JP2016013585A - 板状ワークの搬出方法 - Google Patents

板状ワークの搬出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016013585A
JP2016013585A JP2014135788A JP2014135788A JP2016013585A JP 2016013585 A JP2016013585 A JP 2016013585A JP 2014135788 A JP2014135788 A JP 2014135788A JP 2014135788 A JP2014135788 A JP 2014135788A JP 2016013585 A JP2016013585 A JP 2016013585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
workpiece
chuck table
suction
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014135788A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6309371B2 (ja
Inventor
山端 一郎
Ichiro Yamahata
一郎 山端
孝世 浦山
Takayo Urayama
孝世 浦山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2014135788A priority Critical patent/JP6309371B2/ja
Priority to TW104116808A priority patent/TWI650203B/zh
Priority to CN201510337277.8A priority patent/CN105313008B/zh
Priority to KR1020150093286A priority patent/KR102185240B1/ko
Publication of JP2016013585A publication Critical patent/JP2016013585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6309371B2 publication Critical patent/JP6309371B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B41/00Component parts such as frames, beds, carriages, headstocks
    • B24B41/06Work supports, e.g. adjustable steadies
    • B24B41/068Table-like supports for panels, sheets or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B41/00Component parts such as frames, beds, carriages, headstocks
    • B24B41/005Feeding or manipulating devices specially adapted to grinding machines

Abstract

【課題】チャックテーブルから板状ワークを搬出するときに、板状ワークの下面に研削屑を付着させないようにする板状ワークの搬出方法を提供する。
【解決手段】吸引ライン6によってポーラス板2と吸引源7とを連通させ吸引エリア3で板状ワークWを吸引保持しつつ、洗浄水供給ライン9に洗浄水14を供給し吸引エリア3の外周部分から洗浄水14を噴出させて板状ワークWの外周部Wcのみを吸引エリア3から浮上させる外周浮上工程と、搬出手段20で板状ワークWを保持する板状ワーク保持工程と、チャックテーブル1から板状ワークW全体を離反させてチャックテーブル1から板状ワークWを搬出する搬出工程とを実施することにより、板状ワークWの外周部Wcが吸引エリア3に吸盤の如く貼り付いて板状ワークWが湾曲して割れるのを防ぎ、板状ワークWをチャックテーブル1から搬出する際に板状ワークWの下面Wbに研削屑が付着するのを防止する。
【選択図】図3

Description

本発明は、チャックテーブルに保持された板状ワークを搬出する方法に関する。
板状ワークに研削を施す研削砥石を有する研削装置においてチャックテーブルに保持された板状ワークを所望の厚みに研削した後、該チャックテーブルから板状ワークを搬出する際には、例えば、搬出手段の吸引パッドで板状ワークの上面を吸引保持するとともに、チャックテーブルから気体(例えばエアー)や液体(例えば洗浄水)を噴き出して板状ワークを浮上させた後、搬出手段が上昇することにより板状ワークをチャックテーブルから搬出している。
チャックテーブルからエアーだけを噴き出して板状ワークを浮上させる場合は、研削時に使用した研削水が板状ワークに付着している影響でチャックテーブルから噴き出したエアーが局所的に板状ワークを浮き上がらせてしまい、板状ワークが割れることがある。また、板状ワークの中央部分にエアーを噴きつけると、該中央部分だけが浮き上がるとともに板状ワークの外周部がチャックテーブルの保持面に吸盤の如く貼り付いて板状ワークが湾曲して割れることもある。
一方、チャックテーブルから洗浄水だけを噴き出して板状ワークを浮上させる場合は、板状ワークを浮上させるのに時間がかかる。また、板状ワークの保持面と板状ワークの下面との間に液体が介在することで、液体の表面張力が板状ワークの搬出時の妨げとなる。
そこで、チャックテーブルの保持面から板状ワークの中央部分に向けて、エアーと洗浄水とを混合させた混合流体を噴き出して板状ワークを浮上させることにより、洗浄水の表面張力を低下させるとともに、局所的に板状ワークが浮上するのを防止する技術が提案されている(例えば、下記の特許文献1を参照)。
特開2013−184269号公報
ここで、板状ワークの研削時には、板状ワークの外周部からチャックテーブルの内部(ポーラス板)に研削屑が侵入しており、搬出手段によってチャックテーブルから研削後の板状ワークを搬出する際に、上記したような混合流体をチャックテーブルから板状ワークの中央部分に噴き出すことにより、ポーラス板から研削屑が吹き出て板状ワークの下面に付着してしまうという問題がある。
また、チャックテーブルから板状ワークを搬出するときに、チャックテーブルから板状ワークの中央部分に混合流体を噴き出すことにより、局所的に板状ワークが浮上するおそれは低減されるものの、板状ワークが湾曲して割れることがあるため、改善が必要である。
本発明は、上記の事情にかんがみてなされたものであり、チャックテーブルから板状ワークを離反させて搬出するときに、板状ワークの割れ及び板状ワークの下面への研削屑の付着を防止することを目的としている。
本発明は、板状ワークを吸引保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルが吸引保持する板状ワークを研削加工する研削手段と、該研削手段によって研削された板状ワークを保持し該チャックテーブルから板状ワークを搬出する搬出手段と、を備える研削装置において、研削加工を施した板状ワークを該搬出手段によって該チャックテーブルから搬出する搬出方法であって、該チャックテーブルは、板状ワークを吸引保持する吸引エリアを有するポーラス板と、該吸引エリアを開放して該ポーラス板の側面と下面とを囲繞する枠体と、該枠体の底面の中央部分に形成され該ポーラス板と吸引源とを連通させる吸引ラインと、該枠体の底面の外周部分または該枠体の内側面に形成され該ポーラス板と洗浄水供給源とを連通させ該吸引エリアの外周部分から洗浄水を噴出させる洗浄水供給ラインと、を備え、該吸引ラインによって該ポーラス板と該吸引源とを連通させ該吸引エリアで板状ワークを吸引保持しつつ、該洗浄水供給ラインに洗浄水を供給し該吸引エリアの外周部分から洗浄水を噴出させて板状ワークの外周部のみを該吸引エリアから浮上させる外周浮上工程と、該搬出手段によって板状ワークを保持する板状ワーク保持工程と、該板状ワーク保持工程及び該外周浮上工程の後、該吸引エリアにおける板状ワークの吸引を遮断して該チャックテーブルから板状ワーク全体を離反させて該チャックテーブルから板状ワークを搬出する搬出工程と、を備える。
本発明にかかる板状ワークの搬出方法は、チャックテーブルの吸引エリアで板状ワークを吸引保持しつつ洗浄水供給ラインに洗浄水を供給して吸引エリアの外周部分から洗浄水を噴出させて板状ワークの外周部のみを吸引エリアから浮上させる外周浮上工程と、搬出手段によって板状ワークを保持する板状ワーク保持工程と、板状ワーク保持工程及び該外周浮上工程の後、吸引エリアにおける板状ワークの吸引を遮断してチャックテーブルから板状ワーク全体を離反させてチャックテーブルから板状ワークを搬出する搬出工程とを備え、板状ワーク全体を浮上させる前に、板状ワークの外周部のみを浮上させるため、板状ワークが湾曲して割れることがない。また、ポーラス板の内部に浸入した研削屑を洗浄水によって排出でき、板状ワークをチャックテーブルから搬出する際に板状ワークに研削屑が付着するのを防止できる。よって、板状ワークに付着した研削屑を除去する洗浄機構を別途設ける必要がなくなる。
板状ワークを保持するチャックテーブル,板状ワークを吸引保持して搬出する搬出手段及び該搬出手段を昇降させる昇降手段の構成を示す断面図である。 搬出方法の第1例の板状ワーク保持工程を示す断面図である。 搬出方法の第1例の外周浮上工程を示す断面図である。 搬出方法の第1例の板状ワーク浮上工程を示す断面図である。 搬出方法の第1例の搬出工程を示す断面図である。 板状ワークを保持するチャックテーブル,板状ワークの外周部をエッジクランプして搬出する搬出手段及び該搬出手段を昇降させる昇降手段の構成を示す断面図である。 搬出方法の第2例の外周浮上工程を示す断面図である。 搬出方法の第2例の板状ワーク保持工程を示す断面図である。 搬出方法の第2例の板状ワーク浮上工程を示す断面図である。 搬出方法の第2例の搬出工程を示す断面図である。
1 板状ワークの搬出方法の第1例
まず、被加工物である板状ワークに研削を施す研削装置の構成について説明する。研削装置は、図1に示すように、板状ワークを吸引保持するチャックテーブル1と、チャックテーブル1が吸引保持する板状ワークに研削を施す研削手段15と、研削手段15によって研削された板状ワークを吸引保持してチャックテーブル1から搬出する搬出手段20と、搬出手段20を鉛直方向(Z軸方向)に昇降させる昇降手段30とを少なくとも備えている。
チャックテーブル1は、円盤状に形成されるポーラス板2と、ポーラス板2の側面と下面とを囲繞する枠体4とを備えている。ポーラス板2は、その上面が板状ワークを吸引保持する吸引エリア3となっている。枠体4には、ポーラス板2の直径よりも若干大径の凹部5が形成されている。枠体4の凹部5にポーラス板2をその下面側から嵌め込こみ、吸引エリア3を露出させて開放するとともにポーラス板2の側面と下面とを囲繞してチャックテーブル1として使用することができる。
チャックテーブル1は、枠体4の凹部5の底面5aの中央部分に連通して形成された吸引ライン6と、枠体4の凹部5の内側面5bに連通して形成された洗浄水供給ライン9とを備えている。吸引ライン6は、吸引バルブ8を介して吸引源7に接続されている。吸引バルブ8を開くと、ポーラス板2と吸引源7とを連通させ、吸引ライン6を通じて吸引エリア3で板状ワークを吸引保持することができる。
洗浄水供給ライン9は、第1の供給バルブ11を介して洗浄水供給源10に接続されている。第1の供給バルブ11を開くと、ポーラス板2と洗浄水供給源10とを連通させ、洗浄水供給ライン9を通じて枠体4の凹部5の内側面5bからポーラス板2の側面に洗浄水を供給し、吸引エリア3の外周部分から洗浄水を噴出させることができる。図1の例における洗浄水供給ライン9は、凹部5の内側面5bに形成されているが、洗浄水供給ライン9は、凹部5の底面5aの外周部分に形成されていてもよい。
吸引ライン6と洗浄水供給ライン9との間には、第2の供給バルブ12が配設されている。吸引バルブ8を閉じるとともに第1の供給バルブ11及び第2の供給バルブ12を開くことにより、洗浄水供給ライン9,洗浄水供給ライン13及び吸引ライン6を通じてポーラス板2の吸引エリア3に所望の水圧で洗浄水を供給することができる。
研削手段15は、回転可能なスピンドル150と、スピンドル150の下端に装着されたマウント151と、マウント151に装着された研削ホイール152とから構成され、研削ホイール152の下面には円環状に固着された研削砥石153を備えている。研削手段5は、研削送り手段16によって、チャックテーブル1に対して接近する方向及び離反する方向に移動可能となっている。
搬出手段20は、アーム部21と、アーム部21の一端に連結部22を介して接続された搬送パッド23とを備えている。搬送パッド23は、板状ワークを吸引保持する吸引保持面24を有しており、吸引源25に接続されている。なお、搬送パッド23は、板状ワークよりも小径に形成されていることが望ましい。
昇降手段30は、Z軸方向にのびるボールネジ31と、ボールネジ31の一端に接続されたモータ32と、ボールネジ31と平行にのびるガイド33と、搬出手段20のアーム部21の他端に連結された昇降部34とを備えている。昇降部34にガイド33が摺接するとともに昇降部34の中央部に形成されたナットにボールネジ31が螺合しており、モータ32がボールネジ31を回動させることにより、昇降部34とともに搬出手段20をガイド33に沿ってZ軸方向に昇降させることができる。
次に、搬出手段20を用いてチャックテーブル1から板状ワークWを搬出する方法について説明する。板状ワークWは、円盤状の被加工物の一例であり、特に材質等が限定されるものではない。板状ワークWのうち研削される面が上面Waとなっており、この上面Waと反対側にある面がチャックテーブル1に吸引保持される下面Wbとなっている。研削手段15による研削加工後の板状ワークWは、下面Wbがチャックテーブル1に吸引保持された状態となっている。
板状ワーク保持工程
図2に示すように、昇降手段30がボールネジ31を回動させて昇降部34とともに搬出手段20を例えばZ1方向に下降させ、搬送パッド23の吸引保持面24を板状ワークWの上面Waに接触させる。その後、吸引源25によって吸引保持面24に吸引力を作用させて搬送パッド23の吸引保持面24で板状ワークWの上面Waを吸引保持する。このようにして、搬出手段20は、チャックテーブル1に吸引保持されている板状ワークWを吸引保持する。この時点では、吸引バルブ8が開いており、チャックテーブル2も板状ワークWを吸引保持している。
(2)外周浮上工程
上記のように、チャックテーブル2及び搬出手段20によって板状ワークが上下面から吸引された状態で、図3に示すように、チャックテーブル1の吸引エリア3から板状ワークWの外周部Wcのみを浮上させる。具体的には、吸引バルブ8を開いた状態のままにして板状ワークWの下面Wbの中央部分を吸引エリア3で吸引保持しつつ、第1の供給バルブ11を開いて洗浄水供給源10とポーラス板2とを洗浄水供給ライン9を介して連通させる。
これにより、洗浄水供給ライン9に沿ってポーラス板2の側面に洗浄水14が流入するとともに吸引エリア3の外周部分から洗浄水14が噴き出す。搬送パッド23が板状ワークWよりも小径に形成されているため、噴き出した洗浄水14が板状ワークWの外周部Wcを下方から押し上げて外周部Wcのみを吸引エリア3から浮上させる。このとき、ポーラス板2の内部に侵入している研削屑は、吸引源7からの吸引力によって洗浄水14とともにポーラス板2から排出され、板状ワークWの外周に付着している研削屑は、噴き出した洗浄水14によって外側に吐き出される。このような外周浮上工程は、上記した板状ワーク保持工程の前に実施してもよい。
(3)板状ワーク浮上工程
続いて、図4に示すように、チャックテーブル1の吸引エリア3から板状ワークWの全体を浮上させる。具体的には、第1の供給バルブ11を開いたまま、吸引バルブ8を閉じて吸引エリア3における板状ワークWの吸引を遮断する。これとともに第2の供給バルブ12を開いて、吸引エリア3に供給する洗浄水の供給量が例えば5L/min以上となるようにする。
ポーラス板2の側面に流入される洗浄水の供給量が例えば5L/min以上となると、ポーラス板2の吸引エリア3の外周部分から中央に向けて洗浄水14が流れていく。この洗浄水14によって板状ワークWを下方から押し上げ、板状ワークWの全体を吸引エリア3から浮上させる。なお、吸引エリア3への洗浄水の供給経路に昇圧手段を設けて洗浄水の供給圧力を高めるようにすると、吸引エリア3の全体に洗浄水を行き渡らせて確実に板状ワークWを浮上させることができる。その昇圧手段は、板状ワークWの研削中などのチャックテーブル1の回転時には作動しないように制御する。
(4)搬出工程
板状ワークWの全体が吸引エリア3から浮上した後、図5に示すように、モータ32がボールネジ31を回動させることにより昇降部34とともに搬出手段20をZ2方向に上昇させ、搬送パッド23が吸引保持している板状ワークWをチャックテーブル1から離反させて、板状ワークWを搬出する。そして、搬出した板状ワークWを所望の搬送先に搬送する。
このように、板状ワークの搬出方法の第1例では、チャックテーブル1で板状ワークWを吸引保持しつつポーラス板2の吸引エリア3の外周部分から洗浄水14を噴出させて板状ワークWの外周部Wcのみを浮上させ、その後、板状ワーク浮上工程を実施して吸引エリア3から板状ワークWの全体を浮上させていくため、板状ワークWの外周部Wcが吸引エリア3に吸盤の如く貼り付いて板状ワークWが湾曲して割れることはない。
また、吸引エリア3の外周部分から洗浄水14を噴き出して板状ワークWの外周部Wcを先に浮上させることから、ポーラス板2の内部に浸入した研削屑を洗浄水14によってあらかじめ排出でき、板状ワークWをチャックテーブル2から搬出する際に板状ワークWの下面Wbに研削屑が付着するのを防止できる。
2 板状ワークの搬出方法の第2例
板状ワークWをチャックテーブル1から搬出する手段として、図6に示すように、板状ワークWの外周部Wcをエッジクランプする搬出手段40を使用してもよい。搬出手段40は、アーム部41と、アーム部41の一端において連結部42を介して接続されたプレート43と、プレート43の外周側に配設されプレート43の径方向に移動可能な開閉機構44と、板状ワークWの外周部Wcをエッジクランプする外周保持部45とを備えている。外周保持部45は開閉機構44に接続されている。板状ワークWのサイズに応じて開閉機構44がプレート43の径方向に移動することにより、板状ワークWのサイズにあわせて板状ワークを外周側から保持することができる。なお、図6に示す研削装置は、搬出手段40以外の構成は図1と同様であるため、図1と同様に構成される部位には同一の符号を付し、その説明は省略することとする。
次に、搬出手段40を用いてチャックテーブル1から板状ワークWを搬出する方法について説明する。なお、板状ワークの搬出方法の第1例と同様、研削後の板状ワークWはチャックテーブル1に吸引保持されている。
(1)外周浮上工程
図7に示すように、チャックテーブル1の吸引エリア3から板状ワークWの外周部Wcのみを浮上させる。すなわち、板状ワークWの下面Wbの中央部分を吸引エリア3で吸引保持しつつ、第1の供給バルブ11を開いて洗浄水供給ライン9を介してポーラス板2の側面側からその内部に洗浄水14を流入させる。これにより、ポーラス板2の吸引エリア3の外周部分から洗浄水14が噴き出し板状ワークWの外周部Wcを下方から押し上げ、板状ワークWの外周部Wcのみを吸引エリア3から浮上させる。板状ワークの搬出方法の第2例では、板状ワークWの外周部Wcをエッジクランプしやすい状態にするため、後記の板状ワーク保持工程よりも前に外周浮上工程を実施する。
(2)板状ワーク保持工程
次に、図8に示すように、搬出手段40によって、チャックテーブル1に吸引保持されている板状ワークWの外周部Wcをエッジクランプする。具体的には、開閉機構44によって、あらかじめ板状ワークWの外周部Wcよりも外側に外周保持部45を位置させておき、モータ32がボールネジ31を回動させて昇降部34とともに搬出手段40をZ1方向に下降させ、板状ワークWの外周部Wcを囲繞するように外周保持部45を位置づける。
続いて開閉機構44によって外周保持部45を板状ワークWに向けて移動させ、吸引エリア3の外周部分から浮上した板状ワークWの外周部Wcをエッジクランプする。
(3)板状ワーク浮上工程
続いて、図9に示すように、チャックテーブル1の吸引エリア3から板状ワークWの全体を浮上させる。第1の供給バルブ11を開いたまま、吸引バルブ8を閉じて吸引エリア3における板状ワークWの吸引を遮断する。これとともに第2の供給バルブ12を開く。ポーラス板2の側面に流入される洗浄水の供給量が例えば5L/min以上となると、ポーラス板2の吸引エリア3の外周部分から中央に向けて洗浄水14が流れていく。この洗浄水14によって板状ワークWを下方から押し上げ、板状ワークWの全体を吸引エリア3から浮上させる。なお、吸引エリア3への洗浄水の供給経路に昇圧手段を設けて洗浄水の供給圧力を高めるようにすると、吸引エリア3の全体に洗浄水を行き渡らせて確実に板状ワークWを浮上させることができる。その昇圧手段は、板状ワークWの研削中などのチャックテーブル1の回転時には作動しないように制御する。
(4)搬出工程
板状ワークWの全体が吸引エリア3から浮上した後、図10に示すように、搬出手段40によってチャックテーブル1から板状ワークWを搬出する。モータ32がボールネジ31を回動させることにより昇降部34とともに搬出手段40をZ2方向に上昇させ、外周保持部45でエッジクランプしている板状ワークWをチャックテーブル1から離反させて搬出する。そして、搬出した板状ワークWを所望の搬送先に搬送する。
このように、板状ワークの搬出方法の第2例では、洗浄水14で板状ワークWの外周部Wcのみを浮上させ、搬出手段40の外周保持部45によって板状ワークWの外周部Wcをエッジクランプした後、板状ワーク浮上工程と搬出工程とを順次実施するため、板状ワークWが湾曲して割れることもない上に、板状ワークWをチャックテーブル1から搬出する際に板状ワークWの下面Wbに研削屑が付着することもない。
板状ワークの搬出方法の第1例及び板状ワークの搬出方法の第2例では、板状ワークWを浮上させるためにエアーを使用せず、洗浄水14を吸引エリア3の外周側から中央部に向けて進水させることから、板状ワークWの外周部Wcの割れが発生しくくなるとともに、チャックテーブル1の吸引エリア3上で板状ワークWが振動するのを防止することができる。
1:チャックテーブル 2:ポーラス板 3:吸引エリア
4:枠体 5:凹部 5a:底面 5b:内側面 6:吸引ライン 7:吸引源
8:吸引バルブ 9:洗浄水供給ライン 10:洗浄水供給源 11:第1の供給バルブ
12:第2の供給バルブ 13:洗浄水供給ライン 14:洗浄水
15:研削手段 150:スピンドル 151:マウント 152:研削ホイール
153:研削砥石 16:研削送り手段
20:搬出手段 21:アーム部 22:連結部 23:搬送パッド
24:吸引保持面 25:吸引源
30:昇降手段 31:ボールネジ 32:モータ 33:ガイド 34:昇降部
40:搬出手段 41:アーム部 42:連結部 43:プレート 44:開閉機構
45:外周保持部

Claims (1)

  1. 板状ワークを吸引保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルが吸引保持する板状ワークを研削加工する研削手段と、該研削手段によって研削された板状ワークを保持し該チャックテーブルから板状ワークを搬出する搬出手段と、を備える研削装置において、研削加工を施した板状ワークを該搬出手段によって該チャックテーブルから搬出する搬出方法であって、
    該チャックテーブルは、板状ワークを吸引保持する吸引エリアを有するポーラス板と、
    該吸引エリアを開放して該ポーラス板の側面と下面とを囲繞する枠体と、該枠体の底面の中央部分に形成され該ポーラス板と吸引源とを連通させる吸引ラインと、該枠体の底面の外周部分または該枠体の内側面に形成され該ポーラス板と洗浄水供給源とを連通させ該吸引エリアの外周部分から洗浄水を噴出させる洗浄水供給ラインと、を備え、
    該吸引ラインによって該ポーラス板と該吸引源とを連通させ該吸引エリアで板状ワークを吸引保持しつつ、該洗浄水供給ラインに洗浄水を供給し該吸引エリアの外周部分から洗浄水を噴出させて板状ワークの外周部のみを該吸引エリアから浮上させる外周浮上工程と、
    該搬出手段によって板状ワークを保持する板状ワーク保持工程と、
    該板状ワーク保持工程及び該外周浮上工程の後、該吸引エリアにおける板状ワークの吸引を遮断して該チャックテーブルから板状ワーク全体を離反させて該チャックテーブルから板状ワークを搬出する搬出工程と、を備える板状ワークの搬出方法。
JP2014135788A 2014-07-01 2014-07-01 板状ワークの搬出方法 Active JP6309371B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014135788A JP6309371B2 (ja) 2014-07-01 2014-07-01 板状ワークの搬出方法
TW104116808A TWI650203B (zh) 2014-07-01 2015-05-26 板狀工作件之搬出方法
CN201510337277.8A CN105313008B (zh) 2014-07-01 2015-06-17 板状工件的搬出方法
KR1020150093286A KR102185240B1 (ko) 2014-07-01 2015-06-30 판형 워크의 반출 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014135788A JP6309371B2 (ja) 2014-07-01 2014-07-01 板状ワークの搬出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016013585A true JP2016013585A (ja) 2016-01-28
JP6309371B2 JP6309371B2 (ja) 2018-04-11

Family

ID=55169675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014135788A Active JP6309371B2 (ja) 2014-07-01 2014-07-01 板状ワークの搬出方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6309371B2 (ja)
KR (1) KR102185240B1 (ja)
CN (1) CN105313008B (ja)
TW (1) TWI650203B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018111146A (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 東京エレクトロン株式会社 基板処理システムおよび基板処理方法
CN112548736A (zh) * 2020-12-03 2021-03-26 范彬彬 一种铝合金基板的处理机构

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6535066B2 (ja) 2017-11-09 2019-06-26 株式会社アマダホールディングス 製品取り出し装置,製品搬出装置,及び製品取り出し方法
CN111266958B (zh) * 2020-03-20 2021-12-07 谢辉 一种麻将桌圆形玻璃打磨装置
CN112548450A (zh) * 2020-12-01 2021-03-26 中国建筑材料科学研究总院有限公司 超薄片固定装置及方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62124844A (ja) * 1985-11-27 1987-06-06 Hitachi Ltd 研磨、研削用真空吸着装置
JPH05305560A (ja) * 1992-04-30 1993-11-19 Toshiba Corp 精密研削装置および精密研削方法
JP2001313326A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Disco Abrasive Syst Ltd 研削装置
JP2003234317A (ja) * 2002-02-07 2003-08-22 Okamoto Machine Tool Works Ltd ユニバ−サルチャック用ウエハ取付板
JP2003257909A (ja) * 2002-03-04 2003-09-12 Nippei Toyama Corp 半導体ウェーハの加工装置
JP2004319885A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Disco Abrasive Syst Ltd チャックテーブル及び半導体ウェーハの研削方法
JP2009056518A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Kyocera Corp 吸着装置およびそれを備えた加工システムならびに加工方法
JP2009166214A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Disco Abrasive Syst Ltd 研削装置
JP2012178447A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Kyocera Corp 吸着用部材
JP2014086485A (ja) * 2012-10-22 2014-05-12 Disco Abrasive Syst Ltd 搬送方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000195926A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Disco Abrasive Syst Ltd ウェ―ハ搬送装置
JP4480813B2 (ja) * 1999-07-28 2010-06-16 株式会社ディスコ 加工方法
JP2003023417A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 同期クロック発生回路、および同期クロック発生装置
KR101036605B1 (ko) * 2008-06-30 2011-05-24 세메스 주식회사 기판 지지 유닛 및 이를 이용한 매엽식 기판 연마 장치
CN103084969B (zh) * 2011-11-01 2015-09-09 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 一种化学机械研磨设备
JP5914062B2 (ja) 2012-03-09 2016-05-11 株式会社ディスコ 板状ワークの保持解除方法及び加工装置
CN203003672U (zh) * 2012-12-27 2013-06-19 苏州珈玛自动化科技有限公司 内置真空发生器的新型工装吸附治具

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62124844A (ja) * 1985-11-27 1987-06-06 Hitachi Ltd 研磨、研削用真空吸着装置
JPH05305560A (ja) * 1992-04-30 1993-11-19 Toshiba Corp 精密研削装置および精密研削方法
JP2001313326A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Disco Abrasive Syst Ltd 研削装置
JP2003234317A (ja) * 2002-02-07 2003-08-22 Okamoto Machine Tool Works Ltd ユニバ−サルチャック用ウエハ取付板
JP2003257909A (ja) * 2002-03-04 2003-09-12 Nippei Toyama Corp 半導体ウェーハの加工装置
JP2004319885A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Disco Abrasive Syst Ltd チャックテーブル及び半導体ウェーハの研削方法
JP2009056518A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Kyocera Corp 吸着装置およびそれを備えた加工システムならびに加工方法
JP2009166214A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Disco Abrasive Syst Ltd 研削装置
JP2012178447A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Kyocera Corp 吸着用部材
JP2014086485A (ja) * 2012-10-22 2014-05-12 Disco Abrasive Syst Ltd 搬送方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018111146A (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 東京エレクトロン株式会社 基板処理システムおよび基板処理方法
CN112548736A (zh) * 2020-12-03 2021-03-26 范彬彬 一种铝合金基板的处理机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP6309371B2 (ja) 2018-04-11
CN105313008B (zh) 2019-04-19
KR20160003570A (ko) 2016-01-11
TW201603948A (zh) 2016-02-01
CN105313008A (zh) 2016-02-10
TWI650203B (zh) 2019-02-11
KR102185240B1 (ko) 2020-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6309371B2 (ja) 板状ワークの搬出方法
CN107887313B (zh) 加工装置
JP2012191051A (ja) 半導体製造方法および半導体製造装置
KR102310075B1 (ko) 척테이블과 연삭 장치
JP6622140B2 (ja) チャックテーブル機構及び搬送方法
JP5144191B2 (ja) 研削装置のチャックテーブル機構
JP6341724B2 (ja) チャックテーブル、研削装置
JP2016157903A (ja) ウエーハの分割方法及びチャックテーブル
JP6162568B2 (ja) 研削装置及びウエーハの搬出方法
JP6829590B2 (ja) 研削装置
JP5989501B2 (ja) 搬送方法
JP5914062B2 (ja) 板状ワークの保持解除方法及び加工装置
JP2010177228A (ja) 研削装置
JP2013145776A (ja) 搬送方法
JP6083749B2 (ja) ワーク剥離装置および剥離方法
JP2018176323A (ja) 加工装置
JP2018117014A (ja) 搬出機構
JP2018186194A (ja) 基板の離脱方法および基板の離脱装置
JP2012006123A (ja) 洗浄方法
JP5930196B2 (ja) 研削装置
JP2001313326A (ja) 研削装置
JP2003062730A (ja) 研削装置のチャック手段
JP5007166B2 (ja) 研削装置のチャックテーブル機構
CN112276792A (zh) 晶片搬送机构和磨削装置
JP2016127195A (ja) ウエーハの研削方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6309371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250