JP2019020443A - シート搬送装置、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019020443A
JP2019020443A JP2017135675A JP2017135675A JP2019020443A JP 2019020443 A JP2019020443 A JP 2019020443A JP 2017135675 A JP2017135675 A JP 2017135675A JP 2017135675 A JP2017135675 A JP 2017135675A JP 2019020443 A JP2019020443 A JP 2019020443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
paper
shift
roller
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017135675A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7057886B2 (ja
Inventor
文洋 廣瀬
Fumihiro Hirose
文洋 廣瀬
鈴木 直人
Naoto Suzuki
直人 鈴木
陽平 渡邉
Yohei Watanabe
陽平 渡邉
晃康 網田
Akiyasu Amita
晃康 網田
大照 氏家
Hiroteru Ujiie
大照 氏家
行方 伸一
Shinichi Namekata
伸一 行方
崇 酒巻
Takashi Sakamaki
崇 酒巻
哲平 川田
Teppei Kawada
哲平 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2017135675A priority Critical patent/JP7057886B2/ja
Priority to US16/030,167 priority patent/US11099506B2/en
Publication of JP2019020443A publication Critical patent/JP2019020443A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7057886B2 publication Critical patent/JP7057886B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2028Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with means for handling the copy material in the fixing nip, e.g. introduction guides, stripping means
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6529Transporting

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Abstract

【課題】搬送するシートの種類が変わっても、シート接触部材にシートの幅方向端部が接触することで生じるエッジ傷が深くなることを抑制できるシート搬送装置を提供する。【解決手段】搬送されるシートである用紙Pに接触するシート接触部材である定着ベルト41と、定着ベルト41に向けて搬送される用紙Pのシート搬送方向である通紙方向「α」と直交する方向であるシート幅方向である幅方向における通過位置と定着ベルト41との相対的な位置を、所定枚数の用紙Pを搬送するごとにシフトさせる幅方向相対位置シフト手段である制御部及び用紙シフト装置200とを備えるシート搬送装置であるプリンタ100において、シートの情報である用紙Pの特性を示すパラメータに基づいて、所定枚数の設定を変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、シート搬送装置、定着装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置として、搬送される記録紙に接触して画像を定着する定着部材と、定着部材に向けて搬送される記録紙の搬送方向と直交する方向である幅方向についての通過位置を、所定枚数の記録紙を搬送するごとにシフトさせるものが知られている。
この種の画像形成装置として、特許文献1には、記録紙の通過位置をシフトさせ、記録紙の幅方向端部のエッジ部が定着部材の特定の位置に接触し続けることに起因して、定着部材のエッジ傷が特定の位置に集中してしまうことを防止する構成が記載されている。
しかしながら、所定枚数として、一定の枚数の記録紙を搬送するごとに通過位置をシフトさせる構成では、記録紙の種類によっては定着部材のエッジ傷が深くなってしまう問題が生じることがあった。
このような問題は、搬送される記録紙に接触する接触部材が画像形成装置の定着部材である場合に限らず、接触部材の特定の位置に記録紙のエッジ部が接触し続ける構成であれば、接触部材が画像形成装置における他の部材であっても生じ得る問題である。また、記録紙の通過位置をシフトさせる構成に限らず、エッジ傷が接触部材の特定の位置に集中することを防止するために、記録紙の通過位置と接触部材との相対的な位置をシフトさせる構成であれば、同様の問題が生じ得る。さらに、画像形成装置に限らず、エッジ部が接触部材の特定の位置に接触し続けるようにシートを搬送するシート搬送装置であれば、同様の問題が生じ得る。
上述した課題を解決するために、本発明は、搬送されるシートに接触するシート接触部材と、前記シート接触部材に向けて搬送される前記シートのシート搬送方向と直交する方向であるシート幅方向における通過位置と前記シート接触部材との相対的な位置を、所定枚数の前記シートを搬送するごとにシフトさせる幅方向相対位置シフト手段とを備えるシート搬送装置において、前記シートの情報に基づいて、前記所定枚数の設定を変更することを特徴とするものである。
本発明によれば、搬送するシートの種類が変わっても、シート接触部材にシートの幅方向端部が接触することで生じるエッジ傷が深くなることを抑制できる、という優れた効果がある。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 定着装置の概略断面図。 リフレッシュローラを定着ベルトに接触させた状態の定着装置の概略断面図。 用紙に光沢スジが生じた状態の一例を示す説明図。 幅方向における用紙の通過位置の設定を変更する構成のブロック図。 用紙シフト装置、斜送機構及び二次転写ニップとの平面模式図。 用紙シフト装置の説明図。 連結枠体が右寄せ位置にある状態の用紙シフト装置の説明図。 シフトローラ対が離間した状態の用紙シフト装置の説明図。 エッジシフトによる用紙の通過位置の変動を示す説明図。 64個のセルで構成されるエッジシフト一周分の用紙の通過位置を示す説明図。 所定の枚数が異なる場合で定着ベルトに生じるエッジ傷の深さと幅とを比較した実験結果を示すグラフ。 用紙シフト装置を備える定着装置の概略断面図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタの一実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係るプリンタ100を示す概略構成図である。図1に示すように、プリンタ100は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)のトナー像を作像するための四つの作像ユニット2(Y,M,C,K)を備えている。そして、これら四つの作像ユニット2を、像担持ベルトとしての中間転写ベルト61に対してその無端移動方向に沿って並べて配置した、いわゆるタンデム型の構成になっている。
プリンタ100は、給紙路30、転写前搬送路31、手差し給紙路32、手差しトレイ33、レジストローラ対34、搬送ベルトユニット35、定着装置40、搬送切替装置50、排紙路51、排紙ローラ対52、排紙トレイ53等を備える。更には、二つの光書込ユニット1(YM,CK)、一次転写ユニット60、二次転写ユニット78、第一給紙カセット101、第二給紙カセット102等を備えている。
四つの作像ユニット2(Y,M,C,K)は、潜像担持体であるドラム状の感光体3(Y,M,C,K)をそれぞれ有している。また、第一給紙カセット101及び第二給紙カセット102は、それぞれ内部に記録シートである用紙Pの束を収容している。そして、第一給送ローラ101aまたは第二給送ローラ102aの回転駆動により、用紙束における一番上の用紙Pを給紙路30に向けて送り出す。
プリンタ100の筐体における図1中の右側面には、手差しトレイ33が筐体に対して開閉可能に配設されており、筐体に対して開いた状態でトレイ上面に用紙束が手差しされる。手差しされた用紙束における一番上の用紙Pは、手差しトレイ33の送出ローラによって手差し給紙路32を介して給紙路30に向けて送り出される。
二つの光書込ユニット1(YM,CK)は、それぞれ、レーザーダイオード、ポリゴンミラー、各種レンズなどを有している。そして、プリンタ100の外部装置であるスキャナによって読み取られた画像情報や、パーソナルコンピュータから送られてくる画像情報に基づいて、レーザーダイオードを駆動し、作像ユニット2(Y,M,C,K)の感光体3(Y,M,C,K)を光走査する。具体的には、作像ユニット2(Y,M,C,K)の感光体3(Y,M,C,K)は、駆動手段によってそれぞれ図1中の反時計回り方向に回転駆動される。
第一光書込ユニット1YMは、駆動中のイエロー用感光体3Y及びマゼンタ用感光体3Mに対して、レーザー光をそれぞれ回転軸線方向に偏向されながら照射することで、光走査処理を行う。これにより、イエロー用感光体3Y及びマゼンタ用感光体3Mには、イエローの画像情報及びマゼンタの画像情報に基づいた静電潜像がそれぞれ形成される。
第二光書込ユニット1CKは、駆動中のシアン用感光体3C及びブラック用感光体3Kに対して、レーザー光をそれぞれ回転軸線方向に偏向されながら照射することで、光走査処理を行う。これにより、シアン用感光体3C及びブラック用感光体3Kには、シアンの画像情報及びブラックの画像情報に基づいた静電潜像がそれぞれ形成される。
作像ユニット2(Y,M,C,K)は、それぞれ、感光体3(Y,M,C,K)と、その周囲に配設される各種機器とを一つのユニットとして共通の支持体に支持した状態で、それらがプリンタ100の筐体に対して一体的に着脱されるものである。作像ユニット2(Y,M,C,K)は、互いに使用するトナーの色が異なる点の他は同様の構成になっている。よって、以下の説明では、使用するトナーの色を示す「Y,M,C,K」を適宜省略して説明する。
作像ユニット2は、感光体3の他、これの表面に形成された静電潜像をトナー像に現像するための現像装置4を有している。また、回転駆動される感光体3の表面に対して一様帯電処理を施す帯電装置5も有する。さらに、後述する各色に対応した一次転写ニップを通過した後の感光体3表面に付着している転写残トナーをクリーニングするドラムクリーニング装置6なども有している。
感光体3は、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材を塗布することによって感光層を形成したドラム状のものである。ドラム状のものに代えて、無端ベルト状のものを用いてもよい。
現像装置4は、非磁性パイプからなる回転可能な現像スリーブと、これの中空内にスリーブに対して連れ回らないように配設されたマグネットローラとを具備している。そして、マグネットローラの発する磁力によって現像スリーブの表面に担持した磁性キャリアと非磁性の各色トナーとを含有する二成分現像剤(以下、単に現像剤という)により、感光体3上の静電潜像を現像する。
各色の現像装置4(Y,M,C,K)に対しては、各色のトナー補給装置により、各色のトナーボトル103(Y,M,C,K)内の各色トナーが適宜補給される。現像装置4内にはトナー濃度検知手段としてのトナー濃度センサが設けられている。トナー濃度センサは磁性体であるキャリアに起因する現像剤の透磁率を検出するものである。後述する制御部400は、各色のトナー濃度センサからの出力値と、トナー濃度目標値であるセンサからの出力目標値との比較に基づいて、各色のトナー補給装置の駆動を制御する。これにより、現像剤のトナー濃度を一定範囲内(例えば4[wt%]〜9[wt%])にしている。
ドラムクリーニング装置6は、感光体3に当接させたポリウレタンゴム製のクリーニングブレードによって感光体3の表面から転写残トナーを掻き取る方式のものである。かかる方式のものに代えて、他の方式のものを用いてもよい。クリーニング性を高める目的で、ドラムクリーニング装置6は、クリーニングブレードに加えて、回転自在なファーブラシも感光体3に当接させている。このファーブラシは、固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って微粉末にしながら感光体3表面に塗布する役割も兼ねている。
感光体3の上方には、除電ランプが配設されており、この除電ランプも作像ユニット2の一部になっている。除電ランプは、ドラムクリーニング装置6との対向部を通過した後の感光体3表面を光照射によって除電する。除電された感光体3の表面は、帯電装置5によって一様に帯電された後、上述した光書込ユニット1による光走査が施される。帯電装置5は、電源から帯電バイアスの供給を受けながら回転駆動するものである。かかる方式のものに代えて、感光体3に対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ方式のものを採用してもよい。
四つの作像ユニット2(Y,M,C,K)の下方には、一次転写ユニット60が配設されている。この一次転写ユニット60は、複数のローラ(63、67、68、69及び70)によって張架されている像担持体である中間転写ベルト61を備える。そして中間転写ベルト61を、感光体3(Y,M,C,K)に当接させながら、何れか一つのローラの回転駆動によって図1中の時計回り方向(矢印「A」方向)に無端移動させる。これにより、感光体3(Y,M,C,K)と中間転写ベルト61とが当接する各色(Y,M,C,K)用の一次転写ニップが形成されている。
各色用の一次転写ニップの近傍では、ベルトループ内側に配設された一次転写ローラ62(Y,M,C,K)によって中間転写ベルト61を感光体3(Y,M,C,K)に向けて押圧している。四つの一次転写ローラ62(Y,M,C,K)には、それぞれ一次転写電源によって一次転写バイアスが印加されている。これにより、各色用の一次転写ニップには、感光体3(Y,M,C,K)上のトナー像を中間転写ベルト61に向けて静電移動させる一次転写電界が形成されている。
中間転写ベルト61の図1中の時計回り方向の無端移動に伴って各色用の一次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト61のおもて面には、Yトナー像、Mトナー像、Cトナー像及びKトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト61のおもて面には四色重ね合わせトナー像が形成される。
中間転写ベルト61の図1中の下方には、二次転写ユニット78が配設されている。この二次転写ユニット78は、無端状の二次転写ベルト77、接地従動ローラ72、二次転写駆動ローラ71、二次ベルトクリーニング装置76、トナー付着量検知センサ64などを有している。二次転写ベルト77は、そのループ内側に配設された接地従動ローラ72と、二次転写駆動ローラ71とによってテンション張架されながら、二次転写駆動ローラ71の回転駆動に伴って図1中の反時計回り方向(矢印「B」方向)に無端移動される。
二次転写ユニット78の二次転写ベルト77は、自らの接地従動ローラ72に対する掛け回し箇所を、一次転写ユニット60の中間転写ベルト61における二次転写バイアスローラ68に対する掛け回し箇所に当接させて二次転写ニップを形成している。中間転写ベルト61のループ内側の二次転写バイアスローラ68には二次転写電源から出力される二次転写バイアスが印加されるのに対し、二次転写ベルト77のループ内側の接地従動ローラ72は接地されている。これにより、二次転写ニップ内に二次転写電界が形成される。
二次転写ニップの図1中の右方には、レジストローラ対34が配設されており、ローラ間に挟み込んだ用紙Pを中間転写ベルト61上の四色重ね合わせトナー像に同期させ得るタイミングで二次転写ニップに送り出す。二次転写ニップ内では、中間転写ベルト61上の四色トナー像が二次転写電界やニップ圧の影響によって用紙Pに一括二次転写され、用紙Pの白色と相まってフルカラー画像となる。
二次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト61のおもて面には、二次転写残トナーが付着している。この二次転写残トナーは、一次転写ユニット60の中間転写ベルトクリーニング装置75によって中間転写ベルト61の表面から除去される。
二次転写ニップを通過した用紙Pは、中間転写ベルト61や二次転写ベルト77から離間して、搬送ベルトユニット35に受け渡される。この搬送ベルトユニット35は、無端状の搬送ベルト36を搬送駆動ローラ37と搬送従動ローラ38とによって張架しながら、搬送駆動ローラ37の回転駆動によって図1中の反時計回り方向(矢印「C」方向)に無端移動される。そして、二次転写ニップから受け渡された用紙Pを搬送ベルト36の上部張架面に保持しながら、搬送ベルト36の無端移動に伴って搬送し、用紙Pを定着装置40に受け渡す。
定着装置40内に送られた用紙Pは、無端状の定着ベルト41と加圧ローラ44との当接によって形成される定着ニップに挟み込まれる。そして、加圧や加熱などの作用により、その表面にトナー像が定着される。
二次転写ニップで第一面にトナー像が転写され、且つ、定着装置40でその第一面にトナー像が定着された用紙Pは、搬送切替装置50に向けて送り出される。プリンタ100では、搬送切替装置50、再送路54、スイッチバック路55及びスイッチバック後搬送路56等により、再送手段が構成されている。搬送切替装置50は、定着装置40から受け取った用紙Pのその後の搬送先を、排紙路51と、再送路54とで切り替える。
具体的には、用紙Pの第一面だけに対して画像を形成する片面モードのプリントジョブの実行時には、搬送先を排紙路51に設定する。これにより、第一面だけに画像が形成された用紙Pを、排紙路51経由で排紙ローラ対52に送って、機外の排紙トレイ53上に排紙する。また、用紙Pの両面に対してそれぞれ画像を形成する両面モードのプリントジョブの実行時において、両面にそれぞれ画像が定着された用紙Pを定着装置40から受け取ったときにも、搬送先を排紙路51に設定する。これにより、両面に画像が形成された用紙Pを、機外の排紙トレイ53上に排紙する。
一方、両面モードのプリントジョブの実行時において、第一面だけに画像が定着された用紙Pを定着装置40から受け取ったときには、搬送先を再送路54に設定する。再送路54には、スイッチバック路55が繋がっており、再送路54に送られた用紙Pはこのスイッチバック路55に進入する。そして、用紙Pの搬送方向の全領域がスイッチバック路55に進入すると、用紙Pの搬送方向が逆転されて、用紙Pがスイッチバックする。
スイッチバック路55には、再送路54の他に、スイッチバック後搬送路56が繋がっており、スイッチバックした用紙Pは、このスイッチバック後搬送路56に進入する。このとき、用紙Pの上下が反転する。そして、上下反転した用紙Pは、スイッチバック後搬送路56と、上述した給紙路30とを経由して、二次転写ニップに再送される。二次転写ニップで第二面にもトナー像が転写された用紙Pは、定着装置40を経由して第二面にトナー像が定着させられた後、搬送切替装置50と、排紙路51と排紙ローラ対52とを経由して、排紙トレイ53上に排紙される。
図2は、定着装置40の概略断面図である。
図2に示す定着装置40は、用紙Pの未定着トナー像が形成された表面に接触する定着部材である定着ベルト41を備える。定着ベルト41は、定着ベルト駆動ローラである定着ローラ42と、定着ベルト従動ローラである加熱ローラ43とに張架されている。定着ローラ42が図2中の時計回り方向(矢印「D」方向)に回転駆動することで、定着ベルト41が図2中の時計回り方向に回転走行する。
加熱ローラ43は、加熱体である定着ヒータ45を内蔵する回転体からなる加熱部材であり、定着ローラ42は、回転体からなり、加熱ローラ43とともに定着ベルト41を張架する定着ニップ形成部材である。
定着装置40は、定着ローラ42の下方に加圧ローラ44を備える。加圧ローラ44は、定着ローラ42に対して定着ベルト41を挟んで対峙するように設けられており、加圧機構により定着ベルト41を介して定着ローラ42に加圧される。
加熱ローラ43の内部には熱源としての定着ヒータ45が設けられ、この定着ヒータ45により加熱ローラ43が加熱され、定着ベルト41が加熱ローラ43によって加熱される。定着ベルト41は、定着ローラ42が駆動機構で回転駆動されることにより回転し、加圧ローラ44は定着ベルト41に連れ回り、図2中の反時計回り方向(矢印「E」方向)に回転する。
定着ベルト41の表面温度は公知の温度センサ等の温度検知素子により検知され、公知の温度制御部がその温度検知素子の出力値に基づいて、定着ベルト41の表面温度が所定の温度になるように定着ヒータ45を制御する。定着ヒータ45の制御としては、ON/OFF制御またはPID制御等を用いる。
未定着トナー像を担持した用紙Pは、入口ガイド板47に沿って、図2中の矢印「α」で示すように定着装置40に搬入され、定着ベルト41と加圧ローラ44とが定着ベルト41を介して形成するニップ部である定着ニップを通過する。所定の温度に制御されている定着ベルト41と加圧ローラ44とで形成される定着ニップで用紙P上のトナー像が溶融定着される。定着ニップを通過した用紙Pは、ニップ部出口で定着分離板48及び加圧分離爪49により定着ベルト41及び加圧ローラ44から分離され、搬送切替装置50内の搬送経路及び排紙路51を通り、プリンタ100本体の外に送り出される。
定着装置40は、定着ベルト41の表面を摺擦するリフレッシュローラ46を備え、画像形成時には定着ベルト41に対して非接触に配置する。
そして、一定枚数の用紙Pを通紙した後のジョブエンド後に、リフレッシュローラ46を定着ベルト41に接触させる。図3は、リフレッシュローラ46を定着ベルト41に接触させた状態の定着装置40の概略断面図である。
図2及び図3に示すように、定着装置40は、加圧ローラ44の表面を清掃する加圧ローラクリーニング装置110を備える。加圧ローラクリーニング装置110は、帯状清掃部材である清掃ウェブ11と、ウェブ保持軸11bと、ウェブ巻取軸11aと、ウェブ当接ローラ11cとを備える。清掃ウェブ11の一端はウェブ巻取軸11aに固定され、他端はウェブ保持軸11bに固定され、清掃ウェブ11のウェブ巻取軸11aとウェブ保持軸11bとの間の部分がウェブ当接ローラ11cによって加圧ローラ44の表面に押し付けられる。
ウェブ巻取軸11aが図2中の矢印「G1」方向に回転駆動することで清掃ウェブ11を巻き取り、清掃ウェブ11の加圧ローラ44と接触して清掃に使用された部分が図2中の矢印「G2」方向に移動し、未使用の部分が加圧ローラ44と接触する。清掃ウェブ11の未使用の部分はウェブ保持軸11bに巻きつけられている。そして、清掃ウェブ11が図2中の矢印「G2」方向に移動することで引っ張られ、ウェブ保持軸11bが図2中の矢印「G3」方向に回転し、清掃ウェブ11の未使用の部分が加圧ローラ44との接触部に向けて繰り出される。清掃部材として清掃ウェブ11を用いたクリーニング手段で加圧ローラ44の表面を清掃することで、加圧ローラ44に対して清掃部材の付着物の無い部分を用いて清掃し続けることが可能となる。よって、加圧ローラ44の表面に付着物が無い状態を維持することが可能となる。
幅が最大通紙幅よりも狭い用紙Pをある程度の枚数通紙した後に、幅が広い用紙Pの表面にトナー付着量が多い画像を出力した場合、次のような不具合が生じることがあった。すなわち、用紙Pの通紙方向(矢印「α方向」)に直交する幅方向について、ある程度の枚数を通紙した幅の狭い用紙Pの両端が通過した位置を通過した部分の画像が他の部分の画像と定着性が異なり、光沢スジ等の不良画像が生じることがあった。
図4は、幅が狭い用紙Pをある程度の枚数通紙した後に、幅が広い用紙Pにベタ画像を形成したときの光沢スジ12が生じた状態の一例を示す説明図である。図4に示す例では、幅方向(図4中の矢印「β」方向)の二箇所に搬送方向に沿ったスジ状の光沢ムラである光沢スジ12が発生している。
これは、以下の理由による。すなわち、最大幅よりも狭い幅の用紙Pを一定以上通紙すると、用紙Pの両端部のバリによって定着ベルト41における幅方向の同じ位置に摺擦跡が繰り返しつけられる。同じ位置に繰り返し摺擦跡がつけられることでエッジ傷となり、定着ベルト41のエッジ傷の部分で定着された画像が、光沢スジ12として出力画像に現れてしまうことで生じる。
図3に示すように、リフレッシュローラ46によって定着ベルト41の表面を摺擦する場合には、リフレッシュローラ46を定着ベルト41に接触させ、接触位置での表面移動方向が同じ方向となるように、図3中の矢印「F」で示す方向に回転させる。
また、定着ベルト41越しに定着ローラ42に対してリフレッシュローラ46を加圧させることによって、定着ベルト41の表面の用紙Pの幅方向両端部のバリによる摺擦跡を回復させることができる。これにより、図4に示す光沢スジ12の発生を防止する、または、光沢スジ12が発生しても見え難くすることができる。
本実施形態の定着装置40におけるリフレッシュローラ46の回転速度は、その表面移動速度が定着ベルト41の表面移動速度の3〜6倍程度となるように設定することが定着ベルト41のエッジ傷の回復に適切であった。
3倍未満であると十分な研磨ができず、6倍を超えると研磨が過剰となって定着ベルト41の寿命が低下するおそれがある。これに対して、リフレッシュローラ46の表面移動速度が定着ベルト41の表面移動速度の3〜6倍程度に設定することで、研磨により定着ベルト41の摺擦跡を回復しつつ、定着ベルト41の寿命の低下を抑制できる。
定着装置40では、リフレッシュローラ46が定着ベルト41を摺擦する際には、加圧ローラ44が定着ベルト41に対して加圧状態となる。これにより、定着ベルト41がリフレッシュローラ46の摺擦によってスリップすることを防止できる。
また、図1に示すように、本実施形態のプリンタ100は、レジストローラ対34で挟んだ用紙Pを幅方向にシフトさせる用紙シフト装置200を備える。図5は、用紙シフト装置200を制御する構成のブロック図である。
レジストローラ対34等のローラ対に挟んだ用紙Pを幅方向にシフトさせる用紙シフト装置200等のシフト手段としては、特開2012−078679号公報に記載された通紙位置のシフト機構等の公知のシフト手段と同様のものを用いることができる。
以下、特開2012−078679号公報に記載された通紙位置のシフト機構と同様の構成を備えた用紙シフト装置200について説明する。特開2012−078679号公報のシフト機構では、シフトローラ対がホームポジションに対して右方向のみにシフトする構成である。これに対して、用紙シフト装置200は、シフトローラ対であるレジストローラ対34がホームポジションに対して左右両方向にシフトする構成である。
図6は、用紙シフト装置200と、用紙シフト装置200に対して用紙Pの搬送方向上流側に位置する斜送機構202と、用紙シフト装置200に対して用紙Pの搬送方向下流側に位置する二次転写ニップとの平面模式図である。二次転写ニップは、中間転写ベルト61と二次転写ベルト77とによって形成される。
斜送機構202は、転写前搬送路31を通って給送された用紙Pについて、用紙Pが用紙シフト装置200に進入する前に斜行補正すると共に、通紙方向(「α」方向)に対して直交する幅方向(「β」方向)の整合(横方向のレジストレーション)を行う。
図6中の「WPmax」はプリンタ100に通紙可能な用紙Pの最大通紙幅である。斜送機構202は、用紙Pの幅方向の一方の端面(左側の端面)に突き当り、用紙Pの幅方向の位置を整合する整合板221と、上下一対のシート搬送ローラ対からなる斜送ローラ対222とを有する。整合板221は、幅方向の整合を行った用紙Pの幅方向の中央が最大通紙幅「WPmax」の中央に位置するように配設されている。整合板221の幅方向の内面側は、用紙Pの端面に突き当たり、位置を規制するための規制面221aとなっている。規制面221aは、通紙方向(「α」方向)に平行な面である。整合板221は、制御部400で制御されるステッピングモータを含む整合板シフト機構221bにより幅方向(「β」方向)に移動可能(位置調節可能)に配置されている。
斜送ローラ対222は整合板221よりも通紙方向(「α」方向)の上流側に配設されている。斜送機構202は、斜送ローラ対222を回転駆動するための斜送ローラ対駆動機構を有する。さらに、斜送機構202は、斜送ローラ対222を構成する上下二つのローラを所定のニップ圧で当接させた接触状態と離間させた離間状態とに転換する斜送ローラ対接離機構を有する。斜送ローラ対駆動機構と斜送ローラ対接離機構とは、制御部400で制御される。
斜送ローラ対222は、転写前搬送路31を搬送されてきた用紙Pを挟持搬送して整合板221の規制面221a側に寄せるように、回転軸線方向を通紙方向(「α」方向)に対して傾斜させて配設されている。これにより、用紙Pは斜送ローラ対222により整合板221に向かって矢印「α2」の方向に斜めに搬送される。斜送ローラ対222のニップ圧は、ニップで挟んで搬送中の用紙Pが斜送ローラ対222の表面に対してスリップできるように弱く設定されている。そのため、用紙Pが転写前搬送路31から斜行して搬送されても、整合板221の規制面221aに沿うように用紙Pは回転しながら移動し、斜行が補正される。また、用紙Pの幅方向の整合がなされる。
斜送機構202で斜行が補正され、幅方向の整合が成された用紙Pは、用紙シフト装置200のレジストローラ対34のニップ部(図7に示すシフトローラニップ部NS)に到達して挟持される。
制御部400は、用紙Pの先端部がレジストローラ対34に到達して挟持されたタイミングで、斜送ローラ対接離機構を制御して斜送ローラ対222上下二つのローラを離間させる。
用紙Pの先端部がレジストローラ対34に挟持されるタイミングは、用紙Pの搬送速度とサイズ(搬送方向の寸法)から演算することができる。
また、用紙Pの先端部がレジストローラ対34に挟持されたことを検知するセンサを配設する構成でもよい。この構成では、制御部400は、センサから入力する用紙検知信号に基づいて斜送ローラ対接離機構を制御し、斜送ローラ対222の上下二つのローラを離間させる。
斜送ローラ対222の二つのローラが離間することで用紙Pの斜送ローラ対222による挟持が解除される。これにより、斜送ローラ対222に対して給紙方向(「α方向」)の下流側に位置する用紙シフト装置200で、幅方向(「β」方向)へ用紙Pをシフトさせる移動が、斜送ローラ対222によって妨げられることを防止できる。
用紙シフト装置200は、二次転写ニップよりも通紙方向上流側に配置されており、斜送機構202によって斜行補正と幅方向の整合が成された用紙Pを受ける。そして、用紙Pの幅が最大通紙幅「WPmax」よりも小さい場合に、その用紙Pを幅方向に移動させつつ、二次転写ニップに向けて搬送する。このとき、中間転写ベルト61の表面上に形成されたトナー像の幅方向の位置と用紙Pの幅方向の位置とが、一致するように用紙Pを幅方向に移動させる。すなわち、二次転写ニップに向けて搬送される用紙Pを、設定された用紙Pの通過位置に応じて幅方向(「β」方向)に移動させる。
図7は、用紙シフト装置200の説明図である。用紙シフト装置200は、回転軸が幅方向に平行な方向となるように配設された二つのローラ部材からなるレジストローラ対34を有する。レジストローラ対34は、回転軸が平行になるように上下方向に配置された一対のローラ部材として、上シフトローラ231と下シフトローラ232とを有する。
下シフトローラ232の回転軸である下シフト回転軸232aの左右方向の両端側は、プリンタ100本体の一部である二つの装置フレーム板211(L,R)に対して軸受部材241を介して回転可能にそれぞれ支持されている。さらに、下シフト回転軸232aは、装置フレーム板211(L,R)に対してスラスト方向(軸方向)にスライド移動可能に支持されている。
上シフトローラ231の上シフト回転軸231aの左右方向の両端側は、装置フレーム板211(L,R)に設けられた上下方向に長尺なフレーム長穴242に挿通されて回転可能に支持されている。さらに、上シフト回転軸231aは、装置フレーム板211(L,R)に対して、フレーム長穴242の長尺方向に沿うように上下方向にスライド移動可能に支持されている。
上シフトローラ231及び下シフトローラ232は、装置フレーム板211(L,R)の間において、連結枠体243により連結されている。連結枠体243は、左右方向に延在する上側板部243Aを有し、この上側板部243Aの左右両側をそれぞれ下向きに90[°]折り曲げた形状の左脚板部243L及び右脚板部243Rを有する。下シフトローラ232の左側の下シフト回転軸232aは左脚板部243Lに設けられた丸穴244に回転可能に挿通され、かつ、止め輪245により左脚板部243Lに対してスラスト方向への移動が阻止されている。右側の下シフト回転軸232aは右脚板部243Rに設けられた丸穴244に回転可能に挿通されており、かつ、止め輪245により右脚板部243Rに対してスラスト方向への移動が阻止されている。
上シフトローラ231の左側の上シフト回転軸231aは左脚板部243Lに設けられた上下方向に長尺な脚部長穴246に対して回転可能に、且つ、脚部長穴246に沿って上下方向にスライド移動可能に挿通されている。さらに、上シフト回転軸231aは、止め輪245により左脚板部243Lに対してスラスト方向への移動が阻止されている。
右側の上シフト回転軸231aは右脚板部243Rに設けられた脚部長穴246に回転可能に、且つ、脚部長穴246に沿って上下方向にスライド移動可能に挿通されている。さらに、上シフト回転軸231aは、止め輪245により右脚板部243Rに対してスラスト方向への移動が阻止されている。
連結枠体243の左右両端部には、それぞれ、上シフトローラ231を下シフトローラ232に対して接離させるシフトローラ接離機構247(L,R)が配設されている。シフトローラ接離機構247(L,R)は電磁ソレノイド−プランジャである。
詳しくは、連結枠体243の左右両端部にはそれぞれソレノイド247aが固定して配設されている。これら左右のソレノイド247aのプランジャ247bがそれぞれ下向きに配設されていて下端部に上ローラ軸受部247cが設けられている。
左側の上ローラ軸受部247cには、上シフトローラ231の左側の上シフト回転軸231aが回転可能に挿通され、右側の上ローラ軸受部247cには、右側の上シフト回転軸231aが回転可能に挿通されている。
また、左右のプランジャ247bにはそれぞれ付勢部材としてのコイルバネ247dが外嵌されてソレノイド247aと上ローラ軸受部247cとの間に縮設されている。左右のソレノイド247aは制御部400により通電がオン−オフ制御される。
左右のソレノイド247aに対する通電がオフのときには、コイルバネ247dの突っ張り力により左右のプランジャ247bが、押し下げられる。このとき、上シフトローラ231が下シフトローラ232に当って受け止められるまで、押し下げられる。これにより、上シフトローラ231が下シフトローラ232にコイルバネ247dの突っ張り力で所定の押圧力をもって接触した接触状態に保持される。このとき、上シフトローラ231と下シフトローラ232との間に用紙Pを挟持して搬送するためのシフトローラニップ部NSが形成されている。
一方、左右のソレノイド247aに対する通電をオンにすると、ソレノイド247aの磁力により左右のプランジャ247bがそれぞれコイルバネ247dの突っ張り力に抗して引き上げられる。これにより、上シフトローラ231が下シフトローラ232から所定量引き上げられるように移動され、図9に示すように隙間「δ」を形成する離間状態に保持される。すなわち、上シフトローラ231と下シフトローラ232とのシフトローラニップ部NSが解除された状態に保持される。
下シフトローラ232の図7中の左方向外側には、シフトローラ駆動部233が配置されている。シフトローラ駆動部233は、下シフトローラ232を回転駆動させる機能と、上シフトローラ231及び下シフトローラ232を幅方向(「β」方向)へ移動させるシフト機能とを有する。
図7に示すように、本実施形態の用紙シフト装置200では、シフトローラ駆動部233が、左側装置フレーム板211Lの外側に配置されている。詳しくは、下シフトローラ232の下シフト回転軸232aの図7中の左側端部は軸受部材241から左側装置フレーム板211Lの外側に突き出ている。このように外側に突き出した下シフト回転軸232aに幅方向(「β」方向)に長い幅広ギヤ254が固定して配設されている。図7に示すように、この幅広ギヤ254に対してシフトローラ回転駆動モータ251(ステッピングモータ)の回転駆動を出力するシフトローラ回転駆動ギヤ253が噛合している。シフトローラ回転駆動モータ251はプリンタ100本体のフレームに固定して配設されている。
シフトローラ回転駆動モータ251は制御部400により駆動がオン−オフ制御される。シフトローラ回転駆動モータ251が回転駆動されることで、シフトローラ回転駆動ギヤ253及び幅広ギヤ254を介して下シフト回転軸232aに回転力が伝達される。これにより、下シフトローラ232が用紙Pの通紙方向に回転駆動される。上シフトローラ231は下シフトローラ232に対して接触していれば下シフトローラ232の回転に従動して回転する。すなわち、シフトローラ回転駆動モータ251が駆動されることで、上シフトローラ231及び下シフトローラ232が用紙Pを通紙方向(「α」方向)に搬送する回転動作を行う。上シフトローラ231は下シフトローラ232に対して離間しているとき(図9に示す状態のとき)には回転しない。
また、下シフト回転軸232aの左側の幅広ギヤ254よりもさら外側には、シフト伝達部軸受部材234が配置されている。シフト伝達部軸受部材234は、止め輪245によって下シフト回転軸232aに対してスラスト方向に移動できないようになっている。また、プリンタ100の本体フレームには、シフト駆動プーリ235aと、シフトモータ252(ステッピングモータ)とシフトベルトプーリ235bとが配設されている。シフトモータ252の軸に配設されたシフト駆動プーリ235aとシフトベルトプーリ235bとの間にシフトベルト235c(タイミングベルト)が張架されている。そして、シフトベルト235cの下方の張架面を形成するベルト部分に対して、シフト伝達部軸受部材234がシフト連結部234aを介して結合されている。
シフトモータ252は、用紙Pの搬送時に制御部400により、設定された制御パルス数だけ正転駆動されて用紙Pを右側にシフトさせる制御と、用紙Pの搬送後に、同じパルス数だけ逆転駆動される制御がなされる。用紙Pの搬送時に設定された制御パルス数だけ逆転駆動がされて用紙Pを左側にシフトさせる制御が行われた場合は、用紙Pの搬送後に同じパルス数だけ正転駆動する制御がなされる。
シフトモータ252が用紙Pをシフトさせる駆動が開始される時点では、シフト連結部234aは、図7に示すホームポジションSMに位置している。このため、上シフトローラ231と下シフトローラ232とを含む連結枠体243は、図7に示すように、左右の装置フレーム板211(L,R)の間における中央部となる中央位置に位置している。
図7に示す状態から、シフトモータ252が設定された制御パルス数だけ正回転駆動されると、シフトベルト235cが図7中の反時計回り方向に回転する。この回転によって、シフトベルト235cに固定されたシフト連結部234aが、図7におけるホームポジションSMから、図7中の右方向に設定されたシフト量移動して、右方向終点位置SRで止まる。
このようなシフト連結部234aの移動に伴い、シフト連結部234aを有するシフト伝達部軸受部材234に対してスラスト方向が固定された下シフト回転軸232aが右方向にスライド移動する。これにより、下シフトローラ232と上シフトローラ231とを含む連結枠体243が、左右の装置フレーム板211(L,R)の間における中央位置(図7に示す位置)から、右方向に移動する。そして、連結枠体243が左右の装置フレーム板211(L,R)の間における右寄せ位置(図8に示す位置)に向けて設定されたシフト量の分だけ移動する。
連結枠体243が、設定されたシフト量の分だけ右側に移動し、下シフトローラ232と上シフトローラ231とに搬送される用紙Pが二次転写ニップに到達すると、ソレノイド247aへの通電をオンにする。これにより、上シフトローラ231が下シフトローラ232から所定量引き上げられるように移動し、図9に示すように隙間「δ」を形成する離間状態となる。
図9に示す離間状態とした後、ソレノイド247aへの通電をオンにしたまま、シフトモータ252が正転駆動時と同じ所定のパルス数だけ逆転駆動される。これにより、シフト連結部234aが右方向終点位置SRから左方のホームポジションSMに向かって移動する。この移動に伴い、上シフトローラ231と下シフトローラ232とが離間した状態の連結枠体243が、左右の装置フレーム板211(L,R)の間における中央位置に戻るように移動される。
上述のように、シフトモータ252が設定された制御パルス数だけ正転駆動し、逆に同じパルス数だけ逆転駆動することで、上シフトローラ231及び下シフトローラ232が、幅方向(「β」方向)に往復移動動作(シフト)することが可能となる。シフト連結部234aがホームポジションSMに戻り、連結枠体243が左右の装置フレーム板211(L,R)の間における中央位置に戻ると、ソレノイド247aへの通電をオフにして上シフトローラ231と下シフトローラ232とを当接させる。
制御部400は用紙シフト装置200について次のような制御を行う。常時は、シフト連結部234aをホームポジションSMに位置させている。これにより、上シフトローラ231と下シフトローラ232とを含む連結枠体243は図7に示すように、左右の装置フレーム板211(L,R)の間における中央位置に位置する状態となる。この状態において、ソレノイド247aに対する通電をオフに制御する。これにより、上シフトローラ231は下シフトローラ232に当接した接触状態となっている。
制御部400は給紙スタート信号に基づいてシフトローラ回転駆動モータ251をオンにする。これにより、上シフトローラ231及び下シフトローラ232はは用紙Pを搬送する方向に回転駆動される。この状態において、斜送機構202側から整合板221の規制面221aに沿って搬送されてきた用紙Pの先端部が上シフトローラ231と下シフトローラ232とのシフトローラニップ部NSに到達して挟持される。制御部400は、用紙Pの先端部がシフトローラニップ部NSに到達して挟持されたことを、例えば次のようにして検知する。
すなわち、給紙カセット(101または102)からの用紙P送り出し開始時点と、用紙Pの搬送速度と、給紙カセット(101または102)からシフトローラニップ部NSまでの用紙Pの搬送路長と、により演算して検知する。
他の検知方法としては、シフトローラニップ部NSの搬送方向下流側に用紙センサを配置し、この用紙センサによって検知する。
制御部400は、用紙Pの先端部がシフトローラニップ部NSに到達して挟持されたことを検知した検知信号に基づいて斜送機構202側の斜送ローラ対222を構成する二つのローラを離間させる。これにより、斜送ローラ対222による用紙Pの挟持が解除される。
また、制御部400は、用紙Pが最大通紙幅「WPmax」よりも小さい小サイズの用紙Pの場合に、上述した検知信号に基づいて、用紙シフト装置200のシフトモータ252を設定された制御パルス数だけ正転駆動また逆転させる。正転駆動させた場合は、連結枠体243が図7に示す中央位置から図8に示す右寄せ位置に向かう右方向「R」に移動する。このとき、上シフトローラ231と下シフトローラ232とに挟持された用紙Pは、通紙方向(「α」方向)に搬送されつつ、幅方向(「β」方向)における右方向(「R」方向)に移動(シフト)される。
そして、制御部400は、上シフトローラ231と下シフトローラ232とに挟持されて通紙方向(「α」方向)に搬送された用紙Pの先端部が二次転写ニップに到達して挟持されたタイミングで、左右のソレノイド247aに対する通電をオンにする。これにより、上シフトローラ231が引き上げられて、図9に示すように、上シフトローラ231が下シフトローラ232から離間した状態になり、上シフトローラ231と下シフトローラ232とによる用紙Pの挟持が解除される。このとき、用紙Pは二次転写ニップに挟持されて引き続き搬送される。
制御部400は、用紙Pの先端部が二次転写ニップに到達して挟持されたことを、例えば次のようにして検知する。
すなわち、用紙Pの先端部がシフトローラニップ部NSに到達して挟持されたことを検知する。そして、この検知した時点と、上シフトローラ231と下シフトローラ232とによる用紙Pの搬送速度と、シフトローラニップ部NSと二次転写ニップとの間の搬送路長と、から演算して検知する。
他の方法としては、二次転写ニップの搬送方向下流側に配設した用紙センサにより検知する。
制御部400は、上シフトローラ231を下シフトローラ232から離間した後、用紙シフト装置200のシフトモータ252を正転駆動時と同じパルス数だけ逆転駆動させる。これにより、離間状態に保持されている上シフトローラ231と下シフトローラ232とを含む連結枠体243が、図8及び図9に示す右寄せ位置の側から左方向「L」に移動して、図7に示すように中央位置に戻される。
その後、制御部400は、二次転写ニップを搬送されている用紙Pの後端部が、斜送機構202の斜送ローラ対222の離間状態にある二つのローラの位置を通過したことを演算或いは用紙センサによって検知する。この検知信号に基づいて、斜送ローラ対222の二つのローラを離間状態から接触状態に戻す。
次に、制御部400は、用紙Pの後端部が離間状態にある上シフトローラ231と下シフトローラ232との間を通過したことを演算或いは用紙センサにより検知する。この検知信号に基づいて、左右のソレノイド247aに対する通電をオフにする。これにより、上シフトローラ231と下シフトローラ232とが離間状態から接触状態に戻される。用紙シフト装置200はこの状態で、次の用紙Pが斜送機構202側から到来するのを待つ。
用紙Pを左側にシフトさせる場合は、用紙Pの先端部がシフトローラニップ部NSに到達して挟持されたことを検知した検知信号に基づいて、用紙シフト装置200のシフトモータ252を設定された制御パルス数だけ逆転駆動させる。これにより、シフト連結部234aが、図7におけるホームポジションSMから、図7中の左方向に設定されたシフト量移動して、左方向終点位置SLで止まり、連結枠体243が図7に示す中央位置から左方向「L」に移動する。そして、上シフトローラ231と下シフトローラ232とに挟持された用紙Pは、通紙方向(「α」方向)に搬送されつつ、幅方向(「β」方向)における左「L」方向に移動(シフト)される。
その後、左方向にシフトした用紙Pが二次転写ニップに到達したことを検知すると、左右のソレノイド247aに対する通電をオンして上シフトローラ231と下シフトローラ232とを離間させる。そして、逆転駆動時と同じパルス数だけ正転駆動させる。
これにより、離間状態に保持されている上シフトローラ231と下シフトローラ232とを含む連結枠体243が、左寄せ位置の側から右方向「R」に移動して、図7に示すように中央位置に戻される。
用紙Pを搬送方向に直交する幅方向にシフトさせることにより、用紙Pの幅方向両端部のバリによる定着ベルト41の表面の摺擦跡を幅方向に分散させることができる。
本実施形態のプリンタ100では、所定枚数の用紙Pを通紙する毎に、幅方向における用紙Pの通過位置の設定を変更する制御を行う。
制御部400は、所定枚数の用紙Pを通紙するごとに、幅方向における用紙Pの通過位置の設定を変更する。この設定の変更後は、レジストローラ対34に用紙Pが到達すると、設定された通過位置となるまでレジストローラ対34を幅方向にシフトするように用紙シフト装置200を制御する。これにより、レジストローラ対34に挟まれた用紙Pの幅方向の位置を設定された通過位置とすることができる。
以下、幅方向における用紙Pの通過位置の設定を変更する制御を「エッジシフト」とも呼ぶ。
制御部400は、使用者が操作パネル300から入力する、画像形成が行われる用紙Pの種類、坪量、用紙サイズ、銘柄、厚み等の用紙Pの特性を示すパラメータに基づいてエッジシフトを行うトリガーとなる所定枚数の設定を変更する。
エッジシフトを行わない場合であっても、用紙Pの幅方向両端部と接触することに起因する定着ベルト41の摺擦跡は、幅方向に0.3[mm]〜0.7[mm]程度の幅を持って形成される。
用紙シフト装置200等のシフト機構の有無に寄らず、用紙P等のシートの幅方向の位置の精度を誤差「0[mm]」で搬送することはできない。シフト機構で幅方向の位置を調整してもシフト機構を通過したシートの幅方向の通過位置は、±0.1[mm]程度は変動する。さらに、シフト機構を通過した後、二次転写ニップを通過して定着ニップに到達するようにシートは搬送されるため、定着ニップを通過するシートの幅方向の位置はさらに変動する。このため、定着部材におけるシートの幅方向端部が接触する位置が幅方向に変動する。
本実施形態のプリンタ100では、用紙シフト装置200によってエッジシフトを行わない場合、定着ベルト41の摺擦跡は、幅方向に0.3[mm]〜0.7[mm]程度の幅で形成される。
一方、用紙シフト装置200によって用紙Pの幅方向の通過位置を周期的にシフトさせることにより、定着ベルト41の摺擦跡を幅方向に分散させることができる。具体的には、±1.35[mm](シフトする幅:2.7[mm])の範囲でシフトさせることにより、定着ベルト41の摺擦跡を2.7[mm]〜3.3[mm](シフトする幅が3.0±0.3[mm])の範囲に分散させることができる。定着ベルト41の摺擦跡の範囲を2.7[mm]〜3.3[mm]程度に増やすことによって、用紙Pの幅方向の端部が接触することに起因して定着ベルト41の表面のエッジ傷が深くなることを防止できる。
ここで、従来の画像形成装置について説明する。
画像形成装置において、シート状の記録媒体に転写されたトナー像を定着させる装置として赤外線ヒータ等を内蔵した定着ローラと、当該定着ローラを加圧する加圧ローラとを備える定着装置を備えるものが知られている。この種の定着装置としては、定着ローラと加圧ローラとで形成された定着ニップで、未定着トナー像を有したシートを挟持搬送しながら、加熱・加圧する熱ローラ定着方式が知られており、広く採用されている。
定着装置の他の方式として、無端状の定着ベルトを、赤外線ヒータ等を内蔵した加熱ローラと定着ローラとで張架して定着ベルトと加圧ローラとで形成された定着ニップでシートを挟持搬送するベルト定着方式が知られている。この定着方式では、定着ベルトを介して定着ローラを加圧する加圧ローラと定着ベルトとによって形成された定着ニップで未定着トナー像を有したシートを挟持搬送しながら、加熱・加圧する。定着ベルト表層材はトナーとの離型性の良いPFA(ポリテトラフルオロエチレン)を用いるものが知られている。
従来の定着装置では、シートを搬送することにより,定着部材の表面にシート搬送(通紙)によるエッジ傷が生じ、画像に光沢スジが発生してくるという問題がある。定着部材に生じるエッジ傷の大きな原因としては、シートの裁断時に生じる幅方向両端部のバリがある。特に、同一サイズのシートが連続して通紙されると、定着部材におけるシートの幅方向両端と接触する部分、すなわち、バリと接触する部分では、表面が荒らされて、傷が付いた状態となる。
特許文献1には、定着部材を摺擦して表面を均一に荒して光沢スジなどの異常画像を抑制する回復部材と、シートの通過位置をシフトさせるシフト機構とを備えた構成が記載されている。しかし、特許文献1に記載の構成では、紙種等のシートの特性によらず、一定枚数通紙するごとにシフトさせる。このため、幅方向両端部のバリが高いシートを通紙した場合には、一定枚数ごとに実行するシートの通過位置のシフトを行うまでに、定着部材に対して一定以上の深さのエッジ傷を発生させ、画像を出力したときに光沢スジなどの異常画像が生じることがあった。さらに、一定以上の深さのエッジ傷が発生することで、回復部材を摺擦させても定着部材に生じたエッジ傷が回復できなくなる場合があった。
本実施形態のプリンタ100では、用紙Pの特性を示すパラメータに基づいてエッジシフトを行うまでの通紙枚数を細かく制御することができる。これにより、バリの高い用紙Pとバリの低い用紙Pとによって、エッジシフトを行うまでの枚数を適正に制御し、定着ベルト41の表面のエッジ傷が一定以上深くなることを防止し、リフレッシュローラ46の摺擦によってエッジ傷を回復することができる。
用紙Pの特性を示すパラメータを入力する構成としては、操作パネル300から入力するものに限らず、パーソナルコンピューター等の外部装置から入力する構成でもよい。また、操作パネル300や外部装置を用いて第一給紙カセット101や第二給紙カセット102にセットされる用紙Pの特性を示すパラメータを入力する構成としても良い。この構成では、印刷の際に、給紙を行う給紙カセットを選択することで、制御部400は画像形成が行なわれる用紙Pの特性を示すパラメータを取得することができる。
本実施形態のプリンタ100では、用紙Pの特性を示すパラメータとして、用紙Pの種類、坪量及び用紙サイズを用いる。
下記(1)式は、エッジシフトを行うか否かの判断に用いる式である。
Σ(「通紙方向の長さ」×『用紙の種類、坪量ごとの係数「γ」』)≧エッジシフトを行う閾値 ・・・・(1)
制御部400は、用紙Pの幅方向のサイズごとに、通紙方向の長さをカウントし、用紙Pの種類、坪量ごとに通紙方向の長さに対して係数「γ」をつけ、重み付けを行って算出した値(上記(1)式の左辺)を閾値(上記(1)式の右辺)と比較する。
用紙Pの幅方向のサイズごとに算出した値が閾値以上となった場合、エッジシフトを行う。
一回のエッジシフトでのシフト量(後述のセル位置の移動量)は0.08[mm]〜0.09[mm]であり、シフトさせた後は通紙方向の長さのカウントをリセットする。
このときに、バリの高い用紙Pの種類、坪量は係数「γ」を大きく設定し、エッジシフトさせるまでの枚数を少なくし、定着ベルト41の表面上のエッジ傷が一定値以上深くならないように設定する。
図10は、エッジシフトによる用紙Pの通過位置の変動を示す説明図である。図10中の用紙Pは基準位置にある状態を示し、この基準位置に対して図10中の左右方向(矢印「α」で示す搬送方向に直交する方向)の両方向に用紙Pの通過位置がシフトする。エッジシフトでは、基準位置に対して用紙Pの通過位置が左右方向の一方にシフトして基準位置に戻った後は、基準位置に対して他方にシフトする。用紙シフト装置200のレジストローラ対34がホームポジションに位置する状態のまま、シフトせずに用紙Pを搬送すると、用紙Pの通過位置は基準位置となる。そして、レジストローラ対34が左右にシフトすることによって用紙Pの通過位置もシフトする。
図10に示す例では、用紙Pの通過位置は、まず、図10中の右方向にシフトし、シフト幅β1の右方向端部に到達すると、シフト方向を左方向に変更する。そして、用紙Pの通過位置が基準位置に戻ると、今度は図10中の左方向にシフトし、シフト幅β1の左方向端部に到達すると、基準位置にむけて右方向にシフトする。
本実施形態では、シフト幅β1を、2.5[mm]〜2.9[mm]としている。
プリンタ100では、用紙Pの通過位置を図10中の基準位置からシフト幅β1の右方向端部で折り返して基準位置を通過した後、シフト幅β1の左方向端部で折り返して基準位置に戻るまでをエッジシフトの一周とする。そして、この一周分における用紙Pの通過位置を64個のセル位置で管理しており、64個のセルを移動すると、用紙Pの通過位置は一周して元の位置に戻る。
図11は、64個のセルで構成されるエッジシフト一周分の用紙Pの通過位置を示す説明図である。基準位置(セル「0」)にある状態から通紙枚数がエッジシフトを行う所定の枚数に到達するごとに、用紙Pの通過位置が基準位置からセル一つ分移動した位置(セル「1」)となる。同様に所定の枚数の通紙を通紙するごとにセル一つ分、通過位置を移動させ、64回移動すると、元の基準位置に到達する。
図11(a)は、エッジシフトを行う所定の枚数が46枚である場合、1000枚の通紙を行なったときに移動したセルの位置を網掛けで示しており、セル「0」から「21」まで移動している。所定の枚数が46枚の場合、約3000枚(2944枚)の通紙で64個のセルを一周する。
図11(b)は、エッジシフトを行う所定の枚数が15枚である場合、1000枚の通紙を行なったときに移動したセルの位置を網掛けで示しており、セル「0」から「64」まで移動している。所定の枚数が15枚の場合、約1000枚(960枚)の通紙で64個のセルを一周する。
図12は、エッジシフトを行う所定の枚数が、46枚の場合と、15枚の場合とで定着ベルト41に生じるエッジ傷の深さと幅とを比較した実験結果を示すグラフである。図12に結果を示す実験では、実施形態のプリンタ100で、初期状態から1000枚通紙後に、定着ベルト41のエッジ傷の深さ方向と幅方向との断面における形状を測定した。その後、リフレッシュローラ46を定着ベルト41に摺擦させる回復動作を一回(二分間)行い、再び定着ベルト41のエッジ傷の深さ方向と幅方向との断面における形状を測定した。
図12中の破線「H1」の直線は、定着ベルト41の表面位置を示し、破線「D1」のグラフは、1000枚通紙後、回復動作前の定着ベルト41のエッジ傷の深さを示している。さらに、実線「D2」のグラフは、回復動作後の定着ベルト41のエッジ傷の深さを示している。
セル一つ分の用紙Pの通過位置の移動量を「0.08[mm]」とすると、図12(a)に示すエッジシフトを行う所定の枚数が46枚の場合は、図11(a)より、セル「21個分」の移動量で、図12(a)中のシフト幅「β2」は、1.28[mm]となる。一方、図12(b)に示すエッジシフトを行う所定の枚数が15枚の場合は、図11(b)より、セル「64個分」の移動量で、図12(b)中のシフト幅「β3」は、2.56[mm]となる。
図12に示すように、エッジシフトを行う所定の枚数が15枚の場合の方が、1000枚通紙の間での用紙Pの通過位置の移動量が大きいため、用紙Pの通過位置が分散する。このため、定着ベルト41における用紙Pの幅方向両端部のバリによるエッジ傷を浅くすることができ、一回の回復動作(ここでは二分間の摺擦動作とする)でエッジ傷が回復し易い。よって、定着ベルト41の表面のエッジ傷が光沢スジとして画像に現れ難くすることができる。
本実施形態のプリンタ100では、1000枚通紙後の印刷ジョブエンド時に、自動的に定着ベルト41にリフレッシュローラ46を接触させ、定着ベルト41の表面を摺擦する。自動的に定着ベルト41をリフレッシュローラ46で摺擦し、定着ベルト41の表面のエッジ傷を一定値に回復させる。これにより、使用者による手動での回復動作を不要にでき、定着ベルト41のエッジ傷が一定以上深くなることを制御のみで防止できる。
自動的に定着ベルト41をリフレッシュローラ46で摺擦する構成としては、1000枚通紙後に限らない。例えば、用紙Pの通過位置がエッジシフトによってセルの64個分移動して、元の基準位置に戻った後の印刷ジョブエンド時に行ってもよい。また、使用者が出力画像に光沢スジを確認したときに、使用者が操作パネル300等を操作することによって定着ベルト41にリフレッシュローラ46を接触させ、回復動作を行う構成としてもよい。
定着ベルト41を摺擦することにより、定着ベルト41の表層のPFAの削りカスが発生する。この削りカスは、定着ニップで定着ベルト41から加圧ローラ44に移動し、加圧ローラクリーニング装置110によって回収される。これにより、定着ベルト41及び加圧ローラ44に削りカスが残らないようにすることができる。
上記(1)式の左辺の値の算出に用いる用紙の種類としては、例えば、非コート紙、コート紙、特殊紙のような分類とする。
用紙の坪量は、例えば(1)52.3〜64[gsm]、(2)64.1〜80[gsm]、・・・、(8)300.1〜350[gsm]のような分類とする。
用紙の幅方向のサイズは、例えば、(1)105[mm]以下、(2)105.1〜140[mm]、・・・、(11)305.1〜324[mm]、(12)324.1[mm]以上のような分類とする。
本実施形態のプリンタ100は、予め設定された用紙Pの幅方向の基準位置に対して、用紙Pの幅方向の通過位置をシフトさせるエッジシフトを行う用紙シフト装置200を備える。エッジシフトは、用紙Pが所定枚数通紙されるごとに行う。そして、プリンタ100では、給紙される用紙Pの特性を示すパラメータである紙種、坪量ならびに幅方向のサイズによって、用紙Pの幅方向の通過位置をシフトさせるまでの枚数を変更する。これにより、用紙Pの幅方向両端部のバリが高い用紙Pを通紙する場合は、用紙Pの通過位置をシフトさせる枚数を少なくし、定着ベルト41の表面のバリによるエッジ傷が深くなることを抑制できる。
エッジ傷が深くなることを抑制することで、リフレッシュローラ46の使用回数を削減できる。リフレッシュローラ46のよる摺擦の回数を削減することで、定着ベルト41の長寿命化を図ることができる。また、エッジ傷が深くなることを抑制することで、リフレッシュローラ46によってエッジ傷が回復し易くなる。
一般的に用紙Pの種類、坪量を設定し通紙を行うが、装置によっては、用紙銘柄ごとに通紙設定を有していることもあるので、その場合のエッジシフトを行うか否かの判断に用いる式は、下記(2)式のようになる。
Σ(「通紙方向の長さ」×『用紙銘柄ごとの係数「γ」』)≧エッジシフトを行う閾値
・・・・・(2)
用紙Pの銘柄ならびに幅方向のサイズによって、用紙Pの幅方向の通過位置をシフトさせるまでの枚数を変更する。これにより、用紙Pの幅方向両端部のバリが高い用紙Pを通紙する場合は、用紙Pの通過位置をシフトさせる所定枚数を少なくし、定着ベルト41の表面のバリによるエッジ傷が深くなることを抑制できる。
次に、紙種が混在する場合のエッジシフトを行うか否かの判断について説明する。
エッジシフトを行った後、次のエッジシフトを行うまでに、幅方向のサイズは同じで紙種が異なる二種類以上の用紙Pが混在する条件で通紙を行う場合がある。幅方向のサイズが同じ複数種類の用紙Pを通紙する場合は、定着ベルト41の幅方向における同じ位置を用紙Pの幅方向端部が通過するため、用紙Pの種類が変わっても定着ベルト41にエッジ傷が発生し易い状態となる。
幅方向のサイズが同じ二種類の用紙P(P1及びP2)が混在する条件で通紙する場合のエッジシフトを行うか否かの判断に用いる式を、下記(3)式に示す。
Σ(「用紙「P1」の通紙方向の長さ」×『用紙「P1」の種類、坪量によって決定される係数「γ1」』)+Σ(「用紙「P2」の通紙方向の長さ」×『用紙「P2」の種類、坪量によって決定される係数「γ2」』)≧エッジシフトを行う閾値・・・・(3)
幅方向のサイズが同じ八種類の用紙P(P1〜P8)が混在する条件で通紙する場合のエッジシフトを行うか否かの判断に用いる式を、下記(4)式に示す。
Σ(「用紙「P1」の通紙方向の長さ」×『用紙「P1」の種類、坪量によって決定される係数「γ1」』)+Σ(「用紙「P2」の通紙方向の長さ」×『用紙「P2」の種類、坪量によって決定される係数「γ2」』)+・・・・・・Σ(「用紙「P8」の通紙方向の長さ」×『用紙「P8」の種類、坪量によって決定される係数「γ8」』)≧エッジシフトを行う閾値・・・・(4)
このように用紙Pのバリに合わせて、係数「γ」の値を変えることで、紙種が混在する条件であってもエッジシフトを行うまでの所定枚数を適切に制御することができる。
本実施形態のプリンタ100の用紙シフト装置200は、レジストローラ対34で挟んだ用紙Pを幅方向にシフトさせて、用紙Pの幅方向の通過位置をシフトする。用紙Pを幅方向にシフトさせるシフト機構を設ける箇所としてはレジストローラ対34に限らない。
定着ベルト41等の定着部材のエッジ傷を幅方向に分散させる構成としては、二次転写ニップと定着ニップとの間に、シフト機構を設けてもよい。プリンタ100のようレジストローラ対のように、二次転写ニップよりも上流側にシフト機構を設けることで、定着部材だけでなく、中間転写ベルトについても、シートの幅方向端部が接触する部分に生じるエッジ傷を幅方向に分散させることができる。プリンタ100のように二次転写ニップよりも上流側にシフト機構を設ける場合は、用紙Pの通過位置のシフト量に合わせて、中間転写ベルトに対するトナー像の形成位置も幅方向にシフトさせる。
本実施形態のプリンタ100は、シフト機構を備えたシート搬送装置が画像形成装置である場合の一例である。シフト機構を備えたシート搬送装置は画像形成装置に限らない。
図13は、シフト機構を備えたシート搬送装置が定着装置40である場合の説明図である。図13に示す定着装置40は、定着ニップに対して搬送方向上流側で、搬送されてくる用紙Pを挟持する定着前搬送ローラ対401と、定着前搬送ローラ対401で挟んだ用紙Pを幅方向にシフトさせる用紙シフト装置200を備える。
図13に示す定着装置40は、定着前搬送ローラ対401及び用紙シフト装置200を備える点以外は、図2を用いて説明した定着装置40と同様の構成を備える。
そして、定着装置40では、搬送される用紙Pの特性を示すパラメータである紙種、坪量ならびに幅方向のサイズによって、用紙Pの幅方向の通過位置をシフトさせるまでの所定枚数を変更させる。これにより、用紙Pの幅方向両端部のバリが高い用紙Pを通紙する場合は、用紙Pの通過位置をシフトさせる所定枚数を少なくし、定着ベルト41の表面のバリによるエッジ傷が深くなることを抑制できる。
上述したプリンタ100及び図13を用いて説明した定着装置40では、シート接触部材である定着ベルト41よりも上流側で、シートである用紙Pの幅方向における通過位置をシフトさせる構成である。シート幅方向におけるシートの通過位置とシート接触部材との相対的な位置をシフトさせる構成としては、シートの通過位置をシート幅方向にシフトさせる構成に限らず、シート接触部材をシート幅方向にシフトさせてもよい。
シート接触部材をシフトさせる構成としては、上記特開2012−078679号公報に記載の定着部材のシフト機構等の公知のシフト手段と同様のものを用いることができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
搬送される用紙P等のシートに接触する定着ベルト41等のシート接触部材と、シート接触部材に向けて搬送されるシートの通紙方向「α」等のシート搬送方向と直交する方向である幅方向等のシート幅方向における通過位置とシート接触部材との相対的な位置を、所定枚数のシートを搬送するごとにシフトさせる制御部400及び用紙シフト装置200等の幅方向相対位置シフト手段とを備えるプリンタ100等のシート搬送装置において、用紙Pの特性を示すパラメータ等のシートの情報に基づいて、所定枚数の設定を変更することを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、搬送するシートが、シート接触部材に対してエッジ傷を発生させ易いシートである場合に、上記相対的な位置をシフトするまでの所定の枚数を少なくすることができる。これにより、シート接触部材のエッジ傷が深くなってしまうことを抑制できる。
(態様B)
態様Aにおいて、定着ベルト41等のシート接触部材は、無端移動する表面移動体であり、シート接触部材の表面を摺擦するリフレッシュローラ46等の摺擦部材を備えることを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、摺擦部材によってシート接触部材の表面の傷を回復させることができる。
(態様C)
態様Bにおいて、リフレッシュローラ46等の摺擦部材は、無端移動する表面移動体であり、摺擦部材の表面移動速度は定着ベルト41等のシート接触部材の表面移動速度以上であることを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート接触部材の表面の傷を回復させ易くなる。
(態様D)
態様BまたはCにおいて、リフレッシュローラ46等の摺擦部材は、1000枚等の予め設定された枚数の用紙P等のシートを搬送するごとに、定着ベルト41等のシート接触部材に接触し、摺擦することを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート接触部材の表面を一定間隔で摺擦して、シート接触部材の表面の傷を回復させることができ、傷が一定以上に深くなることを防止できる。
(態様E)
態様B乃至Dの何れかの態様において、リフレッシュローラ46等の摺擦部材は、64回等の予め設定された回数のシフトが行われるごとに、定着ベルト41等のシート接触部材に接触し、摺擦することを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート接触部材の表面を一定間隔で摺擦して、シート接触部材の表面の傷を回復させることができ、傷が一定以上に深くなることを防止できる。
(態様F)
態様B乃至Eの何れかの態様において、定着ベルト41等のシート接触部材は、複数の張架部材に張架されたベルト部材であり、シート接触部材に向けて加圧し、シート接触部材との間で用紙P等のシートを挟む加圧ローラ44等の加圧部材を備え、リフレッシュローラ46等の摺擦部材がシート接触部材を摺擦する際には、加圧部材がシート接触部材に対して加圧状態となることを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、ベルト部材であるシート接触部材が摺擦部材の摺擦によってスリップすることを防止できる。
(態様G)
態様Fにおいて、加圧ローラ44等の加圧部材は、無端移動する表面移動体であり、加圧部材の表面を清掃する加圧ローラクリーニング装置110等の加圧部材清掃部材を備えることを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート接触部材を摺擦することで発生する削りカスが、シート接触部材や加圧部材の表面に残らないようにすることができる。
(態様H)
搬送される用紙P等のシートに画像を形成する作像ユニット2、一次転写ユニット60及び二次転写ユニット78等の画像形成手段を備えるプリンタ100等の画像形成装置において、シートを搬送する構成として、態様A乃至Gの何れか一の態様に係るシート搬送装置の構成を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、定着ベルト41等のシート接触部材に生じるエッジ傷が深くなることに起因する、光沢スジ等の不具合の発生を抑制できる。
(態様I)
態様Hにおいて、用紙P等のシートの表面に定着ベルト41等の定着部材を接触させて、トナー像等の画像をシートに定着する定着装置40等の定着手段を備え、シート接触部材が定着部材であることを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、定着部材に生じるエッジ傷が深くなることに起因する光沢スジ等の異常画像の発生を抑制できる。
(態様J)
表面上にトナー像等の画像が形成され、搬送される用紙P等のシートの表面に接触し、画像をシートに定着する定着ベルト41等の定着部材を備える定着装置40等の定着装置において、シート接触部材が定着部材であり、シートを搬送する構成として、態様A乃至Gの何れか一の態様に係るシート搬送装置の構成を備えることを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、定着部材に生じるエッジ傷が深くなることに起因する光沢スジ等の定着不良の発生を抑制できる。
1 光書込ユニット
1YM 第一光書込ユニット
1CK 第二光書込ユニット
2 作像ユニット
3Y イエロー用感光体
3C シアン用感光体
3K ブラック用感光体
3M マゼンタ用感光体
3 感光体
4 現像装置
5 帯電装置
6 ドラムクリーニング装置
11 清掃ウェブ
11a ウェブ巻取軸
11b ウェブ保持軸
11c ウェブ当接ローラ
12 光沢スジ
30 給紙路
31 転写前搬送路
32 手差し給紙路
33 手差しトレイ
34 レジストローラ対
35 搬送ベルトユニット
36 搬送ベルト
37 搬送駆動ローラ
38 搬送従動ローラ
40 定着装置
41 定着ベルト
42 定着ローラ
43 加熱ローラ
44 加圧ローラ
45 定着ヒータ
46 リフレッシュローラ
47 入口ガイド板
48 定着分離板
49 加圧分離爪
50 搬送切替装置
51 排紙路
52 排紙ローラ対
53 排紙トレイ
54 再送路
55 スイッチバック路
56 スイッチバック後搬送路
60 一次転写ユニット
61 中間転写ベルト
62 一次転写ローラ
64 トナー付着量検知センサ
68 二次転写バイアスローラ
71 二次転写駆動ローラ
72 接地従動ローラ
75 中間転写ベルトクリーニング装置
76 二次ベルトクリーニング装置
77 二次転写ベルト
78 二次転写ユニット
100 プリンタ
101 第一給紙カセット
101a 第一給送ローラ
102 第二給紙カセット
102a 第二給送ローラ
103 トナーボトル
110 加圧ローラクリーニング装置
200 用紙シフト装置
202 斜送機構
211 装置フレーム板
211L 左側装置フレーム板
221 整合板
221a 規制面
221b 整合板シフト機構
222 斜送ローラ対
231 上シフトローラ
231a 上シフト回転軸
232 下シフトローラ
232a 下シフト回転軸
233 シフトローラ駆動部
234 シフト伝達部軸受部材
234a シフト連結部
235 シフトモータ
235a シフト駆動プーリ
235b シフトベルトプーリ
235c シフトベルト
241 軸受部材
242 フレーム長穴
243 連結枠体
243A 上側板部
243L 左脚板部
243R 右脚板部
244 丸穴
245 止め輪
246 脚部長穴
247 シフトローラ接離機構
247a ソレノイド
247b プランジャ
247c 上ローラ軸受部
247d コイルバネ
251 シフトローラ回転駆動モータ
252 シフトモータ
253 シフトローラ回転駆動ギヤ
254 幅広ギヤ
300 操作パネル
400 制御部
401 定着前搬送ローラ対
NS シフトローラニップ部
P 用紙
SL 左方向終点位置
SM ホームポジション
SR 右方向終点位置
β1 シフト幅
特開2013−054306号公報

Claims (10)

  1. 搬送されるシートに接触するシート接触部材と、
    前記シート接触部材に向けて搬送される前記シートのシート搬送方向と直交する方向であるシート幅方向における通過位置と前記シート接触部材との相対的な位置を、所定枚数の前記シートを搬送するごとにシフトさせる幅方向相対位置シフト手段とを備えるシート搬送装置において、
    前記シートの情報に基づいて、前記所定枚数の設定を変更することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 請求項1のシート搬送装置において、
    前記シート接触部材は、無端移動する表面移動体であり、
    前記シート接触部材の表面を摺擦する摺擦部材を備えることを特徴とするシート搬送装置。
  3. 請求項2のシート搬送装置において、
    前記摺擦部材は、無端移動する表面移動体であり、前記摺擦部材の表面移動速度は前記シート接触部材の表面移動速度以上であることを特徴とするシート搬送装置。
  4. 請求項2または3のシート搬送装置において、
    前記摺擦部材は、予め設定された枚数の前記シートを搬送するごとに、前記シート接触部材に接触し、摺擦することを特徴とするシート搬送装置。
  5. 請求項2乃至4の何れか一に記載のシート搬送装置において、
    前記摺擦部材は、予め設定された回数のシフトが行われるごとに、前記シート接触部材に接触し、摺擦することを特徴とするシート搬送装置。
  6. 請求項2乃至5の何れか一に記載のシート搬送装置において、
    前記シート接触部材は、複数の張架部材に張架されたベルト部材であり、
    前記シート接触部材に向けて加圧し、前記シート接触部材との間で前記シートを挟む加圧部材を備え、
    前記摺擦部材が前記シート接触部材を摺擦する際には、前記加圧部材が前記シート接触部材に対して加圧状態となることを特徴とするシート搬送装置。
  7. 請求項6のシート搬送装置において、
    前記加圧部材は、無端移動する表面移動体であり、
    前記加圧部材の表面を清掃する加圧部材清掃部材を備えることを特徴とするシート搬送装置。
  8. 搬送されるシートに画像を形成する画像形成手段を備える画像形成装置において、
    前記シートを搬送する構成として、請求項1乃至7の何れか一に記載のシート搬送装置の構成を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8の画像形成装置において、
    前記シートの表面に定着部材を接触させて、前記画像を前記シートに定着する定着手段を備え、
    前記シート接触部材が前記定着部材であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 表面上に画像が形成され、搬送されるシートの表面に接触し、前記画像を前記シートに定着する定着部材を備える定着装置において、
    前記シート接触部材が前記定着部材であり、
    前記シートを搬送する構成として、請求項1乃至7の何れか一に記載のシート搬送装置の構成を備えることを特徴とする定着装置。
JP2017135675A 2017-07-11 2017-07-11 シート搬送装置、定着装置及び画像形成装置 Active JP7057886B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017135675A JP7057886B2 (ja) 2017-07-11 2017-07-11 シート搬送装置、定着装置及び画像形成装置
US16/030,167 US11099506B2 (en) 2017-07-11 2018-07-09 Sheet conveying device, fixing device incorporating the sheet conveying device, and image forming apparatus incorporating the sheet conveying device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017135675A JP7057886B2 (ja) 2017-07-11 2017-07-11 シート搬送装置、定着装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019020443A true JP2019020443A (ja) 2019-02-07
JP7057886B2 JP7057886B2 (ja) 2022-04-21

Family

ID=65000076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017135675A Active JP7057886B2 (ja) 2017-07-11 2017-07-11 シート搬送装置、定着装置及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11099506B2 (ja)
JP (1) JP7057886B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11016431B2 (en) 2019-07-10 2021-05-25 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus including a controller configured to control switching between a first mode and second mode
EP3885294A1 (en) * 2020-03-25 2021-09-29 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding device

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6874558B2 (ja) * 2017-06-20 2021-05-19 コニカミノルタ株式会社 ベルト搬送装置および画像形成装置
EP3521934B1 (en) 2018-02-06 2021-11-10 Ricoh Company, Ltd. Fixing method, image forming method, and image forming apparatus
JP2020095163A (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2021028663A (ja) 2019-08-09 2021-02-25 株式会社リコー 押圧装置、定着装置及び画像形成装置
US11150583B2 (en) 2019-09-27 2021-10-19 Ricoh Company, Ltd. Belt device and image forming apparatus incorporating same
JP7427961B2 (ja) 2019-12-25 2024-02-06 株式会社リコー 止め輪、回転体装置、定着装置、画像形成装置、及び、製造方法
JP2022072714A (ja) * 2020-10-30 2022-05-17 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
JP2023065892A (ja) * 2021-10-28 2023-05-15 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006072246A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
CN101609292A (zh) * 2009-06-22 2009-12-23 株式会社理光 记录媒体定位装置以及图像形成装置
US20110182636A1 (en) * 2010-01-25 2011-07-28 Xerox Corporation Apparatus and method for controlling the change of direction of a fusing belt in a printing apparatus
JP2012078679A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Canon Inc 画像形成装置
JP2012123166A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Canon Inc 画像加熱装置
JP2013054306A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置および画像形成装置
JP2014174452A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Canon Inc 画像加熱装置および画像形成装置
JP2016075800A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2016206644A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 株式会社リコー 駆動伝達装置、定着装置及び画像形成装置
JP2017009661A (ja) * 2015-06-17 2017-01-12 株式会社リコー 画像形成装置及び定着用回転部材の表面状態改善方法
US20170205744A1 (en) * 2014-10-07 2017-07-20 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Family Cites Families (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006071921A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2006259341A (ja) 2005-03-17 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 定着装置と画像形成装置
JP2007279665A (ja) * 2006-03-13 2007-10-25 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及び該定着装置を有する画像形成装置
JP5224663B2 (ja) * 2006-08-09 2013-07-03 キヤノン株式会社 画像加熱装置
JP2008158054A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
US8463167B2 (en) * 2007-11-09 2013-06-11 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus and image heating rotational body to be mounted on the image heating apparatus
JP5063468B2 (ja) 2008-05-01 2012-10-31 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5117921B2 (ja) 2008-05-02 2013-01-16 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5315777B2 (ja) 2008-05-02 2013-10-16 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5167933B2 (ja) 2008-05-02 2013-03-21 株式会社リコー 画像形成装置
JP2009271246A (ja) 2008-05-02 2009-11-19 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2009271245A (ja) 2008-05-02 2009-11-19 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP5398172B2 (ja) * 2008-05-27 2014-01-29 キヤノン株式会社 定着装置
JP5177412B2 (ja) * 2008-09-19 2013-04-03 株式会社リコー 画像形成装置
JP5640333B2 (ja) 2009-06-10 2014-12-17 株式会社リコー 画像形成装置
JP2011175067A (ja) 2010-02-24 2011-09-08 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及び画像形成装置
CN102243464B (zh) * 2010-05-13 2015-07-15 夏普株式会社 定影装置和具备它的图像形成装置
JP2012063742A (ja) 2010-08-19 2012-03-29 Ricoh Co Ltd 記録媒体分離装置、定着装置及び画像形成装置
JP5942341B2 (ja) 2010-08-20 2016-06-29 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5598160B2 (ja) 2010-08-25 2014-10-01 株式会社リコー 記録媒体分離装置、定着装置及び画像形成装置
JP5510357B2 (ja) * 2011-02-18 2014-06-04 コニカミノルタ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP5849408B2 (ja) 2011-03-01 2016-01-27 株式会社リコー シート分離装置、定着装置、画像形成装置
JP5522131B2 (ja) 2011-08-02 2014-06-18 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成システム
JP6069828B2 (ja) 2011-12-05 2017-02-01 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
US9128441B2 (en) * 2012-05-18 2015-09-08 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus and image forming method
JP6102291B2 (ja) 2012-10-24 2017-03-29 株式会社リコー 定着装置と画像形成装置
JP6186734B2 (ja) 2012-10-31 2017-08-30 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP6089735B2 (ja) 2013-01-31 2017-03-08 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6163826B2 (ja) 2013-03-28 2017-07-19 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6225751B2 (ja) 2013-03-29 2017-11-08 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP6135245B2 (ja) 2013-03-29 2017-05-31 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP2015020830A (ja) * 2013-07-17 2015-02-02 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP6229392B2 (ja) 2013-09-18 2017-11-15 株式会社リコー 画像形成装置
JP6237379B2 (ja) * 2014-03-24 2017-11-29 富士ゼロックス株式会社 定着装置および画像形成装置
US9535378B2 (en) 2014-05-09 2017-01-03 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus
JP6561600B2 (ja) 2014-07-02 2019-08-21 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2016075802A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 キヤノン株式会社 画像形成装置
US9494904B2 (en) 2014-10-29 2016-11-15 Ricoh Company, Ltd. Separation device, fixing device, and image forming apparatus
JP6447907B2 (ja) 2014-10-31 2019-01-09 株式会社リコー 画像形成装置
US20160170348A1 (en) 2014-12-12 2016-06-16 Fumihiro HIROSE Fixing device and image forming apparatus
EP3045978B1 (en) 2015-01-14 2019-07-03 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus
JP2016206299A (ja) 2015-04-17 2016-12-08 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP6634713B2 (ja) 2015-06-10 2020-01-22 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US9785101B2 (en) 2015-09-28 2017-10-10 Ricoh Company, Ltd. Fixing device having slider to polish and finish fixing rotator
JP2017072683A (ja) 2015-10-06 2017-04-13 株式会社リコー 分離補助機構、定着装置、及び画像形成装置
JP2017126025A (ja) 2016-01-15 2017-07-20 株式会社リコー 定着装置、画像形成装置
JP6759614B2 (ja) 2016-02-12 2020-09-23 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
US9996035B2 (en) 2016-03-18 2018-06-12 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus with a movable presser which moves a fixing belt
JP6701563B2 (ja) 2016-03-18 2020-05-27 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
US10012937B2 (en) 2016-03-18 2018-07-03 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus including a fixing belt, a presser, and a gap retainer
JP2017219797A (ja) 2016-06-10 2017-12-14 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP6850427B2 (ja) 2016-06-13 2021-03-31 株式会社リコー 定着装置、及び画像形成装置
JP2018045161A (ja) 2016-09-16 2018-03-22 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
US10191423B2 (en) 2016-09-28 2019-01-29 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including a fixing device

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006072246A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
CN101609292A (zh) * 2009-06-22 2009-12-23 株式会社理光 记录媒体定位装置以及图像形成装置
US20110182636A1 (en) * 2010-01-25 2011-07-28 Xerox Corporation Apparatus and method for controlling the change of direction of a fusing belt in a printing apparatus
JP2012078679A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Canon Inc 画像形成装置
JP2012123166A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Canon Inc 画像加熱装置
JP2013054306A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置および画像形成装置
JP2014174452A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Canon Inc 画像加熱装置および画像形成装置
JP2016075800A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 キヤノン株式会社 画像形成装置
US20170205744A1 (en) * 2014-10-07 2017-07-20 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
CN107148598A (zh) * 2014-10-07 2017-09-08 佳能株式会社 成像装置
JP2016206644A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 株式会社リコー 駆動伝達装置、定着装置及び画像形成装置
JP2017009661A (ja) * 2015-06-17 2017-01-12 株式会社リコー 画像形成装置及び定着用回転部材の表面状態改善方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11016431B2 (en) 2019-07-10 2021-05-25 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus including a controller configured to control switching between a first mode and second mode
EP3885294A1 (en) * 2020-03-25 2021-09-29 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding device
US11643292B2 (en) 2020-03-25 2023-05-09 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding device

Also Published As

Publication number Publication date
US11099506B2 (en) 2021-08-24
JP7057886B2 (ja) 2022-04-21
US20190018351A1 (en) 2019-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7057886B2 (ja) シート搬送装置、定着装置及び画像形成装置
US9096398B2 (en) Sheet conveying device, image forming apparatus incorporating same, and method of conveying a sheet in the image forming apparatus
US9856101B2 (en) Sheet conveying device and image forming apparatus
US9494903B2 (en) Image forming apparatus with cleaning mode
JP2009192917A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP5672993B2 (ja) 画像形成装置
JP2014021205A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2009003304A (ja) 画像形成装置
JP2016206635A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP4801978B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5707877B2 (ja) 画像形成装置
JP6653075B2 (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP6341829B2 (ja) 画像形成装置
JP5793898B2 (ja) 画像形成装置
JP5556440B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2017134143A (ja) 画像形成装置
JP2020086349A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6551144B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2019020627A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2013011739A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP3605069B2 (ja) 画像形成装置
JP2010038967A (ja) 画像形成装置
JP7006137B2 (ja) 画像形成装置
JP5915097B2 (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP2011141362A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220324

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7057886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151