JP2017038312A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】S/Nの向上とともに低消費電力化を実現しうる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】複数行及び複数列に渡って配された複数の画素と、参照信号を出力する参照信号供給部と、画素からの信号と参照信号とに応じた信号を出力する比較部と、を有し、比較部は、入力端子と出力端子とを含む比較回路と、比較回路の入力端子と出力端子とを接続する第1のスイッチと、比較回路の入力端子に一方の端子が接続されたクランプ容量と、クランプ容量の他方の端子に接続され、画素からの信号及び参照信号のいずれか一方を選択して当該他方の端子に入力する第2のスイッチと、参照信号が比較回路に入力される電気的経路に設けられたクリップ回路と、を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、AD変換器を有する固体撮像装置に関する。
固体撮像装置において、アレイ状に配置された画素の列ごとにアナログデジタル変換器(以下、AD変換器)を配置して、各画素からの信号をデジタルデータに変換する技術がある。特許文献1には、それぞれのAD変換器に含まれる比較回路にインバータを用いた技術が開示されている。
特許文献1に記載の技術では、サンプリング中は画素からの信号がサンプリング容量に入力され、AD変換中はサンプリング容量を介して参照信号がインバータに入力される。インバータの出力電位が反転した時刻を記憶することでデジタルデータを取得し、AD変換を実現している。
特開2000−286706号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、AD変換の変換レンジがインバータの入力可能な電圧範囲によって制限されていた。つまり、参照信号の電位の上下限がインバータに入力可能な電圧範囲の制約を受ける結果、高いS/Nを実現することが困難となっていた。また、インバータの入力可能な電圧範囲を高くするためには電源電圧を高くする必要があり、消費電力が増加していた。
本発明の目的は、S/Nの向上と低消費電力化を実現しうる高性能の固体撮像装置を提供することにある。
本発明の一観点によれば、複数行及び複数列に渡って配された複数の画素と、参照信号を出力する参照信号供給部と、前記画素からの信号と前記参照信号とに応じた信号を出力する比較部と、を有し、前記比較部は、入力端子と出力端子とを含む比較回路と、前記比較回路の前記入力端子と前記出力端子とを接続する第1のスイッチと、前記比較回路の前記入力端子に一方の端子が接続されたクランプ容量と、前記クランプ容量の他方の端子に接続され、前記画素からの前記信号及び前記参照信号のいずれか一方を選択して前記他方の端子に入力する第2のスイッチと、前記参照信号が前記比較回路に入力される電気的経路に設けられたクリップ回路と、を含む固体撮像装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、第1の信号と第2の信号とに応じた信号を出力する比較器であって、入力端子と出力端子とを含む比較回路と、前記比較回路の前記入力端子と前記出力端子とを接続する第1のスイッチと、前記比較回路の前記入力端子に一方の端子が接続されたクランプ容量と、前記クランプ容量の他方の端子に接続され、前記第1の信号又は前記第2の信号のいずれか一方を選択して前記他方の端子に入力する第2のスイッチと、前記第2の信号が前記比較回路に入力される電気的経路に設けられたクリップ回路と、を有する比較部とを有する比較器が提供される。
本発明によれば、AD変換の変換レンジを拡大し、高いS/Nを実現することができる。また、比較回路の電源の低電圧化が可能であり、低消費電力化を図ることができる。
本発明の第1実施形態による固体撮像装置を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による固体撮像装置の画素及び列読み出し回路部を示す回路図である。 本発明の第1実施形態による固体撮像装置の比較部を示す回路図である。 本発明の第1実施形態による固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第1実施形態による固体撮像装置のクリップ回路を示す回路図である。 本発明の第2実施形態による固体撮像装置の比較部を示す回路図である。 本発明の第2実施形態による固体撮像装置の比較部の判定回路を示す回路図である。 本発明の第2実施形態による固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態による固体撮像装置の比較部を示す回路図である。 本発明の第3実施形態による固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第4実施形態による固体撮像装置の比較部を示す回路図である。 本発明の第4実施形態による固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第4実施形態による固体撮像装置の比較部のクリップ回路の一例を示す回路図である。 本発明の第4実施形態による固体撮像装置の比較部のクリップ回路の他の例を示す回路図である。 本発明の第5実施形態による撮像システムの概略構成を示すブロック図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による固体撮像装置について、図1乃至図5を用いて説明する。図1は、本実施形態による固体撮像装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態による固体撮像装置の画素及び列読み出し回路部を示す回路図である。図3は、本実施形態による固体撮像装置の比較部を示す回路図である。図4は、本実施形態による固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。図5は、本実施形態による固体撮像装置のクリップ回路を示す回路図である。
はじめに、本実施形態による固体撮像装置の構造について、図1乃至図3を用いて説明する。
本実施形態による固体撮像装置100は、図1に示すように、画素部10と、垂直走査回路16と、読み出し回路部20と、AD変換回路部30と、ランプ信号生成部36と、カウンタ回路部50と、水平走査回路部70と、信号処理回路部80とを有している。画素部10には、複数行及び複数列に渡って配された複数の画素12が設けられている。読み出し回路部20は、画素部10の画素アレイの各列に対応して、列読み出し回路部22をそれぞれ有している。また、AD変換回路部30は、複数の列回路部を有する。複数の列回路部の各々は、画素部10の画素アレイの各列に対応して、比較部32及び記憶部48をそれぞれ有している。なお、図1では、図面の簡略化のため、各部の動作に必要な駆動パルスやそのタイミングを制御するための一部の回路や信号線について図示を省略している。
画素12は、図2に示すように、フォトダイオードD1と、転送トランジスタM1と、リセットトランジスタM2と、増幅トランジスタM3と、選択トランジスタM4とを有している。フォトダイオードD1のアノードは接地電圧線に接続され、フォトダイオードD1のカソードは転送トランジスタM1のソースに接続されている。転送トランジスタM1のドレインは、リセットトランジスタM2のソース及び増幅トランジスタM3のゲートに接続されている。転送トランジスタM1のドレイン、リセットトランジスタM2のソース及び増幅トランジスタM3のゲートの接続ノード(図2中、FD)は、フローティングディフュージョンノード(以下、「FDノード」と表記する)を構成する。リセットトランジスタM2のドレイン及び増幅トランジスタM3のドレインは、電源電圧線(電圧VDD)に接続されている。増幅トランジスタM3のソースは、選択トランジスタM4のドレインに接続されている。
画素部10の画素アレイの各行には、行方向(図1において横方向)に延在して、制御信号線14がそれぞれ配置されている。制御信号線14は、行方向に並ぶ画素12に共通の信号線をなしている。制御信号線14は、垂直走査回路16に接続されている。制御信号線14には、垂直走査回路16から所定のタイミングで、画素12の画素内読み出し回路を駆動するための所定の制御信号が出力される。図1には、各行に1本ずつの制御信号線14を示しているが、典型的には各行に複数の制御信号線が含まれる。図2の画素回路の場合、制御信号線14には、転送トランジスタM1のゲートに接続された転送ゲート信号線、リセットトランジスタM2のゲートに接続されたリセット信号線、選択トランジスタM4のゲートに接続された選択信号線を含むことができる。転送ゲート信号線には、垂直走査回路16から、転送トランジスタM1の駆動用の転送ゲート信号PTXが出力される。リセット信号線には、垂直走査回路16から、リセットトランジスタM2の駆動用のリセット信号PRESが出力される。選択信号線には、垂直走査回路16から、選択トランジスタM4の制御用の選択信号PSELが出力される。
画素部10の画素アレイの各列には、列方向(図1において縦方向)に延在して、垂直出力線18が配されている。垂直出力線18は、列方向に並ぶ画素12の選択トランジスタM4のソースに接続されており、これら画素12に共通の信号線をなしている。
列読み出し回路部22は、図2に示すように、定電流源24と、−A倍のゲインを持つ列アンプ26とを有している。列アンプ26は、容量Cinと、容量COと、リセットスイッチSW1と、差動増幅回路28とを有している。垂直出力線18は、定電流源24と、容量Cinの第1の端子に接続されている。容量Cinの第2の端子は、差動増幅回路28の反転入力端子(図中、「−」で示す)に接続されている。差動増幅回路28の反転入力端子と出力端子との間には、容量COとリセットスイッチSW1とが並列に接続されている。差動増幅回路28の非反転入力端子(図中、「+」で示す)は、電圧Vnのノードに接続されている。差動増幅回路28の出力端子は、列読み出し回路部22の出力端子でもある。
各列の列読み出し回路部22の出力端子は、図1に示すように、各列に対応して設けられたAD変換回路部30の比較部32の一方の入力端子に接続されている。比較部32の他方の入力端子は、ランプ信号生成部36からランプ信号を出力するためのランプ信号配線38に接続されている。比較部32には、ランプ信号生成部36からランプ信号配線38を介してランプ信号が出力される。ランプ信号生成部36は、比較部32に所定の参照信号を供給する参照信号供給部の一例である。なお、後述する説明の便宜上、列読み出し回路部22と比較部32との間の接続を、信号線34と表記することがある。
比較部32は、図3に示すように、ランプ信号バッファ回路40、クリップ回路42、比較回路44、セレクト(SEL)スイッチSW2、セレクト反転(SELB)スイッチSW3、クランプ容量C1、フィードバック(FB)スイッチSW4を有している。
列読み出し回路部22の出力端子(信号線34)は、SELスイッチSW2を介して、クランプ容量C1の第1の端子に接続されている。ランプ信号配線38は、ランプ信号バッファ回路40の入力端子に接続されている。ランプ信号バッファ回路40は、参照信号供給部から供給される参照信号をバッファする参照信号バッファ回路である。ランプ信号バッファ回路40の出力端子は、SELBスイッチSW3を介して、クランプ容量C1の第1の端子に接続されている。
ランプ信号が比較回路44に入力される電気的経路、具体的には、ランプ信号バッファ回路40とSELBスイッチSW3との間の接続ノードには、クリップ回路42が接続されている。クリップ回路42は、列読み出し回路部22からの出力信号の電位に応じてランプ信号バッファ回路40の出力の電位のクリップ制御を行うものである。
SELスイッチSW2は、制御信号SELにより端子間の導通状態が制御されるスイッチである。SELBスイッチSW3は、制御信号SELの反転信号である制御信号SELBにより端子間の導通状態が制御されるスイッチである。例えば、制御信号SELがハイレベルのとき、SELスイッチSW2はオンとなり、SELBスイッチSW3はオフとなる。また、制御信号SELがローレベルのとき、SELスイッチSW2はオフとなり、SELBスイッチSW3はオンとなる。SELスイッチSW2及びSELBスイッチSW3を動作する際の信号レベルの関係は、この逆でもよい。つまり、SELスイッチSW2及びSELBスイッチSW3は、クランプ容量C1の第1の端子に入力される信号を、画素12からの信号とランプ回路生成部36からのランプ信号との間で切り替える1つのセレクトスイッチとも言える。
クランプ容量C1の第2の端子は、比較回路44の反転入力端子(図中、「−」で示す)に接続されている。比較回路の非反転入力端子(図中、「+」で示す)は、電圧VBの共通電位線46に接続されている。比較回路44の反転入力端子と出力端子との間には、FBスイッチSW4が接続されている。比較回路44の出力端子は、比較部32の出力端子でもある。
FBスイッチは、制御信号FBにより端子間の導通状態が制御されるスイッチである。例えば、制御信号FBがハイレベルのときFBスイッチSW4はオンとなり、制御信号FBがローレベルのときFBスイッチSW4はオフとなる。FBスイッチSW4を動作する際の信号レベルの関係は、この逆でもよい。
なお、FBスイッチSW4は、比較回路44の反転入力端子の入力端子の電位を初期化するためのスイッチである。比較回路44の反転入力端子の入力端子の電位を初期化するための構成は、必ずしもFBスイッチSW4である必要はなく、例えば、比較回路44の反転入力端子と非反転入力端子とを接続するスイッチや、反転入力端子に電圧VBを供給する手段でもよい。
各列の比較部32の出力端子は、図1に示すように、各列に対応して設けられたAD変換回路部30の記憶部48の入力端子に接続されている。記憶部48は、カウンタ回路部50からカウント信号(カウント値)を出力するためのカウントデータ配線52に接続されている。記憶部48には、カウンタ回路部50からカウントデータ配線52を介してカウント信号が出力される。各列の記憶部48には、水平走査回路部70と、信号処理回路部80とが接続されている。
次に、本実施形態による固体撮像装置の動作について、図1乃至図5を用いて説明する。
画素部10は、複数の画素に入射した光の量に応じた信号を、行毎に各列の垂直出力線18へと出力する。具体的には、例えば以下の手順により、画素部10の各画素12から、FDノードのリセット電位に応じた信号(リセット信号)と、フォトダイオードD1で生成された信号電荷の量に応じた信号(光信号)とを、垂直出力線18から出力する。
まず、垂直走査回路16から、読み出しを行う行の制御信号線14にハイレベルの選択信号PSELを出力し、選択トランジスタM4をオンにする。これにより、増幅トランジスタM3は選択トランジスタM4を介して定電流源24からバイアス電流が供給された状態となり、ソースフォロワ回路が構成される。
次いで、垂直走査回路16から、読み出しを行う行の制御信号線14にハイレベルの転送ゲート信号PTX及びリセット信号PRESを出力し、転送トランジスタM1及びリセットトランジスタM2をオンにする。これにより、フォトダイオードD1に、転送トランジスタM1及びリセットトランジスタM2を介して電源電圧VDDが印加され、フォトダイオードD1の電位がリセットされる。フォトダイオードD1のリセット動作を行った後、転送ゲート信号PTX及びリセット信号PRESをローレベルとし、フォトダイオードD1を電源電圧VDDから切り離す。これにより、フォトダイオードD1では、光電変換による入射光量に応じた信号電荷の生成と、生成した信号電荷の蓄積とが開始する。
所定の蓄積期間が経過した後、垂直走査回路16から、読み出しを行う行の制御信号線14にハイレベルのリセット信号PRESを出力し、リセットトランジスタM2をオンにする。これにより、FDノードにリセットトランジスタM2を介して電源電圧VDDが印加され、FDノードの電位がリセットされる。FDノードのリセット動作を行った後、リセット信号PRESをローレベルとし、FDノードを電源電圧VDDから切り離す。これにより、FDノードのリセット動作が完了する。
このとき、増幅トランジスタM3は、選択トランジスタM4を介して定電流源24からバイアス電流が供給された状態であり、ソースフォロワ回路を構成している。これにより、垂直出力線18には、FDノードのリセット電圧に応じた信号(リセット信号)が、選択トランジスタM4を介して出力される。
ソースフォロワ回路がリセット信号を出力している間に、列アンプ26では、列アンプ26のリセットと、画素12からのリセット信号に対応した信号の出力とが行われる。すなわち、リセットスイッチSW1をオンにして列アンプ26のリセットを行った後、リセットスイッチSW1をオフにすることで、列アンプ26の出力端子からはリセット信号に対応する信号が出力される。リセット信号に対応する信号の電位は、差動増幅回路28の非反転入力端子に入力される電圧Vnと同じである。
次いで、垂直走査回路16から制御信号線14を介してハイレベルの転送ゲート信号PTXを出力し、転送トランジスタM1をオンにする。これにより、フォトダイオードD1において生成され、蓄積されていた信号電荷が、転送トランジスタM1を介してFDノードに転送される。これにより、垂直出力線18には、FDノードに転送された信号電荷の量に応じた信号(光信号)が、選択トランジスタM4を介して出力される。
このように、垂直出力線18には、転送ゲート信号PTXがローレベルからハイレベルに遷移する前までは画素のリセット信号が、転送ゲート信号PTXがハイレベルに遷移した後は光量に応じた画素信号が、それぞれソースフォロワ回路から出力される。
垂直出力線18を介して列アンプ26に光信号が入力されると、列アンプ26の出力端子からは、光信号を−A倍した信号が出力される。この信号が、光信号に対応する信号である。なお、列アンプ26のゲインAは、容量Cinと容量COとの比、Cin/COで決定される。
このようにして列読み出し回路部22から出力されたリセット信号に対応する信号及び光信号に対応する信号は、AD変換回路部30の比較部32に入力される。なお、以下の説明では、説明の簡略化のために、列読み出し回路部22から出力された「リセット信号に対応する信号」及び「光信号に対応する信号」を、単に「リセット信号」及び「光信号」と表記することもある。
比較部32は、列読み出し回路部22から出力される信号の電位のレベルとランプ信号の電位のレベルとを比較し、比較結果に応じてハイレベル又はローレベルの信号を出力する。すなわち、列読み出し回路部22から出力される信号の電位とランプ信号の電位との大小関係が反転した時、比較部32の出力がハイレベルからローレベル若しくはローレベルからハイレベルへと遷移する。記憶部48は、比較部32の出力電位が反転したこのタイミングで、カウンタ回路部50から出力されるカウンタ値をデジタルデータとして記憶する。
この比較を、画素12のリセット信号及び光信号に対してそれぞれ行い、それぞれのデジタルデータを取得する。記憶部48に記憶されたこれらデジタルデータは、水平走査回路70から出力される制御信号に応じて、列ごとに信号処理回路80へと順次転送される。信号処理回路80では、リセット信号に対応するデジタルデータを光信号に対応するデジタルデータから減算する信号処理を行う。これにより、デジタルCDS(デジタル相関二重サンプリング)を実現することができる。
比較部32における動作の詳細について、図3及び図4を用いて詳細に説明する。
時刻T1において、列読み出し回路部22の出力端子に接続される信号線34には、画素12のリセット信号に対応した電圧Vnが出力されているものとする。
まず、時刻T1において、制御信号SEL及び制御信号FBがハイレベルとなり、SELスイッチSW2がオンに、SELBスイッチSW3がオフに、FBスイッチSW4がオンになる。これにより、信号線34とクランプ容量C1とが接続され、クランプ容量C1の第1の端子には画素12のリセット信号に対応した電圧Vnが印加される。このとき、比較回路44は、FBスイッチSW4によって入力端子と出力端子とがショートされており、ボルテージフォロワの構成となっている。このため、比較回路44の出力端子と反転入力端子とは、仮想接地により、非反転入力端子に接続されている共通電位線46と同じ電位(電圧VB)となる。なお、このときのランプ信号バッファ回路40からの出力信号の電位をVrとする。
次いで、時刻T2において、制御信号FBがローレベルとなり、FBスイッチSW4がオフになる。これにより、クランプ容量C1への電圧Vnのサンプリングが終了する。
次いで、時刻T3において、制御信号SELがローレベルとなり、SELスイッチSW2がオフに、SELBスイッチSW3がオンになる。これにより、クランプ容量C1の第1の端子には、ランプ信号バッファ回路40の出力端子が接続される。また、比較回路44の反転入力端子の電位は、(VB−(Vn−Vr))となる。その後に、画素12のリセット信号のAD変換処理が開始され、比較回路44の反転入力端子にはランプ信号バッファ回路40を介してランプ信号が入力される。
次いで、時刻T4において、比較回路44の反転入力端子の電位と非反転入力端子の電位VBとの大小関係が反転したものとする。これにより、比較回路44の出力が、ローレベルからハイレベルへと遷移する。記憶部48は、比較回路44の出力が反転した時刻T4においてカウンタ回路部50から出力されたカウント値を、画素12のリセット信号に対応したデジタルデータとして記憶する。なお、カウンタ回路部50から出力されるカウント値は、ランプ信号のランピングの開始時刻と同期して計数が開始されている。
次いで、時刻T5において、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位がVrに戻り、リセット信号に対応したデジタルデータの出力が完了する。
時刻T6において、列読み出し回路部22は、光信号に応じた信号を出力するものとする。ここでは、列読み出し回路部22からの出力信号として、電位の異なる3種類の信号を想定する。これら信号を、電位の小さい順に、Vs1、Vs2、Vs3とする。
クリップ回路42は、列読み出し回路部22からの出力信号の電位に応じて、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位のクリップ制御を行う。列読み出し回路部22の出力信号の電位がVs1のときは、電位が小さいのでクリップ回路42は動作しない。列読み出し回路部22の出力信号の電位がVs2,Vs3のときはクリップ回路42が動作し、ランプ信号バッファ回路40の出力を所定電位にクリップする。出力信号の電位がVs2,Vs3のときのクリップ後の電位を、それぞれVr2,Vr3とする。
次いで、列読み出し回路部22からの出力信号の電位が安定した後の時刻T7において、制御信号SEL及び制御信号FBがローレベルからハイレベルへと遷移する。これにより、SELスイッチSW2がオンに、SELBスイッチSW3がオフに、FBスイッチSW4がオンになり、クランプ容量C1への光信号のサンプリングが開始される。
次いで、時刻T8において、制御信号FBがハイレベルからローレベルへと遷移してFBスイッチSW4がオフになり、光信号のサンプリングが終了する。
次いで、時刻T9において、制御信号SELがハイレベルからローレベルへと遷移し、SELスイッチSW2がオフに、SELBスイッチSW3がオンになる。これにより、クランプ容量C1の第1の端子にはランプ信号バッファ回路40の出力端子が接続される。このとき、列読み出し回路部22の出力がVs1の場合、Vs2の場合、Vs3の場合において、比較回路44の反転入力端子の電位は、それぞれ、VB−(Vs1−Vr)、VB−(Vs2−Vr2)、VB−(Vs3−Vr3)となる。
以降の説明は、列読み出し回路部22の出力信号の電位が、Vs1のとき、Vs2のとき、Vs3のときの3つの場合に分けて説明する。
出力信号の電位がVs1の場合、時刻T91になるとランプ信号バッファ回路40にランプ信号が入力され、ランプ信号バッファ回路40はランプ信号に応じた信号を出力し、AD変換処理が開始される。時刻T10において、比較回路44の反転入力端子と非反転入力端子との電位の大小関係が反転し、比較回路44の出力がハイレベルに遷移する。その後、時刻T111において、クリップ回路42が動作し、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位がクリップされる。これにより、比較回路44の反転入力端子に入力される信号の電位も、それ以上上昇しなくなる。
出力信号の電位がVs2の場合、時刻T91においてランプ信号バッファ回路40にランプ信号は入力されるが、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位はVr2にクリップされている。時刻T92になると、ランプ信号バッファ回路40の出力電位がVr2より大きくなり、クリップが解除され、比較回路44の反転入力端子にはランプ信号が入力される。時刻T11になると、比較回路44の非反転入力端子と反転入力端子との電位の大小関係が反転し、比較回路44の出力がハイレベルに遷移する。
信号出力の電位がVs3の場合、時刻T101までは、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位はVr3にクリップされている。時刻T101になるとランプ信号バッファ回路40の出力電位がVr3より大きくなり、クリップが解除され、比較回路44の反転入力端子にはランプ信号が入力される。時刻T12になると、比較回路44の非反転入力端子と反転入力端子との電位の大小関係が反転し、比較回路44の出力がハイレベルに遷移する。
このように、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位をクリップ回路42によってクリップ制御することで、ランプ信号の振幅が比較回路44に入力可能な範囲よりも大きくても、比較回路44に入力される信号を入力可能な範囲内に抑えることができる。つまり、AD変換の変換レンジを、比較回路44の入力可能な範囲以上に設定することができるので、高S/Nの実現が可能となる。また、AD変換の変換レンジを維持しつつ、比較回路44の電源の低電圧化が可能となる。
図5は、上記動作を実現するクリップ回路42の回路構成の一例である。図5に示す回路例では、クリップ回路42を、N型MOSトランジスタMN1と、P型MOSトランジスタMP1とにより構成している。N型MOSトランジスタMN1のゲート及びP型MOSトランジスタMP1のゲートは、信号線34とSELスイッチSW2との接続ノードに接続されている。N型MOSトランジスタMN1のソース及びP型MOSトランジスタMP1のソースは、ランプ信号バッファ回路40とSELBスイッチSW3との接続ノードに接続されている。N型MOSトランジスタMN1のドレインは、例えば電源電圧VDDなどの固定電位線に接続されている。P型MOSトランジスタMP1のドレインは、例えばグラウンド電位などの固定電位線に接続されている。
列読み出し回路部22の出力信号の電位(電圧Vs)がランプ信号バッファ回路40の出力にN型MOSトランジスタMN1の閾値電圧Vthnを加算した電位より大きいとき、ランプ信号バッファ回路40の出力は(Vs−Vthn)の電位にクリップされる。このときの比較回路44の反転入力端子の電位は(VB−(Vs−(Vs−Vthn))=VB−Vthn)であり、(VB−Vthn)が比較回路44の反転入力端子に入力される下限値となる。なお、N型MOSトランジスタMN1の閾値電圧Vthnは、その絶対値を表す。
一方、ランプ信号バッファ回路40の出力信号の電位が列読み出し回路部22の出力信号の電位VsにP型MOSトランジスタMP1の閾値電圧Vthpを加えた電位より大きいとき、ランプ信号バッファ回路40の出力は(Vs+Vthp)にクリップされる。このときの比較回路44の反転入力端子の電位は(VB−(Vs−Vr)+Vs+Vthp=VB+Vr+Vthp)であり、(VB+Vr+Vthp)が比較回路44の反転入力端子に入力される上限値となる。なお、P型MOSトランジスタMP1の閾値電圧Vthpは、その絶対値を表す。
したがって、図5のクリップ回路42を用いることにより、比較回路44の反転入力端子に入力される信号の電位は、(VB−Vthn)から(VB+Vr+Vthp)までの範囲に制限される。したがって、これらパラメータを適宜設定することで、比較回路44の反転入力端子に入力される信号の電位を、比較回路44に入力可能な範囲に制限することが可能である。
なお、本実施形態では、クリップ回路42によってランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位の上限及び下限の双方を制限したが、クリップ回路42の機能はこれに限定されるものではない。例えば、クリップ回路42によって、ランプ信号バッファ回路40の出力信号の電位の上限及び下限のうちの一方を制限するようにしてもよい。
また、列読み出し回路部22からの出力信号の電位に応じてランプ信号バッファ回路40の出力の電位をクリップする回路構成として図5の回路例を説明したが、同様の機能を実現するための回路構成は、図5に示すものに限定されるものではない。なお、ランプ信号バッファ回路40がないと、列毎にランプ信号バッファ回路40の出力の電位をクリップ制御することができない。列毎にランプ信号バッファ回路40の出力の電位をクリップ制御する場合には、ランプ信号バッファ回路40は必須である。
また、図2に示した列アンプ26の回路構成は、一例であり、これに限定されるものではない。例えば、列アンプ26を構成する差動増幅回路28をソース接地型増幅回路としてもよい。
このように、本実施形態によれば、参照信号の振幅が比較回路の入力許容範囲より大きくなる場合でも、比較回路に入力される信号電位を許容範囲内に抑えることができる。これにより、AD変換の変換レンジを比較回路の入力レンジ以上に設定することができ、高S/Nの実現が可能となる。また、AD変換の変換レンジを維持しつつ比較回路の電源の低電圧化が可能となる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による固体撮像装置について、図6乃至図8を用いて説明する。図1乃至図5に示す第1実施形態による固体撮像装置と同様の構成要素には同様の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。図6は、本実施形態による固体撮像装置の比較部を示す回路図である。図7は、本実施形態による固体撮像装置の比較部の判定回路を示す回路図である。図8は、本実施形態による固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。
本実施形態による固体撮像装置は、比較部32のクリップ回路42の構成が異なるほかは、第1実施形態による固体撮像装置と同様である。すなわち、本実施形態のクリップ回路42は、図3に示す第1実施形態のクリップ回路42と同様、列読み出し回路部22の出力信号の電位に応じて、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位のクリップ制御を行う回路である。
本実施形態のクリップ回路42は、図6に示すように、P型MOSトランジスタMP1,MP2、N型MOSトランジスタMN1,MN2、判定回路54を含む。N型MOSトランジスタMN1のドレインは、例えば電源電圧VDDなどの固定電位線に接続されている。N型MOSトランジスタMN1のソースは、N型MOSトランジスタMN2のドレインに接続されている。N型MOSトランジスタMN2のソースは、P型MOSトランジスタMP2のソースに接続されている。P型MOSトランジスタMP2のドレインは、P型MOSトランジスタMP1のソースに接続されている。P型MOSトランジスタMP1のドレインは、例えばグラウンド電位などの固定電位線に接続されている。
判定回路54の入力端子は、信号線34とSELスイッチSW2との接続ノードに接続されている。判定回路54の出力端子は、N型MOSトランジスタMN2のゲートとP型MOSトランジスタMP2のゲートに接続されている。N型MOSトランジスタMN2のソースとP型MOSトランジスタMP2のソースとの接続ノードは、ランプ信号バッファ回路40とSELBスイッチSW3との接続ノードに接続されている。N型MOSトランジスタMN1のゲートは、電位VLのノードに接続されている。P型MOSトランジスタMP1のゲートは、電位VHのノードに接続されている。
P型MOSトランジスタMP1は、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位の高電位側をクリップする上限クリップ用トランジスタである。P型MOSトランジスタMP2は、高電位側の電位をクリップするかしないかを選択する上限クリップ用スイッチである。N型MOSトランジスタMN1は、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位の低電位側をクリップする下限用クリップ用トランジスタである。N型MOSトランジスタMN2は、低電位側の電位をクリップするかしないかを選択する下限クリップ用スイッチである。判定回路54は、列読み出し回路部22からの出力信号の電位が所定の電位より大きいか小さいかを判定し、判定結果に応じてP型MOSトランジスタMP2及びN型MOSトランジスタMN2のオン/オフを制御するものである。
下限クリップがなされる場合、N型MOSトランジスタMN2がオンに制御される。N型MOSトランジスタMN1のゲートに入力される電位をVL、N型MOSトランジスタMN1の閾値電圧をVthnとすると、ランプ信号バッファ回路40の出力の電位は、(VL−Vthn)にクリップされる。このとき、比較回路44の反転入力端子の電位は、(VB−(Vs−(VL−Vthn))=VB−Vs+VL−Vthn)となる。
一方、上限クリップがなされる場合は、P型MOSトランジスタMP2がオンに制御される。P型MOSトランジスタMP1のゲートに入力される電位をVH、P型MOSトランジスタMP1の閾値電圧をVthpとすると、ランプ信号バッファ回路40の出力の電位は、(VH+Vthp)にクリップされる。このとき、上限クリップがなされた比較回路44の反転入力端子の電位は、下限クリップがなされない場合は(VB−(Vs−Vr)+VH+Vthp)となり、下限クリップがなされた場合は(VB−Vs−VL−Vthn+VH+Vthp)となる。
判定回路54は、例えば図7に示す回路により構成することができる。判定回路54は、下限用比較回路56、下限用論理回路58、上限用比較回路60、上限用論理回路62を含む。下限用比較回路56及び上限用比較回路60の非反転入力端子(図中、「+」で示す)は、列読み出し回路部22からの信号線34に接続されている。下限用比較回路56の反転入力端子(図中、「−」で示す)は、電位Vlx(下限比較電位)のノードに接続されている。上限用比較回路60の反転入力端子(図中、「−」で示す)は、電位Vhx(上限比較電位)のノードに接続されている。下限用比較回路56の出力端子は、下限用論理回路58の入力端子に接続されている。上限用比較回路56の出力端子は、上限用論理回路62の入力端子に接続されている。下限用論理回路58の出力端子は、N型MOSトランジスタMN2のゲートに接続されている。上限用論理回路62の出力端子は、P型MOSトランジスタMP2のゲートに接続されている。下限用論理回路58及び上限用論理回路62は、制御信号JUDGEによって制御される。
次に、本実施形態による固体撮像装置の比較部32における動作の詳細について、図6乃至図8を用いて説明する。ここでは、これまでに説明してきた動作と同様の動作については説明を省略し、判定回路54が動作するタイミングを中心に、動作の一例を説明する。
時刻T6までの動作は、第1実施形態と同様である。時刻T6において、列読み出し回路部22から、光信号に応じた信号が出力される。
時刻T7になると、制御信号SEL及び制御信号FBがローレベルからハイレベルへと遷移し、SELスイッチSW2がオンに、SELBスイッチSW3がオフに、FBスイッチSW4がオンになる。これにより、光信号のサンプリングが開始される。
次いで、時刻TJ1において、制御信号JUDGEがローレベルからハイレベルへと遷移し、判定回路54が動作する。判定回路54は、列読み出し回路部22からの出力信号の電位が所定の電位より大きいか小さいかを判定し、判定結果に応じてP型MOSトランジスタMP2及びN型MOSトランジスタMN2のオン/オフを制御する。
次いで、時刻TJ2において、制御信号JUDGEがハイレベルからローレベルへと遷移する。時刻T8以降の動作は、第1実施形態と同様である。
図7に示す構成の判定回路54の場合には、以下に示す動作が行われる。下限用比較回路56は、列読み出し回路部22からの出力信号の電位と、下限比較電位Vlxとを比較する。下限用比較回路56による比較結果は、下限用論理回路58に出力される。下限用論理回路58は、制御信号JUDGEがハイレベルになると、下限用比較回路56による比較結果を記憶し、記憶された比較結果をもとに下限クリップ用スイッチであるN型MOSトランジスタMN2のオン/オフを制御する。すなわち、列読み出し回路部22からの出力信号の電位が下限比較電位Vlxよりも低い場合に、N型MOSトランジスタMN2がオンに制御される。
同様に、上限用比較回路60は、列読み出し回路部22からの出力信号の電位と、上限比較電位Vhxとを比較する。上限用比較回路60による比較結果は、上限用論理回路62に出力される。上限用論理回路62は、制御信号JUDGEがハイレベルになると、上限用比較回路60による比較結果を記憶し、記憶された比較結果をもとに上限クリップ用スイッチであるP型MOSトランジスタMP2のオン/オフを制御する。すなわち、列読み出し回路部22からの出力信号の電位が上限比較電位Vhxよりも高い場合に、P型MOSトランジスタMP2がオンに制御される。
このように、本実施形態で説明した回路を用いれば、比較回路44に入力可能な信号の範囲によらずAD変換レンジを大きくすることが可能となり、高S/Nの実現が可能となる。また、AD変換の変換レンジを維持しつつ比較回路44の電源の低電圧化が可能となる。
なお、本実施形態では、クリップ回路42によってランプ信号バッファ回路40の出力信号の電位の上限及び下限の双方を制限したが、クリップ回路の機能はこれに限定されるものではない。例えば、クリップ回路42によって、ランプ信号バッファ回路40の出力信号の電位の上限及び下限のうちの一方を制限するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、判定回路54として図7に示した回路を適用した例を用いて説明したが、判定回路54に適用可能な回路は、図7に記載したものに限定されるものではない。
また、図8のタイミングチャートに示した比較部32の動作は一例であり、これに限定されるものではない。例えば、制御信号JUDGEの立ち上りエッジ及び立下りエッジのタイミングは、図8に示したタイミング以外でも動作が可能である。なお、ランプ信号バッファ回路40がないと、列毎にランプ信号バッファ回路40の出力の電位をクリップ制御することができない。列毎にランプ信号バッファ回路40の出力の電位をクリップ制御する場合には、ランプ信号バッファ回路40は必須である。
このように、本実施形態によれば、参照信号の振幅が比較回路の入力許容範囲より大きくなる場合でも、比較回路に入力される信号電位を許容範囲内に抑えることができる。これにより、AD変換の変換レンジを比較回路の入力レンジ以上に設定することができ、高S/Nの実現が可能となる。また、AD変換の変換レンジを維持しつつ比較回路の電源の低電圧化が可能となる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による固体撮像装置について、図9及び図10を用いて説明する。図1乃至図8に示す第1及び第2実施形態による固体撮像装置と同様の構成要素には同様の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。図9は、本実施形態による固体撮像装置の比較部を示す回路図である。図10は、本実施形態による固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。
本実施形態による固体撮像装置は、比較部32の構成が異なるほかは、第1及び第2実施形態による固体撮像装置と同様である。より具体的には、本実施形態による固体撮像装置と第1及び第2実施形態による固体撮像装置とでは、比較部32のクリップ回路42の構成及び配置場所が異なっている。第1及び第2実施形態による固体撮像装置のクリップ回路42は、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位をクリップするためのものである。これに対し、本実施形態による固体撮像装置のクリップ回路42は、比較回路44の反転入力端子の電位をクリップするためのものである。クリップ回路42は、ランプ信号が比較回路44に入力される電気的経路、具体的には、クランプ容量C1の第2の端子と比較回路44の反転入力端子との間の接続ノードに接続されている。
本実施形態による固体撮像装置のクリップ回路42は、図9に示すように、P型MOSトランジスタMP10を有している。P型MOSトランジスタMP10のソースは、クランプ容量C1と比較回路44の反転入力端子との接続ノードに接続されている。P型MOSトランジスタMP10のドレインは、例えばグラウンド電位などの固定電位線に接続されている。P型MOSトランジスタMP10のゲートは、電位Vh2のノードに接続されている。
クリップ回路42は、P型MOSトランジスタMP10の閾値電圧をVthpとすると、比較回路44の反転入力端子の電位が(Vh2+Vthp)を超えるとクリップ動作を開始する。クリップ回路42がクリップ動作を開始すると、比較回路44の反転入力端子の電位は、上限値が(Vh2+Vthp)の電位に制限される。
次に、本実施形態による固体撮像装置の比較部32における動作の詳細について、図9及び図10を用いて説明する。ここでは、これまでに説明してきた動作と同様の動作については説明を省略し、クリップ回路42が動作するタイミングを中心に、動作の一例を説明する。
時刻T9までの動作は、第1実施形態と同様である。
時刻T9において、制御信号SELがハイレベルからローレベルへと遷移し、SELスイッチSW2がオフに、SELBスイッチSW3がオンになる。これにより、ランプ信号バッファ回路40の出力端子とクランプ容量C1の第1の端子とが、SELBスイッチSW3を介して接続される。本実施形態のクリップ回路42では、比較回路44の反転入力端子の上限側の電位を制限するが、下限側の電位は制限しない。このため、時刻T9において比較回路44の反転入力端子の電位の下限側のクリップはなされない。
ここで、比較回路44の反転入力端子の電位は、列読み出し回路部22からの出力信号(信号線34)の電位がVs1,Vs3のとき、それぞれ(VB−(Vs1−Vr)),(VB−(Vs3−Vr))である。列読み出し回路部22からの出力信号の電位がVs1のときは、時刻T10で比較回路44の出力信号が反転する。列読み出し回路部22からの出力信号の電位がVs3のときは、時刻T12で比較回路44の出力信号が反転する。列読み出し回路部22からの出力信号の電位がVs1のとき、比較回路44の反転入力端子の電位は、時刻T111のときに(Vh2+Vthp)となり、時刻T111以後は(Vh2+Vthp)にクリップされる。
このように、比較回路44への入力電圧の上限値を制限することで、ランプ信号バッファ回路40からの出力信号の振幅が比較回路44の入力許容範囲より大きくなる場合でも、比較回路44に入力される信号電位を許容範囲内に抑えることが可能となる。よって、AD変換の変換レンジを比較回路44の入力レンジ以上に設定することができるので、高S/Nの実現が可能となる。また、AD変換の変換レンジを維持しつつ比較回路44の電源の低電圧化が可能となる。
なお、本実施形態ではランプ信号バッファ回路40を介してクランプ容量C1にランプ信号を供給する構成としたが、ランプ信号バッファ回路40は必ずしも設ける必要はない。適用可能ならば、ランプ信号バッファ回路40はなくてもよい。
このように、本実施形態によれば、参照信号の振幅が比較回路の入力許容範囲より大きくなる場合でも、比較回路に入力される信号電位を許容範囲内に抑えることができる。これにより、AD変換の変換レンジを比較回路の入力レンジ以上に設定することができ、高S/Nの実現が可能となる。また、AD変換の変換レンジを維持しつつ比較回路の電源の低電圧化が可能となる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態による固体撮像装置について、図11乃至図14を用いて説明する。図1乃至図10に示す第1乃至第3実施形態による固体撮像装置と同様の構成要素には同様の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。図11は、本実施形態による固体撮像装置の比較部を示す回路図である。図12は、本実施形態による固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。図13及び図14は、本実施形態による固体撮像装置の比較部のクリップ回路の具体例を示す回路図である。
本実施形態による固体撮像装置は、比較部32のクリップ回路42の構成が異なるほかは、第1及び第2実施形態による固体撮像装置と同様である。より具体的には、本実施形態による固体撮像装置と第1及び第2実施形態による固体撮像装置とでは、クリップ制御を行う基準となる電位を参照する場所が異なっている。すなわち、第1及び第2実施形態による固体撮像装置のクリップ回路42は、図3に示すように、列読み出し回路部22からの出力信号の電位を参照している。これに対し、本実施形態による固体撮像装置のクリップ回路42は、図11に示すように、比較回路44の反転入力端子の電位を参照している。電位のクリップ制御を行う端子は、いずれもランプ信号バッファ回路40の出力端子である。
次に、本実施形態による固体撮像装置の比較部32における動作の詳細について、図11及び図12を用いて説明する。ここでは、これまでに説明してきた動作と同様の動作については説明を省略し、クリップ回路42が動作するタイミングを中心に、動作の一例を説明する。
時刻T9までの動作は、第1実施形態と同様である。
時刻T9において、制御信号SELがハイレベルからローレベルへと遷移し、SELスイッチSW2がオフに、SELBスイッチSW3がオンになる。これにより、ランプ信号バッファ回路40の出力端子とクランプ容量C1の第1の端子とが、SELBスイッチSW3を介して接続される。
列読み出し回路部22の出力信号の電位が小さい場合、クリップ回路42は動作しない。このときの列読み出し回路部22の出力信号の電位をVs1、制御信号FBがハイレベルのときのランプ信号バッファ回路40の出力電位をVrとすると、時刻T9における比較回路44の反転入力端子の電位は、(VB−(Vs1−Vr))となる。
列読み出し回路部22の出力信号の電位が大きい場合において、列読み出し回路部22の出力信号の電位をVs3とする。比較回路44の反転入力端子の電位が所定の電位より小さくなりすぎるとクリップ回路42が動作し、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位をクリップする。クリップされた後のランプ信号バッファ回路40の出力電位をVr3とすると、クリップされた比較回路44の反転入力端子の電位は、(VB−(Vs3−Vr3))となる。
図13は、上記動作を実現するクリップ回路42の一例である。図13に示す回路例では、クリップ回路42を、P型MOSトランジスタMP10,MP11及びN型MOSトランジスタMN10,MN11により構成している。
P型MOSトランジスタMP10のドレインは、N型MOSトランジスタMN10のドレインに接続されている。P型MOSトランジスタMP10のソースは、電位がVl3のノードに接続されている。N型MOSトランジスタMN10のソースは、電位がVh3のノードに接続されている。P型MOSトランジスタMP10のゲート及びN型MOSトランジスタMN10のゲートは、比較回路44の反転入力端子に接続されている。
P型MOSトランジスタMP11のソースは、N型MOSトランジスタMN11のソースに接続されている。P型MOSトランジスタMP11のドレインは、例えばグラウンド電位などの固定電位線に接続されている。N型MOSトランジスタMN11のドレインは、例えば電源電圧VDDなどの固定電位線に接続されている。P型MOSトランジスタMP11のゲート及びN型MOSトランジスタMN11のゲートは、P型MOSトランジスタMP10とN型MOSトランジスタMN10との間の接続ノードに接続されている。P型MOSトランジスタMP11とN型MOSトランジスタMN11との間の接続ノードは、ランプ信号バッファ回路40の出力端子とSELBスイッチSW3との接続ノードに接続されている。
図13のクリップ回路42について、下限の電位のクリップ動作を説明する。比較回路44の反転入力端子の電位が低くなってくると、N型MOSトランジスタMN10はオフ、P型MOSトランジスタMP10はオンになり、N型MOSトランジスタMN11及びP型MOSトランジスタMP11のゲートの電位はVl3となる。これにより、N型MOSトランジスタMN11が動作し、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位は、(Vl3−Vthn)にクリップされる。ここで、Vthnは、N型MOSトランジスタMN11の閾値電圧である。よって、このときの比較回路44の反転入力端子の電位は、(VB−(Vs3−(Vl3−Vthn)))となる。
図13のクリップ回路42について、上限の電位のクリップ動作を説明する。比較回路44の反転入力端子の電位が高くなってくると、P型MOSトランジスタMP10はオフ、N型MOSトランジスタMN10はオンになり、N型MOSトランジスタMN11及びP型MOSトランジスタMP11のゲートの電位はVh3となる。これにより、P型MOSトランジスタMP11が動作し、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位は、(Vh3+Vthp)にクリップされる。ここで、Vthpは、P型MOSトランジスタMP11の閾値電圧である。
図14は、上記動作を実現するクリップ回路42の他の例である。図14に示す回路例では、クリップ回路42を、下限クリップ用比較回路64、上限クリップ用比較回路66、N型MOSトランジスタMN21,MN22、P型MOSトランジスタMP21,MP22により構成している。
下限クリップ用比較回路64の反転入力端子(図中、「−」で示す)及び上限クリップ用比較回路66の反転入力端子(図中、「−」で示す)は、比較回路44の反転入力端子に接続されている。下限クリップ用比較回路64の非反転入力端子(図中、「+」で示す)は、電位Vlx2のノードに接続されている。下限クリップ用比較回路64の出力端子は、N型MOSトランジスタMN22のゲートに接続されている。上限クリップ用比較回路66の非反転入力端子(図中、「+」で示す)は、電位Vhx2のノードに接続されている。上限クリップ用比較回路66の出力端子は、P型MOSトランジスタMP22のゲートに接続されている。
N型MOSトランジスタMN21のドレインは、例えば電源電圧VDDなどの固定電位線に接続されている。N型MOSトランジスタMN21のソースは、N型MOSトランジスタMN22のドレインに接続されている。N型MOSトランジスタMN22のソースは、P型MOSトランジスタMP22のソースに接続されている。P型MOSトランジスタMP22のドレインは、P型MOSトランジスタMP21のソースに接続されている。P型MOSトランジスタMP21のドレインは、例えばグラウンド電位などの固定電位線に接続されている。N型MOSトランジスタMN21のゲートは、電位がVl5のノードに接続されている。P型MOSトランジスタMP21のゲートは、電位がVh5のノードに接続されている。N型MOSトランジスタMN22とP型MOSトランジスタMP22との接続ノードは、ランプ信号バッファ回路40の出力端子とSELBスイッチSW3との接続ノードに接続されている。
図14のクリップ回路42について、下限の電位のクリップ動作を説明する。比較回路44の反転入力端子の電位が電位Vlx2よりも小さいと、N型MOSトランジスタMN22がオンになり、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位は、(Vl5−Vthn)にクリップされる。ここで、Vthnは、N型MOSトランジスタMN21の閾値電圧である。
図14のクリップ回路42について、上限の電位のクリップ動作を説明する。比較回路44の反転入力端子の電位が電位Vhx2よりも大きいと、P型MOSトランジスタMP22がオンになり、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位は、(Vh5+Vthp)にクリップされる。ここで、Vthpは、P型MOSトランジスタMP21の閾値電圧である。
このように、ランプ信号バッファ回路40の出力端子の電位をクリップすることで、ランプ信号バッファ回路40に入力されるランプ信号の振幅が比較回路44の入力許容範囲を超えていても、比較回路44に入力される信号電位が許容範囲を超えることはない。よって、AD変換の変換レンジを比較回路44の入力レンジ以上に設定することができるので、高S/Nの実現が可能となる。また、AD変換の変換レンジを維持しつつ比較回路44の電源の低電圧化が可能となる。
なお、本実施形態では、クリップ回路42として図13及び図14に示す2つ回路を例示したが、クリップ回路42の回路構成はこれらに限定されるものではない。クリップ回路42がモニターするのが比較回路44の反転入力端子のノードであり、電位をクリップするノードがランプ信号バッファ回路40の出力であればよい。なお、ランプ信号バッファ回路40がないと、列毎にランプ信号バッファ回路40の出力の電位をクリップ制御ができない。列毎にランプ信号バッファ回路40の出力の電位をクリップ制御する場合には、ランプ信号バッファ回路40は必須である。
このように、本実施形態によれば、参照信号の振幅が比較回路の入力許容範囲より大きくなる場合でも、比較回路に入力される信号電位を許容範囲内に抑えることができる。これにより、AD変換の変換レンジを比較回路の入力レンジ以上に設定することができ、高S/Nの実現が可能となる。また、AD変換の変換レンジを維持しつつ比較回路の電源の低電圧化が可能となる。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態による撮像システムについて、図9を用いて説明する。図1乃至図14に示す第1乃至第4実施形態による固体撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。図9は、本実施形態による撮像システムの構成を示すブロック図である。
上記第1乃至第4実施形態で述べた固体撮像装置は、種々の撮像システムに適用可能である。適用可能な撮像システムとしては、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダー、監視カメラなどが挙げられる。図15に、上述の実施形態に記載の固体撮像装置を適用したデジタルスチルカメラの例を示す。
図15に例示した撮像システム200は、固体撮像装置100、被写体の光学像を固体撮像装置100に結像させるレンズ202、レンズ202を通過する光量を可変にするための絞り204、レンズの保護のためのバリア206を有する。レンズ202及び絞り204は、固体撮像装置100に光を集光する光学系である。固体撮像装置100は、第1乃至第3実施形態で説明した固体撮像装置100である。
撮像システム200は、また、固体撮像装置100より出力される出力信号の処理を行う出力信号処理部208を有する。出力信号処理部208は必要に応じて各種の補正、圧縮を行って信号を出力する動作を行う。出力信号処理部208は、第1乃至第4実施形態で説明した固体撮像装置100のAD変換回路部30と同様のAD変換処理を実施する機能を備えていてもよい。この場合、固体撮像装置100は、必ずしもAD変換回路部30を有する必要はない。
撮像システム200は、さらに、画像データを一時的に記憶するためのバッファメモリ部210、外部コンピュータ等と通信するための外部インターフェース部(外部I/F部)212を有する。さらに撮像システム200は、撮像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の記録媒体214、記録媒体214に記録又は読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部(記録媒体制御I/F部)216を有する。なお、記録媒体214は、撮像システム200に内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。
さらに撮像システム200は、各種演算とデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部218、固体撮像装置100と出力信号処理部208に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部220を有する。ここで、タイミング信号などは外部から入力されてもよく、撮像システム200は少なくとも固体撮像装置100と、固体撮像装置100から出力された出力信号を処理する出力信号処理部208とを有すればよい。
第1乃至第4実施形態による固体撮像装置100を用いて撮像システムを構成することにより、高S/Nの実現と比較回路の電源の低電圧化が可能となる。これにより、より良質の画像が取得可能な低消費電力の撮像システムを実現することができる。
[変形実施形態]
本発明は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記第1乃至第4実施形態では、比較回路44を2入力の回路として説明したが、必ずしも2入力の回路である必要はない。例えば、ソース接地回路等のシングルエンド型増幅器やインバータ回路のような1入力回路を適用することもできる。その場合、共通電位線46は不要である。
また、上記第1乃至第4実施形態において、列アンプ26は、画素信号を増幅して、比較部32に入力される信号範囲を拡大することを目的としている。比較部32に入力される信号範囲は大きい方が、より大きな効果が期待できるためである。例えば、ダーク画像を撮影した場合、画素信号は小さくなるが、列アンプ26により増幅することで、比較部32に入力される信号範囲を大きくすることが可能である。
ただし、列アンプ26は必ずしも必要ではなく、画素ソースフォロワと定電流源24とが接続されたノード(垂直出力線18)を比較部32に直に接続する構成としてもよい。その際は、タイミングチャートに示した信号や、ランプ信号の電位の変化を適宜反転する必要がある。
また、上記第1乃至第4実施形態では、制御信号SELBを制御信号SELの反転信号として説明したが、制御信号SELBは必ずしも制御信号SELの反転信号である必要はない。例えば、制御信号SELBと制御信号SELは、別々の信号でもよい。
また、上記第1乃至第4実施形態において図4,8,10,12を用いて示した各信号の駆動タイミングは、これらに限定されるものではない。固体撮像装置の動作に支障がなければ、上記上司実施形態で説明したそれぞれのタイミングの前後関係が逆転していても差し支えない。
また、上記第1乃至第4実施形態において、ランプ信号バッファ回路40には、例えばソースフォロワやボルテージフォロワ等が好適に使用できる。
また、上記第1乃至第4実施形態に示した種々のクリップ回路は、任意に組み合わせてもよい。例えば、上限用クリップ回路として第1乃至第4実施形態のいずれかに示した回路を用い、下限用クリップ回路として他の実施形態に示した回路を用いるようにしてもよい。
また、上記第1乃至第4実施形態では、AD変換回路部30の列回路部を、画素アレイの各列に対応してそれぞれ配置したが、複数の列毎に1つの列回路部を配置するようにしてもよい。
また、上記第1乃至第4実施形態では、AD変換回路を構成する、画素からの信号と参照信号を比較する比較部32を説明したが、上記実施形態に記載の比較部は、第1の信号と第2の信号との比較結果に応じた信号を出力する比較器に、広く適用可能である。
また、上記実施形態において示したトランジスタのソース及びドレインの端子名称は典型例を示したものであり、トランジスタの導電型や着目する動作等によっては、ソース及びドレインの名称が入れ替わることもある。
また、第5実施形態に示した撮像システムは、本発明の固体撮像装置を適用しうる撮像システムの一例を示したものであり、本発明の固体撮像装置を適用可能な撮像システムは図15に示した構成に限定されるものではない。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 画素部
12 画素
16 垂直走査回路
18 垂直出力線
20 読み出し回路部
22 列読み出し回路部
30 AD変換回路部
32 比較部
36 ランプ信号生成部
38 ランプ信号配線
40 ランプ信号バッファ回路
42 クリップ回路
44 比較回路
48 記憶部
50 カウンタ回路
52 カウントデータ配線
70 水平走査回路
80 信号処理回路
C1 クランプ容量
SW2 セレクト(SEL)スイッチ
SW3 セレクト反転(SELB)スイッチ
SW4 フィードバック(FB)スイッチ

Claims (18)

  1. 複数行及び複数列に渡って配された複数の画素と、
    参照信号を出力する参照信号供給部と、
    前記画素からの信号と前記参照信号とに応じた信号を出力する比較部と、を有し、
    前記比較部は、
    入力端子と出力端子とを含む比較回路と、
    前記比較回路の前記入力端子と前記出力端子とを接続する第1のスイッチと、
    前記比較回路の前記入力端子に一方の端子が接続されたクランプ容量と、
    前記クランプ容量の他方の端子に接続され、前記画素からの前記信号及び前記参照信号のいずれか一方を選択して前記他方の端子に入力する第2のスイッチと、
    前記参照信号が前記比較回路に入力される電気的経路に設けられたクリップ回路と、を含む
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記参照信号供給部と前記第2のスイッチとの間に設けられた参照信号バッファ回路を更に有する
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記クリップ回路は、前記クランプ容量と前記比較回路の前記入力端子との間のノードの電位をクリップする
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  4. 前記クリップ回路は、前記参照信号バッファ回路の出力端子と前記第2のスイッチとの間のノードの電位をクリップする
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  5. 前記クリップ回路は、前記画素からの前記信号の電位に応じて、前記比較回路に入力される信号の電位をクリップする
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記クリップ回路は、前記比較回路の前記入力端子に入力される電位に応じて、前記比較回路に入力される信号の電位をクリップする
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記クリップ回路は、前記比較回路に入力される信号の電位の上限及び下限のうちの少なくとも一方をクリップする
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 前記クリップ回路は、入力される信号の電位が所定の電位より大きいか小さいかの判定を行う判定回路を有し、前記判定回路による判定結果に応じてクリップ動作を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  9. 前記比較部は、前記第2のスイッチが前記画素からの前記信号を選択して前記クランプ容量に入力している期間に、前記第1のスイッチによって前記比較回路の前記入力端子と前記出力端子をショートし、前記画素からの前記信号を前記クランプ容量にサンプリングするように構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  10. 前記比較部は、前記複数の画素の所定の列毎に設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  11. 前記画素からの前記信号を読み出して前記比較部に出力する読み出し回路部を更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  12. 前記読み出し回路部は、電流源を含む
    ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置。
  13. 前記読み出し回路部は、電流源と、前記画素からの前記信号を増幅する列アンプとを含む
    ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置。
  14. 前記比較回路は、差動増幅回路を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  15. 前記差動増幅回路は、所定の電位が入力される非反転入力端子と、前記クランプ容量の前記一方の端子が接続される反転入力端子とを含む
    ことを特徴とする請求項14記載の固体撮像装置。
  16. 前記比較回路は、シングルエンド型増幅器である
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  17. 第1の信号と第2の信号とに応じた信号を出力する比較器であって、
    入力端子と出力端子とを含む比較回路と、
    前記比較回路の前記入力端子と前記出力端子とを接続する第1のスイッチと、
    前記比較回路の前記入力端子に一方の端子が接続されたクランプ容量と、
    前記クランプ容量の他方の端子に接続され、前記第1の信号又は前記第2の信号のいずれか一方を選択して前記他方の端子に入力する第2のスイッチと、
    前記第2の信号が前記比較回路に入力される電気的経路に設けられたクリップ回路と、を有する比較部と
    を有することを特徴とする比較器。
  18. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置が出力する信号を用いて画像を生成する信号処理部と
    を有することを特徴とする撮像システム。
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