JP2016104544A - 画像形成装置、画像形成システム、画像検知部校正方法および後処理装置 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、画像検知部校正方法および後処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像検知部の精度を他の画像検知部を用いて校正する。【解決手段】転写媒体に画像を形成する画像形成部と、転写媒体を、搬送経路を通して搬送する搬送部と、画像形成部で画像が形成されて搬送部によって搬送される転写媒体の画像を検知する第1画像検知部と、画像形成部で画像が形成されて搬送部によって搬送される転写媒体の画像を検知する第2画像検知部と、画像形成および転写媒体の搬送を制御し、第1画像検知部および第2画像検知部の検知結果を受ける制御部とを備え、制御部は、第2画像検知部による画像検知結果を用いて第1画像検知部の校正を行う検知部校正モードを有し、検知部校正モードでは、第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を有するかを判定し、所定以上の画像品質を有する画像に対する、第1画像検知部の検知結果および第2画像検知部の検知結果に基づいて、第1画像検知部の校正を行う。【選択図】図1

Description

この発明は、転写媒体に形成された画像の検知を行うことができる画像形成装置、画像形成システム、画像検知部校正方法および後処理装置に関するものである。
複写機、ファクシミリ、プリンター、複合機などの画像形成装置では、画像データに基づいて、画像形成部で転写紙に画像を形成している。この画像形成では、設定された画像形成条件(画像形成位置、色、濃度など)に従い、画像データに基づいて行われる。画像形成条件は、画像形成装置の稼働に伴って一時的にまたは次第に変化したりすることがあるため、各種の自動調整動作などにより品質維持を図っている。
例えば、画像形成装置が稼働する所定時間毎や所定印刷枚数毎などによって、転写紙に画像パッチなどを形成し、これらをラインセンサーなどで読み取って画像の状態と画像形成条件とを対比し、画像が適正に形成されているかを判定する。画像が画像形成条件に従って正確に形成されず、ずれが生じている場合に、画像形成条件の校正を行うなどして画像の品質を維持している。
例えば、特許文献1では、測色計や濃度計などを用いたセンサー装置によって画像を読み取り、読み取り結果に応じて画像形成ユニットで形成されるトナー像の濃度を調整している。また、特許文献1では、一部のパッチ上に汚れがある場合、その領域以外の領域に、パッチ画像を形成して読み取り、出力濃度調整を行うことを可能にしている。
なお、画像の読み取りでは、CCDやCISを撮像素子とするラインセンサーが広く利用されている。ラインセンサーは、高速での読み取りに適しており、定着された転写紙を定着部の搬送速度のまま読み取り、色再現性の確認や印字位置などの検品を行うことが可能である。しかし、ラインセンサーは色再現性には優れていないため、測色精度が保証された分光測色機による定期的な校正を行うことが望ましい。
特開2007−30340号公報
しかし、同一搬送経路上に分光測色計とラインセンサーが設置された構成において、分光測色計でラインセンサーの校正を行う場合、同一チャート上のパッチを読み取る必要がある。分光測色計は、チャート上のパッチをスポット領域の平均値でしか測色できず、正しく印字されたパッチであるか判断できない。チャートに濃度むら、汚れ、キズ等がある場合、分光測色計はパッチの正確な測色ができず、ラインセンサーの校正を正しく行うことができないという問題がある。
本願発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、第1画像検知部で画像を読み取り、画像に濃度むら、汚れ、キズ等があるか印字品質を判断し、印字品質OKと判断した画像を第2画像検知部で読み取って第1画像検知部の校正を行うことを可能にすることを目的の一つとする。
すなわち、本発明の画像形成装置のうち、第1の本発明は、
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記転写媒体を、搬送経路を通して搬送する搬送部と、
前記画像形成部で画像が形成されて前記搬送部によって搬送される前記転写媒体の画像を検知する第1画像検知部と、
前記第1画像検知部と別の検知部からなり、前記画像形成部で画像が形成されて前記搬送部によって搬送される前記転写媒体の画像を検知する第2画像検知部と、
画像形成および転写媒体の搬送を制御し、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部の検知結果を受ける制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第2画像検知部による画像検知結果を用いて前記第1画像検知部の校正を行う検知部校正モードを有し、該検知部校正モードでは、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を有するかを判定し、所定以上の画像品質を有する画像に対する、前記第1画像検知部の検知結果および前記第2画像検知部の検知結果に基づいて、前記第1画像検知部の校正を行うことを特徴とする。
本発明における他の形態の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において、
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記転写媒体を、搬送経路を通して搬送する搬送部と、
前記画像形成部で画像が形成されて前記搬送部によって搬送される前記転写媒体の画像を検知する第1画像検知部と、
画像形成および転写媒体の搬送を制御し、前記第1画像検知部および他装置に備えられ前記転写媒体の画像を検知する第2画像検知部の検知結果を受ける制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第2画像検知部による画像検知結果を用いて前記第1画像検知部の校正を行う検知部校正モードを有し、該検知部校正モードでは、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を有するかを判定し、所定以上の画像品質を有する場合、所定以上の画像品質を有する画像に対する、前記第1画像検知部の検知結果および前記第2画像検知部の検知結果に基づいて、前記第1画像検知部の校正を行うことを特徴とする。
本発明における他の形態の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において、
前記制御部は、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を有するかを、読み取られた画像の全部または一部で判定することを特徴とする。
本発明における他の形態の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において、
前記制御部は、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を満たさない場合、所定以上の画像品質を満たさないのが、第1画像検知部側と転写媒体側のいずれが原因かを判定し、第1画像検知部が原因の場合、前記第2画像検知部による前記画像の検知結果を利用することを特徴とする。
本発明における他の形態の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において、
前記制御部は、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を満たさない場合、前記第1画像検知部で検知された検知結果を加工して前記校正に利用可能かを判定することを特徴とする。
本発明における他の形態の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において、
前記制御部は、前記第1画像検知部で検知された画像のうち、所定以上の画像品質を有する一部の画像のみで前記第1画像検知部の校正が所定以上の精度で達成可能かを判定することを特徴とする。
本発明における他の形態の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において、
前記制御部は、前記第1画像検知部で検知された画像のうち、一部の画像が所定以上の画像品質を満たさない不良箇所である場合、不良箇所以外の一部の画像で前記第2画像検知部による画像の検知結果を利用することを特徴とする。
本発明における他の形態の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において、
前記制御部は、前記第1画像検知部の検知結果から画像の位置を検出し、検出した画像位置において前記第2画像検知部による画像の検知結果を利用することを特徴とする。
本発明における他の形態の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において、
前記制御部は、前記画像の位置に応じて、前記第2画像検知部と前記用紙媒体の一方または両方を移動させて画像の検知を行う制御を行うことを特徴とする。
本発明における他の形態の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において、
前記制御部は、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部で検知された画像について、前記第1画像検知部で検知され画像が所定以上の画像品質を有する場合に、前記第2画像検知部の検知結果を用いて前記第1画像検知部に対する校正値を算出することを特徴とする。
本発明における他の形態の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において、
前記制御部は、画像の検知のために、複数の画像パッチを前記転写媒体に画像形成し、一部の画像のみを利用する場合、画像パッチ毎に利用の有無を決定することを特徴とする。
本発明における他の形態の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において、
前記制御部は、複数個の同濃度の画像パッチを形成し、同濃度の画像パッチのうち、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を有する画像パッチのみを対象にして、前記第2画像検知部による検知結果を用いることを特徴とする。
本発明における他の形態の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において、
前記画像形成部の下流側で前記転写媒体を受けて表裏を反転させ、前記画像形成部の上流側に戻す反転経路を有し、
前記制御部は、少なくとも前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を満たさない場合、裏面側に形成された画像を前記第1画像検知部と前記第2画像検知部とで検知して、前記第1画像検知部で検知した画像が所定以上の画像品質を有するかを判定し、所定以上の画像品質を有する画像に対する、前記第1画像検知部の検知結果と前記第2画像検知部の検知結果から前記第1画像検知部の校正を行うことを特徴とする。
画像形成装置。
本発明における他の形態の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において、
前記制御部は、前記第1画像検知部の校正後に、第1画像検知部と第2画像検知部とで転写媒体の画像を読み取って校正結果の妥当性を判定することを特徴とする。
本発明における他の形態の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において、
前記第1画像検知部がラインセンサーであることを特徴とする。
本発明における他の形態の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において、
前記第2画像検知部が分光測色計であることを特徴とする。
本発明の画像形成システムは、
転写媒体の画像を検知する第1画像検知部および、前記第1画像検知部と別の検知部からなり前記転写媒体の前記画像を検知する第2画像検知部による検知結果を受ける制御部を備え、
前記制御部は、前記第2画像検知部による画像検知結果を用いて前記第1画像検知部の校正を行う検知部校正モードを有し、該検知部校正モードでは、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を有するかを判定し、所定以上の画像品質を有する場合、所定以上の画像品質を有する画像に対する、前記第1画像検知部の検知結果および前記第2画像検知部の検知結果に基づいて、前記第1画像検知部の校正を行うための制御を行うことを特徴とする。
本発明における他の形態の画像形成システムは、前記本発明の画像形成システムにおいて、
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体を、搬送経路を通して搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記転写媒体の画像を検知する第1画像検知部と、
前記第1画像検知部と別の検知部からなり、前記搬送部によって搬送される前記転写媒体の画像を検知する第2画像検知部と、を備え、
前記制御部は、画像形成および転写媒体の搬送を制御することを特徴とする。
本発明の画像検知部校正方法は、
搬送される転写媒体の画像を第1画像検知部および第2画像検知部で検知した検知結果を受ける受信ステップと、
前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を有するかを判定し、所定以上の画像品質を有する場合、所定以上の画像品質を有する画像に対する、前記第1画像検知部の検知結果および前記第2画像検知部の検知結果に基づいて、前記第1画像検知部の校正を行うための校正ステップと、を有することを特徴とする。
本発明における他の形態の画像検知部校正方法は、前記本発明の画像検知部校正方法において、
搬送される転写媒体の画像を第1画像検知部で検知する第1の画像検知ステップと、
搬送される転写媒体の画像を第2画像検知部で検知する第2の画像検知ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の後処理装置は、
画像形成された転写媒体を、搬送経路を通して搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記転写媒体の画像を検知する第1画像検知部と、前記第1画像検知部と別の検知部からなり、前記搬送部によって搬送される前記転写媒体の画像を検知する第2画像検知部のうち、少なくとも前記第2検知部と、
前記第1画像検知部および前記第2画像検知部の検知結果を受ける制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を有するかを判定し、所定以上の画像品質を有する場合、所定以上の画像品質を有する画像に対する、前記第1画像検知部の検知結果および前記第2画像検知部の検知結果に基づいて、前記第1画像検知部の校正を行うための制御を行うことを特徴とする。
前記第1画像検知部を備えることを特徴とする請求項21記載の後処理装置。
本発明における他の形態の後処理装置は、前記本発明の後処理装置において、
前記制御部は、他装置に設けられた前記第1画像検知部の検知結果を受けて前記判定を行うことを特徴とする。
すなわち、本発明によれば、第1画像検知部で読み取った画像の品質結果に応じて第2画像検知部の検知結果を利用することで、第1画像検知部の校正を確実かつ精度よく行うことができる効果がある。
本発明の一実施形態の画像形成システムの機械的概略を示す図である。 同じく、第1画像検知部と第2画像検知部の配置関係を示す平面図である。 同じく、制御部の機能ブロック図である。 同じく、印刷および校正処理の全体概略を示すフローチャートである。 同じく、印刷動作の手順を示すフローチャートである。 同じく、検知部校正動作の手順を示すフローチャートである。 同じく、ラインセンサー制御の手順を示すフローチャートである。 同じく、測色計制御の手順を示すフローチャートである。 同じく、パッチ品質判断の手順を示すフローチャートである。 同じく、校正値算出の手順を示すフローチャートである。 同じく、検知部校正の際に用いられる通常印刷画面を示す図である。 同じく、検知部校正の際に用いられる校正チャート画面を示す図である。 同じく、検知部校正の際に用いられる校正チャート画面を読み取った転写画像を示す図である。 本発明の他の実施形態であって、測色移動部を備える画像形成システムを示す図である。 同じく、第1画像検知部と第2画像検知部の配置関係を示す平面図である。 同じく、検知部校正の際に用いられる校正チャート画面を示す図である。 同じく、検知部校正の際に用いられる校正チャート画面を読み取った転写画像を示す図である。 本発明のさらに他の実施形態の画像形成システムを示す図である。 同じく、検知部校正動作の手順を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施形態における検知部校正動作の手順を示すフローチャートである。 同じく、同じく、パッチ品質判断の手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態を説明する。
図1に画像形成システム1を示す。なお、画像形成システム1は、画像形成装置10のみで構成されるものであってもよく、また、画像形成装置10と他の装置とが接続されて画像形成システム1が構成されるものであってもよい。
画像形成装置10には、転写紙に画像を形成する画像形成部110を有している。画像形成部110では、各色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなど)用にそれぞれ用意された感光体111C、111M、111Y、111K(以下、総称する場合、感光体111と称する)を有し、各感光体111C、111M、111Y、111Kの周線部に、各色用に、図示しない帯電器、LDからなる書き込み部、現像ユニットが配設されており、帯電器によって帯電した感光体111表面は、画像メモリーなどに記録された原稿の画像情報に基づいて書き込み部により像露光が行われ、感光体111表面には潜像が形成される。該潜像は現像ユニットによって現像がなされてトナー像となる。トナー像は、中間転写ベルト112に転写され、該中間転写ベルト112から二次転写ローラ113によって搬送経路115で搬送される転写紙に転写される。搬送経路115は、装置外の排紙経路115Aに伸長している。
転写された転写紙は定着装置114によって加熱定着されて、搬送経路115を通して搬送される。なお、本発明の画像形成としてはモノクロ機であってもよく、上記各色以外に特色(クリアーなど)を用いたものであってもよい。
定着装置114の下流側の搬送経路115では、画像が形成された転写紙を反転して画像形成部110の上流側に環流させる反転搬送経路116が分岐している。
また、画像形成装置10には、下方側に、転写紙を収納した給紙トレイ120が配置されている。前記搬送経路115は、給紙トレイ120から画像形成部110に至り、さらに画像形成部110から排紙経路115Aに至っている。転写紙は、本発明の転写媒体に相当する。転写媒体は、紙で構成されたものの他、OHPや布などの媒体であってもよい。
搬送経路115では、給紙トレイ120に収容されている転写紙が給紙され、二次転写ローラ113に搬送される。二次転写ローラ113では、転写紙上に中間転写ベルト112上のカラー画像やモノクロ画像が転写される。画像が転写された転写紙は、定着装置114にて熱と圧力とを加えることにより転写紙上のトナー像が定着される。
さらに、搬送経路115から反転搬送路116が分離する地点の下流側で、搬送経路115の上部側に転写紙の上面の画像を読み取るラインセンサー130が配置されている。ラインセンサー130は、CCDやCISなどの撮像素子を用いることができ、搬送経路115で搬送される転写紙の幅を超える長さで構成されているのが望ましい。ラインセンサー130は、本発明の第1画像検知部に相当する。ただし、第1画像検知部は、転写紙の画像を検知できるものであればよく、その種別が特に限定されるものではなく、さらに面状に読み取るものや、点状の読み取り集積によるものなどによって構成されるものであってもよい。また、ラインセンサー130の読み取り開始位置の搬送経路115には、ラインセンサー部転写紙検知センサー130Aが設置されている。ラインセンサー部転写紙検知センサー130Aは、光学センサーなどを用いることができ、用紙を検知することができる。
ラインセンサー130の下流側の搬送経路115には、分光測色を行う分光測色計131が配置されており、搬送経路115を通って搬送される転写紙の画像の色を読み取る。分光測色計131は、転写紙に照明光を照射して、転写紙の画像上で反射した光をセンサーで受光し、受光した光を分光して光の成分を表すことによって色を数値化するものを用いることができる。分光測色計131は、本発明の第2画像検知部に相当する。分光測色計131の読み取り開始位置の搬送経路115には、測色部転写紙検知センサー131Aが設置されている。測色部転写紙検知センサー131Aは、光学センサーなどを用いることができ、用紙を検知することができる。
また、ラインセンサー130の下流側であって、分光測色計131の上流側には測色部搬送ローラ117が配置されている。測色部搬送ローラ117は、下流側に搬送される転写紙の搬送速度を減速することができ、それ以降の搬送路を測色部搬送経路117に割り当てている。
また、分光測色計131の下流側では、排紙経路115Aに至るまでに循環経路118が分岐している。循環経路118の他端側は、ラインセンサー130に上流側で搬送経路115に合流している。搬送経路115では、排紙経路115に至る経路と循環経路118に至る経路を切り替え可能であり、循環経路118に転写紙を搬送する場合、再度搬送経路115に戻して、ラインセンサー130や分光測色計131による画像の検知が可能になる。
なお、この実施形態では、第1画像検知部としてラインセンサー130を使用し、第2画像検知部として分光測色計131を用いたが、第1画像検知部、第2画像検知部の種別がこれらに限定されるものではない。例えば、第2画像検知部は、第1画像検知部で検知機能が劣る検知特性について、この検知特性について検知機能が優れたものなどを用いることができる。
また、画像形成装置10の上方側には、操作部121が設けられており、ユーザーの操作および情報の表示が可能になっている。なお、操作を行うものと、表示を行うものとが別体で設けられているものであってもよい。
図2は、ラインセンサー130と分光測色計131の配置状態を示す平面図である。
転写紙Sには、トンボT0〜T3、パッチP1〜P4が形成されており、搬送経路115上には背景板115Aが位置している。なお、分光測色計131の測定領域は、ラインセンサー130に比べて限られた領域になっている。したがって、画像パッチは分光測色計131における主走査方向の位置に合わせて形成することが望ましい。
また、画像形成システム1には、制御部100を備えている。制御部100は、CPUやこれを動作させるプログラム、プログラムを格納するROM、作業領域などとなるRAM、動作パラメータなどを格納した不揮発メモリーなどを有している。制御部100は、画像形成システム全体を制御するものであり、画像形成部110や搬送経路115、ラインセンサー130、分光測色計131の読み取り結果を受信する。なお、本発明の制御部は、画像形成装置10に備えられる他、サーバーや後処理装置などに備えられたものであってもよい。
また、この実施形態では、画像形成装置10に、第1画像検知部と第2画像検知部を備えるものとして説明したが、画像形成装置10に第1画像検知部を備え、後処理装置に第2画像検知部を備えるものであってもよい。また、第1画像検知部および第2画像検知部を画像形成装置に備えず、後処理装置に第1画像検知部と第2画像検知部とを備えるものであってもよく、第1画像検知部と第2画像検知部とが異なる後処理装置に備えられているものであってもよい。また、後処理装置に第1画像検知部または第1画像検知部および第2画像検知部を備える場合、各装置がオンラインで接続されているもののほか、オフラインの状態になっているものであってもよい。オフラインの場合、校正のための制御内容を後処理装置で表示したり、制御内容を脱着可能な記憶部などに格納して校正が必要な装置に校正内容のデータを導入できるように、データを用意したりしてもよい。これらは校正のための制御に含まれる動作である。
制御部100およびその周辺の機能ブロックを図3に示す。
状態管理部101は、画像形成システム1の全体を制御し、また画像形成システム1全体の状態把握を行う。状態管理部101には、記憶部102が接続されている。記憶部102には、プログラムなどを格納するROM、作業エリアとなるRAM、データを不揮発に記憶する、フラッシュメモリー、HDDなどの不揮発メモリーなどを有している。不揮発メモリーは、画像形成システムの動作パラメータや、読み取られた画像品質を判定する際の閾値、画像を校正する際の画像形成校正条件、画像検知部を校正する際の検知部校正条件、画像パッチデータなどが読み書き可能に格納されている。
状態管理部101には、印刷制御部103が接続されている。印刷制御部103には、画像形成部110が制御可能に接続されている。印刷制御部103は、画像形成部110を制御することにより、転写紙に画像を形成する。
状態管理部101には、給紙制御部104が接続されている。給紙制御部104は、給紙トレイ120を制御して搬送経路115に転写紙を給紙する。また、状態管理部101には、搬送制御部106が接続されている。搬送制御部106は、給紙トレイ120から給紙された転写紙を搬送する搬送部を制御する。搬送部は、搬送経路115、反転搬送経路116および搬送経路上の搬送ローラや後述する測色部搬送ローラ117、これらを駆動するモータなどによって構成されている。
状態管理部101には、ラインセンサー制御部107が接続されている。ラインセンサー制御部107は、ラインセンサー130の動作を制御し、ラインセンサー130で読み取られた転写紙の画像データを受信し、状態管理部101に送信する。
状態管理部101には、測色制御部108が制御可能に接続されている。測色制御部108は、分光測色計131の動作を制御し、分光測色計131で得られた画像読み取り結果を取得し、状態管理部101に送信する。
また、状態管理部101には、校正部109が制御可能に接続されている。校正部109は、ラインセンサー130による画像読み取り結果や、分光測色計131による原稿読み取り結果が状態管理部101から与えられる。
校正部109では、画像形成校正モードにおいて、ラインセンサー130の画像読み取り結果を取得し、画像形成条件と読み取り結果とを対比し、必要に応じて画像形成における補正などの校正を行う。この際に、ラインセンサー130が分光測色計131の読み取り結果に従って校正されている場合は、校正された結果を用いる。
また、校正部109では、検知部校正モードにおいて、同一転写紙同一画像に対し、ラインセンサー130と、分光測色計131とでそれぞれ画像読み取りを行った結果を取得し、色再現性に関し、必要に応じてラインセンサー130を校正する。
さらに、状態管理部101には、品質判断部140が制御可能に接続されている。品質判断部140は、ラインセンサー130で読み取られた画像を取得して、画像の位置検出や読み取られた画像の品質を判断する。画像の品質判断に応じて画像が所定の品質を有するかを判定することができる。所定の品質程度は、記憶部102に格納されている。
図3の機能ブロックでは、画像形成部110、ラインセンサー130、分光測色計131を除いて機能毎に分かれて制御部100に含まれている。
次に、画像形成装置10の基本的動作を説明する。
画像形成装置10で、ユーザーが操作部121や外部装置などからプリント開始の操作を行うと、図示しない原稿読取部などで画像データが取得される。また、画像形成の校正や検知部校正の開始に伴って、画像パッチのデータが記憶部102から取得される。
画像形成部110では、印刷制御部103による制御によって、生成された画像データに基づいて、露光手段が均一帯電した感光体111の表面に静電潜像を形成する。形成された静電潜像は、現像器によりトナー像に現像される。そして、感光体111表面に形成されたトナー像を、中間転写ベルト112上に一次転写する。なお、画像データの取得方法は上記に限定されるものではなく、ネットワークを介して取得するものなどであってもよい。
プリント開始の操作に応じて、給紙制御部104の制御により、給紙トレイ120に積載収容された転写紙が1枚ずつ搬送経路115に送り出され(給紙され)、搬送制御部106の制御により搬送経路115を通して搬送される。転写紙は、中間転写ベルト112上のトナー像と同期を取って二次転写ローラ113との接触位置にまで搬送される。
二次転写ローラ113の位置で、中間転写ベルト112上のトナー像が転写紙に二次転写される。二次転写では、二次転写ローラ113に高圧のプラス転写電圧を印加することにより、マイナス帯電しているトナー像を中間転写ベルト112から転写紙に静電的に引き付けて転写する。転写紙に転写されたトナー像は、搬送経路115で上面側に位置しつつ定着装置114で熱溶解により転写紙Sへ定着される。その後、片面印刷モードの場合、転写紙は下流側に排紙される。
両面印刷モードでは、搬送経路が切り換えられて、画像が形成された転写紙は、搬送経路115から反転搬送経路116へと搬送され、表裏が反転された後、二次転写ローラ113の上流側の搬送経路115に環流される。搬送経路115に環流された転写紙Sは、表裏が反転されており、上記と同様にして中間転写ベルト112に転写された画像を二次転写ローラ113によって画像の裏面側に転写する。その後は、定着装置114によって転写紙に画像を定着させ、下流側に搬送することができる。
搬送経路115を搬送される転写紙は、画像形成校正モードまたは検知部校正モードにおいてラインセンサー130で画像が読み取られる。この際に、ラインセンサー制御部107の制御によってラインセンサー130が動作し、搬送経路115に沿って搬送される転写紙の画像が読み取られる。読み取られた画像は制御部100に送信されて画像形成の校正または当該ラインセンサー130の校正に利用される。
また、ラインセンサー130の下流側で、分光測色機131で画像を読み取る場合、搬送制御部106によって測色部搬送ローラ117を制御し、転写紙の搬送速度を、画像形成時の通常搬送速度よりも小さくなるように変更することができる。搬送速度は、操作部121を通してオペレータが設定できるようにしてもよい。記憶部102には、上記したように変更時の転写紙搬送速度や通常時の転写紙搬送速度が格納することができる。
測色制御部108の制御によって分光測色計131が動作し、搬送経路115に沿って搬送される転写紙の画像が読み取られる。読み取り結果は制御部100に送信されてラインセンサー130の校正に利用される。
なお、画像形成校正や検知部校正は、予め装置の稼働時間や印刷枚数などによって動作時期を設定しておき、この時期に応じて自動的に実行されるようにしてもよく、また、操作表示部121を通してオペレータが実行指示を行えるようにしてもよい。
次に、印刷動作および検知部校正を含む全体の処理手順を図4のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s100:検知校正?
処理が開始され、検知校正の条件を満たしているかの判定がなされる(ステップs100)。検知校正が必要かは、予め定めた条件によって判定することができる。
検知校正は、例えば表1に示すような条件で発生する。設定No.1、2のようにユーザーが操作部で設定する条件と、設定No.3、4のようなパーツのメンテナンス後など装置状態が変わった時に発生する条件がある。いずれかの条件が満たされれば検知校正を満たすものとしてもよく、また、複数の条件のうちから特定の条件をユーザーなどが操作部121を通して設定できるようにしてもよい。
Figure 2016104544
s101:印刷ジョブあり?
検知校正条件を満たしていない場合(ステップs100、No)、状態管理部101は印刷ジョブを受信してジョブがあるか確認する(ステップs101)。印刷ジョブを受信して印刷ジョブがある場合(ステップs101、Yes)は、印刷制御部103に対して印刷要求を送信する。印刷ジョブがなければ(ステップs101、No)、ステップs100に戻る。
s102:印刷動作
ステップs101で印刷要求がなされると、ステップs102では、印刷要求を受けて、状態管理部101は、動作モード=通常モードに設定し、印刷制御部103は、印刷ジョブに基づいて印刷を実行する。印刷時の手順の詳細は後述する。
s103:校正動作
検知部校正条件が満たされた場合(ステップs100、Yes)は、校正部109に検知部校正要求を送信する。
ステップS103では、検知部校正要求を受けて状態管理部101は、動作モード=検知部校正モードに設定する。校正部109はラインセンサーの校正処理を実行する。検知部校正の手順の詳細は後述する。
次に、印刷時の手順を図5のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s200:印刷ジョブ取得
印刷処理の開始に伴って、印刷制御部103では、状態管理部101より印刷要求と印刷ジョブを受信する(ステップs200)。
s201:RIP処理
印刷ジョブを取得すると、印刷制御部103は、印刷ジョブ情報に基づき、RIP処理を行い、RIP画像を生成する(ステップs201)。さらにRIP画像に対して色再現性確認用のパッチを付与することができる。図11に例示するRIP画像では、転写紙Sにおいて、4つのトンボT0〜T3で示した裁断基準点の外となる左端にパッチPを配置している。パッチPは、異なる濃度のパッチを領域を分けて形成している。転写紙を無駄にしないため定着後に裁断して破棄する場所にパッチを印字するのが望ましい。
s202:印刷指示
RIP処理後、印刷制御部103は、印刷指示として、画像形成部110に対して転写紙へのRIP画像の形成を指示し、給紙制御部104に対し転写紙の給紙開始を指示する(ステップs202)。画像形成部110では、レーザー、感光体、ベルト、定着部などを制御して転写紙に画像を転写する。
s203:ラインセンサー読取指示
印刷指示後、状態管理部101は、ラインセンサー制御部107に対し、動作モード=通常モードとして、ラインセンサー130による転写紙の読み取りを指示する(ステップ203)。
s204:ラインセンサー読み取り
ラインセンサー制御部107は、読み取り指示に基づきラインセンサー130で転写紙の画像を読み取り、状態管理部101を介して読み取り画像を校正部109に送信する(ステップs204)。
s205:パッチ濃度算出
校正部109は、ラインセンサー130による転写紙読み取り画像からパッチを検出し、各パッチの色度を算出する(ステップs205)。
s206:色度正常?
校正部109は、パッチの検出結果から、色度が正常値か判断する(ステップs206)。想定される色度は、画像形成条件から明らかであり、これと検出結果とを比較して、例えば色差が基準値以内(ΔE≦1.0)であるか判定する。基準値は、記憶部102に読み取り可能に格納しておけばよい。また、ユーザーが操作部121を通して設定できるようにしてもよい。異常と判断された場合(ステップs206、No)、校正部109は、状態管理部101に色度異常を通知する。
s207:次ページあり?
色度の判定で正常と判定された場合(ステップs206、Yes)、印刷制御部103では、印刷ジョブ情報を参照して次ページの印刷があるか、すなわち次ページあるかを確認する(ステップs207)。次ページがある場合(ステップs207、Yes)、次ページのRIP処理を開始する(ステップs202へ)。次ページがない場合(ステップs207、No)、ジョブを終了する。
s208:印刷中止
校正部109で、検出値が正常でないと判断された場合(ステップs206、No)は、校正部109は状態管理部101に対して色度異常を通知し、状態管理部101では印刷を中止する(ステップs209)。その後、ジョブを終了する。
また、印刷中止では、状態管理部101は、操作部121に対して、色度異常が検知された旨をユーザーに表示することができる。また、操作部121に画像形成部校正ボタンなどを表示してユーザーが指示を受けて校正できるようにするか、あるいは色度異常時には自動的に画像形成部の校正を行うのが望ましい。
次に、検知部校正を行う手順を図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s300:校正要求取得
検知部校正手順が開始すると、校正部109は状態管理部101よりラインセンサー校正要求を受信する(ステップs300)。
s301:チャート生成
校正要求取得(ステップs300)後、状態管理部101は、印刷制御部103に、記憶部102に保持された検知部校正チャート情報を送信する。印刷制御部103は検知部校正用のチャート画像を生成する(ステップs301)。
パッチの位置と場所を記録した検知部校正チャート情報を表2に示し、検知部校正用チャートを図12に例示する。表および図に示すように、校正チャート情報では、転写紙Sに、パッチ301〜310が副走査方向に沿ってこの順で形成されており、同濃度のパッチ(301と306、302と307、303と308、304と310)が、複数形成される内容になっている。
なお、本発明としては、画像パッチを用いず、転写紙に形成された通常の画像を校正チャートに利用することも可能である。
Figure 2016104544
s302:印刷指示
校正チャートを生成(ステップs301)後、印刷制御部103はチャート画像の印刷を画像形成部110に指示し、給紙制御部104に対して転写紙の給紙開始を指示する(ステップs302)。
s303:ラインセンサー読取指示
印刷指示(ステップs302)後、状態管理部101は検知部校正チャート情報に基づき、ラインセンサー制御部107と測色制御部108対し、チャート画像の読み取りを指示する(ステップs303)。このとき、状態管理部101は、ラインセンサー制御部107に対して動作モード=検知部校正モードである旨を通知する。また、パッチの品質不良の原因を判断するために、用紙よりも広い範囲を読み取り範囲として搬送経路115上の背景板115Aを読み取るように指示する。後述する品質判断部140での品質判断に用紙外領域を利用するためである。
s304:ラインセンサー読み取り
ラインセンサー読み取り指示に応じて、ラインセンサー制御部107は、画像形成部110で転写紙上に形成されたパッチを含む画像をラインセンサー130で読み取り、転写紙画像を、状態管理部101を介して記憶部102に送信し、記憶部102で転写紙画像を格納する(ステップs304)。
s305:パッチ品質判断
品質判断部140は、記憶部102から転写紙画像を読み出し、各パッチの印字品質を判断する。品質判断フローは後述する。
s306:測色計測色指示
状態管理部101は、記憶部102を参照し、パッチ品質判断部140で校正使用可能と判断されたパッチに関し、測色計制御部108に対して読み取りを指示する。
ラインセンサー130と分光測色計131間の測色部搬送経路117の距離が短く、パッチ品質判断部140の判断が、転写紙の分光測色計131の通過に間に合わない場合は、一度循環経路118に転写紙を入れて、分光測色計131を再度通紙するように制御してもよい。なお、分光測色計131を循環経路118に設置するようにしてもよい。
S307:測色計読み取り
測色計制御部102は、画像形成部110で転写紙上に形成された各パッチを分光測色計131で読み取る。パッチの測色値(L*a*b*/XYZなど)を状態管理部101を介して記憶部102に送信する。非デバイス依存のLやXYZは、デバイス依存の色空間におけるRGB値やCMYK値を、プロファイルを用いて変換することで得られる。プロファイルは記憶部102に格納しておくことができる。
校正チャート測色結果を表3に例示する。
Figure 2016104544
s308:校正値算出
校正部109は、転写紙画像から各パッチを判別し、パッチの濃度(RGB/CMYK)を検出し(ステップs305)、パッチ濃度と分光測色計131の測色値からラインセンサー130に対する校正パラメータを算出し、記憶部102に記憶する。その後、処理を終了する。通常時の画像形成校正のために、ラインセンサー130で読み取る際には、校正値を用いてラインセンサー130の校正を行うことができる。なお、校正結果確認のために、再度チャートをラインセンサー、分光測色計などで読み取って校正精度を確認してもよい。校正値算出フローの詳細は後述する。
s309:確認必要?
状態管理部101は、動作モード=校正モードの場合は、校正結果確認のために再度チャートを読み取って校正精度を確認するために動作モード=校正確認モードに設定し、S301に戻る。動作モード=校正確認モードの場合は、校正動作を完了する。
次に、ラインセンサー制御部における手順を図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s400:読み取り指示受信?
ラインセンサー制御部107では、制御開始に伴って、状態管理部101より転写紙の読み取り指示があるかを判定する(ステップs400)。読み取り指示がない場合(ステップs400、No)、指示を受けるまで待機する。
s401:検知部校正モード?
読み取り指示があれば(ステップs400、Yes)、ラインセンサー制御部107は、状態管理部101より受信した読み取り指示から現在の動作モードが検知部校正モードか判断する(ステップs401)。
表4に例示するように動作モードによって検知部校正パラメータの適用有無を切り替える。
Figure 2016104544
s402:校正パラメータ破棄
検知部校正モードの場合(ステップs401、Yes)、ラインセンサー制御部107は、検知部校正モードであるので、校正パラメータを適用しないスルーモードにラインセンサー130を設定する(ステップs402)。
s403:校正パラメータ適用
検知部校正モードでない場合(ステップs401、No)、ラインセンサー制御部107は、通常モードであるので、校正パラメータを記憶部102から読み出してラインセンサー130に対して適用する(ステップs403)。校正パラメータの例を表5に例示する。
Figure 2016104544
s404:読取準備
ステップs402、s403の後、ラインセンサー制御部107は、状態管理部101より読み取り指示で受信した転写紙サイズやパッチ位置等の情報に基づき読み取り準備する(ステップs404)。
s405:転写紙先端検知?
読み取り準備(ステップs404)後、ラインセンサー制御部107は、ラインセンサー部転写紙検知センサー130AがONになったか確認する(ステップs405)。ONになるまで待機し(ステップs405、No)、ONになった場合(ステップs405、Yes)は、転写紙先端を検知したと判断して次の処理(ステップs406)に進む。
s406:ラインセンサー読取
転写紙先端検知の場合(ステップs405、Yes)、ラインセンサー制御部107は、読み取り周期毎に1ラインの画像を読み取る(ステップs405)。
s407:転写紙後端検知?
読み取り(ステップs406)後、ラインセンサー制御部107は、ラインセンサー部転写紙検知センサー130AがOFFになったか確認する(ステップs407、Yes)。OFFになった場合は転写紙後端を検知したと判断して次の処理(ステップs408)に進む。転写紙後端検知がOFFでない場合(ステップs407、No)、ステップs406に戻り、読み取りを継続する。
s408:読取終了
転写紙後端を検知した場合(ステップs407、Yes)、ラインセンサー制御部107は、転写紙の読み取り画像を状態管理部101経由で校正部109に送信し、読み取り指示を待つ(ステップs400へ)。
次に、測色計制御部の手順を図8のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s500:読み取り指示受信?
測色制御部108は、状態管理部101より転写紙の読み取り指示が有るかを判定する(ステップs500)。読み取り指示がなければ指示があるまで待機する(ステップs500、No)
s501:読取準備
読み取り指示があれば(ステップs500、Yes)、測色制御部108は、状態管理部101より読み取り指示で受信した転写紙サイズやパッチ位置等の情報に基づき読み取り準備する(ステップs501)。
s502:転写紙先端検知?
読み取り準備後、測色制御部108は、測色部転写紙検知センサー131AがONになったか確認する(ステップs502)。ONになった場合(ステップ502、Yes)は、転写紙先端を検知したと判断して次の処理に進む。転写紙の先端が検知されなければ(ステップs502、No)、検知するまで待機する。
s503:読み取り
転写紙の先端が検知されていれば(ステップs502、Yes)、測色制御部108は、読み取り指示された各パッチ位置に来たら測色を開始する(ステップs503)。
s504:転写紙後端検知?
測色制御部108は、測色部転写紙検知センサー131AがOFFになったか確認する。OFFになった場合は転写紙後端を検知したと判断して次の処理(ステップs505)に進む。OFFにならなければ(ステップs504、No)、検知するまで待機する。
s505:読取終了
転写紙の後端を検知(ステップs504)後、測色制御部108は、読み取り指示された各パッチの測色値を、状態管理部101を介して校正部109に送信し、読み取り指示を待つ(ステップs500へ)。
次に、品質判断部140によって、ラインセンサーにより読み取られた転写画像の品質を判断する手順を図9のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
S600: ラインセンサー画像取得
品質判断部140は、ラインセンサー130で読み取った転写紙画像を、状態管理部101を介して記憶部102より取得する。
S601:パッチ検出
品質判断部140は、記憶部102に記録されたチャート情報と読取画像上のトンボ位置から、転写紙画像上のパッチ位置の検出を行う。校正用チャートをラインセンサー130で読み取った転写紙画像を図13に例示する。
転写紙画像では、搬送経路15上の背景板115Aに応じた画像115AGや、トンボT0〜T4に応じた画像(例えばトンボ画像T1G)、パッチ画像301〜310に応じた転写画像301G〜310Gなどが含まれている。
S602:パッチ品質算出
品質判断部140は、パッチ位置に基づき、読取画像上のパッチ画像の画素値(RGB/CMYKなど)をサンプリングする。例えば、各色チャンネルのパッチ画素値の標準偏差の和を誤差を表すパッチ品質指標として算出する。パッチの画素値とパッチ品質指標を記憶部102に登録する。
図13の例では、転写紙の画像パッチ301〜310(図12参照)に関して、パッチ領域内の複数画素値をサンプリングする。得られた転写画像302Gには印字むらが、転写画像308Gには傷が、転写画像310Gには筋ノイズがある。これら3パッチの品質指標は、それ以外のパッチと比較して高く算出される。
校正チャート読み取り結果を表6に示す。各パッチの品質基準は、表2に例示されている。
Figure 2016104544
S603:印字品質OK?
品質判断部140は、パッチ品質指標が、パッチの品質基準以内であるか判断を行う。
S604:測色計読み取りパッチ追加
印字品質が品質基準以内である場合(ステップs603、Yes)、品質判断部140は、パッチ品質指標が、パッチの品質基準以内のパッチを校正使用可能なパッチとして登録し、測色計131の測色対象とする。
図13では、パッチ301、303〜307、309が測色計131の測色対象パッチとして追加される。
S605:次パッチあり?
品質判断部140は、チャート情報から次のパッチがあるか参照し、次のパッチがある場合は、ステップs602に移行してパッチの検出を行う。次のパッチがなければ手順を終了する。
S606:ラインセンサ汚れ?
品質判断部140でパッチ品質指標が品質基準外である場合(ステップs603、No)、その原因が、チャートの印字によるものか、ラインセンサー130の汚れに起因するものか判定する。
パッチ品質基準外と判定された、パッチ302、308、310に対して判定を行う。転写画像310Gのように、筋ノイズが通紙方向に続いており、さらに背景板画像115AGにわたって続いている場合は、ラインセンサー130に付着したゴミによるものと判断する。ラインセンサー汚れでない場合(ステップs606、No)、ステップs605に移行して次ぎパッチがあるかの判定を行う。
S607:利用可能?
品質判断部140は、ラインセンサー130の汚れによる画像不良がある(ステップs606、Yes)パッチ画像に関して、校正に利用可能か判断する。
パッチ上の汚れのある領域を不良領域とし、不良領域の面積がパッチ面積の所定値(例えば30%未満)の場合は、不良領域外の画素値をサンプリングし直して測色値として記憶部102を更新する。さらにパッチを測色計131の校正利用可能として登録し、測色計131の測色対象とする。上記所定値は予め設定しておき、記憶部102などに格納しておく。また、操作部121を通してユーザーが設定できるようにしてもよい。画像不良があるパッチ画像が検出された際に、ユーザーが利用するか否かを操作部121を通して決定するようにしてもよい。
ラインセンサの汚れによるパッチ310の転写画像310Gに対し、筋ノイズを除いた領域の画素値をサンプリングし直し、パッチの測定値として更新する。パッチ310が測色計131の測色対象パッチとして追加される。すなわち、利用可能であれば(ステップs607、Yes)、ステップs604に移行して測色計読み取りパッチを選択し、利用可能でなければ(ステップs607、No)、ステップs605に移行して次ぎパッチがあるかを判定する。
ステップS606でチャート印字による不良と判断されたパッチに対して、不良が軽微である場合は、画像を加工して、不良個所を除いた領域を測色計131による測色対象としてもよい。例えば、パッチ端部の傷やすじに対し、測色計131でパッチ中央部を測色することで不良の影響を回避できる。
次に、ラインセンサー130と測色計131による画像の検出結果によってラインセンサー130に対する校正値を算出する手順を図10のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
S700:ラインセンサ読み取り値取得
校正部109は、状態管理部101を介して記憶部102よりラインセンサー130の測定値を取得する。
S701:分光測色計測色値取得
校正部109は、状態管理部101を介して記憶部102より測色計131の測色値を取得する。
S702:校正確認?
校正部109は、動作モード=校正確認モードであるか判断する。校正確認モードの場合(ステップs702、Yes)は、ラインセンサー130の測定値と測色計31の測色値が所定値であるか確認処理を実施する(ステップs705へ)。校正モードの場合(ステップs702、No)は、ラインセンサー130の測定値と測色計131の測色値から、ラインセンサー130の校正パラメータを生成する処理を実施する(ステップs703へ)。
S703:校正可能?
校正部109は、ラインセンサー130と分光測色計131の測色データで十分な精度で校正可能か判断する。全濃度のパッチの測色値が揃っているか、あるいは欠損した濃度のデータを他濃度のデータから推測して補間可能な場合は、校正可能と判断し(ステップs703、Yes)、校正パラメータを生成する(ステップs704へ)。補間方法は予め定めておく。校正可能でない場合(ステップs703、No)、校正失敗表示をする(ステップs706)。
チャート上の5種類の濃度、計10個のパッチのうち、分光測色計131で測色したパッチ301、303〜307、309、310には、全5種類の濃度のパッチが揃っているので、校正可能と判断される。
S704:校正パラメータ生成
校正部109は、ラインセンサー130と分光測色計131の測色データから、ラインセンサー130の校正パラメータを算出する。
S705:色差正常?
校正部109は、ラインセンサー130の測定値と分光測色計131の測色値から両者の色差を求め、色差が所定値以内(例えばΔE≦1.0)であるか判定する。色差正常の場合(ステップs705、Yes)、校正成功表示をし(ステップs707)、色差正常でない場合(ステップs705、No)、校正失敗表示をする(ステップs706)。
S706:校正失敗表示
校正部109は、操作部131に校正不可能な旨を表示してユーザーに通知する。
ラインセンサの清掃や画像形成部の調整を促す表示をするか、再校正ボタンを表示してユーザーに再校正を促すのが望ましい。
S707:校正成功表示
校正部109は、操作部131に校正成功の旨を表示してユーザーに通知する。
ステップs704、s706、s707の後、処理を終了する。
(実施形態2)
なお、前記実施形態では、画像パッチは、分光測色計131の読み取り可能領域に合わせて副走査方向に一列に形成している。この実施形態では、分光測色計131を主走査方向に移動可能とすることによって、主走査方向にも異なる画像パッチを生成して読み取り可能としている。なお、前記実施形態と同様の校正については同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
この実施形態の画像形成システム1Aでは、図14に示すように、搬送経路115において分光測色計131が測色移動部132で支持されている。測色移動部132は、駆動モータなどの駆動部によって主走査方向に移動可能であり、制御部100の制御によって移動制御される。測色移動部132の構成は、特に限定されるものではない。
図15に示すように、分光測色計131が測色移動部132によって支持され、分光測色計131は測色移動部132によって主走査方向に移動することができる。図では、主走査方向において同じ濃度で複数の画像パッチが形成されており、副走査方向でも複数列の画像パッチが形成されている。分光測色計131では、所定の領域のみで測色が可能であるが、測色移動部132によって移動することで、主走査方向で異なる位置の画像を読み取ることが可能になる。このため、画像欠陥などがある列の画像パッチを分光測色計で検知結果を利用しないようにして良好な読み取り画像のみによって測色を行うことができる。
画像パッチは、図16に示すように主走査方向で同じ濃度の画像パッチを形成する。各画像パッチの情報を表7に示す。
画像パッチ321〜323は同濃度、画像パッチ324〜326は同濃度、画像パッチ327〜329は同濃度になっており、画像パッチ321〜323と画像パッチ324〜326と画像パッチ327〜329は、異なる画像濃度で形成されている。濃度の大小では、一つの列では、画像パッチ321>画像パッチ324>画像パッチ327を有している。上記画像パッチにより、画像欠陥がある画像の読み取り結果を利用しないでも、他の同濃度の画像の読み取り結果を利用することができる。
Figure 2016104544
以下に、画像の品質判断および測色計制御について説明する。手順の内容は、図8、図9のフロートと同様である。
S600: ラインセンサー画像取得
品質判断部140は、ラインセンサー130で読み取った転写紙画像を、状態管理部101を介して記憶部102より取得する。
S601:パッチ検出
品質判断部140は、記憶部102に記録されたチャート情報と読取画像上のトンボ位置から、転写紙画像上のパッチ位置の検出を行う。校正用チャートをラインセンサー130で読み取った転写紙画像を図17に例示する。転写紙画像では、背景画像151AG、画像パッチに基づく転写画像321G〜329Gが検知されている。
S602:パッチ品質算出
品質判断部111は、パッチ位置に基づき、読取画像上のパッチ画像の画素値(RGB/CMYKなど)をサンプリングする。例えば、各色チャンネルのパッチ画素値の標準偏差の和を誤差を表すパッチ品質指標として算出する。パッチの画素値とパッチ品質指標を記憶部102に登録する。
図17の例では、転写紙画像のパッチ321〜329(図16参照)に関して、パッチ領域内の複数画素値をサンプリングする。得られた転写画像323Gには印字むらが、転写画像328Gには傷が、転写画像321G、324G、327Gには筋ノイズがある。これら3パッチの品質指標は、それ以外のパッチと比較して高く算出される。
校正チャート読み取り結果を表8に、各パッチの品質基準を表8に例示する。
Figure 2016104544
S603:印字品質OK?
品質判断部140は、パッチ品質指標が、パッチの品質基準以内であるか判断を行う。
S604:測色計読み取りパッチ追加
印字品質が品質基準以内である場合(ステップs603、Yes)、品質判断部140は、パッチ品質指標が、パッチの品質基準以内のパッチを校正使用可能なパッチとして登録し、測色計131の測色対象とする。
図17では、パッチ322、325、326、329が測色計131の測色対象パッチとして追加される。
S605:次パッチあり?
品質判断部140は、チャート情報から次のパッチがあるか参照し、次のパッチがある場合は、ステップs602に移行してパッチの検出を行う。次のパッチがなければ手順を終了する。
S606:ラインセンサ汚れ?
品質判断部140でパッチ品質指標が品質基準外である場合、その原因が、チャートの印字によるものか、ラインセンサー130の汚れに起因するものか判定する。
パッチ品質基準外と判定された、パッチ321、323、324、327、328に対して判定を行う。転写画像321G、324G、327Gのように、筋ノイズが通紙方向に続いており、さらに背景板画像115AGにわたって続いている場合は、ラインセンサー130に付着したゴミによるものと判断する。ラインセンサー汚れでない場合(ステップs606、No)、ステップs605に移行して次パッチがあるかの判定を行う。
S607:利用可能?
品質判断部140は、ラインセンサー130の汚れによる画像不良があるパッチ画像に関して、校正に利用可能か判断する。
パッチ上の汚れのある領域を不良領域とし、不良領域の面積がパッチ面積の所定値(例えば30%未満)の場合は、不良領域外の画素値をサンプリングし直して測色値として記憶部102を更新する。さらにパッチを測色計131の校正利用可能として登録し、測色計131の測色対象とする。上記所定値は予め設定しておき、記憶部102などに格納しておく。また、操作部121を通してユーザーが設定できるようにしてもよい。画像不良があるパッチ画像が検出された際に、ユーザーが利用するか否かを操作部121を通して決定するようにしてもよい。
ラインセンサの汚れによるパッチ321、324、327の転写画像321G、324G、327Gに対し、筋ノイズを除いた領域の画素値をサンプリングし直し、パッチの測定値として更新する。パッチ321、324、327が測色計131の測色対象パッチとして追加される。
ステップS606でチャート印字による不良と判断されたパッチに対して、不良が軽微である場合は、画像を加工して、不良個所を除いた領域を測色計131による測色対象としてもよい。例えば、パッチ端部の傷やすじに対し、測色計131でパッチ中央部を測色することで不良の影響を回避できる。
s500:読み取り指示受信?
測色制御部108は、状態管理部101より転写紙の読み取り指示が有るかを判定する(ステップs500)。読み取り指示がなければ指示があるまで待機する(ステップs500、No)
s501:読取準備
読み取り指示があれば(ステップs500、Yes)、測色制御部108は、状態管理部101より読み取り指示で受信した転写紙サイズやパッチ位置等の情報に基づき読み取り準備する。その際に、測色制御部108は、測色移動部132により、基準位置から最初のパッチ位置に分光測色計131を移動させる。
品質判断部141で測色対象と判断された、図16のパッチ321、322、324〜327、329を測色する準備を行う。
s502:転写紙先端検知?
測色部転写紙検知センサー131AがONになったか確認する(ステップs502)。ONになった場合(ステップ502、Yes)は、転写紙先端を検知したと判断して次の処理に進む。転写紙の先端が検知されなければ(ステップs502、No)、検知するまで待機する。
s503:読み取り
読み取り準備後、測色制御部108は、測色移動部132により、読み取り指示された各パッチ位置に合わせて通紙交差方向に分光測色計131を移動させ、測色を開始する。
測色移動部132による分光測色計131の移動は、各チャートに対して1回のみとしてもよい。すなわち、通紙方向に並んでいるパッチ321、324、327のみを読み取ってもよい。例えば、通紙交差方向に並ぶパッチ321と322を測色するときは、チャートの搬送を一度停止して、測色計を移動させる必要があり、測色に多大な時間がかかる。この時間を削減することができる。
s504:転写紙後端検知?
測色制御部108は、測色部転写紙検知センサー131AがOFFになったか確認する。OFFになった場合は転写紙後端を検知したと判断して次の処理(ステップs505)に進む。OFFにならなければ(ステップs504、No)、検知するまで待機する。
s505:読取終了
転写紙の後端を検知(ステップs504)後、測色制御部108は、読み取り指示された各パッチの測色値を、状態管理部101を介して校正部109に送信する。その後、測色制御部108は、測色移動部132により、基準位置に分光測色計131を移動させる。その後、読み取り指示を待つ(ステップs500へ)。
なお、紙粉などによる汚れを防ぐため、基準位置は測色経路117A外にするのが望ましい。
分光測色計131による検知結果を表9に示す
Figure 2016104544
なお、この実施形態では、分光測色計131を主走査方向に移動させることで、異なる位置の画像パッチを検知可能としたが、転写紙を主走査方向に移動させて、同様に異なる位置の画像パッチを検知可能としてもよく、分光測色計131と転写紙の両方を主走査方向に移動できるようにしてもよい。
(実施形態3)
上記各実施形態では、転写紙の片面に印字された画質パッチの読み取りについて説明したが、裏面側に印字された画像の読み取りを行うようにしてもよい。
図18は、画像形成システム1Bを示すものであり、循環経路118に反転経路119が設けられている。循環経路118では、図示していないが、反転経路119を経た用紙を、ラインセンサー130の上流側で、表裏を反転させた転写紙を搬送経路115に戻すことができる、前記実施形態と同様であり、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
処理手順は、全体フロー、印刷フロー、品質判断フローは、実施形態1と同様であり、校正フローにおいて相違を有するため、校正フローの手順について図19のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s1000:校正要求取得
検知部校正手順が開始すると、校正部109は状態管理部101よりラインセンサー校正要求を受信する。
s1001:チャート生成
校正要求取得(ステップs1000)後、状態管理部101は、印刷制御部103に、記憶部102に保持された検知部校正チャート情報を送信する。印刷制御部103は検知部校正用のチャート画像を生成する(ステップs1001)。
なお、転写紙の裏面側に印刷する場合は、画像の定着を行った後、反転搬送経路116で用紙の表裏を反転させて画像形成部110の上流側で搬送経路115に用紙を環流させる。なお、転写紙の裏面側に画像パッチを形成する場合、裏移りによる測色値への影響を避けるため、表面の画像パッチが配置されていない場所に、裏面の画像パッチを形成するチャートを生成するのが望ましい。
s1002:印刷指示
校正チャートを生成(ステップs1101)後、印刷制御部103はチャート画像の印刷を画像形成部110に指示し、給紙制御部104に対して転写紙の給紙開始を指示する。裏面側に画像パッチを形成する場合は、搬送制御部106の制御によって、転写紙の表面にチャート画像を形成した後、反転搬送経路119で表紙の表裏を反転させて画像形成部110の上流側の搬送経路115に転写紙を搬送する。
s1003:ラインセンサー読取指示
状態管理部101は検知部校正チャート情報に基づき、ラインセンサー制御部107と測色制御部108に対し、チャート画像の読み取りを指示する。このとき、状態管理部101は、ラインセンサー制御部107に対して動作モード=検知部校正モードである旨を通知する。また、パッチの品質不良の原因を判断するために、用紙よりも広い範囲を読み取り範囲として搬送経路115上の背景板115Aを読み取るように指示する。後述する品質判断部140での品質判断に用紙外領域を利用するためである。
s1004:ラインセンサー読み取り
ラインセンサー読み取り指示に応じて、ラインセンサー制御部107は、画像形成部110で転写紙上に形成されたパッチを含む画像をラインセンサー130で読み取り、転写紙画像を、状態管理部101を介して記憶部102に送信し、記憶部102で転写紙画像を格納する。
s1005:パッチ品質判断
品質判断部140は、記憶部102から転写紙画像を読み出し、各パッチの印字品質を判断する。印字品質判断は、図9の手順と同様である。
s1006:測色計測色指示
状態管理部101は、記憶部102を参照し、測色計制御部108に対して読み取りを指示する。
ラインセンサー130と分光測色計131間の測色部搬送経路117の距離が短く、パッチ品質判断部140の判断が、転写紙の分光測色計131の通過に間に合わない場合は、一度循環経路118に転写紙を入れて、分光測色計131を再度通紙するように制御してもよい。
S1007:測色計読み取り
測色計制御部102は、画像形成部110で転写紙上に形成された各パッチを分光測色計131で読み取る。パッチの測色値(L*a*b*/XYZなど)を状態管理部101を介して記憶部102に送信する。非デバイス依存のLやXYZは、デバイス依存の色空間におけるRGB値やCMYK値を、プロファイルを用いて変換することで得られる。プロファイルは記憶部102に格納しておくことができる。
S1008:裏面必要か
状態管理部101は、記憶部102を参照し、品質判断部140で品質基準外と判定されたパッチがある場合は、裏面のパッチの読み取りが必要と判断して、反転経路119による転写紙を反転させて測色経路1117Aに戻す。表面パッチの印字品質が基準外である場合も、裏面パッチを読み取ることで、校正に必要な測定値を得ることができる。
s1009:校正値算出
校正部109は、転写紙画像から各パッチを判別し、パッチの濃度(RGB/CMYK)を検出し(ステップs1005)、パッチ濃度と分光測色計131の測色値からラインセンサー130に対する校正パラメータを算出し、記憶部102に記憶する。その後、処理を終了する。通常時の画像形成校正のために、ラインセンサー130で読み取る際には、校正値を用いてラインセンサー130の校正を行うことができる。
s1010:確認必要?
状態管理部101は、動作モード=校正モードの場合は、校正結果確認のために再度チャートを読み取って校正精度を確認するために動作モード=校正確認モードに設定し、S301に戻る。動作モード=校正確認モードの場合は、校正動作を完了する。
(実施形態4)
上記実施形態では、ラインセンサーで読み取られた画像が所定以上の品質である場合に、分光測色計で画像を読み込むものとしたが、ラインセンサーで読み取られた画像に対し、分光測色計で読み取り、ラインセンサーで読み取られた画像が所定以上の品質である検知結果のみを利用して校正を行うようにしてもよい。以下の手順では、校正フロートと品質判断フローを除いて実施形態1と同様であるので、校正フロートと品質判断フローとについて以下で説明する。
先ず、校正フロートの手順を図20のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
s1100:校正要求取得
検知部校正手順が開始すると、校正部109は状態管理部101よりラインセンサー校正要求を受信する。
s1001:チャート生成
校正要求取得(ステップs1100)後、状態管理部101は、印刷制御部103に、記憶部102に保持された検知部校正チャート情報を送信する。印刷制御部103は検知部校正用のチャート画像を生成する(ステップs1101)。
s1102:印刷指示
校正チャートを生成(ステップs1101)後、印刷制御部103はチャート画像の印刷を画像形成部110に指示し、給紙制御部104に対して転写紙の給紙開始を指示する。
s1103:ラインセンサー読取指示
状態管理部101は検知部校正チャート情報に基づき、ラインセンサー制御部107と測色制御部108対し、チャート画像の読み取りを指示する。このとき、状態管理部101は、ラインセンサー制御部107に対して動作モード=検知部校正モードである旨を通知する。また、パッチの品質不良の原因を判断するために、用紙よりも広い範囲を読み取り範囲として搬送経路115上の背景板115Aを読み取るように指示する。後述する品質判断部140での品質判断に用紙外領域を利用するためである。
s1104:ラインセンサー読み取り
ラインセンサー読み取り指示に応じて、ラインセンサー制御部107は、画像形成部110で転写紙上に形成されたパッチを含む画像をラインセンサー130で読み取り、転写紙画像を、状態管理部101を介して記憶部102に送信し、記憶部102で転写紙画像を格納する。
s1105:測色計測色指示
状態管理部101は、記憶部102を参照し、測色計制御部108に対して読み取りを指示する。
ラインセンサー130と分光測色計131間の測色部搬送経路117の距離が短く、パッチ品質判断部140の判断が、転写紙の分光測色計131の通過に間に合わない場合は、一度循環経路118に転写紙を入れて、分光測色計131を再度通紙するように制御してもよい。
S1106:測色計読み取り
測色計制御部102は、画像形成部110で転写紙上に形成された各パッチを分光測色計131で読み取る。パッチの測色値(L*a*b*/XYZなど)を状態管理部101を介して記憶部102に送信する。非デバイス依存のLやXYZは、デバイス依存の色空間におけるRGB値やCMYK値を、プロファイルを用いて変換することで得られる。プロファイルは記憶部102に格納しておくことができる。
s1107:パッチ品質判断
品質判断部140は、記憶部102から転写紙画像を読み出し、各パッチの印字品質を判断する。印字品質判断は、図9の手順と同様である。
s1108:校正値算出
校正部109は、転写紙画像から各パッチを判別し、パッチの濃度(RGB/CMYK)を検出し(ステップs1107)、パッチ品質が適正な転写画像について、パッチ濃度と分光測色計131の測色値からラインセンサー130に対する校正パラメータを算出し、記憶部102に記憶する。その後、処理を終了する。通常時の画像形成校正のために、ラインセンサー130で読み取る際には、校正値を用いてラインセンサー130の校正を行うことができる。
s1109:確認必要?
状態管理部101は、動作モード=校正モードの場合は、校正結果確認のために再度チャートを読み取って校正精度を確認するために動作モード=校正確認モードに設定し、S301に戻る。動作モード=校正確認モードの場合は、校正動作を完了する。
次に、品質判断フローの手順を図21のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
S1200: ラインセンサー画像取得
品質判断部140は、ラインセンサー130で読み取った転写紙画像を、状態管理部101を介して記憶部102より取得する。
S1201:パッチ検出
品質判断部140は、記憶部102に記録されたチャート情報と読取画像上のトンボ位置から、転写紙画像上のパッチ位置の検出を行う。
転写紙画像では、搬送経路15上の背景板115Aに応じた画像115AGや、パッチ画像321〜329に応じた転写画像321G〜329Gなどが含まれている。
S1202:パッチ品質算出
品質判断部111は、パッチ位置に基づき、読取画像上のパッチ画像の画素値(RGB/CMYKなど)をサンプリングする。例えば、各色チャンネルのパッチ画素値の標準偏差の和を誤差を表すパッチ品質指標として算出する。パッチの画素値とパッチ品質指標を記憶部102に登録する。
S1203:印字品質OK?
品質判断部140は、パッチ品質指標が、パッチの品質基準以内であるか判断を行う。
S1204:校正使用パッチ選択
印字品質が品質基準以内である場合(ステップs1203、Yes)、品質判断部140は、パッチ品質指標が、パッチの品質基準以内のパッチを校正使用可能なパッチとして登録する。
S1205:次パッチあり?
品質判断部140は、チャート情報から次のパッチがあるか参照し、次のパッチがある場合は、ステップs1202に移行してパッチの検出を行う。次のパッチがなければ手順を終了する。
S1206:ラインセンサ汚れ?
品質判断部140でパッチ品質指標が品質基準外である場合(ステップs1203、No)、その原因が、チャートの印字によるものか、ラインセンサー130の汚れに起因するものか判定する。
パッチ品質基準外と判定されたパッチに対して判定を行う。ラインセンサー汚れでない場合(ステップs1206、No)、ステップs1205に移行して次ぎパッチがあるかの判定を行う。
S1207:利用可能?
品質判断部140は、ラインセンサー130の汚れによる画像不良があるパッチ画像に関して、校正に利用可能か判断する。
パッチ上の汚れのある領域を不良領域とし、不良領域の面積がパッチ面積の所定値(例えば30%未満)の場合は、不良領域外の画素値をサンプリングし直して測色値として記憶部102を更新する。さらにパッチを測色計131の校正利用可能として登録する。上記所定値は予め設定しておき、記憶部102などに格納しておく。また、操作部121を通してユーザーが設定できるようにしてもよい。画像不良があるパッチ画像が検出された際に、ユーザーが利用するか否かを操作部121を通して決定するようにしてもよい。
ラインセンサの汚れによる画像パッチ321、324、327の転写画像321G、324G、327Gに対し、筋ノイズを除いた領域の画素値をサンプリングし直し、パッチの測定値として更新する。
ステップS1206でチャート印字による不良と判断されたパッチに対して、不良が軽微である場合は、画像を加工して、不良個所を除いた領域を測色計131による測色対象としてもよい。例えば、パッチ端部の傷やすじに対し、測色計131でパッチ中央部を測色することで不良の影響を回避できる。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更を行ってもよい。
1、1A、1B 画像形成システム
10 画像形成装置
20 測色装置
100 制御部
101 状態管理部
102 記憶部
103 印刷制御部
106 搬送制御部
107 ラインセンサー制御部
108 測色制御部
110 画像形成部
114 定着装置
115 搬送経路
116 反転搬送経路
117 測色部搬送ローラ
117A 測色部搬送経路
118 循環経路
119 反転搬送経路
130 ラインセンサー
130A ラインセンサー部転写紙検知センサー
131 分光測色計
131A 測色部転写紙検知センサー

Claims (23)

  1. 転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記転写媒体を、搬送経路を通して搬送する搬送部と、
    前記画像形成部で画像が形成されて前記搬送部によって搬送される前記転写媒体の画像を検知する第1画像検知部と、
    前記第1画像検知部と別の検知部からなり、前記画像形成部で画像が形成されて前記搬送部によって搬送される前記転写媒体の画像を検知する第2画像検知部と、
    画像形成および転写媒体の搬送を制御し、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部の検知結果を受ける制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第2画像検知部による画像検知結果を用いて前記第1画像検知部の校正を行う検知部校正モードを有し、該検知部校正モードでは、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を有するかを判定し、所定以上の画像品質を有する場合、所定以上の画像品質を有する画像に対する、前記第1画像検知部の検知結果および前記第2画像検知部の検知結果に基づいて、前記第1画像検知部の校正を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記転写媒体を、搬送経路を通して搬送する搬送部と、
    前記画像形成部で画像が形成されて前記搬送部によって搬送される前記転写媒体の画像を検知する第1画像検知部と、
    画像形成および転写媒体の搬送を制御し、前記第1画像検知部および他装置に備えられ前記転写媒体の画像を検知する第2画像検知部の検知結果を受ける制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第2画像検知部による画像検知結果を用いて前記第1画像検知部の校正を行う検知部校正モードを有し、該検知部校正モードでは、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を有するかを判定し、所定以上の画像品質を有する画像に対する、前記第1画像検知部の検知結果および前記第2画像検知部の検知結果に基づいて、前記第1画像検知部の校正を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を有するかを、読み取られた画像の全部または一部で判定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を満たさない場合、所定以上の画像品質を満たさないのが、第1画像検知部側と転写媒体側のいずれが原因かを判定し、第1画像検知部が原因の場合、前記第2画像検知部による前記画像の検知結果を利用することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を満たさない場合、前記第1画像検知部で検知された検知結果を加工して前記校正に利用可能かを判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記第1画像検知部で検知された画像のうち、所定以上の画像品質を有する一部の画像のみで前記第1画像検知部の校正が所定以上の精度で達成可能かを判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記第1画像検知部で検知された画像のうち、一部の画像が所定以上の画像品質を満たさない不良箇所である場合、不良箇所以外の一部の画像で前記第2画像検知部による画像の検知結果を利用することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記第1画像検知部の検知結果から画像の位置を検出し、検出した画像位置において前記第2画像検知部による画像の検知結果を利用することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記画像の位置に応じて、前記第2画像検知部と前記用紙媒体の一方または両方を移動させて画像の検知を行う制御を行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記第1画像検知部および前記第2画像検知部で検知された画像について、前記第1画像検知部で検知され画像が所定以上の画像品質を有する場合に、前記第2画像検知部の検知結果を用いて前記第1画像検知部に対する校正値を算出することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、画像の検知のために、複数の画像パッチを前記転写媒体に画像形成し、一部の画像のみを利用する場合、画像パッチ毎に利用の有無を決定することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、複数個の同濃度の画像パッチを形成し、同濃度の画像パッチのうち、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を有する画像パッチのみを対象にして、前記第2画像検知部による検知結果を用いることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成部の下流側で前記転写媒体を受けて表裏を反転させ、前記画像形成部の上流側に戻す反転経路を有し、
    前記制御部は、少なくとも前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を満たさない場合、裏面側に形成された画像を前記第1画像検知部と前記第2画像検知部とで検知して、前記第1画像検知部で検知した画像が所定以上の画像品質を有するかを判定し、所定以上の画像品質を有する画像に対する、前記第1画像検知部の検知結果と前記第2画像検知部の検知結果から前記第1画像検知部の校正を行うことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
    画像形成装置。
  14. 前記制御部は、前記第1画像検知部の校正後に、第1画像検知部と第2画像検知部とで転写媒体の画像を読み取って校正結果の妥当性を判定することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記第1画像検知部がラインセンサーであることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記第2画像検知部が分光測色計であることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 転写媒体の画像を検知する第1画像検知部および、前記第1画像検知部と別の検知部からなり前記転写媒体の前記画像を検知する第2画像検知部による検知結果を受ける制御部を備え、
    前記制御部は、前記第2画像検知部による画像検知結果を用いて前記第1画像検知部の校正を行う検知部校正モードを有し、該検知部校正モードでは、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を有するかを判定し、所定以上の画像品質を有する場合、所定以上の画像品質を有する画像に対する、前記第1画像検知部の検知結果および前記第2画像検知部の検知結果に基づいて、前記第1画像検知部の校正を行うための制御を行うことを特徴とする画像形成システム。
  18. 転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
    転写媒体を、搬送経路を通して搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される前記転写媒体の画像を検知する第1画像検知部と、
    前記第1画像検知部と別の検知部からなり、前記搬送部によって搬送される前記転写媒体の画像を検知する第2画像検知部と、を備え、
    前記制御部は、画像形成および転写媒体の搬送を制御することを特徴とする請求項17記載の画像形成システム。
  19. 搬送される転写媒体の画像を第1画像検知部および第2画像検知部で検知した検知結果を受ける受信ステップと、
    前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を有するかを判定し、所定以上の画像品質を有する場合、所定以上の画像品質を有する画像に対する、前記第1画像検知部の検知結果および前記第2画像検知部の検知結果に基づいて、前記第1画像検知部の校正を行うための校正ステップと、を有することを特徴とする画像検知部校正方法。
  20. 搬送される転写媒体の画像を第1画像検知部で検知する第1の画像検知ステップと、
    搬送される転写媒体の画像を第2画像検知部で検知する第2の画像検知ステップと、を有することを特徴とする請求項19記載の画像検知部校正方法。
  21. 画像形成された転写媒体を、搬送経路を通して搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される前記転写媒体の画像を検知する第1画像検知部と、前記第1画像検知部と別の検知部からなり、前記搬送部によって搬送される前記転写媒体の画像を検知する第2画像検知部のうち、少なくとも前記第2検知部と、
    前記第1画像検知部および前記第2画像検知部の検知結果を受ける制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1画像検知部で検知された画像が所定以上の画像品質を有するかを判定し、所定以上の画像品質を有する場合、所定以上の画像品質を有する画像に対する、前記第1画像検知部の検知結果および前記第2画像検知部の検知結果に基づいて、前記第1画像検知部の校正を行うための制御を行うことを特徴とする後処理装置。
  22. 前記第1画像検知部を備えることを特徴とする請求項21記載の後処理装置。
  23. 前記制御部は,他装置に設けられた前記第1画像検知部の検知結果を受けて前記判定を行うことを特徴とする請求項21または22に記載の後処理装置。
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