JP2017514501A5 - - Google Patents
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Description
実施形態または態様の状況から明示的に、あるいは明らかに、除外されない限り、本明細書に記載される態様および実施形態の各々を一緒に使用できる。
特定の実施形態では、例えば以下が提供される:
(項目1)
内因性齧歯類IL−4R遺伝子のヒト化を含む齧歯類であって、前記ヒト化が、改変されたIL−4遺伝子を形成するための、内因性齧歯類IL−4遺伝子座における、ヒトIL−4遺伝子の少なくとも1つのエクソンを含む核酸配列によるIL−4遺伝子のエクソンを含む齧歯類核酸の置換を含み、前記改変されたIL−4遺伝子の発現が、前記内因性齧歯類IL−4遺伝子座の齧歯類調節エレメントの制御下にある、齧歯類。
(項目2)
前記齧歯類がマウスまたはラットである、項目1に記載の齧歯類。
(項目3)
前記改変されたIL−4遺伝子が、ヒトまたはヒト化IL−4タンパク質をコードし、前記ヒトIL−4遺伝子のATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン4までを含む、項目1に記載の齧歯類。
(項目4)
前記齧歯類が、マウスIL−4タンパク質を発現する能力を有しないマウスである、項目1に記載の齧歯類。
(項目5)
前記齧歯類が、内因性マウスIL−4Rα遺伝子によってコードされたマウスIL−4Rαタンパク質を発現するマウスである、項目1に記載の齧歯類。
(項目6)
前記齧歯類が、ヒトまたはヒト化IL−4Rαタンパク質を発現するマウスである、項目1に記載の齧歯類。
(項目7)
前記ヒト化IL−4Rαタンパク質が、前記ヒトIL−4Rαタンパク質の細胞外ドメインを含む、項目6に記載のマウス。
(項目8)
前記ヒト化IL−4Rαタンパク質が、前記マウスIL−4Rαタンパク質の膜貫通ドメインおよび細胞質ドメインを含む、項目7に記載のマウス。
(項目9)
前記マウスが、改変されたIL−4Rα遺伝子を形成するための、内因性マウスIL−4Rα遺伝子座における、ヒトIL−4Rα遺伝子の少なくとも1つのエクソンをコードする核酸配列によるマウスIL−4Rα遺伝子のエクソンを含むマウス核酸の置換を含み、前記改変されたIL−4Rα遺伝子の発現が、前記内因性マウスIL−4Rα遺伝子座のマウス調節エレメントの制御下にある、項目6に記載のマウス。
(項目10)
前記齧歯類がマウスであり、マウスIL−4のATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン4までを含むマウスIL−4配列の連続ゲノム断片が、ヒトIL−4のATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン4までを含むヒトIL−4配列の連続ゲノム断片で置換されている、項目1に記載の齧歯類。
(項目11)
前記齧歯類が、機能性内因性マウスIL−4タンパク質を発現するが前記置換を含まない同齢のマウスの血清中に存在するマウスIL−4タンパク質のレベルの少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%、110%、120%、130%、140%、150%、160%、170%、180%、190%、または200%の濃度にてヒトまたはヒト化IL−4タンパク質を血清中に発現するマウスである、項目1に記載の齧歯類。
(項目12)
前記齧歯類が、機能性内因性マウスIL−4タンパク質を発現するが前記置換を含まない同齢のマウスの血清中に存在するマウスIL−4タンパク質のレベルの約10%〜約200%、約20%〜約150%、または約30%〜約100%の濃度にてヒトIL−4タ
ンパク質を血清中に発現するマウスである、項目1に記載の齧歯類。
(項目13)
内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子のヒト化を含む齧歯類であって、前記ヒト化が、ヒト化IL−4Rα遺伝子を形成するための、内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座における、ヒトIL−4Rα遺伝子の少なくとも1つのエクソンを含む核酸配列による齧歯類IL−4Rα遺伝子のエクソンを含む齧歯類核酸の置換を含み、前記ヒト化IL−4Rα遺伝子の発現が、前記内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の齧歯類調節エレメントの制御下にある、齧歯類。
(項目14)
前記齧歯類がマウスまたはラットである、項目13に記載の齧歯類。
(項目15)
前記ヒト化IL−4Rα遺伝子が、ヒトまたはヒト化IL−4Rαタンパク質をコードし、前記ヒトIL−4Rα遺伝子のATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン5までを含む、項目13に記載の齧歯類。
(項目16)
前記齧歯類が、マウスIL−4Rαタンパク質を発現する能力を有しないマウスである、項目13に記載の齧歯類。
(項目17)
前記齧歯類が、内因性マウスIL−4遺伝子によってコードされたマウスIL−4タンパク質を発現するマウスである、項目13に記載の齧歯類。
(項目18)
前記齧歯類が、ヒトまたはヒト化IL−4タンパク質を発現するマウスである、項目17に記載のマウス。
(項目19)
前記マウスが、改変されたIL−4遺伝子を形成するための、内因性マウスIL−4遺伝子座における、ヒトIL−4遺伝子の少なくとも1つのエクソンを含む核酸配列によるマウスIL−4遺伝子のエクソンを含むマウス核酸の置換を含み、前記改変されたIL−4遺伝子の発現が、前記内因性マウスIL−4遺伝子座のマウス調節エレメントの制御下にある、項目18に記載のマウス。
(項目20)
前記齧歯類がマウスであり、マウスIL−4RαのATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン5までを含むマウスIL−4Rα配列の連続ゲノム断片が、ヒトIL−4RαのATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン5までを含むヒトIL−4Rα配列の連続ゲノム断片で置換されている、項目13に記載の齧歯類。
(項目21)
前記齧歯類が、機能性内因性マウスIL−4Rαタンパク質を発現するが前記置換を含まない同齢のマウスのB細胞および/またはT細胞のいずれかの免疫細胞上に存在するマウスIL−4Rαタンパク質のレベルの少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%、110%、120%、130%、140%、150%、160%、170%、180%、190%、または200%の量にて、B細胞および/またはT細胞のいずれかの免疫細胞上にヒトまたはヒト化IL−4Rαタンパク質を発現するマウスである、項目13に記載の齧歯類。
(項目22)
前記齧歯類が、機能性内因性マウスIL−4Rαタンパク質を発現するが前記置換を含まない同齢のマウスのB細胞および/またはT細胞のいずれかの免疫細胞上に存在するマウスIL−4Rαタンパク質のレベルの約10%〜約200%、約20%〜約150%、または約30%〜約100%の量にて、B細胞および/またはT細胞のいずれかの免疫細胞上にヒトまたはヒト化IL−4Rαタンパク質を発現するマウスである、項目13に記載の齧歯類。
(項目23)
ヒト化した齧歯類を作製するための方法であって、ヒトまたはヒト化IL−4タンパク質をコードする改変されたIL−4遺伝子を形成するために、ヒトIL−4遺伝子の1つ以上のエクソンを含むヒトIL−4核酸配列で齧歯類IL−4核酸配列を置換することを含み、前記置換が、内因性齧歯類IL−4遺伝子座にあり、ヒトIL−4遺伝子配列の1つ以上のエクソンを含む前記改変されたIL−4遺伝子配列が、内因性齧歯類IL−4遺伝子座の齧歯類調節エレメントまたは配列に作動可能に連結される、方法。
(項目24)
前記齧歯類がマウスまたはラットである、項目23に記載の方法。
(項目25)
前記齧歯類調節エレメントまたは配列がマウスまたはラットに由来する、項目23に記載の方法。
(項目26)
前記齧歯類調節エレメントまたは配列が、前記齧歯類IL−4遺伝子座の内因性齧歯類調節エレメントまたは配列である、項目23に記載の方法。
(項目27)
前記齧歯類IL−4核酸配列と置き換わる前記ヒトIL−4核酸配列が、前記ヒトIL−4遺伝子配列の少なくとも1つのエクソンを含む、項目23に記載の方法。
(項目28)
前記齧歯類IL−4核酸配列と置き換わる前記ヒトIL−4核酸配列が、前記ヒトIL−4遺伝子配列の少なくとも2つまたは少なくとも3つのエクソンを含む、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記齧歯類IL−4核酸配列と置き換わる前記ヒトIL−4核酸配列が、前記ヒトIL−4遺伝子配列の4つのエクソンを全て含む、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記置換が内因性齧歯類IL−4遺伝子座にあり、前記ヒトIL−4遺伝子配列の1つ以上のエクソンを含む前記ヒトIL−4核酸配列が、前記内因性齧歯類IL−4遺伝子座の内因性齧歯類調節エレメントまたは配列に作動可能に連結される、項目23に記載の方法。
(項目31)
ヒト化IL−4マウスを作製するための方法であって、ヒトまたはヒト化IL−4タンパク質をコードする改変されたIL−4遺伝子を形成するために、マウスIL−4核酸配列をヒトIL−4核酸で置換することを含む、方法。
(項目32)
前記置換が内因性マウスIL−4遺伝子座にあり、ヒトまたはヒト化IL−4タンパク質をコードする前記改変された遺伝子が、内因性マウス調節配列に作動可能に連結される、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記置換が内因性マウスIL−4遺伝子座にあり、ヒトまたはヒト化IL−4タンパク質をコードする前記改変された遺伝子が、内因性マウス調節配列に作動可能に連結される、項目31に記載の方法。
(項目34)
ヒト化した齧歯類を作製するための方法であって、ヒトまたはヒト化IL−4Rαタンパク質をコードする改変されたIL−4Rα遺伝子を形成するために、ヒトIL−4Rα遺伝子配列の1つ以上のエクソンを含むヒトIL−4Rα核酸配列で齧歯類IL−4Rα核酸配列を置換することを含み、前記置換が、内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座にあり、ヒトまたはヒト化IL−4Rαタンパク質をコードする前記改変されたIL−4Rα遺伝子が、前記内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の齧歯類調節エレメントまたは配列に作動可能に連結される、方法。
(項目35)
前記齧歯類がマウスまたはラットである、項目34に記載の方法。
(項目36)
前記齧歯類調節エレメントまたは配列がマウスまたはラットに由来する、項目34に記載の方法。
(項目37)
前記齧歯類調節エレメントまたは配列が、前記齧歯類IL−4Rα遺伝子座の内因性齧歯類調節エレメントまたは配列である、項目34に記載の方法。
(項目38)
前記齧歯類IL−4Rα遺伝子配列と置き換わる前記ヒトIL−4Rα遺伝子配列が、前記ヒトIL−4Rα遺伝子配列の少なくとも1つのエクソンを含む、項目37に記載の方法。
(項目39)
前記齧歯類IL−4Rα核酸配列と置き換わる前記ヒトIL−4Rα核酸配列が、前記ヒトIL−4Rα遺伝子配列の少なくとも2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、または8つのエクソンを含む、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記齧歯類IL−4Rα核酸配列と置き換わる前記ヒトIL−4Rα核酸配列が、前記ヒトIL−4Rα遺伝子配列の9つのエクソンを全て含む、項目39に記載の方法。
(項目41)
前記置換が内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座にあり、ヒトまたはヒト化IL−4Rαタンパク質をコードする前記改変されたIL−4Rα遺伝子が、前記内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の内因性齧歯類調節エレメントまたは配列に作動可能に連結される、項目34に記載の方法。
(項目42)
ヒト化したマウスを作製するための方法であって、ヒト化IL−4Rα遺伝子を形成するために、ヒトIL−4Rαの細胞外ドメインをコードするヒトゲノム断片によりマウスIL−4Rαの細胞外ドメインをコードするマウスエクソンを置換することを含む、方法。
(項目43)
前記置換が内因性マウスIL−4Rα遺伝子座にあり、前記ヒト化IL−4Rα遺伝子がマウス調節配列に作動可能に連結される、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記置換が内因性マウスIL−4Rα遺伝子座にあり、前記ヒト化IL−4Rα遺伝子が内因性マウス調節配列に作動可能に連結される、項目42に記載の方法。
(項目45)
ヒト化IL−4Rα遺伝子およびヒト化IL−4遺伝子を含む齧歯類であって、前記ヒト化IL−4Rα遺伝子は、ヒトIL−4Rα細胞外ドメインをコードする配列による齧歯類IL−4Rα細胞外ドメインをコードする配列の置換から結果として得られ、前記ヒト化IL−4Rα遺伝子は、齧歯類IL−4Rα膜貫通ドメインをコードする配列と齧歯類IL−4Rα細胞質ドメインをコードする配列とを含み、前記ヒト化IL−4Rα遺伝子は、内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の内因性齧歯類IL−4Rα調節エレメントの制御下にあり、前記ヒト化IL−4遺伝子は、ヒトまたはヒト化IL−4タンパク質をコードし、前記ヒト化IL−4遺伝子は、内因性齧歯類IL−4R遺伝子座の内因性齧歯類IL−4調節エレメントの制御下にある、齧歯類。
(項目46)
前記齧歯類がマウスまたはラットである、項目45に記載の齧歯類。
(項目47)
前記齧歯類が、マウスIL−4タンパク質を発現する能力を有しないマウスであってマウスIL−4Rαタンパク質を発現する能力を有しないマウスである、項目45に記載の齧歯類。
(項目48)
前記内因性齧歯類IL−4遺伝子座および/または内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の前記齧歯類調節エレメントまたは配列が、マウスまたはラット由来である、項目45に記載の齧歯類。
(項目49)
前記齧歯類調節エレメントまたは配列が、前記齧歯類IL−4遺伝子座および/または齧歯類IL−4Rα遺伝子座の内因性齧歯類調節エレメントまたは配列である、項目45に記載の齧歯類。
(項目50)
ヒト特異的なIL−4またはIL−4Rα拮抗薬をスクリーニングする方法であって、
二重にヒト化したIL−4およびIL−4Rαマウスを提供することと、
前記マウスにおいて肺の炎症を誘発することと、
薬剤を前記マウスに投与することと、
前記薬剤によって肺の炎症が低減するかどうかを判定することと、
前記薬剤を、肺の炎症を低減するその能力に基づいてヒト特異的なIL−4またはIL−4Rα拮抗薬として同定することと、
を含む方法。
(項目51)
気道内の粘液貯留、気管支肺胞洗浄液中の好酸球性浸潤細胞、および/または総循環IgEを測定することによって肺の炎症の程度が判定される、項目50に記載の方法。
(項目52)
ヒト特異的なIL−4またはIL−4Rα拮抗薬をスクリーニングする方法であって、
二重にヒト化したIL−4およびIL−4Rαマウスを提供することと、
前記マウスにおいて皮膚炎症を誘発することと、
薬剤を前記マウスに投与することと、
前記薬剤によって皮膚炎症が低減するかどうかを判定することと、
前記薬剤を、皮膚炎症を低減するその能力に基づいてヒト特異的なIL−4またはIL−4Rα拮抗薬として同定することと、
を含む方法。
(項目53)
ヒト化IL−4Rα遺伝子が、ヒトIL−4Rα細胞外ドメインをコードする配列によるネズミのIL−4Rα細胞外ドメインをコードする配列の置換から結果として得られ、前記ヒト化IL−4Rα遺伝子が内因性のネズミのIL−4Rα遺伝子座の内因性のネズミのIL−4Rα調節エレメントの制御下にあり、ヒト化IL−4遺伝子がヒトまたはヒト化IL−4タンパク質をコードし、前記ヒト化IL−4遺伝子は、内因性齧歯類IL−4R遺伝子座の内因性齧歯類IL−4調節エレメントの制御下にある、項目50または52に記載の方法。
特定の実施形態では、例えば以下が提供される:
(項目1)
内因性齧歯類IL−4R遺伝子のヒト化を含む齧歯類であって、前記ヒト化が、改変されたIL−4遺伝子を形成するための、内因性齧歯類IL−4遺伝子座における、ヒトIL−4遺伝子の少なくとも1つのエクソンを含む核酸配列によるIL−4遺伝子のエクソンを含む齧歯類核酸の置換を含み、前記改変されたIL−4遺伝子の発現が、前記内因性齧歯類IL−4遺伝子座の齧歯類調節エレメントの制御下にある、齧歯類。
(項目2)
前記齧歯類がマウスまたはラットである、項目1に記載の齧歯類。
(項目3)
前記改変されたIL−4遺伝子が、ヒトまたはヒト化IL−4タンパク質をコードし、前記ヒトIL−4遺伝子のATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン4までを含む、項目1に記載の齧歯類。
(項目4)
前記齧歯類が、マウスIL−4タンパク質を発現する能力を有しないマウスである、項目1に記載の齧歯類。
(項目5)
前記齧歯類が、内因性マウスIL−4Rα遺伝子によってコードされたマウスIL−4Rαタンパク質を発現するマウスである、項目1に記載の齧歯類。
(項目6)
前記齧歯類が、ヒトまたはヒト化IL−4Rαタンパク質を発現するマウスである、項目1に記載の齧歯類。
(項目7)
前記ヒト化IL−4Rαタンパク質が、前記ヒトIL−4Rαタンパク質の細胞外ドメインを含む、項目6に記載のマウス。
(項目8)
前記ヒト化IL−4Rαタンパク質が、前記マウスIL−4Rαタンパク質の膜貫通ドメインおよび細胞質ドメインを含む、項目7に記載のマウス。
(項目9)
前記マウスが、改変されたIL−4Rα遺伝子を形成するための、内因性マウスIL−4Rα遺伝子座における、ヒトIL−4Rα遺伝子の少なくとも1つのエクソンをコードする核酸配列によるマウスIL−4Rα遺伝子のエクソンを含むマウス核酸の置換を含み、前記改変されたIL−4Rα遺伝子の発現が、前記内因性マウスIL−4Rα遺伝子座のマウス調節エレメントの制御下にある、項目6に記載のマウス。
(項目10)
前記齧歯類がマウスであり、マウスIL−4のATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン4までを含むマウスIL−4配列の連続ゲノム断片が、ヒトIL−4のATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン4までを含むヒトIL−4配列の連続ゲノム断片で置換されている、項目1に記載の齧歯類。
(項目11)
前記齧歯類が、機能性内因性マウスIL−4タンパク質を発現するが前記置換を含まない同齢のマウスの血清中に存在するマウスIL−4タンパク質のレベルの少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%、110%、120%、130%、140%、150%、160%、170%、180%、190%、または200%の濃度にてヒトまたはヒト化IL−4タンパク質を血清中に発現するマウスである、項目1に記載の齧歯類。
(項目12)
前記齧歯類が、機能性内因性マウスIL−4タンパク質を発現するが前記置換を含まない同齢のマウスの血清中に存在するマウスIL−4タンパク質のレベルの約10%〜約200%、約20%〜約150%、または約30%〜約100%の濃度にてヒトIL−4タ
ンパク質を血清中に発現するマウスである、項目1に記載の齧歯類。
(項目13)
内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子のヒト化を含む齧歯類であって、前記ヒト化が、ヒト化IL−4Rα遺伝子を形成するための、内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座における、ヒトIL−4Rα遺伝子の少なくとも1つのエクソンを含む核酸配列による齧歯類IL−4Rα遺伝子のエクソンを含む齧歯類核酸の置換を含み、前記ヒト化IL−4Rα遺伝子の発現が、前記内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の齧歯類調節エレメントの制御下にある、齧歯類。
(項目14)
前記齧歯類がマウスまたはラットである、項目13に記載の齧歯類。
(項目15)
前記ヒト化IL−4Rα遺伝子が、ヒトまたはヒト化IL−4Rαタンパク質をコードし、前記ヒトIL−4Rα遺伝子のATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン5までを含む、項目13に記載の齧歯類。
(項目16)
前記齧歯類が、マウスIL−4Rαタンパク質を発現する能力を有しないマウスである、項目13に記載の齧歯類。
(項目17)
前記齧歯類が、内因性マウスIL−4遺伝子によってコードされたマウスIL−4タンパク質を発現するマウスである、項目13に記載の齧歯類。
(項目18)
前記齧歯類が、ヒトまたはヒト化IL−4タンパク質を発現するマウスである、項目17に記載のマウス。
(項目19)
前記マウスが、改変されたIL−4遺伝子を形成するための、内因性マウスIL−4遺伝子座における、ヒトIL−4遺伝子の少なくとも1つのエクソンを含む核酸配列によるマウスIL−4遺伝子のエクソンを含むマウス核酸の置換を含み、前記改変されたIL−4遺伝子の発現が、前記内因性マウスIL−4遺伝子座のマウス調節エレメントの制御下にある、項目18に記載のマウス。
(項目20)
前記齧歯類がマウスであり、マウスIL−4RαのATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン5までを含むマウスIL−4Rα配列の連続ゲノム断片が、ヒトIL−4RαのATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン5までを含むヒトIL−4Rα配列の連続ゲノム断片で置換されている、項目13に記載の齧歯類。
(項目21)
前記齧歯類が、機能性内因性マウスIL−4Rαタンパク質を発現するが前記置換を含まない同齢のマウスのB細胞および/またはT細胞のいずれかの免疫細胞上に存在するマウスIL−4Rαタンパク質のレベルの少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%、110%、120%、130%、140%、150%、160%、170%、180%、190%、または200%の量にて、B細胞および/またはT細胞のいずれかの免疫細胞上にヒトまたはヒト化IL−4Rαタンパク質を発現するマウスである、項目13に記載の齧歯類。
(項目22)
前記齧歯類が、機能性内因性マウスIL−4Rαタンパク質を発現するが前記置換を含まない同齢のマウスのB細胞および/またはT細胞のいずれかの免疫細胞上に存在するマウスIL−4Rαタンパク質のレベルの約10%〜約200%、約20%〜約150%、または約30%〜約100%の量にて、B細胞および/またはT細胞のいずれかの免疫細胞上にヒトまたはヒト化IL−4Rαタンパク質を発現するマウスである、項目13に記載の齧歯類。
(項目23)
ヒト化した齧歯類を作製するための方法であって、ヒトまたはヒト化IL−4タンパク質をコードする改変されたIL−4遺伝子を形成するために、ヒトIL−4遺伝子の1つ以上のエクソンを含むヒトIL−4核酸配列で齧歯類IL−4核酸配列を置換することを含み、前記置換が、内因性齧歯類IL−4遺伝子座にあり、ヒトIL−4遺伝子配列の1つ以上のエクソンを含む前記改変されたIL−4遺伝子配列が、内因性齧歯類IL−4遺伝子座の齧歯類調節エレメントまたは配列に作動可能に連結される、方法。
(項目24)
前記齧歯類がマウスまたはラットである、項目23に記載の方法。
(項目25)
前記齧歯類調節エレメントまたは配列がマウスまたはラットに由来する、項目23に記載の方法。
(項目26)
前記齧歯類調節エレメントまたは配列が、前記齧歯類IL−4遺伝子座の内因性齧歯類調節エレメントまたは配列である、項目23に記載の方法。
(項目27)
前記齧歯類IL−4核酸配列と置き換わる前記ヒトIL−4核酸配列が、前記ヒトIL−4遺伝子配列の少なくとも1つのエクソンを含む、項目23に記載の方法。
(項目28)
前記齧歯類IL−4核酸配列と置き換わる前記ヒトIL−4核酸配列が、前記ヒトIL−4遺伝子配列の少なくとも2つまたは少なくとも3つのエクソンを含む、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記齧歯類IL−4核酸配列と置き換わる前記ヒトIL−4核酸配列が、前記ヒトIL−4遺伝子配列の4つのエクソンを全て含む、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記置換が内因性齧歯類IL−4遺伝子座にあり、前記ヒトIL−4遺伝子配列の1つ以上のエクソンを含む前記ヒトIL−4核酸配列が、前記内因性齧歯類IL−4遺伝子座の内因性齧歯類調節エレメントまたは配列に作動可能に連結される、項目23に記載の方法。
(項目31)
ヒト化IL−4マウスを作製するための方法であって、ヒトまたはヒト化IL−4タンパク質をコードする改変されたIL−4遺伝子を形成するために、マウスIL−4核酸配列をヒトIL−4核酸で置換することを含む、方法。
(項目32)
前記置換が内因性マウスIL−4遺伝子座にあり、ヒトまたはヒト化IL−4タンパク質をコードする前記改変された遺伝子が、内因性マウス調節配列に作動可能に連結される、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記置換が内因性マウスIL−4遺伝子座にあり、ヒトまたはヒト化IL−4タンパク質をコードする前記改変された遺伝子が、内因性マウス調節配列に作動可能に連結される、項目31に記載の方法。
(項目34)
ヒト化した齧歯類を作製するための方法であって、ヒトまたはヒト化IL−4Rαタンパク質をコードする改変されたIL−4Rα遺伝子を形成するために、ヒトIL−4Rα遺伝子配列の1つ以上のエクソンを含むヒトIL−4Rα核酸配列で齧歯類IL−4Rα核酸配列を置換することを含み、前記置換が、内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座にあり、ヒトまたはヒト化IL−4Rαタンパク質をコードする前記改変されたIL−4Rα遺伝子が、前記内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の齧歯類調節エレメントまたは配列に作動可能に連結される、方法。
(項目35)
前記齧歯類がマウスまたはラットである、項目34に記載の方法。
(項目36)
前記齧歯類調節エレメントまたは配列がマウスまたはラットに由来する、項目34に記載の方法。
(項目37)
前記齧歯類調節エレメントまたは配列が、前記齧歯類IL−4Rα遺伝子座の内因性齧歯類調節エレメントまたは配列である、項目34に記載の方法。
(項目38)
前記齧歯類IL−4Rα遺伝子配列と置き換わる前記ヒトIL−4Rα遺伝子配列が、前記ヒトIL−4Rα遺伝子配列の少なくとも1つのエクソンを含む、項目37に記載の方法。
(項目39)
前記齧歯類IL−4Rα核酸配列と置き換わる前記ヒトIL−4Rα核酸配列が、前記ヒトIL−4Rα遺伝子配列の少なくとも2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、または8つのエクソンを含む、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記齧歯類IL−4Rα核酸配列と置き換わる前記ヒトIL−4Rα核酸配列が、前記ヒトIL−4Rα遺伝子配列の9つのエクソンを全て含む、項目39に記載の方法。
(項目41)
前記置換が内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座にあり、ヒトまたはヒト化IL−4Rαタンパク質をコードする前記改変されたIL−4Rα遺伝子が、前記内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の内因性齧歯類調節エレメントまたは配列に作動可能に連結される、項目34に記載の方法。
(項目42)
ヒト化したマウスを作製するための方法であって、ヒト化IL−4Rα遺伝子を形成するために、ヒトIL−4Rαの細胞外ドメインをコードするヒトゲノム断片によりマウスIL−4Rαの細胞外ドメインをコードするマウスエクソンを置換することを含む、方法。
(項目43)
前記置換が内因性マウスIL−4Rα遺伝子座にあり、前記ヒト化IL−4Rα遺伝子がマウス調節配列に作動可能に連結される、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記置換が内因性マウスIL−4Rα遺伝子座にあり、前記ヒト化IL−4Rα遺伝子が内因性マウス調節配列に作動可能に連結される、項目42に記載の方法。
(項目45)
ヒト化IL−4Rα遺伝子およびヒト化IL−4遺伝子を含む齧歯類であって、前記ヒト化IL−4Rα遺伝子は、ヒトIL−4Rα細胞外ドメインをコードする配列による齧歯類IL−4Rα細胞外ドメインをコードする配列の置換から結果として得られ、前記ヒト化IL−4Rα遺伝子は、齧歯類IL−4Rα膜貫通ドメインをコードする配列と齧歯類IL−4Rα細胞質ドメインをコードする配列とを含み、前記ヒト化IL−4Rα遺伝子は、内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の内因性齧歯類IL−4Rα調節エレメントの制御下にあり、前記ヒト化IL−4遺伝子は、ヒトまたはヒト化IL−4タンパク質をコードし、前記ヒト化IL−4遺伝子は、内因性齧歯類IL−4R遺伝子座の内因性齧歯類IL−4調節エレメントの制御下にある、齧歯類。
(項目46)
前記齧歯類がマウスまたはラットである、項目45に記載の齧歯類。
(項目47)
前記齧歯類が、マウスIL−4タンパク質を発現する能力を有しないマウスであってマウスIL−4Rαタンパク質を発現する能力を有しないマウスである、項目45に記載の齧歯類。
(項目48)
前記内因性齧歯類IL−4遺伝子座および/または内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の前記齧歯類調節エレメントまたは配列が、マウスまたはラット由来である、項目45に記載の齧歯類。
(項目49)
前記齧歯類調節エレメントまたは配列が、前記齧歯類IL−4遺伝子座および/または齧歯類IL−4Rα遺伝子座の内因性齧歯類調節エレメントまたは配列である、項目45に記載の齧歯類。
(項目50)
ヒト特異的なIL−4またはIL−4Rα拮抗薬をスクリーニングする方法であって、
二重にヒト化したIL−4およびIL−4Rαマウスを提供することと、
前記マウスにおいて肺の炎症を誘発することと、
薬剤を前記マウスに投与することと、
前記薬剤によって肺の炎症が低減するかどうかを判定することと、
前記薬剤を、肺の炎症を低減するその能力に基づいてヒト特異的なIL−4またはIL−4Rα拮抗薬として同定することと、
を含む方法。
(項目51)
気道内の粘液貯留、気管支肺胞洗浄液中の好酸球性浸潤細胞、および/または総循環IgEを測定することによって肺の炎症の程度が判定される、項目50に記載の方法。
(項目52)
ヒト特異的なIL−4またはIL−4Rα拮抗薬をスクリーニングする方法であって、
二重にヒト化したIL−4およびIL−4Rαマウスを提供することと、
前記マウスにおいて皮膚炎症を誘発することと、
薬剤を前記マウスに投与することと、
前記薬剤によって皮膚炎症が低減するかどうかを判定することと、
前記薬剤を、皮膚炎症を低減するその能力に基づいてヒト特異的なIL−4またはIL−4Rα拮抗薬として同定することと、
を含む方法。
(項目53)
ヒト化IL−4Rα遺伝子が、ヒトIL−4Rα細胞外ドメインをコードする配列によるネズミのIL−4Rα細胞外ドメインをコードする配列の置換から結果として得られ、前記ヒト化IL−4Rα遺伝子が内因性のネズミのIL−4Rα遺伝子座の内因性のネズミのIL−4Rα調節エレメントの制御下にあり、ヒト化IL−4遺伝子がヒトまたはヒト化IL−4タンパク質をコードし、前記ヒト化IL−4遺伝子は、内因性齧歯類IL−4R遺伝子座の内因性齧歯類IL−4調節エレメントの制御下にある、項目50または52に記載の方法。
Claims (24)
- ゲノムに、改変されたIL−4遺伝子を形成するための、内因性齧歯類IL−4遺伝子座における、ヒトIL−4遺伝子のゲノムDNAによる齧歯類IL−4遺伝子のゲノムDNAの置換を含む遺伝子改変齧歯類であって、前記改変されたIL−4遺伝子は、ヒトIL−4タンパク質をコードし、前記ヒトIL−4遺伝子のATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン4までを含み、前記改変されたIL−4遺伝子の発現が、前記内因性齧歯類IL−4遺伝子座の齧歯類調節エレメントの制御下にあり、前記齧歯類がマウスまたはラットである、遺伝子改変齧歯類。
- 前記齧歯類がマウスである、請求項1に記載の遺伝子改変齧歯類。
- 前記置換が、前記ヒトIL−4遺伝子のATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン4までを含むゲノムDNAによるマウスIL−4遺伝子のATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン4までを含むゲノムDNAの置換である、請求項2に記載の遺伝子改変齧歯類。
- ヒト化IL−4Rαタンパク質をコードする改変されたIL−4Rα遺伝子を形成するための、内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座における、ヒトIL−4Rα遺伝子の少なくとも1つのエクソンを含むゲノムDNAによる齧歯類IL−4Rα遺伝子のエクソンを含む齧歯類ゲノムDNAの置換をさらに含み、前記改変されたIL−4Rα遺伝子の発現が、前記内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の齧歯類調節エレメントの制御下にある、請求項1に記載の遺伝子改変齧歯類。
- 前記ヒト化IL−4Rαタンパク質が、ヒトIL−4Rαタンパク質の細胞外ドメインを含む、請求項4に記載の遺伝子改変齧歯類。
- 前記ヒト化IL−4Rαタンパク質が、前記内因性齧歯類IL−4Rαタンパク質の膜貫通ドメインおよび細胞質ドメインを含む、請求項5に記載の遺伝子改変齧歯類。
- 前記内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座における前記置換が、前記ヒトIL−4Rα遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン5まで、および前記齧歯類IL−4Rα遺伝子のエクソン6〜9を含む改変されたIL−4Rα遺伝子を形成するための、ヒトIL4−Rα遺伝子のゲノム断片による、齧歯類IL−4Rα遺伝子のゲノム断片の置換であり、前記齧歯類IL−4Rα遺伝子の前記ゲノム断片は、前記齧歯類IL−4Rα遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン5までを含み、前記ヒトIL−4Rα遺伝子の前記ゲノム断片は、前記ヒトIL−4Rα遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン5までを含み、前記改変されたIL−4Rα遺伝子の発現は、前記内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の齧歯類IL−4Rα調節エレメントの制御下にある、請求項4に記載の遺伝子改変齧歯類。
- 前記齧歯類がマウスである、請求項4〜7のいずれか一項に記載の遺伝子改変齧歯類。
- 遺伝子改変齧歯類を作製する方法であって、改変されたIL−4遺伝子を形成するために、内因性齧歯類IL−4遺伝子座において、ヒトIL−4遺伝子のゲノムDNAによって齧歯類IL−4遺伝子のゲノムDNAを置換することを含み、前記改変されたIL−4遺伝子が、ヒトIL−4タンパク質をコードし、前記ヒトIL−4遺伝子のATG開始コドンから開始するエクソン1からエクソン4までを含み、前記改変されたIL−4遺伝子の発現が、前記内因性齧歯類IL−4遺伝子座の齧歯類調節エレメントの制御下にあり、前記齧歯類が、マウスまたはラットである、方法。
- 前記齧歯類がマウスである、請求項9に記載の方法。
- 前記置換が、マウス胚性幹(ES)細胞中で達成され、該細胞が後に、前記遺伝子改変マウスを作製するために使用される、請求項10に記載の方法。
- ゲノムが、ヒトIL−4Rα遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン5まで、および齧歯類IL−4Rα遺伝子のエクソン6〜9を含む改変されたIL−4Rα遺伝子を形成するための、内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座における、ヒトIL4−Rα遺伝子のゲノム断片による齧歯類IL−4Rα遺伝子のゲノム断片の置換を含む、遺伝子改変齧歯類であって、前記齧歯類IL−4Rα遺伝子の前記ゲノム断片が、前記齧歯類IL−4Rα遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン5までを含み、前記ヒトIL−4Rα遺伝子の前記ゲノム断片が、前記ヒトIL−4Rα遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン5までを含み、前記改変されたIL−4Rα遺伝子の発現が、前記内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の齧歯類IL−4Rα調節エレメントの制御下にあり、前記齧歯類が、マウスまたはラットである、遺伝子改変齧歯類。
- 前記齧歯類が、改変されたIL−4遺伝子を形成するための、内因性齧歯類IL−4遺伝子座における、ヒトIL−4遺伝子のゲノム断片による齧歯類IL−4遺伝子のゲノム断片の置換を含み、前記齧歯類IL−4遺伝子の前記ゲノム断片が、前記齧歯類IL−4遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン4までを含み、前記ヒトIL−4遺伝子の前記ゲノム断片が、前記ヒトIL−4遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン4までを含み、前記改変されたIL−4遺伝子の発現が、前記内因性齧歯類IL−4遺伝子座の齧歯類IL−4調節エレメントの制御下にある、請求項12に記載の遺伝子改変齧歯類。
- 前記齧歯類が、マウスである、請求項12または請求項13に記載の遺伝子改変齧歯類。
- 遺伝子改変齧歯類を作製するための方法であって、ヒトIL−4Rα遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン5まで、および齧歯類IL−4Rα遺伝子のエクソン6〜9を含む改変されたIL−4Rα遺伝子を形成するために、内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座において、齧歯類IL−4Rα遺伝子のゲノム断片を、ヒトIL−4Rα遺伝子のゲノム断片で置換することを含み、前記齧歯類IL−4Rα遺伝子の前記ゲノム断片が、前記齧歯類IL−4Rα遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン5までを含み、前記ヒトIL−4Rα遺伝子の前記ゲノム断片が、前記ヒトIL−4Rα遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン5までを含み、前記改変されたIL−4Rα遺伝子が、前記内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の齧歯類IL−4Rα調節エレメントに作動可能に連結され、前記齧歯類が、マウスまたはラットである、方法。
- 前記齧歯類が、マウスである、請求項15に記載の方法。
- 前記置換が、マウスES細胞において達成され、前記細胞が後に、前記遺伝子改変マウスを作製するために使用される、請求項16に記載の方法。
- 改変されたIL−4遺伝子を形成するための、内因性齧歯類IL−4遺伝子座における、ヒトIL−4遺伝子のゲノム断片による齧歯類IL−4遺伝子のゲノム断片の置換を含む、遺伝子改変齧歯類胚性幹(ES)細胞であって、前記齧歯類IL−4遺伝子の前記ゲノム断片が、前記齧歯類IL−4遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン4までを含み、前記ヒトIL−4遺伝子の前記ゲノム断片が、前記ヒトIL−4遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン4までを含み、前記改変されたIL−4遺伝子の発現が、前記内因性齧歯類IL−4遺伝子座の齧歯類IL−4調節エレメントの制御下にあり;前記齧歯類ES細胞が、マウスES細胞またはラットES細胞である、遺伝子改変齧歯類胚性幹(ES)細胞。
- 改変されたIL−4遺伝子を形成するための、内因性齧歯類IL−4遺伝子座における、ヒトIL−4遺伝子のゲノム断片による齧歯類IL−4遺伝子のゲノム断片の置換を含む、遺伝子改変齧歯類ES細胞であって、前記齧歯類IL−4遺伝子の前記ゲノム断片が、前記齧歯類IL−4遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン4までを含み、前記ヒトIL−4遺伝子の前記ゲノム断片が、前記ヒトIL−4遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン4までを含み、前記改変されたIL−4遺伝子の発現が、前記内因性齧歯類IL−4遺伝子座の齧歯類IL−4調節エレメントの制御下にあり;前記齧歯類ES細胞が、マウスES細胞またはラットES細胞である、遺伝子改変齧歯類ES細胞。
- 請求項18または19に記載の遺伝子改変齧歯類ES細胞を含む、齧歯類胚。
- ヒト特異的なIL−4またはIL−4Rα拮抗薬をスクリーニングする方法であって、
二重にヒト化したIL−4およびIL−4Rα齧歯類を提供することであって、前記齧歯類のゲノムが、
(i)前記ヒトIL−4Rα遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン5まで、および前記齧歯類IL−4Rα遺伝子のエクソン6〜9を含む、改変されたIL−4Rα遺伝子を形成するための、内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座における、ヒトIL4−Rα遺伝子のゲノム断片による齧歯類IL−4Rα遺伝子のゲノム断片の置換であって、前記齧歯類IL−4Rα遺伝子の前記ゲノム断片が、前記齧歯類IL−4Rα遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン5までを含み、前記ヒトIL−4Rα遺伝子の前記ゲノム断片が、前記ヒトIL−4Rα遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン5までを含み、前記改変されたIL−4Rα遺伝子の発現が、前記内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の齧歯類IL−4Rα調節エレメントの制御下にある、置換;および
(ii)改変されたIL−4遺伝子を形成するための、内因性齧歯類IL−4遺伝子座における、ヒトIL−4遺伝子のゲノム断片による齧歯類IL−4遺伝子のゲノム断片の置換であって、前記齧歯類IL−4遺伝子の前記ゲノム断片が、前記齧歯類IL−4遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン4までを含み、前記ヒトIL−4遺伝子の前記ゲノム断片が、前記ヒトIL−4遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン4までを含み、前記改変されたIL−4遺伝子の発現が、前記内因性齧歯類IL−4遺伝子座の齧歯類IL−4調節エレメントの制御下にある、置換
を含み、
前記齧歯類がマウスまたはラットである、ことと、
前記齧歯類において肺の炎症を誘発することと、
薬剤を前記齧歯類に投与することと、
前記薬剤によって肺の炎症が低減するかどうかを判定することと、
前記薬剤を、肺の炎症を低減するその能力に基づいてヒト特異的なIL−4またはIL−4Rα拮抗薬として同定することと、
を含む方法。 - ヒト特異的なIL−4またはIL−4Rα拮抗薬をスクリーニングする方法であって、
二重にヒト化したIL−4およびIL−4Rα齧歯類を提供することであって、前記齧歯類のゲノムが、
(i)前記ヒトIL−4Rα遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン5まで、および前記齧歯類IL−4Rα遺伝子のエクソン6〜9を含む、改変されたIL−4Rα遺伝子を形成するための、内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座における、ヒトIL4−Rα遺伝子のゲノム断片による齧歯類IL−4Rα遺伝子のゲノム断片の置換であって、前記齧歯類IL−4Rα遺伝子の前記ゲノム断片が、前記齧歯類IL−4Rα遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン5までを含み、前記ヒトIL−4Rα遺伝子の前記ゲノム断片が前記ヒトIL−4Rα遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン5までを含み、前記改変されたIL−4Rα遺伝子の発現が、前記内因性齧歯類IL−4Rα遺伝子座の齧歯類IL−4Rα調節エレメントの制御下にある、置換;および
(ii)改変されたIL−4遺伝子を形成するための、内因性齧歯類IL−4遺伝子座における、ヒトIL−4遺伝子のゲノム断片による齧歯類IL−4遺伝子のゲノム断片の置換であって、前記齧歯類IL−4遺伝子の前記ゲノム断片が、前記齧歯類IL−4遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン4までを含み、前記ヒトIL−4遺伝子の前記ゲノム断片が、前記ヒトIL−4遺伝子のエクソン1のATG開始コドンからエクソン4までを含み、前記改変されたIL−4遺伝子の発現が、前記内因性齧歯類IL−4遺伝子座の齧歯類IL−4調節エレメントの制御下にあり;前記齧歯類が、マウスまたはラットである、置換
を含む、ことと、
前記齧歯類において皮膚炎症を誘発することと、
薬剤を前記齧歯類に投与することと、
前記薬剤によって皮膚炎症が低減するかどうかを判定することと、
前記薬剤を、皮膚炎症を低減するその能力に基づいてヒト特異的なIL−4またはIL−4Rα拮抗薬として同定することと、
を含む方法。 - 前記齧歯類が、マウスである、請求項21または22に記載の方法。
- 薬剤が、ヒトIL−4またはヒトIL−4Rαに特異的な抗体である、請求項21〜23のいずれか一項に記載の方法。
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