JPH07106632B2 - キーレスインキ供給調整装置 - Google Patents

キーレスインキ供給調整装置

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JPH07106632B2
JPH07106632B2 JP63115521A JP11552188A JPH07106632B2 JP H07106632 B2 JPH07106632 B2 JP H07106632B2 JP 63115521 A JP63115521 A JP 63115521A JP 11552188 A JP11552188 A JP 11552188A JP H07106632 B2 JPH07106632 B2 JP H07106632B2
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Description

【発明の詳細な説明】 a)産業上の利用分野 この発明は、本来、キーレスインキ供給すなわちインキ
供給量調整不要の作用を有する計量ローラー例えばメッ
シュローラーを要部とする印刷機のインキ供給装置にお
いて、当該メッシュローラーとそれに当接するドクター
ブレードとのコンビネーションによって通過を許される
インキ量を、印刷紙面のインキ濃度適正化の見地から、
増減変更調整する装置及びその方法に関する。
b)従来の技術 メッシュローラー、すなわち、その周面に微細かつ規則
的なインキ計量用セル(凹み)を列設したローラーと、
そのローラーの周面に対して回転方向に逆行する方向か
ら当接される余剰インキ掻取用ドクターブレードとのコ
ンビネーションは、キーレスすなわちインキの定量均一
供給を調整不要に達成する顕著な作用を有するため、イ
ンキ供給系の超小型計量簡素低廉化に益するところ大で
あった。
c)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記コンビネーションから生ずるキーレ
ス性能は、メッシュローラーの使用開始から新旧交換に
至る使用時間による変化までも超越するには至らなかっ
た。すなわち、第3図で示すように、メッシュローラー
の使用開始時Eにおいて紙面インキ濃度Bを得ていた当
該メッシュローラーのセルの深度Cが、使われているう
ちにその周面に絶えず圧接されるドクターブレードによ
る摩耗で徐々に浅くされ、セルの深度が浅くなれば、当
該セル内に入るインキ量が減少し、供給インキ量が減少
すれば印刷紙面のインキ濃度が薄くなり、やがて、最低
適正濃度Aに達するとセル深度Dとの交点Fにおいて当
該メッシュローラーを新しいメッシュローラーと交換す
ることを余儀なくされる。
そこで、この発明の第1の課題は、メッシュローラーの
稼動すなわち積算回転数の増加に伴なって生ずる印刷紙
面濃度の漸減現象を狭い範囲で抑えて紙面濃度を恢復し
良質の印刷紙面が長期にわたって得られるようにした
い。また、それに伴なってメッシュローラー自体の寿命
をも延長させたい。
この発明の第2の課題は、多頁同時印刷に使われる複数
のメッシュローラーにおいて、各メッシュローラーのセ
ル深度の摩耗差から生じる各印刷紙面間のインキ濃度の
バラツキを解消して全頁の印刷濃度を略均等に調整した
い。
この発明の第3の課題は、多色インキ供給に使われる複
数のメッシュローラーにおいて、印刷紙面における各色
のインキ濃度の不揃いを解消して所望の色調(カラーバ
ランス)に調整したい。
d)課題を解決するための手段 この発明は、前記3つの課題を解決するために、メッシ
ュローラーと、そのローラーに当接するインキ掻取用の
ドクターブレードと、前記メッシュローラーの周面と間
隙を介して対向する周面によって当該メッシュローラー
にインキを供給するインキ供給ローラーとを要部とする
キーレスインキ供給装置において、そのメッシュローラ
ーの回転周速に対する前記インキ供給ローラーの回転周
速の比率を当該インキ供給ローラーの側で変更し得る駆
動部と、その駆動部を操作し得る制御部とを設ける。
更に、この発明は、前記第1の課題を解決するために、
メッシュローラーの回転数またはそれに換算可能な他の
回転体の回転数を計数するカウンターを設け、そのカウ
ンターが所定の計数値に達するごとに発せられる信号の
入力によって前記制御部を操作し得るように構成する。
e)作用 前記制御部をカウンターが所定の計数値に達するごとに
発せられる信号の入力により操作すると、前記駆動部が
作動して、メッシュローラーの回転周速に対するインキ
供給ローラーの回転周速の比率が当該インキ供給ローラ
ーの側で変更調整される。
インキ供給ローラーの周速変更によって、インキ供給ロ
ーラーの周面とメッシュローラーの周面との間隙に供給
されるインキ量が増加または減少する。
その間隙に供給されるインキ量の変更によって、間隙通
過時におけるインキ膜内の速度分布に変化が生じ、その
結果、セル内及びセル間の土手を含むメッシュローラー
の全周面に転移するインキ量が前記速度分布の変化に対
応して増加または減少する。
メッシュローラーの周面上に転移したインキは、当該ロ
ーラーの回転によってドクターブレードの位置に達し、
このブレードで余剰インキが掻落されるが、実際は、ド
クターブレードの刃先が微振動すること、及び、インキ
に或程度の粘性があることなどが原因となって、メッシ
ュローラー周面のインキ量が増大すると、ドクターブレ
ードの刃先による掻落しを免れて通過するインキ量もま
た増大する。
ドクターブレードの掻落しから免れたインキが版胴の印
版面にむけて供給されるので、そのインキ量の増加また
は減少により、印刷紙面のインキ濃度の濃淡調整が可能
となる。
f)実施例 この発明の具体的実施例について、図面に従って以下に
詳述する。
第1図及び第2図は、例えば左回転するメッシュローラ
ー1と、そのローラーの周面に対して回転方向に逆行す
る方向から当接される余剰インキ掻取用のドクターブレ
ード2とのコンビネーションを要部とするキーレスイン
キ供給装置をそれぞれ示し、メッシュローラー1の周面
には微細かつ規則的なインキ計量用のセル(凹み)が列
設されている。
通常、ファウンテンローラーと称するインキ供給ローラ
ー3は、メッシュローラー1のドクターブレード2が当
接する位置より回転方向上流側の周面に間隙4を介して
対向設置されると共に、その下部周面はインキファウン
テン5内のインキ6中に浸漬し、例えば右回転すること
によってその周面に付着された状態でインキが取り出さ
れる。本発明は、メッシュローラー1の周面とインキ供
給ローラー3の対向する周面がいずれも同一方向に回
転、つまりそれらの軸においては逆方向に回転する対応
(第7〜8図参照)に限定され、その逆、つまり双方の
ローラーの対向する周面において逆方向に回転し、それ
らの軸において同一方向に回転させる場合には、本発明
の作用効果が得られない。
インキ供給ローラー3の回転速度は、その周面にインキ
が付着して充分に追従し得る周速で回転し、その周面に
付着したインキをメッシュローラー1の周面との間隙4
に順次供給し続ける。これに対して、メッシュローラー
1の回転速度は、版胴9へのインキ供給が無間隙連接状
態で行われる関係上、版胴9の周速と同等の速い周速で
回転させられる。インキ供給ローラー3とメッシュロー
ラー1の周速比率は、従来においては、初期調整時を除
き、それ以後の稼動時において通常一定値に設定され
る。
一対のインキ着けローラー7及び8は、前記メッシュロ
ーラー1のドクターブレード2が当接する位置より回転
方向下流側の周面における2点にそれぞれ接して設けら
れ、更に、それらのインキ着けローラーの他の周面に接
して版胴9が、また更に、その版胴の他の周面に接して
ブランケット胴10がそれぞれ連接され、そのブランケッ
ト胴の他の周面に接して印刷紙11が走行し、その片面に
印刷が施される。12は版胴9への給水機構である。
さて、ここで、第3図で示し、かつ、既述したように、
印刷紙11の紙面インキ濃度は、メッシュローラー1の積
算回転数が増加するのに伴なって、ドクターブレード2
による摩耗でセルの深度が浅くなり、インキの搬送量が
不足することが原因となって、次第に薄くなり、従来
は、この印刷紙面濃度の漸減現象を変更調整することが
できなかった。
これに対して、本願発明者らは、インキ供給ローラー3
の周速をメッシュローラー1のそれに対して増加させる
ことによって印刷紙面のインキ濃度が増加し、それを減
少させることによって印刷紙面のインキ濃度が薄くなる
事実を発見した(その詳細は後述する)。
この発明は、この事実の発見にもとづいてそれをキーレ
スインキ供給装置に応用するものである。すなわち、メ
ッシュローラー1の周速に対するインキ供給ローラー3
の周速の比率を当該インキ供給ローラー3の側で変更調
整する手段として、第1図に示す実施例では、インキ供
給ローラー3の軸に歯付ベルト13で連動する可変速モー
ター14と、その可変速モーターを制御する制御部15とを
設け、その制御部15は、自動的手段により、例えば、メ
ッシュローラー1の軸の回転数カウンター16から所定の
計数値ごとに発せられる信号の入力によって操作され
る。しかし、メッシュローラー1のセル深度の摩耗度が
間接的に検出され得るものとみなされるものであれば、
メッシュローラー以外の回転体の回転数を計数してもよ
い。
第4図は、メッシュローラー1の所定の回転数ごとに信
号が発せられて制御部15が操作され、それによって、イ
ンキ供給ローラー3の周速が増加される場合に、印刷紙
面のインキ濃度がその都度恢復する現象を、第3図との
対比において、図式化して示す。すなわち、各所定の積
算回転数にそれぞれ達した時点H1乃至H5においてインキ
供給ローラー3の周速を増加し、例えば、最終のH5の時
点で可変許容範囲の最高値となるように制御される。そ
の結果、当該メッシュローラー1の寿命はF点からG点
まで延長する。
第2図に示す実施例は、無段変速機17を設けて、その入
力軸18をメッシュローラー1の回転軸と歯付ベルト21で
連動させ、更に、その変速比率変換部を駆動するモータ
ー22と、そのモーター22を操作する制御部23とを設けた
構成を示し、第1図で示す実施例と同様に、回転数カウ
ンター16からの信号によって制御部23操作すると、メッ
シュローラー1からの動力がその伝達比を変換されてイ
ンキ供給ローラー3に伝えられる。
また、第1図及び第2図のいずれの場合においても、作
業員が印刷紙面のインキ濃度を目で確認して、制御部15
または23に手動入力信号24を与え、それを操作してもよ
い。
第5図は、本願発明者らの試験結果をもとにして、メッ
シュローラー1とインキ供給ローラー3との周速比率を
1対20から1対75の間で変化させることによって印刷紙
面11のインキ濃度が変化する関係を示したグラフであ
り、使用されたインキはB型粘度による測定で25.0±2
ポイズ(測定温度25℃)、色は墨、双方のローラーの最
狭間隙は0.3mm、ただし、印刷速度は、Xが毎分約545
m、Yが毎分約454mであった。第5図のグラフから明ら
かなようにインキ供給ローラー3の周速をメッシュロー
ラーのそれに対して増加させることによって印刷紙面の
インキ濃度が増加し、逆に、前記周速の減少により印刷
紙面のインキ濃度は減少する。
このような両者の相関関係発生の詳細について、例え
ば、両者の周速比率1対50と1対25の2例を対比させ
て、第6図及び第7図で解説する。
第6図及び第7図のA及びBは、間隙4を通過するイン
キの状態とインキに作用する圧縮力との関係を示す。前
記間隙4は、インキ供給ローラー3の周面に付着するイ
ンキ膜厚さより小さく例えば、約0.3ミリメートルに設
定され、インキはその間隙4を押しひろげて通過し、そ
の押しひろげる力とインキ供給ローラー3及びメッシュ
ローラー1からの反力が釣り合った状態下で安定する。
つまり、インキ供給ローラー3が供給するインキ量とイ
ンキ供給ローラー3の周速とによって間隙4を通過する
インキ量が定まり、その量に応じて前記反力が生じ、間
隙4を通過するインキに圧縮力として作用する。
第6図は、インキ供給ローラー3とメッシュローラー1
との周速比を例えば1対50とした場合を示す。
この場合、インキ供給ローラー3の周面から供給される
インキは、間隙4の入口側のインキ膜厚よりやや小さな
間隔部位から徐々に圧縮力を受け、最狭部位よりやや入
口側で最大圧縮力を受けた後、一気に減圧する(第6図
B参照)。そして、急速な減圧作用によてインキ膜内に
気泡を生じる。また、間隙4を通過するインキ膜の厚さ
方向の流速分布は、2つのローラーの周速が異なること
から、最速層部が周速の速いメッシュローラー1の周面
側にかたよっている(第6図A参照)。この時の、間隙
4を通過後のインキ膜の分離は、前記最速層部において
気泡に沿って発生し、かつ、表面張力の作用でセル部に
おいてやや窪んだ状態になる。インキを受領したメッシ
ュローラー1の周面は、その回転によりドクターブレー
ド刃先21の当接部に達し、この刃先21によりインキをな
らされる。しかしながら、インキは比較的高粘性なの
で、セル部11を囲む土手部12上の余剰インキはセル11の
インキ窪みに流れ込まず、大部分はドクターブレードの
刃地22に沿ってメッシュローラー1の周面から離脱し、
インキファウンテン5内に落下回収され、また、一部
は、メッシュローラー1の回転によるドクターブレード
刃先21の微振動(第6図実線位置と2点鎖線位置間)に
乗じて掻落しを免れ、刃先21を通過してメッシュローラ
ー1の土手部12に残留する(第5図左側e参照)。そし
て、メッシュローラー1の周速とドクターブレード刃先
21の当接圧とが一定であれば前記刃先21の微振動は略一
定状態で安定して発生するものと推定されるので、ドク
ターブレード刃先21の当接位置を通過したメッシュロー
ラー1の周面のインキは、第6図Cに示すように、略一
定均一となる。
第7図は、インキ供給ローラー3とメッシュローラー1
との周速差を前記より小さく、例えば、周速比を1対25
に設定した場合を示す。
この場合、間隙4を通過するインキ量は、メッシュロー
ラー1の周速に対してインキ供給ローラー3の周速が増
加したことによって増加し、間隙を押し広げる力および
それにともなって発生する反力もまた増加して、インキ
に作用する圧縮力が前記第6図に示す場合よりも大きく
なるために、気泡発生に至る減圧が、前記第6図Aの場
合(2つのローラー1及び3の周速差がより大きい場
合)に比べ出口側にずれ(第7図B参照)、そこでイン
キ膜内に気泡を生じるまた、間隙4を通過するインキ膜
の厚さ方向の流速分布は、前記同様、最速層部がメッシ
ュローラー1の周面側にかたよっているが、インキ供給
ローラー3の周面がメッシュローラー1の周面に近づい
た分だけインキ膜の中央側による(第7図A参照)。従
って、この時の、間隙4を通過後のインキ膜の分離は、
前記同様インキ膜における最速層部において気泡にそっ
て発生するものと考えられるが、メッシュローラー1の
周面に転移するインキはメッシュローラー1のセル部11
に充満し、さらにある程度盛り上った状態になる。前記
第7図ABでインキを受領したメッシュローラー1の周面
についても、前記第6図ABでインキを受領したメッシュ
ローラー1の周面と同様の作用がドクターブレード2で
生じ、ドクターブレード刃先21の微振動(第7図実線位
置と2点鎖線位置間)も同様に発生し、メッシュローラ
ー1の周面が受領している余剰インキが多い分だけドク
ターブレード刃先21の下にもぐり込んで通過するインキ
量が多くなるものと推定されるので、ドクターブレード
刃先21の当接位置を通過したメッシュローラー1の周面
のインキは、第7図Cに示すように、第6図Cの場合よ
りも一段と盛り上がった状態(第5図右側e参照)で略
一定均一となる。
第6図、第7図に示すいずれの場合においても、ドクタ
ーブレードの刃先21の当接位置を通過したメッシュロー
ラー1の周面は、メッシュローラー1の回転の続行によ
りインキ着けローラー7、8に順次当接して、それらに
インキを転移した後、インキ供給ローラー3の周面と
の、間隙4を介した対向部に戻る。
前記インキ着けローラー7、8は、メッシュローラー1
から受領したインキを版胴9上の刷版に供給し、印刷紙
11に移される。
g)発明の効果 以上詳述したように、この発明は、従来までインキ供給
調整が不要とされていたキーレスインキ供給装置に対し
て、その要部のメッシュローラーのセル深度の摩耗から
生ずる印刷紙面インキ濃度の漸減現象を、メッシュロー
ラー1の回転周速に対するインキ供給ローラー3の回転
周速の比率をそのインキ供給ローラー3の側でカウンタ
ーが所定の計数値に達するごとに発せられる信号の入力
により増減変更操作することによって、変更補正するこ
とを可能にした。
その結果、メッシュローラー1の積算回転数の増加に対
応してインキ供給ローラー3の回転数を増加させること
によって、印刷される紙面のインキ濃度値の低下を抑制
することができ、また、それに伴なって、メッシュロー
ラー自体の耐用期間を延長することができる。
更に、この発明は、例えば新聞輪転機のように複数の印
刷機で多頁を同時に印刷する場合に、各印刷機における
メッシュローラーの摩耗差から生ずる印刷紙面濃度のバ
ラツキがあっても、メッシュローラーを交換することな
く、各インキ供給ローラーの回転を増減変更調整するこ
とにより、全頁の印刷濃度を略均等に変更調整すること
ができる。
更にまた、多色刷り輪転機の場合に、従来では予備のメ
ッシュローラーを用意し、各色のインキごとにメッシュ
ローラーのセルの深度を微妙に変えて色調(カラーバラ
ンス)を整えていたが、この発明では、その必要がな
く、各色のインキ濃度の不揃いを各インキ供給ローラー
の周速変更調整によって解消し所望の色調(カラーバラ
ンス)を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明装置の実施例を示す説明図、 第2図は、第1図とは異なる実施例を示す説明図、 第3図は、メッシュローラーのセルの深度と紙面のイン
キ濃度、及び当該ローラーの積算回転数との相互関係変
化を示すグラフ、 第4図は、第3図で示すグラフにおいて、この発明によ
るメッシュローラーのインキ通過量徐増手段によって印
刷紙面のインキ濃度の低下を防止する様相を示すグラ
フ、 第5図は、発明者らの試験結果にもとづくインキ供給ロ
ーラーとメッシュローラーの周速比率と印刷紙面濃度と
の相互関係変化を示すグラフ、 第6図は、インキ供給ローラーとメッシュローラーの周
速比1対50のときにおいて前者から後者へ供給されるイ
ンキの転移状態と最終通過インキ量との関係を拡大して
示す説明図であって、そのうち、Aは両者間の対向間隙
におけるインキ転移の様相を図解し、BはAにおけるイ
ンキに作用する圧縮力分布図、Cはドクターブレードに
よる掻取りを免れた通過インキ量を示す。 第7図は、インキ供給ローラーとメッシュローラーの周
速比1対25のときにおいて前者から後者へ供給されるイ
ンキの転移状態と最終通過インキ量との関係を拡大して
示す説明図であって、そのうち、Aは両者間の対向間隙
におけるインキ転移の様相を図解し、BはAにおけるイ
ンキに作用する圧縮力分布図、Cはドクターブレードに
よる掻取りを免れた通過インキ量を示す。 1……メッシュローラー、11……そのセル部、12……そ
の土手部、2……ドクターブレード、21……その刃先、
22……その刃地、3……インキ供給ローラー(ファウン
テンローラー)、4……間隙、5……インキファウンテ
ン、6……インキ、7及び8……インキ着けローラー、
9……版胴、10……ブランケット胴、11……印刷紙、12
……給水機構、13……歯付ベルト、14……可変速モータ
ー、15……制御部、16……回転数カウンター、17……無
段変速機、18……入力軸、19……歯付ベルト、20……出
力軸、21……歯付ベルト、22……モーター、23……制御
部、24……手動入力信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計量ローラー例えばメッシュローラーと、
    そのローラーに当接するインキ掻取用のドクターブレー
    ドと、前記メッシュローラーの周面と間隙を介して対向
    する周面によって当該メッシュローラーにインキを供給
    するインキ供給ローラーとを要部とし、前記双方のロー
    ラーの対向する周面における回転方向を同一とするキー
    レスインキ供給装置において、 前記メッシュローラーの回転周速に対する前記インキ供
    給ローラーの回転周速の比率を当該インキ供給ローラー
    の側で変更し得る駆動部と、 前記メッシュローラーの周面におけるセルの深度の摩耗
    度を間接的に計測し得るものとみなすことが可能な回転
    体の回転数計数用のカウンターと、 このカウンターが所定の計数値に達するごとに発せられ
    る信号の入力によって前記駆動部を操作し得る制御部
    と、 を備えたキーレスインキ供給調整装置。
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