JP2016206635A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不要な表面性回復動作を行わず必要時のみ行い、表面性回復を長期に亘って実現し、優れた定着品質が得られる定着装置を提供すること。
【解決手段】回転体である定着部材26と、定着部材26の表面性を回復させる表面性回復手段34と、定着部材26における記録媒体が通過する領域の表面状態を検出可能な検出手段と、表面性回復手段34及び/又は定着部材26を制御する制御部29を備え、前記検出手段は、発光部と、当該発光部からの発光に対する定着部材26からの反射光を検出する光学センサ33を有し、光学センサ33は記録媒体のエッジ部及び非エッジ部通過領域夫々を検出可能であり、制御部29は、光学センサ33の検出結果と記録媒体が定着部材26を通過する枚数とに基づき、表面性回復手段34の定着部材26への当接及び表面性回復手段34の表面性回復動作条件を決定することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ、またはそれらの複合機等の画像形成装置として、電子写真方式を利用した画像形成装置が種々考案されており公知技術となっている。その画像形成プロセスは、像担持体の表面に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像剤であるトナー等によって現像して可視像化し、現像された画像を転写装置により記録材に転写して画像を担持させ、定着装置によって記録材上の未定着トナー像を定着する過程により成立している。このような定着装置において、定着部材の表面を研磨することにより、好適な定着ができる表面状態に回復させる研磨部材が知られている。
こうした研磨部材としては、定着部材の近くに設けられた分離爪による傷を目立たなくさせるもの(例えば、特許文献1参照)や、記録媒体のエッジ部に発生する定着部材の表面荒れを回復させるもの(例えば、特許文献2参照)が知られている。さらに、こうした研磨部材による研磨動作の制御として、記録媒体(用紙)の通紙枚数をカウントし、所定の枚数となるタイミングでジョブ終了後に研磨動作を実施するものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
また、定着された記録媒体の枚数と、定着が予定されている枚数とが所定枚数を超えるか否かにより、研磨動作をするかしないかを決定するものが知られている(例えば、特許文献4参照)。
しかしながら、上述した特許文献1のような分離爪による傷は、記録媒体のエッジ部が通過する領域とは異なる位置である。また、特許文献2についても、研磨動作の制御についてまで考慮されたものではなかった。
さらに、特許文献3,4のように研磨動作の制御を行うとしても、記録媒体のエッジ部に起因する定着部材の表面荒れは、用紙(記録媒体)の銘柄や裁断状態などによって発生レベルが大きく異なる。特に、記録媒体のエッジ部のバリ高さの大きな用紙では顕著となる傾向がある一方、エッジ部のバリがほとんど無い用紙においては、エッジ部に起因する画像不良の発生レベルは軽微であり、画像不良として顕在化する通紙枚数も前者と同一ではない。このため、所定の間隔で研磨動作を実施する場合、実質研磨動作不要な場合においても、研磨動作が実施され、結果的に研磨部材の寿命を短縮させてしまうことがある。また、定着部材の表面状態が荒れることで画像不良として顕在化する通紙枚数も、記録媒体の種類によって大きく異なる。
このように、通紙枚数に応じて研磨動作を実施する場合、実質的に研磨動作が不要な場合においても研磨動作が実施され、結果的に研磨部材の寿命を短縮させてしまうおそれがあった。
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、不要な表面性回復動作を行わず必要時のみ行い、表面性回復を長期にわたって実現することができる定着装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る定着装置は、回転体である定着部材を備え、未定着画像を有する記録媒体に前記定着部材を回転しながら接触させて当該記録媒体に画像を定着させる定着装置であって、前記定着部材の表面性を回復させる表面性回復手段と、前記定着部材における前記記録媒体が通過する領域の表面状態を検出可能な検出手段と、前記表面性回復手段及び/または前記定着部材を制御する制御手段と、をさらに備え、前記検出手段は、発光部と、該発光部からの発光に対する前記定着部材からの反射光を検出する光学センサと、を有し、該光学センサは、前記記録媒体のエッジ部通過領域及び非エッジ部通過領域のそれぞれを検出可能であり、前記制御手段は、前記光学センサの検出結果と前記記録媒体が前記定着部材を通過する通過枚数とに基づき、前記表面性回復手段の前記定着部材への当接、及び前記表面性回復手段の表面性回復動作条件を決定することを特徴とする。
本発明によれば、不要な表面性回復動作を行わず必要時のみ行い、表面性回復を長期にわたって実現し、優れた定着品質が得られる定着装置を提供することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施の形態における構成を示す概略図である。 本発明に係る定着装置の一実施の形態における構成を示す概略図である。 本発明に係る定着装置の一実施形態における動作例を示すフローチャートである。 定着ベルト26の表面状態例と入射光、反射光の例を示す図である。 差分値V3と印刷ジョブの実行タイミングとの関係例を示す図である。 本発明に係る定着装置の一実施の形態における構成を示す概略図である。 本発明に係る定着装置の一実施形態における動作例を示すフローチャートである。 本発明に係る定着装置の一実施形態における動作例を示すフローチャートである。
本発明に係る定着装置は、回転体である定着部材26を備え、未定着画像を有する記録媒体に定着部材26を回転しながら接触させて当該記録媒体に画像を定着させる定着装置25であって、定着部材26の表面性を回復させる表面性回復手段34と、定着部材26における記録媒体が通過する領域の表面状態を検出可能な検出手段と、表面性回復手段34及び/または定着部材26を制御する制御手段(制御部29)と、をさらに備え、前記検出手段は、発光部と、当該発光部からの発光に対する定着部材26からの反射光を検出する光学センサ33と、を有し、光学センサ33は、記録媒体のエッジ部通過領域及び非エッジ部通過領域のそれぞれを検出可能であり、前記制御手段は、光学センサ33の検出結果と記録媒体が定着部材26を通過する通過枚数とに基づき、表面性回復手段34の定着部材26へ当接、及び表面性回復手段34の表面性回復動作条件を決定することを特徴とする。
次に、本発明に係る定着装置および画像形成装置についてさらに詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は以下の説明において本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
[画像形成装置]
ここではまず本発明に係る画像形成装置の一実施の形態について図1に基づき説明する。
本発明に係る画像形成装置は、例えばプリンタ、複写機、ファックス等、トナーを用いて画像形成を行う実施形態が挙げられ、記録媒体である用紙に形成されたトナー画像(未定着画像)を定着する定着装置を備えるものである。
図1は、本実施形態の画像形成装置本体100の一例を示す概略構成図である。
本実施形態の画像形成装置本体100は、タンデム型中間転写式であり、給紙トレイ44を有する給紙テーブル200を下部に備える。
また、画像形成装置本体100の内部には、複数の画像形成手段18Y、18M、18C、18Kが並設されたタンデム型中間転写式のタンデム型画像形成部20が設けられている。これらの符号に付けた添え字Y,M,C,Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色をそれぞれ示している。
画像形成装置本体100には、中央付近に無端ベルト状の中間転写体(以下、中間転写ベルト)10が設けられている。この中間転写ベルト10は、複数のローラ14、15、15’、16等に掛け回されて支持され、図1中の時計回りに回転搬送可能である。
図1の構成例では、こうした支持ローラの1つである二次転写対向ローラ16の左に、中間転写ベルト用のクリーニング装置17を設けている。クリーニング装置17は画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する。
支持ローラ14と支持ローラ15間に張り渡した中間転写ベルト10の上部には、その搬送方向に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成手段18Y,18M,18C,18Kが配置される。符号は以下、18(Y,M,C,K)のように略記する。
こうして、4つの画像形成手段18(Y,M,C,K)が横に並べて配置され、上述のようにタンデム型画像形成部20を構成する。このタンデム型画像形成部20の各画像形成手段18(Y,M,C,K)はそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー画像を担持する像担持体としての感光体ドラム40(Y,M,C,K)を有している。
そして、このタンデム型画像形成部20の上部には、図1に示すように2つの露光装置21が設けられている。各露光装置21はそれぞれ2つの画像形成手段(18Yと18M、18Cと18K)に対応して設けられている。各露光装置21は、例えば半導体レーザ、半導体レーザアレイ、あるいはマルチビーム光源等の光源装置と、カップリング光学系と、ポリゴンミラー等による共通の光偏向器と、2系統の走査結像光学系等で構成される光走査方式の露光装置である。各露光装置21は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報に応じて、各感光体ドラム40(Y,M,C,K)に露光を行い、静電潜像を形成する。
また、各画像形成手段18(Y,M,C,K)の感光体ドラム40(Y,M,C,K)の周囲には、次の部材が設けられている。それは露光に先立って各感光体ドラムを均一に帯電する帯電装置と、露光によって形成された静電潜像を各色のトナーで現像する現像装置と、感光体ドラム上の転写残トナーを除去する感光体用クリーニング装置とである。
さらに、各感光体ドラム40(Y,M,C,K)から中間転写ベルト10にトナー画像を転写する一次転写位置には、一次転写ローラ62(Y,M,C,K)が設けられている。一次転写ローラ62(Y,M,C,K)は、中間転写ベルト10を間に挟んで各感光体ドラム40(Y,M,C,K)に対向するように設けられ、一次転写手段の構成要素となる。
中間転写ベルト10を支持する複数の支持ローラのうち、支持ローラ14は中間転写ベルト10を回転駆動する駆動ローラであり、例えばギア、プーリ、ベルト等、図示しない駆動伝達機構を介してモータと接続されている。また、ブラックの単色画像を中間転写ベルト10上に形成する場合には、図示しない移動機構により、この支持ローラ14以外の支持ローラ15、15’を移動させて、感光体ドラム40(Y,M,C)を中間転写ベルト10から離間させることが可能である。この他、バックアップローラ63も支持するローラとして設けられている。
中間転写ベルト10を挟んでタンデム型画像形成部20と反対の側には、二次転写装置22を備えている。この二次転写装置22は、図1の例では、二次転写対向ローラ16に二次転写ローラ16’を押し当てて転写電界を印加することで、中間転写ベルト10上の画像をシート状の記録媒体としての用紙に転写する。
また、二次転写装置22の横には、用紙上の転写画像を定着する定着装置25を備える。定着装置25についての詳細は後述するが、図2及び図6に示すように、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当ててニップ部を構成し、トナー画像の用紙への定着を行う。定着ベルト26は、複数のローラに掛け回されており、少なくとも一つのローラには、例えばヒータ、ランプ、あるいは電磁誘導式の加熱装置等による図示しない加熱手段が設けられている。図2の例では、2つの支持ローラを、加熱手段を備えた加熱ローラ32と、定着ローラ31として示す。定着ベルト26は、この定着ローラ31により加圧ローラ27に押圧されることで、上述したニップ部を構成する。
二次転写装置22で画像が転写された用紙は、2つのローラ23に支持された搬送ベルト24により、定着装置25へと搬送される。もちろん、搬送ベルト24の部分は、固定されたガイド部材でも良く、また、搬送ローラや搬送コロ等でも良い。
さらに図1の例では、このような二次転写装置22および定着装置25の下部に、上述したタンデム型画像形成部20と平行に、用紙の両面に画像を記録すべく用紙を反転して搬送するシート反転装置28を備えている。
また、用紙の搬送はつぎのように行われる。まず、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つが選択的に回転され、ペーパバンク43に多段に設けられた給紙トレイ44の1つから用紙を繰り出す。その繰り出された用紙は、分離ローラ45で1枚ずつに分離されて給紙路46に導入され、搬送ローラ対47で搬送されるとともに、画像形成装置本体100内の給紙路48に導かれた後、位置決めローラ(レジストローラ)対49に突き当てられて止められる。
また、手差しトレイ51を用いる場合には、給紙ローラ50が回転され、手差しトレイ51上の用紙が繰り出されるとともに、繰り出された用紙は、1枚ずつ分離された後、手差し給紙路53に導入され、同様にして位置決めローラ対49に突き当てられて止められる。
その後、中間転写ベルト10上のフルカラーのトナー画像形成にタイミングを合わせて位置決めローラ対49が回転され、中間転写ベルト10と二次転写ローラ16’との間の二次転写位置に用紙が送り込まれる。そして、中間転写ベルト10上のフルカラーのトナー画像が用紙上に一括転写される。
そのトナー画像が転写された用紙は、搬送ベルト24によって搬送されて定着装置25へ送り込まれ、その定着装置25で熱と圧力とが加えられて転写されたトナー画像が定着された後、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出されてスタックされる。
両面コピーの場合、片面に画像が定着された用紙は、シート反転装置28に導入されて反転された後、再び二次転写位置へ導かれ、裏面にも画像が転写され、定着装置25で定着された後、排出ローラ56によって排紙トレイ57上に排出される。
[定着装置]
次いで、本発明に係る定着装置について図2及び図6に基づき説明する。
[第1の実施形態]
図2に第1の実施形態にかかる定着装置25の構成を概略的に示す。
本実施形態における定着装置25は、図2に示すように、定着部材である回転可能に設けられた定着ベルト26周りの構成として、検出手段の一部を構成する光学センサ33と、表面性回復手段である研磨部材34(表面性回復部材ともいう)と、クリーニング手段35とを備える。
研磨部材34は、定着ベルト26表面の搬送方向に直交する方向の全域に亘って、その表面状態を変更する。
なお、本実施の形態の定着ベルト26は、加圧ローラ27に接して設けられ、且つ、2つの支持ローラに張架され回転可能に設けられており、該2つの支持ローラは加熱手段を備えた加熱ローラ32と、定着ローラ31とからなるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、本発明に係る定着装置においては、加熱ローラ32に代えて定着ローラ31が加熱手段を備えていてもよく、加圧ローラ27が加熱手段を備えていてもよく、その他、定着部材が所望の定着能を発揮し得る構成であれば何ら制限はない。
本実施の形態では、加熱手段を備えた加熱ローラ32による加熱で所望の温度となった定着ベルト26と、これに接して設けられた加圧ローラ27とでニップ部を形成し、未定着画像を備えた記録媒体(用紙)が該ニップ部を挟持搬送されることで画像が定着される。
また、本実施の形態では定着ベルト26の表面状態を検出する検出手段として、発光部と、該発光部からの発光に対する反射光を検出する光学センサ33を用いている。
光学センサ33は、定着ベルト26の回転による送り方向に直交する方向における、用紙(非エッジ部)の通過領域、および用紙のエッジ部が通過する領域のそれぞれについて、定着ベルト26の表面状態を検出する。用紙のエッジ部が通過する領域は、上述のように画像形成されて定着装置25に搬送される用紙のサイズ(定着ベルト26の回転による用紙の送り方向に直交する方向の用紙のサイズ)により定まる。
図4に、用紙のエッジ部が通過する領域、および用紙の通過領域である通紙領域のそれぞれについての定着ベルト26の表面状態例を示す。
光学センサ33は、発光による入射光に対する反射光を検出するため、用紙のエッジ部が通過する領域における検出結果は、図4(a)に示す反射光を検出したセンサ出力V1となる。また、通紙領域(非エッジ部)における検出結果は、図4(b)に示す反射光を検出したセンサ出力V2となる。
用紙エッジに起因する画像不良は、用紙のエッジ部により定着ベルト26の表面が荒らされ、通紙領域とエッジ部で定着ベルト26の表面状態が異なることにより、エッジ部に接した定着画像部と通紙領域に接した定着画像部とで光沢が変化することにより発生するものである。したがって、検出部である光学センサ33の発光に対する反射光の強度により定着ベルト26の表面の荒れを検出することができる。
表面性回復手段を構成する研磨部材(以下、単に「研磨部材」ともいう)34は、定着ベルト26に当接されることにより、定着ベルト26表面を摺擦して研磨し、定着ベルト26の表面性を回復させる(定着に適した表面状態とする)表面性回復手段として機能する。このことにより、例えば定着ベルト26表面に傷が発生している場合であっても、定着ベルト26の表面状態を定着に好適な状態に回復させる。研磨部材34は、移動手段により定着ベルト26に対して当接または離間した位置となるよう、位置を切替可能となっている。この移動手段による当接または離間させる制御は、定着装置25における制御部29により行われる。なお、制御部29は画像形成装置本体100に設けられる画像形成装置の制御部であってもよい。
なお、表面性回復手段である研磨部材34は速度Lで図2中における反時計回りに回転制御され、この速度Lは制御部29によって可変である。また、定着部材である定着ベルト26は速度Kで図2中における時計回りに回転制御され、この速度Lは制御部29によって可変である。
クリーニング手段35は、定着ベルト26表面に残留する残留トナーを除去する。
このように、定着ベルト26周りの構成として、研磨部材34よりも定着ベルト26の回転による送り方向の下流位置に、定着ベルト26の表面状態を検知する検出部としての光学センサ33が設けられる。光学センサ33は、定着ベルト26の用紙エッジ(エッジ部)が通過する領域と、通紙領域(非エッジ部が通過する領域)とのそれぞれについて表面状態の検出ができ、定着ベルト26の表面荒れを検出する。
また、制御部29には、定着装置25に送られる用紙について、印刷枚数(すなわち、定着装置の通過枚数)や用紙サイズの情報が入力される。このとき、制御部29は、用紙サイズの長さ(搬送方向の長さ)に基づいて、画像形成時における定着ベルト26への用紙の走行距離(すなわち、用紙と接触した状態での定着ベルト26の走行距離)を積算する。なお、通過枚数については、後述するように、排紙センサ36(図6参照)による検知に基づくものであってもよい。
[第2の実施形態]
図6に第2の実施形態にかかる定着装置25の構成を概略的に示す。
本実施形態における定着装置25は、図6に示すように、加熱ローラ32、定着ベルト26、定着ローラ31、加圧ローラ27、テンションローラ37、分離板38、搬送ローラ対39、クリーニング手段35を備え、定着ベルト26周りの構成として、検出手段の一部を構成する光学センサ33と、表面性回復手段である研磨部材34と、クリーニング手段35とを備える。
研磨部材34は、定着ベルト26表面の搬送方向に直交する方向の全域に亘って、その表面状態を変更する。
なお、図6では2つの研磨部材(34a、34b)を有する態様を示しているが、研磨部材の数はこれに限定されない。
また、定着ベルト26を挟んで定着ローラ31と加圧ローラ27とが圧接されて形成される定着ニップの下流側(用紙搬送方向)に排紙センサ36が配置されている。この排紙センサ36で、定着ニップから排出されてくる用紙Pを検知した出力により通過枚数を算出することができる。なお、用紙の通過枚数を検出するセンサの配置はこれに限定されず、定着ニップ前や定着装置入口、あるいは用紙搬送経路の適宜な位置に配置可能である。
加圧ローラ27及び加熱ローラ32の内部には、定着装置の熱源として、ハロゲンランプ等の定着ヒータ27a、32aが配設されている。なお、熱源としてはハロゲンヒータに限らず、IH方式の加熱手段や抵抗発熱体、カーボンヒータ等を採用可能である。
これらが図示しない定着装置筐体内に配置されている。
加熱ローラ32、定着ローラ31及び加圧ローラ27は、定着装置筐体の長手方向に延設され、筐体に対して回転可能に軸支されている。定着ローラ31を回転駆動させる駆動手段(図示せず)及び定着ヒータ27a、32aは定着装置筐体に固定保持されている。
加圧ローラ27は図示しない加圧機構により定着ベルト26を挟んで定着ローラ31に圧接されるが、ジャム処理時等には定着ベルト26への圧接を解除する(脱圧する)ことができるようになっている。
定着ベルト26は、厚さ90μmのPI(ポリイミド)層で形成される無端ベルトであって、外周表面にPFA膜等のオフセット防止剤がコーティングされたものである。定着ベルト26は加熱ローラ32と定着ローラ31に掛け回され、加熱ローラ32によって加熱される。
定着ローラ31及び加圧ローラ27は対向して配置されるゴムローラであり、加圧ローラ27が定着ベルト26を介して定着ローラ31の中心方向に加圧されることにより、加圧ローラ27と定着ベルト26との間でニップ部(定着ニップ)が形成される。定着ニップの用紙搬送方向の上流側には定着前ガイド41が配置される。テンションローラ37は、定着ベルト26にテンションを与えるものであり、本例では円筒形をしたアルミ管で形成される。
定着ローラ31の駆動手段はモータと減速ギア列を有し、定着ローラ31にギア接続され、該定着ローラ31を図中矢印で示す方向に回転駆動する。定着ローラ31の回転により、定着ローラ31に圧接する加圧ローラ27および定着ベルト26が、同速で従動回転される。
加熱ローラ32の内部に配設された定着ヒータ32aからの熱が、加熱ローラ32を介して定着ベルト26に伝わり、定着ベルト26が加熱される。加圧ローラ27と定着ベルト26の互いの逆回転により、トナー像Tを担持する用紙Pをニップ部で加熱及び加圧し、トナーを溶融させながら搬送する。本実施形態の定着装置においては、トナー像Tを担持する用紙Pは、図中の矢印方向に搬送され、用紙P上のトナー像Tがニップ部で加熱溶融されることによって、トナー像Tが定着される。その後、用紙Pは、ニップ出口後の分離板38により定着ベルト26から用紙Pが剥離され、用紙搬送方向下流側に配された搬送ローラ対39により、定着装置外に排出される。
クリーニング手段35は、定着ベルト26表面に残留するトナーを除去する。例えば、芳香族ポリアミド系不織布に離型剤であるシリコンオイルを含浸させたクリーニングウェブと、新品ウェブが巻かれている供給ローラ、使用済みウェブを回収する巻き取りローラ、及び押圧ローラ等から構成される。
図6に示す定着装置25において、表面性回復手段は表面の粗さが異なる複数の研磨部材34を有し、前記検出手段により検出された定着ベルト26の表面状態に基づき、定着ベルトに当接させる研磨部材34が選択される。
表面性回復手段は、選択した研磨部材34を定着ベルト26の表面に対して接離可能、かつ当接状態における当接圧力を変化可能に備える。
研磨部材34は、金属の芯金に所定の粗さを有する表層を有するものである。表層は、例えば数10μmオーダの凹凸形状を有しており、その表面粗さは定着ベルト26の表面粗さより大きい。研磨部材34を定着ベルト26の表面に接触させて回転させると、摺擦により定着ベルト26の表面は粗らされて表面部分が削られ、表面性が回復された面が露呈する。
検出装置は、定着ベルト26の表面における搬送方向と交わる方向に、複数の光スポットを照射し、各光スポットにおける反射光を光学センサ33が受光して検知し、複数の検知結果に基づいて定着部材表面の表面情報を検出するものである。
定着ベルト26の表面における搬送方向と交わる方向に、複数の光スポットを照射し、各光スポットにおける反射光を受光して検知反射型光学検知装置と、複数の検知結果に基づいて定着部材表面の表面情報を検出する表面情報検出部とを有する。
図6に示す態様においては、反射型光学検知装置としての反射型の光学センサ33と表面情報検出部とにより構成される。表面情報検出部は、光学センサに33接続され、画像形成装置内に配置され、光学センサ33からの検知信号を受けて定着ベルト26の表面状態を表面情報として検出する。
本実施形態の定着装置は、検出手段により定着ベルト26の表面状態を検出する時期を、記録媒体(用紙)の種類に応じて決定する。
用紙はその種類によって端部のバリが異なる。このバリの違いにより、定着ベルト26の傷付き方が異なる。
そこで、予め把握された用紙毎のバリ情報に応じて、定着ベルト26の表面状態を検出する時期を変更することにより、画像部に現れる光沢スジの発生を未然に防止することが可能となる。
表面性回復手段は、検出された定着ベルト26の表面状態(傷レベル)に関する情報に応じて、複数装備された研磨部材34のいずれか1つが選択され、制御部29により定着ベルト26表面への摺擦が制御される。記録媒体の通紙により傷ついた定着ベルト26の傷レベルに応じて、複数装備された粗さの異なる研磨部材34の中で最適なものが選択される。
表面性回復手段は、研磨部材34を定着ベルト26に対して接離させる(図中矢印で示す方向に移動させる)メカ構成を有する。メカ機構としては、例えば、回転カムを駆動モータにより駆動する構成が挙げられる。
[表面性回復動作(1)]
次に、本実施形態の定着装置25における表面性回復動作について、図3のフローチャートを参照して説明する。
画像形成において、制御部29は定着ベルト26への用紙の通過枚数(用紙が通過した回数)をカウントしている(ステップS1)。
次いで、通過枚数が所定の値であるM枚以下であるか(YES)、M枚を超えるか(NO)を判定する(ステップS2)。
そして、ステップS2でYESである場合(通過枚数がM枚以下である場合)、制御部29は、定着ベルト26表面における用紙のエッジ部が通過する領域についての光学センサ33のセンサ出力V1と、用紙の通過領域である通紙領域のセンサ出力V2と、をそれぞれ検出する(ステップS31,S32)。
そして、V1、V2の差分値V3を下記のように定める。
V3=|V2−V1|
この差分値V3が所定の閾値X1以下である場合(ステップS33;No)、制御部29は、研磨部材34を定着ベルト26表面から離間した状態にさせるよう制御する(ステップS36)。すなわち、定着ベルト26表面における荒れの補修を保留とするよう制御する。
差分値V3が所定の閾値X1を上回る場合(ステップS33;Yes)、制御部29は、所定時間の間、研磨部材34を定着ベルト26表面に当接させる制御を行う(ステップS34)。
また、このステップS34における表面性回復の実行の際には、表面性回復時間、即ち、研磨部材34の当接の時間がT1、表面性回復手段である研磨部材34の回転速度がL1、定着部材である定着ベルト26の回転速度がK1となるように制御部29が制御する。
そして、表面性回復動作を終了する(ステップS35)。
一方、ステップS2でNOである場合(通過枚数がM枚を超える場合)、制御部29は、定着ベルト26表面における用紙のエッジ部が通過する領域についての光学センサ33のセンサ出力V1と、用紙の通過領域である通紙領域のセンサ出力V2と、をそれぞれ検出する(ステップS41,S42)。
そして、V1、V2の差分値V3を下記のように定める。
V3=|V2−V1|
この差分値V3が所定の閾値X1以下である場合(ステップS43;No)、制御部29は、研磨部材34を定着ベルト26表面から離間した状態にさせるよう制御する(ステップS46)。すなわち、定着ベルト26表面における荒れの補修を保留とするよう制御する。
差分値V3が所定の閾値X1を上回る場合(ステップS43;Yes)、制御部29は、所定時間の間、研磨部材34を定着ベルト26表面に当接させる制御を行う(ステップS44)。
また、このステップS44における表面性回復の実行の際には、表面性回復時間、即ち、研磨部材34の当接の時間がT2、表面性回復手段である研磨部材34の回転速度がL2、定着部材である定着ベルト26の回転速度がK2となるように制御部29が制御する。
なお、前述したステップS34における表面性回復動作条件とステップS44における表面性回復動作条件とを比較すると、T1≦T2、L1≦L2、K1≧K2となっている。
そして、表面性回復動作を終了する(ステップS45)。
なお、所定の時間表面性回復を行っても差分値V3が閾値X1以下にならない場合は、制御部29により研磨部材34による表面性回復動作を停止し、画像形成装置本体100に研磨部材34及び定着ベルト26の交換表示をさせる。表面性の回復ができなくなった際に研磨部材34及び定着ベルト26の交換を画像形成装置本体100から促すことにより、利用者が研磨部材34及び定着ベルト26の寿命を容易に認識可能となるため好ましい。
以上のように本実施の形態では、用紙の通過枚数(定着ベルトへの用紙の通過回数)に基づき、表面性回復時間(研磨部材の当接時間)、及び研磨部材の回転速度、並びに定着部材の回転速度を切り分けて実施することとした。
即ち、用紙通過枚数がM枚以下であれば、表面性回復時、表面性回復時間T1、研磨部材34の回転速度L1、定着ベルト26の回転速度K1とし、用紙通過枚数がM枚より多ければ、表面性回復時、表面性回復時間T2、研磨部材34の回転速度L2、定着ベルト26の回転速度K2にて表面性回復を行う(T1≦T2、L1≦L2、K1≧K2)。
表面性回復動作条件の切り替えを可能とすることで好適な表面性回復動作を行うことができ、用紙の通紙により発生する定着ベルト26表面の荒れを修復させることのできる研磨部材34を備えた定着装置25において、研磨部材34の研磨性を長期にわたり維持できる。そして、ひいては優れた定着品質(画像表面の光沢性)を長期にわたり得ることができる。
[表面性回復動作(2)]
次に、本実施形態の定着装置25における表面性回復動作の他の例について、図7のフローチャートを参照して説明する。図7は、光学センサ33の検出結果と定着ベルト26への用紙の走行距離に基づいて表面性回復動作を実行する例を示している。
画像形成において、制御部29は定着ベルト26への用紙の走行距離(用紙の長さ)をカウントしている(ステップS5)。
次いで、走行距離が所定の値であるS以下であるか(YES)、Sを超えるか(NO)を判定する(ステップS6)。
そして、ステップS6でYESである場合(走行距離がS以下である場合)、制御部29は、定着ベルト26表面における用紙のエッジ部が通過する領域についての光学センサ33のセンサ出力V1と、用紙の通過領域である通紙領域のセンサ出力V2と、をそれぞれ検出する(ステップS71,S72)。
そして、V1、V2の差分値V3を下記のように定める。
V3=|V2−V1|
この差分値V3が所定の閾値X1以下である場合(ステップS73;No)、制御部29は、研磨部材34を定着ベルト26表面から離間した状態にさせるよう制御する(ステップS76)。すなわち、定着ベルト26表面における荒れの補修を保留とするよう制御する。
差分値V3が所定の閾値X1を上回る場合(ステップS73;Yes)、制御部29は、所定時間の間、研磨部材34を定着ベルト26表面に当接させる制御を行う(ステップS74)。
また、このステップS74における表面性回復の実行の際には、表面性回復時間、即ち、研磨部材34の当接の時間がT1、表面性回復手段である研磨部材34の回転速度がL1、定着部材である定着ベルト26の回転速度がK1となるように制御部29が制御する。
そして、表面性回復動作を終了する(ステップS75)。
一方、ステップS6でNOである場合(走行距離がSを超える場合)、制御部29は、定着ベルト26表面における用紙のエッジ部が通過する領域についての光学センサ33のセンサ出力V1と、用紙の通過領域である通紙領域のセンサ出力V2と、をそれぞれ検出する(ステップS81,S82)。
そして、V1、V2の差分値V3を下記のように定める。
V3=|V2−V1|
この差分値V3が所定の閾値X1以下である場合(ステップS83;No)、制御部29は、研磨部材34を定着ベルト26表面から離間した状態にさせるよう制御する(ステップS86)。すなわち、定着ベルト26表面における荒れの補修を保留とするよう制御する。
差分値V3が所定の閾値X1を上回る場合(ステップS83;Yes)、制御部29は、所定時間の間、研磨部材34を定着ベルト26表面に当接させる制御を行う(ステップS84)。
また、このステップS84における表面性回復の実行の際には、表面性回復時間、即ち、研磨部材34の当接の時間がT2、表面性回復手段である研磨部材34の回転速度がL2、定着部材である定着ベルト26の回転速度がK2となるように制御部29が制御する。
なお、前述したステップS74における表面性回復動作条件とステップS84における表面性回復動作条件とを比較すると、T1≦T2、L1≦L2、K1≧K2となっている。
そして、表面性回復動作を終了する(ステップS85)。
なお、所定の時間表面性回復を行っても差分値V3が閾値X1以下にならない場合は、制御部29により研磨部材34による表面性回復動作を停止し、画像形成装置本体100に研磨部材34及び定着ベルト26の交換表示をさせる。表面性の回復ができなくなった際に研磨部材34及び定着ベルト26の交換を画像形成装置本体100から促すことにより、利用者が研磨部材34及び定着ベルト26の寿命を容易に認識可能となるため好ましい。
以上のように本実施の形態では、光学センサの検出結果と像形成時の定着部材への記録媒体の走行距離に応じて、研磨部材の定着部材への当接、及び(表面性回復)研磨時間Tを選択する制御部を設け、そして、定着部材への記録媒体の走行距離に基づき、表面性回復時間(研磨部材の当接時間)、及び研磨部材の回転速度、並びに定着部材の回転速度を切り分けて実施することとした。
即ち、走行距離がS以下であれば、表面性回復時、表面性回復時間T1、研磨部材34の回転速度L1、定着ベルト26の回転速度K1とし、走行距離がSより多ければ、表面性回復時、表面性回復時間T2、研磨部材34の回転速度L2、定着ベルト26の回転速度K2にて表面性回復を行う(T1≦T2、L1≦L2、K1≧K2)。
表面性回復動作条件の切り替えを可能とすることで好適な表面性回復動作を行うことができ、用紙の通紙により発生する定着ベルト26表面の荒れを修復させることのできる研磨部材34を備えた定着装置25において、研磨部材34の研磨性を長期にわたり維持できる。そして、ひいては優れた定着品質(画像表面の光沢性)を長期にわたり得ることができる。
[表面性回復動作(3)]
次に、本実施形態の定着装置25における表面性回復動作の他の例について、図8のフローチャートを参照して説明する。図8は、光学センサ33の検出結果と研磨部材34の積算走行距離に基づいて表面性回復動作を実行する例を示している。
画像形成において、制御部29は研磨部材34の積算走行距離をカウントしている(ステップS9)。すなわち、制御部29は、表面性回復動作を実行して研磨部材34を動作させるたびに、表面性回復時間と、表面性回復回転速度と、に基づいて、当該表面性回復動作での研磨部材34の走行距離を算出するとともに、これを積算した値(=積算走行距離)を記憶している。
次いで、研磨部材34の積算走行距離が所定の値であるS以下であるか(YES)、Sを超えるか(NO)を判定する(ステップS10)。
そして、ステップS10でYESである場合(研磨部材34の積算走行距離がS以下である場合)、制御部29は、定着ベルト26表面における用紙のエッジ部が通過する領域についての光学センサ33のセンサ出力V1と、用紙の通過領域である通紙領域のセンサ出力V2と、をそれぞれ検出する(ステップS111,S112)。
そして、V1、V2の差分値V3を下記のように定める。
V3=|V2−V1|
この差分値V3が所定の閾値X1以下である場合(ステップS113;No)、制御部29は、研磨部材34を定着ベルト26表面から離間した状態にさせるよう制御する(ステップS116)。すなわち、定着ベルト26表面における荒れの補修を保留とするよう制御する。
差分値V3が所定の閾値X1を上回る場合(ステップS113;Yes)、制御部29は、所定時間の間、研磨部材34を定着ベルト26表面に当接させる制御を行う(ステップS114)。
また、このステップS114における表面性回復の実行の際には、表面性回復時間、即ち、研磨部材34の当接の時間がT1、表面性回復手段である研磨部材34の回転速度がL1、定着部材である定着ベルト26の回転速度がK1となるように制御部29が制御する。また、制御部29は、時間T1×速度L1から、研磨部材34の走行距離を算出し、これを積算しておく。
そして、表面性回復動作を終了する(ステップS115)。
一方、ステップS10でNOである場合(研磨部材34の積算走行距離がSを超える場合)、制御部29は、定着ベルト26表面における用紙のエッジ部が通過する領域についての光学センサ33のセンサ出力V1と、用紙の通過領域である通紙領域のセンサ出力V2と、をそれぞれ検出する(ステップS121,S122)。
そして、V1、V2の差分値V3を下記のように定める。
V3=|V2−V1|
この差分値V3が所定の閾値X1以下である場合(ステップS123;No)、制御部29は、研磨部材34を定着ベルト26表面から離間した状態にさせるよう制御する(ステップS126)。すなわち、定着ベルト26表面における荒れの補修を保留とするよう制御する。
差分値V3が所定の閾値X1を上回る場合(ステップS123;Yes)、制御部29は、所定時間の間、研磨部材34を定着ベルト26表面に当接させる制御を行う(ステップS124)。
また、このステップS124における表面性回復の実行の際には、表面性回復時間、即ち、研磨部材34の当接の時間がT2、表面性回復手段である研磨部材34の回転速度がL2、定着部材である定着ベルト26の回転速度がK2となるように制御部29が制御する。また、制御部29は、時間T2×速度L2から、研磨部材34の走行距離を算出し、これを積算しておく。
なお、前述したステップS114における表面性回復動作条件とステップS124における表面性回復動作条件とを比較すると、T1≦T2、L1≦L2、K1≧K2となっている。
そして、表面性回復動作を終了する(ステップS125)。
なお、所定の時間表面性回復を行っても差分値V3が閾値X1以下にならない場合は、制御部29により研磨部材34による表面性回復動作を停止し、画像形成装置本体100に研磨部材34及び定着ベルト26の交換表示をさせる。表面性の回復ができなくなった際に研磨部材34及び定着ベルト26の交換を画像形成装置本体100から促すことにより、利用者が研磨部材34及び定着ベルト26の寿命を容易に認識可能となるため好ましい。
また、研磨部材34を複数備えている場合(図6)は、それぞれの研磨部材34の積算走行距離を算出し、それぞれをステップS10での積算走行距離とすればよい。ステップS10では、複数の研磨部材(本実施例では34a,34b)毎にSとの大小を判定する。
以上のように本実施の形態では、光学センサの検出結果と表面性回復動作での研磨部材の積算走行距離に応じて、研磨部材の定着部材への当接、及び(表面性回復)研磨時間Tを選択する制御部を設け、そして、定着部材への記録媒体の走行距離に基づき、表面性回復時間(研磨部材の当接時間)、及び研磨部材の回転速度、並びに定着部材の回転速度を切り分けて実施することとした。
即ち、積算走行距離がS以下であれば、表面性回復時、表面性回復時間T1、研磨部材34の回転速度L1、定着ベルト26の回転速度K1とし、積算走行距離がSより多ければ、表面性回復時、表面性回復時間T2、研磨部材34の回転速度L2、定着ベルト26の回転速度K2にて表面性回復を行う(T1≦T2、L1≦L2、K1≧K2)。
表面性回復動作条件の切り替えを可能とすることで好適な表面性回復動作を行うことができ、用紙の通紙により発生する定着ベルト26表面の荒れを修復させることのできる研磨部材34を備えた定着装置25において、研磨部材34の研磨性を長期にわたり維持できる。そして、ひいては優れた定着品質(画像表面の光沢性)を長期にわたり得ることができる。
また、ここまで説明した表面性回復動作では、表面性回復時間、及び表面性回復時の回転速度、定着部材の回転速度は、記録媒体の種類により変更可能とすることで、記録媒体毎の最適な表面性回復が可能となる。
なお、本発明に係る定着装置における表面性回復動作条件は必ずしも上記の組み合わせに限られるものではなく、表面性回復時間T、研磨部材34の回転速度L及び定着ベルト26の回転速度Kから選ばれる任意の組み合わせ、または研磨部材34の当接圧の大小、等、他の条件を含むものの任意の組み合わせであってもよい。
すなわち、表面回復動作条件と制御手段による制御の組合せとしては、以下の例が挙げられる。
(1)表面性回復動作条件は、表面性回復手段の表面性回復の動作時間を含み、制御手段は、表面性回復手段の表面性回復の動作時間を変更可能。
(2)表面性回復動作条件は、表面性回復手段の表面性回復の動作速度、及び定着部材の回転速度を含み、制御手段は、表面性回復手段の表面性回復の動作速度、及び定着部材の回転速度を変更可能。
(3)表面性回復動作条件は、表面性回復手段の表面性回復の動作時間、及び当接圧力を含み、制御手段は、表面性回復手段の表面性回復の動作時間、及び当接圧力を変更可能。
また、用紙のエッジ部および非エッジ部が通過する領域での光学センサ33による検出結果に基づき研磨部材34および定着ベルト26の動作制御を行うことにより、不要な研磨動作を行わないようにすることができる。このため、研磨部材34による研磨動作を必要時のみに実行することができ、研磨性を長期にわたって維持できる。
さらに、本実施形態の定着装置25は、図3のステップS33、S43や図7のステップS73、S83、図8のステップS113、S123のように、定着ベルト26の用紙エッジ部のセンサ出力V1と通紙領域のセンサ出力V2との差分値V3を演算する。このことにより、画像不良を引き起こし得る定着ベルト26の表面状態を確実に捉えることができる。
図5に、差分値V3と、画像形成装置本体100による印刷ジョブの実行タイミングとの関係例について示す。本実施の形態では、図5に示すように、検出される差分値V3が所定の閾値(X1)を上回る場合に、印刷を一旦停止させて研磨部材34を定着ベルト26に当接させ、定着ベルト26の表面状態を回復させる。
このように、差分値V3が所定の閾値X1を上回る場合、所定時間の間、研磨部材34を定着ベルト26に当接させることのできる制御部29を備えるため、必要時のみ研磨を行うことが可能になり、研磨部材34の研磨性を長期にわたり維持することができる。
従って本実施の形態によれば、用紙エッジ部の検出結果であるV1と、基準となる通紙部の検出結果V2との差分値V3を演算することにより、画像不良を引き起こし得る定着ベルト26の表面状態を確実に捉えることができ、より安定した精度の表面性回復が可能となる。
以下、図6に示す定着装置25において、検出手段により検出された定着ベルトの表面状態に基づき、定着ベルトに当接させる研磨部材を選択し、選択された研磨部材の表面性回復動作条件を制御する例を示す。
まず、検出手段により検出された定着ベルトの表面状態に基づき、定着ベルトに当接させる研磨部材を選択し、選択された研磨部材の表面性回復動作条件を表面性回復の動作時間(研磨時間)として、制御手段により表面性回復の動作時間(研磨時間)を変更する態様について説明する。
表面性回復の動作時間は、例えば、下記表1に示すテーブルに基づいて決定される。表1では、研磨が2回行われる例を示している。
Figure 2016206635
検出結果であるセンサ出力の値が小さいほど、定着ベルト表面の傷レベルが悪い。例えば、傷レベルが高いことが検出された(A)の場合、表面の粗さがより粗い研磨部材が選択され、指定された時間分の摺擦が行われる。その後、表面の粗さが小さい研磨部材により2度目の摺擦が行われ、定着ベルトの表面状態が回復(リフレッシュ)される。
傷レベルが中程度であることが検出された(B)の場合、表面の粗さがより粗い研磨部材が選択され、上記(A)よりも短い時間分の摺擦が行われる。その後、表面の粗さが小さい研磨部材により2度目の摺擦が行われ、定着ベルトの表面状態が回復される。
傷レベルが低いことが検出された(C)の場合、表面の粗さが小さい研磨部材が選択され、指定された時間分の摺擦が行われ、定着ベルトの表面状態が回復される。2度目の摺擦は行われない。
次に、検出手段により検出された定着ベルトの表面状態に基づき、定着ベルトに当接させる研磨部材を選択し、選択された研磨部材の表面性回復動作条件を表面性回復の動作時間(研磨時間)及び当接圧力とし、制御手段により表面性回復の動作時間(研磨時間)と当接圧力を変更する態様について説明する。
研磨時間に加えて、研磨部材の定着ベルトへの当接圧力を制御することで、より最適な表面状態を維持することができる。当接圧力の管理は、接離機構を構成する回転カムの停止位置により定義される。
表面性回復の動作時間及び当接圧力は、例えば、下記表2に示すテーブルに基づいて決定される。表2では、研磨が3回行われる例を示している。
Figure 2016206635
上述の制御により、定着部材上の傷の存在が検知された場合にのみ、表面性回復動作を行うので、形成される画像の品質の劣化を未然に防止しつつ、定着部材の劣化を抑制することが可能である。また、定着部材表面の状態を改善することで、傷の拡大の進行を遅らせることができ、定着部材の交換間隔を長くすることができるため、コストおよびダウンタイムの低減を実現することができる。
図6に示す態様では、研磨部材を複数配置することによって、最適な表面性回復動作を行うことができ、最適な表面状態を維持することが可能となる。
なお、上述した本実施の形態による定着装置25を備えた画像形成装置本体100によれば、上述した効果が得られる画像形成装置本体100を提供することができる。
10 中間転写ベルト
14 支持ローラ
15 支持ローラ
15’ 支持ローラ
16 二次転写対向ローラ
16’ 二次転写ローラ
17 クリーニング装置(中間転写ベルト用)
18 画像形成手段
20 タンデム型画像形成部
21 露光装置
22 二次転写装置
24 搬送ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
28 シート反転装置
29 制御部
31 定着ローラ
32 加熱ローラ
33 光学センサ
34 研磨部材
35 クリーニング手段
36 排紙センサ
37 テンションローラ
38 分離板
39 搬送ローラ対
40 感光体ドラム
42 給紙ローラ
43 ペーパバンク
44 給紙トレイ
45 分離ローラ
46 給紙路
47 搬送ローラ対
48 給紙路
49 位置決めローラ対
50 給紙ローラ
51 手差しトレイ
52 分離ローラ
56 排出ローラ
57 排紙トレイ
62 一次転写ローラ
63 バックアップローラ
100 画像形成装置本体
200 給紙テーブル
特開2006−317881号公報 特開2008−40364号公報 特開2009−237250号公報 特開2011−175065号公報

Claims (11)

  1. 回転体である定着部材を備え、未定着画像を有する記録媒体に前記定着部材を回転しながら接触させて当該記録媒体に画像を定着させる定着装置であって、
    前記定着部材の表面性を回復させる表面性回復手段と、前記定着部材における前記記録媒体が通過する領域の表面状態を検出可能な検出手段と、前記表面性回復手段及び/または前記定着部材を制御する制御手段と、をさらに備え、
    前記検出手段は、発光部と、該発光部からの発光に対する前記定着部材からの反射光を検出する光学センサと、を有し、
    該光学センサは、前記記録媒体のエッジ部通過領域及び非エッジ部通過領域のそれぞれを検出可能であり、
    前記制御手段は、前記光学センサの検出結果と前記記録媒体が前記定着部材を通過する通過枚数とに基づき、前記表面性回復手段の前記定着部材への当接、及び前記表面性回復手段の表面性回復動作条件を決定することを特徴とする定着装置。
  2. 回転体である定着部材を備え、未定着画像を有する記録媒体に前記定着部材を回転しながら接触させて当該記録媒体に画像を定着させる定着装置であって、
    前記定着部材の表面性を回復させる表面性回復手段と、前記定着部材における前記記録媒体が通過する領域の表面状態を検出可能な検出手段と、前記表面性回復手段及び/または前記定着部材を制御する制御手段と、をさらに備え、
    前記検出手段は、発光部と、該発光部からの発光に対する前記定着部材からの反射光を検出する光学センサと、を有し、
    該光学センサは、前記記録媒体のエッジ部通過領域及び非エッジ部通過領域のそれぞれを検出可能であり、
    前記制御手段は、前記光学センサの検出結果と画像形成時における前記定着部材への前記記録媒体の走行距離とに基づき、前記表面性回復手段の前記定着部材への当接、及び前記表面性回復手段の表面性回復動作条件を決定することを特徴とする定着装置。
  3. 回転体である定着部材を備え、未定着画像を有する記録媒体に前記定着部材を回転しながら接触させて当該記録媒体に画像を定着させる定着装置であって、
    前記定着部材の表面性を回復させる表面性回復手段と、前記定着部材における前記記録媒体が通過する領域の表面状態を検出可能な検出手段と、前記表面性回復手段及び/または前記定着部材を制御する制御手段と、をさらに備え、
    前記検出手段は、発光部と、該発光部からの発光に対する前記定着部材からの反射光を検出する光学センサと、を有し、
    該光学センサは、前記記録媒体のエッジ部通過領域及び非エッジ部通過領域のそれぞれを検出可能であり、
    前記制御手段は、前記光学センサの検出結果と前記表面性回復手段の積算走行距離とに基づき、前記表面性回復手段の前記定着部材への当接、及び前記表面性回復手段の表面性回復動作条件を決定することを特徴とする定着装置。
  4. 前記表面性回復手段は表面の粗さが異なる複数の研磨部材を有し、前記検出手段により検出された前記定着部材の表面状態に基づき、前記定着部材に当接させる前記研磨部材が選択されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記表面性回復手段は、選択した前記研磨部材を前記定着部材の表面に対して接離可能、かつ当接状態における当接圧力を変化可能に備えることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記制御手段は、前記光学センサの前記記録媒体のエッジ部における検出結果をV1、前記光学センサの前記記録媒体の非エッジ部における検出結果をV2としたとき、差分値V3=|V2−V1|が所定の閾値を上回る場合には、前記定着部材の表面性回復を行うように前記表面性回復手段を制御することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 画像形成装置本体に用いられる定着装置であって、
    前記表面性回復手段により所定の時間表面性回復を行っても前記差分値V3が前記所定の閾値以下にならない場合は、前記画像形成装置本体に前記表面性回復手段及び前記定着部材の交換表示をさせることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記表面性回復動作条件は、前記表面性回復手段の表面性回復の動作時間を含み、
    前記制御手段は、前記表面性回復手段の表面性回復の動作時間を変更可能であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の定着装置。
  9. 前記表面性回復動作条件は、前記表面性回復手段の表面性回復の動作速度、及び前記定着部材の回転速度を含み、
    前記制御手段は、前記表面性回復手段の表面性回復の動作速度、及び前記定着部材の回転速度を変更可能であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の定着装置。
  10. 前記検出手段により前記定着部材の表面状態を検出する時期を、前記記録媒体の種類に応じて決定することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の定着装置。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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