JP2016190522A - ステアリングコラム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造を複雑にすることなく、ロックプレートがロック部材に面して移動することができるステアリングコラム装置を提供する。【解決手段】アッパージャケット4の外周面に配設され、複数のロック孔54aが筒軸方向に沿って連続して開口するロックプレート54と、ロック部材56と当接し、アッパージャケット4が筒軸方向へ移動する際のテレスコ位置調整範囲を定めるために、ロックプレート54の筒軸方向の端部から径方向外側に立設される一対のストッパ71と、樹脂材からなり、ロックプレート54上に筒軸方向に沿って平行に配置され、ロック部材56をロック支持軸55の軸方向から挟持する一対のガイドレール73を有するガイド部材72と設ける。【選択図】図4

Description

本発明は衝突事故の二次衝突の際に、衝撃荷重によって、コラムがステアリングシャフトとともに、テレスコピック調整範囲を超えて車両前方へ移動可能なステアリングコラム装置に関する。
この種のステアリングコラム装置として、車体側に固定されるロアジャケットと、ロアジャケット内を車両前後方向(テレスコ方向)に移動可能に配設されるアッパージャケットと、アッパージャケットをロアジャケットに締結するロック手段と、衝突事故によって乗員がステアリングホイールに衝突する二次衝突が生じた際に、その衝撃エネルギーを吸収する衝撃吸収手段とを備えている。なお、アッパージャケットの車両前後方向の位置調整範囲(テレスコ位置調整範囲)は、ロアジャケットに開口する長孔内を、アッパージャケットに設けられたストッパが移動することで規定される。
ロック手段は、ロアジャケットに設けた筒軸方向のスリットを縮径してアッパージャケットを締め込むために、スリットの両側に設けた一対のクランプ部と、この一対のクランプ部を締め込むための調節ボルトとを備えるとともに、アッパージャケットに設置されるロックプレートと、一対のクランプ部の間で、調節ボルトに設置されるロック部材とを備えている。
ロックプレートは、複数のロック孔を有する梯子状に構成され、アッパージャケットに対して、剪断ピンを介して離脱可能に設置される。
ロック部材は、調節ボルトとともに軸周りに回転し、ロック孔に係脱する。
二次衝突時、アッパージャケットに設定値(ロアジャケットの締込み力)以上の荷重が掛かった場合には、剪断ピンが破断し、ロック部材と係合するロックプレートを残して、アッパージャケットが前方へ移動する。そして、ロックプレートとアッパーコラムの間に設けたエネルギー吸収部材が変形して、衝突エネルギーが吸収される。また、アッパージャケットが前方へ移動する際に、ストッパがアッパージャケットから離脱し、アッパージャケットがテレスコ範囲を超えて移動する。
WO2009/147325
ところで、特許文献1に示される構成では、ストッパが長孔内を移動することで、アッパージャケットの筒軸周りの回転が規制されている。これにより、アッパージャケットのテレスコ位置を調節する際に、ロックプレートがロック部材に面して移動する。
しかしながら、ロック手段とは別に長孔とストッパを設ける必要があるため、構造が複雑になるという問題を抱えている。
そこで、本願発明は上記事情を考慮し、構造を複雑にすることなく、ロックプレートがロック部材に面して移動することができるステアリングコラム装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、筒形状を有し、車両前後方向に沿って配設されるロアジャケットと、該ロアジャケットの筒壁を筒軸方向に沿って貫通するスリットと、該スリットの両縁部に立設された一対のクランプ部と、筒形状を有し、該ロアジャケット内に筒軸方向に移動可能に挿入されるアッパージャケットと、該アッパージャケットの外周面に固定されて、該スリット内に筒軸方向に移動可能に挿入され、複数のロック孔が筒軸方向に沿って連続して開口するロックプレートと、該一対のクランプ部を貫通して配置される操作軸と、該操作軸上に配置した操作レバーを軸周りに締結方向に回動操作することで、該一対のクランプ部間が狭まり、該アッパージャケットを該ロアジャケットに締結するロック手段と、該操作軸上に配置され、該操作軸とともに回動するカム部材と、該操作軸と平行に該一対のクランプ部に配置されるロック支持軸と、該カム部材と連係しつつ、該ロック支持軸によって回動可能に軸支され、該操作軸の回動操作に連動して、該ロック孔に挿脱するロック部材と、該ロック部材と当接し、該アッパージャケットが筒軸方向へ移動する際のテレスコ位置調整範囲を定めるために、該ロックプレートの筒軸方向の端部から径方向外側に立設される一対のストッパと、樹脂材からなり、該ロックプレート上に筒軸方向に沿って平行に配置され、該ロック部材を該ロック支持軸の軸方向から挟持する一対のガイドレールを有するガイド部材とを備えることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載のステアリングコラム装置において、前記ガイド部材には、前記ストッパの内面に沿って、前記ロック部材と当接可能に配設される消音部を備えることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2に記載のステアリングコラム装置において、前記ガイド部材に設けられる係合部と、前記ロックプレートに設けられる係合受部とを備え、該係合部が該係合受部に係合することで、該ガイド部材が該ロックプレートに組付けられる組付手段を備えることを特徴としている。
請求項1の発明において、ガイドレールの内側縁部が、ロック孔係合腕部の筒軸方向に沿った右側面と左側面にそれぞれ当接しつつ、筒軸方向に沿って延設されることで、アッパージャケットの筒軸方向への移動を妨げることなく、ロック部材の係合突起が、操作軸の軸線方向にずれることを防止し、ロックプレートのロック孔と係合可能に面する位置に保持される。
請求項2の発明において、ストッパの内面に、消音部を配置することで、アッパージャケットのテレスコ位置を調整する際に、ロック部材にストッパが衝突することによって発生する打音を軽減することができる。
請求項3の発明において、組付手段を介して、ガイド部材をロックプレートに組付ける構成としたことで、ガイド部材の組付作業性を向上することができる。
本発明の一実施形態を示す左側面図である。 本発明の一実施形態を示す底面図である。 図1のIII-III線に沿った断面図である。 図1のIV-IV線に沿った断面図である。 本実施形態のテレスコロック手段を示す断面図である。 本実施形態のテレスコロック手段を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6に示すように、本実施形態は、手動式のステアリングコラム装置1である。また、本実施形態のステアリングコラム装置1は、車体に固定するための取付ブラケット2と、車両上下方向に揺動可能(チルト位置調整可能)に取付ブラケット2に支持されるロアジャケット3と、車両前後方向に移動可能(テレスコ位置調整可能)にロアジャケット3に支持されるアッパージャケット4と、取付ブラケット2とロアジャケット3とアッパージャケット4を一体に締結するロック手段5と、ロアジャケット3に対するアッパージャケット4の車両前後方向のテレスコ位置の調整範囲を設定することができるテレスコ位置の規制手段7とを備えている。
取付ブラケット2は、車体の天井面(図示せず)に固定される取付本体21と、取付本体21から垂下する一対の垂下部22とを備えている。両垂下部22には、車両上下方向(チルト方向)に沿ったチルト位置調整範囲を規定するチルト長孔23が開口している。チルト長孔23は、後述する軸支部30を支持するチルト軸(図示せず)を中心とする円弧状の長孔で構成されている。
ロアジャケット3は、筒形状を有し、一対の垂下部22の間に、車両前後方向に沿って配設される。ロアジャケット3は、前端側上縁部分に軸支部30を備えており、軸支部30が、車体の天井面に図示しないチルト軸を介して、軸支されることで、ロアジャケット3の後端側が車両上下方向に揺動する。また、ロアジャケット3には、筒壁3aの下面を貫通しつつ、後端縁から筒軸方向に沿って延びるスリット31が設けられている。そして、スリット31の筒軸方向に沿った両縁部には、一対のクランプ部32が立設されている。両クランプ部32は、スリット31の後端側に位置し、垂下部22に対向する各部位に車両上下方向に沿って立設されている。そして、両クランプ部32には、操作軸51が、軸周りに回動自在に貫通する。さらに、両クランプ部32の操作軸51よりも前方の部位には、ロック支持軸55が架け渡されている。
アッパージャケット4は、筒形状を有し、ロアジャケット3の筒内を筒軸方向に移動可能に挿入される。なお、アッパージャケット4とロアジャケット3の筒内には、ステアリングシャフト11が軸支されている。ステアリングシャフト11は、ロアジャケット3内に軸支されるロアシャフト11Lと、アッパージャケット4内に軸支されるアッパーシャフト11Uとで構成されている。アッパーシャフト11Uとロアシャフト11Lとをスプライン連結することで、軸周りにはアッパーシャフト11Uとロアシャフト11Lが一体に回転し、軸方向にはアッパーシャフト11Uがロアシャフト11Lに対して移動可能に構成されている。
ロック手段5は、操作レバー51aと、操作軸51と、固定カム52aと、回転カム52bと、V字カム53(カム部材)と、ロック部材56と、ロックプレート54とを備えている。なお、操作軸51、V字カム53、ロック部材56、ロックプレート54でテレスコロック手段5bを構成している。
操作軸51は、軸形状を備え、両垂下部22のチルト長孔23と、ロアジャケット3の両クランプ部32を車幅方向に沿って貫通するとともに、軸周りに回動自在に支持されている。また、操作軸51は、その一端側端部に、右側垂下部22Rの外面に係合するワッシャーがスラスト軸受を介してナットにより固定されるとともに、他端側端部は、一体に設けた頭部と、左側垂下部22Lの外面側にの間に固定カム52aと、回転カム52bと、操作レバー51aが設置される。そして、固定カム52aと左側垂下部22Lとの間に位置する操作軸51上の部位には、左側垂下部22L側からワッシャーと、一端が左側垂下部22Lに係止され、チルト長孔23に沿った長孔が形成された摩擦板が配置されている。また、操作軸51上の両クランプ部32間に位置する部位に、V字カム53が操作レバー51aと一体で回転可能に配置される。
固定カム52aは、その中心を操作軸51が貫通する幅広の円環形状を備え、固定カム面が操作レバー51a側に面して配置されている。また、固定カム52aは、固定カム面の裏面側がチルト長孔23内に嵌め込まれ、操作軸51周りに回転せず、且つチルト長孔23内を上下に移動可能に配置されている。固定カム面には、その周方向に山部と谷部が交互に形成されている。
回転カム52bは、その中心を操作軸51が貫通する幅広の円環形状を備え、回転カム面が固定カム面に面するように配置されている。また、回転カム52bは、操作レバー51aと一体で回転可能に結合されるとともに、貫通する操作軸51とともに、操作軸51周りに回転するように操作軸51に組付けられている。回転カム面には、その周方向に山部と谷部が交互に形成されている。
V字カム53は、カム部材として、操作軸51とともに軸周りに回動するように、セレーション嵌合や異形嵌合により、操作軸51が挿嵌されている。
また、V字カム53は、それぞれが径方向に突設される一組のカム突起53aを備え、略V字形状に形成されている。
ロック部材56には、ロック支持軸55が貫通し、ロック支持軸55の軸周りに回動可能にロック部材56が軸支されている。また、ロック部材56は、それぞれが径方向に延設されるカム連係腕部56aとロック孔係合腕部56bとを備え、略V字形状に形成されている。また、ロック部材56は、付勢バネ57によってロック孔係合腕部56bの係合突起56cがロック孔54aに係合する方向へ付勢保持されている。
カム連係腕部56aは、先端部が鉤状に屈曲し、カム突起53a間の凹部に連係されている。
ロック孔係合腕部56bは、その先端部に、ロック孔54aと係合可能に形成された係合突起56cが、ロックプレート54に向かって突設されている。
ロックプレート54は、幅方向に円弧状に湾曲する帯状の板材からなり、アッパージャケット4外周面に筒軸方向に沿って配設される。また、ロックプレート54には、複数のロック孔54aが長手方向に連続して開口し、梯子形状に形成されている。
テレスコ位置の規制手段7は、ロック部材56と、一対のストッパ71と、ガイド部材72とを備えている。
ストッパ71は、ロックプレート54における筒軸方向の前端と後端から、アッパージャケット4の径方向外側に向かって、それぞれ立設されている。各ストッパ71は、アッパージャケット4が筒軸方向へ移動する際に、ロック部材56と当接可能に寸法が設定されている。つまり、テレスコ位置調整範囲は、前端側ストッパ71aと後端側ストッパ71bとの間の間隔で設定されている。
ガイド部材72は、弾性を有する樹脂材によって形成され、一対のガイドレール73と、一対の消音部74とによる、ロックプレート54の四方を囲む枠形状を備えている。また、ガイド部材72は、組付手段8を介して、ロックプレート54上に重ねて組付けられる。
ガイドレール73は、その外側縁部73aが、スリット31の筒軸方向に沿った各縁部にそれぞれ当接しつつ、筒軸方向に沿って延設されている。つまり、ロック手段5が締結位置にある時、ガイド部材72が、スリット31の幅いっぱいになるように配置される。
また、ガイドレール73は、その内側縁部73bが、ロック孔係合腕部56bの筒軸方向に沿った右側面56bRと左側面56bLにそれぞれ当接しつつ、筒軸方向に沿って平行に延設されるように弾性突起として形成される。つまり、ガイドレール73が、ロック部材56におけるロック支持軸55の軸方向の端部に当接しつつ、筒軸方向に沿って平行に配置される。
消音部74は、ストッパ71の内面に位置し、アッパージャケット4が筒軸方向へ移動した際に、ロック部材56と当接可能に形成されている。
組付手段8は、ガイド部材72と一体に消音部74の左右位置に形成され、弾性爪からなる係合部81と、ロックプレート54のストッパ71部分から左右に突設される係合受部82とで構成され、係合部81が係合受部82に係合することで、ガイド部材72がロックプレート54に組付けられる。
次に、本実施形態のステアリングコラム装置1の操作手順を説明する。
アッパージャケット4を所望の位置に固定するには、アッパージャケット4とロアジャケット3の締結が解除された状態で、まず、アッパージャケット4を所望する位置に、チルト方向(車両上下方向)とテレスコ方向(車両前後方向)へ移動させて、操作レバー51aを上方に揺動操作する。操作レバー51aを上方に揺動操作することによって、操作軸51が軸周りに締結方向に回動する。
操作軸51とともに、操作レバー51aと一体の回転カム52bが締結方向に回動することで、固定カム52aの山部と回転カム52bの山部が重なり、軸方向寸法が拡がる。これによって、操作軸51が回転カム52b側に引っ張られ、垂下部22とクランプ部32とが圧接され、任意のチルト位置にロアジャケット3が保持されるとともに、一対のクランプ部32間が狭まることで、アウターコラム3が縮径し、インナーコラム4が任意のテレスコ位置に保持される。
また、操作軸51が締結方向に回動することで、テレスコロック手段5bは、V字カム53が回転して、カム突起53aによるカム連係腕部56の押圧が解除されると、付勢バネ57の付勢力によって、ロック部材56が連動して回動し、係合突起56cがロックプレート54に押付けられる。これにより、係合突起56cが、いずれかのロック孔54aに係合するか、または、係合突起56cがロック孔54a間の部分に位置している場合には、ロック孔54aの間の部分に当接した状態で停止する。
また、アッパージャケット4の位置調整を行なうには、アッパージャケット4とロアジャケット3の締結を解除する。このためには、まず、操作レバー51aを下方(解除方向)に揺動操作する。操作レバー51aを下方に揺動操作することによって、操作軸51が軸周りに締結解除方向に回動する。
操作軸51とともに、操作レバー51aと一体の回転カム52bが締結解除方向に回動することで、固定カム52aの山部と回転カム52bの谷部が重なり、固定カム52aと回転カム52bのチルトロック手段5aの軸方向寸法が狭まる。これによって、操作軸51が緩み、垂下部22とクランプ部32との圧接が解消され、取付ブラケット2に対してロアジャケット3がチルト方向(車両上下方向)に移動可能となるとともに、一対のクランプ部32間が拡がることで、ロアジャケット3が拡径し、アッパージャケット4がテレスコ方向(車両前後方向)に移動可能となる。
また、操作軸51が締結解除方向に回動することで、テレスコロック手段5bは、V字カム53が回転して、カム突起53aがカム連係腕部56aを解除方向に押すことで、係合突起56cがロックプレート54から離間する方向へ、ロック部材56が回転する。これによって、ロック部材56とロックプレート54との係合が解除され、ロアジャケット3に対して、アッパージャケット4のテレスコ方向(車両前後方向)に移動可能となる。
以上、上記実施形態によれば、ガイドレール73の内側縁部73bが、ロック孔係合腕部56bの筒軸方向に沿った右側面56bRと左側面56bLにそれぞれ当接しつつ、筒軸方向に沿って延設されることで、アッパージャケット4の筒軸方向への移動を妨げることなく、ロック部材56の係合突起56cが、操作軸51の軸線方向にずれることを防止し、ロックプレート54のロック孔54aと係合可能に面する位置に保持される。
また、ガイドレール73の外側縁部73aが、スリット31の筒軸方向に沿った各縁部にそれぞれ当接しつつ、筒軸方向に沿って延設されることで、アッパージャケット4の筒軸方向への移動を妨げることなく、ロアジャケット3内におけるアッパージャケット4の周方向の位置を規定することができる。
ストッパ71の内面に、消音部74を配置することで、アッパージャケット4のテレスコ位置を調整する際に、ロック部材56にストッパ71が衝突することによって発生する打音を軽減することができる。
組付手段8を介して、ガイド部材72をロックプレート54に組付ける構成としたことで、ガイド部材72の組付作業性を向上することができる。
1…ステアリングコラム装置
3…ロアジャケット
4…アッパージャケット
8…組付手段
51…操作軸
53…カム部材
54…ロックプレート
54a…ロック孔
55…ロック支持軸
56…ロック部材
56b…ロック孔係合腕部
56bL…左側面
56bR…右側面
56c…係合突起
71…ストッパ
72…ガイド部材
73…ガイドレール
73b…内側縁部
74…消音部
81…係合部
82…係合受部

Claims (3)

  1. 筒形状を有し、車両前後方向に沿って配設されるロアジャケットと、
    該ロアジャケットの筒壁を筒軸方向に沿って貫通するスリットと、
    該スリットの両縁部に立設された一対のクランプ部と、
    筒形状を有し、該ロアジャケット内に筒軸方向に移動可能に挿入されるアッパージャケットと、
    該アッパージャケットの外周面に固定されて、該スリット内に筒軸方向に移動可能に挿入され、複数のロック孔が筒軸方向に沿って連続して開口するロックプレートと、
    該一対のクランプ部を貫通して配置される操作軸と、
    該操作軸上に配置した操作レバーを軸周りに締結方向に回動操作することで、該一対のクランプ部間が狭まり、該アッパージャケットを該ロアジャケットに締結するロック手段と、
    該操作軸上に配置され、該操作軸とともに回動するカム部材と、
    該操作軸と平行に該一対のクランプ部に配置されるロック支持軸と、
    該カム部材と連係しつつ、該ロック支持軸によって回動可能に軸支され、該操作軸の回動操作に連動して、該ロック孔に挿脱するロック部材と、
    該ロック部材と当接し、該アッパージャケットが筒軸方向へ移動する際のテレスコ位置調整範囲を定めるために、該ロックプレートの筒軸方向の端部から径方向外側に立設される一対のストッパと、
    樹脂材からなり、該ロックプレート上に筒軸方向に沿って平行に配置され、該ロック部材を該ロック支持軸の軸方向から挟持する一対のガイドレールを有するガイド部材とを備えることを特徴とするステアリングコラム装置。
  2. 請求項1に記載のステアリングコラム装置において、
    前記ガイド部材には、
    前記ストッパの内面に沿って、前記ロック部材と当接可能に配設される消音部を備えることを特徴とするステアリングコラム装置。
  3. 請求項2に記載のステアリングコラム装置において、
    前記ガイド部材に設けられる係合部と、
    前記ロックプレートに設けられる係合受部とを備え、
    該係合部が該係合受部に係合することで、該ガイド部材が該ロックプレートに組付けられる組付手段を備えることを特徴とするステアリングコラム装置。
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