JP2019202424A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続紙における画像形成において、形成した画像に不良が発生したときにも、生産性の低下を少なくすることのできる画像形成装置を提供する。【解決手段】連続紙に画像を形成する画像形成部300と、連続紙を画像形成部300へ画像形成時の搬送方向である順方向へ搬送する搬送部310と、画像形成部300により形成された画像の異常を検出し、その異常の程度を診断する画像診断部500と、画像診断部500の画像診断結果に応じて、連続紙の順方向への搬送を継続するか否かを切り替える制御部370と、を有する、画像形成装置10。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置においては、画像形成後、形成された画像をラインイメージセンサーで読み取り、画像の異常を検査することが行われている。カット紙であれば印刷時に画像に異常がある用紙は、「ヤレ」または「ヤレ紙」として排除することができる。
しかし、画像形成装置の中には、ロール紙のような連続紙に連続印刷する装置もある。連続紙の場合、印刷の途中で異常な画像を検出したとしても、カット紙と異なり、ヤレとなった部分だけを排除することができない。このため、出力成果物にヤレが混入する可能性がある。このため、連続紙に対するすべての印刷終了後、ヤレ部分を人為的に探し出して取り除くための工数がかかるという課題があった。
このような課題に対して、特許文献1では、ラインイメージセンサーからなる印刷不良検出センサを用いて、連続紙への印刷後の画像を検査している。そして印刷不良を検出した際は、連続紙を巻き戻し、その間に印字ヘッドのメンテナンス動作を行い、また巻き戻した連続紙に対しては、印刷不良の領域に、印刷不良のマークを印刷している。この印刷不良のマークにより、印刷不良部分が明確になって、印刷不良部分を除去しやすくなる。
特開平2008−074051号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、印刷不良の発生時には、必ず連続紙を巻き戻し、その間に印字ヘッドのメンテナンス動作を行うこととしているため、印刷不良の発生原因に応じた適切な処理が行われないことがあり、生産性が低下するという課題がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、連続紙における画像形成において、形成した画像に不良が発生したときにも、生産性の低下を抑制できる画像形成装置を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)連続紙に画像形成する画像形成装置であって、
前記連続紙に画像を形成する画像形成部と、
前記連続紙を画像形成時の搬送方向である順方向へ搬送して、前記画像形成部へ搬送する搬送部と、
前記画像形成部により形成された画像の異常を検出し、検出した異常の程度を診断する画像診断部と、
前記画像診断部の画像診断結果に応じて、前記連続紙の前記順方向への搬送を継続するか否かを切り替える制御部と、
を有する、画像形成装置。
(2)前記搬送部は、前記順方向とは逆方向に搬送可能であり、
前記制御部は、前記画像診断部の画像診断結果に応じて、前記連続紙の搬送を前記順方向への搬送か前記逆方向への搬送かのいずれかに切り替える、上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記制御部は、前記画像診断部により異常と診断された画像が最終画像である場合は、前記順方向の搬送を停止する、上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記制御部は、前記画像診断部により異常と診断された場合に、異常と判断された画像以降においても同一原因による異常が発生すると推定されるときは、前記連続紙の前記順方向の搬送を停止する、上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(5)前記制御部は、前記画像診断部により異常と診断された場合に、異常と判断された画像以降においても同一原因による異常が発生すると推定されないときは、前記連続紙の前記順方向の搬送を継続する、上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(6)前記制御部は、前記画像診断部により異常と診断された画像を第1異常画像として、
前記第1異常画像をあらかじめ決められた異常診断レベルに応じてレベル分けし、
さらに前記第1異常画像の次の画像を診断して異常がなければ、前記第1異常画像の異常診断レベルが高い場合に搬送を停止する、上記(1)に記載の画像形成装置。
(7)前記制御部は、前記画像診断部により異常と診断された画像を第1異常画像として、
前記第1異常画像をあらかじめ決められた異常診断レベルに応じてレベル分けし、
さらに前記第1異常画像の次の画像を診断して異常がなければ、前記第1異常画像の異常診断レベルが高い場合に前記逆方向に搬送する、上記(2)に記載の画像形成装置。
(8)異常診断レベルが高い場合とは、異常画像内の異常領域が所定以上の大きさである、上記(6)または(7)に記載の画像形成装置。
(9)前記制御部は、前記第1異常画像の異常診断レベルが低い場合は、前記連続紙の前記順方向の搬送を継続する、上記(6)または(7)に記載の画像形成装置。
(10)異常診断レベルが低い場合とは、異常画像外に異常領域がある場合である、上記(9)に記載の画像形成装置。
(11)前記制御部は、前記逆方向の搬送後、異常を検出した画像に異常があることを示すための異常マークを画像領域内に印字させる、上記(2)または(7)に記載の画像形成装置。
(12)前記制御部は、前記異常マークを画像領域内の画像に重ならない位置に印字させる、上記(11)に記載の画像形成装置。
(13)前記制御部は、前記連続紙の前記順方向の搬送を継続する場合は、異常を検出した画像に異常があることを示すための異常マークを異常を検出した画像の後の画像の余白または画像と画像の間に印字する、上記(1)、(5)、および(9)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(14)前記制御部は、画像診断結果に応じて補正処理を実施させる、上記(2)、(7)、(11)、および(12)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(15)前記制御部は、前記補正処理の後に形成された画像において異常を検出した場合は、前記逆方向の搬送を行わない、上記(14)に記載の画像形成装置。
(16)前記制御部は、前記補正処理の後に形成された画像において異常を検出した場合は、以降の画像形成を停止する、上記(14)または(15)に記載の画像形成装置。
本発明によれば、異常画像を検出して、その異常の程度に応じて、以降の用紙搬送を継続するか停止するかを切り替えることとしたので、生産性の低下を最小限に抑え、また、連続紙においてもヤレ紙となってしまう部分の発生を最小限に抑えることができる。
実施形態の画像形成装置の構成を示す概略図である。 制御系を説明するためのブロック図である。 一つの異常画像例を説明するための説明図である。 用紙Pを逆方向に搬送した動作を説明するための説明図である。 異常マークの印字例を説明するための説明図である。 異常マークの他の印字例を説明するための説明図である。 異常画像検出後、後続画像なしの場合を説明するための説明図である。 画像異常としてスキューずれの例を説明するための説明図である。 画像異常として頁狂いの例を説明するための説明図である。 画像異常として大きな画像キズの例を説明するための説明図である。 画像異常が余白部分に発生した例を説明するための説明図である。 画像診断と診断結果に応じた画像形成方法の処理手順を示すフローチャートである。 図12に続く、画像形成方法の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる。
図1は、実施形態の画像形成装置の構成を示す概略図である。
本実施形態に係る画像形成装置10は、用紙Pを画像の記録媒体として使用して、この用紙Pに画像を形成する。
画像形成装置10は、画像形成(印刷または印字ともいう)時の用紙Pの搬送方向(図1中の矢印F)を順方向として上流側から、給紙部100、画像形成部300、画像診断部500、および排紙部700が接続されている。この画像形成装置10で使用する用紙Pは連続紙である。ここでは用紙Pとしてロール紙を例示する。しかし用紙Pは必ずしもロール状に保持されている必要はなく、折り畳まれて保持されているでもよい。また、図1には、一のロール紙しか示されていないが、複数のロール紙が保持されてもよい。また、以下の説明において、上流、下流とは印刷時における用紙Pの搬送方向である順方向を基準にその上流、下流のことである。
給紙部100は、用紙Pを画像形成部300へ給紙する装置である。給紙部100の筐体内では、たとえば、用紙Pが支持軸に巻回されて回転可能に保持される。給紙部100は、支持軸に巻回された用紙Pを、複数のローラー(たとえば、繰り出しローラー、給紙ローラー)を経由して、一定の速度で外部へ搬送する。
なお、図示しないが、給紙部100と画像形成部300の間に、給紙部100における用紙Pの搬送速度と、画像形成部300における用紙Pの搬送速度との速度差を吸収するための給紙調整部(装置)を配置してもよい。
画像形成部300は、制御部370、搬送部310、画像プロセス部330、定着部340、および操作パネル360を備える。
制御部370は、搬送部310(図2参照)、画像プロセス部330、定着部340を制御して用紙P上に画像を形成させる。また、制御部370は、画像診断部500からのデータから用紙Pに形成された画像の異常を検出する。また、制御部370は、搬送部310、給紙部100、排紙部700を制御して用紙Pの搬送を制御している。制御部370は画像形成時には給紙部100からの用紙Pを繰り出し、排紙部700で巻き取るように制御する。一方、異常発生時には診断された内容に応じて(詳細後述)、用紙Pを逆方向に搬送して、給紙部100で巻き取るように制御する。このとき排紙部700はフリー回転として従動させてもよいし、逆方向に送り出すようにしてもよい。また、画像プロセス部330および定着部340についても、逆転させるか、またはそれぞれのニップ圧力を低減させる。
搬送部310は、給紙搬送ローラー311(給紙搬送部)と排紙搬送ローラー312(排紙搬送部)からなる。給紙搬送ローラー311は、画像形成部300内の給紙側の搬送機構であり、たとえば、給紙部100から搬送された用紙Pを挟持しつつ、画像プロセス部330へと搬送する一対のローラーである。一方、排紙搬送ローラー312は、画像形成部300の排紙側の搬送機構であり、たとえば、定着部340を通過してきた用紙Pを挟持しつつ、画像診断部500へと搬送する一対のローラーである。給紙搬送ローラー311および排紙搬送ローラー312は図示しないモーターにより駆動される。
画像プロセス部330は、電子写真プロセスによってトナー像を形成し、用紙Pに転写する。このために、画像プロセス部330において、像担持体として、複数の感光体ドラム(たとえばY、M、C、K用の感光体ドラム)および中間転写ベルト331が用いられる。中間転写ベルト331は、無端ベルトであり、複数のローラーにより巻回され、走行可能に支持される。感光体ドラムY、M、C、Kに形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト331上に逐次転写され、各色(Y(Yellow)、M(Magenta)、C(Cyan)、K(Black))の層が重畳したカラー画像であるトナー像が中間転写ベルト331上に形成される。中間転写ベルト331と転写ローラー332とで画像形成ニップ333を形成している。そして、トナーと逆極性のバイアスを転写ローラー332に印加し、画像形成ニップ333で用紙Pを挟持して搬送することにより、中間転写ベルト331上に形成されたトナー像は用紙P上に転写される。
定着部340は、トナー像を用紙Pに定着させる。定着部340は、加熱源である定着ローラー342を、定着ベルト341を介して加圧ローラー343に圧着させることにより、定着ベルト341および加圧ローラー343によりニップを形成する。そして、定着ローラー342および加圧ローラー343を回転させることでニップに挟持された用紙Pを搬送する。これにより、定着部340は、定着部340を通過する用紙Pに対し、ニップにおいて熱と圧力を加え、トナー像を用紙Pに溶融定着する。定着ローラー342と加圧ローラー343とは定着ベルト341を介して互いに圧着および離隔可能に設けられている。
操作パネル360は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。
画像診断部500は、搬送路に沿って設けられたラインイメージセンサー501を有する。ラインイメージセンサー501は、用紙の搬送方向に対して交差する方向に画素が並んでいて、搬送(移動)されている用紙から画像を読み取る。ラインイメージセンサー501で読み取った画像は、制御部370へ送信される。制御部370は、受信した画像から、画像内の異常を検出し、検出した異常の程度を診断する。
異常画像としては、たとえば、画像の傾き、画像の位置ずれ、画像キズ(汚れや抜け)、および色ずれなどである。これらの異常画像は、制御部370において、ラインイメージセンサー501によりスキャンされて得られた画像データと、この画像形成装置10に投入されたジョブの画像データとを比較して診断する。したがって、制御部370は画像診断部の一部として機能する。これに代えて、画像診断部500にも、画像診断機能(コンピューター)を有し、ジョブの画像データと、ラインイメージセンサー501で読み取った画像とを比較して診断し、その診断結果を制御部370へ送信するようにしてもよい。この場合、制御部370では、診断結果(異常の程度)に応じた搬送の制御を行うことになる。
排紙部700は、画像診断部500を経て画像形成部300から搬送されてきた用紙Pを排紙する装置である。排紙部700の筐体内では、たとえば、用紙Pが支持軸に巻回されてロール状に保持される。そのために、排紙部700は、画像診断部500から搬送されてきた用紙Pを、複数のローラー(たとえば、繰り出しローラー、排紙ローラー)を経由して、一定の速度で支持軸に巻き取る。なお、排紙部700において、用紙Pは、必ずしもロール状に保持されている必要はなく、頁ごとにカットされてもよい。
なお、図示しないが、画像形成部300と画像診断部500の間、または画像診断部500と排紙部700の間に、画像形成部300での用紙Pの搬送速度と、排紙部700での用紙Pの搬送速度との速度差を吸収するために、用紙Pをたるませて保持する排紙調整部(装置)を設置してもよい。
図2は、制御系を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、制御系の構成は、制御部370が画像形成部300内の画像プロセス部330、定着部340、搬送部310と信号線により接続されて、これらを制御している。また、制御部370は画像診断部500からラインイメージセンサー501が読み取った画像のデータを受信している。
制御部370は、一般的なコンピューターと同様であり、CPU(Central Processing Unit)、メモリー、ネットワークインターフェースなどを有する。CPUは、プログラムに従い画像形成装置10全体の制御を実行する。
メモリーは、起動ブログラムを記憶したROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速アクセス可能な主記憶装置であるRAMを有する。また、メモリーとしては、ストレージを有する。ストレージは、たとえばオペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納するために十分な容量を有する補助記憶装置である。ストレージは、ハードディスク、またはフラッシュメモリーにより構成される。ネットワークインターフェースは、たとえばコンピューターネットワークを介し他の外部装置(たとえば、プリンタードライバーが組み込まれたクライアントコンピューター)と通信するためのインターフェースである。通信には、イーサネット(登録商標)、Wi−Fi、FDDI(Fiber−distributed data interface)、トークンリング等の規格が用いられる。なお、このようなコンピューターの構成は周知であるので詳細な説明は省略する。
次に、異常画像と異常の程度、推定される異常発生原因、異常の程度や原因ごとに対応させる動作について説明する。
本実施形態では、画像に生じる様々な異常を検出し、その異常の程度から原因を推定して、異常の程度に応じて用紙Pの搬送を継続するか、停止するか、または逆方向に搬送するかを切り替えることにした。以下、画像異常の例とともにこれらの切り換え動作について説明する。
図3は、一つの異常画像例を説明するための説明図である。
ここでまず、図3を参照して、用紙Pに対する画像形成位置および画像診断位置を説明する。図において、画像形成位置は具体的には画像形成ニップ333の位置であり、画像診断位置は、具体的にはラインイメージセンサー501の位置である。用紙Pは矢印方向に搬送されていて、画像形成ニップ333からラインイメージセンサー501までの間が1画像と余白1つ分離れている。形成される画像を画像A、B、…とする。図において、画像AおよびBは、既に画像形成が終わっている。一方、画像CおよびDはこれから画像が形成される部分(位置)を示している。以下、各図において同様である。
図3に示す異常画像例は、画像内において限られた部分にのみ発生する点キズ601である。このような点キズ601の推定される発生原因は、たとえば、画像形成中(定着中を含む。以下同様)に混入したゴミ、画像内での部分的な色ずれや画像ずれなどである。このような点キズ601は、その発生原因から異常画像1枚でのみ発生する可能性が比較的高い。このため同じ原因で継続して異常が発生する頻度が少ないと推定されるので、異常診断レベル「低」とする。なお、異常画像が発生した場合、異常画像となってしまった画像は、後に(たとえば、異常原因を取り除くための補正処理(後述)後に)、リカバリ画像として、再度用紙Pに画像形成される。
処理の流れについては後述するが、このような異常診断レベル「低」となった異常画像が画像Aで発生した場合、後続の画像Bを継続して画像診断部500へ搬送する。なお、既に説明したように、本実施形態では、画像Aの搬送方向終端が画像診断位置に到達した時点で画像Bは既に画像形成済みである。
画像Bにも、異常診断レベル「低」となった異常画像があった場合は、用紙Pを逆方向に搬送する。図4は用紙Pを逆方向に搬送した動作を説明するための説明図である。画像AおよびBともに、異常画像と診断された場合は、図4に示すように、画像Aの先端が画像形成位置の手前になるまで戻す。なお、図4においては、画像Aの前には、画像Aの前に形成された画像A−1およびA−2を示している。
その後、通常の画像形成方向に搬送して異常画像であることを示す異常マークを印字(画像形成)する。
図5は、異常マークの印字例を説明するための説明図である。図5の異常マークの印字例は、異常診断レベル「低」となった異常画像が2枚連続した場合を示している。異常診断レベル「低」となった異常画像が2画像連続した場合(ここでは図4に示した画像AおよびB)は、それぞれの画像内に、あらかじめ決められた異常マーク610を形成する。ここでは、異常マーク610を大きな星型としたが、異常マーク610はその画像に異常があることを後から判別可能にするため専用のマークであれば、どのようなものでもよい。たとえば、あらかじめ決められた形状だけでなく、「異常」、「ヤレ」などといった文字でもよい。また、異常マークの印字位置は、画像の中央、異常発生部分、または異常が発生した画像の余白など(ただし画像形成ができる位置)、あらかじめ指定しておくとよい。また、異常マークの印字位置は、画像形成部分、たとえば図示している「A」、「B」などが画像である場合、それらと重ならない位置に印字することが好ましい。これにより、異常マークが見やすくなる。
また、異常マークは、異常診断レベルよって違えてもよい。異常診断レベル「低」、「高」の2段階の場合、異常マーク(図では星形)の大きさを2段階に違えるなどである。
図6は、異常マークの他の印字例を説明するための説明図である。図6に示す異常マークの他の印字例は、異常診断レベル「低」で1画像のみに異常が発生した場合の印字例である。異常診断レベル「低」で1画像のみに異常が発生した場合は、本実施形態では用紙Pを逆方向へ搬送せずに、そのまま順方向に搬送して異常マーク611を印字する。この場合の異常マーク611には、異常マーク611を印字した位置から何枚先(既に画像形成された方向)に、異常画像が存在することを示す。図6では、画像Aが異常画像であるので、異常マークの印字は、異常マーク611である星形ともに「3」という数字を示している。つまり異常マーク611から3枚前の画像に異常があることを示している。
この例では、画像Cの後に、異常マーク611を印字しているが、これは、画像Bが画像診断位置を通過した時点で画像Cは既に画像形成が終わっている。このため、この例示では、画像Aが異常画像である場合、最速で異常マークを印字すると、画像Cの後に印字することになる。しかし、異常マークは、異常画像の検出から最速で(最も近い位置)印字する必要はなく、そのジョブが終了してから印字してもよい。このジョブの終了は、後述する、後続画像がない場合の処理となる。また、異常マーク611は画像と画像(図6では画像Cと後述のリカバリ画像A’)の間だけでなく、余白部分(画像の外)に形成してもよい。たとえば、図6に示したリカバリ画像A’の外に異常マーク612を形成する。もちろんこの場合、異常マーク611は不要であり、その分、画像間隔を狭くすることができる(用紙の有効活用ができる)。
異常マークを印字後は、そのままリカバリ画像A’を画像形成してもよい。異常診断レベルが「低」の場合、異常となった画像以外は異常発生の可能性が低いので、そのまま同じ画像をリカバリして画像形成しても、正常な画像が得られる可能性がある。もちろん、異常原因を取り除くための補正処理(後述)後に画像形成してもよい(処理手順の詳細は後述する。以下同様)。
次に、異常画像検出後、後続画像なしの場合を説明する。図7は異常画像検出後、後続画像なしの場合を説明するための説明図である。図7に示すように、画像Aが異常画像と診断された時点で、後続画像なしの場合、すなわち、異常と診断された画像Aが最終画像の場合は、その時点で用紙Pの搬送を停止する。その後は、異常マークを印字し、異常を直すための補正処理後、リカバリ画像を形成する。
さらに他の異常画像について説明する。図8は、画像異常としてスキューずれの例を説明するための説明図である。図8に示すように、画像Aに、主走査方向(搬送方向と交差する方向)に斜め線が走っている。このような斜め線が元画像にない場合、スキューずれと診断される。スキューずれの場合、画像内の一部にキューずれが発生する場合もあれば、画像全体がスキューずれを起こしている場合もある。また、スキューずれの角度の違いなどもある。このため、スキューずれの異常診断レベルは、たとえば、画像内の一部の色で発生するキューずれは異常診断レベルを「低」、一方、画像全体でスキューずれが発生することで画像全体が斜めになっている場合は、異常診断レベルを「高」とする。また、斜めの線の角度が大きい場合にも異常診断レベルを「高」とする。異常診断レベルを「高」とする際の斜めの線の角度は、画像全体がわずかに斜めでも許容できる範囲の角度をあらかじめ決めておくことになる。
スキューずれが発生した場合は、後続の画像(画像B)も同様に異常となる可能性が高い。このような場合は、以後の用紙Pの搬送を停止する。この場合、逆方向への搬送はせずに、その時点で搬送を停止して、ユーザーに異常画像を確認してもらうようにしてもよい。大きなスキューずれが発生する原因は、元々の用紙に対して画像プロセス部330や定着部340で何らかの異常(故障や調整不良)が生じている可能性があるので、ユーザーに知らせて、メンテナンスなどを行うように促すこととした。
しかし、スキューずれが小さく、異常診断レベル「低」の場合は、一時的なスキューずれの可能性もある。その場合は、そのまま搬送を続けて次の画像を診断する。たとえば、画像Aでスキューずれを検出し異常診断レベル「低」の場合、そのまま搬送を継続して、画像Bで発生しない場合、画像Aのリカバリの画像形成を行う。このリカバリの画像形成で、再度同じスキューずれを検出した場合は、一部の色などでスキューずれが発生していると判断できる。つまり画像Aで発生するが画像Bでは発生しない色でスキューずれを起こしていると推測される。このような色ずれは装置の故障や調整不良の可能性が高いので、用紙Pの搬送を停止してその後に無駄が出ないようにする。
図9は、画像異常として頁狂いの例を説明するための説明図である。図9に示すように、画像Aに第1頁が画像形成れたのち、画像Bとして第3頁が画像形成されている。このとき、ジョブデータ上は、第1頁の後に第2頁が来るようになっている場合は、図9に示した状態は頁狂いが発生していることになる。このような頁狂いは異常診断レベル「低」である。したがって、用紙搬送を継続して、後続の画像Cを診断する。画像Cの診断において、第4頁が画像形成されていたり、頁番号なしの画像が画像形成されている場合は、その後、画像形成を継続する。この場合、頁狂いがあることを示す異常マークを印字する世にしてもよい。このような頁狂いが発生した場合、画像そのものは使えなくなるような異常ではない。したがって、後続の画像を画像診断部500へ搬送しても同じ異常検出結果とならない可能性が高いので。異常診断レベル「低」として、画像診断をさらに継続する価値がある。
後続の画像Cで異常がなければ、さらに続けて後続の画像(画像D)を搬送する。このように異常検出した画像以降で、複数の画像を異常診断することができる。
図10は、画像異常として大きな画像キズの例を説明するための説明図である。図10に示すように、画像Aに大きな画像キズ603がある場合、異常診断レベル「高」とする。画像キズ603の大小(たとえば、図3に示した点キズ601と画像キズ603の判別)は、たとえば、ジョブのデータと異なる画素の部分が異常領域として検出されているので、その画素数が、あらかじめ決められた判別画素数未満であれば点キズ601、それ以上であれば画像キズ603とする。判別画素数は任意に決めておけばよい。たとえば、点キズ601は、既に説明したように、画素抜けやごみなどを原因とするので10画素未満となる可能性が高い。一方、画像キズ603は、画層形成部や定着部340の故障や調整不良により発生するため、10画素以上の大きな画像不良となる可能性が高い。もちろん、画像形成部300の構成(特に最大解像度)などによっても異なるので、判別画素数が10画素に限定されるものではない。
画像キズ603の場合は、異常診断レベル「高」であるが、必ずしも後続する画像で同原因の異常が発生するとは限らない、このため、次の画像Bを診断するために、順方向へ搬送を継続することが好ましい。画像Bが正常の画像の場合は、その後、逆方向へ搬送して、画像Aの画像形成領域内に異常マークを印字する。これにより、異常診断レベルの高い異常が発生したことを明示的に示すことができる。その後は順方向の搬送を再開して画像形成を続けることになる。
図11は、画像異常が余白部分に発生した例を説明するための説明図である。図11に示すように、画像Aと画像Bの間に点キズ601がある場合、異常診断レベル「低」とする。しかも、この点キズ601は、画像と重ならない位置にある。このため作成された印刷物に問題はない。したがって、このような場合は、そのまま用紙Pの搬送を継続し、画像形成もそのまま継続する。
次に、画像形成方法を説明する。図12および13は、画像診断と診断結果に応じた画像形成方法の処理手順を示すフローチャートである。
この処理手順は、この処理手順を実施するためのプログラムが制御部370によって実行されることで行われる。
まず、制御部370は、クライアントコンピューターなどから投入されたジョブに従って画像形成し(S101)、用紙搬送を行う(S102)。
続いて、制御部370は、画像診断部500からの画像データを用いて画像診断を行う(S103)。ここで、異常画像が検出されなければ(S104:NO)、S101へ戻り、次の画像形成(画像形成継続、搬送継続)となる。
一方、異常画像が検出されたなら(S104:YES)、第1異常画像を検出したものとして、第1異常画像の異常内容に応じた異常診断レベルを決定する(S105)。決定した異常診断レベルは、いったんRAMに記憶する。異常診断レベルは、HDDなどに記憶して、後から履歴として調べられるようにしてもよい。
続いて、制御部370は、後続画像があるか否かを判断し、後続画像がなければ(S106:NO)、S113へ処理を進める。一方、後続画像があれば(S106:YES)、続いて、制御部370は、後続画像で同一原因での異常発生の可能性があるか否かを判断する(S107)。後続画像で同一原因での異常発生の可能性がありとなる異常は、たとえば、大きなスキューずれ、色ずれなどであり、これらはあらかじめ記憶しておいて、これら異常が発生した場合は、後続画像で同一原因での異常発生の可能性があり、となる。
後続画像で同一原因での異常発生の可能性があると判断されたなら(S107:YES)、S113へ処理を進める。
一方、後続画像で同一原因での異常発生の可能性がなければ(S107:NO)、続いて、制御部370は、用紙搬送を継続して(S108)、画像診断を行う(S109)。ここで異常画像が検出されたなら、第2異常画像として(S109:YES)、異常内容から第2異常画像の異常診断レベルを決定する(S111)。その後、S106へ戻り、処理を継続する。
一方、画像診断の結果、第2異常画像がなければ(S109:NO)、正常画像があることを記録(RAMに記憶)する(S112)。その後、S106へ戻り、処理を継続する。この第2異常画像がない場合は、その後、ジョブの終了によって、S106により後続画像なしとなった時点で、その後、制御部370はS113へ処理を進めることになる。
S113以降の処理を説明する。S113に来ると、制御部370は、用紙Pの搬送を停止する(S113)。そして、正常画像ありか否かを判断する(S114)。この判断は、S112での記録を参照して判断する。ここで正常画像ありではない場合は(S114:NO)、異常画像を逆搬送して(S119)、異常画像内に異常マークを印字する(S120)。その後、制御部370はS117へ処理を進める。
一方、正常画像ありの場合は(S114:YES)、続いて、制御部370は、検出されている異常画像の異常診断レベルが「低」か否かを判断する(S115)。ここで異常診断レベルが「低」でなければ(S115:NO)、S119へ進めることになる。一方、異常診断レベルが「低」であれば(S115:YES)、余白または画像の後に異常マークを印字する(S116)。
その後、制御部370は、異常原因に応じた補正処理を実施する(S117)。なお、ここでの処理は、装置に対する故障修理などを含み、それらの補正処理を待つことになる。補正処理とは、たとえば、画像濃度補正、画像濃度カーブ補正、画像の色ズレ補正、トナー濃度復帰補正、定着温度補正、トナーこぼれ防止動作、帯電極清掃動作、ドラムリフレッシュ動作、定着ベルトリフレッシュ動作、クリーニングブレードのリカバリ動作、現像剤リフレッシュ動作、画像倍率/位置補正、用紙片寄り補正、定着搬送速度補正などであり、それぞれ発生した異常原因に応じた補正である。
補正処理後、制御部370は、リカバリ画像を形成する(S118)。その後、制御部370は、用紙搬送を行い(S121)、画像診断を行う(S122)。この段階で、異常画像が検出されたなら(S123:YES)、補正処理によっても異常発生原因を取り除くことができなかったということであるので、画像形成を停止する(S124)。このとき逆方向の搬送を行わずに、ユーザーに異常発生(補正処理でリカバリ不能であることも含めて)を知らせることが好ましい。画像停止後は処理を終了する。特に、この段階での異常画像の検出は、補正処理を行っても、正常画像が得られないということになるので、装置全体を停止させるとよい。これにより、画像形成装置10から稼働中であることを示す信号が出なくなるので、ジョブ投入が行われるコンピューターなどは、ジョブ投入ができなくなり、無駄な作業を行わなくて済むようになる。
一方、リカバリ画像に異常がなければ、この処理手順においては、最終画像形成後であるので、処理を終了し、次の画像形成(ジョブ投入)に備えることになる。
以上説明した本実施形態によれば、異常画像を検出して、その異常の程度に応じて、以降の用紙搬送の継続、停止(中断)、逆方向への搬送を切り替えることとしたので、連続紙に対する画像形成の生産性の低下を最小限に抑えつつ、ヤレの発生も最小限に抑えることができる。また、異常画像に対応して補正処理を実施させたのち、リカバリの画像形成を行うこととしたので、リカバリ後の画像形成で正常画像となる可能性を高くすることができる。
また、異常画像を画像診断レベルとしてレベル分けし、画像診断レベル「低」の場合は、逆方向へ搬送することなく、順方向の搬送を継続しつつ異常マークを印字することとしたので、生産性の低下を抑えることができる。逆に画像診断レベル「高」の場合は、逆方向へ搬送して異常マークを画像領域内に印字することで、大きな異常の発生をわかりやすくできる。
また、異常画像発生時に、後続の画像も同一原因で異常となる可能性があると推定された場合は、用紙搬送を停止することで、ヤレの発生を減らすことができる。
本発明は上述した実施形態に限定されない。たとえば、画像診断レベルを「低」、「高」の2段階としたが、3段階以上としてもよい。
また、画像診断レベルが「低」の場合(S115:YES)は、補正処理(S117)を行うことなく、画像診断レベルが「低」となった画像のリカバリ画像形成を行うようにしてもよい。画像診断レベルが「低」の場合は、既に説明したように、1画像のみに突発的に異常が発生した可能性もあるため、補正処理することなく歯科針の画像形成を行うことで正常な画像が得られる可能性がある。この場合、S115による判断ではなく、S112において、第2異常画像がないと判断(S112:NO)された後、続けて異常マークの印字およびリカバリ画像形成を行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、画像診断レベルが「高」の場合には、用紙Pを逆方向に搬送したうえで、画像診断レベルが「高」となった画像へ異常マークを印字することとした。しかし、これに限らず、画像診断レベルが「高」の場合も、逆方向へ搬送することなく、順方向へ搬送して、異常マークを印字することとしてもよい。この場合、異常マークの印字後は、その後も異常発生の可能性が高いので、その後の用紙搬送は停止する。なお、このように逆方向の搬送を行わないのであれば、搬送部310に逆方向の搬送機能はなくてもよい。
また、処理手順のS107においては、後続画像で同一原因での異常発生か否かを判断したが、これに代えて、第1異常画像の異常診断レベルが「高」と判断されたなら、後続の画像も同原因で異常発生の可能性があるものとして、S113へ処理を進めるようにしてもよい。
そのほか、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
10 画像形成装置、
100 給紙部、
300 画像形成部、
310 搬送部、
311 給紙搬送ローラー、
312 排紙搬送ローラー、
330 画像プロセス部、
333 画像形成ニップ、
340 定着部、
360 操作パネル、
370 制御部、
500 画像診断部、
501 ラインイメージセンサー、
601 点キズ、
603 画像キズ、
700 排紙部。

Claims (16)

  1. 連続紙に画像形成する画像形成装置であって、
    前記連続紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記連続紙を画像形成時の搬送方向である順方向へ搬送して、前記画像形成部へ搬送する搬送部と、
    前記画像形成部により形成された画像の異常を検出し、検出した異常の程度を診断する画像診断部と、
    前記画像診断部の画像診断結果に応じて、前記連続紙の前記順方向への搬送を継続するか否かを切り替える制御部と、
    を有する、画像形成装置。
  2. 前記搬送部は、前記順方向とは逆方向に搬送可能であり、
    前記制御部は、前記画像診断部の画像診断結果に応じて、前記連続紙の搬送を前記順方向への搬送か前記逆方向への搬送かのいずれかに切り替える、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記画像診断部により異常と診断された画像が最終画像である場合は、前記順方向の搬送を停止する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記画像診断部により異常と診断された場合に、異常と判断された画像以降においても同一原因による異常が発生すると推定されるときは、前記連続紙の前記順方向の搬送を停止する、請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記画像診断部により異常と診断された場合に、異常と判断された画像以降においても同一原因による異常が発生すると推定されないときは、前記連続紙の前記順方向の搬送を継続する、請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記画像診断部により異常と診断された画像を第1異常画像として、
    前記第1異常画像をあらかじめ決められた異常診断レベルに応じてレベル分けし、
    さらに前記第1異常画像の次の画像を診断して異常がなければ、前記第1異常画像の異常診断レベルが高い場合に搬送を停止する、請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記画像診断部により異常と診断された画像を第1異常画像として、
    前記第1異常画像をあらかじめ決められた異常診断レベルに応じてレベル分けし、
    さらに前記第1異常画像の次の画像を診断して異常がなければ、前記第1異常画像の異常診断レベルが高い場合に前記逆方向に搬送する、請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 異常診断レベルが高い場合とは、異常画像内の異常領域が所定以上の大きさである、請求項6または7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記第1異常画像の異常診断レベルが低い場合は、前記連続紙の前記順方向の搬送を継続する、請求項6または7に記載の画像形成装置。
  10. 異常診断レベルが低い場合とは、異常画像外に異常領域がある場合である、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記逆方向の搬送後、異常を検出した画像に異常があることを示すための異常マークを画像領域内に印字させる、請求項2または7に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、前記異常マークを画像領域内の画像に重ならない位置に印字させる、請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、前記連続紙の前記順方向の搬送を継続する場合は、異常を検出した画像に異常があることを示すための異常マークを異常を検出した画像の後の画像の余白または画像と画像の間に印字する、請求項1、5、および9のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  14. 前記制御部は、画像診断結果に応じて補正処理を実施させる、請求項2、7、11、および12のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  15. 前記制御部は、前記補正処理の後に形成された画像において異常を検出した場合は、前記逆方向の搬送を行わない、請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御部は、前記補正処理の後に形成された画像において異常を検出した場合は、以降の画像形成を停止する、請求項14または15に記載の画像形成装置。
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