JP6825441B2 - 情報処理装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、スキャナープロファイルを管理する情報処理装置、画像形成装置及びプログラムに関する。
スキャナーは、読取対象物に光を照射し、読取対象物からの反射光を特定のフィルタ(例えばRGB)を使い、入力デバイス値を取得する装置である。スキャナーは測色器に比べ、解像度が高いため、プリンターで出力されるチャート(色標)以外の画像の読み取りが可能であり、チャート以外の画像に対してのカラーマネジメントが期待されている。一般にプリンターは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4つのプロセスカラー(基本色)の配合比率を変化させて、様々な色を表現している。一般にCMYKは基本色と呼ばれる。
カラーマネジメントには、デバイスに依存しない色彩値が必要となるが、スキャナー単体では、色彩値が取得できないため、カラーマネジメントを行う際には、スキャナープロファイル(入力色変換テーブル)が用いられる。一般に、スキャナープロファイルは、スキャナーの入力デバイス値(例えばRGB)と色彩値(LやXYZ)の対応表であり、1つ1つの対応関係を「格子点」と呼ぶ。図1に示すように、画像(CMYK)が描画された出力物をスキャナーで読取り、読取り画像を構成する画素の入力デバイス値(RGB)をスキャナープロファイルを用いて色彩値に変換することで、色彩値データが得られる。
一般にCMYK対応のカラープリンターの出力物を読み取る場合に、プリンターの出力デバイス値のK成分の有無やその量により正しく色彩値に変換できないことが知られている。この対策としてK成分量(階調値)毎にスキャナープロファイルを作成することが行われている。図2に示すように、読取り画像に対して当該読取り画像のK成分量に応じて、該当するスキャナープロファイルが適用される。
また、CMYKのプロセスカラーに加え5色目(特色などと呼ばれる)を備えるプリンターの場合、5色目に対してもK同様の問題がある。5色目に対して上記技術を使うと、K成分量毎のスキャナープロファイルに加え、5色目成分量ごとのスキャナープロファイルを作成する必要があり、大量の資材(トナー、紙等)を消費してしまう。
例えば、特許文献1には、画像データの画素から、出現頻度の高い色をカラーパッチとして選択しチャートを作成し、画像出力に必要な部分のみのプロファイルを作成する技術が提案されている。
また、特許文献2には、CMYKのプロセスカラーを使い、スポットカラーを表現する場合に、スポットカラーの補正のために、スポットカラーの色彩値に対応するプリンタープロファイルの格子点をチャートとして出力するスポットカラー補正方法が記載されている。このスポットカラー補正方法は、チャートを測定し、スポットカラー用の補正テーブルを作成する。
特開2015−27016号公報 特開2008−301351号公報
スキャナープロファイルでは、測定したい画素、出力デバイス値に対して少なくとも4つの格子点が必要であり、その4つの格子点に対応したカラーパッチを推定する必要がある。しかし、特許文献1に記載の技術は、プリンタープロファイルだけを考慮したもので、スキャナープロファイルには適用できない。プリンタープロファイルは、プリンターの出力デバイス値(例えばCMYK)と色彩値(LやXYZ)の対応表である。
また、特許文献2に記載の技術は、CMYKしか考慮しておらず、また、格子点が存在していることが前提となっており、格子点がない色域に対しては対応できない。
本発明は、上記の状況を考慮してなされたものであり、資材の消費を大幅に減らしながらも、プリンターがプロセスカラー以外に備える色成分にも対応可能なスキャナープロファイルを作成することを目的とするものである。
本発明の一態様の情報処理装置は、少なくともCMYK色空間と非デバイス依存色空間との対応関係が登録されたプリンタープロファイルと、非デバイス依存色空間とRGB色空間との対応関係が登録された、格子点にCMYKの出力デバイス値を保持するスキャナープロファイルとを有する。さらに、情報処理装置は、プリンタープロファイルとスキャナープロファイルを用いて、入力画像データのCMYK以外の色を含む画素においてCMYKの出力デバイス値に対応するRGBの入力デバイス値を推定する入力デバイス値推定部と、スキャナープロファイルから、推定された入力デバイス値を補間可能な複数の格子点を選択する格子点選択部と、該格子点選択部により選択されたスキャナープロファイルの格子点ごとに、該格子点に保持されているCMYKの出力デバイス値に画素のCMYKを除く色の情報を加えて、カラーパッチ用出力デバイス値を取得する出力デバイス値取得部と、各格子点のカラーパッチ用出力デバイス値に基づくカラーパッチを含むチャート画像を生成するチャート作成部と、を備える。
本発明の少なくとも一態様によれば、必要な部分のみスキャナープロファイルの格子点を作成することが可能になり、資材消費を大幅に低減することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
従来のスキャナープロファイルを用いた色彩値データ取得の流れを示す説明図である。 従来のK毎のスキャナープロファイルを用いた色彩値データ取得の流れを示す説明図である。 CMYKのプロセスカラー及びレッドの色域の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラーマネージメントシステムの一例を示すシステム構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る検査ユニットを含む画像形成システムの内部構成例を示す概略断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラーマネージメントシステムを構成する各装置の制御系の例を示すブロック図である。 スキャナープロファイル及びプリンタープロファイルの一例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る各装置が備えるコンピューターのハードウェア構成を示すブロック図である。 図6のスキャナープロファイル管理部の内部構成例(チャート作成機能)を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るスキャナープロファイル管理部のチャート作成処理を示すフローチャートである。 ラスター画像の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る出力デバイス値の抽出例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るプロファイル作成用出力デバイス値取得の流れを示す説明図である。 プリンタープロファイルを用いた色変換の説明図である。 図10のステップS1におけるラスター画像から抽出出力デバイス値を取得する処理を示すフローチャートである。 図10のステップS3における入力デバイス値推定処理を示すフローチャートである。 図10のステップS5におけるチャート作成用出力デバイス値の取得処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るチャート作成部により作成されたチャート画像の一例を示す説明図である。 図6のスキャナープロファイル管理部の内部構成例(スキャナープロファイル作成機能)を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るスキャナープロファイル作成を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラーマネージメントシステムにおけるスキャナープロファイル作成処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るカラーパッチ追加の例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る追加したカラーパッチに対応する格子点の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るスキャナープロファイル管理部のチャート作成処理を示すフローチャートである。 図24のステップS47における追加カラーパッチの選択処理を示すフローチャートである。 ラスター画像の例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るカラーパッチが2頁にわたる場合のカラーパッチ追加の例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。添付図面において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施形態と実装例を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。
初めに、本発明の概略を説明する。図3は、CMYKのプロセスカラー及びレッドの色域を示す。
図3には、CMYKのプロセスカラーの色域が実線で示されている。仮に5色目がレッド(R)の場合、プリンターの色域は、CMYKのプロセスカラーの色域と比較して、破線で示すようにイエローとマゼンタの中間付近に位置するレッドの色域の分だけ拡大する。このような場合には、全色域に対して5色目用のスキャナープロファイルを作っても、レッド付近の色域を表現する際にシアン、グリーン、ブルー付近などの色域は使わない可能性が高い。
そこで、必要な部分のみ5色目のレッド(R)に対応したスキャナープロファイルを作ることを考える。通常、全色域を網羅するチャートを作成し、そのチャートをスキャン及び測色して全色域のスキャナープロファイルが作られる。しかし、部分的にスキャナープロファイル(ここではCMYKRに対応)を作るには、任意の出力デバイス値(CMYKR)に対して、入力色空間(RGB)で補間可能な格子点を作成する必要があり、その格子点を作るための出力デバイス値(C’M’Y’K’R’)を推定しなければならない。
本発明は、スキャナープロファイルにプロファイル作成時に用いたプロセスカラー成分(例えばCMYK)を予め保持させておき、入力画像の任意の出力デバイス値のプロセスカラー成分(CMYK)に対応するスキャナープロファイルの格子点を選択する。次に、選択した格子点に保持されている上記CMYKのプロセスカラー成分に、任意の出力デバイス値のプロセスカラー成分(CMYK)を除く色(R)を加えたカラーパッチ用出力デバイス値(チャート作成用出力デバイス値)を取得する。そして、このカラーパッチ用出力デバイス値に基づいてカラーパッチ(チャート画像)を作成する。以下、本発明の各実施形態について説明する。
<1.第1の実施形態>
[システムの全体構成]
図4は、本発明の第1の実施形態に係るカラーマネージメントシステムの一例を示すシステム構成図である。
カラーマネージメントシステム1は、クライアント端末2、プリンターコントローラー3(情報処理装置の一例)、画像形成システム4、及び測色器5を備える。画像形成システム4は、画像形成装置本体10と検査ユニット30から構成される。イントラネット上において、クライアント端末2、プリンターコントローラー3、画像形成装置本体10、及び測色器5はそれぞれ、ネットワークNを介して相互に通信可能に接続されている。ネットワークNには、例えばイーサネット(登録商標)などの規格に準拠したLAN等のネットワークが用いられる。なお、画像形成システム4(画像形成装置本体10)はプリンターコントローラー3を介してネットワークNと接続するが、画像形成システム4とネットワークNを直接接続してもよい。
クライアント端末2は、ユーザーの入力操作によって印刷出力を指示する印刷ジョブを、ネットワークNを介してプリンターコントローラー3に送信する。この印刷ジョブは、例えば、PDL(Page Description Language)に従ってクライアント端末2により生成されるデータであり、出力設定や入力データが含まれる。クライアント端末2として、例えばパーソナルコンピュータ(以下「PC」と記すことがある)や携帯端末装置等が用いられる。
プリンターコントローラー3は、印刷ジョブに基づいて画像形成システム4が備える画像形成装置本体10に画像の印刷出力を行わせる。プリンターコントローラー3は、ネットワークNを介してクライアント端末2から印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブから取り出した入力データにラスタライズ処理(以下、「RIP処理」とも称す)を実行する。そして、プリンターコントローラー3は、RIP処理後の入力データ(ラスター画像)及びジョブチケットを含む印刷ジョブを、画像形成装置本体10へ転送する。
画像形成装置本体10は、プリンターコントローラー3から印刷ジョブを受け付けて、用紙に画像を形成する。本明細書では、用紙に画像を形成する処理のことを「印刷処理」という。プリンターコントローラー3から画像形成装置本体10への印刷ジョブの転送は、例えばIEEE1394やパラレル通信などを利用して行われる。図4においてプリンターコントローラー3は、画像形成装置本体10とは別体であるが、画像形成装置本体10にプリンターコントローラー3が内蔵される構成としてもよい。
また、カラーマネージメントシステム1において、装置間のデータのやり取りは、ネットワークNを介さずに、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体を介して行われてもよい。
[画像形成システムの内部構成]
図5は、検査ユニット30を含む画像形成システム4の内部構成例を示す概略断面図である。図5に示すように画像形成システム4は、画像形成装置本体10と検査ユニット30が直列的に接続されている。
(画像形成装置本体)
画像形成装置本体10は、静電気を用いて画像の形成を行う電子写真方式を採用しており、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナー画像を重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。なお、画像形成装置本体10は、電子写真方式以外の方式により画像を形成する画像形成装置であってもよい。
画像形成装置本体10は、複数の給紙トレイ11と、スキャン部15と、画像形成部20と、自動原稿給送装置(ADF:Auto Document Feeder)25と、操作表示パネル26とを有する。また、画像形成装置本体10には、給紙トレイ11から給紙された用紙Sを搬送する搬送路12が形成されている。搬送路12には、用紙Sを搬送するための複数のローラ(搬送ローラ)が設けられている。
自動原稿給送装置25は、原稿給紙台にセットされた原稿を、不図示の複数のローラー及び搬送ドラムによって、スキャン部15の読取位置即ちプラテンガラス16(原稿台)の上面に1枚ずつ搬送する。また自動原稿給送装置25は、原稿排出ローラーにより、搬送された原稿を自動原稿給送装置25の原稿排出トレイに排出する。
画像形成部20は、CMYKの各プロセスカラーのトナー画像を形成するために4つの画像形成ユニット21Y,21M,21C,21Kに加え、特色であるR(レッド)のトナー画像を形成するための画像形成ユニット21Rを備えている。各画像形成ユニットは、帯電部、レーザ光源等の露光部、現像部、感光体を有している。また、画像形成部20は、画像形成ユニット21Y,21M,21C,21K,21Rの感光体に形成された画像が転写される中間転写ベルト22、2次転写部23、及び2次転写部23の用紙搬送方向の下流側に定着部24を備える。なお、特色の色、及び画像形成ユニット21Y,21M,21C,21Kと特色用の画像形成ユニットの配置(画像形成順)はこの例に限定されるものではない。
定着部24の用紙搬送方向の下流側で、搬送路12が伸長して検査ユニット30の搬送路に接続されている。また、搬送路12には、定着部24の下流側で分岐して、2次転写部23の上流側の搬送路12に合流する反転搬送路14が接続されている。反転搬送路14には、用紙Sの上面と下面を反転させる反転部13が設けられている。反転部13は、定着部24から搬送された用紙Sを反転し、反転搬送路14を通して2次転写部23の上流側で搬送路12に搬送する。また、反転部13は、反転した用紙Sを定着部24の下流側の搬送路12に戻してそのまま検査ユニット30に搬送することもできる。
画像形成装置本体10の上部には、操作表示パネル26が設置されている。操作表示パネル26は、情報を表示する表示部27と、画像形成処理のジョブの開始等を指示する操作部28を備えている。表示部27は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)パネルで構成されている。操作部28は、タッチ操作による入力が可能なタッチパネルで構成されており、表示部27のLCDパネルにタッチパネルが積層されている。なお、操作部28をマウスやキーボード、タブレットなどで構成し、表示部27とは別体で構成することも可能である。
画像形成装置本体10は、画像形成モードにおいて、画像形成ユニット21Y,21M,21C,21K,21Rが有する感光体を帯電させると共に原稿画像に合わせて感光体の表面を露光し、感光体に静電潜像を形成する。そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、レッドの各々に対応する感光体の静電潜像に対し現像部を用いてトナーを付着させ、各色のトナー画像を形成する。次に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、レッドの感光体に形成されたトナー画像を、回転駆動する中間転写ベルト22の表面に順次、1次転写する。
次に、2次転写部23(2次転写ローラ)により、中間転写ベルト22上に1次転写された各色のトナー画像を、給紙トレイ11から供給された用紙Sに2次転写する。中間転写ベルト22上の各色のトナー画像が用紙Sに2次転写されることにより、カラー画像が形成される。画像形成装置本体10は、カラーのトナー画像が形成された用紙Sを定着部24へ搬送する。
定着部24は、画像形成装置本体10から供給される、カラーのトナー画像が形成された用紙Sに定着処理を行う装置である。定着部24は、例えば、定着部材である定着上ローラー及び定着下ローラーで構成されている。定着上ローラー及び定着下ローラーは、互いに圧接した状態で配置されており、定着上ローラーと定着下ローラーとの圧接部として定着ニップ部が形成される。定着部24は、定着ニップ部に搬送された用紙Sを加圧及び加熱して、転写されたトナー画像を用紙Sに定着させる。定着部24により定着処理が行われた用紙Sは、検査ユニット30へ搬送される。
(検査ユニット)
検査ユニット30は、画像形成装置本体10から搬送された用紙Sに形成された画像を読み取るスキャン部30a(画像読取部の一例)を備える。スキャン部30aは、検査ユニット30内において用紙Sを搬送する搬送路の上方に設置されており、搬送された用紙Sの上面に形成された画像(出力画像)を読み取る。スキャン部30aは、用紙Sの出力画像から読み取って得たデータ(読み取り画像データ)を、シリアル通信等により専用線等を介してプリンターコントローラー3に出力する。
スキャン部30aとしては、発光部材と複数の光電変換素子が用紙幅方向(用紙搬送方向と直交する方向)に所定の間隔で配置したラインセンサ、もしくは光電変換素子をマトリクス状に配置したイメージセンサを使用できる。各光電変換素子は、光源から射出され用紙の表面で反射した光の強度に応じた信号を出力する。ラインセンサ及びイメージセンサとしては、CCD型のセンサやCMOS型(MOS型を含む)のセンサを利用できる。
なお、搬送路の下方に第2のスキャン部を配置し、搬送された用紙Sの下面に形成された画像(出力画像)を読み取る構成としてもよい。このように構成した場合、用紙Sの上面と下面の出力画像をワンパス(一度の機会)で検出できる。
画像形成システム4の構成は図4の例に限定されるものではなく、検査ユニット30の機能を画像形成装置本体10に包含してもよい。例えば画像形成装置本体10の定着部24の下流側にスキャン部30aを配置することができる。
[各装置の制御系]
図6は、カラーマネージメントシステム1を構成する各装置の制御系の例を示すブロック図である。
(クライアント端末)
クライアント端末2は、OS(Operating System)2a、文書作成部2b、プリンタードライバー2c、記録部2d、及びネットワークIF部2eを備える。
文書作成部2bは、ユーザーの指示等に基づいて文書(印刷データ)を作成するソフトウェア(アプリケーション)である。文書作成部2bは、図形描画ソフトウェア、ウェブブラウザ、メーラーなどのアプリケーションでもよい。
プリンタードライバー2cは、ユーザーインターフェース(UI)として印刷設定画面を提供したり、OS2aや文書作成部2bから指示された文書を画像形成装置本体10で解釈可能なデータに変換したりする。このプリンタードライバー2cは、印刷設定を文書作成部2bの印刷データに反映し、印刷を実行する画像形成装置本体10で識別できる言語(PDL:Page Description Language)に変換(描画データを生成)して出力する。画像形成装置本体10で識別できる言語としては、PCLやPostScriptなどがある。またプリンタードライバー2cは、自動又は手動により印刷データの色階調を補正する機能を有している。
記録部2dは、不揮発性の記録部であり、例えば後述する図8の不揮発性ストレージ47に対応する。
ネットワークIF部2eは、ネットワークNに接続して他の装置と通信を行う。例えばネットワークIF部2eは、ネットワークNを介してプリンターコントローラー3へ印刷ジョブを送信する。
(プリンターコントローラー)
プリンターコントローラー3は、RIP部3a、画像処理部3b、スキャナープロファイル管理部3c、記録部3d、ネットワークIF部3e、及びプリンターIF部3fを備える。
RIP部3aは、PDLの描画データを翻訳し、ラスター画像データに展開する処理を行う。ラスター画像は、色のついた点(ドット)の羅列として表現したデータであり、ビットマップ画像の一種である。
画像処理部3bは、受信したPDLの描画データの処理方法を解析したり、各種画像生成命令を解析したりする処理を行う。
スキャナープロファイル管理部3cは、スキャナープロファイル作成用のチャート画像の作成や、スキャナープロファイルの作成及び管理を行う。
記録部3dは、ラスター画像データ、プリンタープロファイル及びスキャナープロファイルを保存する不揮発性の記録部である。例えば記録部3dには、図7に示すようなスキャナープロファイルSP及びプリンタープロファイルPPが保存される。
スキャナープロファイルSPには、入力デバイス色空間と非デバイス依存色空間との対応関係が登録されている。例えば入力デバイス色空間として検査ユニット30(スキャン部30a)で検出される入力デバイス値(例えばRGB)が登録されるとともに、非デバイス依存色空間として色彩値(LやXYZ等)が登録される。色彩値は、分光データを用いて計算されるもので、測定には測色器と呼ばれる専用の測定デバイスが必要である。なお、スキャナープロファイルSPの格子点には、スキャナープロファイルSPを作成時に用いられた画像形成装置本体10のプロセスカラー(例えばCMYK)の出力デバイス値が保持されている。
プリンタープロファイルPPには、出力デバイス色空間と非デバイス依存色空間との対応関係が登録されている。例えば出力デバイス色空間として画像形成装置本体10のプロセスカラーの出力デバイス値(例えばCMYK)が登録されるとともに、非デバイス依存色空間として色彩値(LやXYZ等)が登録される。このプリンタープロファイルPPには、少なくとも画像形成装置本体10のプロセスカラー(例えばCMYK)の出力デバイス値が登録されていればよく、プロセスカラー以外の色(例えばR)の出力デバイス値を含んでいてもよい。
ネットワークIF部3eは、ネットワークNに接続して他の装置と通信を行う。例えばネットワークIF部3eは、ネットワークNを介して、クライアント端末2から印刷ジョブを受信したり、測色器5から測色結果を受信したりする。
プリンターIF部3fは、画像形成装置本体10と通信を行い、画像形成装置本体10へ機械状態の送信要求を出力したり、ラスター画像データを含む印刷ジョブを出力したりする。プリンターコントローラー3と画像形成装置本体10との間は例えば専用線で接続されており、プリンターコントローラー3と画像形成装置本体10との間でIEEE1394やパラレル通信などを利用して通信が行われる。
(画像形成装置本体)
画像形成装置本体10は、プリンターコントローラー3の指示に基づき印刷処理を行う画像形成装置であり、制御部10a、出力部10b、スキャン部15、操作表示パネル26、コントローラーIF部10e、及びスキャナーIF部10fを備える。
制御部10aは、操作表示パネル26から出力される操作信号に従い、画像形成装置本体10の各部を制御する。
出力部10bは、プリンターエンジンとも呼ばれ、制御部10aからの印刷指示に従い印刷処理(画像形成)を実行する。出力部10bは、図5に示した画像形成部20(画像形成ユニット21Y,21M,21C,21K,21R、中間転写ベルト22、2次転写部23、及び定着部24等)に対応する。
スキャン部15は、制御部10aからの画像読み取り指示に従い、プラテンガラス16上にセットされた読取対象物に対するスキャン動作を行う。
操作表示パネル26は、ユーザーの入力操作に応じた操作信号を生成して制御部10aに出力する。
コントローラーIF部10eは、プリンターコントローラー3と通信を行い、プリンターコントローラー3へ機械状態を返信したり、ラスター画像データを含む印刷ジョブを受信したりする。
スキャナーIF部10fは、検査ユニット30と通信を行い、検査ユニット30に画像読み取りコマンドを送信したり、検査ユニット30から読み取り画像を受信したりする。画像形成装置本体10とスキャナーIF部10fとの間は例えば専用線で接続されており、画像形成装置本体10とスキャナーIF部10fとの間でシリアル通信などによるデータ転送が行われる。
(検査ユニット)
検査ユニット30は、スキャン部30aと、プリンターIF部30bを備える。
スキャン部30a(入力デバイス値取得部の一例)は、画像形成装置本体10の制御部10aからの画像読み取り指示に従い、画像形成装置本体10から搬送された用紙Sに形成された画像を読み取るインラインセンサである。スキャン部30aは、検査ユニット30内において用紙Sの搬送路の上方に設置されており、搬送された用紙Sの上面に形成された画像(出力画像)を読み取る。
スキャン部30aとしては、発光部材と複数の光電変換素子を用紙幅方向(用紙搬送方向と直交する方向)の一部又は全域にわたって直線状に配列したラインセンサ、もしくは光電変換素子をマトリクス状に配置したイメージセンサが使用される。ラインセンサ及びイメージセンサとしては、CCD型のイメージセンサやCMOS型(MOS型を含む)のイメージセンサを利用できる。なお、検査ユニット30に不図示の反転部(反転搬送路)を設け、反転部により用紙Sの上面(1面目)と下面(2面目)を反転させて、用紙Sの2面目の画像を読み取るようにしてもよい。また、スキャン部30aを搬送路の上方に配置したが、搬送路の上下に配置して、用紙Sの上面と下面の出力画像をワンパス(一度の機会)で読み取るようにしてもよい。
プリンターIF部30bは、画像形成装置本体10と通信を行い、検査ユニット30から画像読み取りコマンドを受信したり、画像形成装置本体10に読み取り画像を送信したりする。
(測色器)
測色器5(色彩値取得部の一例)は、測色部5aと、ネットワークIF部5bを備える。
測色部5aは、測色器5にセットされた用紙に形成された画像(例えば画像形成領域外に形成されたカラーチャート)を測色し、得られた測色データを出力するセンサである。この測色データにより、用紙に形成された画像(出力画像)の色味をチェックできる。なお、測色器5の機能は検査ユニット30に包含されてもよい。例えば、検査ユニット30に設けられたスキャン部30aの用紙搬送方向の上流側又は下流側に、測色部5aを配置してもよい。
ネットワークIF部5bは、ネットワークNに接続して他の装置と通信を行う。例えばネットワークIF部5bは、ネットワークNを介してプリンターコントローラー3へ測色データを送信する。
[各装置のハードウェア構成例]
図8は、各装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
ここでは、上述したカラーマネージメントシステム1に示されたクライアント端末2、プリンターコントローラー3、画像形成装置本体10が備えるコンピューター40のハードウェア構成を説明する。なお、各装置の機能、使用目的に合わせてコンピューター40の各部は取捨選択される。
コンピューター40は、バス44にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit)41、ROM(Read Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)43を備える。さらに、コンピューター40は、表示部45、操作部46、不揮発性ストレージ47、通信インターフェース48を備える。
CPU41は、本実施形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(単にプログラムともいう)をROM42から読み出して実行する。CPU41がプログラムを実行することにより、図6の示す各装置の機能が実現される。なお、コンピューター40は、CPU41の代わりに、MPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を備えるようにしてもよい。
RAM43には、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。表示部45は、例えば、液晶ディスプレイモニタであり、コンピューター40で行われる処理の結果等を表示する。画像形成装置本体10の操作表示パネル26(表示部27)は、表示部45の一例である。また、クライアント端末2も表示部45を備える。操作部46には、例えば、キーボード、マウス又はタッチパネル等が用いられ、ユーザーが所定の操作入力、指示を行うことが可能である。画像形成装置本体10の操作表示パネル26(操作部28)は、操作部46の一例である。また、クライアント端末2も操作部46を備える。
不揮発性ストレージ47としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等が用いられる。この不揮発性ストレージ47には、OS(Operating System)や各種のパラメータの他に、コンピューター40を機能させるためのプログラムが記録されていてもよい。例えば不揮発性ストレージ47には、上述したようにスキャナープロファイルSP及びプリンタープロファイルPP(図7)等が記録されている。
通信インターフェース48には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、LAN等のネットワークNを介して各装置間で各種のデータを送受信することが可能である。通信インターフェース48は、クライアント端末2のネットワークIF部2e、プリンターコントローラー3のネットワークIF部3e及びプリンターIF部3f、画像形成装置本体10のコントローラーIF部10e及びスキャナーIF部10fにそれぞれ対応する。プリンターコントローラー3及び画像形成装置本体10は、通信目的に合わせて通信インターフェース48を2つ備えていてもよい。また通信インターフェース48は、検査ユニット30のプリンターIF部30b、測色器5のネットワークIF部5bに対応する。
[スキャナープロファイル管理部のチャート作成機能]
次に、プリンターコントローラー3のスキャナープロファイル管理部3cについて図9〜図12を参照して詳細に説明する。ここでは、画像形成装置本体10がCMYKのプロセスカラーに加え、5色目としてレッド(R)の色材を有しているとする。
図9は、スキャナープロファイル管理部3cの内部構成例(チャート作成機能)を示すブロック図である。図9に示すプリンターコントローラー3は、色判定部51、入力デバイス値推定部52、格子点選択部53、出力デバイス値取得部54、及びチャート作成部55を備える。
色判定部51は、ラスター画像Im(入力画像データ)の各画素の出力デバイス値に、プロセスカラー(CMYK)を除く色(R)の情報が少なくとも1つ含まれるか否かを判定し、判定結果を入力デバイス値推定部52へ出力する処理を行う。色判定部51は、ジョブ又はページ、もしくは指定した領域のラスター画像(画素)の色成分からCMYKのプロセスカラーを除く色が含まれるか否かを判定する。
入力デバイス値推定部52は、プリンタープロファイルPPとスキャナープロファイルSPを用いて、ラスター画像ImのCMYK以外の色を含む画素において該当CMYKの出力デバイス値に対応するRGBの入力デバイス値を推定する処理を行う。即ち、入力デバイス値推定部52は、色判定部51においてラスター画像Imの画素の出力デバイス値にCMYKを除く色(R)の情報が含まれると判定された場合に、対象画素におけるCMYKの出力デバイス値(CMYK1)に対応するRGBの入力デバイス値(RGB1)を推定する。
格子点選択部53は、スキャナープロファイルSPから、入力デバイス値推定部52により推定されたRGBの入力デバイス値(RGB1)を補間可能な複数の格子点を選択する処理を行う。
出力デバイス値取得部54は、格子点選択部53により選択されたスキャナープロファイルSPの格子点ごとに、該格子点に保持されているCMYKの出力デバイス値に対象画素のCMYKを除く色(R)の情報を加えて、カラーパッチ用出力デバイス値(CMYKR)を取得する処理を行う。
チャート作成部55は、出力デバイス値取得部54で取得した各格子点のカラーパッチ用出力デバイス値に基づくカラーパッチを含むチャート画像データを生成する処理を行う。画像形成装置本体10の出力部10b(画像形成部20)は、このチャート画像データを用紙Sに出力する。
[スキャナープロファイル管理部の処理例]
次に、プリンターコントローラー3のスキャナープロファイル管理部3cの処理例について図10〜図17を参照して詳細に説明する。
図10は、スキャナープロファイル管理部3cのチャート作成処理を示すフローチャートである。
図11は、ラスター画像の例を示す。
図12は、第1の実施形態に係る出力デバイス値の抽出例を示す。
図13は、第1の実施形態に係るプロファイル作成用出力デバイス値取得の流れを示す。
図14は、プリンタープロファイルを用いた色変換の説明図である。
図15は、図10のステップS1におけるラスター画像から抽出出力デバイス値を取得する処理を示すフローチャートである。
図16は、図10のステップS3における入力デバイス値推定処理を示すフローチャートである。
図17は、図10のステップS5におけるチャート作成用出力デバイス値の取得処理を示すフローチャートである。
図10に示すスキャナープロファイル管理部3cのチャート作成処理の前提として、CMYKのプロセスカラーとレッド(R)の色材を備えた画像形成装置本体10に対する印刷ジョブがプリンターコントローラー3に投入される。プリンターコントローラー3のRIP部3aは、印刷ジョブをRIP処理し、ラスター画像Im(図11参照)を生成する。
本実施形態では、ラスター画像Imは、プロセスカラー(CMYK)に、レッド(R)の色情報を含むものとする。図11の例では、ラスター画像Imは3個のオブジェクトObj1〜Obj3を有する。図12に示すようにオブジェクトObj1(三角)の画像領域のCMYKR値は(100,100,0,0,0)であり、R成分がない。またオブジェクトObj2(丸)の画像領域のCMYKR値は(0,20,20,0,80)であり、R成分を有する。またオブジェクトObj3(星)の画像領域のCMYKR値は(0,0,100,0,0)であり、R成分がない。さらにその他(白地部分)の画像領域のCMYKR値は(0,0,0,0,0)であり、R成分がない。
色判定部51は、ラスター画像Imから抽出出力デバイス値を取得する処理を実行する(S1)。抽出出力デバイス値とは、プロセスカラー(例えばCMYK)以外の色の情報を含む出力デバイス値である。このステップS1の処理について図15を参照して詳細に説明する。
(ラスター画像から抽出出力デバイス値を取得する処理)
図15に示すように、色判定部51は、ラスター画像Imに対して1画素ずつ未確認の画素が存在するか否かを判定し(S11)、未確認の画素が存在しない場合には(S11のNO)、一連の処理を終了してステップS2の処理に移る。一方、色判定部51は、未確認の画素が存在する場合には(S11のYES)、対象画素にCMYKを除く色が含まれるか否かを判定し(S12)、対象画素にCMYKを除く色が含まれる場合には(S12のYES)、対象画素の出力デバイス値(図12のObj2)を抽出出力デバイス値のリストに追加する(S13)。
次に、ステップS13の処理後、又はステップS12において対象画素にCMYKを除く色が含まれなかった場合には(S12のNO)、色判定部51は、次の画素へ移動する(S14)。そして、色判定部51は、未確認の画素がなくなるまでステップS11〜S14の処理を繰り返し、全ての画素を確認したら図10のステップS2の処理に移る。このように、色判定部51は、ラスター画像Imの各画素を走査し、レッド成分が0ではない画素(オブジェクトObj2に相当)の出力デバイス値(図13のCMYK1+R)を抽出する処理を行う。
図10のフローチャートの説明に戻る。ステップS1の処理後、色判定部51は、抽出出力デバイス値があるか否かを判定し(S2)、抽出出力デバイス値がない場合には(S2のNO)、一連の処理を終了する。一方、抽出出力デバイス値がある場合には(S2のYES)、入力デバイス値推定部52は、抽出出力デバイス値に対応する入力デバイス値を推定する(S3)。このステップS3の処理について図16を参照して詳細に説明する。
(入力デバイス値推定処理)
図13と図16に示すように、入力デバイス値推定部52は、抽出した出力デバイス値からプロセスカラー成分であるCMYK値(入力点60aのCMYK1)のみを抽出する(S21、図13の処理P1)。
次いで、入力デバイス値推定部52は、プリンタープロファイルPPを参照して、抽出したCMYK値(CMYK1)に対応する色彩値(入力点60bのL)を取得する(S22、図3の処理P2)。ここでは図14に示すように、プリンタープロファイルPPのCMYK色空間の処理対象である入力点60aの出力デバイス値(CMYK1)から距離の近い4つの格子点(図14左側の破線部)が選択される。そして、これに対応する色彩値(L1)の4つの格子点(図14右側の破線部)が決定される。図14では、一例として処理対象の出力デバイス値(CMYK1)及び色彩値(L1)の周囲の9つの格子点(四角)を記載している。図14では、説明の都合上、CMYK及びLの色空間を2次元(CM座標軸、a座標軸)で表現している。
次いで、入力デバイス値推定部52は、スキャナープロファイルSPを参照して、上記色彩値からスキャン部30aの入力デバイス値(入力点60cのRGB1)と4つの格子点61〜64を取得する(S23、図13の処理P3)。この図13のL色空間からRGB色空間の4つの格子点61〜64を決定する処理P3の考え方は、処理P2と同様である。また、この処理で用いるプリンタープロファイルPPは、少なくとも画像形成装置本体10のプロセスカラー(CMYK)に対応するプロファイル情報を有していればよい。
そして、入力デバイス値推定部52は、ステップS23の処理後、図10のステップS4の処理に移る。ここで予めK成分量ごとにスキャナープロファイルSPを用意しておき、ステップS23(図13の処理P3)において、CMYK値(CMYK1)のK成分量に応じたスキャナープロファイルSPを用いて、入力デバイス値(RGB1)を取得してもよい。このようにした場合には、K成分量に応じて、スキャナープロファイルSPを用いてCMYK値を色彩値に正確に変換することができる。
図10のフローチャートの説明に戻る。ステップS3の処理後、格子点選択部53は、スキャナープロファイルSPを参照し、RGB空間において推定された入力デバイス値(RGB1)に対する4つの格子点61〜64を選択する(S4、図13の処理P4)。なお、図13では、説明の都合上、RGBの色空間を2次元(RG座標軸)で表現している。
本実施形態の格子点選択部53は、推定された入力デバイス値を補間可能な格子点として、RGB空間において同一平面内ではない少なくとも4点の格子点を選択する。このように格子点を選択することにより、スキャナープロファイルを用いて任意の入力デバイス値について補間可能となる。さらに、推定された入力デバイス値を補間可能な格子点として、入力デバイス値に最も近い格子点の組み合わせを選択することが望ましい。これにより、任意の入力デバイス値についてより精度の良い補間が可能となる。
本実施形態では、予めスキャナープロファイルSPの各格子点には、スキャナープロファイルSPを作成時に用いたCMYK値が保持されている。出力デバイス値取得部54は、スキャナープロファイルSPを参照して、チャート作成用出力デバイス値を取得する(S5)。このステップS5の処理について図17を参照して詳細に説明する。
(チャート作成用出力デバイス値の取得処理)
図17に示すように、出力デバイス値取得部54は、スキャナープロファイルSPの選択した格子点61〜64に保持された出力デバイス値(CMYK)を取得する(S31)。
次いで、出力デバイス値取得部54は、取得した格子点61〜64の出力デバイス値(CMYK)に、ステップS1(図10)において抽出した出力デバイス値のCMYK成分を除く成分(R成分)を追加し、各格子点61〜64のカラーパッチ用出力デバイス値(CMYKR値)を算出する(S32、図13の処理P5)。出力デバイス値取得部54により算出された、対象画素の出力デバイス値(抽出出力デバイス値)に対応して選択された複数の格子点(本例では格子点61〜64)のカラーパッチ用出力デバイス値を、チャート作成用出力デバイス値と総称する。図13において破線で示した各格子点における矢印は、RGB空間において選択した各格子点61〜64のR成分による移動方向及び移動量を表す。出力デバイス値取得部54は、ステップS32の処理後、図10のステップS6の処理に移る。
図10のフローチャートの説明に戻る。ステップS5の処理後、出力デバイス値取得部54は、全ての抽出出力デバイス値に対してチャート作成用出力デバイス値の取得処理が完了したか否かを判定する(S6)。すべてのチャート作成用出力デバイス値の取得処理が完了していない場合には(S6のNO)、ステップS3へ戻り入力デバイス値推定部52による入力デバイス値の推定処理を行う。
次いで、全ての抽出出力デバイス値に対してチャート作成用出力デバイス値の取得処理が完了した場合には(S6のYES)、チャート作成部55は、チャート作成用出力デバイス値に基づいて、カラーパッチが配列されたチャート画像を作成する(S7)。このステップS7の処理後、チャート作成部55は、一連の処理を終了する。
なお、チャート作成部55は、ラスター画像ImにCMYKを除く色を含む画素が複数存在し、それにより複数の抽出出力デバイス値が存在する場合には、チャート画像生成時にカラーパッチ用出力デバイス値が重複するカラーパッチを削除する。例えば、ラスター画像Im内の異なる場所に存在する2つのオブジェクトの出力デバイス値が同一の場合には、共通で一組(4つ)のカラーパッチ(一つのチャート画像)を作成する。また、図12のオブジェクトObj2のCMYKR値(0,20,20,0,80)と近いCMYKR値(0,19,19,0,80)を持つオブジェクトが検出された場合には、同じ格子点が選択される可能性が高い。チャート作成部55は、同じ格子点が選択されたオブジェクト(抽出出力デバイス値)については、重複するカラーパッチを削除する。これにより、資材やハードウェア資源を削減できる。
図18は、チャート作成部55により作成されたチャート画像の一例である。
用紙Sに形成されたチャート画像70には、用紙搬送方向に沿ってカラーパッチ71〜74が配列されている。カラーパッチ71〜74はそれぞれ、図13の格子点61〜64のチャート作成用出力デバイス値(CMYKR値)に基づいて作成されたものである。
[スキャナープロファイル管理部のスキャナープロファイル作成機能]
次に、プリンターコントローラー3のスキャナープロファイル管理部3cのスキャナープロファイル作成機能について説明する。プリンターコントローラー3は、スキャナープロファイル管理部3cによるスキャナープロファイル作成処理を、印刷ジョブを停止して実行する。
図19は、スキャナープロファイル管理部3cの内部構成例(スキャナープロファイル作成機能)を示すブロック図である。図19に示すように、プリンターコントローラー3は、スキャナープロファイル作成機能として、入力デバイス値取得部81、色彩値取得部82、及びスキャナープロファイル作成部83を備える。
入力デバイス値取得部81は、検査ユニット30のスキャン部30a(図5)により、CMYKRのチャート画像が出力された用紙から読み取られた各カラーパッチの入力デバイス値(RGB)を取得する。
色彩値取得部82は、測色器5(図20参照)により、CMYKRのチャート画像が出力された出力物(用紙)から読み取られた各カラーパッチの色彩値データ(L)を取得する。
スキャナープロファイル作成部83は、入力デバイス値取得部81で取得した入力デバイス値(RGB値)と、色彩値取得部82で取得した色彩値データ(L)とを対応付けて新たな格子点を作成する。そして、その新たな格子点をスキャナープロファイルSPに追加する。このとき、スキャナープロファイル作成部83は、新たな格子点に入力デバイス値と色彩値データに加え、チャート画像の出力デバイス値(CMYKR値)を保持させる。
図21は、カラーマネージメントシステム1におけるスキャナープロファイル作成処理を示すフローチャートである。
まずプリンターコントローラー3は、クライアント端末2から出力された印刷ジョブを解釈し、CMYK成分に加えてR成分を含むラスター画像Imを含む印刷ジョブを画像形成装置本体10に送信する。画像形成装置本体10の制御部10aは、ラスター画像ImのCMYKのプロセスカラー以外の色(R)の情報を含む出力デバイス値に基づいて、カラーパッチ71〜74を含むチャート画像70を作成し、出力部10bにより用紙Sにチャート画像70を出力する。チャート画像70が形成された用紙Sは、画像形成装置本体10から検査ユニット30へ搬送される。検査ユニット30のスキャン部30aは、用紙Sに形成されたカラーパッチ71〜74(図18参照)の入力デバイス値(RGB)を読み取り(S41)、読み取り結果をプリンターコントローラー3へ送信する。
一方でユーザーは、カラーパッチ71〜74を含むチャート画像70が形成された用紙S(出力物)を測色器5にセットし、チャート画像70のカラーパッチ71〜74を測色する。測色器5は、カラーパッチ71〜74の色彩値データ(L)を取得し(S42)、色彩値データを、ネットワークNを介してプリンターコントローラー3へ送信する。
そして、スキャナープロファイル作成部83は、入力デバイス値取得部81により入力デバイス値(RGB値)を取得し、また色彩値取得部82により色彩値データ(L)を取得する。そして、スキャナープロファイル作成部83は、入力デバイス値(RGB値)と色彩値データ(L)に基づいて、スキャナープロファイルSPを作成する(S43)。即ち、入力デバイス値(RGB値)と色彩値データ(L)とを対応付けて、新たな格子点を作成し、スキャナープロファイルSPに登録する。スキャナープロファイル作成部83は、ステップS43の処理後、図21の一連の処理を終了する。
[第1の実施形態の効果]
上述した第1の実施形態によれば、読み取り対象の出力物の画像にプロセスカラー以外の色(元々スキャナープロファイルSPにない色)が含まれる場合に、当該画像の色(入力デバイス値)を色変換するのに必要な部分のスキャナープロファイルSPの格子点に対応するカラーパッチを作成することができる。プロセスカラー以外の色を色変換するのに必要な部分とは、入力点の周囲の格子点である。そして、そのカラーパッチの色情報をスキャン部30a及び測色器5で読み取り、それぞれの読み取り結果を用いて、必要な部分のみスキャナープロファイルSPの格子点を作成することが可能になる。
それゆえ、プロセスカラー(例えばCMYK)に加え特色(例えばR)を含む色空間に対応するスキャナープロファイルSPを作成する場合や特色成分の量毎にスキャナープロファイルを作成する場合と比較して、出力すべきチャート画像(カラーパッチ)の量もしくは枚数が少なくなり、資材の消費量を大幅に削減できる。
また、上述した第1の実施形態によれば、必要な部分のみスキャナープロファイルSPの格子点を作成することが可能になることにより、出力すべきチャート画像(カラーパッチ画像)の量もしくはページ数を低減できる。それにより、スキャナープロファイル作成にかかる手間や時間を大幅に減らすことができる。
<2.第2の実施形態>
第2の実施形態は、CMYK以外の色が含まれる出力デバイス値(オブジェクト)の数に対して用紙に配置できるカラーパッチ数に余りがある場合には、格子点選択部53で選択済みの格子点を除いて、格子点を追加する即ちカラーパッチを追加する例である。
図22は、第2の実施形態に係るカラーパッチ追加の例を示す。
図23は、追加したカラーパッチに対応する格子点の説明図である。
1枚又は複数の用紙にはカラーパッチの配置可能上限があり、図22では第1の実施形態で作成したチャート画像70の下に3個のカラーパッチを追加配置可能である。第1の実施形態で作成したチャート画像70に配置可能上限までカラーパッチが配置されていない場合には、第1の実施形態で選択した格子点61〜64(図13)とは別に追加のカラーパッチを選び、チャート画像に追加する。このとき、追加する格子点65〜67は、既に選択した格子点61〜64を除き、入力色空間で入力点60c(RGB1)に最も近い格子点65〜67(図23参照)を選択する。そして、選択した格子点65〜67から得られるCMYK成分にR成分を加えた出力デバイス値からカラーパッチ75〜77(図22参照)を作成し、カラーパッチ71〜77から構成されるチャート画像70Aを作成する。
[スキャナープロファイル管理部の処理例]
図24は、スキャナープロファイル管理部3cのチャート作成処理を示すフローチャートである。
図24において、スキャナープロファイル管理部3cの各部は、ステップS41〜S46の処理を行う。このステップS41〜S46の処理は、図10のステップS1〜S6の処理と同じであるので説明を割愛する。
次に、全ての抽出出力デバイス値に対してチャート作成用出力デバイス値の取得処理が完了した場合(S46のNO)、出力デバイス値取得部54は、追加カラーパッチの選択処理を行う(S47)。このステップS47の処理については後述する図25を参照して詳細に説明する。
次いで、チャート作成部55は、チャート作成用出力デバイス値に基づいて、カラーパッチが配列されたチャート画像を作成する(S48)。このステップS48の処理後、チャート作成部55は、一連の処理を終了する。
(追加カラーパッチの選択処理)
次に、追加カラーパッチの選択処理について図25〜図27を参照して説明する。
図25は、図24のステップS47における追加カラーパッチの選択処理を示すフローチャートである。図26は、ラスター画像の例を示す。図26の例では、ラスター画像Imは3個のオブジェクトObj4〜Obj6(星)を有し、各オブジェクトObj4〜Obj6の画像領域にはR成分が含まれているものとする。抽出出力デバイス値(オブジェクト)の数は、抽出出力デバイス値が同じ又は実質的に同じ(即ちチャート作成用出力デバイス値が同じ)場合には計上しない。ラスター画像Imでは、3個のオブジェクトObj4〜Obj6の出力デバイス値が異なるものとし、抽出出力デバイス値の数は「3」である。オブジェクトObj4〜Obj6には、1ページ内においてオブジェクトを一意に識別するための番号Nが付与され、オブジェクトObj4の番号Nは「1」、オブジェクトObj5の番号Nは「2」、オブジェクトObj6の番号Nは「3」である。
図25のフローチャートの前提として、図27に示すようなカラーパッチが2頁にわたる場合を想定する。1枚目の用紙S1には7個のカラーパッチ配置箇所が設定され、2枚目の用紙S2にも7個のカラーパッチ配置箇所が設定されている。ラスター画像Imのオブジェクト数即ち入力デバイス値の数は「3」であり、1つの入力デバイス値につき4個のチャート作成用出力デバイス値を抽出すると、カラーパッチ配置箇所の余りは2箇所となる。図27では、用紙S1のカラーパッチ4個分の領域A1にオブジェクトObj4に対応する4個のカラーパッチが割り当てられる。同様にして、用紙S1の領域A1下側のカラーパッチ3個分及び用紙S2の上側のカラーパッチ1個分の領域A2にオブジェクトObj5に対応する4個のカラーパッチが割り当てられる。さらに、用紙S2の領域A2下側のカラーパッチ4個分の領域A3にオブジェクトObj6に対応する4個のカラーパッチが割り当てられる。領域A3に下側に、2個のカラーパッチ配置可能箇所が余っている。
図26において、チャート作成部55は、追加カラーパッチの処理を開始すると、まずNを1(N=1)に設定する(S51)。
次いで、チャート作成部55は、用紙にカラーパッチの追加が可能であるか否かを判定する(S52)。例えば図22では、カラーパッチ配置可能箇所が3箇所あるので、カラーパッチの追加が可能であると判定される。そして、チャート作成部55は、カラーパッチの追加が可能であると判定した場合には(S52のYES)、ステップS53の処理に移り、カラーパッチの追加が不可能であると判定した場合には(S52のNO)、処理を終了する。
次いで、チャート作成部55によりカラーパッチの追加が可能であると判定された場合には(S52のYES)、入力デバイス値推定部52は、N個目の抽出出力デバイス値を選択する(S53)。ここでは、N=1であるから、1個目の抽出出力デバイス値として、図26のオブジェクトObj4の抽出出力デバイス値が選択される。オブジェクトObj4の抽出出力デバイス値は、領域A1aのカラーパッチの作成に利用される。
次いで、入力デバイス値推定部52は、選択した抽出出力デバイス値に対応する入力デバイス値を推定する(S54)。このステップS54では、入力デバイス値推定部52は、ステップS43において推定した該当抽出出力デバイス値に対応する入力デバイス値を使用できる。
次いで、格子点選択部53は、スキャナープロファイルSPを参照し、未選択の格子点から最も距離の近い格子点を選択する(S55)。例えば、図22の例では、未選択の格子点の中から入力点60cの入力デバイス値(RGB1)から最も距離の近い格子点として、格子点65を選択する。
次いで、出力デバイス値取得部54は、新たに選択した格子点についてチャート作成用出力デバイス値を取得する(S56)。このステップS56の処理は、図17に示すチャート作成用出力デバイス値の取得処理の手順と同様である。
次いで、チャート作成部55は、番号Nが抽出出力デバイス値の数(図26の例では、3個)よりも小さいか否かを判定する(S57)。番号Nが「1」の場合には(S57のYES)、番号Nは抽出出力デバイス値の数(図26の3個)よりも小さいので、チャート作成部55は、Nをインクリメント(ここではN=2に設定)する(S58)。
そして、チャート作成部55は、ステップS52に移り、まだ用紙にカラーパッチの追加が可能であるか否かを判定する。カラーパッチの追加が可能である場合には(S52のYES)、ステップS53〜S57の処理が繰り返される。この場合、領域A2aにカラーパッチを追加可能である。オブジェクトObj5の抽出出力デバイス値が、領域A2aのカラーパッチの作成に利用される。
そして、ステップS57において、チャート作成部55は、番号Nが抽出出力デバイス値の数(図26の例では、3個)よりも小さいか否かを判定する(S57)。番号Nが「2」の場合には(S57のYES)、番号Nは抽出出力デバイス値の数(図26の3個)よりも小さいので、チャート作成部55は、Nをインクリメントし(ここではN=3に設定)(S58)、ステップS52の判定処理に移る。
ステップS52において、チャート作成部55は、領域A1aと領域A2aに対するカラーパッチの割当てが完了すると、カラーパッチの追加が不可能と判断し(S52のNO)、処理を終了する。
ステップS57において、チャート作成部55は、番号Nが抽出出力デバイス値の数よりも小さいか否かを判定し(S57)、番号Nが抽出出力デバイス値の数よりも小さいと判定した場合には、番号Nを「1」(N=1)に設定し、ステップS52の処理に移る。
例えば抽出出力デバイス値の数が「3」であり、且つ、カラーパッチ追加可能数(余り)が「4」の場合を想定する。この場合、1番目から3番目(N=1〜3)までの3つの抽出出力デバイス値のカラーパッチを追加した後(S58に対応)、再度1番目(N=1)の抽出出力デバイス値のカラーパッチを追加する(S59に対応)。
上述した第2の実施形態によれば、カラーパッチ配置可能箇所に空きがあるか否かを判定し、カラーパッチ配置可能箇所に空きがあれば、カラーパッチを追加する。このとき、既に選択された格子点を除く、入力デバイス値(図23の入力点60c)に最も近い格子点を追加するため、入力デバイス値をより精度よく補間することが可能となる。また、空いているカラーパッチ配置可能箇所にカラーパッチを追加していくため、カラーパッチ配置領域(図22及び図27ではカラーパッチ7個分)を有効に活用することができる。
<3.その他>
なお、上述した第1及び第2の実施形態において、出力デバイス値取得部54は、格子点選択部53により選択された格子点の出力デバイス値の合計値が所定値以下であるか否かを判定する構成としてもよい。例えば、出力デバイス値のCMY成分がそれぞれ0〜255の階調値をとる場合に、所定値としてC値、M値及びY値の合計を100に設定する。そして、対象の格子点の出力デバイス値の合計値が所定値以下である場合には、選択済みの格子点を除いて、推定した入力デバイス値を補間可能であって当該入力デバイス値に最も近い格子点を追加し、追加した格子点のチャート作成用出力デバイス値を取得するようにする。これにより、スキャナープロファイル管理部3cは、R等の特色がプロセスカラー(例えばCMYK)に与える影響が大きな格子点のチャート作成用出力デバイス値のみを用いて、効率よくスキャナープロファイルSPを作成することができる。
また、上述した第1及び第2の実施形態において、スキャナープロファイル作成部83は、新たな格子点が追加されたスキャナープロファイルSPを使用後、スキャナープロファイル作成部83は、当該スキャナープロファイルSPから新たな格子点を消去する。このように、部分的に作成した格子点を破棄することで、必要とするメモリ領域が削減され、ハードウェア資源を節約できる。
また、上記とは反対に、スキャナープロファイル作成部83は、新たな格子点が追加されたスキャナープロファイルSPを使用後も、スキャナープロファイルSPに追加した格子点とその情報をそのまま保存してもよい。このように、部分的に作成した格子点を蓄積することで、作成済みの格子点分の資材が削減可能となる。また、部分的に作成した格子点を蓄積することで、色域全体に対するスキャナープロファイルSPを作ることも可能となる。
また、上述した第1及び第2の実施形態において、出力デバイス値のプロセスカラーとしてCMYKを例示し、入力デバイス値としてRGBを例示したが、この例に限られない。例えば画像形成装置本体10がCMYK以外の色に対応する画像形成ユニットを備えている場合には、出力デバイス値のプロセスカラーはCMYK以外の色も適用される。また、スキャン部30aのセンサ(画像読取部)が、RGB以外のカラーフィルタ(補色フィルタ)を備えるような場合には、入力デバイス値としてRGB以外の色も適用される。
さらに、本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
1…画像形成システム、 2…クライアント端末、 2c…プリンタードライバー、 3…プリンターコントローラー、 3a…RIP部、 3b…画像処理部、 3c…スキャナープロファイル管理部、 5…測色器、 5a…測色部、 10…画像形成装置、 10a…制御部、 10b…出力部、 26…操作表示パネル、 30…検査ユニット、 30a…スキャン部、 40…コンピューター、 41…CPU、 42…ROM、 43…RAM、 60a,60b,60c…入力点、 61〜67…格子点、 70…チャート画像、 71〜77…カラーパッチ、 Im…ラスター画像、 Obj1〜Obj6…オブジェクト

Claims (15)

  1. 少なくともCMYK色空間と非デバイス依存色空間との対応関係が登録されたプリンタープロファイルと、
    前記非デバイス依存色空間とRGB色空間との対応関係が登録された、格子点にCMYKの出力デバイス値を保持するスキャナープロファイルと、
    前記プリンタープロファイルと前記スキャナープロファイルを用いて、入力画像データのCMYK以外の色を含む画素において前記CMYKの出力デバイス値に対応するRGBの入力デバイス値を推定する入力デバイス値推定部と、
    前記スキャナープロファイルから、推定された前記入力デバイス値を補間可能な複数の格子点を選択する格子点選択部と、
    前記格子点選択部により選択された前記スキャナープロファイルの前記格子点ごとに、該格子点に保持されているCMYKの出力デバイス値に前記画素のCMYKを除く色の情報を加えて、カラーパッチ用出力デバイス値を取得する出力デバイス値取得部と、
    各格子点の前記カラーパッチ用出力デバイス値に基づくカラーパッチを含むチャート画像を生成するチャート作成部と、を備える
    情報処理装置。
  2. 前記入力画像データの画素の出力デバイス値にCMYKを除く色の情報が少なくとも1つ含まれるか否かを判定する色判定部、を更に備え、
    前記入力デバイス値推定部は、前記色判定部において前記入力画像データの前記画素の出力デバイス値にCMYKを除く色の情報が含まれると判定された場合に、前記画素においてCMYKの出力デバイス値に対応する前記RGBの入力デバイス値を推定する処理を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記入力デバイス値推定部は、前記スキャナープロファイルとしてK成分量に対応したスキャナープロファイルを使用する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記格子点選択部は、前記スキャナープロファイルから、推定された前記入力デバイス値を補間可能な格子点として、RGB空間において少なくとも4点の格子点を選択する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記格子点選択部は、前記スキャナープロファイルから、推定された前記入力デバイス値を補間可能な格子点として、前記入力デバイス値に最も近い格子点の組み合わせを選択する
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記入力画像データにCMYKを除く色を含む前記画素が複数存在し、それにより複数の前記出力デバイス値が存在する場合には、前記チャート作成部は、チャート画像生成時に前記カラーパッチのうち前記カラーパッチ用出力デバイス値が重複するカラーパッチを削除する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記出力デバイス値取得部は、前記格子点選択部により選択された前記格子点の出力デバイス値の合計値が所定値以下である場合には、選択済みの格子点を除いて、前記入力デバイス値を補間可能であって前記入力デバイス値に最も近い格子点を追加し、追加した前記格子点の前記カラーパッチ用出力デバイス値を取得する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記チャート作成部は、前記CMYK以外の色が含まれる前記出力デバイス値の数に対して用紙に配置できるカラーパッチ数に余りがあるか否かを判定し、前記用紙に配置できるカラーパッチ数に余りがある場合には、前記格子点選択部は、選択済みの格子点を除いて、前記入力デバイス値に最も近い格子点から格子点を追加し、追加した前記格子点の前記カラーパッチ用出力デバイス値を取得する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記色判定部は、ジョブ又はページ、もしくは指定した領域のラスター画像の色成分からCMYKのプロセスカラーを除く色が含まれるか否かを判定する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  10. 画像読取部により前記チャート画像が出力された用紙から読み取られた各カラーパッチの入力デバイス値を取得する入力デバイス値取得部と、
    測色器により前記チャート画像が出力された用紙から読み取られた各カラーパッチの色彩値を取得する色彩値取得部と、
    前記入力デバイス値取得部により取得された前記入力デバイス値と、前記色彩値取得部により取得された前記色彩値とを対応付けて新たな格子点を作成し、該新たな格子点を前記スキャナープロファイルに追加するプロファイル作成部と、を更に備える
    請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記プロファイル作成部は、前記新たな格子点に前記入力デバイス値と前記色彩値に加え、前記チャート画像の出力デバイス値を保持させる
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記プロファイル作成部において作成された前記スキャナープロファイルを使用後、前記プロファイル作成部は、前記スキャナープロファイルから前記新たな格子点を消去する
    請求項10に記載の情報処理装置。
  13. 前記プロファイル作成部において作成された前記スキャナープロファイルを使用後も、前記プロファイル作成部は、前記スキャナープロファイルに追加した前記新たな格子点を保存する
    請求項10に記載の情報処理装置。
  14. 少なくともCMYK色空間と非デバイス依存色空間との対応関係が登録されたプリンタープロファイルと、
    前記非デバイス依存色空間とRGB色空間との対応関係が登録された、格子点にCMYKの出力デバイス値を保持するスキャナープロファイルと、
    前記プリンタープロファイルと前記スキャナープロファイルを用いて、入力画像データのCMYK以外の色を含む画素において前記CMYKの出力デバイス値に対応するRGBの入力デバイス値を推定する入力デバイス値推定部と、
    前記スキャナープロファイルから、推定された前記入力デバイス値を補間可能な複数の格子点を選択する格子点選択部と、
    前記格子点選択部により選択された前記スキャナープロファイルの前記格子点ごとに、該格子点に保持されているCMYKの出力デバイス値に前記画素のCMYKを除く色の情報を加えて、カラーパッチ用出力デバイス値を取得する出力デバイス値取得部と、
    各格子点の前記カラーパッチ用出力デバイス値に基づくカラーパッチを含むチャート画像を生成するチャート作成部と、
    前記チャート作成部で生成された前記チャート画像を用紙に形成する画像形成部と、を備える
    画像形成装置。
  15. 少なくともCMYK色空間と非デバイス依存色空間との対応関係が登録されたプリンタープロファイルと、前記非デバイス依存色空間とRGB色空間との対応関係が登録された、格子点にCMYKの出力デバイス値を保持するスキャナープロファイルとを用いて、入力画像データのCMYK以外の色を含む画素においてCMYKの出力デバイス値に対応するRGBの入力デバイス値を推定する処理と、
    前記スキャナープロファイルから、推定された前記入力デバイス値を補間可能な複数の格子点を選択する処理と、
    選択された前記スキャナープロファイルの前記格子点ごとに、該格子点に保持されているCMYKの出力デバイス値に前記画素のCMYKを除く色の情報を加えて、カラーパッチ用出力デバイス値を取得する処理と、
    各格子点の前記カラーパッチ用出力デバイス値に基づくカラーパッチを含むチャート画像を生成する処理を、
    コンピューターに実行させるためのプログラム。
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