JP2003116315A - 草刈機における操縦部の水平維持機構 - Google Patents
草刈機における操縦部の水平維持機構Info
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Abstract
となく、機体を容易に操縦することができる草刈機にお
ける操縦部の水平維持機構を提供することを課題として
いる。 【解決手段】 前方に草刈り用の刈取装置3を取り付け
た機体2の後方に操縦者載置台22と操縦操作部17と
を備えた操縦部4を設け、機体フレーム8に左右揺動自
在に支持せしめられた操縦部フレーム78に操縦操作部
17とステップ22とを一体的に取り付け、操縦部フレ
ーム78と機体フレーム8との間に、操縦操作部17及
びステップ22の水平を維持するように操縦部フレーム
78の揺動角度を調節する調節部45を設けた。
Description
可能な草刈機における操縦部の水平維持機構に関する。
が左右のクローラ式の走行装置に支持され、機体の前方
に草刈り用の刈取装置を備え、機体の後方に操縦者が立
ち乗りするためのステップと、操向レバーや把持部等を
有する操縦操作部とを備えた操縦部を設けた草刈機が知
られており、該草刈機は左右の走行装置によって傾斜面
を走行して草刈作業を行うことができる。
行うと操縦者が水平面に対して傾斜して操作することと
なり操縦が困難となるため、上記草刈機の中には傾斜面
での作業時に操縦者が水平面に対して略垂直に立って操
縦することができるように、ステップが常に水平を保つ
ようにスイングするもの,走行装置に対して機体全体が
水平を保つようにスイングするもの,あらかじめ想定さ
れている傾斜面に合わせてステップが屈曲せしめられた
ものがあった。
機種の場合、操縦操作部は傾斜するため操縦操作が困難
であるという欠点があり、また機体全体がスイングする
機種の場合、水平な機体が谷側の視界を妨げる他、傾斜
時に重心位置が高くなり走行安定性が低下するという欠
点があり、さらにステップが屈曲している機種の場合、
対応可能な傾斜角度が限定されるという欠点があった。
み等の発見が遅れ、機体を窪みに落としてしまう等の不
都合が発生し、特に谷側の前方視界が悪化すると刈り残
し等が発生することもある。このため前方視界が良好
で、傾斜地での走行時にも重心位置が高くなることな
く、機体を容易に操縦することができる草刈機における
操縦部の水平維持機構が望まれていた。
の本発明の草刈機における操縦部の水平維持機構は、走
行装置1に支持された機体2の前方に草刈り用の刈取装
置3を取り付け、前記機体2の後方にステップ22と操
縦操作部17とを備えた操縦部4を設けた草刈機におい
て、操縦操作部17とステップ22とを操縦部フレーム
78に一体的に取り付け、該操縦部フレーム78を機体
フレーム8に左右揺動自在に支持せしめ、操縦部フレー
ム78と機体フレーム8との間に、操縦部フレーム78
の揺動角度を調節する調節装置83を設け、該調節装置
83が操縦操作部17及びステップ22の水平を維持す
ることを特徴としている。
度を制御して機体2の走行を操作する操向レバー18を
設け、機体2側に走行装置1の駆動を制御する駆動制御
部16を設け、操向レバー(18)側と駆動制御部(1
6)側との連結機構内に自在継ぎ手(124)を備えた
ロッド(118),(119)を設け、該自在継ぎ手
(124)の回動軸心と操縦部フレーム(78)の揺動
軸心とを一致させた請求項1の草刈機における操縦部の
水平維持機構。
機の側面図,平面図及び後面図、図4,図5は側面透視
図及び平面透視図であり、本草刈機は、左右のクローラ
式の走行装置1に支持されて機体2が設けられ、該機体
2の前方に草刈り用の作業機(刈取装置)3が上下昇降
自在に支持され、さらに機体2の後方に操縦部4が設け
られて構成されている。
ンジンルーム6として形成され、該エンジンルーム6が
ボンネット7によって覆われており、該ボンネット7内
の機体2の左右方向の略中央に機体フレーム8側に取り
付けられてエンジン9が搭載されている。
ヤケース11が機体フレーム8側に取り付けられて設け
られており、該ギヤケース11の入力軸とエンジン9の
駆動軸とがジョイント12を介して連結されて、ギヤケ
ース11にエンジン9から駆動力が入力されている。
備えて左右方向に突出しており、左右両端側から駆動力
を取り出すことができるように構成されている。そして
右側に刈取装置の駆動用の油圧無段変速装置(刈取HS
T)を構成する油圧ポンプ(刈取油圧ポンプ)14が、
左側に左右の走行装置1の駆動用の左右の油圧無段変速
装置(走行HST)を構成する油圧ポンプ(走行油圧ポ
ンプ)16が取り付けられ、両油圧ポンプ14,16が
ギヤケースからの出力によって駆動されるように構成さ
れている。
としてHSTを介して走行装置1及び刈取装置3を作動
させるように構成されており、左右の走行装置1が左右
別々の走行HSTによって駆動されるとともに、刈取装
置3が刈取HSTによって駆動される。
は、分離配置された油圧ポンプと油圧モータとを油圧ホ
ースによってパイピングした構造となっており、刈取H
STの油圧モータ(刈取油圧モータ)20が刈取装置3
側に、左右の走行HSTの油圧モータ(走行油圧モー
タ)25が左右各走行装置1に取り付けられ、それぞれ
刈取ポンプ14又は走行ポンプ16とパイピング接続さ
れている。
回転により、左右の走行装置1がそれぞれ対応する走行
油圧モータ25の回転により各駆動される。なお左右の
走行油圧ポンプ16は一体的にパッケージングされてい
る。
のパネル(操作パネル)17には、図6に示されるよう
に左右及び前後揺動自在に走行用の操作レバー(操向レ
バー)18が設けられ、該操向レバー18によって左右
の走行HSTを操作して機体2の前後進及び旋回を操作
することが可能となっている。すなわち左右の走行HS
Tを独立して操作する機構が、本草刈機の走行機構とな
る。
(刈取油圧モータ20)を正転又は逆転駆動させる刈取
スイッチ10F,10Rが設けられており、正転側の刈
取スイッチ10Fを押すことによって刈取油圧モータ2
0を正回転方向に駆動して刈取装置3の後述する爪を正
回転させて刈取り作業を行わせ、逆転側の刈取スイッチ
10Rを押すことによって刈取油圧モータ20を逆回転
方向に駆動して上記爪を逆回転させて刈取り作業を行わ
せることができる。
の下限高さを設定する刈高さ下限設定レバー19と、エ
ンジン9の回転数を調節するエンジンコントロールレバ
ー21も設けられており、さらに刈取装置3を機体2の
旋回が可能な高さに上昇させる上昇スイッチ18aと、
刈高さ下限設定レバー19によって設定される下限高さ
に下降させる下降スイッチ18bとが操向レバー18の
グリップに設けられている。
17の他、立乗り用のステップ22と把持部23とが備
えられている。またエンジン9の左右両側方には、燃料
タンク30とHSTを含む油圧機構用のオイルタンク3
5とが振り分け配置されている。
河川敷やスキー場,インターチェンジ付近の雑草地等の
草刈り作業場で、オペレータがステップ22に立ち乗り
し、下降スイッチ18bにより刈高さ下限設定レバー1
9によって設定した高さに刈取装置3を下降させ、該刈
取装置3を刈取スイッチ10F又は10Rを押して作動
させるとともに、操向レバー18によって機体2を前後
進及び左右旋回させることによって上記草刈り作業場の
草刈り作業を行うことができる。なお操向レバー18に
よる操縦構造及び刈取装置3の昇降機構は後述する。
タギヤケース11が機体2の中央に、刈取油圧ポンプ1
4と走行油圧ポンプ16、及び上記燃料タンク30とオ
イルタンク35とが左右に振り分け配置されているた
め、機体の左右及び前後バランスに優れ、走行性能が高
く、傾斜地等においても安定して走行することができ
る。
体フレーム8上にバランス良く配置されているため、機
体2内のスペースが有効に利用され、特にエンジン9の
後方に比較的大きなスペースを設けることができ、該ス
ペースに後述するようにエンジン9やHST(HST用
のオイル)の冷却系の部品等を容易に配置することがで
き、メンテナンスを容易に行うこともできる。
ム24に回転駆動自在に軸支された爪軸(モア軸)26
に刈取り用の爪27を複数取り付けた構造となってお
り、モア軸26を回転させることによって爪27を回転
させて草を刈り取る構造となっている。
6には対向する2枚のプレート28からなるモア取付金
具29が周面上に複数取り付けられており、モア取付金
具29のプレート28の間に左右反対向きに2つの爪2
7が挿入され、該爪27がピン31を介してモア取付金
具29に回動自在に軸支されている。
27の回動を規制するピン32に捩りバネ33が外嵌し
て取り付けられているとともに、該捩りバネ33の一端
が上記ピン31に、他端がモア取付金具29に係止され
ており、上記捩りバネ33によってピンの抜け止めが行
われている。
れており、モア軸26の回転によってピン31を中心に
回動自在である状態で回転駆動されて草を刈り取る。こ
のとき爪27は石等との当接時にはピン31を中心に回
動して逃げ、爪27の破損等が防止される。なお爪27
の着脱は捩りバネ33のピン31との係止を解除するこ
とによって容易に行うことができる。また両ピン31,
32の端部にCリングやピン等の抜け止めを施してもよ
い。
コライザ式の可動転輪36と駆動用のスプロケット37
と上部転輪38にクローラ39が巻き掛けられて構成さ
れており、スプロケット37を回転駆動することによっ
てクローラ39を回転させる構造となっている。なお可
動転輪36側にはクローラ外れを防止するためのクロー
ラガイド41が突設されており、該クローラガイド41
は可動転輪36と一体にスイングして、クローラ39の
外れを防止する。
走行装置1のスプロケット37を直接駆動するように左
右の走行装置1にそれぞれ取り付けられ、各走行油圧モ
ータ25に対応する走行油圧ポンプ16にパイピングさ
れている。
る。図4,図8に示されるように、上記機体フレーム8
の前部の下方及び下方側には、上下昇降自在にロアリン
ク42とトップリンク43が軸支されており、また機体
フレーム8におけるロアリンク42とトップリンク43
との間にはリフトアーム44が軸支されている。そして
該リフトアーム44と一体回動するアーム46と機体フ
レーム8側との間には油圧シリンダ45が介設されてい
る。
2とが連結アーム47によって連結されており、上記油
圧シリンダ45の伸縮によりアーム46を介してリフト
アーム44が上下揺動せしめられ、このリフトアーム4
4の揺動によって連結アーム47を介してロアリンク4
2が昇降せしめられる。
装置3を支持するリフトフレーム48が上記ロアリンク
42とトップリンク43とによって支持されており、上
記構造により油圧シリンダ45の伸縮駆動によって図8
に示されるように刈取装置3が機体2に対して昇降せし
められる。
後揺動自在に設けられており、下降する刈取装置3と当
接して刈取装置3の高さを検知するセンサ(図示しな
い)の高さを変更することができるように構成されてい
る。そして上記下降スイッチ18bのONによって油圧
シリンダ45の油圧バルブが下降側に作動せしめられ、
その後上記センサが刈取装置3を検知することによって
油圧バルブの下降側の作動を停止させることで、刈取装
置3が所定の高さに下降せしめられる。
て油圧シリンダ45のバルブを上昇側に作動せしめ、刈
取装置3をオペレータの任意の高さに上昇させることも
できる。以上のように油圧シリンダ45のバルブを制御
することによって油圧シリンダ45の伸縮をコントロー
ルして刈取装置3の高さを調節することが可能となって
いる。
10に示されるように、刈取装置3の刈取フレーム24
を支持するために、上方側に支持ボックス49が、下方
側に支持具51がそれぞれ設けられている。そして上記
支持ボックス49は、内部に上下対向する1組の回転体
(ローラ)52が左右方向に複数組設けられており、刈
取フレーム24に一体的に取り付けられた左右方向のス
ライド杆(スライドロッド)53を上下のローラ52に
よって左右スライド自在に挟持して支持している。
をなす本体51aの上方から軸51bを突出せしめ、該
軸51bに平面方向に回転するようにベアリング51c
を軸支した構成となっており、リフトフレーム48の左
右両側に設けられている。そして刈取フレーム24に
は、上記スライドロッド53の下方位置に左右方向の支
持レール54が一体的に取り付けられており、上記ベア
リング51cを支持レール54の上下面に左右方向に延
びて穿設された開口部54aの内部に収容することによ
って、支持具51が支持レール54を左右スライド自在
に支持している。
レーム24に左右方向に設けられたネジ56を螺合して
収容する受具57が設けられている。このとき前記ネジ
56は刈取フレーム24側に設けられたモータ58によ
って回転駆動せしめられ、すなわちこのネジ56の回転
駆動によって刈取フレーム24が左右にスライド移動せ
しめられる。
トフレーム48側の支持ボックス49と支持具51及
び、刈取フレーム24側のスライドロッド53と支持レ
ール54とからなるスライド機構によって機体2側に左
右スライド自在に支持され、モータ58の駆動によって
左右の位置調節が行われる。
に操作することによって上記モータ58を正転又は逆転
させ、刈取装置3を左右にスライドさせるスライドスイ
ッチ15が設けられている。このため該スライドスイッ
チ15の左又は右への傾動操作によって、図11,図1
2に示されるように、刈取装置3の端部を機体2の左又
は右の外側方に大きく突出させることができ、機体2に
対する刈取作業可能範囲を左右方向に大きくオフセット
させることができる。
刈取作業を行う場合、刈取装置3を左又は右にオフセッ
トすることによって、機体2を草刈り作業範囲の際(き
わ)で走行させる必要が無く、機体2を作業範囲の比較
的内側で走行させて草刈り作業範囲の際(きわ)の刈取
作業を行うことができ、際が脱輪の可能性があるような
作業範囲であっても、本草刈機によって容易に草刈り作
業を行うことができ、草刈り作業の作業効率を向上させ
ることができる。
レーム24に設けられており、刈取油圧モータ20の駆
動軸とモア軸26との間をプーリ59とベルト61を介
して連結することによって、刈取油圧モータ20からモ
ア軸26に駆動力を伝動せしめ刈取装置3(爪27)を
駆動する。
ング用のホースの中継用の中継ブロック62が配置され
ており、刈取ポンプ14と刈取油圧モータ20とのパイ
ピングは、刈取ポンプ14から中継ブロック62までの
第1ホース63によるパイピングと、中継ブロック62
から刈取油圧モータ20までの第2ホース64によるパ
イピングとによる分割構造となっている。
との間のパイピングは、第1ホース63がリフトフレー
ム48の昇降を許容する程度の比較的大きな径でU字状
に湾曲せしめられており、また中継ブロック62と刈取
油圧モータ20との間のパイピングは、第2ホース64
が刈取フレーム24の左右スライドを許容する程度の比
較的大きな径でU字状に湾曲せしめられている。
2側は配管の回り継ぎ手であるスイベルジョイント66
を介して連結されている。これにより刈取装置3の上下
昇降を第1ホース63によるパイピングが許容し、左右
スライドを第2ホース64によるパイピングが許容する
ため、必要以上に長いホースを使用することなく、刈取
装置3の左右スライド及び上下昇降を妨げることが無い
パイピング(配管)を行うことができる。
側においてスイベルジョイント66を介して連結される
ことによって、スイベルジョイント66の回転により刈
取装置3の左右スライド時のホース64のねじれを吸収
し、パイピングが左右スライドを妨げることがなく、刈
取装置3の左右スライドは円滑に行われる。
ム8の後端側には左右方向の横フレーム71が設けられ
ており、該横フレーム71の端部からは上方に向かって
縦フレーム72が突設されている。また該縦フレーム7
2には左右方向の支持フレーム73が機体2の内側に向
かって突設されている。
上記支持フレーム73には、ベアリングホルダ74が取
り付けられており、該ベアリングホルダ74からは内装
されたベアリング76を介して支持軸77が後方に向か
って回転自在に突設されている。そして該支持軸77に
は操縦部4のフレーム(操縦フレーム)78を構成する
上下方向の操縦縦フレーム79が取り付けられており、
これにより該操縦縦フレーム79は機体フレーム8に支
持軸77を中心に回動自在に軸支されている。
縦フレーム79の他、該操縦縦フレーム79の上下両端
に取り付けられた横方向の操縦横フレーム81,82と
を備えており、上方側の操縦横フレーム(上操縦横フレ
ーム)81に、前述の操作パネル17と把持部23が、
下方側の操縦横フレーム(下操縦横フレーム)82にス
テップ22が各取り付けられ、カバー85によって覆わ
れている。
ベースに操縦部4が構成されており、上記操縦縦フレー
ム79が機体フレーム8側に回動自在に軸支されること
によって、操縦部4自体が機体フレーム8側に回動自在
に支持されている。そして機体フレーム8の縦フレーム
72と操縦フレーム78の操縦縦フレーム79との間に
は油圧シリンダ83が介設されており、図13と図15
に示されるように、油圧シリンダ83の伸縮によって機
体2に対して操縦部4を左右揺動駆動できるように構成
されている。
メータ84が取り付けられており、該ポテンショメータ
84の回転軸と操縦縦フレーム79とがリンク86を介
して連結されていることによって、操縦縦フレーム79
(操縦部4)の揺動角度をポテンショメータ84によっ
て計測することが可能となっている。また機体フレーム
8の横フレーム71には傾斜センサ87が取り付けられ
ており、機体フレーム8の角度、すなわち本草刈機が接
地している地面の角度を計測することが可能となってい
る。
ンサ87の出力は、油圧シリンダ83の作動をコントロ
ールするマイコンユニット(図示せず)に入力されてお
り、該マイコンユニットに備えられている水平自動制御
機能によって、マイコンユニットが両センサ84,87
からの情報に基づき、操縦部4が水平を維持する(両操
縦横フレーム81,82が水平を維持する)ように調節
装置である油圧シリンダ83を伸縮せしめるように構成
されている。
Eでの作業に際して操縦部4が水平を維持するため、操
縦フレーム78に取り付けられている把持部23や操向
レバー18の操作角度が、水平地での作業時に対して変
化せず、またステップ22の角度も水平を維持し、傾斜
地での作業時にオペレータが水平面に対して略垂直に立
って操縦することができ、水平地での作業と同様の作業
性で草刈機の操縦を行い、草刈り作業を容易に行うこと
ができる。
は傾斜地Eに沿って傾斜するため、傾斜地Eにおいても
オペレータの前方視界を機体2が妨げることがなく、特
に傾斜地Eにおける谷側の視界が悪化せず、傾斜地にお
ける谷側の視界が良好となるため、刈り残し等を防止す
ることができる。
御機能の入り切りを操作する水平自動スイッチ88が設
けられており、オペレータは該水平自動スイッチ88に
よって上記水平自動機能の入り切りを操作することがで
きる。これによって整備時等においては水平自動機能を
切ることで整備性を向上させることができる。
ータをガードする後部ガード89を着脱自在に備え、下
操縦横フレーム82にピン91を介して回動自在に支持
されており、図4の仮想線に示される起立する収容姿勢
Aと、後方に突出する使用姿勢Bとに姿勢切換自在とな
っている。
から取り外し、ステップ22を収容姿勢Aに切換えるこ
とによって、草刈機の全長を短くして輸送等を容易に行
うことができる。なおステップ22にはストッパピン9
2が設けられており、該ストッパピン92によってを収
容姿勢Aに維持することができる。
トッパ93が取り付けられており、ステップ22を倒伏
させ、該ストッパ93を下操縦横フレーム82の後面に
当接させることによって、ステップ22を使用姿勢Bに
位置決めすることができる。この際ストッパ93はステ
ップ22と操縦部フレーム78側との間に介在してステ
ップ22の位置決めと共に防振も行う。
1(走行HST)の操縦構造について詳細に説明する。
図13,図17,図18(a),(b)に示されるよう
に、上操縦横フレーム81には、レバーブラケット94
がボルト96により固定されており、該レバーブラケッ
ト94には前後回動支点軸97がボルト98によって左
右方向に取り付けられている。
は、操向レバー18を左右揺動自在に軸支する支持軸9
9が後方に突設された支持具101のボス102が回動
自在に外嵌せしめられている。また上記前後回動支点軸
97における支持具101のボス102の左右には、左
側の走行HSTの走行ポンプ(左走行ポンプ)16Lを
操作する左操作具103のボス104と、右側の走行H
STの走行ポンプ(右走行ポンプ)16Rを操作する右
操作具106のボス107が回動自在に外嵌せしめられ
ている。
ポンプ16L,16Rの操作用のアーム108,109
がボス104,107に一体的に設けられており、図1
4,図19に示されるように、左操作具103のアーム
108が左走行ポンプ16Lのトラニオンアーム110
に、右操作具106のアーム109が右走行ポンプ16
Rのトラニオンアーム111に、左右の操作具103,
106の前後回動支点軸97を軸芯とした回動によって
トラニオンアーム110,111が操作されるように連
結されている。
各々の回動によって左右の走行ポンプ16L,16Rの
トラニオンアーム110,111を操作し、左右の走行
油圧モータ25の出力回転を変速して左右の走行装置1
の駆動を独立して変速することができる。なお支持具1
01のボス102と左右の両操作具103,106のボ
ス104,107との間には、ワッシャ112が設けら
れている。
110,111との連結をさらに詳細に説明すると、図
14,図15,図17,図19,図20等に示されるよ
うに、左右の操作具103,106のアーム108,1
09と左右のトラニオンアーム110,111とは、ト
ラニオンアーム110,111に連結されている操作ワ
イヤ113,114と、アーム108,109に連結さ
れている操作ロッド116,117と、操作ワイヤ11
3,114と操作ロッド116,117とを連結する中
継ロッド118,119とによって連結されている。
は、機体フレーム8の後部側から前方に向かって突出せ
しめたブラケット120に軸心方向に回転自在にボール
ジョイント121を介して支持せしめられる機体側ロッ
ド122と、一端側が操縦フレーム78側に軸心方向に
回転自在にボールジョイント123を介して支持せしめ
られ、他端側が機体側ロッド122の一端側にユニバー
サルジョイント124を介して連結された操縦部側ロッ
ド126とから構成されている。
ジョイント124の反対側の端部側にはアーム127が
設けられており、該アーム127とトラニオンアーム1
10,111とが上記ワイヤ113,114を介して連
結されている。また操縦部側ロッド126のユニバーサ
ルジョイント124の反対側の端部側にもアーム128
が設けられており、該アーム128と操作具103,1
06のアーム108,109とが上記操作ロッド11
6,117を介して連結されている。
110,111とは以上のように連結されており、操作
具103,106を回動させると、アーム108,10
9が上下方向に揺動され、該アーム108,109の上
下揺動によって操縦部側ロッド126のアーム128が
上下に揺動されて操縦部側ロッド126が軸心方向に回
転せしめられる。
ユニバーサルジョイント124を介して機体側ロッド1
22に伝動されて機体側ロッド122が軸心方向に回転
せしめられ、この機体側ロッド122の回転によって機
体側ロッド122のアーム127が揺動され、ワイヤ1
13,114を介してトラニオンアーム110,111
が揺動操作され走行HST(走行油圧ポンプ16L,1
6R)を操作するように構成されている。
ーム110,111とは、アーム108,109の下方
への揺動によって走行油圧モータ25が機体2を前進せ
しめる正方向の回転を出力し、アーム108,109の
上方への揺動によって走行油圧モータ25が機体2を後
進せしめる逆方向の回転を出力するように設定されてい
る。
後方向に配置されており、両中継ロッド118,119
のユニバーサルジョイント124は、ユニバーサルジョ
イント124の中心が操縦フレーム78の回動中心の延
長線上に位置するように配置されている。これにより操
縦部4を前述のように揺動させてもユニバーサルジョイ
ント124を介して中継ロッド118,119は、操縦
フレーム78の回動軸心の延長線上において屈曲して操
縦部4の揺動を許容する。
ンアーム110,111の揺動角度が変化することな
く、操縦部4の揺動に伴う機体2の走行速度変化がな
く、アーム108,109の作動が安定してトラニオン
アーム110,111に伝動され、機体2の走行速度の
制御を容易に行うことができる。
圧ポンプ16L,16Rのニュートラル時に、左右の走
行油圧モータ25の駐車ブレーキを作動させるブレーキ
スイッチ131を入作動させるスイッチアーム132が
設けられている。これにより走行油圧ポンプ16L,1
6Rのニュートラル時には、走行油圧モータ25に駐車
ブレーキがかけられ、走行油圧ポンプ16L,16Rの
作動中は上記駐車ブレーキが解除されるように構成され
ている。
バルブの作動によって入り切りが制御され、駐車ブレー
キバルブの切り作動状態でスプリングがディスクを押し
てブレーキが作動せしめられ、駐車ブレーキバルブの入
り作動によって油圧によりスプリングを戻しブレーキを
解除するように構成されている。
ルクローズ(ON)であり、油圧ポンプ16L,16R
のニュートラル時にスイッチアーム132がブレーキス
イッチ131を入作動させるとリリース(OFF)さ
れ、駐車ブレーキバルブが切り作動せしめられブレーキ
が作動せしめられる。なお駐車ブレーキは、少なくとも
一方のブレーキスイッチ131が解除されると、両駐車
ブレーキがともに解除されるように構成されている。
134が設けられており、該ボス134が上記支持軸9
9に回動自在に外嵌されている。これにより操向レバー
18は支持軸99を中心に左右に、前後回動支点軸97
を中心に前後に揺動自在に支持されている。
用の爪部136a,136bが突設された2枚の係合プ
レート136と捩りバネ137が外嵌されCリング13
8によって抜止めがなされている。また両係合プレート
136は、左右対称に取り付けられており、上方側に両
係号プレート136の上方側の爪部136aによる上部
係合部139が、下方側に両係号プレート136の下方
側の爪部136bによる下部係合部141が形成されて
いる。
8側から突出せしめられたレバーピン142が、下部係
合部141に、支持具101側から突出せしめられた支
持具ピン143がそれぞれ係合されているとともに、上
記捻りバネ137の両端はそれぞれ別々の係合プレート
136に係止されている。
揺動操作すると、レバーピン142といずれか一方の係
合プレート136の上方側の爪部136aとの係合によ
って、操向レバー18は捻りバネ137の付勢力に抗し
て揺動せしめられ、このため揺動の操作力を解除する
(操向レバー18から手を離す)ことにより、操向レバ
ー18は捻りバネの付勢力によって戻され左右の中立位
置に位置する。
ボス134を左右方向から囲み、正面視で下方に開口し
たゲート上の断面を有するプレート144が設けられて
おり、該プレート144の左右両側面からはシャフト1
46が突設され、該シャフト146の端部にカムローラ
147が回動自在に軸支されている。
6のボス104,107には、カム穴148が穿設され
たプレート149が一体的に固定されており、左側のプ
レート149のカム穴148に左側のシャフト146の
カムローラ147が、右側のプレート149のカム穴1
48に右側のシャフト146のカムローラ147が挿入
されている。
揺動せしめ、カム穴148の縁部の所定部分がカムロー
ラ147と当接すると、カムローラ147がカム穴14
8の当接部分を押し、操作具103,106が回動せし
められる。これにより前述のように左右の走行油圧ポン
プ16L,16Rのトラニオンアーム110,111が
操作されて走行HSTの操作が行われ、走行装置1が駆
動されて、機体2が走行せしめられる。
れており、操向レバー18の左右揺動に伴って、カムロ
ーラ147との当接部分が変化する。これにより後述す
るように左右のトラニオンアーム110,111の操作
量に差を生じさせ、左右の走行装置1の駆動速度に差を
持たせて機体2を左右に旋回せしめる。すなわち操向レ
バー18の左右及び前後揺動によって機体2の前後進及
び左右旋回を操作することができる。
3,106側とは、操向レバー18の左右及び前後方向
の中立位置において左右の両走行油圧ポンプ16L,1
6Rがニュートラルとなるように、カムローラ147と
カム穴148とを介して連結されている
106の操作について具体的に説明する。上記カム穴1
48には、操向レバー18の左右及び前後の中立位置に
おいて、操向レバー18の前後揺動の遊びに相当する隙
間を介してカムローラ147と当接する直進案内部15
1を上下方向に所定長さ(操向レバー18の左右揺動の
遊びに相当する長さ)備えている。
から前後に揺動させると、操向レバー18の前後揺動
が、前後の遊び角度以上の角度の揺動となると、左右の
カム穴148の直進案内部151と左右のカムローラ1
47が当接し、左右の操作具103,106が操向レバ
ー18の揺動に比例して同じ角度回動せしめられ、操作
具103,106の回動角度に応じてアーム108,1
09が走行油圧ポンプ16L,16Rをニュートラルと
する中立位置から上下に揺動せしめられる。
L,16Rのトラニオンアーム110,111がニュー
トラル(出力0)から同方向に同角度揺動され、左右の
走行油圧モータ25からは同方向に同回転が出力され、
左右の走行装置1が同方向に同速度で駆動され、機体2
が前方または後方に直進せしめられる。
部151の下方に、操向レバー18を左右の遊び角度以
上に中立位置から揺動させることによってカムローラ1
47と当接する減速案内部152が設けられており、該
減速案内部152は直進案内部151とカムローラ14
7とが当接する揺動角度以上に操向レバー18を中立位
置から前後に揺動することによってカムローラ147と
当接する。
103,106を回動させる場合、直進案内部151を
介して操作具103,106を回動させる場合に比較し
て、操向レバー18の前後方向への揺動時のカム穴14
8とカムローラ147との当接が遅れる。上記構成によ
り操向レバー18の左右の遊び角度以上の左又は右への
揺動時には、左または右側のカムローラ147が、左又
は右側のカム穴148の減速案内部152との当接によ
って操作具103,106を、直進案内部151とカム
ローラ147との当接よりも小さな角度回動させる。
に、前方への直進状態(操向レバー18を所定角度前方
に揺動している状態)から操向レバー18を左側に揺動
させると、左側のカムローラ147とカム穴148との
当接は減速案内部152で行われることとなり、すなわ
ち左側の操作具103は左側の走行油圧ポンプ16Lの
トラニオンアーム110の戻しスプリングと走行抵抗に
よって中立側に戻り回動し、左側の操作具103の中立
位置からの回動角度が、右側の操作具106の回動角度
以下となり、左側の走行油圧モータ25の出力回転が右
側の走行油圧モータ25の出力回転より小さくなるた
め、左側の走行装置1が右側の走行装置1に比較して低
速となり、機体2は左に旋回する。
151の前方に直進案内部151と略並行に形成される
停止部152bと、該停止部152bと直進案内部15
1とを繋ぐ傾斜部152aとからなり、停止部152b
とカムローラ147との当接では操作具103,106
を回動させない(中立位置に位置決めする)ように設定
されている。
7との当接時は、カムローラ147との当接部分が停止
部152bに近づくに従って操作具103,106の回
動角度が中立に近づき、走行油圧モータ25の出力が徐
々に低下し、停止部152bとカムローラ147とが当
接すると操作具103,106が中立位置に戻り、走行
油圧モータ25の出力が0となる。
aとが当接する範囲においては、操向レバー18の左右
方向の揺動角度に比例して旋回内側の走行装置1の駆動
速度が低下して、機体2の旋回半径が徐々に小さくな
り、操向レバー18の左右揺動角度がカムローラ147
と停止部152bとが当接する範囲となると旋回内側の
走行装置1が停止し、機体2は信地旋回する。すなわち
図21は信地旋回時の操向レバー18の揺動状態を示し
ている。
の下端に連続して、操向レバー18を前後方向の中立位
置から左又は右に所定角度以上揺動させるとカムローラ
147と当接し、さらに操向レバー18を揺動させるこ
とによって、操向レバー18の揺動方向の操作具103
又は106を、操向レバー18の揺動角度に比例して、
アーム108又は109が上方に揺動するように回動さ
せる逆転案内部153が設けられている。
1の上端に連続して、操向レバー18を前後方向の中立
位置から左又は右に所定角度以上揺動させるとカムロー
ラ147と当接し、さらに操向レバー18を揺動させる
ことによって、操向レバー18の揺動方向の反対側の操
作具106又は103を、操向レバー18の揺動角度に
比例して、操作アーム108又は109が下方に揺動す
るように回動させる正転案内部154が設けられてい
る。
54は、操向レバー18の揺動時に、揺動方向のカムロ
ーラ147と逆転案内部153との当接と、揺動方向の
逆側のカムローラ147と正転案内部154との当接と
が同時に開始され、操向レバー18の揺動角度に比例し
て、揺動方向側の操作具103又は106と揺動方向の
逆側の操作具106又は103とが、方向が逆で絶対値
が同じ角度回動するように角度及び長さが設定されてい
る。
レバー18を前後方向の中立状態から左側に所定角度
(左側のカムローラ147と逆転案内部153とが当接
する角度)以上揺動させると、左側の走行装置1が後進
方向に駆動されるとともに、右側の走行装置1が左側の
走行装置1と同速度で前進方向に駆動され、機体2は超
信地旋回を行う。
るようなレバーガイド156のガイド孔156aを介し
て突出せしめられており、操向レバー18の前後及び左
右の揺動範囲はレバーガイド156によって規制されて
いる。そしてレバーガイド156は、前述の超信地旋回
の操作を前後方向の中立位置からの左右揺動のみで行う
ことができ、且つ前進速度が高速になるに従って左右揺
動可能な範囲が小さくなり、旋回可能な旋回半径が徐々
に大きくなるように設定されている。
は一本の操向レバー18を前後及び左右に揺動させるこ
とによって、機体の前後進及び左右旋回を操作すること
ができ、機体の操作性が高く、走行及び操向を容易に操
作することができる。特に旋回半径が操向レバー18の
左右の揺動角度に比例するため、旋回操作を自然な操作
感で容易に操作することができる。
動が上記のように左右独立したカム穴148,カムロー
ラ147等からなるカム機構によってトラニオンアーム
110,110側に伝動されるため、操向レバー18の
操作を伝動する操作機構の部品点数が少なく、また組み
付け誤差が少なくなるため、操向レバー18の揺動操作
をより正確に伝動することができる。また部品点数の少
なさや、調節個所の少なさ等により故障も少なく、安定
した操作機構を構成することができる。
なるに従って大きくなり、超信地旋回は機体2の停止時
(走行速度0)からのみ可能であるため、オペレータの
予期しない高速走行中の信地旋回や超信地旋回の発生が
防止され、旋回操作を容易に行うことができる。
装置は直進時と同速であるため、旋回時のエンジン9側
の負荷が増大することが防止され、旋回中のエンスト等
を防止することができとともに、旋回速度が直進時に比
較して変化しないため、旋回を円滑に行うことができ
る。
と、油圧回路のオイルの冷却系について説明する。図2
4,図25に示されるように、エンジン9の後方スペー
スには、機体フレーム8側に取り付けられてラジエータ
161が設けられており、該ラジエータ161の後方に
はエアダクト162が設けられている。
て開口し、開口部(吸気窓)163を介してエアダクト
162内にエアを取り入れ、ラジエータ161の冷却等
を行うように構成されている。そして吸気窓163に
は、図26〜図28に示されるように、金網状のエアフ
ィルタ164が取り付けられ、さらにエアフィルタ16
4の外側にはエアダクト162側に取り付けられてカバ
ー166が設けられ、該カバー166にも金網状のエア
フィルタ167が取り付けられている。
によって、ラジエータ161へのエアの導入部が構成さ
れ、エアダクト162内にはエアフィルタ164及び1
67を介してエアが取り入れられる。このときカバー1
66のエアフィルタ167は側方へのスライドによって
着脱ができるようにカバー166に取り付けられてい
る。またカバー166の側方にはエアフィルタ164を
取り外すための取外し孔168が穿設されており、両エ
アフィルタ164,167は同方向に取外すことができ
る。
69を備えたフレームに金網が取り付けられた構造とな
っており、カバー166の取外し孔168はエアフィル
タ164を挿入すると、エアフィルタ164の折曲部1
69によって蓋される。またエアフィルタ164及びエ
アフィルタ167はカバー166の側面においてノブボ
ルト171及びノブボルト172によって取り付けられ
る。
タ164,167の着脱が容易に行われ、エアフィルタ
164,167の清掃や交換等を容易に行うことができ
る。しかも前述のようにエンジン9の後方に形成された
比較的大きなスペース内にラジエータ161やエアダク
ト162,エアフィルタ164,167等が配置される
ため、交換等のメンテナンス作業は容易である。
置されているため、フィルタ効果が高くエンジン9側に
ゴミ等の少ないエアを供給することができる他、エンジ
ン9側を保護することもできる。なおエアフィルタ16
4,167は上記のように側方に容易に引き出すことが
できるため、エアフィルタ164,167のメンテナン
ス性は高い。
らなるダストポット173が形成され、カバー166の
背面に設けられた透明の点検窓174からダストポット
173内の状態を確認することができ、ゴミ等が溜まっ
た場合は、蝶番176とトランク金具177によって開
閉可能に取り付けられたカバー166の底板178を介
して、上記ゴミ等を排出させることができる。
に、ボンネット7にも吸気口179が設けられており、
該吸気口179に近接した金網状のエアフィルタ181
を介したラジエータ161側へのエアの取込みも可能と
なっている。そしてエアフィルタ181の吸気口182
からラジエータ161の前方は仕切り板183によって
エンジン9及びマフラ184と仕切られており、防塵及
びマフラ184やエンジン9の熱を遮断するように構成
されている。
刈機の油圧回路内のオイル(圧油)の冷却を行うオイル
クーラ186が設けられており、ラジエータ161への
取り込みエアによって上記オイルの冷却を行っている。
このとき上記オイルクーラ186は、オイルクーラ18
6の底面側に突出されたピン187をエアダクト162
の底面側のブラケット188に挿入することによって底
面側が支持されている。
クト162の上方のステー195にナット189を介し
て固定される。そして油圧パイプ190とオイルクーラ
186との配管は、油圧パイプ190が下方側からエア
ダクト162内に引き回され、オイルクーラ186の上
方側で連結され、配管の最上部でジョイント192によ
り分割されて構成されている。
は、エアフィルタ164,167を引き出し、エアフィ
ルタ181を取り外し、ジョイント192のボルト19
3を外し、ナット189を外し、上方に引き上げること
によって容易に行うことができる。これにより油圧回路
内のオイルの冷却をラジエータ161の冷却系内で行う
ことができる。なおオイルクーラ186の着脱は上記の
ように容易でメンテナンス性も高く、またエンジン9の
後方のスペースが上記のように大きいため、ラジエータ
161のメンテナンス等も容易に行うことができる。
説明する。図29に示されるように、エンジン9の出力
がカウンタギヤケース11に出力され、カウンタギヤケ
ース11の出力ギヤ11a,11bによって刈取り油圧
ポンプ14と走行油圧ポンプ16の駆動軸14a,16
aが回転駆動されている。また刈取油圧ポンプ14の後
端には油圧シリンダ45と油圧シリンダ83への圧油の
供給を行うポンプ193が設けられ、刈取油圧ポンプ1
4の駆動軸14aによって、刈取り油圧ポンプ14と一
体的に駆動されている。
タ20とがパイピングされて刈取HSTを構成している
とともに、各走行油圧ポンプ16L,16Rと走行油圧
モータ25とがパイピングされて左右の走行HSTを構
成している。また上記ポンプ193からの出力は、油圧
シリンダ45の制御用のバルブ194と、油圧シリンダ
83の制御用のバルブ196が一体的に設けられたバル
ブユニット197に出力され、このバルブユニット19
7によって両油圧シリンダ45,83が作動せしめられ
る。
プ16とからの排油経路内にオイルクーラ186が配置
されており、これによって油圧経路内の圧油の冷却を行
うように構成されている。
よると、操縦部における操縦操作部及びステップが調節
装置によって水平に保たれるため、傾斜地での作業時に
操縦者は水平面に対して略垂直に立って操縦することが
でき、水平地での作業と同様の作業性で草刈機の操縦を
行うことができるという効果がある。
て傾斜するため、傾斜地においても操縦者の前方視界を
機体が妨げることなく、特に傾斜地における谷側の視界
が悪化しないため、刈り残し等を防止することができ
る。
結機構内に、回動軸心を操縦部フレームの揺動軸心とを
一致させた自在継ぎ手を設けることによって、操縦部を
揺動させても自在継ぎ手が操縦フレームの回動軸心の延
長線上において屈曲して操縦部の揺動を許容するため、
操縦部の揺動に起因して走行速度が変化する等の不都合
が防止され、機体の走行速度の制御等を容易に行うこと
ができる。
面図である。
面透視図である。
機の平面図である。
機の平面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
ある。
示す操作レバーの側面図及び背面透視図である。
示す左側面要部断面図である。
示す平面面要部断面図である。
させた状態の操作レバーの支持状態を示す操作レバーの
側面図及び背面透視図である。
回させた状態の操作レバーの支持状態を示す操作レバー
の側面図及び背面透視図である。
である。
図である。
面図である。
である。
びオイルの冷却部分の要部背面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 走行装置(1)に支持された機体(2)
の前方に草刈り用の刈取装置(3)を取り付け、前記機
体(2)の後方にステップ(22)と操縦操作部(1
7)とを備えた操縦部(4)を設けた草刈機において、
操縦操作部(17)とステップ(22)とを操縦部フレ
ーム(78)に一体的に取り付け、該操縦部フレーム
(78)を機体フレーム(8)に左右揺動自在に支持せ
しめ、操縦部フレーム(78)と機体フレーム(8)と
の間に、操縦部フレーム(78)の揺動角度を調節する
調節装置(83)を設け、該調節装置(83)が操縦操
作部(17)及びステップ(22)の水平を維持する草
刈機における操縦部の水平維持機構。 - 【請求項2】 操縦操作部(17)に機体(2)の走行
を操作する操向レバー(18)を設け、該操向レバー
(18)と機体(2)側の走行機構側との連結機構内に
自在継ぎ手(124)を備えたロッド(118),(1
19)を設け、該自在継ぎ手(124)の回動軸心と操
縦部フレーム(78)の揺動軸心とを一致させた請求項
1の草刈機における操縦部の水平維持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001319937A JP3889263B2 (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 草刈機における操縦部の水平維持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001319937A JP3889263B2 (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 草刈機における操縦部の水平維持機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003116315A true JP2003116315A (ja) | 2003-04-22 |
JP3889263B2 JP3889263B2 (ja) | 2007-03-07 |
Family
ID=19137400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001319937A Expired - Lifetime JP3889263B2 (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 草刈機における操縦部の水平維持機構 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3889263B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101066662B1 (ko) * | 2011-03-25 | 2011-09-21 | 한아에쎄스 주식회사 | 승용형 예초 장치 |
JP2015128952A (ja) * | 2014-01-08 | 2015-07-16 | 株式会社Ihiシバウラ | 走行車両および作業車両 |
-
2001
- 2001-10-17 JP JP2001319937A patent/JP3889263B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101066662B1 (ko) * | 2011-03-25 | 2011-09-21 | 한아에쎄스 주식회사 | 승용형 예초 장치 |
JP2015128952A (ja) * | 2014-01-08 | 2015-07-16 | 株式会社Ihiシバウラ | 走行車両および作業車両 |
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