JP2019003925A - ワイヤーハーネスおよびワイヤーハーネスの製造方法 - Google Patents

ワイヤーハーネスおよびワイヤーハーネスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】超音波溶着又はレーザ溶着等の溶着手段による電線とシート材との固定により適した技術を提供することを目的とする。【解決手段】ワイヤーハーネス10は、シート材12と、電線20と、保持部30と、を備える。電線20は、芯線22と前記芯線22の周囲を直接覆う絶縁被覆24とを含み、前記シート材12に沿って配設されている。保持部30は、少なくとも一部が前記電線20と前記シート材12との間に介在し、溶着による前記シート材12と前記電線20との接合を仲立ちしている。【選択図】図3

Description

この発明は、車両用のワイヤーハーネスにおいて、電線に外装部材を取付ける技術に関する。
特許文献1は、電線にシート状の外装部材を取付けるに当たり、外装部材の各端部と当該端部から延出する電線との周囲にテープ巻を施すことで電線に対して外装部材を位置決めする技術を開示している。
特開2015−72798号公報
ここで、本願出願人は、電線と外装部材との新たな固定方法として、電線の絶縁被覆とシート材とを超音波溶着又はレーザ溶着等の溶着手段によって直接固定する方法を提案している。
しかしながら、電線の材質とシート材の材質との相性が良くなかったり、溶着面積が小さかったりする場合などには、十分な固定強度が得られない恐れがある。
そこで、本発明は、超音波溶着又はレーザ溶着等の溶着手段による電線とシート材との固定により適した技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るワイヤーハーネスは、シート材と、芯線と前記芯線の周囲を直接覆う絶縁被覆とを含み、前記シート材に沿って配設された電線と、少なくとも一部が前記電線と前記シート材との間に介在し、溶着による前記シート材と前記電線との接合を仲立ちしている保持部と、を備える。
第2の態様に係るワイヤーハーネスは、第1の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記保持部は、前記シート材に設けられたシート材側保持部を含む。
第3の態様に係るワイヤーハーネスは、第2の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記電線の少なくとも一部が、前記シート材側保持部に埋まっている。
第4の態様に係るワイヤーハーネスは、第3の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記シート材側保持部は、前記シート材のベースとなる樹脂と同じ樹脂をベースとしつつ、前記シート材よりも軟らかく形成されている。
第5の態様に係るワイヤーハーネスは、第4の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記絶縁被覆のベースとなる樹脂は、前記シート材側保持部のベースとなる樹脂と同じである。
第6の態様に係るワイヤーハーネスは、第1から第5の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記保持部は、前記電線に設けられて前記電線を前記シート材に対して固定する電線側保持部を含む。
第7の態様に係るワイヤーハーネスは、第6の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記電線側保持部が前記電線の長手方向に沿って連続的に設けられている。
第8の態様に係るワイヤーハーネスは、第6の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記電線側保持部が前記電線の長手方向に沿って断続的に設けられている。
第9の態様に係るワイヤーハーネスは、第6から第8のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記電線側保持部が前記電線の全周に亘って設けられている。
第10の態様に係るワイヤーハーネスは、第6から第8のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記電線側保持部が前記電線の周方向に沿って一部の領域のみに設けられている。
第11の態様に係るワイヤーハーネスは、第6から第10のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記絶縁被覆と前記シート材とが異種材料で形成され、前記電線側保持部が前記絶縁被覆よりも前記シート材に溶着しやすい材料で形成されている。
第12の態様に係るワイヤーハーネスは、第1から第11のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記保持部は、超音波溶着又はレーザ溶着による前記シート材と前記電線との接合を仲立ちしている。
第13の態様に係るワイヤーハーネスの製造方法は、(a)シート材と、電線との少なくとも一方に保持部を設ける工程と、(b)前記保持部を前記シート材と前記電線との間に介在させると共に溶かして、前記保持部を介して前記シート材と前記電線とを接合する工程と、を備える。
第14の態様に係るワイヤーハーネスの製造方法は、第13の態様に係るワイヤーハーネスの製造方法であって、前記工程(a)は、(a1)前記シート材に前記保持部を設ける工程を含む。
第15の態様に係るワイヤーハーネスの製造方法は、第13又は第14の態様に係るワイヤーハーネスの製造方法であって、前記工程(a)は、(a2)前記電線の周囲に前記保持部を設ける工程を含み、同じ電線繰出工程中に前記工程(a2)及び前記工程(b)を行う。
各態様によると、電線とシート材との間に介在する保持部を、電線及びシート材のうち超音波溶着又はレーザ溶着の相手側と接合性が良い材料で形成することなどによって、超音波溶着又はレーザ溶着を用いた電線とシート材との接合を強固にできる。
第2の態様によると、シート材に予め設けられたシート材側保持部を用いてシート材と電線とを超音波溶着又はレーザ溶着することができる。
第3の態様によると、電線とシート材側保持部との溶着面積を増やすことができる。これにより、接合強度の向上を図ることができる。
第4の態様によると、超音波溶着又はレーザ溶着時に電線とシート材との接合部分を押圧してシート材側保持部が撓んだ状態で溶着することなどによって、簡易に電線がシート材側保持部に埋まる構造を形成できる。
第5の態様によると、電線とシート材側保持部とを溶着しやすくなる。これにより、接合強度の向上を図ることができる。
また、電線とシート材とを溶着によって固定する場合、溶着時に絶縁被覆が溶けて絶縁被覆の厚みが薄くなる場合がある。この場合でも第6の態様によると、絶縁被覆の外周に設けられた電線側保持部がシート材に溶着されるため、絶縁被覆が溶けにくい。このため、溶着後に十分な絶縁性を確保しやすい。
第7の態様によると、電線側保持部のうち電線の長手方向に沿った任意の位置でシート材と溶着可能となる。
第8の態様によると、材料節約、および軽量化等を図ることができる。
第9の態様によると、電線側保持部と絶縁被覆とが接合していない場合でも、電線を確実に保持できる。
第10の態様によると、材料節約、および軽量化等を図ることができる。
第11の態様によると、溶着後に電線と外装部材との間で十分な保持力を得やすくなる。
第15の態様によると、リードタイムの短縮を図ることができる。
第1実施形態に係るワイヤーハーネスを示す斜視図である。 第1実施形態に係るワイヤーハーネスを示す底面図である。 図2のIII−III線に沿って切断した断面図である。 第1実施形態に係るワイヤーハーネスの製造方法を示す説明図である。 第2実施形態に係るワイヤーハーネスを示す斜視図である。 図5のVI−VI線に沿って切断した断面図である。 第2実施形態に係るワイヤーハーネスの製造方法を示す説明図である。 第3実施形態に係るワイヤーハーネスを示す斜視図である。 図8のIX−IX線に沿って切断した断面図である。 第4実施形態に係るワイヤーハーネスを示す斜視図である。 図10のXI−XI線に沿って切断した断面図である。 第5実施形態に係るワイヤーハーネスを示す断面図である。 第5実施形態に係るワイヤーハーネスを製造する様子を示す説明図である。
{第1実施形態}
以下、第1実施形態に係るワイヤーハーネスについて説明する。図1は、第1実施形態に係るワイヤーハーネス10を示す斜視図である。図2は、第1実施形態に係るワイヤーハーネス10を示す底面図である。図3は、図2のIII−III線に沿って切断した断面図である。なお、図3において仮想線で囲まれる部分がシート材12と保持部30との溶着箇所を示している。
ワイヤーハーネス10は、車両等に搭載された各種電気機器同士を電気的に接続する配線として用いられる。ワイヤーハーネス10は車両において例えば、インストルメントパネル、ルーフ、ドア等の周囲に配策される。具体的には、ワイヤーハーネス10は、シート材12と、電線20と、保持部30と、を備える。
シート材12は、電線20に外装される部材である。シート材12は、電線20に対して防音(消音、吸音、遮音等)、保護(耐摩耗、耐引張、耐貫通等)、放熱、シールド、防水等といった機能のうち少なくとも1つの機能を有する部材である。シート材12の機能は、電線20の性質および電線20が配設される箇所の環境等に応じて適切な機能が選択される。ここでは、シート材12は、図1に示すように、長方形状に形成されている。もっともシート材12の形状は、上記したものに限られず、電線20の配設形態等に応じて適宜変更可能である。
かかるシート材12は、PET(polyethylene terephthalate)、PE(polyethylene)、PP(polypropylene)等の樹脂を材料として形成されている。この場合、係る樹脂材料は、発泡樹脂であってもよい。また、係る樹脂材料は、接合性を向上させるためなどを目的として変性されていることも考えられる。例えば、PE、PPなどのポリオレフィン系樹脂は、マレイン酸によって変性されることによって、接合性が向上することが知られている。
また、シート材12は押出成形等によって形成された一様断面を有するものであってもよいし、不織布であってもよい。また、シート材12は、アルミニウム箔等の金属材料を含む場合もあり得る。この場合、金属材料の表面に樹脂層がコーティングされるなどして、シート材12のうち電線20と接する部分が樹脂製であるとよい。
電線20は、長手方向に沿った少なくとも一部の領域でシート材12に重なるように配設されている。図1に示す例では、電線20は、シート材12の一方主面12a側のみに配設されているが、途中で他方主面12b側に移ることもあり得る。電線20は、少なくとも1本含まれていればよい。ここでは、電線20は複数(図1に示す例では3本)含まれている。電線20として芯線22と芯線22を直接覆う絶縁被覆24とを含む絶縁電線20が採用されている。芯線22は、銅又はアルミニウム等の導電性材料によって形成される。芯線22は単線であってもよいし、撚線であってもよい。絶縁被覆24は、PVC(polyvinyl chloride)、PE、PPなどの樹脂等が芯線22の外周に押出成形されて形成されたものであることが考えられる。この場合、係る樹脂材料は、耐熱性の向上のために架橋されていることもあり得る。また絶縁被覆24は、芯線22の外周に塗布されたワニス等が焼き付けられて形成されたものであってもよい。
保持部30は、電線20に設けられて、電線20をシート材12に固定するための電線側保持部の一例である。保持部30は、電線20の外周に設けられている。保持部30は、電線20とシート材12との間に介在する介在部分32を少なくとも含む。そして、保持部30における介在部分32の少なくとも一部がシート材12に超音波溶着又はレーザ溶着されている。これにより、保持部30がシート材12に固定され、もって電線20がシート材12に対して固定されている。
ここでは、保持部30が電線20の全周に亘って設けられている。この際、周方向に沿った保持部30の厚みは、一定であってもよいし、一部で異なっていてもよい。周方向に沿った保持部30の厚みが一部で異なっている場合、例えば、介在部分32の厚みが他の部分の厚みよりも厚くされていることが考えられる。これにより、介在部分32とシート材12とを溶着する際に絶縁被覆24が溶けにくくなる。
またここでは、保持部30が電線20の長手方向に沿って連続的に設けられている。この際、長手方向に沿った保持部30の厚みは、一定であってもよいし、一部で異なっていてもよい。
このような保持部30は、例えば、電線20の周囲に樹脂等を押出成形することによって形成することができる。もっとも保持部30は、後述する第2実施形態に係る保持部130と同様に、電線20の周囲に樹脂が塗布される等によって形成されるものであってもよい。
保持部30は、絶縁被覆24の外周面に接合されていてもよいし、接合されていなくてもよい。保持部30は、絶縁被覆24の外周面に接合されていない場合でも、電線20の全周に亘って設けられているため、電線20から外れにくい。また、保持部30は、電線20の長手方向に沿って連続的に設けられているため、この点においても電線20から外れにくく、さらに長手方向に位置ずれしにくい。
この際、保持部30と絶縁被覆24の外周面とが接合されるか否かは、例えば、製法、材料等に応じて決定されると考えられる。また、保持部30と絶縁被覆24の外周面とが接合される場合における接合力についても、製法、材料等に応じて決定されると考えられる。
例えば、製法の観点では、絶縁被覆24の外周面が粗く形成されることによって、保持部30が押出成形される際に絶縁被覆24の外周面の微小な凹凸の間に充填されて、いわゆるアンカー効果によって保持部30と絶縁被覆24の外周面との接合力を高めやすくなると考えられる。また例えば、絶縁被覆24が押出成形された直後などの熱を有する状態で、その周囲にさらに保持部30が押出成形されることによっても、保持部30と絶縁被覆24の外周面との接合力を高めやすくなると考えられる。
また例えば、材料の観点では、絶縁被覆24および保持部30の材料を化学的に結合しやすい組み合わせの材料にすることによって、保持部30と絶縁被覆24の外周面とを接合させやすくなる。例えば、絶縁被覆24および保持部30の材料を同種の材料とすると、化学的に結合しやすいと考えられる。
また、絶縁被覆24および保持部30として異種材料を用いる場合に、化学的に結合しやすい材料の組み合わせとしては、下記組み合わせが考えられる。なお、下記の組み合わせにおいて、(絶縁被覆24の材料、保持部30の材料)の順に記載している。
すなわち、(PVC、EEA(ポリエチレン−アクリル酸エチル共重合体))、(PP、マレイン酸変性PP)等である。
保持部30とシート材12との溶着手段としてここでは、超音波溶着が採用されている。図4は、超音波溶着を行う様子を示す説明図である。図4に示すように、超音波溶着は、一般的に超音波溶着機80におけるホーン82とアンビル84との間に溶着させたい2つの部材(ここでは保持部30付の電線20及びシート材12)を挟み込んで行う。ホーン82とアンビル84との間に配される2つの部材は、溶着したい面同士を当接させた状態とされる。
ホーン82は、2つの部材のうち一方の部材に当接し、当該一方の部材に超音波振動を付与する。ホーン82からの超音波振動の伝達態様としては、縦振動、横振動等があるが、溶着対象の部材の形状、物性等に応じて適宜選択可能である。
アンビル84は、2つの部材のうち他方の部材を支持する。図4に示す例では、アンビル84における電線20支持面は平坦面状に形成されているが、曲面状に形成されていてもよい。
そして、ホーン82とアンビル84との間に溶着させたい2つの部材を挟み込んだ状態で、ホーン82から一方の部材に超音波振動を付与すると、付与された超音波振動に起因して摩擦又は圧縮等が生じて熱エネルギーが発生する。これにより、当接面の一部が当該熱エネルギーによって溶融し、両者が接合する。なお、2つの部材のどちらか一方のみが溶融する場合もあり得るし、両方が溶融する場合もあり得る。これは、2つの部材を構成する材料の物性等に応じて決まると考えられる。
ここで、超音波溶着を行う場合、一般的に、ホーン82を押し当てた跡(以下、ホーン跡14という)が部材に残る場合があり得る。従って、ワイヤーハーネス10においても、ホーン跡14が残っている場合がある。かかるホーン跡14としては、例えば、ホーン82に形成される凹凸形状に応じた形状であることが考えられる。
電線20の長手方向においてシート材12と溶着される領域は、電線20の長手方向に沿って一連に途切れることなく続くものであってもよいし、電線20の長手方向に沿って一部途切れる区間を含むものであってもよい。図2に示す例では、電線20の長手方向に沿って一部途切れる区間を含むように断続的に超音波溶着がなされている。このとき、1つの溶着箇所の範囲、および隣り合う溶着箇所の間隔等は、接合強度等に応じて適宜設定されていればよい。また、図2に示す例では、電線20の長手方向に沿って一定のピッチで断続的に超音波溶着されているが、ピッチが異なる部分が存在していてもよい。
また、図3に示すようにここでは、保持部30のうち電線20の周方向においてシート材12と溶着される領域は、4分の1周より小さい領域である。もっとも、これよりも大きい領域がシート材12と溶着されていてもよい。
保持部30とシート材12とを超音波溶着するに当たり、保持部30とシート材12とのうち少なくとも一方は、当接面において熱可塑性樹脂を含む。2つの部材の両方が当接面において熱可塑性樹脂を含むことが好ましい。保持部30の材料がシート材12の材料と同じであることが特に好ましい。また、絶縁被覆24の材料とシート材12の材料とが異種である場合に、保持部30とシート材12との好ましい材料の組み合わせとしては、下記組み合わせが考えられる。なお、下記の組み合わせにおいて、(保持部30の材料、シート材12の材料)の順に記載している。
すなわち、(EEA、PE)、(マレイン酸変性PP、PET)等の組み合わせが考えられる。
従って、上述した絶縁被覆24および保持部30の材料として化学的に結合しやすい材料の組み合わせを加味すると、絶縁被覆24と保持部30とが接合する場合に、絶縁被覆24、保持部30、およびシート材12の好ましい材料の組み合わせとしては、下記組み合わせが考えられる。なお、下記の組み合わせにおいて、(絶縁被覆24の材料、保持部30の材料、シート材12の材料)の順に記載している。
すなわち、(PVC、EEA、PE)、(PP、マレイン酸変性PP、PET)等の組み合わせが考えられる。
ここで、絶縁被覆24の材料とシート材12の材料とが異種である場合に、保持部30の材料が絶縁被覆24の材料よりもシート材12の材料に溶着しやすい材料であることが好ましい。これにより、絶縁被覆24とシート材12とを溶着した場合に比べて保持部30とシート材12とを溶着した際の接合強度を向上させることができる。例えば、絶縁被覆24の材料とシート材12の材料とが異種である場合に、保持部30の材料がシート材12の材料と同じであると、保持部30の材料が絶縁被覆24の材料よりもシート材12の材料に溶着しやすいものとなる。
なお、保持部30とシート材12とが異種材料である場合に、溶着しやすい材料かどうかは、例えば、当該樹脂が結晶性か非結晶性か、極性を有するか否か、樹脂同士の融点又はガラス転移点の近さ、相溶性等が関係すると考えられる。例えば、材料以外を同一条件として保持部30とシート材12とを溶着するときに、絶縁被覆24とシート材12とを溶着するときよりも溶着部分において高い接合強度を得られる場合に、溶着しやすい材料とみなすことができる。
かかる電線20としては、用途に関し、電源線であってもよいし、信号線であってもよい。また、太さに関し、太いものであってもよいし、細いものであってもよい。また、断面形状に関し、丸電線であってもよいし、角電線であってもよい。ここで、一般に超音波溶着開始時の2つの部材の当接面は接触面積を小さくするために凸形状となっていることが好ましいとされる。この観点で言うと丸電線の場合、周方向のどの位置であっても凸形状となっており、その外周に設けられる保持部30も凸形状に形成しやすいため、超音波溶着に向いた形状であると言える。
上記電線20の端部は、ここではコネクタ26に組込まれる。そして、本ワイヤーハーネス10が車両等における配設対象箇所に配設された状態で、コネクタ26が車両等に搭載された各種電気機器側のコネクタ26に接続される。これにより、本ワイヤーハーネス10は、車両等に搭載された各種電気機器同士を電気的に接続する配線として用いられる。かかるコネクタ26は、電線20に圧接される圧接端子を有するタイプであってもよいし、電線20端部に圧着された圧着端子を収容するタイプであってもよい。
なお、図1に示す例では、電線20の端部がシート材12の外方に延出した状態で、コネクタ26に組み込まれているが、このことは必須ではない。電線20の端部がシート材12上に位置した状態で、コネクタ26に組み込まれるものであってもよい。この場合、コネクタ26の一部がシート材12に位置することがあり得る。さらにこの場合、コネクタ26の一部がシート材12に接合されて固定されていることもあり得る。
ここで図2に示す例では、3本の電線20が全て保持部30を介してシート材12に溶着によって固定されている。もっとも、ワイヤーハーネス10に電線20が複数含まれる場合、シート材12と溶着によって固定されていない電線20が含まれていてもよい。また図2に示す例では、3本の電線20が全て同じように溶着によって固定されている。もっとも、ワイヤーハーネス10にシート材12と溶着によって固定されている電線20が複数含まれる場合、溶着手段、溶着領域といった溶着態様の少なくとも一部が異なっていてもよい。
また図1に示す例では、3本の電線20が全て同じコネクタ26に接続されている。もっとも、ワイヤーハーネス10に電線20が複数含まれる場合、異なるコネクタ26に接続される電線20が含まれていてもよい。
また図1に示す例では、電線20が直線状に配設されている。もっとも、電線20は曲がって配設されていてもよい。そして、ワイヤーハーネス10に電線20が複数含まれる場合、直線状に配設される電線20と、曲がって配設される電線20とが共に存在していてもよい。この場合、シート材12上で複数の電線20に分岐が形成されていてもよい。
また図1に示す例では、電線20はシート材12に対して幅方向中央に近い位置に配設されている。もっとも、シート材12に対して電線20が配設される経路は上記したものに限られない。例えば電線20は、シート材12に対して幅方向端部に寄った位置に配設されていてもよい。また例えば、電線20はシート材12に対して斜めに延在するものであってもよい。
また図1に示す例では、シート材12は平坦にされているが、シート材12は電線20周りに丸められていてもよい。この際、平坦なままの部分と、丸められた部分とを含むものであってもよい。また、ワイヤーハーネス10が棒状部材に沿って配設される場合、シート材12の少なくとも一部が棒状部材の周りに巻付けられていてもよい。
なお、シート材12には、ワイヤーハーネス10を車体パネル又は棒状部材等の取付対象に固定するための固定部材が設けられていてもよい。この際、固定部材もシート材12に接合されていてもよい。
上記態様によると、絶縁被覆24の外周に設けられた保持部30がシート材12に溶着されるため、絶縁被覆24が溶けにくい。このため、溶着後に十分な絶縁性を確保しやすい。
また、保持部30が電線20の全周に亘って設けられているため、保持部30と絶縁被覆24とが接合していない場合でも、保持部30が電線20から外れにくい。また、例えば保持部30が周方向に沿って厚み一定である場合などに、保持部30付の電線20のうち周方向に沿った任意の位置をシート材12に溶着可能となる。
また、保持部30が電線20の長手方向に沿って連続的に設けられているため、保持部30のうち電線20の長手方向に沿った任意の位置でシート材12と溶着可能となる。また、保持部30と絶縁被覆24とが接合していない場合でも、保持部30が電線20から外れにくい。
また、保持部30が絶縁被覆24よりもシート材12に溶着しやすい材料で形成されているため、溶着後に電線20と外装部材との間で十分な保持力を得やすくなる。
{第2実施形態}
第2実施形態に係るワイヤーハーネスについて説明する。図5は、第2実施形態に係るワイヤーハーネス110を示す斜視図である。図6は、図5のVI−VI線に沿って切断した断面図である。なお、図6において図3と同様に仮想線で囲まれる部分がシート材12と保持部130との溶着箇所を示している。また、本実施の形態の説明において、これまで説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態に係るワイヤーハーネス110は、保持部130の形状が第1実施形態に係るワイヤーハーネス10の保持部30の形状とは異なる。
具体的には保持部130は、電線20の周方向に沿って介在部分132を含みつつ一部の領域のみに設けられている。保持部130は、図6に示す例では、電線20の周方向に沿って半周に亘る領域に設けられているが、これより広い領域に設けられていてもよいし、狭い領域に設けられていてもよい。保持部130は、少なくとも溶着時に電線20がシート材12と接しないように設けられているとよい。
なお保持部130は、第1実施形態に係るワイヤーハーネス10の保持部30と同様に、電線20の長手方向に沿って連続的に設けられている。
かかる保持部130は、例えば、電線20の周囲に樹脂がコーティングされることによって形成される。この際、ここでは保持部130が電線20の周方向に沿って一部の領域のみに設けられているため、保持部130と絶縁被覆24とが外れる恐れがある。これを防ぐために保持部130と絶縁被覆24との接合強度が上記した方法によって高められていることが好ましい。
本実施形態にかかるワイヤーハーネス110を製造する場合、図7に示すように、同じ電線繰出工程中に、電線20の外周に保持部130を設ける工程と、保持部130とシート材12とを溶着する工程と、を行うことが考えられる。つまり、1つの製造装置において電線20を収容する電線収容部60から繰り出される1つの電線繰出ラインに対して、樹脂供給部70と、溶着機80との両方が設けられる。樹脂供給部70は、電線20の周囲に保持部130となる樹脂を供給する部分である。樹脂供給部70は例えば、塗布等によって電線20の周囲に樹脂を供給する。また溶着機80は、例えば、上記超音波溶着機80であり、樹脂供給部70の下流側に設けられる。このように、同じ電線繰出工程中に、電線20の外周に保持部130を設ける工程と、保持部130とシート材12とを溶着する工程と、を行うことにより、電線20の外周に保持部130を設けて一度電線20を巻取った後に、保持部130とシート材12とを溶着する際に巻取った電線20を再び繰出す場合に比べて、リードタイムの短縮、装置の簡略化を図ることができる。また、電線20の外周に保持部130を設けてすぐに保持部130とシート材12とを溶着することが可能であるため、電線20のうち周方向に沿って保持部130が設けられていない部分をシート材12に溶着してしまうことを抑制できる。
本態様によると、保持部130が電線20の周方向に沿って一部の領域のみに設けられているため、材料節約、および軽量化等を図ることができる。
{第3実施形態}
第3実施形態に係るワイヤーハーネスについて説明する。図8は、第3実施形態に係るワイヤーハーネス210を示す斜視図である。図9は、図8のIX−IX線に沿って切断した断面図である。なお、図9は、電線20の長手方向に沿って保持部230が設けられていない部分の断面図である。また、本実施の形態の説明において、これまで説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態に係るワイヤーハーネス210は、保持部230の形状がこれまで説明したワイヤーハーネス10の保持部30の形状とは異なる。
具体的には保持部230は、電線20の長手方向に沿って断続的に設けられている。ここでは、保持部230の分割された各単位を保持片234と称する。図8に示す例では、保持片234は、電線20の長手方向に沿って一定ピッチで設けられているが、異なるピッチで設けられていてもよい。
保持部230が電線20の長手方向に沿って断続的に設けられている場合、すべての保持片234がシート材12と溶着されていてもよいし、シート材12と溶着されていない保持片234が存在していてもよい。
なお各保持片234は、介在部分232を含みつつ、第1実施形態に係るワイヤーハーネス10の保持部30と同様に、電線20の全周に亘って設けられている。この際、各保持片234は、周方向に一定の厚みを有しているが、第1実施形態に係るワイヤーハーネス10の保持部30と同様に、周方向に厚みの異なる部分を有していてもよい。
保持部230は、例えば、第2実施形態に係る保持部130と同様に、電線20に樹脂をコーティングすることによって形成することができる。より詳細には、繰出されている電線20が、コーティングされるときと、コーティングされないときとを交互に繰り返す。また、樹脂がコーティングされるときは、電線20の全周にコーティングされる。
本態様によると、保持部230が電線20の長手方向に沿って断続的に設けられているため、材料節約、および軽量化等を図ることができる。
{第4実施形態}
第4実施形態に係るワイヤーハーネス310について説明する。図10は、第4実施形態に係るワイヤーハーネス310を示す斜視図である。図11は、図10のXI−XI線に沿って切断した断面図である。なお、図11は、電線20の長手方向に沿って保持部330が設けられていない部分の断面図である。また、本実施の形態の説明において、これまで説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態に係るワイヤーハーネス310は、保持部330の形状がこれまで説明したワイヤーハーネス10の保持部30の形状とは異なる。
ここでは、保持部330が電線20の長手方向に沿って断続的に設けられている。また、保持部330が電線20の周方向に沿って一部の領域のみに設けられている。従って、保持部330は、電線20の長手方向に沿って間隔をあけて設けられた複数の保持片334を含む。各保持片334は、電線20の周方向に沿って介在部分332を含みつつ一部の領域のみを覆う。
保持部330は、例えば、第2実施形態に係る保持部130と同様に、電線20に樹脂をコーティングすることによって形成することができる。より詳細には、繰出されている電線20が、コーティングされるときと、コーティングされないときとを交互に繰り返す。また、樹脂がコーティングされるときは、電線20の一部の領域にコーティングされる。
本態様によると、保持部330が電線20の長手方向に沿って断続的に設けられているため、材料節約、および軽量化等を図ることができる。
また、保持部330が電線20の周方向に沿って一部の領域のみに設けられているため、材料節約、および軽量化等を図ることができる。
{第5実施形態}
第5実施形態に係るワイヤーハーネス410について説明する。図12は、第5実施形態に係るワイヤーハーネス410を示す断面図である。図13は、第5実施形態に係るワイヤーハーネス410を製造する様子を示す説明図である。また、本実施の形態の説明において、これまで説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
第5実施形態に係るワイヤーハーネス410は、保持部430がシート材12に設けられている点で、上記ワイヤーハーネス10、110、210、310とは異なる。
保持部430は、シート材12に設けられて、シート材12を電線20に固定するためのシート材側保持部の一例である。かかる保持部430は、例えば、シート材12の一方主面12aに対して全体に亘って設けられていることが考えられる。また、例えば保持部430は、シート材12の一方主面12aのうち電線20が配設される部分を含む一部に設けられていることも考えられる。このとき保持部430は、一様な厚みを有するように形成されていてもよいし、一部で厚みの異なる部分を有していてもよい。
保持部430は、例えば熱可塑性樹脂を含む材料で形成される。保持部430は、例えば熱可塑性樹脂を含む材料がシート材12の一方主面12aに塗布されて形成される。また、例えば保持部430はシート材12と共に、二色成形又は押出成形されて形成される。これらより、シート材12と保持部430とは、接合されて一体とされる。
保持部430は、シート材12のベースとなる樹脂と同じ樹脂をベースとして形成されている。このとき、保持部430は、シート材12よりも軟らかく形成されている。ここでは、ベースとなる樹脂がPVCであり、添加する可塑剤の割合を多くすることによって、保持部430をシート材12よりも軟らかくしている。もっとも、ベースとなる樹脂および保持部430をシート材12よりも軟らかくする手段はこれに限られない。例えば、ベースとなる樹脂としては、PE、PP、PETなどであることも考えられる。また、保持部430をシート材12よりも軟らかくする手段としては、ベースとなる樹脂に応じて設定され、例えば、ベースとなる樹脂の密度を低くする、他の樹脂を共重合させる、柔軟性を高めることができる改質剤(例えば、オレフィン系又はスチレン系などの熱可塑性エラストマー)を添加するなどの手段も考えられる。
また、ここでは絶縁被覆24のベースとなる樹脂は、保持部430のベースとなる樹脂と同じである。これにより、絶縁被覆24と保持部430とが良好に溶着される。もっとも、絶縁被覆24のベースとなる樹脂は、保持部430のベースとなる樹脂と異なるものであってもよい。
かかる保持部430が設けられたシート材12に電線20を接合するに当たっては、保持部430上に電線20を配設した状態で、保持部430における介在部分432と絶縁被覆24とを超音波溶着又はレーザ溶着すること(図5に示す例では、超音波溶着)が考えられる。このとき、電線20と介在部分432とを両側から挟み込んで押圧すると、保持部430がシート材12および芯線22よりも軟らかいため、介在部分432が撓み、電線20が保持部430のうち介在部分432の周囲の部分よりもシート材12側に位置する。この状態で、溶着することによって、電線20が保持部430に埋まった状態となり、電線20の周方向における溶着領域が大きくなる。この結果、溶着される面積が大きくなることによって、接合強度の向上を図ることができる。
この際、電線20の埋まる量は、保持部430の厚み、柔軟性および押圧力等によって決まると考えられる。電線20の埋まる量が多いほど、溶着される面積が大きくなるため、電線20の埋まる量が多いことが好ましい。例えば、図12に示す例では、電線20は、4分の1周以上半周未満の領域が埋まっている。この際、電線20の半周以上の領域が埋まるように形成されていることも考えられる。この場合、入口が狭くなっている凹部に凸部が嵌った構造となるため、保持部430と絶縁被覆24との溶着状態が解消されても、抜け落ちにくくなる。この観点から電線20の全周の領域が埋まるように形成されていることも考えられる。この場合、シート材12に予め設けられる保持部430の厚みは電線の直径以上とされる。
もっとも、溶着後に電線20が保持部430に埋まる構造は必須ではなく、電線20は保持部430に埋まっていなくともよい。
また、溶着後に電線20が保持部430に埋まる構造とするためには、保持部430に予め凹部を形成しておき、凹部20に電線を収めた状態で溶着することも考えられる。この場合、保持部430をシート材12よりも軟らかくしておく必要はない。
また、絶縁性の観点から見ると、保持部430と絶縁被覆24との溶着時に絶縁被覆24がなるべく溶けないことが好ましい。この場合、例えば、保持部430の融点(軟化点)を絶縁被覆24の融点(軟化点)よりも低くすることが考えられる。
このように構成されたワイヤーハーネス410によっても、電線20とシート材12との間に介在する保持部430を、超音波溶着又はレーザ溶着の相手側と接合性が良い材料で形成することなどによって、超音波溶着又はレーザ溶着を用いた電線20とシート材12との接合を強固にできる。
特に、シート材12に予め設けられた保持部430を用いてシート材12と電線20とを超音波溶着又はレーザ溶着することができる。
また、電線20の少なくとも一部が、保持部430に埋まっているため、電線20と保持部430との溶着面積を増やすことができる。これにより、接合強度の向上を図ることができる。
また、保持部430は、シート材12のベースとなる樹脂と同じ樹脂をベースとしつつ、シート材12よりも軟らかく形成されているため、超音波溶着又はレーザ溶着時に電線20とシート材12との接合部分を押圧して保持部430が撓んだ状態で溶着することによって、簡易に電線20が保持部430に埋まる構造を形成できる。
また、絶縁被覆24のベースとなる樹脂は、保持部430のベースとなる樹脂と同じであるため、電線20と保持部430とを溶着しやすくなる。これにより、接合強度の向上を図ることができる。
{変形例}
第1実施形態において、保持部30とシート材12との溶着手段が超音波溶着であるものとして説明したが、このことは必須ではない。保持部30とシート材12との溶着手段は、レーザ溶着であってもよい。他の実施形態でも同様である。この場合、保持部30とシート材12とのうち一方の側から両者の境界に向けてレーザ光が照射される。レーザ光が照射される側はレーザ光を透過可能な材料によって形成される。また、他方における少なくとも境界部分の表面は、一方よりも多くのレーザ光を吸収可能である。これにより、境界部分でレーザ光が吸収され、吸収された光によって保持部30とシート材12とが溶着される。なお、透過側は保持部30であってもよいし、シート材12であってもよい。
また、保持部30の材料として、熱伝導性の良い樹脂材料を用いることも考えられる。これにより、電線20の熱を放熱する効果を高めることができる。熱伝導性の良い樹脂材料としては、例えば、上記した樹脂にアルミナ、窒化ホウ素などの熱伝導性フィラーを配合したものが挙げられる。
また、各実施形態に係る製造方法において、シート材12が長尺な状態で繰出されて保持部30付の電線20が溶着された後に所定の寸法に切断されるものであってもよいし、所定の寸法に切断されたシート材12に保持部30付の電線20が溶着されるものであってもよい。
また、電線20の一部がシート材12から延出する場合、電線20のうちシート材12の外方に延出する部分には、保持部30が設けられていなくてもよい。
第4実施形態において、保持部430は、シート材12のベースとなる樹脂と同じ樹脂をベースとして形成されるものとして説明したが、このことは必須の構成ではない。保持部430は、シート材12のベースとなる樹脂と異なる樹脂をベースとして形成される場合もあり得る。この場合、保持部430、シート材12および絶縁被覆24の材料の組み合わせは、例えば、第1実施形態で説明したものと同様の組み合わせであることが考えられる。
またこれまで溶着手段として超音波溶着およびレーザ溶着を例示したが、この他、集光加熱、熱風加熱、誘導加熱、誘電加熱等の加熱手段を用いて溶着してもよい。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。例えば、1つのワイヤーハーネスにおいて、電線側保持部と、シート材側保持部との両方が採用されることもあり得る。この場合、電線側保持部と、シート材側保持部とが溶着される。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 ワイヤーハーネス
12 シート材
12a 一方主面
12b 他方主面
14 ホーン跡
20 電線
22 芯線
24 絶縁被覆
26 コネクタ
30 保持部
32 介在部分
34 保持片
60 電線収容部
70 樹脂供給部
80 超音波溶着機
82 ホーン
84 アンビル

Claims (15)

  1. シート材と、
    芯線と前記芯線の周囲を直接覆う絶縁被覆とを含み、前記シート材に沿って配設された電線と、
    少なくとも一部が前記電線と前記シート材との間に介在し、溶着による前記シート材と前記電線との接合を仲立ちしている保持部と、
    を備える、ワイヤーハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記保持部は、前記シート材に設けられたシート材側保持部を含む、ワイヤーハーネス。
  3. 請求項2に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記電線の少なくとも一部が、前記シート材側保持部に埋まっている、ワイヤーハーネス。
  4. 請求項3に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記シート材側保持部は、前記シート材のベースとなる樹脂と同じ樹脂をベースとしつつ、前記シート材よりも軟らかく形成されている、ワイヤーハーネス。
  5. 請求項4に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記絶縁被覆のベースとなる樹脂は、前記シート材側保持部のベースとなる樹脂と同じである、ワイヤーハーネス。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記保持部は、前記電線に設けられて前記電線を前記シート材に対して固定する電線側保持部を含む、ワイヤーハーネス。
  7. 請求項6に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記電線側保持部が前記電線の長手方向に沿って連続的に設けられている、ワイヤーハーネス。
  8. 請求項6に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記電線側保持部が前記電線の長手方向に沿って断続的に設けられている、ワイヤーハーネス。
  9. 請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記電線側保持部が前記電線の全周に亘って設けられている、ワイヤーハーネス。
  10. 請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記電線側保持部が前記電線の周方向に沿って一部の領域のみに設けられている、ワイヤーハーネス。
  11. 請求項6から請求項10のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記絶縁被覆と前記シート材とが異種材料で形成され、
    前記電線側保持部が前記絶縁被覆よりも前記シート材に溶着しやすい材料で形成されている、ワイヤーハーネス。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記保持部は、超音波溶着又はレーザ溶着による前記シート材と前記電線との接合を仲立ちしている、ワイヤーハーネス。
  13. (a)シート材と、電線との少なくとも一方に保持部を設ける工程と、
    (b)前記保持部を前記シート材と前記電線との間に介在させると共に溶かして、前記保持部を介して前記シート材と前記電線とを接合する工程と、
    を備える、ワイヤーハーネスの製造方法。
  14. 請求項13に記載のワイヤーハーネスの製造方法であって、
    前記工程(a)は、
    (a1)前記シート材に前記保持部を設ける工程を含む、ワイヤーハーネスの製造方法。
  15. 請求項13又は請求項14に記載のワイヤーハーネスの製造方法であって、
    前記工程(a)は、
    (a2)前記電線の周囲に前記保持部を設ける工程を含み、
    同じ電線繰出工程中に前記工程(a2)及び前記工程(b)を行う、ワイヤーハーネスの製造方法。
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