JP2017178260A - ステアリングコラム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前後二箇所に配置されたテレスコ用長孔を用いてテレスコ位置調整する構造を前提に、支持剛性が高く、がた付きや振動が発生しにくいステアリングコラム装置を提供する。【解決手段】ステアリングコラムのディスタンスブラケットに形成された第1のテレスコ用長孔とは別に、第2のテレスコ用長孔13が形成されたボトムブラケット41をチルトブラケット2の下壁部2aに固定してある。第1のテレスコ用長孔にはロック機構のロックボルトが挿通している。ボトムブラケット41はミッドジャケット3側のフロントブラケット19の底壁部19aと対向していて、両者の間に、皿ばね48,ワッシャー49、およびボルト・ナット50,47を介してスライダ42を弾性的に共締め支持させてある。【選択図】図6

Description

本発明は、自動車に搭載されるステアリングコラム装置に関し、特にステアリングホイールの位置調整のためのチルト調整機能とテレスコ調整機能とを備えたステアリングコラム装置に関する。
ステアリングホイールの上下方向での位置調整のためのチルト調整機能と、ステアリングホイールの前後方向での位置調整のためのテレスコ(テレスコピック)調整機能と、を備えたステアリングコラム装置として、特許文献1に記載されたものが提案されている。
一般的に、チルト調整機能(機構)に着目した場合、車両前方側に設けたチルトヒンジピンを中心としてステアリングコラムが上下方向に揺動可能に支持されていると共に、ステアリングコラムを跨ぐように配置された車体取付ブラケットの側壁に、調整時のロック,アンロックを司るクランプ装置のボルトを挿通するチルト長孔が形成されていて、この長孔の範囲でチルト調整が可能となっている。
また、テレスコ調整機能(機構)に着目した場合、ステアリングコラムのディスタンス部に上記クランプ装置のボルトが挿通する孔が形成されていて、この孔をステアリグコラム軸線と平行な長孔とすることで、この長孔の範囲でテレスコ調整が可能となっている。
そして、特許文献1に記載されたステアリングコラム装置においても例外ではなく、ステアリングコラムの可動ブラケットと中間ブラケットには、それぞれにテレスコ調整のための長孔が形成されており、可動ブラケット側の長孔(テレスコ調整孔)にはロック軸(ロックボルト)が、中間ブラケット側の長孔(横長孔)には連結軸が挿通されていることで、各長孔の範囲内でテレスコ調整が可能となっている。
特許第4567040号公報
特許文献1に記載されたステアリングコラム装置では、中間ブラケットのうちロック軸側がチルト・テレスコ調整後にクランプ機構により固定ブラケット側の側板間に締付固定される一方で、中間ブラケットの連結軸側はチルト・テレスコ非調整時においても締付固定されることがない。そのため、連結軸と中間ブラケットとの間にブッシュを介装させて、がたつきや振動が発生しないようにしている。
しかしながら、中間ブラケット側の横長孔と連結軸との間にブッシュを介装したとしても、テレスコ調整時の相対移動を許容するためには、両者の間には多かれ少なかれ隙間の発生が不可避であり、しかもその隙間がチルト調整方向と同じ上下方向に生じることになるため、支持剛性の低下を招きやすいだけでなく、振動が発生しやすいという問題があった。
そこで、本発明は上記のような課題に着目してなされたものであり、前後二箇所に配置されたテレスコ用長孔を用いてテレスコ調整する構造を前提に、簡単な構造でありながら、支持剛性が高く、しかも振動が発生しにくいステアリングコラム装置を提供するものである。
本発明は、車両前方側に位置する第2のテレスコ用長孔を主要素とするテレスコガイド機構を実質的にステアリングコラムの下壁部側に配置することで上記課題を解決しようとするものである。
すなわち、本発明の請求項1に係るステアリングコラム装置は、ステアリングコラムを跨ぐように配置された車体取付ブラケットの前端部にチルト軸を介してチルトブラケットが回動可能に支持されていて、前記車体取付ブラケットの後端部の双方の側壁にロック機構のクランプ軸が挿通するチルト用長孔が形成されていると共に、前記ステアリングコラムのうち車体取付ブラケットの双方の側壁間に挟み込まれるディスタンス部に前記クランプ軸が挿通する第1のテレスコ用長孔が形成されていて、前記クランプ軸を主要素とするロック機構のロック,アンロック操作により、ステアリングコラムのチルト動作とテレスコピック動作が可能となっているものを前提としている。
その上で、前記ステアリングコラムのうち第1のテレスコ用長孔よりも前方側にチルトブラケットの下壁部と対向する底壁部が形成されているとともに、これら下壁部と底壁部との間にテレスコガイド機構が設けられていて、このテレスコガイド機構は、前記下壁部および底壁部のうちいずれか一方の壁部に形成された第2のテレスコ用長孔と、前記下壁部および底壁部のうち第2のテレスコ用長孔が形成されていない他方の壁部に設けられていて、一部が前記第2のテレスコ用長孔に臨んでいると共に、その第2のテレスコ用長孔の縁部を上下方向から弾性的に挟み込んでいる摺動ガイド部材と、を備えていることを特徴とする。
より具体的には、請求項2に記載のように、前記摺動ガイド部材は、前記第2のテレスコ用長孔が形成された一方の壁部の表裏両面のうち一方の面側に配置されたスライド部材と、前記第2のテレスコ用長孔が形成された一方の壁部の表裏両面のうち他方の面側に配置されたワッシャーおよび弾性部材と、前記第2のテレスコ用長孔に挿通されて、前記第2のテレスコ用長孔が形成された一方の壁部と、前記スライド部材と、前記ワッシャーおよび弾性部材を共締め固定している締結部材と、を備えているものとする。
望ましくは、請求項3に記載のように、前記第2のテレスコ用長孔が形成されていない他方の壁部と、前記スライド部材と、前記第2のテレスコ用長孔が形成された一方の壁部と、ワッシャーおよび弾性部材のそれぞれが前記締結部材で共締め支持されているものとする。
この場合において、請求項4に記載のように、前記第2のテレスコ用長孔が形成された一方の壁部のうち前記スライド部材と接触する面側に前記第2のテレスコ用長孔と平行に断面円弧状のガイド溝またはガイド凸条が形成されている一方、前記スライド部材には前記ガイド溝またはガイド凸条と係合する断面円弧状の突起部または溝部が形成されていて、前記突起部またはガイド凸条の曲率半径が前記ガイド溝または溝部の曲率半径よりも大きく設定されていることにより、前記突起部またはガイド凸条はその円弧面の二箇所でガイド溝または溝部に対して線接触していることが望ましい。
さらに、テレスコ調整時の作動安定性の面では、請求項5に記載のように、前記第2のテレスコ用長孔が形成された一方の壁部には第2のテレスコ用長孔の両側に隣接して断面円弧状のガイド溝またはガイド凸条がそれぞれ平行に形成されている一方、前記スライド部材には双方のガイド溝またはガイド凸条に個別に係合する突起部または溝部がそれぞれ形成されていることが望ましい。
したがって、少なくとも請求項1に係る発明では、車両前方側に位置する第2のテレスコ用長孔を主要素とするテレスコガイド機構を実質的にステアリングコラムの下壁部側に配置することで、支持剛性や振動の発生の面で不利になりやすいテレスコガイド機構における上下方向での隙間をなくすことができる。
本発明によれば、テレスコガイド機構における上下方向での隙間をなくすことができるため、ステアリングコラムに対する上下方向の入力に対して強くなり、支持剛性が高くなるとともに、振動にも強くなり、テレスコ用長孔の幅方向の隙間に起因して車載状態でがたつきや振動が発生することもない。
また、請求項4に記載のように、テレスコガイド機構が構成要素であるところの第2のテレスコ用長孔が形成された一方の壁部と、それに接触する摺動部材側のスライド部材との関係として、断面円弧状のガイド溝またはガイド凸条とそれよりの曲率半径の大きな断面円弧状の突起部または溝部との組み合わせとし、突起部またはガイド凸条はその円弧面の二箇所でガイド溝または溝部に線接触しているかたちとすることにより、チルト調整方向である上下方向だけでなく、ステアリングコラムの左右方向においても隙間あるいはがたつきを生じることがなく、これによってもまた一段と支持剛性を高めることができる。
本発明に係るステアリングコラム装置の第1の実施の形態を示す全体斜視図。 図1に示したステアリングコラム装置の左側の側面説明図。 図1に示したステアリングコラム装置の正面説明図。 図2に示したステアリングコラム装置の全断面説明図。 図1に示したステアリングコラム装置の要部の分解斜視図。 図3の要部を拡大した断面説明図。 (A)は図6に示したボトムブラケットの詳細を示す斜視図、(B)は同じく図6に示したスライダの詳細を示す斜視図。 図5に示したディスタンスブラケットの詳細を示す図で、(A)は平面図、(B)は同図(A)の正面図、(C)は同図(B)の左側面図。 図6の要部の分解斜視図。 図5に示したワイヤホルダの詳細を示す斜視図。 本発明に係るステアリングコラム装置の第2の実施の形態を示す図で、図6と同等部位の変形例を示す断面説明図。
図1〜10は本発明に係るステアリングコラム装置を実施するためのより具体的な第1の形態として、チルト・テレスコ(テレスコピック)操作が可能なステアリングコラム装置の例を示している。
そして、図1はステアリングコラム装置全体の斜視図を示し、図2は図1に示したステアリングコラム装置の左側の側面説明図を、図3は図1に示したステアリングコラム装置の正面説明図を、図4は図2に示したステアリングコラム装置の全断面説明図をそれぞれ示している。さらに、図5は図1に示したステアリングコラム装置における主たる構成要素の分解斜視図を示している。なお、以下の説明において「前方側」、「後方側」、「前端」、「後端」、「前後方向」、「上下方向」等の用語は、あくまでステアリングコラム装置の車載状態での向きを基準としていて、例えば「前方側」とは車両前方側を指している。
図1〜5に示すように、ステアリングコラム装置は、大きく分けて、図示しない車体への取付部材として機能する車体取付ブラケット(以下、単に「取付ブラケット」と言う。)1と、取付ブラケット1に対しその前端部側のチルトヒンジピン14を揺動中心(チルト軸)として上下方向(図2の矢印a方向)に揺動操作可能(チルト位置調整可能)に支持されるチルトブラケット2と、チルトブラケット2に対し前後方向(図2の矢印b方向)に進退移動可能(テレスコ位置調整可能)に支持されるミッドジャケット3と、ミッドジャケット3にその軸心方向で相対摺動可能に内挿支持されるアッパージャケット4と、アッパージャケット4に内挿されて回転可能に支持されるステアリングシャフト5と、上記チルト位置調整およびテレスコ位置調整に備えて、取付ブラケット1とチルトブラケット2およびミッドジャケット3の三者の締結(ロックまたはクランプ)とその解除(アンロックまたはアンクランプ)を司るロック機構6と、を備えている。そして、ステアリングシャフト5の後端部に図示しないステアリングホイールのボス部がセレーション結合される。
ここで、チルトブラケット2は主としてチルト位置調整時の取付ブラケット1に対するチルト動作を司ると共に、ステアリングシャフト5の前端側を回転可能に支持しており、本実施の形態では、ミッドジャケット3とアッパージャケット4と共に、ステアリングシャフト5を包囲しているステアリングコラムを構成している。
図1,5に示すように、取付ブラケット1は、左右一対の側壁部1a,1aと、それらの一対の側壁部1a,1a間に架橋的に配置された前後一対のステー1b,1cと、により正面視にて下面が開放された略下向きコ字状のものとして形成されていて、それぞれのステー1b,1cに形成された取付孔に挿入される図示外のボルトにより、いわゆる前下がりの傾斜姿勢にて車体に固定される。
また、図1,5に示すように、取付ブラケット1における双方の側壁部1aの前端部には軸孔7が形成されているほか、双方の側壁部1aの後端部には下向きに張り出すクランプ片部8が形成されている。これら双方のクランプ片部8は、図2に示すようにその前端8aの部分で溶接されてステー1bと一体に結合されている。
そして、図1,4,5に示すように、一方のクランプ片部8には略コ字状のスリット9aにて囲まれて変形容易部として機能する舌片部9が形成されている。この舌片部9は、図1から明らかなように、前端部を残して略コ字状のスリット9aに相当する位置にてクランプ片部8から切り離されていることにより、クランプ片部8,8自体の剛性を高くしつつ、舌片部9の自己の弾性域の範囲内で、容易に弾性変形可能となっている。さらに、図1,4,5に示すように、それぞれのクランプ片部8には軸孔7を曲率中心とする円弧状のチルト用長孔10が形成されている。
図2に示すチルトブラケット2は、左右一対の側壁部とそれら側壁部同士の間に位置する下壁部2aとにより上面が開放されたいわゆる上向きコ字状のものとして形成されていて、前端部ではフランジ付きの円筒状の軸受ホルダ11が双方の側壁部間に配置されている。また、チルトブラケット2の双方の側壁部の前端部にはそれぞれに軸孔12が形成されてているほか、下壁部2aには前後方向に沿ってテレスコ位置調整のための第2のテレスコ用長孔13が形成さていると共に、双方の側壁部の後端部には一対の締結片部2bが上方に向けて延長形成されている。なお、第2のテレスコ用長孔13の詳細については後述する。
チルトブラケット2は、図1,5に示すように、取付ブラケット1のコ字状空間内に納まるように組み付けられ、その際にチルトブラケット2の軸孔12と取付ブラケット1の軸孔7とを合致させた上でチルト軸として機能するチルトヒンジピン14を挿入してかしめ固定することにより、チルトブラケット2はチルトヒンジピン14を支点として揺動可能に、すなわちチルト位置調整可能に取付ブラケット1に対し支持される。そして、上記のように、上向きコ字状のチルトブラケット2が下向きコ字状の取付ブラケット1のコ字状空間内に納まるように組み付けられることにより、両者の重合部では略箱形(ボックス状)の断面形状を呈するかたちとなっている。
また、図1〜3に示すように、チルトブラケット2の双方の側壁部の外側にはそれぞれに引っ張りコイルばねタイプのアシストスプリング15が配置される。このアシストスプリング15の上端部のフック部は取付ブラケット1側の係止片16aに、下端部のフック部はチルトブラケット2の双方の側壁部に形成された係止片16bにそれぞれ係止される。これにより、取付ブラケット1に対しチルト位置調整可能なチルトブラケット2は、常時上方側、すなわちチルトヒンジピン14を支点として図2の反時計周り方向に付勢され、締結解除時のステアリングコラムの落下防止とチルト上段方向への操作力を軽減している。
図5に示したチルトブラケット2の双方の側壁部の後端部に形成された締結片部2bは、それらの締結片部2b,2b同士が互いに接近離間する方向に弾性変形可能となっていて、それぞれに略平行四辺形の軸孔2cが形成されている。
図1,2および図4,5に示すミッドジャケット3は、後述するように四角形または変形八角形の筒状をなすジャケット本体17と、そのジャケット本体17の上面に固定されたディスタンス部としてのディスタンスブラケット18と、ジャケット本体17の前端から延長形成された上向きコ字状のフロントブラケット19とから構成されている。
ディスタンスブラケット18は下面が開放された下向きコ字状のものであり、その下端部側がジャケット本体17を跨ぐように近接させた上で溶接等によりジャケット本体17に固定されている。ミッドジャケット3は、ジャケット本体17が四角形または変形八角形の筒状のものでありながらも、その上面側にディスタンスブラケット18が溶接固定されることにより、ジャケット本体17との間にボックス断面形状を形成していて、ディスタンスブラケット18の双方の側壁部がチルトブラケット2の内側面に摺接することになる。このディスタンスブラケット18の双方の側壁部には、前後方向に沿ってテレスコ位置調整に際してガイドとなる第1のテレスコ用長孔20が形成されている。
さらに、図2,5に示すように、ミッドジャケット3における四角形または変形八角形のジャケット本体17の一方の側壁部は、前後方向に沿ってラックの如き形態のロックツースを有するコラム側テレスコロックツース板21が固定される。そして、後述するように、共にコ字状をなす取付ブラケット1とチルトブラケット2との内側にミッドジャケット3が摺動可能に配置され、同時に取付ブラケット1のクランプ片部8とチルトブラケット2の締結片部2bとにより、ミッドジャケット3のディスタンスブラケット18を両側から締結して保持することが可能となっている。
図1,2および図4,5に示すアッパージャケット4は、ミッドジャケット3のジャケット本体17と相似形の四角形または変形八角形の筒状をなしていて、ジャケット本体17に対しリニアベアリングまたはリニアガイド22(図1参照。)を介して摺動可能に挿入される。さらに、アッパージャケット4には、図4に示すように、ステアリングシャフト5のアッパーシャフト5aがアッパーベアリング23(図4参照)を介して回転可能に支持されるとともに、このアッパーシャフト5aに対して軸方向に移動可能に且つ一体で回転可能にステアリングシャフト5のロアシャフト5bがセレーション嵌合にて接続される。なお、ロアシャフト5bの前端部は、図5のチルトブラケット2の軸受ホルダ11に支持されたロアベアリング24(図4参照)を介して回転可能に支持された上で、例えば図示外のステアリングギヤ装置の入力部に自在継手や中間シャフトを介して接続される。
そして、図1,2に示すように、ミッドジャケット3のジャケット本体17とアッパージャケット4との軸心方向での相対位置決めを行い、双方の側壁部に形成されたピン孔に両者にまたがるように例えば樹脂製のシャーピン(せん断ピン)25を圧入することで、ミッドジャケット3のジャケット本体17とアッパージャケット4とを固定してある。なお、シャーピン25の機能は、通常時にはミッドジャケット3のジャケット本体17とアッパージャケット4との相対移動を阻止するように両者を連結しているものの、車両衝突時にアッパージャケット4に所定値以上の荷重が加わった場合に初めてせん断されて、ジャケット本体17とアッパージャケット4との相対移動を許容する公知のものである。
以上の説明から明らかなように、チルトブラケット2、ミッドジャケット3、アッパージャケット4およびステリングシャフト5からなるステアリングコラムがチルトヒンジピン14を中心として揺動動作することによりチルト位置調整が行われ、他方、ステアリングコラムのミッドジャケット3チルトブラケット2との間で相対移動することでテレスコ位置調整が行われることになる。
図5に示すロック機構6は、クランプ軸としてのロックボルト26と、ストロークガイド27、把手部28aが後方側に延びている操作レバー28、乗り上げカム部材29、プロフィールカム部材30、およびツース連結板31のほか、チルトロック用とテレスコロック用の板ばねタイプのばね部材32,33と、レバー側チルトロックツース板34とそれに対向する固定側チルトロックツース板35、およびレバー側テレスコロックツース板36等から構成されている。固定側チルトロックツース板35は、一方のクランプ片部8に固定されてチルト用長孔が形成されている。
図5に示すストロークガイド27は、一方のクランプ片部8のチルト用長孔10、チルトブラケット2の一方の締結片部2bに形成された角孔2cを貫通し、ミッドジャケット3のディスタンスブラケット18に形成された第1のテレスコ用長孔20に回転を規制された状態で前後方向に摺動自在に嵌合保持される。乗り上げカム部材29は操作レバー28の略平行四辺形の角孔に回転不能に嵌合保持されると共に、ツース連結板31とばね部材32およびレバー側チルトロックツース板34の三者は、それぞれにプロフィールカム部材30の角柱部に回転不能に挿入支持された上で、そのプロフィールカム部材30の角柱部がチルトブラケット2の他方の締結片部2bに形成された角孔2cを貫通し、ミッドジャケット3のディスタンスブラケット18に形成された第1のテレスコ用長孔20に回転を規制された状態で前後方向に摺動可能に嵌合保持される。また、レバー側テレスコロックツース板36には角柱部が形成されており、この角柱部にテレスコロック用のばね部材33が回転を規制するように挿入された上で、ツース連結板31の下側の角孔に回転を規制された状態で角孔の軸方向に摺動自在に保持され、止め輪37によって抜け止めが施される。
そして、下向きコ字状の取付ブラケット1のコ字状空間内にミッドジャケット3がチルトブラケット2と共に納まるように組み付けられた状態で、ロックボルト26は、チルトブラケット2の角孔2cに嵌合保持されるストロークガイド27のほか、ディスタンスブラケット18に形成された第1のテレスコ用長孔20、固定側チルトロックツース板35、レバー側チルトロックツース板34、チルトロック用のばね部材32、ツース連結板31、チルトブラケット2の角孔2cに嵌合保持されるプロフィールカム部材30、操作レバー28の角孔に嵌合保持される乗り上げカム部材29をそれぞれ貫通した上で、操作レバー28側からベアリング(スラストニードルベアリング)38を介してナット39が締結されることで、その抜け止めが施される。
これにより、先にも述べたように、ストロークガイド27は、ミッドジャケット3のディスタンスブラケット18の一方の側壁部に形成された第1のテレスコ用長孔20に、同様にプロフィールカム部材30の角柱部は、ミッドジャケット3のディスタンスブラケット18の他方の側壁部に形成された第1のテレスコ用長孔20に、それぞれスライド可能に嵌合保持される。
固定側チルトロックツース板35およびレバー側チルトロックツース板34には双方の対向面に鋸歯状のロックツースが形成されている。レバー側チルトロックツース板34は操作レバー28の回転操作に応じ固定側チルトロックツース板35に対して接近離間動作することで噛合・離脱可能であって、チルト位置調整に際してそのアンロックとロックとを行う機能を有している。また、図2に示すように、レバー側テレスコロックツース板36は、チルトブラケット2の開口窓部40からミッドジャケット3の固定側テレスロックコツース板21に臨むようになっている。そして、これらの固定側テレスコロックツース板21とレバー側テレスコロックツース板36との関係は、上記固定側チルトロックツース板35およびレバー側チルトロックツース板34のそれとほぼ同様に、テレスコ位置調整に際してそのアンロックとロックとを行う機能を有している。
ここで、テレスコ位置調整に際しては、ミッドジャケット3側のディスタンスブラケット18に形成した第1のチルト用長孔20の範囲内で行われることになるが、これとは別に、図5に示すように、チルトブラケット2の下壁部2aにもテレスコ位置調整のための第2のテレスコ用長孔13が形成されている。
図6は図3の要部を拡大した断面図を示していて、図1,2のほか図4,6に示すように、チルトブラケット2の下壁部2aにはボトムブラケット41が下方に突出するように溶接固定されている。このボトムブラケット41は、図7の(A)に示すように、偏平状で且つ上向きの断面略コ字状をなしていて、そのボトムブラケット41の上に同図(B)に示す樹脂製のスライド部材としてのスライダ42が重ねて配置されている。なお、図6は同部位での理解を容易にするために、異なる断面を合成して一つの図としてある。
さらに、図4に示すように、スライダ42の上には後述するようにミッドジャケット3のフロントブラケット19の前端部が重ねて配置される。そして、図7の(A)に示すボトムブラケット41に第2のテレスコ用長孔13が形成されていると共に、第2のテレスコ用長孔13をはさんでその両側には上面が凹形状となる断面円弧状のガイド溝43が第2のテレスコ用長孔13に近接して平行に形成されている。この第2のテレスコ用長孔13は、図5に示したミッドジャケット3のディスタンスブラケット18に形成された第1のテレスコ用長孔20よりも前方側に位置している。
他方、図7の(B)に示すスライダ42には取付孔44が貫通形成されているほか、取付孔44の両側であって且つ同図(A)のボトムブラケット41側のガイド溝43と個別に合致する部分には下向き凸形状となる断面円弧状の突起部45が形成されている。
そして、図6,7に示すように、ボトムブラケット41とスライダ42とを重ね合わせた時には、スライダ42の取付孔44がボトムブラケット41の第2のテレスコ用長孔13に合致すると共に、ボトムブラケット41のガイド溝43にスライダ42の突起部45がそれぞれ合致するようになっている。この場合に、ボトムブラケット41のガイド溝43に対してスライダ42の突起部45がガイド溝43の長手方向で線接触となるように、ガイド溝43のうちスライダ42の突起部45と接する面側での曲率半径を突起部45の曲率半径よりも小さく設定してある。
図8は先に述べたミッドジャケット3単独での詳細を示していて、同図(A)は平面図、(B)は同図(A)の正面図、(C)は同図(B)の左側面図である。ジャケット本体17の前端にはこれを延長するように略上向きコ字状のフロントブラケット19が溶接固定されている。このフロントブラケット19の底壁部19aの前端にはチルトブラケット2側へ突出してボトムブラケット41に対向してスライダ42の着座部となる略上向きコ字状の着座フランジ部46が形成されていて、この着座フランジ部46にナット(プロジェクションナット)47が溶接固定されている。なお、フロントブラケット19の底壁部19aは、ミッドジャケット3におけるジャケット本体17の底壁部の一部として一体に形成されている。
そして、図9は、上記ボトムブラケット41とスライダ42およびフロントブラケット19側のナット47との関係を、フロントブラケット19を省いた分解図で示している。
図6および図9に示すように、ボトムブラケット41の下側から弾性部材としての皿ばね48とワッシャー49とを介して締結部材としてのボルト50を第2のテレスコ用長孔13およびスライダ42の取付孔44に挿通させた上で、そのボルト50をフロントブラケット19の着座フランジ部46に溶接固定されている締結部材としてのナット47に締め込むことで、第2のテレスコ用長孔13が形成されたボトムブラケット41と、スライダ42およびフロントブラケット19の着座フランジ部46の三者が弾性的に共締めされている。これにより、図6に示すように、ボトムブラケット41とワッシャー49とがガイド溝43の背面側の二箇所にて線接触するかたちとなると共に、ボトムブラケット41のガイド溝43とスライダ42の突起部45とが圧接して、ガイド溝43に対して突起部45がそれぞれに二箇所にて線接触するかたちとなっている。
この構造により、テレスコ位置調整のために、ミッドジャケット3がスライダ42と共にチルトブラケット2のボトムブラケット41に対してスライド可能に支持されていて、ボトムブラケット41と、スライダ42およびフロントブラケット19の着座フランジ部46の三者が弾性的に共締めされていることにより、図6の上下方向および左右方向のいずれの方向においてもがたつきが発生しないようになっている。そして、ボトムブラケット41とワッシャー49とが線接触となっているのに加えて、ボトムブラケット41のガイド溝43とスライダ42の突起部45が共に線接触となっているので、各部材相互間での摩擦抵抗の低減化が図られていて、テレスコ位置調整に際して小さい操作力でスムーズに操作を行えることになる。
すなわち、図6に示すように、ボルト50はナット47に結合されるねじ部と軸部との間が段付き形状を有し、この段差の端面をフロントブラケット19の下面に接するように固定することで、ボルト50の頭部とワッシャー49との間に配置される弾性部材としての皿ばね48の弾性力により、フロントブラケット19とスライダ42及びボトムブラケット41を締め付けるため、大きな押付け荷重が発生せず、スライド摩擦抵抗の低減及び安定化が図れる。さらに、ボトムブラケット41のガイド溝43とスライダ42の突起部45も互いに線接触となっていることにより、いわゆるセルフセンタリング効果が発揮されて、ボトムブラケット41とスライダ42との相対位置決めが円滑に行われることになる。
以上の説明から明らかなように、チルトブラケット2のボトムブラケット41とミッドジャケット3のフロントブラケット19との間に挟まれたスライド部材としてのスライダ42と、そのスライダ42をボトムブラケット41とフロントブラケット19との間に弾性的に共締めしている皿ばね49とワッシャー48、ボルト50、およびナット47とにより、テレスコ位置調整のためにミッドジャケット3に設けられた摺動ガイド部材51が形成されていることになる。同時に、この摺動ガイド部材51とボトムブラケット41の第2のテレスコ用長孔13とにより、テレスコガイド機構52が形成されていることになる。
図4,5に示すように、ミッドジャケット3のジャケット本体17の上面には、衝突時のエネルギー吸収のためのエネルギー吸収ワイヤ(以下、単にワイヤと言う。)53が配設されている。このワイヤ53は偏平W字状またはM字状に折り曲げられていて、前端側の折り曲げ基部53aと双方の自由端部53cとが図10に示すようなガイド部材としてのワイヤガイド54のワイヤ挿通孔54a,54bに挿入された上で、ジャケット本体17の上面に二本のねじ55で固定されている。そして、ワイヤ53の前端側の折り曲げ基部53aは、図4に示すようにアッパージャケット4の前端上面に突出形成された係止部56に係止されている一方、ワイヤ53の後端側の一対の折り曲げ基部53bは、図10に示したワイヤガイド54における半円筒状のガイド突起部54cの案内面にそれぞれに巻き掛けられている。
この構造では、万一、車両の衝突に伴う乗員の二次衝突時に、ステアリングホイールおよびステアリングシャフト5を介して、ステアリングコラムを収縮させるような荷重が加わると、図1,2に示すシャーピン25がせん断された上で、リニアガイド部材22を介してアッパージャケット4がミッドジャケット3のジャケット本体17に対して収縮動作する。その際に、図4に示すアッパージャケット4の係止部56に係止されているワイヤ53が引き出されて、そのワイヤ53がガイド突起部54cの案内面に沿うように連続的に変形することで衝突エネルギーを吸収することになる。なお、係止部56は図4に示したジャケット本体17のスリット17aに挿通されているので、アッパージャケット4とジャケット本体17との組み立てに支障をきたすことはない。
次に、以上のように構成されたステアリングコラム装置でのチルト位置調整操作およびテレスコピック位置調整操作について説明する。
図1,2に示すように、操作レバー28の把手部28aがステアリングコラムとほぼ平行となるように延びている状態がロック状態であり、この状態では、図5に示した乗り上げカム部材29のカム山がプロフィールカム部材30のカム山に乗り上げていて、ステアリングコラムのチルト位置調整機能およびテレスコピック位置調整機能が共にロック状態となっている。
すなわち、乗り上げカム部材29とプロフィールカム部材30におけるカム山同士が互いに乗り上げていることにより、ロックボルト26がその軸方向で操作レバー28側に引っ張られてストロークガイド27とツース連結板31及びプロフィールカム部材30の間隔が狭まることで、取付ブラケット1の一対のクランプ片部8を最も外側にして、その内側のチルトブラケット2の一対の締結片部2bと、ミッドジャケット3のディスタンスブラケット18とが、クランプボルト26の軸心方向において圧締締結されている。同時に、図5に示したレバー側チルトロックツース板34のロックツースが取付ブラケット1の一方のクランプ片部8に設けた固定側チルトロックツース板35のロックツースと噛み合うと共に、ばね部材33を介してツース連結板31に押されることでレバー側テレスコロックツース板36のロックツースがミッドジャケット3の側面に設けたコラム側テレスコロックツース板21のロックツースと噛み合うことになる。
なお、レバー側となるそれぞれのロックツース板34,36のロックツースと固定側またはコラム側となる双方のロックツース板35,21のロックツースとが互いに歯先同士で接続するいわゆる歯先ロックの状態となった場合でも、双方のレバー側となるロックツース板34,36を付勢しているばね部材32,33が弾性変形することでクランプ片部8及びツース連結板31は圧接した状態となることができ、ロックボルト26に発生する軸力に影響することなくロックできる。
これにより、チルトブラケット2が取付ブラケット1に対してチルト位置調整不能に、且つミッドジャケット3がチルトブラケット2に対してテレスコ位置調整不能に、それぞれロックされている。
その一方、チルト位置調整(車両上下方向での位置調整)またはテレスコ位置調整(車両前後方向での位置調整)に際しては、図1,2に示した操作レバー28の把手部28aを握って下方に所定量だけ回動操作する。この操作レバー28の下方への回動操作により、図5に示した乗り上げカム部材29のカム山が相手側のプロフィールカム部材30のカム山同士の間の谷部に落ち込み、ロックボルト26の引っ張り軸力が緩められて、それまで取付ブラケット1のクランプ片部8等に作用していた圧締締結力が解除されてステアリングコラムがいわゆるアンロック状態となる。
ここで、図5に示したばね部材32は、レバー側となるチルトロックツース板35をロック方向に付勢する機能と、アンロック方向に解除する機能とを有していて、上記アンロック状態では、ばね部材32のばね力により、レバー側となるチルトロックツース板34が、相手側となる固定側チルトロックツース板35から離脱した状態を維持する。また、この時、同時にツース連結板31がアンロック方向に移動されることで、テレスコロックツース板36が相手側となるコラム側テレスコロックツース板21から離脱した状態を維持する。
このアンロック状態で、チルトヒンジピン14を揺動中心として取付ブラケット1に対しチルトブラケット2を車両上下方向(図2の矢印a方向)に揺動操作すれば、そのチルトブラケット2とミッドジャケット3およびアッパージャケット4の三者を一体としたステアリングコラムの位置の調整が可能であり、取付ブラケット1の一対のクランプ片部8に形成されたチルト用長孔10および固定側チルトロックツース板35のチルト用長孔の範囲内で、チルト位置調整(車両上下方向での位置調整)が可能となる。
また、上記アンロック状態で、アッパージャケット4をミッドジャケット3とともに車両前後方向(図2のb方向)に進退移動させれば、図5に示すように、ミッドジャケット3のディスタンスブラケット18に形成された第1のテレスコ用長孔20、およびチルトブラケット2のボトムブラケット41に形成された第2のテレスコ用長孔13の範囲内で、テレスコ位置調整(車両前後方向での位置調整)が可能となる。この場合において、ロックボルト26は上記第1のテレスコ用長孔20にも挿通されているので、ロックボルト26がテレスコ位置調整に際して支障をきたすことはない。
このようにしてチルト位置調整またはテレスコ位置調整を行った後に、操作レバー28を再度図1,2の位置まで上方に回動操作すれば、先のロック状態に復帰することになる。
このようなチルト位置調整機能およびテレスコ位置調整機能が実現されるステアリングコラム装置においては、ミッドジャケット3のディスタンスブラケット18に形成された第1のテレスコ用長孔20と、チルトブラケット2のボトムブラケット41に第1のテレスコ用長孔20よりも車両前方側に位置するように形成された第2のテレスコ用長孔13とによって、テレスコ位置調整時のスライドガイド機能が発揮されるので、テレスコ位置調整が安定して行われる。
また、第2のテレスコ用長孔13が形成されたチルトブラケット2のボトムブラケット41では、図6,9に示すように、そのボトムブラケット41とミッドジャケット3のフロントブラケット19との間に摺動ガイド部材の一部として機能するスライダ42が挟み込まれて弾性的に共締めされているので、テレスコガイド機構51における上下方向での隙間をなくすことができるため、ステアリングコラムに対する上下方向の入力に対して強いものとなり、その支持剛性が高くなるとともに、振動にも強くなり、車載状態でがたつきや振動が発生することがない。
その上、第2のテレスコガイド孔13が形成されたボトムブラケット41とスライダ42との接触部では、ボトムブラケット41に形成された二つの断面円弧状のガイド溝43とそれに圧接するスライダ42の同じく二つの断面円弧状の突起部45との関係として、スライダ42の突起部45の曲率半径の方がガイド溝43の曲率半径よりも大きく設定されているので、ガイド溝43と突起部45とは円弧面の二箇所で線接触しているので、両者間の摩擦抵抗が小さく、テレスコ位置調整時のスライド移動がよりスムーズに且つ安定して行われると共に、チルト位置調整方向である上下方向だけでなく、ステアリングコラムの左右方向においても隙間あるいはがたつきを生じることがなく、これによってもまた一段と支持剛性を高めることができる。
図11は本発明係るステアリングコラム装置の第2の実施の形態として、図6に示したテレスコガイド機構52の変形例を示している。図6と比較すると明らかなように、テレスコガイド機構52について、ボトムブラケット61とスライド部材としてのスライダ62との凹と凸の関係を逆にしたものである。なお、先に説明した第1の実施の形態と共通する部分には同一符号を付してある。
図11に示すように、ボトムブラケット61に形成された第2のテレスコガイド孔13の両側に、その第2のテレスコガイド孔13と平行な断面円弧状のガイド凸条として凸状ビード部63を上向きに膨出形成してある。他方、ボトムブラケット61に重ね合わされるスライダ62の下面には、ボトムブラケット61側の各凸状ビード部63に合致する位置に断面円弧状の溝部としてガイド溝65を形成してある。そして、断面円弧状の凸状ビード部63の曲率半径は同じく断面円弧状のガイド溝65の曲率半径よりも大きく設定されていて、両者が圧接した状態では、図6と同様に各凸状ビード部63とのガイド溝65とが二箇所にて線接触するかたちとなる。
したがって、この第2の実施の形態のテレスコガイド機構52においても先の第1の実施の形態と同様の機能と効果が発揮されることになる。
なお、上記第1の実施の形態では、第2のテレスコ用長孔13とその両側の一対のガイド溝43が形成されたボトムブラケット41をチルトブラケット2の下壁部2aに溶接固定しているが、第2のテレスコ用長孔13とその両側の一対のガイド溝43をチルトブラケット2の下壁部2aに直接形成することも可能である。
また、上記第1の実施の形態では、第2のテレスコ用長孔13とその両側の一対のガイド溝43をチルトブラケット2の下壁部2a側に設ける一方、チルトブラケット2の下壁部2aとフロントブラケット19の底壁部19aとの間に介在することになる摺動ガイド部材51のスライダ42を、図9に示したワッシャー49および皿ばね48のほか、第2のテレスコ用長孔13を貫通するボルト50とそれに螺合するナット47を介してフロントブラケット19の底壁部19a側に支持させているが、両者の相対位置関係は逆であっても良い。
すなわち、第2のテレスコ用長孔13とその両側の一対のガイド溝43をフロントブラケット19の底壁部19a側に設ける一方、チルトブラケット2の下壁部2aとフロントブラケット19の底壁部19aとの間に介在することになるスライダ42を、ワッシャー49および皿ばね48のほか、第2のテレスコ用長孔13を貫通するボルト50とそれに螺合するナット47を介してチルトブラケット2の下壁部2a側に支持させた場合にも上記実施の形態と同様の機能と効果が発揮されることになる。
さらに、上記摺動ガイド部材51の構成要素であるスライダ42の支持形態は、ワッシャー49、皿ばね48およびボルト・ナット50,47を用いた共締め支持形態に必ずしも限定されない。例えば、チルトブラケット2の下壁部2aとフロントブラケット19の底壁部19aのうちいずれか一方の壁部に第2のテレスコ長孔13が形成されていて、他方の壁部に摺動ガイド部材51が設けれている場合に、スライダ42は、チルトブラケット2の下壁部2aとフロントブラケット19の底壁部19aとの間に弾性的に挟まれていれば良い。その場合に、上記摺動ガイド部材51を形成する部材の少なくとも一部が第2のテレスコ用長孔13に嵌合していれば所期の目的を達成することができる。
1…車体取付ブラケット
1a…側壁部
2…チルトブラケット(ステアリングコラム)
2a…下壁部
3…ミッドジャケット(ステアリングコラム)
4…アッパージャケット(ステアリングコラム)
5…ステアリングシャフト
6…ロック機構
8…クランプ片部
10…チルト用長孔
13…第2のテレスコ用長孔
14…チルトヒンジピン(チルト軸)
18…ディスタンスブラケット
19…フロントブラケット
19a…底壁部
20…第1のテレスコ用長孔
26…ロックボルト(クランプ軸)
41…ボトムブラケット
42…スライダ(スライド部材)
43…ガイド溝
45…突起部
47…ナット(締結部材)
48…皿ばね(弾性部材)
49…ワッシャー
50…ボルト(締結部材)
51…摺動ガイド部材
52…テレスコガイド機構
61…ボトムブラケット
62…スライダ(スライド部材)
63…突起部
64…ガイド溝

Claims (5)

  1. ステアリングコラムを跨ぐように配置された車体取付ブラケットの前端部にチルト軸を介してチルトブラケットが回動可能に支持されていて、
    前記車体取付ブラケットの後端部の双方の側壁にロック機構のクランプ軸が挿通するチルト用長孔が形成されていると共に、
    前記ステアリングコラムのうち車体取付ブラケットの双方の側壁間に挟み込まれるディスタンス部に前記クランプ軸が挿通する第1のテレスコ用長孔が形成されていて、
    前記クランプ軸を主要素とするロック機構のロック,アンロック操作により、ステアリングコラムのチルト動作とテレスコピック動作が可能となっているステアリングコラム装置において、
    前記ステアリングコラムのうち第1のテレスコ用長孔よりも前方側にチルトブラケットの下壁部と対向する底壁部が形成されているとともに、これら下壁部と底壁部との間にテレスコガイド機構が設けられていて、
    前記テレスコガイド機構は、
    前記下壁部および底壁部のうちいずれか一方の壁部に形成された第2のテレスコ用長孔と、
    前記下壁部および底壁部のうち第2のテレスコ用長孔が形成されていない他方の壁部に設けられていて、一部が前記第2のテレスコ用長孔に臨んでいると共に、その第2のテレスコ用長孔の縁部を上下方向から弾性的に挟み込んでいる摺動ガイド部材と、
    を備えていることを特徴とするステアリングコラム装置。
  2. 請求項1に記載のステアリングコラム装置において、
    前記摺動ガイド部材は、
    前記第2のテレスコ用長孔が形成された一方の壁部の表裏両面のうち一方の面側に配置されたスライド部材と、
    前記第2のテレスコ用長孔が形成された一方の壁部の表裏両面のうち他方の面側に配置されたワッシャーおよび弾性部材と、
    前記第2のテレスコ用長孔に挿通されて、前記第2のテレスコ用長孔が形成された一方の壁部と、前記スライド部材と、前記ワッシャーおよび弾性部材を共締め固定している締結部材と、
    を備えていることをことを特徴とするステアリングコラム装置。
  3. 請求項2に記載のステアリングコラム装置において、
    前記第2のテレスコ用長孔が形成されていない他方の壁部と、前記スライド部材と、前記第2のテレスコ用長孔が形成された一方の壁部と、ワッシャーおよび弾性部材のそれぞれが前記締結部材で共締め支持されていることを特徴とするステアリングコラム装置。
  4. 請求項2または3に記載のステアリングコラム装置において、
    前記第2のテレスコ用長孔が形成された一方の壁部のうち前記スライド部材と接触する面側に前記第2のテレスコ用長孔と平行に断面円弧状のガイド溝またはガイド凸条が形成されている一方、
    前記スライド部材には前記ガイド溝またはガイド凸条と係合する断面円弧状の突起部または溝部が形成されていて、
    前記突起部またはガイド凸条の曲率半径が前記ガイド溝または溝部の曲率半径よりも大きく設定されていることにより、前記突起部またはガイド凸条はその円弧面の二箇所でガイド溝または溝部に対して線接触していることを特徴とするステアリングコラム装置。
  5. 請求項4に記載のステアリングコラム装置において、
    前記第2のテレスコ用長孔が形成された一方の壁部には第2のテレスコ用長孔の両側に隣接して断面円弧状のガイド溝またはガイド凸条がそれぞれ平行に形成されている一方、
    前記スライド部材には双方のガイド溝またはガイド凸条に個別に係合する突起部または溝部がそれぞれ形成されていることを特徴とするステアリングコラム装置。
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