JP2015530871A - 玄米の芽栽培装置とこれを用いた栽培方法および飲食調理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】玄米を人為的に発芽させて芽を生成させるようにするが、自体的に空気および水の浄化機能を持つようにし、適正の光照射時間および水供給時間などの環境を設定することにより、芽の成長率を高めるうえ、アラビノキシラン、メラトニンおよびGABAなどの有効成分の高い含有量を得ることができるようにする玄米の芽栽培装置に関する技術である。【解決手段】また、本発明は、発芽玄米が腐敗しないように食用玄米の芽を栽培することができる栽培方法に関する技術である。また、前記栽培方法によって栽培された玄米の芽を用いて製造した食品に関するものである。そして、前記栽培方法によって栽培された玄米の芽を用いて食品を製造する方法に関するものである。【選択図】図1

Description

本発明は、玄米を発芽させて玄米の芽を製造する装置と、これを用いた栽培方法および飲食調理方法に係り、特に、密閉空間に流入する空気を殺菌処理し、玄米の芽の栽培に必要な水も殺菌加工処理して玄米の水分吸収率および活性酸素を最小化することにより、密閉空間を人為的に無菌室にして光、空気および水を人為的に供給し、水耕栽培を応用して高い生産性および非汚染状態の玄米の芽を生産することが可能な技術に関する。
また、本発明は、発芽玄米が腐敗しないように食用玄米の芽を栽培することができるようにし、前記栽培方法によって栽培された玄米の芽を用いて食品を製造する技術に関する。
最近、健康への関心が高まっており、これに伴って摂取する飲食への関心も高まっている趨勢にある。
その中でも、摂取率が最も高い米や小麦に関する研究が盛んに行われているが、最近、米と小麦を発芽させて芽を生成させる過程で、芽は、米と小麦に含まれている炭水化物、タンパク質および脂肪の栄養素が消尽すると同時にアラビノキシラン(Arabinoxylane)、メラトニン(Melatonine)およびGABA(Gamma−Aminobutyric Acid;GABA)の成分が生成されることが研究によって確認された。
アラビノキシランは、代表的な多糖類であるアラビノースとキシロースの複合体であって、活性酸素を抑制させ、身体免疫力の増強機能と腫瘍細胞などの除去機能を果たすNK細胞の活性化機能、および白血球の活性化機能を有する有用な物質である。
それだけでなく、アラビノキシランは、他の多糖類とは異なり、身体の腸内で吸収率が高く、消化酵素を増加させて消化を容易にするという利点も持つ。
また、メラトニンは、基本的に、体内で自然に生成される自然ホルモンであって、人体に有用なHDLコレステロールは高めるのに対し、有害なLDLコレステロールは低め、中性脂肪を減らして血液内の脂質代謝を改善させることにより、老化抑制機能、免疫力増強機能および生殖能力向上機能などを有する有用な成分である。
また、GABAは、自然界に広く分布した非タンパク質アミノ酸の一種であって、体内でのアミノ酸神経伝達物質である。
このようなGABAは、抗ストレス、血圧上昇抑制、成長ホルモン分泌促進、疼痛緩和、および脳血流の活性化機能を果たす有用な物質である。
このような3つの成分は、他の穀物に比べて小麦と玄米に高く含有されているが、特に小麦と玄米を発芽させて芽を生成させる場合、玄米の芽と小麦の芽からは約60〜100倍の含量増加が見られる。
近年では、アラビノキシラン成分などを確保するために、籾殻を約200℃の高温で加熱処理して超微粉化する方式が提案されたこともあるが、この方式は、加熱過程で有効有機成分の消失率が大きく、変性して成分確保および増加率に限界がある。
特に玄米や小麦の芽を栽培するためには、日光、空気および水が必須要素であるが、一般な水耕栽培や土壌栽培などを用いる場合、供給される水の汚染成分、土壌の汚染成分および空気の汚染成分等により栽培過程で芽が腐ってしまう現象などが頻繁に発生する。
それだけでなく、このような必須要素の他にも、栽培日目による光合成時間と水および栄養成分の供給周期を適正のレベルに設定することも重要であるが、従来ではこのような設定条件が定められていなかった。これは、良質の玄米および小麦の芽を得難い主要要因の一つである。
このような玄米の芽を食材料として用いる場合、栄養学的に優れた食品の摂取が可能であるが、最近、発芽玄米を用いた食品およびその製造方法について多くの研究および商品の販売が行われている。ところが、玄米の芽の場合、発芽玄米よりも著しく高い栄養素を含んでいるにも拘わらず、食材料として用いられていないので、前記玄米の芽を用いた食品に対する研究が求められている。
本発明は、このような従来の問題点を解決するために提案されたもので、その目的は、小麦または玄米を人為的に発芽させて芽を生成させることにするが、自体的に空気および水の浄化機能を持つようにし、適正の光照射時間および水供給時間などの環境を設定することにより、芽の成長率を高めるだけでなく、アラビノキシラン、メラトニンおよびGABAなどの有効成分の高い含有量を得ることができるようにする玄米の芽栽培装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、発芽玄米が腐敗しないように食用玄米の芽を栽培することができる栽培方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、前記栽培方法によって栽培された玄米の芽を用いて製造した食品を提供することにある。
本発明の別の目的は、前記栽培方法によって栽培された玄米の芽を用いて食品を製造する方法を提供することにある。
このような本発明の様々な実施例は、
内部には玄米および小麦の少なくとも一つが収容できる成長空間が設けられ、一側には空気流入口が設けられ、他側には排気口が設けられている成長ケースと、前記空気流入口に接続され、前記空間部と外部とを連通させることにより外部空気が前記成長空間に流入するようにするが、外部空気の流入過程で外部空気を滅菌処理する空気供給部と、前記成長ケースの一側に位置しており、外部の水を前記成長空間へ供給して玄米と小麦に噴霧し、水の供給過程で水を殺菌およびアルカリ化させる殺菌用水供給部とを含む。
また、前記空気供給部は、一端部に空気吸気口が設けられ、内部には空気移動路が設けられ、側部には空気排出口が設けられている状態で、前記空気吸気口を除いた一部の区間が前記成長空間に位置している吸気ダクトと、前記空気吸気口に位置して空気量を調節する吸気量調節部と、前記空気移動路に設けられ、前記吸気量調節部を通過した空気に含まれている異物をフィルタリングするフィルターと、前記空気移動路に設けられ、前記フィルターを通過した空気を殺菌処理する少なくとも一つの殺菌ランプと、前記空気移動路に設けられ、移動する空気の温度および湿度を制御する恒温恒湿器とを含むことができる。
また、前記吸気ダクトは、前記成長ケースの外部に位置する第1ダクト、および前記成長空間の内部に位置する第2ダクトから構成されており、前記第1ダクトと第2ダクトとの接続地点には前記恒温恒湿器が位置しており、前記殺菌ランプは、前記第1吸気ダクトおよび第2吸気ダクトの少なくとも一つに設けられており、前記空気排出口は、前記第2ダクトに設けられていることが好ましい。
また、前記殺菌用水供給部は、水が収容される用水タンクと、前記用水タンクに接続され、用水タンクへ供給される水を低分子形態に変化させると同時にイオン反応を抑制させるパイウォーター変換部と、前記用水タンクに接続され、用水タンク内に収容された水を殺菌処理する水中滅菌装置と、一端部が前記用水タンクに接続された状態で前記成長空間に位置し、前記成長空間に収容された玄米と小麦に水を噴射供給する用水噴射管とを含むことができる。
また、前記殺菌用水供給部は、前記用水タンクの内部に設置される電気石、火山石および酸素発生器の少なくとも一つをさらに含むことができる。
また、前記用水タンクに接続され、別途の養液を収容しており、前記用水タンクの水供給過程で養液を前記成長空間内へ共に供給する栄養剤供給部をさらに含むことができる。
また、前記成長空間に位置するが、上下間隔を置いて積層形態で配置されている複数の受け台、および前記各受け台上に固定され、前記玄米と小麦が収容されている収容容器をさらに含み、前記用水噴射管は、上下積層形態で配設され、前記各容器に個別的に水を噴射することができ、前記各受け台は、側端部に行くほど下向きに傾いており、各受け台上に落ちた水が各受け台の傾斜面に沿って一方側に流れた後、下方に落下することにより、下側に位置する受け台および収容容器に落水が流入しないようにすることができる。
また、前記成長空間に位置している照明ランプをさらに含むことができ、この際、前記照明ランプは演色指数91以上のものを使用することができる。
また、前記吸気ダクトを介して成長空間へ供給される空気量が、前記排気口を介して排気される空気量よりも大きくなるようにして、成長空間内に陽圧が形成されるようにすることができる。
また、発芽玄米の栽培方法の実施例は、発芽玄米を作る過程では、暗条件で3〜5時間維持させることを2回繰り返し行う玄米発芽段階と、前記玄米の芽を光条件と暗条件で3〜5時間維持させるサイクルを2回繰り返し行う玄米芽1次成長段階と、前記玄米の芽を光条件と暗条件でそれぞれ2〜4時間維持させるサイクルを2回繰り返し行う玄米芽2次成長段階と、前記玄米の芽を光条件と暗条件でそれぞれ1〜3時間維持させることを4〜10回繰り返し行う玄米芽3次成長段階とを含む。
前記玄米発芽段階は、温度36〜37℃および相対湿度60〜75%の条件であり、用水を30分間隔で10秒間噴射する段階をさらに含むことができる。
前記玄米芽1次成長段階は、温度30〜35℃および相対湿度60〜80%の条件であり、用水を30分間隔で15秒間噴射する段階をさらに含むことができる。
前記玄米芽2次成長段階、前記玄米芽3次成長段階およびこれらの組み合わせよりなる群から選ばれたいずれか一つの段階は、光度800〜900Lux、温度30〜35℃および相対湿度60〜80%の条件であり、用水を15分間隔で15秒間噴射する段階をさらに含むことができる。
前記玄米芽2次成長段階、前記玄米芽3次成長段階およびこれらの組み合わせよりなる群から選ばれたいずれか一つの段階は、二酸化炭素を注入する段階をさらに含むことができる。
本発明の他の一実施例に係る食品は、前記栽培方法によって製造された食品でありうる。
本発明の別の一実施例に係る粥の製造方法は、発芽玄米50〜99.9重量%と、前記栽培方法によって栽培された玄米の芽0.1〜50重量%とを混合する段階、および前記混合物と水を1.0:1.0乃至1.0:2.0の重量比で混ぜて粥を製造する段階を含むことができる。
これと関連してよりさらに具体的に説明すると、
本発明者は、玄米の芽が発芽玄米より栄養素にさらに富むことに着目し、玄米の芽の栽培を試みたが、発芽玄米の場合は一定の長さになると腐敗し易いという問題があり、これを解決するための研究中に、光度、温度、湿度および光度時間などの栽培条件を調節することにより、発芽玄米が腐敗することなく、栄養素に富む、臭いもない玄米の芽を栽培することができる栽培方法、および該栽培方法によって栽培された玄米の芽を用いた食品に対する本発明を完成するに至った。
本明細書において、特別な言及がない限り、玄米は、米糠層、胚および胚乳からなる、籾殻を除去した米を意味し、発芽玄米は、前記玄米から芽が発芽した状態の玄米を意味し、玄米の芽は、前記発芽玄米の芽が成長した玄米の芽を意味する。
本明細書において、特別な言及がない限り、用水は植物栽培の際に植物に水を与えるために使用される水を用い、植物栽培の際に通常使用できるすべての水を含んでいる意味である。
前記用水は、水タンクに集水する前に、水を低分子形態に変化させるパイウォーターシステムを経て水タンクに集水するようにし、水タンクの中に別途の水中滅菌器を設置してLFセラミック、トルマリン(電気石)を入れて精製した。殺菌抗菌作用をし、特にpH7に近接した水を好ましく使用することができる。
これにより、本発明で使用される用水は、他の作物に使用される用水とは明らかに区別され、酸素発生器を入れて溶存酸素に富む用水として提供されることを原則とする。
前記パイウォーターシステムとLFセラミックは、用水の吸収率を増加させてpHを7に近接させ、特にLFセラミックは、酸性の水道水を使用するときとは異なり、水を生体水に類似したFe状態に維持するようにすることにより、結局、生体リズムが向上する効果をもたらす。
本明細書で特別な言及がない限り、栽培方法は、通常の植物を栽培する方法をすべて含むものであって、一例として、養液栽培と土壌栽培の両方を含む意味である。
本明細書において、光条件は植物体を一定の光度の光に露出させることを意味し、特に、太陽蛍光灯のように演色指数が91であって、太陽光とほぼ同じ光を使用するが、太陽蛍光灯は、近赤外線が均一で色および温度が同じという特徴がある。密閉空間で点灯させると昼の条件になって光合成をし、太陽蛍光灯を消灯させると夜の条件になって呼吸作用をする。
そして、本明細書では、暗条件は、植物体を、光を制限した暗状態に露出させることを意味する。
本発明の他の一実施例に係る玄米の芽栽培方法は、玄米発芽段階および玄米芽成長段階を含む。
前記発芽玄米は、前記玄米から約1mm〜5mmの芽が発芽した状態の玄米であってもよく、前記玄米の芽は、前記発芽玄米の芽が成長して45mm〜72mmに達した状態の発芽玄米の芽であってもよい。
前記玄米の芽栽培方法は、発芽準備段階をさらに含むことができる。
前記栽培方法は、好ましくは養液栽培である。
前記養液栽培は、溶液栽培とも呼ばれ、本明細書では作物の生育に必要な養分を水溶液に作って栽培する方法をすべて含む意味であり、好ましくは水耕栽培方法である。
前記養液栽培の方法は、養液に前記玄米を浸漬させる湛液栽培方法、および/または玄米にノズルを介して養液を噴射する噴霧栽培方法であってもよく、好ましくは噴霧栽培方法である。前記噴霧栽培方法によって玄米の芽を栽培する場合、玄米が水分によって腐敗し易くて玄米の芽の成長が抑制されることを防止することができ、周期的にクリーンな水、すなわち前述のように精製されて完全滅菌した用水で玄米を洗浄する作用をするので、玄米の腐敗および汚染を防ぐことができる。
前記発芽準備段階は、玄米に対して光度を、暗条件で40〜50時間、好ましくは47〜48時間維持させる方法で行うことができ、前記発芽準備段階では、温度35℃〜37℃の条件で行うことができる。前記発芽準備段階では、玄米を水に浸漬する方法で行うか、或いは別途のトレイに載せて用水を25〜30分ごとに10秒ずつ噴霧する方法で行うが、スプレー方式がさらに有利である。
その理由は、発芽玄米を水に浸した状態で育てると、発芽玄米のフィチン酸が水に分解されて水が汚染してしまう可能性があるためである。
したがって、各トレイを上下に配置するが、上下トレイの間に仕切りを介在し、上側の玄米に供給された水が下側のトレイに流入する現象を防止することにより、いずれか一つのトレイの玄米が汚染しても、他のトレイの玄米まで連続的に汚染してしまう現象を防止する。
前記玄米発芽段階は、前記玄米に対して、暗条件で40〜50時間維持させ、36℃〜37℃および相対湿度60〜75%の条件で行うことができる。
前記玄米発芽段階は、玄米に対して用水を25分〜35分間隔で10秒間噴射する段階をさらに含んで行うことができる。
前記玄米芽1次成長段階は、前記玄米に対して、光条件で養液(ナノ肥料)を噴射し、二酸化炭素を供給して光合成が円滑に行われるようにし、暗条件では養液や二酸化炭素の供給を中断する。
前記玄米芽1次成長段階は、前記玄米に対して、光条件で7〜9時間維持させ、暗条件で3〜5時間維持させるサイクルを2回繰り返す方法で行うことができ、光度800〜900Lux、温度30〜35℃および相対湿度60〜80%の条件で前記玄米の芽を成長させることができる。
前記玄米芽1次成長段階は、前記玄米に対して用水を25分〜35分間隔で15秒間噴射する段階をさらに含んで行うことができる。
前記玄米芽2次成長段階は、前記玄米に対して、光条件で4〜6時間維持させ、暗条件で2〜4時間維持させるサイクルを2回繰り返す方法で行うことができ、光度800〜900Lux、温度30〜35℃および相対湿度60〜80%の条件で、前記玄米の芽を成長させることができる。
前記玄米芽2次成長段階は、前記玄米に対して水を10分〜20分間隔で15秒間噴射する段階をさらに含んで行うことができる。
前記玄米芽3次成長段階は、前記玄米を光条件で3〜5時間維持させ、暗条件で1〜3時間維持させるサイクルを2回繰り返す方法で行うことができ、光度800〜900Lux、温度30〜35℃および相対湿度60〜80%の条件で前記玄米の芽を成長させることができる。
前記玄米芽3次成長段階は、前記玄米に対して水を10分〜20分間隔で15秒間噴射する段階をさらに含んで行うことができる。
前記玄米の芽栽培方法は、発芽した玄米または玄米の芽の光条件、すなわち光量時間を調節して玄米の芽の成長を促進する方法であって、玄米の成長を調節することができる。暗条件に露出する時間を益々減らすことにより、呼吸作用に消費されるエネルギーの量を減らし、光条件に反復的に露出する回数を増加させて光合成による量的成長を促進することにより、玄米の芽が急速に成長できるようにすることができる。
特に、従来に係る玄米の芽の栽培の際に玄米が腐敗して玄米の芽の成長が遅れるか或いは玄米の芽から臭いがする問題を最適の光条件および光量時間の栽培条件により解決した。
前記玄米の芽栽培方法は、前記玄米芽成長段階で、それぞれ独立して二酸化炭素を注入する段階をさらに含んで行うことができる。
前記二酸化炭素は、好ましくは、前記玄米を光条件の下に露出させた場合に注入する。
前記玄米芽1次成長段階では、二酸化炭素を、前記玄米の芽を栽培する空間の全体積に対して0.1〜0.2の体積%で注入することができ、前記玄米芽2次成長段階および前記玄米芽3次成長段階では、それぞれ独立して二酸化炭素を、前記玄米の芽を栽培する空間の全体積に対して0.1〜0.35の体積%で注入することができる。前記玄米芽成長段階で二酸化炭素を注入する場合、玄米の芽の光合成が促進され、より速く前記玄米の芽を成長させて玄米の芽を収穫することができる。
前記玄米の芽栽培方法は、前記玄米芽成長段階でそれぞれ独立して栄養剤を注入する段階をさらに含んで行ってもよく、前記栄養剤は、本発明の属する技術分野で通常使用されるものであってもよい。
そして、本発明の他の一実施例に係る食品は、前記栽培方法によって栽培された玄米の芽を含むものでありうる。
前記食品は、日常的に摂取する飲食物をすべて含む意味であって、健康機能補助食品を含む。前記食品の一例として、粥、健康飲料、酒、ラーメンおよびハンバーガーなどがあるが、これらに限定されない。
前記食品は、各食品を製造する通常の方法に加えて、前記玄米の芽をさらに添加する方法で製造したものであってもよく、前記玄米の芽は、本発明の属する技術分野で使用される通常の方法で乾燥させて粉砕した玄米の芽粉であってもよいが、前記玄米の芽の形態に限定されない。
本発明の別の一実施例に係る粥の製造方法は、前記栽培方法によって栽培された玄米の芽を含んで製造するものである。
前記粥の製造方法は、発芽玄米と玄米の芽とを混合する段階を含むことができる。前記発芽玄米50〜99.9重量%と前記玄米の芽0.1〜50重量%とを混合することができる。前記玄米の芽の含有量が50重量%を超える場合、粥があまり薄くなって質感が低下するおそれがある。
前記玄米の芽を含む粥は、好ましくは、前記発芽玄米65〜75重量%と前記玄米の芽25〜35重量%とを混合したものである。前記発芽玄米と玄米の芽を上記の範囲で含む場合、玄米によって粥の香ばしい味および食感が優秀に維持されながらも玄米の芽による栄養性が高い粥を製造することができる。
前記粥の製造方法は、前記発芽玄米と玄米の芽との混合物と水を1.0:1.0乃至1.0:2.0の重量比で混合して粥を製造する段階を含むことができる。
前記玄米の芽を含む粥の場合、玄米の芽に澱粉がほぼ存在しないため、水の量がさらに重要になるが、前記混合物に対して水の重量が2.0倍を超える場合、前記粥があまり薄くなって食感および嗜好度が低下し、前記混合物に対して1.0倍未満で添加される場合、粥があまり濃くなって嗜好度が低下するおそれがある。
前記粥の製造方法は、前記混合物と水を混ぜて粥を製造する段階に、その他の添加物を含む段階をさらに含むことができ、前記添加物は、前記添加物が使用される通常の方法および形態で含むことができる。
前記その他の添加剤は、粥の製造の際に通常使用される食材料をすべて含む意味であり、一例として、海産物、野菜、肉、塩、ゴマ油、醤油およびエゴマ油などが挙げられるが、これらに限定されない。
このような様々な実施例を有する本発明は、
基本的に外部空気が成長空間へ供給される過程で、一応流入する空気の量を適正のレベルに調節し、芽の栽培に適した空気量を設定すると同時に、排気される空気量より多くして成長空間の内部で陽圧が形成されるので、外部汚染物質が成長空間に流入することを防止することができるという利点を持つ。
また、吸気ダクト内で、フィルターを介して、外部空気に含有された異物を1次的にフィルタリングし、殺菌ランプを介して殺菌することにより、成長空間に供給される空気の汚染度を最小化するので、芽の栽培に悪影響を及ぼす現象を防止することができるという利点も持つ。
これと共に、吸気ダクトを通過する外部空気の温度および湿度を適正のレベルに調節することにより、成長空間内の温度および湿度を常に適正のレベルに維持することができるので、芽の栽培環境を改善することができるという利点を持つ。
さらに、供給される水を、生体水に類似したパイウォーターの形態に変換させた状態で供給するため、高い水吸収率を得ることができるうえ、変換過程で化学構造がMg状態からヒトの血色素と同じFe状態に変化するので、摂取の際に生体リズムが向上するという利点も持つ。
また、用水タンク内に収容された水が水中殺菌装置によって殺菌されることにより、玄米と小麦に供給される用水の汚染による栽培の悪影響が防止されるうえ、電気石と火山石によって水の浄化効率がさらに向上するのはもとより、水中の成分などがミネラル化されるので、芽の栽培に役立つという利点もある。
それだけでなく、用水タンク内に酸素発生器をさらに追加して水中の溶存酸素率を高めることにより、芽の成長にさらに役立つようにすることができる。
そして、成長空間内で玄米と小麦が収容される収容容器の受け台が積層形態で形成されて収容容器の収容量を最大化するが、各受け台が一方側に傾いた形態で形成されることにより、受け台上の水が傾斜面に沿って側部へ流れて落下するので、下側の収容容器に流入しなくなる。
よって、上側の収容容器を通過した落水が下側の収容容器に流入しないので、落水が汚染した状態でも、他の収容容器に収容された玄米または小麦に影響を及ぼさなくなるという利点もある。
また、本発明の栽培方法によれば、発芽玄米が腐敗することなく玄米の芽を栽培することができ、栽培期間が短縮されて優れた品質の玄米の芽を多量で栽培することができる。
また、前記栽培方法によって栽培された玄米の芽を用いて食品を製造する場合、前記玄米の芽に含まれた高い含量のアラビノキシラン、メラトニン、GABAを体内に容易に吸収することができるので、健康食、患者の回復食などに活用することができ、特に前記玄米の芽を用いて粥を製造する場合、栄養に富むうえ、味も優れる粥を製造することができる。
栽培装置の全体構造を示す正面概略図である。 同全体構造を示す側面概略図である。
以下、図面に示した実施例に基づいて本発明の具体的な構成および効果を説明する。
本発明の玄米の芽栽培装置は、図1および図2に示すように、大きく成長ケース100、空気供給部300、殺菌水供給部400および照明ランプ500を含んで構成される。
まず、成長ケース100は、栽培しようとする玄米が収容されて栽培される部分であって、全体的に四方が密閉されたボックスの形状をし、内部には玄米および小麦の成長が行われる成長空間110が形成された構造を持つ。
成長ケース100の上端一側には後述する吸気ダクト310の貫通設置のための貫通孔120が設けられ、成長ケースの下端一側には排気排水口130が設けられる。
この際、成長ケース100の底面には、排気排水口130側に行くほど下向きに傾いた傾斜面140が設けられる。よって、追って用水を供給する過程で、底面に落ちた用水が排水口側へ誘導されて円滑に排出されることにより、成長空間110の湿度などが一定に保たれるようにする。
後述の吸気ダクトを介して成長空間へ供給される空気量が、前記排気口を介して排気される空気量よりも大きくなるようにして、成長空間内に陽圧が形成されるようにするが、これは排水排気口の直径と吸気ダクトの空気排出口の直径との差を調節するなどの方法で実現する。
参考として、実験結果、成長空間110の底部の傾斜度は約2〜5°が適するが、傾斜度は、これに限定されず、成長ケースの大きさなどに応じて変化が可能である。
このような成長ケース100は、相互左右間隔を置いて2つに分けられて配置される。
勿論、成長ケース100の個数は、これに限定されず、1つまたは3つ以上であってもよい。
このような成長スペース110には、後述する受け台210の設置のための支持フレーム200が設置されるが、支持フレーム200は、パイプなどを格子状などに連結した構造を持つ。
このような支持フレーム200には、後述する収容容器220の固定設置のための受け台210が設置されるが、受け台210は、一端部が成長空間110の一側壁面に連結されてまるで棚のような構造で設置される。
受け台210は、複数個備えられた状態で上下間隔を置いて重畳形態で配置されるが、この際、各受け台210は、下側の受け台側へ行くほど長さが1.5cm程度ずつ減少するようにするとともに、外側端部側に行くほど下向きに約0.29°程度傾くようにして傾斜面が形成されるようにする。
また、この状態で、各受け台210の外側端部は、下向きに約125°程度折り曲げられた折曲部212が形成される。
このような構造により、用水を供給する過程で、各受け台上に落ちた水は受け台の傾斜面に沿って外側に流れた後、底部に落下する。
この際、前述したようにして、各受け台は下方に行くほど長さが短くなった状態であり、端部に折曲部212が形成されているので、上側の受け台から落下した用水が下側の受け台上に落下する現象が防止される。
このように設置された各受け台210には収容容器220が設置されるが、収容容器220は、栽培しようとする玄米が収容される部分であって、上部開放の容器形態であり、各受け台210上に固定された状態で設置される。
参考として、各受け台の傾きや長さは、上記の数値に限定されず、全体装置の規模などに応じて多様に変形して適用できる。
このような収容容器220は、プラスチックや金属などの様々な材質およびサイズで製作でき、必要に応じて、黄土陶器などの形状に製作され、自体的に遠赤外線などが発散できるようにすることもできる。
このように収容容器220まで設置された成長ケース100には、空気供給部300がさらに設置される。
空気供給部300は、成長ケース100内の成長空間110へ芽の成長に必要な適正の空気を供給する役割を果たすものであって、吸気ダクト310、吸気量調節部314、フィルター316、殺菌ランプおよび恒温恒湿装置320を含んで構成される。
その中でも、吸気ダクト310は、外部空気を成長空間110へ案内する経路の役割を果たすものであって、さらに第1ダクト312と第2ダクト330に分けられて構成される。
まず、第1ダクト312は、外部空気が最初に流入するとともに、1次フィルタリングおよび殺菌処理が行われる区間であって、全体的に中空の形状をし、一端部には外部空気の空気吸気口313が設けられており、成長ケース100の外部に位置する。
このような第1ダクト312の空気吸気口313には吸気量調節部314が設置されるが、吸気量調節部314は、外部空気の流入量を適正のレベルに調節する役割を果たすものであって、一般なダンパー構造、すなわち、空気吸気口313内に位置したダンパーが回動軸を中心として回動可能に設置され、ダンパーの回動角度に応じて外部空気の流入量が調節される構造を持つ。
この際、図面には示されていないが、回動軸には別途のモーターなどが接続され、ダンパーがモーターの駆動力によって回動するようにすることもできる。
第1ダクト312の内部には、吸気量調節部314とともにフィルター316がさらに設置されるが、フィルター316は、吸気量調節部314を通過した外部空気に含まれている微細粉塵や重金属などの異物をフィルタリングする役割を果たすものであって、不織布や活性炭など、一般に空気フィルターに使用される形態であれば、様々に変形して適用可能である。
また、第1ダクト312の内部には1次殺菌ランプ318がさらに設置されるが、1次殺菌ランプ318は、フィルター316を通過した外部空気が成長空間110に流入する前に、外部空気に含まれている細菌などを殺菌処理するものであって、一般な殺菌ランプが使用され、外部空気が1次殺菌ランプ318を通過する過程で紫外線によって殺菌処理されるようにする。
このように吸気量調節部314、フィルター316および1次殺菌ランプ318が設置された第1ダクト312には恒温恒湿装置320が連結される。
恒温恒湿装置320は、第1ダクト312に流入した外部空気の温度および湿度を適正のレベルに調節することにより、成長空間110内の温度と湿度を玄米の芽の成長環境に適するように維持することができるようにするものであって、第1ダクト312の他端部に位置した状態で第1ダクトの該当端部に連通した構造で設置される。
したがって、第1ダクト312を通過した外部空気が、恒温恒湿装置を通過しながら適正の温度および湿度に調節された後、成長空間110へ供給されることにより、成長空間110は常に32.5℃〜36.5℃の温度および66〜75%の湿度が維持される。
勿論、成長空間110の温度および湿度は、上記の数値に限定されず、成長空間の大きさなどに応じて変化できる。
参考として、恒温恒湿装置は、ヒーターなどを介して外部空気を加熱または冷却させると同時に、水分を噴射させて、通る空気に水分含有量を高める方式で作動できる。
このような構造の第1ダクト312と共に吸気ダクト310を構成する第2ダクト330は、第1ダクト312を通過した外部空気を再び殺菌した後、成長空間110へ最終的に供給する役割を果たすものであって、やはり中空の形状をし、一端部が恒温恒湿装置320に連結される。
したがって、恒温恒湿装置320を通過した外部空気は直ちに第2ダクト330内へ供給される。
このような第2ダクト330は、成長ケース100の貫通孔120を貫通して成長空間110の天井の上に位置する。
勿論、第2ダクトの位置はこれに限定されない。第2ダクトが側壁または底から上向きに配設されてもよい。第1ダクトと恒温恒湿装置も、図面では上向きに立てられた形態で示されてはいるが、このような設置構造も、図面に限定されず、第2ダクトの位置などに応じて様々な形態に変更可能である。
この際、第2ダクト330のうち、成長空間110に位置した区間の側部には複数の空気排出孔332が設けられるが、空気排出孔332は、第2ダクト330の長さ方向に沿って間隔を置いて配列された形態で形成され、端部側に行くほど直径を大きくすることにより、外部空気が各空気排出孔を介して均一な量で排出されるようにする。
このように設置された第2ダクト330には2次殺菌ランプ334が設置されるが、2次殺菌ランプ334は、第1ダクト312の1次殺菌ランプ318を介して1次殺菌された外部空気を成長空間110に流入する直前に再び殺菌処理するものであって、紫外線ランプが使用され、第2ダクト330の長さ方向に沿って複数個配設されている。
このような構造により、外部空気がまず第1ダクト312の空気吸気口313を介して第1ダクトの内部に流入するが、この際、吸気量調節部314によって適量の空気が流入し、流入した空気はフィルター316を介して異物が1次的に除去された後、1次殺菌ランプ318によって殺菌処理され、恒温恒湿装置320を介して温度と湿度が適正のレベルに調節される。
その後、恒温恒湿装置320を通過した外部空気は、第2ダクト330に流入するとともに、各2次殺菌ランプ334によって最終的に殺菌された後、空気排出孔332を介して成長空間110に流入する。
参考として、図面には示されていないが、吸気ダクトに別途の吸気ファンを設置し、適正の吸気効率が維持されるようにすることもできる。
このように空気供給部300まで設置された成長ケース100には殺菌用水供給部400がさらに連結される。
殺菌用水供給400は、芽の栽培に必要な用水を成長空間110へ供給する役割を果たすものであって、さらに用水タンク410、パイウォーター変換部420および殺菌水噴射管430を含んで構成される。
その中でも、用水タンク410は、芽の栽培に必要な用水が貯留される部分であって、一般な水タンク構造で出来ており、成長ケース100の外部に別途設置される。
このような用水タンク410には、タンク内に収容された水を芽の栽培に適した形態に加工処理する構成要素が設置されるが、まず、水中には電気石412が設置される。
電気石412は、いわゆるトルマリン原石と呼ばれるもので、自体的に陰イオンと遠赤外線を放出するため、このように水中に設置される場合、用水に含まれたマグネシウム、ナトリウム、鉄、ホウ素などをミネラル化させる役割を果たす。
これとは別に、水中には火山石414がさらに設置されるが、火山石414は自体の陰イオン放出率が高いため、水の浄化機能を果たすとともに、用水の殺菌および抗菌機能を果たす。
また、水中には酸素発生器416も共に設置される。酸素発生器は、名称のとおり、水中の酸素含有量を高めて溶存酸素率を向上させることにより、玄米が吸収したときに体内で活性化を助けるようにする。
このように用水タンク410内にこのような機能性構成要素を設置することにより、用水が成長空間110へ供給される前に殺菌されると同時に、自体の機能成分が活性化された状態になるので、一般な水道水や地下水を直接成長空間110へ供給する場合、用水に含まれた汚染物質によって芽が腐るなどの現象が防止される。
このような用水の改善に必要な構成要素は、前記構成要素だけでなく、水中滅菌装置などをさらに設置することもでき、前記構成要素は、必ずしも一緒に使用される必要はなく、状況に応じて選択的に使用できる。
本発明では、このように用水を改善するためにパイウォーター変換部420がさらに設置される。
パイウォーター変換部420は、水道水や地下水が用水タンク410内に集水される前に水を低分子形態に変化させ、供給される前に該当用水を低分子形態に変換させて発芽玄米の水分吸収率が最大化されるようにすることにより、芽の成長率を高め、用水の基本性質を改善する役割を果たす。
参考として、パイウォーターは、イオン反応が抑制される水であって、一般な水道水や地下水とは異なり、酸化還元反応が抑制される性質を持つため、まるで生体水に類似した構造を持つ。
一般に、ヒトの血色素は、Fe性質を帯び、玄米の芽の化学構造も全体的にFeを帯びるが、このように用水を生体水に類似した形態に変換させることにより玄米の芽のFe構造を極大化させることができ、結果的に、このような玄米の芽を摂取したヒトの生体リズムが向上する効果をもたらす。
このように、本発明は、用水を1次的にパイウォーター形態に変換させ、生体水に類似した構造に作った後、用水タンク410に集水させ、用水タンク410の内部においても用水の殺菌などの過程をさらに経ることにより、既存のように水に含有された汚染物質によって玄米の芽が腐るなどの現象を防止するのはもとより、玄米の芽の成長を促進させることができる。
これに加え、殺菌用水供給部400を構成する殺菌水噴射管430は、用水タンク410内の用水を成長空間110内の玄米の芽へ供給する役割を果たすものであって、一端部が用水タンク410に接続された状態で、各成長空間110内に配設され、この際、殺菌水噴射管430のうち成長空間110内に位置した区間には噴射孔が設けられる。
この際、殺菌水噴射管430は、多岐に分かれて配設された後、各受け台の間に配設され、各受け台210に装着された収容容器220ごとに殺菌水を個別的に噴射することができるようにする。
本発明は、このように収容容器内に用水を充填して一般な水耕栽培をそのまま適用せずに用水をスプレー状に噴射する方式を適用するが、その理由は、発芽玄米を水に浸けた状態で栽培すると、発芽玄米のフィチン酸が水に分解されて水が汚染してしまうおそれがあるためである。
このように収容容器内の用水が汚染する場合、最終的には発芽玄米が腐るなどの現象がもたらされるためである。
したがって、一定の周期ごとに適量の用水を噴霧形状に供給することにより、栽培過程で用水の汚染による栽培の悪影響を防止することができる。
このような構成の他にも、成長ケースの外部には別途の栄養剤供給部440をさらに備えさせるが、栄養剤供給部440は、用水と共に別途の養液を供給することにより、玄米の芽の成長を助けるようにするためのものである。
この際、栄養剤タンクと水タンクに別途のレベルスイッチを備え、用水供給の際に適量の養液が共に供給されるようにすることも、別途供給されるようにすることもできる。
成長空間110には、別途の二酸化炭素供給部450を連結させて芽の光合成を助けるようにすることができる。
また、図1および図2に示すように、各受け台は一端部が別途の支持フレーム200に連結された状態で設置されるが、この際、支持フレーム200を配管形態に製作して噴射ノズルを形成させた後、用水供給タンクに連結させることにより、支持フレーム200を介しても用水が供給されるようにすることもできる。
このように構成された成長ケース100には照明ランプ500がさらに設置される。
照明ランプ500は、光合成に必要な日光を人為的に供給する役割を果たすものであって、前述のように、成長空間110は、外部の汚染物質の流入を防ぐために完全に密閉された状態になるので、暗条件を成す。
したがって、このように別途の照明装置を介して人為的に光を照射することにより、適正の光合成を行うことができるように誘導する。
このために、照明ランプ500は、いわゆる「太陽蛍光灯(トルーライト(true light))」と呼ばれるものが使用されるが、これは演色指数が91以上であって太陽光とほぼ同じレベルであり、発光色と中・近紫外線も太陽光とほぼ同じレベルである。
よって、四方が密閉された成長空間110内においても、室外で太陽光を受けるのとほぼ同じ光合成ができるようになる。
このような照明ランプ500は、基本的に成長空間110の天井に設置するが、成長空間110に別途の支持台を設置する場合には各支持台にも設置し、各受け台の下部面にも設置することにより、玄米に立体的な光照射が行われるようにする。
以下、このような構成による玄米の芽の栽培過程について説明する。
玄米の芽の栽培は、芽の生成後1〜4日目または5日目にわたって行われるが、各日目別に光合成時間(昼)と呼吸時間(夜)を適宜調節する方式で行われる。
光合成時間は照明ランプ500を発光させた状態であり、呼吸時間は照明ランプが消灯した状態を意味する。
Figure 2015530871
1日目からの芽成長過程は、前記表1のとおり、まず、光合成時間を午前6時から午後2時までとし、午後2時から午後6時までは呼吸時間とする。
その後、午後6時から翌日の午前2時まで再び光合成時間を有し、午前2時から午前6時まで再び呼吸時間を有する。
このように1日目では、光合成時間を8時間、呼吸時間を4時間に割り当てて、1日2回繰り返す。
この際、1日目では、各光合成時間には二酸化炭素を別途注入しないが、その理由は、1日目では玄米の芽が生成されたばかりの状態であるため、芽自体が二酸化炭素を大きく必要とせず、二酸化炭素の吸収率が高くないため、二酸化炭素供給部を介しての別途の二酸化炭素の供給は行われない。
この状態では、発芽玄米自体の余剰養分でも芽の成長が十分であるから、栄養剤供給部440を介しての別途の養液供給も行われない。
また、この過程で、用水を30分間隔で10秒間噴射させ、外部空気を成長空間へ供給するとき、外部空気に流入する空気の量を、排気口から排出される空気の量よりも大きく形成する。
したがって、成長空間には陽圧が形成されることにより、成長ケースの外部の大気中の汚染物質が排気口を介して成長空間に流入しなくなる。
また、このように、外部空気が流入する過程でフィルター316、1次殺菌ランプ318、恒温恒湿装置320および2次殺菌ランプ334を経て異物除去および殺菌が行われ、適正の温度および湿度を維持した状態で成長空間110に流入することにより、芽が空気の汚染物質によって成長に悪影響を受けることが防止される。
1日目における成長空間内の温度は約36〜37℃を維持するようにするが、参考として、目はヒトの体温に同様の温度で安定的に成長が行われるためである。
そして、成長空間の湿度は61〜71%程度に維持する。
1日目では、芽がストレスに弱いため、照明装置の照度を若干低めた状態を維持する。
Figure 2015530871
2日目における芽成長過程は、前記表2のとおりに、1日目と同様に光合成時間と呼吸時間を割り当てる。
一方、2日目では、芽がある程度成長した状態であるため、二酸化炭素供給部を介して二酸化炭素を0.1vol%以上供給することにより、本格的に光合成が促進されるようにする。
また、この際からは芽の成長が促進されるため、栄養剤供給部を介して養液を約30ml/5L程度供給することにより、発芽玄米自体の余剰栄養分を補うようにする。
また、2日目でも、外部空気を成長空間へ供給するとき、外部空気として流入する空気の量を排気口から排出される空気の量よりも大きくして陽圧を形成させることにより、外部の汚染物質の流入を遮断する。
参考として、このように外部空気の流入量を排気空気の量よりも大きくする状態、および外部空気が流入する過程でフィルター、殺菌ランプおよび恒温恒湿装置を経る過程は、芽の栽培過程中にずっと維持される。
したがって、それ以後の日における外部空気量の設定、外部空気の殺菌および温・湿度の調節については説明を省略する。
2日目における成長空間内の温度は約32.5〜33℃を維持するが、身体の温度とほぼ同じ温度で成長率が高いものの、実験結果から一定の時間が経過すると芽から悪臭が発生する場合が生じて、2日目以降からは温度を前述のように低めたところ、臭い問題は解決された。
そして、成長空間内の湿度は約66〜75%を保つ。
Figure 2015530871
3日目における芽成長過程は、前記表3のとおり、合成時間を午前6時から午前11時までとし、呼吸時間を午前11時から午後2時までとし、午後2時から午後7時までを再び光合成時間とする。
そして、午後7時から午後10時までさらに呼吸時間を有し、午後10時から翌日の午前3時までさらに光合成時間を有した後、午前3時から午前6時まで呼吸時間を有する。
このように3日目では光合成時間を5時間、呼吸時間を3時間に割り当てて、1日3回繰り返す。
3日目では、2日目と共に、芽が旺盛に成長する段階なので、二酸化炭素供給部を介しての二酸化炭素供給量を0.1vol%〜0.35vol%に増やし、養液の供給は2日目と同様に維持する。
そして、3日目における用水供給では、15分間隔で15秒間噴射させて用水の供給量も増やす。
また、3日目における成長空間内の温度は2日目と同じレベルに維持する。
Figure 2015530871
4日目と5日目における芽成長過程は、前記表4のとおり、光合成時間を午前6時から午前10時までとし、午前10時から午後12時までを呼吸時間とし、午後12時から午後4時までを再び光合成時間として割り当てた後、午後4時から午後6時までを再び呼吸時間として割り当てる。
そして、午後6時から午後10時までさらに光合成時間を有し、午後10時から翌日の午前12時まで呼吸時間を有し、午前12時から午前4時まで光合成時間を有し、午前4時から午前6時までさらに呼吸時間を有する。
このように、4日目と5日目では、光合成時間を4時間、呼吸時間を2時間に割り当てて、1日4回繰り返す。
4日目、5日目では、芽の成長が絶頂期に達した状態であるため、3日目と同様に、供給部による二酸化炭素供給量を0.1vol%〜0.35vol%に維持し、養液の供給も30ml/5Lに維持する。
そして、4日目、5日目における用水供給でも15分間隔で15秒間噴射させることにより行い、成長空間内の温度は3日目とほぼ同様に維持する。
このように、本発明は、一般な屋外栽培とは異なり、光合成時間を人為的に設定するが、太陽光を用いる場合、光合成時間が1日約5時間程度であるのに対し、本発明は、照明装置を介して人為的に光合成時間を増やすことができるうえ、光合成時間と呼吸時間を十分に分配するので、成長率を向上させることができる。
また、太陽光を用いた栽培環境では、光合成過程と呼吸過程間の切り替えに多くの時間がかかるので、実際の光合成時間と呼吸時間はさらに短い時間しかない。
一方、本発明は、照明装置の点灯状態によって光合成状態と呼吸状態が明確に区分されるので、切り替え時間が発生せず、その分だけ光合成時間と呼吸時間を増やすことができる。
そして、基本的に外部空気を供給する際に、外部空気の流入過程で殺菌と恒温恒湿が行われるので、空気に含有された汚染物質による芽の毀損を防止することができ、恒温恒湿を行うことにより、前述した各日目の温度と差が生じているときに芽から悪臭が発生するなどの現象を防止することができる。
また、用水もパイウォーター変換部を介して芽の成長に役立つように変化した状態で供給されるのはもとより、電気石や火山石、酸素発生装置などにより加工処理された状態で供給されるので、用水に含まれた汚染物質によって芽の毀損などを防止する。
それだけでなく、このような用水を設定された時間ごとに噴霧状に供給することにより、水耕栽培とは異なり、過度な水分によって芽が腐敗してしまうおそれが少ない。
これと関連して、栽培例および食糧調理例をさらに説明する。
[栽培例:玄米の芽の栽培]
<実施例1>
玄米は、光と空気が完全に制御される密閉型空間で栽培した。室内ガスの割合は、酸素が22体積%、窒素が75体積%、二酸化炭素が3体積%となるようにした。
選別した玄米100gを、48時間光が遮断された状態に静置した後、前記玄米を温度36.5℃、湿度66%に維持した状態で、30分間隔で用水を10秒間噴射しながら光度600Luxに8時間露出させ、さらに光をすべて遮断して暗条件を4時間維持させた後、前記と同一の光度にさらに8時間露出させ、さらに暗条件で4時間維持させた。
前記玄米を温度32.5℃、湿度66%に維持した状態で、30分間隔で用水を15秒間噴射しながら光度800Luxに8時間露出させ、再び光をすべて遮断して暗条件を4時間維持させた後、前記と同一の光度にさらに8時間露出させ、さらに暗条件で4時間維持させた。また、前記玄米を光条件に露出させるとき、二酸化炭素を0.1体積%注入して玄米の芽を成長させた。
前記玄米を温度32.5℃、湿度66%に維持した状態で、15分間隔で用水を15秒間噴射しながら光度800Luxに5時間露出させた後、さらに光をすべて遮断して暗条件を3時間維持させ、前述したようなサイクルをさらに2回行った。また、前記玄米を光条件に露出させるとき、二酸化炭素を0.2体積%注入して玄米の芽を成長させた。
前記玄米を、温度32.5℃、湿度66%に維持した状態で、15分間隔で用水を15秒間噴射しながら光度800Luxに4時間露出させた後、さらに光をすべて遮断して暗条件を2時間維持させ、前述したようなサイクルをさらに3回行った。また、前記玄米を光条件に露出させるとき、二酸化炭素を0.2体積%注入した。
前記段階をすべて済ませた後、玄米の芽を収穫した。その後、成長せずに腐敗した発芽玄米を調査した。
<比較例1>
光条件と暗条件を調節せずに自然状態で昼と夜が変わるようにし、前記用水を繰り返し噴射するのではなく、1時間に1回ずつ20秒間噴射させること以外は、実施例1と同様の方法で玄米の芽を栽培した。
実施例1と比較例1による玄米100gを5cm以上の玄米の芽に育てるにおける生産量を比較した結果を、下記表1に示す。下記玄米の芽は、玄米が発芽して5cm以上に成長したものを収穫したものであり、玄米の腐敗量は、実施例1および比較例1で使用された玄米100gのうち、玄米芽栽培過程中に発芽したり玄米の芽に成長したりせずに玄米が腐ってしまった玄米の量を調査したものである。
Figure 2015530871
前記実験によって玄米の芽の光量時間を繰り返し調節する場合、玄米の芽の成長を促進させることができ、用水を周期的に噴射する方法で水分を供給することにより玄米自体の汚染を防止し、玄米の腐敗なしで多量の品質に優れた玄米の芽を栽培することができることを確認した。
[製造例:玄米の芽を用いた粥の製造]
<実施例2>
玄米の芽を自然状態で風を吹き付けて乾燥させた後、粉砕して得た粉末30gと発芽玄米70gを準備して混合し、前記混合物に対して140gの水を入れて5分間加熱する方法で粥を製造した。
<実施例3>
玄米の芽および発芽玄米の含量をそれぞれ10g〜90gにして粥を製造したこと以外は、実施例2と同様の方法で粥を製造した。
<比較例2>
発芽玄米を100gにして粥を製造したこと以外は、実施例2と同様の方法で粥を製造した。
<比較例3>
玄米の芽および発芽玄米の含量をそれぞれ60gと40gにしたこと以外は、実施例2と同様の方法で粥を製造した。
実施例2〜実施例3および比較例2〜比較例3で製造された粥に対して粥の風味、香ばしい味および全体的な嗜好度を調査した。前記粥の風味、香ばしい味および全体的な嗜好度の調査は、喫煙をしない10代から60代までの合計30名に官能検査を行い、5点尺度法で評価することにより行った。前記5点尺度法において、5は非常に高い(良い)、4は普通に高い(良い)、3は普通、2は普通に低い(不良)、1は非常に低い(悪い)ことを示す。前記5点尺度法による官能検査の結果はSPSSを用いて統計分析した。その評価結果を平均値として下記表6に示した。
また、本発明者が前記製造した粥の色および匂いを評価し、下記表6に共に示した。
Figure 2015530871
前記表6に示すように、全体的な嗜好度は、玄米の芽を含む粥が優れるものと確認された。特に、玄米の芽を0.1〜50重量%未満で含む粥の場合、風味、香ばしい味および全体的な嗜好度においても優れた効果を示した。したがって、本発明の製造方法によって粥を製造する場合、味および全体的な嗜好度に優れた粥を製造することができ、このような粥の場合、玄米の芽を含んでいるので、栄養性も高いため、すべての年齢層だけでなく患者の回復食などにも活用することができる。
以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されるものではなく、下記請求の範囲で定義している本発明の基本的な概念を利用した当業者の様々な変形および改良形態も本発明の権利範囲に属するのである。

Claims (18)

  1. 内部には玄米が収容できる成長空間が設けられ、一側には空気流入口が設けられ、他側には排水排気口が設けられている成長ケースと、
    前記空気流入口に接続され、前記空間部と外部とを連通させることにより外部空気が前記成長空間に流入するようにし、外部空気の流入過程で外部空気を滅菌処理する空気供給部と、
    前記成長ケースの一側に位置しており、外部の水を前記成長空間へ供給して玄米に噴霧し、水の供給過程で水を殺菌およびアルカリ化させる殺菌用水供給部とを含む、玄米の芽栽培装置。
  2. 前記空気供給部は、
    一端部に空気吸気口が設けられ、内部には空気移動路が設けられ、側部には空気排出口が設けられている状態で、前記空気吸気口を除いた一部の区間が前記成長空間に位置している吸気ダクトと、
    前記空気吸気口に位置して空気量を調節する吸気量調節部と、
    前記空気移動路に設けられ、前記吸気量調節部を通過した空気に含まれている異物をフィルタリングするフィルターと、
    前記空気移動路に設けられ、前記フィルターを通過した空気を殺菌処理する少なくとも一つの殺菌ランプと、
    前記空気移動路に設けられ、移動する空気の温度および湿度を制御する恒温恒湿器とを含む、請求項1に記載の玄米の芽栽培装置。
  3. 前記吸気ダクトは、前記成長ケースの外部に位置する第1ダクト、および前記成長空間の内部に位置する第2ダクトから構成されており、
    前記第1ダクトと前記第2ダクトとの接続地点には前記恒温恒湿器が位置しており、前記殺菌ランプは前記第1吸気ダクトおよび前記第2吸気ダクトの少なくとも一つに設けられており、前記空気排出口は前記第2ダクトに設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の玄米の芽栽培装置。
  4. 前記殺菌用水供給部は、
    水が収容される用水タンクと、
    前記用水タンクに接続され、前記用水タンクへ供給される水を低分子形態に変化させると同時にイオン反応を抑制させるパイウォーター変換部と、
    前記用水タンクに接続され、前記用水タンク内に収容された水を殺菌処理する水中滅菌装置と、
    一端部が前記用水タンクに接続された状態で前記成長空間に位置し、前記成長空間に収容された玄米に水を噴射供給する用水噴射管とを含む、請求項1に記載の玄米の芽栽培装置。
  5. 前記殺菌用水供給部は、前記用水タンクの内部に設置される電気石、火山石および酸素発生器の少なくとも一つをさらに含む、請求項5に記載の玄米の芽栽培装置。
  6. 前記用水タンクに接続され、別途の養液を収容しており、前記用水タンクの水供給過程で養液を前記成長空間内へ共に供給する栄養剤供給部をさらに含む、請求項4に記載の玄米の芽栽培装置。
  7. 前記成長空間に位置し、上下間隔を置いて積層形態で配置している複数の受け台、および該各受け台上に固定され、前記玄米が収容されている収容容器をさらに含み、
    前記用水噴射管は、上下積層形態で配設され、前記各容器に個別的に水を噴射することができ、
    前記各受け台が側端部に行くほど下向きに傾いており、各受け台上に落ちた水が各受け台の傾斜面に沿って一方側に流れた後、下方に落下することにより、下側に位置する前記受け台および前記収容容器に落水が流入しない、請求項4に記載の玄米の芽栽培装置。
  8. 前記成長空間に位置している照明ランプをさらに含み、前記照明ランプは演色指数が91以上である、請求項1に記載の玄米の芽栽培装置。
  9. 前記吸気ダクトを介して成長空間へ供給される空気量が、前記排水排気口を介して排気される空気量よりも大きくなるようにして、成長空間内に陽圧が形成されるようにする、請求項1に記載の玄米の芽栽培装置。
  10. 前記受け台の端部には、一定の角度で下向きに折り曲げられている折曲部をさらに含む、請求項7に記載の玄米の芽栽培装置。
  11. 前記成長ケースは左右両側に対称形態で位置し、前記第2ダクトは前記各成長ケースの間に位置しており、外部空気が前記各成長ケースへ供給される、請求項2に記載の玄米の芽栽培装置。
  12. 発芽玄米を作る過程では、
    暗条件で3〜5時間維持させることを2回繰り返し行う玄米発芽段階と、
    前記玄米の芽を光条件と暗条件でそれぞれ3〜5時間維持させるサイクルを2回繰り返し行う玄米芽1次成長段階と、
    前記玄米の芽を光条件と暗条件でそれぞれ2〜4時間維持させるサイクルを2回繰り返し行う玄米芽2次成長段階と、
    前記玄米の芽を光条件と暗条件でそれぞれ1〜3時間維持させることを4〜10回繰り返し行う玄米芽3次成長段階とを含む、玄米の芽栽培方法。
  13. 前記玄米発芽段階は、温度36〜37℃および相対湿度60〜75%の条件であり、用水を25分〜35分間隔で10秒間噴射する段階をさらに含む、請求項12に記載の玄米の芽栽培方法。
  14. 前記玄米芽1次成長段階は、用水を温度25〜35分間隔で15秒間噴射する段階をさらに含む、請求項12に記載の玄米の芽栽培方法。
  15. 前記玄米芽2次成長段階、前記玄米芽3次成長段階およびこれらの組み合わせよりなる群から選ばれたいずれか一つの段階は、光度800〜900Lux、温度30〜35℃および相対湿度60〜80%の条件であり、用水を10〜20分間隔で15秒間噴射する段階をさらに含む、請求項12に記載の玄米の芽栽培方法。
  16. 前記玄米芽2次成長段階、前記玄米芽3次成長段階およびこれらの組み合わせよりなる群から選ばれたいずれか一つの段階は、養液と二酸化炭素を注入する段階をさらに含む、請求項12に記載の玄米の芽栽培方法。
  17. 請求項12の栽培方法によって栽培された玄米の芽を含む食品。
  18. 発芽玄米50〜99.9重量%と、請求項1によって栽培された玄米の芽0.1〜50重量%とを混合する段階、および前記混合物と水を1.0:1.0乃至1.0:2.0の重量比で混ぜて粥を製造する段階を含む、粥の製造方法。
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