JP2015516031A5

JP2015516031A5 -

Info

Publication number: JP2015516031A5
Application number: JP2015511738A
Authority: JP
Filing date: 2013-05-10
Publication date: 2016-06-23
Anticipated expiration: 2033-05-10

Claims

電子デバイス中に、またはそれと共に使用するための透明フレキシブル基板であって、約３００℃を超えるガラス転移温度を有する有機可溶性ポリイミドを含み、前記有機可溶性ポリイミドが少なくとも１種の酸二無水物および少なくとも１種のジアミンから構成され、前記少なくとも１種の酸二無水物が脂環式酸二無水物であり、前記少なくとも１種のジアミンが芳香族カルドジアミンである、基板。
前記電子デバイスがフラットパネルディスプレイ、点灯装置、光起電力デバイス、または入出力装置である、請求項１に記載の基板。
少なくとも２５ミクロンの厚さ、および４００〜７５０ｎｍの範囲で約８０％を超える透過率を有する、請求項１に記載の基板。
３００℃で６０分未満の時間加熱した後で、前記４００〜７５０ｎｍの範囲の透過率が８０％を超える、請求項３に記載の基板。
約±０．００１未満の面外複屈折率を有する、請求項１に記載の基板。
約６０ｐｐｍ／℃未満の熱膨張係数を有する、請求項１に記載の基板。
前記ポリイミドが一般的構造：

を有し、Ａｃが、

を含む群から選択され、カルドが、

を含む群から選択され、式中、ｎ＝１〜４であり、Ｒが、水素、ハロゲン（フルオリド、クロリド、ブロミド、およびヨージド）、アルキル、ハロゲン化アルキルなどの置換アルキル、ニトロ、シアノ、チオアルキル、アルコキシ、ハロゲン化アルコキシなどの置換アルコキシ、アリールまたはハロゲン化アリールなどの置換アリール、エチニル、フェニルエチニル、アルキルエステルおよび置換アルキルエステル、ならびにこれらの組み合わせ、を含む群から選択される、請求項１に記載の基板。ｎが４未満の場合、前記芳香族環上の残りの位置は水素原子であると想定されることは理解されよう。また、それぞれのＲは異なってもよいことも理解されよう。
前記脂環式酸二無水物が、一般的構造：

を有する群から選択され、Ａｃが、

を含む群から選択される、請求項１に記載の基板。
前記脂環式酸二無水物が、１，２，３，４−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、１，２，３，４−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、１，２，４，５−シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、およびビシクロ［２．２．２］オクタ−７−エン−２，３，５，６−テトラカルボン酸二無水物を含む群から選択される請求項８に記載の基板。
前記芳香族カルドジアミンが、一般構造：

を有する群から選択され、式中、ｎ＝１〜４であり、Ｒが、水素、ハロゲン（フルオリド、クロリド、ブロミド、およびヨージド）、アルキル、ハロゲン化アルキルなどの置換アルキル、ニトロ、シアノ、チオアルキル、アルコキシ、ハロゲン化アルコキシなどの置換アルコキシ、アリールまたはハロゲン化アリールなどの置換アリール、エチニル、フェニルエチニル、アルキルエステルおよび置換アルキルエステル、ならびにこれらの組み合わせ、を含む群から選択される、請求項１に記載の基板。ｎが４未満の場合、前記芳香族環上の残りの位置は水素原子であると想定されることは理解されよう。また、それぞれのＲは異なってもよいことも理解されよう。
前記芳香族カルドジアミンが、９，９−ビス（４−アミノフェニル）フッ素、９，９−ビス（４−アミノ−３−フルオロフェニル）フッ素、および９，９−ビス（４−アミノ−３−メチルフェニル）フッ素を含む群から選択される、請求項１０に記載の基板。
前記ポリイミドが、芳香族酸二無水物をさらに含む、請求項１に記載の基板。
前記ポリイミドが、非カルド芳香族ジアミンをさらに含む、請求項１に記載の基板。
約３００℃を超えるガラス転移温度を有する有機可溶性ポリイミドを含む第１層であって、前記有機可溶性ポリイミドが少なくとも１種の酸二無水物および少なくとも１種のジアミンを含み、少なくとも１種の酸二無水物が脂環式酸二無水物であり、少なくとも１種のジアミンが芳香族カルドジアミンである第１層、および
ガラスを含む第２層
を含む、電子デバイス用透明フレキシブル多層基板。
前記第１層が、少なくとも２ミクロンの厚さである、請求項１４に記載の基板。
前記第２層が、少なくとも２０ミクロンの厚さである、請求項１４に記載の基板。
４００〜７５０ｎｍの範囲で約８０％を超える透過率を有する、請求項１４に記載の基板。
３００℃で６０分未満の時間加熱後に、４００〜７５０ｎｍの範囲で約８０％を超える透過率を有する、請求項１４に記載の基板。
約±０．００１未満の面外複屈折率を有する、請求項１４に記載の基板。
約６０ｐｐｍ／℃未満の熱膨張係数を有する、請求項１４に記載の基板。