JP2007062814A - 飲料ディスペンサ - Google Patents

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和也 前田
Tomoaki Yamazaki
智昭 山崎
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史拓 高橋
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Abstract

【課題】 BIBの導出チューブからの後だれを効果的に防止することができる飲料ディスペンサを提供する。
【解決手段】 飲料原料を貯溜したBIB3より引き出された可撓性のチューブ4を介して飲料原料を導出する飲料ディスペンサ1において、チューブ4内の流路を開閉してBIB3からの飲料原料の導出を制御するピンチ部材19を備え、当該ピンチ部材19は、チューブ4を外側から挟んで押し潰し、チューブ4内の流路を開閉自在に閉じる開閉部(ピンチ部50、43)と、開閉部よりチューブ4の先端側において、開閉部による流路の閉鎖に連動してチューブ4を外側から押圧し、流路を狭める押圧部51、44とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、飲料原料を貯溜した飲料供給源より引き出された可撓性のチューブを介して飲料原料の導出を行う飲料ディスペンサに関するものである。
従来よりBIB(Bag In Box)用飲料ディスペンサは、BIBから引き出された導出チューブをチューブポンプ(ペリスタルティックポンプ)にて扱くことにより、BIBから飲料原料を押し出し、希釈冷却水又は冷却炭酸水と機械的に混合して供給する方式がとられている(例えば、特許文献1参照)。
一般に、導出チューブは、BIB内に装填された飲料袋に一体に取り付けられており、流通状態では、当該チューブの端部は、封鎖されている。そのため、BIBを飲料ディスペンサに装着する場合には、先ず、BIB本体を所定のBIB収容室内に設置した後、導出されたチューブをチューブポンプに装着し、当該チューブポンプの下流側において、ピンチソレノイドなどから構成されるピンチ部材を介在させ、更にその下流側にまでチューブを引き出し、当該端部を切断していた。
そして、チューブの封鎖部の切断後は、ピンチ部材にてチューブを外側から挟んで押し潰すことで、チューブ内の流路を開閉自在に閉鎖している。ここで、ピンチ部材100について図9乃至13を参照して説明する。図9は、ピンチ部材100の斜視図、図10は、受け部101を開放した状態のピンチ部材100の斜視図、図11は図10における縦断側面図、図12は販売待機時におけるピンチ部材100の縦断側面図、図13は販売時におけるピンチ部材100の縦断側面図を示している。
ピンチ部材100は、後部にソレノイド102を備えた本体により構成されており、この本体の前部には、前面に開放されたチューブ収容室103が形成されている。このチューブ収容室103の前面開口は、裏面にピンチ部110が形成された受け部101にて開閉自在に閉塞される。また、チューブ収容室103の上面には、導出チューブ107を導入するためのチューブ導入口105が形成されていると共に、チューブ収容室103の下面には、導出チューブ107を導出するためのチューブ導出口106が形成されている。
そして、ソレノイド102の内方には、該ソレノイド102への通電/非通電により、作動するプランジャ111が装填されており、該プランジャ111のチューブ収容室103側端部には、作動部112が設けられている。この作動部112の前面には、受け部101に形成されたピンチ部110に対応する位置に、ピンチ部113が形成されている。
そのため、ソレノイド102の非通電時は、プランジャ111は、当該後端に設けられる図示しないバネ部材などにより、チューブ収納室103側へ押しつけられ、作動部112のピンチ部113と受け部101のピンチ部110との挟持作用により、チューブ収容室103内に導入された導出チューブ107は、外側から押圧され、導出チューブ107内の流路が閉鎖されることとなる(図12)。
他方、ソレノイド102の通電時は、プランジャ111がソレノイド102側へ移動することで、作動部112のピンチ部材113と受け部101のピンチ部110との挟持作用が開放される。これにより、チューブ収容室103内に導入された導出チューブ107は、外側からの押圧が開放されることで、導出チューブ107内の流路が開放され、飲料原料の排出が可能となる。これにより、ソレノイド102の通電制御により、導出チューブ107内の流路の開閉制御が行われることとなる。
特開平6−211299号公報
しかしながら、従来のピンチ部材100の構成では、各ピンチ部110と113とにより挟持される位置と、導出チューブ107の端部との間に、所定の距離が形成される。この距離は、上述したように、導出チューブ107をチューブポンプを介してピンチ部材100にまで引き出すのに必要とされるものであり、特に、BIBの装着時には、導出チューブ107の端部を閉塞している封鎖部分を切り落とす作業を行わなければならない。そのため、ある一定以上の距離が必要とされるため、ピンチ部110と113との挟持位置にて切り落とすことが不可能とされる。
そのため、当該ピンチ部材100による挟持箇所から導出チューブ107端部までの距離におけるチューブ107内には、表面張力などにより飲料原料が残留する。この残留する飲料原料は、ピンチ部材100による挟持後すぐに排出されずに残留し、不特定のタイミングにて飲料原料の自重などにより、滴下してしまう場合がある。そのため、当該導出チューブ107の端部下方において、飲料の販売作業を行っている作業者の手指に滴下されたり、目的としないカップ内に混入してしまう不都合が生じていた。
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、導出チューブ107からの後だれを効果的に防止することができる飲料ディスペンサを提供することを目的とする。
本発明の飲料ディスペンサは、飲料原料を貯溜した飲料供給源より引き出された可撓性のチューブを介して飲料原料を導出するものであって、チューブ内の流路を開閉して飲料供給源からの飲料原料の導出を制御するピンチ部材を備え、該ピンチ部材は、チューブを外側から押し潰し、当該チューブ内の流路を開閉自在に閉じる開閉部と、該開閉部よりチューブの先端側において、当該開閉部による流路の閉鎖に連動してチューブを外側から押圧し、流路を狭める押圧部とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明の飲料ディスペンサは、上記発明において、飲料供給源はBIB(Bag in Box)から構成され、チューブはBIB内の飲料袋に一体に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、飲料原料を貯溜した飲料供給源より引き出された可撓性のチューブを介して飲料原料を導出する飲料ディスペンサにおいて、チューブ内の流路を開閉して飲料供給源からの飲料原料の導出を制御するピンチ部材を備え、該ピンチ部材は、チューブを外側から押し潰し、当該チューブ内の流路を開閉自在に閉じる開閉部と、該開閉部よりチューブの先端側において、当該開閉部による流路の閉鎖に連動してチューブを外側から押圧し、流路を狭める押圧部とを備えるので、開閉部にて流路を閉じたとき、挟持開閉箇所とその先端側で押圧部により流路が狭められた箇所との間に残留した飲料原料が、端部開口を狭めることで、表面張力により、より確実に保持することが可能となり、当該飲料原料の後だれを防止することが可能となる。
これにより、意図していないときに、即ち、飲料供給源からの飲料原料の導出時以外に、当該チューブの先端から飲料原料が後だれし、カップのセットや除去を行う手指に、該飲料原料が滴下する不都合や、特に他の種類の飲料供給時にカップ内に混入する不都合を抑制することができるようになる。
請求項2の発明によれば、上記発明において、飲料供給源はBIB(Bag in Box)から構成され、チューブはBIB内の飲料袋に一体に取り付けられているので、該チューブをピンチ部材にセットした状態で、チューブ先端を切断する場合に、ピンチ部材より先端側にある程度の距離のチューブが残存してしまうが、本発明では、押圧部により、チューブ内の流路を狭めることで、該ピンチ部材より先端側に飲料原料が残留して後だれする不都合を防止することができる。そのため、特に、請求項2の発明のようなチューブがBIB内の飲料袋に一体に取り付けられている場合に有効となる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。
図1は本発明を適用した飲料ディスペンサ1の正面図、図2は図1の飲料ディスペンサ1の側面図、図3は図1の飲料ディスペンサ1の扉28を取り除いた状態の正面図、図4は図1の飲料ディスペンサ1の内部構成を示す側面図である。
本実施例の飲料ディスペンサ1は、レストランや喫茶店などで使用されるBIB用飲料ディスペンサであり、ウーロン茶、オレンジジュース等の中性飲料を供給するBIBユニット32、32と、強弱無炭酸系の目的飲料を供給するタンクユニット31を本体2内に合わせ持つ装置である。係る飲料ディスペンサ1の構造は、図3に示す如くタンクユニット31が中央に、その両側にBIBユニット32、32が配置されている。そして、これらタンクユニット31とBIBユニット32、32は前面に位置する開閉自在の扉28にて隠蔽されている。
タンクユニット31は、図3、図4に示す如く飲料原料を供給する飲料原料流路に電磁弁8とフローレギュレータ17を配設して構成している。更に、タンクユニット31には、飲料原料と他のチューブより供給される希釈水を混合して目的飲料にするミキサの目的飲料を吐出するノズル12が設けられている。このノズル12は、複数の飲料原料タンクより供給される種類の異なった飲料原料によって種類の異なった目的飲料を利用者の選択に応じて吐出する複合ノズルである。
次に、BIBユニット32を図3、図4に基づき説明する。BIB3は、飲料原料を収納した図示しない飲料袋と、該飲料袋が収納されたボックスとからなり、導出チューブ4が飲料袋と一体に成型されてボックスから引き出されている。導出チューブ4は、可撓性を有する不透明なチューブにて構成されており、端部は封鎖された状態で市場に流通されている。
BIB3から導出されている導出チューブ4は、売切検知用のセンサ13を介してポンプ(ペリスタルティックポンプ)5のロータ5Aとアーム5Bに挟持されており、ポンプ5の下方に設けられたピンチ部材19を介して、飲料原料は導出チューブ4の端部4Aから排出されるように構成されている。
ポンプ5は、例えば、特開平6−211299号公報に示されているものが使用されており、ロータ5Aに取り付けられた複数のローラによって導出チューブ4を順次扱きながら飲料原料を押し出すものである。
尚、ピンチ部材19の詳細な構成については後述する。また、本実施例において当該ピンチ部材19は、図3に示すように内部に取り付けられた導出チューブ4の下端4Aがそれぞれ上述した如きタンクユニット31のノズル12に指向されるように取り付けられている。そのため、当該ノズル12から吐出される飲料原料、例えば、希釈冷却水と、導出チューブ4から吐出される飲料原料とが混合しながらノズル12下方、即ち、中央にセットされるカップ内に目的飲料が吐出される。
そして、このBIBユニット32の導出チューブの端部4A、4A及びタンクユニット31のノズル12の下方には、テーブル14が設けられ、テーブル14上にガイド15によってガイドされるカップを配置することができる。また、扉28の前面にはタンクユニット31と、BIBユニット32、32からの飲料供給を操作する操作部27が設けられており、当該操作部27の操作に基づき、目的飲料の吐出を行うことができる。尚、図4の33は、希釈水などを冷却するための冷却装置を構成するコンプレッサ、34はコンデンサ、36は希釈水ポンプモータである。また、37は水槽であり、38は希釈水と、炭酸ガスとから炭酸水を生成するカーボネータである。
次に、上述したピンチ部材19の構成について図5乃至図7を参照して説明する。図5は導出チューブ4取付時のピンチ部材19の縦断側面図、図6は販売待機時のピンチ部材19の縦断側面図、図7は販売時のピンチ部材19の縦断側面図を示している。
ピンチ部材19は、後部にソレノイド40を備えた本体により構成されており、この本体の前部には、前面に開放されたチューブ収容室41が形成されている。このチューブ収容室41の前面開口は、受け部42にて開閉自在に閉塞される。尚、この受け部42の裏面には、図5に示されるように、第2のピンチ部43と、第2の押圧部44とが一体に階段状にチューブ収容室41側に突出して形成されている。尚、この場合において、第2のピンチ部43は、第2の押圧部44に対し、図6及び図7から明らかなように、導出チューブ4の上流側に位置すると共に、よりチューブ収納室41側に突出して構成されている。
また、チューブ収容室41の上面には、導出チューブ4を導入するためのチューブ導入46が形成されていると共に、チューブ収容室41の下面には、導出チューブ4を下側に導出するためのチューブ導出口47が形成されている。
そして、ソレノイド40の内方には、該ソレノイド40への通電/非通電により、作動するプランジャ48が装填されている。プランジャ48のチューブ収容室41側の端部には、作動部49が設けられている。この作動部49の前面には、図5に示されるように、第1のピンチ部50と、第1の押圧部51とが一体に階段状にチューブ収容室41側に突出して形成されている。尚、この場合において、第1のピンチ部50は、第1の押圧部51に対し、図6及び図7から明らかなように、導出チューブ4の上流側に位置すると共に、よりチューブ収納室41側に突出して構成されている。
この第1のピンチ部50は、受け部42に形成される第2のピンチ部43に対応して構成され、これら第1のピンチ部50と第2のピンチ部43にて導出チューブ4を外方から押圧し、チューブ4内の流路の開閉を行う開閉部を構成している。他方、第1の押圧部51は、受け部42に形成される第2の押圧部44に対応して構成され、開閉部よりチューブ4の先端側において、これら第1の押圧部51と第2の押圧部44にて導出チューブ4を外方から押圧し、チューブ4内の流路を狭める押圧部を構成している。
尚、本実施例において当該押圧部は、導出チューブ4の先端付近にまで渡って形成されているものとする。また、当該押圧部を構成する第1の押圧部51は、開閉部を構成する第1のピンチ部50と一体に構成されていると共に、第2の押圧部44は、同じく開閉部を構成する第2のピンチ部43と一体に構成されているため、開閉部によるチューブ4内の流路の閉鎖に連動して、当該チューブ4を外側から押圧することが可能となる。
他方、プランジャ48の後端には、図示しないバネ部材が収容されているものとする。また、当該ピンチ部材19は、制御装置21により操作部27の操作に基づき、通電制御が行われる。尚、当該制御装置21は、ピンチ部材19以外にも、ポンプ5やノズル12から吐出される希釈水の吐出制御を行う希釈水電磁弁なども接続されているものとする。
以上の構成にて、本実施例の飲料ディスペンサ1のBIB関連の動作を説明する。上述した如くBIB3から引き出される導出チューブ4は、BIB3内に装填された飲料袋に一体に取り付けられており、流通状態では、当該チューブの端部は、封鎖されている。そのため、BIB3を飲料ディスペンサ1に装着する場合には、先ず、BIB3本体を所定のBIBユニット32のBIB収容室内に設置した後、導出されたチューブ4をチューブポンプ5に装着し、当該チューブポンプ5の下流側において、ピンチ部材19を介在させ、更にその下側にまでチューブを引き出す。
ここで、ピンチ部材19は、導出チューブ4の装着時において、先ず、受け部42を開放し、図5に示すように導出チューブ4をチューブ導入口46、チューブ収容室41及びチューブ導出口47にわたって収容する。このとき、ソレノイド19は、非通電状態であり、プランジャ48は、図示しないバネ部材によりチューブ収納室41側に押しつけられた状態で維持される。そのため、該プランジャ48の前端に設けられる作動部49の第1のピンチ部50及び第1の押圧部51は、チューブ収納室41側に突出した状態とされ、チューブ収容室41内の導出チューブ4の作動部49側は、該作動部49により押圧され、その分だけ内部の流路が狭められている。
その後、受け部42を閉鎖することで、図6に示すようにチューブ収容室41内の導出チューブ4は、上記に加えて、受け部42の裏面に形成された第2のピンチ部43及び第2の押圧部44により、チューブ収容室41内の導出チューブ4の受け部42側も、該受け部42により押圧され、その分だけ内部の流路が狭められている。ここで、作動部49の第1のピンチ部50と、受け部42の第2のピンチ部43は、対応して構成されていることから、これらピンチ部50及び43により構成される開閉部による外側からの押圧によって、導出チューブ4内の流路は、閉じられる。
そこで、BIB3装着作業者は、係る状態において、封鎖されていた導出チューブ4の端部を切断し、飲料原料の吐出が可能な状態、即ち、目的飲料の販売待機状態とする。
当該販売待機状態において、BIB3に関する操作部27の操作により、BIB3からの飲料の販売が指示されると、制御装置21は、予め設定された販売時間の間、ポンプ5を駆動すると共に、前記希釈水電磁弁を開いてノズル12より希釈水を吐出する。また、ピンチ部材19のソレノイド40に通電を行い、プランジャ48を後退させ、当該プランジャ48の前端に設けられた作動部49を後退することにより、作動部49側の導出チューブ4への押圧、即ち、第1のピンチ部50及び第2の押圧部51による押圧を開放する(図7)。
これにより、導出チューブ4内の飲料原料の流路が開放されることとなり、BIB3からの飲料原料がチューブ4の端部4Aから吐出される。そして、設定販売時間が経過したらポンプ5を停止し、希釈水電磁弁を閉じると共に、ピンチ部材19のソレノイド40への通電を非通電とし、導出チューブ4の流路を閉鎖する。これによって、上記販売時間にて決められた量の飲料原料が希釈水にて希釈され、所定濃度の中性飲料がカップ内に供給されることになる。
ここで、販売状態からピンチ部材19により導出チューブ4の流路を閉鎖するに際し、導出チューブ4は、作動部49の第1のピンチ部50と受け部42の第2のピンチ部43により構成される開閉部により、外側から挟んで押し潰し、チューブ4内の流路を閉じる。また、これと連動して、作動部49の第2の押圧部51と受け部42の第2の押圧部44により構成される押圧部により、開閉部よりチューブ4の先端側において、チューブ4の流路が狭められる。
これにより、開閉部より先端側に位置するチューブ4は、変形され、流路が狭められた状態となる。そのため、開閉部の閉鎖により該開閉部より先端側に位置するチューブ4内に残留した飲料原料は、挟持開閉箇所とその先端側で押圧部により流路が狭められた箇所との間に残留するが、端部開口を狭めることで、表面張力により、より確実に保持することが可能となり、当該飲料原料の後だれを防止することが可能となる。
従って、意図していないときに、即ち、飲料供給源からの飲料原料の販売時以外に、当該チューブ4の先端から飲料原料が後だれし、カップのセットや除去を行う手指に、該飲料原料が滴下する不都合や、特に他の種類の飲料供給時にカップ内に混入する不都合を抑制することができるようになる。
尚、ピンチ部材19の開閉部に対する押圧部の形状は、上記実施例に限るものではなく、例えば、図8に示す如き形状であってもよいものとする。図8は他の実施例としてのピンチ部材55の販売待機時の縦断側面図を示している。尚、図中上記実施例と同様の符号が附されたものは、同様の効果を奏するものである。
当該実施例におけるピンチ部材55は、チューブ収容室41の前面開口を開閉自在に閉塞する受け部56の裏面に、第2のピンチ部57と、第2の押圧部58とが一体にチューブ収容室41側に突出して形成されている。尚、この場合において、第2のピンチ部57は、第2の押圧部58に対し、図8から明らかなように、導出チューブ4の上流側に位置すると共に、よりチューブ収納室41側に突出して構成されている。また、これら第2のピンチ部57と、第2の押圧部58とは、所定間隔を存して形成されている。
他方、プランジャ48のチューブ収容室41側の端部には、作動部59が設けられている。この作動部59の前面には、図8に示されるように、第1のピンチ部60と、第1の押圧部61とが一体にチューブ収容室41側に突出して形成されている。尚、この場合において、第1のピンチ部60は、第1の押圧部61に対し、図8から明らかなように、導出チューブ4の上流側に位置すると共に、よりチューブ収納室41側に突出して構成されている。また、上記と同様にこれら第1のピンチ部60と、第1の押圧部61とは、所定間隔を存して形成されている。
この第1のピンチ部60は、受け部56に形成される第2のピンチ部57に対応して構成され、これら第1のピンチ部60と第2のピンチ部57にて導出チューブ4を外方から押圧し、チューブ4内の流路の開閉を行う開閉部を構成している。他方、第1の押圧部61は、受け部56に形成される第2の押圧部58に対応して構成され、開閉部よりチューブ4の先端側において、これら第1の押圧部61と第2の押圧部58にて導出チューブ4を外方から押圧し、チューブ4内の流路を狭める押圧部を構成している。
尚、係る実施例においても、当該押圧部を構成する第1の押圧部61は、開閉部を構成する第1のピンチ部60と一体に構成されていると共に、第2の押圧部58は、同じく開閉部を構成する第2のピンチ部57と一体に構成されているため、開閉部によるチューブ4内の流路の閉鎖に連動して、当該チューブ4を外側から押圧することが可能となる。
当該実施例によっても、販売状態からピンチ部材19により導出チューブ4の流路を閉鎖するに際し、導出チューブ4は、作動部59の第1のピンチ部60と受け部56のピンチ部57により構成される開閉部により、外側から挟んで押し潰し、チューブ4内の流路を閉じる。また、これと連動して、作動部59の第2の押圧部61と受け部56の第2の押圧部58により構成される押圧部により、開閉部よりチューブ4の先端側において、チューブ4の流路が狭められる。
これにより、開閉部より先端側に位置するチューブ4は、変形され、流路が狭められた状態となる。そのため、開閉部の閉鎖により該開閉部より先端側に位置するチューブ4内に残留した飲料原料は、挟持開閉箇所とその先端側で押圧部により流路が狭められた箇所との間に飲料原料が残留するが、端部開口を狭めることで、表面張力により、より確実に保持することが可能となり、当該飲料原料の後だれを防止することが可能となる。
従って、意図していないときに、即ち、飲料供給源からの飲料原料の販売時以外に、当該チューブ4の先端から飲料原料が後だれし、カップのセットや除去を行う手指に、該飲料原料が滴下する不都合や、特に他の種類の飲料供給時にカップ内に混入する不都合を抑制することができるようになる。
本発明は、導出チューブ4がBIB3と一体に構成されている場合において、特に、有効となる。即ち、導出チューブ4がBIB3内の飲料袋に一体に取り付けられている場合には、導出チューブ4をピンチ部材にセットした状態で、チューブ4の先端を切断する作業を行わなければならない。そのため、ピンチ部材より先端側に、ある程度の距離のチューブ4が必然的に残存されてしまうが、本発明では、押圧部により、チューブ4内の流路を狭めることで、該ピンチ部材より先端側に飲料原料が残留して後だれする不都合を防止することができるためである。
また、上記各実施例では、チューブポンプ5によりBIB3から飲料原料を導出する導出チューブ4を扱くことで、飲料原料の押し出しを行い、ピンチ部材19により、導出チューブ4の開閉制御を行うことで、飲料原料の吐出制御を行っているが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、導出チューブ4から飲料原料を押し出す動作と、飲料原料の吐出・停止動作を行う作業を扉28の裏面側に設けられる部材と、本体2側に設けられる部材とによって開閉部を構成したものであってもよい。係る場合には、当該開閉部が設けられる位置よりも下流側、即ち、先端側の導出チューブ4に押圧部を設ける。そして、先端側の導出チューブ4内の流路を押圧部により狭めることで、上記実施例と同様に、開閉部より先端側に残留した飲料原料の後だれを効果的に防止することができるようになる。
本発明を適用した飲料ディスペンサの正面図である。 図1の飲料ディスペンサの側面図である。 図1の飲料ディスペンサの扉を取り除いた状態の正面図である。 図1の飲料ディスペンサの内部構成を示す側面図である。 導出チューブ取付時のピンチ部材の縦断側面図である。 販売待機時のピンチ部材の縦断側面図である。 販売時のピンチ部材の縦断側面図である。 他の実施例としてのピンチ部材の縦断側面図である。 従来のピンチ部材の斜視図である。 図9の受け部を開放した状態のピンチ部材の斜視図である。 図10におけるピンチ部材の縦断側面図である。 図9の販売待機時におけるピンチ部材の縦断側面図である。 図9の販売時におけるピンチ部材の縦断側面図である。
符号の説明
1 飲料ディスペンサ
2 本体
3 BIB
4 導出チューブ
4A 端部
5 ポンプ
12 ノズル
19、55 ピンチ部材
28 扉
31 タンクユニット
32 BIBユニット
33 コンプレッサ
34 コンデンサ
40 ソレノイド
41 チューブ収容室
42、56 受け部
43、57 第2のピンチ部
44、58 第2の押圧部
46 チューブ導入口
47 チューブ導出口
48 プランジャ
49、59 作動部
50、60 第1のピンチ部
51、61 第1の押圧部

Claims (2)

  1. 飲料原料を貯溜した飲料供給源より引き出された可撓性のチューブを介して前記飲料原料を導出する飲料ディスペンサにおいて、
    前記チューブ内の流路を開閉して前記飲料供給源からの前記飲料原料の導出を制御するピンチ部材を備え、
    該ピンチ部材は、前記チューブを外側から押し潰し、当該チューブ内の流路を開閉自在に閉じる開閉部と、該開閉部より前記チューブの先端側において、当該開閉部による流路の閉鎖に連動して前記チューブを外側から押圧し、流路を狭める押圧部とを備えることを特徴とする飲料ディスペンサ。
  2. 前記飲料供給源はBIB(Bag in Box)から構成され、前記チューブは前記BIB内の飲料袋に一体に取り付けられていることを特徴とする請求項1の飲料ディスペンサ。
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