JP2019076052A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】操作レバーをコンパクトに形成して、ワイヤ等のロッドの配索作業を簡易に行うことができるコンバインを提供する。【解決手段】操作レバー(30)によって作動する操作機構に、左右方向に揺動する第1揺動部(32)と、第1揺動部(32)の上部に設けられた左右方向に延在する第2支軸(48)の軸心を中心として前後方向に揺動する操作レバー(30)を有した第2揺動部(59)と、固定部(31)に設けられた左右方向に延在する第3支軸(39)の軸心を中心として上下方向に揺動する第1プレート(55)を有した第3揺動部(75)を備え、第1揺動部(32)における左右方向に延在する延在部(40A)に、走行装置(2)を旋回操作する第1連結部材(60)の一端を取付け、第3揺動部(75)における第1プレート(55)に、刈取装置(3)を昇降操作する第2連結部材(65)の一端を取付け、第2揺動部(59)の揺動に連動して第3揺動部(75)を揺動させる連動機構(76)を設けた。【選択図】図9

Description

本発明は、操縦部に操作レバーを設けたコンバインに関するものである。
従来のコンバインにおいて、操縦部の前部に走行装置の旋回操作と刈取装置の昇降操作を行う操作レバーを設ける技術が知られている。(特許文献1,2参照)
特開2003−79222号公報 特開2017−30515号公報
しかし、特許文献1の技術では、操作レバーの下部に設けた左右方向に延在する部材の左側部に連結された2本の操作ワイヤで走行装置のクローラを制動する走行用の切換バルブを操作し、前後方向に延在する部材の前後部に連結された2本の操作ワイヤで刈取装置の昇降シリンダを駆動する刈取用の切換バルブを操作しているので、操作レバーが大型となり操縦部の前部に大きな占有スペースを確保しなければならず、操作レバーと切換バルブを連結する操作ワイヤの配索作業が煩雑になるという問題があった。
また、特許文献2の技術では、操作レバーに設けられた昇降ボタンで刈取装置の昇降を行っているので、電気配線が断線した場合には、刈取装置の昇降が行うことができなくなる問題があった。
そこで、本発明の主たる課題は、操作レバーをコンパクトに形成して、ワイヤ等のロッドの配索作業を簡易に行うことができるコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体フレーム(1)の下側に左右一対のクローラを備える走行装置(2)を設け、該機体フレーム(1)の前側に穀稈を刈取る刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方に操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の前部に、前記走行装置(2)の旋回操作と刈取装置(3)の昇降操作を行う操作レバー(30)を設けたコンバインにおいて、
前記操作レバー(30)によって作動する操作機構に、前記操縦部(5)のフレーム(26)側に固定される固定部(31)と、該固定部(31)の上部に設けられた前後方向に延在する第1支軸(36,43)の軸心を中心として左右方向に揺動する第1揺動部(32)と、該第1揺動部(32)の上部に設けられた左右方向に延在する第2支軸(48)の軸心を中心として前後方向に揺動する操作レバー(30)を有した第2揺動部(59)と、前記固定部(31)に設けられた左右方向に延在する第3支軸(39)の軸心を中心として上下方向に揺動する第1プレート(55)を有した第3揺動部(75)を備え、 前記第1揺動部(32)における左右方向に延在する延在部(40A)に、前記走行装置(2)を旋回操作する第1連結部材(60)の一端を取付け、前記第3揺動部(75)における第1プレート(55)に、前記刈取装置(3)を昇降操作する第2連結部材(65)の一端を取付け、前記第2揺動部(59)の揺動に連動して前記第3揺動部(75)を揺動させる連動機構(76)を設けたことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記第2揺動部(59)に、前記操作レバー(30)と一体的に揺動する第2プレート(52)を設け、前記第3揺動部(75)に、前記第3支軸(39)の軸心を中心として前記第1プレート(55)と一体的に揺動する係合部材(54)を備え、前記第2プレート(52)の下部に形成された上下方向の長穴(52A)に前記係合部材(54)の上端部を入り込ませて前記連動機構(76)を構成し、前記固定部(31)の内部に、後部が開放された前溝(37A)を有する前ガイド部材(37)と前部が開放された後溝(38A)を有する後ガイド部材(38)を前後に対向させて設け、前記操作レバー(30)の操作によって第2揺動部(59)を前方に揺動させた状態では、前記第2プレート(52)の後部が後溝(38A)に入り込み、前記操作レバー(30)の操作によって第2揺動部(59)を後方に揺動させた状態では、前記第2プレート(52)の前部が前溝(37A)に入り込み、前記操作レバー(30)による第1揺動部(32)の左右揺動が規制される構成とした請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、平面視において、前記前溝(37A)を後部が開放されたV字形状に形成し、前記後溝(38A)を前部が開放されたV字形状に形成した請求項2記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、操作レバー(30)によって作動する操作機構に、操縦部(5)のフレーム(26)側に固定される固定部(31)と、固定部(31)の上部に設けられた前後方向に延在する第1支軸(36,43)の軸心を中心として左右方向に揺動する第1揺動部(32)と、第1揺動部(32)の上部に設けられた左右方向に延在する第2支軸(48)の軸心を中心として前後方向に揺動する操作レバー(30)を有した第2揺動部(59)と、固定部(31)に設けられた左右方向に延在する第3支軸(39)の軸心を中心として上下方向に揺動する第1プレート(55)を有した第3揺動部(75)を備え、第1揺動部(32)における左右方向に延在する延在部(40A)に、走行装置(2)を旋回操作する第1連結部材(60)の一端を取付け、第3揺動部(75)における第1プレート(55)に、刈取装置(3)を昇降操作する第2連結部材(65)の一端を取付け、第2揺動部(59)の揺動に連動して第3揺動部(75)を揺動させる連動機構(76)を設けたので、操作レバー(30)をコンパクトに形成でき、第1連結部(60)と第2連結部(65)の配索作業を簡易に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、第2揺動部(59)に、操作レバー(30)と一体的に揺動する第2プレート(52)を設け、第3揺動部(75)に、第3支軸(39)の軸心を中心として第1プレート(55)と一体的に揺動する係合部材(54)を備え、第2プレート(52)の下部に形成された上下方向の長穴(52A)に係合部材(54)の上端部を入り込ませて連動機構(76)を構成し、固定部(31)の内部に、後部が開放された前溝(37A)を有する前ガイド部材(37)と前部が開放された後溝(38A)を有する後ガイド部材(38)を前後に対向させて設け、操作レバー(30)の操作によって第2揺動部(59)を前方に揺動させた状態では、第2プレート(52)の後部が後溝(38A)に入り込み、操作レバー(30)の操作によって第2揺動部(59)を後方に揺動させた状態では、第2プレート(52)の前部が前溝(37A)に入り込み、操作レバー(30)による第1揺動部(32)の左右揺動が規制される構成としたので、第2揺動部(59)を前後方向に揺動させた場合に、第1揺動部(31)の左右方向の揺動操作を牽制することができる。これによって、刈取装置(3)の昇降操作中に走行装置(2)の旋回作動が牽制されるので、刈取装置(3)を昇降駆動する装置への送油量の減少が抑えられ、刈取装置(3)を円滑に昇降操作することができ、例えば刈取装置(3)を迅速に上昇させることで、刈取装置(3)が圃場面に突っ込んで破損するような不具合の発生を少なくすることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明による効果に加えて、平面視において、前溝(37A)を後部が開放されたV字形状に形成し、後溝(38A)を前部が開放されたV字形状に形成したので、第2揺動部(59)を前後方向に揺動させた場合に、第1揺動部(31)を左右方向の中心位置に自動的に復帰させることができる。
コンバインの正面図である。 コンバインの平面図である。 コンバインの左側面図である。 操縦部の正面図であるである。 操縦部の左側面図である。 操縦部の右側面図である。 操作レバーの正面図である。 操作レバーの左側面図である。 操作レバーの斜視図である。 操作レバーの固定部と揺動部の斜視図である。 油圧回路図である。
本発明について図面を参照しながら説明する。なお、操縦者から見て、前方を前側、後方を後側、右手側を右側、左手側を左側として便宜的に方向を示して説明する。
図1〜3に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を刈取る刈取装置3が設けられ、刈取装置3の後側左部に刈取られた穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取装置3の後側右部に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側にはエンジンを搭載するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側には脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ(図示省略)が設けられている。
操縦部5の操作席11の前側には、速度表示盤等が配置されたフロントパネル12が設けられ、操作堰11の左側には、走行速度の増減を行う主変速レバー等が配置されたサイドパネル13が設けられている。また、フロントパネル12の右部には、走行装置2のブレーキを操作して機体の旋回操作と刈取装置3の昇降操作を行う操作レバー30が設けられている。
図4〜6に示すように、操縦部5の枠組みを形成する操縦部フレーム20は、上下方向に延在する縦フレーム21と、左右方向に所定の間隔を隔てて配置された縦フレーム21を連結する左右方向に延在する横フレーム22と、前後方向に所定の間隔を隔てて配置された縦フレーム21を連結する前後方向に延在する前後フレーム23から形成されている。
縦フレーム21は、前側右部に配置された縦フレーム21Aと、前側左部に配置された縦フレーム21Bと、後側右部に配置された縦フレーム21Cと、後側左部に配置された縦フレーム21Dから形成されている。
横フレーム22は、縦フレーム21Aの上部と縦フレーム21Bの上部を連結する横フレーム22Aと、縦フレーム21Aの下部と縦フレーム21Bの下部を連結する横フレーム22Bと、縦フレーム21Cの上部と縦フレーム21Dの上部を連結する横フレーム22Cから形成されている。また、横フレーム22Cの左部は、縦フレーム21Dを超えて左側に延在している。
前後フレーム23は、縦フレーム21Bの上部と横フレーム22Cの左端部を連結し、前後フレーム23の後部は、横フレーム22Cの左端部を超えて後側に延在している。
操縦部フレーム20の下部には、操縦者が乗降するステップ板を載置する板金を折曲げ形成した板フレーム25が設けられている。板フレーム25は、縦フレーム21Aの下部と縦フレーム21Bの下部の前側に配置された横板フレーム25Aと、横板フレーム25Aにおける右側後部に配置された前後板フレーム25Bと、横板フレーム25Aにおける左側後部に配置された前後板フレーム25Cから形成されている。
前後板フレーム25Bは、縦フレーム21Aの下部と縦フレーム21Cの下部に連結され、前後板フレーム25Cは、正面視において、横フレーム22Bにおける縦フレーム21B側に偏移した部位と縦フレーム21の下部に連結され、横板フレーム25Cは、前後板フレーム25Bの前部と前後板フレーム25Cの前部に連結されている。
縦フレーム21Aの上部と前後板フレーム25Bの前部は、補強フレーム26で連結されている。また、補強フレーム26の上部には、操作レバー30を取付ける支持プレート27が設けられている。
図7,8に示すように、操作レバー30によって作動される操作機構は、支持プレート27の内側面である左面にウエルドナット28を介してボルト等の締結手段で固定される固定部31と、固定部31の上部に設けられた支軸(請求項における「第1支軸」)36とピン(請求項における「第1支軸」)43を中心として左右方向に揺動する第1揺動部32と、第1揺動部32の上部に設けられた支軸(請求項における「第2支軸」)48を中心として前後方向に揺動する操作レバー30の下部が固定された第2揺動部59と、固定部51の外壁に設けられた支軸(請求項における「第3支軸」)39を中心として上下方向に揺動する第1プレート55の前部が固定された第3揺動部75から形成されている。
図9,10に示すように、固定部31は、横断面視において、略コ字形状に形成された固定フレーム34と、固定フレーム34の前壁の上部に形成された開口部35と、固定フレーム34の後壁の上部に設けられた後側に向かって延在する支軸36と、固定フレーム34の前壁の後面における開口部35の下側に設けられた左右方向の揺動を規制する前ガイド部材37と、固定フレーム34の後壁の前面における支軸36の下側に設けられた左右方向の揺動を規制する後ガイド部材38と、固定フレーム34の外壁である右壁における前ガイド部材37と後ガイド部材38の下側の前後方向の中央部に設けられた左側に向かって延在する支軸39を備えて形成されている。また、正面視において、開口部35の中心線は、支軸36の軸芯に一致して設けられている。
縦断面視において、前ガイド部材37は、逆L字形状に形成され、後側に向かって延在する延在部には、第1揺動部32の第2プレート52の前部が入り込む前溝37Aが形成されている。また、縦断面視において、後ガイド部材38は、逆L字形状に形成され、前側に向かって延在する延在部には、第1揺動部32の第2プレート52の後部が入り込む後溝38Aが形成されている。側面視において、前ガイド部材37の延在部は、後ガイド部材38の延在部と同一高さに設けられ、平面視において、前ガイド部材37の前溝37Aと後ガイド部材38の後溝38Aは、前後方向に延在する同一直線上に設けられている。
第1揺動部32は、縦断面視において、前壁40と、上壁41と、後壁42が略逆U字形状に折曲げられて形成されている。前壁40における左右方向の右側に偏移した部位には、固定部31の開口部35に挿通される前後方向に延在するピン43が設けられ、前壁40における左右方向の左部には、ワイヤ、ロッド等の連結部材60の一端を取付ける前後方向に延在するピン44が設けられている。これにより、連結部材60を前壁40の左部にのみ設けているので、第1揺動部32をコンパクトに設計でき、第1揺動部32の占有するスペースを小さくすることができる。なお、連結部材60の他端は、リリーフバルブ61に取付けられており、連結部材60の一端部は、材料を削出し形成、又は、樹脂成型されている。
上壁41における前後方向の中間部の両側部には、上側に延在する左壁46と右壁47が設けられ、左壁46と右壁47は、左右方向に延在する支軸48で連結されている。
後壁42の上下方向と幅方向の略中間部には、固定部31の支軸36を挿通させる開口部49が形成されている。また、正面視において、ピン43の軸心は、開口部49の中心線に一致して設けられている。これにより、第1揺動部32を、固定部31の開口部35と支軸36を中心として左右方向にスムーズに揺動させて、連結部材60を介してリリーフバルブ61と切換バルブ62をスムーズに作動させることができる。
ピン43の前部は、前壁40よりも前側に延在して形成されている。前壁40におけるピン43の下側に位置する部位には、前側に延在する延在部40Aが形成され、固定フレーム34の前壁における延在部40Aの下側に位置する部位には、前側に延在する丸棒33が設けられている。ピン43の前部にはスプリング等の付勢手段45が装着され、付勢手段45の下部の一端は、延在部40Aに係合し、付勢手段45の下部の他端は、丸棒33に係合している。これにより、操作レバー30が操作されていない場合には、第1揺動部32を中立姿勢に維持することができる。
本明細書では、第1揺動部32が固定部31の開口部35と支軸36を中心として左側に揺動した姿勢を左側姿勢といい、第1揺動部32が固定部31の開口部35と支軸36を中心として右側に揺動した姿勢を右側姿勢という。第1揺動部32が中立姿勢から左側姿勢に揺動した場合は、ピン44は下側に移動して連結部材60も下側に移動してリリーフバルブ61のスプリング等の付勢手段61Aの押力が減少して切換バルブ62が左側に移動して走行装置2の左クローラに設けられたブレーキが作動して左旋回状態になる。一方、第1揺動部32が中立姿勢から右側姿勢に揺動した場合は、ピン44は上側に移動して連結部材60も上側に移動してリリーフバルブ61の付勢手段61Aの押力が増加して切換バルブ62が右側に移動して走行装置2の右クローラに設けられたブレーキが作動して右旋回状態になる。
第1揺動部32の支軸48には、支軸48を中心として前後方向に揺動可能な上ボス部50が外嵌されている。上ボス部50の外周部の上部には、上側に延在して上部にハンドル部が設けられている操作レバー30の下部が固定され、操作レバー30と反対側の上ボス部50の外周部の下部には、第1揺動部32の上壁41に形成された前後方向に長径を有する長穴41Aに挿通され下側に延在する第2プレート52の上部が固定されている。また、第2プレート52の下部には、上下方向に長軸を有する長穴52Aが形成されている。
固定部31の支軸39には、支軸39を中心として前後方向に揺動可能な下ボス部53が外嵌されている。下ボス部53の外周部の上部には、第2プレート52の長穴52Aの内周部に係合する、正面視において、丸棒を横L字形状に湾曲された係合部材54の下部が固定され、下ボス部53の外周部における左側後部には、後側に延在する第1プレート55の前部が固定されている。第1プレート55の後部には、ワイヤ、ロッド等の連結部材65の一端を取付ける左右方向に延在するピン56が設けられている。なお、正面視において、連結部材65は、連結部材(請求項における「第1連結部材」)60よりも右側に偏移して取付けられている。これにより、正面視において、連結部材(請求項における「第2連結部材」)65を、連結部材65よりも後方右側に設けているので、第2揺動部59と、第2揺動部59の揺動に連係して揺動する第3揺動部75をコンパクトに設計でき、第2揺動部59と第3揺動部75の占有するスペースを小さくすることができる。なお、連結部材65の他端は、切換バルブ67に取付けられており、連結部材65の一端部は、材料を削出し形成、又は、樹脂成型されている。
本明細書では、理解を容易にするために、支軸48を中心として前後方向に揺動する上ボス部50、操作レバー30、及び第2プレート52を総称して第2揺動部59といい、支軸39を中心として前後方向に揺動する下ボス部53、係合部材54、及び第1プレート55を総称して第3揺動部75といい、また、第2プレート52、長穴52A、及び係合部材54を総称して連動機構76という。
支軸48の左部は、左壁46よりも左側に延在して形成されている。左壁46における支軸48の上側に位置する部位には、左側に延在する延在部46Aが形成され、操作パイプの左壁46における延在部46Aの上側に位置する部位には、左側に延在する丸パイプ57が設けられている。支軸48の左部にはスプリング等の付勢手段58が装着され、付勢手段58の上部の一端は、延在部46Aに係合し、付勢手段58の上部の他端は、丸パイプ57に係合している。これにより、操作レバー30が操作されていない場合には、上ボス部50を中立姿勢に維持することができる。
本明細書では、第2揺動部59が支軸48を中心として前側に揺動した姿勢を前側姿勢といい、第2揺動部59が支軸48を中心として後側に揺動した姿勢を後側姿勢という。第2揺動部59が中立姿勢から前側姿勢に揺動した場合は、第3揺動部75が支軸39を中心として時計方向に揺動して第1プレート55の後部に設けられたピン56は下側に移動して連結部材65も下側に移動して切換バルブ67が右側に移動して昇降シリンダ69のロッドがチューブ内に移動して昇降シリンダ69の長さが最短となり刈取装置3が下端に位置する下待機状態になる。一方、第2揺動部59が中立姿勢から後側姿勢に移動した場合は、第3揺動部75が支軸39を中心として反時計方向に揺動して第1プレート55の後部に設けられたピン56は上側に移動して連結部材65も上側に移動して切換バルブ67が左側に移動して昇降シリンダ69のロッドがチューブ外に移動して昇降シリンダ69の長さが最長となり刈取装置3が上端に位置する上待機状態になる。
第2揺動部59を前側姿勢に移動した場合は、第2プレート52の後部が、固定部31の後ガイド部材38の後溝38Aに入り込んで第1揺動部32の左右方向の揺動を牽制する。同様に、第2揺動部59を後側姿勢に移動した場合は、第2プレート52の前部が、固定部31の前ガイド部材37の前溝37Aに入り込んで第1揺動部32の左右方向の揺動を牽制する。これにより、刈取装置3が下待機状態又は上待機状態にある場合には、走行装置2の左旋回状態と右旋回状態を制動して刈取装置3が畦等に衝突して破損するのを防止することができる。
平面視における、固定部31の前ガイド部材37の前溝37Aの形状を、後部に開放部を有するV字形状に形成し、固定部31の後ガイド部材38の後溝38Aの形状を、前部に開放部を有するV字形状に形成するのが好ましい。これにより、第2揺動部59を中立姿勢から前側姿勢又は後側姿勢に揺動した場合に、第1揺動部32が中立姿勢に自動的に復帰することができる。
次に、油圧回路について説明する。図11に示すように、油圧回路には、左右方向に揺動する第1揺動部32に連係して走行装置2の左右のクローラを制動するリリーフバルブ61と切替バルブ62と、前後方向に揺動する第2揺動部59の第2プレート52の長穴52Aに第3揺動部75の係合部材54の先端部が係合して刈取装置3を昇降する昇降シリンダ69を駆動する切替バルブ67と、サイドパネル13に設けられた操作レバー等に連係し走行装置2の速度を増減する走行用の油圧式無段変速機70と、刈取装置3を左右方向に移動する切替バルブ71が設けられている。
切換バルブ62は、切換バルブ62の左右に設けられたリターンスプリング等の付勢手段62Aで押引されている。第1揺動部32が中立姿勢から左側姿勢に揺動した場合は、連結部材60の下端部とリリーフバルブ61の左部の間に設けられたスプリング等の付勢手段61Aの押力が減少して、切換バルブ62が左側に移動する。なお、リリーフバルブ61と切換バルブ62は操作軸63で連結されている。これにより、走行装置2の左クローラのブレーキを作動する左プッシュシリンダ64Aが作動して走行装置2が左旋回状態になる。一方、第1揺動部32が中立姿勢から右側姿勢に揺動した場合には、付勢手段61Aの押力が増加して、切換バルブ62が右側に移動する。これにより、走行装置2の右クローラのブレーキを作動する右プッシュシリンダ64Bが作動して走行装置2が右旋回状態になる。
切換バルブ67は、切換バルブ67の左右に設けられたリターンスプリング等の付勢手段67Aで押引されている。第2揺動部59が中立姿勢から前側姿勢に揺動して第3揺動部75の第1プレート55の下部が支軸39を中心として下方に揺動した場合は、切換バルブ67が右側に移動する。これにより、昇降シリンダ69のピストン側のオイルは流出し、ロッド側のオイルは流入して昇降シリンダ69のロッドがチューブ内に移動して昇降シリンダ69の長さが最短となり刈取装置3が下端に位置する下待機状態になる。一方、第2揺動部59が中立姿勢から後側姿勢に揺動して第3揺動部75の第1プレート55の下部が支軸39を中心として上方に揺動した場合は、切換バルブ67が左側に移動する。これにより、昇降シリンダ69のロッド側のオイルは流出し、ピストン側のオイルは流入して昇降シリンダ69のロッドがチューブ外に移動して昇降シリンダ69の長さが最長となり刈取装置3が上端に位置する上待機状態になる。
1 機体フレーム
2 走行装置
3 刈取装置
5 操縦部
30 操作レバー
31 固定部
32 第1揺動部
36 支軸(第1支軸)
37 前ガイド部材
37A 前溝
38 後ガイド部材
38A 後溝
39 支軸(第3支軸)
40A 延在部
43 ピン(第1支軸)
48 支軸(第2支軸)
52 第2プレート
52A 長穴
54 係合部材
55 第1プレート
59 第2揺動部
60 連結部材(第1連結部材)
65 連結部材(第2連結部材)
75 第3揺動部
76 連動機構

Claims (3)

  1. 機体フレーム(1)の下側に左右一対のクローラを備える走行装置(2)を設け、該機体フレーム(1)の前側に穀稈を刈取る刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方に操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の前部に、前記走行装置(2)の旋回操作と刈取装置(3)の昇降操作を行う操作レバー(30)を設けたコンバインにおいて、
    前記操作レバー(30)によって作動する操作機構に、前記操縦部(5)のフレーム(26)側に固定される固定部(31)と、該固定部(31)の上部に設けられた前後方向に延在する第1支軸(36,43)の軸心を中心として左右方向に揺動する第1揺動部(32)と、該第1揺動部(32)の上部に設けられた左右方向に延在する第2支軸(48)の軸心を中心として前後方向に揺動する操作レバー(30)を有した第2揺動部(59)と、前記固定部(31)に設けられた左右方向に延在する第3支軸(39)の軸心を中心として上下方向に揺動する第1プレート(55)を有した第3揺動部(75)を備え、
    前記第1揺動部(32)における左右方向に延在する延在部(40A)に、前記走行装置(2)を旋回操作する第1連結部材(60)の一端を取付け、
    前記第3揺動部(75)における第1プレート(55)に、前記刈取装置(3)を昇降操作する第2連結部材(65)の一端を取付け、
    前記第2揺動部(59)の揺動に連動して前記第3揺動部(75)を揺動させる連動機構(76)を設けたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記第2揺動部(59)に、前記操作レバー(30)と一体的に揺動する第2プレート(52)を設け、
    前記第3揺動部(75)に、前記第3支軸(39)の軸心を中心として前記第1プレート(55)と一体的に揺動する係合部材(54)を備え、
    前記第2プレート(52)の下部に形成された上下方向の長穴(52A)に前記係合部材(54)の上端部を入り込ませて前記連動機構(76)を構成し、
    前記固定部(31)の内部に、後部が開放された前溝(37A)を有する前ガイド部材(37)と前部が開放された後溝(38A)を有する後ガイド部材(38)を前後に対向させて設け、
    前記操作レバー(30)の操作によって第2揺動部(59)を前方に揺動させた状態では、前記第2プレート(52)の後部が後溝(38A)に入り込み、前記操作レバー(30)の操作によって第2揺動部(59)を後方に揺動させた状態では、前記第2プレート(52)の前部が前溝(37A)に入り込み、前記操作レバー(30)による第1揺動部(32)の左右揺動が規制される構成とした請求項1記載のコンバイン。
  3. 平面視において、前記前溝(37A)を後部が開放されたV字形状に形成し、前記後溝(38A)を前部が開放されたV字形状に形成した請求項2記載のコンバイン。
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