JP2018176323A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反りを有するウエーハを保持テーブルに吸引保持させ加工できるようにする。【解決手段】加工装置1は、ワークセットWSを保持手段10に搬送する搬送手段40を備え、搬送手段40は、リングフレームFを保持するフレーム保持部44と、保持手段10が保持したワークセットWSのテープTのうちフレーム保持部44で保持したリングフレームFの内周とウエーハWの外周との間の環状部分Tcを押さえる押さえ部46とを備え、押さえ部46により環状部分Tcを押さえてテープTの下面と保持手段10の保持面11aとを密着させ、保持面11aでウエーハWを吸引保持するようにしたため、ウエーハWの外周部分Wcに反りがあっても、反りを矯正して保持面11aでウエーハWを確実に吸引保持できる。また、加工装置1によれば、ワークセットWSの形態で搬送・加工を行うことができ、テープマウントなどの工程を省略でき、時間短縮を図れる。【選択図】図4

Description

本発明は、ウエーハを加工する加工装置に関する。
ウエーハなどの被加工物は、搬送や加工の際にウエーハの剛性を高めるために、ワックスなどの接着材によってサブストレートに固定され、サブストレート側を例えば研削装置の保持テーブルで保持してから、ウエーハに研削・研磨を施すことがある。これにより、ウエーハを良好に加工することができる(例えば下記の特許文献1を参照)。ウエーハの加工後には、ウエーハからサブストレートを取り外して、例えば、リングフレームに貼着されたテープにウエーハを貼着してワークセットを形成し、かかるワークセットを切削装置の保持テーブルに搬送して、ウエーハを個々のチップに分割している(例えば下記の特許文献2を参照)。
特開2010−165802号公報 特開2015−170719号公報
しかし、上記のような工程においては、研削装置でサブストレート付きウエーハを研削した後に、ウエーハからのサブストレートの取り外しと、テープを介してリングフレームにウエーハを支持させるテープマウント(テープの貼り替え)とを行う必要があるため、工程数が多くなり時間がかかる。また、ウエーハが硬質の材質からなる場合は、ウエーハの外周部分に大きな反りが発生することがあり、ウエーハを保持テーブルの保持面で吸引保持することができないという問題もある。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、反りを有するウエーハを保持テーブルに吸引保持させ加工できるようにすることを目的としている。
本発明は、リングフレームに貼着したテープを介してウエーハを支持するワークセットを保持する保持手段と、該保持手段が保持した該ワークセットのウエーハを加工する加工手段と、該ワークセットを該保持手段に搬送する搬送手段と、該搬送手段を昇降させる昇降手段と、を備えた加工装置であって、該搬送手段は、該リングフレームを保持するフレーム保持部と、該保持手段が保持した該ワークセットの該テープのうち該フレーム保持部で保持した該リングフレームの内周とウエーハの外周との間の環状部分を押さえる押さえ部と、を備え、該押さえ部により該環状部分を押さえて該テープの下面と該保持手段の保持面とを密着させ該保持面で該テープを介してウエーハを吸引保持することができる。該ワークセットのウエーハの外周部分には、該テープから剥がれる方向に反りが形成されていてもよい。
本発明に係る加工装置は、リングフレームに貼着したテープを介してウエーハを支持するワークセットを保持する保持手段と、保持手段が保持したワークセットのウエーハを加工する加工手段と、ワークセットを保持手段に搬送する搬送手段と、搬送手段を昇降させる昇降手段とを備え、搬送手段は、リングフレームを保持するフレーム保持部と、保持手段が保持したワークセットのテープのうちフレーム保持部で保持したリングフレームの内周とウエーハの外周との間の環状部分を押さえる押さえ部とを備え、押さえ部により環状部分を押さえてテープの下面と保持手段の保持面とを密着させ、ウエーハを吸引保持するように構成したため、テープの下面と保持手段の保持面とのシール効果を高めることができ、ワークセットのウエーハの外周部分にテープから剥がれる方向に反りが形成されている場合であっても、反りを矯正して保持面でウエーハを確実に吸引保持することができる。また、本発明に係る加工装置によれば、ワークセットの形態で、搬送・加工を行うことができるため、例えば研削や研磨した後のサブストレート付きのウエーハを分割する際に、ウエーハからのサブストレートの取り外しやテープマウントなどの工程を行う必要がなくなり、時間を短縮することができる。
加工装置の一例の構成を示す斜視図である。 ワークセット、搬送手段及び保持手段の構成を示す断面図である。 搬送手段により保持手段にワークセットを載置する状態を示す断面図である。 搬送手段によってワークセットを搬送するとともに、保持手段でワークセットを保持する状態を示す断面図である。 保持手段から離反する方向に搬送手段を上昇させる状態を示す断面図である。
図1に示す加工装置1は、ワークセットWSのウエーハWに対して研磨加工を行う研磨装置の一例である。ワークセットWSは、中央に開口を有するリングフレームFに貼着したテープTを介してウエーハWを支持するユニットである。ワークセットWSは、テープTのうち、リングフレームFの内周とウエーハWの外周との間において露出した環状部分Tcを有している。
加工装置1は、Y軸方向に延在する装置ベース2を有している。装置ベース2のY軸方向前部には、ステージ3a,3bが隣接して配設されている。ステージ3aには加工前のワークセットWSを収容するカセット4aが配設され、ステージ3bには加工後のワークセットWSを収容するカセット4bが配設されている。カセット4a,4bの近傍には、カセット4aからワークセットWSの搬出を行うとともにカセット4bへのワークセットWSの搬入を行う搬出入手段5が配設されている。
搬出入手段5の可動範囲には、加工前のワークセットWSを仮置きするための仮置きテーブル6と、加工後のワークセットWSのウエーハWを洗浄する洗浄手段7とが配設されている。装置ベース2の上面中央には、中心を軸に自転可能なターンテーブル8が配設され、ターンテーブル8の上には、ワークセットWSを保持する保持手段10を備えている。仮置きテーブル6の近傍には、加工前のワークセットWSを仮置きテーブル6から保持手段10に搬送する搬送手段40と、搬送手段40をZ軸方向に昇降させる昇降手段43とを備えている。洗浄手段7の近傍には、加工後のワークセットWSを保持手段10から洗浄手段7に搬送する第2の搬送手段50を備えている。
装置ベース2のY軸方向後部には、Z軸方向に延在するコラム9が立設されている。コラム9の前方においては、保持手段10が保持したワークセットWSのウエーハWを研磨加工する加工手段20と、加工手段20を保持手段10に対して接近及び離反する加工送り方向(Z軸方向)に加工手段20を昇降させる加工送り手段30とを備えている。
加工手段20は、Z軸方向の軸心を有するスピンドル21と、スピンドル21の外周を囲繞するスピンドルハウジング22と、スピンドルハウジング22を保持するホルダ23と、スピンドル21の一端に取り付けられたモータ24と、スピンドル21の先端に固定された研磨ホイール25と、研磨ホイール25の下部に着脱可能に装着される研磨パッド26とを備えている。加工手段20は、モータ24による駆動によって研磨ホイール25とともに研磨パッド26を所定の回転速度で回転させることができる。
加工送り手段30は、Z軸方向に延在するボールネジ31と、ボールネジ31の一端に接続されたモータ32と、ボールネジ31と平行に延在する一対のガイドレール33と、一方の面がホルダ23に連結された昇降板34とを備えている。昇降板34の他方の面には一対のガイドレール33が摺接し、昇降板34の中央部に形成されたナットにはボールネジ31が螺合している。モータ32によって駆動されてボールネジ31が回動すると、一対のガイドレール33に沿って昇降板34をZ軸方向に昇降させて加工手段20をZ軸方向に昇降させることができる。
本実施形態に示す保持手段10は、ターンテーブル8の上に2つ配設されているが、この数に限られない。保持手段10の周囲は、加工中に使用される研磨液を受け止める凹状のケース19により覆われている。ケース19の底面には、研磨液を装置外部へ排水するための排水口190が形成されている。ターンテーブル8が回転することにより、保持手段10を公転させ、加工手段20によりワークセットWSのウエーハWに加工が施される位置と、搬送手段40及び第2の搬送手段50によるワークセットWSの搬入出が行われる位置とにそれぞれ保持手段10を移動させることができる。
図2に示すように、保持手段10は、テープTを介してウエーハWを吸引保持する保持面11aを有する保持部11と、保持部11を収容するための枠体12と、保持面11aの高さ位置よりもリングフレームFの上面を低くしてリングフレームFの下面を吸引保持するテーブルフレーム保持部13と、保持手段10を回転させる回転手段16とを備えている。保持部11は、例えばポーラスセラミックスにより形成されている。テーブルフレーム保持部13は、保持面11aよりも低い高さ位置に形成されている。枠体12の外周側面とテーブルフレーム保持部13の内周側面との間には凹部14が形成されている。保持手段10でワークセットWSを保持する際に、凹部14の直上にテープTの環状部分Tcが位置づけられる。
保持手段10の下端には、回転手段16が接続された回転軸15が連結されている。枠体12及び回転軸15の内部には、保持部11に連通する吸引路120と、テーブルフレーム保持部13に連通する吸引路121とが形成されている。吸引路120,121は、バルブ18を介して吸引源17に連通している。そして、バルブ18を開くことにより、吸引路120を介して吸引源17と保持部11とを連通させるとともに、吸引路121を介して吸引源17とテーブルフレーム保持部13とを連通させ、保持部11及びテーブルフレーム保持部13に吸引力を作用させることができる。
回転手段16は、モータ160に接続された駆動プーリ161と、回転軸15に取り付けられた従動プーリ162と、駆動プーリ161と従動プーリ162とに巻かれたベルト163とにより構成されている。駆動プーリ161の駆動によりベルト163が従動プーリ162を従動させることにより、回転軸15が回転し、保持手段10を回転させることができる。
搬送手段40は、円板状のプレート41と、プレート41を支持するアーム42と、リングフレームFを保持するフレーム保持部44と、テープTのうちフレーム保持部44で保持したリングフレームFの内周とウエーハWの外周との間の環状部分Tcを押さえる押さえ部46とを備えている。アーム42には、昇降手段43が接続されている。昇降手段43は、Z軸方向に延在する軸部材430と、軸部材430を昇降させる図示しない昇降機構と、軸部材430に接続された図示しないモータとにより少なくとも構成されている。昇降機構により軸部材430が上下方向(Z軸方向)に昇降すると、アーム42が上下方向に昇降し、プレート41を上下方向に昇降させることができる。また、軸部材430は、モータにより回転可能となっており、軸部材430が回転すると、アーム42が水平方向に旋回し、プレート41を水平方向に旋回させることができる。
押さえ部46は、テープTの環状部分Tcに外力を付与して下方に押さえるための部材である。本実施形態に示す押さえ部46は、面取り加工された先端面46aを有している。押さえ部46は、プレート41の下面においてフレーム保持部44の内側の位置に複数備え全体としてリング状となるように配置してもよいし、全体としてリング状の一連の部材で構成してもよい。なお、押さえ部46の材質、形状及び大きさは特に限定されない。
フレーム保持部44は、プレート41の外周側に例えば4つ配設されている。フレーム保持部44は、バルブ49aを介して吸引源47に接続されるとともに、バルブ49bを介してエア供給源48に接続されている。バルブ49bを閉じてバルブ49aを開くことにより、吸引源47とフレーム保持部44とを連通させ、フレーム保持部44に吸引力を作用させてリングフレームFを吸引保持することができる。
また、フレーム保持部44には、プレート41の内部に配設された伸縮自在のスプリング45が連結されている。スプリング45の圧縮によってフレーム保持部44と押さえ部46とを上下方向に相対的に移動させることができる。つまり、搬送手段40でワークセットWSを保持手段10に搬送するときに、バルブ49aを閉じてバルブ49bを開くことでエア供給源48とスプリング45とを連通させ、エアの圧力でスプリング45を圧縮させ押さえ部46を下方に押し下げることができる。これにより、押さえ部46の先端面46aでテープTの環状部分Tcを下方に押さえることができる。本実施形態に示す押さえ部46は、スプリング45の圧縮により下方に押し下げる構成としたが、押さえ部46に昇降機構を備えるようにしてもよい。
次に、加工装置1の動作例について説明する。ワークセットWSのウエーハWは、被加工物の一例であって、例えばサファイアやシリコンからなる円形板状の基板を有している。図2に示すように、ウエーハWの上面Waは、研磨パッド26によって研磨される被加工面となっている。一方、上面Waと反対側の下面Wbには、デバイスチップ等が形成されており、テープTが貼着されている。
また、本実施形態に示すウエーハWは、別の研削装置で上面Waが研削加工されて薄化されており、ウエーハWの外周部分WcにテープTから剥がれる方向(上方向)に湾曲して反りが発生している。この反りは、ウエーハWの上面Waに形成された研削痕に起因している。そのため、ワークセットWSの形態にして搬送を行えば反りを矯正しやすいが、ウエーハWがサファイアなどの硬質の材料によって構成されている場合は、図2に示すように、外周部分Wcの反りの力が大きくなり、テープTを介してリングフレームFでウエーハWを支持しても反りを完全に矯正することができず、ウエーハWの外周部分Wc側の下面Wbに貼着されたテープTの部分が外周部分Wcの反りに追従した状態となっている。
まず、図1に示した搬出入手段5によってカセット4aから加工前のワークセットWSを取り出して仮置きテーブル6に仮置きする。このとき、ターンテーブル8が回転し搬送手段40の可動範囲に保持手段10を位置づけておく。搬送手段40は、仮置きテーブル6に仮置きされたワークセットWSのリングフレームFをフレーム保持部44で吸引保持するとともに、昇降手段43によってアーム42とともにプレート41を上昇させるとともに水平方向に旋回させることにより、図2に示すように、保持手段10の上方にワークセットWSを移動させる。
次いで、図3に示すように、昇降手段43によってプレート41を保持部11の保持面11aに接近する方向に下降させ、ウエーハW側のテープTを保持面11aに載置するとともに、フレーム保持部44でリングフレームFをテーブルフレーム保持部13に向けて押し付ける。このようにしてワークセットWSを保持手段10に搬送すると、凹部14の直上にテープTの環状部分Tcが位置づけられるとともに、テープTの環状部分Tcの直上に押さえ部46が位置づけられる。このとき、外周部分Wc側のテープTの下面と保持部11の保持面11aとの間に隙間100が生じる。なお、保持部11の保持面11aは、その中心部分から外周側にかけて下方に傾斜した円錐面となっているが、実際には肉眼で認識することができない程度の僅かな傾斜である。
フレーム保持部44でリングフレームFをテーブルフレーム保持部13に押し付けた状態で、図4に示すように、バルブ49aを閉じるとともにバルブ49bを開けることにより、エア供給源48とスプリング45とを連通させる。エア供給源48のエアの圧力によってスプリング45が圧縮すると、押さえ部46が降下して、その先端面46aで環状部分Tcを凹部14に向けて下方に押さえてテープTの下面を保持部11の保持面11aの全面に密着させて図3に示した隙間100をシールすることができる。これにともない、ウエーハWの外周部分Wcが下方に引っ張られて反りが矯正される。この状態で、バルブ18を開くことにより、保持部11及びテーブルフレーム保持部13に吸引力を作用させ、保持部11の保持面11aでテープTを介してウエーハWを吸引保持するとともに、テーブルフレーム保持部13でリングフレームFを吸引保持する。
保持手段10でワークセットWSを保持したら、図5に示すように、昇降手段43によって搬送手段40を保持手段10から離反させる方向に上昇させる。続いて、図1に示したターンテーブル8が回転し、保持手段10を加工手段20の下方に移動させる。ワークセットWSを保持した保持手段10は、回転手段16により所定の回転速度で回転する。加工手段20は、モータ24が駆動し、スピンドル21が回転することにより研磨パッド26を所定の回転速度で回転させながら、加工送り手段30は、研磨パッド26をウエーハWに接近する方向に加工送りする。下降しながら回転する研磨パッド26の研磨面をウエーハWに接触させ、研磨パッド26とウエーハWとを相対的に摺動させる。このとき、ウエーハWの外周部分Wc側の保持面11aから吸引力がリークすることはなく、保持手段10でワークセットWSを保持した状態を安定して維持することができる。
ウエーハWの加工中は、図示しない研磨液供給源から研磨パッド26とウエーハWとの間に研磨液を供給する。使用済みの研磨液は、研磨パッド26の周囲に飛散したりケース19内に落下したりして排水口190から装置外部へ排水される。このようにして、ウエーハWが所望の仕上げ厚みに達したら、加工送り手段30によって加工手段20を上昇させ加工が終了する。
第2の搬送手段50によって保持手段10からワークセットWSが洗浄手段7に搬送される。洗浄手段7によるウエーハWの洗浄後、搬出入手段5により、洗浄手段7から洗浄済みのワークセットWSを取り出され、カセット4bに収容される。このようにして、加工装置1においてワークセットWSの加工が完了したら、ワークセットWSの形態のまま、例えば切削装置やレーザ加工装置に搬送される。ウエーハWがサファイアからなる場合は、ウエーハWは透明体であるため、ウエーハWの被加工面側から分割予定ラインを検出するアライメントを容易に行うことができ、ウエーハWを個々のデバイスチップに円滑に分割することができる。
このように、本発明に係る加工装置1は、リングフレームFに貼着したテープTを介してウエーハWを支持するワークセットWSを保持する保持手段10と、保持手段10が保持したワークセットWSのウエーハWを加工する加工手段20と、ワークセットWSを保持手段10に搬送する搬送手段40と、搬送手段40を昇降させる昇降手段43と、を備え、搬送手段40は、リングフレームFを保持するフレーム保持部44と、保持手段10が保持したワークセットWSのテープTのうちフレーム保持部44で保持したリングフレームFの内周とウエーハWの外周との間の環状部分Tcを押さえる押さえ部46とを備え、押さえ部46により環状部分Tcを押さえてテープTの下面と保持手段10の保持面11aとを密着させ、保持面11aでウエーハWを吸引保持するように構成したため、テープTの下面と保持面11aとのシール効果を高めることができ、たとえウエーハWの外周部分Wcに反りが生じていたとしても、反りを矯正して保持面11aでウエーハWを確実に吸引保持することができる。
また、本発明に係る加工装置1によれば、ワークセットWSの形態で、搬送・加工を行うことができるため、例えば研削や研磨した後のウエーハW(サブストレート付きのウエーハを含む)を分割する際に、テープマウントなどの工程を省略でき、時間短縮を図れる。なお、テープマウントを省略できる分、テープTの使用量も削減することが可能である。
上記実施形態に示した加工装置1は、研磨装置として説明したが、この構成に限定されず、上記搬送手段40を搭載可能な加工装置であればよく、例えば、研削装置、切削装置及びレーザ加工装置にも本発明を適用することができる。研削装置では、ウエーハWを一度研削して薄化した後、再研削を行う場合にも外周部分Wcに反りが生じやすいことから、再研削を行うことが想定される場合に特に有用である。
1:加工装置 2:装置ベース 3a,3b:ステージ 4a,4b:カセット
5:搬出入手段 6:仮置きテーブル 7:洗浄手段 8:ターンテーブル 9:コラム
10:保持手段 11:保持部 11a:保持面 12:枠体 120,121:吸引路13:テーブルフレーム保持部 14:凹部 15:回転軸
16:回転手段 160:モータ 161:駆動プーリ 162:従動プーリ
163:ベルト 17:吸引源 18:バルブ 19:ケース 190:排水口
20:加工手段 21:スピンドル 22:スピンドルハウジング 23:ホルダ
24:モータ 25:研磨ホイール 26:研磨パッド
30:加工送り手段 31:ボールネジ 32:モータ 33:ガイドレール
34:昇降板
40:搬送手段 41:プレート 42:アーム 43:昇降手段 430:軸部材
44:フレーム保持部 45:スプリング 46:押さえ部 47:吸引源
48:エア供給源 49a,49b:バルブ 50:第2の搬送手段
W:ウエーハ Wa:表面 Wb:裏面 Wc:外周部分 T:テープ Tc:環状部分
F:フレーム WS:ワークセット

Claims (2)

  1. リングフレームに貼着したテープを介してウエーハを支持するワークセットを保持する保持手段と、該保持手段が保持した該ワークセットのウエーハを加工する加工手段と、該ワークセットを該保持手段に搬送する搬送手段と、該搬送手段を昇降させる昇降手段と、を備えた加工装置であって、
    該搬送手段は、該リングフレームを保持するフレーム保持部と、
    該保持手段が保持した該ワークセットの該テープのうち該フレーム保持部で保持した該リングフレームの内周とウエーハの外周との間の環状部分を押さえる押さえ部と、を備え、
    該押さえ部により該環状部分を押さえて該テープの下面と該保持手段の保持面とを密着させ該保持面で該テープを介してウエーハを吸引保持する加工装置。
  2. 前記ワークセットのウエーハの外周部分には、前記テープから剥がれる方向に反りが形成されている請求項1記載の加工装置。
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