45は、電磁弁で構成され、エアー
をレギュレータ44からBIB6に導く導通状態と、レ
ギュレータ44からのエアーを遮断すると共に、BIB
6側のエアーを大気に開放するエア抜き状態との間で、
切り替えられる。三方弁45とBIB6との間のエアー
配管46には、二次側圧力スイッチ49が設けられてお
り、二次側圧力スイッチ49は、三方弁45に接続され
ている。この場合、BIB6側の圧力が、所定値以上に
上昇すると、二次側圧力スイッチ49が働いて、三方弁
45をエア抜き状態に切り替え、二次側圧力の過剰な上
昇を防止する。
【0026】また、三方弁45には、販売可能ランプ5
0を点灯させる扉スイッチ51が接続されており、BI
B6の交換などで開閉扉5を開放すると、扉スイッチ5
1により、販売可能ランプ50が消灯すると共に、三方
弁45のエア抜きが作動し、BIB6内のエアーが抜か
れる。これにより、圧力がかかっていない状態で、BI
B6を交換することができる。一方、開閉扉5を閉塞す
ると、販売可能ランプ50が点灯すると共に、三方弁4
5が導通状態に切り替わり、ディスペンサ1は、商品の
販売可能な状態に自動復帰する。
【0027】さらに、三方弁45およびエアーポンプ4
1には、夜間など商品の販売を長く停止する場合に、給
水を停止させる給水スイッチ52が接続されている。給
水スイッチ52は、これのON−OFFに基づいて給水
電磁弁53を作動させ、ディスペンサ1に接続している
給水管を閉止するものであるが、この給水スイッチ52
により、給水の停止に連動して、三方弁45のエア抜き
が作動すると共に、エアーポンプ41の駆動が停止す
る。すなわち、昼夜に対応させて、希釈水系と原液系と
を同時に、運転および運転停止できるようになってい
る。
【0028】ここで、原液加圧装置14の運転および商
品の販売指令に基づく一連の動作について説明する。給
水スイッチ52をONすると、原液系および希釈水系が
運転を開始し、原液系では、エアーポンプ41が駆動
し、エアータンク43にエアーが送り込まれる。エアー
タンク43が所定の圧力に達すると、一次側圧力スイッ
チ48が働いて、エアーポンプ41が駆動を停止する。
この場合、エアーポンプ41の駆動は、商品の販売とは
切り離されており、エアータンク43が常に所定の圧力
を保持するように、制御される。エアータンク43のエ
アーは、レギュレータ44で減圧された後、BIB6の
外袋23に導かれ、内袋22を常に一定の圧力で加圧す
る。
【0029】この状態で商品の販売が可能となり、商品
の販売を行うべく、ポーションスイッチ8を押釦する
(販売指令)と、ピンチ機構31が作動して、加圧され
たBIB6の内袋22から原液が流出し、カップ内に供
給される。また同時に、希釈水系から希釈水がカップに
供給される。ピンチ機構31の作動と希釈水系の作動と
は、図外のタイマーで制御されており、飲料別の希釈比
に基づいく規定量の原液および希釈水がカップに供給さ
れると、ピンチ機構31および希釈水系が元の状態に戻
り、原液の供給および希釈水の供給が停止する。このよ
うにして、カップに販売飲料が供給される。
【0030】一方、BIB6を交換すべく開閉扉5を開
放すると、扉スイッチ51により、三方弁45が作動し
て、エアータンク43側(一次側)の圧力を下げること
なく、BIB6側(二次側)の圧力を下げる。BIB6
の交換が完了して、開閉扉5を閉塞すると、三方弁45
が元の状態に復帰し、BIB6にエアーが送り込まれ、
短時間で販売可能な状態になる。また、レギュレータ4
4などが故障し、二次側圧力が異常に上昇すると、三方
弁45が作動して、BIB6側の圧力を下げる。さら
に、夜間の閉店に伴い、給水スイッチ52を切ると、三
方弁45が作動して、BIB6側の圧力を下げると共
に、エアーポンプ41が停止する。なお、特に図示しな
いが、エアータンク43やレギュレータ44自体にも、
安全弁などの安全装置が設けられていることは、いうま
でもない。
【0031】以上のように本実施例によれば、原液系の
原液加圧装置14に、エアータンク41を用いることに
より、飲料の販売に伴うBIB6の内袋22の収縮にか
かわらず、常に内袋22に一定の圧力を加えておくこと
ができ、原液の単位時間当たりの供給量を安定させるこ
とができると共に、販売指令と同時に原液をカップに供
給することができる。また、これにより、エアーポンプ
41の運転が安定するため、エアーポンプ41自体の耐
用年数を長くすることができる。一方、原液の供給量
は、単にピンチ機構31の作動時間で制御できるため、
原液と希釈水の希釈比を自在に、かつ広範囲に変更する
ことができる。
【0032】また、一次側圧力スイッチ48により、一
次側圧力の過剰な上昇が防止できる一方、二次側圧力ス
イッチ49や扉スイッチ51、あるいは給水スイッチ5
2により、三方弁45を介して、二次側圧力の過剰な上
昇を防止できると共に、適宜、BIB6の圧力を抜くこ
とができる構造になっているため、取扱いが容易で、か
つフェールセーフを考慮した安全性を確保することがで
きる。
【0033】なお、本実施例では、BIBを外袋と内袋
の二重構造にして、内袋に原液を充填し、外袋と内袋の
間にエアーを導入するようにしているが、逆に、外袋と
内袋の間に原液を充填し、内袋にエアーを導入してもよ
く、また2つの袋を隣り合わせて設置し、一方の袋に原
液を充填し、他方の袋にエアーを導入してもよい。何と
なれば、加圧手段をエアアクチュエータで構成してもよ
い。また、エアー配管を分岐させ、この分岐管に、三方
弁に代えて電磁二方弁を設けるようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の原液注出装置によ
れば、原液注出時であっても原液容器に一定の圧力を加
えることができ、加えて原液の吐出側に設けたピンチ機
構の作動により、原液を量的に安定に供給することがで
きる。また各種のスイッチなどにより、空気圧をコント
ロールすることができるので、安全に取扱うことができ
る。したがって、信頼性と安全性とを合わせ持たせるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るバッグインボックスの
原液注出装置を搭載したディスペンサの裁断側面図であ
る。
【図2】実施例に係るBIBの裁断側面図である。
【図3】実施例に係る原液加圧装置のシステム図であ
る。
【符号の説明】
1 ディスペンサ 2 BIBユニット 5 開閉扉 6 BIB 14 原液加圧装置 22 内袋 23 外袋 41 エアーポンプ 43 エアータンク 44 レギュレータ 45 三方弁 46 エアー配管 48 一次側圧力スイッチ 49 二次側圧力スイッチ 51 扉スイッチ 52 給水スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッグインボックスの原液容器に圧力を
    加えることにより、当該原液容器内の原液を外部に吐出
    させるようにしたバッグインボックスの原液注出装置に
    おいて、 エアーポンプと、当該エアーポンプの吐出エアーを貯留
    するエアータンクと、当該エアータンクからのエアーを
    減圧するレギュレータと、当該レギュレータからのエア
    ーにより前記原液容器を加圧する加圧手段と、これらエ
    アーポンプ、エアータンク、レギュレータおよび加圧手
    段を接続するエアー配管と、前記原液容器の吐出ホース
    を挟み込むように閉止して原液の吐出量を制御するピン
    チ機構とを備えたことを特徴とするバッグインボックス
    の原液注出装置。
  2. 【請求項2】 前記エアーポンプと前記レギュレータと
    の間の一次側圧力を検出して、当該一次側圧力が所定の
    値を保持するように、前記エアーポンプの駆動を制御す
    る一次側圧力スイッチを、更に備えたことを特徴とする
    請求項1に記載のバッグインボックスの原液注出装置。
  3. 【請求項3】 前記レギュレータおよび前記押圧手段の
    間の前記エアー配管に設けられたエアー抜き弁と、前記
    レギュレータおよび前記押圧手段の間の二次側圧力を検
    出して、当該二次側圧力が所定の値を保持するように、
    前記エアー抜き弁の作動を制御する二次側圧力スイッチ
    とを、更に備えたことを特徴とする請求項1、または2
    に記載のバッグインボックスの原液注出装置。
  4. 【請求項4】 前記原液容器は、開閉扉を有するキャビ
    ネットに収容されており、前記開閉扉の開動作により、
    前記エアー抜き弁を作動させる扉スイッチを、更に備え
    たことを特徴とする請求項3に記載のバッグインボック
    スの原液注出装置。
  5. 【請求項5】 前記エアーポンプの駆動停止および前記
    エアー抜き弁の作動を同時に制御するメインスイッチ
    を、更に備えたことを特徴とする請求項3または4に記
    載のバッグインボックスの原液注出装置。
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