JP6685857B2 - 加工装置 - Google Patents

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本発明は、板状ワークを加工する加工装置に関する。
反りが発生した板状ワークを研削する研削装置においては、板状ワークを吸引保持する吸引パッドを有する搬送ユニットを用いて、板状ワークの中央を吸引パッドで吸引保持し加工テーブルに板状ワークを搬送している。板状ワークの反りは、例えば、封止樹脂によって基板上のデバイスチップを封止する際の熱の影響によって発生することがある。
反りを有する板状ワークを搬送する搬送ユニットとして、例えば、反った板状ワークを吸引保持して保持テーブルに搬送して保持テーブルに向けて板状ワークを押圧することにより、板状ワークの反りを解消することができるものがある(例えば、下記の特許文献1を参照)。
特開2014−150206号公報
上記のような搬送ユニットを用いて、例えば、仮置きテーブルにおいて反った状態で仮置きされた板状ワークを保持テーブルに搬送する場合、板状ワークの上面の中央に吸引パッドを接触させて吸引保持している。このとき、吸引パッドで板状ワークを下方に押し付けると、反りが解消された状態で吸引パッドにより吸引保持することができるが、吸引パッドを上昇させ、仮置きテーブルから板状ワークが持ち上げられると、板状ワークが再び反った状態に戻るため、このときの板状ワークの応力と吸引パッドに作用する吸引力とが反発して板状ワークが吸引パッドから落下してしまうという問題がある。
本発明は、上記の事情にかんがみてなされたものであり、反りを有する板状ワークを確実に搬送できるようにすることを目的としている。
本発明は、反りを有する板状ワークを仮置きする仮置きテーブルと、板状ワークを吸引保持する加工テーブルと、該仮置きテーブルに仮置きされた板状ワークを該加工テーブルに搬送する搬送ユニットと、該搬送ユニットにより搬送され該加工テーブルが保持した板状ワークを加工する加工具を装着した加工手段と、を備える加工装置であって、該搬送ユニットは、板状ワークを吸引保持する吸引保持手段と、該吸引保持手段を移動させる移動手段と、を備え、該吸引保持手段は、板状ワークの中央を吸引する吸引面を有する吸引パッドと、該吸引パッドに接続され該吸引パッドを該吸引面に対し直交方向に進退させる進退軸と、第1のシリンダと該進退軸が接続された第1のピストンとを有し該第1のシリンダ内で該第1のピストンを昇降させることにより該進退軸とともに該吸引パッドを昇降させる第1の昇降手段と、を備え、該移動手段は、該吸引保持手段を支持するアームと、第2のシリンダと該アームが接続された第2のピストンとを有し該第2のシリンダ内で該第2のピストンを昇降させることにより該アームを昇降させる第2の昇降手段と、該アームを該吸引パッドの該吸引面と平行な水平方向に移動させる水平移動手段と、を備え、該第1のシリンダ内を大気開放した状態で、該水平移動手段により該吸引保持手段を該仮置きテーブルの上方に移動させるとともに該第2の昇降手段により該吸引保持手段を降下させ、該仮置きテーブルにおいて反った状態で仮置きされた板状ワークの上面に該吸引パッドの該吸引面を接触させて板状ワークを吸引保持した後、該第2の昇降手段により該吸引保持手段を上昇させるとともに該水平移動手段により該加工テーブルの上方に該吸引保持手段を移動させ、該第2の昇降手段により該吸引保持手段を降下させるとともに該第1の昇降手段により該吸引パッドを降下させ該板状ワークの中央を該加工テーブルに接近する方向に押し付け板状ワークの反りを解消させて該加工テーブルで板状ワークを吸引保持し、該加工手段により板状ワークを加工することができる。
本発明にかかる加工装置は、反りを有する板状ワークを仮置きする仮置きテーブルと、板状ワークを吸引保持する加工テーブルと、仮置きテーブルに仮置きされた板状ワークを加工テーブルに搬送する搬送ユニットとを備え、搬送ユニットは、板状ワークを吸引保持する吸引保持手段と、吸引保持手段を移動させる移動手段とを備え、吸引保持手段は、板状ワークの中央を吸引する吸引面を有する吸引パッドと、吸引パッドに接続され吸引パッドを吸引面に対し直交方向に進退させる進退軸と、第1のシリンダと進退軸が接続された第1のピストンとを有し第1のシリンダ内で第1のピストンを昇降させることにより進退軸とともに吸引パッドを昇降させる第1の昇降手段と、移動手段は、吸引保持手段を支持するアームと、第2のシリンダとアームが接続された第2のピストンとを有し第2のシリンダ内で第2のピストンを昇降させることによりアームを昇降させる第2の昇降手段と、アームを吸引パッドの吸引面と平行な水平方向に移動させる水平移動手段とを備えたため、仮置きテーブルに仮置きされた板状ワークを吸引保持手段で吸引保持するときは、第1のシリンダ240内を大気開放した状態で、仮置きテーブルにおいて反った状態で仮置きされた板状ワークの上面に吸引パッドの吸引面を接触させて板状ワークを吸引保持することから、吸引パッドで板状ワークの上面を下方に向けて押し付けることはない。その後、第2の昇降手段により吸引保持手段を上昇させるとともに水平移動手段により加工テーブルの上方に吸引保持手段を移動させるときは、吸引パッドによって、反った板状ワークの吸引保持を維持しているため、吸引パッドから板状ワークが落下するのを防止することできる。これにより、反りを有する板状ワークを加工テーブルに確実に搬送することができる。
加工装置の一例の構成を示す斜視図である。 仮置きテーブルに仮置きされた板状ワークに吸引保持手段を接近させる状態を示す側面図である。 吸引保持手段で仮置きテーブルに仮置きされた板状ワークを吸引保持する状態を示す側面図である。 板状ワークを吸引保持した吸引保持手段を上昇させるとともに、加工テーブルの上方に移動させる状態を示す側面図である。 吸引パッドにより板状ワークを加工テーブルに向けて押し付けて反りを解消させる状態を示す側面図である。
図1に示す加工装置1は、板状ワークを研削加工する加工装置の一例であり、Y軸方向に延在する装置ベース2を備えている。装置ベース2のY軸方向前部には、ステージ4a,4bが隣接して配設されている。ステージ4aに研削前の板状ワークを収容するカセット5aが配設され、ステージ4bに研削後の板状ワークを収容するカセット5bが配設されている。カセット5a及びカセット5bの近傍には、カセット5aから研削前の板状ワークを搬出するとともにカセット5bに研削後の板状ワークを搬入する搬出入手段6が配設されている。搬出入手段6の可動範囲には、研削前の板状ワークを仮置きする載置面7aを有する仮置きテーブル7と、研削後の板状ワークを洗浄する洗浄手段8とを備えている。
装置ベース2の上面中央には、板状ワークを保持する保持面10aを有する加工テーブル10を備えている。加工テーブル10の周囲はカバー9により覆われており、加工テーブル10は、図示しない移動手段によりY軸方向に移動することができる。また、装置ベース2の上面には、板状ワークの厚みを測定する接触式の厚み測定手段11が配設されている。厚み測定手段11は、加工テーブル10の保持面10aの高さを測定する第1のリニアゲージ110と、加工テーブル10に保持される板状ワークの上面高さを測定する第2のリニアゲージ111とを備え、第1のリニアゲージ110と第2のリニアゲージ111とが測定した測定値の差を板状ワークの厚みとして測定することができる。
装置ベース2のY軸方向後部側には、Z軸方向に延在するコラム3が立設されている。コラム3の側方には、加工テーブル10が保持した板状ワークを研削加工する加工手段40と、加工テーブル10が保持する板状ワークに対して接近及び離間する方向(Z軸方向)に加工手段40を加工送りする加工送り手段50とを備えている。
加工手段40は、Z軸方向の軸心を有するスピンドル41と、スピンドル41を回転可能に支持するスピンドルハウジング42を保持するホルダ43と、スピンドル41の上端に接続されたモータ44と、スピンドル41の下端にマウント45を介して配設された研削ホイール46と、研削ホイール46の下部に環状に装着され板状ワークを加工する加工具となる研削砥石47とを備える。モータ44がスピンドル41を回転させることにより、研削ホイール46を所定の回転速度で回転させることができる。
加工送り手段50は、Z軸方向に延在するボールネジ51と、ボールネジ51の一端に接続されたモータ52と、ボールネジ51と平行に延在するガイドレール53と、一方の面が加工手段40を保持するホルダ43に連結された昇降板54とを備えている。昇降板54の他方の面には一対のガイドレール53が摺接し、昇降板54の中央部に形成されたナットにはボールネジ51が螺合している。そして、モータ52によってボールネジ51が回動することにより、一対のガイドレール53に沿って昇降板54をZ軸方向に昇降させて加工手段40をZ軸方向に昇降させることができる。
洗浄手段8の近傍には、研削後の板状ワークを加工テーブル10から洗浄手段8に搬送する搬送手段30を備えている。搬送手段30は、板状ワークを吸引保持する吸引パッド31と、吸引パッド31を支持するアーム32と、アーム32に接続され昇降及び回転可能な軸部33とを備えている。軸部33が昇降すると、アーム32が上下方向(Z軸方向)に昇降し、吸引パッド31を昇降させることができる。また、軸部33が回転すると、アーム32が水平方向に旋回し、吸引パッド31を水平方向に旋回させることができる。
仮置きテーブル7の近傍には、仮置きテーブル7に仮置きされた板状ワークを加工テーブル10に搬送する搬送ユニット20を備えている。搬送ユニット20は、板状ワークを吸引保持する吸引保持手段21と、吸引保持手段21を所定の位置に移動させる移動手段25とを備えている。
図2に示すように、吸引保持手段21は、板状ワークの中央を吸引する吸引面220を有する吸引パッド22と、吸引パッド22に一端が接続され吸引パッド22を吸引面220に対し直交方向に進退させる進退軸23と、進退軸23とともに吸引パッド22を昇降させる第1の昇降手段24とを備えている。吸引パッド22は、例えば多孔質部材により構成され、吸引パッド22の吸引面220は、例えば円形状に形成されている。吸引パッド22の吸引面220の面積は、例えば直径30mm程度であり、搬送しようとする板状ワークの直径よりも小さい面積を有していればよい。吸引パッド22の吸引面220には、吸引源200が接続されている。
第1の昇降手段24は、第1のシリンダ240と、進退軸23の他端が接続され第1のシリンダ240の内部において上下に移動する第1のピストン241とを有している。第1のシリンダ240には、第1のシリンダ240の内部にエアを流入させるための流入口242,243が形成されており、流入口242,243は、エア供給源202に連通している。流入口242,243とエア供給源202との間には、第1のシリンダ240内へのエア供給と第1のシリンダ240内の大気開放とを制御する第1のバルブ201が配設されている。第1のシリンダ240の上端側には、水平方向に延在するツバ部244が形成されている。
ここで、第1の昇降手段24によって吸引パッド22を上昇させるときは、第1のバルブ201のポートを切り替えてエア供給源202を流入口242に連通させ第1のシリンダ240内の下部にエアを供給して第1のピストン241とともに進退軸23を押し上げるとともに、流入口243から大気開放すればよい。一方、第1の昇降手段24によって吸引パッド22を降下させるときは、第1のバルブ201のポートを切り替えてエア供給源202を流入口243に連通させ第1のシリンダ240内の上部にエアを供給して第1のピストン241とともに進退軸23を押し下げるとともに、流入口242から大気開放すればよい。また、吸引パッド22を下方に押し下げないようにするためには、第1のバルブ201のポートを切り替えることにより、エア供給源202と流入口242,243とを遮断して、流入口242,243の双方から第1のシリンダ240内を大気開放した状態にすればよい。
移動手段25は、吸引保持手段21を水平に支持するアーム26と、アーム26の一端に接続されアーム26を昇降させる第2の昇降手段27と、アーム26に接続される第2の昇降手段27を吸引パッド22の吸引面220と平行な水平方向に移動させる水平移動手段29とを備えている。アーム26の一端側には、第2の昇降手段27を介して軸部28が接続されている。アーム26の他端側には、第1のシリンダ240を取り付けるための開口260が形成されている。第1のシリンダ240をアーム26の先端側に取り付けるためには、第1のシリンダ240を開口260に挿入し、ツバ部244をアーム26の上面26aに当接させボルト等によって固定すればよい。
第2の昇降手段27は、第2のシリンダ270と、アーム26が接続され第2のシリンダ270の内部において上下に移動する第2のピストン271とを有している。第2のシリンダ270には、第2のシリンダ270の内部にエアを流入するための流入口272,273が形成され、流入口272,273は、エア供給源204に連通している。流入口272,273とエア供給源204との間には、第2のシリンダ270内へのエア供給と第2のシリンダ270内の大気開放とを制御する第2のバルブ203が配設されている。
ここで、第2の昇降手段27によってアーム26を上昇させるときは、第2のバルブ203のポートを切り替えてエア供給源204を流入口272に連通させ第2のシリンダ270内の下部にエアを供給して第2のピストン271を押し上げるとともに、流入口273から大気開放すればよい。一方、第2の昇降手段27によってアーム26を降下させるときは、第2のバルブ203のポートを切り替えてエア供給源204を流入口273に連通させ第2のシリンダ270内の上部にエアを供給して第2のピストン271を押し下げるとともに、流入口272から大気開放すればよい。
水平移動手段29は、軸部28とともにアーム26を水平方向に旋回させる回転軸290と、回転軸290に接続されたモータ291とを備えている。モータ291によって回転軸290が回転すると、アーム26が水平方向に旋回し、吸引保持手段21を水平方向に旋回させることができる。
次に、図1に示す加工装置1を用いて、図2に示す板状ワークWの搬送動作及び加工動作について説明する。板状ワークWは、被加工物の一例であって、円形板状の基板を有しており、かかる基板の一方の面に複数のデバイスチップが配設され、封止樹脂などによりデバイスチップが樹脂モールドされたものである。図示の例における板状ワークWは、デバイスチップを封止樹脂で封止する際に生じる熱の影響等により反った状態となっている。
まず、搬出入手段6は、カセット5aから研削前の板状ワークWを1枚取り出し、仮置きテーブル7に搬送する。図2に示すように、仮置きテーブル7の載置面7aに板状ワークWを仮置きした後、搬送ユニット20は、仮置きテーブル7から加工テーブル10に板状ワークWを搬送する。具体的には、第1のバルブ201のポートを切り替えて、エア供給源202と流入口242,243とを遮断して、流入口242,243の双方から第1のシリンダ240内を大気開放した状態で、水平移動手段29によって吸引保持手段21を仮置きテーブル7の上方側に移動させる。
図3に示すように、第2の昇降手段27によって、アーム26を降下させることにより、吸引パッド22の吸引面220を仮置きテーブル7において反った状態で仮置きされた板状ワークWの上面Waに接触させる。このとき、流入口242,243の双方から第1のシリンダ240内を大気開放した状態を維持しているため、吸引パッド22は自由に上下動可能な状態となっており、吸引パッド22の吸引面220で板状ワークWの上面Waを下方に向けて押し付けることはない。そのため、吸引パッド22が板状ワークWの上面Waに接触したときの反動により、第1のピストン241が僅かに上方に押し上げられるが、吸引源200の吸引力を吸引パッド22の吸引面220に作用させることにより、反った状態の板状ワークWを吸引パッド22で吸引保持することができる。なお、吸引パッド22と吸引源200との間に例えば圧力計を設けておき、板状ワークWの吸引状態を示す負圧値を圧力計が計測したときに、吸引パッド22で板状ワークWを吸引保持したと判断してもよい。
次いで、図4に示すように、第2の昇降手段27によって、吸引保持手段21を上昇させるとともに、水平移動手段29のモータ291によって回転軸290が例えば矢印A方向に回転することにより、アーム26を水平方向に旋回させ、加工テーブル10の上方側に吸引保持手段21を移動させる。このとき、第1のバルブ201のポートを切り替えて流入口243から大気開放しつつ、エア供給源202を流入口242に連通させ第1のシリンダ240内の下部にエアを供給して第1のピストン241とともに進退軸23を押し上げるとよい。このようにして、吸引パッド22によって、板状ワークWの反りを維持したまま吸引保持することができる。
図5に示すように、第2の昇降手段27により、第2のバルブ203のポートを切り替えて、流入口272から大気開放しつつ、エア供給源204によって流入口273を通じて第2のシリンダ270内の上部にエアを供給し第2のピストン271を降下させ、さらに、第1の昇降手段24により吸引パッド22を降下させる。すなわち、第1のバルブ201のポートを切り替えて、流入口242から大気開放しつつ、エア供給源202によって流入口243を通じて第1のシリンダ240内の上部にエアを供給し第1のピストン241を降下させる。降下する吸引パッド22により、板状ワークWの上面Waの中央を加工テーブル10に接近する方向に押し付けることにより、板状ワークWの反りが解消される。そして、加工テーブル10の保持面10aに図示しない吸引源の吸引力を作用させて板状ワークWを吸引保持する。
加工テーブル10で板状ワークWを吸引保持したら、加工テーブル10を回転させつつ、図1に示した加工手段40の下方に移動させる。加工手段40は、研削ホイール46を回転させながら、加工送り手段50によって研削ホイール46を加工テーブル10に保持された板状ワークWに接近する方向に下降させる。回転しながら下降する研削砥石47が、加工テーブル10に吸引保持された板状ワークWを押圧しながら所定の厚みに達するまで研削する。板状ワークWの研削中は、厚み測定手段11によって、常に板状ワークWの厚みを測定して、所定の厚みに達した時点で研削を終了する。研削終了後、搬送手段30が研削済みの板状ワークWを加工テーブル10から洗浄手段8に搬送する。そして、洗浄手段8で板状ワークWを洗浄した後、搬出入手段6によってカセット5bに板状ワークWを収容する。
このように、本発明にかかる加工装置1は、仮置きテーブル7に仮置きされた板状ワークWを加工テーブル10に搬送する搬送ユニット20を備え、搬送ユニット20は、板状ワークWを吸引保持する吸引保持手段21と、吸引保持手段21を移動させる移動手段25とを備え、吸引保持手段21は、板状ワークWの中央を吸引する吸引面220を有する吸引パッド22と、吸引パッド22に接続され吸引パッド22を吸引面220に対し直交方向に進退する進退軸23と、進退軸23とともに吸引パッド22を昇降させる第1の昇降手段24とを備え、移動手段25は、吸引保持手段21を支持するアーム26と、アーム26を昇降させる第2の昇降手段27と、アーム26を吸引パッド22の吸引面220と平行な水平方向に移動させる水平移動手段29とを備えたため、仮置きテーブル7に仮置きされた板状ワークWを吸引保持手段21で吸引保持するときは、流入口242,243の双方から第1のシリンダ240内を大気開放した状態で、仮置きテーブル7において反った状態で仮置きされた板状ワークWの上面Waに吸引パッド22の吸引面220を接触させて板状ワークWを吸引保持することから、吸引パッド22で板状ワークWの上面Waを下方に向けて押し付けることはない。その後、第2の昇降手段27により吸引保持手段21を上昇させるとともに水平移動手段29により加工テーブル10の上方に吸引保持手段21を移動させるときは、吸引パッド22によって、反った状態で板状ワークWの吸引保持を維持しているため、吸引パッド22から板状ワークWが落下するのを防止することできる。これにより、反りを有する板状ワークWを加工テーブル10に確実に搬送することが可能となる。
1:加工装置 2:装置ベース 3:コラム 4a,4b:ステージ
5a,5b:カセット 6:搬出入手段 7:仮置きテーブル 7a:載置面
8:洗浄手段 9:カバー 10:加工テーブル 10a:保持面
11:厚み測定手段 110:第1のリニアゲージ 111:第2のリニアゲージ
20:搬送ユニット 200:吸引源 201:第1のバルブ 202:エア供給源
203:第2のバルブ 204:エア供給源
21:吸引保持手段 22:吸引パッド 220:吸引面 23:進退軸
24:第1の昇降手段 240:第1のシリンダ 241:第1のピストン
242,243:流入口 244:ツバ部 25:移動手段
26:アーム 260:開口
27:第2の昇降手段 270:第2のシリンダ 271:第2のピストン
272,273:流入口 28:軸部
29:水平移動手段 290:旋回軸 291:モータ
30:搬送手段 31:吸引パッド 32:アーム 33:軸部
40:加工手段 41:スピンドル 42:モータ 43:ホルダ
44:スピンドルハウジング 45:マウント 46:研削ホイール 47:研削砥石
50:加工送り手段 51:ボールネジ 52:モータ 53:ガイドレール
54:昇降板

Claims (1)

  1. 反りを有する板状ワークを仮置きする仮置きテーブルと、板状ワークを吸引保持する加工テーブルと、該仮置きテーブルに仮置きされた板状ワークを該加工テーブルに搬送する搬送ユニットと、該搬送ユニットにより搬送され該加工テーブルが保持した板状ワークを加工する加工具を装着した加工手段と、を備える加工装置であって、
    該搬送ユニットは、板状ワークを吸引保持する吸引保持手段と、
    該吸引保持手段を移動させる移動手段と、を備え、
    該吸引保持手段は、板状ワークの中央を吸引する吸引面を有する吸引パッドと、
    該吸引パッドに接続され該吸引パッドを該吸引面に対し直交方向に進退させる進退軸と、
    第1のシリンダと該進退軸が接続された第1のピストンとを有し該第1のシリンダ内で該第1のピストンを昇降させることにより該進退軸とともに該吸引パッドを昇降させる第1の昇降手段と、を備え、
    該移動手段は、該吸引保持手段を支持するアームと、
    第2のシリンダと該アームが接続された第2のピストンとを有し該第2のシリンダ内で該第2のピストンを昇降させることにより該アームを昇降させる第2の昇降手段と、
    該アームを該吸引パッドの該吸引面と平行な水平方向に移動させる水平移動手段と、を備え、
    該第1のシリンダ内を大気開放した状態で、該水平移動手段により該吸引保持手段を該仮置きテーブルの上方に移動させるとともに該第2の昇降手段により該吸引保持手段を降下させ、該仮置きテーブルにおいて反った状態で仮置きされた板状ワークの上面に該吸引パッドの該吸引面を接触させて板状ワークを吸引保持した後、該第2の昇降手段により該吸引保持手段を上昇させるとともに該水平移動手段により該加工テーブルの上方に該吸引保持手段を移動させ、該第2の昇降手段により該吸引保持手段を降下させるとともに該第1の昇降手段により該吸引パッドを降下させ該板状ワークの中央を該加工テーブルに接近する方向に押し付け板状ワークの反りを解消させて該加工テーブルで板状ワークを吸引保持し、該加工手段により板状ワークを加工する加工装置。
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