JP2015157498A - ステアリングコラム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロアジャケットとアッパジャケットの間のガタ付き防止と、アッパジャケットの固定を両立することができるステアリングコラム装置を提供する。
【解決手段】上下方向に沿って延設されつつ、対向配置される一対の取付側壁21を有する取付ブラケット2と、取付側壁21と平行に対向配置される一対のロア縦壁32を有し、一対の取付側壁21間で支持されるロアジャケット31Lと、ロア縦壁32と平行に延設される支持壁61を有するアッパジャケット31Uと、一対のロア縦壁32と支持壁61との間に配置される間隔部材73と、一対の取付側壁21、一対のロア縦壁32、テレスコ長孔62を貫通するロックボルト71を有するロック機構7とを設け、ロック機構7が一対の取付側壁21を締め込むことで、一対の取付側壁21の間隔が狭まり、一対のロア縦壁32の間で間隔部材73を介して支持壁61が圧接固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステアリングホイールの位置調整を行なうことができるステアリングコラム装置に関する。
この種のステアリングコラム装置として、車体側に設けた取付ブラケットに、チルト軸周りに上下方向に揺動可能に支持されたロアジャケットと、このロアジャケットに軸方向に摺動可能に嵌合するアッパジャケットと、取付ジャケットに対してロアジャケットを所望のチルト位置でロックするとともに、ロアジャケットに対してアッパジャケットを所望のテレスコ位置でロックするロック機構とを備えたものが、特許文献1、2に提案されている。
特許文献1のステアリングコラム装置101では、ロック時における、支持剛性を高めるために、アッパジャケット111とロアジャケット112の間のガタ付きを防止している。アッパジャケット111とロアジャケット112の間のガタ付きを防止するために、軸方向に沿ってスリット116が形成されたアッパジャケット111の内側にロアジャケット112を配置しつつ、取付ブラケット113の一対の側壁114の間にアッパジャケット111を配置している。そして、取付ブラケット113とアッパジャケット111を貫通するロックボルト115を回転操作することで、一対の側壁114とアッパジャケット111を圧接するとともに、アッパジャケット111を縮径して、アッパジャケット111の内周面にロアジャケット112を圧接し、アッパジャケット111とロアジャケット112の間のガタ付きを防止している。
また、特許文献2のステアリングコラム装置201でも、アッパジャケット211とロアジャケット212の間のガタ付きを防止するために、ロアジャケット212をアッパジャケット211の内側に配置しつつ、取付ブラケット213の一対の側壁214の間にアッパジャケット211を配置している。そして、取付ブラケット213とアッパジャケット211を貫通するロックボルト215を回転操作することで、一対の側壁214とアッパジャケット211を圧接するとともに、ロックボルト215のカム216によって、アッパジャケット211の内面にロアジャケット212を圧接し、アッパジャケット211とロアジャケット212の間のガタ付きを防止している。
特開2008−195180号公報 特開2001−322552号公報
ところで、特許文献1に記載の技術にあっては、アッパジャケット111の内周面をロアジャケット112に圧接する際に、アッパジャケット111の変形量が大きいため、アッパジャケット111とロアジャケット112との間の圧接力が安定しない。そのため、この特許文献1では、アッパジャケット111のスリット116にスペーサ117を配置して必要以上に変形しないようにしているが、アッパジャケット111の内周面をロアジャケット112に圧接してロアジャケット112のガタ付きを防止しつつ、一対の側壁114をアッパジャケット111に圧接して、アッパジャケット111を固定するようにスリット116とスペーサ117の間隔を設定することが困難であるという問題を抱えている。
また、特許文献2に記載の技術にあっては、カム216によって、ロアジャケット212をアッパジャケット211に内周面に押しつける構成であるため、ロックボルト215の操作力が重くなるとともに、カム部材が押す方向に対して直交する、ロックボルト215が延びる方向に対して、十分な剛性が得られず、ロアジャケット212とアッパジャケット211の間のガタ付きを防止することができないという問題を抱えている。
本願発明は、上記事情を考慮し、ロアジャケットとアッパジャケットの間のガタ付き防止と、アッパジャケットの固定を両立することができるステアリングコラム装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、車体側に固定され、上下方向に沿って延設されつつ、対向配置される一対の取付側壁を有する取付ブラケットと、該取付側壁と平行に対向配置される一対のロア縦壁を有し、該一対の取付側壁間で、車体側に設定されるチルト軸を中心として車両上下方向に沿ったチルト方向に対して揺動可能に支持されるロアジャケットと、該ロア縦壁と平行に延設される支持壁を有し、該一対のロア縦壁間でステアリングシャフトの軸方向に沿ったテレスコ方向に対して移動可能に配置されるアッパジャケットと、該一対のロア縦壁と該支持壁との間に配置される間隔部材と、該一対の取付側壁に形成されたチルト長孔、該一対のロア縦壁に形成された貫通孔、前記支持壁に形成されたテレスコ方向に沿って延びるテレスコ長孔とを貫通するロックボルトを有するロック機構とを備え、前記ロック機構が一対の取付側壁を締め込むことで、前記一対の取付側壁の間隔が狭まり、前記一対のロア縦壁を圧接固定するとともに、該一対のロア縦壁の間で前記間隔部材を介して前記支持壁が圧接固定されることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載のステアリングコラム装置であって、前記ロアジャケットは前記一対のロア縦壁を連結するロア連結部を備え、該一対のロア縦壁と前記アッパジャケットとの間には、上下方向に対して傾斜するガイド面を有するガイド部材が設けられており、前記ロック機構が一対の取付側壁を締め込むことで、前記一対のロア縦壁が互いに内方に変位し、該ガイド面によって該アッパジャケットが該ロア連結部側に押圧されることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2に記載のステアリングコラム装置であって、前記ガイド部材は、前記ロア縦壁の内面にテレスコ方向に沿って配置される断面略三角形形状を有する角柱状部材からなり、該ガイド部材の一面が前記アッパジャケットを挟んだ前記ロア連結部の反対側で、前記アッパジャケットに斜めに当接していることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項2に記載のステアリングコラム装置であって、前記ガイド部材は、プレス加工によって、前記ロア縦壁の一部をテレスコ方向に沿って内方に突出して形成したガイド突起からなり、前記アッパジャケットを挟んだ前記ロア連結部の反対側で前記アッパジャケットに対して斜めに当接していることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項2に記載のステアリングコラム装置であって、前記ガイド部材は、前記ロア縦壁と前記支持壁の間に配置され、ロックボルトの軸周りに揺動可能に支持されたガイド部材からなり、該ガイド部材の一面が前記アッパジャケットを挟んだ前記ロア連結部の反対側で前記アッパジャケットに斜めに当接していることを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項2〜5のいずれか1項に記載のステアリングコラム装置であって、前記アッパジャケットに当接する前記ガイド部材の前記ガイド面は、前記アッパジャケットに向かって突出する円弧状の曲面に形成されたことを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のステアリングコラム装置であって、前記支持壁と前記間隔部材との間には、前記ロック機構が一対の取付側壁を締め込むロック状態において、前記支持壁のテレスコ方向への移動を阻止する締結強度を向上する締結力向上手段が設けられていることを特徴としている。
請求項8の発明は、請求項7に記載のステアリングコラム装置であって、前記前記締結力向上手段は、前記テレスコ長孔と重合する貫通孔からなる摩擦長孔を具備する移動摩擦板と、前記ロックボルトが貫通可能な丸孔からなる摩擦貫通孔を有する固定摩擦板とからなる摩擦板であって、該支持壁から該固定摩擦板、該移動摩擦板の順で交互に少なくとも1組積層配置され、各摩擦長孔と各摩擦貫通孔に該ロックボルトが貫通するとともに、前記移動摩擦板の少なくとも一端が前記支持壁に係止されていることを特徴としている。
請求項1の発明において、ロック機構が取付ブラケットの一対の取付側壁を締め込むことで、取付ブラケットの取付側壁、ロアジャケットのロア縦壁、およびアッパジャケットの支持壁をロックボルト軸方向に圧接して固定する構成であることから、一対の取付側壁を締め込む締込量のばらつきを小さくすることができるとともに、ロック機構を操作する操作力の安定化を図ることができる。
また、取付ブラケットに対して、アッパジャケット、およびロアジャケットがロックボルト軸方向に圧接されることで固定されるため、アッパジャケットとロアジャケットの間のガタ付きを解消するとともに、チルト方向、およびテレスコ方向における締結強度の向上と安定化を図ることができる。
請求項2の発明において、ロック機構が一対の取付側壁を締め込むことで、ガイド部材がアッパジャケットをロア連結部に押圧することで、アッパジャケットとロアジャケットの間の隙間を無くし、アッパジャケットとロアジャケットとの間のガタ付きを解消することができる。これにより、アッパジャケットのロックとガタ付き防止とを簡単な構成で両立させることができる。
請求項3の発明において、ロア縦壁に一体に設けたガイド部材がアッパジャケットをテレスコ方向にガイドするレールの働きをするため、テレスコ摺動性を向上できるとともに、ロック時には、アッパジャケットとロアジャケットとの間のガタ付きを解消することができる。
請求項4の発明において、ガイド部材がプレス加工によってロア縦壁に一体に形成されることで、ガイド部材の組立作業が必要ない。また、ガイド部材がアッパジャケットをテレスコ方向にガイドするため、テレスコ方向への摺動性を向上できるとともに、ロック時には、アッパジャケットとロアジャケットとの間のガタ付きを解消することができる。
請求項5の発明において、ガイド部材がロックボルトの軸周りに揺動可能に支持されているため、アッパジャケットをテレスコ方向にガイドする際に、アッパジャケットとの接触面が安定するように揺動し、これによりテレスコ摺動性を向上できるとともに、ロック時には、締結強度をより安定させることができる。
請求項6の発明において、アッパジャケットに当接するガイド部材のガイド面がアッパジャケットに向かって突出する円弧状の曲面で構成されることで、ガイド部材がアッパジャケットに対してテレスコ方向に沿って線接触するため、ガイド部材がアッパジャケットを押圧する際のガタ付き発生を防止することができる。
請求項7の発明において、支持壁と間隔部材の間に締結力向上手段を配置しているため、テレスコ方向におけるアッパジャケットの締結強度を向上できるとともに、ロックボルト軸方向における装置の寸法を増加することなく締結力向上手段を配置できる。
請求項8の発明において、締結力向上手段として摩擦板を用いることで、テレスコ方向におけるアッパジャケットの締結強度を向上することができる。
また、間隔部材と支持壁の間に摩擦板を配置する構成であることから、ロックボルト軸方向における装置の寸法を増加することなく摩擦板を配置できる。また、ロックボルト軸方向における装置全体の寸法はそのままに、摩擦板の組数を増やすことができ、容易にテレスコ方向の締結強度を調整することができるため、テレスコ方向の締結強度をさらに向上させることができる。
本発明の第1実施形態を示し、ステアリングコラム装置の斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、ステアリングコラム装置の要部分解斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、ステアリングコラム装置の要部の断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、ステアリングコラム装置の要部の断面図である。 本発明の第3実施形態を示し、ステアリングコラム装置の要部の断面図である。 本発明の第3実施形態を構成するガイド部材の平面図である。 ステアリングコラム装置の第1従来例を示す断面図である。 ステアリングコラム装置の第2従来例を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1〜図3に示すように、本実施形態のステアリングコラム装置1は、本装置を車体(図示せず)に支持する取付ブラケット2と、この取付ブラケット2に支持されるジャケット3と、このジャケット3に回動可能に支承されつつ、軸方向上端にステアリングホイール(図示せず)が固定されるステアリングシャフト11とを備えている。
また、本実施形態のステアリングコラム装置1は、ステアリングホイールを運転者が所望するチルト方向(車両上下方向、図2の上下方向)の位置に移動、設定するためのチルト調整部5と、ステアリングホイールを運転者が所望するテレスコ方向(ステアリングシャフトの軸方向)の位置に移動、設定するためのテレスコ調整部6と、ステアリングホイールを運転者が移動した位置に保持するロック機構7と、二次衝突時の衝撃エネルギーを吸収する衝撃吸収構造8を備えている。
取付ブラケット2は、車両前後方向に沿って平行に延設されるとともに、下方に垂下する一対の取付側壁21と、これら一対の取付側壁21の上縁を連結する取付天板部22で、車両後方視、略コ字形状に形成されている。また、取付天板部22が、平板状の取付部材23を介して、ボルト(図示せず)等によって車体に固定される。さらに、両取付側壁21の車両前方側(図1の右下側、図2の左上側)端部には、車両左右方向に沿ったチルト軸24が設定され、後述するロアジャケット31Lを支持している。
ジャケット3は、車両前方側に位置するロアジャケット31Lと、車両後方側に位置するアッパジャケット31Uで構成されている。
ロアジャケット31Lは、取付側壁21と平行に対向配置される一対のロア縦壁32と、これら一対のロア縦壁32の上縁を連結するロア連結部33とで断面略コ字形状に形成されている。ロア縦壁32の車両前方側端部が、チルト軸24によって一対の取付側壁21の車両前方側端部に支持されている。これによって、ロアジャケット31Lは、一対の取付側壁21の間で、チルト軸24を中心としてチルト方向に沿って揺動可能に配置されている。ロア連結部33の車両前方側端部には、下方に垂下するシャフト垂下部34がステアリングシャフト11の軸線方向と直交するように形成されている。シャフト垂下部34にはベアリング(図示せず)が配置され、このベアリングをステアリングシャフト11が貫通することで、ロアジャケット31Lはステアリングシャフト11を回転自在に支承している。また、ロアジャケット31Lには、溶接等によって、両ロア縦壁32内面のそれぞれと一体に、ガイド部材35Aが設けられている。
ガイド部材35Aは、断面が略直角三角の角柱形状を備え、アッパジャケット31Uと対向する斜面がガイド面36Aに設定され、アッパジャケット31Uに斜め下側から当接するように、上下方向に対して傾斜した状態で、テレスコ方向に沿いつつ、他の一面がロア縦壁32内面に固定されている。後述するロックボルト71を備えたロック機構7で一対の取付側壁21を締め込んだ際に、一対の取付側壁21の間隔が狭まることで、ロア縦壁32が狭まり、ガイド面36Aによってアッパジャケット31Uが上方に押上げられて、アッパジャケット31Uがロア連結部33に圧接される。これによって、アッパジャケット31Uとロアジャケット31Lとの間のガタ付きが解消される。
アッパジャケット31Uは、インナジャケット31Nと中間ジャケット31Mとから構成されており、インナジャケット31Nは断面略八角形の略角筒形状を有し、筒内にベアリング(図示せず)を備え、このベアリングをステアリングシャフト11が貫通することで、ステアリングシャフト11を回転自在に支承している。また、インナジャケット31Nは、同じ角筒形状を有する中間ジャケット31M内に圧入されることで、中間ジャケット31Mと一体に構成されている。そして、アッパジャケット31Uは、ロアジャケット31Lに対して、テレスコ方向に移動可能に配置されている。
ステアリングシャフト11は、車両前方側に配置され、ロアジャケット31Lに支承されるロア側シャフト11Lと、車両後方側に配置され、アッパジャケット31Uに支承されるアッパ側シャフト11Uで構成されている。また、ロア側シャフト11Lとアッパ側シャフト11Uは、軸方向に収縮可能に、且つ軸周り方向に一体で回転可能に、スプライン嵌合している。
チルト調整部5は、取付ブラケット2とロアジャケット31Lとの間に設定されている。取付ブラケット2を構成する両取付側壁21には、取付側壁21を貫通し、チルト軸24を中心とする円弧状の長孔からなるチルト長孔51が設けられている。また、ロアジャケット31Lを構成する両ロア縦壁32には、後述するロックボルト71が貫通する丸孔からなるロア貫通孔52が設けられている。そして、ロックボルト71が、チルト長孔51とロア貫通孔52を貫通し、ロックボルト71がチルト長孔51内を移動することで、チルト軸24を中心に、ロアジャケット31Lの車両後方側が、チルト長孔51の寸法の範囲でチルト方向に揺動する。
テレスコ調整部6は、ロアジャケット31Lと中間ジャケット31M(アッパジャケット31U)との間に設定されている。中間ジャケット31Mには、その下面中央に、ロア縦壁32と平行に、且つテレスコ方向に沿って支持壁61が延設されている。また、支持壁61には、支持壁61を貫通し、テレスコ方向に沿って延びる長孔からなるテレスコ長孔62が設けられている。そして、ロックボルト71が、ロアジャケット31Lを構成するロア貫通孔52を貫通することで、テレスコ方向に対して固定されているため、テレスコ長孔62を貫通したロックボルト71に対して中間ジャケット31Mを含むアッパジャケット31Uがテレスコ長孔62の寸法の範囲でテレスコ方向に移動する。
ロック機構7は、ロックボルト71の軸上に配置されるロックカム72、間隔部材73、および摩擦板74で構成されている。
ロックボルト71は、丸棒状の軸部71aと、その一端にフランジ状の頭部71b、他端に雄ネジ部71cが設けられている。ロックボルト71は、図3に示すように、図の右側から取付ブラケット2、ロアジャケット31L、および支持壁61を貫通した雄ネジ部71cに、ロックカム72、操作レバー71dが挿入され、ロックナット71eが螺着されている。
ロックカム72は、対向配置される回転側カム72aと固定カム72bで構成されている。回転側カム72aは、操作レバー71dと一体に配置され、操作レバー71dとともにロックボルト71の軸周りに回転する。また、固定カム72bは、チルト長孔51に嵌め込まれ、チルト長孔51内を移動可能に、且つロックボルト71の軸周りの回転が規制されている。
間隔部材73は、円筒形状を備え、筒内をロックボルト71が貫通した状態で、両ロア縦壁32と支持壁61との間にそれぞれ配置されている。また、両間隔部材73と支持壁61の間には、ロックボルト71が貫通する複数組の固定摩擦板74aと移動摩擦板74bからなる摩擦板74がそれぞれ配置されている。また、ロックボルト71の両間隔部材73の間、つまり両摩擦板74と支持壁61を貫通するロックボルト71の部位には、ダンパー部材75が挿通されている。
固定摩擦板74aは、中央に摩擦貫通孔74cが形成された略四角形を有する平ワッシャ状の薄板で構成されている。
移動摩擦板74bは、長方形の薄板で構成され、テレスコ長孔62と同形状の摩擦長孔74dが長手方向に沿って開口している。移動摩擦板74bは、その前端部に摩擦固定ピン76が貫通し、支持壁61に積層された状態で厚さ方向に移動可能に軸支されている。そして、これら固定摩擦板74aと移動摩擦板74bは、支持壁61から固定摩擦板74a、移動摩擦板74bの順に同一枚数で交互に積層されている。
ダンパー部材75は、チルト長孔51内を移動可能な外形寸法を有する合成樹脂の円筒状部材からなり、ロックボルト71がテレスコ長孔62の内面に直接衝突するのを防止し、衝突による金属音の発生を阻止する。
そして、ロック機構7は、操作レバー71dをロック位置に回動操作することで、回転側カム72aと固定カム72bとが凸凸係合して、固定カム72bとロックボルト71の頭部71bの間隔が狭まるため、取付ブラケット2の一対の取付側壁21を互いに接近する方向に締め込むことで、取付ブラケット2とロアジャケット31Lとの間、およびロアジャケット31Lと中間ジャケット31Mとの間に、それぞれ圧接力を作用して、ロアジャケット31Lとアッパジャケット31Uを取付ブラケット2に固定する。
衝撃吸収構造8は、支持手段81と衝撃吸収手段82で構成されている。
支持手段81は、インナジャケット31Nと中間ジャケット31Mの間に設定され、通常は、インナジャケット31Nが中間ジャケット31Mに対してテレスコ方向へ移動することを規制している。また、支持手段81は、二次衝突等によって、インナジャケット31Nに対してテレスコ方向に設定値を超える荷重(衝撃エネルギー)が掛かった際に、中間ジャケット31Mに対してインナジャケット31Nのテレスコ方向への移動を許容する。
本実施形態では、中間ジャケット31Mにインナジャケット31Nを圧入することで、中間ジャケット31Mとインナジャケット31Nの間に作用する静止摩擦係数による静止摩擦力が、支持手段81として機能している。具体的には、図2に示すように、中間ジャケット31Mに内方へ突出する突起が軸方向の前後2カ所で、且つ周方向に4カ所設けられており、この突起がインナジャケット31Nの外周に圧接している。
衝撃吸収手段82は、インナジャケット31Nがテレスコ方向へ移動する際に、インナジャケット31Nに掛かる衝撃エネルギーを吸収する。なお、本実施形態では、衝撃吸収手段82は、第1の衝撃吸収手段と第2の衝撃吸収手段で構成されている。
第1の衝撃吸収手段として、インナジャケット31Nがテレスコ方向の車両前方側に移動する際に、中間ジャケット31Mとインナジャケット31Nの間に作用する動摩擦係数による動摩擦力が機能し、衝撃エネルギーを吸収する。
また、第2の衝撃吸収手段として、リッピングプレート82Aを備えている。リッピングプレート82Aは、長方形の金属板からなり、長手方向の一端に、幅方向に隣合って固定側端部84Aと移動側端部83Aが設定されている。固定側端部84Aと移動側端部83Aとの間には、長手方向の他端側に向かって筋状の溝部85Aが形成されている。固定側端部84Aは支持壁61の前端縁に固定され、移動側端部83Aはインナジャケット31Nの前端縁に固定されている。
インナジャケット31Nがテレスコ方向の車両前方側に移動する際に、移動側端部83Aが車両前方に移動して、リッピングプレート82Aは、その溝部85Aに沿って引裂かれる。そして、溝部85Aを引き裂きながらインナジャケット31Nが車両前方に移動することで、衝撃エネルギーが吸収される。
上記構成によって、操作レバー71dをロック解除操作した場合には、回転側カム72aのカムの山が、固定カム72bのカムの谷に入り込み、凹凸係合し、ロックカム72はロックボルト71の軸方向の寸法が小さくなる。そして、ロックカム72のロックボルト71の軸方向の寸法が小さくなることで、一対の取付側壁21の間隔が拡がる。これによって、取付側壁21とロア縦壁32の圧接固定が解除されて、ロアジャケット31L(ジャケット3)のチルト方向への位置調整が可能になるとともに、支持壁61とロア縦壁32の圧接固定が解除されて、インナジャケット31Nのテレスコ方向への位置調整が可能になる。
また、操作レバー71dをロック操作した場合には、回転側カム72aのカムの山が、固定カム72bのカムの山に乗上げて、凸凸係合し、ロックカム72はロックボルト71の軸方向の寸法が大きくなる。そして、ロックカム72のロックボルト71の軸方向の寸法が大きくなることで、ロックボルト71が図3の左側に引っ張られるように締め込まれる。これによって、一対の取付側壁21の間隔が狭まり、取付側壁21とロア縦壁32が圧接固定されるとともに、両間隔部材73が摩擦板74を介して支持壁61を狭持して、支持壁61をロア縦壁32に対して圧接固定する。
ロック状態(ロック機構7が一対の取付側壁21を締め込んだ状態)のアッパジャケット31Uに対して、二次衝突によって、テレスコ方向に設定値(インナジャケット31Nと中間ジャケット31Mとの間の静止摩擦力)以上の荷重(衝突エネルギー)が掛かった場合には、中間ジャケット31Mに対してインナジャケット31Nがテレスコ方向に移動する。そして、インナジャケット31Nは、テレスコ方向に移動しつつ、第1の衝撃吸収手段であるインナジャケット31Nと中間ジャケット31Mとの間の静止摩擦力と、第2の衝撃吸収手段であるリッピングプレート82Aの引き裂きによって、衝突エネルギーを吸収する。
上記構成では、ロック機構7が一対の取付側壁21を締め込むことで、取付ブラケット2の取付側壁21、ロアジャケット31Lのロア縦壁32、およびアッパジャケット31U(中間ジャケット31M)の支持壁61をロックボルト軸方向に圧接してロックする構成であることから、一対の取付側壁21を締め込む締込量のばらつきを小さくすることができるとともに、操作レバー71dを操作する操作力の安定化を図ることができる。また、ロックボルト71に直交する面を締め込むようにしていることから、アッパジャケット31Uを保持する保持力の安定化を図ることができる。
さらに、取付ブラケット2に対して、アッパジャケット31U(中間ジャケット31M)、およびロアジャケット31Lがロックボルト軸方向に圧接されることでロックされるため、アッパジャケット31Uとロアジャケット31Lの間のガタ付きを解消できるとともに、チルト方向、およびテレスコ方向における締結強度の向上と安定化を図ることができる。
ロック機構7が一対の取付側壁21を締め込むことで、ガイド部材35Aがアッパジャケット31U(中間ジャケット31M)を押上げて、アッパジャケット31Uをロア連結部33に押圧することで、アッパジャケット31Uとロアジャケット31Lの間の隙間を無くし、アッパジャケット31Uとロアジャケット31Lとの間のガタ付きを解消することができる。
ガイド部材35Aがロア縦壁32と一体に設けられることで、ガイド部材35Aがアッパジャケット31U(中間ジャケット31M)をテレスコ方向にガイドするレールの働きをするため、テレスコ方向への摺動性を向上できるとともに、ロック時には、アッパジャケット31Uとロアジャケット31Lとの間のガタ付きを解消することができる。
摩擦板74を用いることで、支持壁61を一対の間隔部材73が直接狭持する構成と比較して、テレスコ方向におけるアッパジャケット31Uの締結強度を向上することができる。
また、間隔部材73と支持壁61の間に摩擦板74を配置する構成であることから、ロックボルト軸方向における装置の寸法(一対の取付側壁21の間隔)を増加することなく摩擦板74を配置できる。また、ロックボルト軸方向における装置全体の寸法はそのままに、摩擦板(締結力向上手段)74の組数を増やすことができ、容易にテレスコ方向の締結強度を調整することができるため、テレスコ方向の締結強度をさらに向上させることができる。
ロック機構7が一対の取付側壁21を締め込む際の締込力が支持手段81に作用しない構成であることから、二次衝突時に中間ジャケット31Mからインナジャケット31Nがテレスコ方向に収縮する収縮荷重が安定するため、吸収する衝撃エネルギーの安定化を図ることができる。
また、支持手段81が、中間ジャケット31Mにインナジャケット31Nを圧入することによって生じる摩擦力をからなることで、部品点数を増やすことなく、支持手段81をコンパクトに配置することができる。
リッピングプレート82Aは、固定側端部84Aを支持壁61に固定しつつ、移動側端部83Aをアッパジャケット31Uに固定することで、衝撃吸収手段82をコンパクトに配置することができる。
なお、本実施形態では、締結力向上手段として摩擦板74を用いたが、これに限定されず、たとえば、支持壁にテレスコ長孔の両縁に沿ってラック歯を設けるとともに、間隔部材73の支持壁61と対向する面にラック歯と噛合可能なロック歯を設け、ロック状態で、ラック歯とロック歯が噛合することで締結強度を向上するようにしても良い。
<第2実施形態>
図4に示す第2実施形態のステアリングコラム装置は、前述した第1実施形態と比較して、ガイド部材の構成と、支持手段81の構成が異なっている。その他の構成は前述した第1実施形態と基本的に同様である。なお、第2実施形態において、前述した第1実施形態と同様の構成には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
本実施形態のガイド部材は、プレス加工によって、ロア縦壁32の一部をテレスコ方向に沿って内方に突出して形成したガイド突起35Bによって構成されている。また、ガイド突起35Bは、第1実施形態のガイド部材35Aと同様に、中間ジャケット31Mを挟んでロア連結部33の反対側で中間ジャケット31Mに斜め下側から当接するように配置されている。
本実施形態の支持手段81は、中間ジャケット31Mとインナジャケット31Nを連結するシェアピン81Bで構成されている。なお、本実施形態のインナジャケット31Nは、中間ジャケット31M内をテレスコ方向に対して、自在に移動可能に挿通されている。そして、シェアピン81Bは、中間ジャケット31Mとインナジャケット31Nが重なる部位を貫通することで、中間ジャケット31Mとインナジャケット31Nとを一体としてアッパジャケット31Uを構成している。シェアピン81Bは、テレスコ方向に対して設定値以上の荷重がインナジャケット31Nに掛かった際に、破断するように材質、および寸法が設定されている。そして、シェアピン81Bが破断することによって、中間ジャケット31Mとインナジャケット31Nが分離し、インナジャケット31Nがテレスコ方向に移動可能となる。なお、本実施形態においては、インナジャケット31Nと中間ジャケット31Mは、前記第1実施形態と同様に、圧入するようにしても良い。
上記構成では、前述した第1実施形態で得られる作用効果に加えて、ガイド突起35Bがプレス加工によってロア縦壁32に一体に形成されれることで、ガイド部材の組立作業が必要なくなる。
また、支持手段81が、中間ジャケット31Mとインナジャケット31Nを連結するするシェアピン81Bからなることで、装置全体を複雑な構成にすることなく、支持手段81をコンパクトに配置することができる。
<第3実施形態>
図5に示す第3実施形態のステアリングコラム装置は、前述した第1実施形態と比較して、ガイド部材35の構成が異なっている。その他の構成は前述した第1実施形態と基本的に同様である。なお、第3実施形態において、前述した第1実施形態と同様の構成には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
本実施形態のガイド部材35Cは、図6に示すように、略逆三角形形状を備えるとともに、上縁にガイド面36Cを備え、中央にガイド支持孔37Cが開口するように構成されている。
ガイド面36Cは、アッパジャケット31Uに斜め下側から当接するように、上下方向に対して傾斜するとともに、アッパジャケット31Uに向かって突出する円弧状の曲面で構成されている。
ガイド支持孔37Cは、間隔部材73が隙間無く挿通可能な寸法で開口している。つまり、間隔部材73を介して、ガイド支持孔37Cにロックボルト71が貫通している。
上記構成では、前述した第1実施形態で得られる作用効果に加えて、ガイド部材35Cがロックボルト71の軸周りに揺動可能にロックボルト71に支持されているため、アッパジャケット31Uをテレスコ方向にガイドする際に、アッパジャケット31U(中間ジャケット31M)との接触面が安定するように揺動し、これによってテレスコ摺動性を向上できるとともに、ロック時には、締結強度をより安定させることができる。
また、ガイド面36Cがアッパジャケット31Uに向かって突出する円弧状の曲面で構成されることで、ガイド部材35Cがアッパジャケット31Uに対してテレスコ方向に沿って線接触するため、ガイド部材35Cがアッパジャケット31Uを押し上げる際のガタ付き発生を防止することができる。
なお、本実施形態では、ガイド部材35Cと間隔部材73とが別部材で構成されているが、ガイド部材35Cと間隔部材73を一体の部材で構成しても良く、このような構成であっても同様の作用効果が得られる。
また、本実施形態では、ガイド部材35Cを間隔部材73が貫通するように構成されているが、ガイド部材35Cをロックボルト71が貫通しつつ、ロア縦壁32と間隔部材73の間に狭持する構成としても良く、このような構成であっても同様の作用効果が得られる。
1…ステアリングコラム装置
2…取付ブラケット
11…ステアリングシャフト
21…取付側壁
24…チルト軸
31L…ロアジャケット
31M…中間ジャケット
31N…インナジャケット
31U…アッパジャケット
32…ロア縦壁
33…ロア連結部
35A、35B、35C…ガイド部材
36A、36C…ガイド面
61…支持壁
62…テレスコ長孔
71…ロックボルト
73…間隔部材
74…摩擦板(締結力向上手段)
74a…固定摩擦板
74b…移動摩擦板
74c…摩擦貫通孔
74d…摩擦長孔

Claims (8)

  1. 車体側に固定され、上下方向に沿って延設されつつ、対向配置される一対の取付側壁を有する取付ブラケットと、
    該取付側壁と平行に対向配置される一対のロア縦壁を有し、該一対の取付側壁間で、車体側に設定されるチルト軸を中心として車両上下方向に沿ったチルト方向に対して揺動可能に支持されるロアジャケットと、
    該ロア縦壁と平行に延設される支持壁を有し、該一対のロア縦壁間でステアリングシャフトの軸方向に沿ったテレスコ方向に対して移動可能に配置されるアッパジャケットと、
    該一対のロア縦壁と該支持壁との間に配置される間隔部材と、
    該一対の取付側壁に形成されたチルト長孔、該一対のロア縦壁に形成された貫通孔、前記支持壁に形成されたテレスコ方向に沿って延びるテレスコ長孔とを貫通するロックボルトを有するロック機構とを備え、
    前記ロック機構が一対の取付側壁を締め込むことで、前記一対の取付側壁の間隔が狭まり、前記一対のロア縦壁を圧接固定するとともに、該一対のロア縦壁の間で前記間隔部材を介して前記支持壁が圧接固定されることを特徴とするステアリングコラム装置。
  2. 請求項1に記載のステアリングコラム装置であって、
    前記ロアジャケットは前記一対のロア縦壁を連結するロア連結部を備え、
    該一対のロア縦壁と前記アッパジャケットとの間には、上下方向に対して傾斜するガイド面を有するガイド部材が設けられており、
    前記ロック機構が一対の取付側壁を締め込むことで、前記一対のロア縦壁が互いに内方に変位し、該ガイド面によって該アッパジャケットが該ロア連結部側に押圧されることを特徴とするステアリングコラム装置。
  3. 請求項2に記載のステアリングコラム装置であって、
    前記ガイド部材は、前記ロア縦壁の内面にテレスコ方向に沿って配置される断面略三角形形状を有する角柱状部材からなり、
    該ガイド部材の一面が前記アッパジャケットを挟んだ前記ロア連結部の反対側で、前記アッパジャケットに斜めに当接していることを特徴とするステアリングコラム装置。
  4. 請求項2に記載のステアリングコラム装置であって、
    前記ガイド部材は、
    プレス加工によって、前記ロア縦壁の一部をテレスコ方向に沿って内方に突出して形成したガイド突起からなり、
    前記アッパジャケットを挟んだ前記ロア連結部の反対側で前記アッパジャケットに対して斜めに当接していることを特徴とするステアリングコラム装置。
  5. 請求項2に記載のステアリングコラム装置であって、
    前記ガイド部材は、
    前記ロア縦壁と前記支持壁の間に配置され、ロックボルトの軸周りに揺動可能に支持されたガイド部材からなり、
    該ガイド部材の一面が前記アッパジャケットを挟んだ前記ロア連結部の反対側で前記アッパジャケットに斜めに当接していることを特徴とするステアリングコラム装置。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載のステアリングコラム装置であって、
    前記アッパジャケットに当接する前記ガイド部材の前記ガイド面は、前記アッパジャケットに向かって突出する円弧状の曲面に形成されたことを特徴とするステアリングコラム装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のステアリングコラム装置であって、
    前記支持壁と前記間隔部材との間には、前記ロック機構が一対の取付側壁を締め込むロック状態において、前記支持壁のテレスコ方向への移動を阻止する締結強度を向上する締結力向上手段が設けられていることを特徴とするステアリングコラム装置。
  8. 請求項7に記載のステアリングコラム装置であって、
    前記締結力向上手段は、前記テレスコ長孔と重合する貫通孔からなる摩擦長孔を具備する移動摩擦板と、前記ロックボルトが貫通可能な丸孔からなる摩擦貫通孔を有する固定摩擦板とからなる摩擦板であって、
    該支持壁から該固定摩擦板、該移動摩擦板の順で交互に少なくとも1組積層配置され、
    各摩擦長孔と各摩擦貫通孔に該ロックボルトが貫通するとともに、前記移動摩擦板の少なくとも一端が前記支持壁に係止されていることを特徴とするステアリングコラム装置。
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