JP2015536256A - 印刷部のインキ装置、印刷部並びに印刷部を運転する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、印刷部(01)のインキ装置(03;13)であって、少なくとも1本の第1のインキ装置ローラ(17;27)と、第1のインキ装置ローラ(17;27)と第1のインキ装置ローラ(17;27)から間隔を置いた第3のインキ装置ローラ(19)との間を往復式に揺動可能な第2のインキ装置ローラ(18;28)とを備え、駆動手段(32;67)を有する、第2のインキ装置ローラ(18;28)を揺動させるための揺動駆動装置が設けられており、該揺動駆動装置は、機械的に、印刷部(01)に設けられた印刷部胴(02;04;12;14)及びインキ装置ローラ(17;18;19;22;23;24;27;28)の回転に依存しない、インキ装置において、駆動手段(32;67)の駆動力に対応する目標値が調節手段(52;69)に対する作用により遠隔操作式に設定可能であるかつ/又は変更可能であることによって、第1及び/又は第3のインキ装置ローラ(17;19)に対する当接力を調節することができる。

Description

本発明は、請求項1、4、21もしくは22の上位概念に記載の、印刷部のインキ装置、印刷部並びに印刷部を運転する方法に関する。
独国特許第10259495号明細書において、往復式に揺動可能なインキ移しローラを備えるインキ装置が公知である。このインキ装置では、揺動のために単一の駆動装置が設けられており、この駆動装置は、機械的に、印刷部に設けられた印刷部胴及びインキ装置ローラの回転に依存しない。
独国特許出願公開第3935215号明細書には、インキ移しローラ用の揺動駆動装置が開示されている。この揺動駆動装置では、回転数調整装置が対応して配置された電動モータが、インキ移しローラカム伝動装置を駆動する。
欧州特許第1996403号明細書において、両面同時多色印刷用のザンメル印刷部が開示されている。このザンメル印刷部では、レインボー印刷用のインキ装置が、それぞれ2つのインキ源を備えて構成されている。
独国特許出願公開第19511488号明細書は、流体作動式の揺動型プランジャモータに関する。この揺動型プランジャモータでは、出力シャフトは、揺動すべき対象物、例えばロボットアームに結合されている。揺動は、2つの終端位置の間で行われ、終端位置の、減衰のためのストッパは、例えばショックアブソーバホルダとして構成されている。
独国特許第1761394号明細書において、インキ移しローラ駆動装置と方向転換装置とを備えるインキ移し方式のインキ装置が開示されており、方向転換装置は、調節可能な2つの時間発信装置により、その都度の接触期間及びインキ移しサイクルの周波数を調節するために、切換可能である。駆動機構は、双方向に作動する液圧シリンダとして構成されており、液圧シリンダには、方向転換装置を介して、油圧ポンプから油が供給される。
独国実用新案登録第29807042号明細書、独国特許第2144636号明細書、欧州特許出願公開第0158945号明細書、独国特許出願公開第19828142号明細書において、揺動運動のための、圧力媒体が供給される駆動手段を備えるインキ移しローラ駆動装置の態様に関する別の例が示されている。
本発明の根底を成す課題は、インキ調量が改善された、印刷部のインキ装置、印刷部並びに印刷部運転する方法を提供することである。
この課題は、本発明によれば、請求項1、4、21もしくは22の特徴部に記載の構成により解決される。
本発明で得られる利点は、特に、インキ調量の品質改善が得られることにある。これは、先ず力に基づく当接により、又、駆動装置によりもたらされる当接力の可変性もしくは変化により、及び場合により追加的にサイクルの可変性もしくは変化により得られる。力を変化させるために、揺動運動を及ぼす駆動手段の設定目標値が遠隔操作式に設定可能であるかつ/又は変更可能である。この場合、設定目標値を介して、特に揺動運動をもたらす駆動手段の出力側の駆動力が設定可能であるかつ/又は変更可能である。この場合、制御装置が、例えばユーザーインタフェースにおける調節命令を介して/又は制御プログラムにより指示されて調節手段に作用する。
揺動駆動装置の好適な態様では、このために、駆動手段として、圧縮流体の供給により運転される直動駆動装置又は回動駆動装置が設けられており、この場合、当接力を変化させるために、圧力レベルが変化させられる。これは、例えば遠隔操作式に調節可能な弁に対する作用により行われる。
択一的な態様では、駆動手段は、電動モータを備える、少なくとも1つの運転モードでトルク調整して運転可能なかつ/又は運転される電動駆動装置として構成してよく、この場合、目標値として、トルク設定値が、遠隔操作式に、電動駆動装置の駆動調整装置として構成された調節手段において設定可能であるかつ/又は変更可能である。
両態様は、揺動可能なローラの当接力を変化させる可能性をもたらす。この場合、簡単に、インキ練りローラ及び/又はインキ出しローラに対する当接力ひいてはインキストリップ幅を、圧力レベルの調節もしくは変更により調節できることが特に好適である。これは、それぞれ異なるインキストリップ幅を調節すべき場合、かつ/又は特に、例えば証券印刷に使用するに際して、例えばレインボー印刷に際して生じ得るような、切削加工されたインキ移しローラの使用により有効接触長さを変更する場合に、特に好適である。
この場合、インキ移しサイクルは、インキ移しサイクルが機械速度に対して可変の相関で行われ得る場合であっても、機械的に機械速度から分離されている。インキ移しサイクルは、例えばある程度の範囲内で自由に選択可能であるもしくは変更可能である。これは、例えば証券印刷に使用するに際して、例えば繊細な線を用いて番号や印章を印刷する際に生じ得るように、少量のインキを転写すべき場合に特に好適である。
圧力媒体に基づく駆動装置作動システムの、例えばコスト及び/又は正確な適合の可能性に関して好適な態様では、市販の、好適には双方向作動式のプランジャ−プランジャ室−システム、特にシリンダ−プランジャ−システムが使用される。この場合、レバー長さを介して、機械スペースにおいて例えば既に用意されている圧力レベルに対する適合を行うこともできる。
圧力媒体に基づく駆動装置作動システムの、コンパクト化及びモジュール化に関して好適な態様では、駆動装置は、揺動型プランジャモータにより形成されている。この駆動装置の、例えば出力部材が、直接にインキ移しローラを支持する揺動レバーの揺動軸線上に作用する。
例えば、例えば印刷機の駆動装置のためにネットワーク化されたマルチモータドライブシステム、例えば電子的なガイド軸線に関して同期化して駆動される駆動モータが設けられている場合、電動モータ式の駆動装置作動システムが、好適であり、トルク設定値の伝達に関して、ネットワーク化された駆動装置システムに結合されていてよい。
好適な改良形では、駆動手段とインキ移しローラとの間における揺動駆動装置の駆動トレーンは、例えばばね要素により、揺動に対する重力の作用に抗して、1つの揺動方向でプリロードを掛けられている。
力に基づく、例えば圧力媒体に基づく又はモーメントに基づくインキ移しローラの当接により、純粋に距離に基づく当接とは異なり、幾何学形状が僅かに変化する場合、例えばインキ移しローラの弾性的な周面が損耗する場合、ストリップ幅の後調節が省略される。
インキ移しローラカム伝動装置に基づく駆動装置を備える態様に対して、機械的な、並びに測定技術的なかつ調整技術的な要素が節減され、油室が省略され又は少なくとも縮小され、並びに、取付けに係る手間及び装置の調節時の手間が大幅に低減される。
本発明の実施の形態を図示し、以下に詳説する。
両面同時多色印刷用のザンメル印刷部として構成された印刷部の概略図である。 図1に示された印刷部の一部であるインキ装置を示す図である。 互いに対して対応するように切削加工された2本のインキ移しローラのローラ区分の概略原理図である。 インキ移しローラと、インキ練りローラと、第1の態様による揺動駆動装置とを備えるインキ装置の一部の断面図である。 インキ出しローラと、インキ練りローラと、インキ移しローラと、第1の実施の形態の第1の態様による揺動駆動装置とを備えるインキ装置の一部の概略側面図である。 インキ移し工程の概略図である。 インキ移しローラと、インキ練りローラと、第2の態様による揺動駆動装置とを備えるインキ装置の一部の断面図である。 インキ出しローラと、インキ練りローラと、インキ移しローラと、第1の実施の形態の第2の態様による揺動駆動装置とを備えるインキ装置の一部の概略側面図である。 ねじり棒ばねの例示的なばね線図である。 インキ出しローラと、インキ練りローラと、インキ移しローラと、第2の実施の形態による揺動駆動装置とを備えるインキ装置の一部の概略側面図である。
印刷部01は、少なくとも1本の、像を提供する第1の印刷部胴02(12)、例えば第1の版胴02(12)と、版胴02(12)に着色するために版胴02(12)と協働するインキ装置03(13)とを備える。版胴02(12)は、その周面に、例えば周面に取り付けるべき刷版に、印刷像原稿を有する。オフセット印刷部としての好適な態様では、印刷部01は、ブランケット胴04として構成された、インキを案内する少なくとも1本の第1の印刷部胴04(14)を備え、第1の印刷部胴04(14)は、一方では少なくとも1本の第1の版胴02(12)と協働し、他方では印刷すべき被印刷物06を介して、第1のブランケット胴04(14)に対する受け部として働く、印刷部胴14としての対向圧胴14と協働する。これらの印刷部胴のニップ部で、印刷部胴は、印刷箇所07を形成し、印刷箇所07において、インキが第1のブランケット胴04から被印刷物06に転写される。版胴02に対応して、図示の湿式オフセット印刷の場合、湿し装置08を配置してよい。択一的な乾式オフセット印刷の場合、湿し装置08は省略してよい、もしくは少なくとも運転しなくてよい。
両面同時印刷用の両側印刷部01としての印刷部01の好適な態様では、対向圧胴14は、第2のブランケット胴14として構成されており、第2のブランケット胴14自体は、インキ装置13により着色可能な少なくとも1本の第2の版胴12と協働する。
原則として、片面又は特に両面の多色印刷の好適な態様に対して、1つのインキ装置03と1本の版胴02と1本のブランケット胴04とをそれぞれ備える複数の印刷部01もしくは両面同時印刷に適合する複数の両側印刷部01を、被印刷物走行軌道上で相前後して設けてよい。但し、好適には、複数の、例えば4本の第1の版胴02;12が、周に沿って相前後して、被印刷物の片側で、同一の第1のブランケット胴04;14と協働し、同時の多色印刷のために、片側のザンメル印刷部09の印刷群を形成している。好適には、被印刷物の別の側でも、インキ装置13が対応して配置された、複数、例えば4本の第2の版胴12が、片側のザンメル印刷部09としての第2のブランケット胴14と協働し、第1の印刷群と共に、まとめて、両面同時多色印刷用のザンメル印刷部01を形成している。ブランケット胴04;14の間に、印刷箇所07が、両側印刷箇所として形成されている。この種の両面同時印刷を行うザンメル印刷部01は、特に、それぞれ同一の被印刷物面にも相互的に両方の被印刷物面にも見当一致の高い要求が課せられているかつ/又は特殊な色構成の高い要求が課せられているところで有利である。このようにして構成された印刷部01は、好ましくは、証券印刷用の両面多色印刷のために構成されている。被印刷物06は、ウェブ状に、又は好ましくは単一のシートとして構成してよい。協働する両方のザンメル印刷部09は、「表面印刷−印刷部」又は「表面印刷−着色部」(例えば図1において左側のザンメル印刷部09)及び「裏面印刷−印刷部」又は「裏面印刷−着色部」とも云われる。
印刷済みの被印刷物06、例えば被印刷物シート06は、印刷後に印刷箇所07から離反し、例えば相応に構成された搬送装置11、好適には1つ又は複数のグリッパ胴を備えるグリッパシステム11、又は場合によりベルトシステム11を介して、印刷部01から搬出される。
インキ装置03;13は、非連続的(間欠的)にインキを送り出すインキ移し方式のインキ装置03;13として構成されており、これは特に、最少のインキ量の場合でも確実な調量及び印刷を保証すべき印刷部01にとって好適である。これは、例えば証券印刷、特に証券オフセット印刷の場合に特に重要である。インキ装置03;13は、上流側の端部に、少なくとも1つのインキ源16(26)、例えばインキ溝16(26)又はチャンバ方式ドクタ装置16(26)を備え、インキ源16(26)から、インキを、(場合により温度調整可能な)第1のインキ装置ローラ17(27)、例えばインキ出しローラ17(27)又はインキ溝ローラ17(27)に着けることができる。インキ出しローラ17(27)は、強制回転駆動されていて、好適には例えばストップモータを用いて、約1°〜例えば65°の範囲のステップのステップ幅でタイミング制御して駆動されている。インキ出しローラ17(27)の下流側に、インキ出しローラ17(27)の回転軸線に対して平行に延在する揺動軸線Sを中心に揺動可能に支持された第2のインキ装置ローラ18(28)、例えばインキ移しローラ18(28)が設けられており、第2のインキ装置ローラ18(28)は、運転中、インキ出しローラ17(27)と下流側に後置された、インキ練りローラ19とも云われる第3のインキ装置ローラ19との間を振り子運動(揺動)する。いわゆるインキ練りローラ19は、例えば少なくとも60ショアAの硬さを有する硬い表面を有する。インキ練りローラ19は、例えばクロムめっきが施された表面から構成してよい、又は好適には、好ましくはリルサン(R) のようなプラスチックから成る表面を有して構成してよい。インキ練りローラ19には、下流側で版胴02;12の方向に、1つの経路の、又は場合により少なくとも一部で並列の複数の部分経路に分かれる、別のローラを備えるローラ列21が続いており、ローラ列21は、例えば横振り可能に構成された少なくとも1本のインキ装置ローラ22,例えばインキ振りローラ22と、版胴に近い方の端部に、版胴02;12と協働する複数のインキ装置ローラ23、例えばインキ着けローラとを備える。インキ練りローラ19と下流側の第1のインキ振りローラ22との間に、軟らかい表面(例えば最高50ショアA、好適には最高45ショアA)を有する1本のインキ装置ローラ24、例えばインキ送りローラ24を設けてよい。
インキ装置03;13の好適な態様では、インキ装置03;13は、並行してインキ装置03;13にインキを供給するために2つのインキ源16;26を備えて構成されており、この場合、それぞれインキ源16;26からのインキ供給は、例えば前述のように、それぞれインキ源16;26からインキ出しローラ17;27とインキ移しローラ18;28とを介して、下流側の所定の箇所で、共通のインキ装置ローラ19、特に同一のインキ練りローラ19へ行われる。この並行するインキ供給は、同一のインキ装置による2色の印刷を可能にし、この場合、2つのインキは、並び合って又は混ざり合って印刷することができる(いわゆるレインボー印刷)。インキ移しローラ18;28は、例えば軸方向で、それぞれ、長手方向の成形輪郭を有する周面を備え、周面において、隆起したストリップ状で環状に延在する区分29が、隆起した区分29の母線に対して凹んだストリップ状で環状に延在する少なくとも1つの区分31により中断されている(例えば誇張して略示された図3参照)。長手方向区分で成形されたこの種のインキ移しローラ18;28は、「切削加工された」とも云われる。各区分29;31の長さは、同一でなくてよく、印刷像要求に応じて、インキ移しローラ18;28上でインキ移しローラ18;28ごとにそれぞれ異なっていてよい。同様に、隆起した、つまり支持作用を有する区分29の全体部分のローラ長さ(つまり利用可能な最大有効面長さ)は、切削加工されたインキ移しローラ18;28の場合、必要に応じて、その都度の大きさで、例えば10%〜90%の間で変更することができる。従ってインキは、隆起した区分29の軸方向域でのみ、インキ出しローラ17からインキ装置03;13に供給される。2つのインキのストリップ状のインキ供給により、同一の版胴02;12もしくは版胴02;12に設けられた同一の刷版に、隆起した区分の重なり及び/又は少なくとも1本のインキ振りローラ22の横振り行程に応じて、同一のインキ装置03;13を用いて、大小の強さで混ざり合う色パターンを着色することができる。
原則として、1つ又は複数のインキ源16;26を備えるインキ移し方式のインキ装置03;13の態様にかかわらず、かつ/又は切削加工された又は切削加工されずに構成されたインキ移しローラ18;28を備えるインキ移し方式のインキ装置03;13の態様にかかわらず、インキ装置03;13は、揺動駆動装置もしくは揺動駆動装置に対応して配置された駆動手段32を備える。揺動駆動装置もしくは駆動手段32は、機械的に、印刷部01に対応して配置された印刷部胴02;04;12;14の回転運動、特に強制回動駆動装置に依存していない、かつ/又は機械的に、強制駆動されるインキ装置ローラ17;18;19;22;23;24;27;28の強制回動駆動装置に依存していない。但し、独立した、以下に詳説する揺動駆動装置は、証券印刷、特に証券オフセット印刷、及び/又はザンメル印刷部01としての、特に両側のザンメル印刷部01としての印刷部01の構造、及び/又はレインボー印刷を可能にする、2つのインキ装置源16;26を備えるインキ装置03;13、及び/又は少なくとも1本のインキ移しローラ18;28の、特に隆起した部分に関して変更可能な切削加工された構造に関して特に好適である。
インキ移しローラ18;28の揺動運動をもたらす揺動駆動装置は、例えば2つのレバー33を備え、レバー33は、揺動軸線Sを中心に揺動可能に支持されており、レバー33には、それぞれ揺動軸線Sから間隔を置いてインキ移しローラ18;28が端面側で回転可能に支持されている。インキ移しローラ18;28の支持は、図示のように、レバー33に配置されたラジアル軸受34(ラジアル軸受34にはインキ移しローラ18;28のジャーナル36が支持されている)により、又は、レバー33に相対回動不能に(つまり一緒に回転するように)配置された連続的な又は分割された軸を用いて行われる。この軸には、インキ移しローラ18;28に設けられたラジアル軸受が被せ嵌められる。
原則として、両レバー33の各々が個別にサイドフレーム37,38に支持されていて、場合により、別々の、但し制御技術的には同期化された揺動駆動装置により駆動することができるにもかかわらず、両レバー33は、好適にはその両方が、1つ又は複数の部分から成る、1つの揺動駆動装置により駆動される同一のシャフト39、例えば中空シャフト39に相対回動不能に配置されている。シャフト39は、サイドフレーム37;38において、ラジアル軸受35に、揺動軸線Sを中心に揺動可能に支持されている。揺動軸線Sを中心とするシャフト39の揺動により、レバー33に支持されたインキ移しローラ18;28の回転軸線Rは、有効レバー長さに一致する半径rを有する円形の線上で揺動させられる。この場合、揺動は、インキ移しローラ18;28の周面が終端位置でインキ出しローラ17;27に接触させられる位置Aと、インキ移しローラ18;28の周面が終端位置でインキ練りローラ19に接触させられる位置Bとの間で行われる。両位置A;Bの間のレバー33の揺動角度σは、ローラの幾何学形状及びローラの配置並びにレバー長さに依存しているが、記載の幾何学形状及びレバー長さは、好適には、揺動角度σが3°〜10°、特に5°〜8°だけの角度範囲にあるように設計されている。これにより、所定の調節距離が提供され、この場合、インキ移しローラ18;28に追加的に位置変更により大き過ぎる回動運動が重畳されることはない。揺動軸線と回転軸線Rとの間の好適な有効レバー長さは、例えば60mm〜70mmである。
各レバー33もしくは両レバー33をまとめて揺動させる、直接又は間接に1つ又は複数のレバー33に作用する駆動手段32は、その出力側の駆動力に関して調節可能に構成されていて、特に少なくとも上向きの力を制限可能に構成されている。これにより、インキ移しローラ18;28の、力に基づく当接が可能である。位置固定のストッパに対する強さに依存せずに作動する、純粋に距離に基づく調節運動とは異なって、ここでは、ストッパに作用する力の制限が存在する。この場合、ストッパは、位置固定のローラ17;19の周面により形成されていて、この周面に、揺動駆動装置により、インキ移しローラ18;28が当接させられる。
図示の特に好適な第1の態様では、揺動駆動装置の駆動手段32は、圧力媒体、特に圧縮流体、つまり圧力を掛けられた流体により運転される、つまり液圧式又は好適には空圧式に運転される駆動手段32として構成されている。好適には、この駆動手段32は、圧力媒体供給により運動させられる出力部材41;42でもって、間接に、少なくとも1つの伝動装置部材、例えば少なくとも1つのレバー33;43及び/又は場合により運動を伝達する伝動装置を介して、又は、直接に、相対回動不能な又は少なくとも回動不能な結合部、例えばクラッチ44を介してシャフト39に作用し、これにより、シャフト39は揺動させられる。この場合、駆動手段32は、好適には双方向作動式に構成されており、つまり、出力部材41;42の運動自由度に沿った出力部材41;42の運動を、双方向で、駆動手段32への圧力媒体のその都度の供給により、能動的に生じさせる、もしくは生じさせることができる。好適には、駆動手段32の原理は、圧力媒体供給により及ぼされる、プランジャ室内でのプランジャの運動に起因し、この場合、プランジャの運動は、プランジャと結合された出力部材41;42(出力部材41;42は、場合によりプランジャと一体的に形成してもよい)に伝達される。プランジャ室の、プランジャを押しのけるために圧縮流体が供給可能な側は、ここでは圧力チャンバとも云われる。従って、双方向作動式のプランジャ−プランジャ室−システムは、プランジャの両側でそれぞれ1つ圧力チャンバを備える。
第1の実施の形態の第1の態様では、駆動手段32は、圧力媒体もしくは流体作動式の直動駆動装置32、例えばリニアモータ32として、例えば圧力媒体を供給可能なシリンダ−プランジャ−システム32、略して圧力媒体作動式の作業シリンダ、特に空圧式シリンダ32として構成されている。この駆動手段32は、プランジャ室を画定するハウジング46、例えばシリンダ46を備え、ハウジング46内で、軸方向にプランジャが往復運動可能であり、プランジャは、その運動を、プランジャに結合されたプランジャロッドに伝達する。プランジャロッド、又はプランジャロッドに引張剛性的にかつ圧縮剛性的に結合された延長部は、駆動手段32の、圧力媒体供給により運動可能な出力部材41を形成している。好適な、双方向に作用する態様では、プランジャ室に、プランジャの両側で圧力媒体が供給可能である。このために、両プランジャ室端部の域に、それぞれ、圧力媒体源47、例えば圧力媒体貯蔵部又はコンプレッサに、これに応じた管路を介して結合可能なもしくは結合された接続部48;49、例えば圧力媒体接続部48;49が設けられている。
両圧力媒体接続部48;49もしくは圧力媒体接続部48;49を介して圧力媒体が供給されるプランジャ部分室は、それぞれ、インキ移しローラ18;28が占める前述の2つの位置A;Bうちの1つに割り当てられていて、該当する圧力媒体接続部48;49への圧力媒体供給により、インキ移しローラ18;28は、前述の両位置A;Bのうちの、圧力媒体供給に応じた位置A;Bを占めるまたは占めるようにされる。
圧力媒体源47と圧力媒体接続部48;49との間に、制御可能な減圧弁51、すなわち圧力調整弁51、例えば比例圧力調整弁が設けられており、減圧弁51の出口に、所望される圧力レベルP(P1;P2)が形成可能である。好適には、この圧力調整弁51は、出口に存在する圧力レベルP(P1;P2)に関して調節可能に構成されていて、相応の調節手段52を備える。調節手段52は、原則として、現場で手動により調節可能であるが、但し好適には、後述のように制御手段57により、例えば制御手段57に通じるユーザーインタフェース59を介しても、遠隔操作式に調節可能である。
インキ移しローラ18;28を別のインキ装置ローラ17;27;19もしくは別のローラ17;27;19に当接する力、ひいてはニップ部におけるインキストリップ幅は、圧力調整弁51の調節によって(手動により現場で又はユーザー操作部59を介して、又は制御手段57により自動化されて)調節される。この調節は、例えば機械の最初の運転開始の範囲内で、かつ/又は機械の保守又は点検時に、かつ/又は印刷条件が変化する際に行われ得る。同一の圧力調整弁51を介して両チャンバに圧力媒体を供給する場合、ローラ17;27;19への両方の当接力が同一である、又は、サイクル(下記参照)に関連して、圧力レベルP;P1;P2を変化させるための圧力調整弁51の2つの調節の間の変更が行われる。
圧力媒体源47、特に下流側に配置された圧力調整弁51の出口は、1つの態様では、例えば2つのポートを備える切換弁53として構成された弁53、好適には例えばいわゆる5ポート2位置方向切換弁として構成された多方向切換弁とこれに対応する管路とを介して、両圧力媒体接続部48;49に接続されていてよい。両方の圧力媒体接続部48;49もしくはこれを介して圧力媒体が供給されるプランジャ部分室には、その時の時点で、切換弁53の状態に応じて、交互に、圧力媒体源47もしくは圧力調整弁51により用意される圧力レベルP;P1;P2の圧力媒体が供給可能である。切換弁53の調節は、制御手段56の側から、相応の制御信号Sを介して、弁53に対応して配置された調節手段54の操作により行われる。弁53の操作をもたらす制御手段56は、制御回路56として又はプログラムルーチン56として構成してよく、非集中的に又は集中的に構成された制御装置58、例えば機械制御装置及び/又はガイドスタンド制御装置の一部を形成している。弁53の操作は、所望のインキ移しサイクルTもしくはサイクルT(サイクル長さ)及び所望のサイクル変化(様々なサイクル位相の変化)に応じて行われ、この場合、完全なサイクルTは、例えば2つの切換過程を有する。この場合、サイクルTは、位置Aにおけるインキ移しローラ18;28の当接の位相τAと、位置Bに向かう位置変化の位相τABと、位置Bにおけるインキ移しローラ18;28の当接の位相τBと、最後に再び位置Aに向かう位置変化の位相τBAとを有する。制御手段53により設定されるサイクル、つまり弁53の操作に対する、周期的に反復するパターン及び/又は反復周波数は、例えばユーザーインタフェース59を介して設定可能であってよいかつ/又は変更可能であってよい。例えばサイクルは、その時の時点で存在する機械速度に関連していてよく、但しこの場合、特定の因数の相関がユーザーインタフェース59で変更可能である、又は、自動的に制御装置58に格納された関係に基づいて選択可能である。
関係が格納されている場合、互いに異なる生産条件及び/又は機械調節での生産に関して、値がそれぞれ異なる、インキ移しサイクルと機械速度との間の相関もしくは係数が格納されていてよい。そうすると例えば特定の生産に対して、印刷箇所07を通して搬送すべき5枚のシートごとに1つのインキ移しサイクルの相関を格納し、別の生産に対して、印刷箇所07を通して搬送すべき、5枚とは異なる数のシートごとに1つのインキ移しサイクルの相関を格納してよい。係数は、例えば5枚シートあたり1サイクル〜25枚シートあたり1サイクルの間で変更してよい。
ユーザーインタフェース59を介して変更可能な相関を有する1つの態様では、例えば印刷箇所07を通して搬送すべき5枚のシートごとに1つのインキ移しサイクルの基本調節を設定してよく、この場合、この基本調節は、ユーザーにより、ユーザーインタフェース59で変更可能である。
従って、インキ移しローラ18;28の、機械的に互いに独立した揺動駆動装置により、インキ移しサイクルは、機械速度に対する相関に依存せずに、もしくは少なくとも不変の相関なく調節可能であるもしくは選択可能である。
既に示唆したように、圧力調整弁51は、出口に存在する圧力レベルP(P1;P2)に関して、制御手段57(例えば制御回路57又はプログラムルーチン57)により、遠隔操作式に調節可能である。制御手段57は、例えば、非集中的に又は集中的に構成された制御装置58の一部を形成していてよい。例えば、インキ装置03;13に配置されたインキ移しローラ18;28の、支持作用を有する区分29の全体に占める割合もしくは全長がそれぞれ異なる2つの生産状況に対して、別のローラ17;27;19のうちの1本に対するインキ移しローラ18;28の当接が、それぞれ異なる圧力レベルP1;P2を有する圧力媒体を該当するプランジャ室部分もしくは該当する圧力接続部48;49に供給することによって行われる。この場合、それぞれ異なる圧力レベルP1;P2の調節は、制御手段57を介して調節部材52を操作することにより行われる。この場合、各圧力レベルP1;P2の設定値は、例えば1つ又は複数のユーザーインタフェース59を介して設定可能であってよいかつ/又は変更可能であってよい。例えば、圧力レベルP1;P2は、自動的に、制御装置58に格納された関係に基づいて選択可能であってよい。このために、互いに異なる生産条件の生産のために、特に支持作用を有する区分29の全体に占める割合がそれぞれ異なるインキ移しローラ18;28に対して、圧力レベルP1;P2の高さがそれぞれ異なる調節値が格納されていてよい。ユーザーインタフェース59を介して変更可能な調節を有する1つの態様では、例えば圧力レベルP1に対する基本調節を設定してよく、この基本調節は、その後ユーザーにより、ユーザーインタフェース59において変更可能である。
前述の両圧力媒体接続部48;49もしくはプランジャ部分室に交互に圧力媒体供給を行う切換弁53を備える図示の態様に対して択一的に、図示されていない変化態様では、例えば制御手段57により互いに同期化して制御される個別の2つの切換弁を設けてもよい。これらの切換弁は、入口側で、例えば特に調節可能なそれぞれ1つの圧力調整弁51、例えば比例圧力調整弁に接続されている。このことは、確かにより高い技術的な手間をもたらすが、但し、両位置A;Bに対して、互いに異なる圧力レベルP1;P2によるそれぞれ異なる当接力を実現することができる。場合により、両圧力媒体接続部48;49に対してそれぞれ異なる圧力レベルP1;P2は、追加的に、上述の方式で、支持作用を有する区分29の全体に占める割合に応じて変化させることができる。
該当するインキ装置ローラ17;27;19に対するインキ移しローラ18;28の衝突によるいわゆるインキ移し衝突をできるだけ小さく維持するもしくは理想的な場合には回避するために、作業シリンダ32もしくはプランジャ室の長さを、プランジャがシリンダ内の終端位置の域に至るときにインキ移しローラ18;28の位置A;Bが得られるように設定してよい。この場合、作業シリンダが終端位置減衰装置を備えて構成されていると特に好適である。
記載したように圧力媒体作動式もしくは流体作動式のリニアモータ32として構成された駆動手段32は、レバー33;43、例えば揺動軸線Sの外側で、インキ移しローラ18;28を支持するレバー33に、又は、特にこのために設けられた、シャフト39に相対回動不能に結合されたレバー43に作用する。場合によりインキ移しローラ18;28を支持するレバー33の第2のアームによって形成してもよい、特別に設けられたレバー43は、好適には、インキ移しローラ18;28を支持するレバー33の長さよりも大きく、例えば少なくとも2倍のレバー長さを有し、例えば約140mm〜約180mmである。
第1の実施の形態の第2の態様では、駆動手段32は、圧力媒体作動式もしくは流体作動式の回動駆動装置32、好適には流体作動式の揺動型プランジャモータ32、特に空圧式に作動可能な揺動型プランジャモータ32として構成されている。この回動駆動装置32は、例えばハウジング61により画定された、シャフト42の回動軸線周りを周方向に延在するプランジャ室を備え、プランジャ室には、シャフトに結合されたプランジャが、所定の円軌道上を、回動軸線回りに往復運動可能である。シャフト42又はシャフト42に相対回動不能に結合された延長部は、駆動手段32の、圧力媒体供給により運動可能な出力部材42を形成している。好適な双方向作動式の態様では、プランジャ室に、プランジャの両側で、圧力媒体が供給可能である。そのために、回動駆動装置32は、前述の態様に応じて2つの圧力媒体接続部48;49を備え、圧力媒体接続部48;49もしくは圧力媒体接続部48;49のプランジャ部分室には、第1の態様に関して前述されたように、1つ又は複数の圧力レベルP;P1;P2の圧力媒体が供給される。インキ移し衝突を減衰するために、ここでも、終端位置減衰手段を設けてよい。サイクル、操作、調節及び運転に関して第1の態様の前述の構成において述べたことは、相応に第2の態様に適用可能である。揺動型プランジャモータ32もしくはその始動装置は、フレーム固定して配置されており、例えば直接に又は保持装置66を介して、例えば固定ピン66を介して、サイドフレーム38に少なくとも回動不能に結合されている。
両態様の好適な改良形では、揺動駆動装置は、特に駆動トレーンの、駆動手段32の出力部材42と、インキ移しローラ18;28のジャーナル36を支持するラジアル軸受34との間の箇所でプレロードを掛けられていて、離反された又は無抵抗に切り換えられた駆動手段32もしくは出力部材41;42の状態で、インキ移しローラ18;28の、重力に起因する加速とは逆に向けられた力、好適には重力に起因するトルクに対抗するモーメント、特にほぼ相殺するモーメントが、駆動トレーンに導入される。好適なプレロードは、切り離された又は無抵抗に切り換えられた駆動手段32もしくは出力部材41;42の状態で、インキ移しローラ18;28が、インキ移しローラ18;28と協働する両インキ装置ローラ17;27;19のうちの下側のインキ装置ローラ17;27;19に、全く載らない、又は、インキ移しローラ18;28の重量の、最高で一部、例えば最高で半分、好適には最高で1/4、好適には最高で1/10が載るように、構成されているかつ調節されている。理想的な場合、プリロードを掛ける装置は、インキ移しローラ18;28が、切り離された又は無抵抗に切り換えられた駆動手段32もしくは出力部材41;42の状態で、例えば手動により、インキ出しローラ17;27とインキ練りローラ19との間のほとんど全ての位置に移動させることができ、そこに留まるように、構成されているかつ調節されている。これは、原則として、例えば任意に構成された、駆動トレーンにおける何れかの適切な位置に作用するばね要素62によりもたらすことができる。例えば、重力に起因するトルクが、インキ移しローラ18;28を支持するレバー33に、又はシャフト39にトルクを導入するレバー43に適当な形で作用することにより、引張りばね又は押圧ばねを、そのばね力が、重力に起因するトルクに対抗するように調整してもよい。
好適な態様では、プリロードを掛ける装置は、ねじり棒ばね62として構成されたばね要素62を備え、ねじり棒ばね62は、1つのフレーム側で、好適にはシャフト39の入力側とは反対側に置かれたフレーム側で、運転に応じて、つまり機械もしくは印刷部01の運転中、サイドフレーム37;38に相対回動不能に固定されていて、シャフト39の、反対側に位置するサイドフレーム38;37に近い方の長手区分、例えばシャフト39の、入力側に対応して配置された端部の域64において、シャフト39に相対回動不能に結合されている。ねじり棒ばね62の、フレーム固定の端部における固定は、好適には、ねじり棒ばね62の相対回動不能な結合部が調整目的で弛緩可能であり、ねじり棒ばね62がその端部の域で相対回動可能で、相対回動後に再び固定可能であるように、構成されている。これにより、シャフト39に及ぼされるプリロードを調節して、固定後に後続運転のために維持することができる。ねじり棒ばね62のフレーム固定の支持は、例えば緊締セット63を介して行われ、緊締セット63により、ねじり棒ばね62はフレームに弛緩可能に固定可能である。ねじり棒ばね62は、好適には、中空シャフト39として構成されたシャフト39内で特に同軸に延在するように、支持されている。
ねじり棒ばね62は、例えば、弾性的な、例えばほぼ直線的な調節域において、但しここでは揺動運動に必要とされる調節域において、例えば15Ncm/度〜30Ncm/度、好適には21Ncm/度〜26Ncm/度のばね定数を有するように、構成されている。ねじり棒ばね62は、インキ移しローラ18;28の揺動時に、所定の角度ε、例えば回動角度又はねじり角度ε(このとき例えばεは3°〜10°、特に5°〜8°)にわたる全体ストロークを有し、全体ストロークは、位置Aと位置Bとの間の揺動角度σに一致する。ねじり棒ばね62のプリロードは、例えば、ねじり棒ばね62がその振れの中心位置をめぐって、例えば、例えば12°〜18°、特に14°〜16°の範囲にある平均的なねじり角度δ0をめぐって揺動させられるように、選択されていて、その中心位置から、ねじり棒ばね62は、例えばインキ移しローラ18;28の揺動時に両側で半分の全体ストロークだけ振られる。従って、ねじり棒ばね62は、位置Bと位置Aとの間でのインキ移しローラ18;28の揺動時に、フレーム固定の端部とシャフト固定の部分との間の長さに沿って、回動位置b(B)と回動位置a(A)との間で角度εだけ回動する。ねじり棒ばね62によって及ぼされるトルクは、平均的なねじり角度δ0に対して、3000Ncm〜3800Ncm、好適には3200Ncm〜3600Ncmにある。振れの僅かな角度差に基づいて、トルクは極めて僅かしか変化しない。
ばね要素62の、ねじり棒ばね62に対して択一的な態様では、プリロードの形成を実現する構造は、回動駆動装置32のシャフト42とレバー33を支持するシャフト39との間の、回動方向でばね弾性的な結合によって形成することもできる。このために例えば、トルク伝達に関して結合部の入力側と出力側との間にクラッチ44をばね弾性的に構成してよい。プリロードを掛けるために例えば又は好適には存在するトルクの特徴付けについては前述の説明が当てはまる。
場合によっては存在するネットワーク化されたマルチモータードライブに関して好適な、詳しくは図示されない択一的な態様では、揺動駆動装置の駆動手段67は、電動モータ68を備える、少なくとも1つの運転モードでトルク制御して運転可能なかつ/または運転される電動駆動装置67として構成されている。この場合、電動モータ68は、トルクMに関して又はトルクMに直接に関連する値、例えば電力Pに関して制御可能であり、少なくとも上向きに制限可能であると理解すべきである。目標値として、トルク設定値Ms(もしくは相応の値の設定値)が、電動駆動装置67の駆動装置調整装置69として構成された調節手段69において設定可能であるかつ/又は変更可能である。駆動装置調整装置69もしくはそこで実行されるプロセスに、例えば往復運動を及ぼす制御信号Sも、相応の制御手段56から供給される。制御信号は、ここでは例えばタイミング制御された、右回りと左回りとの間の交番をもたらす。
ここでも前述のように、駆動装置調整装置69は、制御手段57により、例えばユーザーインタフェース59から制御手段57を介して、トルク設定値Msに関して遠隔操作式に調節可能であってもよい。このために、制御手段57は、信号接続部を介して駆動装置調整装置69に接続されており、この場合、制御手段57は、信号接続部を介して、ユーザーインタフェース59に接続されていてよい。
機械的に、印刷部01に設けられた印刷部胴02;04;12;14及びインキ装置ローラ17;18;29;22;23;24;27;28の回転に依存せずに構成された駆動手段32の、調節力もしくは出力側の駆動力に関して変更可能な態様には、この場合、駆動装置32の特別な態様にかかわらず、揺動駆動装置の駆動手段32;67に対する目標値が、調節手段52;69に対する作用により遠隔式に設定可能であるかつ/又は変更可能であることにより、第1の及び/又は第2のインキ装置ローラ17;19に対する当接力を調節できることが当てはまる。駆動手段32;67は、目標値の設定により、出力側の駆動力に関して調節可能に構成されている。
01 印刷部、両側印刷部、ザンメル印刷部、両面
02 印刷部胴、版胴、第1
03 インキ装置、第1、インキ移し方式のインキ装置
04 印刷部胴、ブランケット胴、第1
06 被印刷物
07 印刷箇所、両側印刷箇所
08 湿し装置
09 ザンメル印刷部、片面
11 搬送装置、ベルトシステム
12 版胴、第2
13 インキ装置、第2、インキ移し方式のインキ装置
14 印刷部胴、対向圧胴、ブランケット胴、第2
16 インキ源、インキ溝、チャンバ方式ドクタ装置
17 インキ装置ローラ、第1、インキ出しローラ、インキ溝ローラ
18 インキ装置ローラ、第2、インキ移しローラ
19 インキ装置ローラ、第3、インキ練りローラ
21 ローラ列
22 インキ装置ローラ、インキ振りローラ
23 インキ装置ローラ、インキ着けローラ
24 インキ装置ローラ、インキ送りローラ
26 インキ源、インキ溝、チャンバ方式ドクタ装置
27 インキ装置ローラ、第1、インキ出しローラ、インキ溝ローラ
28 インキ装置ローラ、第2、インキ移しローラ
29 区分、隆起した
31 区分、凹んだ
32 駆動手段
33 レバー
34 ラジアル軸受
36 ジャーナル
37 サイドフレーム
38 サイドフレーム
39 シャフト、中空シャフト
41 出力部材
42 出力部材
43 レバー
44 クラッチ
46 ハウジング、シリンダ
47 圧力媒体源
48 接続部、圧力媒体接続部
49 接続部、圧力媒体接続部
51 圧力調整弁、調節可能
52 調節手段
53 弁、切換弁
54 調節手段
56 制御手段、制御回路、プログラムルーチン
57 制御手段、制御回路、プログラムルーチン
58 制御装置
59 ユーザーインタフェース
61 ハウジング
62 ばね要素、ねじり棒ばね
63 緊締セット
64 域
66 保持装置、固定ピン
67 駆動手段、電気駆動手段
68 電動モータ
69 調節手段、駆動装置調整装置
a 回動位置(位置A)
b 回動位置(位置B)
A 位置
B 位置
δ ねじり角度
ε 角度、回動角度、ねじり角度
S 制御信号
σ 揺動角度
τA 位相
τB 位相
τAB 位相
τB 位相
τBA 位相
P 圧力レベル
P1 圧力レベル
P2 圧力レベル
M トルク
s トルク設定値
P 電力
r 半径
R 回転軸線(18,28)
S 揺動軸線
本発明は、請求項1、14もしくは15の上位概念に記載の、印刷部のインキ装置、印刷部並びに印刷部を運転する方法に関する。
独国実用新案登録第29807042号明細書、独国特許第2144636号明細書、欧州特許出願公開第0158945号明細書、独国特許出願公開第19828142号明細書において、揺動運動のための、圧力媒体が供給される駆動手段を備えるインキ移しローラ駆動装置の態様に関する別の例が示されている。
欧州特許出願公開第1916110号明細書において、印刷機用のインキ装置並びにインキ装置を制御する方法が開示されている。このインキ装置並びに方法では、インキ移しローラがインキ出しローラとインキ練りローラとの間を揺動させられる。揺動は、駆動装置により行われ、駆動装置は、駆動モータ、並びにモータの駆動運動をインキ移しローラの揺動運動に変換するクランク伝動装置を備える。存在する押圧力の特定に用いられる検出装置は、インキ移しローラにおける変形、トルク値、モータの駆動出力又はモータ固定部に作用する力に基づいていて、信号が制御装置に供給される。更に、検出装置により、回動及び角度位置に関する指示的な信号も得られ、信号が制御装置に供給される。好適には、調節手段を設けるべきであり、調節手段により、インキ出しローラに対するインキ移しローラの押圧力もしくはインキ練りローラに対する押圧力が調節可能である。好適には、調節手段は、相応の調節状態の形成がほぼ自動的に、特にガイドスタンドに基づいて行われ得るように、構成されている。
独国特許出願公開第10152839号明細書において、インキ移しローラが開示されている。両位置の間のインキ出しローラの運動は、ローラを支持するために設けられた磁気軸受けの制御装置または調整装置により行われる。運動プロフィールは、例えば位置調整回路に、位置目標値、速度目標値及び加速度目標値の設定により位置を考慮して形成される。運動プロフィールは、機械回転に関して様々に又はそれぞれ異なる機械回転数に対して可変に調節することができる。インキ移し打撃を回避するために、ローラが所定の速度でかつ設定可能な押圧力でインキ出しローラもしくはインキ練りローラに接触させられるように、位置制御器を設けてよい。
この課題は、本発明によれば、請求項1、14もしくは15の特徴部に記載の構成により解決される。

Claims (27)

  1. 印刷部(01)のインキ装置(03;13)であって、
    少なくとも1本の第1のインキ装置ローラ(17;27)と、該第1のインキ装置ローラ(17;27)と該第1のインキ装置ローラ(17;27)から間隔を置いた第3のインキ装置ローラ(19)との間を往復式に揺動可能な第2のインキ装置ローラ(18;28)とを備え、
    駆動手段(32;67)を有する、第2のインキ装置ローラ(19)を揺動させるための揺動駆動装置が設けられており、該駆動手段(32;67)は、機械的に、印刷部(01)に設けられた印刷部胴(02;04;12;14)及びインキ装置ローラ(17;18;19;22;23;23;24;27;28)の回転に依存しない、インキ装置において、
    駆動手段(32;67)の駆動力に対応する目標値が調節手段(52;69)に対する作用により遠隔操作式に設定可能であるかつ/又は変更可能であることによって、第1及び/又は第3のインキ装置ローラ(17;19)に対する当接力を調節することができることを特徴とする、印刷部のインキ装置。
  2. 駆動手段(32;67)は、圧縮流体を供給することにより運転されるまたは運転可能な直動駆動装置又は回動駆動装置(32)として構成されており、第1及び/又は第3のインキ装置ローラ(17;19)に対する当接力は、駆動手段(32)の圧力レベルの調節又は変更により調節可能である、請求項1記載のインキ装置。
  3. 駆動手段(32)は、電動駆動装置(67)として構成されており、第1及び/又は第3のインキ装置ローラ(17;19)に対する当接力は、駆動手段(32)のトルク(M)又は少なくとも1つの最大の出力側のトルク(M)の調節又は変更により調節可能である、請求項1記載のインキ装置。
  4. 印刷部(01)のインキ装置(03;13)であって、
    少なくとも1本の第1のインキ装置ローラ(17;27)と、該第1のインキ装置ローラ(17;27)と該第1のインキ装置ローラ(17;27)から間隔を置いた第3のインキ装置ローラ(19)との間を往復式に揺動可能な第2のインキ装置ローラ(18;28)とを備え、
    駆動手段(32;67)を有する、第2のインキ装置ローラ(19)を揺動させるための揺動駆動装置が設けられており、該揺動駆動装置は、機械的に、印刷部(01)に設けられた印刷部胴(02;04;12;14)及びインキ装置ローラ(17;18;19;22;23;23;24;27;28)の回転に依存しない、インキ装置において、
    第1及び/又は第3のインキ装置ローラ(17;19)に対する当接力は、圧縮流体の供給により運転される又は運転可能な直動駆動装置又は回動駆動装置(32)として構成された駆動手段(32)の圧力レベルの調節又は変更によって、又は、トルク制御可能な又は少なくともトルク制限可能な電動駆動装置(67)として構成された駆動手段(32)のトルク(M)又は少なくとも1つの最大の出力側の最大トルク(M)の調節又は変更によって、調節可能であることを特徴とする、インキ装置。
  5. 調節は、駆動手段(32;67)に対応して配置された調節手段(52;69)を介して行われる、請求項4記載のインキ装置。
  6. 駆動手段(32;67)は、出力側の駆動力に関する目標値設定により調節可能に構成されている、請求項1、2、3、4又は5記載のインキ装置。
  7. 駆動手段(32)は、圧縮流体の供給により運転される直動駆動装置又は回動駆動装置(32)として構成されており、目標値として、圧縮流体の圧力レベルが、遠隔操作式に、圧力調整弁(52)として構成された調節手段(52)において設定可能であるかつ/又は変更可能である、請求項1、2、4、5又は6記載のインキ装置。
  8. 駆動手段(67)は、電動モータ(68)を備える、少なくとも1つの運転モードでトルク制御して又は少なくともトルク制限して運転可能なかつ/又は運転される電動駆動装置(67)として構成されており、目標値として、トルク設定値(MS)又は最大のトルク(M)が、遠隔操作式に、電動駆動装置(67)の駆動装置調整装置(69)として構成された調節手段(69)において設定可能であるかつ/又は変更可能である、請求項1、3、4、5又は6記載のインキ装置。
  9. 揺動駆動装置は、出力側のトルク(M)又はトルク(M)を特徴付ける値を特定する手段を備える、かつ/又は、駆動装置調整装置(69)は、比較手段を有する調整アルゴリズム(51)を備え、該調整アルゴリズム(51)には、信号接続部を介して、出力側のトルク(M)又は該トルク(M)を特徴付ける値が、及び他方では、記憶媒体に記憶されたトルク設定値(MS)又はトルク設定値(MS)を表す値が供給可能である、請求項8記載のインキ装置。
  10. 圧縮流体により運転される直動駆動装置又は回動駆動装置(32)は、プランジャ−プランジャ室−システム、特に双方向作動式のプランジャ−プランジャ室−システムとして構成されている、請求項2、4、5、6又は7記載のインキ装置。
  11. 直動駆動装置又は回動駆動装置(32)の圧力チャンバは、圧縮流体を供給するために、減圧弁(51)を介して、圧力媒体源(47)に接続されており、該減圧弁(51)は、出口に存在する圧力レベルに関して、調節手段(52)を介して調節可能に構成されている、請求項2、4、5、6、7又は10記載のインキ装置。
  12. 調節手段(52)は、該調節手段を遠隔操作式に調節するために、信号技術的に、制御回路(57)又はソフトフェアプログラム(57)として構成された制御手段(57)に接続されており、該制御手段(57)は、調節手段(52)を、ソフトフェアプログラム(57)のプログラムルーチンに起因する命令又は制御手段(57)に接続されたユーザーインタフェース(49)で行われる入力に基づいて調節するように、構成されている、請求項1、2、3、5、6、7、8、9、10又は11記載のインキ装置。
  13. 制御回路(56)又はソフトフェアプログラム(56)として構成された制御手段(56)が設けられており、該制御手段(56)により、少なくとも1つの弁(53)の調節手段(54)が、少なくとも1つの圧力チャンバにタイミング制御して圧力媒体の供給を行うように、構成されている、請求項1、2、4、5、6、7、10、11又は12記載のインキ装置。
  14. 制御回路(56)又はソフトフェアプログラム(56)として構成された制御手段(56)が設けられており、該制御手段(56)により、少なくとも1つの弁(53)の調節手段(54)が、少なくとも1つの圧力チャンバにタイミング制御して圧力媒体の供給を行うように構成されており、該調節手段(54)により、駆動装置調整装置において実行されるプロセスが、タイミング制御された左回り及び右回りの信号を受け取る、請求項3、8又は9記載のインキ装置。
  15. 双方向作動式に構成された直動駆動装置又は回動駆動装置(32)の2つの圧力チャンバは、該直動駆動装置又は回動駆動装置(32)に交互に圧力媒体を供給するために、切換弁(53)として構成された弁(53)に接続されており、調節手段(54)は、弁(53)を操作するために、調節手段(54)に信号接続されている、請求項13記載のインキ装置。
  16. 駆動手段(32)は、空圧シリンダとして構成されており、該空圧シリンダの出力部材(41)は、レバー(33;43)を介して、揺動可能なシャフト(39)に連結されており、該シャフト(39)に、揺動軸線(S)に対して偏心的に、第2のローラ(18;28)が支持されている、請求項1、2、3、5、6、7、10、11、12、13又は15記載のインキ装置。
  17. 揺動駆動装置は、ばね要素(62)によりプレロードを掛けられていて、駆動手段(32)が離反された又は無抵抗に切り換えられた状態で、インキ移しローラ(18;28)の、重力に起因する加速とは逆方向に向けられた力が、揺動駆動装置の駆動トレーンに導入される、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15又は16記載のインキ装置。
  18. それぞれインキ源(16)と協働する2本の第1のインキローラ(17;27)と、それぞれ第1のインキローラ(17;27)と協働する揺動可能な2本の第2のインキ装置ローラ(18;28)とが、インキ装置(03;13)のローラ列に設けられている、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16又は17記載のインキ装置。
  19. 揺動可能なローラ(18;28)ごとに、揺動のために、機械的に独立した固有の1つの駆動手段(32)が設けられている、請求項18記載のインキ装置。
  20. 揺動可能なローラ(18;28)は、切削加工されたローラ(18;28)として構成されており、長手方向にみて隆起した、ストリップ状で環状に延在する複数の区分(29)が、該隆起した区分(29)の母線に対して凹んだ、ストリップ状で環状に延在する少なくとも1つの区分(31)により中断されている、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18又は19記載のインキ装置。
  21. 少なくとも1本のブランケット胴(04;14)と、該ブランケット胴(04;14)と協働する複数の版胴(02;12)と、該版胴(02;12)ごとに1つの、該版胴に着色するために協働するインキ装置(03;13)とを備える、同時多色印刷用の印刷機の印刷部であって、
    インキ装置(03;14)が請求項1から20までのいずれか1項又は複数の項に記載の構成を有することを特徴とする、同時多色印刷用の印刷機の印刷部。
  22. 少なくとも1本の第1のインキ装置ローラ(17;27)と、該第1のインキ装置ローラ(17;27)と該第1のインキ装置ローラ(17;27)から間隔を置いた第3のインキ装置ローラ(19)との間を往復式に揺動可能な第2のインキ装置ローラ(18;28)とを備える印刷部を運転する方法であって、
    第2のインキ装置ローラ(19)を、出力側の駆動力に関して遠隔操作式に調節可能な駆動手段(32;67)を用いて揺動させることを特徴とする、印刷部を運転する方法。
  23. 第2のインキ装置ローラ(19)を、圧縮流体を用いて運転される直動駆動装置又は回動駆動装置(32)に圧縮流体を供給することにより揺動させる、請求項22記載の方法。
  24. 圧縮流体を用いて運転される直動駆動装置又は回動駆動装置(32)の圧力チャンバに、互いに異なる2つの生産プロセスのために、それぞれ異なる圧力レベル(P;P1;P2)の圧縮流体を供給する、請求項22記載の方法。
  25. ローラニップを調節するために、直動駆動装置又は回動駆動装置(32)に供給すべき圧縮流体の圧力レベル(P;P1;P2)を調節する、請求項22、23又は24記載の方法。
  26. 第2のインキ装置ローラ(19)を、トルク(M)に関して調節可能な電動駆動装置(67)による作用により揺動させる、請求項22記載の方法。
  27. ローラニップを調節するために、トルク設定値(Ms)を調節するかつ/又は変更する、請求項26記載の方法。
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