JP2003118624A - 草刈機の操向レバー - Google Patents
草刈機の操向レバーInfo
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- JP2003118624A JP2003118624A JP2001319938A JP2001319938A JP2003118624A JP 2003118624 A JP2003118624 A JP 2003118624A JP 2001319938 A JP2001319938 A JP 2001319938A JP 2001319938 A JP2001319938 A JP 2001319938A JP 2003118624 A JP2003118624 A JP 2003118624A
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 旋回操作が容易で、且つ操作フィーリングの
良い草刈機における操作レバーを提供することを課題と
している。 【解決手段】 左右の走行装置1を駆動する各個別の油
圧無段変速装置のトラニオン軸を操作するトラニオンア
ーム110,111と、前後及び左右揺動自在に支持さ
れた操向レバー18とを、操向レバー18の前後又は左
右揺動をトラニオンアーム110,111側に伝動して
油圧無段変速装置を操作せしめるカム機構を介設した。
良い草刈機における操作レバーを提供することを課題と
している。 【解決手段】 左右の走行装置1を駆動する各個別の油
圧無段変速装置のトラニオン軸を操作するトラニオンア
ーム110,111と、前後及び左右揺動自在に支持さ
れた操向レバー18とを、操向レバー18の前後又は左
右揺動をトラニオンアーム110,111側に伝動して
油圧無段変速装置を操作せしめるカム機構を介設した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1本の操向レバ
ーによって機体の前後進及び旋回を操作することができ
る草刈機の操向レバーに関する。
ーによって機体の前後進及び旋回を操作することができ
る草刈機の操向レバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来左右の走行装置によって機体を支持
し、各走行装置を駆動する油圧無段変速装置を別々に設
け、機体側に設けた1本の操向レバーの操作によって、
上記両油圧無段変速装置を制御して機体の前後進及び操
向を操作する草刈機が知られている。
し、各走行装置を駆動する油圧無段変速装置を別々に設
け、機体側に設けた1本の操向レバーの操作によって、
上記両油圧無段変速装置を制御して機体の前後進及び操
向を操作する草刈機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記操向レバー
は前後揺動によって機体の前後進を操作し、操向レバー
の軸心を支点軸とした左右回動によって機体の左右旋回
を操作するため、旋回操作が困難であり、且つ機体の左
右旋回時の走行感覚と操向レバーの操作感覚とがシンク
ロしないため、操作フィーリングが悪いという欠点があ
った。このため旋回操作が容易で、且つ操作フィーリン
グの良い草刈機における操向レバーが望まれていた。
は前後揺動によって機体の前後進を操作し、操向レバー
の軸心を支点軸とした左右回動によって機体の左右旋回
を操作するため、旋回操作が困難であり、且つ機体の左
右旋回時の走行感覚と操向レバーの操作感覚とがシンク
ロしないため、操作フィーリングが悪いという欠点があ
った。このため旋回操作が容易で、且つ操作フィーリン
グの良い草刈機における操向レバーが望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の草刈機の操向レバーは、左右の走行装置1に
よって機体2を支持せしめ、各走行装置1を駆動する油
圧無段変速装置を別々に設け、機体2側に上記両油圧無
段変速装置を制御して機体2の前後進及び操向を操作す
る1本の操向レバー18を設けた草刈機において、該操
向レバー18を前後及び左右揺動自在に支持せしめ、操
向レバー18と両油圧無段変速装置のトラニオン軸を操
作するトラニオンアーム110,1111との間に、操
向レバー18の前後又は左右揺動をトラニオンアーム1
10,111側に伝動して油圧無段変速装置を操作せし
めるカム機構を介設し、該カム機構が各油圧無段変速装
置用のカム148を備え、各カム148が、操向レバー
18の前後揺動時に走行装置1を前進又は後進側に駆動
する直進案内部151と、操向レバー18の左右揺動時
に走行装置1の駆動を上記直進案内部151による駆動
に比較して減速せしめる減速案内部152とを備え、操
向レバー18の前後揺動に加えた左右への揺動操作時
に、旋回内側の走行装置1に対応するカム148の減速
案内部152と、旋回外側の走行装置1に対応するカム
の直進案内部151とを作動させて機体2を旋回せしめ
ることを第1の特徴としている。
の本発明の草刈機の操向レバーは、左右の走行装置1に
よって機体2を支持せしめ、各走行装置1を駆動する油
圧無段変速装置を別々に設け、機体2側に上記両油圧無
段変速装置を制御して機体2の前後進及び操向を操作す
る1本の操向レバー18を設けた草刈機において、該操
向レバー18を前後及び左右揺動自在に支持せしめ、操
向レバー18と両油圧無段変速装置のトラニオン軸を操
作するトラニオンアーム110,1111との間に、操
向レバー18の前後又は左右揺動をトラニオンアーム1
10,111側に伝動して油圧無段変速装置を操作せし
めるカム機構を介設し、該カム機構が各油圧無段変速装
置用のカム148を備え、各カム148が、操向レバー
18の前後揺動時に走行装置1を前進又は後進側に駆動
する直進案内部151と、操向レバー18の左右揺動時
に走行装置1の駆動を上記直進案内部151による駆動
に比較して減速せしめる減速案内部152とを備え、操
向レバー18の前後揺動に加えた左右への揺動操作時
に、旋回内側の走行装置1に対応するカム148の減速
案内部152と、旋回外側の走行装置1に対応するカム
の直進案内部151とを作動させて機体2を旋回せしめ
ることを第1の特徴としている。
【0005】また各カム148が、操向レバー18の所
定角度以上の左又は右方向への揺動時に、走行装置1を
後進側に駆動する逆転案内部153を備え、操向レバー
18の所定角度以上の左右への揺動操作時に、旋回内側
の走行装置1に対応するカム148の逆転案内部153
を作動させて機体2を旋回せしめることを第2の特徴と
している。
定角度以上の左又は右方向への揺動時に、走行装置1を
後進側に駆動する逆転案内部153を備え、操向レバー
18の所定角度以上の左右への揺動操作時に、旋回内側
の走行装置1に対応するカム148の逆転案内部153
を作動させて機体2を旋回せしめることを第2の特徴と
している。
【0006】そして各カム148に、操向レバー18の
前後方向の中立位置からの所定角度以上の左右揺動時
に、走行装置1を前進側に駆動する正転案内部154を
設け、逆転案内部153を、操向レバー18の前後方向
の中立位置からの左右方向への揺動時に作動可能に構成
し、操向レバー18の前後方向の中立位置からの所定角
度以上の左右揺動時に、旋回内側の走行装置1に対応す
るカム148の逆転案内部153と、旋回外側の走行装
置1に対応するカム148の正転案内部154と作動さ
せ、左右の走行装置1を互いに逆回転、且つ同速度で駆
動して機体2を旋回せしめることを第3の特徴としてい
る。
前後方向の中立位置からの所定角度以上の左右揺動時
に、走行装置1を前進側に駆動する正転案内部154を
設け、逆転案内部153を、操向レバー18の前後方向
の中立位置からの左右方向への揺動時に作動可能に構成
し、操向レバー18の前後方向の中立位置からの所定角
度以上の左右揺動時に、旋回内側の走行装置1に対応す
るカム148の逆転案内部153と、旋回外側の走行装
置1に対応するカム148の正転案内部154と作動さ
せ、左右の走行装置1を互いに逆回転、且つ同速度で駆
動して機体2を旋回せしめることを第3の特徴としてい
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1,図2,図3は本発明の草刈
機の側面図,平面図及び後面図、図4,図5は側面透視
図及び平面透視図であり、本草刈機は、左右のクローラ
式の走行装置1に支持されて機体2が設けられ、該機体
2の前方に草刈り用の作業機(刈取装置)3が上下昇降
自在に支持され、さらに機体2の後方に操縦部4が設け
られて構成されている。
機の側面図,平面図及び後面図、図4,図5は側面透視
図及び平面透視図であり、本草刈機は、左右のクローラ
式の走行装置1に支持されて機体2が設けられ、該機体
2の前方に草刈り用の作業機(刈取装置)3が上下昇降
自在に支持され、さらに機体2の後方に操縦部4が設け
られて構成されている。
【0008】そして機体2における操縦部4の前方がエ
ンジンルーム6として形成され、該エンジンルーム6が
ボンネット7によって覆われており、該ボンネット7内
の機体2の左右方向の略中央に機体フレーム8側に取り
付けられてエンジン9が搭載されている。
ンジンルーム6として形成され、該エンジンルーム6が
ボンネット7によって覆われており、該ボンネット7内
の機体2の左右方向の略中央に機体フレーム8側に取り
付けられてエンジン9が搭載されている。
【0009】また上記エンジン9の前方にはカウンタギ
ヤケース11が機体フレーム8側に取り付けられて設け
られており、該ギヤケース11の入力軸とエンジン9の
駆動軸とがジョイント12を介して連結されて、ギヤケ
ース11にエンジン9から駆動力が入力されている。
ヤケース11が機体フレーム8側に取り付けられて設け
られており、該ギヤケース11の入力軸とエンジン9の
駆動軸とがジョイント12を介して連結されて、ギヤケ
ース11にエンジン9から駆動力が入力されている。
【0010】このときギヤケース11は中央に入力軸を
備えて左右方向に突出しており、左右両端側から駆動力
を取り出すことができるように構成されている。そして
右側に刈取装置の駆動用の油圧無段変速装置(刈取HS
T)を構成する油圧ポンプ(刈取油圧ポンプ)14が、
左側に左右の走行装置1の駆動用の左右の油圧無段変速
装置(走行HST)を構成する油圧ポンプ(走行油圧ポ
ンプ)16が取り付けられ、両油圧ポンプ14,16が
ギヤケースからの出力によって駆動されるように構成さ
れている。
備えて左右方向に突出しており、左右両端側から駆動力
を取り出すことができるように構成されている。そして
右側に刈取装置の駆動用の油圧無段変速装置(刈取HS
T)を構成する油圧ポンプ(刈取油圧ポンプ)14が、
左側に左右の走行装置1の駆動用の左右の油圧無段変速
装置(走行HST)を構成する油圧ポンプ(走行油圧ポ
ンプ)16が取り付けられ、両油圧ポンプ14,16が
ギヤケースからの出力によって駆動されるように構成さ
れている。
【0011】すなわち本草刈機は、エンジン9を駆動源
としてHSTを介して走行装置1及び刈取装置3を作動
させるように構成されており、左右の走行装置1が左右
別々の走行HSTによって駆動されるとともに、刈取装
置3が刈取HSTによって駆動される。
としてHSTを介して走行装置1及び刈取装置3を作動
させるように構成されており、左右の走行装置1が左右
別々の走行HSTによって駆動されるとともに、刈取装
置3が刈取HSTによって駆動される。
【0012】なお上記刈取HST及び左右の走行HST
は、分離配置された油圧ポンプと油圧モータとを油圧ホ
ースによってパイピングした構造となっており、刈取H
STの油圧モータ(刈取油圧モータ)20が刈取装置3
側に、左右の走行HSTの油圧モータ(走行油圧モー
タ)25が左右各走行装置1に取り付けられ、それぞれ
刈取ポンプ14又は走行ポンプ16とパイピング接続さ
れている。
は、分離配置された油圧ポンプと油圧モータとを油圧ホ
ースによってパイピングした構造となっており、刈取H
STの油圧モータ(刈取油圧モータ)20が刈取装置3
側に、左右の走行HSTの油圧モータ(走行油圧モー
タ)25が左右各走行装置1に取り付けられ、それぞれ
刈取ポンプ14又は走行ポンプ16とパイピング接続さ
れている。
【0013】そして刈取装置3が刈取油圧モータ20の
回転により、左右の走行装置1がそれぞれ対応する走行
油圧モータ25の回転により各駆動される。なお左右の
走行油圧ポンプ16は一体的にパッケージングされてい
る。
回転により、左右の走行装置1がそれぞれ対応する走行
油圧モータ25の回転により各駆動される。なお左右の
走行油圧ポンプ16は一体的にパッケージングされてい
る。
【0014】そして前述の操縦部4に設けられる操作用
のパネル(操作パネル)17には、図6に示されるよう
に左右及び前後揺動自在に走行用の操作レバー(操向レ
バー)18が設けられ、該操向レバー18によって左右
の走行HSTを操作して機体2の前後進及び旋回を操作
することが可能となっている。すなわち左右の走行HS
Tを独立して操作する機構が、本草刈機の走行機構とな
る。
のパネル(操作パネル)17には、図6に示されるよう
に左右及び前後揺動自在に走行用の操作レバー(操向レ
バー)18が設けられ、該操向レバー18によって左右
の走行HSTを操作して機体2の前後進及び旋回を操作
することが可能となっている。すなわち左右の走行HS
Tを独立して操作する機構が、本草刈機の走行機構とな
る。
【0015】また上記操作パネル17には刈取HST
(刈取油圧モータ20)を正転又は逆転駆動させる刈取
スイッチ10F,10Rが設けられており、正転側の刈
取スイッチ10Fを押すことによって刈取油圧モータ2
0を正回転方向に駆動して刈取装置3の後述する爪を正
回転させて刈取り作業を行わせ、逆転側の刈取スイッチ
10Rを押すことによって刈取油圧モータ20を逆回転
方向に駆動して上記爪を逆回転させて刈取り作業を行わ
せることができる。
(刈取油圧モータ20)を正転又は逆転駆動させる刈取
スイッチ10F,10Rが設けられており、正転側の刈
取スイッチ10Fを押すことによって刈取油圧モータ2
0を正回転方向に駆動して刈取装置3の後述する爪を正
回転させて刈取り作業を行わせ、逆転側の刈取スイッチ
10Rを押すことによって刈取油圧モータ20を逆回転
方向に駆動して上記爪を逆回転させて刈取り作業を行わ
せることができる。
【0016】加えて上記操作パネル17には刈取装置3
の下限高さを設定する刈高さ下限設定レバー19と、エ
ンジン9の回転数を調節するエンジンコントロールレバ
ー21も設けられており、さらに刈取装置3を機体2の
旋回が可能な高さに上昇させる上昇スイッチ18aと、
刈高さ下限設定レバー19によって設定される下限高さ
に下降させる下降スイッチ18bとが操向レバー18の
グリップに設けられている。
の下限高さを設定する刈高さ下限設定レバー19と、エ
ンジン9の回転数を調節するエンジンコントロールレバ
ー21も設けられており、さらに刈取装置3を機体2の
旋回が可能な高さに上昇させる上昇スイッチ18aと、
刈高さ下限設定レバー19によって設定される下限高さ
に下降させる下降スイッチ18bとが操向レバー18の
グリップに設けられている。
【0017】そして上記操縦部4には、上記操作パネル
17の他、立乗り用のステップ22と把持部23とが備
えられている。またエンジン9の左右両側方には、燃料
タンク30とHSTを含む油圧機構用のオイルタンク3
5とが振り分け配置されている。
17の他、立乗り用のステップ22と把持部23とが備
えられている。またエンジン9の左右両側方には、燃料
タンク30とHSTを含む油圧機構用のオイルタンク3
5とが振り分け配置されている。
【0018】本草刈機は以上のように構成されており、
河川敷やスキー場,インターチェンジ付近の雑草地等の
草刈り作業場で、オペレータがステップ22に立ち乗り
し、下降スイッチ18bにより刈高さ下限設定レバー1
9によって設定した高さに刈取装置3を下降させ、該刈
取装置3を刈取スイッチ10F又は10Rを押して作動
させるとともに、操向レバー18によって機体2を前後
進及び左右旋回させることによって上記草刈り作業場の
草刈り作業を行うことができる。なお操向レバー18に
よる操縦構造及び刈取装置3の昇降機構は後述する。
河川敷やスキー場,インターチェンジ付近の雑草地等の
草刈り作業場で、オペレータがステップ22に立ち乗り
し、下降スイッチ18bにより刈高さ下限設定レバー1
9によって設定した高さに刈取装置3を下降させ、該刈
取装置3を刈取スイッチ10F又は10Rを押して作動
させるとともに、操向レバー18によって機体2を前後
進及び左右旋回させることによって上記草刈り作業場の
草刈り作業を行うことができる。なお操向レバー18に
よる操縦構造及び刈取装置3の昇降機構は後述する。
【0019】このとき上記のようにエンジン9とカウン
タギヤケース11が機体2の中央に、刈取油圧ポンプ1
4と走行油圧ポンプ16、及び上記燃料タンク30とオ
イルタンク35とが左右に振り分け配置されているた
め、機体の左右及び前後バランスに優れ、走行性能が高
く、傾斜地等においても安定して走行することができ
る。
タギヤケース11が機体2の中央に、刈取油圧ポンプ1
4と走行油圧ポンプ16、及び上記燃料タンク30とオ
イルタンク35とが左右に振り分け配置されているた
め、機体の左右及び前後バランスに優れ、走行性能が高
く、傾斜地等においても安定して走行することができ
る。
【0020】また上記のような比較的大型のパーツが機
体フレーム8上にバランス良く配置されているため、機
体2内のスペースが有効に利用され、特にエンジン9の
後方に比較的大きなスペースを設けることができ、該ス
ペースに後述するようにエンジン9やHST(HST用
のオイル)の冷却系の部品等を容易に配置することがで
き、メンテナンスを容易に行うこともできる。
体フレーム8上にバランス良く配置されているため、機
体2内のスペースが有効に利用され、特にエンジン9の
後方に比較的大きなスペースを設けることができ、該ス
ペースに後述するようにエンジン9やHST(HST用
のオイル)の冷却系の部品等を容易に配置することがで
き、メンテナンスを容易に行うこともできる。
【0021】一方本実施形態の刈取装置3は刈取フレー
ム24に回転駆動自在に軸支された爪軸(モア軸)26
に刈取り用の爪27を複数取り付けた構造となってお
り、モア軸26を回転させることによって爪27を回転
させて草を刈り取る構造となっている。
ム24に回転駆動自在に軸支された爪軸(モア軸)26
に刈取り用の爪27を複数取り付けた構造となってお
り、モア軸26を回転させることによって爪27を回転
させて草を刈り取る構造となっている。
【0022】このとき図7に示されるように、モア軸2
6には対向する2枚のプレート28からなるモア取付金
具29が周面上に複数取り付けられており、モア取付金
具29のプレート28の間に左右反対向きに2つの爪2
7が挿入され、該爪27がピン31を介してモア取付金
具29に回動自在に軸支されている。
6には対向する2枚のプレート28からなるモア取付金
具29が周面上に複数取り付けられており、モア取付金
具29のプレート28の間に左右反対向きに2つの爪2
7が挿入され、該爪27がピン31を介してモア取付金
具29に回動自在に軸支されている。
【0023】そして上記ピン31の下方に設けられ、爪
27の回動を規制するピン32に捩りバネ33が外嵌し
て取り付けられているとともに、該捩りバネ33の一端
が上記ピン31に、他端がモア取付金具29に係止され
ており、上記捩りバネ33によってピンの抜け止めが行
われている。
27の回動を規制するピン32に捩りバネ33が外嵌し
て取り付けられているとともに、該捩りバネ33の一端
が上記ピン31に、他端がモア取付金具29に係止され
ており、上記捩りバネ33によってピンの抜け止めが行
われている。
【0024】爪27は以上のようにモア軸26に支持さ
れており、モア軸26の回転によってピン31を中心に
回動自在である状態で回転駆動されて草を刈り取る。こ
のとき爪27は石等との当接時にはピン31を中心に回
動して逃げ、爪27の破損等が防止される。なお爪27
の着脱は捩りバネ33のピン31との係止を解除するこ
とによって容易に行うことができる。また両ピン31,
32の端部にCリングやピン等の抜け止めを施してもよ
い。
れており、モア軸26の回転によってピン31を中心に
回動自在である状態で回転駆動されて草を刈り取る。こ
のとき爪27は石等との当接時にはピン31を中心に回
動して逃げ、爪27の破損等が防止される。なお爪27
の着脱は捩りバネ33のピン31との係止を解除するこ
とによって容易に行うことができる。また両ピン31,
32の端部にCリングやピン等の抜け止めを施してもよ
い。
【0025】一方上記走行装置1は、アイドラ34とイ
コライザ式の可動転輪36と駆動用のスプロケット37
と上部転輪38にクローラ39が巻き掛けられて構成さ
れており、スプロケット37を回転駆動することによっ
てクローラ39を回転させる構造となっている。なお可
動転輪36側にはクローラ外れを防止するためのクロー
ラガイド41が突設されており、該クローラガイド41
は可動転輪36と一体にスイングして、クローラ39の
外れを防止する。
コライザ式の可動転輪36と駆動用のスプロケット37
と上部転輪38にクローラ39が巻き掛けられて構成さ
れており、スプロケット37を回転駆動することによっ
てクローラ39を回転させる構造となっている。なお可
動転輪36側にはクローラ外れを防止するためのクロー
ラガイド41が突設されており、該クローラガイド41
は可動転輪36と一体にスイングして、クローラ39の
外れを防止する。
【0026】また前述の左右の走行油圧モータ25は、
走行装置1のスプロケット37を直接駆動するように左
右の走行装置1にそれぞれ取り付けられ、各走行油圧モ
ータ25に対応する走行油圧ポンプ16にパイピングさ
れている。
走行装置1のスプロケット37を直接駆動するように左
右の走行装置1にそれぞれ取り付けられ、各走行油圧モ
ータ25に対応する走行油圧ポンプ16にパイピングさ
れている。
【0027】次に刈取装置3の昇降構造について説明す
る。図4,図8に示されるように、上記機体フレーム8
の前部の下方及び下方側には、上下昇降自在にロアリン
ク42とトップリンク43が軸支されており、また機体
フレーム8におけるロアリンク42とトップリンク43
との間にはリフトアーム44が軸支されている。そして
該リフトアーム44と一体回動するアーム46と機体フ
レーム8側との間には油圧シリンダ45が介設されてい
る。
る。図4,図8に示されるように、上記機体フレーム8
の前部の下方及び下方側には、上下昇降自在にロアリン
ク42とトップリンク43が軸支されており、また機体
フレーム8におけるロアリンク42とトップリンク43
との間にはリフトアーム44が軸支されている。そして
該リフトアーム44と一体回動するアーム46と機体フ
レーム8側との間には油圧シリンダ45が介設されてい
る。
【0028】このときリフトアーム44とロアリンク4
2とが連結アーム47によって連結されており、上記油
圧シリンダ45の伸縮によりアーム46を介してリフト
アーム44が上下揺動せしめられ、このリフトアーム4
4の揺動によって連結アーム47を介してロアリンク4
2が昇降せしめられる。
2とが連結アーム47によって連結されており、上記油
圧シリンダ45の伸縮によりアーム46を介してリフト
アーム44が上下揺動せしめられ、このリフトアーム4
4の揺動によって連結アーム47を介してロアリンク4
2が昇降せしめられる。
【0029】そして刈取フレーム24を介して上記刈取
装置3を支持するリフトフレーム48が上記ロアリンク
42とトップリンク43とによって支持されており、上
記構造により油圧シリンダ45の伸縮駆動によって図8
に示されるように刈取装置3が機体2に対して昇降せし
められる。
装置3を支持するリフトフレーム48が上記ロアリンク
42とトップリンク43とによって支持されており、上
記構造により油圧シリンダ45の伸縮駆動によって図8
に示されるように刈取装置3が機体2に対して昇降せし
められる。
【0030】なお前述の刈高さ下限設定レバー19は前
後揺動自在に設けられており、下降する刈取装置3と当
接して刈取装置3の高さを検知するセンサ(図示しな
い)の高さを変更することができるように構成されてい
る。そして上記下降スイッチ18bのONによって油圧
シリンダ45の油圧バルブが下降側に作動せしめられ、
その後上記センサが刈取装置3を検知することによって
油圧バルブの下降側の作動を停止させることで、刈取装
置3が所定の高さに下降せしめられる。
後揺動自在に設けられており、下降する刈取装置3と当
接して刈取装置3の高さを検知するセンサ(図示しな
い)の高さを変更することができるように構成されてい
る。そして上記下降スイッチ18bのONによって油圧
シリンダ45の油圧バルブが下降側に作動せしめられ、
その後上記センサが刈取装置3を検知することによって
油圧バルブの下降側の作動を停止させることで、刈取装
置3が所定の高さに下降せしめられる。
【0031】なお上記上昇スイッチ18aのONによっ
て油圧シリンダ45のバルブを上昇側に作動せしめ、刈
取装置3をオペレータの任意の高さに上昇させることも
できる。以上のように油圧シリンダ45のバルブを制御
することによって油圧シリンダ45の伸縮をコントロー
ルして刈取装置3の高さを調節することが可能となって
いる。
て油圧シリンダ45のバルブを上昇側に作動せしめ、刈
取装置3をオペレータの任意の高さに上昇させることも
できる。以上のように油圧シリンダ45のバルブを制御
することによって油圧シリンダ45の伸縮をコントロー
ルして刈取装置3の高さを調節することが可能となって
いる。
【0032】一方上記リフトフレーム48は、図9,図
10に示されるように、刈取装置3の刈取フレーム24
を支持するために、上方側に支持ボックス49が、下方
側に支持具51がそれぞれ設けられている。そして上記
支持ボックス49は、内部に上下対向する1組の回転体
(ローラ)52が左右方向に複数組設けられており、刈
取フレーム24に一体的に取り付けられた左右方向のス
ライド杆(スライドロッド)53を上下のローラ52に
よって左右スライド自在に挟持して支持している。
10に示されるように、刈取装置3の刈取フレーム24
を支持するために、上方側に支持ボックス49が、下方
側に支持具51がそれぞれ設けられている。そして上記
支持ボックス49は、内部に上下対向する1組の回転体
(ローラ)52が左右方向に複数組設けられており、刈
取フレーム24に一体的に取り付けられた左右方向のス
ライド杆(スライドロッド)53を上下のローラ52に
よって左右スライド自在に挟持して支持している。
【0033】また上記支持具51は、側面視で略L字状
をなす本体51aの上方から軸51bを突出せしめ、該
軸51bに平面方向に回転するようにベアリング51c
を軸支した構成となっており、リフトフレーム48の左
右両側に設けられている。そして刈取フレーム24に
は、上記スライドロッド53の下方位置に左右方向の支
持レール54が一体的に取り付けられており、上記ベア
リング51cを支持レール54の上下面に左右方向に延
びて穿設された開口部54aの内部に収容することによ
って、支持具51が支持レール54を左右スライド自在
に支持している。
をなす本体51aの上方から軸51bを突出せしめ、該
軸51bに平面方向に回転するようにベアリング51c
を軸支した構成となっており、リフトフレーム48の左
右両側に設けられている。そして刈取フレーム24に
は、上記スライドロッド53の下方位置に左右方向の支
持レール54が一体的に取り付けられており、上記ベア
リング51cを支持レール54の上下面に左右方向に延
びて穿設された開口部54aの内部に収容することによ
って、支持具51が支持レール54を左右スライド自在
に支持している。
【0034】そして上記支持ボックス49には、刈取フ
レーム24に左右方向に設けられたネジ56を螺合して
収容する受具57が設けられている。このとき前記ネジ
56は刈取フレーム24側に設けられたモータ58によ
って回転駆動せしめられ、すなわちこのネジ56の回転
駆動によって刈取フレーム24が左右にスライド移動せ
しめられる。
レーム24に左右方向に設けられたネジ56を螺合して
収容する受具57が設けられている。このとき前記ネジ
56は刈取フレーム24側に設けられたモータ58によ
って回転駆動せしめられ、すなわちこのネジ56の回転
駆動によって刈取フレーム24が左右にスライド移動せ
しめられる。
【0035】以上に示されるように刈取装置3は、リフ
トフレーム48側の支持ボックス49と支持具51及
び、刈取フレーム24側のスライドロッド53と支持レ
ール54とからなるスライド機構によって機体2側に左
右スライド自在に支持され、モータ58の駆動によって
左右の位置調節が行われる。
トフレーム48側の支持ボックス49と支持具51及
び、刈取フレーム24側のスライドロッド53と支持レ
ール54とからなるスライド機構によって機体2側に左
右スライド自在に支持され、モータ58の駆動によって
左右の位置調節が行われる。
【0036】なお前述の操作パネル17には、左右方向
に操作することによって上記モータ58を正転又は逆転
させ、刈取装置3を左右にスライドさせるスライドスイ
ッチ15が設けられている。このため該スライドスイッ
チ15の左又は右への傾動操作によって、図11,図1
2に示されるように、刈取装置3の端部を機体2の左又
は右の外側方に大きく突出させることができ、機体2に
対する刈取作業可能範囲を左右方向に大きくオフセット
させることができる。
に操作することによって上記モータ58を正転又は逆転
させ、刈取装置3を左右にスライドさせるスライドスイ
ッチ15が設けられている。このため該スライドスイッ
チ15の左又は右への傾動操作によって、図11,図1
2に示されるように、刈取装置3の端部を機体2の左又
は右の外側方に大きく突出させることができ、機体2に
対する刈取作業可能範囲を左右方向に大きくオフセット
させることができる。
【0037】これにより草刈り作業範囲の際(きわ)の
刈取作業を行う場合、刈取装置3を左又は右にオフセッ
トすることによって、機体2を草刈り作業範囲の際(き
わ)で走行させる必要が無く、機体2を作業範囲の比較
的内側で走行させて草刈り作業範囲の際(きわ)の刈取
作業を行うことができ、際が脱輪の可能性があるような
作業範囲であっても、本草刈機によって容易に草刈り作
業を行うことができ、草刈り作業の作業効率を向上させ
ることができる。
刈取作業を行う場合、刈取装置3を左又は右にオフセッ
トすることによって、機体2を草刈り作業範囲の際(き
わ)で走行させる必要が無く、機体2を作業範囲の比較
的内側で走行させて草刈り作業範囲の際(きわ)の刈取
作業を行うことができ、際が脱輪の可能性があるような
作業範囲であっても、本草刈機によって容易に草刈り作
業を行うことができ、草刈り作業の作業効率を向上させ
ることができる。
【0038】なお前述の刈取油圧モータ20は、刈取フ
レーム24に設けられており、刈取油圧モータ20の駆
動軸とモア軸26との間をプーリ59とベルト61を介
して連結することによって、刈取油圧モータ20からモ
ア軸26に駆動力を伝動せしめ刈取装置3(爪27)を
駆動する。
レーム24に設けられており、刈取油圧モータ20の駆
動軸とモア軸26との間をプーリ59とベルト61を介
して連結することによって、刈取油圧モータ20からモ
ア軸26に駆動力を伝動せしめ刈取装置3(爪27)を
駆動する。
【0039】このときリフトフレーム48上にはパイピ
ング用のホースの中継用の中継ブロック62が配置され
ており、刈取ポンプ14と刈取油圧モータ20とのパイ
ピングは、刈取ポンプ14から中継ブロック62までの
第1ホース63によるパイピングと、中継ブロック62
から刈取油圧モータ20までの第2ホース64によるパ
イピングとによる分割構造となっている。
ング用のホースの中継用の中継ブロック62が配置され
ており、刈取ポンプ14と刈取油圧モータ20とのパイ
ピングは、刈取ポンプ14から中継ブロック62までの
第1ホース63によるパイピングと、中継ブロック62
から刈取油圧モータ20までの第2ホース64によるパ
イピングとによる分割構造となっている。
【0040】そして刈取ポンプ14と中継ブロック62
との間のパイピングは、第1ホース63がリフトフレー
ム48の昇降を許容する程度の比較的大きな径でU字状
に湾曲せしめられており、また中継ブロック62と刈取
油圧モータ20との間のパイピングは、第2ホース64
が刈取フレーム24の左右スライドを許容する程度の比
較的大きな径でU字状に湾曲せしめられている。
との間のパイピングは、第1ホース63がリフトフレー
ム48の昇降を許容する程度の比較的大きな径でU字状
に湾曲せしめられており、また中継ブロック62と刈取
油圧モータ20との間のパイピングは、第2ホース64
が刈取フレーム24の左右スライドを許容する程度の比
較的大きな径でU字状に湾曲せしめられている。
【0041】このとき第2ホース64の中継ブロック6
2側は配管の回り継ぎ手であるスイベルジョイント66
を介して連結されている。これにより刈取装置3の上下
昇降を第1ホース63によるパイピングが許容し、左右
スライドを第2ホース64によるパイピングが許容する
ため、必要以上に長いホースを使用することなく、刈取
装置3の左右スライド及び上下昇降を妨げることが無い
パイピング(配管)を行うことができる。
2側は配管の回り継ぎ手であるスイベルジョイント66
を介して連結されている。これにより刈取装置3の上下
昇降を第1ホース63によるパイピングが許容し、左右
スライドを第2ホース64によるパイピングが許容する
ため、必要以上に長いホースを使用することなく、刈取
装置3の左右スライド及び上下昇降を妨げることが無い
パイピング(配管)を行うことができる。
【0042】また第2ホース64が、中継ブロック62
側においてスイベルジョイント66を介して連結される
ことによって、スイベルジョイント66の回転により刈
取装置3の左右スライド時のホース64のねじれを吸収
し、パイピングが左右スライドを妨げることがなく、刈
取装置3の左右スライドは円滑に行われる。
側においてスイベルジョイント66を介して連結される
ことによって、スイベルジョイント66の回転により刈
取装置3の左右スライド時のホース64のねじれを吸収
し、パイピングが左右スライドを妨げることがなく、刈
取装置3の左右スライドは円滑に行われる。
【0043】一方図13に示されるように、機体フレー
ム8の後端側には左右方向の横フレーム71が設けられ
ており、該横フレーム71の端部からは上方に向かって
縦フレーム72が突設されている。また該縦フレーム7
2には左右方向の支持フレーム73が機体2の内側に向
かって突設されている。
ム8の後端側には左右方向の横フレーム71が設けられ
ており、該横フレーム71の端部からは上方に向かって
縦フレーム72が突設されている。また該縦フレーム7
2には左右方向の支持フレーム73が機体2の内側に向
かって突設されている。
【0044】そして図13,図14に示されるように、
上記支持フレーム73には、ベアリングホルダ74が取
り付けられており、該ベアリングホルダ74からは内装
されたベアリング76を介して支持軸77が後方に向か
って回転自在に突設されている。そして該支持軸77に
は操縦部4のフレーム(操縦フレーム)78を構成する
上下方向の操縦縦フレーム79が取り付けられており、
これにより該操縦縦フレーム79は機体フレーム8に支
持軸77を中心に回動自在に軸支されている。
上記支持フレーム73には、ベアリングホルダ74が取
り付けられており、該ベアリングホルダ74からは内装
されたベアリング76を介して支持軸77が後方に向か
って回転自在に突設されている。そして該支持軸77に
は操縦部4のフレーム(操縦フレーム)78を構成する
上下方向の操縦縦フレーム79が取り付けられており、
これにより該操縦縦フレーム79は機体フレーム8に支
持軸77を中心に回動自在に軸支されている。
【0045】なお上記操縦フレーム78は、前述の操縦
縦フレーム79の他、該操縦縦フレーム79の上下両端
に取り付けられた横方向の操縦横フレーム81,82と
を備えており、上方側の操縦横フレーム(上操縦横フレ
ーム)81に、前述の操作パネル17と把持部23が、
下方側の操縦横フレーム(下操縦横フレーム)82にス
テップ22が各取り付けられ、カバー85によって覆わ
れている。
縦フレーム79の他、該操縦縦フレーム79の上下両端
に取り付けられた横方向の操縦横フレーム81,82と
を備えており、上方側の操縦横フレーム(上操縦横フレ
ーム)81に、前述の操作パネル17と把持部23が、
下方側の操縦横フレーム(下操縦横フレーム)82にス
テップ22が各取り付けられ、カバー85によって覆わ
れている。
【0046】すなわち上記のように操縦フレーム78を
ベースに操縦部4が構成されており、上記操縦縦フレー
ム79が機体フレーム8側に回動自在に軸支されること
によって、操縦部4自体が機体フレーム8側に回動自在
に支持されている。そして機体フレーム8の縦フレーム
72と操縦フレーム78の操縦縦フレーム79との間に
は油圧シリンダ83が介設されており、図13と図15
に示されるように、油圧シリンダ83の伸縮によって機
体2に対して操縦部4を左右揺動駆動できるように構成
されている。
ベースに操縦部4が構成されており、上記操縦縦フレー
ム79が機体フレーム8側に回動自在に軸支されること
によって、操縦部4自体が機体フレーム8側に回動自在
に支持されている。そして機体フレーム8の縦フレーム
72と操縦フレーム78の操縦縦フレーム79との間に
は油圧シリンダ83が介設されており、図13と図15
に示されるように、油圧シリンダ83の伸縮によって機
体2に対して操縦部4を左右揺動駆動できるように構成
されている。
【0047】このとき支持フレーム73にはポテンショ
メータ84が取り付けられており、該ポテンショメータ
84の回転軸と操縦縦フレーム79とがリンク86を介
して連結されていることによって、操縦縦フレーム79
(操縦部4)の揺動角度をポテンショメータ84によっ
て計測することが可能となっている。また機体フレーム
8の横フレーム71には傾斜センサ87が取り付けられ
ており、機体フレーム8の角度、すなわち本草刈機が接
地している地面の角度を計測することが可能となってい
る。
メータ84が取り付けられており、該ポテンショメータ
84の回転軸と操縦縦フレーム79とがリンク86を介
して連結されていることによって、操縦縦フレーム79
(操縦部4)の揺動角度をポテンショメータ84によっ
て計測することが可能となっている。また機体フレーム
8の横フレーム71には傾斜センサ87が取り付けられ
ており、機体フレーム8の角度、すなわち本草刈機が接
地している地面の角度を計測することが可能となってい
る。
【0048】そして上記ポテンショメータ84と傾斜セ
ンサ87の出力は、油圧シリンダ83の作動をコントロ
ールするマイコンユニット(図示せず)に入力されてお
り、該マイコンユニットに備えられている水平自動制御
機能によって、マイコンユニットが両センサ84,87
からの情報に基づき、操縦部4が水平を維持する(両操
縦横フレーム81,82が水平を維持する)ように調節
装置である油圧シリンダ83を伸縮せしめるように構成
されている。
ンサ87の出力は、油圧シリンダ83の作動をコントロ
ールするマイコンユニット(図示せず)に入力されてお
り、該マイコンユニットに備えられている水平自動制御
機能によって、マイコンユニットが両センサ84,87
からの情報に基づき、操縦部4が水平を維持する(両操
縦横フレーム81,82が水平を維持する)ように調節
装置である油圧シリンダ83を伸縮せしめるように構成
されている。
【0049】これにより図16に示されるように傾斜地
Eでの作業に際して操縦部4が水平を維持するため、操
縦フレーム78に取り付けられている把持部23や操向
レバー18の操作角度が、水平地での作業時に対して変
化せず、またステップ22の角度も水平を維持し、傾斜
地での作業時にオペレータが水平面に対して略垂直に立
って操縦することができ、水平地での作業と同様の作業
性で草刈機の操縦を行い、草刈り作業を容易に行うこと
ができる。
Eでの作業に際して操縦部4が水平を維持するため、操
縦フレーム78に取り付けられている把持部23や操向
レバー18の操作角度が、水平地での作業時に対して変
化せず、またステップ22の角度も水平を維持し、傾斜
地での作業時にオペレータが水平面に対して略垂直に立
って操縦することができ、水平地での作業と同様の作業
性で草刈機の操縦を行い、草刈り作業を容易に行うこと
ができる。
【0050】このとき操縦部4の前方に位置する機体2
は傾斜地Eに沿って傾斜するため、傾斜地Eにおいても
オペレータの前方視界を機体2が妨げることがなく、特
に傾斜地Eにおける谷側の視界が悪化せず、傾斜地にお
ける谷側の視界が良好となるため、刈り残し等を防止す
ることができる。
は傾斜地Eに沿って傾斜するため、傾斜地Eにおいても
オペレータの前方視界を機体2が妨げることがなく、特
に傾斜地Eにおける谷側の視界が悪化せず、傾斜地にお
ける谷側の視界が良好となるため、刈り残し等を防止す
ることができる。
【0051】なお上記操作パネル17には、水平自動制
御機能の入り切りを操作する水平自動スイッチ88が設
けられており、オペレータは該水平自動スイッチ88に
よって上記水平自動機能の入り切りを操作することがで
きる。これによって整備時等においては水平自動機能を
切ることで整備性を向上させることができる。
御機能の入り切りを操作する水平自動スイッチ88が設
けられており、オペレータは該水平自動スイッチ88に
よって上記水平自動機能の入り切りを操作することがで
きる。これによって整備時等においては水平自動機能を
切ることで整備性を向上させることができる。
【0052】また前述のステップ22は後方からオペレ
ータをガードする後部ガード89を着脱自在に備え、下
操縦横フレーム82にピン91を介して回動自在に支持
されており、図4の仮想線に示される起立する収容姿勢
Aと、後方に突出する使用姿勢Bとに姿勢切換自在とな
っている。
ータをガードする後部ガード89を着脱自在に備え、下
操縦横フレーム82にピン91を介して回動自在に支持
されており、図4の仮想線に示される起立する収容姿勢
Aと、後方に突出する使用姿勢Bとに姿勢切換自在とな
っている。
【0053】これにより後部ガード89をステップ22
から取り外し、ステップ22を収容姿勢Aに切換えるこ
とによって、草刈機の全長を短くして輸送等を容易に行
うことができる。なおステップ22にはストッパピン9
2が設けられており、該ストッパピン92によってを収
容姿勢Aに維持することができる。
から取り外し、ステップ22を収容姿勢Aに切換えるこ
とによって、草刈機の全長を短くして輸送等を容易に行
うことができる。なおステップ22にはストッパピン9
2が設けられており、該ストッパピン92によってを収
容姿勢Aに維持することができる。
【0054】またステップ22の前面側にはゴム製のス
トッパ93が取り付けられており、ステップ22を倒伏
させ、該ストッパ93を下操縦横フレーム82の後面に
当接させることによって、ステップ22を使用姿勢Bに
位置決めすることができる。この際ストッパ93はステ
ップ22と操縦部フレーム78側との間に介在してステ
ップ22の位置決めと共に防振も行う。
トッパ93が取り付けられており、ステップ22を倒伏
させ、該ストッパ93を下操縦横フレーム82の後面に
当接させることによって、ステップ22を使用姿勢Bに
位置決めすることができる。この際ストッパ93はステ
ップ22と操縦部フレーム78側との間に介在してステ
ップ22の位置決めと共に防振も行う。
【0055】次に前述の操向レバー18による走行装置
1(走行HST)の操縦構造について詳細に説明する。
図13,図17,図18(a),(b)に示されるよう
に、上操縦横フレーム81には、レバーブラケット94
がボルト96により固定されており、該レバーブラケッ
ト94には前後回動支点軸97がボルト98によって左
右方向に取り付けられている。
1(走行HST)の操縦構造について詳細に説明する。
図13,図17,図18(a),(b)に示されるよう
に、上操縦横フレーム81には、レバーブラケット94
がボルト96により固定されており、該レバーブラケッ
ト94には前後回動支点軸97がボルト98によって左
右方向に取り付けられている。
【0056】そして前後回動支点軸97の左右略中央に
は、操向レバー18を左右揺動自在に軸支する支持軸9
9が後方に突設された支持具101のボス102が回動
自在に外嵌せしめられている。また上記前後回動支点軸
97における支持具101のボス102の左右には、左
側の走行HSTの走行ポンプ(左走行ポンプ)16Lを
操作する左操作具103のボス104と、右側の走行H
STの走行ポンプ(右走行ポンプ)16Rを操作する右
操作具106のボス107が回動自在に外嵌せしめられ
ている。
は、操向レバー18を左右揺動自在に軸支する支持軸9
9が後方に突設された支持具101のボス102が回動
自在に外嵌せしめられている。また上記前後回動支点軸
97における支持具101のボス102の左右には、左
側の走行HSTの走行ポンプ(左走行ポンプ)16Lを
操作する左操作具103のボス104と、右側の走行H
STの走行ポンプ(右走行ポンプ)16Rを操作する右
操作具106のボス107が回動自在に外嵌せしめられ
ている。
【0057】このとき両操作具103,106には走行
ポンプ16L,16Rの操作用のアーム108,109
がボス104,107に一体的に設けられており、図1
4,図19に示されるように、左操作具103のアーム
108が左走行ポンプ16Lのトラニオンアーム110
に、右操作具106のアーム109が右走行ポンプ16
Rのトラニオンアーム111に、左右の操作具103,
106の前後回動支点軸97を軸芯とした回動によって
トラニオンアーム110,111が操作されるように連
結されている。
ポンプ16L,16Rの操作用のアーム108,109
がボス104,107に一体的に設けられており、図1
4,図19に示されるように、左操作具103のアーム
108が左走行ポンプ16Lのトラニオンアーム110
に、右操作具106のアーム109が右走行ポンプ16
Rのトラニオンアーム111に、左右の操作具103,
106の前後回動支点軸97を軸芯とした回動によって
トラニオンアーム110,111が操作されるように連
結されている。
【0058】これにより左右の操作具103,106の
各々の回動によって左右の走行ポンプ16L,16Rの
トラニオンアーム110,111を操作し、左右の走行
油圧モータ25の出力回転を変速して左右の走行装置1
の駆動を独立して変速することができる。なお支持具1
01のボス102と左右の両操作具103,106のボ
ス104,107との間には、ワッシャ112が設けら
れている。
各々の回動によって左右の走行ポンプ16L,16Rの
トラニオンアーム110,111を操作し、左右の走行
油圧モータ25の出力回転を変速して左右の走行装置1
の駆動を独立して変速することができる。なお支持具1
01のボス102と左右の両操作具103,106のボ
ス104,107との間には、ワッシャ112が設けら
れている。
【0059】操作具103,106とトラニオンアーム
110,111との連結をさらに詳細に説明すると、図
14,図15,図17,図19,図20等に示されるよ
うに、左右の操作具103,106のアーム108,1
09と左右のトラニオンアーム110,111とは、ト
ラニオンアーム110,111に連結されている操作ワ
イヤ113,114と、アーム108,109に連結さ
れている操作ロッド116,117と、操作ワイヤ11
3,114と操作ロッド116,117とを連結する中
継ロッド118,119とによって連結されている。
110,111との連結をさらに詳細に説明すると、図
14,図15,図17,図19,図20等に示されるよ
うに、左右の操作具103,106のアーム108,1
09と左右のトラニオンアーム110,111とは、ト
ラニオンアーム110,111に連結されている操作ワ
イヤ113,114と、アーム108,109に連結さ
れている操作ロッド116,117と、操作ワイヤ11
3,114と操作ロッド116,117とを連結する中
継ロッド118,119とによって連結されている。
【0060】このとき上記中継ロッド118,119
は、機体フレーム8の後部側から前方に向かって突出せ
しめたブラケット120に軸心方向に回転自在にボール
ジョイント121を介して支持せしめられる機体側ロッ
ド122と、一端側が操縦フレーム78側に軸心方向に
回転自在にボールジョイント123を介して支持せしめ
られ、他端側が機体側ロッド122の一端側にユニバー
サルジョイント124を介して連結された操縦部側ロッ
ド126とから構成されている。
は、機体フレーム8の後部側から前方に向かって突出せ
しめたブラケット120に軸心方向に回転自在にボール
ジョイント121を介して支持せしめられる機体側ロッ
ド122と、一端側が操縦フレーム78側に軸心方向に
回転自在にボールジョイント123を介して支持せしめ
られ、他端側が機体側ロッド122の一端側にユニバー
サルジョイント124を介して連結された操縦部側ロッ
ド126とから構成されている。
【0061】そして機体側ロッド122のユニバーサル
ジョイント124の反対側の端部側にはアーム127が
設けられており、該アーム127とトラニオンアーム1
10,111とが上記ワイヤ113,114を介して連
結されている。また操縦部側ロッド126のユニバーサ
ルジョイント124の反対側の端部側にもアーム128
が設けられており、該アーム128と操作具103,1
06のアーム108,109とが上記操作ロッド11
6,117を介して連結されている。
ジョイント124の反対側の端部側にはアーム127が
設けられており、該アーム127とトラニオンアーム1
10,111とが上記ワイヤ113,114を介して連
結されている。また操縦部側ロッド126のユニバーサ
ルジョイント124の反対側の端部側にもアーム128
が設けられており、該アーム128と操作具103,1
06のアーム108,109とが上記操作ロッド11
6,117を介して連結されている。
【0062】操作具103,106とトラニオンアーム
110,111とは以上のように連結されており、操作
具103,106を回動させると、アーム108,10
9が上下方向に揺動され、該アーム108,109の上
下揺動によって操縦部側ロッド126のアーム128が
上下に揺動されて操縦部側ロッド126が軸心方向に回
転せしめられる。
110,111とは以上のように連結されており、操作
具103,106を回動させると、アーム108,10
9が上下方向に揺動され、該アーム108,109の上
下揺動によって操縦部側ロッド126のアーム128が
上下に揺動されて操縦部側ロッド126が軸心方向に回
転せしめられる。
【0063】そしてこの操縦部側ロッド126の回転が
ユニバーサルジョイント124を介して機体側ロッド1
22に伝動されて機体側ロッド122が軸心方向に回転
せしめられ、この機体側ロッド122の回転によって機
体側ロッド122のアーム127が揺動され、ワイヤ1
13,114を介してトラニオンアーム110,111
が揺動操作され走行HST(走行油圧ポンプ16L,1
6R)を操作するように構成されている。
ユニバーサルジョイント124を介して機体側ロッド1
22に伝動されて機体側ロッド122が軸心方向に回転
せしめられ、この機体側ロッド122の回転によって機
体側ロッド122のアーム127が揺動され、ワイヤ1
13,114を介してトラニオンアーム110,111
が揺動操作され走行HST(走行油圧ポンプ16L,1
6R)を操作するように構成されている。
【0064】なお操作具103,106とトラニオンア
ーム110,111とは、アーム108,109の下方
への揺動によって走行油圧モータ25が機体2を前進せ
しめる正方向の回転を出力し、アーム108,109の
上方への揺動によって走行油圧モータ25が機体2を後
進せしめる逆方向の回転を出力するように設定されてい
る。
ーム110,111とは、アーム108,109の下方
への揺動によって走行油圧モータ25が機体2を前進せ
しめる正方向の回転を出力し、アーム108,109の
上方への揺動によって走行油圧モータ25が機体2を後
進せしめる逆方向の回転を出力するように設定されてい
る。
【0065】また2つの中継ロッド118,119は前
後方向に配置されており、両中継ロッド118,119
のユニバーサルジョイント124は、ユニバーサルジョ
イント124の中心が操縦フレーム78の回動中心の延
長線上に位置するように配置されている。これにより操
縦部4を前述のように揺動させてもユニバーサルジョイ
ント124を介して中継ロッド118,119は、操縦
フレーム78の回動軸心の延長線上において屈曲して操
縦部4の揺動を許容する。
後方向に配置されており、両中継ロッド118,119
のユニバーサルジョイント124は、ユニバーサルジョ
イント124の中心が操縦フレーム78の回動中心の延
長線上に位置するように配置されている。これにより操
縦部4を前述のように揺動させてもユニバーサルジョイ
ント124を介して中継ロッド118,119は、操縦
フレーム78の回動軸心の延長線上において屈曲して操
縦部4の揺動を許容する。
【0066】これにより操縦部4の揺動時に、トラニオ
ンアーム110,111の揺動角度が変化することな
く、操縦部4の揺動に伴う機体2の走行速度変化がな
く、アーム108,109の作動が安定してトラニオン
アーム110,111に伝動され、機体2の走行速度の
制御を容易に行うことができる。
ンアーム110,111の揺動角度が変化することな
く、操縦部4の揺動に伴う機体2の走行速度変化がな
く、アーム108,109の作動が安定してトラニオン
アーム110,111に伝動され、機体2の走行速度の
制御を容易に行うことができる。
【0067】なお両操作具103,106には、走行油
圧ポンプ16L,16Rのニュートラル時に、左右の走
行油圧モータ25の駐車ブレーキを作動させるブレーキ
スイッチ131を入作動させるスイッチアーム132が
設けられている。これにより走行油圧ポンプ16L,1
6Rのニュートラル時には、走行油圧モータ25に駐車
ブレーキがかけられ、走行油圧ポンプ16L,16Rの
作動中は上記駐車ブレーキが解除されるように構成され
ている。
圧ポンプ16L,16Rのニュートラル時に、左右の走
行油圧モータ25の駐車ブレーキを作動させるブレーキ
スイッチ131を入作動させるスイッチアーム132が
設けられている。これにより走行油圧ポンプ16L,1
6Rのニュートラル時には、走行油圧モータ25に駐車
ブレーキがかけられ、走行油圧ポンプ16L,16Rの
作動中は上記駐車ブレーキが解除されるように構成され
ている。
【0068】このとき上記駐車ブレーキは駐車ブレーキ
バルブの作動によって入り切りが制御され、駐車ブレー
キバルブの切り作動状態でスプリングがディスクを押し
てブレーキが作動せしめられ、駐車ブレーキバルブの入
り作動によって油圧によりスプリングを戻しブレーキを
解除するように構成されている。
バルブの作動によって入り切りが制御され、駐車ブレー
キバルブの切り作動状態でスプリングがディスクを押し
てブレーキが作動せしめられ、駐車ブレーキバルブの入
り作動によって油圧によりスプリングを戻しブレーキを
解除するように構成されている。
【0069】また上記ブレーキスイッチ131はノーマ
ルクローズ(ON)であり、油圧ポンプ16L,16R
のニュートラル時にスイッチアーム132がブレーキス
イッチ131を入作動させるとリリース(OFF)さ
れ、駐車ブレーキバルブが切り作動せしめられブレーキ
が作動せしめられる。なお駐車ブレーキは、少なくとも
一方のブレーキスイッチ131が解除されると、両駐車
ブレーキがともに解除されるように構成されている。
ルクローズ(ON)であり、油圧ポンプ16L,16R
のニュートラル時にスイッチアーム132がブレーキス
イッチ131を入作動させるとリリース(OFF)さ
れ、駐車ブレーキバルブが切り作動せしめられブレーキ
が作動せしめられる。なお駐車ブレーキは、少なくとも
一方のブレーキスイッチ131が解除されると、両駐車
ブレーキがともに解除されるように構成されている。
【0070】一方上記操向レバー18の基端部にはボス
134が設けられており、該ボス134が上記支持軸9
9に回動自在に外嵌されている。これにより操向レバー
18は支持軸99を中心に左右に、前後回動支点軸97
を中心に前後に揺動自在に支持されている。
134が設けられており、該ボス134が上記支持軸9
9に回動自在に外嵌されている。これにより操向レバー
18は支持軸99を中心に左右に、前後回動支点軸97
を中心に前後に揺動自在に支持されている。
【0071】このときボス134には、上下対角に係合
用の爪部136a,136bが突設された2枚の係合プ
レート136と捩りバネ137が外嵌されCリング13
8によって抜止めがなされている。また両係合プレート
136は、左右対称に取り付けられており、上方側に両
係号プレート136の上方側の爪部136aによる上部
係合部139が、下方側に両係号プレート136の下方
側の爪部136bによる下部係合部141が形成されて
いる。
用の爪部136a,136bが突設された2枚の係合プ
レート136と捩りバネ137が外嵌されCリング13
8によって抜止めがなされている。また両係合プレート
136は、左右対称に取り付けられており、上方側に両
係号プレート136の上方側の爪部136aによる上部
係合部139が、下方側に両係号プレート136の下方
側の爪部136bによる下部係合部141が形成されて
いる。
【0072】そして上部係合部139に、操向レバー1
8側から突出せしめられたレバーピン142が、下部係
合部141に、支持具101側から突出せしめられた支
持具ピン143がそれぞれ係合されているとともに、上
記捻りバネ137の両端はそれぞれ別々の係合プレート
136に係止されている。
8側から突出せしめられたレバーピン142が、下部係
合部141に、支持具101側から突出せしめられた支
持具ピン143がそれぞれ係合されているとともに、上
記捻りバネ137の両端はそれぞれ別々の係合プレート
136に係止されている。
【0073】これによって操向レバー18を左右方向に
揺動操作すると、レバーピン142といずれか一方の係
合プレート136の上方側の爪部136aとの係合によ
って、操向レバー18は捻りバネ137の付勢力に抗し
て揺動せしめられ、このため揺動の操作力を解除する
(操向レバー18から手を離す)ことにより、操向レバ
ー18は捻りバネの付勢力によって戻され左右の中立位
置に位置する。
揺動操作すると、レバーピン142といずれか一方の係
合プレート136の上方側の爪部136aとの係合によ
って、操向レバー18は捻りバネ137の付勢力に抗し
て揺動せしめられ、このため揺動の操作力を解除する
(操向レバー18から手を離す)ことにより、操向レバ
ー18は捻りバネの付勢力によって戻され左右の中立位
置に位置する。
【0074】一方操向レバー18の基端部側には、上記
ボス134を左右方向から囲み、正面視で下方に開口し
たゲート上の断面を有するプレート144が設けられて
おり、該プレート144の左右両側面からはシャフト1
46が突設され、該シャフト146の端部にカムローラ
147が回動自在に軸支されている。
ボス134を左右方向から囲み、正面視で下方に開口し
たゲート上の断面を有するプレート144が設けられて
おり、該プレート144の左右両側面からはシャフト1
46が突設され、該シャフト146の端部にカムローラ
147が回動自在に軸支されている。
【0075】そして左右の両HST操作具103,10
6のボス104,107には、カム穴148が穿設され
たプレート149が一体的に固定されており、左側のプ
レート149のカム穴148に左側のシャフト146の
カムローラ147が、右側のプレート149のカム穴1
48に右側のシャフト146のカムローラ147が挿入
されている。
6のボス104,107には、カム穴148が穿設され
たプレート149が一体的に固定されており、左側のプ
レート149のカム穴148に左側のシャフト146の
カムローラ147が、右側のプレート149のカム穴1
48に右側のシャフト146のカムローラ147が挿入
されている。
【0076】上記構成により、操向レバー18を前後に
揺動せしめ、カム穴148の縁部の所定部分がカムロー
ラ147と当接すると、カムローラ147がカム穴14
8の当接部分を押し、操作具103,106が回動せし
められる。これにより前述のように左右の走行油圧ポン
プ16L,16Rのトラニオンアーム110,111が
操作されて走行HSTの操作が行われ、走行装置1が駆
動されて、機体2が走行せしめられる。
揺動せしめ、カム穴148の縁部の所定部分がカムロー
ラ147と当接すると、カムローラ147がカム穴14
8の当接部分を押し、操作具103,106が回動せし
められる。これにより前述のように左右の走行油圧ポン
プ16L,16Rのトラニオンアーム110,111が
操作されて走行HSTの操作が行われ、走行装置1が駆
動されて、機体2が走行せしめられる。
【0077】なお上記カム穴148は上下方向に形成さ
れており、操向レバー18の左右揺動に伴って、カムロ
ーラ147との当接部分が変化する。これにより後述す
るように左右のトラニオンアーム110,111の操作
量に差を生じさせ、左右の走行装置1の駆動速度に差を
持たせて機体2を左右に旋回せしめる。すなわち操向レ
バー18の左右及び前後揺動によって機体2の前後進及
び左右旋回を操作することができる。
れており、操向レバー18の左右揺動に伴って、カムロ
ーラ147との当接部分が変化する。これにより後述す
るように左右のトラニオンアーム110,111の操作
量に差を生じさせ、左右の走行装置1の駆動速度に差を
持たせて機体2を左右に旋回せしめる。すなわち操向レ
バー18の左右及び前後揺動によって機体2の前後進及
び左右旋回を操作することができる。
【0078】このとき操向レバー18側と操作具10
3,106側とは、操向レバー18の左右及び前後方向
の中立位置において左右の両走行油圧ポンプ16L,1
6Rがニュートラルとなるように、カムローラ147と
カム穴148とを介して連結されている
3,106側とは、操向レバー18の左右及び前後方向
の中立位置において左右の両走行油圧ポンプ16L,1
6Rがニュートラルとなるように、カムローラ147と
カム穴148とを介して連結されている
【0079】次に操向レバー18による操作具103,
106の操作について具体的に説明する。上記カム穴1
48には、操向レバー18の左右及び前後の中立位置に
おいて、操向レバー18の前後揺動の遊びに相当する隙
間を介してカムローラ147と当接する直進案内部15
1を上下方向に所定長さ(操向レバー18の左右揺動の
遊びに相当する長さ)備えている。
106の操作について具体的に説明する。上記カム穴1
48には、操向レバー18の左右及び前後の中立位置に
おいて、操向レバー18の前後揺動の遊びに相当する隙
間を介してカムローラ147と当接する直進案内部15
1を上下方向に所定長さ(操向レバー18の左右揺動の
遊びに相当する長さ)備えている。
【0080】これにより操向レバー18を上記中立位置
から前後に揺動させると、操向レバー18の前後揺動
が、前後の遊び角度以上の角度の揺動となると、左右の
カム穴148の直進案内部151と左右のカムローラ1
47が当接し、左右の操作具103,106が操向レバ
ー18の揺動に比例して同じ角度回動せしめられ、操作
具103,106の回動角度に応じてアーム108,1
09が走行油圧ポンプ16L,16Rをニュートラルと
する中立位置から上下に揺動せしめられる。
から前後に揺動させると、操向レバー18の前後揺動
が、前後の遊び角度以上の角度の揺動となると、左右の
カム穴148の直進案内部151と左右のカムローラ1
47が当接し、左右の操作具103,106が操向レバ
ー18の揺動に比例して同じ角度回動せしめられ、操作
具103,106の回動角度に応じてアーム108,1
09が走行油圧ポンプ16L,16Rをニュートラルと
する中立位置から上下に揺動せしめられる。
【0081】これによって左右の走行油圧ポンプ16
L,16Rのトラニオンアーム110,111がニュー
トラル(出力0)から同方向に同角度揺動され、左右の
走行油圧モータ25からは同方向に同回転が出力され、
左右の走行装置1が同方向に同速度で駆動され、機体2
が前方または後方に直進せしめられる。
L,16Rのトラニオンアーム110,111がニュー
トラル(出力0)から同方向に同角度揺動され、左右の
走行油圧モータ25からは同方向に同回転が出力され、
左右の走行装置1が同方向に同速度で駆動され、機体2
が前方または後方に直進せしめられる。
【0082】一方上記カム穴148には、上記直進案内
部151の下方に、操向レバー18を左右の遊び角度以
上に中立位置から揺動させることによってカムローラ1
47と当接する減速案内部152が設けられており、該
減速案内部152は直進案内部151とカムローラ14
7とが当接する揺動角度以上に操向レバー18を中立位
置から前後に揺動することによってカムローラ147と
当接する。
部151の下方に、操向レバー18を左右の遊び角度以
上に中立位置から揺動させることによってカムローラ1
47と当接する減速案内部152が設けられており、該
減速案内部152は直進案内部151とカムローラ14
7とが当接する揺動角度以上に操向レバー18を中立位
置から前後に揺動することによってカムローラ147と
当接する。
【0083】すなわち減速案内部152を介して操作具
103,106を回動させる場合、直進案内部151を
介して操作具103,106を回動させる場合に比較し
て、操向レバー18の前後方向への揺動時のカム穴14
8とカムローラ147との当接が遅れる。上記構成によ
り操向レバー18の左右の遊び角度以上の左又は右への
揺動時には、左または右側のカムローラ147が、左又
は右側のカム穴148の減速案内部152との当接によ
って操作具103,106を、直進案内部151とカム
ローラ147との当接よりも小さな角度回動させる。
103,106を回動させる場合、直進案内部151を
介して操作具103,106を回動させる場合に比較し
て、操向レバー18の前後方向への揺動時のカム穴14
8とカムローラ147との当接が遅れる。上記構成によ
り操向レバー18の左右の遊び角度以上の左又は右への
揺動時には、左または右側のカムローラ147が、左又
は右側のカム穴148の減速案内部152との当接によ
って操作具103,106を、直進案内部151とカム
ローラ147との当接よりも小さな角度回動させる。
【0084】これにより例えば図21に示されるよう
に、前方への直進状態(操向レバー18を所定角度前方
に揺動している状態)から操向レバー18を左側に揺動
させると、左側のカムローラ147とカム穴148との
当接は減速案内部152で行われることとなり、すなわ
ち左側の操作具103は左側の走行油圧ポンプ16Lの
トラニオンアーム110の戻しスプリングと走行抵抗に
よって中立側に戻り回動し、左側の操作具103の中立
位置からの回動角度が、右側の操作具106の回動角度
以下となり、左側の走行油圧モータ25の出力回転が右
側の走行油圧モータ25の出力回転より小さくなるた
め、左側の走行装置1が右側の走行装置1に比較して低
速となり、機体2は左に旋回する。
に、前方への直進状態(操向レバー18を所定角度前方
に揺動している状態)から操向レバー18を左側に揺動
させると、左側のカムローラ147とカム穴148との
当接は減速案内部152で行われることとなり、すなわ
ち左側の操作具103は左側の走行油圧ポンプ16Lの
トラニオンアーム110の戻しスプリングと走行抵抗に
よって中立側に戻り回動し、左側の操作具103の中立
位置からの回動角度が、右側の操作具106の回動角度
以下となり、左側の走行油圧モータ25の出力回転が右
側の走行油圧モータ25の出力回転より小さくなるた
め、左側の走行装置1が右側の走行装置1に比較して低
速となり、機体2は左に旋回する。
【0085】なお減速案内部152は、上記直進案内部
151の前方に直進案内部151と略並行に形成される
停止部152bと、該停止部152bと直進案内部15
1とを繋ぐ傾斜部152aとからなり、停止部152b
とカムローラ147との当接では操作具103,106
を回動させない(中立位置に位置決めする)ように設定
されている。
151の前方に直進案内部151と略並行に形成される
停止部152bと、該停止部152bと直進案内部15
1とを繋ぐ傾斜部152aとからなり、停止部152b
とカムローラ147との当接では操作具103,106
を回動させない(中立位置に位置決めする)ように設定
されている。
【0086】すなわち傾斜部152aとカムローラ14
7との当接時は、カムローラ147との当接部分が停止
部152bに近づくに従って操作具103,106の回
動角度が中立に近づき、走行油圧モータ25の出力が徐
々に低下し、停止部152bとカムローラ147とが当
接すると操作具103,106が中立位置に戻り、走行
油圧モータ25の出力が0となる。
7との当接時は、カムローラ147との当接部分が停止
部152bに近づくに従って操作具103,106の回
動角度が中立に近づき、走行油圧モータ25の出力が徐
々に低下し、停止部152bとカムローラ147とが当
接すると操作具103,106が中立位置に戻り、走行
油圧モータ25の出力が0となる。
【0087】このためカムローラ147と傾斜部152
aとが当接する範囲においては、操向レバー18の左右
方向の揺動角度に比例して旋回内側の走行装置1の駆動
速度が低下して、機体2の旋回半径が徐々に小さくな
り、操向レバー18の左右揺動角度がカムローラ147
と停止部152bとが当接する範囲となると旋回内側の
走行装置1が停止し、機体2は信地旋回する。すなわち
図21は信地旋回時の操向レバー18の揺動状態を示し
ている。
aとが当接する範囲においては、操向レバー18の左右
方向の揺動角度に比例して旋回内側の走行装置1の駆動
速度が低下して、機体2の旋回半径が徐々に小さくな
り、操向レバー18の左右揺動角度がカムローラ147
と停止部152bとが当接する範囲となると旋回内側の
走行装置1が停止し、機体2は信地旋回する。すなわち
図21は信地旋回時の操向レバー18の揺動状態を示し
ている。
【0088】またカム穴148には、減速案内部152
の下端に連続して、操向レバー18を前後方向の中立位
置から左又は右に所定角度以上揺動させるとカムローラ
147と当接し、さらに操向レバー18を揺動させるこ
とによって、操向レバー18の揺動方向の操作具103
又は106を、操向レバー18の揺動角度に比例して、
アーム108又は109が上方に揺動するように回動さ
せる逆転案内部153が設けられている。
の下端に連続して、操向レバー18を前後方向の中立位
置から左又は右に所定角度以上揺動させるとカムローラ
147と当接し、さらに操向レバー18を揺動させるこ
とによって、操向レバー18の揺動方向の操作具103
又は106を、操向レバー18の揺動角度に比例して、
アーム108又は109が上方に揺動するように回動さ
せる逆転案内部153が設けられている。
【0089】そしてカム穴148には、直進案内部15
1の上端に連続して、操向レバー18を前後方向の中立
位置から左又は右に所定角度以上揺動させるとカムロー
ラ147と当接し、さらに操向レバー18を揺動させる
ことによって、操向レバー18の揺動方向の反対側の操
作具106又は103を、操向レバー18の揺動角度に
比例して、操作アーム108又は109が下方に揺動す
るように回動させる正転案内部154が設けられてい
る。
1の上端に連続して、操向レバー18を前後方向の中立
位置から左又は右に所定角度以上揺動させるとカムロー
ラ147と当接し、さらに操向レバー18を揺動させる
ことによって、操向レバー18の揺動方向の反対側の操
作具106又は103を、操向レバー18の揺動角度に
比例して、操作アーム108又は109が下方に揺動す
るように回動させる正転案内部154が設けられてい
る。
【0090】なお上記逆転案内部153と正転案内部1
54は、操向レバー18の揺動時に、揺動方向のカムロ
ーラ147と逆転案内部153との当接と、揺動方向の
逆側のカムローラ147と正転案内部154との当接と
が同時に開始され、操向レバー18の揺動角度に比例し
て、揺動方向側の操作具103又は106と揺動方向の
逆側の操作具106又は103とが、方向が逆で絶対値
が同じ角度回動するように角度及び長さが設定されてい
る。
54は、操向レバー18の揺動時に、揺動方向のカムロ
ーラ147と逆転案内部153との当接と、揺動方向の
逆側のカムローラ147と正転案内部154との当接と
が同時に開始され、操向レバー18の揺動角度に比例し
て、揺動方向側の操作具103又は106と揺動方向の
逆側の操作具106又は103とが、方向が逆で絶対値
が同じ角度回動するように角度及び長さが設定されてい
る。
【0091】これにより図22に示されるように、操向
レバー18を前後方向の中立状態から左側に所定角度
(左側のカムローラ147と逆転案内部153とが当接
する角度)以上揺動させると、左側の走行装置1が後進
方向に駆動されるとともに、右側の走行装置1が左側の
走行装置1と同速度で前進方向に駆動され、機体2は超
信地旋回を行う。
レバー18を前後方向の中立状態から左側に所定角度
(左側のカムローラ147と逆転案内部153とが当接
する角度)以上揺動させると、左側の走行装置1が後進
方向に駆動されるとともに、右側の走行装置1が左側の
走行装置1と同速度で前進方向に駆動され、機体2は超
信地旋回を行う。
【0092】なお上記操向レバー18は図23に示され
るようなレバーガイド156のガイド孔156aを介し
て突出せしめられており、操向レバー18の前後及び左
右の揺動範囲はレバーガイド156によって規制されて
いる。そしてレバーガイド156は、前述の超信地旋回
の操作を前後方向の中立位置からの左右揺動のみで行う
ことができ、且つ前進速度が高速になるに従って左右揺
動可能な範囲が小さくなり、旋回可能な旋回半径が徐々
に大きくなるように設定されている。
るようなレバーガイド156のガイド孔156aを介し
て突出せしめられており、操向レバー18の前後及び左
右の揺動範囲はレバーガイド156によって規制されて
いる。そしてレバーガイド156は、前述の超信地旋回
の操作を前後方向の中立位置からの左右揺動のみで行う
ことができ、且つ前進速度が高速になるに従って左右揺
動可能な範囲が小さくなり、旋回可能な旋回半径が徐々
に大きくなるように設定されている。
【0093】以上に示される構造によって、オペレータ
は一本の操向レバー18を前後及び左右に揺動させるこ
とによって、機体の前後進及び左右旋回を操作すること
ができ、機体の操作性が高く、走行及び操向を容易に操
作することができる。特に旋回半径が操向レバー18の
左右の揺動角度に比例するため、旋回操作を自然な操作
感で容易に操作することができる。
は一本の操向レバー18を前後及び左右に揺動させるこ
とによって、機体の前後進及び左右旋回を操作すること
ができ、機体の操作性が高く、走行及び操向を容易に操
作することができる。特に旋回半径が操向レバー18の
左右の揺動角度に比例するため、旋回操作を自然な操作
感で容易に操作することができる。
【0094】このとき操向レバー18の前後又は左右揺
動が上記のように左右独立したカム穴148,カムロー
ラ147等からなるカム機構によってトラニオンアーム
110,110側に伝動されるため、操向レバー18の
操作を伝動する操作機構の部品点数が少なく、また組み
付け誤差が少なくなるため、操向レバー18の揺動操作
をより正確に伝動することができる。また部品点数の少
なさや、調節個所の少なさ等により故障も少なく、安定
した操作機構を構成することができる。
動が上記のように左右独立したカム穴148,カムロー
ラ147等からなるカム機構によってトラニオンアーム
110,110側に伝動されるため、操向レバー18の
操作を伝動する操作機構の部品点数が少なく、また組み
付け誤差が少なくなるため、操向レバー18の揺動操作
をより正確に伝動することができる。また部品点数の少
なさや、調節個所の少なさ等により故障も少なく、安定
した操作機構を構成することができる。
【0095】そして特に旋回半径が、走行速度が高速に
なるに従って大きくなり、超信地旋回は機体2の停止時
(走行速度0)からのみ可能であるため、オペレータの
予期しない高速走行中の信地旋回や超信地旋回の発生が
防止され、旋回操作を容易に行うことができる。
なるに従って大きくなり、超信地旋回は機体2の停止時
(走行速度0)からのみ可能であるため、オペレータの
予期しない高速走行中の信地旋回や超信地旋回の発生が
防止され、旋回操作を容易に行うことができる。
【0096】また上記構造により旋回時旋回外側の走行
装置は直進時と同速であるため、旋回時のエンジン9側
の負荷が増大することが防止され、旋回中のエンスト等
を防止することができとともに、旋回速度が直進時に比
較して変化しないため、旋回を円滑に行うことができ
る。
装置は直進時と同速であるため、旋回時のエンジン9側
の負荷が増大することが防止され、旋回中のエンスト等
を防止することができとともに、旋回速度が直進時に比
較して変化しないため、旋回を円滑に行うことができ
る。
【0097】次に前述のエンジン9の冷却系及び吸気系
と、油圧回路のオイルの冷却系について説明する。図2
4,図25に示されるように、エンジン9の後方スペー
スには、機体フレーム8側に取り付けられてラジエータ
161が設けられており、該ラジエータ161の後方に
はエアダクト162が設けられている。
と、油圧回路のオイルの冷却系について説明する。図2
4,図25に示されるように、エンジン9の後方スペー
スには、機体フレーム8側に取り付けられてラジエータ
161が設けられており、該ラジエータ161の後方に
はエアダクト162が設けられている。
【0098】このときエアダクト162は後方に向かっ
て開口し、開口部(吸気窓)163を介してエアダクト
162内にエアを取り入れ、ラジエータ161の冷却等
を行うように構成されている。そして吸気窓163に
は、図26〜図28に示されるように、金網状のエアフ
ィルタ164が取り付けられ、さらにエアフィルタ16
4の外側にはエアダクト162側に取り付けられてカバ
ー166が設けられ、該カバー166にも金網状のエア
フィルタ167が取り付けられている。
て開口し、開口部(吸気窓)163を介してエアダクト
162内にエアを取り入れ、ラジエータ161の冷却等
を行うように構成されている。そして吸気窓163に
は、図26〜図28に示されるように、金網状のエアフ
ィルタ164が取り付けられ、さらにエアフィルタ16
4の外側にはエアダクト162側に取り付けられてカバ
ー166が設けられ、該カバー166にも金網状のエア
フィルタ167が取り付けられている。
【0099】すなわちエアダクト162とカバー166
によって、ラジエータ161へのエアの導入部が構成さ
れ、エアダクト162内にはエアフィルタ164及び1
67を介してエアが取り入れられる。このときカバー1
66のエアフィルタ167は側方へのスライドによって
着脱ができるようにカバー166に取り付けられてい
る。またカバー166の側方にはエアフィルタ164を
取り外すための取外し孔168が穿設されており、両エ
アフィルタ164,167は同方向に取外すことができ
る。
によって、ラジエータ161へのエアの導入部が構成さ
れ、エアダクト162内にはエアフィルタ164及び1
67を介してエアが取り入れられる。このときカバー1
66のエアフィルタ167は側方へのスライドによって
着脱ができるようにカバー166に取り付けられてい
る。またカバー166の側方にはエアフィルタ164を
取り外すための取外し孔168が穿設されており、両エ
アフィルタ164,167は同方向に取外すことができ
る。
【0100】なおエアフィルタ164は端面に折曲部1
69を備えたフレームに金網が取り付けられた構造とな
っており、カバー166の取外し孔168はエアフィル
タ164を挿入すると、エアフィルタ164の折曲部1
69によって蓋される。またエアフィルタ164及びエ
アフィルタ167はカバー166の側面においてノブボ
ルト171及びノブボルト172によって取り付けられ
る。
69を備えたフレームに金網が取り付けられた構造とな
っており、カバー166の取外し孔168はエアフィル
タ164を挿入すると、エアフィルタ164の折曲部1
69によって蓋される。またエアフィルタ164及びエ
アフィルタ167はカバー166の側面においてノブボ
ルト171及びノブボルト172によって取り付けられ
る。
【0101】以上に示される構造によって、エアフィル
タ164,167の着脱が容易に行われ、エアフィルタ
164,167の清掃や交換等を容易に行うことができ
る。しかも前述のようにエンジン9の後方に形成された
比較的大きなスペース内にラジエータ161やエアダク
ト162,エアフィルタ164,167等が配置される
ため、交換等のメンテナンス作業は容易である。
タ164,167の着脱が容易に行われ、エアフィルタ
164,167の清掃や交換等を容易に行うことができ
る。しかも前述のようにエンジン9の後方に形成された
比較的大きなスペース内にラジエータ161やエアダク
ト162,エアフィルタ164,167等が配置される
ため、交換等のメンテナンス作業は容易である。
【0102】特にエアフィルタを前後に複数(2枚)配
置されているため、フィルタ効果が高くエンジン9側に
ゴミ等の少ないエアを供給することができる他、エンジ
ン9側を保護することもできる。なおエアフィルタ16
4,167は上記のように側方に容易に引き出すことが
できるため、エアフィルタ164,167のメンテナン
ス性は高い。
置されているため、フィルタ効果が高くエンジン9側に
ゴミ等の少ないエアを供給することができる他、エンジ
ン9側を保護することもできる。なおエアフィルタ16
4,167は上記のように側方に容易に引き出すことが
できるため、エアフィルタ164,167のメンテナン
ス性は高い。
【0103】そしてカバー166の下部は所定の空間か
らなるダストポット173が形成され、カバー166の
背面に設けられた透明の点検窓174からダストポット
173内の状態を確認することができ、ゴミ等が溜まっ
た場合は、蝶番176とトランク金具177によって開
閉可能に取り付けられたカバー166の底板178を介
して、上記ゴミ等を排出させることができる。
らなるダストポット173が形成され、カバー166の
背面に設けられた透明の点検窓174からダストポット
173内の状態を確認することができ、ゴミ等が溜まっ
た場合は、蝶番176とトランク金具177によって開
閉可能に取り付けられたカバー166の底板178を介
して、上記ゴミ等を排出させることができる。
【0104】なお図2,図4,図26等に示されるよう
に、ボンネット7にも吸気口179が設けられており、
該吸気口179に近接した金網状のエアフィルタ181
を介したラジエータ161側へのエアの取込みも可能と
なっている。そしてエアフィルタ181の吸気口182
からラジエータ161の前方は仕切り板183によって
エンジン9及びマフラ184と仕切られており、防塵及
びマフラ184やエンジン9の熱を遮断するように構成
されている。
に、ボンネット7にも吸気口179が設けられており、
該吸気口179に近接した金網状のエアフィルタ181
を介したラジエータ161側へのエアの取込みも可能と
なっている。そしてエアフィルタ181の吸気口182
からラジエータ161の前方は仕切り板183によって
エンジン9及びマフラ184と仕切られており、防塵及
びマフラ184やエンジン9の熱を遮断するように構成
されている。
【0105】一方前述のエアダクト162内には、本草
刈機の油圧回路内のオイル(圧油)の冷却を行うオイル
クーラ186が設けられており、ラジエータ161への
取り込みエアによって上記オイルの冷却を行っている。
このとき上記オイルクーラ186は、オイルクーラ18
6の底面側に突出されたピン187をエアダクト162
の底面側のブラケット188に挿入することによって底
面側が支持されている。
刈機の油圧回路内のオイル(圧油)の冷却を行うオイル
クーラ186が設けられており、ラジエータ161への
取り込みエアによって上記オイルの冷却を行っている。
このとき上記オイルクーラ186は、オイルクーラ18
6の底面側に突出されたピン187をエアダクト162
の底面側のブラケット188に挿入することによって底
面側が支持されている。
【0106】またオイルクーラ186の上方側はエアダ
クト162の上方のステー195にナット189を介し
て固定される。そして油圧パイプ190とオイルクーラ
186との配管は、油圧パイプ190が下方側からエア
ダクト162内に引き回され、オイルクーラ186の上
方側で連結され、配管の最上部でジョイント192によ
り分割されて構成されている。
クト162の上方のステー195にナット189を介し
て固定される。そして油圧パイプ190とオイルクーラ
186との配管は、油圧パイプ190が下方側からエア
ダクト162内に引き回され、オイルクーラ186の上
方側で連結され、配管の最上部でジョイント192によ
り分割されて構成されている。
【0107】このためオイルクーラ186の取り外し
は、エアフィルタ164,167を引き出し、エアフィ
ルタ181を取り外し、ジョイント192のボルト19
3を外し、ナット189を外し、上方に引き上げること
によって容易に行うことができる。これにより油圧回路
内のオイルの冷却をラジエータ161の冷却系内で行う
ことができる。なおオイルクーラ186の着脱は上記の
ように容易でメンテナンス性も高く、またエンジン9の
後方のスペースが上記のように大きいため、ラジエータ
161のメンテナンス等も容易に行うことができる。
は、エアフィルタ164,167を引き出し、エアフィ
ルタ181を取り外し、ジョイント192のボルト19
3を外し、ナット189を外し、上方に引き上げること
によって容易に行うことができる。これにより油圧回路
内のオイルの冷却をラジエータ161の冷却系内で行う
ことができる。なおオイルクーラ186の着脱は上記の
ように容易でメンテナンス性も高く、またエンジン9の
後方のスペースが上記のように大きいため、ラジエータ
161のメンテナンス等も容易に行うことができる。
【0108】最後に本草刈機の油圧回路について簡単に
説明する。図29に示されるように、エンジン9の出力
がカウンタギヤケース11に出力され、カウンタギヤケ
ース11の出力ギヤ11a,11bによって刈取り油圧
ポンプ14と走行油圧ポンプ16の駆動軸14a,16
aが回転駆動されている。また刈取油圧ポンプ14の後
端には油圧シリンダ45と油圧シリンダ83への圧油の
供給を行うポンプ193が設けられ、刈取油圧ポンプ1
4の駆動軸14aによって、刈取り油圧ポンプ14と一
体的に駆動されている。
説明する。図29に示されるように、エンジン9の出力
がカウンタギヤケース11に出力され、カウンタギヤケ
ース11の出力ギヤ11a,11bによって刈取り油圧
ポンプ14と走行油圧ポンプ16の駆動軸14a,16
aが回転駆動されている。また刈取油圧ポンプ14の後
端には油圧シリンダ45と油圧シリンダ83への圧油の
供給を行うポンプ193が設けられ、刈取油圧ポンプ1
4の駆動軸14aによって、刈取り油圧ポンプ14と一
体的に駆動されている。
【0109】そして刈取油圧ポンプ14と刈取油圧モー
タ20とがパイピングされて刈取HSTを構成している
とともに、各走行油圧ポンプ16L,16Rと走行油圧
モータ25とがパイピングされて左右の走行HSTを構
成している。また上記ポンプ193からの出力は、油圧
シリンダ45の制御用のバルブ194と、油圧シリンダ
83の制御用のバルブ196が一体的に設けられたバル
ブユニット197に出力され、このバルブユニット19
7によって両油圧シリンダ45,83が作動せしめられ
る。
タ20とがパイピングされて刈取HSTを構成している
とともに、各走行油圧ポンプ16L,16Rと走行油圧
モータ25とがパイピングされて左右の走行HSTを構
成している。また上記ポンプ193からの出力は、油圧
シリンダ45の制御用のバルブ194と、油圧シリンダ
83の制御用のバルブ196が一体的に設けられたバル
ブユニット197に出力され、このバルブユニット19
7によって両油圧シリンダ45,83が作動せしめられ
る。
【0110】そして刈取油圧ポンプ14と走行油圧ポン
プ16とからの排油経路内にオイルクーラ186が配置
されており、これによって油圧経路内の圧油の冷却を行
うように構成されている。
プ16とからの排油経路内にオイルクーラ186が配置
されており、これによって油圧経路内の圧油の冷却を行
うように構成されている。
【0111】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よると、オペレータは一本の操向レバー18を前後及び
左右に揺動させることによって、機体の前後進及び左右
旋回を操作することができ、機体の操作性が高く、且つ
機体の左右旋回時の走行感覚と操向レバーの操作感覚と
がシンクロするため、操作フィーリングが良いという効
果がある。
よると、オペレータは一本の操向レバー18を前後及び
左右に揺動させることによって、機体の前後進及び左右
旋回を操作することができ、機体の操作性が高く、且つ
機体の左右旋回時の走行感覚と操向レバーの操作感覚と
がシンクロするため、操作フィーリングが良いという効
果がある。
【0112】このとき操向レバーの前後又は左右揺動を
カム機構によってトラニオンアーム側に伝動する構造と
なっているため、操作機構の部品点数が少なく、また組
み付け誤差が少ないため、操向レバーの揺動操作をより
正確に伝動することができ、また部品点数の少なさや、
調節個所の少なさ等により故障も少ないという効果があ
る。
カム機構によってトラニオンアーム側に伝動する構造と
なっているため、操作機構の部品点数が少なく、また組
み付け誤差が少ないため、操向レバーの揺動操作をより
正確に伝動することができ、また部品点数の少なさや、
調節個所の少なさ等により故障も少ないという効果があ
る。
【0113】またカムに逆転案内部を設けることによっ
て、機体を超信地旋回させることもでき、特にカムに正
転案内部を設け、且つ逆転案内部の作動が操向レバーの
前後方向の中立位置からの左右揺動時に行われるように
構成することによって、超信地旋回が機体の停止時(走
行速度0)からのみ可能となり、オペレータの予期しな
い高速走行中の超信地旋回の発生が防止されるという利
点がある。
て、機体を超信地旋回させることもでき、特にカムに正
転案内部を設け、且つ逆転案内部の作動が操向レバーの
前後方向の中立位置からの左右揺動時に行われるように
構成することによって、超信地旋回が機体の停止時(走
行速度0)からのみ可能となり、オペレータの予期しな
い高速走行中の超信地旋回の発生が防止されるという利
点がある。
【図1】草刈機の左側面図である。
【図2】草刈機の平面図である。
【図3】草刈機の背面図である。
【図4】草刈機の左側面透視図である。
【図5】草刈機の平面透視図である。
【図6】草刈機の操作パネル部分の平面図である。
【図7】(a),(b)は、モア軸部分の側面図及び正
面図である。
面図である。
【図8】刈取装置を上昇させた状態を示す草刈機の左側
面透視図である。
面透視図である。
【図9】刈取装置部分の左側面透視図である。
【図10】刈取装置部分の平面透視図である。
【図11】刈取装置を左側にスライドさせた状態の草刈
機の平面図である。
機の平面図である。
【図12】刈取装置を右側にスライドさせた状態の草刈
機の平面図である。
機の平面図である。
【図13】操縦フレームの支持状態を示すフレームの背
面図である。
面図である。
【図14】操縦フレームの支持状態を示すフレームの平
面図である。
面図である。
【図15】操縦部を傾斜させた状態の操縦フレームの背
面図である。
面図である。
【図16】傾斜地での作業状態を示す草刈機の背面図で
ある。
ある。
【図17】操向レバー部分の左側面断面図である。
【図18】(a),(b)は、操向レバーの支持状態を
示す操向レバーの側面図及び背面透視図である。
示す操向レバーの側面図及び背面透視図である。
【図19】操向レバーと走行油圧ポンプとの連結状態を
示す左側面要部断面図である。
示す左側面要部断面図である。
【図20】操向レバーと走行油圧ポンプとの連結状態を
示す平面面要部断面図である。
示す平面面要部断面図である。
【図21】(a),(b)は、機体を左方向に信地旋回
させた状態の操向レバーの支持状態を示す操向レバーの
側面図及び背面透視図である。
させた状態の操向レバーの支持状態を示す操向レバーの
側面図及び背面透視図である。
【図22】(a),(b)は、機体を左方向に超信地旋
回させた状態の操向レバーの支持状態を示す操向レバー
の側面図及び背面透視図である。
回させた状態の操向レバーの支持状態を示す操向レバー
の側面図及び背面透視図である。
【図23】レバーガイドの平面図である。
【図24】エンジン及びオイルの冷却部分の要部平面図
である。
である。
【図25】エンジン及びオイルの冷却部分の要部左側面
図である。
図である。
【図26】エンジン及びオイルの冷却部分を示す背面断
面図である。
面図である。
【図27】エンジン及びオイルの冷却部分の要部背面図
である。
である。
【図28】エアフィルタを引き出した状態のエンジン及
びオイルの冷却部分の要部背面図である。
びオイルの冷却部分の要部背面図である。
【図29】草刈機の油圧回路である。
1 走行装置
2 機体
18 操向レバー
110 トラニオンアーム
111 トラニオンアーム
148 カム
151 直進案内部
152 減速案内部
153 逆転案内部
154 正転案内部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2B043 AA03 AB08 BA05 BB11 DA05
ED22
2B076 AA07 CC02 DA15 DC01 DD01
2B083 AA01 BA15 CA30 HA59 KA10
3D038 AA04 AB05 AC02 AC11 AC27
3D052 AA06 BB01 BB10 BB11 DD03
EE01 FF02 GG04 HH01 JJ21
JJ31 JJ37
Claims (3)
- 【請求項1】 左右の走行装置(1)によって機体
(2)を支持せしめ、各走行装置(1)を駆動する油圧
無段変速装置を別々に設け、機体(2)側に上記両油圧
無段変速装置を制御して機体(2)の前後進及び操向を
操作する1本の操向レバー(18)を設けた草刈機にお
いて、該操向レバー(18)を前後及び左右揺動自在に
支持せしめ、操向レバー(18)と両油圧無段変速装置
のトラニオン軸を操作するトラニオンアーム(11
0),(111)との間に、操向レバー(18)の前後
又は左右揺動をトラニオンアーム(110),(11
1)側に伝動して油圧無段変速装置を操作せしめるカム
機構を介設し、該カム機構が各油圧無段変速装置用のカ
ム(148)を備え、各カム(148)が、操向レバー
(18)の前後揺動時に走行装置(1)を前進又は後進
側に駆動する直進案内部(151)と、操向レバー(1
8)の左右揺動時に走行装置(1)の駆動を上記直進案
内部(151)による駆動に比較して減速せしめる減速
案内部(152)とを備え、操向レバー(18)の前後
揺動に加えた左右への揺動操作時に、旋回内側の走行装
置(1)に対応するカム(148)の減速案内部(15
2)と、旋回外側の走行装置(1)に対応するカムの直
進案内部(151)とを作動させて機体(2)を旋回せ
しめる草刈機の操向レバー。 - 【請求項2】 各カム(148)が、操向レバー(1
8)の所定角度以上の左又は右方向への揺動時に、走行
装置(1)を後進側に駆動する逆転案内部(153)を
備え、操向レバー(18)の所定角度以上の左右への揺
動操作時に、旋回内側の走行装置(1)に対応するカム
(148)の逆転案内部(153)を作動させて機体
(2)を旋回せしめる請求項1の草刈機の操向レバー。 - 【請求項3】 各カム(148)に、操向レバー(1
8)の前後方向の中立位置からの所定角度以上の左右揺
動時に、走行装置(1)を前進側に駆動する正転案内部
(154)を設け、逆転案内部(153)を、操向レバ
ー(18)の前後方向の中立位置からの左右方向への揺
動時に作動可能に構成し、操向レバー(18)の前後方
向の中立位置からの所定角度以上の左右揺動時に、旋回
内側の走行装置(1)に対応するカム(148)の逆転
案内部(153)と、旋回外側の走行装置(1)に対応
するカム(148)の正転案内部(154)と作動さ
せ、左右の走行装置(1)を互いに逆回転、且つ同速度
で駆動して機体(2)を旋回せしめる請求項2の草刈機
の操向レバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001319938A JP2003118624A (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 草刈機の操向レバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001319938A JP2003118624A (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 草刈機の操向レバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003118624A true JP2003118624A (ja) | 2003-04-23 |
Family
ID=19137401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001319938A Pending JP2003118624A (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 草刈機の操向レバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003118624A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007090953A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Ishikawajima Constr Mach Co | 作業機の燃料供給口及びカバー構造 |
JP2016120887A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 三菱マヒンドラ農機株式会社 | 作業車両の操縦席 |
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