JP6551144B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
そのため、次に未定着トナー像を溶融したときには、前の記録媒体上でトナー像が存在した箇所では、ワックスの付着量が多くなる。一方、前の記録媒体上でトナー像が存在しない箇所では、ワックスの付着量が少なくなる。すなわち、前の記録媒体の画像が残像のように移る現象(以下、「光沢残像」と表記する。)が発生し、光沢にムラが生じる問題がある。
定着回転体と、
前記定着回転体に対向して設けられる対向回転体と、
前記定着回転体に当接して回転することで、該定着回転体の表面を摺擦して表面性を回復させる摺擦回転体と、
前記摺擦回転体を回転駆動する第1駆動手段と、を有し、
前記定着回転体と前記対向回転体で形成されるニップ部において、記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置において、
前記摺擦回転体は、前記定着回転体に対して接離可能に配置され、
前記対向回転体は、前記定着回転体に対して加圧又は脱圧をすると共に、接離可能に配置され、
記録媒体が前記ニップ部に搬送される前に、前記摺擦回転体は、該定着回転体を摺擦し、
前記摺擦回転体が前記定着回転体を摺擦している間、前記対向回転体は、前記定着回転体から離間し、
前記摺擦回転体による前記定着回転体の摺擦が完了した後に、前記対向回転体は、定着時の押圧力より小さい押圧力で前記定着回転体を所定時間だけ押圧して回転する定着装置であって、
前記摺擦回転体は、印刷モードに応じて、前記定着回転体を摺擦する際の線速度を変更することを特徴とする。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。ここに示した画像形成装置は、画像形成装置本体としての装置本体100と、装置本体100の下部に配置され装置本体100を載せる給紙テーブル200とから構成されている。
画像形成動作を行うときは、公知のコンピュータとしてのパソコンからの画像情報に基づいて、画像形成動作が行われる。以下、「画像形成」と同意義で「印刷」という用語も用いる。パソコンの操作部で設定されているモード設定に従い、フルカラーモード又は白黒モードで画像形成動作を開始する。
定着装置1は、加熱ローラ2と、定着ローラ3と、加熱ローラ2及び定着ローラ3に張架される定着回転体の一例である定着ベルト4と、定着ローラ3を押圧して定着ローラ3との間にニップ部を形成する対向回転体の一例である加圧ローラ5と、を備えている。また、加熱ローラ2は、熱源としてのヒータを内部に有している。
例えば、図3に示すように、摺擦ローラ72’は、定着ベルト4の内周面に設けられた対向ローラ81に対向する位置に、定着ベルト4を介して当接可能に設置されても良い。
図4は、摺擦ローラ72の構成を示した説明図である。
摺擦ローラ72は、図4に示すように、軸72aと芯金72bとバインダー樹脂に砥粒が分散された摺擦層72cから構成される。摺擦層72cは、図5に示すように、その表面に砥粒72dが突出し、微細な凹凸が一様に形成されている。砥粒72dとしては、一般的な研磨粒子であるアルミナ砥粒を用いるとよい。本実施形態では、番手(粒度)を#1500とした白色アルミナを使用する。摺擦ローラ72は、定着ベルト4のほぼ全幅に接する幅を有している。
そこで、摺擦ローラ72は、接離機構によって研磨が必要なときだけ定着ベルト4と接触するように制御される。さらに、印刷モードに応じて、摺擦ローラ72の線速度を変更させる。
図6及び図7は、摺擦ローラ72の接離機構の構成を示す説明図で、図6は摺擦ローラ72が定着ベルト4に接触した状態、図7は摺擦ローラ72が定着ベルト4から離間した状態を示している。
摺擦ローラ72には、第1駆動手段91が接続され、第1駆動手段91が、摺擦ローラ72を、定着ベルト4の表面の線速度に対して、摺擦ローラ72の線速度を順方向に例えば3倍速い線速度で駆動させる(摺擦ローラ動作モードB)。また、摺擦ローラ72は、第1駆動手段91によって定着ローラ3を介して駆動される定着ベルト4に従動して駆動する(摺擦ローラ動作モードA)。
なお、摺擦ローラ72の線速度は、第1駆動手段91を制御することで変更しても良い。
加圧・脱圧機構は、支持軸を中心に回転し、加圧ローラ5のローラ軸に接離可能なアームと、アームの一方の端部と定着装置1の側板にその両端が固定されたスプリングバネと、アクチュエータの駆動力により回転してアームの他方の端部を押圧する偏心カムと、から構成されている。
画像形成装置(「Pro C910」株式会社リコー製)を用いて、光沢残像の評価を実施した。
先ず、DLTサイズの用紙(「Color Copy Digital」HAMMERMILL製)を、画像面積率20%のチャートにて、10000枚印刷する。
次に、摺擦ローラ72により定着ベルト4を所定の摺擦ローラ動作モードで所定の時間研磨する。
次に、A3サイズの用紙(「OK特アートポスト」(米坪279g/m2)王子製紙製)をセットし、所定の画像を所定の印刷モードで印刷する。所定の画像は、図8に示すように、通紙方向(図8中矢印方向)で上流側半分に6つの白抜け部Eを有する。
なお、定着ベルト表面の光沢度の測定には、光沢計(「GM−60」コニカミノルタ製)を用い、照射角度を60°とした。中央部、端部(奥側、手前側)、周方向3箇所の計9箇所を測定し、その平均値を表面光沢度とした。
実施例2は、摺擦ローラ72を用いて、定着ベルト4を、摺擦ローラモードAにて60sec研磨した後、図8示す画像を通常光沢モード(標準速)で印刷した。
実施例3は、摺擦ローラ72を用いて、定着ベルト4を、摺擦ローラモードBにて120sec研磨した後、図8示す画像を高光沢モード(低速)で印刷した。
比較例1は、定着ベルト4を研磨することなく、図9示す画像を通常光沢モード(標準速)で印刷した。
実施例2では、定着ベルト4の光沢度は28%で、画像光沢度は35%で、光沢残像は「△」であった。
実施例3では、定着ベルト4の光沢度は45%で、画像光沢度は55%で、光沢残像は「○」であった。
比較例1では、定着ベルト4の光沢度は35%で、画像光沢度は40%で、光沢残像は「×」であった。
5 加圧ローラ(対向回転体の一例)
72 摺擦ローラ(摺擦回転体の一例)
91 第1駆動手段
Claims (12)
- 定着回転体と、
前記定着回転体に対向して設けられる対向回転体と、
前記定着回転体に当接して回転することで、該定着回転体の表面を摺擦して表面性を回復させる摺擦回転体と、
前記摺擦回転体を回転駆動する第1駆動手段と、を有し、
前記定着回転体と前記対向回転体で形成されるニップ部において、記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置において、
前記摺擦回転体は、前記定着回転体に対して接離可能に配置され、
前記対向回転体は、前記定着回転体に対して加圧又は脱圧をすると共に、接離可能に配置され、
記録媒体が前記ニップ部に搬送される前に、前記摺擦回転体は、該定着回転体を摺擦し、
前記摺擦回転体が前記定着回転体を摺擦している間、前記対向回転体は、前記定着回転体から離間し、
前記摺擦回転体による前記定着回転体の摺擦が完了した後に、前記対向回転体は、定着時の押圧力より小さい押圧力で前記定着回転体を所定時間だけ押圧して回転する定着装置であって、
前記摺擦回転体は、印刷モードに応じて、前記定着回転体を摺擦する際の線速度を変更することを特徴とする定着装置。 - 定着回転体と、
前記定着回転体に対向して設けられる対向回転体と、
前記定着回転体に当接して回転することで、該定着回転体の表面を摺擦して表面性を回復させる摺擦回転体と、
前記摺擦回転体を回転駆動する第1駆動手段と、を有し、
前記定着回転体と前記対向回転体で形成されるニップ部において、記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置において、
前記摺擦回転体は、前記定着回転体に対して接離可能に配置され、
前記対向回転体は、前記定着回転体に対して加圧又は脱圧をすると共に、接離可能に配置され、
記録媒体が前記ニップ部に搬送される前に、前記摺擦回転体は、該定着回転体を摺擦し、
前記摺擦回転体が前記定着回転体を摺擦している間、前記対向回転体は、前記定着回転体から離間せずに、前記定着回転体への押圧力を減少し、
前記摺擦回転体による前記定着回転体の摺擦が完了した後に、前記対向回転体は、定着時の押圧力より小さい押圧力で前記定着回転体を所定時間だけ押圧して回転する定着装置であって、
前記摺擦回転体は、印刷モードに応じて、前記定着回転体を摺擦する際の線速度を変更することを特徴とする定着装置。 - 前記対向回転体が、定着時の押圧力より小さい押圧力で前記定着回転体を所定時間だけ押圧して回転する間、前記摺擦回転体は、前記定着回転体から離間することを特徴とする、請求項1又は2に記載の定着装置。
- 前記摺擦回転体の線速度を制御することで、前記定着回転体の表面の光沢度を調整することを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の定着装置。
- 前記定着回転体の表面の光沢度が30%以下となるように、前記摺擦回転体の線速度を制御することを特徴とする、請求項4に記載の定着装置。
- 前記定着回転体の表面の光沢度が20%以下となるように、前記摺擦回転体の線速度を制御することを特徴とする、請求項4又は5に記載の定着装置。
- 前記定着回転体の表面の光沢度が40%以上となるように、前記摺擦回転体の線速度を制御することを特徴とする、請求項4に記載の定着装置。
- 前記定着回転体を駆動する第2駆動手段を有し、
前記摺擦回転体を、前記第1駆動手段による回転駆動と、前記第2駆動手段による前記定着回転体の駆動に従動させる従動回転駆動とで変更することで、前記摺擦回転体の線速度を変更することを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載の定着装置。 - 前記第1駆動手段は、前記定着回転体の線速度よりも速い線速度で、前記摺擦回転体を回転駆動可能であることを特徴とする、請求項1〜8の何れか一項に記載の定着装置。
- 前記定着回転体の表面の光沢度を検出する光沢度検出手段を有し、
前記光沢度検出手段の検出結果に基づいて、前記摺擦回転体の線速度を制御することを特徴とする、請求項1〜9の何れか一項に記載の定着装置。 - 請求項1〜10の何れか一項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
- 少なくとも通常光沢モードと該通常光沢モードよりも光沢度の高い高光沢モードから1つを選択可能とし、
前記高光沢モードが選択された場合の前記摺擦回転体の線速度は、前記通常光沢モードが選択された場合の前記摺擦回転体の線速度より速いことを特徴とする、請求項11に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015205373A JP6551144B2 (ja) | 2015-10-19 | 2015-10-19 | 定着装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015205373A JP6551144B2 (ja) | 2015-10-19 | 2015-10-19 | 定着装置及び画像形成装置 |
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JP2017078739A JP2017078739A (ja) | 2017-04-27 |
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Family
ID=58665407
Family Applications (1)
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JP2015205373A Active JP6551144B2 (ja) | 2015-10-19 | 2015-10-19 | 定着装置及び画像形成装置 |
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- 2015-10-19 JP JP2015205373A patent/JP6551144B2/ja active Active
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