JP2015515118A - 半導体led用のコーティングされた狭帯域赤色発光フルオロケイ酸塩 - Google Patents

半導体led用のコーティングされた狭帯域赤色発光フルオロケイ酸塩 Download PDF

Info

Publication number
JP2015515118A
JP2015515118A JP2014557147A JP2014557147A JP2015515118A JP 2015515118 A JP2015515118 A JP 2015515118A JP 2014557147 A JP2014557147 A JP 2014557147A JP 2014557147 A JP2014557147 A JP 2014557147A JP 2015515118 A JP2015515118 A JP 2015515118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
phosphor
luminescent material
metal
cation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014557147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6297505B2 (ja
Inventor
ヴォルカー ウェイラー
ヴォルカー ウェイラー
ペーター ジョセフ シュミット
ペーター ジョセフ シュミット
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV, Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2015515118A publication Critical patent/JP2015515118A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6297505B2 publication Critical patent/JP6297505B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
    • C09K11/02Use of particular materials as binders, particle coatings or suspension media therefor
    • C09K11/025Use of particular materials as binders, particle coatings or suspension media therefor non-luminescent particle coatings or suspension media
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
    • C09K11/08Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials
    • C09K11/61Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials containing fluorine, chlorine, bromine, iodine or unspecified halogen elements
    • C09K11/617Silicates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
    • C09K11/08Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials
    • C09K11/67Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials containing refractory metals
    • C09K11/676Aluminates; Silicates
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/48Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor body packages
    • H01L33/50Wavelength conversion elements
    • H01L33/501Wavelength conversion elements characterised by the materials, e.g. binder
    • H01L33/502Wavelength conversion materials
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/48Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor body packages
    • H01L33/50Wavelength conversion elements
    • H01L33/507Wavelength conversion elements the elements being in intimate contact with parts other than the semiconductor body or integrated with parts other than the semiconductor body

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

本発明は、光源光を生成するよう構成された光源と、光源光の少なくとも一部を発光材料光に変換するよう構成された粒状発光材料とを含む照明ユニットであって、光源は発光ダイオード(LED)を含み、粒状発光材料はコアを含む粒子を含み、前記コアは4価マンガンによってドーピングされたM’xM2−2xAX6を含む蛍光体を含み、ここで、M’はアルカリ土類カチオンを含み、Mはアルカリカチオンを含み、xは0−1の範囲内であり、Aは少なくともシリコンを含む4価カチオンを含み、Xは少なくともフッ素を含む1価アニオンを含み、粒子は更に金属リン酸塩ベースコーティングを含み、金属リン酸塩ベースコーティングの金属はTi、Si、及びAlからなるグループから選択される、照明ユニットを提供する。

Description

本発明は、コーティングされたMnドーピングヘキサフルオロケイ酸塩蛍光体、かかる蛍光体を有する照明ユニット、及びかかる蛍光体の作製方法に関する。
当技術分野では、LED(発光デバイス)用途のための赤色発光材料が知られている。国際特許出願WO/2004/036962は、例えば480nm未満の波長の一次光を放出可能な発光構造と、一般式(Sr1−a−bCaBaMgZn)Si:Eu(0.002≦a≦0.2、0.0≦b≦0.25、0.0≦c≦0.25、0.0≦d≦0.25、0.0≦e≦0.25、1.5≦x≦2.5、1.5≦y≦2.5、及び1.5<z<2.5)の蛍光体を含む発光スクリーンとを含む発光デバイスを開示する。更に、WO/2004/030109は、一般組成がMSi(MはCa、Sr、Baのグループから選択されるアルカリ土類金属のうちの少なくとも1つ)のEuドーピング酸窒化物ホスト格子からなるUV−青色励起可能な緑色発光材料を開示する。
現在の蛍光体変換(pc:phosphor converted)ソリューションは、暖色系白色デバイス(特に、相関色温度CCT<5000K)の製造不能、及び演色性特性の限定をもたらす赤色スペクトル領域における強度不足という問題、又は、放出エネルギーの大部分の波長が>650nmである蛍光体を使用しなければならず、濃赤色領域における視感度の限界のため、かかるデバイスの発光効率(lm/W)が阻害されるという問題を有する。後者の蛍光体は通常、Eu(II)(すなわち2価ユウロピウム)による活性に基づく帯放射材料である。このアクチベーターによれば、発光スペクトルの半値全幅(FWHM:full width half maximum)として表されるスペクトル帯域幅は、本質的に、要求される発光波長(ピーク最大値>600nm)において約50nmに限定される。したがって、赤色スペクトル領域で狭帯域又は線放射を有する発光材料は照明目的のためのスペクトル効率を向上させるので、pcLEDにとって非常に望ましい。飽和赤色の色点を有するこのような材料が、例えばLCDバックライト用のLED内に使用された場合、ディスプレイはより広い色域を有する。
Eu(II)ドーピングされた材料の上述の制限は、Eu(III)又はMn(IV)(すなわち4価マンガン)等の線放射アクチベーターによって原則的に克服することができる。前者がUV光によってしか励起できず、青色発光ダイを備えるpcLEDでの使用を排除するのに対し、青色スペクトル領域内に吸収性を有するMn(IV)蛍光体が昔から知られている。これらはチタン酸塩又はスピネル(例えばCaTiO:Mn、CaAl1219:Mn)等の酸化物、マグネシウムフルオロゲルマニウム酸塩(Mg28Ge7.553215.04:Mn)等のオキソフッ化物、及びヘキサフルオロケイ酸塩(例えばKSiF:Mn)等のフッ化物を含む。酸素配位子は高い共有結合性を有するため、発光が濃赤色(>650nm)になる一方、フッ化物は魅力的なスペクトル特性を示す。
しかし、多くのフッ化物の水中及び湿った空気中での安定度は非常に低く、格子が早くに壊れる(dissolution)とともにルミネセンス(発光)特性が大幅に下がる。例えば、NaSiFの溶解度は約35mmol/lであり、KSiFについては約5mmol/lである。
したがって、本発明の一側面は、好ましくは上記欠点の1つ以上を少なくとも部分的に排除し、好ましくは青色及び/又はUV、特に青色を良く吸収し、且つ/又は吸収光を赤色光に効率的に変換し、且つ/又は赤色の発光が濃赤色に位置せず、且つ/又は水及び湿気に対して比較的安定であり、且つ/又は好ましくは青色光より長い波長(緑色及び/又は黄色等)を実質的に吸収しない、代替的な赤色発光材料を提供することである。他の側面は、このような代替的な赤色発光材料を用いるように構成された代替的な照明ユニットを提供することである。また、本発明の一側面は、このような発光材料の作製方法を提供することであり得る。
例えば上記のゲルマニウム酸塩又はチタン酸塩等の良く知られた発光材料を含む多くの赤色発光材料を幅広く研究し、また窒化物も試した。更に、様々な種類の発光材料上に様々な種類のコーティングを試した。
驚くべきことに、例えばアルミニウムリン酸塩によってコーティングされたヘキサフルオロケイ酸塩等の金属リン酸塩コーティングヘキサフルオロケイ酸塩が、安定性、適切な発光波長、狭帯域放射、青色における吸収性及び緑色における反射性、効率性等の所望の特性を提供し得るようである。発明された赤色発光コア−シェル蛍光体は、水及び湿った空気中での長期安定性に関して顕著な向上を示した。例えば、「ガラス質の」Al−Pコーティングを備える赤色発光Mn活性KSiF蛍光体は、非被覆蛍光体と比べて、水中及び高温の湿った空気中において著しく優れた安定性を示す。コア−蛍光体の光学特性、例えば量子効率、色点、及びルーメン当量は、コーティング及び用いられる処置によってそれほど影響されない。
したがって、第1の側面において、本発明は、光源光を生成する光源と、光源光の少なくとも一部を発光材料光に変換する粒状発光材料(しばしば「発光材料」とも呼ぶ)とを含む照明ユニットであって、光源は発光ダイオード(LED)を含み、粒状発光材料はコアを含む粒子を含み、前記コアは4価マンガンによってドーピングされたM’2−2xAXを含む蛍光体を含み、ここで、M’はアルカリ土類カチオンを含み、Mはアルカリカチオンを含み、xは0−1の範囲内であり、Aは少なくともシリコンを含む4価カチオンを含み、Xは少なくともフッ素を含む1価アニオンを含み、粒子は更に金属リン酸塩ベースコーティングを含み、金属リン酸塩ベースコーティングはTi、Si、及びAlからなるグループから選択される、照明ユニットを提供する。
他の側面において、本発明は、コア及び金属リン酸塩コーティングを含む粒子を含む粒状発光材料の作製方法であって、コアは4価マンガンによってドーピングされたM’2−2xAXを含む蛍光体を含み、ここで、M’はアルカリ土類カチオンを含み、Mはアルカリカチオンを含み、xは0−1の範囲内であり、Aは少なくともシリコンを含む4価カチオンを含み、Xは少なくともフッ素を含む1価アニオンを含み、金属リン酸塩ベースコーティングの金属は、Ti、Si、及びAlからなるグループから選択され、方法は、(i)蛍光体粒子(すなわち、4価マンガンによってドーピングされたM’2−2xAXの粒子)を金属リン酸塩ベースコーティングの前駆物質を含む液体に接触させるステップであって、前記液体はアルコール含有液、アルコール含有液に溶解可能な金属塩、及びリン酸塩源を混合することによって得られる、ステップと、(ii)処理された蛍光体粒子を回収するステップと、(iii)得られた処理済み蛍光体粒子を乾燥して(粒状)発光材料を提供するステップとを含む、方法も提供する。
他の側面において、本発明は上記方法のようにして得ることができる発光材料自体を提供する。したがって、一実施形態において、本発明は、コアと(コアのシェルとしての)金属リン酸塩コーティングとを含む粒子を含む粒状発光材料であって、コアは4価マンガンによってドーピングされたM’2−2xAXを含む蛍光体を含み、ここで、M’はアルカリ土類カチオンを含み、Mはアルカリカチオンを含み、xは0−1の範囲内であり、Aは少なくともシリコンを含む4価カチオンを含み、Xは少なくともフッ素を含む1価アニオンを含み、金属リン酸塩ベースコーティングの金属は、Ti、Si、及びAlからなるグループから選択される、粒状発光材料も提供する。
このような発光材料は上記のような利点を有し得り、よって上記の照明ユニットに好適に適用することができる。
ここで、4価のマンガンによってドーピングされたM’2−2xAXは、簡潔に「蛍光体」と示すこともでき、すなわち、「4価マンガンによってドーピングされたM’2−2xAXを含む蛍光体」という表現は、一実施形態において4価マンガンによってドーピングされたM’2−2xAX蛍光体、(4価)MnドーピングM’2−2xAX蛍光体、又は簡潔に「蛍光体」と読むこともできる。
適切なアルカリカチオン(M)はナトリウム(Na)、カリウム(K)、及びルビジウム(Rb)である。任意で、リチウム及び/又はセシウムを適用してもよい。好ましい一実施形態において、Mは少なくともカリウムを含む。他の実施形態において、Mは少なくともルビジウムを含む。「Mは少なくともカリウムを含む」という表現は、例えば、M’2−2xAXモル内の全Mカチオンの内、一部はKを含み、任意で残りの部分は1つ以上の他の1価(アルカリ)カチオン(下記参照)を含むことを示す。任意で、M’2−2xAX発光材料は六方相を有する。他の実施形態では、M’2−2xAX発光材料は立方相を有する。
適切なアルカリ土類カチオン(M’)はマグネシウム(Mg)、ストロンチウム(Sr)、カルシウム(Ca)、及びバリウム(Ba)であり、特にSr及びBaのうちの1つ以上である。
一実施形態において、異なるアルカリカチオンの組み合わせを適用してもよい。他の実施形態において、異なるアルカリ土類カチオンの組み合わせを適用してもよい。他の実施形態において、1つ以上のアルカリカチオン及び1つ以上のアルカリ土類カチオンの組み合わせを適用してもよい。例えば、KRb0.5Sr0.25AXを適用してもよい。上記したように、x=0−1の範囲内でもよく、特にx<1でもよい。一実施形態ではx=0である。
発明された発光化合物又は蛍光体、すなわち、コーティングされたM’2−2xSiX:Mn(及び類似の化合物、例えばホスト格子カチオン又はアニオンの1つ以上が他のカチオン又はアニオンによって部分的に置換されたもの等)は高い発光効率を有し得る(例えば>200lm/W等)。この蛍光体は通常、中心が約630nmである2、3の細いラインのスペクトルを発し、455nm領域において強く且つ広範な吸収帯を有する。したがって、これは高いスペクトル効率及び演色性を有するpcLEDの製造に良く適している。よって、本発明は半導体(又は固体)LED用途に特に適した、コーティングされた狭帯域の赤色発光フルオロケイ酸塩を提供する。これは、一般照明用の照明ユニットだけでなくバックライトにも適用され得る。用語「:Mn」又は「:Mn4+」は、4価Aイオンの一部が4価マンガンによって置換されることを示す。
用語「4価マンガン」はMn4+を指す。これは良く知られた発光イオンである。上記の化学式において、4価カチオンA(Si等)の一部がマンガンによって置換されている。したがって4価マンガンによってドーピングされたM’2−2xAXはM’2−2x1−mMnとも表され得る。マンガンのモルパーセント、すなわち、マンガンが4価カチオンAを置換するパーセントは、通常、0.1−15%の範囲内、特に1−12%であり、すなわちmは0.001−0.15の範囲内であり、特に0.01−0.12の範囲内である。
Aは4価カチオンを含み、好ましくは少なくともシリコンを含む。Aは任意で(更に)チタン(Ti)、ゲルマニウム(Ge)、スズ(Sn)、及び亜鉛(Zn)のうちの1つ以上を含む。好ましくは、少なくとも80%、更に好ましくは少なくとも90%、例えば少なくとも95%のMがシリコンからなる。したがって、特定の一実施形態において、M’2−2xAXはM’2−2x1−m−t−g−s−zrMnTiGeSnZrzrとも表され得り、m及びxは上記の通りであり、t、g、s、zrはそれぞれ個別に0−0.2、特に0−0.1、更に特に0−0.05の範囲内であり、t+g+s+zrは<1、特に≦0.2、好ましくは0−0.02、特に0−0.01、更に特に0−0.05の範囲内であり、Aは特にSiである。Xは好ましくはフッ素(F)である。
上記したように、Mは1価カチオンに関連するが、好ましくは少なくともカリウム及び/又はルビジウムを含む。Mによって更に含まれ得る他の1価カチオンは、リチウム(Li)、ナトリウム(Na)、セシウム(Cs)、及びアンモニウム(NH )からなるグループから選択されてもよい。一実施形態において、好ましくは少なくとも80%(すなわちタイプMの全モルの80%)、より好ましくは少なくとも90%、例えば95%のMがカリウム及びルビジウムからなる。カリウムとルビジウムとの間のモル比は特に0.5−2(すなわちKのモル数/Rbのモル数が0.5−2の範囲内)、例えば0.8−1.2、特に0.9−1.1、更に特に0.95−1.05の範囲内であり、特に1.0である。よって、特にこれらの実施形態においてx=0である。
したがって、特定の一実施形態において、M’2−2xAXは(K1−r−l−n−c−nhRbLiNaCs(NHnhAXとも表すことができる。ここで、r=0−1、特に0.2−0.8(一実施形態においてカリウム−ルビジウムの比は好ましくは上記の通りでもよい)、l、n、c、nhはそれぞれ個別に好ましくは0−1、好ましくは0−0.2、特に0−0.1、更に特に0−0.05であり、r+l+n+c+nh=0−1、特にl+n+c+nhは<1、特に≦0.2、好ましくは0−0.2、特に0−0.01、更に特に0−0.05である。Xは好ましくはフッ素(F)である。
上記したように、アルカリカチオンに代えて又は加えて、1つ以上のアルカリ土類カチオンが存在してもよい。したがって、特定の一実施形態において、M’2−2xAXはMgmgCacaSrsrBaba(KRbLiNaCs(NHnhAXとも表すことができる。ここで、k、r、l、n、c、nhはそれぞれ個別に0−1の範囲内であり、mg、ca、sr、baはそれぞれ個別に0−1の範囲内であり、mg+ca+sr+ba+2(k+r+l+n+c+nh)=1である。
上記したように、Xは1価アニオンに関連するが、少なくともフッ素を含む。任意で存在してもよい他の1価アニオンは、塩素(Cl)、臭素(Br)、及びヨウ素(I)からなるグループから選択されてもよい。好ましくは、少なくとも80%、更に好ましくは少なくとも90%、例えば95%のXはフッ素からなる。したがって、特定の一実施形態において、M’2−2xAXはM’2−2xA(F1−cl−b−iClclBrとも表され得る。ここで、cl、b、iはそれぞれ個別に好ましくは0−0.2、特に0−0.1、更に特に0−0.05の範囲内であり、cl+b+iは<1、特に≦0.2、好ましくは0−0.2、特に0−0.1、更に特に0−0.05である。特に、Xは実質的にF(フッ素)からなる。
したがって、M’2−2xAXは、(K1−r−l−n−c−nhRbLiNaCs(NHnhSi1−m−t−g−s−zrMnTiGeSnZrzr(F1−cl−b−iClclBrとも表され得る。ここで、r、l、n、c、nh、m、t、g、s、zr、cl、b、iの値は上記の通りである。Xは好ましくはフッ素(F)である。
更に特に、M’2−2xAXは、MgmgCacaSrsrBaba(KRbLiNaCs(NHnhSi1−m−t−g−s−zrMnTiGeSnZrzr(F1−cl−b−iClclBrとも表され得る。ここで、mg、ca、sr、baはそれぞれ個別に0−1の範囲内であり、mg+ca+sr+ba+2*(k+r+l+n+c+nh)=1であり、m、t、g、s、zr、cl、b、iの値は上記の通りである。Xは好ましくはフッ素(F)である。
好ましい一実施形態において、M’2−2xAXはKSiF(本明細書においてKSiF系とも示される)を含む。上記のように、他の好ましい実施形態において、M’2−2xAXはKRbSiF(すなわち、r=0.5;l、n、c、nh、t、g、s、zr、cl、b、i=0)(本明細書ではK,Rb系とも示す)を含む。上記のように、シリコンの一部はマンガンによって置換される(すなわち、当該式はKSi1−mMn若しくはKRbSi1−mMnとも表され得り(mは上記の通り)、又はそれぞれKRbSiF:Mn及びKSiF:Mnとも表され得る)。マンガンはホスト格子イオンの一部を置換し、また、特定の機能を有するので、「ドーパント」又は「アクチベーター」とも示される。したがって、ヘキサフルオロケイ酸塩はマンガン(Mn4+)によってドーピングされる又は活性化される。
発光材料は粒状材料であり、すなわち、実質的に粒子から構成されてもよい。粒径は所望の用途に依存し得る。一実施形態において、発光粒子(コーティング無し)の寸法(すなわち長さ、幅、半径)は約0.5−100μm、例えば1−20μm、特に2−15μmでもよく、特に少なくとも90%の粒子がこれらの範囲内の寸法を有してもよい(すなわち、例えば少なくとも90%の粒子の寸法が0.5−20μmの範囲内にあるか、又は特に少なくとも90%の粒子の寸法が2−10μmの範囲内にある)。
コーティングの厚さは10−500nm、例えば50−200nmの範囲内でもよい。したがって、発光材料はコア−シェル粒子を含む。コーティングはアモルファスな特性を有してもよい。よって、本明細書において、コーティングはガラス質のコーティングとも示され得る。特に、金属リン酸塩ベースコーティングはアルミニウムケイ酸塩コーティングを含む。本明細書において、用語「金属リン酸塩コーティング」はリン酸塩基及び金属イオン基を含むコーティングを指す。コーティングは、リン酸エステルの金属有機コーティングでもよく、好ましくは1つの金属イオン、例えばアルミニウムイオン等に少なくとも2つのエステルが配位する。したがって、コーティング内の金属イオンは好ましくは少なくとも2価であり、より好ましくは少なくとも3価カチオンであり、例えば3価カチオン又は4価カチオンである。これらの例はTi4+、Si4+、及びAl3+である。特にアルミニウムを適用できるが、かかる金属イオンのうちの2つ以上、例えばSi4+及びAl3+等の組み合わせを適用してもよい。
発光材料、すなわち、コーティングされた蛍光体粒子は一実施形態において、(i)蛍光体粒子を金属リン酸塩ベースコーティングの前駆物質を含む液体に接触させることであって、前記液体(すなわち、金属リン酸塩ベースコーティングの前駆物質を含む前記液体)はアルコール含有液、アルコール含有液に溶解可能な金属塩、及びリン酸塩源を混合することによって得られることと、(ii)処理された蛍光体粒子を回収することと、(iii)得られた処理済み蛍光体粒子を乾燥して発光材料を提供することとによって得られ得る。したがって、本発明は、コア及び金属リン酸塩コーティングを含む粒子を含む粒状発光材料の作製方法であって、コアは4価マンガンによってドーピングされたM’2−2xAXを含む蛍光体を含み、ここで、M’はアルカリ土類カチオンを含み、Mはアルカリカチオンを含み、xは0−1の範囲内であり、Aは少なくともシリコンを含む4価カチオンを含み、Xは少なくともフッ素を含む1価アニオンを含み、金属リン酸塩ベースコーティングの金属は、Ti、Si、及びAlからなるグループから選択され、方法は、(i)蛍光体粒子を金属リン酸塩ベースコーティングの前駆物質を含む液体に接触させるステップであって、前記液体はアルコール含有液、アルコール含有液に溶解可能な金属塩、及びリン酸塩源を混合することによって得られる、ステップと、(ii)処理された蛍光体粒子を回収するステップと、(iii)得られた処理済み蛍光体粒子を乾燥して発光材料を提供するステップとを含む、方法も提供する。
一実施形態において、リン酸塩源はP(場合によってはP10等とも示される)を含む。他の実施形態において、リン酸塩源はPOClを含む。他のリン酸塩源も選択可能である。一実施形態において、アルコールはC2−C4アルコール、例えばエタノール、n−プロパノール、2−プロパノール、n−ブタノール、イソブタノール等を含む。任意で、より高級なアルコールを適用してもよく、また任意で2つ以上のアルコール基を含む炭化水素を適用してもよい。
アルコールはPと反応し、リン酸モノエステル及びジエステルを形成する。
10+6ROH→2HRPO+2HRPO
ここで、上記したように、RはC2−C4であり得るが、Rはより高級な炭化水素、例えばC2−C26、C2−C10等でもよい。モノエステルはHRPOと示されているが、ROPO(OH)とも示され得る。すなわち、リンがOR及び2つのOH基と結合し、更にOと二重結合する。ジエステルはHRPOと示されているが、(RO)PO(OH)とも示され得る。すなわち、リンが2つのOR基及び1つのOH基と結合し、更にOと二重結合する。
アルコール含有液はアルコールでもよい、すなわち実質的にアルコールから構成されてもよいが、任意で他の液体を含んでもよい。好ましくは、含水率は2<wt%(水の重量)/(液体の全重量)、特に<1wt%、更に特に<0.1wt%、例えば0.01wt%である。
金属塩は、例えばTi、Si、又はAlの硝酸塩、硫酸塩、シュウ酸塩、酒石酸塩等でもよい。任意で、Ti、Si、及びAlの1つ以上の組み合わせを適用してもよいことに留意されたい。しかし、金属塩は金属有機塩、例えばアルミニウムイソプロキシド等のイソプロポキシド、アルミニウムエトキシド等のエトキシド、アルミニウムプロポキシド等のプロポキシド、アルミニウムブトキシド等のブトキシド等でもよい。好ましくは、アルコール含有液における金属塩の溶解度は、少なくとも0.1g/l水(室温、1bar)、例えば少なくとも1g/l水(室温、1bar)、特に少なくとも5g/l、更に特に少なくとも10g/l水(室温、1bar)である。
3価アルミニウムカチオンはアルキルリン酸エステル間の架橋剤として作用し、これにより粒子のまわりにネットワークをつくる。乾燥後、良好な(M−P、特にAl−P)コーティングが得られる。
他の側面において、本発明は本明細書で説明されるような蛍光体の作製方法を提供し、方法は、(i)好ましくは少なくともリン、ルビジウム、及び/又はナトリウムを含むアルカリカチオンの溶解塩と、(ii)4価マンガン前駆物質の溶解塩と、(iii)4価カチオン源とを、(iv)好ましくは少なくともHFを含む無機酸の水溶液中で混合するステップと、(記載されたような)蛍光体を沈殿させるステップと、得られた蛍光体を乾燥させるステップとを含み、乾燥ステップ又は蛍光体の任意の他の後の加熱処理プロセスは200℃未満で実行される。より高温においては立方相が形成される可能性があり、これは(場合によっては、特定の発光材料及び/又は(意図された)用途に応じて)望ましくない可能性がある。KSiF又はNaSiF等の他の系に関しては、より高温を選択することもできる。更に、他の箇所でも述べられているが、六方相は好ましい実施形態のうちの1つであり、特にK,Rb系の場合好ましい。
用語「1価カチオンの可溶塩」は、特にフッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、アセテート、塩素酸塩、クエン酸塩、シアン化物、ギ酸塩、リン酸塩、シュウ酸塩、硫酸塩、及び酒石酸塩からなるグループから選択される1つ以上のアニオンを有する(開始物質)塩を指し、特に、KF、KCl、KNO、RbF、RbCl、RbNO等の1価アニオンを有する1価カチオンを指す。好ましくは、1価カチオンの可溶塩の溶解度は少なくとも1g/l水(室温、1bar)、特に少なくとも5g/l、更に特に少なくとも10g/l水(室温、1bar)である。特にフッ化物を適用してもよい。1価カチオンの可溶塩は(K0.5Rb0.5)F等の混合塩でもよい。用語「1価カチオンの可溶塩」は、KF及びRbF等の塩の混合物を指してもよい。
用語「4価マンガン前駆物質の可溶塩」は、特に4価マンガン種を提供し得る(開始物質)塩を指すが、(開始物質)塩は必ずしも予め4価マンガンを含まなくてもよく、後で形成されてもよい。例えば、反応物質としてKMnOを使用してもよい。この場合、マンガンは7価(Mn(VII))である。反応中、Mn(VII)はMn(IV)に還元される。用語「4価マンガン前駆物質の可溶塩」は、特にリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、及びアンモニウムからなるグループから選択される1つ以上のカチオンを有するマンガンに関連し、特にKMnO及びNHMnO等、カリウム及びアンモニウムからなるグループから選択される1つ以上の1価カチオンを有するマンガン前駆物質塩に関連する。特に、4価マンガン前駆物質の可溶塩として過マンガン酸塩が望ましい。好ましくは、4価マンガン前駆物質の可溶塩の溶解度は少なくとも1g/l水(室温、1bar)、特に少なくとも5g/l、更に特に少なくとも10g/l水(室温、1bar)である。
(開始物質)シリコン源は可溶性でもよいが、特にSiO(及び/又はSi)が適用されてもよい。
上記のように、カチオン及び/又はアニオンの一部が他のカチオン及び/又はアニオンによって置換される場合、同じ原理が当てはまる。
水溶液は特に水及びフッ化水素の混合液、例えば濃HF酸(液状)である。代わりに又は加えて使用し得る他の無機酸が、HBr酸及びHCl酸(液状)からなるグループから選択されてもよい。純フッ化リンのためには、好ましくは無機酸としてHFのみが適用される。したがって、水溶液は好ましくはHF及び水、例えば濃HF等を含む。
(1価カチオンの可溶塩、4価マンガン前駆物質の可溶塩、及びケイ素源を含む)開始物質が水溶液に混合/溶解される。共沈が始まり得る。その後、液体が放置され、デカンテーション若しくは遠心分離、又は当技術分野において知られる他の方法によって共沈物が液体から分離され得る。
(濡れた)蛍光体が得られた後、蛍光体が乾燥される。これは室温又は高温で行われ得る。したがって、好ましくは蛍光体の乾燥、又は任意の他の後段熱処理プロセスは200℃未満の温度、例えば110℃未満で行われる。したがって、照明ユニットの製造中(下記参照)又は後続の蛍光体の付加の間、好ましくは蛍光体は(同様に)200℃未満の温度、特に110℃未満の温度に維持される。しかし、他のフェーズ、又はRb,K系以外の系に関しては、所望の場合、他の温度及び任意でより高温が適用されてもよい。
特定の一実施形態において、1価カチオンの可溶塩はフッ化ルビジウム及び/又は二フッ化水素カリウム(KHF)を含み、4価マンガン前駆物質の可溶塩はKMnOを含み、少なくともHFを含む無機酸の水溶液はHF水溶液を含み、ケイ素源はSiOを含む。
光源という用語は、原則的には当技術分野において知られるあらゆる光源に関連し得るが、特にLEDベース光源(本明細書においてはLEDとも示され得る)を指してもよい。理解のために、以下の記載はLEDベース光源のみ取り扱う。光源はUV及び/又は青色光を供給するよう構成される。好ましい一実施形態において、発光ダイオードは青色成分を有するLED光を生成するよう構成される。言い換えれば、LED光源は青色LEDを含む。
他の実施形態において、発光ダイオードはUV成分を有するLED光を生成するよう構成される。言い換えれば、光源はUV LEDを含む。UV光源が適用され、青色又は白色光が望まれる場合、青色成分として、例えば良く知られた材料であるBaMgAl1017:Eu2+が適用されてもよい。しかし、代わりに又は加えてUV光を青色光に変換可能な他の発光材料を適用してもよい。
好ましくは、光源は動作中に200−490nmの範囲から選択される波長の光を少なくとも発する光源、特に動作中に400−490nm、更に特に440−490nmの範囲から選択される波長の光を少なくとも発する光源である。この光は部分的に発光材料によって使用され得る(下記参照)。特定の一実施形態において、光源は固体LED光源(LED又はレーザーダイオード等)を含む。用語「光源」は、複数の光源、例えば2−20の(固体)LED光源等を指してもよい。したがって、特定の一実施形態において、光源は青色光を生成するよう構成される。
本明細書における白色光という用語は当業者にとって良く知られている。この用語は特に相関色温度(CCT)が2000−20000K、特に2700−20000Kの光に関連し、一般照明に関しては特に約2700K−6500Kの範囲内、バックライト用途に関しては特に約7000K−20000Kの範囲内であり、特にBBL(黒体軌跡)から約15SDCM(standard deviation of color matching)以内、特にBBLから約10SDCM以内、更に特にBBLから5SDCM以内である。
一実施形態において、光源は相関色温度(CCT)が約5000−20000Kの光源光を提供してもよく、例えば直接蛍光体変換LEDである(例えば10000Kを得るための蛍光体の薄層を有する青色発光ダイオード)。したがって、特定の一実施形態において、光源は、5000−20000K、更に特に6000−20000K、例えば8000−20000Kの範囲内の相関色温度を有する光源光を供給するよう構成される。比較的高い色温度の利点は、光源光中に比較的高い青色成分が存在し得ることである。
用語「紫色光」又は「紫色発光」は、特に約380−440nmの範囲内の波長を有する光に関連する。用語「青色光」又は「青色発光」は、特に約440−490nmの範囲内の波長を有する光に関連する(紫及びシアンの色相をいくらか含む)。用語「緑色光」又は「緑色発光」は、特に約490−560nmの範囲内の波長を有する光に関する。用語「黄色光」又は「黄色発光」は、特に約560−590nmの範囲内の波長を有する光に関する。用語「橙色光」又は「橙色発光」は、特に約590−620nmの範囲内の波長を有する光に関連する。用語「赤色光」又は「赤色発光」は。特に約620−750nmの範囲内の波長を有する光に関連する。用語「ピンク色光」又は「ピンク色発光」は、青色及び赤色成分を有する光を指す。用語「可視光」又は「可視発光」は、約380−750nmの範囲内の波長を有する光を指す。
用語「発光材料」は、複数の異なる発光材料に関連してもよい。本明細書における発光材料という用語は、特に無機発光材料に関する。同様に、これは用語「蛍光体」にも当てはまる。これらの用語は当業者には良く知られている。
他の特定の実施形態において、発光材料は、2価ユウロピウム含有窒化物発光材料、又は2価ユウロピウム含有酸窒化物発光材料からなるグループから選択される1つ以上の他の蛍光体を含む。一実施形態において、赤色発光材料は、(Ba,Sr,Ca)S:Eu、(Ba,Sr,Ca)AlSiN:Eu、及び(Ba,Sr,Ca)Si:Euからなるグループから選択される1つ以上の材料を含む。これらの化合物において、ユウロピウム(Eu)は実質的に又は全て2価であり、示された2価カチオンの1つ以上を置換する。通常、Euはカチオンの10%を超える量で存在せず、特に置換する1つ以上のカチオンに対して約0.5−10%の範囲内、更に特に約0.5−5%の範囲内である。用語「:Eu」又は「:Eu2+」は、金属イオンの一部がEuによって(これらの例ではEu2+によって)置換されることを示す。例えば、CaAlSiN:Euにおいて2%Euを仮定すると、正確な化学式は(Ca0.98Eu0.02)AlSiNであり得る。2価ユウロピウムは概して上記2価アルカリ土類カチオン、特にCa、Sr、又はBa等の2価カチオンを置換する。材料(Ba,Sr,Ca)S:EuはMS:Euとして示されてもよく、ここで、Mはバリウム(Ba)、ストロンチウム(Sr)、及びカルシウム(Ca)からなるグループから選択される1つ以上の要素である。特に、この化合物においてMはカルシウム若しくはストロンチウム、又はカルシウム及びストロンチウムを含み、特にカルシウムを含む。ここで、Euが導入され、M(すなわちBa、Sr、及びCaの1つ以上)の少なくとも一部を置換する。更に、材料(Ba,Sr,Ca)Si:EuはMSi:Euとも示され得り、ここで、Mはバリウム(Ba)、ストロンチウム(Sr)、及びカルシウム(Ca)からなるグループから選択される1つ以上の要素であり、特に、Mはこの化合物においてSr及び/又はBaを含む。他の特定の実施形態において、MはSr及び/又はBaからなり(Euの存在は考慮しない)、特に50−100%、特に50−90%Ba、及び50−0%、特に50−10%Sr、例えばBa1.5Sr0.5Si:Eu(すなわち75%Ba、25%Sr)である。ここで、Euが導入され、少なくとも一部のM(すなわち、Ba、Sr、及びCaのうちの1つ以上)を置換する。同様に、材料(Ba,Sr,Ca)AlSiN:EuはMAlSiN:Euとも示され得り、ここでMはバリウム(Ba)、ストロンチウム(Sr)、及びカルシウム(Ca)からなるグループから選択される1つ以上の要素であり、特に、この化合物においてMはカルシウム若しくはストロンチウム、又はカルシウム及びストロンチウムを含み、特にカルシウムを含む。ここで、Euが導入され、少なくとも一部のM(すなわち、Ba、Sr、及びCaのうちの1つ以上)を置換する。好ましくは、一実施形態において第1の発光材料は(Ca,Sr,Ba)AlSiN:Eu、好ましくはCaAlSiN:Euを含む。更に、この実施形態と組み合わせられ得る他の実施形態では、第1の発光材料は(Ca,Sr,Ba)Si:Eu、好ましくは(Sr,Ba)Si:Euを含む。用語「(Ca,Sr,Ba)」は、対応するカチオンがカルシウム、ストロンチウム、又はバリウムによって占められ得ることを示す。また、これはかかる材料において、対応するカチオンサイトがカルシウム、ストロンチウム、及びバリウムからなるグループから選択されるカチオンによって占められ得ることも示す。したがって、材料は例えば、カルシウム及びストロンチウム、又はストロンチウムのみ等を含む。
したがって、一実施形態において、発光材料は更にMSi:Eu2+を含んでもよく、ここでMはCa、Sr、及びBaからなるグループから選択され、更に特にMはSr及びBaからなるグループから選択される。この実施形態と組み合わせられ得る他の実施形態では、発光材料は更にMAlN:Eu2+を含み得り、ここでMはCa、Sr、及びBaからなるグループから選択され、更に特にMはSr及びBaからなるグループから選択される。
また、発光材料は3価セリウム含有ガーネット、及び3価セリウム含有酸窒化物からなるグループから選択される1つ以上の蛍光体を含んでもよい。
特に、発光材料は更にM12:Ce3+発光材料を含んでもよく、ここでMはSc、Y、Tb、Gd、及びLuからなるグループから選択され、AはAl及びGaからなるグループから選択される。好ましくは、MはY及びLuのうちの1つ以上を少なくとも含み、AはAlを少なくとも含む。これらの種類の材料は最も高い効率性を提供し得る。特定の一実施形態において、第2の発光材料はM12:Ce3+の種類の発光材料を少なくとも2つ含み、ここでMはY及びLuからなるグループから選択され、AはAlからなるグループから選択され、また、当該少なくとも2つの発光材料のY:Lu比は異なる。例えば、それらの1つは完全にYに基づき、例えばYAl12:Ce3+でもよく、それらの1つはY,Luに基づく系、例えば(Y0.5Lu0.5Al12:Ce3+でもよい。ガーネットの実施形態は特にM12ガーネットを含み、ここでMは少なくともイットリウム又はルテニウムを含み、Aは少なくともアルミニウムを含む。このようなガーネットはセリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、又はセリウム及びプラセオジムの組み合わせによってドーピングされてもよいが、特にCeによってドーピングされてもよい。Aは特にアルミニウム(Al)を含むが、Aは部分的にガリウム(Ga)、スカンジウム(Sc)、及び/又はインジウム(In)を含んでもよく、特にAlの約20%以下、更に特にAlの約10%以下含んでもよい(すなわち、Aイオンは実質的に90%以上のAlと、10%以下のGa、Sc、及びInのうちの1つから構成される)。Aは特にガリウムを約10%以下含んでもよい。他の変形例において、A及びOが少なくとも部分的にSi及びNによって置換されてもよい。特に要素Mは、イットリウム(Y)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、及びルテニウム(Lu)からなるグループから選択されてもよい。更に、Gb及び/又はTbは特にMの約20%以下の量しか存在しない。特定の一実施形態において、ガーネット発光材料は(Y1−xLu12:Ceを含み、ここで0≦x≦1である。用語「:Ce」又は「:Ce3+」は、発光材料内の金属イオンの一部(すなわち、上記ガーネットにおいては「M」イオンの一部)がCeによって置換されることを示す。例えば、(Y1−xLuAl12:Ceを考えると、Y及び/又はLuの一部がCeによって置換される。この表記は当業者にとって良く知られている。Ceは概してMを10%未満置換し、一般的にCe濃度は(Mに対して)0.1−4%、特に0.1−2%の範囲内である。1%Ce及び10%Yを考えると、全体の正確な化学式は(Y0.1Lu0.89Ce0.01Al12であり得る。当業者にとって良く知られているように、ガーネット内のCeは実質的に又は全て3価状態である。
任意で、これらのオプションの追加の蛍光体の1つ以上が、任意で同じコーティングによって被覆されてもよく、また、特定の一実施形態では同じコーティング方法によって被覆されてもよい。他の特定の実施形態では、2つ以上の(粒状の)発光材料の組み合わせが適用され、発光材料のうちの少なくとも1つは、本明細書に記載されるような(コーティングされた)4価マンガンによってドーピングされたM’2−2xAXと、少なくとも1つの例えば上記したような追加の発光材料とを含む。1つのバッチにおいて同じコーティング方法を用いる場合、蛍光体の粒子を1つのランでコーティングすることができ、よって実質的に同じコーティングを有し得る。この場合、単一の粒子はコアとして、4価マンガンによってドーピングされたM’2−2xAX蛍光体、他の蛍光体、又は4価マンガンによってドーピングされたM’2−2xAX蛍光体と1つ以上の他の蛍光体との組み合わせを含み得る。
したがって、一実施形態において、発光材料は、2価ユウロピウム含有窒化物発光材料、2価ユウロピウム含有酸窒化物発光材料、3価セリウム含有ガーネット、及び3価セリウム含有酸窒化物からなるグループから選択される1つ以上の他の蛍光体を更に含み得る。
当業者には明らかなように、蛍光体の組み合わせを適用することもできる。更に、当業者には明らかなように、照明デバイスを最適化するために、構成要素、アクチベーター濃度、粒径等のうちの1つ以上に関する発光材料(又は蛍光体)の最適化、又は発光材料の組み合わせに関する最適化を適用してもよい。
光源は、(例えば、TiO等の反射性材料によって被覆された)反射壁、及び透明窓を有するチャンバ内に構成されてもよい。一実施形態において、窓は光変換層である。他の実施形態において、窓は光変換層を含む。この層は窓の上流に配置されてもよいし、下流に配置されてもよい。他の実施形態において、光変換層は窓の両側に設けられる。
用語「上流」及び「下流」は、光発生手段(ここでは光源)からの光の伝播に対するアイテム又は特徴の配置に関連し、光発生手段からの光線内の第1の位置に対して、光発生手段により近い光線内の第2の位置は「上流」であり、光発生手段からより遠い光線内の第3の位置は「下流」である。
発光材料は光源光の少なくとも一部を変換するよう構成される。言い換えれば、光源は発光材料に放射的に結合されているということもできる。光源が実質的UV発光光源を含む場合、発光材料は、発光材料に入射するほぼ全ての光源光を変換するよう構成されてもよい。光源が青色光を生成するよう構成されている場合、発光材料は光源光を部分的に変換してもよい。構成に応じて、光源光の残りの部分が発光材料を含む層を通過してもよい。
以下に本発明の可能性がある用途を非限定的な個数示す。
−オフィス照明システム
−家庭用システム
−店舗照明システム
−家照明システム
−アクセント照明システム
−スポットライトシステム
−シアター照明システム
−光ファイバー用システム
−投影システム
−自己照明ディスプレイシステム
−ピクセル化ディスプレイシステム
−セグメントディスプレイシステム
−警戒標識システム
−医療照明用システム
−標識サインシステム
−装飾照明システム
−携帯型システム
−自動車用途
−温室照明システム
上記したように、照明ユニットはLCDディスプレイデバイス内のバックライトユニットとして使用されてもよい。したがって、他の側面において、本発明はバックライトユニットとして構成された、本明細書に記載されたような照明ユニットを含むLCDディスプレイデバイスも提供する。
本明細書において、「実質的に全ての発光」又は「実質的に〜からなる」等における用語「実質的に」は当業者によって理解されるであろう。用語「実質的に」は、「全体的に」、「完全に」、「全て」等を含む実施形態も含み得る。したがって、実施形態において実質的にという修飾語は取り除かれてもよい。用語「実質的に」は90%以上、例えば95%以上、特に99%以上、更に特に99.5%以上に関連してもよく、100%を含む。用語「含む(又は備える若しくは有する)」は、用語「含む」が「〜からなる」を意味する実施形態も含む。
更に、明細書及び特許請求の範囲における第1、第2、第3等の用語は類似する要素を区別するために用いられ、必ずしも連続的又は継時的な順番を表すために用いられているわけではない。これらの用語は適切な状況下で同義であり、本明細書に開示される本発明の実施形態は記載又は図示された順番以外の順番で動作し得ることを理解されたい。
本明細書においてデバイスは、他の状態も存在する中で、とりわけ動作中に説明されている。当業者には明らかなように、本発明は動作方法又は動作中のデバイスに限定されない。
上記実施形態は本発明を限定ではなく説明し、当業者は特許請求の範囲から逸脱することなく多数の他の実施形態を設計できることに留意されたい。請求項において、括弧内の参照符号はいずれも請求項の範囲を制限すると解されるべきではない。動詞「含む」及びその活用形の使用は、請求項内に記された以外の要素又はステップの存在を排除しない。要素は複数を除外しない。複数の手段を列挙する装置クレームにおいて、それらの手段のうちのいくつかが同一のハードウェアのアイテムによって具体化されてもよい。単に特定の手段が互いに異なる独立請求項に記載されているからと言って、それらの手段の組み合わせを好適に用いることができないとは限らない。
本発明は、更に、明細書に記載された及び/又は添付の図面に示された特徴のうちの1つ以上を含むデバイスにも適用される。本発明は、更に、明細書内に記載された及び/又は添付の図面に示された特徴のうちの1つ以上を含む方法又はプロセスに関する。
本特許において論じられた多様な側面は、追加の利点を提供するために組み合わせることができる。更に、特徴のうちのいくつかが1つ以上の分割出願を形成し得る。
以下、添付の図面を参照しながら本発明の実施形態をあくまで例として説明する。対応する参照符号は対応する部品(部分)を示す。
図1a−1cは、照明ユニットのいくつかの実施形態を概略的に示す(図面は必ずしも縮尺通りではない)。 図2は、MnドーピングされたKSiFコーティング無し及び有り(後者は「−ALP」によって示される)の発光(右y軸)及び反射(左y軸)スペクトルを示す。 図3は導電率測定結果を示し、y軸は1に正規化された特殊導電率を、x軸はMnドーピングされたKSiFコーティング無し及び有り(後者は「−ALP」によって示される)の脱イオン化水中の時間を秒単位で表す。 図4は、MnドーピングされたKSiFコーティング無し及び有り(後者は「−ALP」によって示される)が加速ストレス試験(85℃、湿度85%)にかけられていた日単位の時間tの関数としての量子効率(QE)を示す。 図5は、発光材料20を非常に概略的に示す。
図1aは、参照番号100によって示される、本発明の照明ユニットの一実施形態を概略的に示す。照明ユニットは、この概略的な図面ではLED(発光ダイオード)である光源10を含む。この実施形態において、光源10の上、ここでは(光出口)表面15の上、よって光源10の下流には、発光材料20が設けられている。この発光材料20は、参照番号40(図5参照)によって示される、本明細書に記載されるような蛍光体を含む。例として、照明ユニット100は更に、例えば光抽出特性のために(透過性)ドーム61を含む。これは透過性光学素子60の一実施形態であり、この実施形態では光源10の下流且つ光変換層20の下流に配置されている。光源10は光源光11(図示無し)を供給し、光源光11は光変換層20によって少なくとも部分的に発光材料光51に変換される。照明ユニットから出る光は参照番号101によって示され、少なくともこの発光材料光51を含むが、発光材料50の吸収性に応じて、任意で光源光11も含む。一実施形態において、照明ユニット光101のCCTは5000K以下でもよい。ただし、より高いCCTを有してもよい。本明細書において示されるもの以外の蛍光体40の任意の存在を含め、発光材料20の量を調整することによってCCTを調整してもよい。
図1bは、ドームを有さずにオプションのコーティング62を有する他の実施形態を概略的に示す。このコーティング62は透過性光学素子60の他の例である。一実施形態において、コーティング62はポリマー層、シリコーン層、又はエポキシ層のうちの1つ以上でもよい。代わりに又は更に、二酸化ケイ素及び/又は窒化ケイ素のコーティングを施してもよい。
概略的に示された図1a−1bの実施形態の両方において、発光材料20はLEDのダイ等の光源10と、又は少なくともその光出口表面(すなわち表面15)と物理的に接触している。しかし、図1cにおいて、発光材料20は光源10から離れて配置されている。この実施形態において、発光材料20は出口窓等の透過性(すなわち光透過性)支持30の上流に構成されている。光変換層20が設けられる支持30の表面は、参照番号65によって示される。発光材料20は、支持30の下流、又は支持30の両側に配置されてもよいことに留意されたい。蛍光材料20と光源(特にその光出口表面15)との間の距離は参照符号d1によって示され、0.1mm−10cmの範囲内でもよい。図1cの構成において、原則的に2つ以上の光源10が設けられてもよいことに留意されたい。
図2は、MnドーピングKSiFコーティングが施されなかった場合と施された場合の発光(右y軸)及び反射(左y軸)スペクトルを示す(後者は「−ALP」で示す)。図から分かるように、ルミネセンス(発光)はほとんど変化せず(発光スペクトルが重複)、これらの例において青色領域における反射はごくわずかしか減少しない。これは、層の厚さ、ドーパント濃度、及び粒径を変更することによって改良され得る。右y軸の指標Iは1に正規化されたフォトルミネセンス強度を指す。Rは、同様に1に正規化された反射率を示す。図から分かるように、当該蛍光体の発光は実質的に線放射からなるので(当技術分野において用いられる(及び上記の)ほとんどのEu2+及びCe3+蛍光体の場合のように帯放射ではなく)、当該蛍光体の発光は狭帯域発光であると考えられる。
図3は導電率の測定結果を示し、y軸は1に正規化された特殊導電率を表し、x軸はMnドーピングKSiFコーティング無し及び有り(後者は「−ALP」で示す)の脱イオン水中の時間を秒単位で表す。コーティングが施されたサンプルは非常に優れた挙動を示した。
図4は、MnドーピングKSiFコーティング無し及び有り(後者は「−ALP」で示す)が加速ストレス試験(85℃、湿度85%)にかけられた日単位の時間tの関数として量子効率(QE)を示す。コーティングが施されたサンプルはやはり非常に優れた挙動を示した。
図5は、発光材料20を非常に概略的に示す。発光材料20は、参照番号40によって示される蛍光体又は蛍光体材料を含むコア201と、本明細書において記載されるアルミニウムリン酸塩材料を含むコーティング(シェル)202とを有する粒子200から実質的に構成され得る。参照符号dは粒子のコアの寸法、特に直径を示し、d1はシェル又はコーティングの厚さを示す。
実験
本明細書で開示される新規のコア−シェル蛍光体は2つのステップで得られる。まず、Mnドーパントを含むHF水溶液から、室温において共沈物としてMnドーピングカリウムヘキサフルオロケイ酸塩が作製される。Mn4+ドーピングKSiFを作製するために、出発物質KHF及びKMnOの化学量論量(stoichiometric amount)がHF水溶液に溶解される。続いて、HF水溶液にSiOの化学量論量が加えられる。HF水溶液中のMn4+濃度は8モル%であった。沈殿物をろ過し、2−プロパノールによって繰り返し洗った後、100℃の真空中で乾燥した。
続いて、このコアの粉末をエタノール性Al(NO*9HO及びPの混合液にモル比KSiF:Al:P=1:0.06:0.06で懸濁させることによりMnドーピングKSiFの保護シェルが作製される。溶液を高温(約80℃)において撹拌しながら蒸発させる。最後に、粉末を200℃で1時間加熱させることにより部分的に加水分解されたエステルのアルコラートが得られる。
このようなコア−シェルMnドーピングヘキサフルオロケイ酸塩のフォトルミネセンススペクトル(発光スペクトル、図2)は、約600−660nmの赤色領域での発光を示す。主要発光ピークは約631nmに位置する。図示のスペクトルのルーメン当量は約198lm/Wである。緑色及び黄色スペクトル範囲における反射率は少なくともR>0.92であり、暖色系白色用途のために用いられる緑色及び黄色受光蛍光体の非常に低い吸収率をもたらす。更に、600−660nmのスペクトル範囲における反射率は少なくとも0.95以上なので、発明されたコア−シェル蛍光体の自己吸収率は低い。
X線光電子分光(XPS)測定結果は、上記手順によってコア蛍光体にシェルを付加した後のコア要素K、Si、Fの顕著な減少、及びシェル要素Al、P、O、Cの増加を示す。
以下にヘキサフルオロケイ酸塩のK,Rb変形例の作製の一例を示す。コーティングは上記のようにして施され得る。
変形例
異なるAl:P比(Al:P=2:1、1:1、1:0.5、及び1:0.25)によってコーティングされたKSiFが作製され、いずれも良好なコーティングを提供した。上記の結果はAl:P比が1:1の場合である。
Mnドーパントを含むHF水溶液から、室温において共沈殿物として本明細書に記載される混合アルカリ金属ヘキサフルオロケイ酸塩蛍光体が得られ得る。Mn4+ドーピングKRbSiFの作製のために、開始物質RbF、KHF、及びKMnOの化学量論量がHF水溶液中に溶解される。続いて、HF水溶液にSiOの化学量論量が加えられる。HF水溶液中のMn7+濃度は8モル%であった。沈殿物をろ過し、2−プロパノールで繰り返し洗った後、室温の真空中で乾燥した。
更に、様々な他の開始物質を用いて、水溶液から共沈物によって発明に係るヘキサフルオロケイ酸塩蛍光体を生産してもよい(例えば、硝酸ルビジウム/カリウム、塩化ルビジウム/カリウム)。
沈殿されたサンプルは、X線粉末パターンから(Cu−Kα線)を用いて六方格子であると示された。300℃での加熱後、XRDデータベースにおいて確認されたように、サンプルは立方格子に変形する。

Claims (15)

  1. 光源光を生成する光源と、前記光源光の少なくとも一部を発光材料光に変換する粒状発光材料とを含む照明ユニットであって、前記光源は発光ダイオードを含み、前記粒状発光材料はコアを含む粒子を含み、前記コアは4価マンガンによってドーピングされたM’2−2xAXを含む蛍光体を含み、ここで、M’はアルカリ土類カチオンを含み、Mはアルカリカチオンを含み、xは0−1の範囲内であり、Aは少なくともシリコンを含む4価カチオンを含み、Xは少なくともフッ素を含む1価アニオンを含み、前記粒子は更に金属リン酸塩ベースコーティングを含み、前記金属リン酸塩ベースコーティングはTi、Si、及びAlからなるグループから選択される、照明ユニット。
  2. 前記金属リン酸塩ベースコーティングはアルミニウムリン酸塩コーティングを含む、請求項1に記載の照明ユニット。
  3. 前記粒状発光材料は、(i)蛍光体粒子を前記金属リン酸塩ベースコーティングの前駆物質を含む液体に接触させることであって、前記液体はアルコール含有液、前記アルコール含有液に溶解可能な金属塩、及びリン酸塩源を混合することによって得られることと、(ii)前記処理された蛍光体粒子を回収することと、(iii)前記得られた処理済み蛍光体粒子を乾燥して前記発光材料を提供することとによって得られる、請求項1又は2に記載の照明ユニット。
  4. 前記リン酸塩源はPを含む、請求項3に記載の照明ユニット。
  5. M’2−2xAXはKSiFを含む、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の照明ユニット。
  6. 前記光源は青色光を生成する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明ユニット。
  7. 前記粒状発光材料は、2価ユウロピウム含有窒化物発光材料、2価ユウロピウム含有酸窒化物発光材料、3価セリウム含有ガーネット、及び3価セリウム含有酸窒化物からなるグループから選択される1つ以上の他の蛍光体を更に含む、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の照明ユニット。
  8. コア及び金属リン酸塩コーティングを含む粒子を含む粒状発光材料の作製方法であって、前記コアは4価マンガンによってドーピングされたM’2−2xAXを含む蛍光体を含み、ここで、M’はアルカリ土類カチオンを含み、Mはアルカリカチオンを含み、xは0−1の範囲内であり、Aは少なくともシリコンを含む4価カチオンを含み、Xは少なくともフッ素を含む1価アニオンを含み、前記金属リン酸塩ベースコーティングの金属は、Ti、Si、及びAlからなるグループから選択され、前記方法は、(i)蛍光体粒子を前記金属リン酸塩ベースコーティングの前駆物質を含む液体に接触させるステップであって、前記液体はアルコール含有液、前記アルコール含有液に溶解可能な金属塩、及びリン酸塩源を混合することによって得られる、ステップと、(ii)前記処理された蛍光体粒子を回収するステップと、(iii)前記得られた処理済み蛍光体粒子を乾燥して前記発光材料を提供するステップとを含む、方法。
  9. 前記金属リン酸塩ベースコーティングの前記前駆物質の金属はアルミニウムを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記リン酸塩源はPを含み、前記アルコールはC2−C4アルコールである、請求項8又は9に記載の方法。
  11. M’2−2xAXはKSiFを含む、請求項8乃至10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記蛍光体粒子は、(i)アルカリカチオンの溶解塩と、(ii)4価マンガン前駆物質の溶解塩と、(iii)4価カチオン源とを、(iv)少なくともHFを含む無機酸の水溶液中で混合するステップと、前記蛍光体を沈殿させるステップと、前記得られた蛍光体を乾燥させるステップとを含む方法によって得ることができ、前記乾燥ステップ又は前記蛍光体の任意の他の後の加熱処理プロセスは200℃未満で実行される、請求項8乃至11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記アルコールはC2−C4アルコールを含む、請求項8乃至12のいずれか1項に記載の方法。
  14. コアと金属リン酸塩コーティングとを含む粒子を含む粒状発光材料であって、前記コアは4価マンガンによってドーピングされたM’2−2xAXを含む蛍光体を含み、ここで、M’はアルカリ土類カチオンを含み、Mはアルカリカチオンを含み、xは0−1の範囲内であり、Aは少なくともシリコンを含む4価カチオンを含み、Xは少なくともフッ素を含む1価アニオンを含み、前記金属リン酸塩ベースコーティングの金属は、Ti、Si、及びAlからなるグループから選択される、粒状発光材料。
  15. M’2−2xAXはKSiFを含み、前記金属リン酸塩ベースコーティングはアルミニウムリン酸塩コーティングを含む、請求項14に記載の粒状発光材料。
JP2014557147A 2012-02-16 2013-02-13 半導体led用のコーティングされた狭帯域赤色発光フルオロケイ酸塩 Active JP6297505B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261599458P 2012-02-16 2012-02-16
US61/599,458 2012-02-16
PCT/IB2013/051163 WO2013121355A1 (en) 2012-02-16 2013-02-13 Coated narrow band red-emitting fluorosilicates for semiconductor leds

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015515118A true JP2015515118A (ja) 2015-05-21
JP6297505B2 JP6297505B2 (ja) 2018-03-20

Family

ID=48050866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014557147A Active JP6297505B2 (ja) 2012-02-16 2013-02-13 半導体led用のコーティングされた狭帯域赤色発光フルオロケイ酸塩

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9580643B2 (ja)
EP (1) EP2814905B1 (ja)
JP (1) JP6297505B2 (ja)
CN (1) CN104114671B (ja)
BR (1) BR112014020044B1 (ja)
RU (1) RU2613963C2 (ja)
WO (1) WO2013121355A1 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015157930A (ja) * 2014-02-19 2015-09-03 台達電子工業股▲ふん▼有限公司Delta Electronics,Inc. フッ化物蛍光組成物及び、それを用いたプロジェクターの波長変換機器
JP2015199877A (ja) * 2014-04-10 2015-11-12 日亜化学工業株式会社 フッ化物蛍光体及びその製造方法
KR20170019418A (ko) * 2014-06-12 2017-02-21 제네럴 일렉트릭 컴퍼니 색상 안정성 적색 발광 인광체
JP2017052935A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 株式会社東芝 蛍光体及びその製造方法、並びに発光装置
JP2017186524A (ja) * 2016-03-30 2017-10-12 日亜化学工業株式会社 蛍光体、発光装置及び蛍光体の製造方法
US9879179B2 (en) 2016-03-30 2018-01-30 Nichia Corporation Fluorescent material, light-emitting device, and method for producing fluorescent material
JP2018100332A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 デンカ株式会社 フッ化物蛍光体の製造方法
JP2018525771A (ja) * 2015-06-12 2018-09-06 フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ ハイブリッドledチャネルを有するac−led
WO2019043872A1 (ja) * 2017-08-31 2019-03-07 興和株式会社 照明装置
JP2019526063A (ja) * 2016-05-02 2019-09-12 カレント・ライティング・ソルーションズ,エルエルシー 光源用蛍光体材料および同材料を流動化させるための方法
KR20190134780A (ko) * 2017-05-15 2019-12-04 그리렘 어드밴스드 머티리얼스 캄파니 리미티드 적색 형광 분말, 그 제조 방법 및 이로 제조되는 발광 장치

Families Citing this family (55)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104024374B (zh) * 2012-12-28 2017-07-14 信越化学工业株式会社 荧光体的表面处理方法
US9580648B2 (en) 2013-03-15 2017-02-28 General Electric Company Color stable red-emitting phosphors
US9698314B2 (en) 2013-03-15 2017-07-04 General Electric Company Color stable red-emitting phosphors
DE102013106575B4 (de) * 2013-06-24 2019-03-28 Osram Opto Semiconductors Gmbh Verfahren zur Herstellung eines optoelektronischen Bauelements umfassend ein Konversionselement
JP5783302B2 (ja) * 2013-07-03 2015-09-24 日亜化学工業株式会社 フッ化物蛍光体及びそれを用いた発光装置並びに蛍光体の製造方法
US9399732B2 (en) 2013-08-22 2016-07-26 General Electric Company Processes for preparing color stable manganese-doped phosphors
US11041118B2 (en) 2013-08-29 2021-06-22 Nichia Corporation Fluoride fluorescent material and method for producing the same as well as light emitting device using the same
US20150123153A1 (en) * 2013-11-06 2015-05-07 General Electric Company Led package with red-emitting phosphors
US9837584B2 (en) * 2013-11-13 2017-12-05 Lg Innotek Co., Ltd. Bluish green phosphor and light emitting device package including the same
JP6595998B2 (ja) 2013-12-13 2019-10-23 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 色安定性マンガンドープ複合フッ化物蛍光体の製造方法
DE102014102848A1 (de) * 2013-12-19 2015-06-25 Osram Gmbh Konversionselement, Verfahren zur Herstellung eines Konversionselements, optoelektronisches Bauelement umfassend ein Konversionselement
AU2014374223B2 (en) * 2013-12-30 2018-01-04 Current Lightning Solutions, LLC Moisture-resistant phosphor compositions and associate methods
CN104845616A (zh) * 2014-02-19 2015-08-19 台达电子工业股份有限公司 氟化荧光组成物及其适用的投影机的波长转换装置
JPWO2015129742A1 (ja) * 2014-02-26 2017-03-30 デンカ株式会社 蛍光体、発光素子及び発光装置
US10230022B2 (en) 2014-03-13 2019-03-12 General Electric Company Lighting apparatus including color stable red emitting phosphors and quantum dots
US9755116B2 (en) * 2014-03-14 2017-09-05 Nichia Corporation Method of manufacturing light emitting device
US9512356B2 (en) 2014-05-01 2016-12-06 General Electric Company Process for preparing red-emitting phosphors
US9546318B2 (en) 2014-05-01 2017-01-17 General Electric Company Process for preparing red-emitting phosphors
US9376615B2 (en) 2014-06-12 2016-06-28 General Electric Company Color stable red-emitting phosphors
US9567516B2 (en) 2014-06-12 2017-02-14 General Electric Company Red-emitting phosphors and associated devices
US9371481B2 (en) * 2014-06-12 2016-06-21 General Electric Company Color stable red-emitting phosphors
US9929319B2 (en) 2014-06-13 2018-03-27 General Electric Company LED package with red-emitting phosphors
US9512357B2 (en) * 2014-07-22 2016-12-06 General Electric Company Red-emitting phosphors, associated processes and devices
KR101809793B1 (ko) 2014-09-30 2017-12-15 니치아 카가쿠 고교 가부시키가이샤 불화물 형광체 및 그 제조 방법 및 발광 장치
US10047286B2 (en) 2014-10-27 2018-08-14 General Electric Company Color stable red-emitting phosphors
TWI582216B (zh) * 2014-11-11 2017-05-11 Shell core structure fluorescent material and its light source device
US10450505B2 (en) 2014-12-09 2019-10-22 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Wavelength conversion member and light-emitting device
KR102337406B1 (ko) * 2014-12-09 2021-12-13 삼성전자주식회사 불화물 형광체, 불화물 형광체 제조방법, 백색 발광장치, 디스플레이 장치 및 조명장치
US9982190B2 (en) 2015-02-20 2018-05-29 General Electric Company Color stable red-emitting phosphors
TWI696726B (zh) 2015-03-05 2020-06-21 美商通用電機股份有限公司 發紅光磷光體、彼之製法及含彼之裝置
US9974138B2 (en) * 2015-04-21 2018-05-15 GE Lighting Solutions, LLC Multi-channel lamp system and method with mixed spectrum
KR102527057B1 (ko) * 2015-05-07 2023-05-02 루미리즈 홀딩 비.브이. 온도 독립 색점을 갖는 고강도 광원
CN106281320A (zh) 2015-05-21 2017-01-04 隆达电子股份有限公司 荧光粉、其制备方法及包含其发光装置与背光模块
CN106244143B (zh) 2015-06-04 2019-08-27 隆达电子股份有限公司 具有优选方向的荧光粉、其制备方法及包含其的发光元件封装结构
US11901492B2 (en) * 2015-09-10 2024-02-13 Intematix Corporation High color rendering white light emitting devices and high color rendering photoluminescence compositions
FR3043687B1 (fr) * 2015-11-13 2020-07-03 Universite Blaise Pascal Clermont Ii Procede sol-gel de synthese d'un materiau luminescent de formulation generale axbyfz:mn
TWI564367B (zh) 2015-11-16 2017-01-01 隆達電子股份有限公司 氟化物螢光粉、其製備方法及包含其之發光裝置與背光模組
CN108473868B (zh) * 2015-12-23 2021-07-09 Lg伊诺特有限公司 荧光体组合物、包括该荧光体组合物的发光器件封装和照明装置
TWI575058B (zh) 2016-01-06 2017-03-21 隆達電子股份有限公司 螢光粉、其製備方法、調控其晶相的方法、及使其產生相轉變的方法
US20170242303A1 (en) * 2016-02-23 2017-08-24 General Electric Company Lighting system and light source assembly for use with night vision equipment
KR20190022798A (ko) 2016-06-27 2019-03-06 제네럴 일렉트릭 컴퍼니 코팅된 망간 도핑 인광체
US10193030B2 (en) * 2016-08-08 2019-01-29 General Electric Company Composite materials having red emitting phosphors
CN106318381B (zh) * 2016-08-18 2018-06-19 温州大学 一种Mn4+掺杂的氟化氢钠红光材料及其制备方法
TWI652329B (zh) 2016-10-19 2019-03-01 隆達電子股份有限公司 含有片狀結晶體之氟化物螢光粉及其製造方法與應用
TWI615458B (zh) 2016-10-28 2018-02-21 隆達電子股份有限公司 波長轉換膜片及應用其之發光裝置與顯示器
US20190048258A1 (en) 2017-08-10 2019-02-14 General Electric Company Coated manganese doped phosphors
US11387393B2 (en) * 2018-02-12 2022-07-12 Signify Holding B.V LED light source with fluoride phosphor
US10608148B2 (en) 2018-05-31 2020-03-31 Cree, Inc. Stabilized fluoride phosphor for light emitting diode (LED) applications
CN111171815B (zh) * 2018-11-13 2021-12-17 厦门稀土材料研究所 一种氟化物发光材料的表面改性方法及其制备得到的氟化物发光材料
WO2020212325A1 (en) * 2019-04-15 2020-10-22 Signify Holding B.V. Cytochrome c oxidase activating lighting system for mitochondrial activation and ocular health
US11261375B2 (en) * 2019-05-22 2022-03-01 General Electric Company Method to enhance phosphor robustness and dispersability and resulting phosphors
KR20230059803A (ko) * 2020-09-01 2023-05-03 제네럴 일렉트릭 컴퍼니 야간 투시 장비와 호환성인 소자
WO2023237505A1 (en) 2022-06-08 2023-12-14 Signify Holding B.V. Use of ksf phosphor in leds with wire-bonds with maximum amount of silver
WO2024033217A1 (en) 2022-08-09 2024-02-15 Signify Holding B.V. Led's with improved efficiency and filled spectral power distribution
WO2024041986A1 (en) 2022-08-25 2024-02-29 Signify Holding B.V. Direct red led for white light with high user preference

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0420588A (ja) * 1990-05-14 1992-01-24 Sumitomo Chem Co Ltd 耐水性蛍光体およびel素子
JP2002088357A (ja) * 2000-09-14 2002-03-27 Three Bond Co Ltd 有機物被覆発光体粒子の製造方法及び有機物被覆発光体粒子
JP2002223008A (ja) * 2000-10-17 2002-08-09 Koninkl Philips Electronics Nv 発光素子
JP2004506584A (ja) * 2000-08-23 2004-03-04 アプライド シン フィルムズ,インコーポレイティッド リン酸アルミニウム系高温用非晶質組成物
JP2008280471A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Sony Corp 発光組成物及びこれを用いた光源装置並びにこれを用いた表示装置
JP2009212508A (ja) * 2008-02-07 2009-09-17 Mitsubishi Chemicals Corp 半導体発光装置、バックライトおよびカラー画像表示装置
JP2011137143A (ja) * 2009-12-01 2011-07-14 Showa Denko Kk 被覆層を有する無機蛍光体粒子及びその製造方法並びに発光装置
US20110279011A1 (en) * 2010-04-29 2011-11-17 General Electric Company Color stable phosphors

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU552679B2 (en) 1982-04-29 1986-06-12 Bruce Rixson Little Particle entrainment combustion
US5958591A (en) 1997-06-30 1999-09-28 Minnesota Mining And Manufacturing Company Electroluminescent phosphor particles encapsulated with an aluminum oxide based multiple oxide coating
DE19937420C1 (de) * 1999-08-07 2000-12-28 Philips Corp Intellectual Pty Plasmabildschirm mit Leuchtstoffzubereitung, Leuchtstoffzubereitung und Verfahren zu Herstellung einer Leuchtstoffzubereitung
EP1413618A1 (en) 2002-09-24 2004-04-28 Osram Opto Semiconductors GmbH Luminescent material, especially for LED application
WO2004036962A1 (en) 2002-10-14 2004-04-29 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Light-emitting device comprising an eu(ii)-activated phosphor
DE60312648T2 (de) * 2003-04-30 2007-11-22 Centrum Für Angewandte Nanotechnologie (Can) Gmbh Lumineszente Kern-Mantel-Nanoteilchen
US7648649B2 (en) * 2005-02-02 2010-01-19 Lumination Llc Red line emitting phosphors for use in led applications
US7497973B2 (en) 2005-02-02 2009-03-03 Lumination Llc Red line emitting phosphor materials for use in LED applications
WO2007018260A1 (ja) * 2005-08-10 2007-02-15 Mitsubishi Chemical Corporation 蛍光体及びそれを用いた発光装置
JP4455494B2 (ja) * 2005-12-28 2010-04-21 株式会社東芝 ディスプレイ装置
JP5090802B2 (ja) 2006-06-28 2012-12-05 ソウル セミコンダクター カンパニー リミテッド 蛍光体及びその製造方法並びに発光ダイオード
WO2009012301A2 (en) 2007-07-16 2009-01-22 Lumination Llc Red line emitting complex fluoride phosphors activated with mn4+
TWI438262B (zh) * 2008-02-07 2014-05-21 Mitsubishi Chem Corp A semiconductor light emitting device, a backlight, a color image display device, and a phosphor
KR101670957B1 (ko) 2009-06-30 2016-10-31 서울반도체 주식회사 형광체 코팅 방법, 코팅층을 갖는 형광체 및 코팅된 형광체를 채택한 발광 소자
JP5795771B2 (ja) * 2009-12-17 2015-10-14 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 光源および波長変換構成要素を含む照明デバイス
US8377334B2 (en) 2009-12-23 2013-02-19 General Electric Company Coated phosphors, methods of making them, and articles comprising the same
US8057706B1 (en) 2010-07-27 2011-11-15 General Electric Company Moisture-resistant phosphor and associated method
WO2012043567A1 (ja) * 2010-09-28 2012-04-05 三菱化学株式会社 蛍光体、およびそれを用いた発光装置
EP2663611B1 (en) * 2011-12-16 2014-07-23 Koninklijke Philips N.V. Mn-activated hexafluorosilicates for led applications
JP6191453B2 (ja) * 2013-12-27 2017-09-06 日亜化学工業株式会社 発光装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0420588A (ja) * 1990-05-14 1992-01-24 Sumitomo Chem Co Ltd 耐水性蛍光体およびel素子
JP2004506584A (ja) * 2000-08-23 2004-03-04 アプライド シン フィルムズ,インコーポレイティッド リン酸アルミニウム系高温用非晶質組成物
JP2002088357A (ja) * 2000-09-14 2002-03-27 Three Bond Co Ltd 有機物被覆発光体粒子の製造方法及び有機物被覆発光体粒子
JP2002223008A (ja) * 2000-10-17 2002-08-09 Koninkl Philips Electronics Nv 発光素子
JP2008280471A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Sony Corp 発光組成物及びこれを用いた光源装置並びにこれを用いた表示装置
JP2009212508A (ja) * 2008-02-07 2009-09-17 Mitsubishi Chemicals Corp 半導体発光装置、バックライトおよびカラー画像表示装置
JP2011137143A (ja) * 2009-12-01 2011-07-14 Showa Denko Kk 被覆層を有する無機蛍光体粒子及びその製造方法並びに発光装置
US20110279011A1 (en) * 2010-04-29 2011-11-17 General Electric Company Color stable phosphors

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015157930A (ja) * 2014-02-19 2015-09-03 台達電子工業股▲ふん▼有限公司Delta Electronics,Inc. フッ化物蛍光組成物及び、それを用いたプロジェクターの波長変換機器
JP2015199877A (ja) * 2014-04-10 2015-11-12 日亜化学工業株式会社 フッ化物蛍光体及びその製造方法
KR20170019418A (ko) * 2014-06-12 2017-02-21 제네럴 일렉트릭 컴퍼니 색상 안정성 적색 발광 인광체
KR102492385B1 (ko) 2014-06-12 2023-01-26 제네럴 일렉트릭 컴퍼니 색상 안정성 적색 발광 인광체
JP2017520644A (ja) * 2014-06-12 2017-07-27 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 色安定性赤色発光蛍光体
JP2018525771A (ja) * 2015-06-12 2018-09-06 フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ ハイブリッドledチャネルを有するac−led
JP2017052935A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 株式会社東芝 蛍光体及びその製造方法、並びに発光装置
US9879179B2 (en) 2016-03-30 2018-01-30 Nichia Corporation Fluorescent material, light-emitting device, and method for producing fluorescent material
JP2017186524A (ja) * 2016-03-30 2017-10-12 日亜化学工業株式会社 蛍光体、発光装置及び蛍光体の製造方法
US10131837B2 (en) 2016-03-30 2018-11-20 Nichia Corporation Fluorescent material, light-emitting device, and method for producing fluorescent material
JP2019526063A (ja) * 2016-05-02 2019-09-12 カレント・ライティング・ソルーションズ,エルエルシー 光源用蛍光体材料および同材料を流動化させるための方法
JP7244277B2 (ja) 2016-05-02 2023-03-22 カレント・ライティング・ソルーションズ,エルエルシー 光源用蛍光体材料および同材料を流動化させるための方法
JP2018100332A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 デンカ株式会社 フッ化物蛍光体の製造方法
KR20190134780A (ko) * 2017-05-15 2019-12-04 그리렘 어드밴스드 머티리얼스 캄파니 리미티드 적색 형광 분말, 그 제조 방법 및 이로 제조되는 발광 장치
JP2020517788A (ja) * 2017-05-15 2020-06-18 有研稀土新材料股▲フン▼有限公司 赤色蛍光体、その製造方法および製造された発光装置
KR102345463B1 (ko) 2017-05-15 2021-12-29 그리렘 어드밴스드 머티리얼스 캄파니 리미티드 적색 형광 분말, 그 제조 방법 및 이로 제조되는 발광 장치
WO2019043872A1 (ja) * 2017-08-31 2019-03-07 興和株式会社 照明装置
JPWO2019043872A1 (ja) * 2017-08-31 2020-10-01 興和株式会社 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013121355A1 (en) 2013-08-22
BR112014020044B1 (pt) 2021-03-02
JP6297505B2 (ja) 2018-03-20
EP2814905B1 (en) 2016-04-20
EP2814905A1 (en) 2014-12-24
CN104114671A (zh) 2014-10-22
BR112014020044A8 (pt) 2017-07-11
US9580643B2 (en) 2017-02-28
CN104114671B (zh) 2016-10-26
RU2613963C2 (ru) 2017-03-22
US20150048399A1 (en) 2015-02-19
BR112014020044A2 (ja) 2017-06-20
RU2014137244A (ru) 2016-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6297505B2 (ja) 半導体led用のコーティングされた狭帯域赤色発光フルオロケイ酸塩
US10153406B2 (en) Mn-activated hexafluorosilicates for LED applications
JP6292126B2 (ja) 蛍光体、その蛍光体を用いた蛍光体含有組成物及び発光装置、並びに、その発光装置を用いた画像表示装置及び照明装置
JP5446511B2 (ja) 蛍光体及びその製造方法と、その蛍光体を用いた蛍光体含有組成物及び発光装置、並びに、その発光装置を用いた画像表示装置及び照明装置
WO2014141852A1 (ja) 蛍光体、およびその製造方法、ならびにその蛍光体を用いた発光装置
TWI648371B (zh) Phosphor, manufacturing method thereof, and illuminating device using the same
TWI716401B (zh) 磷光體及磷光體轉換發光裝置
JP5915801B1 (ja) フッ化物蛍光体及びその製造方法並びに発光装置
JP6486990B2 (ja) 蛍光体、およびその製造方法、ならびにその蛍光体を用いた発光装置
JP5912121B2 (ja) Mn賦活蛍光物質
JP7245598B2 (ja) 赤色発光蛍光体および関連する赤色発光蛍光体の合成プロセス
JP6344460B2 (ja) フッ化物蛍光体の製造方法
JP6066003B2 (ja) フッ化物蛍光体及びその製造方法並びに発光装置
JP2014227496A (ja) 蛍光体、その蛍光体を用いた蛍光体含有組成物及び発光装置、並びに、その発光装置を用いた画像表示装置及び照明装置
JP2017052826A (ja) 蛍光材料、およびその製造方法、ならびにその蛍光材料を用いた発光装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20150518

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6297505

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250