JP2018111146A - 基板処理システムおよび基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】研削屑を効率よく除去すること。【解決手段】実施形態に係る基板処理システムは、研削装置と、搬送装置と、制御部とを備える。研削装置は、基板を研削する。搬送装置は、研削装置に対して基板の搬入出を行う。制御部は、研削装置および搬送装置を制御する。研削装置は、多孔質体で形成された吸着面および吸着面を介して外部と連通する吸引空間を有するチャックテーブルと、吸引空間を吸気する吸気部と、吸引空間に洗浄水を供給する洗浄水供給部とを備える。搬送装置は、基板を非接触状態で保持する非接触保持部を備える。制御部は、非接触保持部に保持された基板と吸着面との間に隙間を形成した状態で、洗浄水供給部から吸引空間に洗浄水を供給して、吸着面から洗浄水を噴出させることにより、吸着面および基板を洗浄する。【選択図】図10

Description

開示の実施形態は、基板処理システムおよび基板処理方法に関する。
従来、シリコンウェハ等の基板を研削する研削装置を備えた基板処理システムが知られている(特許文献1参照)。
研削装置は、基板を吸着保持するチャックテーブルと、基板との対向面に研削砥石が設けられたスピンドルとを備える。研削装置は、チャックテーブルに吸着保持された基板の研削面に研削砥石を当てた状態で、チャックとスピンドルとをそれぞれ回転させることによって基板の上面を研削する。
この種の研削装置を備える基板処理システムでは、チャックテーブルや基板に付着した研削屑を除去する除去処理が行われる場合がある。
特開2015−19053号公報
しかしながら、従来技術には、研削屑を効率よく除去するという点でさらなる改善の余地がある。
実施形態の一態様は、研削屑を効率よく除去することができる基板処理システムおよび基板処理方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る基板処理システムは、研削装置と、搬送装置と、制御部とを備える。研削装置は、基板を研削する。搬送装置は、研削装置に対して基板の搬入出を行う。制御部は、研削装置および搬送装置を制御する。研削装置は、多孔質体で形成された吸着面および吸着面を介して外部と連通する吸引空間を有するチャックテーブルと、吸引空間を吸気する吸気部と、吸引空間に洗浄水を供給する洗浄水供給部とを備える。搬送装置は、基板を非接触状態で保持する非接触保持部を備える。制御部は、非接触保持部に保持された基板と吸着面との間に隙間を形成した状態で、洗浄水供給部から吸引空間に洗浄水を供給して、吸着面から洗浄水を噴出させることにより、吸着面および基板を洗浄する。
実施形態の一態様によれば、研削屑を効率よく除去することができる。
図1は、本実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。 図2Aは、第2搬送装置の構成例を示す図である。 図2Bは、非接触保持部の構成例を示す図である。 図3は、粗研削装置の構成例を示す図である。 図4は、チャックテーブルの構成例を示す図である。 図5は、基板処理システムが実行する基板処理の手順を示すフローチャートである。 図6は、粗研削処理の手順を示すフローチャートである。 図7は、粗研削処理の動作説明図である。 図8は、粗研削処理の動作説明図である。 図9は、粗研削処理の動作説明図である。 図10は、粗研削処理の動作説明図である。 図11は、粗研削処理の動作説明図である。 図12は、粗研削処理の動作説明図である。 図13は、粗研削処理の動作説明図である。 図14は、粗研削処理の動作説明図である。 図15Aは、第1期間におけるチャックテーブルの吸着面とウェハの被吸着面との隙間の大きさを示す図である。 図15Bは、第2期間におけるチャックテーブルの吸着面とウェハの被吸着面との隙間の大きさを示す図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する基板処理システムおよび基板処理方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.基板処理システムの構成>
図1は、本実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。以下では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図1に示すように、基板処理システム1は、搬入出ステーション2と、処理ステーション3とを備える。搬入出ステーション2および処理ステーション3は、X軸正方向に沿って、搬入出ステーション2および処理ステーション3の順番で並べて配置される。
搬入出ステーション2は、載置台10と、搬送領域20とを備える。載置台10は、複数の載置板11を備える。各載置板11には、複数枚の基板、本実施形態ではたとえばシリコンウェハなどの半導体基板W(以下「ウェハW」という場合がある)を水平状態で収容するキャリアCが載置される。
搬送領域20は、載置台10のX軸正方向側に隣接して配置される。かかる搬送領域20には、Y軸方向に延在する搬送路21と、搬送路21に沿って移動可能な第1搬送装置22とが設けられる。第1搬送装置22は、X軸方向にも移動可能かつZ軸周りに旋回可能であり、載置板11に載置されたキャリアCと、後述する処理ステーション3の第4処理ブロックG4との間で、ウェハWの搬送を行う。
なお、載置板11に載置されるキャリアCの個数は、図示のものに限定されない。また、載置板11には、キャリアC以外に、不具合が生じた基板を回収するためのキャリア等が載置されてもよい。
処理ステーション3には、各種装置を備えた複数たとえば4つの処理ブロックG1〜G4と、各処理ブロックG1〜G4間のウェハWの搬送が行われる搬送ブロックG5とが設けられる。
4つの処理ブロックG1〜G4は、搬送ブロックG5に隣接し、且つ、搬送ブロックG5の周囲を囲むように配置される。
第1処理ブロックG1は、搬送ブロックG5のY軸正方向側において搬送ブロックG5に隣接して配置され、第2処理ブロックG2は、搬送ブロックG5のY軸負方向側において搬送ブロックG5に隣接して配置される。また、第3処理ブロックG3は、搬送ブロックG5のX軸正方向側において搬送ブロックG5に隣接して配置され、第4処理ブロックG4は、搬送ブロックG5のX軸負方向側において搬送ブロックG5に隣接して配置される。第4処理ブロックG4は、搬入出ステーション2の搬送領域20にも隣接する。
第1処理ブロックG1には、第1洗浄装置31と、粗研削装置32とが鉛直方向に並べて配置される。具体的には、粗研削装置32の上方に、第1洗浄装置31が配置される。なお、第1洗浄装置31および粗研削装置32の配置は上記の例に限定されない。たとえば、粗研削装置32の下方に第1洗浄装置31が配置されてもよいし、第1洗浄装置31と粗研削装置32とが水平方向に並べて配置されてもよい。
第1洗浄装置31は、処理ステーション3に搬入されたウェハWの洗浄を行う。具体的には、第1洗浄装置31は、ウェハWを保持する図示しないチャックを内部に備え、ウェハWを保持したチャックを回転させながら、DIW(純水)などの洗浄水をウェハWの板面に供給する。これにより、ウェハWの板面が洗浄される。第1洗浄装置31としては、たとえば特開2008−034437号公報に記載された洗浄装置を用いることができる。
粗研削装置32は、第1洗浄装置31によって洗浄されたウェハWに対して粗研削処理を行う。粗研削装置32は、たとえばウェハWを保持するチャック(図示せず)を内部に備え、チャックに保持されたウェハWの表面を研削砥石(図示せず)に当接させた状態で、チャックと研削砥石とをそれぞれ回転させることによって表面を粗研削する。粗研削装置32の具体的な構成例については、後述する。なお、図1においては、第1洗浄装置31を「SCR1」で示し、粗研削装置32を「GRD1」で示している。
第2処理ブロックG2には、第2洗浄装置33と、仕上げ研削装置34とが鉛直方向に並べて配置される。具体的には、仕上げ研削装置34の上方に、第2洗浄装置33が配置される。なお、第2洗浄装置33および仕上げ研削装置34の配置は上記の例に限定されない。たとえば、仕上げ研削装置34の下方に第2洗浄装置33が配置されてもよいし、第2洗浄装置33と仕上げ研削装置34とが水平方向に並べて配置されてもよい。
第2洗浄装置33は、後述する研磨装置35による研磨処理が施された後、処理ステーション3から搬出されるウェハWの洗浄を行う。第2洗浄装置33は、第1洗浄装置31と同様の構成を備える。
仕上げ研削装置34は、粗研削処理後のウェハWに対して仕上げ研削処理を行う。仕上げ研削装置34の構成は、粗研削装置32の構成とほぼ同様であるが、仕上げ研削装置34における研削砥石(図示せず)の粒径は、粗研削装置32の研削砥石の粒径より小さく設定される。なお、図1においては、第2洗浄装置33を「SCR2」で示し、仕上げ研削装置34を「GRD2」で示している。
第3処理ブロックG3には、研磨装置35が配置される。研磨装置35は、仕上げ研削処理後のウェハWに対して研磨処理を行う。具体的には、研磨装置35は、化学的機械的研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)によって仕上げ研削処理後のウェハWを研磨する。なお、CMPは、ウェハWの表面を研磨剤を含むスラリーを供給しながら研削砥石等を用いて機械的に研磨する手法であり、研磨剤が有する化学的な作用によって機械的研磨による効果を増大させることで、平滑な研磨面を得ることが可能である。図1においては、研磨装置35を「CMP」で示している。
第4処理ブロックG4には、第1搬送装置22と後述する第2搬送装置40との間でのウェハWの受け渡しが行われる複数の受渡装置36と、ウェハWの表裏を反転させる複数の反転装置37が鉛直方向に並べて配置される。具体的には、第4処理ブロックG4には、2つの受渡装置36と、2つの反転装置37とが配置され、2つの受渡装置36は、2つの反転装置37の下方に配置される。図1においては、受渡装置36を「TRS」で示し、反転装置37を「RVS」で示している。
なお、受渡装置36および第2搬送装置40の個数は、2つに限定されず、1つでもよいし3つ以上でもよい。また、受渡装置36および第2搬送装置40の配置についても上記の例に限定されない。
搬送ブロックG5には、複数の第2搬送装置40が配置される。具体的には、搬送ブロックG5には、2つの第2搬送装置40が鉛直方向に並べて配置される。
複数の第2搬送装置40は、上述した第1処理ブロックG1〜第4ブロックG4間でウェハWの搬送を行う。具体的には、2つの第2搬送装置40のうち上段の第2搬送装置40は、受渡装置36、第1洗浄装置31、第2洗浄装置33、反転装置37、研磨装置35に対してウェハWの搬入出を行う。また、2つの第2搬送装置40のうち下段の第2搬送装置40は、反転装置37、粗研削装置32、仕上げ研削装置34、研磨装置35に対してウェハWの搬入出を行う。
本実施形態に係る第2搬送装置40は、ウェハWを非接触状態で保持する非接触保持部41を備える。非接触保持部41は、たとえばベルヌーイチャックである。ベルヌーイチャックは、ベルヌーイ効果を利用してウェハWを非接触状態で吸着保持する。
このように、本実施形態に係る基板処理システム1は、粗研削装置32と仕上げ研削装置34と研磨装置35とをそれぞれ別ユニットとして備えており、粗研削装置32、仕上げ研削装置34および研磨装置35間におけるウェハWの搬送を非接触保持部41を備える第2搬送装置40を用いて行う。
粗研削処理後のウェハW、仕上げ研削処理後のウェハWおよび研磨処理後のウェハWは薄型化されていることから搬送中に割れ等の損傷が生じる恐れがある。これに対し、本実施形態に係る基板処理システム1によれば、第2搬送装置40を用いて、粗研削処理後のウェハW、仕上げ研削処理後のウェハWおよび研磨処理後のウェハWを非接触状態で搬送することとしたため、これらのウェハWが搬送中に損傷することを抑制することができる。
なお、研磨処理後のウェハWは、粗研削処理後および仕上げ研削処理後と比較して割れが生じにくい。このため、研磨処理後のウェハWを搬送する上段の第2搬送装置40は、必ずしも非接触保持部41を備えることを要しない。たとえば、搬送ブロックG5において上下2段に配置される第2搬送装置40のうち、上段側の第2搬送装置40は、ウェハWを下面から支持してウェハWを搬送する搬送装置であってもよい。このように、搬送ブロックG5には、粗研削装置32、仕上げ研削装置34および研磨装置35に対してウェハWを非接触状態で搬送する少なくとも1つの第2搬送装置40が配置されていればよい。また、基板処理システム1が、必ずしも2つの第2搬送装置40を備えることを要せず、非接触保持部41を備える1つの第2搬送装置40を用いて処理ステーション3内におけるウェハWの搬送を行ってもよい。
また、基板処理システム1は、制御装置100を備える。制御装置100は、たとえばコンピュータであり、制御部101と記憶部102とを備える。
制御装置100の制御部101は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。
制御部101は、CPUがROMに記憶されたプログラムを、RAMを作業領域として使用して実行することによって基板処理システム1全体の動作を制御する。
なお、上記プログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体に記録されていたものであって、その記録媒体から制御装置100の記憶部102にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記録媒体としては、例えばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
制御装置100の記憶部102は、たとえば、RAM、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
<2.第2搬送装置の構成>
次に、第2搬送装置40の構成例について図2Aおよび図2Bを参照して説明する。図2Aは、第2搬送装置40の構成例を示す図である。また、図2Bは、非接触保持部41の構成例を示す図である。
図2Aに示すように、第2搬送装置40は、非接触保持部41と、移動機構42とを備える。
図2Bに示すように、非接触保持部41は、ウェハWよりも大きい径を有する円板状の本体部411と、本体部411におけるウェハWとの対向面に設けられる複数の気体噴出口412とを備える。各気体噴出口412は、送気管413を介して気体供給部414と接続される。気体供給部414は、送気管413を介して複数の気体噴出口412に気体(たとえば圧縮空気)を供給する。
非接触保持部41は、気体噴出口412から噴出する気体によって本体部411とウェハWとの隙間にベルヌーイ効果を発生させる。そして、非接触保持部41は、ベルヌーイ効果による吸着力と、気体噴出口412から噴出する気体による反発力とにより、ウェハWを非接触状態で保持する。
非接触保持部41は、複数の係止部415を備える。複数の係止部415は、本体部411の外周部に互いに間隔をあけて配置される。複数の係止部415は、ウェハWが位置ずれを起こした場合に、ウェハWの周縁部に接触することで、ウェハWの本体部411からの脱落を防止することができる。
移動機構42は、非接触保持部41を水平方向および鉛直方向に移動させる。具体的には、図2Aに示すように、移動機構42は、基台422と、昇降部423と、第1関節部424と、第1アーム425と、第2関節部426と、第2アーム427と、第3関節部428と、第3アーム429とを備える。
基台422は、第2搬送装置40のベース部であり、たとえば搬送ブロックG5の床面または壁面に固定される。昇降部423は、基台422から鉛直方向(Z軸方向)に沿って移動可能に設けられ、第1アーム425を昇降させる。
第1関節部424は、軸a1まわりの回転関節である。第1アーム425は、第1関節部424を介して昇降部423に回転可能に連結される。第2関節部426は、軸a2まわりの回転関節である。第2アーム427は、第2関節部426を介して第1アーム425に回転可能に連結される。第3関節部428は、軸a3まわりの回転関節である。第3アーム429は、第3関節部428を介して第2アーム427に回転可能に連結される。
非接触保持部41は、本体部411におけるウェハWとの対向面を下方に向けた状態で、第3アーム429に水平に支持される。
移動機構42には、モータなどの駆動源(図示略)が搭載されており、第1関節部424、第2関節部426および第3関節部428は、駆動源の駆動に基づいて回転する。
なお、移動機構42は、非接触保持部41を水平方向および鉛直方向に移動させるものであればよく、上記の構成に限定されない。
<3.粗研削装置の構成>
次に、粗研削装置32の構成例について図3および図4を参照して説明する。図3は、粗研削装置32の構成例を示す図である。また、図4は、チャックテーブル50の構成例を示す図である。なお、仕上げ研削装置34は、粗研削装置32の構成とほぼ同様であるため、仕上げ研削装置34の構成の説明については省略する。
図3に示すように、粗研削装置32は、チャックテーブル50と、カップ60と、研削ヘッド70と、スピンドル80とを備える。
チャックテーブル50は、平面視円形の本体部51と、鉛直方向に沿って延在し、本体部51の下面中央部に連結されて本体部51を水平に支持する支柱部材52とを備える。支柱部材52には、支柱部材52を鉛直軸まわりに回転させる回転機構53が接続される。
チャックテーブル50には、ポーラスチャックが用いられる。具体的には、図4に示すように、チャックテーブル50の本体部51は、多孔質体51aを備え、多孔質体51aの上面がウェハWの吸着面となる。
また、本体部51は、内部に吸引空間51bを有する。吸引空間51bは、多孔質体51aを介して外部と連通する。また、吸引空間51bは、支柱部材52を鉛直方向に貫通する貫通口52aに連通する。貫通口52aには、真空ポンプ等の吸気部55が接続される。吸気部55は、貫通口52aを介して吸引空間51bを吸気する。
チャックテーブル50は、吸気部55の吸気によって発生する負圧を利用し、吸着面すなわち多孔質体51aの上面にウェハWを吸着させることによって、ウェハWを保持する。
また、吸引空間51bには、吸引空間51bに気体を供給する気体供給部56が貫通口52aを介して接続される。気体供給部56から供給される気体は、たとえばドライエアである。ドライエアは、常温であってもよいし、加熱されていてもよい。なお、気体供給部56から供給される気体は、ドライエアに限定されず、たとえば窒素などの他の気体であってもよい。
また、吸引空間51bには、吸引空間51bに洗浄水を供給する洗浄水供給部57が、貫通口52aを介して接続される。洗浄水供給部57は、洗浄水供給源57aと流量調整機構57bとを有する。洗浄水供給部57は、洗浄水供給源57aから供給される洗浄水を流量調整機構57bを介して吸引空間51bへ供給する。
洗浄水供給源57aから供給される洗浄水は、たとえば純水である。純水は、常温(20℃〜25℃)の純水であってもよいし、加熱された純水であってもよい。なお、洗浄水は、純水に限定されない。
流量調整機構57bは、バルブや流量調整弁等を含んで構成され、洗浄水供給源57aから吸引空間51bへ供給される洗浄水の流量を調整する。
また、図4に示すように、粗研削装置32は、パッド機構90を備える。パッド機構90は、水平方向に延在する棒状または板状のパッド91と、パッド91の下面に連結されてパッド91を水平に支持する支柱部材92と、支柱部材92を鉛直軸まわりに回転させる回転機構93とを備える。パッド91には研磨面が設けられる。
パッド機構90は、回転機構93を用いて支柱部材92を回転させる。これにより、パッド機構90は、チャックテーブル50の吸着面の上部にパッド91が配置される処理位置(図4において破線で示す)と、チャックテーブル50の吸着面の上部からパッド91が退避した退避位置との間で、パッド91を移動させる。パッド91が処理位置に配置された状態において、パッド91の研磨面は、チャックテーブル50の吸着面(すなわち多孔質体51aの上面)に当接する。
図3に戻り、粗研削装置32が備える他の構成について説明する。図3に示すように、カップ60は、チャックテーブル50を取り囲むように配置され、チャックテーブル50の外方へ飛散する液体を受け止める。また、カップ60の底部は、排液管61に連通しており、カップ60によって受け止められた液体は、排液管61から外部へ排出される。
研削ヘッド70およびスピンドル80は、チャックテーブル50の上方に配置される。研削ヘッド70の下部には研削砥石71が設けられる。研削砥石71は、チャックテーブル50の吸着面の径よりも小さい径を有する。より具体的には、研削砥石71は、ウェハWの径よりも小さい径を有する。
なお、仕上げ研削装置34(図1参照)の構成は、粗研削装置32が備える研削砥石71よりも粒径が小さい研削砥石を備える点において粗研削装置32と異なり、その他の点においては粗研削装置32と同様である。
スピンドル80は、研削ヘッド70を鉛直軸まわりに回転可能に保持する。スピンドル80には、回転機構81と、移動機構82とが接続される。回転機構81は、スピンドル80を鉛直軸まわりに回転させる。また、移動機構82は、スピンドル80を水平方向および鉛直方向に移動させる。
研削ヘッド70およびスピンドル80には、研削ヘッド70およびスピンドル80を鉛直方向に貫く貫通口85が形成される。貫通口85には、供給管86の一端部が接続され、供給管86の他端部には研削水供給部87が接続される。
研削水供給部87は、研削水供給源87aと流量調整機構87bとを有し、研削水供給源87aから供給される研削水を流量調整機構87bを介して貫通口85へ供給する。貫通口85へ供給された研削水は、チャックテーブル50に吸着保持されたウェハWへ供給される。
研削水供給源87aから供給される研削水は、たとえば純水である。純水は、常温の純水であってもよいし、加熱された純水であってもよい。なお、研削水は、純水に限定されない。
流量調整機構87bは、バルブや流量調整弁等を含んで構成され、研削水供給源87aから貫通口85へ供給される研削水の流量を調整する。
<4.基板処理システムの具体的動作>
次に、基板処理システム1の具体的動作の一例について図5を参照して説明する。図5は、基板処理システム1が実行する基板処理の手順を示すフローチャートである。なお、図5に示す一連の処理は、制御装置100の制御部101(図1参照)によって実行される。
まず、制御部101は、ウェハWの搬入処理を行う(ステップS101)。具体的には、制御部101は、第1搬送装置22(図1参照)により、キャリアC内の薄型化される前のウェハWを取り出して受渡装置36へ搬送する。
つづいて、制御部101は、第2搬送装置40により、受渡装置36に載置されたウェハWを取り出して反転装置37へ搬送する。そして、制御部101は、反転装置37によってウェハWの表裏を反転させた後、第2搬送装置40により、ウェハWを反転装置37から取り出して第1洗浄装置31へ搬送する。なお、反転装置37によって、ウェハWは被吸着面(チャックテーブル50に吸着される面)が上方を向いた状態となる。
つづいて、制御部101は、第1洗浄装置31により、ウェハWの被吸着面を洗浄する第1洗浄処理を行う(ステップS102)。これにより、ウェハWの被吸着面に付着したゴミ等を粗研削処理前に除去することができ、チャックテーブル50とウェハWとの間にゴミが介在することにより研削不良が生じることを防止することができる。
第1洗浄処理を終えると、制御部101は、第2搬送装置40により、ウェハWを第1洗浄装置31から取り出して反転装置37へ搬送し、反転装置37により、ウェハWの表裏を再び反転させる。これにより、ウェハWは研削面(被吸着面とは反対側の面)が上方を向いた状態となる。その後、制御部101は、第2搬送装置40により、ウェハWを反転装置37から取り出して粗研削装置32へ搬送する。粗研削装置32へ搬送されたウェハWは、研削面を上方に向けた状態で、チャックテーブル50に載置される。
つづいて、制御部101は、粗研削装置32に搬送されたウェハWに対して粗研削処理を行う(ステップS103)。
ここで、粗研削処理の内容について図6〜図14を参照して説明する。図6は、粗研削処理の手順を示すフローチャートである。また、図7〜図14は、粗研削処理の動作説明図である。
まず、制御部101は、チャックテーブル50に載置されたウェハWをチャックテーブル50により吸着保持した後、チャックテーブル50を回転させる。
その後、制御部101は、ウェハWの研削面を研削ヘッド70により粗研削する研削処理を行う(ステップS201)。
具体的には、図7に示すように、制御部101は、スピンドル80を回転させることによって研削ヘッド70を回転させる。そして、制御部101は、貫通口85からウェハWの研削面に研削水を供給しつつ、回転する研削ヘッド70の研削砥石71を回転するウェハWの研削面に当接させる。
その後、制御部101は、移動機構82を用いて研削ヘッド70を水平移動させることにより、ウェハWの研削面の全面を粗研削する。その後、制御部101は、研削ヘッド70をウェハWから離隔させ、ウェハWの上方からウェハWに研削水を供給して、ウェハWの研削面を洗浄する。その後、制御部101は、研削水の供給を停止し、研削ヘッド70を退避させる。
つづいて、制御部101は、研削処理によって発生した研削屑Sを除去するために、チャックテーブル50の吸着面およびウェハWの被吸着面を洗浄する洗浄処理を行う(ステップS202〜S206)。
まず、制御部101は、チャックテーブル50に保持されたウェハWを第2搬送装置40に受け渡す受け渡し処理を行う(ステップS202)。
具体的には、まず、図8に示すように、制御部101は、第2搬送装置40の非接触保持部41をチャックテーブル50の上方に配置させる。また、制御部101は、回転機構53(図3参照)によるウェハWの回転を停止した後、吸気部55(図4参照)によるチャックテーブル50の吸気を停止する。チャックテーブル50の吸気が停止することで、ウェハWの吸着保持が解除される。
つづいて、図9に示すように、制御部101は、気体供給部414(図2B参照)から非接触保持部41に気体を供給して各気体噴出口412から気体を噴出させる。これにより、ウェハWがチャックテーブル50から非接触保持部41へ受け渡される。ウェハWが非接触保持部41へ受け渡されることにより、ウェハWとチャックテーブル50の吸着面との間には隙間が形成される。この隙間の大きさは、後述する面洗浄処理(ステップS203)において多孔質体51aから噴出される洗浄水がウェハWの被吸着面に届く距離に設定される。
なお、制御部101は、吸気部55(図4参照)によるチャックテーブル50の吸気を停止した後、気体供給部56(図4参照)から吸引空間51bへ気体を供給する。吸引空間51bへ供給された気体は、多孔質体51aから外部へ噴出し、吸着面に載置されたウェハWに対して上方向きの力を加える。これにより、チャックテーブル50から非接触保持部41へウェハWの受け渡しをスムーズに行うことができる。
つづいて、制御部101は、チャックテーブル50の吸着面すなわち多孔質体51aの上面の全面とウェハWの被吸着面の全面とを同時に洗浄する面洗浄処理を行う(ステップS203)。
具体的には、図10に示すように、制御部101は、吸引空間51bへの気体の供給を停止した後、洗浄水供給部57から吸引空間51bへ洗浄水を供給する。吸引空間51bへ供給された洗浄水は、多孔質体51aから外部へ噴出する。これにより、チャックテーブル50の吸着面すなわち多孔質体51aの上面が洗浄されて、多孔質体51aの上面に付着した研削屑Sが除去される。
また、多孔質体51aの内部を洗浄水が通過することで、多孔質体51aの内部に入り込んだ研削屑Sを多孔質体51aの外部へ排出することができる。
また、多孔質体51aから噴出した洗浄水は、非接触保持部41に保持されたウェハWの下面すなわち被吸着面に供給される。これにより、ウェハWの被吸着面が洗浄されて、被吸着面に付着した研削屑Sが被吸着面から除去される。さらに、多孔質体51aから噴出した洗浄水は、非接触保持部41の係止部415にも供給される。これにより、係止部415も洗浄される。
非接触保持部41の気体噴出口412から噴出された気体は、非接触保持部41とウェハWとの隙間から外部へ向かって噴出する。これにより、ウェハWの上面側に洗浄水が回り込むことが防止される。
また、制御部101は、回転機構53を用いてチャックテーブル50を回転させながら、洗浄水供給部57から吸引空間51bに洗浄水を供給する。これにより、多孔質体51aから噴出する洗浄水に回転力が加わることで、ウェハWの被吸着面に付着した研削屑Sを効率よく除去することができる。また、非接触保持部41に非接触状態で保持されたウェハWが、洗浄水につられて回転することで、ウェハWの被吸着面をムラなく洗浄することができる。さらに、ウェハWが回転だけでなく水平方向にも移動することで、ウェハWと係止部415との接触状態が変化する。これにより、係止部415もムラなく洗浄することができる。
つづいて、制御部101は、チャックテーブル50の吸着面の外周部に残存する研削屑Sをパッド機構90を用いて除去するエッジ洗浄処理を行う(ステップS204)。
具体的には、図11に示すように、制御部101は、回転機構93を用いて支柱部材92を旋回させることにより、パッド91をチャックテーブル50とウェハWとの隙間に進入させてチャックテーブル50の吸着面の外周部に当接させる。回転機構53によってチャックテーブル50は回転しているため、回転するチャックテーブル50の吸着面にパッド91を当接させることで、吸着面に付着した研削屑Sがパッド91により削り取られる。
研削処理によって発生した研削屑Sは、チャックテーブル50の吸着面の外周部に付着し易い。チャックテーブル50の吸着面の外周部に付着した研削屑Sは、乾燥することでチャックテーブル50に強固にこびり付き、洗浄水の供給だけでは除去することが困難となる。そこで、粗研削装置32では、チャックテーブル50の吸着面の外周部にパッド91を当接させて、吸着面に付着した研削屑Sをパッド91により削り取ることとした。これにより、仮に、乾燥して強固にこびり付いた研削屑Sがチャックテーブル50の吸着面の外周部に存在する場合であっても、かかる研削屑Sを適切に除去することができる。
エッジ洗浄処理を終えると、制御部101は、回転機構93を用いて支柱部材92を旋回させることにより、パッド91をチャックテーブル50上から退避させる。
つづいて、制御部101は、チャックテーブル50の吸着面に泡を発生させ、泡が弾ける際に発生する超音波を利用してチャックテーブル50の吸着面およびウェハWの被吸着面を洗浄するバブル洗浄処理を行う(ステップS205)。
具体的には、制御部101は、洗浄水供給部57から吸引空間51bに洗浄水を供給してチャックテーブル50の吸着面から洗浄水を噴出させる第1期間と、気体供給部56から吸引空間51bに気体を供給してチャックテーブル50の吸着面から気体を噴出させる第2期間とを交互に繰り返す。これにより、図12に示すように、チャックテーブル50の吸着面に多数の泡Bが発生し、この泡Bが弾ける際に発生する超音波によって、チャックテーブル50の吸着面およびウェハWの被吸着面が洗浄される。
つづいて、制御部101は、バブル洗浄処理において第1期間(洗浄水を噴出させる期間)と第2期間(気体を噴出させる期間)とを複数回繰り返した後、チャックテーブル50の吸着面およびウェハWの被吸着面を乾燥させる乾燥処理を行う(ステップS206)。
具体的には、図13に示すように、制御部101は、気体供給部56から吸引空間51bに気体を供給して、回転するチャックテーブル50の吸着面から気体を噴出させる。これにより、チャックテーブル50の吸着面およびウェハWの被吸着面ならびに非接触保持部41が乾燥する。また、多孔質体51aの内部を気体が通過することで、多孔質体51aの内部も乾燥する。
なお、乾燥処理において、制御部101は、チャックテーブル50の回転速度を増加させてもよい。これにより、チャックテーブル50の乾燥に要する時間を短縮することができる。
その後、制御部101は、ウェハWの搬出処理を行う(ステップS207)。具体的には、図14に示すように、制御部101は、吸引空間51bへの気体の供給を停止し、チャックテーブル50の回転を停止する。また、制御部101は、第2搬送装置40により、ウェハWを粗研削装置32から退出させる。これにより、一連の粗研削処理が終了する。
なお、ここでは、研削処理(ステップS201)の後、面洗浄処理(ステップS203)、エッジ洗浄処理(ステップS204)およびバブル洗浄処理(ステップS205)を行うこととしたが、エッジ洗浄処理(ステップS204)およびバブル洗浄処理(ステップS205)については、必ずしも実行されることを要しない。
図5に戻り、粗研削処理後の手順について説明する。制御部101は、第2搬送装置40により、粗研削処理後のウェハWを仕上げ研削装置34へ搬送する。そして、制御部101は、仕上げ研削装置34により、粗研削処理後のウェハWに対して仕上げ研削処理を行う(ステップS104)。仕上げ研削処理の内容は、上述した粗研削処理(図6のステップS201〜S207)の内容と同一である。
つづいて、制御部101は、第2搬送装置40により、仕上げ研削処理後のウェハWを研磨装置35へ搬送する。そして、制御部101は、研磨装置35により、仕上げ研削処理後のウェハWに対して研磨処理を行う(ステップS105)。
研磨装置35は、たとえば、図3に示す粗研削装置32の構成に、研磨剤(スラリー)をウェハWへ供給するノズルを追加した構成とすることができる。研磨装置35には、仕上げ研削装置34に設けられる研削砥石71よりも粒径が小さい研削砥石71が設けられる。制御部101は、仕上げ研削処理後のウェハWに対してCMPによる研磨を行った後、上述した粗研削処理におけるステップS202〜S207と同様の処理を行う。
このように、本実施形態に係る基板処理システム1は、粗研削装置32とは異なる粗さでウェハWを研削する他の研削装置(仕上げ研削装置34および研磨装置35)を備え、制御部101は、粗研削装置32から仕上げ研削装置34へのウェハWの搬送および仕上げ研削装置34から研磨装置35へのウェハWの搬送を非接触保持部41を用いて非接触状態で行うこととした。したがって、研削装置間を搬送されるウェハWが搬送中に損傷することを抑制することができる。
つづいて、制御部101は、第2搬送装置40により、研磨処理後のウェハWを第2洗浄装置33へ搬送する。そして、制御部101は、第2洗浄装置33により、ウェハWの研削面を洗浄する第2洗浄処理を行う(ステップS106)。
つづいて、制御部101は、ウェハWの搬出処理を行う(ステップS107)。具体的には、制御部101は、第2搬送装置40により、第2洗浄処理後のウェハWを第2洗浄装置33から取り出して反転装置37へ搬送する。そして、制御部101は、反転装置37によってウェハWの表裏を反転させた後、第2搬送装置40により、ウェハWを反転装置37から取り出して受渡装置36へ搬送する。そして、制御部101は、受渡装置36に載置された処理済のウェハWを、第1搬送装置22によって載置板11のキャリアCへ戻して、一連の基板処理が終了する。
<5.変形例>
上述したバブル洗浄処理(ステップS205)において、制御部101は、第1期間と第2期間とで、チャックテーブル50の吸着面とウェハWの被吸着面との隙間の大きさを異ならせてもよい。この点について、図15Aおよび図15Bを参照して説明する。図15Aは、第1期間におけるチャックテーブル50の吸着面とウェハWの被吸着面との隙間の大きさを示す図である。また、図15Bは、第2期間におけるチャックテーブル50の吸着面とウェハWの被吸着面との隙間の大きさを示す図である。
図15Aに示すように、洗浄水供給部57(図4参照)から吸引空間51bへ洗浄水を供給する第1期間において、チャックテーブル50の吸着面とウェハWの被吸着面との隙間の大きさはd1であるとする。
ここで、バブル洗浄処理において発生する泡Bの大きさは、チャックテーブル50の吸着面とウェハWの被吸着面との隙間の大きさに依存し、隙間が大きいほど大きな泡Bが発生し、隙間が小さいほど小さい泡Bが発生する。大きな泡Bは、小さな泡Bと比較して超音波を発生させにくい。このため、泡Bの大きさは、できるだけ小さいほうが好ましい。
そこで、第1期間の終了後、制御部101は、図15Bに示すように、昇降部423(図2A参照)により非接触保持部41を降下させて、チャックテーブル50の吸着面とウェハWの被吸着面との隙間の大きさをd1よりも小さいd2とする。そして、制御部101は、気体供給部56(図4参照)から吸引空間51bへ気体を供給する。
これにより、第1期間および第2期間において、隙間の大きさをd1で一定とした場合と比較して、より効率的に超音波を発生させることができる。更に、小さい泡Bのはじける部分を効率的にウェハWに当てることができるため、隙間の大きさをd1で一定とした場合と比較して、より効率的に洗浄することができる。
なお、泡Bの大きさは、多孔質体51aの孔径にも依存し、多孔質体51aの孔径が小さいほど、言い換えれば多孔質体51aの目が細かいほど小さい泡Bを発生させることができる。また、泡Bの大きさは、吸引空間51bに供給する洗浄水と気体の比率にも依存し、気体の比率を多くするほど、小さい泡Bを発生させることができる。吸引空間51bに供給する洗浄水と気体の比率は、制御部101により制御可能である。
第2期間の終了後、制御部101は、昇降部423により非接触保持部41を上昇させて、チャックテーブル50の吸着面とウェハWの被吸着面との隙間の大きさをd1に戻す。そして、制御部101は、洗浄水供給部57から吸引空間51bへ洗浄水を供給する。
なお、上記の動作は一例であり、制御部101は、第1期間におけるチャックテーブル50の吸着面とウェハWの被吸着面との隙間の大きさを、第2期間におけるチャックテーブル50の吸着面とウェハWの被吸着面との隙間の大きさよりも小さくしてもよい。すなわち、制御部101は、バブル洗浄処理において、第1期間および第2期間のそれぞれに適した隙間の大きさとなるように、チャックテーブル50の吸着面とウェハWの被吸着面との隙間の大きさを調整すればよい。
また、粗研削装置32に、泡Bの状態を監視する監視部を設け、監視部の監視結果に基づいて、チャックテーブル50の吸着面とウェハWの被吸着面との隙間の大きさを調整するようにしてもよい。監視部としては、たとえば、CCDカメラや赤外線カメラ等の撮像部あるいは超音波マイク等の集音部を用いることができる。
たとえば、制御部101は、撮像部によって撮像された画像から泡Bの平均径を算出し、算出される泡Bの平均径がより小さくなるように、昇降部423を制御して非接触保持部41の高さ位置を調整してもよい。また、制御部101は、撮像部によって撮像された画像から泡Bの単位面積あたりの個数を算出し、算出される泡Bの個数がより多くなるように、昇降部423を制御して非接触保持部41の高さ位置を調整してもよい。
また、制御部101は、集音部を用いて泡Bから発せられる超音波を検出し、検出される超音波の周波数のピーク位置が予め決められたピーク位置に近づくように、昇降部423を制御して非接触保持部41の高さ位置を調整してもよい。
このように、制御部101は、監視部による監視結果に基づき、チャックテーブル50の吸着面とウェハWの被吸着面との隙間の大きさを調整することにより、チャックテーブル50の吸着面およびウェハWの被吸着面をより効率的に洗浄することができる。
上述してきたように、本実施形態に係る基板処理システム1は、粗研削装置32(研削装置の一例)と、第2搬送装置40(搬送装置の一例)と、制御部101とを備える。粗研削装置32は、ウェハW(基板の一例)を研削する。第2搬送装置40は、粗研削装置32に対してウェハWの搬入出を行う。制御装置100は、粗研削装置32および第2搬送装置40を制御する。また、粗研削装置32は、多孔質体51aで形成された吸着面および吸着面を介して外部と連通する吸引空間51bを有するチャックテーブル50と、吸引空間51bを吸気する吸気部55と、吸引空間51bに洗浄水を供給する洗浄水供給部57とを備える。また、第2搬送装置40は、ウェハWを非接触状態で保持する非接触保持部41を備える。また、制御部101は、非接触保持部41に保持されたウェハWと吸着面との間に隙間を形成した状態で、洗浄水供給部57から吸引空間51bに洗浄水を供給して、吸着面から洗浄水を噴出させることにより、チャックテーブル50の吸着面およびウェハWの被吸着面を洗浄する。
本実施形態に係る基板処理システム1によれば、チャックテーブル50の吸着面すなわち多孔質体51aの上面とウェハWの被吸着面とを同時に洗浄することができる。したがって、研削屑Sを効率よく除去することができる。
なお、上述した実施形態では、研削処理(ステップS201)の後で、面洗浄処理(ステップS203)、エッジ洗浄処理(ステップS204)、バブル洗浄処理(ステップS205)および乾燥処理(ステップS206)を行うこととした。しかし、これに限らず、面洗浄処理(ステップS203)、エッジ洗浄処理(ステップS204)、バブル洗浄処理(ステップS205)および乾燥処理(ステップS206)は、研削処理(ステップS201)の前、具体的には、ウェハWを粗研削装置32に搬送してチャックテーブル50に載置する前に行われてもよい。
また、上述した実施形態では、基板処理システム1が3つの研削装置(粗研削装置32、仕上げ研削装置34および研磨装置35)を備える場合の例について説明したが、基板処理システム1は、少なくとも1つの研削装置を備えていればよい。
また、基板処理システム1は、研磨装置35に代えて、研削によってウェハWの研削面に形成されたダメージ層を除去するダメージ層除去装置を備える構成であってもよい。ダメージ層除去装置としては、たとえば特願2015−147988号に記載のダメージ層除去装置を用いることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
W ウェハ
1 基板処理システム
32 粗研削装置
34 仕上げ研削装置
35 研磨装置
40 第2搬送装置
41 非接触保持部
50 チャックテーブル
51 本体部
51a 多孔質体
51b 吸引空間
70 研削ヘッド
80 スピンドル

Claims (9)

  1. 基板を研削する研削装置と、
    前記研削装置に対して前記基板の搬入出を行う搬送装置と
    前記研削装置および前記搬送装置を制御する制御部と
    を備え、
    前記研削装置は、
    多孔質体で形成された吸着面および前記吸着面を介して外部と連通する吸引空間を有するチャックテーブルと、
    前記吸引空間を吸気する吸気部と、
    前記吸引空間に洗浄水を供給する洗浄水供給部と
    を備え、
    前記搬送装置は、
    前記基板を非接触状態で保持する非接触保持部
    を備え、
    前記制御部は、
    前記非接触保持部に保持された前記基板と前記吸着面との間に隙間を形成した状態で、前記洗浄水供給部から前記吸引空間に前記洗浄水を供給して、前記吸着面から前記洗浄水を噴出させることにより、前記吸着面および前記基板を洗浄すること
    を特徴とする基板処理システム。
  2. 前記研削装置は、
    前記チャックテーブルを回転させる回転機構
    を備え、
    前記制御部は、
    前記回転機構を用いて前記チャックテーブルを回転させながら、前記洗浄水供給部から前記吸引空間に前記洗浄水を供給すること
    を特徴とする請求項1に記載の基板処理システム。
  3. 前記研削装置は、
    前記隙間にパッドを進入させて前記パッドを前記吸着面の外周部に当接させるパッド機構
    を備え、
    前記制御部は、
    前記パッド機構を用いて前記隙間に前記パッドを進入させて前記パッドを前記吸着面の外周部に当接させ、前記回転機構を用いて前記チャックテーブルを回転させることにより、前記吸着面に付着した研削屑を前記パッドにより削り取ること
    を特徴とする請求項2に記載の基板処理システム。
  4. 前記研削装置は、
    前記吸引空間に気体を供給する気体供給部
    を備え、
    前記制御部は、
    前記洗浄水供給部から前記吸引空間に前記洗浄水を供給して前記吸着面から前記洗浄水を噴出させる第1期間と、前記気体供給部から前記吸引空間に前記気体を供給して前記吸着面から前記気体を噴出させる第2期間とを交互に繰り返すこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の基板処理システム。
  5. 前記制御部は、
    前記第1期間と前記第2期間とで前記隙間の大きさを異ならせること
    を特徴とする請求項4に記載の基板処理システム。
  6. 前記研削装置は、
    洗浄水と気体とを交互に噴出させることによって発生する泡を監視する監視部
    を備え、
    前記制御部は、
    前記監視部による監視結果に基づき、前記隙間の大きさを調整すること
    を特徴とする請求項4に記載の基板処理システム。
  7. 前記制御部は、
    前記第1期間と前記第2期間とを複数回繰り返した後、前記気体供給部から前記吸引空間に前記気体を供給して、前記吸着面から前記気体を噴出させることにより、前記吸着面および前記基板を乾燥させること
    を特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載の基板処理システム。
  8. 前記研削装置と異なる粗さで前記基板を研削する他の研削装置
    を備え、
    前記制御部は、
    前記研削装置および前記他の研削装置間における前記基板の搬送を前記非接触保持部を用いて非接触状態で行うこと
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の基板処理システム。
  9. 多孔質体で形成された吸着面および前記吸着面を介して外部と連通する吸引空間を有するチャックテーブルと、前記吸引空間を吸気する吸気部と、前記吸引空間に洗浄水を供給する洗浄水供給部とを備えた研削装置の前記吸着面に吸着保持された基板を研削する研削工程と、
    前記基板を保持して前記吸着面との間に隙間を形成する隙間形成工程と、
    前記隙間形成工程後、前記洗浄水供給部から前記吸引空間に前記洗浄水を供給して、前記吸着面から前記洗浄水を噴出させることにより、前記吸着面および前記基板を洗浄する洗浄工程と
    を含むことを特徴とする基板処理方法。
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