JP2016540794A - LRRK2阻害薬としての新規の3,4−二置換−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび4,5−二置換−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン - Google Patents

LRRK2阻害薬としての新規の3,4−二置換−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび4,5−二置換−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン Download PDF

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Abstract

本発明は、新規の式(I)の3,4−二置換−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン誘導体および4,5−二置換−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン誘導体、ならびにそれらの薬学的に許容できる塩を提供する[式中、R1、R2、R3、R4、およびXは、明細書において定義されている通りである]。本発明はまた、式Iの化合物を含む医薬組成物、およびパーキンソン病もしくはアルツハイマー病を含む神経変性疾患、がん、クローン病、またはハンセン病などのLRRK2に関連する疾患の処置における化合物の使用を対象とする。【化1】

Description

本発明は、ロイシンリッチリピートキナーゼ2(LRRK2)の低分子阻害薬に関する。本発明はまた、ヒトを含む哺乳動物において低分子LRRK2阻害薬の投与によってLRRK2を阻害する方法に関する。本発明はまた、ヒトを含む哺乳動物において、LRRK2阻害薬を用いてパーキンソン病(PD)および他の神経変性障害および/または神経学的障害を処置することに関する。より詳細には、本発明は、PD、アルツハイマー病(AD)、および他のLRRK2関連障害などの神経変性障害および/または神経学的障害の処置のために有用な3,4−二置換−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン誘導体および4,5−二置換−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン化合物に関する。
LRRK2は、複雑なマルチドメイン構造を有するROCOタンパク質ファミリーの286kDaタンパク質である。LRRK2について確定されているタンパク質モチーフには、アルマジロ様(ARM)ドメイン、アンキリン様(ANK)ドメイン、ロイシンリッチリピート(LRR)ドメイン、Ras(レニン−アンジオテンシンシステム)複合体(ROC)ドメイン、ROCのC末端(COR)ドメイン、キナーゼドメイン、およびC末端WD40ドメインが含まれる。ROCドメインは、グアノシン三リン酸(GTP)に結合し、CORドメインは、ROCドメインのGTPアーゼ活性の調節因子であり得る。キナーゼドメインは、MAPキナーゼキナーゼキナーゼ(MAPKKK)に対して構造的相同性を有し、in vitroで数種の細胞タンパク質をリン酸化することが示されているが、内在性基質は、いまだ決定されていない。LRRK2は、脳の様々な領域において、ならびに心臓、肺、脾臓、および腎臓を含むいくつかの末梢組織において見出されている。
LRRK2は、推定上のタンパク質間相互作用、グアノシントリホスファターゼ(GTPアーゼ)活性、およびキナーゼ活性にそれぞれ関連するそのマルチドメインコンストラクトの結果として、多数の細胞プロセスにおいて複雑な役割を潜在的に果たす能力を有する。例えば、LRRK2は、免疫系においてNFAT阻害に関連しており、ベシクル輸送、シナプス前ホメオスターシス、哺乳動物のラパマイシンターゲット(mTOR)シグナル伝達、乳頭状腎臓および甲状腺癌における受容体チロシンキナーゼMETを介してのシグナル伝達、細胞骨格ダイナミックス、マイトジェン活性化プロテインキナーゼ(MAPK)経路、腫瘍壊死因子−α(TNF−α)経路、Wnt経路、および自食作用に連結している。最近の全ゲノム関連(GWA)遺伝子研究によって、LRRK2は、PD、炎症性腸疾患(クローン病)、がん、およびハンセン病などの様々なヒト疾患の病因に関係づけられている(Lewis、P.A.およびManzoni、C.Science Signaling 2012、5(207)、pe2)。
パーキンソン病(PD)は、ドーパミン産生ニューロンの進行性の喪失から生じる比較的一般的な加齢性神経変性障害であり、80歳超の人口の最高4%が罹患する。PDは、静止時振戦、硬直、運動不能、および姿勢動揺などの運動症状、ならびに認知、睡眠、および臭覚の障害などの非運動症状の両方によって特徴づけられる。GWA研究によって、LRRK2はPDに結び付けられており、LRRK2において点変異を有する多くの患者は、特発性PDでの症状と識別不能な症状を示す。20超のLRRK2変異が、常染色体優性パーキンソン症候群に関連しており、R1441C、R1441G、R1441H、Y1699C、G2019S、I2020T、およびN1437Hミスセンス変異が、病原性であると考えられている。LRRK2 R1441G変異は、遺伝子導入マウスからの小グリア細胞において、炎症誘発性サイトカイン(TNF−α、IL−1β、IL−12の比較的高いレベル、およびIL−10の比較的低いレベル)の放出を増大させることが示されており、したがって、ニューロンに対して直接的な毒性をもたらし得る(Gillardon,F.ら、Neuroscience 2012、208、41〜48)。神経炎症のマウスモデルにおいて、小グリア細胞におけるLRRK2の誘導が観察され、低分子LRRK2阻害薬(LRRK2−IN−1またはスニチニブ)でのLRRK2キナーゼ活性の阻害、またはLRRK2ノックアウトは、TNF−α分泌および酸化窒素シンターゼ(iNOS)誘導の減弱をもたらした(Moehle,M.ら、J.Neurosci.2012、32(5)、1602〜1611)。最も一般的なLRRK2変異、G2019Sは、LRRK2変異を持つPD患者の85%超において存在する。LRRK2キナーゼドメインに存在するこの変異は、LRRK2キナーゼ活性の増強をもたらす。ヒト脳において、LRRK2発現は、PDの影響を受けている脳の同じ領域において最も高く、LRRK2は、レビー小体において見出され、PDのホールマークである。最近の研究によって、LRRK2の強力で選択的な脳浸透キナーゼ阻害薬は、PDのための治療処置であり得ることが示されている。
認知症は、広範囲の様々な別個の病的プロセスから生じる。認知症の原因となる最も一般的な病的プロセスは、AD、脳アミロイド血管障害(CM)、およびプリオン媒介性疾患である(例えば、Haanら、Clin.Neurol.Neurosurg.1990、92(4):305〜310;Glennerら、J.Neurol.Sci.1989、94:1〜28を参照されたい)。ADは、記憶障害および認知機能不全によって特徴づけられる進行性神経変性障害である。米国の人口の最も急速に増えている部分である85歳超のすべての人のほぼ半数が、ADに罹患する。したがって、米国におけるAD患者数は、2050年までに約4百万から約1千4百万人に増加すると予測される。LRRK2変異は、AD様病理に関連しており、このことは、ADおよびPDの両方における神経変性経路の間に部分的重複が存在し得ることを示唆している(Zimprach,A.ら、Neuron 2004、44、601〜607)。加えて、LRRK2 R1628P変異形(CORドメイン)は、特定の個体群における、アポトーシスおよび細胞死の増大からおそらく生じているADの発生率の上昇に関連している(Zhao,Y.ら;Neurobiology of Aging 2011、32、1990〜1993。
腎臓、乳房、肺、および前立腺がんなどのある種の非皮膚がん、ならびに急性骨髄性白血病(AML)の発生率の上昇が、LRRK2 G2019S変異を有するパーキンソン病患者において報告されている(Saunders−Pullman,R.ら;Movement Disorders、2010、25(15)、2536〜2541)。G2019S変異は、LRRK2キナーゼ活性の上昇と関連しているので、この活性の阻害は、腎臓、乳房、肺、前立腺、および血液がんなどのがんの処置において有用であり得る。
炎症性腸疾患(IBD)またはクローン病(CD)は、複雑な疾患であり、腸管における微生物相に対する不適切な免疫応答から生じると考えられている。GWA研究によって最近、LRRK2が、特に、WD40ドメインにおけるM2397T多形性が、クローン病の主な感受性遺伝子と同定されている(Liu,Z.ら、Nat.Immunol.2011、12、1063〜1070)。最近の研究では、LRRK2欠損マウスは、それらの野生型カウンターパートよりも、デキストラン硫酸ナトリウム誘発性大腸炎にかかりやすいことが見出されたが、これは、LRRK2が、IBDの病因において役割を果たし得ることを示している(Liu,Z.およびLenardo,M.;Cell Research 2012、1〜3)。
スタウロスポリン、スニチニブ、LRRK2−IN−1、CZC−25146、TAE684、ならびにWO2011/141756、WO2012/028629、およびWO2012/058193におけるものなど、LRRK2阻害活性を有する非選択的および選択的低分子化合物の両方が記載されている。好ましい薬物動態プロファイルおよび血液脳関門を通過する能力を有するLRRK2の強力で選択的な阻害薬である化合物を提供することが望ましい。したがって、本発明は、LRRK2阻害活性を有する新規の3,4−二置換−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび4,5−二置換−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン化合物、ならびにPDを含む神経変性疾患などの、LRRK2に関連する疾患の処置におけるこれらの化合物の使用を対象とする。
本発明の第1の態様の第1の実施形態は、式I
Figure 2016540794

の化合物またはその薬学的に許容できる塩である
[式中、
Xは、NまたはCRであり、
は、−NR、C〜Cシクロアルキル、フェニル、N、O、およびSから独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員のヘテロアリール、N、O、およびSから独立に選択される1〜3個のヘテロ原子を含有し、かつ環炭素原子で結合している4〜7員のヘテロシクロアルキル、ならびにN、O、およびSから独立に選択される1〜3個のヘテロ原子を含有し、かつ環炭素原子で結合している4〜7員のヘテロシクロアルケニルからなる群から選択され、C〜Cシクロアルキル、フェニル、5〜10員のヘテロアリール、4〜7員のヘテロシクロアルキル、および4〜7員のヘテロシクロアルケニルは、1〜3個のRで置換されていてもよく、
は、フェニル、またはN、O、およびSから独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員のヘテロアリールであり、フェニルおよび5〜10員のヘテロアリールは、1〜3個のRで置換されていてもよく、フェニルは、C〜Cシクロアルキル、またはN、O、およびSから選択される1〜3個のヘテロ原子を含有し、かつオキソで置換されていてもよい5〜6員のヘテロシクロアルキルと縮合していてもよく、
は、水素、ハロ、またはC〜Cアルキルであり、
は、水素、シアノ、−CO(C〜Cアルキル)、またはヒドロキシ、C〜Cアルコキシ、もしくはシアノで置換されていてもよいC〜Cアルキルであり、
は、水素またはC〜Cアルキルであり、
およびRはそれぞれ独立に、水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、N、O、およびSから独立に選択される1〜3個のヘテロ原子を含有する4〜7員のヘテロシクロアルキル、もしくはN、O、およびSから独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜6員のヘテロアリールであり、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、または5〜6員のヘテロアリールは、1〜3個のR10で置換されていてもよいか、または
およびRは、それらが結合している窒素と一緒になって、N、O、およびSから独立に選択される1〜2個の追加のヘテロ原子を含有してもよい4〜7員のヘテロシクロアルキル、もしくはN、O、およびSから独立に選択される1〜2個の追加のヘテロ原子を含有してもよい6〜12員のヘテロビシクロアルキルであり、4〜7員のヘテロシクロアルキルまたは6〜11員のヘテロビシクロアルキルは、1〜3個のR10で置換されていてもよく、
、R、およびR10は出現する毎に、1〜3個のハロ、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシ、もしくはシアノで置換されていてもよいC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、−NR、−C(O)NR、−S(O)NR、またはN、O、およびSから独立に選択される1〜3個のヘテロ原子を含有し、かつC〜Cアルキルで置換されていてもよい5〜6員のヘテロアリールから独立に選択され;
およびRは出現する毎にそれぞれ独立に、水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、または−C(O)C〜Cアルキルである]。
本発明の第1の態様の第2の実施形態は、Rが、水素、クロロ、またはメチルであり、Rが、水素、シアノ、ヒドロキシメチル、メトキシメチル、シアノメチル、または−C(O)CHであり、Rが、水素またはメチルである、第1の実施形態の化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の第1の態様の第3の実施形態は、Rが、−NRであり、RおよびRが、それらが結合している窒素と一緒になって、1〜3個のRでそれぞれ置換されていてもよいピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、チオモルホリン−4−イル、1,4−オキサゼパン−4−イル、6−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル、または8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルである、第2の実施形態の化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の第1の態様の第4の実施形態は、RおよびRが、それらが結合している窒素と一緒になって、メチルで置換されていてもよいモルホリン−4−イルである、第3の実施形態の化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の第1の態様の第5の実施形態は、RおよびRが、それらが結合している窒素と一緒になって、1〜2個のRでそれぞれ置換されていてもよいピロリジニルまたはピペリジニルであり、各Rが、フルオロ、ヒドロキシ、メチル、ヒドロキシメチル、メトキシ、およびメトキシメチルから独立に選択される、第3の実施形態の化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の第1の態様の第6の実施形態は、Rが、N、O、およびSから独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を含有し、1〜2個のRで置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリールであり、5〜10員のヘテロアリールが、ピラゾリル、フラニル、ピリジニルおよびベンゾチアゾリルから選択される、第2の実施形態の化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の第1の態様の第7の実施形態は、Rが、1〜2個のRで置換されていてもよいフェニルであり、各Rが、フルオロ、メトキシ、メトキシメチル、シアノ、シアノメチル、−C(O)NR、−S(O)NR、および5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イルから独立に選択される、第2の実施形態の化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の第1の態様の第8の実施形態は、Rが、1〜2個のRで置換されていてもよいC〜Cシクロアルキルである、第2の実施形態の化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の第1の態様の第9の実施形態は、Xが、CRである、第1から第8の実施形態のいずれか1つの化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の第1の態様の第10の実施形態は、Xが、Nである、第1から第8の実施形態のいずれか1つの化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の第1の態様の第11の実施形態は、Rが、−NRであり、RおよびRが、それらが結合している窒素と一緒になって、
Figure 2016540794

からなる群から選択され、
が、1〜3個のRでそれぞれ置換されていてもよいフェニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリドニル、またはイミダゾ[1,2−b]ピリダジニルであり、Rが出現する毎に、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、メトキシ、ヒドロキシメチル、および−C(O)NHから独立に選択される、第2の実施形態の化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の第1の態様の第12の実施形態は、RおよびRが、それらが結合している窒素と一緒になって、
Figure 2016540794
である、第11の実施形態の化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の第1の態様の第13の実施形態は、Rが、1〜3個のRでそれぞれ置換されていてもよいフェニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリドニル、またはイミダゾ[1,2−b]ピリダジニルであり、Rが出現する毎に、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、メトキシ、ヒドロキシメチル、および−C(O)NHから独立に選択される、第1から第8の実施形態のいずれか1つの化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の第1の態様の第14の実施形態は、RおよびRが、それらが結合している窒素と一緒になって、1〜2個のRでそれぞれ置換されていてもよいピロリジン−1−イルまたはピペリジン−1−イルであり、Rが出現する毎に、フルオロ、メチル、メトキシ、メトキシメチル、ヒドロキシ、またはヒドロキシメチルから独立に選択される、第3の実施形態の化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の第1の態様の第15の実施形態は、
3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
2−フルオロ−3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−イミダゾール−2−カルボニトリル;
1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−5−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
4−[2−クロロ−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
3−[2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−[6−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−[5−(ヒドロキシメチル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−(3−シアノフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(3−シアノ−2−フルオロフェニル)−4−(ジメチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
2−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
2−フルオロ−3−[6−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
6−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリル;
3−(3−クロロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(2−クロロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(2,3−ジフルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(3−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(2−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
{3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]フェニル}メタノール;
{4−フルオロ−3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]フェニル}メタノール;
3−[3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(3−メトキシフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
4−(モルホリン−4−イル)−3−(2,3,5−トリフルオロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
4−(モルホリン−4−イル)−3−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−フルオロ−5−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−(2,3−ジフルオロ−6−メトキシフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
2−フルオロ−5−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−(5−メトキシピリジン−3−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
6−[2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリル;
3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−(3−シアノ−2−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
4−フルオロ−3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−フルオロ−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−(ヒドロキシメチル)−5−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−(4−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
2−メチル−3−(5−メチルピリジン−3−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(3−クロロフェニル)−2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−3−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(2−フルオロフェニル)−2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(3−フルオロフェニル)−2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−フルオロ−5−[2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
1−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]ピペリジン−3−オール;
4−[(2S)−2−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
4−(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
{1−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]ピペリジン−3−イル}メタノール;
3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
N,N−ジメチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン;
3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(チオモルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
4−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−[4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−[4−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−{4−[2−(メトキシメチル)モルホリン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
4−(モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−[4−(1,4−オキサゼパン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−[4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−[4−(3−メトキシピペリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−[4−(6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタ−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−{4−[(3R,4R)−3,4−ジフルオロピロリジン−1−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
3−[4−(4−フルオロピペリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−{4−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
3−{4−[(2R)−2−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
3−[4−(ピロリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−{4−[(3S)−3−フルオロピロリジン−1−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
3−[4−(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−{4−[(2S)−2−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ピリジン−2(1H)−オン;
メチル3−(3−シアノフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート;
3−[5−(シアノメチル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−[5−(メトキシメチル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボキサミド;
4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
1−メチル−4−[2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
3−[4−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−[4−(モルホリン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−5−イル]ベンゾニトリル;
3−[3−(3−シアノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−N−シクロプロピルベンズアミド;
2−フルオロ−3−[4−(モルホリン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−5−イル]ベンゾニトリル;
3−[4−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
4−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
4−(2,5−ジフルオロフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
4−(2,3−ジフルオロフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
4−(3−クロロフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
4−(2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−[3−(3−シアノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
4−シクロプロピル−3−(2,3−ジフルオロ−6−メトキシフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
4−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
4−(フラン−3−イル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
5−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−ベンゾチアゾール;
{3−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]フェニル}アセトニトリル;
3−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]ベンゾニトリル;
5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン;
4−[3−(メトキシメチル)フェニル]−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−{4−[3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル
からなる群から選択される第1の実施形態による化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の第1の態様の第16の実施形態は、
3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
2−フルオロ−3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−イミダゾール−2−カルボニトリル;
1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−5−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
4−[2−クロロ−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
3−(3−シアノフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(3−シアノ−2−フルオロフェニル)−4−(ジメチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−(2,3−ジフルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(2−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(3−シアノ−2−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−[4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−[4−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−[4−(ピロリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
3−{4−[(3S)−3−フルオロピロリジン−1−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
3−{4−[(2S)−2−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ピリジン−2(1H)−オン;
メチル3−(3−シアノフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート;
1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボキサミド;
4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
1−メチル−4−[2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
3−[4−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;および
3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
からなる群から選択される第1の実施形態による化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の第2の態様の第1の実施形態は、治療有効量の第1の態様の第1から第16の実施形態のいずれか1つによる化合物またはその薬学的に許容できる塩を、薬学的に許容できる担体と一緒に含む医薬組成物である。
本発明の第3の態様の第1の実施形態は、患者において、パーキンソン病を処置する方法であって、それを必要とする患者に、治療有効量の第1の態様の第1から第16の実施形態のいずれか1つによる化合物またはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む方法である。
本発明の第4の態様の第1の実施形態は、パーキンソン病の処置において使用するための、第1の態様の第1から第16の実施形態のいずれか1つによる化合物またはその薬学的に許容できる塩である。
本発明の別の実施形態は、患者においてLRRK2を阻害する方法であって、LRRK2阻害量の第1の態様の第1から第16の実施形態のいずれか1つによる化合物またはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む方法である。
本発明の別の実施形態は、患者において神経変性疾患を処置する方法であって、それを必要とする患者に、治療有効量の第1の態様の第1から第16の実施形態のいずれか1つによる化合物またはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む方法である。
したがって、本発明はまた、治療有効量の式Iの実施形態のいずれかの化合物またはその薬学的に許容できる塩と、薬学的に許容できる担体とを投与することによって、パーキンソン病などのLRRK2キナーゼが関係する疾患について、患者(好ましくは、ヒト)を処置する方法を対象とする。
本発明はまた、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容できる塩と、薬学的に許容できる担体とを、それを必要とする哺乳動物または患者に投与することによって、LRRK2キナーゼ活性を阻害する方法を対象とする。本発明はまた、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容できる塩と、薬学的に許容できる担体とを、それを必要とする哺乳動物または患者に投与することによって、神経学的障害(特に、パーキンソン病)、ある種のがん、およびある種の免疫障害(クローン病およびハンセン病など)などの、LRRK2キナーゼ活性の阻害に応答する障害を処置する方法を対象とする。
本発明はまた、哺乳動物、好ましくはヒトにおいて、LRRK2キナーゼが関係する中枢神経系の状態または疾患、および神経学的障害、特に、パーキンソン病(しかし、片頭痛;てんかん;アルツハイマー病;脳損傷;卒中;脳血管疾患(脳動脈硬化症、脳アミロイド血管障害、遺伝性脳出血、および脳低酸素−虚血を含む);認知障害(健忘症、老人性認知症、HIV関連認知症、アルツハイマー病、ハンチントン病、レビー小体認知症、血管性認知症、薬物関連認知症、遅発性ジスキネジア、ミオクローヌス、ジストニア、せん妄、ピック病、クロイツフェルト−ヤコブ病、HIV疾患、ジル−ド−ラ−ツレット症候群、てんかん、筋痙攣、および振戦を含む筋痙性または衰弱に随伴する障害、および軽度認知障害を含む);精神発達遅滞(痙縮、ダウン症候群および脆弱X症候群を含む);睡眠障害(睡眠過剰、概日リズム睡眠障害、不眠症、錯睡眠、および睡眠妨害を含む)を含み得る他の神経学的疾患も含む)ならびに不安(急性ストレス障害、全般性不安障害、社会不安障害、パニック障害、心的外傷後ストレス障害、広場恐怖症、および強迫性障害を含む);虚偽性障害(急性幻覚性躁病を含む);衝動制御障害(強迫性賭博および間欠性爆発性障害を含む);気分障害(双極性I障害、双極性II障害、躁病、混合型情動状態、大うつ病、慢性うつ病、季節性うつ病、精神病性うつ病、季節性うつ病、月経前症候群(PMS)月経前不快障害(PDD)、および産後うつ病を含む);精神運動性障害;精神病性障害(統合失調症、分裂情動障害、統合失調型(schizophreniform)、および妄想性障害を含む);薬物依存(麻薬依存、アルコール中毒、アンフェタミン依存、コカイン中毒、ニコチン依存、および薬物禁断症候群を含む);摂食障害(食欲不振、大食症、むちゃ食い障害、過食症、肥満、強迫性摂食障害、および氷食症を含む);性的機能不全障害;尿失禁;ニューロン損傷障害(眼損傷、網膜症、または眼の黄斑変性、耳鳴り、聴覚障害および損失、および脳浮腫を含む)および小児精神障害(注意欠陥障害、注意欠陥/多動障害、行動障害、および自閉症を含む)などの精神障害を処置するための方法であって、前記哺乳動物に、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む方法を対象とする。
Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders(DSM−IV−TR)(2000、American Psychiatric Association、Washington D.C.)の第4版の編集は、本明細書に記載の障害の多くを同定する診断ツールを提供している。当業者は、DMS−IV−TRにおいて記載されている通りのものを含む本明細書に記載の障害についての代替の命名法、疾病分類学、および分類システムが存在すること、ならびに用語および分類システムは、医学的科学的進化と共に進化することを認めるであろう。
好ましい方法は、哺乳動物、好ましくは、ヒトにおいて、神経学的障害、最も好ましくは、パーキンソン病(しかし、片頭痛;てんかん;アルツハイマー病;ニーマン−ピックC型;脳損傷;卒中;脳血管疾患;認知障害;睡眠障害などの他の神経学的障害も含む)または精神障害(不安;虚偽性障害;衝動制御障害;気分障害;精神運動障害;精神病性障害;薬物依存;摂食障害;および小児精神障害など)を処置するための方法であって、前記哺乳動物に、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む方法である。加えて、式Iの化合物およびその薬学的に許容できる塩はまた、クローン病、ハンセン病、ならびに腎臓、乳房、肺、前立腺、肺、および血液がんなどのある種のがんなどの、LRRK2に関連する他の障害を処置する方法において使用することができる。
また、薬学的有効量の本明細書に記載の化合物の1種または複数と、薬学的に許容できるビヒクル、担体、または添加剤とを含む組成物を本明細書において提供する。
本発明はまた、式IのLRRK2阻害薬化合物、および1種または複数の追加の薬学的活性薬剤の組合せの使用を対象とする。
本発明の他の特徴および利点は、本明細書、および本発明を記載する添付の特許請求の範囲から、明らかになるであろう。
定義
「アルキル」という用語は、一実施形態では、1〜6個の炭素原子(すなわち、C〜Cアルキル);別の実施形態では、1〜3個の炭素原子(すなわち、C〜Cアルキル)の直鎖または分枝鎖飽和ヒドロカルビル置換基(すなわち、炭化水素から、1個の水素を除去することによって得られる置換基)を指す。そのような置換基の例には、メチル、エチル、プロピル(n−プロピルおよびイソプロピルを含む)、ブチル(n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、およびtert−ブチルを含む)、ペンチル、イソアミル、ヘキシルなどが含まれる。
「アルコキシ」という用語は、一実施形態では、1〜6個の炭素原子(すなわち、C〜Cアルコキシ);別の実施形態では、1〜3個の炭素原子(すなわち、C〜Cアルコキシ)の、酸素原子に結合している直鎖または分枝鎖飽和ヒドロカルビル置換基(すなわち、炭化水素から1個の水素を除去することによって得られる置換基)を指す。そのような置換基の例には、メトキシ、エトキシ、プロポキシ(n−プロポキシおよびイソプロポキシを含む)、ブトキシ(n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、およびtert−ブトキシを含む)、ペントキシなどが含まれる。
「シクロアルキル」という用語は、飽和炭素環式分子から1個の水素を除去することによって得られ、かつ指定の数の炭素原子を有する炭素環式置換基を指す。一実施形態では、シクロアルキル置換基は、3〜7個の炭素原子(すなわち、C〜Cシクロアルキル)を有する。シクロアルキルの例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、およびシクロヘプチルが含まれる。「シクロアルキル」という用語には、単環式、二環式、および三環式飽和炭素環、ならびに架橋および縮合環炭素環、ならびにスピロ縮合環系が含まれる。
一部の事例では、1個または複数のヘテロ原子を含有する環式置換基(すなわち、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル)中の原子の数は、接頭辞「x〜y員」によって示されており、xは、置換基の環式部分を形成する原子の最小数であり、yは、最大数である。「ヘテロシクロアルキル」という用語は、指定の数の環原子を含有する飽和または部分飽和環構造から1個の水素を除去することによって得られ、環原子の少なくとも1個が、ヘテロ原子(すなわち、酸素、窒素、または硫黄)であり、残りの環原子が、炭素、酸素、窒素、および硫黄からなる群から独立に選択される置換基を指す。ヘテロシクロアルキル置換基が、基または置換基でさらに置換されているならば、その基または置換基は、適切に、窒素ヘテロ原子に結合していてもよいか、または環炭素原子に結合していてもよい。本明細書において使用する場合、「ヘテロシクロアルキル」という用語は、本明細書において使用する場合、指定されている通り、ヘテロ原子N、O、またはSを含有する単環式環系を指す。したがって、例えば、「4〜7員のヘテロシクロアルキル」は、ヘテロシクロアルキルの環式部分に、1個または複数のヘテロ原子を含めて4〜7個の原子を含有するヘテロシクロアルキルを指す。「ヘテロビシクロアルキル」という用語は、本明細書において使用する場合、指定されている通り、ヘテロ原子N、O、またはSを含有する非スピロ二環式環形を指す。したがって、例えば、「6〜12員のヘテロビシクロアルキル」は、ヘテロビシクロアルキルの環式部分に、1個または複数のヘテロ原子を含めて6〜12個の原子を含有するヘテロビシクロアルキルを指す。
「水素」という用語は、水素置換基を指し、−Hとして示されることがある。
「ヒドロキシ」または「ヒドロキシル」という用語は、−OHを指す。1個または複数のヒドロキシ置換基が結合している炭素を有する化合物には、例えば、アルコール、エノール、およびフェノールが含まれる。
「ハロ」または「ハロゲン」という用語は、フルオロ(−Fとして示されることもある)、クロロ(−Clとして示されることもある)、ブロモ(−Brとして示されることもある)、またはヨード(−Iとして示されることもある)を指す。
「ヘテロアリール」という用語は、環原子の少なくとも1個がヘテロ原子(すなわち、酸素、窒素、または硫黄)であり、残りの環原子が、炭素、酸素、窒素、および硫黄からなる群から独立に選択される指定の数の環原子を含有する芳香環構造を指す。5〜6員のヘテロアリールは、5または6個の環原子を有し、環原子の少なくとも1個がN、O、またはSである芳香環系である。同様に、5〜10員のヘテロアリールは、5〜10個の環原子を有し、環原子の少なくとも1個がN、O、またはSである芳香環系である。ヘテロアリールは、単一の環または2個の縮合環であり得る。ヘテロアリール置換基の例には、ピリジル、ピラジル、ピリミジニル、およびピリダジニルなどの6員環置換基;トリアゾリル、イミダゾリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、1,2,3−、1,2,4−、1,2,5−、または1,3,4−オキサジアゾリルおよびイソチアゾリルなどの5員環置換基;ベンゾチオフラニル、イソベンゾチオフラニル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、プリニル、およびアントラニリルなどの6/5員縮合環置換基;ならびにキノリニル、イソキノリニル、シノリニル、キナゾリニル、および1,4−ベンゾオキサジニルなどの6/6員縮合環が含まれる。ヘテロアリール置換基を有する基では、その基に結合しているヘテロアリール置換基の環原子は、少なくとも1個のヘテロ原子であり得るか、またはこれは、環炭素原子であり得、その環炭素原子は、少なくとも1個のヘテロ原子と同じ環にあってよいか、またはその環炭素原子は、少なくとも1個のヘテロ原子とは異なる環にあってよい。同様に、ヘテロアリール置換基が、基または置換基でさらに置換されているならば、その基または置換基は、少なくとも1個のヘテロ原子に結合していてもよいか、または環炭素原子に結合していてもよく、その環炭素原子は、少なくとも1個のヘテロ原子と同じ環にあってよいか、またはその環炭素原子は、少なくとも1個のヘテロ原子とは異なる環にあってよい。「ヘテロアリール」という用語はまた、ピリジルN−オキシド、およびピリジンN−オキシド環を含有する基を含む。
単環ヘテロシクロアルキルの例には、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロチオフェニル、テトラヒドロチオフェニル、ピロリニル、ピロリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、チアゾリニル、イソチアゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ジヒドロピラニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、アゼピニル、オキセピニル、チエピニル、およびジアゼピニルが含まれる。
2縮合環ヘテロアリールの例には、インドリジニル、ピラノピロリル、4H−キノリジニル、プリニル、ナフチリジニル、ピリドピリジニル(ピリド[3,4−b]−ピリジニル、ピリド[3,2−b]−ピリジニル、またはピリド[4,3−b]−ピリジニルを含む)、およびプテリジニル、インドリル、イソインドリル、インドレニニル、イソインダゾリル、ベンゾアジニル、フタラジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、ベンゾジアジニル、ベンゾピラニル、ベンゾチオピラニル、ベンゾオキサゾリル、インドキサジニル、アントラニリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、ベンゾオキサジアゾリル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチエニル、イソベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾオキサジニル、ベンゾイソキサジニル、ピロロピリジニル、ピラゾロピリジニルおよびイミダゾチアゾリルが含まれる。
縮合環ヘテロアリールの他の例には、インドリル、イソインドリル、インドレニニル、イソインダゾリル、ベンゾアジニル(キノリニルまたはイソキノリニルを含む)、フタラジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、ベンゾジアジニル(シンノリニルまたはキナゾリニルを含む)などのベンゾ縮合ヘテロアリールが含まれる。
上記で列挙した基から誘導される通りの上述の基は、可能であれば、C結合またはN結合していてよい。例えば、ピロールから誘導される基は、ピロール−1−イル(N結合)またはピロール−3−イル(C結合)であり得る。さらに、イミダゾールから誘導される基は、イミダゾール−1−イル(N結合)またはイミダゾール−2−イル(C−結合)であり得る。
置換基が、ある群から「独立に選択される」と記載されている場合、置換基の各事例は、他から独立に選択される。したがって各置換基は、他の置換基(複数可)と同一であっても、または異なってもよい。
本明細書において使用する場合、「式I」という用語は、「本発明の化合物(複数可)」と称されることがある。そのような用語はまた、水和物、溶媒和物、異性体、結晶および非結晶形、異種同形体、多形、ならびにそれらの代謝産物を含む式Iの化合物のすべての形態を含むと定義される。例えば、本発明の化合物またはその薬学的に許容できる塩は、非溶媒和および溶媒和形態で存在し得る。溶媒または水が密に結合している場合、その複合体は、湿度とは独立に、明確に定義される化学量論組成を有する。しかしながら、チャネル溶媒和物および吸湿性化合物のように、溶媒または水の結合が弱い場合、水/溶媒含有率は、湿度および乾燥条件に左右される。このような場合では、非化学量論組成が標準となる。
本発明の化合物は、クラスレートまたは他の複合体としても存在し得る。薬物およびホストが、化学量論的または非化学量論量で存在しているクラスレート、薬物−ホスト包接錯体などの複合体は、本発明の範囲内に包含される。化学量論量または非化学量論量であってよい2個以上の有機成分および/または無機成分を含有する本発明の化合物の複合体も包含される。得られた複合体は、イオン化、部分イオン化、または非イオン化されてよい。そのような複合体の総説については、HaleblianによるJ.Pharm.Sci.、64(8)、1269〜1288(1975年8月)を参照されたい。
本発明の化合物は、不斉炭素原子を有することがある。本発明の化合物の炭素−炭素結合は、本明細書において、実線(
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)、中実のくさび型(
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)、または破線のくさび型(
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)を使用して示され得る。不斉炭素原子への結合を示すための実線の使用は、その炭素原子での可能な立体異性体(例えば、個々の鏡像異性体、ラセミ混合物など)のすべてが含まれることを示すこととする。不斉炭素原子への結合を示すための中実または破線のくさび型の使用は、示されている立体異性体のみが包含されることを意味することを示すこととする。式Iの化合物は、1個を超える不斉炭素原子を含有することも可能である。これらの化合物では、不斉炭素原子への結合を示すための実線の使用は、可能な立体異性体のすべてが包含されることを意味することを示すこととする。例えば、別段に述べられていない限り、式Iの化合物は、鏡像異性体およびジアステレオ異性体として、またはラセミ化合物およびそれらの混合物として存在し得ることが意図されている。式Iの化合物中の1個または複数の不斉炭素原子への結合を示すための実線の使用および同じ化合物中の他の不斉炭素原子への結合を示すための中実または破線のくさび型の使用は、ジアステレオ異性体の混合物が存在することを示すこととする。
式Iの立体異性体には、1種を超える異性を示す化合物;およびその混合物(ラセミ化合物およびジアステレオ異性体対など)を含む本発明の化合物のシスおよびトランス異性体、RおよびS鏡像異性体などの光学異性体、ジアステレオ異性体、幾何異性体、回転異性体、配座異性体、ならびに互変異性体が含まれる。対イオンが光学的に活性である酸付加塩または塩基付加塩、例えば、D−乳酸塩もしくはL−リシン、またはラセミ体、例えば、DL−酒石酸塩もしくはDL−アルギニンも含まれる。
任意のラセミ体を結晶化させると、2種の異なる種類の結晶が可能である。第1の種類は、等モル量で両方の鏡像異性体を含有する1種の均一な形態の結晶が生じる上記で言及したラセミ化合物(真のラセミ化合物)である。第2の種類は、それぞれ単一の鏡像異性体を含む2種の形態の結晶が等モル量で生じるラセミ混合物または集合体である。
本発明は、本発明の化合物の互変異性型を含む。構造異性体が、低エネルギーバリアを介して相互互換的である場合、互変異性(tautomeric isomerism)(「互変異性(tautomerism)」)が起こり得る。これは、例えば、イミノ、ケト、もしくはオキシム基を含有する本発明の化合物中のプロトン互変異性の形態、または芳香族部分を含有する化合物中のいわゆる原子価互変異性の形態をとり得る。単一化合物が2種以上の異性を示し得る、ということになる。固体および液体形態における互変異性体の様々な比は、分子上の様々な置換基、さらには、化合物を単離するために使用された特定の結晶化技術に依存する。
本発明の化合物は、無機酸または有機酸から誘導される塩の形態で使用することができる。特定の化合物に応じて、化合物の塩は、種々の温度および湿度における薬学的安定性の増強、または水もしくは油中への望ましい溶解性などの塩の物理的特性の1種または複数により有利であり得る。一部の事例では、化合物の塩はまた、化合物の単離、精製、および/または溶解において補助として使用することができる。
塩を患者に投与することが意図されている場合(例えば、in vitroの内容で使用することに対して)、塩は好ましくは、薬学的に許容できる。「薬学的に許容できる塩」という用語は、式Iの化合物を、そのアニオンまたはカチオンがヒトによる消費に適していると一般に判断される酸または塩基と組み合わせることによって調製される塩を指す。薬学的に許容できる塩は、親化合物よりも高いそれらの水溶性により、本発明の方法の生成物として特に有用である。医薬品において使用するために、本発明の化合物の塩は、非毒性の「薬学的に許容できる塩」である。「薬学的に許容できる塩」という用語内に含まれる塩は、遊離塩基を適切な有機酸または無機酸と反応させることによって一般に調製される本発明の化合物の非毒性の塩を指す。
本発明の化合物の適切な薬学的に許容できる酸付加塩には、可能な場合には、塩酸、臭化水素酸、フッ化水素酸、ホウ酸、フルオロホウ酸、リン酸、メタリン酸、硝酸、炭酸、スルホン酸、および硫酸などの無機酸、ならびに酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グリコール酸、イソチオン酸、乳酸、ラクトビオン酸、マレイン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、コハク酸、トルエンスルホン酸、酒石酸、およびトリフルオロ酢酸などの有機酸から誘導されるものが含まれる。適切な有機酸には一般に、例えば、有機酸の脂肪族、脂環族、芳香族、芳香脂肪族、複素環式、カルボン酸、およびスルホン酸のクラスが含まれる。
適切な有機酸の具体的な例には、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、ギ酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、グリコール酸塩、グルコン酸塩、ジグルコン酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸、クエン酸塩、アスコルビン酸塩、グルクロン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、ピルビン酸塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩、安息香酸塩、アントラニル酸、ステアリン酸塩、サリチル酸塩、p−ヒドロキシ安息香酸塩、フェニル酢酸塩、マンデル酸塩、エンボン酸塩(パモ酸塩)、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、パントテン酸塩、トルエンスルホン酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、スファニル酸塩(sufanilate)、シクロヘキシルアミノスルホン酸塩、β−ヒドロキシ酪酸塩、ガラクタル酸塩、ガラクツロン酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、酪酸塩、樟脳酸塩、樟脳スルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、グリコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ニコチン酸塩、2−ナフサルスルホン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、チオシアン酸塩、およびウンデカン酸塩が含まれる。
さらに、本発明の化合物が酸性部分を持つ場合、適切な薬学的に許容できるその塩には、アルカリ金属塩、すなわち、ナトリウムまたはカリウム塩;アルカリ土類金属塩、例えば、カルシウムまたはマグネシウム塩;および適切な有機リガンドと共に形成される塩、例えば、第四級アンモニウム塩が含まれ得る。別の実施形態では、塩基塩は、アルミニウム、アルギニン、ベンザチン、コリン、ジエチルアミン、ジオラミン、グリシン、リシン、メグルミン、オラミン、トロメタミン、および亜鉛の塩を含む非毒性塩を形成する塩基から形成される。
有機塩は、トロメタミン、ジエチルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、メグルミン(N−メチルグルカミン)、およびプロカインなどの第二級、第三級、または第四級アミン塩から作製することができる。塩基性窒素含有基は、低級アルキル(C〜C)ハロゲン化物(例えば、塩化、臭化、およびヨウ化メチル、エチル、プロピル、およびブチル)、ジアルキル硫酸エステル(すなわち、硫酸ジメチル、ジエチル、ジブチル、およびジアミル)、長鎖ハロゲン化物(例えば、塩化、臭化、およびヨウ化デシル、ラウリル、ミリスチル、およびステアリル)、アリールアルキルハロゲン化物(例えば、臭化ベンジルおよびフェネチル)などの薬剤を用いて第四級化することができる。
一実施形態では、酸および塩基の半塩、例えば、半硫酸塩および半カルシウム塩を形成することもできる。
本発明の化合物のいわゆる「プロドラッグ」も、本発明の範囲内である。したがって、それ自体は薬理活性をほとんど有さないか、または有さなくてよい本発明の化合物のある種の誘導体は、身体内に、または身体上に投与されると、例えば、加水分解による開裂によって、所望の活性を有する本発明の化合物に変換し得る。そのような誘導体は、「プロドラッグ」と称される。プロドラッグの使用に関するさらなる情報は、「Pro−drugs as Novel Delivery Systems、Vol.14、ACS Symposium Series(T.HiguchiおよびV.Stella)および「Bioreversible Carriers in Drug Design」、Pergamon Press、1987(E.B.Roche編、American Pharmaceutical Association)において見出すことができる。本発明によるプロドラッグは、例えば、式Iのいずれかの化合物中に存在する適切な官能基を、例えば、H.Bundgaardによる「Design of Prodrugs」(Elsevier、1985)に記載されている通りの「プロ部分」として当業者に知られているある種の部分に置き換えることによって生じさせることができる。
本発明はまた、式Iにおいて列挙したものと同一であるが、実際には、1個または複数の原子が、自然界において通常見出される原子質量または質量数とは異なる原子質量または質量数を有する原子によって置き換えられている同位体標識化合物を包含する。本発明の化合物に組み込むことができる同位体の例には、それぞれH、H、13C、11C、14C、15N、18O、17O、32P、35S、18F、および36Clなどの水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素、および塩素の同位体が包含される。上述の同位体および/または他の原子の他の同位体を含有する本発明の化合物、そのプロドラッグ、および前記化合物または前記プロドラッグの薬学的に許容できる塩は、本発明の範囲内である。ある種の同位体標識された本発明の化合物、例えば、Hおよび14Cなどの放射性同位体が組み込まれているものは、薬物および/または基質組織分布アッセイにおいて有用である。トリチウム化、すなわち、H、および炭素−14、すなわち、14C同位体は、それらの調製の容易さおよび検出性において特に好ましい。さらに、ジュウテリウム、すなわち、Hなどの重い同位体での置換は、より高い代謝安定性、例えば、in vivo半減期の延長または投薬量要求の低減から生じるある種の治療的利点をもたらし得、したがって、一部の状況においては好ましいことがある。一般的に、容易に利用可能な同位体標識試薬を同位体標識されていない試薬の代わりに用いて、以下のスキームおよび/または実施例および調製において開示する手順を実施することによって、同位体標識された本発明の式Iの化合物およびそのプロドラッグを調製することができる。
典型的には、本発明の化合物を、本明細書に記載の状態を処置するのに有効な量で投与する。本発明の化合物を、任意の適切な経路によって、そのような経路に適合した医薬組成物の形態で、かつ意図された処置に有効な用量で投与する。当業者は、医学的状態の進行を処置するために必要な化合物の治療有効用量を、医薬品分野で熟知されている前臨床および臨床的手法を使用して容易に確認する。
「処置する」という用語は、本明細書において使用する場合、別段に示さない限り、そのような用語が適用されている障害もしくは状態、またはそのような障害もしくは状態の1種もしくは複数の症状の進行を逆転、緩和、阻害するか、または障害もしくは状態を予防することを意味する。「処置」という用語は、本明細書において使用する場合、別段に示さない限り、「処置する」が直前で定義された通り、処置する行為を指す。「処置する」という用語はまた、対象のアジュバントおよびネオアジュバント処置を含む。
本発明の化合物は、経口投与することができる。経口投与は、嚥下することを伴い得て、化合物は胃腸管に入るか、または化合物が、口腔から血流に直接入る頬側もしくは舌下投与を使用することができる。
別の実施形態では、本発明の化合物はまた、血流、筋肉、または内臓に直接投与することができる。非経口投与に適している手段には、静脈内、動脈内、腹腔内、髄腔内、心室内、尿道内、胸骨内、頭蓋内、筋肉内、および皮下が含まれる。非経口投与に適したデバイスには、針(微細針を包含する)注射器、無針注射器、および点滴技術が含まれる。
別の実施形態では、本発明の化合物は、皮膚または粘膜に局所で、すなわち、皮膚に、または経皮的に投与することもできる。別の実施形態では、本発明の化合物は、鼻腔内に、または吸入によって投与することもできる。別の実施形態では、本発明の化合物は、直腸または膣に投与することができる。別の実施形態では、本発明の化合物は、眼また耳に直接投与することもできる。
化合物および/または化合物を含有する組成物での投与計画は、患者の種類、年齢、体重、性別、および医学的状態;状態の重症度;投与経路;ならびに使用する特定の化合物の活性を含む様々な因子に基づく。したがって、投与計画は、幅広く変化し得る。1日当たり体重1キログラム当たり約0.01mg〜約100mgの規模の投薬量レベルが、上記で示した状態の処置において有用である。一実施形態では、本発明の化合物の全1日用量(単回または分割用量で投与)は典型的には、約0.01〜約100mg/kgである。別の実施形態では、本発明の化合物の全1日用量は、約0.1〜約50mg/kgであり、別の実施形態では、約0.5〜約30mg/kg(すなわち、体重1kg当たりの本発明の化合物mg)である。一実施形態では、投与量は、0.01〜10mg/kg/日である。別の実施形態では、投与量は、0.1〜1.0mg/kg/日である。投薬単位組成物は、1日用量を構成するような量またはその分量を含有し得る。多くの事例において、化合物の投与は、1日に複数回繰り返される(典型的には、4回以下)。1日当たり複数回の用量を典型的には、所望の場合には全1日用量を増大させるために使用することができる。
経口投与では、組成物を、活性成分約0.01mg〜約500mg、または別の実施形態では、活性成分約1mg〜約100mgを含有する錠剤の形態で提供することができる。静脈内では、用量は、定速度注入の間に、約0.1〜約10mg/kg/分の範囲であり得る。
本発明による適切な対象には、哺乳動物対象が含まれる。本発明による哺乳動物には、これらに限定されないが、イヌ、ネコ、ウシ、ヤギ、ウマ、ヒツジ、ブタ、げっ歯類、ウサギ、霊長類などが含まれ、子宮内の哺乳動物が含まれる。一実施形態では、ヒトは、適切な対象である。ヒト対象は、いずれの性別であっても、いずれの発生段階にあってもよい。
別の実施形態では、本発明は、本明細書において列挙した状態を処置するための医薬を調製するための、1種または複数の本発明の化合物の使用を含む。
上記で挙げた状態を処置するために、本発明の化合物を化合物自体として投与することができる。別法では、薬学的に許容できる塩は、親化合物よりも大きなそれらの水溶性により、医学的用途のために適している。
別の実施形態では、本発明は、医薬組成物を含む。そのような医薬組成物は、薬学的に許容できる担体と共に提供される本発明の化合物を含む。担体は、固体、液体、またはその両方であってよく、化合物と共に単位用量組成物、例えば、活性化合物0.05重量%〜95重量%を含有し得る錠剤として製剤化することができる。本発明の化合物を、ターゲティング可能な薬物担体としての適切なポリマーとカップリングすることができる。他の薬理学的に活性な物質が存在してもよい。
本発明の化合物は、任意の適切な経路によって、好ましくは、そのような経路に適合した医薬組成物の形態で、意図された処置に有効な用量で投与することができる。活性化合物および組成物は例えば、経口、直腸、非経口、または局所投与することができる。
固体投与形態の経口投与は、例えば、所定の量の少なくとも1種の本発明の化合物をそれぞれ含有する硬もしくは軟カプセル剤、丸剤、カシェ剤、ロゼンジ剤、または錠剤などの別個の単位で提供され得る。別の実施形態では、経口投与は、散剤または顆粒剤形態であり得る。別の実施形態では、経口投与形態は、例えば、ロゼンジ剤などの舌下である。そのような固体剤形では、式Iの化合物を普通、1種または複数種のアジュバントと組み合わせる。そのようなカプセル剤または錠剤は、制御放出製剤を含有し得る。カプセル剤、錠剤、および丸剤の場合には、それらの剤形はまた、緩衝剤を含み得るか、または腸溶被覆を用いて調製され得る。
別の実施形態では、経口投与は、液体投与形態であり得る。経口投与のための液体剤形には、例えば、当技術分野で一般に使用される不活性な希釈剤(例えば、水)を含有する薬学的に許容できる乳剤、液剤、懸濁剤、シロップ剤、およびエリキシル剤が含まれる。そのような組成物はまた、湿潤剤、乳化剤、懸濁化剤、香味剤(例えば、甘味剤)、および/または芳香剤などのアジュバントを含み得る。
別の実施形態では、本発明は、非経口投与形態を含む。「非経口投与」には、例えば、皮下注射剤、静脈内注射剤、腹腔内注射剤、筋肉内注射剤、胸骨内注射剤、および輸液が含まれる。注射用製剤(例えば、滅菌注射用水性または油性懸濁剤)は、公知の技術に従って、適切な分散剤、湿潤剤、および/または懸濁化剤を使用して製剤化することができる。
別の実施形態では、本発明は、局所投与形態を含む。「局所投与」には、例えば、経皮貼付剤もしくはイオン泳動デバイスなどの経皮投与、眼内投与、または鼻腔内もしくは吸入投与が含まれる。局所投与のための組成物にはまた、例えば、局所ゲル剤、噴霧剤、軟膏剤、およびクリーム剤が含まれる。局所製剤は、皮膚または他の罹患領域を介しての活性成分の吸収または浸透を増強する化合物を含み得る。本発明の化合物を経皮デバイスによって投与する場合、投与は、レザバーおよび多孔性膜タイプ、または固体マトリックス種のいずれかの貼付剤を使用して達成される。この目的のための典型的な製剤には、ゲル剤、ヒドロゲル剤、ローション剤、液剤、クリーム剤、軟膏剤、散布剤、包帯剤、フォーム剤、フィルム剤、皮膚貼付剤、ウェハ剤、インプラント剤、スポンジ、繊維、絆創膏、およびマイクロエマルション剤が含まれる。リポソームも使用することができる。典型的な担体には、アルコール、水、鉱油、流動ワセリン、白色ワセリン、グリセリン、ポリエチレングリコール、およびプロピレングリコールが含まれる。透過促進剤を組み込むこともできる。例えば、FinninおよびMorganによるJ.Pharm.Sci、88(10)、955〜958(1999年10月)を参照されたい。
眼への局所投与に適した製剤には、例えば、本発明の化合物が適切な担体に溶解または懸濁されている点眼剤が含まれる。眼または耳投与に適した典型的な製剤は、等張性pH調整滅菌生理食塩水中の超微粉砕された懸濁液または溶液の液滴の形態であり得る。眼および耳投与に適している他の製剤には、軟膏剤、生分解性(例えば、吸収性ゲルスポンジ、コラーゲン)および非生分解性(例えば、シリコーン)インプラント、ウェハ、レンズ、ならびに微粒子またはニオソームもしくはリポソームなどの小胞系が含まれる。架橋ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ヒアルロン酸、セルロース系ポリマー、例えば、(ヒドロキシプロピル)メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、もしくはメチルセルロース、またはヘテロ多糖ポリマー、例えば、ゲランゴムなどのポリマーを、塩化ベンザルコニウムなどの防腐剤と一緒に組み込むことができる。そのような製剤はまた、イオン泳動法により送達することができる。
鼻腔内投与または吸入による投与では、本発明の活性な化合物を好都合には、患者によって絞られるか、もしくはポンピングされるポンプスプレー容器から溶液もしくは懸濁液の形態で、または適切な噴射剤を使用して加圧容器もしくは噴霧器からエアロゾルスプレー提示として送達する。鼻腔内投与に適した製剤を典型的には、乾燥粉末の形態(単独で、混合物として、例えば、ラクトースとの乾燥ブレンドで、または混合成分粒子として、例えば、ホスファチジルコリンなどのリン脂質と混合して)で、乾燥粉末吸入器から、またはエアロゾル噴霧剤として、加圧容器、ポンプ、スプレー、アトマイザー好ましくは、電磁流体力学を用いて微細な霧を生成するアトマイザー)、またはネブライザから、1,1,1,2−テトラフルオロエタンもしくは1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパンなどの適切な噴射剤を使用して、もしくは使用せずに投与する。鼻腔内での使用では、散剤は、生体用粘着剤、例えば、キトサンまたはシクロデキストリンを含んでよい。
別の実施形態では、本発明は、直腸投与形態を含む。そのような直腸投与形態は、例えば、坐剤の形態であってよい。カカオバターは、伝統的な坐剤基剤であるが、様々な代替物を適切に使用することができる。
医薬分野において知られている他の担体物質および投与様式も使用することができる。本発明の医薬組成物は、有効な製剤および投与手順などの薬学のよく知られている技術のいずれによっても調製することができる。有効な製剤および投与手順に関する上記の検討は、当技術分野でよく知られており、標準的なテキストブックにおいて記載されている。薬物の製剤は、例えば、Hoover,John E.、Remington’s Pharmaceutical Sciences、Mack Publishing Co.、Easton、Pennsylvania、1975;Libermanら編、Pharmaceutical Dosage Forms、Marcel Decker、New York、N.Y.、1980;およびKibbeら編、Handbook of Pharmaceutical Excipients(第3版)、American Pharmaceutical Association、Washington、1999において論述されている。
本発明の化合物は、単独で、または他の治療剤と組み合わせて、様々な状態または病態の処置において使用することができる。本発明の化合物(複数可)および他の治療剤(複数可)は、同時に(同じ剤形で、または別々の剤形で)、または順に投与することができる。
2種以上の化合物を、同時に、並行して、または順に投与することができる。加えて、同時投与は、投与前に化合物を混合することによって、または同じ時点で、ただし、異なる解剖学的部位で、もしくは異なる投与経路を使用して化合物を投与することによって実施することができる。
「並行投与」、「共投与」、「同時投与」、および「同時に投与する」という語句は、化合物を組み合わせて投与することを意味する。
本発明は、式Iにおいて提示される通りのLRRK2阻害薬化合物、および1種または複数の追加の薬学的活性薬剤の組合せの使用を含む。活性薬剤の組合せを投与する場合、それらを、順に、または同時に、別々の剤形で、または単一の剤形に合わせて投与することができる。したがって、本発明はまた、(a)式Iの化合物またはその化合物の薬学的に許容できる塩を含む第1の薬剤;(b)第2の薬学的活性薬剤;および(c)薬学的に許容できる担体、ビヒクル、または希釈剤の量を含む医薬組成物を含む。
様々な薬学的活性薬剤を、処置を受ける疾患、障害、または状態に応じて、式Iの化合物と併せて使用するために選択することができる。例えば、パーキンソン病の処置において使用するための医薬組成物は、式Iの化合物またはその薬学的に許容できる塩を、ドーパミン(単独か、またはDOPAデカルボキシラーゼ阻害薬と共に、レボドパ)、モノアミンオキシダーゼ(MAO)阻害薬、カテコールO−メチルトランスフェラーゼ(COMT)阻害薬、もしくは抗コリン作動剤、または任意のそれらの組合せなどの別の薬剤と一緒に含み得る。パーキンソン病の処置において使用するために式Iの化合物と組み合わせるための特に好ましい薬剤には、レボドパ、カルビドパ、トルカポン、エンタカポン、セレギリン、ベンゾトロピン、およびトリヘキシフェニジル、または任意のそれらの組合せが含まれる。式Iの化合物およびその組成物と組み合わせて使用することができる薬学的活性薬剤には、限定ではないが、
(i)単独か、またはDOPAデカルボキシラーゼ阻害薬(例えば、カルビドパ(SINEMET、CARBILEV、PARCOPA)、ベンセラジド(MADOPAR)、α−メチルドーパ、モノフルオロメチルドーパ、ジフルオロメチルドーパ、ブロクレシン、またはm−ヒドロキシベンジルヒドラジン)との組合せでのレボドパ(またはそのメチルまたはエチルエステル);
(ii)アミトリプチリン(ELAVIL、ENDEP)、ブトリプチリン、ベンゾトロピンメシラート(COGENTIN)、トリヘキシフェニジル(ARTANE)、ジフェンヒドラミン(BENADRYL)、オルフェナドリン(NORFLEX)、ヒヨスチアミン、アトロピン(ATROPEN)、スコポラミン(TRANSDERM−SCOP)、スコポラミンメチルブロミド(PARMINE)、ジシクロベリン(BENTYL、BYCLOMINE、DIBENT、DILOMINE)、トルテロジン(DETROL)、オキシブチニン(DITROPAN、LYRINEL XL、OXYTROL)、ペンチエナートブロミド、プロパンテリン(PRO−BANTHINE)、シクリジン、イミプラミンヒドロクロリド(TOFRANIL)、イミプラミンマレアート(SURMONTIL)、ロフェプラミン、デシプラミン(NORPRAMIN)、ドキセピン(SINEQUAN、ZONALON)、トリミプラミン(SURMONTIL)、およびグリコピロラート(ROBINUL)などの抗コリン作動薬;
(iii)ニテカポン、トルカポン(TASMAR)、エンタカポン(COMTAN)、およびトロポロンなどのカテコールO−メチルトランスフェラーゼ(COMT)阻害薬;
(iv)セレギリン(EMSAM)、セレギリンヒドロクロリド(l−デプレニル、ELDEPRYL、ZELAPAR)、ジメチルセレギリン、ブロファロミン、フェネルジン(NARDIL)、トラニルシプロミン(PARNATE)、モクロベミド(AURORIX、MANERIX)、ベフロキサトン、サフィナミド、イソカルボキサジド(MARPLAN)、ニアラミド(NIAMID)、ラサギリン(AZILECT)、イプロニアジド(MARSILID、IPROZID、IPRONID)、イプロクロジド、トロキサトン(HUMORYL、PERENUM)、ビフェメラン、デソキシペガニン、ハルミン(テレパチンまたはバナステリンとしても知られている)、ハルマリン、リネゾリド(ZYVOX、ZYVOXID)、およびパルギリン(EUDATIN、SUPIRDYL)などのモノアミンオキシダーゼ(MAO)阻害薬;
(v)ドネペジルヒドロクロリド(ARICEPT(登録商標)、MEMAC)、フィゾスチグミンサリチラート(ANTILIRIUM(登録商標))、フィゾスチグミンスルファート(ESERINE)、ガンスチグミン、リバスチグミン(EXELON(登録商標))、ラドスチジル、NP−0361、ガランタミンヒドロブロミド(RAZADYNE(登録商標)、REMINYL(登録商標)、NIVALIN(登録商標))、タクリン(COGNEX(登録商標))、トルセリン、メモキン、フペルジンA(HUP−A;Neuro−Hitech)、フェンセリン、ビスノルシムセリン(BNCとしても知られている)、およびINM−176などのアセチルコリンエステラーゼ阻害薬;
(vi)pan HLA DR結合エピトープにコンジュゲートしているAβ1〜15(PADRE(登録商標))、ACC−001(Elan/Wyeth)、およびアフィトープ(Affitope)などのアミロイド−β(またはその断片);
(vii)ポネズマブ、ソラネズマブ、バピヌズマブ(AAB−001としても知られている)、AAB−002(Wyeth/Elan)、ガンテネルマブ、静脈内Ig(GAMMAGARD(登録商標))、LY2062430(ヒト化m266;Lilly)、ならびに国際特許公開第WO04/032868号、同第WO05/025616号、同第WO06/036291号、同第WO06/069081号、同第WO06/118959号、米国特許公開第US2003/0073655号、同第US2004/0192898号、同第US2005/0048049号、同第US2005/0019328号、欧州特許公開第EP0994728号および同第1257584号、および米国特許第5,750,349号において開示されているものなどのアミロイド−β(またはその断片)に対する抗体;
(viii)エプロジセート、セレコキシブ、ロバスタチン、アナプソス、コロストリニン、ピオグリタゾン、クリオキノール(PBT1としても知られている)、PBT2(Prana Biotechnology)、フルルビプロフェン(ANSAID(登録商標)、FROBEN(登録商標))およびそのR−鏡像異性体タレンフルルビル(FLURIZAN(登録商標))、ニトロフルルビプロフェン、フェノプロフェン(FENOPRON、NALFON(登録商標))、イブプロフェン(ADVIL(登録商標)、MOTRIN(登録商標)、NUROFEN(登録商標))、イブプロフェンリシナート、メクロフェナム酸、メクロフェナム酸ナトリウム(MECLOMEN(登録商標))、インドメタシン(INDOCIN(登録商標))、ジクロフェナクナトリウム(VOLTAREN(登録商標))、ジクロフェナクカリウム、スリンダク(CLINORIL(登録商標))、硫化スリンダク、ジフルニサル(DOLOBID(登録商標))、ナプロキセン(NAPROSYN(登録商標))、ナプロキセンナトリウム(ANAPROX(登録商標)、ALEVE(登録商標))、インスリン分解酵素(インスリシンとしても知られている)、イチョウ(gingko biloba)抽出物EGb−761(ROKAN(登録商標)、TEBONIN(登録商標))、トラミプロセート(CEREBRIL(登録商標)、ALZHEMED(登録商標))、KIACTA(登録商標))、ネプリリシン(中性エンドペプチダーゼ(NEP)としても知られている)、シロ−イノシトール(シリトールとしても知られている)、アトルバスタチン(LIPITOR(登録商標))、シンバスタチン(ZOCOR(登録商標))、イブタモレンメシラートなどのアミロイド低減または阻害剤(アミロイド産生、蓄積、および線維化を低減するものを含む)、LY450139(Lilly)、BMS−782450、GSK−188909などのBACE阻害薬;ELND−007、BMS−708163(Avagacestat)、およびDSP8658(Dainippon)などのガンマセクレターゼモジュレーターおよび阻害薬;ならびにTTP488(Transtech)およびTTP4000(Transtech)、およびPTI−777を含む米国特許第7,285,293号において開示されているものなどのRAGE(最終糖化産物の受容体)阻害薬;
(ix)アルファ−アドレナリン受容体アゴニストおよびベータ−アドレナリン受容体遮断剤(ベータ遮断薬);抗コリン作動薬;抗痙攣薬;抗精神病薬;カルシウムチャネル遮断薬;カテコールO−メチルトランスフェラーゼ(COMT)阻害薬;中枢神経系刺激薬;コルチコステロイド;ドーパミン受容体アゴニストおよびアンタゴニスト;ドーパミン再取り込み阻害薬;ガンマ−アミノ酪酸(GABA)受容体アゴニスト;免疫抑制薬;インターフェロン;ムスカリン様受容体アゴニスト;神経保護薬;ニコチン様受容体アゴニスト;ノルエピネフリン(ノルアドレナリン)再取り込み阻害薬;キノリン;ならびに栄養因子;
(x)PF−3654746、ならびに米国特許公開第US2005−0043354号、同第US2005−0267095号、同第US2005−0256135号、同第US2008−0096955号、同第US2007−1079175号、および同第US2008−0176925号;国際特許公開第WO2006/136924号、同第WO2007/063385号、同第WO2007/069053号、同第WO2007/088450号、同第WO2007/099423号、同第WO2007/105053号、同第WO2007/138431号、および同第WO2007/088462号;および米国特許第7,115,600に開示されているものなどのヒスタミン3(H3)アンタゴニスト;
(xi)メマンチン(NAMENDA、AXURA、EBIXA)、アマンタジン(SYMMETREL)、アカンプロサート(CAMPRAL)、ベソンプロジル、ケタミン(KETALAR)、デルセミン、デキサナビノール、デキセファロキサン、デキストロメトルファン、デキストロルファン、トラキソプロジル、CP−283097、ヒマンタン(himantane)、イダンタドール(idantadol)、イペノキサゾン、L−701252(Merck)、ランシセミン(lancicemine)、レボルファノール(DROMORAN)、メタドン(DOLOPHINE)、ネラメキサン、ペルジンホテル(perzinfotel)、フェンシクリジン、チアネプチン(STABLON)、ジゾシルピン(MK−801としても知られている)、イボガイン、ボアカンギン、チレタミン、リルゾール(RILUTEK)、アプチガネル(CERESTAT)、ガベスチネル(gavestinel)、およびレマクイミドなどのN−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)受容体アンタゴニスト;
(xii)(a)PDE1阻害薬;(b)PDE2阻害薬;(c)PDE3阻害薬;(d)PDE4阻害薬;(e)PDE5阻害薬;(f)PDE9阻害薬(例えば、PF−04447943、BAY73−6691(Bayer AG)ならびに米国特許公開第US2003/0195205号、同第US2004/0220186号、同第US2006/0111372号、同第US2006/0106035号、およびUSSN12/118,062号(2008年5月9日出願)において開示されているもの);および(g)2−({4−[1−メチル−4−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]フェノキシ}メチル)キノリン(PF−2545920)などのPDE10阻害薬を含むホスホジエステラーゼ(PDE)阻害薬;
(xiii)スピペロン、levo−ピンドロール、レコゾタン(lecozotan)などのセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)1A(5−HT1A)受容体アンタゴニスト;
(xiv)バビカセリンおよびジクロナピンなどのセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)2C(5−HT2c)受容体アゴニスト;PRX−03140(Epix)およびPF−04995274などのセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)4(5−HT)受容体アゴニスト/アンタゴニスト;
(xv)オンダンセトロン(Zofran)などのセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)3C(5−HT3c)受容体アンタゴニスト;
(xvi)ミアンセリン(TOLVON、BOLVIDON、NORVAL)、メチオテピン(メチテピンとしても知られている)、リタンセリン、SB−271046、SB−742457(GlaxoSmithKline)、Lu AE58054(Lundbeck A/S)、SAM−760、およびPRX−07034(Epix)などのセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)6(5−HT)受容体アンタゴニスト;
(xvii)アラプロクラート、シタロプラム(CELEXA、CIPRAMIL)、エスシタロプラム(LEXAPRO、CIPRALEX)、クロミプラミン(ANAFRANIL)、デュロキセチン(CYMBALTA)、フェモキセチン(MALEXIL)、フェンフルラミン(PONDIMIN)、ノルフェンフルラミン、フルオキセチン(PROZAC)、フルボキサミン(LUVOX)、インダルピン、ミルナシプラン(IXEL)、パロキセチン(PAXIL、SEROXAT)、セルトラリン(ZOLOFT、LUSTRAL)、トラゾドン(DESYREL、MOLIPAXIN)、ベンラファキシン(EFFEXOR)、ジメリジン(NORMUD、ZELMID)、ビシファジン、デスベンラファキシン(PRISTIQ)、ブラソフェンシン、ビラゾドン、カリプラジン、およびテソフェンシンなどのセロトニン(5−HT)再取り込み阻害薬;
(xviii)パリフルチン(paliflutine)、ORG−25935、およびORG−26041などのグリシン輸送体−1阻害薬;ならびにAFQ−059およびアマンチジンなどのmGluRモジュレーター;
(xix)ペラムパネル(perampanel)、ミバムパトル(mibampator)、セルラムパネル(selurampanel)、GSK−729327、およびN−{(3S,4S)−4−[4−(5−シアノチオフェン−2−イル)フェノキシ]テトラヒドロフラン−3−イル}プロパン−2−スルホンアミドなどのAMPA型グルタミン酸受容体モジュレーター;
(xx)リトナビルなどのP450阻害薬;
(xxi)ダブネチド(davunetide)などのタウ治療ターゲット;などが含まれる。
本発明は、上記の処置方法の実施において使用するのに適したキットをさらに含む。一実施形態では、キットは、本発明の方法を実施するのに十分な量で、本発明の化合物の1種または複数を含む第1の剤形とその剤形用の容器とを含む。
別の実施形態では、本発明のキットは、1種または複数の本発明の化合物を含む。
一般合成スキーム
式Iの化合物は、有機化学の分野で知られている合成方法、または当業者に熟知されている変更および変換と一緒に、下記の方法によって調製することができる。本明細書において使用される出発物質は、市販されているか、または当技術分野において知られている日常的な方法によって調製することができる[Compendium of Organic Synthetic Methods、Vol.I−XII(Wiley−Interscienceによって刊行)などの標準的な参考書において開示されている方法など]。好ましい方法には、これらに限定されないが、下記の方法が含まれる。
次の合成シークエンスのいずれの間にも、該当する分子のいずれかの上の感受性または反応性基を保護することが必要であり、かつ/または望ましいことがある。これは、参照によって本明細書に組み込まれるT.W.Greene、Protective Groups in Organic Chemistry、John Wiley & Sons、1981;T.W.GreeneおよびP.G.M.Wuts、Protective Groups in Organic Chemistry、John Wiley & Sons、1991;ならびにT.W.GreeneおよびP.G.M.Wuts、Protective Groups in Organic Chemistry、John Wiley & Sons、1999において記載されているものなどの従来の保護基によって達成され得る。
式Iの化合物またはそれらの薬学的に許容できる塩は、本明細書において下記で論述する反応スキームに従って調製することができる。別段に示さない限り、スキーム中の置換基は、上記の通り定義される。生成物の単離および精製は、普通の技能の化学者に知られている標準的な手順によって達成される。
当業者は、多くの場合にスキーム1〜5の化合物が、ジアステレオ異性体および/または鏡像異性体の混合物として生成し;それらを、本発明の単一の鏡像異性体を得るために、これらに限定されないが、結晶化、順相クロマトグラフィー、逆相クロマトグラフィー、およびキラルクロマトグラフィーなどの従来の技術またはそのような技術の組合せを使用して、合成スキームの様々な段階で分離することができることを認めるであろう。
表示の便利さのために、かつ/またはそれらがスキームに導入される順番を反映するために、スキーム、方法、および実施例において使用される様々な記号、上付き、および下付きは使用されており、添付の特許請求の範囲における記号、上付き、または下付きに必ず対応することを意図したものではないことは、当業者には理解されるであろう。スキームは、本発明の化合物を合成する際に有用な方法の代表である。これらは、本発明の範囲をいかようにも束縛するものではない。
本発明の化合物を調製するための反応は、有機合成の当業者であれば容易に選択することができる適切な溶媒中で実施することができる。適切な溶媒は、反応を実施する温度、例えば、溶媒の凍結温度から溶媒の沸騰温度までの範囲であり得る温度で出発物質(反応物)、中間体、または生成物と実質的に非反応性であり得る。所与の反応は、1種の溶媒または1種超の溶媒の混合物中で実施することができる。特定の反応ステップに応じて、特定の反応ステップのための適切な溶媒を、当業者は選択することができる。
反応を、当技術分野で知られている任意の適切な方法に従ってモニターすることができる。例えば、生成物形成を、核磁気共鳴分光法(例えば、Hまたは13C)、赤外分光法、分光測光法(例えば、UV可視)、質量分析法などの分光学的手段によって、または高速液体クロマトグラフィー(HPLC)もしくは薄層クロマトグラフィー(TLC)などのクロマトグラフィー方法によってモニターすることができる。
本発明の詳細な説明
式Iの化合物およびその中間体は、次の反応スキームおよび添付の論述に従って調製することができる。別段に示さない限り、反応スキームおよびその後の論述におけるR、R、R、R、およびXは、本明細書において上記で定義した通りである。一般に、本発明の化合物は、化学分野において知られているプロセスと類似のプロセスを含むプロセスによって、特に、それに含まれる説明を考慮して作製することができる。本発明の化合物およびその中間体を製造するためのある種のプロセスを、本発明のさらなる特徴として提供し、次の反応スキームによって図示する。他のプロセスを、実験セクションにおいて記載することもある。本明細書において提供するスキームおよび実施例(対応する説明を含めて)は、単なる例示のためのものであって、本発明の範囲を制限することを意図したものではない。
スキーム1は、RがNRである式Iの化合物である式Iaの化合物の調製に関する。スキーム1を参照すると、式1−1および1−2の化合物[式中、Lgは、BrまたはIなどの脱離基であり、Pgは、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル(SEM)、p−トルエンスルホニル(トシル)またはtert−ブトキシカルボニル(BOC)などの適切な保護基である]は、市販されているか、または本明細書に記載の方法もしくは当業者によく知られている他の方法によって作製され得る。
式1−3の化合物は、式1−1の化合物を、式1−2の化合物とカップリングさせることによって、例えば、n−ブタノールなどの適切な溶媒中、50℃〜200℃の範囲の温度で、N,N−ジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下で、式1−1の化合物と式1−2の化合物との混合物を加熱することによって調製することができる。適切な反応時間は典型的には、20分〜48時間である。別法では、金属触媒(パラジウムまたは銅触媒を使用するなど)によるカップリングを、上記カップリングを達成するために使用することができる。カップリングのこの変異形では、1,4−ジオキサンなどの適切な溶媒中、塩基[炭酸セシウムなど]、金属触媒[パラジウム触媒、例えば、酢酸パラジウム(II)など]、およびリガンド[1,1’−ビナフタレン−2,2’−ジイルビス(ジフェニルホスファン)(BINAP)など]の存在下で、式1−1の化合物および式1−2の化合物の混合物を50℃〜120℃の範囲の温度で加熱することができる。適切な反応時間は典型的には、30分〜48時間である。
引き続いて、金属触媒(パラジウム触媒を使用するなど)によるカップリング反応によって、式1−3の化合物を、式R−Mの化合物[式中、Mは、B(OH);B(OR)(ここで、各Rは独立に、HもしくはC1〜6アルキルであるか、または2個の(OR)基は、それらが結合しているB原子と一緒に、1個または複数のC1〜6アルキルで置換されていてもよい5〜10員の複素環式環を形成している);トリアルキルスズ部分などであってよい]と反応させて、式1−4の化合物を得ることができる。式R−Mの化合物は、市販されているか、または化学分野において記載されている方法と類似の方法によって調製することができる。別法では、式1−3の化合物は、式1−5の化合物[式中、Mは、上記の通り定義される]に変換することができる。次いで、金属触媒(パラジウム触媒を使用するなど)によるカップリング反応によって、式1−5の化合物を、式R−Lgの化合物[式中、Lgは、上記の通り定義される]と反応させて、式1の化合物を得ることができる。式R−Lgの化合物は市販されているか、または化学分野において記載されている方法と類似の方法によって調製することができる。使用される反応の種類は、LgおよびMの選択に依存している。例えば、Lgがハロゲンまたはトリフラートであり、R−M試薬がボロン酸またはボロン酸エステルである場合、鈴木反応を使用することができる[A.Suzuki、J.Organomet.Chem.1999、576、147〜168;N.MiyauraおよびA.Suzuki、Chem.Rev.1995、95、2457〜2483;A.F.Littkeら、J.Am.Chem.Soc.2000、122、4020〜4028]。別法では、Lgがハロゲンまたはトリフラートであり、Mがトリアルキルスズである場合、スティルカップリングを使用することができる[V.Farinaら、Organic Reactions 1997、50、1〜652]。Lgが、Br、I、またはトリフラートであり、Mが、ZnまたはMgである場合、根岸カップリングまたは熊田カップリングを使用することができる[E.Erdik、Tetrahedron 1992、48、9577〜9648;T.Bannoら、J.Organomet.Chem.2002、653、288〜291]。当業者によく知られている条件下で式1−4の化合物から保護基を除去して、式Iaの化合物を得る。
Figure 2016540794
スキーム2も、式Iaの化合物の調製に関する。スキーム2を参照すると、スキーム1において記載した化学的変換と類似しているが、ステップの順序が異なる化学的変換を利用して、式Iaの化合物を調製することができる。式1−1の化合物(スキーム1においての通り)は、直接、またはスキーム1において記載した方法と類似の方法を使用して式2−2の化合物に変換した後に、式2−1の化合物に変換することができる。次いで、スキーム1においての通り、式2−1の化合物を、式1−2の化合物にカップリングさせて、式1−4の化合物を生じさせることができる。使用されるカップリング条件は、スキーム1において式1−3の化合物の調製について記載した条件と類似し得る。
Figure 2016540794

スキーム3は、式1−1の化合物の調製に関する。スキーム3を参照すると、式3−1の化合物は、市販されているか、または本明細書に記載の方法もしくは当業者によく知られている他の方法によって作製することができる。式3−1の化合物は、強塩基で処理することができ、引き続いて、中間体を、求電子試薬と反応させて、式1−1の化合物を得ることができる。反応に適した反応条件の例は、テトラヒドロフランなどの適切な反応溶媒中での式3−1の化合物と、リチウムジイソプロピルアミドなどの適切な塩基との混合を含む。これに、ヨウ化または臭化アルキルなどの求電子試薬の添加が続く。上記反応に適した温度は典型的には、−78℃〜30℃である。適切な反応時間は典型的には、20分〜48時間である。スキーム1および2において記載した化学作用を使用して、式1−1の化合物は、式Iaの化合物に変換することができる。
Figure 2016540794
スキーム4は、式4−1または4−1’の化合物からの式Iの化合物の調製に関する。化合物4−1とR−Mとの、または4−1’とR−Lgとの反応について、Lgは、クロロまたはヨードなどの適切な脱離基であり、Pgは、適切なアミン保護基であり、Mは、鈴木タイプカップリングを使用する場合には、ボロン酸塩などの適切な金属である。反応スキーム1および2について上記したものなど、この種のカップリングの多数の変異形が、当技術分野で知られており、これらの方法を、化合物4−1または4−1’を化合物4−2に変換するために使用することができる。次いで、化合物4−2を、当技術分野で知られている方法によって脱保護すると、式Iの化合物を得ることができる。
Figure 2016540794
スキーム5は、スキーム4において記載した手法と類似の手法での式5−1または5−1’の化合物からの式Iの化合物の調製に関する。化合物5−1とR−Mとの、または5−1’とR−Lgとの反応について、Lgは、クロロまたはヨードなどの適切な脱離基であり、Pgは、適切なアミン保護基であり、Mは、鈴木タイプカップリングを使用する場合には、ボロン酸塩などの適切な金属である。反応スキーム1および2について上記したものなど、この種のカップリングの多数の変異形が、当技術分野で知られており、これらの方法を、化合物5−1または5−1’を化合物5−2に変換するために使用することができる。次いで、化合物5−2を、当技術分野で知られている方法によって脱保護すると、式Iの化合物を得ることができる。
Figure 2016540794
スキーム1〜5において一般に記載されている方法は、限定的に解釈されるべきではない。ある特定の反応ステップの順序および条件の変化を使用して、式Iの化合物を得ることができることを、当業者は理解すべきである。式Iの化合物を調製するために使用される方法のより具体的な例を、実施例1〜12および一般方法A〜Dにおいて以下に提供するが、同様にこれらの方法も、当業者は限定的に解釈すべきではない。
実験手順
次では、様々な本発明の化合物の合成を例示する。これらの実施例において例示する方法を単独で、または当技術分野で一般に知られている技術と組み合わせて使用して、本発明の範囲内の追加の化合物を調製することができる。
実験は一般に、特に、酸素または水分感受性試薬または中間体を使用する場合には、不活性雰囲気(窒素またはアルゴン)下で実施した。市販の溶媒および試薬を一般に、さらに精製せずに使用した。適切な場合には、無水溶媒、一般に、Acros Organics製のAcroSeal(登録商標)製品またはEMD Chemicals製のDriSolv(登録商標)製品を使用した。他の場合には、市販の溶媒を、水について次のQC標準が達成されるまで、4Å分子ふるいを充填されたカラムに通した:a)ジクロロメタン、トルエン、N,N−ジメチルホルムアミド、およびテトラヒドロフランについて<100ppm;b)メタノール、エタノール、1,4−ジオキサン、およびジイソプロピルアミンについて<180ppm。非常に感受性の高い反応では、溶媒を、金属のナトリウム、水素化カルシウム、または分子ふるいでさらに処理し、使用直前に蒸留した。生成物を一般に、真空下で乾燥し、その後、さらなる反応へと続けるか、または生物学的試験に掛けた。質量分析法データは、液体クロマトグラフィー−質量分析法(LCMS)、大気圧化学イオン化(APCI)、またはガスクロマトグラフィー−質量分析法(GCMS)計装のいずれかから報告される。核磁気共鳴(NMR)データの化学シフトは、使用された重水素化溶媒からの残留ピークを基準として、百万分率(ppm、δ)で表されている。
検出可能な中間体を介して進行する反応を一般に、LCMSによって追跡し、その後に試薬を添加する前に、完全に変換するまで進行させた。他の実施例または方法における手順に言及している合成では、反応条件(反応時間および温度)は様々であり得る。一般に、反応を、薄層クロマトグラフィーまたは質量分析法によって追跡し、適切な時に後処理に掛けた。精製は、実験によって様々であり得、一般に、溶離液/勾配のために使用される溶媒および溶媒比は、適切なRまたは保持時間が得られるように選択した。
(実施例1)
3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル(1)
Figure 2016540794
ステップ1。4−クロロ−3−ヨード−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C1)の合成。
テトラヒドロフラン(200mL)中の4−クロロ−3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(12g、43mmol)の溶液を、テトラヒドロフラン(300mL)中の水素化ナトリウム(鉱油中60%、2.6g、65mmol)の0℃懸濁液に滴下添加した。添加の完了後に、反応混合物を15分間撹拌し、その後、p−トルエンスルホニルクロリド(12.4g、65.0mmol)を、温度が5℃に維持されるような速度で少しずつ添加した。次いで、反応混合物を室温で3時間撹拌し、この時点で、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(300mL)と酢酸エチル(300mL)との間で分配した。水層を酢酸エチル(3×300mL)で抽出し、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:石油エーテル中の25%〜100%酢酸エチル)によって、生成物を黄色の固体として得た。収量:8.0g、18mmol、42%。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.34 (d, J=5.3 Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.02 (d, J=8.0 Hz, 2H),
7.40-7.47 (m, 3H), 2.34 (s, 3H).
ステップ2。3−{4−クロロ−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル(C2)の合成。
1,4−ジオキサンおよび水の4:1混合物(50mL)中のC1(3g、7mmol)および(3−シアノフェニル)ボロン酸(1g、7mmol)の撹拌溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.4g、0.3mmol)および炭酸セシウム(6.8g、21mmol)を添加した。混合物を脱気し、窒素で3回パージし、次いで、マイクロ波反応器内で20分間、120℃で照射した。酢酸エチル(3×200mL)で抽出した後に、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:石油エーテル中の0%〜10%酢酸エチル)によって、生成物を黄色の固体として得た。収量:1.0g、2.5mmol、36%。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.38 (d, J=5.3 Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.06-8.10 (m, 3H), 7.92 (ddd,
J=7.8, 1.6, 1.2 Hz, 1H), 7.88 (ddd, J=7.8, 1.5, 1.1 Hz, 1H), 7.65 (br dd,
J=7.8, 7.8 Hz, 1H), 7.47 (d, J=5.1 Hz, 1H), 7.46 (br d, J=8 Hz, 2H), 2.36 (s,
3H).
ステップ3。3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル(1)の合成。
C2(1.0g、2.5mol)およびモルホリン(15mL)の混合物をマイクロ波反応器内で2時間、200℃で照射した。次いで、反応混合物を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し;合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLC(カラム:Phenomenex Gemini C18、5μm;移動相A:アンモニア水溶液、pH10;移動相B:アセトニトリル;勾配:26%〜46%B)によって精製して、生成物を白色の固体として得た。収量:52mg、0.17mmol、7%。LCMS m/z 305.1 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3)
δ 9.87 (br s, 1H), 8.28 (d, J=5.3 Hz, 1H), 7.96 (br s,
1H), 7.85 (br d, J=7.8 Hz, 1H), 7.61 (br d, J=7.7 Hz, 1H), 7.54 (dd, J=7.8, 7.6
Hz, 1H), 7.32 (s, 1H), 6.71 (d, J=5.4 Hz, 1H), 3.46-3.53 (m, 4H), 2.93-3.00 (m,
4H).
(実施例2)
2−フルオロ−3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル(2)
Figure 2016540794
ステップ1。4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C3)の合成。
1−メチルピロリジン−2−オン(20mL)中の4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(3g、20mmol)およびモルホリン(8.5g、98mmol)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(12.7g、98mmol)を添加した。反応混合物を密閉管中で6時間、180℃で加熱し、次いで、水(150mL)に注ぎ入れた。得られた懸濁液を濾過して、生成物を黄色の固体として得た。収量:3.5g、17mmol、85%。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.44 (br s, 1H), 7.96 (d, J=5.3 Hz, 1H), 7.24 (d, J=3.3 Hz, 1H),
6.49 (d, J=3.3 Hz, 1H), 6.42 (d, J=5.5 Hz, 1H), 3.74-3.82 (m, 4H), 3.30-3.38
(m, 4H, 推定; 水のピークにより一部不明確).
ステップ2。3−ヨード−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C4)の合成。
N,N−ジメチルホルムアミド(80mL)中のC3(3.5g、17mmol)の0℃溶液に、水酸化カリウム(2.4g、43mmol)およびヨウ素(4.36g、17.2mmol)を添加した。反応混合物を0℃で3時間撹拌し、その後、氷水(50mL)に注ぎ入れ;得られた懸濁液を濾集して、生成物を黄色の固体として得た。収量:3.9g、12mmol、71%。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.00 (br s, 1H), 8.09 (d, J=5.3 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 6.65 (d,
J=5.3 Hz, 1H), 3.84-3.93 (m, 4H), 3.05-3.15 (m, 4H).
ステップ3。3−ヨード−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C5)の合成。
テトラヒドロフラン(300mL)中のC4(13.0g、39.5mmol)の懸濁液に、水素化ナトリウム(鉱油中60%、2.37g、59.2mmol)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、その後、p−トルエンスルホニルクロリド(8.3g、44mmol)を添加し、撹拌を0℃で5時間継続した。次いで、反応混合物を塩酸水溶液(0.5M、200mL)に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×200mL)で抽出し;合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。ジクロロメタンから再結晶化させて、生成物を黄色の固体として得た。収量:12g、25mmol、63%。LCMS m/z 483.8 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3)
δ 8.30 (d, J=5.4 Hz, 1H), 8.09 (br d, J=8.4 Hz, 2H),
7.84 (s, 1H), 7.29 (br d, J=8.2 Hz, 2H), 6.74 (d, J=5.5 Hz, 1H), 3.95-4.01 (m,
4H), 3.10-3.17 (m, 4H), 2.39 (s, 3H).
ステップ4。2−フルオロ−3−{1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル(C6)の合成。
1,4−ジオキサン(10mL)および水(2mL)中のC5(500mg、1.03mmol)および(3−シアノ−2−フルオロフェニル)ボロン酸(206mg、1.25mmol)の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(120mg、0.104mmol)および炭酸ナトリウム(220mg、2.08mmol)を添加した。反応混合物を脱気し、窒素で数回パージし、次いで、密閉管に入れ、120℃で、マイクロ波反応器内で40分間撹拌した。水(30mL)で希釈した後に、反応混合物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出し;合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:石油エーテル中の0%〜15%酢酸エチル)によって、生成物を黄色の固体として得、さらに精製せずに、次のステップに入れた。収量:0.30g、≦0.63mmol。LCMS m/z 477.0 [M+H]+
ステップ5。2−フルオロ−3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル(2)の合成。
水酸化カリウム(233mg、4.15mmol)を1,4−ジオキサン(5mL)中のC6(先行するステップから、0.30g、≦0.63mmol)の溶液に添加し、反応混合物を30℃で2時間撹拌した。溶媒を真空中で除去し、残渣を逆相HPLC(カラム:Phenomenex Gemini C18、8μm;移動相A:アンモニア水溶液、pH10;移動相B:アセトニトリル;勾配:37%〜57%B)によって精製して、生成物を黄色の固体として得た。収量:18.4mg、57.1μmol、2ステップで6%。LCMS m/z 323.1 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)
δ 12.08 (br s, 1H), 8.16 (d, J=5.3 Hz, 1H), 7.83-7.91
(m, 2H), 7.61 (s, 1H), 7.50 (dd, J=7.8, 7.6 Hz, 1H), 6.71 (d, J=5.4 Hz, 1H),
3.22-3.29 (m, 4H), 2.75-2.81 (m, 4H).
(実施例3)
3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(3)
Figure 2016540794
ステップ1。1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C7)の合成。
[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタン複合体(84mg、0.10mmol)、およびトリエチルアミン(418mg、4.13mmol)を、1,4−ジオキサン(10mL)中のC5(0.50g、1.0mmol)および4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(530mg、4.14mmol)の溶液に添加した。反応混合物を脱気し、窒素で数回パージし、次いで、密閉管に入れ、120℃で、マイクロ波反応器内で30分間撹拌した。水(20mL)で希釈した後に、混合物を酢酸エチル(3×30mL)で抽出し、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:石油エーテル中の0%〜30%酢酸エチル)によって、生成物を茶色の油状物として得た。収量:0.45g、0.93mmol、93%。LCMS m/z 483.8 [M+H]+
ステップ2。3−{1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(C8)の合成。
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(64mg、55μmol)および炭酸ナトリウム(118mg、1.11mmol)を、1,4−ジオキサン(5mL)および水(1mL)中の3−ブロモイミダゾ[1,2−b]ピリダジン(110mg、0.555mmol)およびC7(295mg、0.610mmol)の溶液に添加した。反応混合物を脱気し、窒素で数回パージし、次いで密閉管に入れ、120℃で、マイクロ波反応器内で30分間加熱した。反応混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出し;合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。分取薄層クロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル)によって、生成物を黄色の固体として得た。収量:120mg、253mmol、46%。LCMS m/z 475.1 [M+H]+
ステップ3。3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(3)の合成。
メタノール(5mL)中のC8(120mg、253μmol)の溶液に、水酸化カリウム(71mg、1.3mmol)を添加し、反応混合物を50℃で1時間撹拌した。溶媒を真空中で除去し、残渣を逆相HPLC(カラム:Phenomenex Gemini C18、8μm;移動相A:アンモニア水溶液、pH10;移動相B:アセトニトリル;勾配:18%〜38%B)によって精製して、生成物を黄色の固体として得た。収量:55.2mg、172μmol、68%。LCMS m/z 321.1 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)
δ 12.04 (v br s, 1H), 8.48 (dd, J=4.5, 1.5 Hz, 1H),
8.18 (dd, J=9.3, 1.3 Hz, 1H), 8.14 (d, J=5.5 Hz, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.74 (s,
1H), 7.23 (dd, J=9.3, 4.3 Hz, 1H), 6.64 (d, J=5.0 Hz, 1H), 2.96-3.04 (m, 4H),
2.70-2.77 (m, 4H).
(実施例4)
1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル(4)
Figure 2016540794
ステップ1。1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロール−2−カルボニトリル(C9)の合成。
1,4−ジオキサン(100mL)中の4−ブロモ−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボニトリル(5.5g、30mmol)および4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ−1,3,2−ジオキサボロラン(11.3g、44.5mmol)の溶液に、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(2.1g、2.9mmol)および酢酸カリウム(5.7g、58mmol)を添加した。反応混合物を脱気し、窒素で3回パージし、次いで、18時間、100℃に加熱した。水を添加した後に、混合物を酢酸エチル(3×100mL)で抽出し、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:石油エーテル中の0%〜3%酢酸エチル)によって、生成物を白色の固体として得た。収量:3.0g、13mmol、43%。1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.18 (br d, J=1 Hz, 1H), 7.10 (d, J=1.5 Hz, 1H), 3.78 (s, 3H), 1.31
(s, 12H).
ステップ2。1−メチル−4−{1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}−1H−ピロール−2−カルボニトリル(C10)の合成。
2−メチルテトラヒドロフラン(20mL)および水(8mL)中のC5(2.0g、4.1mmol)およびC9(1.15g、4.95mmol)の溶液に、リン酸カリウム(2.63g、12.4mmol)および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタン複合体(135mg、0.165mmol)を添加した。反応混合物を脱気し、窒素で3回パージし、次いで、2時間、70℃に加熱し、その後、水で希釈し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮し、酢酸エチルから残渣を再結晶化して、生成物を赤色の固体として得た。収量:1.6g、3.5mmol、85%。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.30 (d, J=5.4 Hz, 1H), 8.10 (br d, J=8.4 Hz, 2H), 7.58 (s, 1H),
7.28 (br d, J=8 Hz, 2H, 推定; 溶媒ピークにより一部不明確), 7.08 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.00 (d, J=1.6 Hz, 1H), 6.71 (d, J=5.5
Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.54-3.59 (m, 4H), 2.91-2.96 (m, 4H), 2.38 (s, 3H).
ステップ3。1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル(4)の合成。
テトラヒドロフラン(60mL)中のC10(8.0g、17mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(13.6g、52.0mmol)を添加し、反応混合物を70℃で30時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、pH10に調整し、濾過し、濾過ケークを水で洗浄して、生成物を黄色の固体として得た。収量:4.00g、13.0mmol、76%。LCMS m/z 307.9 [M+H]+. 1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)
δ 11.67 (br s, 1H), 8.08 (d, J=5.3 Hz, 1H), 7.38 (d,
J=1.3 Hz, 1H), 7.36 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.12 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.63 (d, J=5.3
Hz, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.52-3.61 (m, 4H), 2.85-2.94 (m, 4H).
(実施例4A)
1−()メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル(4A)
Figure 2016540794
ステップ1。1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロール−2−カルボニトリル(C11)の合成。
テトラヒドロフラン(100mL)中の1H−ピロール−2−カルボニトリル(10.0g、109mmol)の溶液を0℃に冷却し、水素化ナトリウム(鉱油中60%、6.3g、160mmol)で少量ずつ処理した。得られた混合物を0℃で30分間撹拌し、その後、2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(27.0g、162mmol)を添加し、反応混合物を室温に加温した。2時間後に、これを飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)でクエンチした。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した;シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:5:1の石油エーテル/酢酸エチル)によって、生成物を無色の油状物として得た。収量:20g、90mmol、83%。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.00 (dd, J=2.8, 1.6 Hz, 1H), 6.85 (dd, J=3.9, 1.6 Hz, 1H), 6.25
(dd, J=3.9, 2.8 Hz, 1H), 5.36 (s, 2H), 3.51-3.57 (m, 2H), 0.89-0.96 (m, 2H),
-0.01 (s, 9H).
ステップ2。4−ブロモ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロール−2−カルボニトリル(C12)の合成。
ジクロロメタン(150mL)中のC11(10g、45mmol)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(8.8g、49mmol)を添加し、反応混合物を室温で18時間撹拌した。溶媒を真空中で除去した後に、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:5:1の石油エーテル/酢酸エチル)によって、生成物を無色の油状物として得た。収量:6.0g、20mmol、44%。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.00 (d, J=1.6 Hz, 1H), 6.81 (d, J=1.8 Hz, 1H), 5.31 (s, 2H),
3.51-3.57 (m, 2H), 0.89-0.96 (m, 2H), 0.00 (s, 9H).
ステップ3。4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロール−2−カルボニトリル(C13)の合成。
実施例4においてC9の合成について記載した方法を使用して、化合物C12を生成物に変換した。生成物を白色の固体として単離した。収量:2.5g、7.2mmol、42%。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.36 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.15 (d, J=1.5 Hz, 1H), 5.34 (s, 2H),
3.50-3.56 (m, 2H), 1.32 (s, 12H), 0.89-0.95 (m, 2H), -0.01 (s, 9H).
ステップ4。4−{1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロール−2−カルボニトリル(C14)の合成。
実施例4においてC10の合成について記載した方法に従って、化合物C13をC5と反応させた。生成物を白色の固体として得た。収量:500mg、0.87mmol、35%。1H NMR (400 MHz, CDCl3), 特徴的ピーク: δ 8.31 (d, J=5.4 Hz, 1H), 8.11 (br d,
J=8.5 Hz, 2H), 7.61 (s, 1H), 7.06 (d, J=1.4 Hz, 1H), 6.72 (d, J=5.1 Hz, 1H),
5.41 (s, 2H), 3.62-3.67 (m, 2H), 3.55-3.60 (m, 4H), 2.92-2.96 (m, 4H), 2.39 (s,
3H), 0.96-1.02 (m, 2H), 0.03 (s, 9H).
ステップ5。4−{1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}−1H−ピロール−2−カルボニトリル(C15)の合成。
C14(1.5g、2.6mmol)の溶液を室温で2時間、トリフルオロ酢酸(5mL)中で撹拌した。反応混合物を濃縮して、粗製のヒドロキシメチル中間体(1.24g)を黄色の油状物として得、これをアセトニトリル(5mL)に溶かし、pHが12超になるまで、固体の炭酸カリウムで処理し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濾過した後に、濾液を減圧下で濃縮し、残渣を石油エーテルおよび酢酸エチルの1:1混合物中で18時間撹拌した。得られた物質を濾集して、生成物を白色の固体として得た。収量:800mg、1.8mmol、69%。LCMS m/z 448.0 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)
δ 8.19 (d, J=5.3 Hz, 1H), 7.99 (br d, J=8.3 Hz, 2H),
7.76 (s, 1H), 7.45-7.46 (m, 1H), 7.40 (br d, J=8.5 Hz, 2H), 7.18-7.19 (m, 1H),
6.84 (d, J=5.5 Hz, 1H), 3.44-3.50 (m, 4H), 2.81-2.88 (m, 4H), 2.34 (s, 3H).
ステップ6。1−()メチル−4−{1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}−1H−ピロール−2−カルボニトリル(C10A)の合成。
N,N−ジメチルホルムアミド(0.3mL)中のC15(10mg、22μmol)の溶液に、炭酸カリウム(12mg、87μmol)を添加した。反応混合物を30分間、室温で撹拌し、その後、−ヨードメタン(500mCi)に注入し、室温で30分間撹拌した。水(3mL)を添加し、揮発性物質を除去し、粗製の生成物を酢酸エチル(10mL)に溶かした。逆相HPLC(カラム:Advanced Chromatography Technologies、ACE analytical C18、250×4.6mm、5μm;移動相A:水中の0.1%トリフルオロ酢酸;移動相B:アセトニトリル;勾配:15分かけて5%〜100%B)による分析によって、所望の生成物が存在することが示された。保持時間:8分。この物質を次のステップにそのまま入れた。推定収量:23%。
ステップ7。1−()メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル(4A)の合成。
テトラヒドロフラン(2mL)中の粗製のC10A(先行するステップから、480mCi)の溶液に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(5mg、19μmol)を室温で添加した。反応混合物を70℃で24時間撹拌し、その後、水で希釈し、pH10に調整し、酢酸エチル(3×5mL)で抽出した。粗製の物質のHPLC分析は、約24%の生成物への変換を示した(カラム:Advanced Chromatography Technologies、ACE analytical C18、250×4.6mm、5μm、移動相A:水中の0.1%トリフルオロ酢酸;移動相B:アセトニトリル;勾配:15分かけて5%〜100%B)。保持時間:10.23分。粗製の生成物を分取HPLC(カラム:Advanced Chromatography Technologies、ACE−5 C18半分取、250×10mm、10μm;移動相A:水中の0.1%トリフルオロ酢酸;移動相B:アセトニトリル;勾配:50分かけて5%〜100%B)によって精製した。保持時間:42分。純粋な画分を一緒に貯留し、真空中で濃縮し;生成物をエタノール中で再構成した。収率=23mCi;放射化学的純度:>97%;MSによる具体的な活性:83.99Ci/mmol。4と同時注入して、HPLCによって単一のピークを得た。LCMS m/z 314.2 [M+H]+
(実施例5)
1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−イミダゾール−2−カルボニトリル(5)
Figure 2016540794
ステップ1。4−ブロモ−1−メチル−1H−イミダゾール−2−カルボアルデヒド(C16)の合成。
リチウムジイソプロピルアミド(ヘプタン/テトラヒドロフラン/エチルベンゼン中の2M溶液、24mL、48mmol)を、テトラヒドロフラン(250mL)中の4−ブロモ−1−メチル−1H−イミダゾール(7.0g、43mmol)の−10℃溶液に添加した。1時間後に、N,N−ジメチルホルムアミド(4.8g、66mmol)を0℃で添加し、反応混合物をさらに1時間撹拌した。次いで、飽和クエン酸水溶液(50mL)を添加し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮して、生成物を黄色の固体として得た。この物質をさらに精製せずに次のステップにおいて使用した。収量:7.0g、37mmol、86%。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.61 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 3.92 (s, 3H).
ステップ2。4−ブロモ−1−メチル−1H−イミダゾール−2−カルボニトリル(C17)の合成。
水酸化アンモニウム水溶液(100mL)およびテトラヒドロフラン(30mL)中のC16(7.0g、37mmol)およびヨウ素(12.1g、47.7mmol)の溶液を室温で1時間撹拌した。亜硫酸ナトリウム水溶液(50mL)の添加によって、反応物をクエンチし、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し;合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:石油エーテル中の0%〜40%酢酸エチル)によって、生成物をオフホワイト色の固体として得た。収量:4.0g、22mmol、59%。LCMS m/z 185.6 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)
δ 7.79 (s, 1H), 3.82 (s, 3H).
ステップ3。{1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ボロン酸(C18)の合成。
実施例3においてC7の合成について記載した方法を使用して、化合物C17を、9つのバッチで生成物に変換した。生成物を白色の固体として得た。収量:2.5g、6.2mmol、33%。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.69 (s, 2H), 8.27 (d, J=5.4 Hz, 1H), 8.04 (s, 1H), 8.01 (br d,
J=8.4 Hz, 2H), 7.41 (br d, J=8.3 Hz, 2H), 7.10 (d, J=5.4 Hz, 1H), 3.75-3.82 (m,
4H), 2.98-3.05 (m, 4H), 2.34 (s, 3H).
ステップ4。1−メチル−4−{1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}−1H−イミダゾール−2−カルボニトリル(C19)の合成。
化合物C17(580mg、3.12mmol)、炭酸セシウム(2.4g、7.4mmol)、および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(271mg、0.370mmol)を、1,4−ジオキサン(15mL)および水(2mL)中のC18(1.5g、3.7mmol)の溶液に添加した。反応混合物を脱気し、窒素で数回パージし、3時間、100℃で撹拌し、水(50mL)と酢酸エチル(50mL)との間で分配した。水層を酢酸エチル(3×30mL)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:石油エーテル中の0%〜50%酢酸エチル)によって、生成物を黄色の固体として得た。収量:1.0g、2.2mmol、59%。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.32 (d, J=5.5 Hz, 1H), 8.09 (br d, J=8.4 Hz, 2H), 7.96 (s, 1H),
7.51 (s, 1H), 7.27 (br d, J=8.0 Hz, 2H), 6.75 (d, J=5.5 Hz, 1H), 3.97 (s, 3H),
3.59-3.64 (m, 4H), 2.94-2.99 (m, 4H), 2.38 (s, 3H).
ステップ5。1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−イミダゾール−2−カルボニトリル(5)の合成。
化合物C19(1.0g、2.2mmol)を、テトラヒドロフラン(1M、6.5mL、6.5mmol)中のテトラブチルアンモニウムフルオリドの溶液と混合し、50℃で18時間加熱した。次いで、反応混合物を水(6.5mL)に注ぎ入れ、1M水酸化ナトリウム水溶液でpH8に調整し、濾過した。濾過ケークを石油エーテルおよび酢酸エチルの混合物(5:1、20mL)で洗浄し、生成物を黄色の固体として得た。収量:570mg、1.85mmol、84%。LCMS m/z 308.9 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)
δ 11.85 (br s, 1H), 8.11 (d, J=5.3 Hz, 1H), 7.77 (s,
1H), 7.54 (s, 1H), 6.68 (d, J=5.3 Hz, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.56-3.64 (m, 4H),
2.86-2.94 (m, 4H).
(実施例6)
1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−5−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル(6)
Figure 2016540794
ステップ1。4−ヒドロキシ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−6−カルボン酸(C20)の合成。
塩酸水溶液(6M、350mL)中のメチル4−ヒドロキシ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−6−カルボキシレート(Y.S.Babuら、PCT国際出願WO2011/031554、2011年3月17日により記載されている方法を使用して調製することができる)(35g、0.18mol)の溶液を18時間、120℃で加熱した。反応混合物を真空中で濃縮して、生成物を灰色の固体として得た。収量:28.0g、0.156mol、87%。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.63 (br s, 1H), 8.57 (br s, 1H), 7.48 (s, 1H).
ステップ2。7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−4−オール(C21)の合成。
テトラヒドロチオフェン1,1−ジオキシド(スルホラン、50mL)を270℃に加熱した。化合物C20(13.0g、72.6mmol)を、その温溶媒に少量ずつ添加し;反応混合物を15分間、270℃で維持し、次いで、直ちに室温に冷却した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ジクロロメタン中の1%〜17%メタノール)によって精製して、生成物を黄色の固体として得た。収量:7.5g、56mmol、77%。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.34 (br s, 1H), 8.10 (br s, 1H), 7.51 (br s, 1H), 6.63 (d, J=3.3
Hz, 1H).
ステップ3。4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン(C22)の合成。
4−(ジメチルアミノ)ピリジン(21.6g、177mmol)、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム(40.0g、176mmol)、およびオキシ塩化リン(160g、1.04mol)を、アセトニトリル(240mL)中のC21(16.0g、118mmol)の懸濁液に添加し、反応混合物を2時間、80℃で加熱した。次いで、これを氷水に注ぎ入れ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の添加によって、pH7〜8に調整した。混合物を酢酸エチル(6×200mL)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮して、生成物を灰色の固体として得た。収量:9.5g、62mmol、53%。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.85 (br s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.04 (dd, J=3.3, 2.6 Hz, 1H), 6.65
(dd, J=3.3, 1.6 Hz, 1H).
ステップ4。4−クロロ−7−トリチル−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン(C23)の合成。
ジクロロメタン(50mL)中のC22(1.0g、6.5mmol)の溶液に、トリエチルアミン(990mg、9.8mmol)およびトリフェニルメチルクロリド(塩化トリチル、3.6g、13mmol)を添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌し、その後、水(50mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:石油エーテル中の0%〜17%酢酸エチル)によって、生成物を白色の固体として得た。収量:1.3g、3.3mmol、51%。
ステップ5。4−(モルホリン−4−イル)−7−トリチル−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン(C24)の合成。
tert−ブタノール(60mL)中のC23(1.5g、3.8mmol)、モルホリン(645mg、7.40mmol)、および炭酸セシウム(2.5g、7.7mmol)の混合物に、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos、181mg、0.380mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(347mg、0.379mmol)を添加した。反応混合物を脱気し、窒素で3回パージし、次いで、18時間、125℃で加熱した。真空中で溶媒を除去した後に、残渣を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し;合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:石油エーテル中の0%〜50%酢酸エチル)によって、生成物を黄色の固体として得た。収量:1.0g、2.2mmol、58%。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.40 (s, 1H), 7.33 (d, J=3.9 Hz, 1H), 7.21-7.29 (m, 15H), 6.44 (d,
J=3.9 Hz, 1H), 3.89-3.93 (m, 4H), 3.49-3.54 (m, 4H).
ステップ6。5−ヨード−4−(モルホリン−4−イル)−7−トリチル−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン(C25)の合成。
ジクロロメタン(50mL)中のC24(500mg、1.12mmol)の溶液に、N−ヨードスクシンイミド(1.25g、4.44mmol)を添加した。混合物を室温で18時間撹拌し、その後、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:石油エーテル中の0%〜50%酢酸エチル)によって、生成物を黄色の固体として得た。収量:200mg、0.35mmol、31%。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.32 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.26-7.34 (m, 15H), 3.97-4.02 (m, 4H),
3.27-3.32 (m, 4H).
ステップ7。1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−7−トリチル−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−5−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル(C26)の合成。
C25とC9との反応を、実施例2においてC6の合成について記載した方法を使用して実施した。この場合、精製を分取薄層クロマトグラフィー(溶離液:1:1の石油エーテル/酢酸エチル)によって実施して、生成物を黄色の油状物として得、次のステップにそのまま入れた。収量:90mg、0.16mmol、31%。LCMS m/z 551.3 [M+H]+
ステップ8。1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−5−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル(6)の合成。
トリフルオロ酢酸(5mL)およびジクロロメタン(5mL)中のC26(90mg、0.16mmol)の混合物を室温で18時間撹拌した。次いで、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の添加によって、反応混合物のpHを5〜6に調整し;得られた混合物をジクロロメタン(3×10mL)で抽出し、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLC(カラム:Phenomenex Gemini C18、8μm;移動相A:アンモニア水溶液、pH10;移動相B:アセトニトリル;勾配:20%〜44%B)によって精製して、生成物を黄色の固体として得た。収量:6.6mg、21μmol、13%。LCMS m/z 309.1 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)
δ 8.58 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.40-7.43 (m, 1H), 7.15
(d, J=1.6 Hz, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.59-3.64 (m, 4H), 2.99-3.04 (m, 4H).
(実施例7)
4−[2−クロロ−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボニトリル(7)
Figure 2016540794
ステップ1。2−クロロ−3−ヨード−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C27)の合成。
テトラヒドロフラン(15mL)中のジイソプロピルアミン(60mg、0.59mmol)の−78℃溶液に、n−ブチルリチウム(2.5M溶液、240uL、0.60mmol)を、続いて、テトラヒドロフラン(15mL)中のC5(200mg、0.41mmol)の溶液を添加した。反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、その後、ベンゼンスルホニルクロリド(100mg、0.57mmol)を滴下で導入した。次いで、反応混合物を室温に加温し、18時間撹拌した。水(80mL)でクエンチした後に、ジクロロメタン(3×30mL)で抽出し、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(300mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:石油エーテル中の5%〜50%酢酸エチル)によって精製して、生成物を黄色の固体として得た。収量:100mg、0.19mmol、46%。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.34 (d, J=5.5 Hz, 1H), 8.11 (br d, J=8.4 Hz, 2H), 7.30 (br d,
J=8.5 Hz, 2H), 6.80 (d, J=5.5 Hz, 1H), 3.95-4.01 (m, 4H), 3.07-3.17 (m, 4H),
2.40 (s, 3H).
ステップ2。4−{2−クロロ−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボニトリル(C28)の合成。
実施例4においてC10の合成について記載した方法を使用して、化合物C27(100mg、0.19mmol)を生成物に変換した。この場合、精製を分取薄層クロマトグラフィー(溶離液:1:1の酢酸エチル/石油エーテル)によって行った。生成物を黄色の固体(50mg)として単離し、次のステップにおいてそのまま使用した。収量:50mg、≦0.10mmol、≦53%。
ステップ3。4−[2−クロロ−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボニトリル(7)の合成。
テトラブチルアンモニウムフルオリド(テトラヒドロフラン中の1M溶液、3mL、3mmol)中のC28(先行するステップから、50mg、≦0.10mmol)の溶液を60℃で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、分取薄層クロマトグラフィー(溶離液:1:1の石油エーテル/酢酸エチル)によって、次いで、逆相HPLC(カラム:Phenomenex Gemini C18、8μm;移動相A:ギ酸0.225%を含有する水;移動相B:アセトニトリル;勾配:17%〜37%B)によって精製して、生成物を白色の固体として得た。収量:4.0mg、12μmol、2ステップで6%。LCMS m/z 341.9 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)
δ 8.08 (d, J=5.4 Hz, 1H), 7.35 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.07
(d, J=1.9 Hz, 1H), 6.65 (d, J=5.5 Hz, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.4-3.46 (m, 4H, 推定; 水のピークにより一部不明確), 2.81-2.87 (m, 4H).
(実施例8)
3−[2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル、トリフルオロ酢酸塩(8)
Figure 2016540794
ステップ1。2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C29)の合成。
モルホリン(1.0g、11mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2mL)を、1−メチルピロリジン−2−オン(15mL)中の4−クロロ−2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(1.0g、6.0mmol)の混合物に添加した。反応混合物をマイクロ波反応器内で3時間、170℃で加熱し、次いで、水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮し;シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:石油エーテル中の0%〜50%酢酸エチル)によって、生成物を白色の固体として得た。収量:1.0g、4.6mmol、77%。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.24 (br s, 1H), 7.86 (d, J=5.4 Hz, 1H), 6.38 (d, J=5.5 Hz, 1H),
6.15-6.17 (m, 1H), 3.74-3.79 (m, 4H), 3.26-3.31 (m, 4H), 2.33 (br s, 3H).
ステップ2。3−ヨード−2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C30)の合成。
N,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中のC29(1.0g、4.6mmol)の−20℃混合物に、水酸化カリウム(770mg、13.7mmol)を添加した。N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中のヨウ素(1.2g、4.7mmol)の溶液を導入し、反応混合物を−20℃で3時間撹拌し、次いで、氷水に注ぎ入れた。生成物の白色の固体を濾過によって単離した。収量:0.70g、2.0mmol、43%。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.98 (br s, 1H), 8.01 (d, J=5.0 Hz, 1H), 6.63 (d, J=5.3 Hz, 1H),
3.84-3.92 (m, 4H), 3.02-3.11 (m, 4H), 2.36 (s, 3H).
ステップ3。3−ヨード−2−メチル−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C31)の合成。
テトラヒドロフラン(50mL)中のC30(6.0g、17mmol)の溶液を、テトラヒドロフラン(100mL)中の水素化ナトリウム(鉱油中60%、1.4g、35mmol)の懸濁液に0℃で滴下添加した。添加の完了後に、反応混合物を0℃でさらに30分間撹拌し、その後、反応温度を約5℃で維持する速度で、p−トルエンスルホニルクロリド(4.0g、21mmol)を少しずつ添加した。次いで、反応混合物を10℃で5時間撹拌し、その時点で、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1.5L)と酢酸エチル(150mL)との間で分配した。水層を酢酸エチル(3×150mL)で抽出し、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:3:1の石油エーテル/酢酸エチル)によって、生成物を黄色の固体として得た。収量:3.91g、7.86mmol、46%。LCMS m/z 498.1 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)
δ 8.15 (d, J=5.4 Hz, 1H), 7.97-8.02 (m, 2H), 7.37-7.41
(m, 2H), 6.87 (d, J=5.5 Hz, 1H), 3.82-3.87 (m, 4H), 2.98-3.04 (m, 4H), 2.78 (s,
3H), 2.33 (s, 3H).
ステップ4。3−{2−メチル−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル(C32)の合成。
実施例1においてC2の合成について記載した方法を使用して、化合物C31(100mg、0.20mmol)を生成物に変換した。この場合、粗製の生成物の黄色の固体を次のステップにおいてそのまま使用した。
ステップ5。3−[2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル、トリフルオロ酢酸塩(8)の合成。
アセトニトリル(20mL)中のC32(先行するステップから、≦0.20mmol)の撹拌溶液に、水酸化カリウム(28mg、0.50mmol)を添加し、反応混合物を5時間、50℃で加熱した。逆相HPLC(カラム:DIKMA Diamonsil(2)C18、5μm;移動相A:トリフルオロ酢酸0.225%を含有する水;移動相B:アセトニトリル;勾配:10%〜30%B)によって精製して、生成物を白色の固体として得た。収量:4.0mg、9.2μmol、2ステップで5%。LCMS m/z 319.1 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6),
特徴的ピーク: δ 11.80 (br s, 1H),
8.05 (d, J=5.5 Hz, 1H), 7.72-7.80 (m, 3H), 7.64 (dd, J=8.0, 7.5 Hz, 1H), 6.64
(d, J=5.0 Hz, 1H), 2.72-2.77 (m, 4H), 2.35 (s, 3H).
(実施例9)
3−[6−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル(9)
Figure 2016540794
ステップ1。4−クロロ−3−ヨード−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C33)の合成。
N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の4−クロロ−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(1.7g、10mmol)の0℃懸濁液に、水酸化カリウム(1.14g、20.3mmol)を、続いて、ヨウ素(2.54g、10.0mmol)を添加した。反応混合物を室温に加温し、4時間撹拌し、その後、水で希釈し、濾過して、生成物を白色の固体として得た。収量:1.6g、5.5mmol、55%。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 7.47 (s, 1H), 7.04 (s, 1H), 2.54 (s, 3H).
ステップ2。4−クロロ−3−ヨード−6−メチル−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C34)の合成。
水素化ナトリウム(鉱油中60%、438mg、11.0mmol)を、テトラヒドロフラン(20mL)中のC33(1.6g、5.5mmol)の0℃懸濁液に添加した。20分後に、p−トルエンスルホニルクロリド(1.56g、8.18mmol)を0℃反応混合物に添加し;次いで、室温に加温し、18時間撹拌した。水を添加し、混合物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出し;合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を白色の固体として得た。収量:1.28g、2.87mmol、52%。
ステップ3。3−ヨード−6−メチル−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C35)の合成。
実施例1において1の合成について記載した方法を使用して、化合物C34をモルホリンと反応させた。生成物を白色の固体として得た。収量:600mg、1.2mmol、42%。LCMS m/z 498.1 [M+H]+
ステップ4。3−{6−メチル−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル(C36)の合成。
実施例2においてC6の合成について記載した方法を使用して、化合物C35を(3−シアノフェニル)ボロン酸と反応させた。この場合、精製を分取薄層クロマトグラフィーによって実施して、生成物を黄色の固体として得た。収量:50mg、0.11mmol、55%。LCMS m/z 473.2 [M+H]+
ステップ5。3−[6−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル(9)の合成。
1,4−ジオキサン(3mL)中のC36(50mg、0.11mmol)の溶液に、水酸化カリウム(12mg、0.21mmol)を添加した。反応混合物を30℃で4時間撹拌し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮した。逆相HPLC(カラム:Phenomenex Gemini C18、5μm;移動相A:アンモニア水溶液、pH10;移動相B:アセトニトリル;勾配:28%〜48%B)によって、生成物を白色の固体として得た。収量:7.0mg、22μmol、20%。LCMS m/z 319.1 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3)
δ 9.8 (br s, 1H), 7.94-7.96 (m, 1H), 7.83-7.87 (m, 1H),
7.57-7.61 (m, 1H), 7.53 (dd, J=8, 8 Hz, 1H), 7.23 (s, 1H), 6.57 (s, 1H),
3.47-3.53 (m, 4H), 2.92-2.97 (m, 4H), 2.65 (s, 3H).
(実施例10)
3−[5−(ヒドロキシメチル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル(10)
Figure 2016540794
ステップ1。4−クロロ−3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボアルデヒド(C37)の合成。
ジクロロメタン(30mL)中の4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボアルデヒド(1.59g、8.80mmol)およびN−ヨードスクシンイミド(97%、2.14g、9.23mmol)の溶液を室温で30分間撹拌した。反応物を、亜硫酸ナトリウム水溶液(1M、70mL)の添加によってクエンチし、真空中で濃縮して、ジクロロメタンを除去し、アセトン(40mL)で希釈した。15分間撹拌した後に、混合物を濾過して、生成物を固体として得た。収量:2.5g、8.16mmol、93%。LCMS m/z 306.9, 308.9 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz,
DMSO-d6) δ 12.91 (br s, 1H), 10.42 (s, 1H),
8.66 (s, 1H), 7.97 (s, 1H).
ステップ2。4−クロロ−3−ヨード−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボアルデヒド(C38)の合成。
水素化ナトリウム(鉱油中60%、384mg、9.60mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(25mL)中のC37(2.45g、7.99mmol)の溶液に1回で添加した。5分後に、p−トルエンスルホニルクロリド(98%、1.71g、8.79mmol)を導入した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、その後、水(175mL)を添加し、撹拌を10分間継続した。生成物のオフホワイト色の固体を濾集し、水で洗浄した。収量:3.20g、6.95mmol、87%。LCMS m/z 461.0, 463.0 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz,
CDCl3) δ 10.55 (s, 1H), 8.87 (s, 1H), 8.10
(br d, J=8.5 Hz, 2H), 8.03 (s, 1H), 7.33 (br d, J=8 Hz, 2H), 2.41 (s, 3H).
ステップ3。3−ヨード−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボアルデヒド(C39)の合成。
モルホリン(1.5mL、17mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中のC38(1.00g、2.17mmol)の懸濁液に添加し、得られた溶液を1時間、75℃で加熱した。追加のモルホリン(1mL)を導入し、加熱を50℃で1.5時間継続した。反応混合物を室温に冷却し、水で希釈した。混合物を10分間撹拌した後に、固体を濾集し、ジクロロメタンに溶かし、硫酸マグネシウムで脱水し、シリカゲルクロマトグラフィー処理した(勾配:ヘプタン中の10%〜40%酢酸エチル)。生成物は、白色の固体として得られた。収量:250mg、0.489mmol、22%。その後、熱源が、この実験の経過中に故障したかもしれないと決定した。LCMS m/z 512.1 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3)
δ 10.48 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.12 (br d, J=8.4 Hz,
2H), 7.96 (s, 1H), 7.33 (br d, J=8 Hz, 2H), 4.00-4.05 (m, 4H), 3.34-3.39 (m,
4H), 2.41 (s, 3H).
ステップ4。3−{5−ホルミル−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル(C40)の合成。
C39(216mg、0.422mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタン複合体(17.1mg、20.9μmol)、およびリン酸カリウム(271mg、1.28mmol)の混合物を、真空/窒素充填のサイクルに3回掛けた。2−メチルテトラヒドロフラン(4mL)および水(1.5mL)を添加し、反応混合物を再び、真空/窒素充填のサイクルに3回掛けた。反応混合物を1.5時間、65℃で加熱した後に、冷却し、水で希釈し、ジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘプタン中の10%〜40%酢酸エチル)によって、生成物を粘着性の白色の固体として得た。収量:133mg、0.273mmol、65%。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 10.36 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.16 (br d, J=8.5 Hz, 2H), 7.72-7.76
(m, 1H), 7.70-7.72 (m, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.65-7.69 (m, 1H), 7.60 (dd, J=7.7,
7.5 Hz, 1H), 7.35 (br d, J=8.2 Hz, 2H), 3.26-3.30 (m, 4H), 3.04-3.09 (m, 4H),
2.43 (s, 3H).
ステップ5。3−[5−(ヒドロキシメチル)−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル(C41)の合成。
メタノール(1mL)中のC40(14mg、29μmol)の懸濁液に、水素化ホウ素ナトリウム(90%、1.2mg、29μmol)を1回で添加した。反応混合物を室温で20分間撹拌し、その後、飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、水で希釈し、濾過して、生成物を白色の固体(17mg)として得た。H NMR分析によると、この物質は、生成物および出発物質の約2:1の混合物からなり、これを次のステップにそのまま入れた。LCMS m/z 489.2 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3),
特徴的生成物ピーク: δ 8.38 (s, 1H), 8.15
(br d, J=8.5 Hz, 2H), 7.61 (s, 1H), 4.83 (s, 2H), 2.41 (s, 3H).
ステップ6。3−[5−(ヒドロキシメチル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル(10)の合成。
化合物C41(先行するステップから、17mg、<29μmol)をテトラブチルアンモニウムフルオリド(テトラヒドロフラン中の1M溶液、0.2mL、0.2mmol)と合わせて、反応混合物を18時間、60℃で撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を添加し、得られた混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLC(カラム:Waters XBridge C18、5μm;移動相A:水中の0.03%水酸化アンモニウム(v/v);移動相B:アセトニトリル中の0.03%水酸化アンモニウム(v/v);勾配:5%〜100%B)によって精製して、生成物を得た。収量:1.75mg、5.23μmol、2ステップで18%。LCMS m/z 335.3 [M+H]+. 1H NMR (600 MHz, DMSO-d6)
δ 8.03 (s, 1H), 7.87 (dd, J=1.6, 1.3 Hz, 1H), 7.80
(ddd, J=7.8, 1.6, 1.2 Hz, 1H), 7.68 (br ddd, J=7.8, 1, 1 Hz, 1H), 7.57 (dd,
J=7.8, 7.8 Hz, 1H), 7.44 (s, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.13-3.20 (m, 4H), 3.04-3.10
(m, 4H).
(実施例11)
3−(3−シアノフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル(11)
Figure 2016540794
ステップ1。4−クロロ−3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル(C42)の合成。
水酸化カリウム(0.63g、11mmol)およびヨウ素(2.15g、8.47mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル(1.0g、5.63mmol)の0℃懸濁液に添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌し、その後、水で希釈し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物をオフホワイト色の固体として得た。収量:1.1g、3.6mmol、64%。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.06 (br s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.05 (d, J=2.5 Hz, 1H).
ステップ2。4−クロロ−3−ヨード−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル(C43)の合成。
水素化ナトリウム(鉱油中60%、290mg、7.2mmol)を、テトラヒドロフラン(20mL)中のC42(1.1g、3.6mmol)の0℃懸濁液に添加した。30分後に、2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(0.90g、5.4mmol)を0℃反応混合物に添加し、その後、室温に加温し、18時間撹拌した。水で希釈した後に、混合物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィーによって、生成物を赤色の固体として得た。H NMR分析によると、この物質は、外来の[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル含有不純物で汚染されていた。これを次のステップにそのまま入れた。収量:1.0g、<2.3mmol、<64%。1H NMR (400 MHz, CDCl3), 生成物のピークのみ: δ 8.52 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 5.65 (s,
2H), 3.49-3.56 (m, 2H), 0.89-0.95 (m, 2H), -0.04 (s, 9H).
ステップ3。3−ヨード−4−(モルホリン−4−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル(C44)の合成。
モルホリン(0.40g、4.6mmol)を、n−ブタノール(6mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3mL)中のC43(先行するステップから、1.0g、<2.3mmol)の溶液に添加した。反応混合物を100℃で18時間撹拌し、その後、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィーによって、生成物を黄色の油状物として得た。収量:700mg、1.4mmol、2ステップで39%。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.39 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 5.61 (s, 2H), 4.02-4.08 (m, 4H),
3.58-3.64 (m, 4H), 3.50-3.57 (m, 2H), 0.88-0.96 (m, 2H), -0.04 (s, 9H).
ステップ4。3−(3−シアノフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル(C45)の合成。
実施例2においてC6の合成について記載した手順に従って、化合物C44を(3−シアノフェニル)ボロン酸と反応させた。この場合、精製を分取薄層クロマトグラフィーによって実施して、生成物を茶色の油状物として得た。収量:150mg、0.326mmol、79%。LCMS m/z 460.2 [M+H]+
ステップ5。3−(3−シアノフェニル)−1−(ヒドロキシメチル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル(C46)の合成。
化合物C45(150mg、0.326mmol)をトリフルオロ酢酸(3mL)に溶かした。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、生成物を茶色の油状物(110mg)として得、これをさらに精製せずに、次のステップにおいてそのまま使用した。
ステップ6。3−(3−シアノフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル(11)の合成。
化合物C46(先行するステップから、110mg、≦0.326mmol)をアセトニトリル(3mL)に溶かし;固体炭酸カリウムを添加して、pHを>12に調整し、反応混合物を室温で30分間撹拌した。固体を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮した。逆相HPLC(カラム:Phenomenex Gemini C18、8μm;移動相A:アンモニア水溶液、pH10;移動相B:アセトニトリル;勾配:28%〜48%B)によって精製して、生成物を白色の固体として得た。収量:67mg、0.20mmol、2ステップで61%。LCMS m/z 330.2 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3)
δ 10.30 (br s, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.76 (dd, J=1.5, 1.4
Hz, 1H), 7.67-7.72 (m, 2H), 7.58 (dd, J=7.8, 7.8 Hz, 1H), 7.31 (s, 1H), 3.37
(s, 8H).
(実施例12)
4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(12)
Figure 2016540794
ステップ1。4−クロロ−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C47)の合成。
この実験を12バッチで実施した。実施例1においてC2の合成について記載した方法を使用して、化合物C1を1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールと反応させた。生成物を白色の固体として得た。収量:6.1g、16mmol、58%。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.31 (d, J=5.3 Hz, 1H), 8.10 (br d, J=8.3 Hz, 2H), 7.71 (s, 1H),
7.64 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.30 (br d, J=8.2 Hz, 2H), 7.19 (d, J=5.2 Hz, 1H),
3.98 (s, 3H), 2.39 (s, 3H).
ステップ2。4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C48)の合成。
ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(36.7mg、52.3μmol)および炭酸カリウム(143mg、1.03mmol)を、テトラヒドロフラン(10mL)中のC47(200mg、0.517mmol)および4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン(109mg、0.519mmol)の溶液に添加した。反応混合物を脱気し、窒素で3回パージし、次いで、18時間80℃で加熱した。室温に冷却した後に、酢酸エチル(3×20mL)で抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。分取薄層クロマトグラフィー(溶離液:1:1の石油エーテル/酢酸エチル)によって、生成物を黄色の油状物として得た。収量:50mg、0.12mmol、23%。LCMS m/z 435.0 [M+H]+
ステップ3。4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(12)の合成。
メタノール(15mL)中のC48(100mg、0.23mmol)の溶液に、水酸化カリウム(26mg、0.46mmol)を添加した。反応混合物を2時間、50℃で加熱し、次いで、真空中で濃縮した。逆相HPLC(カラム:Phenomenex Gemini C18、8μm;移動相A:アンモニア水溶液、pH10;移動相B:アセトニトリル;勾配:16%〜36%B)によって精製して、生成物を白色の固体として得た。収量:35mg、0.12mmol、52%。LCMS m/z 281.1 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CD3OD)
δ 8.17 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.48 (s, 1H),
7.38 (s, 1H), 6.94 (d, J=5.0 Hz, 1H), 5.65-5.68 (m, 1H), 4.10-4.14 (m, 2H),
3.94 (s, 3H), 3.65 (t, J=5.4 Hz, 2H), 2.20-2.26 (m, 2H).
方法A
鈴木反応による3−置換4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの合成
Figure 2016540794
ステップ1。3−置換1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C49)の合成。
1,4−ジオキサン(0.167M、600μL、100μmol)中の適切な3−ヨード−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの溶液を、反応バイアル内の必要なボロン酸またはボロナート(120μmol)に添加した。リン酸カリウム水溶液(0.5M、400μL、200μmol)を、続いて、[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(4mg、6μmol)を添加し、反応混合物を110℃で16時間振盪し、その後、次のステップにそのまま入れた。
ステップ2。3−置換4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの合成。
C49(先行するステップから、≦100μmol)を含有する粗製の反応混合物を水酸化ナトリウム水溶液(1.0M、1.0mL、1.0mmol)で処理し、110℃で16時間振盪した。SpeedVac濃縮器を使用して溶媒を除去した後に、残渣をメタノールに溶かし、濾過した。精製を逆相HPLCによって、次のシステムの1つにおいて適切な勾配を使用して実施した:1)カラム:Phenomenex Synergi C18、4μmまたはDIKMA Diamonsil(2)C18、5μm;移動相A:ギ酸0.225%を含有する水;移動相B:アセトニトリル;または2)カラム:Phenomenex Gemini C18(10μm、8μm、または5μm)またはYMC−Actus Triart C18、5μm;移動相A:水酸化アンモニウム水溶液、pH10;移動相B:アセトニトリル。
方法B
求核性芳香族置換反応による4−アミノ−置換1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの合成
Figure 2016540794
ステップ1。4−アミノ−置換1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(C50)の合成。
1−メチルピロリジン−2−オン(0.333M、300μL、100μmol)中の適切な4−クロロ−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの溶液を、必要なアミン(700μmol、または揮発性物質ならば1mmol)に添加した。アミンの塩を使用した場合には、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1当量)を添加した。反応容器を密閉し、Biotageマイクロ波反応器内で2時間、180℃で照射した。溶媒を、SpeedVac濃縮器を使用して除去し、粗製の残渣を次のステップにおいてそのまま利用した。
ステップ2。4−アミノ−置換1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの合成。
C50(先行するステップから、≦100μmol)を含有する粗製の残渣を1,4−ジオキサン(1mL)と混合し、水酸化ナトリウム水溶液(1.0M、500μL、500μmol)で処理した。反応バイアルのキャップを締め、100℃で16時間振盪し、溶媒を、SpeedVac濃縮器を使用して除去した。精製を逆相HPLCによって、次のシステムの1つを使用する適切な勾配で行った:1)カラム:DIKMA Diamonsil(2)C18、5μm;移動相A:ギ酸0.225%を含有する水;移動相B:アセトニトリル;または2)カラム:Phenomenex Gemini C18、8μm;移動相A:水酸化アンモニウム水溶液、pH10;移動相B:アセトニトリル。
方法C
鈴木反応による4−置換1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの合成
Figure 2016540794
1,4−ジオキサン(0.2M、500μL、100μmol)中の適切な4−クロロ−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの溶液を所望のボロン酸(1,4−ジオキサン中の0.3M溶液、500μL、150μmol)で処理した。炭酸セシウム水溶液(1.0M、200μL、200μmol)を、続いて、[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1.3mg、2.0μmol)を添加し、バイアルのキャップを締め、100℃で16時間振盪した。次いで、反応混合物を水酸化ナトリウム水溶液(2.0M、500μL、1.0mmol)で処理し、60℃で4時間振盪した。溶媒を、SpeedVac濃縮器を使用して除去し、残渣を逆相HPLCによって、次のシステムの1つでの適切な勾配を使用して精製した:1)カラム:DIKMA Diamonsil(2)C18、5μmまたはAgella Venusil ASB C18、5μmまたはYMC−Actus Triart C18、5μm;移動相A:ギ酸0.225%を含有する水;移動相B:アセトニトリル;または2)カラム:Phenomenex Gemini C18、8μm;移動相A:水酸化アンモニウム水溶液、pH10;移動相B:アセトニトリル。
方法D
Buchwald−Hartwigアミノ化による4−アミノ−置換1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの合成
Figure 2016540794
適切な4−クロロ−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(100μmol)を、所望のアミン(180μmol)、酢酸パラジウム(II)(1.1mg、5μmol)、および[2’,6’−ビス(プロパン−2−イルオキシ)ビフェニル−2−イル](ジシクロヘキシル)ホスファン(RuPhos、4.7mg、10μmol)と合わせた。窒素流で2時間パージしておいたテトラヒドロフラン(300μL)を添加し、反応混合物を窒素でパージし、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(テトラヒドロフラン中の1.0M溶液、600μL、600μmol)を導入した。窒素で3分間パージした後に、反応混合物を60℃で6時間振盪した。溶媒を、SpeedVac濃縮器を使用して除去し、残渣を逆相HPLCによって、次のシステムの1つでの適切な勾配を使用して精製した:1)カラム:Phenomenex Gemini C18、8μm;移動相A:ギ酸0.225%を含有する水;移動相B:アセトニトリル;または2)Phenomenex Gemini C18、8μm;移動相A:水酸化アンモニウム水溶液、pH10;移動相B:アセトニトリル;または3)カラム:Waters Sunfire C18、5μm;移動相A:ギ酸0.05%を含有する水;移動相B:ギ酸0.05%を含有するアセトニトリル。
Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794
Figure 2016540794
Figure 2016540794
生物学的アッセイ
LRRK2アッセイ
InvitrogenによるLantha Screen技術を使用して、LRRK2キナーゼ活性を測定した。Invitrogen製のGSTタグ付き短縮化LRRK2(Cat # PV4874)を、エズリン/ラジキシン/モエシン(ERM)をベースとするフルオレセイン標識ペプチド基質(LRRKチドとしても知られている、Invitrogen cat # PR8976A)と共に、化合物の用量応答の存在下でインキュベートした。完了したら、アッセイを停止し、テルビウム標識抗ホスホ−ERM抗体(Invitrogen、cat # PR8975A)で検出した。アッセイを、次のプロトコル下で実施した:アッセイ緩衝液(2mM DTTおよび0.01% Brij35を新たに添加した50mM HEEPES、pH7.5、3mM MgCl)中で調製した基質の希釈標準溶液3μL(233nM LRRKチド、117μM ATP)を、低体積Greiner 384ウェルプレートに添加した。100%DMSO中の3.16mMの最高濃度まで化合物を希釈することによって、化合物用量応答を調製し、DMSO中でhalf−logで11回連続希釈した。100%DMSO用量応答のアリコート(3.5μL)を水46.5μLと混合し、次いで、384ウェルプレート内で、この混合物1μLを基質ミックス3μLに添加した。4μg/mLの濃度のLRRK2酵素の希釈標準溶液3μLで、キナーゼ反応を開始した。最終反応濃度は、100nM LRRKチド、50μM ATP、1.7μg/mL LRRK2酵素、および32μMの最高用量の化合物用量応答であった。反応を、室温で2時間進行させ、次いで、検出緩衝液(2nMテルビウム標識抗ホスホ−ERMを含む20mM トリス pH7.6、0.01%NP−40、0.02%NaN、6mM EDTA)7μLを添加して停止させた。室温で1時間インキュベーションした後に、プレートを、340nmの励起波長、ならびに520nmおよび495nmの両方の読取り発光波長を用いるEnvisionで読取った。520nmおよび495nm発光の比を、データを分析するために使用した。
変異体G2019S LRRK2(Invitrogen cat # PV4881)の阻害を、全く同じ方法で測定した。基質ATPおよび酵素の最終濃度はすべて同じであった。しかしながら、変異体酵素がより活性であるので、反応時間を90分に短縮して、何らかの基質欠乏が起こり得る前の定常状態で、阻害を測定することを保証した。
以下の表2に、本発明の化合物でのLRRK2 IC50データを提示する。
Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Figure 2016540794

Claims (19)

  1. 式I
    Figure 2016540794

    の化合物またはその薬学的に許容できる塩
    [式中、
    Xは、NまたはCRであり、
    は、−NR、C〜Cシクロアルキル、フェニル、N、O、およびSから独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員のヘテロアリール、N、O、およびSから独立に選択される1〜3個のヘテロ原子を含有し、かつ環炭素原子で結合している4〜7員のヘテロシクロアルキル、ならびにN、O、およびSから独立に選択される1〜3個のヘテロ原子を含有し、かつ環炭素原子で結合している4〜7員のヘテロシクロアルケニルからなる群から選択され、C〜Cシクロアルキル、フェニル、5〜10員のヘテロアリール、4〜7員のヘテロシクロアルキル、および4〜7員のヘテロシクロアルケニルは、1〜3個のRで置換されていてもよく、
    は、フェニル、またはN、O、およびSから独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員のヘテロアリールであり、フェニルおよび5〜10員のヘテロアリールは、1〜3個のRで置換されていてもよく、かつフェニルは、C〜Cシクロアルキル、またはN、O、およびSから選択される1〜3個のヘテロ原子を含有し、かつオキソで置換されていてもよい5〜6員のヘテロシクロアルキルと縮合していてもよく、
    は、水素、ハロ、またはC〜Cアルキルであり、
    は、水素、シアノ、−CO(C〜Cアルキル)、またはヒドロキシ、C〜Cアルコキシ、もしくはシアノで置換されていてもよいC〜Cアルキルであり;
    は、水素またはC〜Cアルキルであり、
    およびRはそれぞれ独立に、水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、N、O、およびSから独立に選択される1〜3個のヘテロ原子を含有する4〜7員のヘテロシクロアルキル、もしくはN、O、およびSから独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜6員のヘテロアリールであり、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、または5〜6員のヘテロアリールは、1〜3個のR10で置換されていてもよいか、または
    およびRは、それらが結合している窒素と一緒になって、N、O、およびSから独立に選択される1〜2個の追加のヘテロ原子を含有してもよい4〜7員のヘテロシクロアルキル、もしくはN、O、およびSから独立に選択される1〜2個の追加のヘテロ原子を含有してもよい6〜12員のヘテロビシクロアルキルであり、4〜7員のヘテロシクロアルキルまたは6〜11員のヘテロビシクロアルキルは、1〜3個のR10で置換されていてもよく、
    、R、およびR10は出現する毎に、1〜3個のハロ、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシ、もしくはシアノで置換されていてもよいC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、−NR、−C(O)NR、−S(O)NR、またはN、O、およびSから独立に選択される1〜3個のヘテロ原子を含有し、C〜Cアルキルで置換されていてもよい5〜6員のヘテロアリールから独立に選択され、
    およびRは出現する毎に、それぞれ独立に、水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、または−C(O)C〜Cアルキルである]。
  2. が、水素、クロロ、またはメチルであり、
    が、水素、シアノ、ヒドロキシメチル、メトキシメチル、シアノメチル、または−C(O)CHであり、
    が、水素またはメチルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  3. が、−NRであり、
    およびRが、それらが結合している窒素と一緒になって、1〜3個のRでそれぞれ置換されていてもよいピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、チオモルホリン−4−イル、1,4−オキサゼパン−4−イル、6−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イルまたは8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルである、請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  4. およびRが、それらが結合している窒素と一緒になって、メチルで置換されていてもよいモルホリン−4−イルである、請求項3に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  5. およびRが、それらが結合している窒素と一緒になって、1〜2個のRでそれぞれ置換されていてもよいピロリジニルまたはピペリジニルであり、各Rが、フルオロ、ヒドロキシ、メチル、ヒドロキシメチル、メトキシ、およびメトキシメチルから独立に選択される、請求項3に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  6. が、N、O、およびSから独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を含有し、1〜2個のRで置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリールであり、5〜10員のヘテロアリールが、ピラゾリル、フラニル、ピリジニル、およびベンゾチアゾリルから選択される、請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  7. が、1〜2個のRで置換されていてもよいフェニルであり、
    各Rが、フルオロ、メトキシ、メトキシメチル、シアノ、シアノメチル、−C(O)NR、−S(O)NR、および5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イルから独立に選択される、請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  8. が、1〜2個のRで置換されていてもよいC〜Cシクロアルキルである、請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  9. Xが、CRである、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  10. Xが、Nである、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  11. が、−NRであり、
    およびRが、それらが結合している窒素と一緒になって、
    Figure 2016540794

    からなる群から選択され、
    が、1〜3個のRでそれぞれ置換されていてもよいフェニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリドニル、またはイミダゾ[1,2−b]ピリダジニルであり、
    が出現する毎に、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、メトキシ、ヒドロキシメチル、および−C(O)NHから独立に選択される、請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  12. およびRが、それらが結合している窒素と一緒になって、
    Figure 2016540794

    である、請求項11に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  13. が、1〜3個のRでそれぞれ置換されていてもよいフェニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリドニル、またはイミダゾ[1,2−b]ピリダジニルであり、
    が出現する毎に、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、メトキシ、ヒドロキシメチル、および−C(O)NHから独立に選択される、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  14. およびRが、それらが結合している窒素と一緒になって、1〜2個のRでそれぞれ置換されていてもよいピロリジン−1−イルまたはピペリジン−1−イルであり、
    が出現する毎に、フルオロ、メチル、メトキシ、メトキシメチル、ヒドロキシ、またはヒドロキシメチルから独立に選択される、請求項3に記載の化合物。
  15. 3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    2−フルオロ−3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
    1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−イミダゾール−2−カルボニトリル;
    1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−5−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
    4−[2−クロロ−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
    3−[2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−[6−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−[5−(ヒドロキシメチル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−(3−シアノフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
    4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(3−シアノ−2−フルオロフェニル)−4−(ジメチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
    3−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    2−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    2−フルオロ−3−[6−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    6−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリル;
    3−(3−クロロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(2−クロロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(2,3−ジフルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(3−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(2−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    {3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]フェニル}メタノール;
    {4−フルオロ−3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]フェニル}メタノール;
    3−[3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(3−メトキシフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    4−(モルホリン−4−イル)−3−(2,3,5−トリフルオロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    4−(モルホリン−4−イル)−3−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−フルオロ−5−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−(2,3−ジフルオロ−6−メトキシフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    2−フルオロ−5−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−(5−メトキシピリジン−3−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    6−[2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリル;
    3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
    3−(3−シアノ−2−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
    3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
    4−フルオロ−3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−フルオロ−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−(ヒドロキシメチル)−5−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−(4−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    2−メチル−3−(5−メチルピリジン−3−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(3−クロロフェニル)−2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−3−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(2−フルオロフェニル)−2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(3−フルオロフェニル)−2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−フルオロ−5−[2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    1−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]ピペリジン−3−オール;
    4−[(2S)−2−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    4−(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    {1−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]ピペリジン−3−イル}メタノール;
    3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    N,N−ジメチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン;
    3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(チオモルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    4−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−[4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−[4−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−{4−[2−(メトキシメチル)モルホリン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    4−(モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−[4−(1,4−オキサゼパン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−[4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−[4−(3−メトキシピペリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−[4−(6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタ−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−{4−[(3R,4R)−3,4−ジフルオロピロリジン−1−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−[4−(4−フルオロピペリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−{4−[(3R)−3−フルオロピロリジン−1−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[(2R)−2−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−[4−(ピロリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−フルオロピロリジン−1−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−[4−(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−{4−[(2S)−2−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ピリジン−2(1H)−オン;
    メチル3−(3−シアノフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート;
    3−[5−(シアノメチル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−[5−(メトキシメチル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボキサミド;
    4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
    1−メチル−4−[2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
    3−[4−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−[4−(モルホリン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−5−イル]ベンゾニトリル;
    3−[3−(3−シアノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−N−シクロプロピルベンズアミド;
    2−フルオロ−3−[4−(モルホリン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−5−イル]ベンゾニトリル;
    3−[4−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    4−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    4−(2,5−ジフルオロフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    4−(2,3−ジフルオロフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    4−(3−クロロフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    4−(2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−[3−(3−シアノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    4−シクロプロピル−3−(2,3−ジフルオロ−6−メトキシフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
    3−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    4−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    4−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    4−(フラン−3−イル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    5−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−ベンゾチアゾール;
    {3−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]フェニル}アセトニトリル;
    3−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]ベンゾニトリル;
    5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン;
    4−[3−(メトキシメチル)フェニル]−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−{4−[3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル
    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  16. 3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    2−フルオロ−3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
    1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−イミダゾール−2−カルボニトリル;
    1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−5−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
    4−[2−クロロ−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
    3−(3−シアノフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
    3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(3−シアノ−2−フルオロフェニル)−4−(ジメチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
    3−(2,3−ジフルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(2−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(3−シアノ−2−フルオロフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
    3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル;
    3−[4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−[4−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−[4−(ピロリジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−フルオロピロリジン−1−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[(2S)−2−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ピリジン−2(1H)−オン;
    メチル3−(3−シアノフェニル)−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート;
    1−メチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボキサミド;
    4−[4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
    1−メチル−4−[2−メチル−4−(モルホリン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;
    3−[4−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;および
    3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  17. 治療有効量の請求項1から16のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩を薬学的に許容できる担体と一緒に含む、医薬組成物。
  18. 患者においてパーキンソン病を処置する方法であって、それを必要とする患者に、治療有効量の請求項1から16のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む方法。
  19. パーキンソン病の処置において使用するための、請求項1から16のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
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