JP2022124834A - 情報処理装置と印刷システム、画像形成の管理方法とプログラム - Google Patents

情報処理装置と印刷システム、画像形成の管理方法とプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置の色検証結果が不良であっても画像形成装置に対して印刷の指示が可能であり、印刷不良となる可能性があった。【解決手段】印刷ジョブを画像形成装置に送信する情報処理装置は、画像形成装置による印刷物の測色結果を保存するCMSから、画像形成装置による印刷物の色検証結果を、定期的にまたは要求に応じてまたはその両方で取得する。実行を指示された画像形成を行わせる画像形成装置について色検証結果が基準を満たしている場合には指示された画像形成を画像形成装置に送信して実行させる。【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理装置と印刷システム、画像形成の管理方法とプログラムに関し、特に色管理システムと連携する印刷ワークフローシステム等に関する。
商業印刷では、印刷機の印刷における色味を正確に再現することが求められる。そのため、印刷現場では印刷機の色味の状態を定期的に検証(以後、色検証)し、正確な色味が再現できない状態である場合は、色味の状態の調整(以後、色調整)を実施し、正確な色味が再現できる状態を維持している。色検証を実施した結果、正確な色味が再現できない状態と判断された印刷機で、印刷物の生産を行うと、顧客の所望した品質の印刷物が生産できない可能性が高くなる。このような課題を解決するために、色調整を実施するタイミングとなった印刷機において、色調整を実施する前に、印刷機のキューに格納されたモノクロの印刷ジョブは生産を可能にする技術が開示されている (特許文献1)。
特開2008-238459号公報
特許文献1に開示されている技術によれば、印刷機で色調整の実行タイミングとなったときに、色調整を実行する前に、印刷機のキューにあるモノクロの印刷ジョブは生産可能にできる。その一方、色味が再現できない可能性が高いカラーの印刷ジョブは生産を開始できないようにすることが可能となる。
しかしながら、この技術では色調整の実行タイミングであれば、印刷物の生産を制御できるようになるが、色検証の結果に応じて印刷物の生産を制御することはできない。例えば、印刷機の色検証を実施した結果、色味が正確に再現できる状態ではないと判定されたとしても、実際の色調整を実行するタイミングでないと、印刷物の生産を制御することはできない。また、色検証が定期的に実行されておらず、印刷機の色味の再現状態が不確定な状態になっている場合においても、印刷物の生産を制御することはできない。そのため、印刷機が正確な色味を再現できない可能性がある状態においても、印刷物の生産が実行されてしまう恐れがあり、印刷不良が発生してしまう可能性があった。
本発明は、上記従来例に鑑みて成されたもので、印刷機の色検証の状態に応じて、印刷不良が発生しないように印刷物の生産を制御することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。すなわち、本発明の一側面によれば、画像形成装置による印刷物の測色結果を保存する保存手段から、前記画像形成装置による印刷物の色検証結果を、定期的にまたは要求に応じてまたはその両方で取得する取得手段と、
指示された画像形成を行わせる前記画像形成装置について前記色検証結果が基準を満たしている場合には前記指示された画像形成を実行させる実行手段と
を有することを特徴とする情報処理装置が提供される。
本発明によれば、印刷機の色検証の状態に応じて、印刷不良が発生しないように印刷物の生産を制御することが可能となる。
本発明の実施形態のシステム構成を示す図 本発明の実施形態の情報処理装置のハードウェア構成を示す図 本発明の実施形態の画像形成装置のハードウェア構成を示す図 本発明の実施形態のソフトウェア構成を示す図 本発明の実施形態の色検証設定の登録処理を示したフローチャート 本発明の実施形態のカラーマネージメントシステムのデバイス設定画面の一例を示す図 本発明の実施形態のカラーマネージメントシステムのデバイス設定画面の一例を示す図 本発明の実施形態のカラーマネージメントシステムのデバイス設定画面の一例を示す図 本発明の実施形態のカラーマネージメントシステムの色検証設定画面の一例を示す図 本発明の実施形態のカラーマネージメントシステムの色検証設定画面の一例を示す図 本発明の実施形態のカラーマネージメントシステムの色検証設定画面の一例を示す図 本発明の実施形態のカラーマネージメントシステムの色検証ジョブ設定画面の一例を示す図 本発明の実施形態のカラーマネージメントシステムの色検証ジョブ設定画面の一例を示す図 本発明の実施形態のカラーマネージメントシステムの色検証ジョブ設定画面の一例を示す図 本発明の実施形態の色検証処理を示したフローチャート 本発明の実施形態の色検証処理を示したフローチャート 本発明の第一の実施形態における印刷ジョブの送信処理を示したフローチャート 本発明の実施形態の印刷ジョブ管理画面の一例を示す図 本発明の実施形態のメッセージ画面の一例を示す図 本発明の実施形態の代替デバイスの選択画面の一例を示す図 本発明の第二の実施形態における印刷ジョブの送信処理を示したフローチャート 本発明のメッセージ画面の一例を示す図
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第一の実施形態>
●システム構成
図1は本発明の実施形態における印刷システムのシステム構成図を示した図である。本実施例のシステム構成は、カラーマネージメントシステム(以後CMS)100、情報処理装置101、102、103、画像形成装置104、105、106を備える。情報処理装置101、102、103と画像形成装置104、105、106はネットワーク107を介して互いに接続される。ここで、情報処理装置101、102、103と画像形成装置104、105、106は印刷物を生産する生産ラインAに属している。
CMS100は、生産ラインAと同様の構成を持つ別の生産ラインB、生産ラインCからも接続され、複数の生産ラインの画像形成装置の色状態を管理するクラウドサービスである。ここで示す生産ラインは、CMS100に接続が可能な構成であれば、同一の印刷工場内の複数の生産ラインでも、別の印刷工場の生産ラインでも構わない。CMS100は、1つまたは複数のサーバーコンピュータ(サーバー)によりプログラムを実行することで実現される。サーバーのハードウェア構成は図2に示した情報処理装置101等と同様であってよいが、ユーザインターフェイスは複数のサーバーで共有される構成であってもよい。
情報処理装置101は、印刷物の注文及び生産を管理し、画像形成装置104、105、106に対して印刷指示の実行、およびCMS100へアクセスして接続している画像形成装置の色状態を確認する役割を担う。情報処理装置102は、画像形成装置から出力された色測定用の印刷物の色測定を行い、測定した色情報をCMS100へ送信する役割を担う。情報処理装置103は生産ラインAの各種装置とCMS100との接続を代理するプロキシサーバーであり、ローカルエリアネットワークで接続される生産ラインAの各種装置とパブリックネットワークで接続されるCMS100間の通信を仲介する。
画像形成装置104、105、106は、情報処理装置101などから送信される印刷データを解析し、1ページずつドットイメージに変換して印刷する。画像形成装置104、105、106には印刷物に対して、ステイプル、パンチ、折りや製本、断裁などの後加工を施すフィニッシャーを装着可能であり、印刷と共に各種後加工を施した状態で印刷物を出力することが可能である。
なお、図1では情報処理装置が3台、画像形成装置が3台接続された例を示しているが、別の構成をとっても構わない。例えば、複数の情報処理装置から印刷データを1台の画像形成装置で処理するようにしても良い。また、画像形成装置に外部コントローラ(不図示)が接続され、情報処理装置を介さずに外部コントローラが情報処理装置相当の印刷データの処理を担う構成にしても構わない。また、本実施例中で情報処理装置102が担う、色測定と測定した色情報のCMSへの送信処理は、画像形成装置内(もしくは接続される外部コントローラ)で実行可能な構成にしても構わない。
図2は情報処理装置101、102、103のハードウェア構成図である。CPU201はROM202に記憶された制御プログラムを読み出して各種制御処理を実行する。RAM203はCPU201の主メモリ、ワークエリアなどの一時記憶領域として用いられる。HDD204は画像データや各種プログラムを記憶する。キーボード205はオペレータ等による指示を入力するための入力装置であり、後述するアプリケーションに対して制御コマンドの命令やテキスト入力などを指示する。ポインティングデバイス206はキーボード205とともにオペレータ等による指示を入力するための入力装置であり、後述するアプリケーションに対して制御コマンドの命令を指示する。ディスプレイ207は表示部である出力装置であり、キーボード205やポインティングデバイス206から入力されたコマンドや後述するアプリケーションの状態などを表示する。ネットワークI/F208は情報処理装置101、102、103をネットワーク(Local Area Networkやインターネットなど)に接続する。情報処理装置101、102、103はネットワークI/F208を用いてネットワーク上の他の装置と各種情報を送受信する。
図3は、画像形成装置104、105、106のハードウェア構成図である。画像形成装置104、105、106は、操作部304、認証部305、NIC306、画像読取部307、印刷部308、CPU309、RAM310、ROM311、記憶部312を備え、制御部301を介して接続されている。制御部301は、画像形成装置全体を制御する装置制御部302と、画像データを処理する画像処理部303を有する。制御部301も、装置制御部302と画像処理部303とをソフトウェアにより実現するためにCPUや必要なハードウェアを有していてよい。操作部304は、例えばソフトウェアキーボード、タッチパネル、その他入力装置によって構成され、各種の設定値の入力、および表示をすることが可能である。CPU309はROM311内に記憶されたプログラムや、記憶部312からRAM310にロードされたアプリケーションを実行する。すなわち、CPU309が読み取り可能な記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより、各処理部として機能する。RAM310はCPU309のメインメモリであり、ワークエリアなどとして機能する。画像読取部307は、例えばスキャナーによって構成され、紙文書を読み取ることにより画像データ形式の文書画像を取得することが出来る。
制御部301は、記憶部312に配置された文書画像を操作部304に提供し、操作部304上に文書画像を出力する処理を実行する。また、制御部301は同様に記憶部312に記憶された文書画像を、印刷部308に提供し、印刷部308は種々の形式で文書画像を出力する処理を実行する。例えば、印刷部308は、文書画像に係る画像データを記憶媒体に出力する処理を実行することが出来る。また、画像形成装置104、105、106はNIC306を介して、ネットワークと接続し、データの送受信を可能とする。NIC306を介して得られたデータは、操作部304上に表示することも可能である。
●ソフトウェア構成
図4は、CMS100、情報処理想定101、102のソフトウェア構成図である。色管理システム(CMS)100については以下のとおりである。CMS100は、デバイス管理部401、色検証設定管理部402、色検証処理部403、通信部404、Webページ生成部405を有する。CMS100はクラウド上のハードウェアリソースを使用して動作するクラウドサービスであり、クライアントからのリクエストに応じて各処理部が処理を行い、クライアントへレスポンスを送信する。なお、本実施形態ではCMS100をクラウドサービスとして説明するが、同様の処理が実行可能であれば、クライアントサーバー型のシステムにおいて、サーバー側で実現するようにしても構わない。
デバイス管理部401は、色状態を管理する対象の画像形成装置の各種情報を設定および管理する。色検証設定管理部402は、画像形成装置の色検証を行うために必要となる基準の色情報、および後述する色検証ジョブの設定および管理を行う。色検証処理部403は、色検証設定管理部402で管理される基準の色情報と、画像形成装置の出力結果から測定された色情報とに基づいて、当該画像形成装置の色味が正常か否かを検証する。通信部404は、情報処理装置103を介して情報処理装置101、102からの各種処理リクエストの受信および各種処理リクエストに対するレスポンスの送信、また画像形成装置104、105、106への印刷指示の送信を実行する。Webページ生成部405は、画像形成装置の登録処理や色検証設定を行うためのWebページを生成する。また、色検証処理部403で検証した画像形成装置の色状態を表示したWebページも生成する。生成したWebページは、情報処理装置のWebブラウザーからアクセスされる。
デバイス管理情報406は、デバイス管理部401で管理される画像形成装置の情報を格納するデータベースである。色検証設定情報407は、色検証設定管理部402で管理される色検証を行うための基準の色情報を格納するデータベースである。色検証ジョブ情報408は、色検証の対象のデバイスと検証の基準とする色検証設定を関連付けた色検証ジョブの設定を格納するデータベースである。色検証ジョブには色検証処理部403において色検証を実行した結果、日時の情報も合わせて格納される。
ワークフロー管理を行う情報処理装置101については以下のとおりである。印刷ワークフローアプリケーション409は、情報処理装置101のHDD204にインストールされて動作し、実行時にRAM203にロードされ、CPU201により実行されるプログラムモジュールである。UI部410はグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)の構築やユーザーからの各種入力操作を受け付けて、対応する処理の実行指示を行う。印刷ジョブ管理部411は、後述する印刷ジョブ情報データにアクセスし、印刷ワークフローアプリケーションが画像形成装置へ送信する印刷ジョブの各種情報への参照を実行する。印刷ジョブ制御部412は印刷ワークフローアプリケーションにおける印刷ジョブに対する各種機能(印刷ジョブの送信、編集、削除など)の実行を制御する。印刷処理部413は、印刷ジョブ制御部412から受信した印刷ジョブの送信指示に応じて、画像形成装置へ印刷ジョブのコンテンツデータとジョブチケットデータを送信する。デバイス管理部414は、後述するデバイス情報データにアクセスし、印刷ワークフローアプリケーションから印刷ジョブを送信する対象となる画像形成装置の各種情報(識別名称、アドレスなど)を管理する。
印刷ジョブ情報データ415は、後述する印刷ジョブに関わる情報を管理するデータベースである。デバイス情報データ416は、印刷ワークフローアプリケーションが印刷ジョブの送信先として管理しているデバイスの各種情報を管理するデータベースである。印刷ジョブ情報データ415やデバイス情報データ416は、情報処理装置101のHDD204に情報を格納する構成だけではなく、ネットワークで接続された他の情報処理装置(データベースサーバーなど)を格納先としても構わない。Webブラウザー417は、情報処理装置101のHDD204にインストールされて動作し、実行時にRAM203にロードされ、CPU201により実行されるプログラムモジュールである。Webブラウザー417は、HTTPに従ってCMS100へのアクセスを行い、各種処理を実行するために使用される。
色測定を行う情報処理装置102については以下のとおりである。色測定ツール418は、情報処理装置102のHDD204にインストールされて動作し、実行時にRAM203にロードされ、CPU201により実行されるプログラムモジュールである。色測定部419は情報処理装置102に接続される測色機を用いて、画像形成装置から出力された測定用の印刷物を測色して得られる色情報を取得する。通信部420は色測定部419で取得した色情報をCMS100へ送信する。なお情報処理装置102も不図示であるがWebブラウザーを有しており、CMS100との間の指示や応答、そのほかの情報の送受信のためのユーザインターフェイスをオペレータに提供できる。
●色管理システムへの登録処理
図5は、CMSへ色状態を管理する対象の画像形成装置と、色検証を行うための色検証設定とをCMS100に登録する登録処理を示したフローチャートである。
S501では、情報処理装置101のWebブラウザー417が、CMSの設定画面にアクセスを実行する。オペレータからWebブラウザー417にCMSの設定画面のURLが入力され、実行が指示されたことを受信すると、Webブラウザー417はCMS100へURLで示された設定画面の取得リクエストを送信する。
S502では、CMS100のWebページ生成部405が設定画面のWebページを要求元の情報処理装置101に応答として送信する。通信部404は、受信したリクエストに基づいて、Webページ生成部405からCMSの設定画面のWebページを取得し送信する。
S503では、Webブラウザー417でS502にて送信されたCMSの設定画面のWebページを表示する。図6A-図6IはCMSの設定画面の例を示している。図6Aは、CMSの設定画面の設定一覧画面を示しており、CMSに登録されたデバイス設定が表示されている例を示している。なお、図6Aで示す画面が、CMSの設定画面の初期画面となる。S503では、Webブラウザーに図6Aで示した画面が表示された状態となる。
図6Aにおいて、シート600はデバイスの設定を表示するためのメニュー項目、シート601は色検証設定を表示するためのメニュー項目、シート602は色検証ジョブを表示するためのメニュー項目である。オペレータがそれらシートのタブを選択することで該当する項目を設定できる。図6Aはそのうちのデバイス設定シートの例を示しており、これをデバイス設定画面とも呼ぶ。デバイス設定画面600には、デバイスリスト603、追加ボタン604、変更ボタン605、削除ボタン606の各ボタンと、ログインユーザー名607が含まれる。デバイスリスト603は登録されたデバイス設定をデバイスごとにリストとして表示する。追加ボタン604はCMSに新たにデバイス設定を登録するためのボタンである。変更ボタン605は登録されたデバイス設定の内容を変更するためのボタンである。削除ボタン606は登録されたデバイス設定を削除するためのボタンである。ログインユーザー名607はCMSにログインしているログインユーザー名を示している。デバイスリスト603には、後述するデバイス追加画面で設定した情報が表示される。なお、デバイスリスト603に表示されるデバイス設定は、CMSにログインするユーザーに応じて変更される。例えば、図6Bのデバイスリスト609は、図6Aのログインユーザー"ABC123"とは別のユーザー"lmn456でログインしたときのデバイスリストを示している。デバイスリストはCMSに登録されているデバイス設定から、ログインするユーザーの権限に応じて絞り込んで表示される。例えば、ログインユーザーABC123は〇×会社に属するため、〇×会社のデバイス設定のみが表示されるようにしている(図6A)。また、ログインユーザーlmn456は、□□印刷に属するため、□□印刷のデバイス設定のみが表示されるようにする(図6B)。
S504では、情報処理装置101のWebブラウザー417が、デバイスの登録処理の実行が指示された旨をUI部410から受信する。図6Cは、追加ボタン604を押下(あるいはタッチ)することで表示されるデバイス追加画面の一例を示している。デバイス追加画面には、デバイス名610、モデル611、国612、会社名613、拠点名614、IPアドレス615、備考616の入力欄を含む。ここで、IPアドレス615は画像形成装置のIPアドレスであり、情報処理装置101から画像形成装置へアクセスするために必要な情報となる。登録する画像形成装置の各種情報を入力してOKボタン617が押下されると、デバイスの登録処理の実行が指示されたことをWebブラウザー417がS504で受信する。なお、キャンセルボタン618を押下すると、デバイスの登録処理をキャンセルして元の画面(図6A)に戻る。
S505では、Webブラウザー417が、指示に応じてデバイス追加画面で設定された各種情報をCMSへ送信する。
S506では、CMS100がデバイス設定情報を受信してデバイス管理情報406へ登録する。デバイス管理部401は、通信部404を介してS505で送信されたデバイス設定情報を受信し、受信した情報に基づいてデバイス管理情報406へ登録する。表1にデバイス管理情報406に格納されるデータ例を示す。デバイス管理情報406としてS504で指定された各種デバイス設定情報が格納される。なお、デバイス管理情報406には、CMS100が管理するすべてのデバイスのデバイス設定(ID、デバイス名、モデル、国、会社名、拠点名、Hostアドレス、IPアドレス、備考)が格納される。なおHostアドレスは、CMS100との接続を仲介するプロキシサーバー(情報処理装置103)のIPアドレスとなる。S506で受信したデバイス設定情報の送信先となるプロキシサーバーのIPアドレスの情報をデバイス管理情報406に合わせて登録する。
Figure 2022124834000002
S507では、情報処理装置101のWebブラウザー417がCMS100からの応答を受信し、さらにUI部410から色検証設定の登録処理の実行が指示された旨を受信する。図6Dは、CMS100に登録された色検証設定が表示されている設定画面例を示している。色検証設定メニュー601が選択されると、色検証設定を表示する画面が表示される。図6Dはその一例である。色検証設定リスト619は登録された色検証設定を表示するリストである。作成ボタン620はCMSに新たに色検証設定を作成するためのボタンである。変更ボタン621は、登録された色検証設定の内容を変更するためのボタンである。削除ボタン622は、登録された色検証設定を削除するためのボタンを示している。色検証設定リスト619は、色検証設定名と、基準プロファイルの識別名と、基準値からのずれの許容値と、会社名および備考欄を含む。
この色検証設定の設定画面601で、作成ボタン620を押下すると、図6Eで示す色検証設定作成画面が表示される。この画面は、色検証設定名623、基準プロファイル624、許容値625、会社名626、備考627の入力欄を含む。色検証設定名623は、登録する色検証設定を一意に識別するための設定名であり任意の値を設定する。基準プロファイル624は、デバイスの色味を検証する際に使用するカラープロファイル名を指定する。許容値625は、基準プロファイル624で設定したカラープロファイルの色情報と、デバイスの出力結果から測色された色情報とを比較して測色値を評価する際に使用される許容値を指定する。許容値には色差を示すΔE値が指定される。後述する色検証処理において、基準プロファイルとデバイスの測色との色差が許容値以内であれば、デバイスの色味が正常な状態であると判定される。なお、許容値625を入力しない場合は、許容値無し(ΔE=0、すなわち検証時に色差の誤差を許容しない)となる。会社名626、備考627は任意の値が設定される。登録する色検証設定の情報を入力してOKボタン628が押下されると、Webブラウザー417はUI部410から色検証設定の登録処理の実行が指示されたことを受信する。なお、キャンセルボタン629を押下すると、色検証設定の登録処理をキャンセルして元の画面(図6D)に戻る。
S508では、指示に応じてWebブラウザー417が色検証設定画面で設定された各種情報をCMSへ送信する。
S509では、CMS100が受信した色検証設定情報を色検証設定情報407へ登録する。色検証設定管理部402は、通信部404を介してS508で送信された色検証設定情報を受信し、受信した情報に基づいて色検証設定情報407へ登録する。表2に色検証設定情報407に格納されるデータ例を示す。S507で指定された各種色検証設定情報が格納される。なお、色検証設定情報407には、CMS100が管理するすべての色検証設定情報(ID、色検証設定名、基準プロファイル、許容値、会社名、備考)が格納される。
Figure 2022124834000003
S510では、Webブラウザー417が、CMS100からの応答を受信し、さらに色検証ジョブの作成処理の実行が指示された旨を受信する。図6Fは、CMS100に登録された色検証ジョブが表示された設定画面例を示している。色検証ジョブメニュー602が選択されると、色検証ジョブを表示する画面が表示される。その画面において、色検証ジョブリスト630は登録された色検証ジョブを表示する色検証ジョブリストである。作成ボタン631はCMSに新たに色検証ジョブを作成するためのボタンである。変更ボタン632は登録された色検証ジョブの内容を変更するためのボタンである。削除ボタン633は登録された色検証設定を削除するためのボタンである。送信ボタン634は、指定した色検証ジョブの色検証時に必要となる測色用の印刷ジョブの送信を実行するためのボタンを示している。色検証実行635は指定した色検証ジョブを実行するためのボタンを示している。色検証の処理フローに関しては後述する。
この色検証ジョブの設定画面で、作成ボタン631を押下すると、図6Gで示す色検証ジョブ作成画面が表示される。その画面には、色検証ジョブ名636、対象デバイス637、基準色検証設定638、実行タイミング639、備考の入力欄644、最新の検証結果の有効期間を設定するか否かのチェックボックス642が含まれている。ここで、対象デバイス637はS506でCMSに登録されたデバイス設定情報のデバイス名の中から選択して指定する形式となる。そして、基準色検証設定638は、S509でCMSに登録された色検証設定情報の色検証設定名から選択して指定する形式となる。
実行タイミング639は、たとえば、オペレータが手動でジョブを実行する"手動"とCMSが定期的な間隔でジョブを実行する"定期"とから選択して指定する形式となる。即ち"手動"と"定期"の両方のタイミングで色検証ジョブを実行できる。"定期"を指定した場合は、定期間隔640と時刻641とが設定可能となる。定期間隔640には何日おきに実行するかの数値を指定し、時刻641には色検証ジョブを実行する時刻を指定する。なお同日に複数回の色検証ジョブを実行する場合は、時刻641を複数設定する。"最新の検証結果の有効期間を設定する"チェックボックス642を有効にした場合は、有効期間643が設定可能となる。有効期間643を設定することにより、最新の色検証が実施された時刻から設定した有効期間が経過したときに、最新の色検証結果を無効にすることが可能となる。これは、あるタイミングで色検証を実行して正常な色味であると判定されたデバイスに対して、以後色検証を実施しなかった場合に、色検証結果が正常である結果が残り続けることを防ぐための設定である。前回の色検証の時刻から有効期間を過ぎても新しい色検証の結果が送信されない場合には、一旦前回の色検証の結果を自動的に無効に変更する。
登録する色検証ジョブの情報を入力してOKボタン645が押下されると、Webブラウザー417は色検証ジョブの登録処理の実行が指示されたことを受信する。なお、キャンセルボタン646を押下すると、色検証ジョブの登録処理をキャンセルして元の画面(図6F)に戻る。
S511では、Webブラウザー4717は、指示に応じて色検証ジョブ画面で設定された各種情報をCMSへ送信する。
S512では、CMS100が受信した色検証ジョブの情報を色検証ジョブ情報408へ登録する。色検証設定管理部402は、通信部404を介してS508で送信された色検証ジョブ情報を受信し、受信した情報に基づいて色検証ジョブ情報408へ登録する。表3に色検証ジョブ情報408に格納されるデータ例を示す。S512では、S510で指定された各種色検証ジョブ情報が格納される。なお、色検証ジョブ情報408には、CMS100が管理するすべての色検証ジョブ情報(ID、色検証ジョブ名、対象デバイス、基準色検証設定、実行タイミング、定期間隔、時刻、有効期間、検証結果(最新)、検証時間、備考)が格納される。また、各色検証ジョブの検証結果の履歴情報は、表4で示すデータ例で色検証ジョブ情報408に格納される。この例では、色検証ジョブ(iP C10_定期)の検証結果と検証時刻の履歴が格納されている。
Figure 2022124834000004
Figure 2022124834000005
図7Aおよび図7Bは、CMS100による画像形成装置の色検証処理を示したフローチャートである。色検証処理は、一連の流れではあるが、色検証を実行するために必要になる測色用ジョブの印刷処理と、出力された用紙を測色して色検証を処理する2つの処理フローから成る。図7Aは前者、図7Bは後者の処理を示したフローチャートである。
●測色用ジョブの実行
図7AのS701では、CMS100が色検証を実行する色検証ジョブの、測色用ジョブの送信指示が実行された旨を受信する。測色を実施する情報処理装置102のWebブラウザーから、図6Fで示した色検証ジョブ画面にアクセスする。図6Fの画面が情報処理装置102に表示されて色検証を実行する対象の色検証ジョブがオペレータにより選択され、測色用ジョブ送信ボタン634が押下されると、選択された色検証ジョブの識別名がCMS100に送信される。これをCMSが受信する。
次に、CMS100の色検証処理部403は、表3の色検証ジョブ情報408、表2の色検証設定情報407、表1のデバイス管理情報406へアクセスし、選択された対象の色検証ジョブを実行するための印刷ジョブを生成し、対象のデバイスに送信する。例えば、表3に示した色検証ジョブ情報408のID=C1の色検証ジョブを指定した場合、対象デバイスは"iP C10xxxxx"となり、基準色検証設定は"TG-JPC_3"となる。そして、色検証設定情報407の色検証設定名=TG-JPC_3の基準プロファイルは、表2に示したようにJapanColor2011である。そのため、JapanColor2011の色味を検証するためのCMYK・グレーなどのカラーバーが印字される測色用カラーパッチの印刷ジョブを生成する。そして、表1に示したデバイス管理情報406からHostアドレス="1xx.23x.4..."、IPアドレス="1xx.2xx.3..."を取得し、生成した印刷ジョブを取得した宛先へ送信する。
次にS702では、画像形成装置が受信した測色用カラーパッチの印刷ジョブの出力を実行する。オペレータは出力された測色用カラーパッチの用紙を用いて、測色および色検証の処理を開始する。なお、本実施形態ではCMS100から対象の画像形成装置へ測色用カラーパッチの印刷ジョブを送信した。これに対して、CMS100から直接画像形成装置へ印刷ジョブを送信するのではなく、情報処理装置へ測色用カラーパッチのデータ(例:PDFファイル)をダウンロードしてもよい。この場合には、情報処理装置からプリンタードライバーなどを用いて画像形成装置へ印刷する方法をとっても構わない。
●色検証処理
図7BのS703では、情報処理装置102のWebブラウザーで、オペレータにより色検証を実行する色検証ジョブが指定されて色検証実行ボタン635が押下されたことに応答して、CMS100へ対象の色検証ジョブの実行要求を送信する。
次にS704では、CMS100の色検証処理部403は対象の色検証ジョブの検証モードへ移行し、色検証ジョブの検証実行画面を情報処理装置102に応答する。図6H、図6Iは色検証ジョブの検証実行画面の例を示している。検証実行画面には、実行中の色検証ジョブ情報647、測色した情報を表示する測色情報648、色検証結果を表示する結果情報649が含まれる。色検証ジョブ情報647は、色検証ジョブ情報408、色検証設定情報407、デバイス情報406から取得した実行中の色検証ジョブの各種情報(色検証ジョブ名、対象デバイス、基準プロファイルなど)を表示する。測色情報648は、実行中の色検証ジョブの検証項目詳細とそれぞれの基準値、そして後述する測色用カラーパッチから測色された値を表示する。結果情報649は、色検証のステータスおよび結果を表示する。S704では、測色実行前なので、図6Hで示した検証実行画面の状態となる。すなわち、測定項目の値は未測定なので空欄であり、結果情報649には検証中である旨が表示される。なお、閉じるボタン650を押下することにより、元の画面(図6F)に戻ることができるが、色検証中に閉じるボタン650が押下された場合は、色検証処理をキャンセルするようにしても構わない。
次に、S705では情報処理装置102が色測定ツール418を実行し、測色用カラーパッチの印刷物を測色機で測色する。色測定部419が測色された色情報を、通信部420を介してCMS100へ送信する。
次に、S706では情報処理装置102から送信された測色された色情報を受信したか否かを判断する。色検証処理部403が測色された色情報を正常に受信したと判断した場合はS707へ進み、色情報を受信していない、もしくは受信した色情報に欠損があると判定した場合は、S708へ進む。
次に、S707では色検証処理部403が受信した色情報が基準を満たしているか否かを判断する。このために色検証処理部403は受信した色情報の測定値と基準値とをたとえば項目ごとに比較する。比較の結果、すべての測定値が許容値内に収まっている場合は、基準値を満たしていると判断し、S709へ進む。一方、S707において、いずれかの項目の色情報の測定値が許容値内に収まっていない場合は、基準値を満たしていないと判断し、S710へ進む。なお測定値が許容値内に収まっているとは、|測定値-基準値|≦許容値となることであり、基準を満たしているとはすべての測定項目に関して測定値が許容値内に収まっていることである。S707では、すべての測定項目について上記の不等式が満たされているか否かの判定を行えばよい。
S706で測色結果を受信できなかったと判定した場合には、S708ではCMS100の色検証処理部403が色検証結果を検証失敗と判断する。なお受信の失敗は、S704でタイマを起動し、そのタイムアウトで判定してよい。すなわち、測色結果を受信できなかったとは、所定時間内に受信できなかったことを指す。またここで言う検証失敗は対象の画像形成装置の色味が正常ではないという意味ではなく、色の検証処理自体が通信状況やオペレータの操作ミスなどにより正常に行われなかったことを意味する。そのため、検証失敗時は測色の再試行へ移行するようにしても構わない。
受信した測定値が基準を満たしているとS707で判定した場合には、S709ではCMS100の色検証処理部403が色検証結果を検証OK(すなわち良好)と判断する。検証OKは、対象の画像形成装置の色味が、基準プロファイルで定義される色味を正しく再現できる状態であることを意味する。
次に、S710ではCMS100の色検証処理部403が色検証結果を検証NG(すなわち不良)と判断する。検証NGは、対象の画像形成装置の色味が、基準プロファイルで定義される色味を正しく再現できていない状態であることを意味する。これはたとえばいずれかの測定項目について|測定値-基準値|>許容値である場合に相当する。
S708-S710における検証結果は情報処理装置102に送信され、Webブラウザーにより表示された検証実行画面が更新される。送信のタイミングは例えばS711の直前或いは直後であってよい。図6Iは色検証実行後の検証実行画面の例を示している。測定情報651の各項目の測定値に測色された色情報の値が表示され、結果情報652に色検証結果が表示された状態となる。
次に、S711では色検証処理部403がS708、S709、S710で判定した色検証結果に基づいて、色検証ジョブ情報408(表3参照)へアクセスし、対象の色検証ジョブの検証結果の情報を更新する。色検証処理部403は前述した色検証ジョブ情報408の対象の色検証ジョブの、"検証結果(最新)"、"検証時刻(最新)"へ検証結果と時刻を登録する。また、対象の色検証ジョブの、前述した色検証ジョブ情報408の検証結果の履歴情報の"検証結果"、"検証時刻"にも検証結果と時刻を登録する。
●印刷ジョブの送信処理
図8は印刷ワークフローアプリケーションにおける印刷ジョブの送信処理を示したフローチャートである。印刷ワークフローアプリケーションは、生産ラインにおける印刷物の生産工程を管理するアプリケーションである。印刷物の生産には、たとえば、原稿となる文書データの入稿、印刷ジョブの生成と実行、後処理ジョブの生成と実行、品質管理、オペレータによる工程の調整など複数の工程が含まれる。印刷や後処理については、印刷物を構成する部品ごとの生産と、部品の統合である製本などを含んでよい。図8ではそのうち、情報処理装置による色検証情報の取得と印刷ジョブの送信処理について説明する。
S801では、情報処理装置101のデバイス管理部414が、デバイス情報データ416に登録されたデバイスの色検証結果の情報を取得する要求をCMS100へ送信する。図9は印刷ワークフローアプリケーションの印刷ジョブ管理画面の一例を示している。オペレータから印刷ワークフローアプリケーションの実行ファイルの実行が指示されると、RAM203にプログラムがロードされ、UI部302はディスプレイ207に印刷ジョブ管理画面を表示する。図9において、印刷ジョブリスト901は印刷ワークフローアプリケーションで管理している印刷ジョブの一覧を示している。印刷ワークフローアプリケーションは、印刷ジョブ情報データ415に格納される印刷ジョブの情報に、印刷ジョブ管理部411を介してアクセスし、印刷ジョブリストに印刷対象となる印刷ジョブを表示する。ただし、アクセスできるのはたとえばログインユーザーに権限が付与された対象に限られる。印刷ボタン902は選択した印刷ジョブの実行指示を行うボタン、削除ボタン903は選択した印刷ジョブの削除を行うためのボタンを示している。オペレータは印刷ジョブリストに表示された印刷ジョブをポインティングデバイス206等で選択し、印刷ボタンを押下することで印刷ジョブに対して印刷指示を行う。デバイス一覧904は、印刷ワークフローアプリケーションが出力先として管理している画像形成装置のリストを表示している。デバイス一覧904には当該デバイスとの通信状態や色検証状態が表示される。
印刷ワークフローアプリケーションはデバイス管理部414を介してデバイス情報データ416の情報を取得し、デバイス一覧に表示する。更新ボタン905はデバイスの通信状態と色検証状態を最新に更新するためのボタンを示している。デバイスの通信状態と色検証状態は定期間隔で更新を実行するが、更新ボタンが押下されることで任意のタイミングで更新することも可能とする。なお更新ボタン905によらず、定期的な更新のみを行う場合には図9の印刷ジョブ管理画面を表示しなくともよく、S801からS803までの処理を定期的に実行すればよい。
表5は、デバイス管理部414が管理しているデバイス情報データ416の情報の一例を示している。デバイス情報データには接続する画像形成装置を示す情報が格納され、デバイスID、デバイス名、IPアドレス、検証結果(最新)、速度、カラーなどのデータが格納される。S801では、デバイス情報データに格納されるIPアドレスの情報をキーにCMS100へ色検証結果の情報を取得する要求を送信する。対象となるデバイスは、ユーザー毎にアクセス権限が付与されたデバイス全てであってもよいし、オペレータにより予め選択されたデバイスであってもよい。
Figure 2022124834000006
次に、S802ではCMS100の色検証処理部403が、受信したIPアドレスに該当するデバイスの最新の色検証結果を応答する。CMS100の色検証処理部403は、通信部404を介して、印刷ワークフローアプリケーションのデバイス管理部414が送信したデバイスのIPアドレスと情報処理装置103のプロキシサーバーのIPアドレス(Hostアドレス)とをキーに用いてよい。その場合、それらをキーとして、デバイス管理情報406からデバイスを特定し、当該デバイスに関連付けられた色検証ジョブ情報408から最新の色検証結果の情報を情報処理装置102に送信する。例えば、デバイス情報データ416のデバイスID="D-01"のデバイスであれば、IPアドレス="1xx.2xx.3xx"と情報処理装置103のIPアドレス(Hostアドレス)="1xx.23x.4xx"がS801で送信される。S802ではそれらのIPアドレスをキーに、デバイス管理情報406から適合するデバイス(ID="A1"、デバイス名="iP C10xxxxx")を特定する。そして、当該デバイスに関連付けられた色検証ジョブ情報を色検証ジョブ情報408から探索し、ID="C1"、色検証ジョブ名="iP C10_定期"を特定する。そして、特定した色検証ジョブの最新の色検証結果の情報(検証結果(最新)="OK")を送信する。なお色検証結果に関連付けて保存されている検証時刻を基点として、設定された色検証結果の有効期間を経過している場合には、色検証結果の内容にかかわらずNG(不良)として応答してよい。またこのような場合には「有効期間切れ」として応答してもよい。その場合には、受信した情報処理装置101で、受信した応答をNGと同様に扱ってもよい。
次に、S803ではデバイス管理部414が色検証結果の情報を受信し、その情報に基づいて、デバイス情報データ416の検証結果(最新)の値を更新する。また、UI部410はデバイス情報データ416の更新に合わせて、904のデバイス一覧の色検証の表示を更新する。
S801、S802、S803の処理は、印刷ワークフローアプリケーションが定期間隔で実行するが、更新ボタン905の押下に応じて任意のタイミングでも実行される。S804以下は、S801-S803とは非同期に実行されてよい。
S804では印刷ワークフローアプリケーションが印刷ジョブの印刷指示を受信する。この指示は図9の画面から行われる。オペレータによって印刷ジョブリスト901の任意の印刷ジョブが選択され、印刷ボタン902が押下されることにより、印刷ワークフローアプリケーションが選択された印刷ジョブの印刷指示(実行指示)を受信する。
次に、S805では印刷ジョブ管理部411がS804で印刷が指示された印刷ジョブの情報を印刷ジョブ情報データ415から取得する。表6は、印刷ジョブ情報データ415を示している。印刷ジョブ情報データには、オーダーID、ジョブID、ジョブ名、部数、片面・両面、カラー、用紙、コンテンツ名、出力先などのデータが格納される。
Figure 2022124834000007
次に、S806では印刷ジョブ管理部411が、S805で取得した印刷する印刷ジョブの出力先の色検証結果がNGか否かを判断する。例えば、印刷指示されて印刷ジョブがジョブID="Job0001"である場合、出力先はiP C9xxxxであり、デバイス情報データ416(表5)からiP C9xxxxの検証結果(最新)の情報を取得する。取得した検証結果(最新)の情報がOKである場合は、S812へ進み、NGである場合は、S807へ進む。なお、OK・NGではなく色検証が実行されていない状態を示す"無効"、または色検証が失敗している状態を示す"失敗"である場合も、S807へ進む。
S807ではUI部410が、印刷ジョブが送信できない旨を示したメッセージ画面を表示する。図10はメッセージ画面の一例を示している。出力先のデバイスが色を正常に出力できない状態になっているため、印刷できない旨の警告メッセージが表示される。
次に、S808では印刷処理部413が、色検証結果が不良であったデバイスを代替できるデバイスがあるか否かを判断する。印刷処理部413はデバイス管理部414を介してデバイス情報データ416へアクセスし、S806で取得した印刷ジョブの出力先デバイスとは別の代替可能なデバイスが存在するか否かを判断する。デバイス情報データ416で検証結果(最新)が"OK"であり、かつ、S806で取得した印刷ジョブの出力先デバイスと同じ能力を持つデバイスであれば代替可能であると判定してよい。同じ能力を持つか否かは、例えばデバイス情報データ416のカラーの属性で同じカラー機であるか否かで判断する。この場合同じカラー機であれば同じ能力であると判断できる。その他、例えばデバイスに接続されるフィニッシャーの種類が同じなどの情報が一致すれば同一の能力と判断しても構わない。カラーの属性で判断した場合は、デバイス情報データ416の例だと、デバイス名="iP C10xxxxx"、デバイス名="Pro xxxxxx"が代替可能なデバイスと判断される。
次に、S809ではUI部410が、代替デバイスの選択画面を表示する。表示のタイミングは図10の画面でOKボタンがタッチされたときであってよい。図11は代替デバイスの選択画面の一例を示している。ここでは、"iP C10xxxxx"、"Pro xxxxxx"の2台が代替デバイスとして提示されている。さらに代替デバイスを選択するためのラジオボタンも表示されている。
次に、印刷処理部413は代替デバイスに印刷を行うか否かを判断し、代替デバイスに印刷を行うと判断した場合S812へ進み、代替デバイスに印刷を行わないと判断した場合S811へ進む。図11の代替デバイス選択画面で、表示されたデバイスを選択して、送信ボタン1101が押下されたことを受信すると、代替デバイスに印刷を行うと判断される。一方、キャンセルボタン1102が押下されたことを受信すると、代替デバイスに印刷を行わないと判断される。
キャンセルボタンが押された場合には、S811では印刷処理部413が印刷ジョブの送信をキャンセルする。
出力するデバイスの色検証結果が良好な場合には、S812では印刷処理部413が印刷ジョブを出力先のデバイスへ送信する。S810で代替デバイスを選択した場合は、選択した代替デバイスへ印刷ジョブが送信される。
以上の処理を実行することで、印刷ジョブの出力先デバイスの色検証状態に応じて、印刷ジョブの送信を制御することが可能となる。デバイスの色検証状態が正確な色味を再現できない状態である場合は、当該デバイスへの印刷ジョブの送信を止めることが可能となる、それのより、印刷不良の発生を事前に防ぐことが可能となる。また、代替可能なデバイスがある場合は、印刷ワークフローアプリケーション側で自動的に代替デバイスを探して発見されればそれを提示する。そのため、オペレータの手間を軽減することが可能となる。
さらに、デバイスの色検証結果は定期的に取得できるため、印刷ジョブの実行時には、最新の色検証結果を参照してその良否を判定することができる。また上記実施形態では、印刷ワークフローアプリケーションを実行する情報処理装置101は、CMS100から定期的に、またはオペレータによる操作(要求)に応じて測色結果を取得している。しかしながら、測色は測色用ジョブの実行に依存しており、測色用ジョブは定期的に実行されるとは限らない。しかし、画像形成装置の後処理装置として測色装置がインラインに接続されている構成であれば、出力したシートをそのまま測色できるため、人手を介することなく測色用ジョブを実行できる。測色装置にはたとえばシート両面の画像を取得するスキャナやカメラを備えていてよい。これにより撮影した画像を色測定ツール418に送信されて色検証が行われ、その結果がCMS100に保存される。この構成により、測色用ジョブを設定された間隔で定期的に実行することもできる。また測色用ジョブによって出力したシートは、たとえば不良品用のトレイに排出するなどして、製品との混在を防止することもできる。
さらに測色用ジョブの実行の間隔を色検証結果の有効期間よりも短く設定することで、常に有効な色検証結果を用いて画像形成装置の状態の評価を行うことができる。
<第二の実施形態>
本発明の第二の実施形態に関して説明する。なお、第一の実施形態と同一の構成に関しては説明を省略する。第二の実施形態では、色検証の結果がNGとなっているデバイスであっても、送信する印刷ジョブのカラー設定や要求される品位レベルに応じて実行可能にする処理に関して説明する。
●印刷ジョブの送信処理
図12は第二の実施形態における印刷ワークフローアプリケーションにおける印刷ジョブの送信処理を示したフローチャートである。図8と同様の処理に関しては同一の処理に関しては同一の符号を使用して説明を省略する。
S1201では、デバイス管理部414がCMS100から返却された色検証結果の情報に基づいて、デバイス情報データ416の検証結果(最新)の値を更新する。第二の実施形態では、CMS100の色検証ジョブ情報408に検証結果がOK・NGという情報に加えて、検証した際の測定値と基準値との差である色差(ΔD)の情報も保持する。また、本処理によりデバイス情報データ416にも同様に色差(ΔD)の情報が保持される。
表Gは第二の実施形態におけるΔD値を保持したデバイス情報データ416の例を示している。
Figure 2022124834000008
図8と同様、S801-S1201は、定期的に実行され、S804以下と非同期であってよい。
S806で色検証結果が不良と判断された場合、S1202では、送信する印刷ジョブがモノクロ印刷か否かを判断する。そのために印刷処理部413は、印刷ジョブ管理部411を介して印刷ジョブ情報データ415へアクセスし、送信する印刷ジョブのカラー設定の値を取得する。表8は第二の実施形態における印刷ジョブ情報データ415の例を示している。送信する印刷ジョブがジョブID="Job0001"であれば、カラー設定として"モノクロ"が取得される。印刷処理部413は、取得したカラー設定が"モノクロ"の場合は、当該印刷ジョブは送信可能であると判断しS1203へ進み、"モノクロ"でない場合はS1205へ進む。モノクロ印刷(単色の印刷)の場合には、色ずれによる印刷物への影響は小さいと考えられるためである。
Figure 2022124834000009
S1203では、送信する印刷ジョブと同一オーダーの別の印刷ジョブに関して、出力先の色検証結果がNGかを判断する。同一オーダーとは、オーダーIDが同じであることである。オーダーIDは、一つの製品に対応する識別情報であり、本体とカバーなど複数の部品から構成される印刷物については、それぞれを印刷するための印刷ジョブに共通のオーダーIDが付与される。換言すれば、オーダーが同一である印刷ジョブは、ひとまとまりの印刷ジョブとして関連付けられたものともいえる。印刷処理部413は、印刷ジョブ情報データ415(表8)から送信する印刷ジョブと同一オーダーの別の印刷ジョブがあるかを判断し、別の印刷ジョブがある場合はその出力先の情報を取得する。表8の例では、Job001を送信する場合は、同じオーダーID="O-001"を持つJob002があると判断する。そして、Job002の出力先="iP C9xxxx"を取得する。次に、印刷処理部413は、デバイス管理部414を介してデバイス情報データ416(表7)から出力先の色検証(最新)の情報を取得する。表7の例では、Job002の出力先="iP C9xxxx"の色検証(最新)結果として"NG"の情報を取得する。取得した色検証結果の情報がNGの場合は、S1204へ進み、NGでない場合はS812へ進む。なお送信する印刷ジョブと同一オーダーの別の印刷ジョブがない場合にもS812へ分岐してよい。
S1204では、送信する印刷ジョブを、同一オーダーの別の印刷ジョブとは分けて印刷するか否かを判断する。UI部410は、同一オーダーの印刷ジョブを実行する画像形成装置について色調整が必要であることを通知するメッセージ画面を表示する。この画面ではまた、印刷実行を確認して印刷ジョブの送信の実行を確認するためのメッセージを表示する。図13はメッセージ画面の例を示している。印刷を実行すると同じオーダーの別の印刷ジョブとは分かれて送信することになる旨を確認する内容となる。S1204では、UI部410でYESボタン1301が押下されたことを受信すると、印刷を実行すると判断しS812へ進む。一方、キャンセルボタン1302が押下されたことを受信すると、印刷をキャンセルすると判断し、S811へ進む。
印刷ジョブがモノクロ印刷ではない場合、S1205では、送信する印刷ジョブの品位レベルを取得する。印刷処理部413は、印刷ジョブ管理部411を介して印刷ジョブ情報データ415(表8)へアクセスし、送信する印刷ジョブの品位レベルの値を取得する。送信する印刷ジョブがジョブID="Job0001"であれば品位レベル="中"、ジョブID="Job0003"であれば品位レベル="低"が取得される。品位レベルは印刷物を発注する顧客が発注時に指定し、部数や用紙などと共に上位の注文管理システム(不図示)から印刷ワークフローアプリケーションへ送信される。
S1206では、出力先のデバイスの色差が、送信する印刷ジョブの品位レベルを満たすか判断する。印刷処理部413は、デバイス管理部414を介してデバイス情報データ416(表7)から出力先デバイスの測定値と基準値との供される差であるΔD値を取得する。ΔD値は測定項目ごとに取得されてよい。また、印刷処理部413は、印刷ジョブ管理部411を介して印刷ジョブ情報データ415(表8)から、送信する印刷ジョブの品位レベルを取得する。さらに、印刷ジョブ情報データ415に格納される品位レベルとΔD値の関連テーブルの情報も取得する。表9は品位レベルとΔD値の関連テーブル情報の一例を示している。表9の例では、たとえば品位レベル"高"はΔD値="±3"が関連付けられており、これは品位レベルが"高"の印刷ジョブは、出力先のデバイスの色検証結果のΔD値が±3の範囲内に収まっている必要があることを意味する。
品位レベルとΔD値の関連付けは、印刷ワークフローアプリケーションの設定UI(不図示)で設定される。表9の品位テーブルは印刷ジョブごとに設定されてよいし、またオーダーごとに設定されてもよい。印刷処理部413は、表9の情報に基づいて送信する印刷ジョブの品位レベルに相当するΔD値を取得し、出力先デバイスのΔD値が、取得した印刷ジョブのΔD値の範囲内に収まっているか、すなわち許容される差以下であるかを判断する。印刷処理部413は、出力先のΔD値が、印刷ジョブの品位レベルに相当するΔD値の範囲内に収まっている場合は、当該印刷ジョブは送信可能であると判断しS812へ進む。収まっていない場合はS807へ進む。
例えば、印刷ジョブ情報データ415(表8)のジョブID="Job003"であれば、品位レベル"低"のため、表9から印刷ジョブのΔD値は±9となる。一方出力先のデバイス(iP C9xxxx)の測定値及び基準値から得たΔD値は、デバイス情報データ416(表7)から"8"となる。そのため、出力先のデバイス情報のΔD値(8)が、印刷ジョブのΔD値(±9)の範囲内に収まっていると判断する。
Figure 2022124834000010
以上の処理を実行することで、色検証の結果がNGとなっているデバイスであっても、送信する印刷ジョブのカラー設定がモノクロであれば送信することが可能になる。その際に、同一オーダーの別の印刷ジョブと分かれて送信されてしまう可能性がある場合は、オペレータに確認することも可能になる。そしてオペレータの確認を受けた場合には、同一オーダーの別の印刷ジョブと分かれて印刷ジョブを実行することができる。
また、送信する印刷ジョブのカラー設定がモノクロでなくても、印刷ジョブに求められる品位が満たせると判断した場合は、送信することが可能になる。そのため、出力デバイスの色検証の結果がNGとなっている場面でも、可能な限り品質に問題が出ない印刷ジョブの送信が可能になり、生産の効率化が図れる。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100 カラーマネージメントシステム(CMS)、101 情報処理装置、102 情報処理装置、104 画像形成装置、409 印刷ワークフローシステム、418 色測定ツール

Claims (16)

  1. 画像形成装置による印刷物の測色結果を保存する保存手段から、前記画像形成装置による印刷物の色検証結果を、定期的にまたは要求に応じてまたはその両方で取得する取得手段と、
    指示された画像形成を行わせる前記画像形成装置について前記色検証結果が基準を満たしている場合には前記指示された画像形成を実行させる実行手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記実行手段は、前記色検証結果が前記基準を満たしていない場合には、前記保存手段からさらに取得した画像形成装置の情報に基づいて、色検証結果が前記基準を満たす代替可能な画像形成装置を特定し、ユーザーの指示に応じて、特定した前記代替可能な画像形成装置により前記指示された画像形成を実行させる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報処理装置であって、
    前記実行手段は、前記画像形成装置による前記印刷物の測色値と基準値との差が所定の許容値以内であれば前記色検証結果が基準を満たしていると判定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記実行手段は、前記測色値は複数の項目について測定され、前記複数の項目のすべてについて前記測色値と基準値との差が前記複数の項目それぞれについて前記許容値以内であれば前記色検証結果が基準を満たしていると判定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項3または4に記載の情報処理装置であって
    前記許容値を設定するための第1の設定手段を更に有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置であって
    前記取得手段により前記色検証結果を定期的に取得することと、定期的に取得する間隔とを設定するための第2の設定手段を更に有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記色検証結果には検証時刻が関連付けて保存され、前記実行手段は、前記検証時刻から有効期間を経過した前記色検証結果については、前記基準を満たさないものと判定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置であって、
    前記有効期間を設定するための第3の設定手段を更に有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記指示された画像形成が単色であるかを判定し、単色である場合には、関連する他の画像形成がないならば、前記実行手段は、前記指示された画像形成を実行させる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項9に記載の情報処理装置であって、
    前記指示された画像形成が単色である場合には、関連する他の画像形成があり、かつ当該画像形成を行わせる画像形成装置の前記色検証結果が前記基準を満たしているならば、前記実行手段は、前記指示された画像形成を実行させる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項10に記載の情報処理装置であって、
    前記指示された画像形成が単色である場合には、関連する他の画像形成があり、かつ当該画像形成を行わせる画像形成装置の前記色検証結果が前記基準を満たしていないならば、前記実行手段は、ユーザーの指示に応じて前記指示された画像形成を実行させる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  12. 請求項11に記載の情報処理装置であって、
    前記指示された画像形成が単色である場合には、前記関連する他の画像形成があり、かつ当該画像形成を行わせる画像形成装置の前記色検証結果が前記基準を満たしていないならば、ユーザーにその旨を通知するとともに、前記指示された画像形成を実行させるか否かの指示を受け付ける
    ことを特徴とする情報処理装置。
  13. 請求項3乃至12のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記指示された画像形成を行わせる前記画像形成装置による前記印刷物の測色値と基準値との差が前記許容値を超えている場合には、
    前記指示された画像形成について指定されたレベルと、前記レベルに応じた前記測色値と前記基準値との許容される差とを参照して、前記指示された画像形成を行わせる前記画像形成装置についての前記測色値と前記基準値との差が、前記指示された画像形成について指定された前記レベルに応じた前記許容されるい差以下であれば、前記実行手段は、前記色検証結果が前記基準を満たしていると判定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
    前記保存手段を含む色管理システムと、
    前記画像形成装置と
    を有する印刷システム。
  15. 請求項1乃至13のいずれか一項に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  16. 画像形成装置による印刷物の測色結果を保存する保存手段から、前記画像形成装置による印刷物の色検証結果を、定期的にまたは要求に応じてまたはその両方で取得し、
    指示された画像形成を行わせる前記画像形成装置について前記色検証結果が基準を満たしている場合には前記指示された画像形成を実行させる
    ことを特徴とする画像形成の管理方法。
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