JP5269735B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

この発明は、固体撮像装置に関し、例えば、CMOSイメージセンサ等に適用される。
CMOSイメージセンサ等の固体撮像装置において、フォトダイオード(PD)の信号を分割して読み出す方法として、例えば、下記特許文献1乃至3が提案されている。
しかしながら、特許文献1では、PDに残った残留信号を読み出す動作のため、フォトダイオード(PD)の飽和電子数を大幅に増加することができない。特許文献2,3では、参照レベルと信号レベルとをレベル判定回路を用いて加算するかしないを制御している。この参照レベルは、最大電荷量を想定して設定する。しかしながら、最大電荷量は、デバイスの製造バラツキや動作温度などで変化する。また、サンプル毎に測定して参照レベルを設定することもできるが、テストコストが高くなる課題がある。さらに、完全転送型のフォトダイオード(PD)では、分割して読み出す最後の信号は画素毎に最大電荷量が大きくことなるため、レベル判定の誤差が大きくなり、固定パターンのムラが発生する問題がある。
結果として、従来の提案では、分割された信号が小信号の場合、この信号を加算しようとすることは、信号が実質的に無いランダムノイズのみを加算することとなるため、ノイズが増加し、S/N(Signal/Noise)比が劣化する。
特開2001−177775号公報 特開2008−271278号公報 特開2008−271279号公報
この発明の一態様に係る固体撮像装置は、光信号を光電変換して信号電荷を生成するフォトダイオードと、前記フォトダイオードで生成した信号電荷を検出部に読み出す読み出し手段と、前記信号電荷を電荷量に対応する電圧に変換して出力する出力手段と、前記検出部をリセットするリセット手段とをそれぞれ有し、半導体基板上に配置される複数のセルを備える画素部と、前記フォトダイオードで光電変換する露光時間を制御し、前記フォトダイオードに蓄積した信号電荷を複数回に分割して読み出す読み出しパルス振幅制御手段と、前記複数回に分割して読み出された信号のうち、最後の信号の信号レベルを比較して、先に読み出した信号を加算するか否かを判定する第1判定手段を備え、前記分割して読み出された複数の信号を一つの信号に合成する加算手段とを具備し、前記加算手段は、前記フォトダイオードから複数回に分割して読み出した最後の信号以外の信号の黒レベルを減算する減算器を更に備える
この発明の一態様に係る固体撮像装置は、光信号を光電変換して信号電荷を生成するフォトダイオードと、前記フォトダイオードで生成した信号電荷を検出部に読み出す読み出し手段と、前記信号電荷を電荷量に対応する電圧に変換して出力する出力手段と、前記検出部をリセットするリセット手段とをそれぞれ有し、半導体基板上に配置される複数のセルを備える画素部と、前記フォトダイオードで光電変換する露光時間を制御し、前記フォトダイオードに蓄積した信号電荷を分割して読み出す読み出しパルス振幅制御手段と、前記複数回に分割して読み出された信号のうち、最後の信号の信号レベルを比較して、先に読み出した信号を加算するか否かを判定する第1判定手段を備え、前記分割して読み出された複数の信号を一つの信号に合成する加算手段とを具備する。
この発明によれば、分割された信号が小信号の場合であっても、ノイズを低減でき、S/N(Signal/Noise)比の劣化の防止に有利な固体撮像装置が得られる。
この発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の全体構成例を示すブロック図。 第1の実施形態に係る固体撮像装置の画素部,ADC回路,CDS回路の構成例を示す図。 第1の実施形態に係る加算回路の構成例を示す図。 第1の実施形態に係る固体撮像装置の読み出し動作を説明するためのタイミングチャート図。 図4に示した動作タイミング図における各時刻の画素部の断面図およびポテンシャルを示す図。 第2の実施形態に係る固体撮像装置の読み出し動作を示す図。 第2の実施形態に係る加算回路の構成例を示す図。 第3の実施形態に係る加算回路の構成例を示す図。 第4の実施形態に係るADC回路の構成例を示す図。 図9に示すカラムADC回路の加算動作を示す図。 図10に示す加算動作で、アナログGAINが2倍以上になった場合の加算無し動作を示す図。 変形例に係る画素の構成例を示す等価回路図。 変形例に係る画素の構成例を示す等価回路図。 変形例に係る画素の構成例を示す等価回路図。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。本例では、固体撮像装置の一例として、増幅型CMOSイメージセンサを挙げて説明する。尚、この説明においては、全図にわたり共通の部分には共通の参照符号を付す。
[第1の実施形態]
図1乃至図5を用いて、この発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置およびその動作を説明する。
<1.構成例>
1−1.全体構成例
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係る固体撮像装置の全体構成例を説明する。
図示するように、本例に係る固体撮像装置のセンサコア部には、画素部1、カラム型ノイズキャンセル回路(CDS)2、カラム型アナログデジタルコンバータ(ADC)3、ラッチ回路4、2つのラインメモリ(MSH5,MSL6)、および水平シフトレジスタ7などが配置されている。ここで、フォトダイオードの容量Cpdは大きく、検出部の容量Cfdは小さくなるように(Cpd>Cfd)される。即ち、フォトダイオードの容量Cpdは、検出部の容量Cfdより大きくなるように設計している。
画素部1には、レンズ10を介して光が入射され、光電変換によって入射光量に応じた電荷が生成される。この画素部1には、複数のセル(単位画素(Pixel))11が半導体基板上に行及び列の二次元的にマトリクス状に配置されている。1つのセルは、4つのトランジスタ(Ta,Tb,Tc,Td)とフォトダイオード(PD)から構成され、各セルにはパルス信号ADRESn,RESETn,READnがそれぞれ供給される。この画素部1の下部にはソースフォロワ回路用の負荷トランジスタTLMが水平方向に沿って配置される。これらの負荷トランジスタTLMの電流経路の一端は垂直信号線VLINにそれぞれ接続され、他端は接地点に接続されている。垂直信号線VLINは、スイッチS1を介してCDS回路へ接続されている。
READパルスとして3値レベルが供給できるように、パルス振幅制御回路41が設けられている。パルス制御回路41の出力VREAD電源は、セレクタ回路12のREADパルスの出力回路に電源を供給している。パルス振幅制御回路41が、電源電圧を制御することで、3値レベルを生成している。詳細については、後述する。
画素部1で発生した信号電荷に対応するアナログ信号は、CDS2を介してADC3に供給され、デジタル信号に変換されて、ラッチ回路4にラッチされる。このラッチ回路4にラッチされたデジタル信号は、ラインメモリ(MSH,MSL)を介して、水平シフトレジスタ7でセンサコア部SAにより、順次読み出される。上記ラインメモリ(MSH,MSL)から読み出された2つの10bitのデジタル信号OUT0〜OUT9(SH,SL)は、加算回路20にて加算され、1つの11bitの信号SMが生成される。入力された信号SMは、通常の信号処理が信号処理回路30により行われ、固体撮像装置の出力信号として外部に出力される。
上記画素部1に隣接して、パルスセレクタ回路(セレクタ)、信号読み出し用の垂直レジスタ(VRレジスタ)13、蓄積時間制御用の垂直レジスタ(ESレジスタ)14がそれぞれ配置されている。
上記画素部1からの読み出しや上記CDS回路2の制御は、タイミングジェネレータTGによって行われる。タイミングジェネレータTGは、パルス信号S1〜S4,READ,RESET/ADRES/READ,VRR,ESRを用いて、上記制御を行う。パルス信号S2〜S4は、CDS回路2に供給される。パルス信号RESET/ADRES/READは、上記パルスセレクタ回路12に供給される。パルス信号VRRはVRレジスタ13に供給され、パルス信号ESRはESレジスタ14に供給される。上記レジスタ13,14により画素部の垂直ラインが選択され、パルスセレクタ回路12を介して、パルス信号RESET/ADRES/READ(図1ではRESETn,ADRESn,READnで代表的に示す)が画素部1へ供給される。
上記パルス信号(アドレスパルス)ADRESnは、上記セル11中の行選択トランジスタTaのゲートに、上記パルス信号(リセットパルス)RESETnは上記セル中のリセットトランジスタTcのゲートに、上記パルス信号(読み出しパルス)READnは上記セル中の読み出しトランジスタTdのゲートにそれぞれ供給される。この画素部1には、バイアス発生回路(バイアス1)からバイアス電圧VVLが印加されている。このバイアス電圧VVLは、ソースフォロワ回路用の負荷トランジスタTLMのゲートに供給される。
VREF発生回路50は、外部から入力されるメインクロック信号MCKに応答して動作し、AD変換(ADC)用の基準波形を生成する回路である。この基準波形の振幅は、シリアルインターフェース(シリアルI/F)60に外部から入力されるデータDATAによって制御される。このシリアルインターフェース60に入力されるコマンドは、コマンドデコーダ61に供給されてデコードされ、上記メインクロック信号MCKとともにタイミングジェネレータTGに供給される。
VREF発生回路50は、1水平走査期間に2回のAD変換を実行するために、三角波VREFGHとVREFGLを発生して、ADC3に供給する。前半のVREF振幅で第1回目の入力信号を1023レベルでAD変換する。後半は、同じVREF振幅で第2回目の異なった入力信号を1023レベルでAD変換する。そして、次の水平期間に信号SH,SLを同時に上記ラインメモリから読み出して2つの信号を加算することで、1つの信号SMを生成している。
1−2.画素部、ADC,CDSの構成例
次に、図2を用いて、上記図1に示した増幅型CMOSイメージセンサにおける画素部1、CDS回路2、及びADC回路3のより具体的な構成例を説明する。
図示するように、画素部1における各々のセル(画素)11は、行選択トランジスタTa、増幅トランジスタTb、リセットトランジスタTc、読み出しトランジスタTd、及びフォトダイオードPDから構成されている。上記トランジスタTa,Tbの電流経路は、電源VDDと垂直信号線VLIN間に直列接続される。上記トランジスタTaのゲートにはパルス信号ADRESnが供給される。上記トランジスタTcの電流経路は、電源VDDとトランジスタTbのゲート(検出部FD)との間に接続され、そのゲートにパルス信号RESETnが供給される。また、上記トランジスタTdの電流経路の一端は、上記検出部FDに接続され、そのゲートにパルス信号READnが供給される。そして、上記トランジスタTdの電流経路の他端にフォトダイオードPDのカソードが接続され、このフォトダイオードPDのアノードは接地されている。
上記構成のセル11が行及び列の二次元的に配置されて画素部1が構成されている。上記画素部の下部には、ソースフォロワ回路用の負荷トランジスタTLMが水平方向に配置されている。これら負荷トランジスタTLMの電流経路は、垂直信号線VLINと接地点間に接続され、そのゲートにはバイアス発生回路からバイアス電圧VVLが印加される。
CDS回路2及びADC回路3中には、ノイズキャンセラ用の容量C1〜C3が配置されると共に、垂直信号線VLINの信号を伝達するためのトランジスタTS1、AD変換用の基準波形を入力するためのトランジスタTS2、及び2段のコンパレータ回路COMP1,COMP2が配置されている。上記コンパレータ回路COMP1,COMP2間には、キャパシタC3が接続される。上記コンパレータ回路COMP1は、インバータINV1と、このインバータINV1の入力端と出力端間に電流経路が接続されたトランジスタTS3とで構成されている。上記コンパレータ回路COMP2は、インバータINV2と、このインバータINV2の入力端と出力端間に電流経路が接続されたトランジスタTS4とで構成されている。上記トランジスタTS1のゲートにはタイミングジェネレータから出力されるパルス信号S1、上記トランジスタTS2のゲートにはパルス信号S2、上記トランジスタTS3のゲートにはパルス信号S3、及び上記トランジスタTS4のゲートにはパルス信号S4がそれぞれ供給される。上記コンパレータ回路COMP2から出力されるデジタル信号はラッチ回路4でラッチされ、2つのラインメモリ5,6に入力される。ラインメモリ信号はシフトレジスタを動作させて、上記2つのラインメモリから10ビットのデジタル信号OUT0〜OUT9が順次出力されるようになっている。
上記のような構成において、例えば、垂直信号線VLINのnラインの信号を読み出すためには、パルス信号ADRESnを“H”レベルにすることで、増幅用トランジスタTbと負荷用トランジスタTLMからなるソースフォロワ回路を動作させる。そして、フォトダイオードPDで光電変換して得た信号電荷を一定期間蓄積し、読み出しを行う前に検出部FDにおける暗電流などのノイズ信号を除去するために、パルス信号RESETnを“H”レベルに設定してトランジスタTcをオンして、検出部FDをVDD電圧=2.8Vにセットする。これによって、垂直信号線VLINには基準となる検出部FDに信号がない状態の電圧(リセットレベル)が出力される。この時、パルス信号S1,S3,S4をそれぞれ“H”レベルにしてトランジスタTS1,TS3,TS4をオンさせることで、ADC3のコンパレータ回路COMP1とCOMP2のAD変換レベルを設定すると共に、垂直信号線VLINのリセットレベルに対応した量の電荷を容量C1に蓄積する。
次に、パルス信号(読み出しパルス)READnを“H”レベルにして読み出しトランジスタTdをオンさせ、フォトダイオードPDで生成して蓄積した信号電荷を検出部FDに読み出す。これによって、垂直信号線VLINには、検出部FDの電圧(信号+リセット)レベルが読み出される。この時、パルス信号S1を“H”レベル、パルス信号S3を“L”レベル、パルス信号S4を“L”レベル、パルス信号S2を“H”レベルにすることで、トランジスタTS1がオン、トランジスタTS3がオフ、トランジスタTS4がオフ、トランジスタTS2がオンとなり、「垂直信号線VLINの信号+リセットレベル」に対応する電荷が容量C2に蓄積される。この際、容量C1は、コンパレータ回路COMP1の入力端がハイインピーダンス状態となっているため、リセットレベルが保持されたままになっている。
その後、VREF発生回路から出力される基準波形のレベルを増加させる(三角波VREFを低レベルから高レベル)ことで容量C1とC2の合成容量を介して、コンパレータ回路COMP1,COMP2でAD変換する。上記三角波は、10ビット(0〜1023レベル)で発生させ、AD変換レベルを10ビットのカウンタで判定してラッチ回路でデータを保持する。1023レベルのAD変換後、ラッチ回路のデータをラインメモリへ転送している。上記容量C1に蓄積したリセットレベルは、容量C2に蓄積したリセットレベルと極性が逆になるため、リセットレベルはキャンセルされ、実質的に容量C2の信号成分でAD変換が実行される。このリセットレベルを除去する動作を低ノイズ化処理動作(CDS動作:Correlated Double Sampling、相関二重サンプリング)と呼ぶ。このAD変換動作を1水平走査期間に2回実行するために、VREF発生回路で三角波VREFGHとVREFGLを発生させ、トランジスタTS2の電流経路の一端へ供給している。前半のVREFGHでAD変換したデジタル信号はラインメモリMSH5で保持される。一方後半のVREFGLでAD変換したデジタル信号はラインメモリMSL6で保持する。この2つの信号は、次の水平走査期間に同時に読み出される。
1−3.加算回路の構成例
次に、図3を用いて、上記図1に示した加算回路20の構成例について説明する。
図示するように、本例に係る加算回路20は、コンパレータ回路COM11,スイッチSW11,SW12,減算器SU11,クリップ回路CL11,および加算器PL11を備える。
ここで、コンパレータ回路COM11およびスイッチSW11は、複数回に分割して読み出された信号のうち、最後の信号の信号レベル(SL)を比較して、先に読み出した信号(SH)を加算するか否かを判定する第1判定回路22を構成する。
より具体的には、ラインメモリMSL6により読み出された信号SLは、コンパレータ回路COM11にて、所定レベルの信号SLMaxと比較される。信号SLが信号SLMaxよりも大きい場合には、制御スイッチSW11をYES側に設定する。従って、信号SHは加算される。一方、信号SLが信号SLMaxよりも小さい場合には、スイッチSW11をNO側に設定する。従って、信号SHは加算されない。ここで、例えば、所定レベルSLMaxは、SL信号の最大が約5000ele程度の信号の時、4000ele程度に設定することで、4000ele以下の信号には信号SHが加算されない。
このように、本例の構成では、信号SLが所定の信号SLMaxよりも小さい場合には、スイッチSW11をNO側に設定し、信号SHを加算しないように制御でき、ランダムノイズが混入することを防止できる。その結果、分割された信号が小信号の場合であっても、ランダムノイズを低減でき、S/N(Signal/Noise)比の劣化の防止に有利である。
ラインメモリMSH5により読み出された信号SHは、減算器SU11に入力され、まず黒レベルが減算される。例えば、黒レベルをADCカウントの64LSBに設定している場合は、64LSBを減算する。
減算器11にから入力されるマイナス信号は、ゼロ以下クロップ回路CL11により、クリップすることで、ランダムノイズを1/2程度に低減される。ここで、例えば、信号レベル4000ele以上で、ランダムノイズが加算される可能性がある。しかしながら、信号4000eleの時の光ショットノイズは、平方根で算出できるため√(4000)=63eleとなる。この時、SH信号が無いときのランダムノイズは、画素部1のソースフォロワ回路のノイズが支配的となり、2ele発生している。先のゼロ以下を、クロップ回路CL11によりクリップすることで、半減するため、1eleがランダムノイズとなる。このレベルは信号の1/63程度と小さいため、ほとんど画像で検出できない。さらに、光量が少なくなった場合には、ADC3の基準電圧VREFの振幅を小さくすることで、実行的にアナログGAINを増加した効果が得られる。
図示する加算回路20による2分割して読み出す構成では、アナログGAINを2倍以上に設定した場合には、SL信号しか使わない。そこで、スイッチSW12は、アナログGAINを2倍以上となった場合(≧×2)には、SH信号が加算回路20に供給されないように、GND側に設定される。このため、SH信号が実質的に加算されない、実質加算無しとすることができる。この結果、信号4000ele以下では、ランダムノイズが増加することを防止できる。尚、例えば、4000ele以上では、1ele程度の増加となるが、この値は光ショットノイズより十分小さいレベルのため、実用上問題とならないものである。
加算器PL11の入力はスイッチSW12の出力および信号SLに接続され、これらを加算した信号SMを信号処理回路30へ出力する。
<2.動作例>
2−1.読出し動作
次に、図4に示す動作タイミングを用い、本例に係る固体撮像装置の読み出し動作について説明する。本例のセンサは画素数がVGAのため、垂直のnラインのフォトダイオードPDで光電変換して電荷を蓄積する蓄積時間を低照度撮影のため最大の蓄積時間TL=525Hとしてフォトダイオードで光信号を光電変換し信号電荷を蓄積している。読み出しパルスREADの振幅を高レベル(2.8V)にして制御している。上記蓄積時間TLはESレジスタで1H毎に制御できる。また、上記蓄積時間TSはESレジスタで1H毎、更にセレクタ回路の入力パルス位置を変更することで1H以下の制御も可能である。
まず、画素部1からの第1回目の読み出し動作時(t3)の際には、水平同期パルスHPに同期して画素部にパルス信号RESETn,READn,ADRESnを供給してフォトダイオードPDで光電変換して蓄積した信号電荷を読み出す。まず、RESETnをONしてOFFした時のリセットレベルを、図2中の容量C1に取り込む。この時基準波形の振幅は、中間レベルに設定して読み出しを行っている。この中間レベルは、画素部の遮光画素(OB)部が64LSBになるようにセンサ内で自動調整している。次にREADnをONして中間電圧Vmを印加することで、PDに蓄積した飽和レベルの約半分以上の信号を出力する。この読み出した信号はリセットレベルと信号レベルを加算した信号が、図2中の容量C2に保持される。この読み出した信号に対して、水平走査期間の前半の0.5H期間に基準波形として三角波を発生させ10ビットのAD変換を実施している。AD変換した信号(デジタルデータ)はラッチ回路4に保持し、AD変換終了後にラインメモリMSH5に入力する。
続いて、画素部1からの第2回目の読み出し動作時(t4)の際には、1回目の0.5H後と同様に、RESETnをONしてOFFした時のリセットレベルを図2中の容量C1に取り込む。次にREADnをONして高電圧Vhを印加することで、PDに残された信号電荷を出力する。この読み出した信号はリセットレベルと信号レベルを加算した信号が、図2の容量C2に保持される。この読み出した信号に対して、水平走査期間の後半の0.5H期間に基準波形として三角波を発生させ10ビットのAD変換を実施している。AD変換した信号(デジタルデータ)はラッチ回路4に保持し、AD変換終了後にラインメモリMSL6に入力する。
次の1水平走査期間に2つのラインメモリMSH,MSLより同時に出力して、画素単位の2つの信号を加算して1つの信号に合成している。本動作では、2つの信号を加算することで、信号レベルが11bitに増加する。この時、画素部のソースフォロワ回路で発生するランダムノイズは平均化されるためSNRが改善する。また、信号の分解能も10bitから11bitに増加する。高速動作させる場合は、9bitのADC動作させることで、動作周波数を約2倍にすることができる。この時の信号の分解能は従来と同じ10bitとなる。
2−2.読出しポテンシャル
次に、図5を用いて、本例に係る図4に示した動作タイミング図における時刻t1〜t4の画素部1の断面図およびポテンシャルについて説明する。
図示するように、p型半導体基板にn型の不純物拡散領域が設けられてフォトダイオードPDが形成される。n型不純物拡散領域の表面はp型不純物拡散領域でシールドされている。これによって、キズや暗時ムラの小さい埋め込み型フォトダイオードPDを形成している。検出部FDはn型不純物拡散領域で形成され、上記フォトダイオードPDのn型不純物拡散領域とともに読み出しトランジスタ(リードゲート)Tdのソース、ドレイン領域として働く。これらn型不純物拡散領域間の基板上には、図示しないゲート絶縁膜を介在してポリシリコンからなるゲート電極が設けられている。このゲート電極には、読み出しパルスREADが供給される。上記検出部FDとしてのn型不純物拡散領域に隣接して、n型不純物拡散領域が設けられている。このn型不純物拡散領域はリセットトランジスタ(リセットゲート)Tcのドレイン領域として働き、上記検出部FDのn型不純物拡散領域はソース領域として働く。上記ドレイン領域には、ドレイン電圧VD(=2.8V、例えばVDD)が印加される。これらn型不純物拡散領域間の基板上には、図示しないゲート絶縁膜を介在してポリシリコンからなるゲート電極が設けられている。このゲート電極には、リセットパルスRESETが供給される。そして、このリセットトランジスタTcにより、上記検出部FDをドレイン電圧VDDにリセットできるようにしている。
まず、図示しない時刻t0から、信号蓄積は、光入力信号PDで光電変換して信号電荷を蓄積し始める。
続いて、時刻t1,t2の際、上記信号の蓄積動作を継続する。
続いて、時刻t3の際、フォトダイオードPD部で蓄積した信号を読み出すため、まずRESETパルスを印加して、電源電圧VDD=2.8Vの電位に検出部をリセットする。次に、READ電極に電圧Vmを印加してPD部の飽和容量の約1/2以上蓄積した信号電荷を検出部FDに読み出している。
続いて、時刻t4の際、同様に、RESETパルスを印加して、電源電圧VDD=2.8Vの電位に検出部をリセットする。次に、READ電極に電圧Vhを印加してPD部に残されていた信号電荷を検出部FDに読み出している。PD部の容量Cpdは検出部の容量Cfdよりも大きく設計してある。検出部の容量Cfdと小さくすることで、少ない信号電荷でも大きな電圧が発生することができる。このため、ソースフォロワ回路以降のノイズの影響を小さくすることができる。この変換GAINを2倍にすれば、後段の回路ノイズの影響が1/2に低減できる。また、PD部の容量Cpdを大きくする事で、飽和電子数を増加することができ明時のSNRを改善できる。飽和電子数を2倍にすることで光ショットは信号の平方根で発生するため、SNRは3dB改善することができる。
<3.作用効果>
この実施形態に係る固体撮像装置およびその動作によれば、少なくとも下記(1)、(2)の効果が得られる。
(1)分割された信号が小信号の場合であっても、ランダムノイズを低減でき、S/N(Signal/Noise)比の劣化の防止に対して有利である。
(1)−1:上記のように、本例に係る固体撮像装置は、半導体基板上に配置される複数のセル11を備える画素部1と、フォトダイオードで光電変換する露光時間を制御し、フォトダイオードに蓄積した信号電荷を分割して読み出す読み出しパルス振幅制御回路41と、複数回に分割して読み出された信号のうち、最後の信号(SL)の信号レベルを比較して、先に読み出した信号(SH)を加算するか否かを判定する第1判定回路(第1判定手段)22を備え、分割して読み出された複数の信号を一つの信号に合成する加算回路20とを少なくとも具備する。
より具体的に、本例では、上記第1判定回路22は、コンパレータ回路COM11およびスイッチSW11により構成され、ラインメモリMSLにより読み出された信号SLは、コンパレータ回路COM11にて、所定レベルの信号SLMaxと比較される。信号SLが信号SLMaxよりも大きい場合には、制御スイッチSW11をYES側に設定する。従って、信号SHは加算される。一方、信号SLが信号SLMaxよりも小さい場合には、スイッチSW11をNO側に設定する。従って、信号SHは加算されない。
このように、本例の構成では、信号SLが所定の信号SLMaxよりも小さい場合には、スイッチSW11をNO側に設定し、信号SHを加算しないように制御でき、ランダムノイズが混入することを防止できる。
この結果、分割された信号が小信号の場合であっても、ランダムノイズを低減でき、S/N(Signal/Noise)比の劣化の防止に有利である。
(1)−2:更に加算回路20は、フォトダイオードFDから複数回に分割して読み出した最後の信号(SL)以外の信号(SH)の黒レベルを減算する減算器SU11を備える。より具体的には、ラインメモリMSHにより読み出された信号SHは、減算器SU11に入力され、まず黒レベルが減算される。例えば、黒レベルをADCカウントの64LSBに設定している場合は、64LSBを減算する。
この結果、加算する画素11の前後の複数画素の平均値が黒レベルより大きいと判断したときに加算できるため、ランダムノイズを低減できる。
(1)−3:更に加算回路20は、入力された減算器SU11の出力のうちのゼロ以下をクリップするクリップ回路CL11を備える。より具体的には、減算器11にから入力されるマイナス信号は、ゼロ以下クロップ回路CL11により、クリップする。
この結果、本例では、ランダムノイズを、例えば、1/2程度に低減することができる。
(1)−4:更に加算回路20は、AD変換の高いアナログ変換GAINが入力されたときに、分割して読み出された信号(SH)の加算処理を行わないように切り替えるスイッチSW12を備える。より具体的には、スイッチSW12は、アナログGAINを2倍以上となった場合(≧×2)には、SH信号が加算回路20に供給されないように、GND側に設定される。
この結果、SH信号が実質的に加算されない、実質加算無しとすることができ、ランダムノイズの低減に対して有利である。
(2)高感度化および高ダイナミックレンジ化に対して有利である。
上記のように、本例に係る固体撮像装置は、フォトダイオードPDで光電変換する露光時間を制御し、フォトダイオードPDに蓄積した信号電荷を分割して読み出すパルス振幅制御回路41を具備する。
そのため、検出部の変換GAINを高くすることができ、後段のランダムノイズの影響が小さくなるため、高感度化に対して有利である。加えて、フォトダイオードPDの飽和電子数を大きくすることができるため、高ダイナミックレンジの実現に対しても有利である。
[第2の実施形態(4分割読出しの一例)]
次に、第2の実施形態に係る固体撮像装置およびその動作について、図6および図7を用いて説明する。この実施形態は、4分割に読み出す一例に関するものである。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
<読出し動作>
まず、図6を用い、第2の実施形態に係る固体撮像装置の読み出し動作について説明する。ここでは、上記第1の実施形態と重複する部分の説明についての図示および説明は省略する。
図示するように、1水平走査期間(HP)に、READnが5値化されている。そのため、パルス制御回路41の出力VREAD電圧を、4レベルで可変化することができる。そして、同様に、ADC動作を4回実施する。
<構成例(加算回路)>
次に、図7を用い、第2の実施形態に係る加算回路20の構成例を説明する。
図示するように、本例に係る加算回路20は、上記4分割して読み出した信号を加算するために、4つのラインメモリ(MSH1,MSH2,MSH3,MSL)が配置される点で、上記第1の実施形態と相違する。上記4つのラインメモリに対応して、減算器SU21〜SU23,ゼロ以下クリップ回路CL21〜CL23,スイッチSW21〜SW24,および加算器PL21〜PL23が配置される点で、上記第1の実施形態と相違する。
フォトダイオードPDに蓄積された信号の大きい信号から、順次、信号SH1、信号SH2,信号SH3,信号SL信号とし、各ラインメモリ(MSH1,MSH2,MSH3,MSL)にそれぞれ蓄積される。
信号SH1〜SH3の信号に対して、上記と同様に、黒レベルの減算処理と、ゼロ以下クリップ処理を行うために、減算器SU21〜SU23およびクリップ回路CL21〜CL23が配置される。
判定回路22の構成および動作は、上記と実質的に同様である。例えば、フォトダイオードPDの最大飽和信号を10000eleとすると、SL信号の飽和は2500eleとなる。SLMaxを2000eleに設定すると、光ショットノイズは√(2000)=45eleとなる。ランダムノイズは1eleなので、まだ、1/45と十分に小さい。
尚、本例では、信号が2000ele以上は、ランダムノイズが1ele増加するが、影響が小さいため、SL信号のみにコンパレータ回路COM21を設け、判定動作を行う場合を一例に挙げた。しかしながら、本例の構成に限らず、当然、信号SH2,信号SH3にコンパレータ回路を設けて判定させる判定回路を設けても良い。
制御スイッチSW21,SW23,SW24に入力され切り替わるアナログGAINの値は、本例では、それぞれ、アナログGAIN×4倍,×2倍,×1.33倍であるように設定される。
<作用効果>
第2の実施形態に係る固体撮像装置およびその動作によれば、少なくとも上記(1)乃至(2)と同様の効果が得られる。さらに、本例によれば、パルス制御回路41の出力VREAD電圧を、4レベルで可変化することができ、4分割して読み出した信号を加算して読み出すことができる。このように、必要に応じて、本例を適用することが可能である。
[第3の実施形態(ランダムノイズ低減に更に有利な一例)]
次に、第3の実施形態に係る固体撮像装置について、図8を用いて説明する。この実施形態は、ランダムノイズを更に低減できる一例に関するものである。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
<構成例(加算回路)>
図8を用い、第3の実施形態に係る加算回路20の構成例を説明する。
図示するように、本例では、画素の平均値を算出する平均算出回路AV31,およびラインメモリMSH、MSLのそれぞれに配置される第1,第2判定回路22−1,22−2を備える点で、上記第1の実施形態と相違する。
ラインメモリMSHから読み出された信号SHは、同じ色信号(Bayer配列の場合、Gr,R,B,Gbの4色)の5画素をPH1からPH5の5画素の平均値を算出するための平均算出回路AV31に入力される。
第2判定回路22−2は、コンパレータCOM31に入力された平均値が黒レベルよりも大きい場合、信号有りとなるためにスイッチSW32をYES側に設定する平均算出回路AV31を有する。一方、第2判定回路22−2が有する平均算出回路AV31は、入力された平均値が黒レベルよりも小さい場合(NO)の場合は、スイッチSW32をGND側に設定する。
信号SLは、信号SHと同位相となるように画素遅延された信号PL3として出力される。この処理により、信号有りの検出能力を向上することができる。例えば、本例の場合、改善効果は、5画素の平方根で得られる√5=2.2倍程度改善する。第1の実施例では、SL信号の最大が約5000ele程度の信号の時、4000ele程度から5000eleの信号にランダムノイズが1ele加算されていた。しかし、この第2判定回路22−2を用いることで、このランダムノイズ1eleの加算を大幅に回避することができる。さらに、この第2判定回路22−2を用いる事によって、第1判定回路22−1をなくす事もできる。信号MSLの最大信号量がデバイス毎に変動したとしても、信号MSHの信号有り無しを高精度に判定できるためMSH信号なし時に加算されるランダムノイズの増加を回避する事ができる。
尚、平均する画素数は5画素に限定されずに、2画素以上を自由に設定することが可能である。
<作用効果>
第3の実施形態に係る固体撮像装置およびその動作によれば、少なくとも上記(1)乃至(2)と同様の効果が得られる。さらに、本例によれば、画素の平均値を算出する平均算出回路AV31,およびラインメモリMSH、MSLのそれぞれに配置される第1、第2判定回路22−1,22−2を備える。
そのため、MSH信号なし時に加算されるランダムノイズの増加を回避する点で、さらに有利である。
[第4の実施形態(カラムADCで加算する一例)]
次に、第4の実施形態に係る固体撮像装置について、図9乃至図11を用いて説明する。この実施形態は、カラムADC回路で加算する一例に関するものである。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
<構成例(ADC回路)>
まず、図9を用い、カラムADCで加算できるカラムADC回路の構成例について説明する。
図示するように、画素11に電気的に接続される垂直信号線VLinは、コンパレータ回路COM41,COM42に入力に接続される。コンパレータCOM41,COM42の他方の入力は、三角波の基準波形VREFに接続されている。コンパレータ回路COM41,COM42では、画素の検出部リセット後の出力VLin電圧とVREFの基準電圧との差をコンパレータ回路(COM41、COMP42)の入力容量C41,C42に保持する。その後、フォトダイオードPDから読み出した信号でVLin電圧が変化する。この変化した信号レベルとVREFの電圧が同じになったときに、出力信号が出力される。コンパレータCOM41,COM42の出力は、例えば、”0”データから”1”データに変化する。
コンパレータCOM41,COM42の出力が上記のように変化すると、U/D(Up/Down)カウンタ回路U/D1,U/D2は、カウントを停止する。
そして、ラインメモリ5,6は、入力されたカウンタ回路U/D1,U/D2のカウントデータを保存する。
<加算動作(1)>
次に、図10を用い、上記図9に示したカラムADC回路3の加算動作について説明する。
図示するように、まず、RESETnにおいてFD部がリセットされる。
このリセット電位により、ADRESnをONにすることで、垂直信号線VLinの読出し信号を導通させ出力する。
出力された読出し信号は、コンパレータCOM41,COM42でVREF電圧と比較される。この際、U/Dカウンタ回路U/D1,U/D2は、Downカウントする。コンパレータの両入力電圧(VLinに発生する信号レベルとVREF電圧)が同じになると、U/Dカウンタ回路U/D1,U/D2はカウンタを停止する。
次に、画素部1で、READnにVm電圧を印加することで、フォトダイオードPDで蓄積した飽和の約半分の信号を読み出し、検出部FDで電圧に変換して、垂直信号線VLinへ出力する。
出力した信号は、コンパレータCOM41,COM42でVREF電圧と比較される。この際、U/Dカウンタ回路U/D1,U/D2は、Upカウントする。VLinに発生した信号レベルとVREF電圧が同じになると、U/DカウンタU/D1,U/D2はカウンタを停止する。
検出部FDのRESETレベルとソースフォロワの電圧変動は、容量C41,C42でキャンセルしている。上記Down-Upカウント動作では、各コンパレータ(COM41,COM42)の2つの入力のレベル差をキャンセルしている。よって、従来発生していた縦筋状のノイズをキャンセルすることができる。
同様に、1水平期間HPの後半で、再度、RESETnでFD部をリセットする。このリセット電位をADRESnをONにすることで垂直信号線VLinへ出力する。出力した信号は、コンパレータCOM41,COM42でVREF電圧と比較される。この際、上記最初に得られたカウンタ値からスタートする。U/Dカウンタ回路U/D1,U/D2は、Downカウントする。VLinに発生する信号レベルとVREF電圧が同じになると、U/Dカウンタ回路U/D1,U/D2はカウンタを停止する。
次に、画素部1で、READnにVh電圧を印加することで、フォトダイオードPDに読み残していた信号電荷を検出部FDへ読み出し、電圧に変換して垂直信号線VLinへ出力する。
出力した信号は、コンパレータCOM41,COM42でVREF電圧と比較される。この時、U/Dカウンタ回路U/D1,U/D2は、Upカウントする。VLinに発生する信号レベルとVREF電圧が同じになると、U/Dカウンタ回路U/D1,U/D2はカウンタを停止する。この動作で、フォトダイオードPD部の信号を分割読み出し、加算動作を実施している。
1水平期間HPの終わりでは、各カラムで同様のADC動作を実施したカウント値をVsigとして、ラインメモリへ同時に転送する。
そして、次の1水平期間HPに順次読み出して、信号処理後にセンサチップより出力する。
<加算動作無し(2)(GAIN2倍)>
次に、図11を用い、上記図10に示したカラムADC回路3の加算動作で、アナログGAINが2倍以上になった場合の加算動作無しを説明する。
図示するように、水平走査期間HPの前半の動作をOFFにする点で、上記図10に示した動作と相違する。このように、水平走査期間HPの前半の動作をOFFとすることで、容易に加算動作をOFFとでき、アナログGAINが2倍以上となった場合に対応することが可能である。
尚、本例に挙げた図9中のコンパレータCOM41,COM42では、ゼロ以下のクリップ回路とSLMaxレベルの判定回路とがないため、例えば、ランダムノイズは2ele程度加算される分、劣化するとも思われる。しかしながら、本例の構成では、ラインメモリの増加無しで、簡単に加算動作が実現できる点で有利である。当然、ラインメモリを追加し、ラインメモリの読み出し後に、上記と同様なゼロ以下のクリップ回路、SLMaxレベルの判定回路22等を配置し、処理することで、上記同様の動作を実施可能であることは勿論である。
<作用効果>
第3の実施形態に係る固体撮像装置およびその動作によれば、少なくとも上記(1)乃至(2)と同様の効果が得られる。さらに、本例のように、必要に応じ、カラムADCで加算できるカラムADC回路を適用することも可能である。
[変形例(その他の単位画素の構成例)]
次に、図12乃至図14を用いて、変形例に係る固体撮像装置について説明する。この変形例は、その他の単位画素11の構成例に関するものである。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
<画素の構成例>
画素(1)
まず、図12を用い、画素11の変形例(1)を示す。上記図1では、1つのフォトダイオードPDに対して1出力回路を設けた、1画素1セルの画素構成を示した。
図12では、2つのフォトダイオードPDに対して、1出力回路(トランジスタTa等)が設けられた、2画素1セルの画素構成である。
画素(2)
図13では、4フォトダイオードPDに対して、1出力回路(トランジスタTa等)が設けられた、4画素1セルの画素構成である。
画素(3)
図14では、1画素1セルの画素構成だが、アドレストランジスタTbが省略された画素構成である。
尚、画素1の構成は、これらの構成に限定されず、本例は、さらに変形した画素構成にも適用できることは勿論である。
フォトダイオードPDに蓄積した大きな信号を1度に検出部に読み出してしまうと、検出部から信号があふれだし、フォトダイオードPDに逆流したり、周辺のフォトダイオードPDへ広がったりする不具合が発生するおそれがある。今回の実施例では、2分割や4分割して読み出す例を一例として示したが、この回数に限られず、その他の複数回の読み出しも可能である。
加えて、上記第1乃至第4の実施形態および変形例は、光照射面が、信号走査回路及びその配線層が配置される半導体基板表面(表面)上とは反対側の半導体基板表面(裏面)上に配置される、裏面照射型(BSI)の固体撮像装置に適用することも有効である。この裏面照射型の固体撮像装置では、画素に入射する光が配線層等に阻害されることなく半導体基板内の受光領域に到達することができる。そのため、微細な画素においても高い量子効率を実現することができる点で有利である。
以上、第1乃至第4の実施形態および変形例を用いて本発明の説明を行ったが、この発明は上記各実施形態および変形例に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記各実施形態および変形例には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば各実施形態および変形例に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…画素部、セル(画素)…11、40…パルス振幅制御回路、20…加算回路20…判定回路(判定手段)、SU11…減算器、CL11…ゼロ以下グリップ回路、SW12…制御スイッチ、PL11…加算器。

Claims (7)

  1. 光信号を光電変換して信号電荷を生成するフォトダイオードと、前記フォトダイオードで生成した信号電荷を検出部に読み出す読み出し手段と、前記信号電荷を電荷量に対応する電圧に変換して出力する出力手段と、前記検出部をリセットするリセット手段とをそれぞれ有し、半導体基板上に配置される複数のセルを備える画素部と、
    前記フォトダイオードで光電変換する露光時間を制御し、前記フォトダイオードに蓄積した信号電荷を複数回に分割して読み出す読み出しパルス振幅制御手段と、
    前記複数回に分割して読み出された信号のうち、最後の信号の信号レベルを比較して、先に読み出した信号を加算するか否かを判定する第1判定手段を備え、前記分割して読み出された複数の信号を一つの信号に合成する加算手段とを具備し、前記加算手段は、前記フォトダイオードから複数回に分割して読み出した最後の信号以外の信号の黒レベルを減算する減算器を更に備えること
    を特徴とする固体撮像装置。
  2. 光信号を光電変換して信号電荷を生成するフォトダイオードと、前記フォトダイオードで生成した信号電荷を検出部に読み出す読み出し手段と、前記信号電荷を電荷量に対応する電圧に変換して出力する出力手段と、前記検出部をリセットするリセット手段とをそれぞれ有し、半導体基板上に配置される複数のセルを備える画素部と、
    前記フォトダイオードで光電変換する露光時間を制御し、前記フォトダイオードに蓄積した信号電荷を複数回に分割して読み出す読み出しパルス振幅制御手段と、
    前記複数回に分割して読み出された信号のうち、最後の信号の信号レベルを比較して、先に読み出した信号を加算するか否かを判定する第1判定手段を備え、前記分割して読み出された複数の信号を一つの信号に合成する加算手段とを具備し、前記加算手段は、AD変換の高い変換GAINが入力されたときに、前記分割して読み出された信号の加算処理を行わないように切り替える制御スイッチを更に備えること
    を特徴とする固体撮像装置。
  3. 光信号を光電変換して信号電荷を生成するフォトダイオードと、前記フォトダイオードで生成した信号電荷を検出部に読み出す読み出し手段と、前記信号電荷を電荷量に対応する電圧に変換して出力する出力手段と、前記検出部をリセットするリセット手段とをそれぞれ有し、半導体基板上に配置される複数のセルを備える画素部と、
    前記フォトダイオードで光電変換する露光時間を制御し、前記フォトダイオードに蓄積した信号電荷を複数回に分割して読み出す読み出しパルス振幅制御手段と、
    前記複数回に分割して読み出された信号のうち、最後の信号の信号レベルを比較して、先に読み出した信号を加算するか否かを判定する第1判定手段を備え、前記分割して読み出された複数の信号を一つの信号に合成する加算手段とを具備し、前記加算手段は、前記フォトダイオードから複数回に分割して読み出した最後の信号以外の信号の水平方向の複数画素の平均値を算出する平均算出回路を備え、その結果が所定の黒レベルより大きいと判定した場合に、入力された信号を加算処理する第2判定手段を更に備えること
    を特徴とする固体撮像装置。
  4. 光信号を光電変換して信号電荷を生成するフォトダイオードと、前記フォトダイオードで生成した信号電荷を検出部に読み出す読み出し手段と、前記信号電荷を電荷量に対応する電圧に変換して出力する出力手段と、前記検出部をリセットするリセット手段とをそれぞれ有し、半導体基板上に配置される複数のセルを備える画素部と、
    前記フォトダイオードで光電変換する露光時間を制御し、前記フォトダイオードの飽和電荷量以下で蓄積した信号電荷を複数回に分割して読み出す読み出しパルス振幅制御手段と、
    前記複数回に分割して読み出された信号のうち、最後の信号の信号レベルを比較して、先に読み出した信号を加算するか否かを判定する第1判定手段を備え、前記分割して読み出された複数の信号を一つの信号に合成する加算手段とを具備すること
    を特徴とする固体撮像装置。
  5. 前記画素部の前記セルを駆動するためのパルスを選択するセレクタを更に具備し、
    前記読み出しパルス振幅制御手段は、前記セレクタが有するドライバ回路の電源電圧を制御すること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記分割して読み出した信号に対応してAD変換を複数回行い、AD変換したデジタル信号を前記加算手段に出力するAD変換手段と、
    前記AD変換手段でAD変換して得たデジタル信号を記憶する記憶手段とを更に具備すること
    を特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記読み出しパルス振幅制御手段は、複数の読み出しパルスの振幅を順次大きくなるように制御すること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
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