JP2005015166A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、重送が発生しても印刷動作が完全に停止することなく操作性に優れ、かつ定着不良の発生を防ぐことができる。
【解決手段】本発明の画像形成装置は、記録媒体の重送発生と重送検出値を検出する重送検出手段(206)と、重送検出値が設定値以下であるか否かを判別する判別手段(201)と、判別手段による判別結果、重送検出値が設定値以下であった場合作像条件の設定を変更する作像条件設定手段(202)と、印刷動作を継続するか否かを判定して印刷動作を制御する制御手段(201)とを有している。更に、重送検出手段によって記録媒体の重送の発生が検出され、判定手段によって重送検出値が設定値以下であれば、作像条件設定手段によって適正な作像条件に変更して、制御手段によって印刷動作を継続する。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明の画像形成装置は、記録媒体の重送発生と重送検出値を検出する重送検出手段(206)と、重送検出値が設定値以下であるか否かを判別する判別手段(201)と、判別手段による判別結果、重送検出値が設定値以下であった場合作像条件の設定を変更する作像条件設定手段(202)と、印刷動作を継続するか否かを判定して印刷動作を制御する制御手段(201)とを有している。更に、重送検出手段によって記録媒体の重送の発生が検出され、判定手段によって重送検出値が設定値以下であれば、作像条件設定手段によって適正な作像条件に変更して、制御手段によって印刷動作を継続する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置及びその制御方法に関し、詳細には重送検知機構を有する複写機やプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平05−26659号公報
【特許文献2】特開平05−294209号公報
【特許文献3】特開2001−2261号公報
プリンタや複写機などの画像形成装置では、重ねられた一定形状の記録媒体を自動給紙装置により1枚ずつ分離して作像部に搬送し、作像作業後に装置外に排出している。一方で、記録媒体の分離性能には限界があるため、記録媒体の多数枚送り(以下重送と称す)が時折発生してしまう。この重送が発生すると、プリンタ画像不良や紙詰まりとなってしまうことが多い。こられを回避するために重送の検出を行っている装置がある。この重送の検出方法としては搬送中の記録媒体の長さを検出する方法、あるいは上記特許文献1に開示されているような光の透過率で検出する方法がある。また、上記特許文献2には、記録媒体の厚さで検出する方法もある。更に、重送が発生しても2枚程度であれば作像に支障がない場合もあるので、上記特許文献3では重送の状態を判断して作像動作を継続する方法も提案されている。一方、静電方式の画像形成装置では、記録媒体の用紙の厚さにより定着温度や転写条件を変更する場合が多く、給紙装置にトレイ毎に記録媒体の種類を入力するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献3では重送の有無に関わらず同一条件で作像動作を行っているため重送が発生した場合でも定着不良が発生する可能性が高い。また、閾値を定着不良が発生しない値まで下げた場合、印刷動作が完全に停止する可能性が高くなってしまい操作性が悪くなる。
【0004】
本発明はこれらの問題点を解決しようとするものであり、重送が発生しても印刷動作が完全に停止することなく操作性に優れ、かつ定着不良の発生を防ぐことができる、画像形成装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するために、本発明の画像形成装置は、画像データに基づいて画像をトナー像担持体に書き込み、該トナー像担持体に可視トナー像を作像し、当該可視トナー像を記録媒体を1枚づつ分離して給紙・搬送する給紙手段によって給紙、搬送された記録媒体に転写し、該記録媒体上に転写された画像を定着部によって定着して画像を形成する。更に、本発明の画像形成装置は、重送検出手段と、判別手段と、作像条件設定手段と、制御手段とを有している。重送検出手段は、記録媒体の重送発生と重送検出値を検出する。判別手段は、重送検出値が設定値以下であるか否かを判別する。また、作像条件設定手段は、判別手段による判別結果、重送検出値が設定値以下であった場合作像条件の設定を変更する。更に、制御手段は、印刷動作を継続するか否かを判定して印刷動作を制御する。そして、重送検出手段によって記録媒体の重送の発生が検出され、判定手段によって重送検出値が設定値以下であれば、作像条件設定手段によって適正な作像条件に変更して、制御手段によって印刷動作を継続するように制御する。よって、重送が発生しても印刷動作が完全に停止することなく操作性に優れ、かつ定着不良の発生を防ぐことができる。
【0006】
また、記録媒体が排紙されたことを検出する排紙検出手段を設ける。そして、重送検出手段によって記録媒体の重送の発生が検出され、判定手段によって重送検出値が設定値を超過していれば作像動作を中断する。その後排紙検出手段によって重送が発生した記録媒体が排紙されたことを検出したならば、制御手段によって自動的に作像動作を再開するように制御される。よって、重送が発生しても印刷動作が完全に停止することなく操作性に優れている。
【0007】
更に、重送検出手段は記録媒体の厚さの測定により重送発生の検出と厚さに相当する重送検出値の検出を行うものや、あるいは記録媒体の搬送路方向の長さの測定により重送発生の検出と長さに相当する重送検出値の検出を行うものが好ましい。
【0008】
また、作像条件は定着部の定着温度であり、重送が発生しかつ重送検出値が設定値以下であれば定着部の定着温度を変更して、印刷動作が完全に停止することなく、かつ定着不良の発生を防ぐことができる画像形成装置を提供できる。
【0009】
更に、別の発明としての画像形成装置の制御方法によれば、記録媒体の重送の発生と重送検出値が検出された場合、重送検出値が設定値以下であれば適正な作像条件に変更して印刷動作を継続する。よって、重送が発生しても印刷動作が完全に停止することなく、かつ画像異常の発生を防ぐことにより、重送による定着不良を防止し、再プリントのための資源や操作負担を低減することができる。
【0010】
また、記録媒体の重送の発生が検出され、重送検出値が設定値を超過していれば作像動作を中断し、重送が発生した記録媒体が排紙されてから、自動的に作像動作を再開する。よって、重送が発生しても印刷動作が完全に停止することなく操作性に優れている。
【0011】
更に、重送検出値は、記録媒体の厚さ又は記録媒体の搬送路方向の長さである。
【0012】
また、作像条件は定着部の定着温度であり、重送が発生しかつ重送検出値が設定値以下であれば定着部の定着温度を変更して、印刷動作が完全に停止することなく、かつ定着不良の発生を防ぐことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の画像形成装置の制御方法では、記録媒体の重送の発生と重送検出値が検出された場合、重送検出値が設定値以下であれば適正な作像条件に変更して印刷動作を継続する。
【0014】
【実施例】
図1は本発明の画像形成装置の制御方法を適用するデジタル複合機の構成図である。同図に示すように、デジタル複合機1は複写機本体2と原稿自動送り装置(以下、ADFという)3と自動仕分け装置4とを有する。複写機本体2は原稿読取ユニット5と書込ユニット6とエンジン部7と給紙ユニット8を有する。原稿読取ユニット5は光源と複数のミラーを有するキャリッジ9とレンズ10とCCD11及びバッファ12を有し、ADF3で送られた原稿を走査して読み取る。書込ユニット6はレーザ光源やポリゴンミラー等を有し、画像情報を含むレーザビーム13をエンジン部7に出射する。エンジン部7は、画像形成ユニット14と1次転写ユニット15と2次転写ユニット16及び定着ユニット17を有する。画像形成ユニット14は、感光体18の周囲に配置された帯電チャージャ19と書込ユニット5からのレーザビーム13の照射部とシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)からなるカラー現像部20及びドラムクリーニング部21を有し、帯電チャージャ19で帯電した感光体18上にレーザビーム13で静電潜像を形成し、形成した静電潜像をカラー現像部20で可視化してトナー像を形成する。1次転写ユニット15は中間転写ベルト22と1次転写部23とテンションローラ24と2次転写ローラ25とクリーニング部26及び基準位置センサ27を有し、感光体18に形成されたトナー像を中間転写ベルト22に1次転写する。中間転写ベルト22は、このデジタル複写機1における最大転写紙サイズであるA3よりも大きく形成されており、使用する転写紙がA4サイズ以下の場合には、2面分のトナー像を保持することができる。この中間転写ベルト22は感光体18上のトナー像を1次転写するとき以外は図示しない接離機構によって感光体18表面から離れ、中間転写ベルト22に画像を1次転写するときだけ感光体18表面に圧接される。2次転写ユニット16は中間転写ベルト22に転写されたトナー像を転写紙に2次転写する。定着ユニット17は転写紙に転写されたトナー像を熱と圧力で定着する。給紙ユニット8は複数の給紙カセット28a〜28cと手差トレイ29を有し、転写紙を2次転写ユニット16に送る。給紙ユニット6から給紙された転写紙が1枚づつ分離されたか否か、つまり重送されているか否かを検出するための重送検出センサ31がレジストローラ手前の搬送路近傍に設けられ、転写紙の先頭と最後尾の通過を検出し、検出した各時間から正常な転写紙通過時間と比較して、あるいは時間を転写紙の搬送路方向の長さに換算した上で転写紙1枚の搬送路方向の長さと比較して、重送が発生しているか否かを検出している。また、このような重送検出方法の他、搬送ローラ通過によって、あるいは光透過率測定によって転写紙の厚みを測定し、1枚の転写紙の厚みより大きいならば重送が発生したと検出する方法がある。
【0015】
ADF3は読み取る原稿を原稿読取ユニット5に送り、原稿読取ユニット5で読み取った原稿を回収する。自動仕分け装置4は複数段の仕分けビン30a〜30nを有し、画像が形成された転写紙を仕分けして排出する。
【0016】
このデジタル複合機1では原稿読取ユニット5で読み取った原稿の画像形成サイクルが始まると、形成する画像が1色の場合は、読み取った原稿の画像データにより感光体18にトナー像を形成し、形成されたトナー像を中間転写ベルト22に1次転写する。2次転写ユニット16は中間転写ベルト22に転写されたトナー像の先端に合わせて給紙された転写紙にトナー像を2次転写する。トナー像を転写した転写紙は定着ユニット17に送られ加熱,加圧して定着される。トナー像が定着された転写紙は自動仕分け装置4に排出される。また、中間転写ベルト22に残留しているトナーはクリーニング部26で回収する。
【0017】
形成する画像が2色以上の場合は、中間転写ベルト22に設けた基準マークを基準位置センサ27で検出したことを基準にして原稿読取ユニッ5で原稿を読み取り、読み取った画像データを画像メモリに格納し、この画像データにより感光体18に第1色目のトナー像を形成し、感光体18に形成したトナー像を中間転写ベルト22に1次転写する。引き続いて画像メモリに格納された画像データにより感光体18に第2色目のトナー像を形成し、感光体18に形成したトナー像を中間転写ベルト22に1次転写する。この感光体18に対する画像形成と中間転写ベルト22に対する1次転写を各色毎に繰り返す。すなわち、2色の画像を形成する場合には中間転写ベルト22を2回転し、フルカラーの画像を形成する場合には中間転写ベルト22を4回転して、各回転毎に感光体18に形成されたトナー像を中間転写ベルト22に1次転写して各色の画像を位置ずれなしに重ね合わせる。所定の色のトナー像を中間転写ベルト22に転写したら、中間転写ベルト22に転写されたトナー像の先端に合わせて給紙された転写紙にトナー像を2次転写し、定着ユニット17で加熱,加圧して定着する。定着を終了した転写紙が自動仕分け装置4に排紙されたことを排紙検出センサ32によって検出される。なお、図1のデジタル複合機1をホスト装置(図示せず)に接続し、デジタル複合機1は当該ホスト装置から送られた画像データで印刷動作を行うこともでき、かつ図示していないFAX機能による受信画像データの印刷動作も行うことができる。
【0018】
図2は図1のデジタル複合機である画像形成装置の構成を示すブロック図である。同図に示す画像形成装置は、液晶表示LED214及び各種キー入力部215の制御を行う操作コントローラ200、給紙、搬送、定着、プロセス制御等を行うメインコントローラ201、画像制御/スキャナ読取制御を行う画像処理コントローラ202、ADF制御を行うADFコントローラ203、ソーターの制御を行うソーターコントローラ204、給紙ユニットの制御を行う給紙トレイコントローラ205、重送の発生や、上述したような転写紙の厚みや長さの測定による重送検知方法によって当該測定値である転写紙の厚さや長さに相当する重送検知値を検出する重送検知部206、FAXの送受信管理、ファイル管理を行うFAXコントローラ207、ファイルの保存を行うメモリ装置208、G3のプロトコル制御を行うG3コントローラ209、プリントデータの処理を行うプリンタコントローラ210、システムの状態を変更する主電源スイッチ211、メインコントローラ201及び周辺装置に電源供給する電源装置212、装置全体へのAC電源供給の切り替えを行うACスイッチ213を含んで構成されている。
【0019】
次に、このような構成を有する画像形成装置の一連の制御動作について説明すると、先ずFAX受信/印刷時は、回線から送られてきたデータがG3コントローラ209を介してFAXコントローラ207に送られる。FAXコントローラ207に蓄積されたデータは、メインコントローラ201に転送されて画像処理を施された後、書き込み制御されて印刷が行われる。主電源スイッチ211がオフの時は、FAX待機モード状態であり、FAX待機に必要でない部分への電力供給の一部をカットし、消費電力を低減している。印刷時に図示していない給紙部の分離不良により重送が発生すると、転写紙である記録媒体が通常の1枚あたりの厚さよりも厚くなる。また、重送した記録媒体が完全に重ならず、ずれが生じると搬送方向の長さがずれた分だけ長くなってしまう。このため、搬送途中でジャムが発生したり、定着不良などの画像不良が起こってしまう。
【0020】
そこで、本発明の画像形成装置の制御方法では、詳細に後述するように、図2の重送検知部206で、上述した重送検知方法に伴う、転写紙の厚さや搬送路方向の長さに基づいて重送が検知され、そして測定した転写紙の厚さや搬送路方向の長さに相当する重送検出値が設定値以下で搬送上問題ないと判断した場合は、定着の設定温度を上げることにより定着不良を防止する。重送検出値が設定値以上で搬送上問題が発生すると判断された場合は動作を停止し、エラーの表示や通知を行う。なお、動作停止の際に重送発生以前に給紙された記録媒体については実行中の動作を継続し、排紙処理後に停止しても良い。また、重送の検出が図示していないレジスト部より手前で、かつ書き込みのタイミングも変更可能な場合はウェイトを挿入し、図示していない定着部の温度変更に合わせて作像を行うことによりより最適な画像を得ることができる。
【0021】
図3は本発明の一実施例に係る画像形成装置の制御方法における重送発生時の制御動作を示すフローチャートである。
先ず、記録媒体の搬送中に、図2の重送検出部206によって重送の発生が検出されると(ステップS101;YES)、重送検出部206の重送検出方法に伴う転写紙の厚さや搬送路方向の長さに相当する重送検出値Tが設定値T0より以上であるか否かを判断する(ステップS102)。重送検出値Tが設定値T0以下で搬送可能と判断された場合は(ステップ102;NO)、作像動作を継続する(ステップS103,S104)。その際、重送の検出方法が厚さや光の透過を利用したもので記録媒体の重なりが検出できる場合は検出した厚さにより定着温度を変更し(ステップS103)、重送による定着不良の発生を防ぐことができる。一方、ステップS102で検出された重送検出値Tが設定値T0以上で搬送中にジャムが発生する確率が高い場合は(ステップS102;YES)、重送発生以降の給紙搬送動作及び重送が発生した記録媒体の作像動作を一旦中断し(ステップS105)、重送が発生した記録媒体によるジャムが検知されるか否かを監視する(ステップS106)。そして、ジャムが検知されず(ステップS106;NO)、かつ重送が発生した記録媒体が装置外に排出されたのを確認した場合(ステップS107;YES)自動的に中断中の印刷ジョブを再開する(ステップS108)。なお、コピーモード中に上記の処理が発生した場合は操作パネル上に重送処理中であることを表示して操作者にわかりやすくし、排出された白紙の処理等がスムーズになり操作負荷を軽減することができる。また、複数の排出部を持つ装置の場合、重送で排出される白紙の記録媒体は別の排紙部に出力することにより操作者の後処理を軽減することができる。
【0022】
図4は本実施例に係る画像形成装置の制御方法における重送発生時の別の制御動作を示すフローチャートである。
先ず、記録媒体の搬送中に重送の発生を検知すると(ステップS201;YES)、重送検出部206の重送検出方法に伴う転写紙の厚さや搬送路方向の長さに相当する重送検出値Tが設定値T0より以上であるか否かを判断する(ステップS202)。重送検出値Tが設定値T0以上で搬送可能と判断された場合は(ステップS202;YES)、検出された厚さにより定着温度や転写条件などの作像条件を変更して(ステップS203)印刷ジョブを継続する(ステップS204)。よって、重送による定着不良や転写不良の発生を防ぐことができ最適な画像で出力することができ、再出力を防ぐことができる。また、重送時に記録媒体同士にずれが発生していて、同一の記録媒体で厚さが変化し、作像中に条件を変更する場合は作像条件の変更率を通常よりも低減し緩やかに変化させることにより変化点での画像の乱れを低減することもできる。
【0023】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変形や置換可能であることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、重送が発生しても印刷動作が完全に停止することなく、かつ画像異常の発生を防ぐことにより、重送による定着不良を防止し、再プリントのための資源や操作負担を低減することができる。また、重送が発生した際に重送した記録媒体が搬送途中で詰まってしまい搬送不良(以下ジャム)となる可能性が高くなるが、重送が発生しジャムが発生する可能性が高いときは重送発生以後の動作を一旦中断することによりジャム発生した場合のジャム処理作業を低減できる。更に、重送が発生した場合でも記録媒体の厚さや搬送路方向の長さを検出することにより、最適条件で作像動作を行うことができ画像不良や定着不良による再プリントなどの発生を防ぐことができ、再プリントのための資源や操作負担を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の制御方法を適用するデジタル複合機の構成図である。
【図2】図1のデジタル複合機である画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例に係る画像形成装置の制御方法における重送発生時の制御動作を示すフローチャートである。
【図4】本実施例に係る画像形成装置の制御方法における重送発生時の別の制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
31;重送検出センサ、32;排紙検出センサ、200;操作コントローラ、
201;メインコントローラ、202;画像処理コントローラ、
203;ADFコントローラ、204;ソーターコントローラ、
205;給紙トレイコントローラ、206;重送検知部、
207;FAXコントローラ、208;メモリ装置、
209;G3コントローラ、210;プリンタコントローラ、
211;主電源スイッチ、212;電源装置、213;ACスイッチ。
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置及びその制御方法に関し、詳細には重送検知機構を有する複写機やプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平05−26659号公報
【特許文献2】特開平05−294209号公報
【特許文献3】特開2001−2261号公報
プリンタや複写機などの画像形成装置では、重ねられた一定形状の記録媒体を自動給紙装置により1枚ずつ分離して作像部に搬送し、作像作業後に装置外に排出している。一方で、記録媒体の分離性能には限界があるため、記録媒体の多数枚送り(以下重送と称す)が時折発生してしまう。この重送が発生すると、プリンタ画像不良や紙詰まりとなってしまうことが多い。こられを回避するために重送の検出を行っている装置がある。この重送の検出方法としては搬送中の記録媒体の長さを検出する方法、あるいは上記特許文献1に開示されているような光の透過率で検出する方法がある。また、上記特許文献2には、記録媒体の厚さで検出する方法もある。更に、重送が発生しても2枚程度であれば作像に支障がない場合もあるので、上記特許文献3では重送の状態を判断して作像動作を継続する方法も提案されている。一方、静電方式の画像形成装置では、記録媒体の用紙の厚さにより定着温度や転写条件を変更する場合が多く、給紙装置にトレイ毎に記録媒体の種類を入力するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献3では重送の有無に関わらず同一条件で作像動作を行っているため重送が発生した場合でも定着不良が発生する可能性が高い。また、閾値を定着不良が発生しない値まで下げた場合、印刷動作が完全に停止する可能性が高くなってしまい操作性が悪くなる。
【0004】
本発明はこれらの問題点を解決しようとするものであり、重送が発生しても印刷動作が完全に停止することなく操作性に優れ、かつ定着不良の発生を防ぐことができる、画像形成装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するために、本発明の画像形成装置は、画像データに基づいて画像をトナー像担持体に書き込み、該トナー像担持体に可視トナー像を作像し、当該可視トナー像を記録媒体を1枚づつ分離して給紙・搬送する給紙手段によって給紙、搬送された記録媒体に転写し、該記録媒体上に転写された画像を定着部によって定着して画像を形成する。更に、本発明の画像形成装置は、重送検出手段と、判別手段と、作像条件設定手段と、制御手段とを有している。重送検出手段は、記録媒体の重送発生と重送検出値を検出する。判別手段は、重送検出値が設定値以下であるか否かを判別する。また、作像条件設定手段は、判別手段による判別結果、重送検出値が設定値以下であった場合作像条件の設定を変更する。更に、制御手段は、印刷動作を継続するか否かを判定して印刷動作を制御する。そして、重送検出手段によって記録媒体の重送の発生が検出され、判定手段によって重送検出値が設定値以下であれば、作像条件設定手段によって適正な作像条件に変更して、制御手段によって印刷動作を継続するように制御する。よって、重送が発生しても印刷動作が完全に停止することなく操作性に優れ、かつ定着不良の発生を防ぐことができる。
【0006】
また、記録媒体が排紙されたことを検出する排紙検出手段を設ける。そして、重送検出手段によって記録媒体の重送の発生が検出され、判定手段によって重送検出値が設定値を超過していれば作像動作を中断する。その後排紙検出手段によって重送が発生した記録媒体が排紙されたことを検出したならば、制御手段によって自動的に作像動作を再開するように制御される。よって、重送が発生しても印刷動作が完全に停止することなく操作性に優れている。
【0007】
更に、重送検出手段は記録媒体の厚さの測定により重送発生の検出と厚さに相当する重送検出値の検出を行うものや、あるいは記録媒体の搬送路方向の長さの測定により重送発生の検出と長さに相当する重送検出値の検出を行うものが好ましい。
【0008】
また、作像条件は定着部の定着温度であり、重送が発生しかつ重送検出値が設定値以下であれば定着部の定着温度を変更して、印刷動作が完全に停止することなく、かつ定着不良の発生を防ぐことができる画像形成装置を提供できる。
【0009】
更に、別の発明としての画像形成装置の制御方法によれば、記録媒体の重送の発生と重送検出値が検出された場合、重送検出値が設定値以下であれば適正な作像条件に変更して印刷動作を継続する。よって、重送が発生しても印刷動作が完全に停止することなく、かつ画像異常の発生を防ぐことにより、重送による定着不良を防止し、再プリントのための資源や操作負担を低減することができる。
【0010】
また、記録媒体の重送の発生が検出され、重送検出値が設定値を超過していれば作像動作を中断し、重送が発生した記録媒体が排紙されてから、自動的に作像動作を再開する。よって、重送が発生しても印刷動作が完全に停止することなく操作性に優れている。
【0011】
更に、重送検出値は、記録媒体の厚さ又は記録媒体の搬送路方向の長さである。
【0012】
また、作像条件は定着部の定着温度であり、重送が発生しかつ重送検出値が設定値以下であれば定着部の定着温度を変更して、印刷動作が完全に停止することなく、かつ定着不良の発生を防ぐことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の画像形成装置の制御方法では、記録媒体の重送の発生と重送検出値が検出された場合、重送検出値が設定値以下であれば適正な作像条件に変更して印刷動作を継続する。
【0014】
【実施例】
図1は本発明の画像形成装置の制御方法を適用するデジタル複合機の構成図である。同図に示すように、デジタル複合機1は複写機本体2と原稿自動送り装置(以下、ADFという)3と自動仕分け装置4とを有する。複写機本体2は原稿読取ユニット5と書込ユニット6とエンジン部7と給紙ユニット8を有する。原稿読取ユニット5は光源と複数のミラーを有するキャリッジ9とレンズ10とCCD11及びバッファ12を有し、ADF3で送られた原稿を走査して読み取る。書込ユニット6はレーザ光源やポリゴンミラー等を有し、画像情報を含むレーザビーム13をエンジン部7に出射する。エンジン部7は、画像形成ユニット14と1次転写ユニット15と2次転写ユニット16及び定着ユニット17を有する。画像形成ユニット14は、感光体18の周囲に配置された帯電チャージャ19と書込ユニット5からのレーザビーム13の照射部とシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)からなるカラー現像部20及びドラムクリーニング部21を有し、帯電チャージャ19で帯電した感光体18上にレーザビーム13で静電潜像を形成し、形成した静電潜像をカラー現像部20で可視化してトナー像を形成する。1次転写ユニット15は中間転写ベルト22と1次転写部23とテンションローラ24と2次転写ローラ25とクリーニング部26及び基準位置センサ27を有し、感光体18に形成されたトナー像を中間転写ベルト22に1次転写する。中間転写ベルト22は、このデジタル複写機1における最大転写紙サイズであるA3よりも大きく形成されており、使用する転写紙がA4サイズ以下の場合には、2面分のトナー像を保持することができる。この中間転写ベルト22は感光体18上のトナー像を1次転写するとき以外は図示しない接離機構によって感光体18表面から離れ、中間転写ベルト22に画像を1次転写するときだけ感光体18表面に圧接される。2次転写ユニット16は中間転写ベルト22に転写されたトナー像を転写紙に2次転写する。定着ユニット17は転写紙に転写されたトナー像を熱と圧力で定着する。給紙ユニット8は複数の給紙カセット28a〜28cと手差トレイ29を有し、転写紙を2次転写ユニット16に送る。給紙ユニット6から給紙された転写紙が1枚づつ分離されたか否か、つまり重送されているか否かを検出するための重送検出センサ31がレジストローラ手前の搬送路近傍に設けられ、転写紙の先頭と最後尾の通過を検出し、検出した各時間から正常な転写紙通過時間と比較して、あるいは時間を転写紙の搬送路方向の長さに換算した上で転写紙1枚の搬送路方向の長さと比較して、重送が発生しているか否かを検出している。また、このような重送検出方法の他、搬送ローラ通過によって、あるいは光透過率測定によって転写紙の厚みを測定し、1枚の転写紙の厚みより大きいならば重送が発生したと検出する方法がある。
【0015】
ADF3は読み取る原稿を原稿読取ユニット5に送り、原稿読取ユニット5で読み取った原稿を回収する。自動仕分け装置4は複数段の仕分けビン30a〜30nを有し、画像が形成された転写紙を仕分けして排出する。
【0016】
このデジタル複合機1では原稿読取ユニット5で読み取った原稿の画像形成サイクルが始まると、形成する画像が1色の場合は、読み取った原稿の画像データにより感光体18にトナー像を形成し、形成されたトナー像を中間転写ベルト22に1次転写する。2次転写ユニット16は中間転写ベルト22に転写されたトナー像の先端に合わせて給紙された転写紙にトナー像を2次転写する。トナー像を転写した転写紙は定着ユニット17に送られ加熱,加圧して定着される。トナー像が定着された転写紙は自動仕分け装置4に排出される。また、中間転写ベルト22に残留しているトナーはクリーニング部26で回収する。
【0017】
形成する画像が2色以上の場合は、中間転写ベルト22に設けた基準マークを基準位置センサ27で検出したことを基準にして原稿読取ユニッ5で原稿を読み取り、読み取った画像データを画像メモリに格納し、この画像データにより感光体18に第1色目のトナー像を形成し、感光体18に形成したトナー像を中間転写ベルト22に1次転写する。引き続いて画像メモリに格納された画像データにより感光体18に第2色目のトナー像を形成し、感光体18に形成したトナー像を中間転写ベルト22に1次転写する。この感光体18に対する画像形成と中間転写ベルト22に対する1次転写を各色毎に繰り返す。すなわち、2色の画像を形成する場合には中間転写ベルト22を2回転し、フルカラーの画像を形成する場合には中間転写ベルト22を4回転して、各回転毎に感光体18に形成されたトナー像を中間転写ベルト22に1次転写して各色の画像を位置ずれなしに重ね合わせる。所定の色のトナー像を中間転写ベルト22に転写したら、中間転写ベルト22に転写されたトナー像の先端に合わせて給紙された転写紙にトナー像を2次転写し、定着ユニット17で加熱,加圧して定着する。定着を終了した転写紙が自動仕分け装置4に排紙されたことを排紙検出センサ32によって検出される。なお、図1のデジタル複合機1をホスト装置(図示せず)に接続し、デジタル複合機1は当該ホスト装置から送られた画像データで印刷動作を行うこともでき、かつ図示していないFAX機能による受信画像データの印刷動作も行うことができる。
【0018】
図2は図1のデジタル複合機である画像形成装置の構成を示すブロック図である。同図に示す画像形成装置は、液晶表示LED214及び各種キー入力部215の制御を行う操作コントローラ200、給紙、搬送、定着、プロセス制御等を行うメインコントローラ201、画像制御/スキャナ読取制御を行う画像処理コントローラ202、ADF制御を行うADFコントローラ203、ソーターの制御を行うソーターコントローラ204、給紙ユニットの制御を行う給紙トレイコントローラ205、重送の発生や、上述したような転写紙の厚みや長さの測定による重送検知方法によって当該測定値である転写紙の厚さや長さに相当する重送検知値を検出する重送検知部206、FAXの送受信管理、ファイル管理を行うFAXコントローラ207、ファイルの保存を行うメモリ装置208、G3のプロトコル制御を行うG3コントローラ209、プリントデータの処理を行うプリンタコントローラ210、システムの状態を変更する主電源スイッチ211、メインコントローラ201及び周辺装置に電源供給する電源装置212、装置全体へのAC電源供給の切り替えを行うACスイッチ213を含んで構成されている。
【0019】
次に、このような構成を有する画像形成装置の一連の制御動作について説明すると、先ずFAX受信/印刷時は、回線から送られてきたデータがG3コントローラ209を介してFAXコントローラ207に送られる。FAXコントローラ207に蓄積されたデータは、メインコントローラ201に転送されて画像処理を施された後、書き込み制御されて印刷が行われる。主電源スイッチ211がオフの時は、FAX待機モード状態であり、FAX待機に必要でない部分への電力供給の一部をカットし、消費電力を低減している。印刷時に図示していない給紙部の分離不良により重送が発生すると、転写紙である記録媒体が通常の1枚あたりの厚さよりも厚くなる。また、重送した記録媒体が完全に重ならず、ずれが生じると搬送方向の長さがずれた分だけ長くなってしまう。このため、搬送途中でジャムが発生したり、定着不良などの画像不良が起こってしまう。
【0020】
そこで、本発明の画像形成装置の制御方法では、詳細に後述するように、図2の重送検知部206で、上述した重送検知方法に伴う、転写紙の厚さや搬送路方向の長さに基づいて重送が検知され、そして測定した転写紙の厚さや搬送路方向の長さに相当する重送検出値が設定値以下で搬送上問題ないと判断した場合は、定着の設定温度を上げることにより定着不良を防止する。重送検出値が設定値以上で搬送上問題が発生すると判断された場合は動作を停止し、エラーの表示や通知を行う。なお、動作停止の際に重送発生以前に給紙された記録媒体については実行中の動作を継続し、排紙処理後に停止しても良い。また、重送の検出が図示していないレジスト部より手前で、かつ書き込みのタイミングも変更可能な場合はウェイトを挿入し、図示していない定着部の温度変更に合わせて作像を行うことによりより最適な画像を得ることができる。
【0021】
図3は本発明の一実施例に係る画像形成装置の制御方法における重送発生時の制御動作を示すフローチャートである。
先ず、記録媒体の搬送中に、図2の重送検出部206によって重送の発生が検出されると(ステップS101;YES)、重送検出部206の重送検出方法に伴う転写紙の厚さや搬送路方向の長さに相当する重送検出値Tが設定値T0より以上であるか否かを判断する(ステップS102)。重送検出値Tが設定値T0以下で搬送可能と判断された場合は(ステップ102;NO)、作像動作を継続する(ステップS103,S104)。その際、重送の検出方法が厚さや光の透過を利用したもので記録媒体の重なりが検出できる場合は検出した厚さにより定着温度を変更し(ステップS103)、重送による定着不良の発生を防ぐことができる。一方、ステップS102で検出された重送検出値Tが設定値T0以上で搬送中にジャムが発生する確率が高い場合は(ステップS102;YES)、重送発生以降の給紙搬送動作及び重送が発生した記録媒体の作像動作を一旦中断し(ステップS105)、重送が発生した記録媒体によるジャムが検知されるか否かを監視する(ステップS106)。そして、ジャムが検知されず(ステップS106;NO)、かつ重送が発生した記録媒体が装置外に排出されたのを確認した場合(ステップS107;YES)自動的に中断中の印刷ジョブを再開する(ステップS108)。なお、コピーモード中に上記の処理が発生した場合は操作パネル上に重送処理中であることを表示して操作者にわかりやすくし、排出された白紙の処理等がスムーズになり操作負荷を軽減することができる。また、複数の排出部を持つ装置の場合、重送で排出される白紙の記録媒体は別の排紙部に出力することにより操作者の後処理を軽減することができる。
【0022】
図4は本実施例に係る画像形成装置の制御方法における重送発生時の別の制御動作を示すフローチャートである。
先ず、記録媒体の搬送中に重送の発生を検知すると(ステップS201;YES)、重送検出部206の重送検出方法に伴う転写紙の厚さや搬送路方向の長さに相当する重送検出値Tが設定値T0より以上であるか否かを判断する(ステップS202)。重送検出値Tが設定値T0以上で搬送可能と判断された場合は(ステップS202;YES)、検出された厚さにより定着温度や転写条件などの作像条件を変更して(ステップS203)印刷ジョブを継続する(ステップS204)。よって、重送による定着不良や転写不良の発生を防ぐことができ最適な画像で出力することができ、再出力を防ぐことができる。また、重送時に記録媒体同士にずれが発生していて、同一の記録媒体で厚さが変化し、作像中に条件を変更する場合は作像条件の変更率を通常よりも低減し緩やかに変化させることにより変化点での画像の乱れを低減することもできる。
【0023】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変形や置換可能であることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、重送が発生しても印刷動作が完全に停止することなく、かつ画像異常の発生を防ぐことにより、重送による定着不良を防止し、再プリントのための資源や操作負担を低減することができる。また、重送が発生した際に重送した記録媒体が搬送途中で詰まってしまい搬送不良(以下ジャム)となる可能性が高くなるが、重送が発生しジャムが発生する可能性が高いときは重送発生以後の動作を一旦中断することによりジャム発生した場合のジャム処理作業を低減できる。更に、重送が発生した場合でも記録媒体の厚さや搬送路方向の長さを検出することにより、最適条件で作像動作を行うことができ画像不良や定着不良による再プリントなどの発生を防ぐことができ、再プリントのための資源や操作負担を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の制御方法を適用するデジタル複合機の構成図である。
【図2】図1のデジタル複合機である画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例に係る画像形成装置の制御方法における重送発生時の制御動作を示すフローチャートである。
【図4】本実施例に係る画像形成装置の制御方法における重送発生時の別の制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
31;重送検出センサ、32;排紙検出センサ、200;操作コントローラ、
201;メインコントローラ、202;画像処理コントローラ、
203;ADFコントローラ、204;ソーターコントローラ、
205;給紙トレイコントローラ、206;重送検知部、
207;FAXコントローラ、208;メモリ装置、
209;G3コントローラ、210;プリンタコントローラ、
211;主電源スイッチ、212;電源装置、213;ACスイッチ。
Claims (10)
- 画像データに基づいて画像をトナー像担持体に書き込み、該トナー像担持体に可視トナー像を作像し、該可視トナー像を記録媒体を1枚づつ分離して給紙・搬送する給紙手段によって給紙、搬送された記録媒体に転写し、該記録媒体上に転写された画像を定着部によって定着して画像を形成する画像形成装置において、
記録媒体の重送発生と重送検出値を検出する重送検出手段と、
重送検出値が設定値以下であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果、前記重送検出値が設定値以下であった場合作像条件の設定を変更する作像条件設定手段と、
印刷動作を継続するか否かを判定して印刷動作を制御する制御手段とを有し、
前記重送検出手段によって記録媒体の重送の発生が検出され、判定手段によって前記重送検出値が設定値以下であれば前記作像条件設定手段によって適正な作像条件に変更して、前記制御手段によって印刷動作を継続するように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 記録媒体が排紙されたことを検出する排紙検出手段を設け、前記重送検出手段によって記録媒体の重送の発生が検出され、前記判定手段によって前記重送検出値が設定値を超過していれば作像動作を中断し、前記排紙検出手段によって重送が発生した記録媒体が排紙されたことを検出してから、前記制御手段によって自動的に作像動作を再開するように制御される請求項1記載の画像形成装置。
- 前記重送検出手段は、記録媒体の厚さの測定により重送発生の検出と前記厚さに相当する前記重送検出値の検出を行う請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記重送検出手段は、記録媒体の搬送路方向の長さの測定により重送発生の検出と前記長さに相当する前記重送検出値の検出を行う請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記作像条件は前記定着部の定着温度である請求項1記載の画像形成装置。
- 画像データに基づいて画像をトナー像担持体に書き込み、該トナー像担持体に可視トナー像を作像し、該可視トナー像を記録媒体を1枚づつ分離して給紙・搬送する給紙手段によって給紙、搬送された記録媒体に転写し、該記録媒体上に転写された画像を定着部によって定着して画像を形成する画像形成装置の制御方法において、
記録媒体の重送の発生と重送検出値が検出された場合、重送検出値が設定値以下であれば適正な作像条件に変更して印刷動作を継続することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 記録媒体の重送の発生が検出され、前記重送検出値が設定値を超過していれば作像動作を中断し、重送が発生した記録媒体が排紙されてから、自動的に作像動作を再開する請求項6記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記重送検出値は、記録媒体の厚さである請求項6又は7に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記重送検出値は、記録媒体の搬送路方向の長さである請求項6又は7に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記作像条件は前記定着部の定着温度である請求項6記載の画像形成装置の制御方法。
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