JP7147914B1 - コンバイン - Google Patents
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Abstract
Description
本発明では、主変速レバーの操作機構の構成を工夫し、良好な操作性を確保しつつ、操作機構の設置スペースを小さくしたものである。
請求項2の発明は、前記レール部材23は、主変速レバー15を側面視において機体前後方向に直線状に移動する構成としたコンバインとしたものである。
請求項3の発明は、前記レール部材23は、主変速レバー15を前後方向にスライド移動する構成としたコンバインとしたものである。
請求項4の発明は、主変速レバー15の軸部26を縦板状の固定プレート28に固定状態に取付け、固定プレート28には左右一対のガイドプレート29の上側部分をボルト30により取付け、ガイドプレート29の下側部分はパネル板20の下方に設けたレール部材23の移動溝32にボルト30を挿通して取付けたコンバインとしたものである。
請求項5の発明は、レール部材23には、検出装置21が回転量を検出する回転軸37を設け、回転軸37と主変速レバー15側とを操作伝達機構38により連結し、操作伝達機構38は主変速レバー15の前後直線移動を回転移動に変換して回転軸37に伝達する構成としたコンバインとしたものである。
請求項6の発明は、操作伝達機構38は回転軸37に設けたアーム39と主変速レバー15側のガイドプレート29とを連結機構40により連結して構成したコンバインとしたものである。
請求項7の発明は、連結機構40は、アーム39側とガイドプレート29側の何れか一方に係合ピン41を設け、何れか他方に移動溝42を設けて構成したコンバインとしたものである。
請求項8の発明は、前記レール部材23の下部に設けた取付軸45を操縦部6の固定部に取付けたベースプレート46に取付け、レール部材23と主変速レバー15とを一体状に左右方向に移動操作可能に構成したコンバインとしたものである。
請求項9の発明は、レール部材23には、主変速レバー15の左右移動を規制する傾倒規制機構49を設けたコンバインとしたものである。
請求項10の発明は、前記主変速レバー15側には、主変速レバー15と共に前後移動するスライド部材41Aを設け、スライド部材41Aの前後位置を検出装置21により検出する構成としたコンバインとしたものである。
請求項2の発明では、前記レール部材23は、主変速レバー15を側面視において機体前後方向に直線状に移動する構成としているので、従来の円弧回動させる主変速レバー15の構成に比し、主変速レバー15の操作量を充分に確保しつつ、主変速レバー15の操作機構の上下幅を小さくでき、主変速レバー15の特に上下方向の設置スペースをコンパクトにできる。
請求項3の発明では、レール部材23は、主変速レバー15を前後方向にスライド移動する構成としているので、従来の円弧回動させる主変速レバー15の構成に比し、主変速レバー15の操作量を充分に確保しつつ、主変速レバー15の操作機構の上下幅を小さくでき、主変速レバー15の特に上下方向の設置スペースをコンパクトにできる。
請求項4の発明では、主変速レバー15の軸部26を横板状の取付プレート27に着脱自在に取付け、取付プレート27の下面に縦板状の固定プレート28を固定状態に取付け、固定プレート28には左右一対のガイドプレート29の上側部分をボルト30により取付け、ガイドプレート29の下側部分はパネル板20の下方に設けたレール部材23の移動溝移動溝32にボルト30を挿通して取付けているので、主変速レバー15とレール部材23との取付けを容易にできる。
請求項5の発明では、レール部材23には、検出装置21が回転量を検出する回転軸37を設け、回転軸37と主変速レバー15側とを操作伝達機構38により連結し、操作伝達機構38は主変速レバー15の前後直線移動を回転移動に変換して回転軸37に伝達する構成としているので、主変速レバー15の操作機構の上下幅のコンパクト化を容易に実現できる。
請求項6の発明では、操作伝達機構38は回転軸37に設けたアーム39と主変速レバー15側のガイドプレート29とを連結機構40により連結しているので、主変速レバー15の操作機構の上下幅のコンパクト化を容易に実現できる。
請求項7の発明では、連結機構40は、アーム39側とガイドプレート29側の何れか一方に係合ピン41を設け、何れか他方に移動溝42を設けて構成しているので、上下に長い移動溝42と移動溝42内を移動する係合ピン41とにより、主変速レバー15の前後直線移動を回転移動に変換でき、しかも、主変速レバー15の操作量を充分に確保しつつ、主変速レバー15の操作機構の上下幅を小さくでき、主変速レバー15の特に上下方向の設置スペースをコンパクトにできる。
請求項8の発明では、前記レール部材23の下部に設けた取付軸45を操縦部6の固定部に取付けたベースプレート46に取付け、レール部材23と主変速レバー15とを一体状に左右方向に移動操作可能に構成しているので、主変速レバー15の前後直線移動を回転移動に変換して刈取装置4の上下操作を実現しつつ、レール部材23と主変速レバー15とを一体状に左右に傾倒操作を可能にでき、刈取上下操作機構と機体走行方向の変更操作機構との全体の操作機構の上下幅をコンパクトにできる。
請求項9の発明では、レール部材23には主変速レバー15の左右移動を規制する傾倒規制機構49を設けているので、主変速レバー15の左右傾倒操作の際に、主変速レバー15がパネル板20のレバー移動溝17に当接することを防ぎ、操作フィーリングを向上させられ、また、主変速レバー15及びパネル板20の劣化や損傷を防止する。
請求項10の発明では、 前記主変速レバー15側には、主変速レバー15と共に前後移動するスライド部材41Aを設け、スライド部材41Aの前後位置を検出装置21により検出する構成としているので、検出装置21をスライド式ポテンショメーターにより構成でき、従来の円弧回動させる主変速レバー15の構成に比し、主変速レバー15の操作量を充分に確保しつつ、主変速レバー15の操作機構の上下幅を小さくでき、主変速レバー15の特に上下方向の設置スペースをコンパクトにでき、しかも、主変速レバー15の構成に汎用性を付与することができる。
操縦部6は、作業者が着座する座席10を設け、座席10の座席10の側方には側部操作パネル11を設け、座席10の前側に前側操作パネル12を設ける。
前側操作パネル12には、その右側に操向レバー13を設け、操向レバー13の左側に表示モニタ14を設けている。操向レバー13は前後方向に操作すると、刈取装置4を上下させ、左右方向に操作すると、走行方向の変更操作を行える構成としている。
17は側部操作パネル11のパネル板20に設けた主変速レバー15が移動するレバー移動溝であり、レバー移動溝17は前進側溝18と後進側溝19とにより形成する。
変速レバー主変速レバー15は、前進側溝18と後進側溝19の中間の中立位置では、油圧式無段変速装置(図示省略)の出力回転を停止させ、走行停止させる。
油圧式無段変速装置は、エンジン(図示省略)の出力回転を正転又は逆転方向への切替えと、エンジンの出力回転数の増減を行う。
主変速レバー15の前後の操作位置は、側部操作パネル11のパネル板20の下方に設けた位置検出装置(ポテンショメーター)21により検出し、検出装置21の主変速レバー15の位置検出情報(信号)に基づいて走行装置2の走行速度を変速する。
本発明は、側部操作パネル11のパネル板20の下方に前後方向に長いレール部材23を設け、レール部材23に沿って主変速レバー15がスライドして前後移動する構成とし、レール部材23の下方に主変速レバー15の前後移動位置を検出する検出装置21を設ける。
そのため、スライドにより前後移動した主変速レバー15の前後位置を検出装置21により検出するので、主変速レバー15を回動支点中心に円弧移動させる従来例に比し、主変速レバー15の操作量を前後方向に従前通り充分確保しつつ、主変速レバー15の特に上下方向の設置スペースをコンパクトにできる。
主変速レバー15および検出装置21の構成は任意であるが、一例を示すと、主変速レバー15はレバー部25の下部に軸部26を設け、軸部26には縦板状の固定プレート28を固定状態に取付ける。
固定プレート28には左右一対のガイドプレート29の上側部分をボルト30により取付ける。ガイドプレート29の下側部分はパネル板20の下方に設けた前記レール部材23の移動溝(移動孔)32にボルト30を挿通して取付ける。
前記移動溝32は上側のボルト30が移動する上側溝34と下側のボルト30が移動する下側溝35とを形成する。
レール部材23には回転軸37を設け、検出装置21は回転軸37の回転量を検出して主変速レバー15の操作位置を検出する構成とし、回転軸37と主変速レバー15側とを操作伝達機構38により連結し、操作伝達機構38は主変速レバー15の前後移動を回転移動に変換して回転軸37に伝達する構成としている。
そのため、主変速レバー15の操作機構と検出装置21との上下幅のコンパクト化を容易に実現できる。
回転軸37と主変速レバー15側とを連結する操作伝達機構38の構成は任意であるが、一例を示すと、レール部材23は機体側面視T型形状に形成し、レール部材23の下部には前記回転軸回転軸37を回転自在に設け、回転軸37に操作検知アーム39の下部を取付け、アーム39の上部とレバー部25側とを連結機構40により連結する。
そのため、主変速レバー15が前後に移動すると、連結機構40を介してアーム39を回動させ、アーム39の回動による回転軸37の回転量を検出装置21により検出する。
そのため、主変速レバー15と検出装置21とは操作伝達機構38により関連付けられて、主変速レバー15の操作位置を検出装置21により検出でき、しかも、操作伝達機構38を設ける上下スペースを小さくできる。
連結機構40の構成は任意であるが、一例を示すと、アーム39側とガイドプレート29側の何れか一方に係合ピン41を設け、何れか他方に移動溝(移動孔)42を設けて構成する。
そのため、上下に長い移動溝42と移動溝42内を移動する係合ピン41とにより、主変速レバー15の前後直線移動を回転移動に変換でき、しかも、主変速レバー15の操作量を充分に確保しつつ、主変速レバー15の操作機構の上下幅を小さくでき、主変速レバー15の特に上下方向の設置スペースをコンパクトにできる。
そのため、係合ピン41が主変速レバー15の前後操作により前後移動すると、アーム39の移動溝42の内周面に当接して前方または後方に押して、アーム39を回転軸37中心に回動させ、これにより、主変速レバー15の操作を回転軸37に伝達して検出装置21が主変速レバー15の操作量を検出する。
43は制御部に検出装置21を接続するカプラーである。
レール部材23は、前記回転軸37および検出装置21を設けた部分よりも下方部分に前後方向の取付軸45を固定状態に設け、取付軸45は機体側の固定部分に取付けたベースプレート46に回転のみ自在に設ける。
レール部材23の下側の後部部分には主変速レバー15の左右方向の傾倒操作を規制する傾倒規制機構49の操作規制プレート50を設ける。
操作規制プレート50には左右両側に規制溝51を設け、規制溝51に規制体(ボール)52がバネ53の弾力により係合すると、主変速レバー15の左右方向の傾倒操作を規制する。
54は規制体52とバネ53を内蔵するケースであり、ベースプレート46に上下位置調節自在に取付ける。55はケース54の高さ調節用のボルトであり、ボルト55を回転させてケース54(規制体52)の高さを調節する。
パネル板20の下面下方位置には、主変速レバー15の移動起動に沿ったレール部材23を設ける。
そのため、従来のようなレバー回動半径分の空間を必要とせずに、主変速レバー15の操作機構をコンパクトに構成できる。
そのため、主変速レバー15はレール部材23に対して左右方向に倒れずに前後方向に移動させることができる。
レール部材23の下側の操作規制プレート50には左右両側に規制溝51を設け、規制溝51に規制体52がバネ53の弾力により係合する構成としているので、主変速レバー15の左右方向の傾倒操作を規制する。
そのため、規制体52とバネ53の組付を容易にでき、また、バネ53は主変速レバー15を左右に傾倒させる操作力より強く規制体52を操作規制プレート50に押し付ける弾力に設定すればよいので、バネ53の弾力設定あるいは調節を容易にする。
そのため、主変速レバー15の左右のストロークを適正にでき、かつ、部品も一体化できる。
すなわち、規制体52は主変速レバー15に対して位置不動であり、主変速レバー15の左右の動きに合わせて操作規制プレート50も機体左右方向に動き、左右の規制溝51間を動いているとき以外は、左右の規制溝51の何れかが規制体52に嵌合するので、主変速レバー15もそれ以上規制体52の外側に傾動できず、必要以上に外向きに倒れない適正なレバー操作が行える。
主変速レバー15を左右方向への傾倒操作は、主変速レバー15とレール部材23とを取付軸45中心に回動するように、取付軸45をベースプレート46に回転自在に取り付けて構成し、この取付軸45とレール部材23との取付けは熔接により固定する構成とする。
そのため、予め、レール部材23に取付軸45を熔接固定しているので、組立現場においてレール部材23と取付軸45との組立作業が不要になる。
すなわち、傾倒規制機構49の規制体52は操作規制プレート50の左右の規制溝51の何れかにバネ53の弾力により付勢されて係合しているので、非操作状態における主変速レバー15のガタ付きを防止する。
レール部材23に設けた回転軸37に、回転軸37の回転位置を検出する検出装置21を取付ける。
そのため、主変速レバー15のレバーユニットとして検出装置21もレール部材23に予め組み付けることができ、ラインでの作業性を大幅に良好にする。
そのため、従来では主変速レバー15にライニングと押さえプレートと支点ピンなど多数の構成部品を要してコストを高くしていたが、ガイドプレート29が主変速レバー15のガイドとライニングと押さえプレートを兼用でき、組立を容易にし、コストを抑えることができる。
前記レール部材23を挟持する左右一対のガイドプレート29は、左右同一形状に形成し、同一部品とする。
そのため、構成部品の種類を減らすことができ、また、組立の際の誤組の予防にもなり、組立を容易にし、コストを抑えることができる。
固定プレート28とレール部材23はともにガイドプレート29に挟まれているが、固定プレート28のほうがレール部材23よりも厚い。
また、ガイドプレート29は、その内面からボルト30を挿入するボス部を突出させており、この左右のボス部の2個分の厚みは、レバー固定プレート28よりも薄い。
そのため、上側の前後二つのボルト30を締めこんだ状態でも、ガイドプレート29とレール部材23の間に隙間ができる。
そのため、下側ボルト30の締め込み具合で主変速レバー15の前後スライドの際のスムーズさと、レバー操作荷重とのバランスを最適に調整することができる。
左右のガイドプレート29の上側部分は主変速レバー15側に設けた固定プレート28を左右側から挟持させ、左右のガイドプレート29と固定プレート28とにボルト30を貫通させて固定する。
そのため、ガイドプレート29は主変速レバー15とレール部材23とを連結する連結部材とすることができるので、主変速レバー15のガタをなくし操作フィーリングを向上させることができる。
そのため、ガイドプレート29は主変速レバー15とレール部材23とを連結する連結部材と、主変速レバー15の前後移動操作を案内する案内部材を兼用し、しかも、ガイドプレート29により主変速レバー15の操作荷重を調節できるので、主変速レバー15のガタをなくし操作フィーリングを向上させることができ、また、連結部材とライニングを一体化できるので、コストを抑えられる。
ガイドプレート29とレール部材23とを連結する下側のボルト30は所謂スーパーロックナットを使用することが望ましい。
スーパーロックナットを使用すると、ボルト30の締付け量を変更することで主変速レバー15の操作荷重を調整可能に構成できる。
すなわち、機体左右方向に2枚のガイドプレート29でレール部材23を挟持し、左右の何れかのガイドプレート29に係合ピン41を設けているが、ガイドプレート29とは別体の熔接可能な金属製のプレート31を、係合ピン41を設ける側のガイドプレート29の外側に位置させてボルト30により取付ける構成とし、ボルト30により取付け、この金属プレートに、ボルト30の頭側(ナット)や係合ピン41を予め熔接する。
これにより、ボルト30や係合ピン41の取付を容易にできる。
そのため、主変速レバー15をレール部材23に取付けるガイドプレート29を、ライニング作用と係合ピン41を設けることで部品が少なくできる。
レール部材23に傾倒規制機構49を設け、傾倒規制機構49は主変速レバー15と共に左右方向に取付軸45中心に回動するレール部材23に操作規制プレート50を設け、規制溝51に係合する規制体52をベースプレート46側に設けて構成しているので、操作規制プレート50を除く、傾倒規制機構49の規制体52とバネ53とケース54とをユニット化でき、バネ53の弾力調節を不要にでき、組立を容易にできる。
傾倒規制機構49は、ケース54に規制体52とバネ53を内蔵し、かつ、ケース54をボルト55により上下方向に移動自在にベースプレート46に取付けている。
そのため、ボルト55によりケース54の上下位置を変更することで、規制体52が規制溝51に係合する係合力を調整可能になり、バネ53の調整構成を簡単に構成でき、かつ、弾力調整自体も容易にできる。
すなわち、ケース54の上部は規制体52の径より小径に開口させ、規制体52はケース54の上部より突出するが、飛び出させない構成とし、ケース54の下部開口部は規制体52の径より大径に形成し、ケース54の下側からケース54内に規制体52を挿入可能に構成している。
そのため、ボルト55側から規制体52、バネ53をケース54内に入れて、ボルト55をケース54に下側から螺合させると、組立が完了でき、傾倒規制機構49の組立が容易になる。
従来ではパネル板20に主変速レバー15が移動する前後方向のレバー移動溝17を形成し、パネル板20の下面にレバー移動溝17を塞ぐシール部材を設け、シール部材の中央に主変速レバー15が移動する切れ目を形成していた。
そのため、従来のシール部材はパネル板20側に固定されることになり、シール部材の切れ目が主変速レバー15の移動により劣化を促進させ、切れ目の隙間が大きくなって塵埃等の異物がパネル板20の下方に侵入するという課題があった。また、シール部材の存在が主変速レバー15の操作抵抗になったり、また、シール自体が破れたりして破損した。
そのため、シール部材60に主変速レバー15の移動用の切れ目を設ける必要はなく、主変速レバー15の操作に起因するシール部材60の劣化を防止でき、これにより、パネル板20より下方の前側操作パネル12内への塵埃等の異物の侵入も防止でき、さらに、シール部材60は主変速レバー15と共に移動するので、シール部材60の存在が主変速レバー15の操作抵抗とはならない。
シール支持プレート65には取付プレート27が前後移動するための開口部66を設け、開口部66内に取付プレート27を位置させる。取付プレート27の上面にシール部材60をボルト67により取付ける。
したがって、主変速レバー15の前後移動(前後操作)に対してシール支持プレート65とレール部材23は、位置不動状態となるので、図5において、主変速レバー15を前後移動させると、取付プレート27がシール支持プレート65の開口部66内(図11)を前後移動し、取付プレート27の移動によりシール部材60は主変速レバー15と取付プレート27と共に一体的にシール支持プレート65に対して前後移動することになる。
そのため、前進側の前進側溝18の左右幅を広くすることで、後進側溝19から前進側溝18へ主変速レバー15を動かす際の操作が容易になる。
レール部材23と傾倒規制機構49との位置関係は、主変速レバー15をレバー移動溝17の後進側溝19の最後進側へ操作した際に、アーム39が操作規制プレート50に当接するように配置する。
そのため、主変速レバー15を後方移動操作したとき、主変速レバー15が後進側溝19に当たることを防止でき、後進側溝19に主変速レバー15が激突することによる摩擦や激突による後進側溝19の破損や摩耗を防止できる。
そのため、主変速レバー15と一体でシール部材60が動く構成を簡単に実現でき、主変速レバー15の操作位置によってレバー移動溝17に隙間ができるのを防止することができる。
主変速レバー15の固定プレート28に溝75を設ける。
そのため、主変速レバー15のレバー部25からのハーネスを通すことができる。
前記固定プレート28に設けた溝75より大きなハーネスをレール部材23に設ける。
そのため、主変速レバー15のレバー部25からのハーネスを通すことができる。
そのため、従来のように、パネル板20の下面にシール部材を貼着させる場合に比し、シール部材60の左右幅を小さくでき、コストを低くできる。
前記レバー移動溝17は、前進側溝18と後進側溝19とをレバー移動溝17の中立位置Tを基準に溝の列位置を互いに左右反対となるように配置し、主変速レバー15の倒す方向と逆方向とする。
実施形態では、平面視において、前進側溝18は中立位置Tの右側に位置させ、後進側溝19は中立位置Tの左側に位置させる。
図12は、主変速レバー15の移動機構および検出装置21の他の実施形態を示し、
検出装置21を、所謂「スライドポテンショメータ」により構成し、
主変速レバー15側には、主変速レバー15と共に前後移動するスライド部材41Aを設け、スライド部材41Aの前後位置を検出装置21により検出する構成としている。
スライド部材41Aは第一実施形態のガイドプレート29に設けた係合ピン41が該当する。
そのため、主変速レバー15の前後移動と一体的に移動するスライド部材41A(係合ピン41)の前後位置を検出装置21が検出すことにより。主変速レバー15の前後位置を検出する。
検出装置21は、図示は省略するが、レール部材23の側方に取付部材(図示省略)により取付ける。
そのため、レール部材23と検出装置21は取付軸45中心に左右方向に一体回動することになり、主変速レバー15の左右方向の傾倒操作を許容し、主変速レバー15の左右方向の傾倒操作によりレバー移動溝17の前進側溝18と後進側溝19とに主変速レバー15を移動操作可能になる。
具体的には、主変速レバー15の移動を案内するレール部材23は横板形状に形成し、レール部材23には主変速レバー15のガイドプレート29が移動する上下に貫通する移動溝34を設ける。ガイドプレート29には上下一対のローラー29Aを前後一対設け、上下のローラー29Aによりレール部材23を上下側から挟持する構成とする。
ガイドプレート29は左右一対設け、左右のガイドプレート29は主変速レバー15に固定状態に取付けた縦板状の固定プレート28に固定状態に取付け、固定プレート28はガイドプレート29の下縁より下方に延長させる。
この固定プレート28の下縁を、スライド部材41Aとし、スライド部材41Aをレール部材23の下方に設けた直線的な動きの位置検出できる所謂「スライドポテンショメータ」により構成した検出装置21内に臨ませる。
検出装置21は、検出装置21の下方に取付部材58を設け、取付部材58を前後方向の取付軸45により機体側の固定部分に取付けたベースプレート46に回転自在に設ける。
そのため、レール部材23と検出装置21と取付部材58とは取付軸45中心に左右方向に一体回動することになり、主変速レバー15の左右方向の傾倒操作を許容し、主変速レバー15の左右方向の傾倒操作によりレバー移動溝17の前進側溝18と後進側溝19とに主変速レバー15を移動操作可能になる。
Claims (10)
- エンジン回転により駆動する走行装置(2)と、刈取装置(4)と脱穀装置(3)とを夫々設け、これらを操作する操縦部(6)を設け、該操縦部(6)の座席(10)の前側には前側操作部(12)を、座席(10)の側部には側部操作部(11)を、夫々設け、前記側部操作部(11)には、機体走行速度の変速操作を行う主変速レバー(15)を設け、主変速レバー(15)は操縦部(6)に設けたレール部材(23)により操縦部(6)のパネル板(20)に対して前後方向に移動する構成とし、レール部材(23)には主変速レバー(15)の前後移動位置を検出する検出装置(21)を設け、主変速レバー(15)には前記レール部材(23)を左右側から挟持して主変速レバー(15)の移動を案内するガイドプレート(29)を設けたコンバイン。
- 前記レール部材(23)は、主変速レバー(15)を側面視において機体前後方向に直線状に移動する構成とした請求項1記載のコンバイン。
- 前記レール部材(23)は、主変速レバー(15)を前後方向にスライド移動する構成とした請求項1記載のコンバイン。
- 主変速レバー(15)の軸部(26)を縦板状の固定プレート(28)に固定状態に取付け、固定プレート(28)には左右一対のガイドプレート(29)の上側部分をボルト(30)により取付け、ガイドプレート(29)の下側部分はパネル板(20)の下方に設けたレール部材(23)の移動溝32にボルト(30)を挿通して取付けた請求項1~請求項3の何れかに記載のコンバイン。
- レール部材(23)には、検出装置(21)が回転量を検出する回転軸(37)を設け、回転軸(37)と主変速レバー(15)側とを操作伝達機構(38)により連結し、操作伝達機構(38)は主変速レバー(15)の前後直線移動を回転移動に変換して回転軸(37)に伝達する構成とした請求項1~請求項4の何れかに記載のコンバイン。
- 操作伝達機構(38)は回転軸(37)に設けたアーム(39)と主変速レバー(15)側のガイドプレート(29)とを連結機構(40)により連結して構成した請求項5記載のコンバイン。
- 連結機構(40)は、アーム(39)側とガイドプレート(29)側の何れか一方に係合ピン(41)を設け、何れか他方に移動溝(42)を設けて構成した請求項6記載のコンバイン。
- 前記レール部材(23)の下部に設けた取付軸45を操縦部(6)の固定部に取付けたベースプレート(46)に取付け、レール部材(23)と主変速レバー(15)とを一体状に左右方向に移動操作可能に構成した請求項1~請求項7の何れかに記載のコンバイン。
- レール部材(23)には、主変速レバー(15)の左右移動を規制する傾倒規制機構(49)を設けた請求項1~請求項8の何れかに記載のコンバイン。
- 前記主変速レバー(15)側には、主変速レバー(15)と共に前後移動するスライド部材(41A)を設け、スライド部材(41A)の前後位置を検出装置(21)により検出する構成とした請求項1記載のコンバイン。
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